JP2008059718A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】テストモード時にアドレスを非固定状態にする回路を提供し、NOR型フラッシュメモリ等について、Readテストによってアドレス多重選択の不良モードの検出を可能とすることを目的とする。
【解決手段】本発明の一実施形態においては、入力されたアドレス情報に基づいて内部アドレスを生成する内部アドレス生成回路3と、第1内部アドレス制御信号を生成し、一定時間の経過に伴って前記第1内部アドレス制御信号を所定のレベルに固定する機能を有する内部アドレス制御信号発生部4と、所定のコマンドの入力に対応して第2内部アドレス制御信号を生成する第2内部アドレス制御信号発生部11と、前記第1内部アドレス制御信号と前記第2内部アドレス制御信号のいずれかを前記内部アドレス生成回路3に伝送するORゲートトランジスタ12を有する内部アドレス制御信号選択回路10とを備える半導体記憶装置100が提供される。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の一実施形態においては、入力されたアドレス情報に基づいて内部アドレスを生成する内部アドレス生成回路3と、第1内部アドレス制御信号を生成し、一定時間の経過に伴って前記第1内部アドレス制御信号を所定のレベルに固定する機能を有する内部アドレス制御信号発生部4と、所定のコマンドの入力に対応して第2内部アドレス制御信号を生成する第2内部アドレス制御信号発生部11と、前記第1内部アドレス制御信号と前記第2内部アドレス制御信号のいずれかを前記内部アドレス生成回路3に伝送するORゲートトランジスタ12を有する内部アドレス制御信号選択回路10とを備える半導体記憶装置100が提供される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、半導体記憶装置、特にNOR型フラッシュメモリ及びSRAMのスクリーニングテストにおいて使用される技術に関する。
半導体記憶装置の出荷時のスクリーニングテストにおいては、アドレス多重選択と呼ばれる不良モードの検出を目的として、一般にReadテストと呼ばれるテストが行われる。
また、大規模かつ複雑な半導体集積回路のテストの困難性を解決するテスト容易化手法の一つとして、特許文献1に示されたようなBuilt In Self Test(組み込み自己テスト。以下、BISTと記す。)制御回路を半導体記憶装置自身に組み込むことも行われる。
しかし、オートマチックスリープ機能を有するNOR型フラッシュメモリやSRAM(Static Random Access Memory)においては、テスターやBIST制御回路でテストする場合、前記オートマチックスリープ機能が働き内部アドレスが一定時間を越えると固定されるモードになるため、テスト結果上、不良モードの発生に起因するアドレス多重選択と同じ状態が起きるためReadテストでは不良モードの検出ができなくなってしまう。
特開2004-294224号公報
本発明は、テストモード時に内部アドレス制御信号を非固定状態にする回路を提供し、NOR型フラッシュメモリやSRAM及びBIST制御回路を有するNOR型フラッシュメモリやSRAMのテスト時において、Readテストによってアドレス多重選択の不良モードの検出を可能とすることを目的とする。
本発明の一実施形態においては、入力されたアドレス情報に基づいて内部アドレスを生成する内部アドレス生成回路と、第1内部アドレス制御信号を生成し、一定時間の経過に伴って前記第1の内部アドレス制御信号を所定のレベルに固定する機能を有する内部アドレス制御信号発生部と、所定のコマンドの入力に対応して第2内部アドレス制御信号を生成する第2内部アドレス制御信号発生部と、前記第1内部アドレス制御信号と前記第2内部アドレス制御信号のいずれかを前記内部アドレス生成回路に伝送するORゲートトランジスタを有する内部アドレス制御信号選択回路とを備える半導体記憶装置が提供される。
本発明の一実施形態によって、テストモード時に内部アドレス制御信号を非固定状態にする回路が提供され、NOR型フラッシュメモリやSRAM及びBIST制御回路を有するNOR型フラッシュメモリやSRAMのテスト時において、Readテストによってアドレス多重選択の不良モードの検出が可能となる。
半導体記憶装置の出荷時のテストにおいては、半導体記憶装置のメモリセルに対して所定の書き込み読み出しを行う一般にReadテストと呼ばれるテストが行われる。このReadテストにおいては、製造工程において異常な高抵抗が載ることに起因して発生するアドレス多重選択と呼ばれる不良モードの検出が目的の一つとされる。
Readテストは、所定のテスターを用いて概略次のような手順で行われる。まず、前記テスターにテストすべき半導体記憶装置をセットする。通常テスターは、テスト結果を分析する関係上フェイルメモリを備え、前記フェイルメモリにテストする半導体記憶装置のメモリセルに対応したFail Memoryアドレスが割り当てられる。即ち、メモリセルは半導体記憶装置内の複数のワード線及び複数のビット線の交差点に配置されるため、テスターにおいては、テストする半導体記憶装置のメモリセル又は前記メモリセルが複数個で構成されるメモリセルブロックを単位にして不良箇所を把握する。そのため、前記Fail Memoryアドレスを割り当て、不良箇所を把握し易くしている。従って、前記Fail Memoryアドレスは、基本的にワード線及びビット線を基準にして割り当てられる。
テストプログラム及びテスト対象メモリセル又はメモリセルブロックのアドレスに対応したFail Memoryアドレスをテスターに入力する。入力されたアドレスは、外部アドレスとしてテストされる半導体記憶装置に伝送される。前記テスターに入力された外部アドレスは、テストされる半導体記憶装置内部にて、メモリセル又はメモリセルブロックに対応した内部アドレスに変換されて、目的のメモリセル又はメモリセルブロックが選択される。
目的のメモリセル又はメモリセルブロックが選択されたら、所定のデータを書き込む。この書き込みによってLレベルのFix信号(または、HレベルのFix信号であってもよい)が印加されることになる。同様にして、テストする半導体記憶装置の全てのメモリセル又はメモリセルブロックに対して所定のデータを書き込む。
続いて、テスターにテストするFail Memoryアドレスを入力して、書き込みと同様に目的のメモリセル又はメモリセルブロックを選択し、前記書き込みデータの読出しを行なう。
上記のような方法によってデータを書き込み、その後データを読み出して、書込んだデータと読出したデータとの一致又は不一致を検査する。読出したデータと書込んだデータとを比較して不一致となる場合は、不良品とされる。一方、読出したデータが期待値(即ち、書込みデータに対応した数値)と一致していれば、良品とされる。以上のような方法によってスクリーニングテストが行われる。
ところで、NOR型フラッシュメモリやSRAMは、オートマチックスリープと呼ばれる機能を有している。即ち、低消費電力化を図るため、ある一定時間を超えるとデバイス内部でのアドレスをFixL又はFixHに固定する機能である。前記機能は、リード動作中の消費電力を抑える機能で、非同期リード時は、アドレス入力が一般的に150ns以上の間変化しないときにデバイスが自動的にスリープモードとなり、電流はスタンバイ電流になり、これに伴いデバイス内部の内部アドレス制御信号(DECEN)が強制的にFixL又はFixHに固定される機能である。アドレスを変化させるとスリープモードは自動的に解除され、変化したアドレスのデータが出力される。「L」レベルに固定するか「H」レベルに固定するかは、デバイスによって予め定められているが、かかる固定によって、デバイス内部で電力消費を抑制しているのである。
本発明の一実施形態においては、所定の時間が経過するとデバイス内部の内部アドレス制御信号(DECEN)を強制的に「L」レベル又は「H」レベルに固定してしまうNOR型フラッシュメモリやSRAMにおいて、Readテストによってアドレス多重選択(選択不良)の不良モードを検出し、故障の有無を判定することができる。なお、本実施形態は、本発明の一実施形態であり、本発明はこれに限定されるわけではない。また、本発明の効果は、一定時間経過によってデバイス内部の内部アドレス制御信号(DECEN)を「L」又は「H」に固定する機能を有するデバイスであれば、半導体記憶装置はNOR型フラッシュメモリ及びSRAMに限定されない。
以下、本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置について、図を基に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るNOR型フラッシュメモリの概略構成図である。図1に示すように、本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置100は、概略メモリセルアレイ1、デコーダ2、内部アドレス生成回路3、内部アドレス制御信号発生部4、内部アドレス制御信号選択回路10で構成され、テスト時には外部のテスター20によってテストが行われる。
図1は、本発明の一実施形態に係るNOR型フラッシュメモリの概略構成図である。図1に示すように、本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置100は、概略メモリセルアレイ1、デコーダ2、内部アドレス生成回路3、内部アドレス制御信号発生部4、内部アドレス制御信号選択回路10で構成され、テスト時には外部のテスター20によってテストが行われる。
メモリセルアレイ1は、m個のブロック(BLOCK0、BLOCK1・・・BLOCKm)に分割されている。ここで「ブロック」とは、データ消去の最小単位である。そして各ブロックBLOCK0〜BLOCKmは、k個のNORセルユニット0〜kで構成され、各NORセルユニットは、複数のメモリセルが並列に接続されて構成される。これらk個のメモリセルが「ページ」という単位を構成する。
デコーダ2は、図1においては図示していないが、複数のロウデコーダ及び複数のカラムデコーダから構成される。前記複数のロウデコーダは、それぞれがワード線に接続され、外部アドレスに基づいて内部アドレス生成回路3で生成された信号を受けて、書き込み時、消去時にそれぞれのワード線に所定の電圧を印加することで目的のワード線を選択する。前記複数のカラムデコーダは、それぞれがビット線に接続され、外部アドレスに基づいて内部アドレス生成回路3で生成された信号を受けて、書き込み時、消去時にそれぞれのビット線に所定の電圧を印加することで目的のビット線を選択する。
デコーダ2は、上述したようにワード線及びビット線を介してメモリセルアレイ1に接続され、テスター等の外部装置から伝達される外部アドレス及び内部アドレス生成回路3から伝達されるアドレス情報に基づいて、目的のメモリセルに接続するワード線及びビット線を選択し、選択した前記ワード線及び前記ビット線に対して所定の電圧を印加して、目的のメモリセルに対して書き込み、消去等を行う。
内部アドレス生成回路3は、一端がデコーダ2に接続され、他端が内部アドレス制御信号選択回路10に接続される。また、内部アドレス生成回路3には、テスター20より外部アドレスが伝達される。
内部アドレス生成回路3は、テスター20から伝達される外部アドレスを内部アドレスに変換し、目的のメモリセルを選択する内部アドレス信号を生成して、デコーダ2に伝送する。メモリセルは、ワード線とビット線の交差点に形成されるため、それぞれが交差する複数のワード線及び複数のビット線を指定することによって目的のメモリセルを特定することができる。従って、外部から入力されるアドレス情報をワード線及びビット線で特定する内部アドレスに変換するとともに、目的のメモリセルを指定する内部アドレスを生成して伝達するのである。
内部アドレス制御信号発生部4は、内部アドレス制御信号選択回路10に接続される。前記内部アドレス制御信号発生部4は、第1内部アドレス制御信号(DECEN1)を生成し、前記内部アドレス制御信号選択回路10を介して内部アドレス生成回路3に伝達する。ここで、本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置100は、ある一定時間を超えるとデバイス内部でのアドレスをFixL又はFixHに固定する第1内部アドレス制御信号(DECEN1)を生成する機能を有する。本実施例においては前記内部アドレス制御信号発生部4が、この役割を果たしている。但し、本発明の一実施例はこれに限定されるわけではない。
通常のモード(テストモードでないモード)においては、半導体記憶装置100は、内部アドレス制御信号発生部4が生成する第1内部アドレス制御信号(DECEN1)に基づいて制御される。即ち、内部アドレス制御信号選択回路10を介して伝達される前記第1内部アドレス制御信号(DECEN1)を受信した内部アドレス生成回路3が、該第1内部アドレス制御信号(DECEN1)及び外部から入力される外部アドレスに基づいて、目的のメモリセルを選択するための内部アドレス信号を生成してデコーダ2に伝達し、前記内部アドレス信号を受けたデコーダ2が、指定された内部アドレスに基づいて目的のワード線及びビット線を選択して所定の電圧を印加することで、目的のメモリセルが選択される。
内部アドレス制御信号選択回路10は、第2内部アドレス制御信号発生部11とORゲートトランジスタ12から構成される。本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置は、この内部アドレス制御信号選択回路10を有することを特徴とする。
まず、内部アドレス制御信号選択回路10の構成要素について説明する。第2内部アドレス制御信号発生部11は、テストモード時において、テスター20からのコマンドを受けて、第2内部アドレス制御信号(DECEN2)を生成する。該第2内部アドレス制御信号(DECEN2)は、内部アドレス生成回路3に対して外部から入力される外部アドレスに基づき内部アドレス信号を生成するように命じる信号である。また、前記2内部アドレス制御信号(DECEN2)は、内部アドレス制御信号発生部4で生成される第1内部アドレス制御信号(DECEN1)と異なり、一定レベルを維持する信号であり、所定の時間が経過しても「L」レベル又は「H」レベルに固定されることがない信号である。
内部アドレス制御信号選択回路10内に設けられたORゲートトランジスタトランジスタ12は、一端が上述した内部アドレス制御信号発生部4に接続され、他端が前記第2内部アドレス制御信号発生部11に接続され、もう一端が内部アドレス生成回路3に接続される。該ORゲートトランジスタ12は、前記内部アドレス制御信号発生部4からの前記第1内部アドレス制御信号(DECEN1)又は前記第2内部アドレス制御信号発生部11からの前記第2内部アドレス制御信号(DECEN2)を前記内部アドレス生成回路3に伝達する。NOR型フラッシュメモリやSRAMにおいては、所定の時間が経過すると、内部アドレス制御信号発生部4において第1内部アドレス制御信号(DECEN1)を「L」レベル(即ち、FixL)又は「H」レベル(即ち、FixH)に固定して消費電力を抑制している。しかし、本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置は、前記第1内部アドレス制御信号が固定されても、前記ORゲートトランジスタ12が第2内部アドレス制御信号発生部11からの一定レベルの第2内部アドレス制御信号(DECEN2)を常に内部アドレス生成回路3に伝達する。
上述したような機能を有する第2内部アドレス制御信号発生部11とORゲートトランジスタ12を有する内部アドレス制御信号選択回路10は、テストモード時にテスター20からのコマンドを受けて、内部アドレス生成回路3に対して第2内部アドレス制御信号(DECEN2)を生成して伝送し続ける。従って、NOR型フラッシメモリやSRAMのオートマチックスリープ機能が働いて、第1内部アドレス制御信号発生部4において第1内部アドレス制御信号(DECEN1)がFixL又はFixHに固定されても、前記第2内部アドレス制御信号(DECEN2)が供給され続けるため、内部アドレス生成回路3において、外部アドレスの切り替わりに対応して内部アドレスが適切に切替えられる。従って、NOR型フラッシュメモリやSRAMにおいても、Readテストによってアドレス多重選択の選択不良の検出が可能となる。
ここで、テスター20は、半導体記憶装置100の動作を検査する装置であり、前記テスター20によって前記半導体記憶装置100の故障箇所の検出ができる。図1においてはテスター20の詳細構成の図示を省略しているが、テスター20は、概略以下のような構成である。テスト全体を制御する制御部、テストされる半導体記憶装置100と接続され、制御部からの指示に基づいてテスター20と半導体記憶装置100とのデータの伝達を行うテスト部、テストされる半導体記憶装置100からのテスト結果(Failデータ)を記憶するフェイルメモリ、テストされる半導体記憶装置100のテスト箇所を特定するアドレス発生回路等である。
テストされる半導体記憶装置100は、前記テスター20にセットされ、テスター20からテスト箇所を指定する外部アドレス及びテスト用のテストデータが提供される。また、前記テスター20は、テスト開始に当たって、前記半導体記憶装置に対してテストモードで動作することを命じるコマンドを発する。上述したように、前記コマンドを受けた内部アドレス制御信号選択回路10は、内部の第2内部アドレス制御信号発生部11において第2内部アドレス制御信号(DECEN2)を生成し、内部アドレス生成回路3に伝達する。
また、テスター20は、予め設定されたテストプログラムをメモリセルアレイ1に伝達して所定のテストを行い、前記メモリセルアレイ1からテスト結果(Failデータ)を受けて、テストによって不良と検出されたメモリセル又はメモリセルブロックを記憶する。
ここで、NOR型フラッシュメモリ又はSRAM等の、アドレス多重選択の不良モード、及び一定時間が経過し内部アドレス制御信号(DECEN)が「L」レベル又は「H」レベルに固定された場合の外部アドレスと内部アドレスの切替わりについて説明する。図3及び図4は、NOR型フレッシュメモリのテスト時のアドレス多重選択を例示的に示すタイミングチャート図である。また、図5は、NOR型フラッシュメモリにおける短周期でのRead時の外部アドレスと内部アドレスの切替りを示すタイミングチャート図である。図6は、NOR型フラッシュメモリにおける長周期でのRead時の外部アドレスと内部アドレスの切替りを示すタイミングチャート図である。
図3において、M73Bb、M74Ba、M74Bbは、ビット線を示す。また、図4において、WL24F、WL250、WL251は、ワード線を示す。図3において、ビット線はM74BaとM74Bbが対になっている。ビット線M73Bbについても、ビット線M73Baと対になっているが、説明上省略して表示している。
アドレス多重選択とは、本来外部アドレスの切替りに対応して切替るべき内部アドレスが、製造工程で高抵抗が載ることによって所定時間内に切り替わりが完了せず、一方が切替ったにも拘らず他方の切替えが遅れ、本来選択すべきメモリセルと、本来選択が終了し非選択に切替るべきメモリセルが、そのまま選択状態のままにあることにより、同時に複数のメモリセルが選択状態となる不良が発生することを言う。
内部アドレスの切替えは、電圧の切替えによって行われる。従って、高抵抗が載った場合、電圧を「L」レベルから「H」レベルに切替る際には電圧を上げることになるが、高抵抗が載っているため抵抗の影響により電位を「L」から「H」に所定時間内で引き上げることができず、ダラダラと引きあがる。これに対して、電圧を「H」レベルから「L」レベルに切替る場合は、高抵抗の影響がないため所定時間内で切替る。従って、切替えにおいてタイムラグが生じることになり、二つのアドレスが選択された状態の選択不良が発生する。この現象は、ワード線の選択においても、またビット線の選択においても発生する。
図3に基づいて、ビット線の多重選択について説明する。図3のタイミングt1において、ビット線対M73Ba(図示せず)及びM73Bbに印加される電圧が、「H」レベルから「L」レベルに、ビット線対M74Ba及びM74Bbを「L」レベルから「H」レベルに切替るアドレス制御信号に対応して、M73Bbの電圧が「H」レベルから「L」レベルに切替る。一方、同様に「L」レベルから「H」レベルに切替るべきビット線M74Ba、M74Bbについては、M74Bbは対応して切替るものの、M74Baは切替えがスムーズに行われず、タイミングt2まで切替えに時間がかかっている。この状態がアドレス多重選択200である。タイミングt1において、本来なら「H」レベルにあるべきビット線M74Baの電圧は、まだ「L」レベルにあり、一方「H」レベルから「L」レベルに切替るべきビット線M73Bbは、切替えに応じて正しく切替っている。従って、本来、異なるレベルの電圧であるべきビット線M73BbとM74Baが同じレベルとなり、選択不良が発生する。
ワード線のアドレス多重選択について説明する。図4のタイミングt1において、ワード線WL251が選択され、ワード線WL251に印加される電圧が「L」レベルから「H」レベルに切替る。タイミングt2において、ワード線の選択がワード線WL251からワード線WL250に切替えられることに対応して、ワード線WL251に印加される電圧が「H」レベルから「L」レベルに、ワード線WL250に印加される電圧が「L」レベルから「H」レベルに切替る。切替えは、ワード線を選択する内部アドレス制御信号を切替ることで行われる。ここで、一般に「0」レベルの電圧を「1」レベルに切替る(「0」レベルの電圧を「1」レベルに引き下げる)ことでワード線を選択し、一方「1」レベルの電圧を「0」レベルに切替る(「1」レベルの電圧を「0」レベルに引き上げる)ことで非選択とすることが行われる。従って、図4のタイミングt2においてはワード線WL250を選択するために、対応する内部アドレス制御信号は「0」レベルから「1」レベルに引き下げられる。一方選択が終了するワード線WL251に対応する内部アドレス制御信号は「0」レベルから「1」レベルに引き下げられる。
図4のタイミングt3において、ワード線WL250が非選択とされ(即ち印加される電圧が「H」レベルから「L」レベルに切替る)、一方WL24Fが選択とされる(即ち印加される電圧が「L」レベルから「H」レベルに切替る)。この制御は、ワード線WL250のアドレス制御信号を「1」レベルから「0」レベルに引き上げ、一方ワード線WL24Fの内部アドレス制御信号は「0」レベルから「1」レベルに引き下げることでなされる。しかし、高抵抗が載っていることに起因して、ワード線250の内部アドレス制御信号を「1」レベルから「0」レベルに引き上げることが所定時間内にできない結果、ワード線250の非選択への切替りがタイミングt5で開始され、タイミングt6で切替りが終了する。本来タイミングt3で切替りが終了すべきものが、タイミングt6まで終了しない状態となる。従って、この間ワード線24Fとワード線250が選択状態となってしまう。これがワード線のアドレス多重選択200である。
上述した、いわゆる多重選択と呼ばれる不良が発生する原因について説明する。NOR型フラッシュメモリやSRAMはオートマチックスリープ機能と呼ばれる機能を有し、消費電力を抑制するためにある一定時間が経過するとデバイス内部での内部アドレス制御信号(DECEN)は、FixL又はFixHに固定される。NOR型フレッシュメモリにおいては、数百ns(一般的には150ns)を経過すると前記の固定が行われる。SRAMも所定の時間に差があるものの一定時間(数百ns)経過すると内部アドレス制御信号(DECEN)の固定が行われる点は同様である。
NOR型フラッシュメモリは、短周期(ここでは、150nsより短い周期)のクロックで動作している限り、内部アドレス制御信号(DECEN)は、FixL又はFixHに固定されることがない。従って図5に示すように、短周期のクロックで動作している場合、内部アドレス制御信号(DECEN)は、一旦立ち上がると動作をキープする。この状態で外部アドレスが切替った場合について図5を基に説明する。図5においては、外部アドレスa1(6)に内部アドレスb1(8)が対応し、外部アドレスa2(7)に内部アドレスb2(9)が対応する。
図5のタイミングt1において、それまで「H」レベルであった外部アドレスa1(6)を「L」レベルに、「L」レベルであった外部アドレスa2(7)を「H」レベルに切替る指示に応じて、内部アドレスb1(8)、b2(9)は、それまで「H」レベルであった内部アドレスb1(8)を「L」レベルに、それまで「L」レベルであった内部アドレスb2(9)を「H」レベルに切替る指示が出される。
前記指示によって、タイミングt2において、外部アドレスa1(6)が「H」から「L」に、外部アドレスa2(7)が「L」から「H」に切替り、これに対応して内部アドレスb1(8)が「H」から「L」に、内部アドレスb2(9)が「L」から「H」に切替る。
更にタイミングt3において、それまで「H」レベルであった外部アドレスa2(7)を「L」レベルに、「L」レベルであった外部アドレスa1(6)を「H」レベルに切替る指示に応じて、内部アドレスb1(8)、b2(9)についても、それまで「H」レベルであった内部アドレスb2(9)を「L」レベルに、それまで「L」レベルであった内部アドレスb1(8)を「H」レベルに切替る指示が出される。
前記指示によって、タイミングt4において、外部アドレスa1(6)が「L」から「H」に、外部アドレスa2(7)が「H」から「L」に切替り、これに対応して内部アドレスb1(8)が「L」から「H」に、内部アドレスb2(9)が「H」から「L」に切替る。以下タイミングt5において外部アドレスを切替る指示が出され前記の切替えが行われる。
このように、NOR型フラッシュメモリが短周期のクロックで動作している場合には、内部アドレス制御信号(DECEN)が固定されることがなく、内部アドレスb1(8)、b2(9)は、外部アドレスa1(6)、a2(7)に対応して切替る。
一方、NOR型フラッシュメモリが長周期(ここでは、150nsより長い周期)で動作している場合、内部アドレス制御信号(DECEN)は、所定の時間(ここでは、150ns)が経過するとFixL又はFixHに固定される。この状態で外部アドレスが切替った場合について図6を基に説明する。図6においては、外部アドレスa1(6)に内部アドレスb1(8)が対応し、外部アドレスa2(7)に内部アドレスb2(9)が対応する。
図6のタイミングt1において、それまで「H」レベルであった外部アドレスa1(6)を「L」レベルに、「L」レベルであった外部アドレスa2(7)を「H」レベルに切替る指示に対応して、内部アドレスb1(8)、b2(9)を、それまで「H」レベルであった内部アドレスb1(8)を「L」レベルに、それまで「L」レベルであった内部アドレスb2(9)を「H」レベルに切替る指示が出される。
前記指示によって、タイミングt2において、外部アドレスa1(6)が「H」から「L」に、外部アドレスa2(7)が「L」から「H」に切替り、これに対応して内部アドレスb1(8)が「H」から「L」に、内部アドレスb2(9)が「L」から「H」に切替る。内部アドレス制御信号(DECEN)は、長周期のクロックで動作しているため、所定の時間(ここでは、150ns)が経過するとFixL又はFixHに固定される。図6のタイミングt1においては、FixLに固定された状態である。しかし、前記外部アドレスの切替え指示に対応して内部アドレス制御信号(DECEN)が立ち上がり「H」レベルに遷移する。
タイミングt3は、タイミングt2から150ns経過した時点である。従ってタイミングt3において、内部アドレス制御信号(DECEN)は、外部アドレスが切り替わっていないにも拘わらず、強制的にFixLに固定される。
前記内部アドレス制御信号(DECEN)が強制的にFixLに固定されることに伴い、それまで「H」レベルであった内部アドレスb2(9)は、「L」レベルに遷移し、タイミングt4において「L」レベルになる。一方、それまで「L」レベルであった内部アドレスb1(8)は、「L」レベルを維持する。従って、タイミングt4においては、内部アドレスb1(8)及びb2(9)は、いずれも「L」レベルとなる。
タイミングt5において、それまで「L」レベルであった外部アドレスa1(6)を「H」レベルに、「H」レベルであった外部アドレスa2(7)を「L」レベルに切替る指示に応じて、内部アドレスb1(8)、b2は、それまで「L」レベルであった内部アドレスb1(8)を「H」レベルに、それまで「H」レベルであった内部アドレスb2(9)を「L」レベルに切替る指示が出される。これに伴って、タイミングt6において、外部アドレスの切替りの指示に対応して内部アドレス制御信号(DESEN)が立ち上がり、それまで「L」レベルであった内部アドレスb1(8)は「H」レベルに遷移する。一方、内部アドレスb2(9)は、既にタイミングt4において内部アドレス制御信号(DECEN)の強制的なFixLへの固定に伴って「L」レベルに遷移しているため、対応する外部アドレスa2(7)が「H」レベルから「L」レベルに遷移することに対応して切替りが行われるべきにも拘わらず、切替えが生じないこととなる。
タイミングt5及びタイミングt6において、外部アドレスa2(7)が遷移しているにも拘らず対応する内部アドレスb2(9)の切替えが発生しないことは、高抵抗による不良モードがある場合と同一の現象(アドレス選択不良)であるため、テストの際に不良と判断されることになる。
タイミングt6から150nsが経過したタイミングt7において、再び強制的に内部アドレス制御信号(DECEN)がFixLに固定される。これに伴い、「H」レベルであった内部アドレスb1(8)が「L」レベルに遷移を始め、タイミングt8において「L」レベルに遷移する。一方、それまで「L」レベルであった内部アドレスb2(9)は、「L」レベルを維持する。従って、タイミングt8においては、内部アドレスb1(8)及びb2(9)は、いずれも「L」レベルとなる。
タイミングt9において、それまで「H」レベルであった外部アドレスa1(6)を「L」レベルに、「L」レベルであった外部アドレスa2(7)を「H」レベルに切替る指示に応じて、内部アドレスb1(8)、b2(9)は、それまで「H」レベルであった内部アドレスb1(8)を「L」レベルに、それまで「L」レベルであった内部アドレスb2(9)を「H」レベルに切替る指示が出される。これに伴って、内部アドレスb2(9)は「H」レベルに遷移を開始し、一方、内部アドレスb1(8)は、既にタイミングt8において内部アドレス制御信号(DECEN)の強制的なFixLへの固定に伴って「L」レベルに遷移しているため、対応する外部アドレスa1(6)が「H」レベルから「L」レベルに遷移することに対応して切替りが行われるべきにも拘わらず、切替えが生じないこととなる。
一般的にデバイス内部に高抵抗がのった場合、アドレス多重選択と呼ばれる選択不良が発生することは、図3を用いて説明したとおりであるが、デバイスがオートマチックスリープ状態に入った場合、外部アドレスの切替りに対応して切替るべき内部アドレス信号(DECEN)が、全て「L」レベルからの立ち上がりとなって、外部アドレスの切替りに内部アドレス(DECEN)が対応して切替らない状態は、Readテストにおいて外形的にはアドレス多重選択と同様の状態として把握される。従って、被テスト半導体メモリが、アドレス多重選択の選択不良を抱えたデバイスなのか(即ち、テスト不合格のデバイス)否かを、Readテストで把握できないことになり、別途異なるテストが必要になって、効率的なテストの障害となるのである。
本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置は、内部アドレス制御信号選択回路10を有しているため、NOR型フラッシュメモリやSRAM等のいわゆるオートマチックスリープ機能を有しているデバイスであっても、Readテストによって、アドレス多重線と呼ばれる選択不良を検出することができる。図2を基に、NOR型フラッシュメモリのテストにおいて外部アドレスが切替った場合の本発明の効果を説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリにおけるRead時の外部アドレスと内部アドレスの切替りを図示するタイミングチャート図である。図2においては、外部アドレスa1(6)に内部アドレスb1(8)が対応し、外部アドレスa2(7)に内部アドレスb2(9)が対応する。
図2のタイミングt1において、それまで「H」レベルであった外部アドレスa1(6)を「L」レベルに、「L」レベルであった外部アドレスa2(7)を「H」レベルに切替る指示に応じて、内部アドレスb1(8)、b2(9)は、それまで「H」レベルであった内部アドレスb1(8)を「L」レベルに、それまで「L」レベルであった内部アドレスb2(9)を「H」レベルに切替る指示が出される。
前記指示によって、タイミングt2において、外部アドレスa1(6)が「H」から「L」に、外部アドレスa2(7)が「L」から「H」に切替り、これに対応して内部アドレスb1(8)が「H」から「L」に、内部アドレスb2(9)が「L」から「H」に切替る。
更に、タイミングt3において、それまで「H」レベルであった外部アドレスa2(7)を「L」レベルに、「L」レベルであった外部アドレスa1(6)を「H」レベルに切替る指示に応じて、内部アドレスb1(8)、b2(9)についても、それまで「H」レベルであった内部アドレスb2(9)を「L」レベルに、それまで「L」レベルであった内部アドレスb1(8)を「H」レベルに切替る指示が出される。
前記指示によって、タイミングt4において、外部アドレスa1(6)が「L」から「H」に、外部アドレスa2(7)が「H」から「L」に切替り、これに対応して内部アドレスb1(8)が「L」から「H」に、内部アドレスb2(9)が「H」から「L」に切替る。以下タイミングt5において外部アドレスを切替る指示が出され前記の切替えが行われる。
ここで、被テスト半導体メモリはNOR型フラッシュメモリであるため、150ns経過時に内部アドレス制御信号(DECEN)がFixLに固定される。しかし、本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置においては、内部アドレス制御信号選択回路10を有しているため、テスター20からのテストモードコマンドを受信した第2内部アドレス制御信号発生部11によって第2内部アドレス制御信号(DECEN2)が生成されているため、内部アドレス生成回路3で生成される内部アドレス信号(DECEN)は一定のレベルを維持し続ける。その結果、図2に示すタイミングt3は、タイミングt2から150ns以上経過しているが内部アドレス信号(DECEN)が、図6に示したようにFixL又はFixHに固定されることがない。第2内部アドレス信号(DECEN2)は、一旦立ち上がると一定のレベルを維持するため、本発明の第1の実施形態によれば、NOR型フラッシュメモリであっても外部アドレスの切替りに対応して内部アドレスが切替る。従って、内部アドレスが全てFixL状態からの立ち上がりとなることがなく、アドレス多重選択といわれる選択不良をReadテストで検出することができる。
この効果は、上述したように本発明の第1の実施形態に掛かる半導体記憶装置が、内部アドレス制御信号選択回路10を有することによるものである。外部からのコマンドを受けた第2内部アドレス制御信号発生部11が、一定レベルを維持する第2内部アドレス制御信号であり、前記第2内部アドレス制御信号と通常の第1内部アドレス制御信号のいずれかを常に内部アドレス生成回路3に伝送するORゲートトランジスタ12を有することによるものである。
本発明の第1の実施形態によれば、一定時間(一般的に150ns)を経過すると、いわゆるオートマチックスリープ機能が働くNOR型フラッシュメモリ及びSRAMについて、Readテストによってアドレス多重選択といわれる選択不良を検出することができる。本発明の第1の実施形態に係る内部アドレス制御信号選択回路を用いれば、BIST制御回路を有するNOR型フラッシュメモリ及びSRAMについても同様の効果を得ることができる。
近年、半導体記憶装置の大容量化及び微細化に伴い、出荷時の製品検査は、多様な検査が要求され、テスターと呼ばれる検査装置もより複雑な装置となっている。例えば、メモリセルアレイのテストでは、前記テスターは、メモリセルのテストアドレスやメモリセルに書き込むデータ、読み出し、書き込みを特定する制御信号、テスト結果を判定するための読み出しデータ等を、メモリセルアレイが搭載されたチップに外部から与えたり、また取り出したりしなければならない。ところが、物理的にチップに付加できる入出力ピン数には制限があり、十分なテストが困難になる。また、高性能のチップにおいては、被テスト半導体メモリとテスターとを接続する転送ラインのインピーダンス等が障害となり、性能に合わせた高いスループットで外部からテストデータを供給できない場合がある。
かかる状況に対応するために、いわゆるBIST制御回路(組み込み自己テスト回路)と呼ばれるテストを行う回路自体をチップ内部に設けるBIST(機見込み自己テスト)方法が採用されている。
BIST制御回路は、概略内部にテスト対象回路に与えるテストパターンを発生するテストパターン生成回路、テスト対象回路からの出力パターンを圧縮するテストパターン圧縮回路、及び圧縮されたテストパターンを期待出力パターンと比較する比較回路等が組み込まれる。前期BIST制御回路は、テスト時においてテストされる半導体記憶装置へ与えるテストパターンの生成と、被テスト半導体記憶装置からのテスト結果の解析を、被テスト半導体記憶装置内部で全て自動的に行うものであり、BIST制御回路によって被テスト半導体記憶装置における故障の有無の判定を行うことができる。
上述したBIST制御回路を有する半導体記憶装置においては、テストパターンの生成及びテスト結果の解析を一連の動作として行うが(以下この動作を、BIST動作と記す。)、BIST動作はデバイス内部の内部タイマーを基準として行われる。従って、BIST動作を行う場合、数百ns程度の長周期での内部動作となる。
上述したように、BIST動作は数百ns程度の長周期での内部動作となるため、かかるBIST制御回路をNOR型フラッシュメモリ及びSRAMに搭載した場合に問題が生じる。即ち、BIST制御回路を動作させるために長周期での内部動作とした場合に、NOR型フラッシュメモリやSRAMは消費電力を抑制するためにオートマチックスリープ機能を有するため、該オートマチックスリープ機能が作動してしまうのである。
前記機能は一般的に150ns経過すると自動的に内部アドレス制御信号(DECEN)をFixL又はFixHに固定するため、この結果Readテストにおいて、外部アドレスの切替わりに対応して切替わるべき内部アドレスが、全て固定された「L」又は「H」からの切替わり動作しか行われないことになる。これは外見上、製造工程で異常な高抵抗が載るために発生するアドレス多重選択と同様の現象である。従って、Readテストにおいては、良品であるにもかかわらず高抵抗によるアドレスの多重選択(選択不良)と判断されることになり、Readテストによってはアドレス多重選択の不良を検出することができないのである。この点は、第1の実施形態において図6を用いて説明した通りである。
本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置においては、BIST制御回路を有するNOR型フラッシュメモリ及びSRAMにおいても、Readテストでアドレス多重選択による故障検知が可能となる。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の、概略構成図である。図7においては、BIST制御回路を有するNOR型フラッシュメモリを図示しているが、BIST回路を有するSRAMであってもよい。また、NOR型フラッシュメモリやSRAMに限定されるわけではなく、一定時間経過後に内部アドレスを「L」レベル又は「H」レベルに固定する機能を有する半導体記憶装置で内部にBIST制御回路を有する半導体記憶装置であれば、効果は同様である。
図7を基に本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置100は、メモリセルアレイ1、デコーダ2、内部アドレス生成回路3、内部アドレス制御信号発生部4、BIST制御回路5及び内部アドレス制御信号選択回路10から構成される。
BIST制御回路5は、図示しないが、内部にテスト対象回路に与えるテストパターンを発生するテストパターン生成回路、テスト対象回路からの出力パターンを圧縮するテストパターン圧縮回路、及び圧縮されたテストパターンを期待出力パターンと比較する比較回路等が組み込まれ、自己テストを行う回路である。
BIST制御回路5は、入力された外部アドレスとテストプログラム情報を基に、テストパターンを生成して内部アドレス生成回路3に伝送する。また、内部アドレス制御信号選択回路10の第2内部アドレス制御信号発生部11に対してテストモードのコマンドを出力する。
前記テストパターンを受けた内部アドレス生成回路3は、テストパターンで指示された外部アドレスに基づいて内部アドレスを生成して、デコーダ2に伝送し、デコーダ2が指定された内部アドレスに対応するメモリセルを選択することでテストが行われる。
前記内部アドレスの生成に際しては、BIST制御回路5からのテストモードコマンドを受けた第2内部アドレス制御信号発生部11が、第2内部アドレス制御信号(DECEN2)を生成して出力する。前記第2内部アドレス制御信号(DECEN2)は、一定レベルを維持する信号である。一方、内部アドレス制御信号発生部4で生成される第1内部アドレス制御信号(DECEN1)は、NOR型フラッシュメモリ及びSRAMにおいては、消費電力を抑制するために、一定時間経過後に強制的に第1内部アドレス制御信号(DECEN1)が「L」レベル又は「H」レベルに固定される。ところが、本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置においては、内部アドレス制御信号選択回路10内のORゲートトランジスタ12において、第1内部アドレス制御信号(DECEN1)と第2内部アドレス制御信号(DECEN2)のいずれかを常に内部アドレス生成回路3に伝送している。従って、第1内部アドレス制御信号(DECEN1)が150ns経過後に強制的に「L」レベルに固定されても、第2内部アドレス制御信号(DECEN2)が内部アドレス生成回路3に伝送されるため、外部アドレスの切替りに対応して内部アドレスが切替る。
この効果は、本発明の第1の実施形態で図2を基に説明したとおりであり、本発明の第2の実施形態についても、第2内部アドレス制御信号(DECEN2)が一旦立ち上がると一定レベルを維持するため、内部アドレス制御信号が強制的にFixLに固定されることにより、内部アドレスが全てFixL状態からの切替りとなって高抵抗による不良モードと同一の現象が起きることがない。省電力モードになっても、外部アドレスの切替りに対応して内部アドレスが適切に切替る。従って、BIST制御回路によって自己テストを行った場合であっても、Readテストによってアドレス多重選択等の選択不良を検出することができる。
1:メモリセルアレイ
2:デコーダ
3:内部アドレス生成回路
4:内部アドレス制御信号発生部
5:BIST制御回路
6:外部アドレスa1
7:外部アドレスa2
8:内部アドレスb1
9:内部アドレスb2
10:内部アドレス制御信号選択回路
11:第2内部アドレス制御信号発生部
12:ORゲートトランジスタ
20:テスター
100:半導体記憶装置
200:アドレス多重選択
2:デコーダ
3:内部アドレス生成回路
4:内部アドレス制御信号発生部
5:BIST制御回路
6:外部アドレスa1
7:外部アドレスa2
8:内部アドレスb1
9:内部アドレスb2
10:内部アドレス制御信号選択回路
11:第2内部アドレス制御信号発生部
12:ORゲートトランジスタ
20:テスター
100:半導体記憶装置
200:アドレス多重選択
Claims (4)
- 入力されたアドレス情報に基づいて内部アドレスを生成する内部アドレス生成回路と、
第1内部アドレス制御信号を生成し、一定時間の経過に伴って前記第1内部アドレス制御信号を所定のレベルに固定する機能を有する内部アドレス制御信号発生部と、
所定のコマンドの入力に対応して第2内部アドレス制御信号を生成する第2内部アドレス制御信号発生部と、
前記第1内部アドレス制御信号と前記第2内部アドレス制御信号のいずれかを前記内部アドレス生成回路に伝送するORゲートトランジスタを有する内部アドレス制御信号選択回路とを備える半導体記憶装置。 - 入力されたアドレス情報に基づいて内部アドレスを生成する内部アドレス生成回路と、
テストパターンを生成しテスト結果を自己判定する組み込みテスト制御回路と、
第1内部アドレス制御信号を生成し、一定時間の経過に伴って前記第1内部アドレス制御信号を所定のレベルに固定する機能を有する内部アドレス制御信号発生部と、
所定のコマンドの入力に対応して第2内部アドレス制御信号を生成する第2内部アドレス制御信号発生部と、
前記第1内部アドレス制御信号と前記第2内部アドレス制御信号のいずれかを前記内部アドレス生成回路に伝送するORゲートトランジスタを有する内部アドレス制御信号選択回路とを備える半導体記憶装置。 - 前記第2内部アドレス制御信号は、テストモード時において所定の電位で一定して発信される信号であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導体記憶装置。
- 前記半導体記憶装置は、NOR型フラッシュメモリ又はSRAMであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導体記憶装置。
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