JP4811587B2 - ホッパの作動装置、給送装置、記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

ホッパの作動装置、給送装置、記録装置及び液体噴射装置 Download PDF

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Description

本発明は、カセット本体内に積畳状態で収容されている多数枚の被記録材の最下面を支承し、揺動軸を中心に下方に待機した待機姿勢と、上方に押し上げられた給送姿勢との間で揺動し得るホッパに対して適用され、該ホッパの一部に当接し、ホッパを支承した状態でホッパを上下動させるホッパ作動部材と、該ホッパ作動部材を常時、給送用ローラ側に押し上げるように付勢している押上げ付勢手段と、該押上げ付勢手段の付勢力に抗して前記ホッパ作動部材を下方に押し下げるように作動させる押下げ作動手段とを備えているホッパの作動装置、該ホッパの作動装置が適用される給送装置及び該給送装置を備えた記録装置に関する。
更に本発明は、インク等の液体をそのヘッドから吐出すなわち噴射して被記録媒体すなわち被液体噴射媒体に液体を付着するインクジェット式記録装置などの液体噴射装置及び該液体噴射装置に装着可能な給送装置に関するものである。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、プロッタ、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被液体噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被液体噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
以下、給送用カセットに適用されるホッパの作動装置を例に採って説明する。従来の給送用カセットは、下記の特許文献1に示すように、底面と前端面、後端面及び左右の側面とが閉塞され、上面が開放されたカセット本体と、当該カセット本体の開放された上面の大部分を塞ぐように設けられる上蓋と、上記カセット本体の底面に設けられ、カセット本体内に積畳状態で収容されている多数枚の用紙の最下面の一部を支承して給送用ローラ側に該用紙を押し上げるホッパとを備えていた。また、ホッパの揺動自由端側には用紙に対する給送用ローラとホッパとの協働による送り(挟圧送り作用)を確実にするための摩擦パッドが貼設されていた。
そして、このようにして構成される給送用カセットが記録装置本体に装着されると、上記給送用カセットの近傍に配置されるホッパの作動装置が作動して上記ホッパが上下動し、該ホッパは下方に待機した待機姿勢と上方に押し上げられた給送姿勢とをとることができるようになっている。ホッパの作動装置は、ホッパ作動軸を中心に回動運動する作動アームを主要な構成として備えており、該作動アームの先端部がカセット本体の底面に形成されている開口部に進入して上記ホッパの揺動自由端側の下面に当接する押圧部になっていた。
従って、給送用ローラと上記ホッパとの挟圧送り作用によってカセット本体内から引き出され、用紙搬送経路に向けて給送される用紙の下方には上方から摩擦パッド、ホッパそしてホッパの作動装置における押圧部の順で配置されており、作動アーム先端の押圧部がホッパの下面に当接し、摩擦パッドを介して用紙を上方に押し上げることによって給送用ローラに対する用紙の圧接力を生成し、所望の給紙力を得ている。
しかし、多くの用紙の種類やサイズに対応することが求められる近時の記録装置において、上記構成の給送用カセットないしホッパの作動装置を適用した場合には、用紙に給紙力を付与するに当たり、上述のように多くの部品が介在しているため部品の加工精度、組立誤差等によって部品間に位置ずれが生じ易く、給紙力がどうしても不安定になるという問題があった。また、摩擦パッドがホッパに対して直に貼設されていたため、用紙の姿勢によっては摩擦パッドの上面が用紙の最下面に密着しない場合もあり、このような場合には十分な給紙力が得られないこともあった。
また、摩擦パッドは、一般にコルク材等を使用して形成されているのに対してホッパは一般に合成樹脂材料によって形成されているため、給送用カセットを廃棄する場合にはホッパから摩擦パッドを剥離しなければリサイクルを行うことができず、給送用カセットのリサイクル性を悪くしていた。また、ホッパは用紙のサイズによっては用紙の一部のみしか支承できなかったため、用紙を下方に待機させた待機姿勢と、用紙を上方に押し上げた給送姿勢とで用紙の支持状態にバラ付きが生ずる場合もあり、このバラ付きも給紙力の不安定化をもたらす一つの要因となっていた。
特開昭59−53326号公報
本発明は、ホッパ作動部材の構造を見直し、被記録材に安定した十分な給送力を付与することができ、伝達ロスの少ないホッパの作動装置、該ホッパの作動装置が適用された給送装置及び該給送装置を備えた記録装置等を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係るホッパの作動装置は、カセット本体内に積畳状態で収容されている多数枚の被記録材の最下面を支承し、揺動軸を中心に下方に待機した待機姿勢と、上方に押し上げられた給送姿勢との間で揺動するホッパと、前記ホッパの一部に当接し、該ホッパを支承した状態で当該ホッパを上下動させるホッパ作動部材と、該ホッパ作動部材を常時、押し上げるように付勢する押上げ付勢手段と、該押上げ付勢手段の付勢力に抗して前記ホッパ作動部材を下方に押し下げる押下げ作動手段とを備え、前記ホッパにおける揺動自由端側には開口が設けられ、前記ホッパ作動部材には押上げ作用部が設けられ、該押上げ作用部の一部が前記開口を貫通して前記被記録材の最下面における先端側の一部に当接する押圧部になっており、前記押上げ作用部の他の一部が前記ホッパを支承する支承部になっていることを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、被記録材の最下面にはホッパを介在させることなく、押上げ作用部の一部である押圧部が直接、作用しているから、介在する部品の増加によって生ずる伝達ロスや部品の位置ずれ等に起因する被記録材の給送力の低下と不安定化とが防止される。また、ホッパは押上げ作用部の他の一部である支承部によって確実に支承されているから、ホッパの安定した上下動も保たれている。
本発明の第2の態様に係るホッパの作動装置は、前記第1の態様において、前記押圧部上面の押圧面には被記録材の給送時に、上方に位置する給送用ローラとの間で被記録材を挟圧する摩擦パッドが貼設されていることを特徴とするものである。
本発明の第2の態様によれば、摩擦パッドはホッパとは別体のホッパ作動部材における押圧部に対して設けられているから、ホッパを廃棄するに際してホッパから摩擦パッドを剥離する必要なく、ホッパをリサイクルに回すことができる。
本発明の第3の態様に係るホッパの作動装置は、前記第1または第2の態様において、前記押上げ作用部は、ホッパ作動軸を中心にして所定の角度、回動する作動アームに対して回動自在に取り付けられており、前記ホッパの上下動に伴うホッパの傾斜角度の変化に対応して前記押上げ作用部が追従する構成であることを特徴とするものである。
本発明の第3の態様によれば、ホッパの傾斜角度に関係なく、押上げ作用部における押圧部の押圧面は常に被記録材の最下面に密着することができるから、被記録材に作用する圧接力の低下と不安定化とが防止される。また、ホッパに形成されている開口への押圧部の進入時に押上げ作用部が揺動し、進入し易い角度に自動的に修正されるから上記開口に対する押圧部の進入、嵌合及び貫通が円滑に実行される。
本発明の第4の態様に係るホッパの作動装置は、前記第1〜第3のいずれか1つの態様において、前記ホッパは前記被記録材の最下面の全体を支承して上下動するように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第4の態様によれば、被記録材のサイズに拘らず、ホッパの待機姿勢と給送姿勢との間で被記録材の支持状態にバラ付きが生じないから、被記録材の給送力の安定化をもたらすことができる。
本発明の第5の態様に係るホッパの作動装置は、前記第1〜第4のいずれか1つの態様において、前記押上げ付勢手段は前記押上げ作用部の下面に当接している圧縮コイルバネによって構成されており、前記押下げ作動手段は前記ホッパ作動軸に取り付けられたホッパ作動カムを含むカム機構によって構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第5の態様によれば、ホッパとホッパ作動部材間に生ずるガタの発生が防止され、ホッパの上下動が円滑に安定して実行されるようになる。
本発明の第6の態様に係る給送装置は、多数枚の被記録材を積畳状態で収容し得るカセット本体を備えた給送用カセットが装着され、給送用ローラを備え、ホッパの作動装置によって前記カセット本体内に収容されている被記録材が前記給送用ローラに押し付けられる構成の給送装置であって、前記ホッパの作動装置は前記第1の態様〜第5の態様のいずれかの態様に記載したホッパの作動装置であることを特徴とするものである。
本発明の第6の態様によれば、被記録材の最下面側に介在する部品の数が少なくて済むから、駆動力の伝達ロスや部品の位置ずれ等に起因する被記録材の給送力の低下と不安定化とが防止される。また、ホッパは支承部によって確実に支承されているからホッパの安定した上下動も保たれている。また、摩擦パッドがホッパとは別部材のホッパ作動部材に対して設けられているから給送用カセットを廃棄する際に、ホッパから摩擦パッドを剥離することなくリサイクルに供することができる。
本発明の第7の態様に係る給送装置は、前記第6の態様において、前記給送用カセットは、前記ホッパの作動装置と切り離し可能に構成され、給送用カセットを構成するすべての構成部材は同一の合成樹脂材料によって作られていることを特徴とするものである。
本発明の第7の態様によれば、給送用カセットを廃棄するに際して給送用カセットを分解したり、分解した部品の分別作業を行うことなく、そのままリサイクルに回すことができる。
本発明の第8の態様に係る記録装置は、多数枚の被記録材を積畳状態で収容し得るカセット本体を備えた給送用カセットが装着される構成の給送装置と、前記給送装置によって給送された被記録材に記録を実行する記録実行部とを備えた記録装置であって、前記給送装置は第6の態様又は第7の態様に記載された給送装置であることを特徴とするものである。
本発明の第8の態様によれば、被記録材に安定した十分な給送力を付与することができ、伝達ロスの少ない、リサイクルが容易なホッパの作動装置が適用された給送装置を備えた記録装置を提供することが可能になる。
本発明の第9の態様に係る液体噴射装置は、多数枚の被液体噴射材を積畳状態で収容し得るカセット本体を備えた給送用カセットが装着される構成の給送装置と、前記給送装置によって給送された被液体噴射材に液体噴射を実行する液体噴射実行部とを備えた液体噴射装置であって、前記給送装置は、給送用ローラを備え、ホッパの作動装置によって前記カセット本体内に収容されている被記録材が前記給送用ローラに押し付けられる構成であり、前記ホッパの作動装置は、カセット本体内に積畳状態で収容されている多数枚の被記録材の最下面を支承し、揺動軸を中心に下方に待機した待機姿勢と、上方に押し上げられた給送姿勢との間で揺動するホッパと、前記ホッパの一部に当接し、該ホッパを支承した状態で当該ホッパを上下動させるホッパ作動部材と、該ホッパ作動部材を常時、押し上げるように付勢する押上げ付勢手段と、該押上げ付勢手段の付勢力に抗して前記ホッパ作動部材を下方に押し下げる押下げ作動手段とを備え、前記ホッパにおける揺動自由端側には開口が設けられ、前記ホッパ作動部材には押上げ作用部が設けられ、該押上げ作用部の一部が前記開口を貫通して前記被記録材の最下面における先端側の一部に当接する押圧部になっており、前記押上げ作用部の他の一部が前記ホッパを支承する支承部になっていることを特徴とするものである。
以下、本願発明に係るホッパの作動装置、該ホッパの作動装置を備えた給送装置及び該給送装置を備えた液体噴射装置の一例である記録装置について説明する。最初に本願発明の液体噴射装置、そしてその一例である記録装置を実施するための最良の形態としてインクジェットプリンタ100を採り上げて、その全体構成の概略を図面に基づいて説明する。
図1はインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。図示のインクジェットプリンタ100は、持ち運びが可能な比較的コンパクトなタイプのインクジェットプリンタである。そして、図示のインクジェットプリンタ100には、ホッパを有する給装装置は設けられておらず、本来、給送装置が設けられる液体噴射装置本体、そして記録装置本体の一例であるプリンタ本体3の後部寄りの上部開口5には、給送用カセット1が前下がり傾斜姿勢で着脱自在に装着できるようになっている。
そして、給送用カセット1内に収容されている被液体噴射材の一例である被記録媒体(以下単に用紙ともいう)Pは、ホッパ16(図3、図7)の押し上げ動作によって上方に押し上げられ、そのカセット本体38の前端面側の前記上面に設けられた開口部41(図4、図7)に臨んで位置する給送用ローラ14(図1、図2)との協働すなわち挟圧送り作用によって最上位の用紙Pから順次引き出されて給送されるようになっている。尚、給送用カセット1の具体的構成については後述する。
給送用ローラ14の下流には、上下の搬送用従動ローラと搬送用駆動ローラの対によって構成されている図示しない公知の搬送用ローラが設けられており、該搬送用ローラによって搬送された用紙Pは、用紙搬送方向(副走査方向でもある)下流に位置する記録ポジションに導かれる。そして、記録ポジションの上方には用紙Pに液体の一例であるインクを吐出して直接記録を実行する液体噴射ヘッドの一例である図示しない記録ヘッドが位置している。一方、記録ポジションの下方には用紙Pの下面を支えている図示しないプラテンが設けられており、該プラテンは記録品質に重要に関係する被記録媒体と記録ヘッド間のギャップを規定する役割を担っている。
記録ヘッドは、上記副走査方向と直交する主走査方向に往復動する図示しないキャリッジの下面に搭載されており、該キャリッジは主走査方向に架け渡された図示しないキャリッジガイド軸によって案内され、同じく主走査方向に張設された図示しない無端ベルトからの駆動力を受けて往復動し得るように構成されている。また、記録ポジションの用紙搬送方向の下流には、上下の排出用従動ローラと排出用駆動ローラの対によって構成されている図示しない排出用ローラが設けられている。そして、該排出用ローラによって排出された用紙Pは、図示しない被液体噴射媒体受け部の一例である排出用スタッカの載置面上に排出されて積畳されるようになっている。
[実施例]
次に、このようにして構成されるインクジェットプリンタ100に対して装着可能な給送用カセット1と該給送用カセット1に対して適用される本発明のホッパの作動装置20について図面に基づいて具体的に説明する。
図2は給送用カセットを装着しつつある状態の自動給送ユニットを示す斜め前方からの斜視図、図3は同自動給送ユニットの斜め後方からの斜視図である。図4はシャッタ拡開時の給送用カセットを示す斜め前方からの斜視図、図5はシャッタ閉鎖時の給送用カセットを示す斜め前方からの斜視図である。また、図6はホッパの作動装置を適用した自動給送装置を示す斜視図、図7はホッパの作動装置を適用した自動給送装置のホッパ上昇時の状態を示す側断面図、図8は同自動給送装置のホッパ下降時の状態を示す側断面図である。
尚、図8はシャッタが拡開する直前を示しているが、これはシャッタの閉鎖状態を解りやすくするためで、給送用カセットを図8の位置まで挿着したときは通常はシャッタは開状態になる。
本発明の給送用カセット1は、図1〜図3に示すように、自動給送ユニット2に対して装着されることによって使用される。自動給送ユニット2は、プリンタ本体3の後部寄りの内部に設けられており、ホッパ作動部材21との協働(挟圧送り作用)によって用紙Pを給送する給送用ローラ14と、該給送用ローラ14と一体に回転する回転軸18と、該回転軸18に回転を伝達する駆動手段であるモータ31と、駆動伝達手段である歯車列32と、これら諸部材を保持すると共に給送された用紙Pを用紙搬送経路に案内するユニットホルダ33と、給送用カセット1におけるホッパ16を作動させる本発明のホッパの作動装置20とを備えている。尚、ホッパの作動装置20の具体的な構成と作動態様については後述する。
そして、上記回転軸18の回転は、歯車列32を介して図3に示すホッパ作動軸34の一端に取り付けられているホッパ作動カム35と、戻しレバー7の回転軸9に伝達されるようになっている。従って、給送用ローラ14の回転と連動して所定のタイミングでホッパ16が上下動し、所定のタイミングで戻しレバー7が作動して重送されてきた後続の用紙Pを給送用カセット1側に戻すように構成されている。この他、ユニットホルダ33には、重送されてきた用紙Pを記録の実行に使用する最上位の用紙Pと後続の用紙Pとに分離する図示しない分離手段等が設けられている。
また、このような自動給送ユニット2のユニットホルダ33における後部上方には、断面形状が略凹字形をしたカセットガイド37が斜め後方に向けて立ち上げられており、該カセットガイド37の内壁面に案内されて本実施例の給送用カセット1が装着され、本実施例のホッパの作動装置20が作動するようになっている。尚、本実施例では給送用カセット1は、図示のようにカセットガイド37によって前下がり傾斜姿勢で保持されるようになっている。
本発明の給送用カセット1は、図2乃至図5に示したように、一例としてハガキの場合で50枚程度の用紙Pを積畳された状態で収容し得るカセット本体38と、該カセット本体38の一部に形成され、用紙Pの給送引出し口となる開口部41と、該開口部41を覆うように上記カセット本体38に対してスライド可能に取り付けられるシャッタ板42と、該シャッタ板42を常時、閉鎖方向Aに付勢している付勢手段61と、上記カセット本体38内に収容された用紙Pを給送用ローラ14に向けて押し上げるホッパ16とを備えている。
カセット本体38は、多数枚の用紙Pを積畳状態で収容し得る偏平な角箱様の容器であり、上面40、前端面39、後端面43、左側面44及び右側面45が一体成形により形成され、底面46が開放され、多数枚の用紙Pを収容し得る構造である。また、カセット本体38の左右の側面44、45における後端面43寄りの下方のコーナ部付近には揺動穴47、47が形成されており、これらの揺動穴47、47にはホッパ16の揺動基端部49に設けられている揺動軸50が係合するようになっている(図2、図3)。また、カセット本体38の左右の側面44、45における前端面39寄りの下方の位置には、カセットガイド37の内壁面に形成されている図示しない係合凹部に係合する係合突起54を先端部に有する弾性舌片52が設けられている(図4、図5)。
また、上記弾性舌片52の上部には外方に突出するように係合ピン56が設けられている。該係合ピン56は、シャッタ42の左右の側板58、59に形成されている途中で階段状に折れ曲がった長穴形状の係合溝60に係合するようになっている。また、上記係合ピン56が設けられているカセット本体38の左右の側面44、45の内壁面側には。前上がり傾斜姿勢で付勢手段61の構成部材である一方の片持ちバネ片62が設けられている。該一方の片持ちバネ片62は、先端に側面視円形状となるように円柱を横に倒した形状の案内頭部64を備えており、該案内頭部64からカセット本体38側にかけての部分が弾性変形可能なアーム状のバネ作用部63になっている。
この他、カセット本体38の左右の側面44、45の中間付近の高さには長手方向に沿うようにガイドリブ69(図4)が設けられている。該ガイドリブ69は、ユニットホルダ33のカセットガイド37の内側面に摺接し、給送用カセット1の着脱を円滑に行えるようにする部材である。また、カセット本体38の上面40における左右の側面44、45寄りの中間付近の位置には、カセット本体38内の用紙Pの有無や残量を確認するための角穴状の窓部70が設けられている。
シャッタ42は、図4に示したように、左側板58、右側板59及び覆板65とによって構成される門型の断面形状を有する部材である。左側板58と右側板59には上述したようにカセット本体38の左右の側面44、45に形成されている係合ピン56と係合する階段状の係合溝60が形成されている。また、シャッタ42の覆板65の左右の両端部には、斜め下方に向けて張り出すように付勢手段61の他の構成部材である他方の片持ちバネ片66が設けられている。
該他方の片持ちバネ片66の先端には、案内頭部64は設けられておらず、上記一方の片持ちバネ片62よりも大きく弾性変形し得る柔軟なバネ作用部63のみによって他方の片持ちバネ片66は構成されている。また、覆板65の前端縁の中央には矩形状に切り欠かれた切欠き部78が設けられている。そして、シャッタ42が拡開方向Bに移動した状態(図4、図7)で、この切欠き部78内に給送用ローラ14が進入することでホッパ作動部材21によって上方に押し上げられた用紙Pの最上面に給送用ローラ14が当接できるようになっている。
シャッタ42は、前記カセット本体38側の一方の片持ちバネ片62と、当該シャッタ42側の他方の片持ちバネ片66とが当接することによって生ずる付勢力を受けて、常時は図5に示すように、カセット本体38の開口部41を閉鎖する閉鎖方向Aの端部に位置している。そして、給送用カセット1が記録装置の自動給送装置2における前記カセットガイド37の内側面に装着される際に、シャッタ42はその一部がカセットガイド37側の被係止部(図示せず)に係止して前記付勢力に抗して開口部41を拡開する拡開方向Bに移動する。すなわち、シャッタ42は係合溝60によって係合ピン56が案内されることによって、幾分上昇しながら図4に示す拡開方向Bの端部に向けて移動する。
具体的には、拡開方向Bに移動したシャッタ42が閉鎖方向Aに戻るように付勢する付勢手段61が、カセット本体38に一体成形された上記一方の片持ちバネ片62と、当該一方の片持ちバネ片62に当接することによってバネ作用を実行するシャッタ42側の他方の片持ちバネ片66とを組み合わせによって構成されている。
一方の片持ちバネ片62には、上述したように先端部に案内頭部64が設けられている。そして、該案内頭部64を弾性作用点として作用させて、それぞれの片持ちバネ片62、66の弾性変形を促進ないし助長させることによって所望の弾性反撥力を発揮させるようにしている。また、他方の片持ちバネ片66は、最初に一方の片持ちバネ片62の上記案内頭部64に当接することによってそれぞれの片持ちバネ片62、66の弾性変形が開始されるようになっている。また、案内頭部64は、上述したように側面視円形状になっているから他方の片持ちバネ片66は上記案内頭部64の周面形状に案内されて基部側のバネ作用部63にかけて当接位置を滑らかに移動できるようになっている。
ホッパ16は、上記カセット本体38の開放された底面46を塞ぐと共に、カセット本体38内に収容された用紙Pの最下面を支承して上方に押し上げる平板状の部材である。また、ホッパ16の大きさは、使用する用紙Pの最下面の全面を支承できるような大きさに設定されている。ホッパ16の揺動基端部49には、上述のように揺動軸50が設けられており、該揺動軸50を揺動支点として、図8に示す待機姿勢と、図7に示す給送姿勢との間で揺動できるようになっている。また、カセット本体38とホッパ16との間にはホッパ16の給送時における下方への移動を防止するための係止構造の一例である係止爪79が設けられている。
また、ホッパ16の揺動自由端74側の中央部には角穴状の開口75(図7)が設けられている。該開口75にはホッパ作動軸34の中間部に取り付けられているホッパ作動部材21の一部が嵌合し、ホッパ作動部材21の他の一部が上記開口75の周縁部下面を係止するようになっている。
本発明のホッパの作動装置20は、上記カセット本体38内に収容されている用紙Pの最下面を支承し、揺動軸50を中心に下方に待機した待機姿勢と上方に押し上げられた給送姿勢との間で揺動し得る上記ホッパ16に対して適用される。具体的には該ホッパ16の一部に当接し、ホッパ16を支承した状態でホッパ16を上下動させるホッパ作動部材21と、該ホッパ作動部材21を常時、給送用ローラ14側に押し上げるように付勢している押し上げ付勢手段としての圧縮コイルバネ30と、該圧縮コイルバネ30の付勢力に抗して上記ホッパ作動部材21を下方に押し下げるように作動させる押下げ作動手段22とを備えることによってホッパの作動装置20は構成されている。
上記ホッパ作動部材21は、上記ホッパ作動軸34に対して取り付けられ、該ホッパ作動軸34を中心にして所定の角度回動する作動アーム76と、該作動アーム76の回動自由端において回動軸23によって回動自在に接続されている押上げ作用部24とによって構成されている。作動アーム76は、中間部で幾分屈曲した略矩形平板状の部材である。作動アーム76の回動基端部には、上記ホッパ作動軸34を受け入れる軸受部80が設けられており、作動アーム76の回動自由端側には次に述べる押上げ作用部24を受け入れる受入凹部81が形成されている。また、該受入凹部81の左右に位置するフォーク状に張り出した部分の先端部に上記回動軸23を受け入れる図示しない受入れ構造が設けられている。
押上げ作用部24は、大きさの違う2枚の矩形平板状の部材を組み合わせたような形状を有しており、上面側に位置する小さな矩形平板状の部材がホッパ16に形成されている開口75を貫通して積畳された用紙Pの最下面先端側の一部に当接する押圧部25になっている。また、下面側に位置する大きな矩形平板状の部分が上記ホッパ16を支承する支承部26になっている。また、上記押圧部25の上面は、直接用紙Pの最下面に当接する押圧面になっており、該押圧面には用紙Pの給送時に上方に位置する給送用ローラ14との間で用紙Pの挟圧送り作用を直接実行する一例としてコルク材によって形成される摩擦パッド27が貼設されている。
また、上記支承部26の左右の側面の中心付近に上記回動軸23が設けられており、該回動軸23を中心にして押上げ作用部24が回動することによって、ホッパ16の上下動に伴うホッパ16の傾斜角度の変化に対応した追従が可能になっている。また、上記圧縮コイルバネ30は上記支承部26の下面と上記ユニットホルダ33の底面との間に縮設されており、ホッパ16の重量と、カセット本体38内に収容される用紙Pの重量とを合わせた荷重に対応できるように線径及びコイル径の大きな比較的頑強な構造の圧縮コイルバネ30によって構成されている。
一方、押下げ作動手段22は、上記ホッパ作動軸34に取り付けられたホッパ作動カム35を含むカム機構によって構成されている。そして、給送用ローラ14の回転軸18の回転に伴ってホッパ作動軸34が回転し、所定のタイミングでホッパ作動カム35が作動を開始して、ホッパ作動カム35のカム高さに対応した所定のストローク、ホッパ作動部材21は上下動する。尚、ホッパ作動部材21は、ホッパ16が待機中の場合には当該ホッパ16の下面よりも図8に示すように幾分下方に位置するように設定されている。
このようにホッパの作動装置20は、前記給送用カセット1と切り離して別体に設けられており、上記摩擦パッド27はホッパの作動装置20側に設けられているから、給送用カセット1を構成するすべての構成部材をリサイクル可能な同一の合成樹脂材料によって形成することが可能になっている。そして、給送用カセット1のすべての構成部材をリサイクル可能な同一の合成樹脂材料によって成形した場合には、給送用カセット1を廃棄する際、給送用カセット1を分解することなく、そのままの状態でリサイクルに回すことが可能になる。
次に、このようにして構成される本発明のホッパの作動装置20の作動態様を(1)ホッパ上昇時と、(2)ホッパ下降時に分けて説明する。
(1)ホッパ上昇時(図7参照)
自動給送装置2が作動を開始すると、モータ31が回転を始めモータ31の出力軸の回転は歯車列32を介して給送用ローラ14が取り付けられている回転軸18と、戻しレバー7が取り付けられているモータ31実装部品31の出力軸の回転が伝達されるようになっており、これらの回転軸18、9及びホッパ作動軸34に対して取り付けられている給送用ローラ14、戻しレバー7及びホッパ作動部材21は互いに連動しながら所定のタイミングで回転するようになる。
そして、作動アーム76が押上げ付勢手段である圧縮コイルバネ30の付勢力によって上昇し、作動アーム76先端の押上げ作用部24における押圧部25が回動軸23を中心に回動しながらホッパ16に形成されている開口75内に進入し、該開口75と嵌合した状態になる。尚、この状態では支承部26の上面の周囲が該開口75の周縁の下面に密着された状態で当接しており、ホッパ16は上記支承部26によって上方に押し上げられるようにして上昇する。また、押圧部25の上面に貼設されている摩擦パッド27によって最下面が支持されている積畳状態の用紙Pの最上面が給送用ローラ14に当接し、所定の圧接力によって圧接されると、給送用ローラ14と押上げ作用部24とによる挟圧送り作用が実行されるようになり、図示のように用紙Pの給送が開始される。
(2)ホッパ下降時(図8参照)
上記図7に示す給送姿勢のホッパ16が給送を終了すると押下げ作動手段22が作動するようになって、作動アーム76を圧縮コイルバネ30の付勢力に抗して下方に押し下げるように移動させる。そして、ホッパ16は、該ホッパ16の自重と用紙Pの重さによって押上げ作用部24と一体になって下降を開始する。ホッパ16は、給送用カセット1の底面46と平行な待機姿勢になったところで下降を停止するが、作動アーム76は、更に下降して、図8に示すように押圧部25はホッパ16の開口75との嵌合状態を解除してホッパ16の下面よりも幾分下方の位置まで移動して停止する。
そして、上記一連のホッパ16の上下動作中において、押上げ作用部24は回動軸23を中心にして随時回動しており、ホッパ16と用紙Pの姿勢の安定性が保たれている。また、用紙Pの給送中は、用紙Pの下面と押圧部25との密着性によってロスなく押圧部25の押圧力が伝達されるため、用紙Pの十分な給送力と該給送力の安定性とが保たれている。
[他の実施例]
本願発明に係るホッパの作動装置20、該ホッパの作動装置20を適用した給送装置及び該給送装置を備えた記録装置100等は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行なうことも勿論可能である。例えば、押圧部25の開口75に対する挿入側のコーナ部をテーパ状に形成して押圧部25の開口75に対する挿入を更に円滑にしたり、押圧部25と支承部26の形状、大きさ、配置等を変更することが可能である。また、作動アーム76と押上げ作用部24との接続を単なる回動ではなくホッパ16の長手方向にも多少スライドできるような構成に変更することも可能である。
インクジェットプリンタの外観を示す斜視図。 給送用カセットを装着した自動給送ユニットを示す斜視図。 同上、斜め後方からの斜視図。 シャッタ板拡開時の給送用カセットを示す斜視図。 シャッタ板閉鎖時の給送用カセットを示す斜視図。 ホッパの作動装置を適用した自動給送ユニットを示す斜視図。 ホッパ上昇時のホッパの作動装置の作動態様を示す側断面図。 ホッパ下降時のホッパの作動装置の作動態様を示す側断面図。
符号の説明
1 給送用カセット、2 自動給送ユニット、3 プリンタ本体(記録装置本体)、5 上部開口、7 戻しレバー、9 回転軸、14 給送用ローラ、16 ホッパ、18 回転軸、20 ホッパの作動装置、21 ホッパ作動部材、22 押下げ作動手段、23 回動軸、24 押上げ作用部、25 押圧部、26 支承部、27 摩擦パッド、30 圧縮コイルバネ(押上げ付勢手段)、31 モータ、32 歯車列、33 ユニットホルダ、34 ホッパ作動軸、35 ホッパ作動カム、37 カセットガイド、38 カセット本体、39 前端面、40 上面、41 開口部、42 シャッタ板、43 後端面、44 左側面、45 右側面、46 底面、47 揺動穴、49 揺動基端部、50 揺動軸、52 弾性舌片、54 係合突起、56 係合ピン、58 左側板、59 右側板、60 係合溝、61 付勢手段、62 一方の片持ちバネ片、63 バネ作用部、64 案内頭部、65 覆板、66 他方の片持ちバネ片、69 ガイドリブ、70 窓部、74 揺動自由端、75 開口、76 作動アーム、78 切欠き部、79 係止爪、80 軸受部、81 受入凹部、100 インクジェットプリンタ(記録装置)、P 用紙(被記録材)、A 閉鎖方向、B 拡開方向

Claims (9)

  1. カセット本体内に積畳状態で収容されている多数枚の被記録材の最下面を支承し、揺動軸を中心に下方に待機した待機姿勢と、上方に押し上げられた給送姿勢との間で揺動するホッパと、
    前記ホッパの一部に当接し、該ホッパを支承した状態で当該ホッパを上下動させるホッパ作動部材と、
    該ホッパ作動部材を常時、押し上げるように付勢する押上げ付勢手段と、
    該押上げ付勢手段の付勢力に抗して前記ホッパ作動部材を下方に押し下げる押下げ作動手段とを備え、
    前記ホッパにおける揺動自由端側には開口が設けられ、前記ホッパ作動部材には押上げ作用部が設けられ、該押上げ作用部の一部が前記開口を貫通して前記被記録材の最下面における先端側の一部に当接する押圧部になっており、前記押上げ作用部の他の一部が前記ホッパを支承する支承部になっていることを特徴とするホッパの作動装置。
  2. 請求項1に記載のホッパの作動装置おいて、前記押圧部上面の押圧面には被記録材の給送時に、上方に位置する給送用ローラとの間で被記録材を挟圧する摩擦パッドが貼設されていることを特徴とするホッパの作動装置。
  3. 請求項1または2に記載のホッパの作動装置において、前記押上げ作用部は、ホッパ作動軸を中心にして所定の角度、回動する作動アームに対して回動自在に取り付けられており、前記ホッパの上下動に伴うホッパの傾斜角度の変化に対応して前記押上げ作用部が追従する構成であることを特徴とするホッパの作動装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のホッパの作動装置において、前記ホッパは前記被記録材の最下面の全体を支承して上下動するように構成されていることを特徴とするホッパの作動装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のホッパの作動装置において、前記押上げ付勢手段は前記押上げ作用部の下面に当接している圧縮コイルバネであり、前記押下げ作動手段は前記ホッパ作動軸に取り付けられたホッパ作動カムを含むカム機構であることを特徴とするホッパの作動装置。
  6. 多数枚の被記録材を積畳状態で収容し得るカセット本体を備えた給送用カセットが装着され、給送用ローラを備え、ホッパの作動装置によって前記カセット本体内に収容されている被記録材が前記給送用ローラに押し付けられる構成の給送装置であって、前記ホッパの作動装置は請求項1〜5のいずれか1項に記載したホッパの作動装置であることを特徴とする給送装置。
  7. 請求項6に記載の給送装置において、前記給送用カセットは、前記ホッパの作動装置と切り離し可能に構成され、給送用カセットを構成するすべての構成部材は同一の合成樹脂材料によって作られていることを特徴とする給送装置。
  8. 多数枚の被記録材を積畳状態で収容し得るカセット本体を備えた給送用カセットが装着される構成の給送装置と、前記給送装置によって給送された被記録材に記録を実行する記録実行部とを備えた記録装置であって、前記給送装置は請求項6又は7に記載された給送装置であることを特徴とする記録装置。
  9. 多数枚の被液体噴射材を積畳状態で収容し得るカセット本体を備えた給送用カセットが装着される構成の給送装置と、前記給送装置によって給送された被液体噴射材に液体噴射を実行する液体噴射実行部とを備えた液体噴射装置であって、
    前記給送装置は、給送用ローラを備え、ホッパの作動装置によって前記カセット本体内に収容されている被記録材が前記給送用ローラに押し付けられる構成であり、
    前記ホッパの作動装置は、カセット本体内に積畳状態で収容されている多数枚の被記録材の最下面を支承し、揺動軸を中心に下方に待機した待機姿勢と、上方に押し上げられた給送姿勢との間で揺動するホッパと、前記ホッパの一部に当接し、該ホッパを支承した状態で当該ホッパを上下動させるホッパ作動部材と、該ホッパ作動部材を常時、押し上げるように付勢する押上げ付勢手段と、該押上げ付勢手段の付勢力に抗して前記ホッパ作動部材を下方に押し下げる押下げ作動手段とを備え、前記ホッパにおける揺動自由端側には開口が設けられ、前記ホッパ作動部材には押上げ作用部が設けられ、該押上げ作用部の一部が前記開口を貫通して前記被記録材の最下面における先端側の一部に当接する押圧部になっており、前記押上げ作用部の他の一部が前記ホッパを支承する支承部になっていることを特徴とする液体噴射装置。
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