JP5082635B2 - 卓上切断機 - Google Patents

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Description

本発明は、卓上切断機に関し、特に被加工材を切断する際に被加工材を支持する、移動可能なフェンスを備えた卓上切断機に関するものである。
卓上切断機は、ベース部上に被加工部材を配置し、ベース部上方に位置する切断部を揺動してベース部に近接させ、切断部に設けられた丸鋸刃により被加工部材を切断する。切断時に被加工部材のベース部上での位置を正確に定めるため、ベース部上にはフェンスが設けられ、このフェンスに被加工部材を当接させることにより、丸鋸刃に対する被加工部材の位置を正確に特定している。
また卓上切断機の通常の使用状態では、切断部の揺動する方向とベース部上面とは直交しているが、被加工部材の切断部分の形状を傾斜させるため、作業者が、その切断部をベース部に対して傾斜させて使用する場合がある。この場合に切断部を揺動すると丸鋸刃及び切断部本体がフェンスに接触する場合があった。
従来の卓上切断機を図15〜図18を用いて説明する。
従来の卓上切断機の正面図を図15に示す。図中に示すように、従来の卓上切断機は、ベース1及びターンテーブル2上に、固定フェンス3を有し、可動フェンス4を有していた。
可動フェンス4は、可動フェンス4の被加工材と当接する被加工材接触面の面に対して面に沿う方法に回動可能であった。このように、可動フェンス4又は固定フェンス3を設けるのは、しっかりと被加工材をフェンスに当接することを可能にするためである。
図16は、図15の右側面図である。可動フェンス4は、固定フェンス3の上部に設けられている。
図17は、左側の可動フェンス4が回動した状態を示す。卓上切断機の切断部51を傾斜させる場合には、その可動フェンス4が、傾斜した切断部51に当ることがないような構成とすることが必要である。しかしながら、しっかりと被加工材をフェンスに当接させることも必要である。そこで、右側の回動フェンス4は、固定フェンス3上にそのままにし、左側の回動フェンスのみを回動させることにより、しっかりと被加工材を保持することが可能となっていた。
また、図18は、右側の可動フェンス4が回動した状態を示す。切断部51を右側に傾斜させた状態である。可動フェンス4は、回動されているために傾斜した切断部に当ることがない。
このように、切断部51を左右方向に傾斜させる場合には、図17または図18に示すように、可動フェンス4の面に対して、面に沿うように可動フェンス4を回転させる必要があった。可動フェンス4を回転させることにより、フェンス4のベース部1上面から上方の高さが低くなるため、可動フェンスと切断部とが干渉することがない構成としている。
しかしながら、このような構成によれば、可動フェンス4を回転させることにより卓上切断機全体の横幅が広がり、狭い場所での作業に不都合を与える場合があった。
また、作業者は、回動フェンスを回動しなければならないために、作業が面倒になるものであった。
本発明は、可動フェンスを動かした際に横からはみ出ることがなく、可動フェンス4が切断部と干渉しない構成とすることが可能な、しかも可動フェンス4によってしっかりと保持することができる卓上切断機を提供することを目的とする。
上記目的は、「加工材を載置可能な被加工材載置面を有するベース部と、回転可能な鋸刃を備えた揺動可能な切断部と、一端を前記ベース部と接続し、他の一端を前記切断部と接続するホルダ部とを有する卓上切断機において、前記ベース部の被加工材載置面とほぼ垂直な被加工材接触面を有し、前記被加工材接触面に沿う方向であり、ほぼ被加工材載置面と垂直な方向に移動可能に前記ベース部に取り付けられる可動フェンスを設け、前記移動の際に、前記ベース部の被加工材載置面から突出する前記被加工材接触面の面積は可変であることを特徴とする卓上切断機。」により達成される。
請求項1記載の卓上切断機によれば、「加工材を載置可能な被加工材載置面を有するベース部と、回転可能な鋸刃を備えた揺動可能な切断部と、一端を前記ベース部と接続し、他の一端を前記切断部と接続するホルダ部とを有する卓上切断機において、前記ベース部の被加工材載置面とほぼ垂直な被加工材接触面を有し、前記被加工材接触面に沿う方向であり、ほぼ被加工材載置面と垂直な方向に移動可能に前記ベース部に取り付けられる可動フェンスを設け、前記移動の際に、前記ベース部の被加工材載置面から突出する前記被加工材接触面の面積は可変」と構成したために、被加工材の高さが高い場合に、多くの面積を被加工材接触面とすることができるために、しっかりと被加工材を保持することができる。さらに、前記被加工材接触面に沿う方向であり、ほぼ被加工材載置面と垂直な方向に移動するので、ベース部よりも左右方向などの外側に出ることもない、使い勝手の良い卓上切断機を提供することができる。また、例えば、クラウンモールディング材を用いる場合には、大きいものから小さいものまで、常にしっかりと保持することができるものである。
請求項2記載の卓上切断機によれば、請求項1に加えて、「前記可動フェンスと接触する固定フェンスを持ち、前記可動フェンス及び前記固定フェンスは、前記可動フェンスが前記被加工材接触面に接触した際に、接触する可動フェンス−固定フェンス間接触部を有する」構成としたために、被加工材の切断の際に、被加工材を可動フェンスの被加工材接触面に当接させることにより、可動フェンスをしっかりと位置決めを行え、被加工材接触面に保持することができる。
請求項3記載の卓上切断機によれば、請求項1または請求項2に加えて、「前記可動フェンス−固定フェンス間接触面は、可動フェンスが凹部の場合には固定フェンスが凸部、可動フェンスが凸部の場合には固定フェンスが凹部である」構成としたために、可動フェンスが、固定フェンスにより常にしっかりと位置決めされ、可動フェンスの移動をより正確に行うことができる。
また、本発明の卓上切断機によれば、「前記ホルダ部は、前記ベース部に対して傾斜可能であり、可動フェンスが上端位置にある際には、傾斜切断時に切断部に可動フェンスが接触する関係にあり、移動によって接触しない関係とすることが可能である」構成としたために、卓上切断機で被加工材を傾斜切りする際には、可動フェンスの被加工材載置面からの突出を少なくし切断部が可動フェンスに干渉することがないようにし、傾斜切りをしない際には、可動フェンスの被加工材載置面からの突出を最大にし、しっかりと被加工材を保持することができる。
請求項記載の卓上切断機によれば、請求項1から請求項までのいずれか1項に加えて、「前記可動フェンスが前記ベースに対して移動することを阻止する阻止手段を、前記ベース部と前記可動フェンスとの間に有する」構成としたために、可動フェンスの移動を阻止することができるために、可動フェンスを阻止し続けることができるために、使い心地の良い卓上切断機を提供することができる。
請求項記載の卓上切断機によれば、請求項に加えて、「前記阻止手段は、前記フェンス形成した凹部、及び、該凹部に係合し、ベース部と係合する凸部により構成される」構成としたために、可動フェンスのベースに対する阻止を、簡単容易で単純な構成により達成することができる。
請求項記載の卓上切断機によれば、請求項に加えて、「前記阻止手段は、前記可動フェンスに係合し、前記ベースに接続されるカム手段により構成される」構成としたために、容易に可動フェンスの阻止を行うことができるために、使い心地の良い卓上切断機を提供することができる。
請求項記載の卓上切断機によれば、請求項1から請求項までのいずれか1項に加えて、「前記可動フェンスをベースから上方へと突出する方向に付勢する付勢手段を有する」構成としたために、可動フェンスが上方へと突出する方向に常に付勢されており、作業者が下方に力を加えるだけで、容易に可動フェンスの位置を変更することができる。更に、阻止手段がある場合には、より容易に可動フェンスの位置の調整を行うことができる。また、可動フェンスの移動の際に、可動フェンスが、不意に下方へと落ちることを阻止することができる。そのため、使い心地の良い卓上切断機を提供することができる。
本発明の第1の実施形態を図1から図9を用いて説明する。
図1は、本願発明の一実施例の卓上切断機の正面図である。図1中に示すとおり、図の上方を上、下方を下、右側を前、左側を後と定義する。上方及び下方を結ぶ方向が鉛直方向である。
卓上切断機は、ベース1及びターンテーブル2を有するベース部を有する。ターンテーブル2は、べース1に対して図示しない軸を中心に回動自在に保持されている。また、ターンテーブル2とベース1の上面は、ほぼ同一平面となっており、その面に、被加工材は、載置される。ベース1上の被加工材を載置する面を被加工材載置面とする。
ホルダ部71は、一端でターンテーブル2と連結され、もう一端を切断部51と連結される。
後述するように、ターンテーブル2を有するベース部に対して、ホルダ部71は傾斜可能な構成となっている。それによって、ホルダ部71に連結される切断部51も同時にベース部に対して傾斜可能である。これは、ベース部及びホルダ部71が、クランプレバー72によって、連結されており、クランプレバー72を正逆方向に回転させることによって、固定及び固定の解除をすることができる構成であり、固定を解除した状態で、ホルダ部71を傾斜することができる構成となっているためである。
ホルダ部71は、切断部51と連結されており、切断部51は、揺動可能となっている。これは、ホルダ部71及び切断部51が揺動軸52によって連結されており、切断部51は揺動軸52を中心として揺動を行うことができるためである。
切断部51には、モータ53が設けられており、モータ53によって、図示しない鋸刃が回転する。鋸刃が回転し、ハンドル54を把持し下方へと揺動させることによって、ベース部上に載置した図示しない被加工材を鋸刃により切断することができる。
図2は、卓上切断機の右側面図である。また、図2中に示すとおり、図の上方を上、下方を下、右側を右、左側を左と定義する。上方及び下方を結ぶ方向が鉛直方向である。
図示しない被加工材は、ベース部のベース上及びターンテーブル上にある被加工材載置面1a及び2aに載置される。
可動フェンス4は、被加工材と接触する被加工材接触面4aを有しており、ベース部に設けられるベース1に設けられた可動フェンスとほぼ同形状の厚さを持った開口部により、ベース1に挿通している。可動フェンス4は、ベース1とほぼ垂直な方向である、可動フェンス4の一部である被加工材接触面4aに沿う方向であり、ほぼ被加工材載置面と垂直な方向に移動可能となっている。可動フェンス4は、その被加工材と当接する被加工材接触面4aをほぼ平面で構成されている。
可動フェンス4は、ベース部に設けられるベース1に固定され、ほぼベースと垂直な方向に配設されている固定フェンス3によって案内され、被加工材接触面に沿う方向であって、ほぼ被加工材載置面と垂直な方向に移動可能である。この移動の際には、ベース部の被加工材載置面から突出する被加工材接触面の面積は可変となっている。
可動フェンス4の側端部には、可動フェンスの厚さよりも薄い凸部4bが設けられている。凸部4bと係合する溝3bを固定フェンス3に設けることにより、その係合部によって案内する。可動フェンス4は、ほぼ垂直な方向に摺動を行い、移動する。なお、ここで、凸部4bと溝3bの接触面が、可動フェンス−固定フェンス間接触面である。
図3は、図2のA−A断面図である。図3中に示すとおり、図の上方を上、下方を下と定義する。
ベース1には、開口部9があり、この開口部9に可動フェンス4は、挿し込まれ、貫通している。可動フェンス4には、突き当て4cがあり、可動フェンス4が、ベース1の上方より抜けてしまうのを防止している。
可動フェンス4には、凹部4dが6つ設けられている。また、凹部4dと係合する凸部5dを有するストッパ5が設けられている。可動フェンス4は、重力によって、下方へと移動するが、ストッパ5が、固定フェンス3と当接することによって、それ以上の下方への移動を阻止することとなる。なお、凹部4dと凸部5dは、6つのいずれの場所においても係合可能である。
なお、被加工材接触面4aの被加工材載置面から突出する被加工材接触面4aの面積は、最大の状態を示している。
図4は、図1のC方向矢視図である。
固定フェンス3の溝3b及び可動フェンスの凸部4bは、係合する。溝3bは、ほぼ鉛直方向に延びる溝であり、凸部4bは、ほぼ鉛直方向に延びる凸部である。この関係により、溝3b及び凸部4bは、上下方向に摺動可能である。ここで、溝3b及び凸部4bの接触する面は2面あるが、そのうち、前方にあるものが、可動フェンス−固定フェンス間接触面である。これは、可動フェンス4が被加工材と接触し、その接触によって、被加工材接触面が押され、可動フェンス及び固定フェンスの間に力を受ける面である。なお、溝4bは、ほぼ凹形状であって、上下方向に延びるものである。
図5は、図1のD方向矢視図である。また、図5中に示すとおり、図の上方を上、下方を下と定義する。上方及び下方を結ぶ方向が鉛直方向である。
可動フェンス4には、凹部4dが設けられており、凹部4dにストッパ5の凸部5dが係合している状態を示している。図中では、上から5番目の凹部4dにストッパ5が係合している。このストッパ5は、可動フェンス4の上下方向への移動を阻止する阻止手段である。
図6は、図2において、可動フェンス4を最も下方向に摺動させた図である。図6に示されるように、可動フェンス4が移動すると、被加工材載置面から突出する被加工材接触面4aの面積が変化することがわかる。図2と図6を比較すると、図2のほうが、被加工材載置面から突出する被加工材接触面4aの面積が大きいことがわかる。
図7は、図6のB−B断面図である。6つの凹部4dのうち一番上の凹部にストッパ5の凸部5dが係合している。このストッパ5が、固定フェンス3と係合することにより、可動フェンスがベースより落ちてしまうことを防いでいる。
図8は、図2において、ホルダ部71及びホルダ部71に連結される切断部51をベース部に対して左方向に傾斜させた状態を示す。図2に示す状態の可動フェンス4が上方にある位置では、切断部51と可動フェンス4とは、干渉するものである。しかしながら、可動フェンス4が、図8においては、下方に摺動し、その位置でストッパ5によって保持される。そのため、可動フェンス4は、その被加工材接触面4aに被加工材を当接させ、切断部51に干渉することなく、被加工材をベース部上に保持することが可能である。
なお、被加工材接触面4aの被加工材載置面から突出する被加工材接触面4aの面積は、最小の状態を示している。
このように、被加工材接触面の面積は、被加工材接触面の突出量と関係して可変なものである。
図9は、図2において、ホルダ部71及びホルダ部71に連結される切断部51をベース部に対して右方向に傾斜させた状態を示す。図2に示す状態の可動フェンス4が上方にある位置では、切断部51と可動フェンス4とは、干渉するものである。しかしながら、可動フェンス4が、図8においては、下方に摺動し、その位置でストッパ5によって保持される。可動フェンス4は、その被加工材接触面4aに被加工材を当接させ、切断部51に干渉することなく、被加工材をベース部上に保持することが可能である。
可動フェンス4は、図8、図9のように、ホルダ部71及びホルダ部71に連結される切断部51をベース部に対して左方向又は右方向に傾斜させた状態の傾斜切断を行う際には、切断部51に干渉することがないように、下部へと移動させることが可能である。また、傾斜をさせない状態においては、可動フェンスが一番上の状態で、可動フェンス4をストッパ5によって移動を阻止することによって、しっかりと被加工材を保持することができる。
以下、図10〜図14を用いて第2の実施例を示す。
図10中に示すとおり、右側を前、左側を後と定義する。また、図の上方を上、下方を下と定義する。
可動フェンス4の下部には、弾性体7が設けられている。また、弾性体のもう一端には、弾性体支持部材8が設けられている。弾性体支持部材8は、図示しない卓上切断機を設置する面に、ベース部と同様に当接する。弾性体支持部材8が卓上切断機を設置する面に当接し、弾性体7がその弾性力により重力に抗って上方へと付勢を行うことによって、可動フェンス4は、上方へと付勢される。そのため、可動フェンス4は、突き当て4cが、ベース1へと当接するように、弾性力を発揮している。ここで、弾性体7は可動フェンス4を上方へと付勢する付勢手段である。
可動フェンス4を下方向へと下げることは、作業者が、弾性体7の弾性力に逆らって、下方へと力を加え、弾性体7を縮める事により行う。これによって、可動フェンスを下方へと下げたい場合に、弾性力に抗う力を加えるのみで済み、スムーズに調整を行うことができる。
また、カム部材6が設けられている。カム部材6は、偏心軸を持っており、その偏心軸により回転させることにより、そのカム部材6の可動フェンス4に当接するカム部材6の当接するか、しないかを選択することができる。図10は、可動フェンス4をカム部材6によって固定している状態を示す。この状態から、カム部材6を偏心軸を中心に、回転させることによって、その当接は外れ、固定が解除される。このように、カム部材6は、可動フェンスがベースに対して移動することを阻止することができる阻止手段である。
また、被加工材としてクラウンモールディング材101を、被加工材載置面上及び被加工材接触面に接触するように設けている。クラウンモールディング材101は、卓上切断機で加工を行う一つの材料である。通常の被加工材は、角柱をしており、被加工材載置面であるベース1と被加工材接触面4aとに角柱の二つの平面で当接する。しかしながら、クラウンモールディング材101は、斜面である上部当接面101a及び下部当接面101bで当接がなされる。
クラウンモールディング材101には、様々な大きさがある。上部当接部101aは、被加工材接触面4aのいずれの場所に当接しても保持されなくてはならない。そのため、被加工材接触面4aは、ほぼ平面で構成されている。可動フェンスを上下方向に摺動させることによって、ベース部の被加工材載置面から突出する被加工材接触面の面積が可変である。移動の際には、常に、ほぼ平面によって、被加工材をしっかりと保持することができるものである。
また、可動フェンスを上下方向に摺動させることによって、ベース部の被加工材載置面から突出する被加工材接触面の面積が可変であるために、しっかりと様々なクラウンモールディング材101を加工する際にも、クラウンモールディング材101を加工することができるものである。なお、被加工材接触面4aが平面で無く、例えば、その下部が棒状のもので支えられている構成であった場合であって、可動フェンスを上下方向に移動させることによって、ベース部の被加工材載置面から突出する被加工材接触面の面積が不変な場合に、下部の棒状の部分に上部当接部101aが当接するような大きさのクラウンモールディング材101を加工すると、101aが棒状の部分で保持されることになり、不安定な保持しかすることができず、しっかりと保持できないものである。
図11中に示すとおり、図の上方を上、下方を下と定義する。図11は、最も上部に可動フェンス4が位置した場合の図面である。また、被加工材の1つであるであるクラウンモールディング材101を載置している。このように、最も上部にある状態で、弾性体は、通常の長さを有しており、力を加えると、弾性体7が縮んで、可動フェンスが下へと移動することができる。なお、図10は、図11のC−C断面図である。
図中に示すように、可動フェンス4の下部には、弾性体7が4本設けられている。また、4本の弾性体7の下部のもう一端には、弾性体支持部材8が設けられている。このように、1つの弾性体支持部材8は、4本の弾性体と接続されている。
また、カム部材6は、ベース1に対して固定される構造となっている。ベース1に固定され、ベース1からほぼ垂直に上方に延びるカム部材支持部6aによって、カム部材6は、偏心軸を中心に回転可能であって、回転以外の動作をベースに1対して固定される。
図12は、最も下部に可動フェンス4が位置した図である。弾性体7の弾性力に抗して、力を加え、弾性体7を縮めた上で、カム部材6を回転させることにより、可動フェンス4のベース1に対する固定が行われている。カム部材6を回転させ、可動フェンス4のベース1に対する固定を解除すると、可動フェンス4は、弾性体7の弾性力により自動的に上へと移動する。
図13は、図12のD−D線断面図である。可動フェンス4は、可動フェンス4の上部で、カム部材6によりベース1に対して固定されている。また、弾性体7は、図10の状態よりも縮んでいる。
図14は、図12において、ホルダ部71及びホルダ部71に連結される切断部51をベース部に対して左方向に傾斜させた状態を示す。可動フェンス4は、切断部51に干渉することなく、被加工材をベース部上に保持することが可能である。なお、右方向に傾斜させた状態においても同様である。
本願の実施例においては、ベース部がベース1及びターンテーブル2を有する構成としたが、ベース部は、ターンテーブルのみ、ベースのみ、その他の構成如何なるものであっても、本願の作用効果を示すような構成であるものであれば、良いものである。
本願の実施例では、ホルダ部71が、ベース部に対して傾斜する構成としたが、傾斜しない構成であっても、本願の作用効果を示すような構成であるものであれば、良いものである。
本願の実施例では、可動フェンス4のベース部に対する固定を、ストッパ5又はカム部材6によって行う構成としたが、それ以外にも、様々な変形例が考えられる。その固定方法は、本願の作用効果を示すものであれば、如何なるものであっても、本願の作用効果を示すような構成であるものであれば、良いものである。
本願の実施例では、卓上切断機の切断部51は、揺動軸52により、ホルダ部71と連結されている構成であり、ホルダ部71に対して揺動のみを行うことができる構成であったが、卓上切断機の中には、ホルダ部71に対して切断部51が前後方向に移動できるスライド式の卓上切断機がある。また、他の構成であって、ベース部に対して切断部が前後方向に移動できる卓上切断機もある。本願の作用効果を示すような構成であるものであれば、以上の如何なるものであっても、良いものである。
本願の実施例では、被加工材接触面は、ほぼ平面である構成であったが、このほぼ平面とは、多少のスジや凹みをも含むものであり、可動フェンスの移動の際に、ベース部の被加工材載置面から突出する被加工材接触面の面積が可変であるものであれば、同様の効果を奏するものであるために、良いものである。
本願発明の第1の実施例を示す卓上切断機の正面図 本願発明の第1の実施例を示す卓上切断機の右側面図 図2のA−A線断面図 図1のC方向矢視図 図1のD方向矢視図 可動フェンスを下に下ろした状態を示す卓上切断機の右側面図 図6のB−B線断面図 ホルダ部を左側に傾斜させた状態を示す卓上切断機の右側面図 ホルダ部を右側に傾斜させた状態を示す卓上切断機の右側面図 本願発明の第2の実施例を示す要部拡大図 第2の実施例において図5を示す図面 第2の実施例における右側面図 図10の弾性体を縮め、カム部材によって固定した状態を示す要部拡大図 第2の実施例においてホルダ部を左側に傾斜させた状態を示す卓上切断機の右側面図 従来の卓上切断機の正面図 従来の卓上切断機の右側面図 従来の卓上切断機で左側に傾斜し、可動フェンスを移動した状態を示す卓上切断機の右側面図 従来の卓上切断機で右側に傾斜し、可動フェンスを移動した状態を示す卓上切断機の右側面図
符号の説明
1・・・ベース
2・・・ターンテーブル
3・・・固定フェンス
4・・・可動フェンス
5・・・ストッパ
6・・・カム部材
7・・・弾性体
8・・・弾性体支持部材
9・・・開口部
51・・・切断部
71・・・ホルダ部

Claims (8)

  1. 被加工材を載置可能な被加工材載置面を有するベース部と、
    回転可能な鋸刃を備えた揺動可能な切断部と、
    一端を前記ベース部と接続し、前記ベース部に対して傾斜可能であり、他の一端を前記切断部と接続するホルダ部とを有する卓上切断機において、
    前記ベース部の被加工材載置面とほぼ垂直な被加工材接触面を有し、前記被加工材接触面に沿う方向であり、ほぼ被加工材載置面と垂直な方向に移動可能に前記ベース部に取り付けられる可動フェンスを設け、
    可動フェンスが上端位置にある際には、傾斜切断時に切断部に可動フェンスが接触する関係にあり、移動によって接触しない関係とすることが可能であり、
    前記移動の際に、前記ベース部の被加工材載置面から突出する前記被加工材接触面の面積は可変であることを特徴とする卓上切断機。
  2. 前記可動フェンスと接触し、前記ベース部に固定される固定フェンスを持ち、
    前記可動フェンス及び前記固定フェンスは、互いに接触する可動フェンス−固定フェンス間接触面を有することを特徴とする請求項1記載の卓上切断機。
  3. 前記可動フェンス−固定フェンス間接触面は、前記可動フェンスが凹部の場合には前記固定フェンスが凸部、前記可動フェンスが凸部の場合には前記固定フェンスが凹部であることを特徴とする請求項2記載の卓上切断機。
  4. 前記固定フェンスは、前記可動フェンス両側に位置し、前記可動フェンス−固定フェンス間接触面が前記可動フェンス両側に設けられていることを特徴とする請求項2記載の卓上切断機。
  5. 前記可動フェンスが前記ベースに対して移動することを阻止する阻止手段を、前記ベース部と前記可動フェンスとの間に有することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項記載の卓上切断機。
  6. 前記阻止手段は、前記フェンス形成した凹部、及び、該凹部に係合し、ベース部と係合する凸部により構成されることを特徴とする請求項5記載の卓上切断機。
  7. 前記阻止手段は、前記可動フェンスに係合し、前記ベースに接続されるカム手段により構成されることを特徴とする請求項5記載の卓上切断機。
  8. 前記可動フェンスをベースから上方へと突出する方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項記載の卓上切断機。
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