JP2007078905A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007078905A
JP2007078905A JP2005264594A JP2005264594A JP2007078905A JP 2007078905 A JP2007078905 A JP 2007078905A JP 2005264594 A JP2005264594 A JP 2005264594A JP 2005264594 A JP2005264594 A JP 2005264594A JP 2007078905 A JP2007078905 A JP 2007078905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
forming apparatus
electrostatic latent
image forming
beam diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005264594A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Sugiyama
杉山敏弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005264594A priority Critical patent/JP2007078905A/ja
Publication of JP2007078905A publication Critical patent/JP2007078905A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】本発明の課題は、相反則不軌よる潜像の変化を補正し、副走査方向で隣接する画像データの書き込み時間間隔の差による画像の差をなくした画像形成装置を提供することである。
【解決手段】画像データに応じた光ビームで順次画像露光を行う画像形成装置であって、副走査方向に隣接する画像データを露光する時間間隔が異なる時間間隔が混在する場合、その間隔に応じて各々のビーム径を変更する画像形成装置で、像担持体上静電潜像の電位を検知する検知手段を備え、像担持体上に基準静電潜像を形成し、この基準静電潜像の電位に応じて画像露光する場合の各々の光ビーム径を調整することにより、画像データの書き込み時間間隔の差による画像の差をなくした画像形成装置の提供を可能にした。
【選択図】 図4

Description

本発明は複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置にかかり、特にマルチビームによって同時に書き込みを行う画像形成装置に関する。
感光体上に画像形成する場合、副走査方向にドットを重ね合わせて画像を形成することが多く、その場合、副走査方向で隣接する画像データを書き込む時間間隔が変化することがある。例えば、光学走査系が複数の光ビームを持ち、ポリゴンミラーを使用して感光体上に画像形成する場合、副走査方向に隣接する画像データをポリゴンミラーの1面のみで書き込む時と、ポリゴンミラーの2面をまたいで書き込む時があり、1面のみで書き込む時よりも、2面をまたいで書き込む時の方が、書き込み時間の間隔が長くなる。
その結果、相反則不軌により、ビーム径が一定でも、書き込み時間間隔が異なることによって形成した潜像の電位が異なり、濃度や潜幅が変化してしまい、相反則が成立している部分と成立していない部分では異なった画像となる。また、それらが混在した場合には画像が乱れてしまう。この現象は、解像度が高いほど影響が大きくなり、600dpiより1200dpiの方が大きく、より目立つようになる。
ここで、「相反則」とは、露光時の光の強さが倍になったとき、露光時間を半分にすれば同じ感光体表面電位が得られる、というように、光のエネルギーの総和が同じであれば露光後の感光体表面電位が一定になるような関係をいう。また、その関係が成立しない場合を「相反則不軌」という。
そこで、特許文献1には、マルチビームの発光パターンに応じて、出力ビーム光量を変えることにより、感光体上の潜在電位のバラツキを調整する方法が、開示されている。
また、特許文献2には、飛び越し走査を採用することにより、相反則不軌によるバンディングの画質欠陥を軽減する方法が、開示されている。
しかしながら、前記方法では相反則不軌による画質低下の影響を低減できるものの、解像度が高くなる場合には、形成した潜像の電位が異なり、濃度や潜幅が変化してしまい、結果として相反則が成立している部分と成立していない部分では異なった画像になるという問題点が依然存在していた。
特開2002−113903号公報 特開2004−77714号公報
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、相反則不軌よる潜像の変化を補正し、副走査方向で隣接する画像データの書き込み時間間隔の差による画像の差をなくした画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決する手段である本発明の特徴を以下に挙げる。
本発明の画像形成装置は、画像データに応じた光ビームで、像担持体上の副走査方向に、順次画像露光を行う画像形成装置であって、副走査方向に隣接する画像データを露光する時間間隔が、異なる時間間隔が混在する場合、その間隔に応じて、各々のビーム径を変更する画像形成装置で、像担持体上静電潜像の電位を検知する検知手段を備え、像担持体上に基準静電潜像を形成し、この基準静電潜像の電位に応じて、画像露光する場合の各々の光ビーム径を調整することを特徴とするものである。これにより、相反則不軌よる潜像の変化を補正し、副走査方向で隣接する画像データの書き込み時間間隔の差による画像の差をなくすことができる。
本発明の画像形成装置は、画像データに応じた光ビームで、像担持体上の副走査方向に、順次画像露光を行う3ビーム以上を持つ画像形成装置であって、副走査方向に隣接する画像データを露光する時間間隔が、異なる時間間隔が混在する場合、時間間隔が長くなることがあるビームの径を、長くならないビームの径よりも常に小さくする画像形成装置で、像担持体上静電潜像の電位を検知する検知手段を備え、像担持体上に基準静電潜像を形成し、この基準静電潜像の電位に応じて、画像露光する場合の各々の光ビーム径を調整することを特徴とするものである。これにより、複雑な制御を行うことなく、相反則不軌よる潜像の変化を補正し、副走査方向で隣接する画像データの書き込み時間間隔の差による画像の差をなくすことができる。
本発明の画像形成装置は、画像データに応じた光ビームを、ポリゴンミラーで反射させて走査し、像担持体上に画像露光を行う、複数ビームを持つ画像形成装置であって、副走査方向に隣接する画像データを、同一のポリゴンミラー面を使用して露光する場合と異なるポリゴンミラー面を使用して露光する場合が混在する場合、その間隔に応じて、各々のビーム径を変更する画像形成装置で、像担持体上静電潜像の電位を検知する検知手段を備え、像担持体上に基準静電潜像を形成し、この基準静電潜像の電位に応じて、画像露光する場合の各々の光ビーム径を調整することを特徴とするものである。
本発明の画像形成装置は、画像データに応じた光ビームを、ポリゴンミラーで反射させて走査し、像担持体上に画像露光を行う、3ビーム以上を持つ画像形成装置であって、副走査方向に隣接する画像データを、同一のポリゴンミラー面を使用して露光する場合と異なるポリゴンミラー面を使用して露光する場合が混在する場合、異なるポリゴンミラー面を使用して露光することがあるビームの径を、同一のポリゴンミラー面のみを使用して露光するビームの径よりも常に小さくする画像形成装置で、像担持体上静電潜像の電位を検知する検知手段を備え、像担持体上に基準静電潜像を形成し、この基準静電潜像の電位に応じて、画像露光する場合の各々の光ビーム径を調整することを特徴とするものである。
本発明の画像形成装置は、同一の画像データであって、副走査方向に連続した画像を、異なる時間間隔で露光して形成した基準静電潜像を比較することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
本発明の画像形成装置は、同一の画像データであって、副走査方向に連続した画像を、異なるポリゴンミラー面を使用して露光し形成した基準静電潜像を比較することを特徴とする請求項3又は4に記載の前記記載の画像形成装置である。
本発明の画像形成装置は、各光ビーム径調整前後で、複数ビームの総ビーム径が一定であることを特徴とする請求項2又は4に記載の画像形成装置である。これにより、相反則が成立する場合に総ビーム径の過不足とならない。
本発明の画像形成装置は、基準静電潜像のパターンが、副走査方向に連続したビームで形成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載の画像形成装置である。基準静電潜像のパターンは、副走査方向に連続したビームで形成するので、相反則不軌の影響をより感度よく検知することができる。
本発明の画像形成装置は、作像条件調整動作(プロセスコントロール)を行う画像形成装置であって、作像条件調整動作終了後に、各光ビーム径調整動作をすることを特徴とする前記画像形成装置である。これにより、作像条件調整動作終了後に、各光ビーム径調整動作をするので、その時の感光体感度、現像γ(現像ポテンシャルに対する現像特性)に合わせたビーム径設定ができ、より大きな効果が得られる。
本発明は、上記解決するための手段によって、相反則不軌よる潜像の変化を補正し、副走査方向で隣接する画像データの書き込み時間間隔の差による画像の差をなくした画像形成装置を提供することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものであり、以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
図1は画像形成装置本体のレイアウト図である。像担持体を一様に帯電させ、書込み部からのLD(またはLED)光によって、像担持体上に静電潜像を形成する。次に静電潜像は現像部でトナー像化され、トナー像は転写部にて像担持体上から転写紙上へ転写される。その後定着部にて転写紙上に定着される。
図2は、書込みユニットの主要構成図である。図3は、ブロック図である。図4は、LEDユニット(4アレイ)の主要構成図である。図3のブロック図の構成によってLEDが駆動され、像担持体上に静電潜像を形成する。
2ドット横ラインは、LED1、2、LED2、3、LED3、4、LED4、1を使用して書き込む場合の4パターンがある。LED1、2、LED2、3、LED3、4は同時書込みであるが、LED4、1の場合は、書込み時間差が生じるため、相反則不軌の現象が発生する。
(実施例1)
LED4、1で作成した基準静電潜像(2ドット横ラインの集合)と、LED1、2、LED2、3、LED3、4の3組のうち、少なくとも1組で作成した基準静電潜像の電位を表面電位センサで測定・比較し、それらがほぼ同じ電位になるために必要なLED4、1の場合のLED1のビーム径を調整して求めた。画像処理を行う際に、座標から、LED4、1で書込む画像か否かを認識し、必要な時のみ相反則不軌の現象を抑制するための制御として、先に求めたLED1のビーム径を適用する。
本実施例の場合には、帯電電位は−800V、露光後電位は−100V、解像度は1200dpi、光量(感光体面)は0.44μJ/cmである。また、書き込み時間間隔は、LED1、2、LED2、3、LED3、4の場合は同時書込みであり、LED4、1の場合は、約1/4000sec(4アレイで感光体線速340mm/sec)である。ビーム径標準値は、副走査方向で70μm、主走査方向で55μmである。ビーム径調整値は、LED4、1を使用して潜像を形成する(ドット、ライン、ベタ等全て)場合のみLED1のみ標準値に対して80%(アパーチャ径による)に小さくした。
具体的には、通常径用のアパーチャと小径用のアパーチャ(液晶マスク)とを組み合わせて、必要時に、液晶マスクを用いてビーム径を小さくした。
図7に2ドット横ライン幅(1200dpi)の結果を示す。LED1、2、LED2、3、LED3、4では、ビーム径変更なしで約85μmであったのが、ビーム径変更後は約85μmであった。一方、LED4、1では、ビーム径変更なしで約100μmであったのが、ビーム径変更後は約85μmであった。
実施例は4アレイを使用したが、ビーム径は固定値ではなく必要時のみ変更のため、2アレイでもよい。また、600dpiでも相反則不軌の現象は発生するが、元々の線幅が太いため、現象の影響は少なく目立ちにくい。そのため、解像度が低い場合には、ビーム径の変更量は少なくても良い。また、時間間隔が1/4000secより短い場合も、ビーム径の変更量は少なくても良い。また、実施例ではLED1のみ調整したが、LED1、4ともに調整しても良い。
(実施例2)
LED4、1で作成した基準静電潜像(2ドット横ラインの集合)と、LED1、2、LED2、3、LED3、4の3組のうち、少なくとも1組で作成した基準静電潜像の電位を表面電位センサで測定・比較し、それらがほぼ同じ電位になるために必要なLED4、1の場合のLED1、LED4のビーム径(LED1=LED4)を求めた。
画像処理を行う際に、座標から、LED4、1で書込む画像か否かを認識し、必要な時のみ相反則不軌の現象を抑制するための制御として、(1)画像処理を行う際に、座標から、LED4、1で書込む画像か否かを認識、(2)必要な時のみ相反則不軌の現象を抑制する制御を行う、ためには複雑な制御が必要になり、適切でない。
よって本実施例では、LED1、LED4を標準ビーム径に対して減らし(LED1=LED4)、LED2、LED3を標準ビーム径に対して増やし(LED2=LED3)て、LED4、1で形成した基準静電潜像とLED2、3で形成した基準静電潜像とを比較して表面電位がほぼ同じになるビーム径を求めた。ただし、LED1の標準ビーム径に対する減少率とLED3の標準ビーム径に対する増加率は同じにして、調整前後のLED1〜4の総ビーム径が変化しないようにした(調整前LED1+LED2+LED3+LED4=調整後前LED1+LED2+LED3+LED4)。
本実施例の場合には、帯電電位は−800V、露光後電位は−100V、解像度は1200dpi、光量(感光体面)は0.44μJ/cm である。書き込み時間間隔は、LED1、2、LED2、3、LED3、4の場合は同時書込みであり、LED4、1の場合は、約1/4000sec(4アレイで感光体線速340mm/sec)である。ビーム径標準値は、副走査方向で70μm、主走査方向で55μmである。ビーム径調整値は、LED1および4は、標準値に対して−10%で固定し、LED2および3は、標準値に対して+10%で固定した。アパーチャ径(液晶マスク)による調整で、具体的には、必要時に、液晶マスクを用いてビーム径を調整した。
図8に2ドット横ライン幅(1200dpi)の結果を示す。LED1、2、LED3、4では、ビーム径変更なしで約85μmであったのが、ビーム径変更後は約85μmであった。一方、LED2、3では、ビーム径変更なしで約85μmであったのが、ビーム径変更後は約91μmであった。さらに、LED4、1では、ビーム径変更なしで約100μmであったのが、ビーム径変更後は約92μmであった。
本実施例では、ビーム径は書き込みパターンによらず固定値のため、どのLEDの組み合わせで書き込んでもライン幅は同じとはならないが、複雑な制御を行うことなく、ビーム径を固定値で変更することにより、相反則不軌によって生じる線幅の差を小さくできた。
本実施例でも600dpiでも相反則不軌の現象は発生するが、元々の線幅が太いため、現象の影響は少なく目立ちにくい。そのため、解像度が低い場合には、ビーム径の変更量は少なくても良い。また、時間間隔が1/4000secより短い場合も、ビーム径の変更量は少なくても良い。
図5は、ブロック図である。図6は、LDユニット(4ビーム)の主要構成図である。図5のブロック図の構成によってLDが駆動され、像担持体上に静電潜像を形成する。図6は4ビームの光学系で2ドット横ラインを書き込む場合を例として示している。2ドット横ラインは、同一のポリゴンミラー面でLD1、2、LD2,3、LD3、4を使用して書き込む場合と、2つのポリゴンミラー面にまたがってLD4,1を使用して書き込む場合の4パターンがある。LD1、2、LD2,3、LD3、4は同時書込みであるが、LD4、1の場合は、書込み時間差が生じるため、相反則不軌の現象が発生する。
(実施例3)
図9は、4ビームの光学系で2ドット横ラインを書き込む場合を示す図である。LD4、1で作成した基準静電潜像(2ドット横ラインの集合)と、LD1、2、LD2、3、LD3、4の3組のうち、少なくとも1組で作成した基準静電潜像の電位を表面電位センサで測定・比較し、それらがほぼ同じ電位になるために必要なLD4、1の場合のLD1のビーム径を調整し求めた。画像処理を行う際に、座標より、ポリゴンミラー面をまたいで、LD4、1で書込む画像か否かを認識し、必要な時のみ相反則不軌の現象を抑制するための制御として、先に求めたLD1のビーム径を適用する。
本実施例の場合には、帯電電位は−800V、露光後電位は−100V、解像度は1200dpi、光量(感光体面)は0.44μJ/cmである。また、書き込み時間間隔は、同一ミラー面(LD1、2、LD2、3、LD3、4)の場合は同時書込みであり(LDアレイを傾けず、書き出し位置が同じ)、ミラー面をまたぐ(LD4、1)場合は約1/4000sec(6面で40000rpm)である。ビーム径標準値は、副走査方向で70μm、主走査方向で55μmである。ビーム径調整値は、LD4、1を使用して潜像を形成する(ドット、ライン、ベタ等全て)場合のみLD1のみ標準値に対して80%(アパーチャ径による)に小さくした。具体的には、通常径用のアパーチャと小径用のアパーチャ(液晶マスク)とを組み合わせて、必要時に、液晶マスクを用いてビーム径を小さくした。
図9に2ドット横ライン幅(1200dpi)の結果を示す。LD1、2、LD2、3、LD3、4では、ビーム径変更なしで約85μmであったのが、ビーム径変更後は約85μmであった。一方、LD4、1では、ビーム径変更なしで約100μmであったのが、ビーム径変更後は約85μmであった。
本実施例は4ビームを説明したが、ビーム径は固定値ではなく必要時のみ変更のため、2ビームでもよい。600dpiでも相反則不軌の現象は発生するが、元々の線幅が太いため、現象の影響は少なく目立ちにくい。そのため、解像度が低い場合には、ビーム径の変更量は少なくても良い。また、時間間隔が1/4000secより短い場合も、ビーム径の変更量は少なくても良い。さらに、実施例では、LD1のみ調整したが、LD1、4ともに調整しても良い。
(実施例4)
LD4、1で作成した基準静電潜像(2ドット横ラインの集合)と、LD1、2、LD2、3、LD3、4の3組のうち、少なくとも1組で作成した基準静電潜像の電位を表面電位センサで測定・比較し、それらがほぼ同じ電位になるために必要なLD4、1の場合のLD1、LD4のビーム径(LD1=LD4)を求めた。
画像処理を行う際に、座標から、LD4、1で書込む画像か否かを認識し、必要な時のみ相反則不軌の現象を抑制するための制御として、(1)画像処理を行う際に、座標から、LD4、1で書込む画像か否かを認識、(2)必要な時のみ相反則不軌の現象を抑制する制御を行う、ためには複雑な制御が必要になり、適切でない。
よって本実施例では、LD1、LD4を標準ビーム径に対して減らし(LD1=LD4)、LD2、LD3を標準ビーム径に対して増やし(LD2=LD3)て、LD4、1で形成した基準静電潜像とLD2,3で形成した基準静電潜像とを比較して表面電位がほぼ同じになるビーム径を求めた。ただし、LD1の標準ビーム径に対する減少率とLD3の標準ビーム径に対する増加率は同じにして、調整前後のLD1〜4の総ビーム径が変化しないようにした(調整前LD1+LD2+LD3+LD4=調整後LD1+LD2+LD3+LD4)。
本実施例の場合には、帯電電位は−800V、露光後電位は−100V、解像度は1200dpi、光量(感光体面)は0.44μJ/cmである。また、書き込み時間間隔は、同一ミラー面(LD1、2、LD2、3、LD3、4)の場合は同時書込み(LDアレイを傾けず、書き出し位置が同じ)であり、ミラー面をまたぐ(LD4、1)場合は約1/4000sec(6面で40000rpm)である。ビーム径標準値は、副走査方向で70μm、主走査方向で55μmである。ビーム径調整値は、LD1および4は、標準値に対して−10%で固定し、LD2および3は、標準値に対して+10%で固定した。
図10に、2ドット横ライン幅(1200dpi)の結果を示す。LD1、2、LD3、4では、ビーム径変更なしで約85μmであったのが、ビーム径変更後は約85μmであった。一方、LD2、3では、ビーム径変更なしで約85μmであったのが、ビーム径変更後は約91μmであった。さらに、LD4、1では、ビーム径変更なしで約100μmであったのが、ビーム径変更後は約92μmであった。
本実施例では、ビーム径は書き込みパターンによらず固定値のため、どのLDの組み合わせで書き込んでもライン幅は同じとはならないが、複雑な制御を行うことなく、ビーム径を固定値で変更することにより、相反則不軌によって生じる線幅の差を小さくできた。
本実施例は、600dpiでも相反則不軌の現象は発生するが、元々の線幅が太いため、現象の影響は少なく目立ちにくい。そのため、解像度が低い場合には、ビーム径の変更量は少なくても良い。また、時間間隔が1/4000secより短い場合も、ビーム径の変更量は少なくても良い。
感光体感度や現像γは経時・環境で変化する。作像条件調整動作(プロセスコントロール)を行う画像形成装置の場合には、作像条件調整動作終了に引き続き、各光ビーム径調整動作を行うと、その時の感光体感度、現像γ(現像ポテンシャルに対する現像特性)に合わせたビーム径設定ができるため、より効果が大きくなる。
なお、図11は、相反則不軌のモデル図である。
図1は画像形成装置本体のレイアウト図である。 図2は、書込みユニットの主要構成図である。 図3は、ブロック図である。 図4は、LEDユニット(4アレイ)の主要構成図である。 図5は、ブロック図である。 図6は、LDユニット(4ビーム)の主要構成図である。 図7は、2ドット横ライン幅(1200dpi)の実施例1の結果を示す図である。 図8は、2ドット横ライン幅(1200dpi)の実施例2の結果を示す図である。 図9は、2ドット横ライン幅(1200dpi)の実施例3の結果を示す図である。 図10は、2ドット横ライン幅(1200dpi)の実施例4の結果を示す図である。 図11は、相反則不軌のモデル図である。

Claims (9)

  1. 画像データに応じた光ビームで、像担持体上の副走査方向に、順次画像露光を行う画像形成装置であって、副走査方向に隣接する画像データを露光する時間間隔が、異なる時間間隔が混在する場合、その間隔に応じて、各々のビーム径を変更する画像形成装置で、像担持体上静電潜像の電位を検知する検知手段を備え、像担持体上に基準静電潜像を形成し、この基準静電潜像の電位に応じて、画像露光する場合の各々の光ビーム径を調整することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像データに応じた光ビームで、像担持体上の副走査方向に、順次画像露光を行う3ビーム以上を持つ画像形成装置であって、副走査方向に隣接する画像データを露光する時間間隔が、異なる時間間隔が混在する場合、時間間隔が長くなることがあるビームの径を、長くならないビームの径よりも常に小さくする画像形成装置で、像担持体上静電潜像の電位を検知する検知手段を備え、像担持体上に基準静電潜像を形成し、この基準静電潜像の電位に応じて、画像露光する場合の各々の光ビーム径を調整することを特徴とする画像形成装置。
  3. 画像データに応じた光ビームを、ポリゴンミラーで反射させて走査し、像担持体上に画像露光を行う、複数ビームを持つ画像形成装置であって、副走査方向に隣接する画像データを、同一のポリゴンミラー面を使用して露光する場合と異なるポリゴンミラー面を使用して露光する場合が混在する場合、その間隔に応じて、各々のビーム径を変更する画像形成装置で、像担持体上静電潜像の電位を検知する検知手段を備え、像担持体上に基準静電潜像を形成し、この基準静電潜像の電位に応じて、画像露光する場合の各々の光ビーム径を調整することを特徴とする画像形成装置。
  4. 画像データに応じた光ビームを、ポリゴンミラーで反射させて走査し、像担持体上に画像露光を行う、3ビーム以上を持つ画像形成装置であって、副走査方向に隣接する画像データを、同一のポリゴンミラー面を使用して露光する場合と異なるポリゴンミラー面を使用して露光する場合が混在する場合、異なるポリゴンミラー面を使用して露光することがあるビームの径を、同一のポリゴンミラー面のみを使用して露光するビームの径よりも常に小さくする画像形成装置で、像担持体上静電潜像の電位を検知する検知手段を備え、像担持体上に基準静電潜像を形成し、この基準静電潜像の電位に応じて、画像露光する場合の各々の光ビーム径を調整することを特徴とする画像形成装置。
  5. 同一の画像データであって、副走査方向に連続した画像を、異なる時間間隔で露光して形成した基準静電潜像を比較することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 同一の画像データであって、副走査方向に連続した画像を、異なるポリゴンミラー面を使用して露光し形成した基準静電潜像を比較することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  7. 各光ビーム径調整前後で、複数ビームの総ビーム径が一定であることを特徴とする請求項2又は4に記載の画像形成装置。
  8. 基準静電潜像のパターンが、副走査方向に連続したビームで形成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  9. 作像条件調整動作(プロセスコントロール)を行う画像形成装置であって、作像条件調整動作終了後に、各光ビーム径調整動作をすることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一つに記載の画像形成装置。
JP2005264594A 2005-09-13 2005-09-13 画像形成装置 Pending JP2007078905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005264594A JP2007078905A (ja) 2005-09-13 2005-09-13 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005264594A JP2007078905A (ja) 2005-09-13 2005-09-13 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007078905A true JP2007078905A (ja) 2007-03-29

Family

ID=37939325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005264594A Pending JP2007078905A (ja) 2005-09-13 2005-09-13 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007078905A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0249354A (ja) * 1988-08-11 1990-02-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉型鉛蓄電池用陰極板の製造方法
JP2009053322A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Ricoh Co Ltd 光走査装置及び潜像形成装置及び画像形成装置
JP2015194590A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、形成条件の調整方法、および、形成条件の調整プログラムを記憶した記憶媒体

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63146062A (ja) * 1986-12-10 1988-06-18 Canon Inc 画像記録装置
JPH0815624A (ja) * 1994-07-01 1996-01-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置の光ビーム間隔調整方法
JPH08227048A (ja) * 1994-10-31 1996-09-03 Xerox Corp 多面体鏡ラスタ出力走査器における非整数型インタレース係数を用いたスポット輪郭制御方法
JPH09197776A (ja) * 1996-01-18 1997-07-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JPH1062705A (ja) * 1996-06-12 1998-03-06 Ricoh Co Ltd 評価チャート及び画像記録装置
JPH10324019A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2002113903A (ja) * 2000-10-12 2002-04-16 Canon Inc 潜像形成装置、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプロセスカートリッジ
JP2002283618A (ja) * 2001-03-26 2002-10-03 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置
JP2003280297A (ja) * 2002-03-20 2003-10-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2003323009A (ja) * 2002-04-30 2003-11-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2004009328A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2004020911A (ja) * 2002-06-17 2004-01-22 Ricoh Co Ltd 電子写真装置
JP2006198896A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Ricoh Co Ltd 多色画像形成装置

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63146062A (ja) * 1986-12-10 1988-06-18 Canon Inc 画像記録装置
JPH0815624A (ja) * 1994-07-01 1996-01-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置の光ビーム間隔調整方法
JPH08227048A (ja) * 1994-10-31 1996-09-03 Xerox Corp 多面体鏡ラスタ出力走査器における非整数型インタレース係数を用いたスポット輪郭制御方法
JPH09197776A (ja) * 1996-01-18 1997-07-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JPH1062705A (ja) * 1996-06-12 1998-03-06 Ricoh Co Ltd 評価チャート及び画像記録装置
JPH10324019A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2002113903A (ja) * 2000-10-12 2002-04-16 Canon Inc 潜像形成装置、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプロセスカートリッジ
JP2002283618A (ja) * 2001-03-26 2002-10-03 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置
JP2003280297A (ja) * 2002-03-20 2003-10-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2003323009A (ja) * 2002-04-30 2003-11-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2004009328A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2004020911A (ja) * 2002-06-17 2004-01-22 Ricoh Co Ltd 電子写真装置
JP2006198896A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Ricoh Co Ltd 多色画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0249354A (ja) * 1988-08-11 1990-02-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉型鉛蓄電池用陰極板の製造方法
JP2009053322A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Ricoh Co Ltd 光走査装置及び潜像形成装置及び画像形成装置
US8411123B2 (en) 2007-08-24 2013-04-02 Ricoh Company, Ltd. Light scanning apparatus, latent image forming apparatus and image forming apparatus
JP2015194590A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、形成条件の調整方法、および、形成条件の調整プログラムを記憶した記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6836308B2 (ja) 画像形成装置
JP2009163103A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP5269012B2 (ja) 画像形成装置
JP2007196580A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プログラム、及び記録媒体
JP5422873B2 (ja) 画像形成装置およびレーザ光量制御装置
JP2007078905A (ja) 画像形成装置
JP2011189692A (ja) 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法
JP2011104959A (ja) 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
JP2016045454A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2007199556A (ja) 光走査装置、該装置の制御方法及び該装置を用いた画像形成装置
JP5464287B2 (ja) 印刷装置、ピント判定方法、及び、ピント判定プログラム
JP2008175859A (ja) 画像形成装置及び露光方法
JP5277529B2 (ja) 光走査装置、該装置の制御方法、該装置を用いた画像形成装置及び画像形成方法
JP4515295B2 (ja) 画像形成装置
JP2007286509A (ja) 画像形成装置
JP5751009B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法およびコンピュータープログラム
JP5773040B2 (ja) 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法
JP4713351B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム
JP5918119B2 (ja) 画像形成装置
JP2002333755A (ja) タンデム方式のフルカラー電子写真装置
JP6210323B2 (ja) 画像形成装置
JP2008012806A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2007196589A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プログラム、及び記録媒体
JP6234888B2 (ja) 画像形成装置
JP5621863B2 (ja) 画像形成装置、ストリークス判定方法、および、画像形成装置におけるストリークス判定プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120605