JP4561958B2 - 記録ヘッドの角度調整機構、記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、キャリッジガイド軸に沿って記録ヘッドの主走査方向に往復動するメインキャリッジと、記録ヘッドが搭載され、メインキャリッジに対して取付角度が調整自在に取り付けられるサブキャリッジとの間に設けられる記録ヘッドの角度調整機構、及び該角度調整機構を備えた記録装置に関する。
更に本発明はインク等の液体をそのヘッドから吐出(噴射)して被記録材(被液体噴射材)に記録を実行する(液体を付着する)インクジェット式記録装置などの液体噴射装置及び該液体噴射装置において設けられる液体噴射ヘッドの角度調整機構に関するものである。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録材に記録を行なうプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被液体噴射材に噴射して、前記液体を前記被液体噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
以下、インクジェット式記録装置あるいは液体噴射装置の一例としてインクジェットプリンタを採り上げて説明する。インクジェットプリンタにおいて記録ヘッドは、直接インクを吐出して記録を実行する部位であるから、その取付位置や取付角度は厳格であり、常に正確さが要求されている。これに伴いキャリッジに搭載される記録ヘッドの取付角度を調整することのできる下記特許文献1に示すような機構を具備するインクジェットプリンタも登場してきている。
このものは、キャリッジ上に設けた基準ピンを回動支点として、カムを備えた単一の角度調整レバーの回動操作によって記録ヘッドの傾きを補正しようとするものであった。しかし良好なカラー画像を生成するのに必要な調整分解能は年々高まっており、従来約15μmあれば十分とされていた調整分解能はインクが顔料化し、記録ヘッドが巨大化した今日に至ってはもはや十分ではなく、4色インクでの画像形成の場合、上記15μm程度の調整分解能では良好な画像は到底生成できないという状況にまで達している。
特開平11−138789号公報
そこで本発明は、このような背景技術を踏まえてなされたものであって、角度調整レバーを使用することを前提とし、比較的簡易な構成によって調整分解能を格段に向上させ、微量な記録ヘッドの傾きに対しても十分に対応のできる記録ヘッドの角度調整機構及び該角度調整機構を備えた記録装置等を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係る記録ヘッドの角度調整機構は、キャリッジガイド軸に沿って記録ヘッドの主走査方向に往復動するメインキャリッジと、記録ヘッドが搭載され、メインキャリッジに対して取付角度が調整自在に取り付けられるサブキャリッジとの間に設けられる記録ヘッドの角度調整機構であって、前記記録ヘッドの角度調整機構は、メインキャリッジとの係合位置を替えることによって、段階的に係合位置を可変し得るメインレバーと、メインレバーとの係合位置を替えることによって、前記メインレバーより更に細かく段階的に係合位置を可変し得ると共に、サブキャリッジに対して直接当接し、メインキャリッジとサブキャリッジとの間に張設されている付勢手段の付勢力に抗してサブキャリッジを所定の方向に所定の角度ずつ回動させるサブレバーとを備えていることを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、角度調整機構をメインレバーとサブレバーの2つのレバーを組み合わせることによって構成しているから、単一のレバーではなし得なかったような極めて高い調整分解能が達成され、微量な記録ヘッドの傾きにも対応できるようになる。
本発明の第2の態様に係る記録ヘッドの角度調整機構は、第1の態様において、前記メインレバーを操作した場合にはサブレバーはメインレバーとの係合位置を維持し、メインレバーと一体に移動すると共に、サブレバーのみを操作した場合には、メインレバーとメインキャリッジとの係合位置はそのままで、サブレバーのみが係合位置を可変し得るように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第2の態様によれば、記録ヘッドの傾きを補正するに際し、最初にメインレバーを操作して大まかな角度調整を行い、その後、サブレバーを操作して微細な角度調整を行うことが可能となるから記録ヘッドの角度調整が容易且つ迅速となる。
本発明の第3の態様に係る記録ヘッドの角度調整機構は、第1または第2の態様において、前記メインレバーの基端部にはメインレバーと直交する方向に延びる筒状の回動管部が設けられ、一方前記サブレバーの基端部にはサブレバーと直交する方向に延び、前記回動管部に内嵌する棒状の嵌合軸が設けられており、当該嵌合軸にはサブキャリッジに設けたカムフォロワ作用部と当接するカム作用部が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の第3の態様によれば、メインレバーとサブレバーは、回動支点をほぼ同じくし、しかも別々に回動できるから、メインレバーによる調整分解能と、サブレバーによる調整分解能とが相乗的に組み合わさって極めて高い調整分解能が達成される。また構成も比較的簡易である。
本発明の第4の態様に係る記録ヘッドの角度調整機構は、第3の態様において、前記カム作用部は回動管部をメインレバーに対して偏心した状態で設け、あるいは嵌合軸をサブレバーに対して偏心した状態で設け、あるいはこれらの双方を偏心した状態で設けることによってカム作用を奏するように構成されていることを特徴とすること特徴とするものである。
本発明の第4の態様によれば、メインレバーないしサブレバーの偏心構造によってカム作用部のカム作用が奏せられるから、その偏心量に対応した押込み量が得られて記録ヘッドの角度調整が可能となる。
本発明の第5の態様に係る記録ヘッドの角度調整機構は、第3または第4の態様において、前記カム作用部は自らの形状をカム形状とすることによってカム作用を奏するように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第5の態様によれば、カム作用部自体の形状によってカム作用が奏せられるから、そのカム高さに対応した押込み量が得られて記録ヘッドの角度調整が可能となる。また上記偏心構造と組み合わせれば更に大きな押込み量を得ることができる。
本発明の第6の態様に係る記録装置は、キャリッジガイド軸に沿って記録ヘッドの主走査方向に往復動するメインキャリッジと、記録ヘッドが搭載され、メインキャリッジに対して取付角度が調整自在に取り付けられるサブキャリッジと、メインキャリッジとサブキャリッジとの間に設けられる記録ヘッドの角度調整機構とを備える記録装置であって、前記記録ヘッドの角度調整機構は第1〜第5のいずれか1つの態様の記録ヘッドの角度調整機構であることを特徴とするものである。
本発明の第6の態様によれば、単一のレバーではなし得なかったような極めて高い調整分解能が達成され、微量な記録ヘッドの傾きにも対応でき、高精度の印刷を実行できる記録装置を提供することが可能となる。
本発明の第7の態様に係る液体噴射装置は、キャリッジガイド軸に沿って液体噴射ヘッドの主走査方向に往復動するメインキャリッジと、液体噴射ヘッドが搭載され、メインキャリッジに対して取り付け角度が調整自在に取り付けられるサブキャリッジと、メインキャリッジとサブキャリッジとの間に設けられる液体噴射ヘッドの角度調整機構とを備える液体噴射装置であって、前記液体噴射ヘッドの角度調整機構は、メインキャリッジとの係合位置を替えることによって、段階的に係合位置を可変し得るメインレバーと、メインレバーとに係合位置を替えることによって、前記メインレバーより更に細かく段階的に係合位置を可変し得ると共に、サブキャリッジに対して直接当接し、メインキャリッジとサブキャリッジとの間に張設されている付勢手段の付勢力に抗してサブキャリッジを所定の方向に所定の角度ずつ回動させるサブレバーとを備えていることを特徴とするものである。
以下、本願発明に係る記録ヘッドの角度調整機構及び該角度調整機構を備えた液体噴射装置の一例である記録装置について説明する。最初に記録装置を実施するための最良の形態としてインクジェットプリンタを採り上げて、その全体構成の概略を図面に基づいて説明する。図1はインクジェットプリンタの概略を示す斜視図、図2はインクジェットプリンタの概略を示す側断面図である。
図示のインクジェットプリンタ100は、被液体噴射材の一例である被記録材P(以下単に用紙Pともいう。)を積重可能な給送用カセット2が前面下方に着脱可能に配設され、給送用カセット2から給送された用紙Pに記録が実行されて後部上方に位置する排出用スタッカ50上に記録後の用紙Pが排出される構成のインクジェットプリンタである。
給送用カセット2の内部には、給送用カセット2内に積重された用紙Pを自動給送するための「自動給送手段」を構成するホッパ16が揺動軸17を揺動支点として揺動自在に配設されている。ホッパ16は給送時には、縮設された押上げバネBの付勢力によって上方に揺動し、ホッパ16によって積重されている用紙Pの最上位の用紙Pが給送用カセット2の奥部上方に配設されているピックアップローラ4に対して圧設される。そしてピックアップローラ4の回転によって最上位の用紙Pは給送用カセット2内から引き出され、プリンタ本体3の内部に配設されている給送用ローラ14及びリバースローラ15に向けて用紙搬送方向Aへ送り出される。
給送用ローラ14とリバースローラ15は上記ホッパ16と共に「自動給送手段」を構成している。このうち給送用ローラ14は、図示しない駆動モータからの回転駆動力が伝達されて給送回転方向AFに駆動回転する。一方、リバースローラ15は一定の回転抵抗を有する状態で従動回転可能に軸支されて上記給送用ローラ14へ圧接されている。リバースローラ15は、上記駆動モータからの回転駆動力が伝達されて戻し回転方向RRに駆動回転する。そしてピックアップローラ4の回転によって給送用カセット2内からの引き出された用紙Pは、給送用ローラ14とリバースローラ15との間に挟持された状態で給送用ローラ14の給送回転方向AFへの駆動回転により搬送用駆動ローラ19a及び搬送用従動ローラ19bとによって構成される搬送用ローラ19へ向けて給送される。
また上記リバースローラ15の回転抵抗は給送用ローラ14の周面の摩擦抵抗より小さく、かつ重送される用紙P間の摩擦抵抗より大きくなるように設定されている。即ち、給送用ローラ14と用紙Pとの間の摩擦係数をμ1、用紙P間の摩擦係数をμ2、用紙Pとリバースローラ15との間の摩擦係数をμ3とすると、μ1>μ3>μ2の関係が成立するように、給送用ローラ14及びリバースローラ15の外周面を形成する高摩擦材が選定されている。
給送された用紙Pは、搬送用駆動ローラ19aと搬送用従動ローラ19bとの間に挟持された状態で搬送用駆動ローラ19aの駆動回転によって主走査方向Xと直交する副走査方向Yへ所定の搬送量で搬送される。このうち搬送用従動ローラ19bは複数個設けられており、個々にローラホルダ18によって従動回転可能に軸支されている。またローラホルダ18は図示しない付勢手段からの付勢力を常時受けており、これにより搬送用従動ローラ19bは常に搬送用駆動ローラ19aに圧接したニップ状態が保たれている。
搬送用ローラ19によって挟圧された状態で搬送される用紙Pは記録ヘッド13の下方の記録ポジション26に導かれ、メインキャリッジ30とサブキャリッジ31とによって構成されるキャリッジ10及び用紙Pの動作によって用紙Pの記録面のほぼ全面に亘って所望の記録が実行される。キャリッジ10はキャリッジガイド軸12によって軸支されており、その一部にはキャリッジガイド軸12と平行に張設された「キャリッジ駆動手段」としての無端ベルト11が連結されている。即ちキャリッジ10はキャリッジガイド軸12によって案内され、無端ベルト11を介して図示しないキャリッジ駆動モータからの駆動力が伝達されて主走査方向Xに往復動するのである。
そして、該キャリッジ10には用紙P等に液体の一例であるインクを吐出(噴射)して記録を行う液体噴射ヘッドの一例である記録ヘッド13が搭載されている。またプリンタ本体3内の上部スペースには液体カートリッジの一例であるインクカートリッジCが設けられており、インクカートリッジC内のインクは図示しないインク供給手段によって図示しないインクチューブを経てキャリッジ10内に導かれる。
記録ヘッド13の下方には、記録ヘッド13と対向して記録ヘッド13のヘッド面と用紙P等との間のギャップPGを規定するプラテン28が設けられている。尚、上記ギャップPGは高精度の記録を実行する上で極めて重要な要素となっており、用紙Pの厚さの変化に応じて適宜調節されるようになっている。そしてキャリッジ10とプラテン28との間に用紙P等を副走査方向Yに所定の搬送量で搬送する動作と、記録ヘッド13を主走査方向Xに一往復させる間に記録ヘッド13から用紙P等にインクを噴射する動作とを交互に繰り返すことによって用紙P等に記録が行なわれる。
記録ヘッド13の用紙搬送方向Aの下流には排出用駆動ローラ20aと排出用ギザローラ20bとによって構成される被液体噴射材排出手段の一例である排出用ローラ20が設けられ、この排出用ローラ20によって排出された用紙Pは更に下流に位置する被液体噴射材受け部の一例である排出用スタッカ50上の載置面51に排出されるようになっている。
排出用ギザローラ20bは、その外周に複数の歯を有する歯付きローラであり、排出用ギザローラ用の図示しないローラホルダによって自由回転可能に軸支されている。排出用ギザローラ20bの上流には補助ギザローラ22が設けられ、用紙Pは該補助ギザローラ22によってやや下方に押し付けられるようになっている。また搬送用従動ローラ19bは搬送用駆動ローラ19aよりその軸芯位置がやや下流側に配設されていて、更に排出用ギザローラ20bは排出用駆動ローラ20aよりその軸芯位置がやや上流側に配設されている。
このような構成によって用紙Pは搬送用ローラ19と排出用ローラ20との間において僅かに下に凸となる俗に「逆ぞり」と呼ばれている湾曲状態となり、記録ヘッド13に対向する位置にある用紙Pはプラテン28に押し付けられ、これにより用紙Pの浮き上がりが防止され、正常に記録が実行されるようになっている。尚、補助ギザローラ22は排出用ギザローラ20bと同様に歯付きローラから構成されており、図示しない補助ギザローラ用のローラホルダに軸支されている。
[実施例]
次に、このようなインクジェットプリンタ100に対して適用される本願発明に係る記録ヘッドの角度調整機構について説明する。図3は非作動状態の記録ヘッドの角度調整機構を示す平面図、図4は角度調整レバー周辺を拡大して示す平面図、図5は同上側断面図である。また、図6はサブキャリッジの回動軸部周辺を拡大し、水平方向に破断した状態を示す平面図、図7は同上側断面図である。また、図8は角度調整レバー周辺を拡大して示す分解斜視図、図9は角度調整レバーを裏側から見た状態を示す斜視図である。また、図10はメインレバーを作動した状態の記録ヘッドの角度調整機構を示す平面図、図11はサブレバーのみを作動した状態の記録ヘッドの角度調整機構を示す平面図である。また図12はサブキャリッジを前方斜め下方から見た状態を示す斜視図である。
記録ヘッドの角度調整機構1は、図示のようにメインキャリッジ30とサブキャリッジ31との間に設けられる。メインキャリッジ30はキャリッジ10の外観を構成し、キャリッジガイド軸12と嵌合する軸受部を有し、キャリッジガイド軸12に沿って記録ヘッド13の主走査方向Xに往復動する。一方、サブキャリッジ31は記録ヘッド13が直接搭載される部分であって、回動軸部35を回動支点としてメインキャリッジ30に対して取付角度が調整自在に設けられている。
また、メインキャリッジ30とサブキャリッジ31との間には、図12に示すように2種類の引張りコイルバネが左右に1組ずつ設けられている。このうち前方に向けて張設される引張りコイルバネが本発明の角度調整機構1の一部として機能する付勢手段としての角度調整バネ36である。角度調整バネ36は一端がサブキャリッジ31、他端がメインキャリッジ30に対して係止されており、これによりサブキャリッジ31は常時メインキャリッジ30に対して接近する方向に付勢されている。
記録ヘッドの角度調整機構1は、本発明の特徴的構成としてメインレバー33とサブレバー34の二つのレバーによって構成される角度調整レバー32を備えている。メインレバー33は扇形平板状をしており、メインレバー33の基端部にはメインレバー33と直交する方向下方に延びる筒状の回動管部39が設けられている。回動管部39は、図8、9に示すようにメインキャリッジ30に対して刻設されている嵌合凹部40及び嵌合穴部41と内嵌する下部嵌合部42及び上部嵌合部43と下部嵌合部42と上部嵌合部43との間を半円筒状に切り開いて形成されている窓部44とを備えている。また窓部44が形成されている部位の回動筒部39の壁面外方には突条45が形成されておりメインレバー33の回動範囲を規制している。
メインレバー33の自由端寄りの部分には、係合穴部46が刻設されている。係合穴部46はメインレバー33の長手方向に配置される複数の長穴を連通したような形状を有しており、後述するサブレバー34における係合凸部47と係合し、サブレバー34の係合位置を段階的に可変し得るようになっている。係合穴部46の幾分内側には、メインキャリッジ30に対して形成されている扇形状に配置された複数の係合凹部48と係合する係合凸部49が設けられており、メインレバー33を操作することによって係合凸部49と係合する係合凹部48の位置を替えることによってメインレバー33の係合位置を段階的に可変し得るようになっている。
サブレバー34は、矩形平板状をしており、サブレバー34の基端部にはサブレバー34と直交する方向下方に延び、前記回動管部39に内嵌する棒状の嵌合軸53が設けられている。嵌合軸53は回動管部39における下部嵌合部42に形成された穴部54に内嵌する軸部55と、回動管部39における上部嵌合部43の内周面と摺接する摺接胴部56を備えている。また嵌合軸53には回動筒部39に形成された窓部44の下端寄りの位置と摺接胴部56の上部の2箇所にカム作用部37が設けられている。
カム作用部37は、平面視円形状を呈していて、それ自体ではカム作用は奏しないが、図4等に示すように回動筒部39をメインレバー33に対して偏心した状態で設ける、嵌合軸53をサブレバー34に対して偏心した状態で設けることによってカム作用を奏するように構成されている。また、サブキャリッジ31には、図3、4、12に示すように、前記カム作用部37と対応する位置に平面視台形状をしたカムフォロワ作用部38が2個設けられており、サブレバー34の回転に伴って出没するカム作用部37と当接することでカム作用部37の突出量(押込み量)に対応してサブキャリッジ31ないしサブキャリッジ31に搭載されている記録ヘッド13を所定の方向に所定の角度回動させる。
サブキャリッジ31には、図3、4、12に示すように、カムフォロワ作用部38が形成されている部位とほぼ左右対称となる位置にホルダ部57が設けられている。ホルダ部57は、平面視凹字状をした凹陥部を備えており、この凹陥部にメインキャリッジ30側に設けられる回動軸部35が図6に示すように嵌合する。また、ホルダ部57と回動軸部35との間には図6に示すように湾曲板状をしたスペーサ部材60が設けられる。尚、このスペーサ部材60はサブレバー34及びこれと一体の嵌合軸53と同じ材料であるPAR(ポリアリレート樹脂)等、例えばユニチカ株式会社製の商品名VポリマーAXG−1500−40等が使用できる。
これに対し、メインキャリッジ30とサブキャリッジ31は、共にPPE−GF40(フィラー含有量40%の変性ポリフェニレンエーテル樹脂)等、例えば旭化成株式会社製の商品名ザイロンL544V等の材料によって形成されており、摩耗が想定されるカム作用部37とカムフォロワ作用部38、そしてスペーサ部材60と回動軸部35は共にPAR等とPPE−GF40等の組み合わせとなり、両者の摩耗率が等しくなるように構成されている。
次に、このようにして構成される記録ヘッドの角度調整機構1における作動様態について説明する。先ず非作動時は図3に示すようにカム作用部37がカム作用を奏しない状態にあり、実質的にカム高さは0となっている。このような状態から、メインレバー33を図10中、矢印で示す時計方向に回動させて行くと、サブレバー34における係合穴部46との係合状態はそのまま維持されるからサブレバー34を伴って回動し、メインレバー33における係合凸部49とメインキャリッジ30における係合凹部48による約20μmの調整分解能に従ってサブキャリッジ31ないし、これに搭載されている記録ヘッド13の角度調整が図られる。
即ち、サブレバー34の回動に伴ってカム作用部37も回動するようになって、実質的にカム高さが増加して行き、カム作用部37がカムフォロワ作用部38を押圧するようになってサブキャリッジ31を回動軸部35を回動支点として、図中、時計回りに所定の角度回動させる。この状態からサブレバー34のみを持ってサブレバー34を図11中、矢印で示す時計方向に回動させて行くと、メインレバー33における係合凸部49とメインキャリッジ30における係合凹部48との係合状態はそのまま維持され、サブレバー34のみがサブレバー34における係合凸部47と、メインレバー33における係合穴部46による約5μmという極めて高い調整分解能に従って、サブキャリッジ31ないし、これに搭載されている記録ヘッド13の角度調整が図られる。
尚、サブキャリッジ31の回動に伴ってカム作用部37とカムフォロワ作用部38及び回動軸部35とスペーサ部材60は摺接し、これを繰り返せば摩耗することになるが、上記のように両者の材料の組み合わせを同一にしたことにより、両者の摩耗率は同じになり、片側のみが早く摩耗することによって生ずるサブキャリッジ31ないし記録ヘッド13の角度のずれは防止されている。
[他の実施例]
本願発明に係る記録ヘッドの角度調整機構及び該角度調整機構を備えた記録装置等は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行なうことも勿論可能である。例えば、記録ヘッドの角度調整機構1は、プリンタ本体3の後部上方に給送用トレイ、前部下方に排出用スタッカを備える構成のインクジェットプリンタ等、他のタイプの記録装置等に適用することが可能である。
また、図13に示すように、カム作用部37自体の形状をカム形状とすることも可能であり、この場合には回動管部39と嵌合軸53の偏心構造を省略したり、これらの偏心構造と組み合わせることによって更に微細な調整分解能を得たり、カム高さの増加に伴い、角度調整範囲の拡大を図ることができる。またスペーサ部材60を省略し、メインキャリッジ30に対して設けられる回動軸部35ないしサブキャリッジ31に対して設けられるホルダ部57自体をカム作用部37と同材料であるPAR等によって構成することも可能である。
本願発明は、インクジェットプリンタ等の記録装置の製造分野、より具体的にはメインキャリッジとサブキャリッジを有し、両者の間に記録ヘッドの角度調整機構を備えるインクジェットプリンタにおいて、利用可能である。
インクジェットプリンタの概略を示す斜視図である。 インクジェットプリンタの概略を示す側断面図である。 非作動時の角度調整機構を示す平面図である。 角度調整レバー周辺を拡大して示す平面図である。 角度調整レバー周辺を拡大して示す側断面図である。 回動軸部周辺を拡大して示す横断平面図である。 回動軸部周辺を拡大して示す側断面図である。 角度調整レバー周辺を拡大して示す分解斜視図である。 角度調整レバーを裏側から見た状態を示す斜視図である。 メインレバー作動時の角度調整機構を示す平面図である。 サブレバー作動時の角度調整機構を示す平面図である。 サブキャリッジを前方斜め下方から見た状態を示す斜視図である。 カム作用部の形状を異ならせた他の実施例を示す平面図である。
符号の説明
1 (記録ヘッドの)角度調整機構、2 給送用カセット、3 プリンタ本体、
4 ピックアップローラ、10 キャリッジ、11 無端ベルト、
12 キャリッジガイド軸、13 記録ヘッド、14 給送用ローラ、
15 リバースローラ、16 ホッパ、17 揺動軸、
18 ローラホルダ(搬送用従動ローラの)、19 搬送用ローラ、
19a 搬送用駆動ローラ、19b 搬送用従動ローラ、20 排出用ローラ、
20a 排出用駆動ローラ、20b 排出用ギザローラ、22 補助ギザローラ、
26 記録ポジション、28 プラテン、30 メインキャリッジ、
31 サブキャリッジ、32 角度調整レバー、33 メインレバー、34 サブレバー、35 回動軸部、36 角度調整バネ(付勢手段)、37 カム作用部、
38 カムフォロワ作用部、39 回動管部、40 嵌合凹部、41 嵌合穴部、
42 下部嵌合部、43 上部嵌合部、44 窓部、45 突条、46 係合穴部、
47 係合凸部、48 係合凹部、49 係合凸部、50 排出用スタッカ、
51 載置面、53 嵌合軸、54 穴部、55 軸部、56 摺接胴部、
57 ホルダ部、60 スペーサ部材、100 インクジェットプリンタ、
P 用紙(被記録材)、PG (記録ヘッドと被記録材との間の)ギャップ、
B 押上げバネ、A 用紙搬送方向、AF 給送回転方向、RR 戻し回転方向

Claims (5)

  1. キャリッジガイド軸に沿って記録ヘッドの主走査方向に往復動するメインキャリッジと、記録ヘッドが搭載され、メインキャリッジに対して取付角度が調整自在に取り付けられるサブキャリッジとの間に設けられる記録ヘッドの角度調整機構であって、
    前記記録ヘッドの角度調整機構は、メインキャリッジとの係合位置を替えることによって、段階的に係合位置を可変し得るメインレバーと、メインレバーとの係合位置を替えることによって、前記メインレバーより更に細かく段階的に係合位置を可変し得ると共に、サブキャリッジに対して直接当接し、メインキャリッジとサブキャリッジとの間に張設されている付勢手段の付勢力に抗してサブキャリッジを所定の方向に所定の角度ずつ回動させるサブレバーとを備えており、
    前記メインレバーを操作した場合にはサブレバーはメインレバーとの係合位置を維持し、メインレバーと一体に移動すると共に、サブレバーのみを操作した場合には、メインレバーとメインキャリッジとの係合位置はそのままで、サブレバーのみが係合位置を可変し得るように構成されており、
    前記メインレバーの基端部にはメインレバーと直交する方向に延びる筒状の回動管部が設けられ、一方前記サブレバーの基端部にはサブレバーと直交する方向に延び、前記回動管部に内嵌する棒状の嵌合軸が設けられており、当該嵌合軸にはサブキャリッジに設けたカムフォロワ作用部と当接するカム作用部が設けられていることを特徴とする記録ヘッドの角度調整機構。
  2. 請求項1に記載の記録ヘッドの角度調整機構において、前記カム作用部は回動管部をメインレバーに対して偏心した状態で設け、あるいは嵌合軸をサブレバーに対して偏心した状態で設け、あるいはこれらの双方を偏心した状態で設けることによってカム作用を奏するように構成されていることを特徴とする記録ヘッドの角度調整機構。
  3. 請求項または2に記載の記録ヘッドの角度調整機構において、前記カム作用部は自らの形状をカム形状とすることによってカム作用を奏するように構成されていることを特徴とする記録ヘッドの角度調整機構。
  4. キャリッジガイド軸に沿って記録ヘッドの主走査方向に往復動するメインキャリッジと、記録ヘッドが搭載され、メインキャリッジに対して取付角度が調整自在に取り付けられるサブキャリッジと、メインキャリッジとサブキャリッジとの間に設けられる記録ヘッドの角度調整機構とを備える記録装置であって、
    前記記録ヘッドの角度調整機構は請求項のいずれか1項に記載の記録ヘッドの角度調整機構であることを特徴とする記録装置。
  5. キャリッジガイド軸に沿って液体噴射ヘッドの主走査方向に往復動するメインキャリッジと、液体噴射ヘッドが搭載され、メインキャリッジに対して取り付け角度が調整自在に取り付けられるサブキャリッジと、メインキャリッジとサブキャリッジとの間に設けられる液体噴射ヘッドの角度調整機構とを備える液体噴射装置であって、
    前記液体噴射ヘッドの角度調整機構は、メインキャリッジとの係合位置を替えることによって、段階的に係合位置を可変し得るメインレバーと、メインレバーとに係合位置を替えることによって、前記メインレバーより更に細かく段階的に係合位置を可変し得ると共に、サブキャリッジに対して直接当接し、メインキャリッジとサブキャリッジとの間に張設されている付勢手段の付勢力に抗してサブキャリッジを所定の方向に所定の角度ずつ回動させるサブレバーとを備えており、
    前記メインレバーを操作した場合にはサブレバーはメインレバーとの係合位置を維持し、メインレバーと一体に移動すると共に、サブレバーのみを操作した場合には、メインレバーとメインキャリッジとの係合位置はそのままで、サブレバーのみが係合位置を可変し得るように構成されており、
    前記メインレバーの基端部にはメインレバーと直交する方向に延びる筒状の回動管部が設けられ、一方前記サブレバーの基端部にはサブレバーと直交する方向に延び、前記回動管部に内嵌する棒状の嵌合軸が設けられており、当該嵌合軸にはサブキャリッジに設けたカムフォロワ作用部と当接するカム作用部が設けられていることを特徴とする液体噴射装置。
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