JP2007076556A - 乗物の装備品収納構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フレームに設けた収納部に対して容易に装備品を出し入れすることができる、乗物の装備品収納構造を提供する。
【解決手段】 乗物のフレーム15に、装備品40を収納可能であり且つ該装備品40を出し入れ可能な開口43を有する収納部35を設け、該収納部35に、前記装備品40を保持するとともにスライドすることによって前記開口43から出し入れ可能なホルダー57を設ける。好ましくは、前記開口43を、前記収納部35の側部に設け、前記ホルダーを、前記装備品40を左右方向にスライドするように構成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は乗物の装備品収納構造、例えば、自動二輪車のバッテリーの収納構造に関するものである。
下記特許文献1には、自動二輪車のフレームに関する技術が開示されている。このフレームは、ヘッドパイプと、ヘッドパイプから後方へ延びるメインフレームと、このメインフレームの後端に接続され、左右方向に横断する中空箱形断面の箱部材と、該箱部材から下方に延びるスイングアームブラケットと、前記箱部材から後方へ延びるシートレールと、を備え、前記箱部材に、バッテリーやオイルタンク等の比較的重量のある装備品を収納したものである。
実用新案登録第2575106号公報
特許文献1記載の技術では、フレームを構成する箱部材によって比較的重量のある装備品の収納部を構成しているため、フレームのスペースを有効利用できるという利点がある。
しかし、箱部材の中に一旦装備品を収納すると、箱部材の内部に手を入れにくく装備品の重量も大きいために、再度箱部材から取り出すのが困難である。特に、装備品がバッテリー等のメンテナンスが必要なものである場合、箱部材から取り出す必要が生じるため、その度に作業に手間がかかる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、フレームに設けた収納部に対して容易に装備品を出し入れすることができる、乗物の装備品収納構造を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、乗物のフレームに、装備品を収納可能であり且つ該装備品を出し入れ可能な開口を有する収納部を設け、該収納部に、前記装備品を保持するとともに該装備品をスライドすることによって前記開口から出し入れ可能なホルダーを設けていることを特徴とする。
これによれば、収納部に対する装備品の出し入れを容易に行うことができ、特に、メンテナンスが必要な装備品の収納に好適である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記開口が、前記収納部の側部に設けられ、前記ホルダーが、前記装備品を左右方向にスライドするように構成されていることを特徴とする。
これによれば、収納部に対する装備品の出し入れを乗物の側方から一層容易に行うことができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記ホルダーが、前記収納部に固定されるガイド部と、前記装備品を保持するとともに前記ガイド部にスライド可能に支持されるスライド部と、を備えていることを特徴とする。
これによれば、ホルダーを簡単な構造で構成することができ、ガイド部によってスライド部をスムーズにスライドすることができるので、装備品の出し入れを円滑に行うことができる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記装備品がバッテリーであることを特徴とする。
これによれば、バッテリーの点検やバッテリー液の補充等のメンテナンスを簡単且つ迅速に行うことができる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記バッテリーのプラス端子が前記開口側に配置され、マイナス端子が反開口側に配置され、該マイナス端子に接続された配線が前記開口近傍に引き出されて前記フレームに接続されていることを特徴とする。
これによれば、例えばバッテリーにブースターケーブルを接続するとき、プラス端子には開口から直接的に、マイナス端子には開口側に引き出した配線を介して間接的にブースターケーブルを接続することができる。したがって、バッテリーを収納部から引き出すことなく、接続作業を開口の近くで簡単に行うことができる。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、前記収納部の前記開口を含む範囲で前記フレームを外側から覆うカバーを備え、該カバーが、前記収納部の開口を覆うとともに該開口を露出するように部分的に開放可能な補助カバーを有していることを特徴とする。
これによれば、カバー全体を外すことなく補助カバーを開放することで、簡単に開口を露出し、装備品の出し入れを行うことができる。
フレームに設けた収納部に対して容易に装備品を出し入れすることができる。
〔自動二輪車の全体構成〕
図1は、本発明の実施形態にかかる自動二輪車10の右側面図である。自動二輪車10は、車体フレーム12、エンジン13、スイングアーム22等を有する車体11と、該車体11の外面を覆うカウリング14とを有している。車体フレーム12は、メインフレーム15と、スイングアームブラケット16と、リヤフレーム17とを備えており、これらによって、側方からみて略Y字状に構成されている。
メインフレーム15は、ヘッドパイプ18から後方へ延びると共に下方に湾曲している。スイングアームブラケット16は、左右一対設けられ、メインフレーム15の下部の左右両側から下方突出状に延びている。メインフレーム15とスイングアームブラケット16とは一体的に形成されている。リヤフレーム17は、スイングアームブラケット16の後部に固定され、後方へ後上がり状に延びている。前記ヘッドパイプ18にはフロントフォーク19が支持されている。フロントフォーク19の上端部にはハンドル20が設けられ、フロントフォーク19の下端部には前輪21が支持されている。
スイングアームブラケット16には、スイングアーム22の前端部がピボット軸22Aを介して上下揺動自在に支持されている。スイングアーム22の後端部には後輪23が支持されている。スイングアーム22と車体フレーム12との間には、図示しないリヤサスペンションが伸縮可能に介装されている。
車体フレーム12の上側には燃料タンク25、シート26及び後部シート27が前側から順に設けられている。燃料タンク25は、メインフレーム15の上側からリヤフレーム17の上側にかけて配置されている。シート26及び後部シート27は、リヤフレーム17上に設けられている。メインフレーム15の下側にはエンジン13が配置されている。
〔メインフレーム15及びスイングアームブラケット16の構造〕
図2は、メインフレーム15及びスイングアームブラケット16の右側面図であり、図3は、メインフレーム15及びスイングアームブラケット16を斜め後方から見た斜視図である。メインフレーム15は、単一の外殻構造(モノコック構造)であり、メインフレーム15の外殻が強度部材を構成し、内部が空洞となっている。そして、メインフレーム15は、前部がエアクリーナーボックス30として構成され、後部が、装備品の収納ボックス(収納部)35として構成されている。
図2に示すように、エンジン13は、メインフレーム15及びスイングアームブラケット16にブラケット等を介して支持されている。本実施形態のエンジン13は並列4気筒であり、各シリンダに、それぞれスロットルボディ34よりなる吸気装置(燃料供給装置)が設けられている。各スロットルボディ34には、それぞれ吸気ダクト33が接続されている。各吸気ダクト33は、エアクリーナーボックス30の後部の下壁に装着されている。
エアクリーナーボックス30内には、クリーナーエレメント31が装着されている。クリーナーエレメント31は、前傾姿勢で配置されている。クリーナーエレメント31よりも前側のエアクリーナーボックス30の左右両側壁には、吸気口32が形成されている。吸気口32には、自動二輪車10の前部から吸入した空気を吸気口32に導くダクト(図示略)が接続されている。
メインフレーム15は、前部側15Aがヘッドパイプ18とともに鋳造により一体成型され、後部側15Bが板金製で形成されている。鋳造物の前部側15Aと板金製の後部側15Bとは、クリーナーエレメント31のやや後側で溶接により接合されており、その境界をZ1で示している。前記吸気口32とクリーナーエレメント31の装着部とは鋳造により一体に成型されている。メインフレーム15の前部側15Aと後部側15Bの境界Z1は、側方から見て後下がり状に傾斜している。
エアクリーナーボックス30は、メインフレーム15の前部側15Aと、後部側15Bの前部とで構成されている。収納ボックス35は、メインフレーム15の後部側15Bの後端部により構成されている。エアクリーナーボックス30と収納ボックス35との境界をZ2で示している。
前記スイングアームブラケット16の上部は、収納ボックス35の左右両側に重なるように接合されている。左右のスイングアームブラケット16は、収納ボックス35の下方で、上下2つのクロス部材36A,36B(図3)によって互いに連結されている。
〔収納ボックス35の構造〕
図4は、図2のIV−IV矢視概略断面図であり、図5は、車体フレーム下部の斜視図である。本実施形態では、収納ボックス35内に、装備品としてのバッテリー40とABS(アンチロックブレーキシステム)ユニット41とが収納されている。
前記収納ボックス35は、板金によって上下壁35A,35B及び前後壁35C,35Dが形成され、左側のスイングアームブラケット16Lの上部によって左壁35Eが形成されている。収納ボックス35の右側部には、開口43が設けられ、該開口43は、バッテリー40を出し入れするために用いられる。また、収納ボックス35の後壁35Dには、開口42が形成され、該開口42は、ABSユニット41を装着するために用いられる。各開口42,43は、図示しない蓋体によって開閉可能に閉鎖されるようになっている。
ABSユニット41は、収納ボックス35内の左側に配置されており、該収納ボックス35内に取付ブラケット46を介して取り付けられている。図5に示すように、取付ブラケット46は、側面視略L字状に形成され、ABSユニット41の下面2カ所と前面1カ所に、取付ネジ47で取り付けられている。下側2カ所の取付ネジ47には、ゴム製のダンパ48が取り付けられ、該ダンパ48は、収納ボックス35の下壁35Bに形成した丸孔49に嵌合されている。取付ブラケット46の上端部は、収納ボックス35の前壁35Cに、ダンパ50を介在させた状態でボルト51及びナット52によって取り付けられ、取付ブラケット46の後端部は、収納ボックス35の後壁35Dに、ダンパ53を介在させた状態でボルト54及びナット55によって取り付けられている。
〔バッテリー40の収納構造〕
図4に示すように、バッテリー40は、収納ボックス35内の右側に配置されており、該収納ボックス35内にホルダー57を介して取り付けられている。ホルダー57は、収納ボックス35に固定されたガイド部58と、バッテリー40を保持するとともにガイド部58にスライド自在に支持されたスライド部59とを備えている。ガイド部58及びスライド部59は、それぞれ合成樹脂によって形成されている。
ガイド部58は、底壁58A、前後壁58B,58C、及び左壁58Dを備え、上方及び右方向に開放した箱形に形成されている。底壁58Aには、前後左右4カ所に、下方突出状に位置決め突起60が形成されており、該位置決め突起60を収納ボックス35の底壁35Bに形成した孔61に嵌合することによって、ガイド部58が所定の位置に位置決めされている。底壁58Aの中央には、軽量化のため開口58Fが形成されている。
図5に示すように、ガイド部58の前壁58Bには、上方に突出する取付片62が一体的に形成されており、該取付片62に形成した孔62Aと収納ボックス35の前壁35Cに形成した孔63とにボルト64を挿通し、該ボルト64にナット65を螺合することで、ガイド部58が収納ボックス35に固定されている。
ガイド部58の後壁58Cには、後方及び上方に突出する支持部材66が一体的に形成されている。この支持部材66には、バッテリー40に接続される電装品(例えば、スターターリレー81(図6))が支持される。ガイド部58の左壁58Dには、左右に貫通する孔67が前後一対形成されている。
スライド部59は、底壁59A、前後壁59B,59C、及び左右壁59D,59Eを備え、上方に開放した箱形に形成されている。スライド部59の前後左右壁59B,59C,59D,59Eの間には、バッテリー40の下部が嵌合されている。底壁59Aの中央には、軽量化のため開口59Fが形成されている。スライド部59の左壁59Dには、取付片68が突設され、右壁59Eには、引っ掛け片69が突設されている。バッテリー40は、取付片68に取り付けた固定バンド70を、バッテリー40の上側を通して引っ掛け片69に引っ掛けることによって、スライド部59に保持されている。
スライド部59の前後幅は、ガイド部58の前後壁58B,58Cの間隔(前壁58Bの後面と後壁58Cの前面との間隔)よりもやや小さく形成され、このガイド部58の前後壁58B,58C間にスライド部59が左右方向にスライド可能に嵌り込んでいる。ガイド部58の前後壁58B,58Cは、スライド部59をスライド可能にガイドするガイド壁を構成し、ガイド部58の左壁58Dは、スライド部59の左壁59Dが当接することによって、バッテリー40の収納位置(収納方向のスライド限界位置)を設定する位置規制壁を構成している。スライド部59の左壁59Dには、左方に突出する突起71が前後一対形成されており、この突起71は、バッテリー40を収納位置に配置したとき、ガイド部58の左壁58Dに形成した孔67に挿入され、主としてバッテリー40の上方への浮き上がりを規制している。
図4に示すように、バッテリー40の収納位置において、スライド部59の右側は、ガイド部58からはみ出している。ガイド部58からはみ出したスライド部59の下面には、前後一対の脚72が下方突出状に形成され、該脚72が収納ボックス35の底面上に載っている。スライド部59を右方向にスライドすると、2点鎖線で示すように、バッテリー40が開口43から突出し、収納ボックス35から取り出されるようになっている。
図6は、収納ボックス35を開口43側から見た斜視図である。スライド部59の右壁59Eには、右方向に突出する前後一対の突起73が形成されている。この突起73は、前後に長い帯板で形成された取付具75にゴム製のダンパ76を介して差し込まれ、取付具75の前後端は、ボルト77を介して開口43の周りに固定されている。この取付具75によって、バッテリー40の右方向(取り出し方向)への移動と、上方の浮き上がりが規制されている。
図4に示すように、バッテリー40のプラス端子40Aは、開口43側に配置され、マイナス端子40Bは反開口43側に配置されている。そして、図6に示すように、プラス端子40Aには、配線80の一端が接続され、該配線80の他端が、スターターリレー81等に接続されている。マイナス端子40B(図4)には、配線82の一端が接続され、該配線82の他端は、開口43周りに形成したボス部83にボルト84を介して固定され、フレームアースされている。また、ボス部83には、エンジン13側から引き出されたセルモーターのアース線85が配線82とボルト84で共締めされている。
〔カウリング14の構造〕
図1に示すように、車体11を覆うカウリング14は、ハンドル20の近傍を覆うフロントカウリング87と、主としてエンジン13の左右両側を覆うセンターカウリング88(本発明のカバー)と、主としてエンジン13の下側を覆うロワーカウリング89とを備えている。
センターカウリング88は、主カバー88Aと、補助カバー88Bとからなっている。図7は、主カバー88Aの側面図、図8は、補助カバー88Bの側面図である。図1及び図7に示すように、主カバー88Aは、外周部や中央部等に形成した取付孔93を介して車体11にネジ止めされると共に、エンジン13側方の大部分を覆うようになっている。主カバー88Aの後部側には、補助カバー88Bを装着する装着部90が形成されており、該装着部90は、主カバー88Aの表面よりもやや凹んでいる。装着部90には、補助カバー88Bを取り付けるための複数の装着孔91が形成されている。主カバー88Bには、軽量化等のため複数の開口97,98が形成され、装着部90に形成された開口98は、補助カバー88Bで塞がれるようになっている。
図1に示すように、補助カバー88Bは、主カバー88Aの装着部90に取り付けられており、主カバー88Aの中央から後方に延び、後端部が主カバー88Aから突出するとともに、前記収納ボックス35の側方を覆うようになっている。図8に示すように、補助カバー88Bの内面には、装着部90の装着孔91(図7)に対応した複数の取付具92が一体に形成されている。また、補助カバー88Bの後部には、車体11に対してネジ止めするための取付孔94が形成されている。本実施形態の補助カバー88Bは、所謂ニーグリップカバーであり、ライダーの膝の位置に対応して配置されている。
図9は、主カバー88Aと補助カバー88Bとの連結部を拡大して示す断面図であり、補助カバー88Bの取付具92は、左右内方に突出する突起状の差し込み具であり、先端部の外径が拡大している。主カバー88Aの装着孔91には、グロメット95が取り付けられており、このグロメット95に取付具92を差し込むことによって、主カバー88Aと補助カバー88Bとが連結されている。また、補助カバー88Bを主カバー88Bから引き離すことで、装着孔91のグロメット95から取付具92を引き抜くことができるようになっている。
〔本実施形態の作用効果〕
(1)図4に示すように、バッテリー40は、ホルダー57によって保持されるとともに左右方向にスライド可能であり、スライドすることによって収納ボックス35の開口43から出し入れ可能となっている。したがって、収納ボックス35に対するバッテリー40の収納及び取り出しを容易に行うことができる。したがって、バッテリー40の点検やバッテリー液の補充等の作業を迅速に行うことができる。
(2)ホルダー57は、ガイド部58とスライド部59とを備えているので、ガイド部58によってスライド部59をスムーズにスライドさせることができるともに、収納位置に位置決めすることができる。
(3)収納ボックス35の側部に開口43を形成し、ホルダー57によるバッテリー40のスライド方向を左右方向としているので、燃料タンク25やシート26等を車体11から取り外すことなく、自動2輪車10の側方からバッテリー40を容易に出し入れすることができる。
(4)図1に示すように、車体11を覆うセンターカウリング88は、主カバー88Aと補助カバー88Bとからなり、収納ボックス35の側方を覆う補助カバー88Bを取り外すことによって、収納ボックス35の側方を開放できるようになっているので、センターカウリング88全体を取り外さなくとも、収納ボックス35を簡単且つ迅速に開放し、バッテリー40を出し入れすることができる。
(5)図6に示すように、バッテリー40のプラス端子40Aを収納ボックス35の開口43側に配置し、マイナス端子40Bを反開口43側に配置し、マイナス端子40Bに接続した配線82を、開口43側に引き出すとともに開口43周りに接続しているので、例えば、ブースターケーブルを接続するときに、バッテリー40を収納ボックス35から引き出すことなく、プラス端子40Aと、マイナス端子40Bに接続した配線82とに、それぞれブースターケーブルを容易に接続することができる。
(6)図2に示すように、比較的重量の大きいバッテリー40やABSユニット41を、メインフレーム15の後部に形成した収納ボックス35に配置しているので、これらを車体11の重心位置Gに近づけることができる。
(7)図4に示すように、収納ボックス35からの出し入れが必要なバッテリー40を開口43側に配置し、収納ボックス35から取り出すことがほとんどないABSユニット41を反開口43側に配置しているので、バッテリー40の出し入れを損なうことなく、収納ボックス35内のスペースを有効に利用することができる。
(8)図5に示すように、収納ボックス35の後壁35Dに開口42を形成しているので、該開口42を介して簡単に収納ボックス35内にABSユニット41を取り付けることができ、また、ABSユニット41に対する配管の接続作業も開口42を介して簡単に行うことができる。
(9)装備品に付設される部品、例えば、バッテリー40に接続される電装品(例えば、スターターリレー81(図6))を、ホルダー57に形成した支持部材66(図5)で支持しているので、当該部品を支持する部材を別途設ける必要がなく、構造の簡素化及び部品点数減を図ることができる。
〔他の実施形態〕
(1)上記実施形態では、収納ボックス35を、モノコック構造のメインフレーム15自体によって構成しているが、メインフレーム15と収納ボックス35とを別体で構成してもよい。
(2)センターカウリング88は、例えば、収納ボックス35を含む範囲で主カバー88Aを形成するとともに、主カバー88Aの収納ボックス35に対応する位置に開口を形成し、この開口を補助カバー88Bで覆うようにしてもよい。
(3)スライドすることによって出し入れ可能な装備品は、バッテリー40に限らず、ABSユニット41、工具、エアクリーナエレメント等とすることができる。
(4)収納ボックス35の開口43は、左側部に設けることができ、この場合、出し入れが必要なバッテリー40を収納ボックス35内の左側に配置し、ABSユニット41を右側に配置することができる。また、開口43は、収納ボックス35の左右両側に設けることもできる。
(5)収納ボックス35に対するバッテリー40のスライド方向は、左右方向に限らず、前後方向又は上下方向とすることもできる。
(6)ホルダー57は、ガイド部58とスライド部59との構成となっているが、ガイド部58を省略し、スライド部59を直接収納ボックス35内でスライドさせるようにしてもよい。
本発明は、一般用又はレース用等の自動二輪車、騎乗型四輪不整地走行車等の自動四輪車、水上スキー等の各種乗物に利用可能である。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の右側面図である。 メインフレーム及びスイングアームブラケットの右側面図である。 メインフレーム及びスイングアームブラケットを斜め後方から見た斜視図である。 図2のIV−IV矢視概略断面図である。 メインフレーム、スイングアームブラケット、バッテリー、及びABSユニットの分解斜視図である。 収納ボックスを開口側から見た斜視図である。 センターカウリングの主カバーの側面図である。 センターカウリングの補助カバーの側面図である。 センターカウリングの主カバーと補助カバーとの連結部を拡大して示す断面図である。
符号の説明
10 自動二輪車
15 メインフレーム
35 収納ボックス
40 バッテリー(装備品)
43 開口
57 ホルダー
58 ガイド部
59 スライド部

Claims (6)

  1. 乗物のフレームに、装備品を収納可能であり且つ該装備品を出し入れ可能な開口を有する収納部を設け、該収納部に、前記装備品を保持するとともに該装備品をスライドすることによって前記開口から出し入れ可能なホルダーを設けていることを特徴とする、乗物の装備品収納構造。
  2. 前記開口が、前記収納部の側部に設けられ、前記ホルダーが、前記装備品を左右方向にスライドするように構成されていることを特徴とする、請求項1記載の乗物の装備品収納構造。
  3. 前記ホルダーが、前記収納部に固定されるガイド部と、前記装備品を保持するとともに前記ガイド部にスライド可能に支持されるスライド部と、を備えていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の乗物の装備品収納構造。
  4. 前記装備品がバッテリーであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の乗物の装備品収納構造。
  5. 前記バッテリーのプラス端子が前記開口側に配置され、マイナス端子が反開口側に配置され、該マイナス端子に接続された配線が前記開口近傍に引き出されて前記フレームに接続されていることを特徴とする、請求項4記載の乗物の装備品収納構造。
  6. 前記収納部の前記開口を含む範囲で前記フレームを外側から覆うカバーを備え、該カバーが、前記収納部の前記開口を覆うとともに該開口を露出するように部分的に開放可能な補助カバーを有していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の乗物の装備品収納構造。

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