JP5283994B2 - リザーバタンクの支持構造 - Google Patents

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本発明は、自動二輪車のような車両のブレーキ装置用に設けられて、作動流体を収容するリザーバタンクの支持構造に関するものである。
自動二輪車の後輪のブレーキ装置に供給する作動流体を収容するリザーバタンクを車体に取り付ける場合、マスタシリンダの近傍に配置するとライダーの足に接触することがある。そこで、マスタシリンダから上方斜め後方に十分離れた位置にリザーバタンクを取り付けたものがある(特許文献1)。
実開昭62−128971号公報
しかしながら、上記特許文献1では、リザーバタンクが車体前部を覆うカウリングよりも後方に位置することになって露出する。そこで、図8に示すように、第三者によりキャップ102を開けられないように、リザーバタンク101の車体フレーム100への取付部材103のほかに、キャップ押さえ用のブラケット104を追加する必要があり、部品点数の増加を招く。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、部品点数の増加を抑えながら、第三者によるリザーバタンクのキャップの取り外しを防止できるリザーバタンクの支持構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るリザーバタンクの支持構造は、ブレーキ装置のマスタシリンダに供給する作動流体を収容するリザーバタンクの支持構造であって、前記リザーバタンクのキャップの少なくとも一部を覆って前記キャップへのアクセスを阻止するカバーを有し、前記カバーに前記リザーバタンクが支持されている。
この構成によれば、キャップを覆うカバーにリザーバタンクが支持されている、つまり、カバーが、リザーバタンクの車体への取付部材と、キャップ押さえ用の部材とを兼ねることができ、キャップ押さえ専用のブラケットが不要となり、部品点数の増加を抑えることができる。
本発明において、前記カバーは前記リザーバタンクの少なくとも一部を覆って、外部への露出を抑制することが好ましい。この構成によれば、リザーバタンクの一部が外部に露出するのを抑えることができるので、外観が向上する。
本発明において、自動二輪車のリザーバタンクの支持構造であって、前記カバーに形成された係合部が、車体フレームに形成された被係合孔に係合されていることが好ましい。この被係合孔として、例えば車体フレームの鋳造用の砂抜き用の孔をそのまま使用することができる。この構成によれば、カバーに形成された係合部が車体フレームに形成された被係合孔に係合されているので、この係合部を車体フレームに支持するためのボルト、ナット等が不要となるから、さらに部品点数を抑えることができ、組立工数も減少する。
本発明において、前記カバーの係合部を車体フレームの被係合孔に係合する場合、カバーに形成された取付部をカウリングの後部に取り付けることが好ましい。この構成によれば、リザーバタンクを車体フレームと、カウリングとの間に配置することができ、リザーバタンクをマスタシリンダに近接させることができ、それだけリザーバタンクとマスタシリンダを接続するホースを短くすることができる。
本発明において、前記カバーは振動吸収部材を介して前記車体フレームおよびカウリングに取り付けられていることが好ましい。この構成によれば、車体の振動がリザーバタンクに伝わるのを防止することができる。
本発明において、前記カバーに、前記リザーバタンクを着脱自在に係止する係止部が設けられていることが好ましい。この構成によれば、リザーバタンクとカバーとの組立にボルト、ナット等を不要にでき、部品点数の増加を抑制できるうえに、組立が容易になり、メンテナンス性も向上する。
本発明において、前記リザーバタンクと前記マスタシリンダとを繋ぐホースが、前記リザーバタンクの側部に略水平方向に接続されていることが好ましい。この構成によれば、カバーとホースを含めた部分の上下方向寸法を小さくできるので、配置スペースを確保し易い。
本発明において、前記カバーは前記リザーバタンク内の作動流体の量を目視するための窓を有していることが好ましい。この構成によれば、外部から作動流体の量を目視により確認できる。
本発明のリザーバタンクの支持構造によれば、キャップを覆うカバーにリザーバタンクが支持されているから、カバーがリザーバタンクの車体への取付部材と、キャップ押さえ用の部材とを兼ねることができ、キャップ押さえ専用のブラケットが不要となり、部品点数の増加を抑えることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るリザーバタンクの支持構造を備えた自動二輪車を示す側面図である。この自動二輪車は、車体フレームFRの前半部を構成し、前後方向に延びるメインフレーム1の前端部にフロントフォーク2が操向回動自在に支持され、このフロントフォーク2の下端部に前輪4が支持されている。また、フロントフォーク2の上端部を支持するアッパブラケット8にはハンドル9が取り付けられている。メインフレーム1の後端下部には、下方に延びるスイングアームブラケット10が形成され、このスイングアームブラケット10に、スイングアーム11の前端部がピボット軸12を介して揺動自在に支持されている。このスイングアーム11の後端部に後輪13が支持されている。メインフレーム1の後部に連結されたシートレール14が車体フレームFRの後半部を構成している。メインフレーム1とスイングアーム11との間に後輪13の緩衝装置17が取り付けられている。メインフレーム1の中央部下部にはエンジンEが支持され、このエンジンEにより、チェーン18を介して後輪13を駆動するようになっている。
前記シートレール14にはライダー用シート19と同乗者用シート20が支持されている。前記メインフレーム1の上部、つまり車体上部で、前記ハンドル9とライダー用シート19との間には燃料タンク21が取り付けられている。また、車体前部には、前記ハンドル9の前方から車体前部の側方、つまりエンジンEの側方の一部にかけての部分を覆う樹脂製のカウリング22が装着されている。前輪4と後輪13との間に配置された前記エンジンEは、この実施形態において4気筒4サイクルの並列多気筒エンジンを例示してあり、このエンジンEにマフラ25を備えた排気装置30が接続されている。
スイングアームブラケット10には、ブラケット34を介して、後輪ブレーキ装置のブレーキペダル36が支持されており、このブレーキペダル36の後端部にマスタシリンダ38が連結されて、スイングアームブラケット10と後輪13の間に位置している。マスタシリンダ38は、ブラケット34に一体形成されたシリンダ取付部37に取り付けられ、オイルチューブ39から後輪ブレーキ(図示せず)へ作動流体を供給している。エンジンEの後部上方、かつメインフレーム1の下方で、カウリング22とスイングアームブラケット10の間に、マスタシリンダ38に供給される作動流体を貯留するリザーバタンク40が配置されている。
要部の拡大図である図2に示すように、前記リザーバタンク40は、ポリプロピレン等の樹脂からなり、ほぼ円筒形のタンク本体41と、その上部開口を閉塞する、手動で着脱自在なキャップ部42とを有し、タンク本体41の前面にリザーバタンク40内の作動流体の量を示すレベル表示L1,L2が付されている。タンク本体41の下部には被支持部43が設けられ、被支持部43に係合孔61が形成されている。このリザーバタンク40は、ポリプロピレン等の樹脂からなるタンクカバー44に、後述する支持構造で支持されるとともに、このタンクカバー44により、タンク本体41およびキャップ部42が覆われている。
ここで、「覆う」とは、外部から見るときの視線である側面視で、リザーバタンク40の少なくとも一部を覆って、外部への露出を抑制する状態であり、上面および下面は全体を覆われていなくてもよく、内側面、すなわち車体中心側の面は全く覆われていなくてもよい。また、本実施形態では、タンク本体41およびキャップ部42がタンクカバー44により覆われているが、キャップ部42へのアクセスを阻止できればよく、したがって、少なくともキャップ部42の一部が覆われているだけでもよい。本実施形態のように、リザーバタンク40が側面視で外部に露出しないように覆われている場合には、外部との接触によるリザーバタンク40の損傷を防ぐという効果もある。
タンクカバー44は、リザーバタンク40を収容するカバー本体45と、カバー本体45の後部から車体の後方へ延びる細長い係合アーム46と、カバー本体45の前部から車体の前方へ延びる短い取付片50とを有している。カバー本体45には、リザーバタンク40内の作動流体の量を外部から目視するための窓60が設けられている。取付片50には、ボルト挿入孔54が設けられている。これらカバー本体45、係合アーム46および取付片50は、型成形により一体に成形されている。本実施形態では、タンクカバー44は、車体フレームFRおよびカウリング22におけるタンクカバー44近傍部分の色と同一色、具体的には黒色に着色されている。これにより、タンクカバー44が目立つことがなく、外観が向上する。なお、タンクカバー44は、カウリング22におけるタンクカバー44近傍部分および車体フレームFRの少なくとも一方と同系色に着色されていてもよい。
係合アーム46の先端部である、リザーバタンク44の一端部に形成された係合部44aは、図2のIII−III線断面図である図3に示すように、車体フレームFRの一部であるスイングアームブラケット10に形成された被係合孔48に、振動吸収部材であるグロメット49を介して係合することで、車体フレームFRに支持されている。この実施形態では、スイングアームブラケット10は鋳造により成形されており、被係合孔48は砂抜き用の孔、すなわち、型成形後に成形用の中子を崩して取り出す中子取り出し孔を利用しているが、これに限らず製造工程で形成される湯口、中子押え口などの凹凸を利用することができる。例えば、製造過程で形成された凸部を利用する場合は、タンクカバー44の一端部を係合孔とすることで、タンクカバー44を車体フレームFRに固定できる。
カバー本体45は、タンクカバー44の底面図である図4に示すように、側壁45a、上壁45bおよび下壁45cを有しており、側壁45aがリザーバタンク40の車体幅方向外側のほぼ半周面40aを覆い、図3に示すように、上壁45bは、タンクキャップ42の上面42aの車体幅方向外側半分を覆い、図4に示すように、下壁45cは凹入部45caを除いた部分がタンク本体41の底面のほぼ車体幅方向外側半分を覆っている。カバー本体45の車体幅方向内側は開放されている。凹入部45caは、リザーバタンク40をタンクカバー44から取り外す際に、指を入れる部分である。このように、カバー本体45は車体幅方向内側に壁がなく、開放されているから、タンクカバー44からのリザーバタンク40の着脱を容易化できるうえに、タンクカバー44の形状の簡素化および製造の容易化を達成できる。
図3に戻って、取付片50の先端部である、タンクカバー44の他端部に形成された取付部44bには、ボルト挿入孔54が形成され、カウリング22の後部にボルト挿入孔54と整合する取付孔52が形成されている。これら取付孔52およびボルト挿入孔54に、振動吸収部材であるゴムナット55を装着し、このゴムナット55にボルトのような締結部材57を挿入して締め付けることで、タンクカバー44の取付部44bをカウリング22の後部に支持している。つまり、タンクカバー44が、車体フレームFRおよびカウリング22を含む車体に着脱自在に支持される。
図2に示すタンク本体41には、後部である一側部の底部に導入口51が設けられており、この導入口51に、マスタシリンダ38とリザーバタンク40とを繋ぐホース58が、ほぼ水平方向、具体的には車体の前後方向に接続されている。このように、タンクカバー44に車体の前後方向に延びたアーム46および取付片50を設けたことと、ホース58を車体の前後方向から接続することとにより、リザーバタンク44は、上下方向の寸法を小さく抑え、横方向、すなわち車体の前後方向に細長い形状となっている。これによりエンジンE、車体フレームFRおよびカウリング22に囲まれた、前後方向に長い空間Sを有効に利用して、リザーバタンク40を覆う大きなタンクカバー44を配置することができる。また、ホース58は、スイングアームブラケット10の車体幅方向内側を通って、マスタシリンダ38に接続されており、これにより、ホース58が車体外側に露出することが避けられて車体の外観が向上する。なお、タンクカバー44における車体への取付部は、リザーバタンク40が配置される箇所に応じて適宜設定される。つまり、前後方向の両端部以外で固定されてもよいし、1箇所または3箇所以上で固定されてもよい。
図3に示すように、タンクカバー44は、カウリング22よりも外側へ突出しないように配置されて、ライダーの足がタンクカバー44に当たるのを避けている。タンクカバー44の左右方向の位置は、カウリング22の外面よりも、必ずしも内側にする必要はなく、要はライダーの足に接触したり、外観を損なったりしなければ良く、カウリング22の外面と面一であってもよいし、若干大きくなっても良い。
リザーバタンク40は、つぎの構造により、タンクカバー44に支持されている。タンクカバー44の内側、すなわち車体の幅方向中心側に、リザーバタンク40を着脱自在に狭持して係止する係止部である、弾性のある一対の係止爪56、56が一体に設けられている。タンクカバー44の背面図である図5に示すように、係止爪56,56はタンクカバー44の上部に設けられており、下部には内側に向かって突出した係合突起62が形成されている。図2のリザーバタンク40の底部には下方に突出した突片からなる被支持部43が一体形成されており、この被支持部43に設けた係合孔61を、係合突起62(図5)に係合することで、リザーバタンク40の下部がタンクカバー44に支持され、図3のキャップ部42を係止爪56,56の内側に嵌め込むことにより、リザーバタンク40の上部がタンクカバー44に係止される。この状態で、図2に示すリザーバタンク40のレベル表示L1,L2が、タンクカバー44の窓60から外側に露出する。
リザーバタンク40は、被支持部43が回り止めされた状態、すなわち係合孔61が係合突起62(図5)に係合した状態で、タンクカバー44に嵌め込まれている。これによって、リザーバタンク40がタンクカバー44に対して、リザーバタンク40の上下方向の軸心まわりに回転することが防がれて、レベル表示L1,L2が窓60から外れることが防がれる。また、係合突起62は、カバー本体45から、一対の係止爪56,56がリザーバタンク40を狭持する方向(車体取付後の前後方向)に直交する方向であって、窓60に対して反対方向となる内側へ向かって突出しているから、リザーバタンク40をタンクカバー44に対して内側から嵌め込むことにより、係合孔61を係合突起62に係合させるとともに、係止爪56,56間に係止させることができるので、リザーバタンク40のタンクカバー44への取付作業が容易になる。しかも、このようにリザーバタンク40をタンクカバー44に嵌め込むだけで、レベル表示L1,L2が窓60の位置に自動的に設定される。
つぎに、図2を用いてリザーバタンク40の取付およびメンテナンスについて説明する。まず、締結部材57を緩めて、タンクカバー44の前部を外す。つぎに、タンクカバー44を車体の前側へ引っ張り、スイングアームブラケット10からタンクカバー44の後部を引き出す。つづいて、タンクカバー44からリザーバタンク40を取り外し、オイルの交換等を行う。このとき、指を凹入部45ca(図4)から露出したタンク本体41の底面に当てて、リザーバタンク40をタンクカバー44から引き出す。組み立てる際は、これと逆の操作を行う。すなわち、リザーバタンク40の被支持部43の係合孔61を係合突起62に係合した状態で、リザーバタンク40をタンクカバー44の係止爪に56,56に押し込んで係止させ、つづいて、タンクカバー44の係合アーム46をスイングアームブラケット10の被係合孔48に押し込んで係合させた状態で、取付片50のボルト挿入孔54とカウリング22の取付孔52に、締結部材57を挿入して締め付けて固定する。
上記構成において、タンクカバー44が、リザーバタンク40の車体への取付部材と、キャップ部押さえ用の部材とを兼ねるので、キャップ押さえ専用のブラケットが不要となり、部品点数の増加を抑えることができる。また、リザーバタンク40がタンクカバー44に覆われているので、リザーバタンク40が外部に露出するのを抑えることができ、自動二輪車の外観が向上する。
さらに、タンクカバー44の係合部44aがスイングアームブラケット10に形成された被係合孔48に係合されているので、この係合部44aを車体フレームFRに支持するためのボルト、ナット等が不要となるから、さらに部品点数を抑えることができ、組立工数も減少する。また、リザーバタンク40をスイングアームブラケット10とカウリング22の間に配置することで、車体フレームFRと後輪13の間に配置されるマスタシリンダ42までの距離が近くなり、ホース58を短くすることができる。
さらに、タンクカバー44は、グロメット49およびゴムナット55を介して、車体フレームFRおよびカウリング22に、それぞれ取り付けられているので、エンジン等の振動がリザーバタンクに伝わるのを防止することができる。また、リザーバタンク40は係爪56,56に係止することでタンクカバー44に支持されるので、組立にボルト、ナット等が不要となり、部品点数の増加を抑制できるうえに、工具が不要となることで組立が容易になり、メンテナンス性も向上する。
さらに、リザーバタンク40とマスタシリンダ42とを繋ぐホース58が、リザーバタンク40の後部にほぼ水平方向に接続されているので、カバー本体45とホース58を含めた部分の上下方向寸法を小さくでき、配置スペースを確保し易い。また、カバー本体45には窓60が設けられているので、外部から作動流体の量を目視により確認できる。
図6および図7は、本発明の第2実施形態に係るタンクカバーを示している。第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付している。第1実施形態との違いは、リザーバタンク40にホース58が下方から接続されている点と、これに伴い、導入口51がタンク本体41の下部に、被支持部43がタンク本体41の側部、この実施形態では前側の側部にそれぞれ設けられている点である。この構成によれば、第1実施形態に比べて、タンクカバー44の上下寸法は大きくなるが、左右寸法が小さくなるので、上下方向に大きな空間にリザーバタンク40を配置するのに有利である。その他の作用効果は、第1実施形態と同様である。
以上のとおり、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、上記実施形態では、車体フレームFR、エンジンEおよびカウリング22に囲まれた空間に、リザーバタンク40を配置したが、後輪13とシートレール14の間の空間に配置してもよく、その場合、タンクカバー44はシートレール14、カウリング22の後方で車体フレームFRの側部を覆うサイドカバー、車体フレームFRの後部を覆うテールカバー等に支持される。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
また、本発明は、自動二輪車のほか、不整地走行用の四輪車、三輪車などの車両にも適用できる。
本発明の第1実施形態に係る自動二輪車を示す側面図である。 同上の要部拡大図である。 図2のIII−III線断面図である。 同タンクカバーの底面図である。 同タンクカバーの背面図である。 本発明の第2実施形態に係るタンクカバーの正面図である。 図6のVII−VII断面図である。 従来のリザーバタンクの支持構造を示す側面図である。
符号の説明
22 カウリング
38 マスタシリンダ
40 リザーバタンク
41 タンク本体
42 キャップ部
44 タンクカバー
44a 係合部(後部)
44b 取付部(前部)
45 カバー本体
48 被係合孔
56 係止爪(係止部)
58 ホース
60 窓
E エンジン
FR 車体フレーム

Claims (6)

  1. 車両におけるブレーキ装置のマスタシリンダに供給する作動流体を収容するリザーバタンクの支持構造であって、
    前記リザーバタンクの外側面の全体を覆って前記リザーバタンクのキャップへのアクセスを阻止するカバーを有し、
    前記カバーに前記リザーバタンクが支持され、
    前記カバーが車体フレームに支持されているリザーバタンクの支持構造。
  2. 車体の前部を覆うカウリングを備えた自動二輪車におけるブレーキ装置のマスタシリンダに供給する作動流体を収容するリザーバタンクの支持構造であって、
    前記リザーバタンクのキャップの少なくとも一部を覆って前記キャップへのアクセスを阻止するカバーを有し、
    前記カバーに前記リザーバタンクが支持され、
    前記カバーに形成された係合部が、車体フレームに形成された被係合孔に係合され、
    前記カバーに形成された取付部が前記カウリングに取り付けられている自動二輪車のリザーバタンクの支持構造。
  3. 請求項2において、前記カバーは振動吸収部材を介して前記車体フレームおよびカウリングに取り付けられているリザーバタンクの支持構造。
  4. 請求項1から3のいずれか一項において、前記カバーに、前記リザーバタンクを着脱自在に係止する係止部が設けられているリザーバタンクの支持構造。
  5. 請求項4において、前記係止部は、前記リザーバタンクを狭持する一対の係止爪であるリザーバタンクの支持構造。
  6. 請求項1から5のいずれか一項において、前記カバーの内面に、内側に向かって突出した係合突起が形成され、
    前記リザーバタンクの被支持部に、前記係合突起が係合される係合孔が設けられているリザーバタンクの支持構造。
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