JP2007185726A - バイス用口金及びバイス装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】加工素材(ワーク)の両端を加工する場合に、加工素材の加工不足、加工用工具(例えばエンドミル)又はバイス用口金の損傷等を防止しつつ作業工数を低減することができるバイス用口金及びバイス装置を提供する。
【解決手段】円筒状のピン31,31,…の一端が挟持面21,21の取付穴2a,2a,…に取り付けられたバイス用口金2,2が、挟持面21,21を対向させてバイス装置1の挟持片11,12に備えられる。各ピン31の他端は挟持面21から突出しており、ワークW,Wは、挟持片11,12の接離によって、対向するピン31,31間に挟持される。ピン31,31は、ワークWと挟持面21との間のスペーサとして機能するため、ワークWの挟持面21近傍部分の加工中でもエンドミル6は挟持面21に当接しない。
【選択図】図4
【解決手段】円筒状のピン31,31,…の一端が挟持面21,21の取付穴2a,2a,…に取り付けられたバイス用口金2,2が、挟持面21,21を対向させてバイス装置1の挟持片11,12に備えられる。各ピン31の他端は挟持面21から突出しており、ワークW,Wは、挟持片11,12の接離によって、対向するピン31,31間に挟持される。ピン31,31は、ワークWと挟持面21との間のスペーサとして機能するため、ワークWの挟持面21近傍部分の加工中でもエンドミル6は挟持面21に当接しない。
【選択図】図4
Description
本発明は、加工素材を挟持するバイス用口金及びバイス装置に関する。
従来のバイス装置は、加工すべき加工素材(以下、ワークという)を挟持するために2個の挟持片を台座状の装置本体に備える。一般に挟持片の一方は固定され、他方は一方に対して装置本体上で接離するようにしてある。板状のバイス用口金は2枚、ワークを挟持するための挟持面が略平行に対向するよう各挟持片に取り付けられる。一般にワークは略平行な二面を有し、この二面を夫々バイス用口金の挟持面に密着させてバイス装置に挟持されて、例えばフライス加工される(特許文献1参照)。
加工用工具(例えばエンドミル)が加工作業中にバイス用口金に当接してワークの加工不足、エンドミル又はバイス用口金の損傷等が生じることを防止するために、ワークの加工部分は2枚のバイス用口金の間から外側へ突出するようにして挟持される。
特開2001−79721号公報
加工用工具(例えばエンドミル)が加工作業中にバイス用口金に当接してワークの加工不足、エンドミル又はバイス用口金の損傷等が生じることを防止するために、ワークの加工部分は2枚のバイス用口金の間から外側へ突出するようにして挟持される。
しかしながら、その両側を加工すべきワークの両側方向長さがバイス用口金の長さより小さい場合、又は2枚のバイス用口金間に複数のワークを挟持する場合、バイス用口金間にワークを挟持してワークの一側を加工した後で、ワークの向きを変更してワークを挟持し直してからワークの他側を加工していた。このため、工数が増加するという問題があった。
また、適宜に傾斜させてワークを挟持(角度取り)する場合、異なるワーク毎に、ワークのサイズ、挟持すべき傾斜角度等に応じた異なる形状の治具を用いることがあったため、治具の準備が煩雑であった。又は、ワーク毎に分度器を用いて傾斜角度を測定してワークを配置していたため、作業性が悪かった。
更に、加工素材の脱離、浮き、ズレ等を防止して高精度かつ適宜の挟持力で挟持するために、バイス用口金の挟持面に接触するワークの両側の接触面は、平行かつ平滑である必要があった。凹凸を有する接触面は、例えば予め研磨しておく必要があった。
更にまた、バイス装置の挟持片には2枚のバイス用口金を取り付けることしかできないため、一度に挟持可能なワークの個数に制限があった。
また、適宜に傾斜させてワークを挟持(角度取り)する場合、異なるワーク毎に、ワークのサイズ、挟持すべき傾斜角度等に応じた異なる形状の治具を用いることがあったため、治具の準備が煩雑であった。又は、ワーク毎に分度器を用いて傾斜角度を測定してワークを配置していたため、作業性が悪かった。
更に、加工素材の脱離、浮き、ズレ等を防止して高精度かつ適宜の挟持力で挟持するために、バイス用口金の挟持面に接触するワークの両側の接触面は、平行かつ平滑である必要があった。凹凸を有する接触面は、例えば予め研磨しておく必要があった。
更にまた、バイス装置の挟持片には2枚のバイス用口金を取り付けることしかできないため、一度に挟持可能なワークの個数に制限があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、ピンが着脱可能に取り付けられる取付穴がバイス用口金又は挟持片の挟持面に形成してあることにより、加工素材の両端を加工する場合に、加工素材の加工不足、加工用工具、バイス用口金若しくは挟持片の損傷等を防止しつつ作業工数を低減することができ、又は複数個の加工素材を高精度に位置決めすることができるバイス用口金及びバイス装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、取付穴が3個以上形成してあることにより、加工素材を簡便に傾斜挟持することができるバイス用口金を提供することにある。
本発明の他の目的は、取付穴が断面円形状であることにより、ピンの準備及び保守が容易なバイス用口金を提供することにある。
本発明の他の目的は、取付穴に、加工素材に喰い込む喰込凸部材を取り付ける構成とすることにより、表面が滑らかでない加工素材でも確実に挟持することができるバイス用口金を提供することにある。
本発明の他の目的は、位置決め棒材を長手方向に揺動可能に支持する支持部を備えることにより、加工作業を阻害することなく加工素材を簡便に位置決めすることができるバイス装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、挟持片がその上で相対接離する一面、及び挟持面夫々に対して略平行に位置決め棒材が移動する構成とすることにより、位置決め棒材が加工用工具又はバイス用口金に衝突することを防止することができるバイス装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、支持棒材に内嵌支持されるための貫通孔がバイス用口金の挟持面に形成してあることにより、挟持可能な加工素材の個数を増加させることができるバイス用口金及びバイス装置を提供することにある。
第1発明に係るバイス用口金は、加工すべき加工素材を挟持するための挟持面を有する板状のバイス用口金において、前記加工素材を支持又は位置決めするピンの一端が着脱可能に取り付けられる取付穴が前記挟持面に形成してあることを特徴とする。
第2発明に係るバイス用口金は、前記取付穴は3個以上形成してあることを特徴とする。
第3発明に係るバイス用口金は、前記取付穴は断面円形状であることを特徴とする。
第4発明に係るバイス用口金は、前記取付穴に、前記加工素材に喰い込む喰込凸部材が着脱可能に取り付けられるようにしてあることを特徴とする。
第5発明に係るバイス用口金は、加工すべき加工素材を挟持するための挟持面を両面に有する板状のバイス用口金であって、支持棒材に内嵌支持されるための貫通孔が前記挟持面に形成してあることを特徴とする。
第6発明に係るバイス装置は、加工すべき加工素材を挟持するために相対接離する2個の挟持片を備え、各挟持片に、前記加工素材を挟持するための挟持面を対向させてバイス用口金が取り付けられるバイス装置において、前記バイス用口金は、第1発明乃至第4発明の何れか一つのバイス用口金であることを特徴とする。
第7発明に係るバイス装置は、加工すべき加工素材を挟持するために相対接離する2個の挟持片を備えるバイス装置において、各挟持片の前記加工素材を挟持するための挟持面に、前記加工素材を支持又は位置決めするピンの一端が着脱可能に取り付けられる取付穴が形成してあることを特徴とする。
第8発明に係るバイス装置は、凸部(又は凹部)を周面に有し、その端部が前記加工素材に当接して該加工素材を位置決めする位置決め棒材と、前記位置決め棒材が前記加工素材に対して接離するよう移動可能であり、前記凸部(又は凹部)に係脱可能に係合する凹部(又は凸部)を有し、前記位置決め棒材を該位置決め棒材の長手方向に揺動可能に支持する支持部とを備えることを特徴とする。
第9発明に係るバイス装置は、前記2個の挟持片は一面の上で相対接離するようにしてあり、前記位置決め棒材の接離方向及び揺動方向が、前記一面及び前記挟持面夫々に対して略平行にしてあることを特徴とする。
第10発明に係るバイス装置は、加工すべき加工素材を挟持するために相対接離する2個の挟持片を備え、各挟持片に、前記加工素材を挟持するための挟持面を対向させてバイス用口金が取り付けられるバイス装置において、前記バイス用口金の間に接離方向に配された支持棒材と、前記バイス用口金夫々に挟持面を対向させて前記支持棒材に貫通孔を内嵌支持された第5発明のバイス用口金とを備えることを特徴とする。
第1発明のバイス用口金及び第6発明のバイス装置による場合、柱状又は筒状のピンの一端が挟持面の取付穴に取り付けられた板状のバイス用口金が2個、各挟持面を対向させてバイス装置の2個の挟持片に備えられる。ピンの他端は挟持面から突出しており、2個の挟持片の接離によって、対向するピンの他端間に、若しくはピンの他端と挟持面との間に加工素材が挟持される。また、取付穴は挟持面の凹部であって凸状部分を有していないため、ピンを取り付けず加工素材を直接的に挟持面間に挟持することも可能である。
加工素材がピンを用いて挟持される場合、ピンがスペーサとして機能し加工素材と挟持面との間に空隙が生じるため、加工用工具がバイス用口金に当接することによる加工用工具又はバイス用口金の損傷を防止することができる。また、この損傷を防止すべく加工用工具を挟持面から離隔させて加工することによる、又は加工用工具がバイス用口金に当接することによる加工素材の挟持面近傍部分の加工不足を防止することができる。
更に、加工素材をピン上に載置することによって、加工素材の上下方向の位置決めを容易に行なうことができ、しかも加工素材の脱離、ズレ等を防止することができる。
更にまた、加工素材を複数個挟持する場合でも、加工素材をピンの周面に並置方向に当接させることによって各加工素材を容易に位置決めすることができる。
ピンは着脱可能であるため、加工素材のサイズ、加工の利便性等に応じて自在に配置するか、又はピンなしでバイス用口金を用いることができる。
加工素材がピンを用いて挟持される場合、ピンがスペーサとして機能し加工素材と挟持面との間に空隙が生じるため、加工用工具がバイス用口金に当接することによる加工用工具又はバイス用口金の損傷を防止することができる。また、この損傷を防止すべく加工用工具を挟持面から離隔させて加工することによる、又は加工用工具がバイス用口金に当接することによる加工素材の挟持面近傍部分の加工不足を防止することができる。
更に、加工素材をピン上に載置することによって、加工素材の上下方向の位置決めを容易に行なうことができ、しかも加工素材の脱離、ズレ等を防止することができる。
更にまた、加工素材を複数個挟持する場合でも、加工素材をピンの周面に並置方向に当接させることによって各加工素材を容易に位置決めすることができる。
ピンは着脱可能であるため、加工素材のサイズ、加工の利便性等に応じて自在に配置するか、又はピンなしでバイス用口金を用いることができる。
第7発明のバイス装置による場合、柱状又は筒状のピンの一端が挟持面の取付穴に取り付けられた2個の挟持片を備え、この挟持片の接離によって、対向するピンの他端間に、若しくはピンの他端と挟持面との間に加工素材が挟持される。このため、ピンがスペーサとして機能し加工素材と挟持面との間に空隙が生じるため、加工用工具が挟持片に当接することによる加工用工具又は挟持片の損傷を防止することができる。また、この損傷を防止すべく加工用工具を挟持面から離隔させて加工することによる、又は加工用工具が挟持片に当接することによる加工素材の挟持面近傍部分の加工不足を防止することができる等、第6発明のバイス装置と同様の効果を奏することができる。
第2発明のバイス用口金による場合、加工素材を、複数の取付穴に取り付けられた複数のピンで挟持又は前記複数のピンに載置して、加工素材の脱離、浮き、ズレ等を防止することができる。
また、加工素材がピン上に載置される場合、加工素材を少なくとも3点で支持することにより、ピンの配置、外法等に応じて、例えば矩形状の加工素材を適宜に傾斜させて支持することができる。つまり、加工素材を傾斜挟持する(角度取りする)ために、異なる加工素材毎に、加工素材のサイズ、挟持すべき傾斜角度等に応じた異なる形状の治具を用いる必要がなく、柱状又は筒状の単純な形状のピンを適宜に取付穴に取り付けるだけでよいため、加工作業に係る経済性、利便性を向上させることができる。また、3本のピンに加工素材を載置するだけでよいため、分度器を用いた測定は不要であり、作業性を向上させることができる。
また、加工素材がピン上に載置される場合、加工素材を少なくとも3点で支持することにより、ピンの配置、外法等に応じて、例えば矩形状の加工素材を適宜に傾斜させて支持することができる。つまり、加工素材を傾斜挟持する(角度取りする)ために、異なる加工素材毎に、加工素材のサイズ、挟持すべき傾斜角度等に応じた異なる形状の治具を用いる必要がなく、柱状又は筒状の単純な形状のピンを適宜に取付穴に取り付けるだけでよいため、加工作業に係る経済性、利便性を向上させることができる。また、3本のピンに加工素材を載置するだけでよいため、分度器を用いた測定は不要であり、作業性を向上させることができる。
第3発明のバイス用口金による場合、取付穴は、挟持面に平行な断面が円形状であるため、取付穴に取り付けられるピンの形状は円柱状又は円筒状の単純な形状である。このため、異なる外形、長さ等のピンが必要なときでも容易に準備することができる。
また、円柱状又は円筒状のピンは、例えば外面に加工素材の加工時に生じた加工屑、ゴミ等が付着した場合でも容易に清掃除去することができるため、保守が簡便であり、加工屑、ゴミ等が加工作業を阻害して加工精度が悪化することを防止することができる。
また、円柱状又は円筒状のピンは、例えば外面に加工素材の加工時に生じた加工屑、ゴミ等が付着した場合でも容易に清掃除去することができるため、保守が簡便であり、加工屑、ゴミ等が加工作業を阻害して加工精度が悪化することを防止することができる。
第4発明のバイス用口金による場合、喰込凸部材を取付穴に取り付けて、又は喰込凸部材を取り付けたピン若しくは喰込凸部を有するピンを取付穴に取り付けて、喰込凸部材間に加工素材を挟持する。喰込凸部材は加工素材に喰い込むため、喰込凸部材に接触する加工素材の両側の接触面が平行かつ平滑である必要はなく、前記接触面が凹凸を有する場合でも確実に挟持することができる。このため、加工素材の脱離、浮き、ズレ等を防止すべく挟持力を過度に増大させる必要がなく、適宜の挟持力で高精度に挟持することができ、挟持による加工素材の歪みを抑制することができる。
喰込凸部材は着脱可能であるため、加工素材の材質、加工の利便性等に応じて取付穴若しくはピンに取り付けるか、又は取り外すことができる。
喰込凸部材は着脱可能であるため、加工素材の材質、加工の利便性等に応じて取付穴若しくはピンに取り付けるか、又は取り外すことができる。
第8発明のバイス装置による場合、位置決め棒材の周面の凸部(又は凹部)に支持部の凹部(又は凸部)を係合させ、支持部を移動させて位置決め棒材を加工素材に対して接離方向に移動させ、そして位置決め棒材の端部に加工素材を当接させて位置決めする。この後、凸部と凹部との係合を解除し、位置決め棒材を長手方向に揺動させることで加工素材から容易に離脱させることができるため、加工作業を阻害することなく加工素材を位置決めすることができる。しかも再度揺動させて凸部と凹部とを係合させることによって位置決め棒材を容易に元の位置に戻し、他の加工素材を当接させて位置決めすることができる。
従来の位置決め棒材は支持部に固定されており支持部に対する相対揺動が不可能である。即ち、本発明のバイス装置に備えられている位置決め棒材及び支持部を用いる場合は、位置決め作業及び加工作業の利便性を向上させることができる。しかも凸部と凹部との係合により、位置決め棒材のズレ、脱離等を防止することができる。
従来の位置決め棒材は支持部に固定されており支持部に対する相対揺動が不可能である。即ち、本発明のバイス装置に備えられている位置決め棒材及び支持部を用いる場合は、位置決め作業及び加工作業の利便性を向上させることができる。しかも凸部と凹部との係合により、位置決め棒材のズレ、脱離等を防止することができる。
第9発明のバイス装置による場合、2個の挟持片が一面の上で相対接離するため、一般に加工用工具は前記一面の上側に配される。位置決め棒材の加工素材に対する接離方向及び支持部に対する揺動方向は前記一面及びバイス用口金の挟持面夫々に対して略平行であるため、接離及び揺動する位置決め棒材が加工用工具又は挟持面に衝突することを防止することができる。
第5発明のバイス用口金及び第10発明のバイス装置による場合、板状のバイス用口金が2個、各挟持面を対向させてバイス装置の2個の挟持片に備えられるのみならず、これらのバイス用口金(以下、両側口金という)の間に接離方向に配された支持棒材に、その挟持面に形成された貫通孔を内嵌支持されたバイス用口金(以下、中間口金という)が備えられる。この中間口金は加工すべき加工素材を挟持するための挟持面を両面に有するため、2個の挟持片の接離によって、各両側口金と中間口金との間で加工素材を挟持することができる。つまり、バイス装置が挟持可能な加工素材の個数を増加させることができる。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るバイス装置1の構成を示す斜視図である。
バイス装置1は、上面10aを有する台座状の装置本体10と、上面10a上に固定された挟持片11と、上面10a上を図中矢符方向に移動して挟持片11に対し接離する挟持片12と、装置本体10側部に設けられたハンドル取付部13とを備える。
挟持片11,12は夫々直方体状であって、挟持片11,12の対向面は同サイズの矩形状であり、この対向面は挟持片12が移動した場合でも互いに略平行である。
本実施の形態のバイス装置1は、フライス盤のような図示しない加工装置に装置本体10が着脱可能に位置決め固定されて使用されるマシンバイスであり、このとき、上面10aは略水平に配される。
以下では、挟持片11,12の接離方向(以下、前後方向という)に直交し上面10aに平行な方向をバイス装置1の横方向という。
挟持片11の横方向両端面には、後述する位置決め機構5,5(図4,図5参照)を着脱可能に取り付けるための位置決め機構取付部16,16(図1中には一方のみ図示)が設けられている。
図1は、本発明の実施の形態1に係るバイス装置1の構成を示す斜視図である。
バイス装置1は、上面10aを有する台座状の装置本体10と、上面10a上に固定された挟持片11と、上面10a上を図中矢符方向に移動して挟持片11に対し接離する挟持片12と、装置本体10側部に設けられたハンドル取付部13とを備える。
挟持片11,12は夫々直方体状であって、挟持片11,12の対向面は同サイズの矩形状であり、この対向面は挟持片12が移動した場合でも互いに略平行である。
本実施の形態のバイス装置1は、フライス盤のような図示しない加工装置に装置本体10が着脱可能に位置決め固定されて使用されるマシンバイスであり、このとき、上面10aは略水平に配される。
以下では、挟持片11,12の接離方向(以下、前後方向という)に直交し上面10aに平行な方向をバイス装置1の横方向という。
挟持片11の横方向両端面には、後述する位置決め機構5,5(図4,図5参照)を着脱可能に取り付けるための位置決め機構取付部16,16(図1中には一方のみ図示)が設けられている。
図中21,21は、例えばフライス加工すべき加工素材であるワークW(図4参照)を挟持するための挟持面である。バイス用口金2は縦55mm×横160.1mmの挟持面21を有する厚さ12mmの矩形金属板を用いて形成してあり、バイス用口金2の横方向両端面には矩形状の取付板15,15がネジ留めされ、この取付板15,15が挟持片11又は挟持片12の横方向両端面にネジ留めされることによって、バイス用口金2,2は挟持面21,21を略平行に対向させて挟持片11,12夫々の対向面に取り付けられる。
作業者は挟持片11,12夫々にバイス用口金2,2を取り付け、更にハンドル取付部13にハンドル14を取り付け、取り付けたハンドル14を右回転又は左回転させる。バイス装置1は、ハンドル14が右回転された場合、挟持片12が挟持片11に接近し、左回転された場合、挟持片12が挟持片11から離隔するよう構成してある。挟持片11,12の接離によって、ワークWはバイス用口金2,2間に挟持される。
作業者は挟持片11,12夫々にバイス用口金2,2を取り付け、更にハンドル取付部13にハンドル14を取り付け、取り付けたハンドル14を右回転又は左回転させる。バイス装置1は、ハンドル14が右回転された場合、挟持片12が挟持片11に接近し、左回転された場合、挟持片12が挟持片11から離隔するよう構成してある。挟持片11,12の接離によって、ワークWはバイス用口金2,2間に挟持される。
図2は、本発明の実施の形態1に係るバイス用口金2の構成を示す正面図であり、図3は、同じく平面視の部分断面図である。
バイス用口金2の挟持面21には、直径12mmの正面視円形状の取付穴2a,2a,…が横方向に9個、中心間17.5mmのピッチで等間隔に並置され、縦方向に3個並置されて、合計27個形成されている。上段の取付穴2aの中心はバイス用口金2の上端面から上下方向に7mm離隔し、上段の取付穴2aと中段の取付穴2aとは中心間15mm離隔し、中段の取付穴2aと下段の取付穴2aとは中心間21mm離隔し、下段の取付穴2aの中心はバイス用口金2の下端面から12mm離隔している。
また、挟持面21には、4個の再接近配置された取付穴2a,2a,…間の中心位置にその中心が配置されるよう直径10mmの正面視円形状の取付穴2b,2b,…が上下2段に8個ずつ、合計16個形成されている。
各取付穴2aの深さ(奥行き)は8mm、各取付穴2bの深さは3.5mmである。
取付板15,15をバイス用口金2にネジ留めするためのネジ穴は、取付穴2a,2a,…及び取付穴2b,2b,…両方から離隔して形成される。
バイス用口金2の挟持面21には、直径12mmの正面視円形状の取付穴2a,2a,…が横方向に9個、中心間17.5mmのピッチで等間隔に並置され、縦方向に3個並置されて、合計27個形成されている。上段の取付穴2aの中心はバイス用口金2の上端面から上下方向に7mm離隔し、上段の取付穴2aと中段の取付穴2aとは中心間15mm離隔し、中段の取付穴2aと下段の取付穴2aとは中心間21mm離隔し、下段の取付穴2aの中心はバイス用口金2の下端面から12mm離隔している。
また、挟持面21には、4個の再接近配置された取付穴2a,2a,…間の中心位置にその中心が配置されるよう直径10mmの正面視円形状の取付穴2b,2b,…が上下2段に8個ずつ、合計16個形成されている。
各取付穴2aの深さ(奥行き)は8mm、各取付穴2bの深さは3.5mmである。
取付板15,15をバイス用口金2にネジ留めするためのネジ穴は、取付穴2a,2a,…及び取付穴2b,2b,…両方から離隔して形成される。
挟持面21の裏面22には、各取付穴2a,2bに円筒状のピン31,32を取り付けて固定するためのネジNを通すネジ穴2c,2dが、取付穴2a,2bに対応して形成してある。取付穴2a及びネジ穴2c、並びに取付穴2b及びネジ穴2dはバイス用口金2内部で夫々連結されている。
各ピン31(32)は金属製であり、直径が取付穴2a(2b)の内径に略等しい12mm(10mm)であり、一端側が取付穴2a(2b)に挿入されて、ネジ穴2c(2d)側からネジNを用いてネジ留めされる。ここで、ネジ穴2c(2d)側からネジNを外すことによって、ピン31(32)は容易に取付穴2a(2b)から離脱する。
ピン31の他端(以下、先端という)には、表面に三角錐状の立爪が複数形成してある金属製の円盤状の喰込凸部材30が、ピン31をネジ留めするネジNを利用して着脱可能に取り付けられる。喰込凸部材30はワークWより硬く、このため喰込凸部材30表面の立爪はワークWに圧接されることによってワークWに食い込むことが可能である。
喰込凸部材30は、ピン31を介して間接的に取付穴2aに取り付ける代わりに、取付穴2aの開口を被覆するように直接的に取付穴2aに取り付けることも可能である。この場合、円筒形状の取付補助部材30aを取付穴2aに挿入して喰込凸部材30をネジ穴2c側からネジNでネジ留めする。
各ピン31(32)は金属製であり、直径が取付穴2a(2b)の内径に略等しい12mm(10mm)であり、一端側が取付穴2a(2b)に挿入されて、ネジ穴2c(2d)側からネジNを用いてネジ留めされる。ここで、ネジ穴2c(2d)側からネジNを外すことによって、ピン31(32)は容易に取付穴2a(2b)から離脱する。
ピン31の他端(以下、先端という)には、表面に三角錐状の立爪が複数形成してある金属製の円盤状の喰込凸部材30が、ピン31をネジ留めするネジNを利用して着脱可能に取り付けられる。喰込凸部材30はワークWより硬く、このため喰込凸部材30表面の立爪はワークWに圧接されることによってワークWに食い込むことが可能である。
喰込凸部材30は、ピン31を介して間接的に取付穴2aに取り付ける代わりに、取付穴2aの開口を被覆するように直接的に取付穴2aに取り付けることも可能である。この場合、円筒形状の取付補助部材30aを取付穴2aに挿入して喰込凸部材30をネジ穴2c側からネジNでネジ留めする。
ピン31は、喰込凸部材30を取り付けた状態で、又は喰込凸部材30を取り付けない状態で、対向配置されたピン31との間でワークWを挟持するために用いられる。一方、ピン32はワークWを横方向に並置したピン32,32,…上に載置するかワークWを横方向からピン32に当接することによって、上下方向又は横方向の位置決めをするために用いられる。このために、ピン32の先端側の挟持面21からの突出長さは、ピン31の先端側の挟持面21からの突出長さよりも長い。ただし、ピン31の先端側の挟持面21からの突出長さは、直径16mmの円筒状のエンドミル6(図4参照)の半径より長い。
なお、各ピン31,32は円柱形状でもよい。
なお、各ピン31,32は円柱形状でもよい。
図4は、バイス装置1の構成を示す拡大平面図であり、バイス用口金2,2近傍を示している。図5は、バイス装置1の構成を示す拡大正面図であり、挟持片11に取り付けられたバイス用口金2の横方向左半分及び左側の位置決め機構5を示している。図4及び図5はバイス装置1の上方に配されたエンドミル6を用いてワークWの横方向両端面の加工を行なう場合を示しており、作業者は挟持片11の横方向両端面に位置決め機構5,5を取り付ける。
位置決め機構5は、挟持片11から横方向に突出して位置決め機構取付部16に固定される丸棒状の固定部材53と、前後方向に配された丸棒状の支持部材52と、支持部材52が固定部材53に対して横方向(図中矢符方向)に平行移動及び固定可能であり、しかも前後方向(図中白抜矢符方向)に移動及び固定可能であるよう支持部材52の一端部を固定部材53に連結する連結部材54と、支持部材52の他端部(以下、先端部という)に横方向に支持されて上面10aより高い位置に配された位置決め棒材(ワークストッパ)51とを備える。つまり支持部材52、固定部材53及び連結部材54は、位置決め棒材51の支持部として機能する。
位置決め機構5は着脱可能であるため不要な場合は挟持片11に取り付ける必要がなく、位置決め機構5が作業者の作業を阻害することが防止される。なお、位置決め機構5は挟持片11に一体に設けられていてもよい。
位置決め機構5は、挟持片11から横方向に突出して位置決め機構取付部16に固定される丸棒状の固定部材53と、前後方向に配された丸棒状の支持部材52と、支持部材52が固定部材53に対して横方向(図中矢符方向)に平行移動及び固定可能であり、しかも前後方向(図中白抜矢符方向)に移動及び固定可能であるよう支持部材52の一端部を固定部材53に連結する連結部材54と、支持部材52の他端部(以下、先端部という)に横方向に支持されて上面10aより高い位置に配された位置決め棒材(ワークストッパ)51とを備える。つまり支持部材52、固定部材53及び連結部材54は、位置決め棒材51の支持部として機能する。
位置決め機構5は着脱可能であるため不要な場合は挟持片11に取り付ける必要がなく、位置決め機構5が作業者の作業を阻害することが防止される。なお、位置決め機構5は挟持片11に一体に設けられていてもよい。
位置決め棒材51の一端面は、ワークWに当接してワークWを位置決めすべき平滑な当接面51bであり、他端部は、作業者が容易に把持可能な把持部51cである。また、当接面51b近傍及び位置決め棒材51長手方向中央部夫々に、位置決め棒材51の凹部として溝51a,51aが形成してある。
支持部材52の先端部には横方向に貫通孔が形成され、この貫通穴に位置決め棒材51が摺動可能に内嵌することによって、位置決め棒材51は、横方向、即ち位置決め棒材51長手方向に揺動可能に支持されている。
支持部材52の先端部には、円柱状のボールプランジャ55が、ボールプランジャ55のボール55a側が前記貫通孔内に位置するよう配置されており、ボールプランジャ55のボール55aはコイルバネ55bにボールプランジャ55の軸方向外側へ付勢されており、位置決め棒材51の溝51aに係脱可能に係合する。
位置決め棒材51は横方向(即ち挟持面21,21及び上面10aに平行)に配されている。このため、位置決め棒材51をバイス用口金2,2間に挿入する際に、バイス装置1の上方に配されるエンドミル6、又は挟持面21,21に位置決め棒材51が当接することが防止されている。
位置決め棒材51には凸部が設けられていないため、支持部材52に対する位置決め棒材51の摺動は阻害されない。
支持部材52の先端部には横方向に貫通孔が形成され、この貫通穴に位置決め棒材51が摺動可能に内嵌することによって、位置決め棒材51は、横方向、即ち位置決め棒材51長手方向に揺動可能に支持されている。
支持部材52の先端部には、円柱状のボールプランジャ55が、ボールプランジャ55のボール55a側が前記貫通孔内に位置するよう配置されており、ボールプランジャ55のボール55aはコイルバネ55bにボールプランジャ55の軸方向外側へ付勢されており、位置決め棒材51の溝51aに係脱可能に係合する。
位置決め棒材51は横方向(即ち挟持面21,21及び上面10aに平行)に配されている。このため、位置決め棒材51をバイス用口金2,2間に挿入する際に、バイス装置1の上方に配されるエンドミル6、又は挟持面21,21に位置決め棒材51が当接することが防止されている。
位置決め棒材51には凸部が設けられていないため、支持部材52に対する位置決め棒材51の摺動は阻害されない。
加工すべきワークWは、鋳型に流し込んで、又はガス切断、鋸切断等によって形成された直方体状であって、少なくとも、バイス用口金2,2に対向して挟持される前後方向両側面が略平行であり、しかも微細な凹凸を有する。後述するように、この前後方向両側面に喰込凸部材30,30が食い込む。喰込凸部材30の立爪が僅かでも喰い込んでいればワークWは位置ズレ、浮き、脱離等を生じないため、ワークWの面状態を高精度に平滑に予め研磨しておく必要がなく、また、過度に大きな挟持力で挟持する必要もない。また、喰込凸部材30,30によってワークWの前後方向両側面に生じる損傷は微小であり、前後方向両側面にもともと存在する凹凸と大差ないため、ワークWの前後方向両側面は研磨しないままでもよく、美観、使用環境等の条件に応じて、後加工で適宜研磨してもよい。
以上のようなバイス装置1を用いて2個のワークW,Wの横方向両側面をエンドミル6で加工する。
このために、作業者は2枚のバイス用口金2,2を準備し、バイス用口金2毎に、夫々先端に喰込凸部材30が取り付けられた2本のピン31,31を準備し、上段の取付穴2a,2aに、ワークW,Wのサイズに応じて適長離隔して取り付ける(図4)。ここで、バイス用口金2,2に取り付けられた4個のピン31,31,…は対向する位置に取り付けられる。また、バイス用口金2毎に4本のピン32,32を準備し、上段の取付穴2b,2b,…に、ワークW毎に2個ずつ対応させて取り付ける(図示せず)。
作業者はピン31,31,…及びピン32,32,…を取り付けたバイス用口金2,2を、取付板15,15,…を用いて挟持片11,12にネジ留めし、ハンドル14を操作してバイス用口金2,2を適長離隔させる。次に作業者は、対向するピン31,31が各ワークWの横方向中央部に位置するように、ピン32,32,…上にワークW,Wを載置する。このとき、ワークW,Wは上下方向に位置決めされる。
このために、作業者は2枚のバイス用口金2,2を準備し、バイス用口金2毎に、夫々先端に喰込凸部材30が取り付けられた2本のピン31,31を準備し、上段の取付穴2a,2aに、ワークW,Wのサイズに応じて適長離隔して取り付ける(図4)。ここで、バイス用口金2,2に取り付けられた4個のピン31,31,…は対向する位置に取り付けられる。また、バイス用口金2毎に4本のピン32,32を準備し、上段の取付穴2b,2b,…に、ワークW毎に2個ずつ対応させて取り付ける(図示せず)。
作業者はピン31,31,…及びピン32,32,…を取り付けたバイス用口金2,2を、取付板15,15,…を用いて挟持片11,12にネジ留めし、ハンドル14を操作してバイス用口金2,2を適長離隔させる。次に作業者は、対向するピン31,31が各ワークWの横方向中央部に位置するように、ピン32,32,…上にワークW,Wを載置する。このとき、ワークW,Wは上下方向に位置決めされる。
また、作業者は挟持片11に位置決め機構5,5を取り付け、位置決め機構5毎に、把持部51cを把持して位置決め棒材51を横方向(バイス用口金2,2間へ押し込む方向)に移動させ、位置決め棒材51中央部の溝51aにボールプランジャ55を係合させて、位置決め棒材51を固定する(図4中左側の位置決め機構5)。この状態で、作業者は固定部材53に対して連結部材54を横方向に摺動させ適切な位置に固定し、連結部材54に対して支持部材52を前後方向に摺動させ適切な位置に固定して、当接面51bを所定位置に配置する。
作業者は各ワークWを位置決め棒材51の当接面51bに当接させる。このとき、ワークW,Wは横方向に位置決めされる。この状態で、作業者がハンドル14を操作してバイス用口金2,2を接近させ、ワークW,Wを把持させることによって、ワークW,Wの前後方向両側面に喰込凸部材30,30,…が食い込み、また、ピン31,31,…がスペーサとして機能してワークW,Wの前後方向両側面と挟持面21,21との間がエンドミル6の半径よりも長く離隔する。
作業者は各ワークWを位置決め棒材51の当接面51bに当接させる。このとき、ワークW,Wは横方向に位置決めされる。この状態で、作業者がハンドル14を操作してバイス用口金2,2を接近させ、ワークW,Wを把持させることによって、ワークW,Wの前後方向両側面に喰込凸部材30,30,…が食い込み、また、ピン31,31,…がスペーサとして機能してワークW,Wの前後方向両側面と挟持面21,21との間がエンドミル6の半径よりも長く離隔する。
そして、作業者は位置決め機構5毎に、再び把持部51cを把持して位置決め棒材51を横方向(バイス用口金2,2間から引き出す方向)に移動させ、当接面51b近傍の溝51aにボールプランジャ55を係合させて、位置決め棒材51を固定する(図4中右側の位置決め機構5)。この場合、位置決め棒材51中央部の溝51aに係合していたボールプランジャ55は、位置決め棒材51の横方向への移動に伴って位置決め棒材51表面に押されてボール55aがボールプランジャ55内側へ押し込まれることによって前記溝51aとの係合が解除される。また、ボールプランジャ55は、当接面51b近傍の溝51a上に位置した場合に、ボール55aがコイルバネ55bに外側へ付勢されることによって前記溝51aに係合する。
このため、位置決め棒材51はワークWから充分に離隔され、エンドミル6を用いた加工作業を阻害しない。
このため、位置決め棒材51はワークWから充分に離隔され、エンドミル6を用いた加工作業を阻害しない。
最後に、作業者はエンドミル6を用いてワークW,Wの横方向両側端面を加工する。各ワークWの横方向両側端面の挟持面21近傍を加工する場合、ワークWの前後方向両側面と挟持面21,21との間にエンドミル6の半径以上の空隙が存在するため、エンドミル6が挟持面21に当接することを防止して、しかもワークWの横方向両側端面の挟持面21近傍を確実に加工することができる。つまり、エンドミル6と挟持面21との当接を防止するためにワークW,Wの横方向の向きを変更してバイス装置1に挟持し直す必要がなく、加工作業の工数が低減されている。
ワークW,Wの加工終了後、作業者はハンドル14を操作してバイス用口金2,2を離隔させ、加工済みのワークW,Wを取り出す。
ワークW,Wの加工終了後、作業者はハンドル14を操作してバイス用口金2,2を離隔させ、加工済みのワークW,Wを取り出す。
未加工のワークW,Wがある場合は、同様にしてバイス装置1で挟持し、加工を行なう。このとき、上下方向の位置決めはピン32,32,…にワークW,Wを載置することによって容易に行なわれ、横方向の位置決めは、各位置決め棒材51をバイス用口金2,2間へ押し込む方向に移動させ、位置決め棒材51中央部の溝51aにボールプランジャ55を係合させて、位置決め棒材51の当接面51bにワークWを当接させることによって容易に行なわれる。つまり、連続的な作業に対してバイス装置1は作業者の利便性を向上させることができる。
また、ピン31,32に加工屑が付着した場合でも、ピン31,32は容易に清掃することができ、高精度の加工作業を実現しつつ作業者の利便性が向上されている。
また、ピン31,32に加工屑が付着した場合でも、ピン31,32は容易に清掃することができ、高精度の加工作業を実現しつつ作業者の利便性が向上されている。
なお、ワークWの上面を加工する場合、位置決め機構5を用いることなく、図4中二点差線で示したようにピン32を用いて横方向の位置決めをしてもよい。この場合、ワークWのサイズに応じて、複数(例えば3個以上)のワークW,W,…をピン32,32,…で正確に位置決めしつつ横方向に簡便に並置していくことができる。
また、ワークWを4本以上のピン31,31,…で挟持してもよい。この場合、2本のピン31,31で固定する場合より高精度かつ確実に固定することができる。
ピン31,31,…及びピン32,32,…は容易に着脱可能であるため、各ワークWのサイズ、個数等に応じて適宜に取付穴2a,2a,…及び取付穴2b,2b,…に取り付けることができる。ピン31,32は単純な形状であるため、異なる外形、長さ等のピンが必要なときでも容易に準備することができる。
更に、ワークWの上面を加工する場合は、ピン31,31,…を用いる必要はなく、取付穴2a,2a,…に直接的に喰込凸部材30,30,…を取り付けて挟持してもよい。
更にまた、ワークWの前後方向両側面が充分に平滑である場合は、喰込凸部材30,30,…を用いる必要はなく、ピン31,31,…若しくはピン32,32,…の先端面、又は挟持面21,21で直接的に挟持してもよい。
また、ワークWを4本以上のピン31,31,…で挟持してもよい。この場合、2本のピン31,31で固定する場合より高精度かつ確実に固定することができる。
ピン31,31,…及びピン32,32,…は容易に着脱可能であるため、各ワークWのサイズ、個数等に応じて適宜に取付穴2a,2a,…及び取付穴2b,2b,…に取り付けることができる。ピン31,32は単純な形状であるため、異なる外形、長さ等のピンが必要なときでも容易に準備することができる。
更に、ワークWの上面を加工する場合は、ピン31,31,…を用いる必要はなく、取付穴2a,2a,…に直接的に喰込凸部材30,30,…を取り付けて挟持してもよい。
更にまた、ワークWの前後方向両側面が充分に平滑である場合は、喰込凸部材30,30,…を用いる必要はなく、ピン31,31,…若しくはピン32,32,…の先端面、又は挟持面21,21で直接的に挟持してもよい。
また、支持部材52側に凹部を設け、位置決め棒材51側に凸部を設けてもよい。
更に、挟持片11,12両方が接離する構成でもよい。
更にまた、位置決め棒材51が固定部材53の軸方向を中心に回転し、バイス用口金2,2間に上側から挿入される構成でもよい。
更に、挟持片11,12両方が接離する構成でもよい。
更にまた、位置決め棒材51が固定部材53の軸方向を中心に回転し、バイス用口金2,2間に上側から挿入される構成でもよい。
実施の形態 2.
図6は、本発明の実施の形態2に係るバイス用口金2の構成を示す正面図である。
ピン33,34,35は、直径が軸方向に変化する。ピン33,34(35)は、取付穴2a(2b)に内嵌される基端側が取付穴2a(2b)の直径に略等しい12mm(10mm)の円筒状である。ピン33は、挟持面21から突出する先端側が直径8.464mmの円筒状であり、ピン34は先端側が直径18.063mmの円筒状であり、ピン35は先端側が直径22.345mmの円筒状である。
図6は、本発明の実施の形態2に係るバイス用口金2の構成を示す正面図である。
ピン33,34,35は、直径が軸方向に変化する。ピン33,34(35)は、取付穴2a(2b)に内嵌される基端側が取付穴2a(2b)の直径に略等しい12mm(10mm)の円筒状である。ピン33は、挟持面21から突出する先端側が直径8.464mmの円筒状であり、ピン34は先端側が直径18.063mmの円筒状であり、ピン35は先端側が直径22.345mmの円筒状である。
前後方向両側面の形状が正方形であるワークWを45度に角度取りして傾斜挟持する場合、ピン31を2本とピン33を1本、上段及び中段の適宜箇所の取付穴2a,2a,…にネジN,N,…を用いて取り付けることによって仮想的な三角形の頂点にピン31,31,33を配し、ピン31,31,33の3点でワークWを支持する。
同様に、ワークWを60度に角度取りして傾斜挟持する場合、ピン31,34を各1本、上段及び中段の適宜箇所の取付穴2a,2aにネジN,Nを用いて取り付け、ピン35を1本、下段の適宜箇所の取付穴2bにネジNを用いて取り付けることによって仮想的な三角形の頂点にピン31,34,35を配し、ピン31,34,35の3点でワークWを支持する。
ワークWは、図6に示すように上側角部を加工してもよく、横方向両角部を加工してもよい。
同様に、ワークWを60度に角度取りして傾斜挟持する場合、ピン31,34を各1本、上段及び中段の適宜箇所の取付穴2a,2aにネジN,Nを用いて取り付け、ピン35を1本、下段の適宜箇所の取付穴2bにネジNを用いて取り付けることによって仮想的な三角形の頂点にピン31,34,35を配し、ピン31,34,35の3点でワークWを支持する。
ワークWは、図6に示すように上側角部を加工してもよく、横方向両角部を加工してもよい。
その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のようなバイス装置1を用いることによって、つまり、ワークWを傾斜挟持するために、先端部の直径が異なるピン31〜35を準備すればよい。このようなピン31〜35は形状が単純であるため容易に準備することができる。また、ピン31〜35の配置、必要なピンの直径等は計算で求めることができるため、作業時に分度器で測定する必要がなく、作業性がよい。
なお、先端部の直径が異なるピンを準備するのではなく、ピンの先端部に、直径変更用の円筒状のカバーを装着する構成でもよい。
なお、先端部の直径が異なるピンを準備するのではなく、ピンの先端部に、直径変更用の円筒状のカバーを装着する構成でもよい。
実施の形態 3.
図7は、本発明の実施の形態3に係るバイス装置1の構成を示す拡大平面図であり、取付板15,15,…を用いて挟持片11,12にネジ留めされたバイス用口金7,7近傍を示している。
挟持片11,12に取り付けられるバイス用口金7は両側口金であり、実施の形態1,2のバイス用口金2と略同様の構成である。つまり、バイス用口金7は挟持面21を有し、挟持面21に取付穴2a,2a,…、不図示の取付穴2b,2b,…等が形成してある。ただしバイス用口金7は、中段左右両端の取付穴2a,2a及びネジ穴2c,2cの位置に、取付穴2aの直径と同じ直径(12mm)の貫通孔7a,7aが形成されていることがバイス用口金2とは異なる。
図7は、本発明の実施の形態3に係るバイス装置1の構成を示す拡大平面図であり、取付板15,15,…を用いて挟持片11,12にネジ留めされたバイス用口金7,7近傍を示している。
挟持片11,12に取り付けられるバイス用口金7は両側口金であり、実施の形態1,2のバイス用口金2と略同様の構成である。つまり、バイス用口金7は挟持面21を有し、挟持面21に取付穴2a,2a,…、不図示の取付穴2b,2b,…等が形成してある。ただしバイス用口金7は、中段左右両端の取付穴2a,2a及びネジ穴2c,2cの位置に、取付穴2aの直径と同じ直径(12mm)の貫通孔7a,7aが形成されていることがバイス用口金2とは異なる。
バイス用口金6は中間口金である。バイス用口金6はバイス用口金7よりも厚い金属板を用いて形成してあり、両面が挟持面61,61である。挟持面61,61には、バイス用口金7の貫通孔7a,7aに対応する位置に、貫通孔7a,7aの直径と同じ直径(12mm)の貫通孔6a,6aが形成されている。
貫通孔6a,6aは、断面が円形であり直径12mm弱の支持棒材4,4に貫通されることによって内嵌支持される。各支持棒材4の両端部は対向するバイス用口金7,7の貫通孔7a,7aに挿入される。このとき、バイス用口金6は支持棒材4,4に沿って前後方向(図中矢符方向)に移動可能となる。
支持棒材4は両端面が挟持片11,12の両方に接触して挟持片11,12に挟持固定されてもよく、挟持片11,12の両方には接触せず貫通孔7a,7aに内嵌支持されるだけでもよい。
貫通孔6a,6aは、断面が円形であり直径12mm弱の支持棒材4,4に貫通されることによって内嵌支持される。各支持棒材4の両端部は対向するバイス用口金7,7の貫通孔7a,7aに挿入される。このとき、バイス用口金6は支持棒材4,4に沿って前後方向(図中矢符方向)に移動可能となる。
支持棒材4は両端面が挟持片11,12の両方に接触して挟持片11,12に挟持固定されてもよく、挟持片11,12の両方には接触せず貫通孔7a,7aに内嵌支持されるだけでもよい。
作業者は、対向するバイス用口金6,7の挟持面61,21間に複数のワークW,W,…(図6中では2個)を挟持する。
その他、実施の形態1,2に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
その他、実施の形態1,2に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のようなバイス装置1は、実施の形態1,2のように2枚のバイス用口金2,2を用いた場合よりも多数(図6中では4個)のワークW,W,…を挟持することができる
なお、バイス用口金6にも取付穴を形成し、ピン、喰込凸部材を備えるピン、又は喰込凸部材を取付穴に取り付ける構成でもよい。
本発明のバイス装置は、加工装置に一体に設けられたバイス装置でもよい。
本発明のバイス装置は、加工装置に一体に設けられたバイス装置でもよい。
実施の形態 4.
図8は、本発明の実施の形態4に係るバイス装置1の構成を示す斜視図である。
本実施の形態におけるバイス装置1は、実施の形態1〜3で用いたような各種バイス用口金を取り付けずにワークWを挟持する構成とし、このために、挟持片11,12の対向する挟持面110,120夫々に、取付穴2a,2a,…及び取付穴2b,2b,…に対応する取付穴(挟持片11の取付穴11a,11a,…及び取付穴11b,11b,…のみ図示)が形成してある。
取付穴11a,11a,…及び取付穴11b,11b,…にも、例えばピン31に対応するピン36が取り付けられて、実施の形態1〜3で用いたような各種ピンのように使用される。また、ピン36又は取付穴11aに、喰込凸部材を取り付けて使用することも可能である。
ここで、ピン36の取り付け及び取り外しは、例えばピン36を磁性体(例えば鉄)で形成し、挟持片11,12夫々に永久磁石を内蔵し、作業者が手動で着脱することによって行なう。
その他、実施の形態1〜3に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
図8は、本発明の実施の形態4に係るバイス装置1の構成を示す斜視図である。
本実施の形態におけるバイス装置1は、実施の形態1〜3で用いたような各種バイス用口金を取り付けずにワークWを挟持する構成とし、このために、挟持片11,12の対向する挟持面110,120夫々に、取付穴2a,2a,…及び取付穴2b,2b,…に対応する取付穴(挟持片11の取付穴11a,11a,…及び取付穴11b,11b,…のみ図示)が形成してある。
取付穴11a,11a,…及び取付穴11b,11b,…にも、例えばピン31に対応するピン36が取り付けられて、実施の形態1〜3で用いたような各種ピンのように使用される。また、ピン36又は取付穴11aに、喰込凸部材を取り付けて使用することも可能である。
ここで、ピン36の取り付け及び取り外しは、例えばピン36を磁性体(例えば鉄)で形成し、挟持片11,12夫々に永久磁石を内蔵し、作業者が手動で着脱することによって行なう。
その他、実施の形態1〜3に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のようなバイス装置1は、実施の形態1,2のようにして挟持片11,12の間にワークW,Wを挟持してもよく、実施の形態3のように、挟持片11,12の間にバイス用口金6に対応する中間口金を介在して多数のワークW,W,…を挟持してもよい。この場合、各支持棒材4は挟持片11の取付穴11aと挟持片12の対応する取付穴とに挿入して用いる。
なお、本実施の形態1〜4に記載されたバイス用口金の縦長さ、横幅、各取付穴の直径、各ピンの直径等の寸法は、これに限るものではなく、例えばバイス装置又はワークのサイズに応じて適宜変更してもよい。
1 バイス装置
11,12 挟持片
10a 上面(一面)
2,6,7 バイス用口金
21,61,110,120 挟持面
2a,2b,11a,11b 取付穴
6a 貫通孔
31,32,33,34,35,36 ピン
30 喰込凸部材
4 支持棒材
51 位置決め棒材
51a 溝(凹部)
52 支持部材(支持部)
53 固定部材(支持部)
54 連結部材(支持部)
55 ボールプランジャ(凸部)
W ワーク(加工素材)
11,12 挟持片
10a 上面(一面)
2,6,7 バイス用口金
21,61,110,120 挟持面
2a,2b,11a,11b 取付穴
6a 貫通孔
31,32,33,34,35,36 ピン
30 喰込凸部材
4 支持棒材
51 位置決め棒材
51a 溝(凹部)
52 支持部材(支持部)
53 固定部材(支持部)
54 連結部材(支持部)
55 ボールプランジャ(凸部)
W ワーク(加工素材)
Claims (10)
- 加工すべき加工素材を挟持するための挟持面を有する板状のバイス用口金において、
前記加工素材を支持又は位置決めするピンの一端が着脱可能に取り付けられる取付穴が前記挟持面に形成してあることを特徴とするバイス用口金。 - 前記取付穴は3個以上形成してあることを特徴とする請求項1に記載のバイス用口金。
- 前記取付穴は断面円形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のバイス用口金。
- 前記取付穴に、前記加工素材に喰い込む喰込凸部材が着脱可能に取り付けられるようにしてあることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のバイス用口金。
- 加工すべき加工素材を挟持するための挟持面を両面に有する板状のバイス用口金であって、
支持棒材に内嵌支持されるための貫通孔が前記挟持面に形成してあることを特徴とするバイス用口金。 - 加工すべき加工素材を挟持するために相対接離する2個の挟持片を備え、
各挟持片に、前記加工素材を挟持するための挟持面を対向させてバイス用口金が取り付けられるバイス装置において、
前記バイス用口金は、請求項1乃至4の何れか一項に記載のバイス用口金であることを特徴とするバイス装置。 - 加工すべき加工素材を挟持するために相対接離する2個の挟持片を備えるバイス装置において、
各挟持片の前記加工素材を挟持するための挟持面に、前記加工素材を支持又は位置決めするピンの一端が着脱可能に取り付けられる取付穴が形成してあることを特徴とするバイス装置。 - 凸部(又は凹部)を周面に有し、その端部が前記加工素材に当接して該加工素材を位置決めする位置決め棒材と、
前記位置決め棒材が前記加工素材に対して接離するよう移動可能であり、前記凸部(又は凹部)に係脱可能に係合する凹部(又は凸部)を有し、前記位置決め棒材を該位置決め棒材の長手方向に揺動可能に支持する支持部と
を備えることを特徴とする請求項6又は7に記載のバイス装置。 - 前記2個の挟持片は一面の上で相対接離するようにしてあり、
前記位置決め棒材の接離方向及び揺動方向が、前記一面及び前記挟持面夫々に対して略平行にしてあることを特徴とする請求項8に記載のバイス装置。 - 加工すべき加工素材を挟持するために相対接離する2個の挟持片を備え、
各挟持片に、前記加工素材を挟持するための挟持面を対向させてバイス用口金が取り付けられるバイス装置において、
前記バイス用口金の間に接離方向に配された支持棒材と、
前記バイス用口金夫々に挟持面を対向させて前記支持棒材に貫通孔を内嵌支持された請求項5に記載のバイス用口金と
を備えることを特徴とするバイス装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006004082A JP2007185726A (ja) | 2006-01-11 | 2006-01-11 | バイス用口金及びバイス装置 |
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JP2006004082A JP2007185726A (ja) | 2006-01-11 | 2006-01-11 | バイス用口金及びバイス装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014058022A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Gunma Prefecture | 加工位置出し方法及び加工冶具 |
CN103785720A (zh) * | 2014-03-05 | 2014-05-14 | 国家电网公司 | 母排折弯辅助装置 |
JP2015090878A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スライス装置 |
-
2006
- 2006-01-11 JP JP2006004082A patent/JP2007185726A/ja active Pending
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