JP2007066380A - 冗長回路及びその冗長回路を備えた半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 冗長回路を採用する場合には、不良ビットを判定するテスティングと、置換後の確認のためのテスティングとの2回のテスティングが必要であり、テスティング効率が悪いという問題がある。
【解決手段】 本願の冗長回路は、全ての冗長回路が使用され、さらに救済不可能の不良がある場合には救済不可能信号を出力させる。救済不可能信号が出力される場合には不良判断とする。救済不可能信号が出力されない場合には、良否判定のテスティング時に、不良メモリセルの抽出、不良メモリセルのアドレスをヒューズにプログラム、アドレスが正しくプログラムされたかの確認を行う。電気ヒューズへのプログラム後の確認を書き込まれたアドレス情報のみの確認で良品判断が可能となる。この構成とすることで不良ビット検出のテスティングのみとし、テスティング時間が短縮され、テスティング効率の良い冗長回路及びこの冗長回路を備えた半導体装置が得られる。
【選択図】 図1

Description

本発明は半導体装置に関し、特に不良メモリセルを救済する冗長回路、及びその冗長回路を備えた半導体装置に関する。
最近の半導体装置は微細化され、ますます大規模集積化が進んでいる。例えばダイナミックランダムメモリ(以下、DRAMと称する)においては1Gビットのメモリ容量を有する製品が開発、実用化されている。
これらのDRAMにおいては、通常のメモリセルアレイが配置されたメインメモリセルアレイ領域のほかに予備のメモリセルアレイ領域を配置した救済用の冗長回路が用意されている。メインメモリセルアレイ領域の一部に欠陥が発見された場合には、欠陥メモリセルを予備のメモリセルに置き換える冗長回路技術が採用されている。この冗長回路の採用により大規模集積化された半導体装置の歩留まりを向上させ、コストダウンが図られている。
冗長回路には欠陥メモリセルのアドレス等を記憶させるプログラム素子が必要である。このプログラム素子としては、ポリシリや金属配線をレーザートリーマで切断する破壊ヒューズが主として使用されていた。しかしレーザートリーマで切断する方法では組立後の不良は救済できないことから、組立後救済可能な容量ヒューズ等の電気ヒューズも採用されるようになった。
これらの冗長回路による救済は、最初にテスターにより良否判定を行い、不良メモリセルを抽出する。次いで不良メモリセルのアドレスをレーザートリーマによりヒューズにプログラムし、再度テスターにより良否判定することにより行われている。電気ヒューズの場合には、不良メモリセルのアドレスを電気的にヒューズにプログラムされることになる。このように不良メモリセルの抽出と、救済後の確認の2回のテスティングが行われている。
これらの電気ヒューズによる救済には、次のような問題がある。最初の問題点は、2回のテスティングによるテスティング効率が悪いことである。従来はテスティング時間が短く、2回のテスティングを行うことがどうにか可能であった。しかし、大規模集積化され1Gビットクラスのメモリ容量となるとそのテスティング時間は長くなる。しかも、メモリセルの相互間の干渉を考えたテストには、数時間のテスティングを必要とされる。その長大なテスティングを不良メモリセル抽出時と救済確認時の二度にわたって実施することは、テスティング効率が悪く、コストアップとなる。
この問題点の回避策として、救済確認後のテスティングを救済されたメモリセル周辺のみに対して実施することで、テスティング時間を短縮する方法が考えられる。しかし、この方法では救済されるアドレスが個々の製品によりことなり、個別のテストプログラムにより個別にテスティングすることが必要になる。これは現状の並列に複数製品同時テスティングする方法と比較すると、テストプログラム作成工数、及びテスティング時間から考えて得策とはいえない。そのため2回のテスティングによるテスティング効率が悪いという問題は残る。
これらの冗長回路に関して、いくつかの先行文献がある。特許文献1(特開平06−084393)には電気ヒューズを用いた救済回路が示されている。特許文献2(特開2003−338192)では、I/O圧縮テストにおいて不良メモリセルのアドレスをラッチして、ラッチしたアドレスを電気ヒューズにプログラムした後に、機能テストを行っている。さらに特許文献3(特開2001−307497)には通常ポートとテストポートを備え、通常ポートの書込み動作のアドレスとデータをラッチする。次のサイクルにおいて、テストポートから前のサイクルで書き込まれたデータを読み出し、ラッチされたデータと比較させる。比較結果が不一致の場合は不良セルとし、ラッチされたアドレス、データを冗長手段とする。アドレス、データのラッチとしてヒューズを用いることなくソフト的に行っている。またこの冗長手段が一杯になるとオーバーフロー信号を出力している。
上記した文献1,2においては、依然としてテスティング効率が悪いという問題は解決されていない。また文献3においては通常ポートの他に、テストポートを備えることでチップ面積のオーバーヘッドが大きく、またヒューズを用いない救済回路であり、本願発明とは異なる技術である。いずれの文献においても、本願における2回のテスティングによるテスティング効率が悪いという問題を解決する示唆は記載されていない。
特開平06−084393号公報 特開2003−338192号公報 特開2001−307497号公報
上記したように、冗長回路を採用する場合には、最初にテスターにより良否判定を行い、不良メモリセルを抽出する。次いで不良メモリセルのアドレスをヒューズにプログラムし、再度テスターにより良否判定することにより行われている。そのために、不良判定するテスティングと、置換後の確認のためのテスティングとの2回のテスティングが必要であり、テスティング効率が悪いという問題がある。
本発明の目的は,上記した問題に鑑み、テスティング効率の良い冗長回路及びこの冗長回路を提供することにある。本願の冗長回路は、良否判定のテスティングにより不良メモリセルを抽出し、次いで不良メモリセルのアドレスをヒューズにプログラムし、アドレスが正しくプログラムされたかを確認する救済回路である。さらに、全ての冗長回路が使用され、救済不可能の不良がある場合には救済不可能信号を出力させる。この救済不可能信号により半導体装置の救済可否が判断できることで、電気ヒューズへのプログラム後の確認を書き込まれたアドレス情報のみの確認で冗長回路の動作が保証される。この構成とすることで不良ビット検出のテスティングのみとし、テスティング時間が短縮され、テスティング効率の良い冗長回路及びこの冗長回路を備えた半導体装置を提供することが出来る。
本発明は上記した課題を解決するため、基本的に下記に記載される技術を採用するものである。またその技術趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できる応用技術も、本願に含まれることは言うまでもない。
本発明の冗長回路は、不良ビット抽出のテスティング時に、不良ビットの抽出と、電気ヒューズへの不良ビットアドレスの書込みと、書き込まれたアドレスの確認テスティングとを行うことを特徴とする。
本発明の冗長回路においては、前記電気ヒューズが全て使用され、さらに不良ビットが見出された場合には救済不可能信号を出力することを特徴とする。
本発明の冗長回路は、それぞれが複数の電気ヒューズを有した複数のヒューズセットブロックと、ヒューズ選択回路とを備え、不良ビット抽出テスティングにおいて、前記ヒューズ選択回路は次にプログラムすべきヒューズセットブロックを選択し、選択されたヒューズセットブロックはテスティング入力されたアドレス信号をレジスタ回路に保持し、テスティング結果が不良判定されたときには、前記選択されたヒューズセットブロックの電気ヒューズにプログラムを行い、プログラムされた電気ヒューズの内容と前記レジスタ回路の保持されたアドレス信号とを比較することを特徴とする。
本発明の冗長回路においては、前記複数のヒューズセットブロックのそれぞれはさらにイネーブル信号をプログラムされる電気ヒューズを備え、前記選択回路に対して、プログラムされたヒューズセットブロックからはイネーブル信号が出力され、前記選択回路はイネーブル信号を出力するヒューズセットブロックへの選択信号を非活性化にし、次のイネーブル信号を出力していないヒューズセットブロックへの選択信号を活性化することを特徴とする。
本発明の冗長回路においては、前記複数のヒューズセットブロックの全てがプログラムされ、最後のヒューズセットブロックから出力されるイネーブル信号により、救済不可能信号を出力することを特徴とする。
本発明の冗長回路においては、前記複数のヒューズセットブロックのうちの任意のヒューズセットブロックから出力されるイネーブル信号により、第2の救済不可能信号を出力することを特徴とする。
本発明の冗長回路においては、入力されるアドレス信号と、ヒューズセットブロックにプログラムされたアドレスを比較するアドレス比較ブロックをさらに備え、前記アドレス比較ブロックにおける比較結果が一致した場合には、新たなヒューズセットブロックへのプログラムを禁止することを特徴とする。
本発明の冗長回路においては、前記ヒューズセットブロックのビット毎にヒューズ読み出し書込み検査ブロックをさらに備え、ヒューズ読み出し回路からの電気ヒューズのプログラム内容と、レジスタ出力選択回路からのレジスタ出力とを比較する電気ヒューズ比較回路から電気ヒューズ比較結果を出力することを特徴とする。
本発明の冗長回路においては、再テスティング等の電源再投入時には、ヒューズ読み出し回路からの電気ヒューズのプログラム内容をヒューズセットブロックのレジスタに書き込みすることを特徴とする。
本発明の半導体装置は、上記記載のいずれかの冗長回路を備えたことを特徴とする。
本願の冗長回路は、不良ビット抽出のテスティング時に、不良ビットの抽出と、電気ヒューズへの不良ビットアドレスの書込みと、書き込まれたアドレス情報の確認のみを行う。電気ヒューズへのプログラム後の確認を書き込まれたアドレス情報の確認のみとすることでテスティング時間が短縮できる効果が得られる。
さらに、全ての冗長回路が使用され、救済不可能の不良がある場合には救済不可能信号を出力させる。この救済不可能信号により半導体装置の救済可否が判断できることで、電気ヒューズへのプログラム後の確認を書き込まれたアドレス情報のみの確認で冗長回路の動作が保証され、テスティング時間が短縮できる効果が得られる。
本発明の半導体装置について、図面を参照して説明する。
実施例1として、図1〜図5を用いて説明する。図1は電気ヒューズによる救済を示す全体ブロック図である。図2には電気ヒューズユニット、図3には電気ヒューズ回路及びヒューズ読み出し書込み検査ブロックの構成図、図4にはタイミングチャート図、図5にはフローチャート図を示す。
図1の全体ブロックに入力される信号は、テスティング判定結果N00、アドレス信号N04、I/Oデータ及び各種電気ヒューズ制御信号である。各種電気ヒューズ制御信号とは電気ヒューズへの書き込み、読み出しを制御する信号であり、電気ヒューズ破壊信号N06、破壊回路選択信号N07、判定開始信号N08、レジスタ取り込み信号N13、電気ヒューズ比較結果N12である。
電気ヒューズは置換ビット単位にそれぞれのヒューズセットブロックB02にまとめて配置されている。更に複数のヒューズセットブロックB02は電気ヒューズユニットB16にまとめられている。ヒューズセットブロックB02には、取り込み判定信号N01、アドレス信号N04、選択信号N05、各種電気ヒューズ制御信号が入力され、アドレスレジスタ出力N09、イネーブル信号N02が出力される。ヒューズ選択回路B04は、イネーブル信号N02を入力され、選択信号N05を出力している。
最後のヒューズセットブロックB02−inから出力されるイネーブル信号N02−inはヒューズ選択回路B04に入力される。さらに冗長回路全使用済信号としてオーバーフロー制御ブロックB03にも入力される。オーバーフロー制御ブロックB03には、イネーブル信号N02−inと取り込み判定信号N01とが入力され、救済不可能信号N03を出力する。最後のヒューズセットブロックB02−inが使用された場合には、使用できる新たな冗長回路は存在しない。そのため、さらに取り込み判定信号N01が入力されたときに救済できないとして、救済不可能信号N03を出力する。
ヒューズセットブロックB02からのアドレスレジスタ出力N09は、アドレス比較ブロックB05に入力される。アドレス比較ブロックB05は、入力されたアドレス信号N04とアドレスレジスタ出力N09とを比較し、比較結果N11を冗長メモリセルと判定結果禁止ブロックB06に出力している。冗長メモリセルは比較結果N11を入力され、I/Oデータを入出力する。判定結果禁止ブロックB06では、比較結果N11とテスティング判定結果N00を入力し、取り込み判定信号N01を出力する構成となっている。
以下本発明においては、例えば電気ヒューズユニットB16は0〜nまでの(n+1)個を有し、各電気ヒューズユニットB16は0〜iまでの(i+1)個のヒューズセットブロックB02を備えている。各電気ヒューズユニットB16を区別する場合には電気ヒューズユニットB16―gと表記する。さらにヒューズセットブロックB02を区別する場合には、ヒューズセットブロックB02−gh(gはヒューズセットブロック、hは電気ヒューズユニットを示す)と表記する。総称として表記する場合には、単に電気ヒューズユニットB16、ヒューズセットブロックB02と表記する。また、電気ヒューズユニットB16及びヒューズセットブロックB02に入出力される信号についても同様に表記するものとする。このように必要に応じ添え字で表すこととする。
図2を用いて、電気ヒューズユニットB16の詳細について説明する。電気ヒューズユニットB16には選択信号N05、アドレス信号N04、各種電気ヒューズ制御信号が入力される。イネーブル信号N02、アドレスレジスタ出力N09、電気ヒューズ比較結果N12が出力される。電気ヒューズユニットB16の内部では、複数台のヒューズセットブロックB02−0〜B02−iに対し、1台の読出しセットブロックB18が設けられている。
ヒューズセットブロックB02はイネーブル情報を記録する電気ヒューズ回路B01−E、Xアドレス情報を記録する電気ヒューズ回路B01−X0〜Xm、Yアドレス情報を記録する電気ヒューズ回路B01−Y0〜Yk、バンクアドレス情報を記録するB01−BA0〜BAjで構成されている。全ての電気ヒューズ回路には選択信号N05、取り込み判定信号N01、各種電気ヒューズ制御信号が入力される。さらにアドレス情報を記憶するアドレス用の電気ヒューズ回路には、対応するアドレス信号N04がそれぞれ入力される。
読出しセットブロックB18も同様にイネーブル情報を読み出すヒューズ読出し書込み検査ブロックB13−E、Xアドレス情報を読み出すヒューズ読出し書込み検査ブロックB13−X、Yアドレス情報を読み出すB13−Y、バンクアドレス情報を読み出すB13−BAで構成されている。読み出し書込み検査ブロックB13は、ヒューズセットブロックB02内のイネーブル情報(E)、Xアドレス(X0〜Xm)、Yアドレス(Y0〜Yk)、バンクアドレス(BA0〜BAj)のそれぞれに対応して設けられている。
ヒューズ読出し書込み検査ブロックB13−Eは、ヒューズセットブロックB02−00〜i0内にあるイネーブル情報を記録する複数の電気ヒューズ回路B01−Eと接続されている。ヒューズ読出し書込み検査ブロックB13−Eからは電気ヒューズ比較結果N12が電気ヒューズユニットB16−0の外部に出力される。同様に、Xアドレスのそれぞれのアドレス、Yアドレスのそれぞれのアドレス、バンクアドレスのそれぞれのアドレスについてもビット毎に構成されている。図2においては例として電気ヒューズユニットB16−0を示しているが、その他の電気ヒューズユニットB16−1からnに関しても同一の構成である。
図3を用いて、電気ヒューズ回路B01とヒューズ読出し書込み検査ブロックB13の詳細について説明する。ヒューズ読出し書込み検査ブロックB13は電気ヒューズユニットB16内の各ヒューズセットブロックB02の信号ビット(例えばイネーブル、X0、X1、Y0,BAj等)毎に設けられている。各電気ヒューズ回路B01は、イネーブルヒューズ、アドレスヒューズ共に同様である。従って、図3では電気ヒューズユニットB16−0におけるアドレスX0の電気ヒューズ回路B01―X0、ヒューズ読出し書込み検査ブロックB13−X0のグループのみを示している。
電気ヒューズ回路B01はレジスタ選択回路B08、レジスタB09、電気ヒューズ破壊回路B10、電気ヒューズB11、読出し回路選択回路B12で構成されている。電気ヒューズ回路B01に入力されるのは選択信号N05、取り込み判定信号N01、アドレス信号N04、レジスタ取り込み信号N13、電気ヒューズ破壊信号N06、破壊回路選択信号N07、ヒューズ読出し結果N10である。電気ヒューズ回路B01から出力されるのは読み出し接点N14、アドレスレジスタ出力N09である。
レジスタ選択回路B08は選択信号N05、取り込み判定信号N01、アドレス信号N04を入力され、そのレジスタ選択回路B08の出力はレジスタB09に入力される。レジスタB09からはアドレスレジスタ出力N09が出力される。電気ヒューズ破壊回路B10はアドレスレジスタ出力N09、電気ヒューズ破壊信号N06、破壊回路選択信号N07を入力され、その出力は電気ヒューズB11に出力される。電気ヒューズB11の出力は、選択信号N05が入力される読み出し回路選択回路B12を通り、電気ヒューズ回路B01から読み出し接点N14として出力される。
電気ヒューズ回路B01−X0は、各ヒューズセットブロックB02−00〜B02−i0の同じビット(図3ではアドレスX0)の電気ヒューズ回路B01−00X0〜B01−i0X0で構成される。それぞれの電気ヒューズ回路B01からは、レジスタ09のアドレスレジスタ出力N09と、電気ヒューズのプログラム情報として読み出し接点N14が出力される。
ヒューズ読出し書込み検査ブロックB13―0X0(添え字0は電気ヒューズユニット、X0はアドレスX0を示す)は、レジスタ出力選択回路B15と、ヒューズ読み出し回路B17、電気ヒューズ比較回路B14から構成される。レジスタ出力選択回路B15は、それぞれの電気ヒューズ回路B01からのアドレスレジスタ出力N09−00X0〜N09−i0X0に対応して設けられている。レジスタ出力選択回路B15には、アドレスレジスタ出力N09−00X0〜N09−i0X0と、選択信号N05−00〜N05−i0と、の対応する1つの信号が入力され、その出力は共通接続され、電気ヒューズ比較回路B14に出力する。
ヒューズ読出し回路B17は、電気ヒューズ回路B01からの共通接続読み出し接点N14−0X0と、判定開始信号N08と、を入力され、ヒューズ読み出し結果N10−0X0を出力する。ヒューズ読み出し結果N10−0X0は、電気ヒューズ比較回路B14と、それぞれの電気ヒューズ回路B01−00X0〜B01−i0X0のレジスタ選択回路B08に入力される。電気ヒューズ比較回路B14は、ヒューズ読み出し結果N10−0X0とレジスタ出力選択回路B15からの出力とを入力され、電気ヒューズ比較結果N12−0X0をヒューズ読出し書込み検査ブロックB13−0X0外に出力する。
図3は例としてアドレスX0の電気ヒューズB01とヒューズ読出し書込み検査ブロックB13の構成を示した。他のXアドレス、Yアドレス、バンクアドレスについても同様の構成である。但し、イネーブルヒューズについては下記の点で異なるが、ほぼ同様でありその構成は下記記載から理解できることから、その詳細説明は省略する。
Xアドレス、Yアドレス、バンクアドレスの電気ヒューズ回路B01を構成するレジスタB09からの出力はアドレスレジスタ出力N09である。一方イネーブルヒューズの電気ヒューズ回路B01−Eを構成するレジスタB09からの出力はイネーブル信号N02として出力され、その出力構造はアドレスレジスタ出力N09と同一構造である。また、Xアドレス、Yアドレス、バンクアドレスの電気ヒューズ回路B01を構成するレジスタ選択回路B08の入力は、選択信号N05、取り込み判定信号N01、アドレス信号N04、レジスタ取り込み信号N13、ヒューズ読出し結果N10である。一方イネーブルヒューズの電気ヒューズ回路B01−Eを構成するレジスタ選択回路B08の入力には、アドレス信号N04の代わりにイネーブル信号即ちリダンダンシーを使用することを意味する信号(固定信号)が入力される。
次に図4のタイミングチャート及び図5のフローチャートを用いて、図1に示される電気ヒューズによる救済の動作について説明する。図4はCLK信号に同期して動作するテスティング判定結果N00、冗長回路全使用済信号として扱われる最後のヒューズセットブロックB02−inによるイネーブル信号N02−in、救済不可能信号N03を示す。
本発明が有効になるのは、テスト結果を内部で判定するテストモードを実施しているときである。本発明の動作としては、半導体装置は外部のテスト装置に接続されたテストモードに設定される。テストモードに設定され、レジスタ取り込み信号N13が出力される。その状態でメモリ動作を開始し、アドレス信号N04が入力されると、ヒューズセットブロックB02から出力されるアドレスレジスタ出力N09と入力されたアドレス信号N04を比較する。アドレス比較結果が一致していなければ、比較結果N11とテスティング判定結果N00により判定結果禁止ブロックB06から取り込み判定信号N01を出力する。アドレス比較結果が一致していれば後述するように取り込み判定信号N01を発生させない。
アドレス比較結果が一致していなければ新しいアドレスで不良発生の可能性がある。テスティング判定結果N00が不良として出力されると、取り込み判定信号N01も不良判定として出力される。取り込み判定信号N01は、ヒューズ選択回路B04からの選択出力N05により選択されたヒューズセットブロックに入力される。ここでは例えば、電気ヒューズユニットB16−0のヒューズセットブロックB02−00に取り込み判定信号N01は入力される。
ヒューズセットブロックB02−00を構成するXアドレス、Yアドレス、バンクアドレスの電気ヒューズ回路B01−X/Y/BAはレジスタ取り込み信号N13、選択信号N05、取り込み判定信号N01が共に選択状態になるとデータ入力状態となる。アドレス信号N04のデータがレジスタ選択回路B08を通ってレジスタB09に記録する。レジスタB09に記録されると、アドレスレジスタ出力N09としてデータ出力される。
同様にアドレスの電気ヒューズB01−X/Y/BAだけでなく、イネーブルヒューズの電気ヒューズ回路B01−Eにも取り込み判定信号N01は入力される。イネーブルヒューズの電気ヒューズ回路B01−Eを構成するレジスタ選択回路B08の入力はレジスタ取り込み信号N13、選択信号N05、取り込み判定信号N01が共に選択状態になるとデータ入力となる。アドレスの電気ヒューズ回路B01−X/Y/BAのアドレス信号N04のレジスタ書き込み入力にあたる取り込み判定信号N01がレジスタ選択回路B08を通過しレジスタB09に記録される。
レジスタB09に記録されたことにより、イネーブルヒューズのレジスタ出力であるイネーブル信号N02−00が発生し、ヒューズ選択回路B04へ入力される。それを受けて、ヒューズ選択回路B04は選択していたヒューズセットブロックB02−00の活性化を止め、次のヒューズセットブロックB02−10の選択信号N05−10を出力する。ヒューズセットブロックB02−00が使用されたことから、ヒューズセットブロックB02−10が次のアドレス取り込みを準備する。
以上の動作を繰り返し、最後のヒューズセットブロックB02−inまでアドレスの取り込みを完了すると、最後のヒューズセットブロックB02−inを構成する電気ヒューズ回路B01−EのレジスタB09からの出力はイネーブル信号N02−inとして出力し、ヒューズ選択回路B04に入力することでヒューズ選択回路B04から出力している最後のヒューズセットブロックB02−inへの選択信号N05−inの発信を止めるのと同時に、イネーブル信号N02−inはオーバーフロー制御ブロックB03へ冗長回路全使用済信号として入力する。
これにより、オーバーフロー制御ブロックB03は次のテスティング判定結果N00から取り込み判定信号N01が出力されたとしても救済不可能信号N03を出力することで、救済不可能である情報を外部に伝達する。イネーブルヒューズ回路のレジスタB09は後述するように、未書込みであることを示すようにテストの開始に当たってセットしておく必要が有ることを付け加えておく。
また、不良抽出のテスティング時のアドレス取り込みの際、すでにアドレスを取込済みであるヒューズセットブロックB02のアドレスレジスタ出力N09とアドレス信号N04の比較をアドレス比較ブロックB05で実施する。結果、一致していれば、比較結果N11に一致の情報を乗せ、判定結果禁止ブロックB06において、テスティング判定結果N00をブロックする。もしテスティング判定結果N00が不良となった場合でも取り込み判定信号N01に不良情報を伝達しない。ヒューズセットブロックB02にアドレスを取り込まないことで、救済済みのアドレスと同一のアドレスを複数のヒューズセットブロックB02に救済してしまうことを防いでいる。
以上の動作を繰り返し実施して、不良ビットのアドレス信号N04を電気ヒューズ回路B01のレジスタB09に取り込む。さらに、テスティングサイクルの最後では、レジスタB09に取り込まれた不良ビットのアドレス信号N04を電気ヒューズB11にプログラムする。電気ヒューズ破壊回路B10に電気ヒューズ破壊信号N06と破壊回路選択信号N07とを入力し、電気ヒューズB11を破壊することで、プログラムする。
次に電気ヒューズB11のデータと、外部から取り込んだアドレスのレジスタB09のデータを比較する動作について図3を参照して説明する。電気ヒューズB11を破壊しプログラム後、電気ヒューズB11のデータを読み出す。ヒューズ選択回路B04の選択信号N05により選択されたヒューズセットブロックB02の電気ヒューズB11のデータをヒューズ読出し回路B17に取り込む。判定開始信号N08によりヒューズ読出し回路B17を動作させ、ヒューズ読出し回路B17は、電気ヒューズB11のデータを入力とし、ヒューズ読み出し結果N10を出力する。ヒューズ読み出し結果N10は、電気ヒューズ回路B01のレジスタ選択回路B08と、電気ヒューズ比較回路B14とに入力される。
この際、レジスタ取り込み信号N13を動作させないため、レジスタB09の記録データは更新されず、外部のアドレスを取り込んだアドレスデータが保持される。レジスタB09のアドレスレジスタ出力N09は、レジスタ選択回路B15にも入力され、さらにレジスタ出力選択回路B15を通過し、電気ヒューズ比較回路B14に入力される。ここで、電気ヒューズ比較回路B14には、電気ヒューズB11のデータと、外部アドレスを取り込んだままのレジスタB09のデータが入力され、比較される。その結果を電気ヒューズ比較結果N12として外部に出力する。
これらの動作はアドレスビット毎に実施され、比較判定される。以上の動作をプログラムされたヒューズセットブロックのすべてにつき繰り返し実施する。この繰り返しにより入力されたアドレスがすでにプログラムされたアドレスと一致しているかどうか判定される。この繰り返しの動作は、ヒューズ選択回路B04の選択信号N05により制御される。
電気ヒューズへのプログラム確認動作ではレジスタ取り込み信号N13を動作させない。もしレジスタ取り込み信号N13を動作させると電気ヒューズの読出し結果がレジスタB09に記憶されることによる。一方、電源投入時等におけるメモリの初期設定のリダンダンシーのアドレスを読み出すためには、レジスタ取り込み信号N13を動作させ電気ヒューズのプログラムデータをレジスタB09に記憶させ、アドレスレジスタ出力N09として使用される。
図5は本発明を利用したテストのフローチャートである。図3の動作により得られる結果を用いることで、不良ビット抽出のテスティングのみで電気ヒューズによる救済を実施するテストフローの実施例を示す。テストフローでは、P01においてテスティング時に不良ビットが抽出される。このとき救済不可能信号N03が出力されている場合には、不良アドレスはヒューズセットブロックB02に取り込まれることができない。従って、救済することが出来ないことから、不良品として処理される(F01)。
一方、救済不可能信号N03が出力されていない場合には、不良判定アドレスはヒューズセットブロックB02に記録することが可能である。従って、電気ヒューズにより救済することが可能であり、判定は良品判定される(F02)。順次この動作を繰り返し、テスティングの終了前のP02においてヒューズセットブロックB02のレジスタB09に記憶されたアドレスに従って電気ヒューズを破壊し、プログラムされる。電気ヒューズに書き込まれることで、不良アドレスデータを恒久的に記録する。
電気ヒューズを破壊した後、確実に電気ヒューズがプログラムされていることを確認する。P03においてヒューズ読み出し書き込み検査ブロックB13内の電気ヒューズ比較回路B14において、レジスタB09に記録された不良アドレスデータと電気ヒューズを破壊することで記録した不良アドレスデータを比較する。電気ヒューズ比較結果N12により、一致していない場合は不良品として処理される(F03)。一致している場合は救済成功として良品として処理する(F04)。
上記のテスティングは、読み出し時として説明したが、テスティングにおいてはメモリセルに対して読み出し、書込みの両方がある。まずテスティングの最初には書き込みが行われるがこの場合には良否の判定が行われないため、不良ビットのアドレスのレジスタへの書込みも行われない。次に書込みデータを読み出すテスティングが行われる。読み出しテスティングにおいて、不良ビットが検出された場合には順次不良アドレスがレジスタに記憶される。このとき、不良アドレスのメモリセルは複数回テスティングされるために、同一アドレスが複数回検出される。しかし同一不良アドレスは、アドレス比較することで、重複書込みが防止される。
さらに、メモリセルに別データが書き込まれて、テスティングされることがある。前のテスティングで不良ビットとしてアドレスがレジスタに書き込まれたビットは、冗長メモリセルに置換されたことになり、冗長メモリセルが使用される。その他は最初のテスティングと同様に、書き込まれたデータについてテスティングが行われる。
また、冗長メモリセルは、テスティングの最初のサイクルにおいてその動作はテスティングされ、その動作確認が行われている。従ってプログラムされたアドレスの確認を行うことで、冗長メモリセルの動作は保証されることになる。この冗長メモリセルとしてはDRAM型のメモリセル、あるいはSRAM型メモリセルのどちらであっても良いが、安定動作の観点からはSRAM型メモリセルがより好ましい。
本実施例においては、不良ビット抽出のテスティングにおいて、発見された不良ビットのアドレスを順次電気ヒューズ回路のレジスタに記憶させていく。このときアドレス比較回路で記憶されたアドレスと、入力されるアドレスを比較することで、同じ不良アドレスを重複して記憶させない。不良ビット抽出のテスティングの最後には、それぞれのレジスタに記憶されたアドレス情報をそれぞれの電気ヒューズにプログラムする。このプログラムされた電気ヒューズの情報と、レジスタからのアドレスレジスタ出力とが電気ヒューズ比較回路で比較される。比較結果がOKであれば、不良メモリは置換され、救済されたことになる。また、テスティング途中において、冗長メモリセルの全てを使用した後で、さらに不良が発生した場合にはオーバーフロー制御ブロックから救済不可能信号が出力される。この救済不可能信号により、半導体装置は不良判定される。
全ての冗長回路が使用され、救済不可能の不良がある場合には救済不可能信号を出力させ、この救済不可能信号により半導体装置の救済可否を判断する。救済不可能信号が出力された場合には、半導体装置を不良判定し、救済不可能信号が出力されない場合には、不良ビットは冗長メモリセルへの置換はアドレスビットのプログラム確認により良品判定とする。これらの構成とすることで不良ビット抽出のテスティングのみでテスティング時間が短い冗長回路、その冗長回路を備えた半導体装置が得られる。
本発明の実施例2として、図6を用いて説明する。図6には本実施例2に係る電気ヒューズによる救済を示す全体ブロック図を示す。実施例1と同様の構成には、同じ符号とし、その説明は省略する。
電気ヒューズによる不良ビットの救済工程を複数工程で実施する場合がある。例えば2つの工程(以下、前の工程と後の工程と略記する)で不良ビットの救済を行う。この場合に、前の工程では搭載された冗長回路の一部を使用し、後の工程で残りの冗長回路を使用するようにする。このように後の工程での救済分を確保するため、前の工程において、搭載数のヒューズセットブロックB02を全て使わないようにヒューズセットブロックB02の上限を設定することが可能である。また、前の工程でのヒューズセットブロックB02の救済上限に達した後に、後の工程において改めて残りのヒューズセットブロックB02に救済させることが可能である。
実施例2においては、オーバーフロー制御ブロックB03に入力される冗長回路使用済信号は、2個必要となる。実施例1においては最後の冗長回路からのイネーブル信号N02−inを冗長回路全使用済信号として用いた。本実施例においては、イネーブル信号N02−inと、さらに途中のイネーブル信号N02−ghを前工程において使用できる冗長回路の上限数として用いるものである。
実施例2の構成は次の通りである。図6において、オーバーフロー制御ブロックB03には、搭載された最後のヒューズセットブロックB02−inからのイネーブル信号N02−inと、搭載された任意のヒューズセットブロックB02−ghからのイネーブル信号N02−gh(以降と、上限指定のイネーブル信号と称する)が入力される。ヒューズセットブロックB02−ghは前の工程で使用できる冗長回路の上限である。この上限数は搭載数の範囲内で任意に設定できる。ヒューズセットブロックB02−00〜B02−ghが前工程で使用できる冗長回路となる。ヒューズセットブロックB02−ghとは、電気ヒューズユニットB16-hにおける第(g+1)番目のヒューズセットブロックである。さらに、オーバーフロー制御ブロックB03には、上限指定のテストモードN15を入力し、また、ヒューズ選択回路B04にも上限指定のテストモードN15を入力する。
動作としては次のようになる。前の工程において、その上限指定のテストモードN15が入力されたときには、ヒューズセットブロックB02−ghが使用されると、救済不可能信号N03が出力され、その後の救済はおこなわれなくなる。ヒューズセットブロックB02−ghが使用され、イネーブル信号N02−ghがオーバーフロー制御ブロックB03と、ヒューズ選択回路B04に出力される。オーバーフロー制御ブロックB03は救済不可能信号N03を出力する。ヒューズ選択回路B04は、ヒューズセットブロックN02−ghへの選択信号N05−ghを非選択にし、次のヒューズセットブロックN02−(g+1)hの選択信号N05−(g+1)hも非選択のままとする。
以上により、更なるテスティング判定結果N00が入力した際も、ヒューズセットブロックB02−ghより後のヒューズセットブロックはアドレスを入力しないまま保持され、アドレスを取り込まない。しかし、半導体装置は良品判定とされる。レジスタに不良アドレスが記憶されたヒューズセットブロックB02−gh以前の電気ヒューズには、不良アドレスがプログラムされる。プログラムされたアドレスとレジスタに記憶されたアドレス確認は実施例1と同様に行われる。
続いて、後の工程に再び電気ヒューズによる救済を実施するときは、上限指定のテストモードN15を入力せずに実施する。電源投入時の電気ヒューズの読み出しによりすでに電気ヒューズ破壊を実施しているヒューズセットブロックB02については電気ヒューズ情報が読み出され、レジスタB09に入力される。従って、イネーブルヒューズの電気ヒューズ回路B01に構成されるレジスタB09から出力されるイネーブル信号N02にもヒューズセットブロックB02使用済の信号が発信され、ヒューズ選択回路B04に入力される。
ヒューズ選択回路B04は、入力された全てのイネーブル信号N02によりヒューズセットブロックB02−ghまでが使用済であり、ヒューズセットブロックB02−(g+1)h以降が未使用であることがわかる。そのためヒューズ選択回路B04は、ヒューズセットブロックB02−(g+1)hを選択するために選択信号N05−(g+1)hを出力する。前の工程での続きのヒューズセットブロックB02−(g+1)hから残りのヒューズセットブロックへB02−inまでのアドレスの取り込みを実施することが可能となる。
このような途中からの使用に対しては、以下のようにすることで対応可能である。本テストを実施するに当たっては他のリダンダンシー(レーザ書込みヒューズを利用したリダンダンシーなど)は使用可能状態にしておく必要がある。最善の初期設定は通常使用するときと同様に初期設定としてすべてのリダンダンシーのヒューズを読出しレジスタにセットすることである。
電気ヒューズのプログラム内容を読み出し、レジスタ取り込み信号N13を取り込みにセットすれば電気ヒューズB11の読出し結果がレジスタB09に保持されることになる。レジスタB09から、アドレスレジスタ出力N09として出力される。使用済みのヒューズセットブロックB02からはアドレスレジスタ出力N09が出力され、未使用ならば出力されない。この状態は救済時において、全ヒューズセットブロックB02のうちの一部のブロックのみが使用された状態と同じ状態である。従って未書込みのヒューズブロックB02が選ばれ既書込みブロックB02は選択されることがない。これは読出し結果によりイネーブルビットが使用の状態になっている既書込みブロックB02が選択されないことによる。
本実施例の冗長回路は、複数の工程において置換が実施される。前の工程に使用される冗長回路数に上限数を設け、上限数までの冗長回路を使用する。後の工程においては、残りの冗長回路が使用される。最後の冗長回路が使用され、さらに不良ビットが見出された場合には救済不可能信号が出力され、この救済不可能信号により半導体装置の救済可否が判断する。救済不可能信号が出力された場合には、半導体装置を不良判定し、救済不可能信号が出力されない場合には、不良ビットは冗長メモリセルへの置換されたアドレスビットのプログラム確認により良品判定とする。これらの構成とすることで不良ビット抽出のテスティングのみでテスティング時間が短い冗長回路、その冗長回路を備えた半導体装置が得られる。
以上、実施例につき詳述したが、本願は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の概念を超えない範囲で、種々変更して実施することが可能であり、これらが本願に含まれることはいうまでもない。
本発明の実施例1に係る電気ヒューズによる救済を示す全体ブロック図である。 本発明における電気ヒューズユニットの構成図である。 本発明における電気ヒューズ回路及びヒューズ読み出しブロックの構成図である。 本発明のタイミングチャート図である。 本発明のフローチャート図である。 本発明の実施例2に係る電気ヒューズによる救済を示す全体ブロック図である。
符号の説明
B01 電気ヒューズ回路
B02 ヒューズセットブロック
B03 オーバーフロー制御ブロック
B04 ヒューズ選択回路
B05 アドレス比較ブロック
B06 判定結果禁止ブロック
B07 冗長メモリセル
B08 レジスタ選択回路
B09 レジスタ(ラッチ回路)
B10 電気ヒューズ破壊回路
B11 電気ヒューズ
B12 読出し回路選択回路
B13 ヒューズ読出し書込み検査ブロック
B14 電気ヒューズ比較回路
B15 レジスタ出力選択回路
B16 電気ヒューズユニット
B17 ヒューズ読出し回路
B18 読み出しセットブロック

Claims (10)

  1. 冗長回路において、不良ビット抽出のテスティング時に、不良ビットの抽出と、電気ヒューズへの不良ビットアドレスの書込みと、書き込まれたアドレスの確認テスティングとを行うことを特徴とする冗長回路。
  2. 前記電気ヒューズが全て使用され、さらに不良ビットが見出された場合には救済不可能信号を出力することを特徴とする請求項1記載の冗長回路。
  3. 冗長回路において、それぞれが複数の電気ヒューズを有した複数のヒューズセットブロックと、ヒューズ選択回路とを備え、不良ビット抽出テスティングにおいて、前記ヒューズ選択回路は次にプログラムすべきヒューズセットブロックを選択し、選択されたヒューズセットブロックはテスティング入力されたアドレス信号をレジスタ回路に保持し、テスティング結果が不良判定されたときには、前記選択されたヒューズセットブロックの電気ヒューズにプログラムを行い、プログラムされた電気ヒューズの内容と前記レジスタ回路の保持されたアドレス信号とを比較することを特徴とする冗長回路。
  4. 前記複数のヒューズセットブロックのそれぞれはさらにイネーブル信号をプログラムされる電気ヒューズを備え、前記選択回路に対して、プログラムされたヒューズセットブロックからはイネーブル信号が出力され、前記選択回路はイネーブル信号を出力するヒューズセットブロックへの選択信号を非活性化にし、次のイネーブル信号を出力していないヒューズセットブロックへの選択信号を活性化することを特徴とする請求項3に記載の冗長回路。
  5. 前記複数のヒューズセットブロックの全てがプログラムされ、最後のヒューズセットブロックから出力されるイネーブル信号により、救済不可能信号を出力することを特徴とする請求項4に記載の冗長回路。
  6. 前記複数のヒューズセットブロックのうちの任意のヒューズセットブロックから出力されるイネーブル信号により、第2の救済不可能信号を出力することを特徴とする請求項5に記載の冗長回路。
  7. 入力されるアドレス信号と、ヒューズセットブロックにプログラムされたアドレスを比較するアドレス比較ブロックをさらに備え、前記アドレス比較ブロックにおける比較結果が一致した場合には、新たなヒューズセットブロックへのプログラムを禁止することを特徴とする請求項4に記載の冗長回路。
  8. 前記ヒューズセットブロックのビット毎にヒューズ読み出し書込み検査ブロックをさらに備え、ヒューズ読み出し回路からの電気ヒューズのプログラム内容と、レジスタ出力選択回路からのレジスタ出力とを比較する電気ヒューズ比較回路から電気ヒューズ比較結果を出力することを特徴とする請求項4に記載の冗長回路。
  9. 再テスティング等の電源再投入時には、ヒューズ読み出し回路からの電気ヒューズのプログラム内容をヒューズセットブロックのレジスタに書き込みすることを特徴とする請求項4に記載の冗長回路。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の冗長回路を備えたことを特徴とする半導体装置。
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