JPH0672378A - 電動式スクータ型車両 - Google Patents

電動式スクータ型車両

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JPH0672378A
JPH0672378A JP4231906A JP23190692A JPH0672378A JP H0672378 A JPH0672378 A JP H0672378A JP 4231906 A JP4231906 A JP 4231906A JP 23190692 A JP23190692 A JP 23190692A JP H0672378 A JPH0672378 A JP H0672378A
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JP
Japan
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wire harness
unit case
clamp
electric motor
scooter type
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JP4231906A
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Koji Kurata
光次 倉田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K25/00Axle suspensions
    • B62K25/04Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
    • B62K25/28Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay
    • B62K25/283Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay for cycles without a pedal crank, e.g. motorcycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J11/00Supporting arrangements specially adapted for fastening specific devices to cycles, e.g. supports for attaching maps
    • B62J11/10Supporting arrangements specially adapted for fastening specific devices to cycles, e.g. supports for attaching maps for mechanical cables, hoses, pipes or electric wires, e.g. cable guides
    • B62J11/19Supporting arrangements specially adapted for fastening specific devices to cycles, e.g. supports for attaching maps for mechanical cables, hoses, pipes or electric wires, e.g. cable guides specially adapted for electric wires
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    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2204/00Adaptations for driving cycles by electric motor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電動モータに結線されるワイヤーハーネスや、
電動モータの結線部への防水性を向上させると同時に、
ワイヤーハーネスの着脱作業性を良好なものとし、ワイ
ヤーハーネスを確実に保持させる。 【構成】前部に電動モータ16が設置されて後部に後輪
17が軸支されたユニットケース18の内部に、上記電
動モータ16の動力を上記後輪17に伝達する動力変速
伝達装置19が収容された構成のパワーユニット15を
備え、上記ユニットケース18の前部が懸架手段14に
よって車体フレーム2に懸架され、ユニットケース18
の後部が後輪17とともに上下揺動可能とされた電動式
スクータ型車両1において、上記懸架手段14に補強材
を兼ねる防水部材43,49を設けるとともに、上記防
水部材49の防水側にクランプ36を設け、前記電動モ
ータ16に車体側から結線されるワイヤーハーネス34
を上記クランプ36に保持させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動モータに結線され
るワイヤーハーネスや、電動モータの結線部への防水性
を向上させた電動式スクータ型車両に関する。
【0002】
【従来の技術】電動式スクータ型車両として提案されて
いる多くのものには、従来のエンジン式スクータ型車両
と同様なパワーユニット式の後輪駆動方式が採用されて
いる。
【0003】電動式スクータ型車両用のパワーユニット
は、一般に前部に電動モータが設置されて後部に後輪が
軸支されたユニットケースの内部に、上記電動モータの
動力を上記後輪に変速して伝達する動力変速伝達装置が
収容された構成となっている。
【0004】そして、上記ユニットケースの前部が懸架
アームや懸架リンクなどの部材から構成される懸架手段
を介して車体フレームに懸架され、ユニットケースの後
部が後輪とともに上下揺動可能とされ、ユニットケース
の後部と上記車体フレームの後部とがショックアブソー
バで連結される。
【0005】一方、車体側には大容量な走行用バッテリ
が搭載され、この走行用バッテリから延びるワイヤーハ
ーネスが上記電動モータに結線されて電動モータに電力
が供給されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、電動モータ
は比較的路面に近い位置で外部に晒されて設置されてい
るため、電動モータに結線される前記ワイヤーハーネス
も必然的に路面の近傍、かつ外部に露出した位置に配線
されることになり、雨天走行等の際に前後の車輪が跳ね
上げる水や泥などがワイヤーハーネスや電動モータの結
線部に掛かって電流のリークが誘発されるおそれがあっ
た。
【0007】この問題を回避させるためには、ワイヤー
ハーネスを路面から離れた位置、すなわち車体フレーム
の上部などにクランプ等を設けて配線することが望まし
い。しかしながら、一般にスクータ型車両の車体フレー
ムは合成樹脂製のフレームカバーで全面的に覆われるた
め、ワイヤーハーネスを車体フレームの上部に設けたク
ランプなどにより配線した場合、下方から手が届きにく
くなってワイヤーハーネスの着脱作業性が著しく低下し
てしまう。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、電動モータに結線されるワイヤー
ハーネスや、電動モータの結線部への防水性を向上させ
ると同時に、ワイヤーハーネスの着脱作業性を良好なも
のとし、ワイヤーハーネスを確実に保持することのでき
る電動式スクータ型車両を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る電動式スクータ型車両は、前部に電動
モータが設置されて後部に後輪が軸支されたユニットケ
ースの内部に、上記電動モータの動力を上記後輪に伝達
する動力変速伝達装置が収容された構成のパワーユニッ
トを備え、上記ユニットケースの前部が懸架手段によっ
て車体フレームに懸架され、ユニットケースの後部が後
輪とともに上下揺動可能とされた電動式スクータ型車両
において、上記懸架手段に補強材を兼ねる防水部材を設
けるとともに、この防水部材の防水側にクランプを設
け、前記電動モータに車体側から結線されるワイヤーハ
ーネスを上記クランプに保持させたことを特徴とするも
のである。
【0010】また、前記ユニットケースの上面前方に防
水部材を設け、前記電動モータへ結線されるワイヤーハ
ーネスを上記防水部材に保持させるとともに、電動モー
タとワイヤーハーネスとの結線部を、上記防水部材と後
輪の前面を覆うリヤフェンダとの間に配置したことを特
徴とするものである。
【0011】
【作用】電動式スクータ型車両をこのように構成した場
合、雨天走行時などにおいて前輪が跳ね上げる水や泥等
が懸架手段に設けた防水部材により遮蔽されてワイヤー
ハーネスに掛からないため、ワイヤーハーネスの防水性
が向上して電流のリーク等が誘発されるおそれがなくな
る。
【0012】しかも、懸架手段の周辺には他の部品が近
接しておらず、手が届き易くなっているため、この場所
に設けたクランプにワイヤーハーネスを保持させること
によってワイヤーハーネスの着脱作業性を良好に保つこ
とが可能となる。
【0013】さらに、前輪および後輪から跳ね上げられ
た水や泥などが、ユニットケースの上面前方に設けられ
た防水部材とリヤフェンダとによって遮蔽されて電動モ
ータの結線部に掛からないため、上記結線部の防水性が
向上する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例が適用された電動
式スクータ型車両の左側面図である。このスクータ型車
両1は、一般的なエンジン式スクータ型車両と同様な車
体フレーム2を備えている。上記車体フレーム2は、前
輪3が軸支されたフロントフォーク4を左右回動自在に
支持するヘッドパイプ5と、このヘッドパイプ5から下
部後方に延びるダウンチューブ6と、ダウンチューブ6
の後端部に接続するフレームボディ7等から構成されて
いる。
【0016】上記フレームボディ7は、例えば鋼板をプ
レス成型してモノコック状に構成されており、その内部
空間はヘルメット8等を収容可能な部品収納室9とさ
れ、上部に着座シート10が開閉可能に載置されてい
る。そしてこのように構成された車体フレーム2は、樹
脂成型されたフレームカバー12によって覆われ、外観
が整えられる他、前記ダウンチューブ6とフレームボデ
ィ7との接続部上方には乗員の足を載せるステップボー
ド13が形成されている。
【0017】車体フレーム2の中央下部には、後に詳し
く説明する懸架手段14を介してパワーユニット15が
懸架されている。このパワーユニット15は、図2およ
び図3にも示すように前部に電動モータ16が設置され
て後部に後輪17が軸支されたユニットケース18の内
部に、上記電動モータ16の動力を上記後輪17に変速
して伝達する動力変速伝達装置19が収容された構成と
なっている。
【0018】上記動力変速伝達装置19は、例えば一般
的なエンジン式スクータ型車両に用いられているものと
同様なもので、Vベルト式の無段変速装置21と、複数
のギヤからなる減速ミッション機構22とから構成され
ている。
【0019】そしてユニットケース18は、上記懸架手
段14を支点にその後部が後輪17とともに上下揺動可
能とされており、ユニットケース18の後部と前記フレ
ームボディ7の後部との間には、ショックアブソーバ2
3が連結され、このショックアブソーバ23の伸縮によ
りユニットケース18および後輪17の揺動ショックが
緩衝される。なお、ユニットケース18には後輪17の
前面を覆うリヤフェンダ24と、スクータ型車両1を駐
車させるためのスタンド装置25が設置されている。
【0020】前記ステップボード13の下方やフレーム
ボディ7の下方および後方にあるスペースには、大容量
の走行用バッテリ26,27,28が配置され、これら
の走行用バッテリ26,27,28からそれぞれ延びる
ワイヤーハーネス30,31,32がコネクタ33に集
結され、このコネクタ33から延びるワイヤーハーネス
34が電動モータ16に結線されている。
【0021】ここで、上記ワイヤーハーネス32は物品
収納室9の底面に設けられたクランプ35,35などに
より保持されている。物品収納室9の底面は、付近に他
の部品などがないためクランプ35などを設置し易く、
また手が届き易い場所であるためワイヤーハーネス32
の着脱を容易に行なえる。
【0022】一方、ワイヤーハーネス34は、懸架手段
14に設けられたクランプ36と、ユニットケース18
の上面前方に設けられた防水部材37とによって保持さ
れている。上記防水部材37は、例えばユニットケース
18の上面から起立する衝立状に形成されており、その
中間部に設けられたスリット38に前記ワイヤーハーネ
ス34がクランプされる構成となっている。
【0023】ここで、電動モータ16とワイヤーハーネ
ス34との結線部39は、上記防水部材37と前記リヤ
フェンダ24との間に配置されている。このため、スク
ータ型車両1の雨天走行時などにおいて前輪3および後
輪17が跳ね上げる水や泥などが、それぞれ上記防水部
材37およびリヤフェンダ24により遮蔽されて上記結
線部39に掛かることがなく、結線部39の防水性が向
上して電流のリーク等が誘発されるおそれがなくなる。
【0024】また、着脱性を低下させることなくワイヤ
ーハーネス34を確実に保持することができる。
【0025】図4は前記懸架手段14の一構造例を示す
左側面図、図5は懸架手段14の平面図、そして図6お
よび図9はそれぞれ図4のVI−VI、IX−IX線に沿う断面
図である。
【0026】図4、図5に示すように、懸架手段14は
ユニットケース18の前部に設けられて前方に延びる左
右一対の懸架アーム41,41と、この懸架アーム4
1,41を車体フレーム2側に連結させる懸架リンク4
2とから構成されている。
【0027】上記懸架アーム41,41間には、補強材
を兼ねる防水部材43が一体鋳造などによって例えば平
板状に設けられており、懸架アーム41,41の先端部
には車幅方向に延びるピボットシャフト44が防振材4
5,45等を介して軸支されている。
【0028】一方、懸架リンク42は、車幅方向に延び
る前後一対のピボットパイプ46,47の間を左右一対
のリンクアーム48,48で連接した上、補強材を兼ね
る防水部材49を設け、さらに上記前寄りのピボットパ
イプ46の内部に左右一対の防振材51,51を介して
インナパイプ52挿通させている。このインナパイプ5
2は、車体フレーム2に車幅方向に架設されたピボット
シャフト53に回動自在に枢着される。また、後寄りの
ピボットパイプ47は、前記ピボットシャフト44に回
動自在に枢着される。
【0029】さらに、ピボットパイプ46の前部には、
車体フレーム2に設けられたストッパプレート54にゴ
ムダンパ55などを介して咬合するクランプブラケット
56が固着されている。
【0030】こうして懸架リンク42は、前記防振材5
1,51によってピボットシャフト53に防振的に枢着
されるとともに、上記ゴムダンパ55の弾力によってピ
ボットシャフト53廻りに弾性回動可能とされる。そし
て懸架アーム41,41、つまりパワーユニット15が
懸架リンク42のピボットパイプ47に枢着されている
ため、パワーユニット15の振動や後輪17からのショ
ック等が懸架リンク42の弾性回動や防振材45,45
および51,51の弾力により吸収され、スクータ型車
両1の乗心地が良好に保たれる。
【0031】懸架リンク42に設けられた前記防水部材
49は、例えば四角形の平板状に構成され、その四辺が
それぞれ前後のピボットパイプ46,47および左右の
リンクアーム48,48に溶接等によって固着されてい
る。そしてこの防水部材49の防水側、すなわち上面側
に前記クランプ36がスポット溶接等によって固着さ
れ、上記クランプ36に前述したようにワイヤーハーネ
ス34が保持される。
【0032】このようにしてワイヤーハーネス34を保
持させた場合、ワイヤーハーネス34のバタつきを抑え
て寿命を延ばすことができるとともに、スクータ型車両
1の雨天走行時などにおいて前輪3が跳ね上げる水や泥
などが防水部材43および49により遮蔽されてワイヤ
ーハーネス34に掛からないため、ワイヤーハーネス3
4の防水性が向上して電流のリーク等が誘発されるおそ
れがなくなる。
【0033】しかも、懸架リンク42の周辺には他の部
品が近接しておらず、手が届き易くなっているため、こ
の場所に設けたクランプ36にワイヤーハーネス34を
保持させることによってワイヤーハーネス34の着脱作
業性を良好なものにすることができる。
【0034】ところで、クランプ36は補強材を兼ねた
防水部材49に設けられるため、大きなコストアップと
なることはなく、クランプ36の固着作業も非常に行な
い易い。なお、本実施例においてクランプ36は上方に
開口するCの字断面のものとなっているが、例えば図7
に示すように他形状のものとしてもよい。また、図6、
図7に示すリンクアーム48,48と防水部材49とを
一体化させて図8に示すような懸架リンク42′とする
ことにより、部品点数や溶接箇所を削減することがで
き、コストダウンを図ることができる。
【0035】図10は、パワーユニット15を、リンク
等を介さずに直接車体フレーム2に枢着した例を示す左
側面図、図11はその平面図である。この例では、懸架
手段14となるユニットケース18側の懸架アーム4
1,41と、車体フレーム2側の懸架ブラケット57と
に、それぞれ補強材を兼ねる平板状の防水部材58,5
9を設け、例えば防水部材58の防水側にワイヤーハー
ネス34保持用のクランプ36を設置している。
【0036】このため、図4、図5に示す懸架手段14
と同様に、前輪3から跳ね上げられる水や泥等が防水部
材58,59により遮蔽され、ワイヤーハーネス34が
効果的に防水される。
【0037】図12に示すスクータ型車両61は、パワ
ーユニット15のユニットケース18上面前方に、上方
へ延びる左右一対の懸架アーム62,62を設け、この
懸架アーム62,62を、例えば物品収納室9の底面に
設けた懸架ブラケット63に枢着させた懸架手段64を
備えている。
【0038】このスクータ型車両61では、例えば走行
用バッテリ26および27からそれぞれ延びるワイヤー
ハーネス65と66とがコネクタ67によりまとめら
れ、このコネクタ67から延びるワイヤーハーネス68
が物品収納室9の底面に設けられたクランプ35に保持
されて後方に延び、このワイヤーハーネス68と、走行
用バッテリ28から延びるワイヤーハーネス69とがコ
ネクタ71に集結され、上記コネクタ71から延びるワ
イヤーハーネス72が、図13にも示すようにリヤフェ
ンダ24の前面に設けられたクランプ73に保持されて
電動モータ16の結線部39に結線されている。
【0039】このようにワイヤーハーネス72をリヤフ
ェンダ24に設けたクランプ73に保持させることによ
り、走行時におけるワイヤーハーネス72のバタつきを
効果的に抑制してワイヤーハーネス72の寿命を延ばす
ことができる。また、リヤフェンダ24の前部は他の部
品が近接していないため手が入り易く、ワイヤーハーネ
ス72をクランプ73に着脱させる際の作業性が良いも
のとなる。
【0040】図13に示すように、前記懸架アーム6
2,62間には例えば衝立状の防水部材74が一体的に
設けられており、電動モータ16とワイヤーハーネス7
2との結線部39が上記防水部材74とリヤフェンダ2
4との間に配置されている。このため雨天走行などの際
に前輪3や後輪17から跳ね上げられる水や泥などが上
記防水部材74およびリヤフェンダ24によって遮蔽さ
れ、上記結線部39への防水性が向上して電流のリーク
誘発のおそれがなくなる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電動
式スクータ型車両は、前部に電動モータが設置されて後
部に後輪が軸支されたユニットケースの内部に、上記電
動モータの動力を上記後輪に伝達する動力変速伝達装置
が収容された構成のパワーユニットを備え、上記ユニッ
トケースの前部が懸架手段によって車体フレームに懸架
され、ユニットケースの後部が後輪とともに上下揺動可
能とされた電動式スクータ型車両において、上記懸架手
段に補強材を兼ねる防水部材を設けるとともに、この防
水部材の防水側にクランプを設け、前記電動モータに車
体側から結線されるワイヤーハーネスを上記クランプに
保持させたことを特徴とするものである。
【0042】したがって、電動式スクータ型車両の雨天
走行時などにおいて前輪が跳ね上げる水や泥等が懸架手
段に設けた防水部材により遮蔽されてワイヤーハーネス
に掛からなくなるため、ワイヤーハーネスの防水性が向
上して電流のリーク等が誘発されるおそれがなくなる。
【0043】しかも、懸架手段の周辺には他の部品が近
接しておらず、手が届き易くなっているため、この場所
に設けたクランプにワイヤーハーネスを保持させること
によってワイヤーハーネスの着脱作業性を良好に保つこ
とが可能となる。
【0044】さらに、本発明に係る電動式スクータ型車
両は前記ユニットケースの上面前方に防水部材を設け、
前記電動モータへ結線されるワイヤーハーネスを上記防
水部材に保持させるとともに、電動モータとワイヤーハ
ーネスとの結線部を、上記防水部材と後輪の前面を覆う
リヤフェンダとの間に配置したことを特徴とするもので
あるため、前輪および後輪から跳ね上げられた水や泥な
どが、ユニットケースの上面前方に設けられた防水部材
とリヤフェンダとにより遮蔽されて電動モータの結線部
に掛かることがなく、上記結線部の防水性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用された電動式スクータ
型車両の左側面図。
【図2】パワーユニットの平面図。
【図3】パワーユニットの平面断面図。
【図4】本発明の一実施例を示すもので、懸架手段の一
構造例を示す左側面図。
【図5】本発明の一実施例を示すもので、懸架手段の平
面図。
【図6】図4のVI−VI線に沿う断面図。
【図7】本発明の変形例を示す断面図。
【図8】本発明の変形例を示す断面図。
【図9】図4のIX−IX線に沿う断面図。
【図10】パワーユニットを車体フレームに直接懸架し
た例を示す左側面図。
【図11】図10に対応する平面図。
【図12】本発明の一実施例が適用された電動式スクー
タ型車両の左側面図。
【図13】図12に示すパワーユニットの平面図。
【符号の説明】
1 スクータ型車両 2 車体フレーム 3 前輪 14 懸架手段 15 パワーユニット 16 電動モータ 17 後輪 18 ユニットケース 19 動力変速伝達装置 34,72 ワイヤーハーネス 36 クランプ 37,43,49,74 防水部材 38 スリット 39 結線部 41 懸架手段を構成する懸架アーム 42 懸架手段を構成する懸架リンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部に電動モータが設置されて後部に後
    輪が軸支されたユニットケースの内部に、上記電動モー
    タの動力を上記後輪に伝達する動力変速伝達装置が収容
    された構成のパワーユニットを備え、上記ユニットケー
    スの前部が懸架手段によって車体フレームに懸架され、
    ユニットケースの後部が後輪とともに上下揺動可能とさ
    れた電動式スクータ型車両において、上記懸架手段に補
    強材を兼ねる防水部材を設けるとともに、この防水部材
    の防水側にクランプを設け、前記電動モータに車体側か
    ら結線されるワイヤーハーネスを上記クランプに保持さ
    せたことを特徴とする電動式スクータ型車両。
  2. 【請求項2】 前記ユニットケースの上面前方に防水部
    材を設け、前記電動モータへ結線されるワイヤーハーネ
    スを上記防水部材に保持させるとともに、電動モータと
    ワイヤーハーネスとの結線部を、上記防水部材と後輪の
    前面を覆うリヤフェンダとの間に配置したことを特徴と
    する電動式スクータ型車両。
JP4231906A 1992-08-31 1992-08-31 電動式スクータ型車両 Pending JPH0672378A (ja)

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