JP2007070039A - エッジガイドの傾き修正装置、記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

エッジガイドの傾き修正装置、記録装置及び液体噴射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007070039A
JP2007070039A JP2005258642A JP2005258642A JP2007070039A JP 2007070039 A JP2007070039 A JP 2007070039A JP 2005258642 A JP2005258642 A JP 2005258642A JP 2005258642 A JP2005258642 A JP 2005258642A JP 2007070039 A JP2007070039 A JP 2007070039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edge guide
movable edge
movable
hopper
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005258642A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4539857B2 (ja
Inventor
Tokujiro Okuno
徳次郎 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005258642A priority Critical patent/JP4539857B2/ja
Publication of JP2007070039A publication Critical patent/JP2007070039A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4539857B2 publication Critical patent/JP4539857B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】可動エッジガイドの移動が円滑に行え、不用意な可動エッジガイドの移動が自動的に防止され、可動エッジガイドの傾きが自動的に修正され、長期に亘って安定して使用することができるエッジガイドの傾き修正装置等を提供する。
【解決手段】本発明は、可動エッジガイド15の上部において所定幅に亘って水平に設けられているスライド係止部30と、中央位置合わせ機構7において仲介媒介物31を介して可動エッジガイド15と共に接近、離反方向に移動するスライド部材32との間に付勢手段33を張設することによって構成されており、この付勢手段33による付勢力によって常時スライド係止部30をホッパ16の上縁42に押し付けることによって可動エッジガイド15の傾きを修正するようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、被記録材の左右の側縁に当接する2つの可動エッジガイドと、該2つの可動エッジガイドを接近、離反方向に共動させることによって被記録材を中央に位置合わせする中央位置合わせ機構と、複数枚の被記録材を積畳状態で支承すると共に前記2つの可動エッジガイドと中央位置合わせ機構とを移動可能に保持した状態で所定の角度に亘って昇降動作するホッパとを備えた自動給送装置において設けられるエッジガイドの傾き修正装置及び該エッジガイドの傾き修正装置を備えた記録装置に関する。
更に本発明は、インク等の液体をそのヘッドから吐出(噴射)して被記録材(被液体噴射材)に記録を実行する(液体を付着する)インクジェット式記録装置などの液体噴射装置及び該液体噴射装置において設けられるエッジガイドの傾き修正装置に関するものである。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録材に記録を行なうプリンタ、プロッタ、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被液体噴射材に噴射して、前記液体を前記被液体噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
以下、記録装置の一例としてインクジェットプリンタを例に採って説明する。インクジェットプリンタの自動給送装置には用紙の一方の側縁を固定エッジガイドに当接させることによって固定エッジガイド基準で位置合わせする側縁位置合わせタイプの自動給送装置と、用紙の左右の側縁に対して共動する2つの可動エッジガイドを当接させて用紙を中央に位置合わせする中央位置合わせタイプの自動給送装置等が存在する。
このうち後者の中央位置合わせタイプの自動給送装置にあっては、用紙の左右の側縁を2つの可動エッジガイドによって保持するため用紙を傾けることなく用紙搬送方向に沿って平行に搬送させるために可動エッジガイドの傾きを修正するエッジガイドの傾き修正装置が設けられる場合がある。下記の特許文献1、2には、このような可動エッジガイドに対して適用可能なエッジガイドの傾き修正装置が開示されている。
特許文献1に開示されているエッジガイドの傾き修正装置は、ホッパの支承面に対向する可動エッジガイドのレバー部の対向面に対して摩擦部材が貼設されており、プラスチック成形材料によって形成される可動エッジガイドの弾性変形と、上記レバー部をホッパの支承面側に付勢するコイルばねの押圧力とによって上記摩擦部材をホッパの支承面に圧接し可動エッジガイドの摺動固定と、可動エッジガイドの傾きの修正とを図っている。
しかし、可動エッジガイドは、ホッパに対して上部の把持部と下部のツメ部とによって係止され、尚且つ用紙幅方向に摺動し得る構造であるため、上記把持部とホッパの上縁との間及び上記ツメ部とホッパの下縁との間には必然的にクリアランスが存在する。そしてこのクリアランスが詰まった状態、即ち可動エッジガイドが用紙搬送方向に対して傾いた状態で保持された場合には用紙が傾いて斜めになって給送されるいわゆる用紙の斜行が生じてしまう。
一方、特許文献2に開示されているエッジガイドの傾き修正装置は、可動エッジガイドの上部のフック部に対して用紙幅方向の左右に張り出すように先端に爪部が形成されたバネ体を設け、ホッパの平坦な上縁に対して形成されている位置決め凹部に係合させることで可動エッジガイドの摺動固定と、可動エッジガイドの傾きの修正とを図っている。
しかし、ホッパの上縁が平坦であるため可動エッジガイドを移動させる際、上部のフック部とホッパの上縁との間の摩擦抵抗が大きくなって可動エッジガイドの移動が重くなるという問題が生じていた。また可動エッジガイドの摺動固定と可動エッジガイドの傾きの修正とを上記バネ体のみによって行う構造であるため、バネ体のホッパの上縁に対する圧接力を長期に亘って安定的に保つことは困難とされていた。
特開2001−335160号公報 実開平5−40240号公報
そこで本発明は、このような背景技術及び背景技術が抱えていた問題点の存在を踏まえてなされたものであって、可動エッジガイドの移動が円滑に行え、所定の位置に可動エッジガイドを移動した後は不用意な可動エッジガイドの移動が自動的に防止され、また可動エッジガイドの傾きが自動的に修正され、長期に亘って安定して使用することのできるエッジガイドの傾き修正装置及び該エッジガイドの傾き修正装置を備えた記録装置等を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係るエッジガイドの傾き修正装置は、被記録材の左右の側縁に当接する2つの可動エッジガイドと、該2つの可動エッジガイドを接近、離反方向に共動させることによって被記録材を中央に位置合わせする中央位置合わせ機構と、複数枚の被記録材を積畳状態で支承すると共に前記2つの可動エッジガイドと中央位置合わせ機構とを移動可能に保持した状態で所定の角度に亘って昇降動作するホッパとを備えた自動給送装置において設けられるエッジガイドの傾き修正装置であって、前記エッジガイドの傾き修正装置は前記可動エッジガイドの上部において所定幅に亘って水平に設けられているスライド係止部と、前記中央位置合わせ機構において仲介媒介物を介して可動エッジガイドと共に接近、離反方向に移動するスライド部材との間に付勢手段を張設することによって構成されており、前記付勢手段による付勢力によって常時前記可動エッジガイドにおけるスライド係止部を同じく水平に設けられている前記ホッパの上縁に押し付けることによって可動エッジガイドの傾きを修正するようにしたことを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、付勢手段の付勢力によって所定幅寸法のスライド係止部がホッパの上縁に密着するから、スライド係止部と一体の可動エッジガイドの傾きが修正されて可動エッジガイドのガイド面が被記録材の搬送方向に沿った狙いとする位置で可動エッジガイドは保持される。また、上記付勢手段は可動エッジガイドとホッパ間の摺接部位とは別に設けられているから長期に亘って安定的に可動エッジガイドの傾き修正作用を発揮し得る。
本発明の第2の態様に係るエッジガイドの傾き修正装置は、本発明の第1の態様において、前記中央位置合わせ機構は前記スライド部材として機能する2本のラックと、これら2本のラック間に配設され、2本のラックを互いに逆方向に移動させる仲介媒介物として機能するピニオンギヤとを備えたラックピニオン機構によって構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第2の態様によれば、中央位置合わせ機構の構成を比較的簡単にすることができ、スライド部材として機能するラックと可動エッジガイドとの間に係合手段を設けることによって別体に設けられる2部材を一体に移動させることが可能となる。また、可動エッジガイドとスライド部材間の付勢手段の上記配設も可能となる。
本発明の第3の態様に係るエッジガイドの傾き修正装置は、本発明の第1または第2の態様において、前記平行度向上構造は、前記スライド係止部における係止作用凹面が常時前記ホッパの上縁における前面側と後面側の2つの定位置に対して摺接し得るように係止作用凹面の形状を設定して成ることを特徴とするものである。
また本発明の第4の態様に係るエッジガイドの傾き修正装置は、本発明の第3の態様において、前記平行度向上構造は、常時前記スライド係止部が前記ホッパの上縁における最上部に対して摺接し得るようにスライド係止部の係止作用凹面の曲率半径をホッパの上縁外周面の曲率半径より小さく設定して成ることを特徴とするものである。
これら本発明の第3または第4の態様によれば、スライド係止部とホッパとの摺接位置が最も安定したホッパの上縁における最上部に定まるため、スライド係止部とホッパの上縁との平行度が向上する。従って長期に亘って安定的に可動エッジガイドの傾きの修正を高精度に実行することが可能となる。また、平行度向上構造を部材の曲率半径の設定のみによって構成した場合には極めて簡単な構造で安価な平行度向上構造を構築することができる。
本発明の第5の態様に係るエッジガイドの傾き修正装置は、本発明の第3の態様において、前記平行度向上構造は、前記スライド係止部における係止作用凹面が常時前記ホッパの上縁における前面側と後面側の2つの定位置に対して摺接し得るように係止作用凹面の形状を設定して成ることを特徴とするものである。
本発明の第5の態様によれば、本発明の第4の態様と同様、スライド係止部とホッパの上縁との平行度が向上し、長期に亘って安定的に可動エッジガイドの傾きの修正を高精度に実行することが可能となる。またスライド係止部とホッパの上縁との摺接位置がホッパの上縁の最上部を挟んでその前後の2ヶ所に設けられることになるため、ホッパの支承面に対して直交する方向の成分を有する可動エッジガイドの傾きも同時に修正される。
本発明の第6の態様に係るエッジガイドの傾き修正装置は、本発明の第1〜第5のいずれか1つの態様において、前記可動エッジガイドのスライド係止部と前記ホッパの上縁は摩擦抵抗が小さくなる異なる材質のプラスチック成形材料によって形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第6の態様によれば、接触面積の減少という構造的な側面に加えて、材料的な側面からも摩擦抵抗の減少を図ることができるから可動エッジガイドの移動を更に円滑に行うことが可能となる。
本発明の第7の態様に係るエッジガイドの傾き修正装置は、本発明の第1〜第6のいずれか1つの態様において、前記中央位置合わせ機構における仲介媒介物には摩擦付与部材が押し当てられた状態で設けられており、当該摩擦付与部材の押圧力によって仲介媒介物に所定の負荷抵抗を作用させて可動エッジガイドの不用意な移動を防止するようにしたことを特徴とするものである。
本発明の第7の態様によれば、接近、離反方向に移動する2つの可動エッジガイドに対して対称に所定の制動力を長期に亘って安定的に作用させることが可能となる。
本発明の第8の態様に係るエッジガイドの傾き修正装置は、本発明の第7の態様において、前記摩擦付与部材は仲介媒介物のホッパからの脱落を防止する脱落防止部材としての機能を兼ね備えていることを特徴とするものである。
本発明の第8の態様によれば、別途仲介媒介物の脱落防止部材を設ける必要がないから部品の有効利用を通じて部品点数の削減を図ることができる。
本発明の第9の態様に係る記録装置は、被記録材の左右の側縁に当接する2つの可動エッジガイドと、該2つの可動エッジガイドを接近、離反方向に共動させることによって被記録材を中央に位置合わせする中央位置合わせ機構と、複数枚の被記録材を積畳状態で支承すると共に前記2つの可動エッジガイドと中央位置合わせ機構とを移動可能に保持した状態で所定の角度に亘って昇降動作するホッパと、前記可動エッジガイドの傾きを修正するエッジガイドの傾き修正装置とを備える自動給送装置が設けられた記録装置であって、前記エッジガイドの傾き修正装置として本発明の第1〜第8のいずれか1つの態様のエッジガイドの傾き修正装置を適用したことを特徴とするものである。
本発明の第9の態様によれば、可動エッジガイドの移動が円滑に行え、所定の位置に可動エッジガイドを移動した後は不用意な可動エッジガイドの移動が自動的に防止され、また可動エッジガイドの傾きが自動的に修正され、長期に亘って安心して使用することのできるエッジガイドの傾き修正装置を備えた記録装置を提供することが可能となる。従って被記録材は傾くことなく搬送方向に沿って平行に搬送されるため、縁無し印刷等にも対応し得る高精度の記録の実行が可能となる。
本発明の第10の態様に係る液体噴射装置は、被液体噴射材の左右の側縁に当接する2つの可動エッジガイドと、該2つの可動エッジガイドを接近、離反方向に共動させることによって被液体噴射材を中央に位置合わせする中央位置合わせ機構と、複数枚の被液体噴射材を積畳状態で支承すると共に前記2つの可動エッジガイドと中央位置合わせ機構とを移動可能に保持した状態で所定の角度に亘って昇降動作するホッパと、前記可動エッジガイドの傾きを修正するエッジガイドの傾き修正装置とを備える自動給送装置が設けられた液体噴射装置であって、前記エッジガイドの傾き修正装置は前記可動エッジガイドの上部において所定幅に亘って水平に設けられているスライド係止部と、前記中央位置合わせ機構において仲介媒介物を介して可動エッジガイドと共に接近、離反方向に移動するスライド部材との間に付勢手段を張設することによって構成されており、前記付勢手段による付勢力によって常時前記可動エッジガイドにおけるスライド係止部を同じく水平に設けられている前記ホッパの上縁に押し付けることによって可動エッジガイドの傾きを修正するようにしたことを特徴とするものである。
以下、本願発明に係るエッジガイドの傾き修正装置及び該エッジガイドの傾き修正装置を備えた液体噴射装置の一例である記録装置について説明する。最初に本願発明の液体噴射装置、そしてその一例である記録装置を実施するための最良の形態としてインクジェットプリンタ100を採り上げて、その全体構成の概略を図面に基づいて説明する。
図1はケーシングを取り外した状態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図、図2はインクジェットプリンタの内部構造の概略を示す側断面図である。
尚、ここで説明するインクジェットプリンタ100は、例えば葉書サイズ以下の被液体噴射材の一例である被記録材P(以下単に用紙Pともいう)を対象にした極めてコンパクトでシンプルな構造のインクジェットプリンタである。そして、このインクジェットプリンタ100に搭載されている自動給送装置2は、用紙Pの左右の側縁E(エッジともいう)に対して共動する2つの可動エッジガイド15を当接させて給送用トレイ5上に積畳状態で載置された用紙Pを中央に位置合わせする中央位置合わせタイプの自動給送装置である。
自動給送装置2は、自動的に用紙Pを連続して給送することができる装置で、プリンタ本体3の背面側の上部に設けられている。自動給送装置2は、用紙Pを複数枚積畳し得る被液体噴射材積畳部の一例である給送用トレイ5と、給送用トレイ5上の用紙Pを給送用ローラ14に向けて押し上げるホッパ16と、ホッパ16との挟圧送り作用によって給送用トレイ5上の上位の用紙Pをピックアップする給送用ローラ14と、最上位の用紙Pのみが給送されるように重送された後続の用紙Pを最上位の用紙Pから分離する分離作用部の一例である図示しない分離パッドないしリタードローラ等と、分離された後続の用紙Pを給送用トレイ5上に戻す戻しレバー6とを備えている。
また、自動給送装置2には、用紙Pの左右の側縁Eに当接する2つの可動エッジガイド15と、該2つの可動エッジガイド15を接近、離反方向に共動させることによって用紙Pを中央に位置合わせする中央位置合わせ機構7とが設けられている。そして、2つの可動エッジガイド15と中央位置合わせ機構7は、上記ホッパ16に対して移動可能な状態で保持されている。
次に、用紙Pの搬送経路に従ってインクジェットプリンタ100の内部構造の概略を説明する。給送用トレイ5上に載置され可動エッジガイド15によって左右の側縁Eが規制された用紙Pは、給送用ローラ14の回転軸17の回転に伴って、ホッパ16が所定のタイミングで上昇し、給送用ローラ14に向けて押し上げられる。そして、給送用ローラ14の回転に伴って最上面に位置する用紙Pから順番に、給送用ローラ14近傍に設けられている分離作用部の一例である図示しない分離パッドないしリタードローラ等の力を借りて単位数ずつピックアップされ、可動エッジガイド15によって側縁Eが案内されて搬送方向下流に向けて搬送される。
給送用ローラ14の下流には、用紙Pの通過を検出する被液体噴射材検出手段の一例である被記録材検出手段(以下単に検出レバーという)8が設けられており、該検出レバー8の下流には搬送用駆動ローラ19aと搬送用従動ローラ19bとによって構成される搬送用ローラ19が設けられている。このうち搬送用従動ローラ19bは、搬出用従動ローラ用のローラホルダ18の下流側において軸支され、当該ローラホルダ18は、回転軸を中心に回動可能に設けられ、且つ図示しないねじりコイルバネの付勢力によって搬送用従動ローラ19bが常に搬送用駆動ローラ19aに圧接したニップ状態になるように回動付勢されている。
また、ローラホルダ18の搬送方向下流には、補助押えローラ18cが一例として設けられており、補助押えローラ18cは補助押えローラ用のローラホルダに対して従動回転可能な状態で軸支されている。尚、補助押えローラ18cは用紙P終端の浮き上がりに起因するヘッド擦れを防止する等の目的で設けられている。そして、搬送用ローラ19によって挟圧された状態で搬送される用紙Pは補助押えローラ18cの下方を通って記録ポジション26に導かれる。
記録ポジション26には、用紙Pに記録を実行する液体噴射実行手段の一例である記録実行手段の主たる構成要素として、主走査方向X(用紙Pの幅方向と一致する)に往復可能に走行し得る図示しないキャリッジガイド軸によって軸支されたキャリッジ10が設けられている。そして、該キャリッジ10の下面には用紙Pに液体の一例であるインクを吐出(噴射)して記録を実行する液体噴射ヘッドの一例である記録ヘッド13が搭載されている。また、キャリッジ10にはプリンタ本体3の下部等に収容されている液体カートリッジの一例である図示しないインクカートリッジに一端が接続されたインクチューブ9の他端が接続されている。
記録ヘッド13の下方には、記録ヘッド13と対向して記録ヘッド13下面のノズル開口面との間のプラテンギャップPGを規定するプラテン28が設けられている。そして、記録ヘッド13とプラテン28との間に用紙Pを主走査方向Xと直交する副走査方向Y(用紙Pの搬送方向と一致する)に所定の搬送量で搬送する動作と、記録ヘッド13を主走査方向Xに一往復させる間に記録ヘッド13下面の図示しないノズル開口から用紙Pに向けてインクを噴射する動作とを相互に繰り返すことによって用紙Pの記録面の全面に亘って所望の記録が実行される。尚、上記プラテンギャップPGは、高精度の記録を実行する上で極めて重要な要素となっており、用紙Pの厚さの変化等に応じて適宜調節されるようになっている。
記録ヘッド13の下流には排出用駆動ローラ20aと、排出用従動ローラ20bとによって構成される被液体噴射材排出手段の一例である排出用ローラ20が設けられている。また、排出用従動ローラ20b近傍の搬送方向上流には、排出用補助従動ローラ22bが設けられおり、該排出用補助従動ローラ22bの下方には排出用補助駆動ローラ22aが設けられている。また、上記排出用補助従動ローラ22bと排出用補助駆動ローラ22aとによって排出用補助ローラ22が構成されている。そして、排出用ローラ20によって排出された用紙Pは、更に搬送方向下流に位置する被液体噴射材受け部の一例である図示しない排出用スタッカの載置面上に排出されるようになっている。
排出用従動ローラ20bと排出用補助従動ローラ22bは、その外周に複数の歯を有する歯付きローラであり、それぞれを保持するローラホルダによって自由回転可能に軸支されている。また、上記搬送用従動ローラ19bは、搬送用駆動ローラ19aよりその軸芯位置が幾分搬送方向下流側に位置するように配設されており、一方上記排出用従動ローラ20bと排出用補助従動ローラ22bはそれぞれ排出用駆動ローラ20aと排出用補助駆動ローラ22aより軸芯位置が幾分搬送方向上流側に位置するように配設されている。このような配設態様をとることによって、用紙Pは搬送用ローラ19と排出用ローラ20ないし排出用補助ローラ22との間において僅かに下に凸となる俗に「逆ぞり」と呼ばれる湾曲状態が形成される。そして、用紙Pがこのような形状をとることによって、記録ヘッド13に対して対向する位置にある用紙Pは、プラテン28上に押し付けられ、用紙Pの浮き上がりが防止されて正常に記録が実行されるようになっている。
[実施例]
次に、このようなインクジェットプリンタ100の自動給送装置2に対して設けられる本発明のエッジガイドの傾き修正装置1について図面に基づいて具体的に説明する。
図3は本発明のエッジガイドの傾き修正装置を適用した自動給送装置を示す斜視図、図4は本発明のエッジガイドの傾き修正装置の適用部位周辺を拡大して示す正面図である。図5は図4中のA−A断面図(a)と、B−B断面図(b)と、(b)中の矢視C部の拡大断面図(c)である。また図6は可動エッジガイドを最も離反させた状態のエッジガイドの傾き修正装置の適用部位周辺を拡大して示す斜め後方からの斜視図、図7は可動エッジガイドを最も接近させた状態のエッジガイドの傾き修正装置の適用部位周辺を拡大して示す斜め後方からの斜視図である。
本発明のエッジガイドの傾き修正装置1は、用紙Pの左右の側縁Eに当接する2つの可動エッジガイド15と、該2つの可動エッジガイド15を接近、離反方向に共動させることによって、用紙Pをプリンタ本体3の幅方向のほぼ中央部に位置合わせする中央位置合わせ機構7と、複数枚の用紙Pを積畳状態で支承すると共に上記2つの可動エッジガイド15と中央位置合わせ機構7とを移動可能に保持した状態で所定の角度範囲に亘って回動し昇降動作するホッパ16とを備えた自動給送装置2に対して設けられる。そして、本発明のエッジガイドの傾き修正装置1は、上記可動エッジガイド15の上部において所定幅に亘って水平に設けられているスライド係止部30と、前記中央位置合わせ機構7において仲介媒介物としてのピニオンギヤ31を介して可動エッジガイド15と共に接近、離反方向に移動するスライド部材としての2本のラック32との間に付勢手段としての引張りコイルばね33を張設することによって構成されている。
可動エッジガイド15は、ホッパ16の支承面34と平行にその前面側に設けられる水平ガイド部35と、該水平ガイド部35の外側の側縁を垂直に立ち上げて形成される垂直ガイド部36とを備えている。水平ガイド部35は、載置された用紙Pの側縁E寄りの下面を支承する平板状の部材であり、用紙Pのサイズに応じて可動エッジガイド15を紙幅方向に移動させる際の案内部材として機能する。
水平ガイド部35の上縁は、後方に回り込むようにフック状に湾曲しており、フック状に湾曲した部分がホッパ16の上縁42に対して上方から係止されるスライド係止部30になっている。一方、垂直ガイド部36は、載置された用紙Pの側縁Eに当接し、用紙Pの紙幅方向の位置合わせを行う平板状の部材である。垂直ガイド部36の上部には斜め前方上部に張り出した操作部40が設けられており、垂直ガイド部36の下部には後方に向かって延びる係止爪41が設けられている。尚、この係止爪41はホッパ16の下縁43に対して下方から係止される。
中央位置合わせ機構7は、スライド部材として機能する2本のラック32と、これら2本のラック32間に配設され、2本のラック32を互いに逆方向に移動させる仲介媒介物として機能するピニオンギヤ31とを備えたラックピニオン機構によって一例として構成されている。ラック32は内側に歯が位置するように上下に2本平行に配設されており、それぞれのラック32の外方基端部には矩形枠状のラックガイド38が対向する他方のラック32側に向けて突出するように設けられている。ラックガイド38は、角穴状の係合穴53が設けられており、可動エッジガイド15の水平ガイド部35の背面から突出している係合凸部54と係合することで可動エッジガイド15とラック32は一体になって主走査方向Xに移動できるようになっている。尚、係合穴53の高さ寸法は、係合凸部54の厚さ寸法より幾分大きめに設定されており、両者の間に形成されるクリアランスの範囲内でラック32は用紙Pの搬送方向に移動できるようになっている。
また、ラックガイド38の前面にはホッパ16の支承面34に対して形成されている主走査方向Xに延びる角穴状の係合窓部37の上縁に係合する係合爪39が突出するように設けられている。また、ラックガイド38とスライド係止部30との間に上述した引張りコイルばね33が張設されており、本実施例では一例としてラックガイド38とスライド係止部30の中央付近に1本ずつ引張りコイルばね33が設けられている。尚、この引張りコイルばね33は、スライド係止部30をホッパ16の上縁42に押し付けるような付勢力を奏し、該付勢力によって可動エッジガイド15の傾きを修正するように作用する。
また、可動エッジガイド15におけるスライド係止部30と、ホッパ16の上縁42との間には、両者を常時ほぼ同一の部位において安定的に接触させる平行度向上構造44が設けられている。そして、本実施例ではスライド係止部30の係止作用凹面45がホッパ16の上縁42における最上部Qに対して摺接し得るようにスライド係止部30の係止作用凹面45の曲率半径rをホッパ16の上縁42の外周面の曲率半径Rより小さめに設定した平行度向上構造44を採用している。
また、可動エッジガイド15のスライド係止部30とホッパ16の上縁42は摩擦抵抗が小さくなる異なる材質のプラスチック成形材料によって形成されており、可動エッジガイド15はホッパ16に対して円滑に接近、そして離反方向に移動できるようになっている。具体的には、可動エッジガイド15のスライド係止部30はポリアセタール樹脂で形成され、ホッパ16の上縁42はABS樹脂で形成されている。また、仲介媒介物としてのピニオンギヤ31には摩擦付与部材としての板ばね46がピニオンギヤ31の外方端面に押し当てられた状態で設けられている。そして上記板ばね46の押圧力によってピニオンギヤ31に所定の負荷抵抗を作用させて可動エッジガイド15の不用意な移動を防止するようにしている。
板ばね46は、縦に長い矩形平板状の部材でその上部がピニオンギヤ31の外方端面に当接する押圧作用部48、その下部がホッパ16に対して係止される係止保持部49、その中間が弾性作用を奏する弾性作用部50となっている。また、上記押圧作用部48の前面には、一例として合成ゴムによって形成される摩擦パッド47が貼設されている。また本実施例ではピニオンギヤ31は、図5(a)に示すように、ホッパ16の後面側に突出している嵌合凸部51に対して円筒状のソケット部52が外嵌めされているだけの簡単な構成によって取り付けられているため、上記板ばね46はピニオンギヤ31のホッパ16からの脱落を防止する脱落防止部材としての機能を兼ね備えた構成となっている。
次に、本発明のエッジガイドの傾き修正装置1の作動態様を(1)移動時と(2)停止時に分けて説明する。
(1)移動時
用紙Pのサイズに合わせて可動エッジガイド15を移動する場合には、左右いずれかの可動エッジガイド15の操作部40を持って内方ないし外方に可動エッジガイド15を移動させる。この時、可動エッジガイド15のスライド係止部30における係止作用凹面45とホッパ16の上縁42との間の摩擦抵抗は、上述した材料の選定と曲率半径R、rの設定によって極めて小さくなっているから、可動エッジガイド15は円滑に移動される。また、左右いずれかの可動エッジガイド15を移動すると当該可動エッジガイド15の係合凸部54に係合している係合穴53を有するラック32も一体に移動する。
そして、当該ラック32の移動に伴ってピニオンギヤ31が回転し、対向する位置にある他のラック32を逆方向に移動させる。従って、左右の可動エッジガイド15は接近、離反方向に共動するようになり、載置された用紙Pは左右の側縁Eが可動エッジガイド15における垂直ガイド部36に挟まれて中央に位置合わせされる。
(2)停止時
可動エッジガイド15の垂直ガイド部36が用紙Pの側縁Eに当接し可動エッジガイド15の移動が停止されると、可動エッジガイド15は引張りコイルばね33からの引張り力と平行度向上構造44による平行度向上作用によって瞬時に傾きが修正されて用紙搬送方向に沿った狙いとするポジションに移動する。また、ピニオンギヤ31の端面には板ばね46の押圧力が作用しているため、可動エッジガイド15の操作部40から手を離しても不用意に可動エッジガイド15が移動することはなく、ホッパ16からのピニオンギヤ31の脱落も防止されている。
[他の実施例]
本願発明に係るエッジガイドの傾き修正装置1及び該エッジガイドの傾き修正装置1を備えた記録装置100等は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行なうことも勿論可能である。例えば、中央位置合わせ機構7としてはラックピニオン機構に限らずリンク機構等、他の機構を採用することが可能である。またスライド係止部30とラックガイド38との間に張設した引張りコイルばね33は、1本に限らず複数本設けることが可能であるし、引張りコイルばね33に代えて捩りコイルばね等他の付勢手段を採用することも可能である。
この他、摩擦付与部材としても板ばね46に限らず圧縮コイルバネやゴム状弾性体等種々の摩擦付与部材が採用可能である。また平行度向上構造44として上述した構成に代えて図8に示すような構成の平行度向上構造44を採用することも可能である。図8に示す平行度向上構造44は、スライド係止部30における係止作用凹面45が常時ホッパ16の上縁42における前面側と後面側の2つの定位置A、Bに対して摺接し得るように係止作用凹面45の形状を改変したものである。そして、この場合の係止作用凹面45の形状としては、図8(a)に示すような逆V字形状、図8(b)に示すような台形状、図8(c)に示すような放物線形状、あるいは図8(d)に示すように突起55を設けた形状等、種々の形状が採用可能である。
因みに図8に示す平行度向上構造44を採用した場合には、前記実施例で採用した平行度向上構造44と同様、スライド係止部30とホッパ16の上縁42との平行度が向上し、長期に亘って安定的に可動エッジガイド15の傾きの修正を高精度に実行することが可能となる。またスライド係止部30とホッパ16の上縁42との摺接位置となる定位置A、Bがホッパ16の上縁42の最上部Qを挟んでその前後の2ヶ所に設けられることになるため、ホッパ16の支承面34に対して直交する方向の成分を有する可動エッジガイド15の傾きも同時に修正される。
ケーシングを取り外した状態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図。 インクジェットプリンタの内部構造の概略を示す側断面図。 自動給送装置の外観を示す斜視図。 エッジガイドの傾き修正装置を示す正面図。 図4中のA−A断面図(a)と、B−B断面図(b)と、(b)中のC矢視図(c)。 可動エッジガイドを離反させた状態のエッジガイドの傾き修正装置を示す斜め後方からの斜視図。 同上、可動エッジガイドを接近させた状態を示す斜視図。 平行度向上構造の他の種々の態様(a)〜(d)を示す側断面図。
符号の説明
1 エッジガイドの傾き修正装置、2 自動給送装置、3 プリンタ本体、
5 給送用トレイ、6 戻しレバー、7 中央位置合わせ機構、8 検出レバー、
9 インクチューブ、10 キャリッジ、13 記録ヘッド、14 給送用ローラ、
15 可動エッジガイド、16 ホッパ、17 回転軸(給送用ローラの)、
18 ローラホルダ(搬送用従動ローラ用の)、18c 補助押えローラ、
19 搬送用ローラ、19a 搬送用駆動ローラ、19b 搬送用従動ローラ、
20 排出用ローラ、20a 排出用駆動ローラ、20b 排出用従動ローラ、
22 排出用補助ローラ、22a 排出用補助駆動ローラ、
22b 排出用補助従動ローラ、26 記録ポジション、28 プラテン、
30 スライド係止部、31 ピニオンギヤ(仲介媒介物)、
32 ラック(スライド部材)、33 引張りコイルばね(付勢手段)、34 支承面、
35 水平ガイド部、36 垂直ガイド部、37 係合窓部、38 ラックガイド、
39 係合爪、40 操作部、41 係止爪、42 上縁(ホッパの)、
43 下縁(ホッパの)、44 平行度向上構造、45 係止作用凹面、
46 板ばね(摩擦付与部材)、47 摩擦パッド、48 押圧作用部、
49 係止保持部、50 弾性作用部、51 嵌合凸部、52 ソケット部、
53 係合穴、54 係合凸部、55 突起、
100 インクジェットプリンタ(記録装置)、P 用紙(被記録材)、X 主走査方向
Y 副走査方向、PG プラテンギャップ、E 側縁、Q 最上部、
r 曲率半径(係止作用凹面の)、R 曲率半径(ホッパの上縁外周面の)、
A (前面側の)定位置、B (後面側の)定位置

Claims (10)

  1. 被記録材の左右の側縁に当接する2つの可動エッジガイドと、
    該2つの可動エッジガイドを接近、離反方向に共動させることによって被記録材を中央に位置合わせする中央位置合わせ機構と、
    複数枚の被記録材を積畳状態で支承すると共に前記2つの可動エッジガイドと中央位置合わせ機構とを移動可能に保持した状態で所定の角度に亘って昇降動作するホッパと、を備えた自動給送装置において設けられるエッジガイドの傾き修正装置であって、
    前記エッジガイドの傾き修正装置は、前記可動エッジガイドの上部において所定幅に亘って水平に設けられているスライド係止部と、前記中央位置合わせ機構において仲介媒介物を介して可動エッジガイドと共に接近、離反方向に移動するスライド部材との間に付勢手段を張設することによって構成されており、
    前記付勢手段による付勢力によって常時前記可動エッジガイドにおけるスライド係止部を同じく水平に設けられている前記ホッパの上縁に押し付けることによって可動エッジガイドの傾きを修正するようにしたことを特徴とするエッジガイドの傾き修正装置。
  2. 請求項1において、前記中央位置合わせ機構は、前記スライド部材として機能する2本のラックと、これら2本のラック間に配設され、2本のラックを互いに逆方向に移動させる仲介媒介物として機能するピニオンギヤとを備えたラックピニオン機構によって構成されることを特徴とするエッジガイドの傾き修正装置。
  3. 請求項1または2において、前記可動エッジガイドにおけるスライド係止部と前記ホッパの上縁との間には、両者を常時ほぼ同一の部位において安定的に接触させる平行度向上構造が設けられていることを特徴とするエッジガイドの傾き修正装置。
  4. 請求項3において、前記平行度向上構造は、常時前記スライド係止部が前記ホッパの上縁における最上部に対して摺接し得るようにスライド係止部の係止作用凹面の曲率半径をホッパの上縁外周面の曲率半径より小さく設定して成ることを特徴とするエッジガイドの傾き修正装置。
  5. 請求項3において、前記平行度向上構造は、前記スライド係止部における係止作用凹面が常時前記ホッパの上縁における前面側と後面側の2つの定位置に対して摺接し得るように係止作用凹面の形状を設定して成ることを特徴とするエッジガイドの傾き修正装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、前記可動エッジガイドのスライド係止部と前記ホッパの上縁は、摩擦抵抗が小さくなる異なる材質のプラスチック成形材料によって形成されていることを特徴とするエッジガイドの傾き修正装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、前記中央位置合わせ機構における仲介媒介物には、摩擦付与部材が押し当てられた状態で設けられており、当該摩擦付与部材の押圧力によって仲介媒介物に所定の負荷抵抗を作用させて可動エッジガイドの不用意な移動を防止するようにしたことを特徴とするエッジガイドの傾き修正装置。
  8. 請求項7において、前記摩擦付与部材は仲介媒介物のホッパからの脱落を防止する脱落防止部材としての機能を兼ね備えていることを特徴とするエッジガイドの傾き修正装置。
  9. 被記録材の左右の側縁に当接する2つの可動エッジガイドと、
    該2つの可動エッジガイドを接近、離反方向に共動させることによって被記録材を中央に位置合わせする中央位置合わせ機構と、
    複数枚の被記録材を積畳状態で支承すると共に前記2つの可動エッジガイドと中央位置合わせ機構とを移動可能に保持した状態で所定の角度に亘って昇降動作するホッパと、
    前記可動エッジガイドの傾きを修正するエッジガイドの傾き修正装置と、を備える自動給送装置が設けられた記録装置であって、
    前記エッジガイドの傾き修正装置として請求項1〜8のいずれか1項に記載したエッジガイドの傾き修正装置を適用したことを特徴とする記録装置。
  10. 被液体噴射材の左右の側縁に当接する2つの可動エッジガイドと、
    該2つの可動エッジガイドを接近、離反方向に共動させることによって被液体噴射材を中央に位置合わせする中央位置合わせ機構と、
    複数枚の被液体噴射材を積畳状態で支承すると共に、前記2つの可動エッジガイドと中央位置合わせ機構とを移動可能に保持した状態で所定の角度に亘って昇降動作するホッパと、
    前記可動エッジガイドの傾きを修正するエッジガイドの傾き修正装置と、を備える自動給送装置が設けられた液体噴射装置であって、
    前記エッジガイドの傾き修正装置は、前記可動エッジガイドの上部において所定幅に亘って水平に設けられているスライド係止部と、前記中央位置合わせ機構において仲介媒介物を介して可動エッジガイドと共に接近、離反方向に移動するスライド部材との間に付勢手段を張設することによって構成されており、
    前記付勢手段による付勢力によって常時前記可動エッジガイドにおけるスライド係止部を同じく水平に設けられている前記ホッパの上縁に押し付けることによって可動エッジガイドの傾きを修正するようにしたことを特徴とする液体噴射装置。
JP2005258642A 2005-09-07 2005-09-07 エッジガイドの傾き修正装置、記録装置及び液体噴射装置 Expired - Fee Related JP4539857B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005258642A JP4539857B2 (ja) 2005-09-07 2005-09-07 エッジガイドの傾き修正装置、記録装置及び液体噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005258642A JP4539857B2 (ja) 2005-09-07 2005-09-07 エッジガイドの傾き修正装置、記録装置及び液体噴射装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010111811A Division JP2010168221A (ja) 2010-05-14 2010-05-14 エッジガイドの傾き修正装置、記録装置及び液体噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007070039A true JP2007070039A (ja) 2007-03-22
JP4539857B2 JP4539857B2 (ja) 2010-09-08

Family

ID=37931833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005258642A Expired - Fee Related JP4539857B2 (ja) 2005-09-07 2005-09-07 エッジガイドの傾き修正装置、記録装置及び液体噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4539857B2 (ja)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS637442U (ja) * 1986-06-30 1988-01-19
JPH0211861U (ja) * 1988-07-01 1990-01-25
JPH0226388A (ja) * 1988-07-15 1990-01-29 Mitsubishi Electric Corp 配管の支持装置
JPH03191U (ja) * 1989-05-23 1991-01-07
JPH0540240U (ja) * 1991-10-29 1993-05-28 セイコーエプソン株式会社 シートガイド
JPH06329272A (ja) * 1993-05-19 1994-11-29 Ricoh Co Ltd シート処理装置
JPH08217259A (ja) * 1995-02-08 1996-08-27 Seiko Epson Corp スライダ構造
JPH08319030A (ja) * 1995-05-22 1996-12-03 Seiko Epson Corp 紙供給装置における紙案内板
JPH1017156A (ja) * 1996-06-28 1998-01-20 Brother Ind Ltd 画像形成装置における用紙案内装置
JPH11334889A (ja) * 1998-05-29 1999-12-07 Canon Inc シート給送装置及びこの装置を備えた画像記録装置
JP2001335160A (ja) * 2000-05-25 2001-12-04 Seiko Epson Corp 用紙ガイド,給紙装置,記録装置
JP2004331322A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Seiko Epson Corp シート供給ガイド及び記録装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS637442U (ja) * 1986-06-30 1988-01-19
JPH0211861U (ja) * 1988-07-01 1990-01-25
JPH0226388A (ja) * 1988-07-15 1990-01-29 Mitsubishi Electric Corp 配管の支持装置
JPH03191U (ja) * 1989-05-23 1991-01-07
JPH0540240U (ja) * 1991-10-29 1993-05-28 セイコーエプソン株式会社 シートガイド
JPH06329272A (ja) * 1993-05-19 1994-11-29 Ricoh Co Ltd シート処理装置
JPH08217259A (ja) * 1995-02-08 1996-08-27 Seiko Epson Corp スライダ構造
JPH08319030A (ja) * 1995-05-22 1996-12-03 Seiko Epson Corp 紙供給装置における紙案内板
JPH1017156A (ja) * 1996-06-28 1998-01-20 Brother Ind Ltd 画像形成装置における用紙案内装置
JPH11334889A (ja) * 1998-05-29 1999-12-07 Canon Inc シート給送装置及びこの装置を備えた画像記録装置
JP2001335160A (ja) * 2000-05-25 2001-12-04 Seiko Epson Corp 用紙ガイド,給紙装置,記録装置
JP2004331322A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Seiko Epson Corp シート供給ガイド及び記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4539857B2 (ja) 2010-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5111248B2 (ja) 記録装置
JP4985424B2 (ja) 給送装置、記録装置
US20090309921A1 (en) Recording apparatus
US7950658B2 (en) Recording medium transporting device and recording apparatus
JP4435048B2 (ja) エッジガイド、記録装置及び液体噴射装置
JP4379606B2 (ja) 給送装置における媒体ガイド装置
WO2011030543A1 (ja) プリンタ装置及びローラアッセンブリ
JP2006205537A (ja) 移動体の支持構造及び該支持構造を備えた記録装置と液体噴射装置
JP2006082381A (ja) フレキシブルフラットケーブルの支持装置、記録装置及び液体噴射装置
JP4539857B2 (ja) エッジガイドの傾き修正装置、記録装置及び液体噴射装置
JP4692763B2 (ja) 被記録媒体支持装置、記録装置、液体噴射装置
JP2010168221A (ja) エッジガイドの傾き修正装置、記録装置及び液体噴射装置
JP4367609B2 (ja) キャリッジ、該キャリッジを備えた液体噴射装置
JP4232052B2 (ja) 記録装置
US7621529B2 (en) Printing medium feeding device, printing apparatus, and liquid ejecting apparatus
JP2005297297A (ja) キャリッジ搬送装置、記録装置及び液体噴射装置
JP4530124B2 (ja) 記録装置、液体噴射装置
JP4484075B2 (ja) 被記録材の搬送案内装置、記録装置
JP3900261B2 (ja) 記録装置
JP4006588B2 (ja) ローラ支持体、記録装置、液体噴射装置
JP4605410B2 (ja) 記録装置及び液体噴射装置
JP4605411B2 (ja) 記録装置及び液体噴射装置
JP4640584B2 (ja) 被記録媒体検出装置、記録装置
JP4561958B2 (ja) 記録ヘッドの角度調整機構、記録装置及び液体噴射装置
JP4811587B2 (ja) ホッパの作動装置、給送装置、記録装置及び液体噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100602

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4539857

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100615

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees