JP2016045454A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイライトからハーフトーン領域の再現性を低下させることなく、トナー載り量を低減できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、感光ドラム1a〜1dと、帯電装置2a〜2dと、帯電した感光ドラムを露光して静電潜像を形成する露光装置3a〜3dと、静電潜像を現像する現像装置4a〜4dとを備える画像形成部10C〜10Kと、濃淡画像を用いて基準パターンを生成する色分解演算部95、ガンマ補正演算部96と、基準パターンにおける中間調濃度から高濃度にかけてドットを間引くための露光量補正用パターン68を生成する補正テーブル演算部92と、基準パターンと露光量補正用パターンを合成して補正後のパターンを生成する2値化処理演算部97を有し、画像形成部10C〜10Kは2値化処理部97で形成された補正後画像パターン99を用いて中間調濃度から高濃度にかけてトナー載り量が低減された画像を形成する。【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置、及び、画像形成方法に関する。
近年、電子写真方式を採用した画像形成装置に対する省エネルギー化の要求から、トナー載り量を低減することが求められている。トナー載り量を低減するためには、一般にコントラスト電位を低下させる方法が有効である。
図17は、コントラスト電位及び充電率を説明するための図である。図17において、縦軸は感光体の表面電位を示している。Vdは帯電装置によって帯電された感光体の表面電位(帯電部電位)、Vlは帯電された感光体表面を露光光によって露光したときの感光体の表面電位(露光部電位)である。また、Vdcは現像バイアス電圧である。図17(a)に示す現像バイアスの直流成分(Vdc:232)と印字部である露光部電位(Vl:233)の電位差(Vcont:235)がコントラスト電位となる。トナーの帯電量が所望の値であれば、コントラスト電位が増加する場合にトナー載り量が増加し、コントラスト電位が減少する場合にトナー載り量が減少する。
以下、コントラスト電位に対する、感光体にトナーが付着した状態での感光体の表面電位の割合を充電率とする。
図17(b)は、充電率が50%のときの感光体の電位分布のモデル図であり、図17(c)は、充電率が100%のときの感光体の電位分布のモデル図である。図17(b)に示したように、充電率が100%未満(充電不良)であると、トナー載り量が減少してしまうので所望の濃度の画像を形成することができない。
さらに、充電率が低い場合、以下のような画像不良が生じてしまう可能性がある。ベタ部とハーフトーン部とが隣接した画像に電界をかけてトナーと付着させる際に、ベタ部とハーフトーン部とが隣接する隣接部において回り込み電界が発生し、ハーフトーン部が白く抜ける白抜けが発生する。この画像不良は、特にアモルファスシリコン(a−Si)など誘電率の高い感光体や膜厚の薄い感光体を使用した場合に顕著となる。
そこで、ベタ部にラインスクリーン処理を施す画像形成装置が知られている(特許文献1)。
ベタ部にラインスクリーン処理を施したときの階調再現について、図18のイメージ図を用いて説明する。図18(a)は、ベタ部に対してラインスクリーン処理を施していない通常のスクリーンパターンを示し、図18(b)は、ベタ部に対してもラインスクリーン処理を施したスクリーンパターンを示す。
同じ電荷量の同量のトナーを用いた場合、ラインスクリーン処理が施された領域にトナーを付着させたときの感光体の電位の変化量が、ラインスクリーン処理が施されていない領域にトナーを付着させたときの感光体の電位の変化量よりも大きくなる。つまり、ラインスクリーン処理が施された領域の充電率は、ラインスクリーン処理が施されていない領域の充電率よりも高くなる。従って、ベタ部にラインスクリーン処理を施すことによって充電率が高まり、隣接部において回り込み電界が生じにくくなって白抜けを防止できる。
ここで、充電率を高めると共に、トナー載り量を低減するためにコントラスト電位を低下させる方法が検討されている。具体的には、露光手段による露光強度を弱くすることによってコントラスト電位を低下させることによって、トナーの載り量を低減させる。
特許第4871682号公報
ところで、露光強度を弱くすると、露光量が低下して、画像形成装置によって形成される画像の階調レベルが目標レベルよりも低下してしまう可能性がある。実験により、帯電部電位Vdと露光部電位Vlとの差からコントラスト電位Vcontを差し引いたバックコントラストVbackが、コントラスト電位Vcontと同程度になると、階調レベルが目標レベルよりも低下することが分かった。
そこで、本発明の目的は、トナー載り量を低減させた場合であっても、画像形成装置によって形成される画像の階調レベルの低下を抑制することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、濃淡画像に面積階調処理を施したスクリーンパターンを用いて階調再現する画像形成装置において、感光体と、前記感光体を帯電させる帯電手段と、前記帯電した感光体を画像データに基づいて露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像を現像する現像手段とを備える画像形成部と、前記濃淡画像を用いて基準パターンを生成するパターン生成部と、前記基準パターンにおける中間調濃度から高濃度にかけてドットを間引くための露光量補正用パターンを生成する補正パターン生成部と、前記基準パターンと前記露光量補正用パターンを合成して補正後のパターンを生成する合成部と、を有し、前記画像形成部は、前記合成部で合成され補正後のパターンを用いて中間調濃度から高濃度にかけてトナー載り量が低減された画像を形成することを特徴とする。
本発明によれば、トナー載り量を低減させた場合であっても、画像形成装置によって形成される画像の階調レベルの低下を抑制できる。
実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 露光装置の構成を示す図である。 図1の画像形成装置におけるトナー載り量低減処理を実行するための制御構成ブロック図である。 トナー載り量低減処理の手順を示すフローチャートである。 露光量補正テーブルを示す図である。 露光量補正後のスクリーンパターンを示す図である。 図6に対応する感光ドラム上の表面電位特性を示す図である。 第2の実施の形態における露光量補正後のスクリーンパターンを示す図である。 第3の実施の形態におけるトナー載り量低減処理の手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における露光量補正後のスクリーンパターンを説明するための図である。 比較例1における露光量補正テーブルを示す図である。 図11に対応する感光ドラムの表面電位特性を示す図である。 露光量低減前のハイライトからハーフトーン領域の潜像分布を説明する図である。 露光量低減後のハイライトからハーフトーン領域の潜像分布を説明する図である。 露光量低減前のハイライトからハーフトーン領域の階調再現を説明するための図である。 露光量変更後のハイライトからハーフトーン領域の階調再現を説明するための図である。 コントラスト電位及び充電率を説明するための図である。 ラインスクリーン処理を説明するための図である。
以下、第1の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
図1において、この画像形成装置100は、シアン色の画像を形成する画像形成部10C、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10M、イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yを備えている。また、画像形成装置100は、ブラック色の画像を形成する画像形成部10Kを備えている。
画像形成部10C、10M、10Y、10Kは、それぞれ光導電性の感光体を有する感光ドラム1a、1b、1c、1dを備えている。感光ドラム1a〜1dの周囲には、帯電装置2a、2b、2c、2d、露光装置3a、3b、3c、3d、現像装置4a、4b、4c、4d、転写ローラ5a、5b、5c、5dが配置されている。また、感光ドラム1a〜1dにそれぞれ対応して、ドラムクリーニング装置6a、6b、6c、6d、及び、電位計測器7a、7b、7c、7dが設けられている。電位計測器7a〜7dは、それぞれ感光体表面の電位として感光ドラム1a〜1dの表面電位を計測する。
感光ドラム1a〜1dは、駆動装置(不図示)の駆動によって、図1中、矢印A方向に回転駆動する。帯電装置2a〜2dは、図示省略した帯電バイアス電源に接続されており、感光ドラム1a〜1dの表面をそれぞれ所定の電位に一様に帯電する。露光装置3a〜3dは、半導体レーザを用いたレーザビームスキャナであり、感光ドラム1a〜1dにレーザ光を露光して静電潜像を形成する。
図2は、露光装置3a〜3dの構成を示す図である。図2において、露光装置3a〜3dは、光源としてのレーザ31、コリメータレンズ32、シリンドリカルレンズ33、ポリゴンミラー(回転多面鏡)34、及び、Fθレンズ35を備えている。コリメータレンズ32は、レーザ31から出射されたレーザ光を平行光に変換する。シリンドリカルレンズ33は、コリメータレンズ32を通過したレーザ光を副走査方向(感光体ドラムの副走査方向)に集光する。ポリゴンミラー34は、集光したレーザ光を偏向し、Fθレンズ35は、ポリゴンミラー34によって偏向されたレーザ光を感光ドラム1a〜1d上にスポット状に結像させる。
半導体レーザ31は、図示省略したレーザドライバの発光信号に応じて所定の強度とタイミングで明滅する。半導体レーザ31から出射されたレーザ光は、コリメータレンズ32、及び、シリンドリカルレンズ33を通り、一定速度で回転するポリゴンミラー34に入射する。ポリゴンミラー34に入射したレーザ光は、ミラー面で反射し、偏向されてfθレンズ35を通過し、感光ドラム1a〜1dにスポット状に結像され、所定の方向38に等速度で走査される。これにより、感光ドラム1a〜1d上にレーザ照射パターンに応じた静電潜像が形成される。
図1に戻り、現像装置4a〜4dには、それぞれイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナーが収納されている。現像装置4a〜4dは、感光ドラム1a〜1dに形成された静電潜像にトナーを供給して現像する。感光ドラム1a〜1dと転写ローラ5a〜5dの間を搬送されるように、中間転写体としての無端状の中間転写ベルト8が配置されている。中間転写ベルト8は、複数の張架ローラ11a〜11cによって張架されている。中間転写ベルト8は、各感光ドラム1a〜1dの表面にそれぞれ当接するように、図1中、矢印B方向に移動、回転する。張架ローラ11cと対向するように2次転写ローラ12aが設けられており、張架ローラ11cと2次転写ローラ12aとが当接するニップ部が二次転写部12となる。二次転写部12に、記録材としての用紙Pを供給する給紙ローラ(図示省略)が設けられており、二次転写部12の用紙搬送方向の下流側に、定着装置9が配置されている。
このような構成の画像形成部10C〜10Kにおいて、図示省略したCPUから出力信号が送信されると、感光ドラム1a〜1dが回転し、帯電装置2a〜2dによりにその表面が帯電電位(Vd)に均一帯電される。均一帯電された感光ドラム1a〜1dの表面に対し、露光装置3a〜3dが所望の画像データに応じたレーザ光を照射して露光し、静電潜像を形成する。
次いで、現像装置4a〜4dが、感光ドラム1a〜1dに形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像し、色成分毎のトナー像を形成する。現像剤として、例えばマイナス極性に帯電された非磁性トナーと磁性キャリアからなる2成分現像剤が用いられ、DCバイアスにACバイアスを重畳させたバイアスを用いて現像する。次いで、転写ローラ5a〜5dが感光ドラム1a〜1d上のトナー像を順次中間転写ベルト8上に重ねて転写し、カラー画像を形成する。中間転写ベルト8上に形成されたカラー画像は、二次転写部12で用紙Pに一括転写され、その後、定着装置9で用紙Pに定着され、最終画像として系外に排出される。
図3は、図1の画像形成装置におけるトナー載り量低減処理を実行するための制御構成ブロック図である。
図3において、画像形成装置100は、画像処理コントローラ部65、及び、作像エンジン部66を備えている。画像処理コントローラ部65は、C、M、Y、K色分解演算部95、γ補正演算部96、2値化処理演算部97、及び、補正テーブル演算部92を有する。C、M、Y、K色分解演算部95は、入力画像に対応した画像データを、C、M、Y、Kの各色に対応する画像データに分解する。γ補正演算部96は、各色に対応する画像データに対してγ補正を施す。2値化処理演算部97は、γ補正が施された画像データであるマトリクスパターン(基準スクリーンパターン)67を必要に応じて補正した後、2値化処理(面積階調処理)を施す。補正テーブル演算部92は、トナー載り量を補正する載り量制御信号91に基づいて基準となるスクリーンパターン(基準パターン)から所望のドットを間引くための露光量補正用のスクリーンパターン(露光量補正用パターン)を生成する。
作像エンジン部66は、レーザーダイオード(LD)駆動部59を備えている。LD駆動部59は、補正後の画像パターン99を用いて各色に対応する画像形成部10C〜10Kに設けられた露光装置3a〜3dの光源であるLDを駆動する。
以下、図1の画像形成装置100を用いたトナー載り量低減処理について説明する。なお、感光ドラムとして膜厚15μmのOPCドラムを用い、−500Vに帯電させ露光部を−150Vに露光して静電潜像を形成した。また、このとき、主走査方向のスポット径が50μmで、副走査方向のスポット径が60μmの光学スポットを用い、エンジンの露光解像度を2400dpiとした。
また、現像剤として、キヤノン社製 C7000VP 複写機のシアントナーを使用した。定着装置として、キヤノン社製 C7000VP複写機の通紙方向上流に配置された第一定着装置を用い、ローラ温度を120℃に調整し、300mm/sで通紙した。また、記録メディアとして、王子製紙社製OKトップコート紙を使用し、彩度の測定にはX−Rite社製X−Rite530を使用して評価した。なお、彩度の低下は2次色で顕著となるが、今回は、評価の便宜上1次色で評価した。
図4は、トナー載り量低減処理の手順を示すフローチャートである。トナー載り量低減処理は、画像形成装置100の画像処理コントローラ部65が、メモリ(不図示)に格納されたプログラムに基づいて実行する。
図4において、画像処理コントローラ部(以下、「コントローラ」という。)65は、画像形成装置100に通信可能に接続されたPCやスキャナ、リーダなどの外部装置から入力画像94の画像データを受信するまで待機する(ステップS1)。入力画像94は、例えば、濃淡情報を有する濃淡画像である。次いで、コントローラ65は、C、M、Y、K色分解演算部95を制御して受信した入力画像94の画像データを各色に対応する画像データに分解させる(ステップS2)。
次いで、コントローラ65は、ガンマ補正演算部96を制御して色成分毎の画像データに対して各色成分に対応したγ補正を実行させ、2値化処理されるべき基準スクリーンパターン67(図6)を形成する(ステップS3)。基準スクリーンパターン67は、階調再現するための階調情報である。C、M、Y、K色分解演算部95とガンマ補正演算部96は、基準となるスクリーンパターン67を生成するパターン生成部として機能する。
次いで、コントローラ65は、補正テーブル演算部92が、トナー載り量制御信号91を受信したか否かを判定する(ステップS4)。トナー載り量制御信号91は、ユーザが、例えば、操作パネルから省エネルギーモードの実行を指示し、トナー載り量の低減目標値が設定されることよって、補正テーブル演算部92に受信される。ステップS4の判定の結果、トナー載り量制御信号91を受信した(ステップS4で「YES」)場合、コントローラ65は、補正テーブル演算部92を制御して露光量補正テーブル93を作成させる(ステップS5)。露光量補正テーブル93は、基準となるスクリーンパターン67の出力線数(スクリーン線数とも呼ぶ)、及び、トナー載り量制御信号91によって設定されたトナー載り量の低減目標値に基づいて生成される。
ここで、トナー載り量を低減するための露光量補正テーブルの作成方法について説明する。
トナー載り量を低減する方法として、上述したベタ部に対応する静電潜像を異なる露光量の光を用いて形成する方法(特許文献1)が知られている。この方法は、例えばトナーが2層以上ある場合、定着処理をすることでトナー像の断面の凹凸が消えるので、印刷画像におけるベタ部が塗りつぶされた画像となり、見た目上、特に問題がない。しかしながら、トナー層が、例えば2層未満の場合、定着処理後もトナー像が下地を覆う程広がらず、印刷画像のベタ部から下地が露出したり、色味が変わってしまう可能性がある。より具体的には、単色画像の場合、メディアを覆い切れずに白地部が残ったり、混色画像の場合でも色相互間の混色が不十分となって発色性が低下するという問題がある。
そこで、本実施の形態では、基準となるスクリーンパターンの露光量を補正する露光量補正用スクリーンパターンを生成し、該露光量補正用スクリーンパターンを用いて、基準となるスクリーンパターンの露光量を補正する。
図5は、ステップS5で作成した露光量補正テーブルを示す図である。横軸は入力データを示し、縦軸は露光量(露光強度、又は、露光時間)を示す。露光量補正テーブルは、トナー載り量制御信号91を受信した補正テーブル演算部92によって生成される。
図5において、トナー載り量制御信号91のトナー載り量の低減目標値に基づいてベタ部(最大濃度)の露光量補正値(補正後の露光量)61が求められている。本実施の形態では、トナー載り量を、例えば0.40mg/cmから0.32mg/cmに低減する。従って、低減目標値は、0.8となる。
次に、補正開始階調62を下記式(1)に基づいて求める。
補正開始階調 = 全階調数/2 × 線数/300 ・・・(1)
式(1)は、出力線数(スクリーン線数)が300線のときに中間の階調である80h(16進法、全階調数/2)から補正を行うものとして、出力線数に応じて補正開始階調を求めるものである。出力線数が200線のときは、80h×200/300で、補正開始階調は四捨五入して53hとなる。式(1)は、出力線数が増加すれば露光量を低下させる階調レベルの範囲が狭まり、出力線数が減少すれば露光量を低下させる階調レベルの範囲が広がる。なお、出力線数(スクリーン線数)が300の場合に、露光量を低下させる階調レベルの範囲を出力すべき全階調数の半分のレベル以上としたが、300の値に限定されない。予め実験によって、階調レベルがつぶれることを抑制できるような分母の値を決定すればよい。図5中の直線は、最大濃度部の補正後の露光量61と、補正開始階調62との間を直線補間して各階調における補正後の露光量を示す。なお、80hは16進数を用いて表現した値であり、10進数を用いて表現すると128となる。また、式(1)は、出力線数(スクリーン線数)が300線未満ならばマスクする階調レベルの範囲が全階調数の半分の値よりも広くなり、300線以上ならばマスクする階調レベルの範囲が全階調数の半分の値よりも狭くなることを意味する。
図4に戻り、露光量補正テーブル93を作成した後、コントローラ65は、基準スクリーンパターン67を補正するための露光量補正用スクリーンパターン68を生成させる(ステップS6)。即ち、コントローラ65は、図5の露光量補正テーブルを用い、基準スクリーンパターン67に基づいて露光量補正テーブルに対応する補正後のスクリーンパターンを得るための各階調における間引き量と間引き位置を規定する補正パターンを作成させる。補正テーブル演算部92は、補正パターン生成部としても機能する。本実施の形態では、トナー載り量の低減目標値は、0.8である。これは、ベタ部のトナー載り量を20%削減することを意味する。従って、ベタ部の露光量も20%削減する必要がある。式(1)で求めたように、基準となるスクリーンパターンの補正開始階調62を始点とし、ベタ部が−20%の面積率になるように露光量補正用スクリーンパターン(補正パターン)68を作成する(後述する図6参照)。
次いで、コントローラ65は、基準となるスクリーンパターン67と、露光量補正用スクリーンパターン68を合成して露光量補正後のスクリーンパターン70を形成させる(ステップS7)。
図6は、露光量補正後のスクリーンパターンを示す図である。
図6において、基準となるスクリーンパターン67と、露光量補正用スクリーンパターン68を合成して露光量補正後スクリーンパターン70が形成される。基準となるスクリーンパターン67の黒点部が印字部であり、露光量補正用スクリーンパターン68の黒点部がドットを削除する間引き部である。露光量補正用スクリーンパターン68は、トナー載り量を低減するための階調補正情報となる。基準となるスクリーンパターン67と露光量補正用スクリーンパターン68を合成することにより、中間調濃度から高濃度領域(高濃度部)に掛けて露光量が削減された露光量補正後スクリーンパターン70が得られる。
図6(b)は、間引きされた露光量パターンと間引き後の露光量を平均化した露光量パターンをそれぞれ表しており、間引き処理により中間調濃度から高濃度にかけて単位体積あたりの平均露光量が減少していることが分かる。露光量補正後スクリーンパターン70を用いて感光ドラムを露光した際の感光ドラム上の電位の推移を図7に示す。図7において、露光量補正後スクリーンパターン70に従って露光されたドラム上の帯電部電位と露光部電位との差は、露光量補正前の基準となるスクリーンパターン67に従って露光された場合の帯電部電位と露光部電位との差よりも減少している。このように、露光量が低減されていることが分かる。
図4に戻り、コントローラ65は、2値化処理演算部97を制御して露光量補正後のスクリーンパターン70を2値化処理して露光量補正後の画像パターン99を作成させる(ステップS8)。基準スクリーンパターン67と、露光量補正用スクリーンパターン68を合成して露光量補正後スクリーンパターン70を合成する処理は、2値化処理演算部97によって実行される。従って、2値化処理演算部97は、合成部としても機能する。
補正後画像パターン99を作成した後、コントローラ65は、補正後画像パターン99に基づいて画像を形成させるために、補正後画像パターン99を作像エンジン部66に送り、本処理を終了する。作像エンジン部66のLD駆動部59は、補正後画像パターン99を用いて、対応する感光ドラム表面に露光量補正後の画像パターン99に対応する静電潜像を形成し、該静電潜像が現像されてトナー像となる。
図4の処理によれば、画像形成に用いる基準となるスクリーンパターン67の他に、中間調濃度から高濃度にかけてドットを間引くための露光量補正用スクリーンパターン68を形成する。そして、基準となるスクリーンパターン67と露光量補正用スクリーンパターン68を合成することによって、基準となるスクリーンパターン67の中間調濃度から高濃度にかけての露光量を減少させる。これによって、ハイライトからハーフトーン領域の潜像パターンに影響を与えず、ベタ部のコントラスト電位を低下させて、充電不良を防止しつつトナー載り量を低減できる。すなわち、基準となるスクリーンパターン67の露光量を、露光量補正用スクリーンパターン68に従って低減してトナー載り量を低減することができる。
本実施の形態において、露光量補正を行う際、上述したように、基準となるスクリーンパターン67の他に露光量補正用スクリーンパターン68を設ける。これによって、省エネルギーモードや高画質モード、その他ユーザの設定に応じ、適宜トナー載り量を調整することが可能となる。露光量補正用スクリーンパターン68における露光量は、中間調濃度から高濃度にかけて徐々に大きくなる。また、露光量補正用スクリーンパターン68のハイライトからハーフトーン領域までは露光されていないので、ハイライト側の階調レベルが低下することもない。
一般に、潜像パターンに隙間があるとトナーの隙間から下地が見えるので、充分な発色が得られない。しかしながら、本実施の形態では、エンジンの像解像度を高解像である2400dpiとし、スポット径を主走査50μm×副走査60μmとして像露光を実行するので、隙間ない露光パターンで潜像を形成することができる。高解像のピッチで間引きを実行することで、後述する表1に示すように、トナー載り量を低減しつつ、高濃度部の彩度を維持しながらハイライトからハーフトーン領域のドット再現性を確保することができる。
本実施の形態において、露光量補正用スクリーンパターン68の空間周波数を、基準となるスクリーンパターン67の空間周波数より高くすることが好ましい。空間周波数とは、スクリーンパターン1mm当たりの線数である。これによって、ベタ部のトナー像を均一に形成することができ、発色性も良好な画像を形成することができる。特に、1200dpi〜2400dpiの高解像度のエンジンを用いて高解像パターンで露光量を補正することによって、良好な画像形成が可能となる。従って、像解像度は、1200dpi以上であることが好ましい。
次に、第2の実施の形態について説明する。
上述の第1の実施の形態では、規則性のある基準となるスクリーンパターンに対し、規則的な補正用スクリーンパターンを用いて間引き処理を実行した。この場合、条件によってはビートが発生する可能性がある。
そこで、本実施の形態では、補正用のスクリーンパターンを非周期的なパターンとし、非周期的なパターンによって基準スクリーンパターンを間引きする。補正用のスクリーンパターンとして非周期的なパターンを適用することによって、ビートの発生を抑制することができる。
図1の画像形成装置100を用い、下記の条件以外は、上記第1の実施の形態と同様にして図4のトナー載り量低減処理を実施した。すなわち、本実施の形態では、基本となるスクリーンパターンの出力線数を300線とし、補正開始階調を上述の式(1)に従って求めて80hとし、露光量補正用スクリーンパターンをランダム関数を用いた非周期的なパターンとした。
図8は、本実施の形態における露光量補正後のスクリーンパターンを示す図である。図8において、基準となるスクリーンパターン121と、非周期的なスクリーンパターン122とを合成することによって、露光量補正テーブルで規定された面積率になるように補正して補正後のスクリーンパターン123を形成した。その後、得られた補正後スクリーンパターン123を用いて、第1の実施の形態と同様に画像形成を行ったところ、ハイライトからハーフトーン領域のドット再現性が良好で十分な彩度の画像が得られた。
本実施の形態によれば、トナー載り量が低減し、ハイライトからハーフトーン領域のドット再現性が良好で、十分な彩度の画像が得られ、しかもビートの発生は確認されなかった。
本実施の形態において、非周期的なスクリーンパターンとしてランダム関数を用いたスクリーンパターンとしたが、公知のブルーノイズパターンや誤差拡散パターンなどのその他の非周期パターンを用いることも可能である。
本実施の形態において、基準となるスクリーンパターンとしてAMスクリーンを用い、露光量補正用スクリーンパターンとしてFMスクリーンを適用することもできる。これによっても、モアレの発生しない良好な画像を形成することができる。
次に、第3の実施の形態について説明する。
図9は、第3の実施の形態に係るトナー載り量低減処理の手順を示すフローチャートである。本トナー載り量低減処理は、第1の実施の形態と同様、画像形成装置100の画像処理コントローラ部65が、メモリ(不図示)に格納されたプログラムに基づいて実行する。
本実施の形態では、エンジン解像度を2400dpi、基準となるスクリーンパターンのスクリーン線数を150線とした。従って、上述の式(1)を用いて演算した補正開始階調は、16進法で40h(10進法で64)となる。また、ユーザによって指定されたトナー載り量の低減目標値は、0.8(80%)である。この目標値によれば、画像信号の入力最大値255(8進数)に基づいて形成された画像のトナーの載り量が0.40mg/cmから0.32mg/cmに低減される。
本実施の形態において、図9のステップS101〜S104の処理は、第1の実施の形態(図4)と同様であるので、説明を省略し、以下、図4の処理と異なる点を中心に、本実施の形態を説明する。
トナー載り量制御信号を受信した後、コントローラ65は、露光量補正テーブルを作成する(ステップS105)。すなわち、コントローラ65は、上述した図5の露光量補正テーブルを参照し、最大入力値255(ベタ部)の補正量61が、20%となるように、補正開始階調62としての画像信号64(10進数)から画像信号255(10進数)までの補正量を線形補間する。このとき、線形補間後の入力値128(全階調数の1/2)に対応する補正量は6.7%であり、補正入力値は、図10に示すように、最大入力値255の6.7%で、17となる。
図10は、第3の実施の形態における露光量補正後のスクリーンパターンを説明するための図である。図10において、基準スクリーンパターンを2値化した2値化画像302と補正スクリーンパターンを2値化した補正2値化画像307に基づいて最終画像303が生成されている。
図9に戻り、次いで、コントローラ65は、入力値300に対し、基準となるスクリーンパターン301を用い比較演算することで基準となる2値化画像302を作成する(ステップS106)(図10)。次いで、コントローラ65は、ステップS105で作成した露光量補正テーブルに基づいて階調補正を行う。すなわち、コントローラ65は、補正入力値305に対し、補正スクリーンパターン306を用いて比較演算することによって補正2値化画像307を作成する(ステップS107)。次いで、コントローラ65は、基準となる2値化画像302に対し、補正2値化画像307を比較演算して最終画像303を作成し(ステップS108)、本処理を終了する。その後、得られた最終画像303を用いて、第1の実施の形態と同様に画像形成を行ったところ、ハイライトからハーフトーン領域のドット再現性が良好で十分な彩度の画像が得られた。
図9の処理によれば、基準となる2値化画像302及び補正2値化画像307を作成し、その後、基準となる2値化画像302に対し補正2値化画像307を比較演算することによって最終画像303を作成した。これによって、上記実施の形態と同様、ハイライトからハーフトーン領域の潜像パターンに影響を与えず、ベタ部のトナー載り量を低減することができる。なお、本実施の形態において、例示したマトリクスの全画素に同じ値を用いたが、各画素の値が異なっていても同様の処理が可能である。
なお、最近では、作成した補正後のスクリーンパターンを2値化処理して最終画像を作成する第1の実施の形態よりも、基準及び補正用スクリーンパターンを2値化処理し、2つの2値化画像に基づいて最終画像を作成する本実施の形態の方が好適に適用される。
次に、比較例1について説明する。
上述の第1の実施の形態では、スクリーンパターンの高濃度部の露光量を削減するために、露光量補正用のスクリーンパターン68を形成し、これを基準となるスクリーンパターン67に合成させて露光量を低減した。
これに対して、比較例1では、単に、露光手段である露光装置の露光強度を低減して露光を行った。
図11は、比較例1における露光量補正テーブルを説明するための図である。図11において、横軸が露光強度(入力データ)で、縦軸が露光量を示している。露光強度を低減すると変更前(E0)に対して全階調に渡り一律に露光量が低下している(E1)。このときの感光ドラム上の表面電位を図12に示す。図12は、図11に対応する感光ドラムの表面電位特性を示す図である。図12において、露光強度の低減に伴って、感光ドラムの表面電位は全階調にわたってV0からV1に変化している。
このような条件下で面積階調処理を施した場合の潜像パターンの電位分布を図13と図14に示す。
図13は、露光量を低減する前(図11(E0))の状態における潜像分布を説明するための図である。また、図14は、露光量を低減した後(図11(E1))の状態における潜像分布を説明するための図である。
図13及び図14において、ハイライトの潜像深さは、露光量低減前150から低減後160のように低下しており、現像バイアスのDC成分(Vdc)を超えてVd側に推移している様子がみてとれる。このようにVdcよりVd側、すなわちバックコントラスト側に潜像分布が形成されてしまうと再現性が急激に低下する。
図15は、露光量低減前のハイライトからハーフトーン領域の階調再現を説明するための図であり、図16は、露光量低減後のハイライトからハーフトーン領域の階調再現を説明するための図である。図15、及び、図16において、横軸は、入力データを示し、縦軸は、トナー濃度を示す。露光量低減前の図15、及び、露光量低減後の図16から、露光量を低減させることによって、ハイライトからハーフトーン領域のドット再現性が、低減前170から低減後180に、急激に低下していることが分かる。すなわち、比較例1では、ベタ部のトナー載り量が露光量の低下に伴って減少し、かつ彩度も良好であるが、ハイライトからハーフトーン領域のドット再現性が著しく低下することが分かる。
次に、比較例2について説明する。
スクリーンパターンの高濃度部の露光量を低減する処理として、先行技術(特許文献1)で説明したような、スクリーンパターンの中間調をベタ部に適用するラインスクリーン処理を実施し、処理後のスクリーン用いて画像を形成した(図18(b)参照)。その結果、露光強度は変更していないものの露光面積が画素単位で減少しているために、ベタ部の平均露光量が減少してトナー載り量も平均露光量の低下に伴って減少した。また、露光強度を変更していないので、ハイライトからハーフトーン領域のドット再現性も良好であった。しかしながら、下記表1に示すとおり、ベタ部のトナー構造に露光時の凹凸構造が残って彩度が低下し、満足する画像を得ることはできなかった。
表1から、基準スクリーンパターン67に露光量補正用のスクリーンパターン68を合成した第1及び第2の実施の形態、並びに第3の実施の形態は、ハイライトからハーフトーン領域のドット再現性が良好で、彩度も良好な画像が得られることが分かる。これに対して、単に、露光手段の露光量を低減した比較例1及び先行技術(特許文献1)従ってラインスクリーン処理を実施した比較例2では、ハイライトからハーフトーン領域のドット再現性又は彩度において満足する結果が得られなかった。
1a〜1d 感光ドラム
2a〜2d 帯電装置
3a〜3d 露光装置
4a〜4d 現像装置
10C〜10K 画像形成部
67 基準となるスクリーンパターン
68 露光量補正用スクリーンパターン
70 露光量補正後スクリーンパターン
92 補正テーブル演算部
95 C、M、Y、K色分解演算部
96 ガンマ補正演算部
97 2値化処理演算部
99 補正後画像パターン
100 画像形成装置

Claims (8)

  1. 濃淡画像に面積階調処理を施したスクリーンパターンを用いて階調再現する画像形成装置において、
    感光体と、前記感光体を帯電させる帯電手段と、前記帯電した感光体を画像データに基づいて露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像を現像する現像手段とを備える画像形成部と、
    前記濃淡画像を用いて基準パターンを生成するパターン生成部と、
    前記基準パターンにおける中間調濃度から高濃度にかけてドットを間引くための露光量補正用パターンを生成する補正パターン生成部と、
    前記基準パターンと前記露光量補正用パターンを合成して補正後のパターンを生成する合成部と、を有し、
    前記画像形成部は、前記合成部で合成され補正後のパターンを用いて中間調濃度から高濃度にかけてトナー載り量が低減された画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記露光量補正用パターンにおける露光量は、ハーフトーンから高濃度領域にかけて徐々に大きくなることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記露光量補正用パターンのハイライトからハーフトーンまでは、露光されていないことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記露光量補正用パターンの空間周波数は、前記基準パターンの空間周波数よりも高いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記露光量補正用パターンとして、非周期的なスクリーンパターンを用いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記非周期的なスクリーンパターンは、ランダム関数を用いたパターン、ブルーノイズパターン、及び、誤差拡散パターンのうちのいずれかであることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成部における像解像度は、1200dpi以上であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 濃淡画像に面積階調処理を施したスクリーンパターンを用いて階調再現する画像形成方法において、
    帯電手段で一様に帯電された感光体表面を、露光手段によって画像データに基づいて露光して静電潜像を形成し、前記静電潜像を現像手段で現像して画像を形成する画像形成ステップと、
    前記濃淡画像を用いて基準パターンを生成するパターン生成ステップと、
    前記基準パターンにおける中間調濃度から高濃度にかけてドットを間引くための露光量補正用パターンを生成する補正パターン生成ステップと、
    前記基準パターンと前記露光量補正用パターンを合成して補正後のパターンを生成する合成ステップと、を有し、
    前記画像形成ステップでは、前記合成ステップで合成された補正後のパターンを用いて中間調濃度から高濃度にかけて露光量が低減した画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
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