JP2008175859A - 画像形成装置及び露光方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 画像データをスクリーン処理するスクリーン処理部10と、複数本の露光ビームを感光体ドラム30上で各々走査させることで、感光体ドラム30上に静電潜像を形成する露光器13と、スクリーン処理に使用するスクリーンの線数と角度との少なくとも1つの情報を取得し、この情報に基づいて感光体上に静電潜像を形成する露光器13の露光ビーム本数を制御する露光制御部11と、を有する構成としている。
【選択図】 図1
Description
すなわち、VCSELのように複数の発光点を用いる場合、各光源の出力強度を均一にすることは難しい。このため、均一な画像信号で露光を行っても、感光体上に周期的な電位の不均一(潜像電位むら)が生じてしまう。この潜像電位むらとスクリーニングの網点パターンとが干渉すると、出力画像に濃度むらが発生する。
このように本発明は、スクリーンの線数と角度との少なくとも1つの情報に基づいて、露光ビーム本数を制御することで、使用するスクリーンパターンによらず、モアレの発生を防止することができる。
従って、使用するスクリーンパターンによらず、モアレの発生を防止することができる。
従って、複数色の画像を形成する場合に、全ての色でモアレが発生しないように制御することができる。
従って、発生するモアレの影響が大きい印刷モードと、影響が小さい印刷モードとで露光ビーム本数を変更することで、印刷モードに応じた最適な露光ビーム本数で露光することができる。
モアレピッチが0.3以下となるように制御するので、良好な画質の画像を出力させることが可能となる。
スクリーン処理部10は、特定の色、特定のオブジェクト(例えば、写真、文字など)ごとに好ましいスクリーン処理を施し、例えば2400dpi(1ビット)の画像データを出力する。
露光制御部11は、スクリーン処理部10で使用したスクリーンの線数情報を取得して、露光時の発光点数と、ポリゴンの回転数とを露光器13に通知する。
半導体レーザを構成するVCSELチップ21の個々の発光点すなわちVCSELチップから出射された複数のレーザ光Lは、コリメータレンズ22によって所定のビーム直径を持つレーザ光にコリメート(平行化)される。このレーザ光はシリンドリカルレンズ23を介して回転多面鏡24に入射し、回転多面鏡24の回転に伴って、その反射面にて反射され、各々偏向される。図3に、VCSELチップ21の構成を示す。本実施例では、32個の発光点を有するVSCELチップが用いられる。
この現象は、VCSELチップ21による露光が、複数の露光点の合成露光となることに起因し、更には、一走査内の中央部と走査のつなぎ部分では露光の合成される時間に差があることが原因と考えられている。すなわち、一走査内の中央部は全露光エネルギーが1μs前後の短い時間に与えられるのに対して、つなぎ部(2回露光部)は約2msという時間をあけてエネルギーが加えられる。その結果、感光体の相反則不軌が生じ、ステッチングとなる(図6参照)。
以上は一様に露光した場合であるが、ここでスクリーンパターンを描画すると、スクリーンパターンにおける周期性と、露光パワーの違いによる電位分布の周期性との間で干渉が生じ、モアレとなって記録紙上に現れてしまう。
例えば、スクリーン角度(θ)を18(rad)、スクリーンピッチを189(lip)とした場合、露光器13の露光ビーム本数が10〜20の時にモアレピッチが0.3以上となることが分かる。従って、スクリーン角度(θ)が18(rad)、スクリーンピッチ189(lip)のスクリーンを使用する場合には、露光ビーム本数は10〜20本を除いた本数で露光するように制御するとよい。
まず、露光制御部11は、スクリーン処理部10から第1色目のスクリーン情報を取得する(ステップS1)。スクリーン情報には、スクリーンの角度情報と、スクリーンの線数情報とが含まれる。
次に、露光制御部11は、モアレピッチが0.3以下となるように露光ビーム本数を計算する(ステップS2)。上述した式(6)、(7)を用いてモアレピッチが0.3以下となる露光ビーム本数を求める。これをC、M、Y、Kのすべての色で行い、すべての色でモアレピッチが0.3以下となる露光ビーム本数を求める(ステップS3)。
例えば、露光制御部11は、印刷モードごとに変更されるスクリーンに応じて、露光ビーム本数を変更してもよい。発生するモアレの影響が大きい印刷モードと、影響が小さい印刷モードとで露光ビーム本数を変更することで、印刷モードに応じた最適な露光ビーム本数で露光することができる。また、上記実施例においては、全ての色ごとのスクリーンに対するモアレピッチを求め、その最大のモアレピッチとなるもので露光ビーム本数を決定するように制御したが、特定の一色、または、特定の複数の色に対するスクリーンに対するモアレピッチのみを用いて露光ビームの本数を定めるようにしても良い。これは例えば、YMCKの色材を用いて印字する場合に、Yの色材のモアレは目立たないという特性があることや、画像データによっては含まれない色成分があり、全ての色のスクリーンに対してのモアレピッチを考慮する必要がない画像データもあるためである。
2 画像入力装置
3 画像処理部
4 コントローラ部
5 PDL解釈部
6 色補正部
7 描画部
8 エンジン制御部
9 階調補正部
10 スクリーン処理部
11 露光制御部
12 エンジン部
13 露光器
14 現像器
15 転写器
16 定着器
Claims (6)
- 画像データをスクリーン処理するスクリーン処理手段と、
複数本の露光ビームを感光体上で各々走査させることで、該感光体上に静電潜像を形成する露光手段と、
前記スクリーン処理に使用するスクリーンの線数と角度との少なくとも1つの情報を取得し、該情報に基づいて前記感光体上に静電潜像を形成する前記露光手段の露光ビーム本数を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記スクリーン処理手段は、画像データの色に応じて前記スクリーン処理に使用するスクリーンを変更し、
前記制御手段は、前記スクリーン処理のスクリーン線数とスクリーン角度とから使用するスクリーンのモアレピッチを算出し、算出したモアレピッチに基づいて露光ビーム本数を選択することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記スクリーン処理手段は、画像データの色ごとに前記スクリーン処理に使用するスクリーンを変更し、
前記制御手段は、前記スクリーン処理のスクリーン線数とスクリーン角度とから各色ごとのモアレピッチを算出し、算出したモアレピッチが最も大きい色のスクリーンを使用した場合に、前記モアレピッチが所定値以下となる露光ビーム本数を選択することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、印刷モードごとに変更されるスクリーンに応じて、露光ビーム本数を変更することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、発生するモアレのピッチが、0.3以下となるように前記露光ビーム本数を制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の画像形成装置。
- スクリーン処理に使用するスクリーンの線数と角度との少なくとも1つの情報を取得するステップと、
取得した情報に基づいて、感光体上に静電潜像を形成する露光手段の露光ビーム本数を決定するステップと、
決定した本数の露光ビームで、前記感光体上に静電潜像を形成するステップと、
を有することを特徴とする露光方法。
Priority Applications (1)
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JP2007006717A JP2008175859A (ja) | 2007-01-16 | 2007-01-16 | 画像形成装置及び露光方法 |
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