JP2006167903A - 工作機械用バイス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造で、被保持面が傾斜したワークを安定に保持することができる工作機械用バイス装置を提供する。
【解決手段】垂直方向(Z軸方向)に連通した凹部空間12を有し、かつこの凹部空間を水平方向(X軸方向)に開放する開口13が設けられた固定ブロック11をベースプレート2上に固定する。固定ブロック11の凹部空間12には、ワーク4と接触する当て金17が固定された回転ブロック19が、その当て金17を開口13から突出させた状態でZ軸回りを回転自在に収容されている。回転ブロック19の当て金17に、被保持面が傾斜したワーク4が当接されると、ワーク4の先端面の傾斜に倣って回転ブロック19が固定ブロック11内で回転し、ワーク4の先端面が全体的に当て金17の先端面と接触した状態で各部が定位され、ワーク4が保持状態となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、工作機械の上に被加工物であるワークを固定する工作機械用バイス装置に関する。
工作機械用バイス装置は、口金部と可動部との間でワークを保持するための治具であり、ロッドネジの一端に連結された可動部をロッドネジの回転操作により口金部に対して進退自在に構成される。
通常、口金部および可動部のワークとの各接触面はそれぞれ、可動部の移動の方向に対して垂直な面となっている。しかしながら、この場合、口金部および可動部によるそれぞれの被保持面どうしが平行でない変形ワークなどを安定に保持することはできなかった。
上記のような変形ワークを安定に保持するために、口金部にワークの被保持面の角度や凹凸に合わせて作製されたアタッチメントを取り付けたり、口金部などのワークとの対向面に、ワークの被保持面の凹凸に応じて進退可能な複数の可動片を設け、各々の可動片に均一な押圧力がかかるように各可動片を流体で受けるようにした構造がある(例えば特許文献1参照) 。
特開平01−257539号公報
しかしながら、アタッチメントを用いる方法は、ワークの種類などに応じて新たなアタッチメントを作製したり交換したりする手間がかかる。また、進退自在な複数の可動片による方法は、可動部が多く構造が複雑であり、流体もれなどに備えた保守などが面倒であるという問題が考えられる。
本発明は、このような事情を鑑み、簡単な構造で、被保持面が傾斜したワークを安定に保持することのできる工作機械用バイス装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の工作機械用バイス装置は、第1の軸方向に連通する凹部空間を有し、かつこの凹部空間を第2の軸方向に開放する開口が設けられた固定ブロックと、ワークを保持するための部位を有し、開口からその部位を突出させた状態で固定ブロックの凹部空間に第1の軸の回りを回転自在に収容された回転ブロックとを具備することを特徴する。
この発明の工作機械用バイス装置では、ワークの被保持面の傾斜に倣って回転ブロックが固定ブロック内で回転するので、被保持面が傾斜した変形ワークを安定に保持することができる。
また、この発明において、凹部空間を第1の軸方向に見た断面は、円から、その円の中心よりも開口寄りに設定された点を通る第3の軸に沿った直線を境に小面積側を切り欠いた形状となっていることを特徴とする。
この構成により、固定ブロックの開口の幅が凹部空間の最大幅より狭くなり、回転ブロックが固定ブロック11の開口から抜け落ちることなく拘束される。
さらに、この発明において、固定ブロックは、回転ブロックからの押圧に対して弾性歪を発生し、凹部空間の開口の両側部位が開口の幅を狭める方向に変位するように、その硬度などの材質、形状、寸法などの諸条件が選定されていることを特徴とする。
これにより、固定ブロックでの回転ブロックの拘束力をより一層強固とすることができる。
以上説明したように本発明の工作機械用バイス装置によれば、簡単な構造で、被保持面が傾斜したワークを安定に保持することができる。
以下、本発明の実施形態を図を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる工作機械用バイス装置の斜視図である。
同図に示すように、この工作機械用バイス装置1は、ベースプレート2と、ベースプレート2上を所定の軸方向(X軸)へ移動自在な可動部3と、ベースプレート2上に固定され被加工物(ワーク)4を可動部3との間で保持する口金部5と、一端が可動部3に連結されたロッドネジ6と、ロッドネジ6を回転操作するためのハンドル7と、ベースプレート2上に固定されロッドネジ6を軸支するネジ孔8を有する支持ブロック9とを備える。
ベースプレート2の上面には溝10が設けられ、この溝10に可動部3の下面から突出して設けられた図示せぬ突起部が摺動自在にはめ込まれていることで、可動部3は溝10に沿ってベースプレート2上を水平方向(X軸)に移動し得るようになっている。
可動部3には上記ロッドネジ6の一方の端部が連結されている。ロッドネジ6の他方の端部に取り付けられたハンドル7を回転させると、支持ブロック9のネジ孔8に沿ってロッドネジ6がハンドル7の回転方向に対応するX軸方向に沿った前後いずれかの方向に移動し、これに伴って可動部3が移動される。口金部5と支持ブロック9はベースプレート2上に溶接などによって固定されている。
図2は口金部5の分解斜視図である。同図に示すように、口金部5は、ベースプレート2上に固定された固定ブロック11を有する。この固定ブロック11には垂直方向(Z軸方向に)に連通した凹部空間12と、この凹部空間12をX軸方向に開放する開口13が設けられている。この開口13は、固定ブロック11の全高さにわたって形成されている。
図3は口金部5をX軸とY軸がなす水平面で切断した断面を示している。同図に示すように、固定ブロック11の凹部空間12の水平切断面は、円から、その円の中心14よりも開口13寄りに設定された点15を通るY軸に沿った直線16を境に小面積側を切り欠いた形状となっている。したがって、固定ブロック11の開口13の幅Waは凹部空間12の最大幅Wmaxより狭くなっている。
また、図2において、固定ブロック11の凹部空間12には、ワーク4と接触する部位である板状の当て金17がネジ18などにより固定された回転ブロック19が、当該凹部空間12を埋めるようにして嵌め込まれている。この回転ブロック19が固定ブロック11の凹部空間12内を回転し得るように、回転ブロック19の外径は固定ブロック11の凹部空間12の内径に対して回転のために最低限必要なギャップを加味して設定されている。当て金17は、固定ブロック11の凹部空間12の開口13の位置に露出した、回転ブロック19の側面に、上記開口13より突出するように配置されている。当て金17のワーク4と接触する面は平坦に形成されている。ここで、固定ブロック11の可動部3と対向する側の開口13の幅Waは凹部空間12の最大幅Wmaxより狭いので、回転ブロック19が固定ブロック11のその開口13から抜け落ちることなく拘束される。
さらに、回転ブロック19は、その回転のための軸(X軸)の方向の両端に大径部(フランジ部)20,21を有しており、これらの大径部20,21は固定ブロック11の上下両端部に設けられた段差部22,23に適合される。これにより回転ブロック19と固定ブロック11とは、その上下端面が平坦に揃えられている。回転ブロック19は、固定ブロック11の凹部空間12へのはめ込みを容易に行い得るよう、上下2つの部品19A,19Bで構成され、両部品19A,19Bはビス24などによって連結されている。この構成により、回転ブロック19は固定ブロック11に対しZ軸方向への脱落も防止される。
次に、この工作機械用バイス装置1にてワーク4を保持する場合の動作を説明する。保持対象のワーク4として、口金部5および可動部3によるそれぞれの被保持面どうしが平行でない変形ワークを想定する。このようなワーク4を口金部5と可動部3との間にセットし、ハンドル7を回転操作して可動部3を口金部5へ向けて移動させることでワーク4が口金部5と可動部3との間で保持される。
図4はこの時の詳細を示す図である。図4の(A)はワーク4を保持する前の状態、(B)はワーク4を保持する寸前の状態、(C)は保持完了状態である。
このように可動部3に伴って移動してきたワーク4の先端面(傾斜面)4Aが、口金部5の回転ブロック19に固定された当て金17の先端面に当接すると、ワーク4の先端面4Aの傾斜に倣って回転ブロック19が固定ブロック11内で矢印R方向へ回転し、ワーク4の先端面4Aが全体的に当て金17の先端面と接触した状態で各部が定位され、ワーク4の保持が完了する。
このとき、図5に示すように、回転ブロック19は、ワーク4を介して可動部3からの大きな押圧力Pを受けるので、固定ブロック11内で回転ブロック19がその押圧方向に変位し、その先にある固定ブロック11の内壁面を可動部3の加圧力と同等の力Pで押圧する。ここで、固定ブロック11は、回転ブロック19からの押圧に対して、図中点線に示すような弾性歪を発生して凹部空間12の開口13の両側の部位24が開口13の幅WaをWbまで狭める方向に変位するように、その硬度などの材質、形状、寸法などの諸条件が選定されている。固定ブロック11の凹部空間12の開口13の両側の部位24は、回転ブロック19を固定ブロック11の凹部空間12から水平方向に離脱しないよう拘束する部位であるから、開口13の幅が狭まる方向に変位することで、拘束力がより一層強固となる。
かかる構造を採用したことで、回転ブロック19の外周面と固定ブロック11の凹部空間12の内周面との間の回転のために必要なギャップを確保しつつ、回転ブロック19の拘束力を高めることができる。加えて、固定ブロック11の凹部空間12の開口13の両側部位24において、回転ブロック19の拘束に寄与する部分の長さLを短く設定することが可能となり、当て金17の取り付け面の幅をより長く確保でき、回転ブロック19の回転角度の範囲を広げる上でも有効である。
ところで、固定ブロック11の弾性歪に関し、固定ブロック11はベースプレート2上に溶接などで固着されているので、ベースプレート2寄りの下部と上部では弾性歪の量が異なるので、このことを考慮して、固定ブロック11の材質、形状、寸法などの諸条件を選定すべきである。
以上説明した実施形態では、口金部5に固定ブロック11と回転ブロック19との組み合わせ構造を採用したが、同様の構造を可動部3に設けてもよい。あるいは、可動部3の側にのみ設けるようにしてもかまわない。
本発明の一実施形態にかかる工作機械用バイス装置の斜視図である。 図1の口金部の分解斜視図である。 図2の口金部の水平切断面を示す図である。 図1の工作機械用バイス装置でのワーク保持動作を示す図である。 固定ブロックの弾性歪による変形の状態を示す図である。
符号の説明
1 工作機械用バイス装置
2 ベースプレート
3 可動部
4 ワーク
5 口金部
6 ロッドネジ
7 ハンドル
8 ネジ孔
9 支持ブロック
11 固定ブロック
12 凹部空間
13 開口
17 当て金
19 回転ブロック

Claims (4)

  1. 第1の軸方向に連通する凹部空間を有し、かつこの凹部空間を第2の軸方向に開放する開口が設けられた固定ブロックと、
    ワークを保持するための部位を有し、前記開口から前記部位を突出させた状態で前記固定ブロックの凹部空間に前記第1の軸の回りを回転自在に収容された回転ブロックと
    を具備することを特徴する工作機械用バイス装置。
  2. 前記凹部空間を第1の軸方向に見た断面が、円から、その円の中心よりも前記開口寄りに設定された点を通る第3の軸に沿った直線を境に小面積側を切り欠いた形状となっていることを特徴とする請求項1に記載の工作機械用バイス装置。
  3. 前記固定ブロックは、回転ブロックからの押圧に対して弾性歪を発生し、凹部空間の開口の両側部位が開口の幅を狭める方向に変位するように、その硬度などの材質、形状、寸法などの諸条件が選定されていることを特徴とする請求項1に記載の工作機械用バイス装置。
  4. 口金部と、この口金部との間で前記ワークを保持する可動部とを有し、
    前記固定ブロックおよび前記回転ブロックが前記口金部または前記可動部の少なくとも一方に組み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の工作機械用バイス装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103949918A (zh) * 2014-05-19 2014-07-30 合肥波林新材料有限公司 可夹持多个被加工零件的五面加工快换工装
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