JP2003173695A - 半導体記憶装置及びメモリセルの救済方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びメモリセルの救済方法

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JP2003173695A
JP2003173695A JP2001368934A JP2001368934A JP2003173695A JP 2003173695 A JP2003173695 A JP 2003173695A JP 2001368934 A JP2001368934 A JP 2001368934A JP 2001368934 A JP2001368934 A JP 2001368934A JP 2003173695 A JP2003173695 A JP 2003173695A
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memory cell
redundant
redundant memory
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Koji Koshikawa
康二 越川
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Elpida Memory Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 欠陥メモリセルの発生状況の変化に影響を受
けずに最適にメモリセル救済し、冗長メモリセルの使用
効率や製品としての歩留まりを向上させる。 【解決手段】 開示される半導体記憶装置は、正規メモ
リセル領域1aと冗長メモリセル領域1b及び1cとを
備えてなるメモリセル・アレイ1を有し、正規メモリセ
ル領域1a、冗長メモリセル領域1b及び1cに関して
欠陥の有無がテストされ、正規メモリセル領域1aの欠
陥を有するメモリセル列又はメモリセル行が冗長メモリ
セル列又は冗長メモリセル行に置換される。そして、冗
長メモリセル領域1b及び1cに関するテストにおい
て、冗長メモリセル列又は冗長メモリセル行が置換済み
である場合には、当該冗長メモリセル列又は当該冗長メ
モリセル行を置換の対象から除外すべきと判断されるよ
うに構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、SRAMやDR
AM、PROM、EPROM、EEPROM等の半導体
記憶装置及びメモリセルの救済方法に関し、詳しくは、
欠陥のあるメモリセルを含む列又は行を冗長メモリセル
の列又は行に置換するメモリセルの救済が行われる半導
体記憶装置及びそのメモリセルの救済方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置は、年々記憶容量が増大
する傾向にあり、それに伴ってチップ面積が増大すると
ともに、パターンの微細化が進んでいるため、1個の半
導体記憶装置内でデータの書き込み・読み出しが正常に
行えない欠陥メモリセルの発生を皆無にすることは困難
になってきている。このため、従来では、半導体記憶装
置内に必要な記憶容量よりも余分にメモリセル(冗長メ
モリセル)の列及び行を設け、電気的特性等を検査する
プローブテスト工程において、欠陥メモリセルを含む列
又は行を冗長メモリセルの列又は行に置換するメモリセ
ルの救済が行われている。これにより、半導体記憶装置
の製品としての歩留まりの向上が図られている。
【0003】図11は、このようなメモリセルの救済が
行われる従来の半導体記憶装置の構成例を示すブロック
図である。この例の半導体記憶装置は、例えば、DRA
Mなどからなり、メモリセル・アレイ1と、カラムデコ
ーダ群2と、カラム・冗長デコーダ群3と、ロウデコー
ダ群4と、ロウ・冗長デコーダ群5と、コントローラ6
と、内部アドレス生成回路7と、入出力回路8とを有し
ている。なお、この例の半導体記憶装置には、上記各構
成要素の他、図示しないが、メモリセルからビット線に
読み出されたデータを検知して増幅するセンスアンプ
や、内部回路に供給すべき内部電圧を発生する内部電圧
発生回路などが設けられ、周知の半導体製造技術によっ
て1個の半導体チップ上に形成されている。
【0004】メモリセル・アレイ1は、正規メモリセル
領域1aと、冗長メモリセル領域1b及び1cとから構
成されている。正規メモリセル領域1aには、複数の正
規メモリセルがマトリックス状に配置されている。ここ
で、正規メモリセルとは、設定された記憶容量に対応し
た数だけ設けられ、正規の場合、すなわち、当該メモリ
セルに欠陥がない場合にデータの書き込み及び読み出し
が行われるメモリセルをいう。冗長メモリセル領域1b
には、正規メモリセル領域1aに行方向に所定間隔で設
けられた複数個の正規メモリセルからなる列(正規メモ
リセル列)を構成する正規メモリセルの個数と同一個数
の冗長メモリセルが同じく行方向に上記所定間隔で設け
られてなる冗長メモリセル列が複数列(例えば、10
列)配置されている。冗長メモリセル領域1cには、正
規メモリセル領域1aに列方向に所定間隔で設けられた
複数個の正規メモリセルからなる行(正規メモリセル
行)を構成する正規メモリセルの個数と同一個数の冗長
メモリセルが同じく列方向に上記所定間隔で設けられて
なる冗長メモリセル行が複数行(例えば、10行)配置
されている。
【0005】カラムデコーダ群2は、コントローラ6の
制御の下、内部アドレス生成回路7から供給されるkビ
ット(kは自然数)の内部アドレスA〜Aに基づい
て、各々正規メモリセル領域1aの対応する正規メモリ
セル列に対して配線されたビット線を選択状態とするた
めの複数のカラム正規選択信号を各々出力する複数のカ
ラムデコーダを有する。カラム・冗長デコーダ群3は、
冗長メモリセル領域1bを構成するm個(mは自然数)
の冗長メモリセル列に対応して設けられたm個のカラム
・冗長デコーダ9〜9を有する。各カラム・冗長デ
コーダ9〜9 は、コントローラ6から供給される、
テスト信号TEST、プリチャージ信号/PRE及び
リセット信号/RESET、並びに上記内部アドレス
〜A に基づいて、対応する冗長メモリセル列に対
して配線されたビット線を選択状態とするためのm個の
カラム冗長選択信号CRS〜CRSを各々出力す
る。テスト信号TESTは、上記プローブテスト工程の
際に"H"レベルに設定され、この例の半導体記憶装置を
通常に使用する際に"L"レベルに設定される信号であ
る。プリチャージ信号/PREは、ローアクティブで
あり、各カラム・冗長デコーダ9〜9を構成するカ
ラム冗長選択信号出力回路12(後述)の第2の入力端
を"H"レベルにプリチャージする信号である。リセット
信号/RESET は、ローアクティブであり、各カラ
ム・冗長デコーダ9〜9の状態をリセットするため
の信号である。
【0006】ロウデコーダ群4は、コントローラ6の制
御の下、上記内部アドレスA〜A に基づいて、各々
正規メモリセル領域1aの対応する正規メモリセル行に
対して配線されたワード線を選択状態とするための複数
のロウ正規選択信号を各々出力する複数のロウデコーダ
を有する。ロウ・冗長デコーダ群5は、冗長メモリセル
領域1cを構成するn個(nは自然数)の冗長メモリセ
ル行に対応して設けられたn個のロウ・冗長デコーダ1
〜10を有する。各ロウ・冗長デコーダ10
10は、コントローラ6から供給される、テスト信号
TEST、プリチャージ信号/PRE及びリセット信
号/RESET、並びに上記内部アドレスA〜A
に基づいて、対応する冗長メモリセル行に対して配線さ
れたワード線を選択状態とするためのm個のロウ冗長選
択信号RRS〜RRSを各々出力する。プリチャー
ジ信号/PREは、ローアクティブであり、各ロウ・
冗長デコーダ10〜10を構成するロウ冗長選択信
号出力回路(図示略)の第2の入力端を"H"レベルにプ
リチャージする信号である。リセット信号/RESET
は、ローアクティブであり、各ロウ・冗長デコーダ1
〜10の状態をリセットするための信号である。
【0007】コントローラ6は、外部から供給されるク
ロックイネーブル信号CKEが"H"レベルから"L"レベ
ルに変化した際に、外部から供給されるクロックCLK
に同期して供給されるチップセレクト信号/CS、ライ
トイネーブル信号/WE、ロウアドレス・ストローブ信
号/RAS及びカラムアドレス・ストローブ信号/CA
Sの組み合わせによって示されるコマンドをデコードし
て各部を制御する。チップセレクト信号/CS、ライト
イネーブル信号/WE、ロウアドレス・ストローブ信号
/RAS及びカラムアドレス・ストローブ信号/CAS
は、いずれもローアクティブである。例えば、コントロ
ーラ6は、デコードしたコマンドに基づいて、内部アド
レス生成回路7における内部アドレスの生成タイミング
を決定するための生成タイミング信号を内部アドレス生
成回路7に供給したり、カラムデコーダ群2を構成する
複数のカラムデコーダを活性化するためのカラムデコー
ダ活性化信号をカラムデコーダ群2に供給する。また、
コントローラ6は、テスト信号TEST、プリチャージ
信号/PRE及びリセット信号/RESETを生成
してカラム・冗長デコーダ群3に供給するとともに、テ
スト信号TEST、プリチャージ信号/PRE及びリ
セット信号/RESETを生成してロウ・冗長デコー
ダ群5に供給する。内部アドレス生成回路7は、外部か
ら供給される複数ビットのアドレスADに基づいてkビ
ットの内部アドレスA〜Aを生成し、各部に供給す
る。入出力回路8は、コントローラ6の制御の下、図示
せぬセンスアンプにおいて検知増幅され、図示せぬ入出
力線を介して供給されるデータを増幅するデータアンプ
と、コントローラ6の制御の下、外部から供給されるデ
ータを増幅するライトアンプとから概略構成されてい
る。
【0008】次に、カラム・冗長デコーダ群3を構成す
るカラム冗長デコーダ9の構成について図12を参照
して説明する。この例のカラム冗長デコーダ9は、ア
ドレスデコーダ11と、カラム冗長選択信号出力回路1
2と、オアゲート13と、PチャネルのMOSトランジ
スタ14及び14と、NチャネルのMOSトランジ
スタ15〜15、16〜16及び17〜17
と、イクスクルーシブオアゲート18〜18と、
イネーブル端子付ディレイ・フリップフロップ(DF
F)19及び20〜20 と、イネーブルフューズ2
1及びアドレスフューズ22〜22と、インバータ
23とから構成されている。
【0009】アドレスデコーダ11は、上記プローブテ
スト工程の際に、第1の入力端に"H"レベルのテスト信
号TESTが供給されるとともに、その他の入力端にメ
モリセルアレイ1の冗長メモリセル領域1における対
応する冗長メモリセル列にそれ自体のアドレスとして設
定されているアドレスA、A…、Aが供給される
と、"H"レベルのプローブテスト工程時のカラム冗長選
択信号TCRSを出力する。カラム冗長選択信号出力
回路12は、この例の半導体記憶装置を通常に使用する
際に、第1の入力端に"L"レベルのテスト信号TEST
が供給されるとともに、プリチャージ信号/PRE
よって第2の入力端が"H"レベルにプリチャージされた
後に"H"レベルの選択確認信号SCFMが供給される
と、"H"レベルの通常時のカラム冗長選択信号NCRS
を出力する。選択確認信号SCFMは、メモリセル
アレイ1の冗長メモリセル領域1における対応する冗
長メモリセル列が正規メモリセル列と置換された場合に
当該正規メモリセル列に割り当てられたアドレスA
…、Aが供給され、当該冗長メモリセル列が選択
されたことが確認された場合に"H"レベルに設定される
信号である。オアゲート13は、プローブテスト工程時
のカラム冗長選択信号TCRSと、通常時のカラム冗
長選択信号NCRSとの論理和をとって、その結果を
カラム冗長選択信号CRSとして出力する。
【0010】MOSトランジスタ14は、ソースに電
源電圧VDDが印加され、ゲートにプリチャージ信号/
PREが印加され、ドレインがMOSトランジスタ1
、16〜16の各ドレインに接続されている。
MOSトランジスタ14は、ソースに電源電圧VDD
が印加され、ゲートにはMOSトランジスタ15のゲ
ートと共通にプリチャージ信号/PREが印加され、
ドレインがMOSトランジスタ15のドレイン及びM
OSトランジスタ15、16〜16の各ソースに
接続されている。MOSトランジスタ15は、ソース
が接地されている。MOSトランジスタ14及び15
は、インバータを構成している。MOSトランジスタ
15は、ゲートがDFF19の出力端Qに接続されて
いる。MOSトランジスタ16〜16は、各ゲート
が対応するイクスクルーシブオアゲート18〜18
の各出力端に接続されている。
【0011】イクスクルーシブオアゲート18〜18
は、各第1の入力端に対応するアドレスA〜A
供給され、各第2の入力端が対応するDFF20〜2
の出力端Qに接続されている。DFF19は、入力
端Dがイネーブルフューズ21の一端とMOSトランジ
スタ15のドレインとの接続点に接続され、イネーブ
ル端にリセット信号/RESETが供給される。DF
F20〜20は、入力端Dが対応するアドレスフュ
ーズ22〜22の一端と対応するMOSトランジス
タ17〜17の各ドレインとの接続点に接続され、
イネーブル端にリセット信号/RESETが供給され
る。アドレスフューズ22〜22は、各他端に電源
電圧VDDが印加されている。インバータ23は、リセ
ット信号/RESETを反転してMOSトランジスタ
15、17〜17の各ゲートに供給する。MOS
トランジスタ15、17〜17は、各ソースが接
地されている。なお、カラム冗長デコーダ9〜9
構成及びロウ・冗長デコーダ群5を構成するロウ冗長デ
コーダ10〜10の構成については、入出力される
信号や各構成要素の個数が異なる以外はカラム冗長デコ
ーダ9の構成と略同一であるので、その説明を省略す
る。
【0012】上記構成の半導体記憶装置を用いて、欠陥
メモリセルから冗長メモリセルへの置換を行っている。
欠陥メモリセルとしては、例えば、データ保持時間が規
格よりも短いものや、コンタクトが不良なものなどがあ
る。前者の欠陥メモリセルは、主として、高温になれば
なるほどその発生率が加速度的に増加するのに対し、後
者の欠陥メモリセルは、主として、常温以下の低温にな
ればなるほどその発生率が加速度的に増加する傾向にあ
る。これらの欠陥メモリセルは、パターンの微細化に伴
って、いずれも無視できないほどに発生している状況に
ある。そこで、最近では、プローブテスト工程を高温時
と低温時との2回に分けて行い、データ保持時間が規格
よりも短い欠陥メモリセルの救済と、コンタクトが不良
な欠陥メモリセルの救済とを別個に行うようになってき
ている。
【0013】そのため、例えば、m=n=10、すなわ
ち、冗長メモリセル列が10列であり、冗長メモリセル
行が10行であった場合、10列の冗長メモリセル列の
うち、7列を高温時のテストにて判定された欠陥メモリ
セルを救済するために割り当て、残り3列を低温時のテ
ストにて判定された欠陥メモリセルを救済するために割
り当てておく。冗長メモリセル行も同様に、予め高温時
及び低温時のテストにて判定された欠陥メモリセル用に
割り当てておく。また、初期状態として、カラム・冗長
デコーダ群3を構成するカラム冗長デコーダ9〜9
及びロウ・冗長デコーダ群5を構成するロウ冗長デコー
ダ10〜10においては、イネーブルフューズ及び
アドレスフューズは、いずれも未切断の状態であるとす
る。
【0014】次に、上記構成の半導体記憶装置のプロー
ブテスト工程及び動作について、図13に示すフローチ
ャートを参照して説明する。まず、半導体記憶装置が多
数形成された半導体ウェハをデータ保持時間が規格より
も短い欠陥メモリセルが発生しやすい高温下において、
メモリセル・アレイ1の正規メモリセル領域1aに所定
のテスト情報を供給して電気的特性テストを行う(ステ
ップSA1)。この電気的特性テストにおいては、例え
ば、ウェハ処理後の半導体ウェハに対して、ウェハプロ
ーバによって各半導体チップのパッドにプローブ針を接
触させて直流テスト、交流テストなどの電気的特性を測
定する。
【0015】次に、上記半導体ウェハを上記高温下にお
いたままで、メモリセル・アレイ1の冗長メモリセル領
域1b及び1cに所定のテスト情報を供給してステップ
SA1と同様の電気的特性テストを行う(ステップSA
2)。ここで、電気的特性テスト時におけるカラム・冗
長デコーダ9の動作について、図12に示す回路図及
び図14に示すタイミング・チャートを参照して説明す
る。まず、図14(1)に示すように、テスト信号TE
STを"H"レベルに設定した後、図14(2)に示すよ
うに、リセット信号/RESETを所定期間"L"レベ
ルとする。これにより、インバータ23がリセット信号
/RESETを反転してMOSトランジスタ15
17〜17の各ゲートに供給するので、MOSトラ
ンジスタ15、17〜17は、各々オンする。今
の場合、イネーブルフューズ21及びアドレスフューズ
22〜22は、いずれも未切断のままである。した
がって、DFF19及び20〜20の入力端Dに
は、いずれも電源電圧VDD、すなわち、"H"レベルの
電圧が印加される。これにより、"L"レベルのリセット
信号/RESETによりイネーブル状態となったDF
F19及び20〜20は、イネーブルフューズ21
及びアドレスフューズ22〜22の未切断の状態、
すなわち、"H"レベルを取り込み保持する。つまり、D
FF19は、"H"レベルの信号を出力し、MOSトラン
ジスタ15のゲートに供給する。一方、DFF20
〜20は、いずれも"H"レベルの信号を出力し、対応
するイクスクルーシブオアゲート18〜18の第2
の入力端に供給する。
【0016】次に、図14(3)に示すように、プリチ
ャージ信号/PREは"H"レベルのままで、図14
(4)に示すように、このカラム・冗長デコーダ9
対応する冗長メモリセル列にそれ自体のアドレスとして
設定されているアドレスA、A…、Aを供給す
る。これにより、アドレスデコーダ11は、図14
(5)に示すように、"H"レベルのカラム冗長選択信号
TCRSを出力する。一方、カラム冗長選択信号出力
回路12は、第1の入力端に"H"レベルのテスト信号T
ESTが供給されているので、図14(6)に示すよう
に、"L"レベルのカラム冗長選択信号NCRSを出力
している。したがって、オアゲート13は、図14
(7)に示すように、"H"レベルのカラム冗長選択信号
CRSを出力する。これにより、対応する冗長メモリ
セル列に対して配線されたビット線に接続された図示せ
ぬセンスアンプが選択状態となるので、当該冗長メモリ
セル列を構成する複数個の冗長メモリセルの電気的特性
テストが可能となる。なお、図14(4)において、斜
線部分は、"H"レベル又は"L"レベルのいずれでも良い
ことを示している。
【0017】次に、ステップSA1における正規メモリ
セルのテスト結果及びステップSA2における冗長メモ
リセルのテスト結果に基づいて、レーザを用いてカラム
・冗長デコーダ9〜9及びロウ・冗長デコーダ10
〜10のイネーブルヒューズ及びアドレスフューズ
をトリミングするためのトリミングデータを作成する
(ステップSA3)。すなわち、高温時における正規メ
モリセルのテストの結果、正規メモリセル領域1aを構
成する正規メモリセル列のうち、欠陥であると判定され
たメモリセルを含む正規メモリセル列を、冗長メモリセ
ル領域1bを構成する10列の冗長メモリセル列のう
ち、高温時のテストにて欠陥と判定されたメモリセルを
救済するために割り当てられた7列の冗長メモリセル列
であって、冗長メモリセルのテストの結果欠陥メモリセ
ルを含まないとされたもののいずれかと置換するための
トリミングデータを作成する。高温時にて欠陥と判定さ
れたメモリセルを含む正規メモリセル行についても、同
様に、予め割り当てられた冗長メモリセル行により置換
するためのトリミングデコーダを作成する。
【0018】次に、ステップSA3の処理で作成したト
リミングデータに基づいて、レーザを用いてカラム・冗
長デコーダ9〜9及びロウ・冗長デコーダ10
10 のイネーブルヒューズ及びアドレスフューズのい
ずれかを切断するトリミングを行う(ステップSA
4)。ここで、図15にトリミングした結果の一例を示
す。図15の例では、イネーブルフューズ21と、アド
レスフューズ22〜22 のうち、アドレスフューズ
22及び22が切断されている。
【0019】次に、上記半導体ウェハをコンタクトが不
良な欠陥メモリセルが発生しやすい低温下において、メ
モリセル・アレイ1の正規メモリセル領域1aに所定の
テスト情報を供給して電気的特性テストを行う(ステッ
プSA5)。次に、上記半導体ウェハを上記低温下にお
いたままで、メモリセル・アレイ1の冗長メモリセル領
域1b及び1cに所定のテスト情報を供給してステップ
SA5と同様の電気的特性テストを行う(ステップSA
6)。なお、電気的特性テスト時におけるカラム・冗長
デコーダ9の動作については、図14に示すタイミン
グ・チャートを参照して説明した動作と略同様であるの
で、その説明を省略する。
【0020】次に、ステップSA5における正規メモリ
セルのテスト結果及びステップSA6における冗長メモ
リセルのテスト結果に基づいて、レーザを用いてカラム
・冗長デコーダ9〜9及びロウ・冗長デコーダ10
〜10のイネーブルヒューズ及びアドレスフューズ
をトリミングするためのトリミングデータを作成する
(ステップSA7)。すなわち、低温時における正規メ
モリセルのテストの結果、正規メモリセル領域1aを構
成する正規メモリセル列のうち、欠陥であると判定され
たメモリセルを含む正規メモリセル列を、冗長メモリセ
ル領域1bを構成する10列の冗長メモリセル列のう
ち、低温時のテストにて欠陥と判定されたメモリセルを
救済するために割り当てられた3列の冗長メモリセル列
であって、冗長メモリセルのテストの結果欠陥メモリセ
ルを含まないとされたもののいずれかと置換するための
トリミングデータを作成する。低温時にて欠陥と判定さ
れたメモリセルを含む正規メモリセル行についても、同
様に、予め割り当てられた冗長メモリセル行により置換
するためのトリミングデコーダを作成する。次に、ステ
ップSA7の処理で作成したトリミングデータに基づい
て、レーザを用いてカラム・冗長デコーダ9〜9
びロウ・冗長デコーダ10〜10 のイネーブルヒュ
ーズ及びアドレスフューズのいずれかを切断するトリミ
ングを行った後(ステップSA8)、一連の処理を終了
する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、冗長メ
モリセル列のうち7列が高温時のテストにて欠陥と判定
されたメモリセルの救済用に、残り3列が低温時のテス
トにて欠陥と判定されたメモリセルの救済用に割り当て
られているが、このような割り当ては、半導体ウェハの
製造条件や統計的な要素の他、経験的な要素を含めて決
定されている。ところが、欠陥メモリセルの発生状況は
半導体記憶装置の仕様、半導体ウェハのロットや当該半
導体ウェハを構成する半導体チップごとに異なるため、
前述したような予め冗長メモリセル列及び行を割り当て
ておく手法では、最適な欠陥メモリセルの救済ができな
いという欠点がある。すなわち、前述した例において、
高温時のテストにて欠陥と判定されたメモリセルの救済
用に割り当てられた7列の冗長メモリセル列のうち、実
際には3列しか置換されなかった場合には、残り4列の
冗長メモリセル列は、正常に動作するにもかかわらず未
使用のままとされ、冗長メモリセルの使用効率が悪いと
いう欠点がある。そのうえ、低温時のテストにて欠陥と
判定されたメモリセルを救済するために、低温時のテス
トにて欠陥と判定されたメモリセルの救済用に割り当て
られた3列以上、例えば、4列の冗長メモリセル列が必
要だった場合には、割り当てが最適でないということだ
けでメモリセルの救済ができなくなってしまう。この結
果、その半導体チップ自体を不良品として廃棄しなけれ
ばならず、半導体記憶装置の製品としての歩留まりの低
下を招くことになる。このような事態は、パターンの微
細化とともに欠陥メモリセルが増加する傾向にある現状
では、今後ますます起こりうると考えられる。そこで、
冗長メモリセルの使用効率を上げるために、冗長メモリ
セル列及び冗長メモリセル行を高温時のテストにて欠陥
と判定されたメモリセルの救済用及び低温時のテストに
て欠陥と判定されたメモリセルの救済用と予め割り当て
ないことが考えられる。しかし、このような割り当てを
行わないこととすると、2回目の冗長メモリセルのテス
ト(ステップSA6の処理)において、既に置換済みの
冗長メモリセル列及び冗長メモリセル行であっても、テ
スト結果が使用可能(パス(pass))と判断されて
しまうため、当該冗長メモリセル列及び冗長メモリセル
行が置換済みであるか否かを判断することができない。
【0022】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、欠陥メモリセルの発生状況の変化に影響を受け
ずに最適なメモリセルの救済ができ、冗長メモリセルの
使用効率や製品としての歩留まりを向上させることがで
きる半導体記憶装置及びメモリセルの救済方法を提供す
ることを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、所定の記憶容量に対応した
複数のメモリセルがマトリックス状に配置された正規メ
モリセル領域と、少なくとも複数の冗長メモリセル列及
び複数の冗長メモリセル行のいずれか一方により構成さ
れる冗長メモリセル領域とを備えてなるメモリセル・ア
レイを有し、上記正規メモリセル領域及び上記冗長メモ
リセル領域に関して欠陥の有無がテストされ、上記正規
メモリセル領域の欠陥を有するメモリセル列又はメモリ
セル行が上記冗長メモリセル列又は上記冗長メモリセル
行に置換される半導体記憶装置に係り、上記冗長メモリ
セル領域に関する上記テストにおいて、上記冗長メモリ
セル列又は上記冗長メモリセル行が置換済みである場合
には、当該冗長メモリセル列又は当該冗長メモリセル行
を置換の対象から除外すべきと判断されるように構成し
たことを特徴としている。
【0024】また、請求項2記載の発明は、所定の記憶
容量に対応した複数のメモリセルがマトリックス状に配
置された正規メモリセル領域と、少なくとも複数の冗長
メモリセル列及び複数の冗長メモリセル行のいずれか一
方により構成される冗長メモリセル領域とを備えてなる
メモリセル・アレイと、少なくとも、上記複数の冗長メ
モリセル列に対応して設けられ、対応する上記冗長メモ
リセル列に対して配線されたビット線を選択状態とする
ための複数のカラム冗長選択信号を各々出力する複数の
カラム・冗長デコーダ及び上記複数の冗長メモリセル行
に対応して設けられ、対応する冗長メモリセル行に対し
て配線されたワード線を選択状態とするためのロウ冗長
選択信号を各々出力する複数のロウ・冗長デコーダのい
ずれか一方を有し、上記正規メモリセル領域及び上記冗
長メモリセル領域に関して欠陥の有無がテストされ、上
記正規メモリセル領域の欠陥を有するメモリセル列又は
メモリセル行が上記冗長メモリセル列又は上記冗長メモ
リセル行に置換される半導体記憶装置に係り、少なくと
も上記複数のカラム・冗長デコーダ及び上記複数のロウ
・冗長デコーダのいずれか一方は、上記冗長メモリセル
列又は上記冗長メモリセル行に関する上記テストにおい
て、上記冗長メモリセル列又は上記冗長メモリセル行が
置換済みである場合には、対応する上記ワード線又は対
応する上記ビット線を非選択状態とするための上記ロウ
冗長選択信号又は上記カラム冗長選択信号を各々出力す
ることを特徴としている。
【0025】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の半導体記憶装置に係り、少なくとも上記複数の冗長
メモリセル列及び複数の冗長メモリセル行のいずれか一
方ごとに、対応する上記ワード線又は対応する上記ビッ
ト線を非選択状態とするための上記ロウ冗長選択信号又
は上記カラム冗長選択信号を記憶する記憶手段を備えて
なることを特徴としている。
【0026】また、請求項4記載の発明は、所定の記憶
容量に対応した複数のメモリセルがマトリックス状に配
置された正規メモリセル領域と、少なくとも複数の冗長
メモリセル列及び複数の冗長メモリセル行のいずれか一
方により構成される冗長メモリセル領域とを備えてなる
メモリセル・アレイと、少なくとも、上記複数の冗長メ
モリセル列に対応して設けられ、対応する上記冗長メモ
リセル列に対して配線されたビット線を選択状態とする
ための複数のカラム冗長選択信号を各々出力する複数の
カラム・冗長デコーダ及び上記複数の冗長メモリセル行
に対応して設けられ、対応する冗長メモリセル行に対し
て配線されたワード線を選択状態とするためのロウ冗長
選択信号を各々出力する複数のロウ・冗長デコーダのい
ずれか一方を有し、上記正規メモリセル領域及び上記冗
長メモリセル領域に関して欠陥の有無がテストされ、上
記正規メモリセル領域の欠陥を有するメモリセル列又は
メモリセル行が上記冗長メモリセル列又は上記冗長メモ
リセル行に置換される半導体記憶装置に係り、少なくと
も上記複数のカラム・冗長デコーダ及び上記複数のロウ
・冗長デコーダのいずれか一方は、上記冗長メモリセル
列又は上記冗長メモリセル行に関する上記テストにおい
て、上記冗長メモリセル列又は上記冗長メモリセル行が
置換済みである場合には、対応する上記ワード線又は対
応する上記ビット線を非選択状態とするための上記ロウ
冗長選択信号又は上記カラム冗長選択信号を各々出力す
るとともに、又は、対応する上記ワード線又は対応する
上記ビット線を非選択状態とするための上記ロウ冗長選
択信号又は上記カラム冗長選択信号に換えて、上記メモ
リセル・アレイに書き込み又は読み出しをされるデータ
が入出力される入出力回路の出力端子をハイインピーダ
ンス状態とするための冗長置換済信号を各々出力するこ
とを特徴としている。
【0027】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の半導体記憶装置に係り、少なくとも上記複数の冗長
メモリセル列及び複数の冗長メモリセル行のいずれか一
方ごとに、上記対応する上記ワード線又は対応する上記
ビット線を非選択状態とするための上記ロウ冗長選択信
号又は上記カラム冗長選択信号、又は上記冗長置換済信
号のいずれか一方又は両方を記憶する記憶手段を備えて
なることを特徴としている。
【0028】また、請求項6記載の発明に係る半導体記
憶装置は、マトリックス状に配置された複数のメモリセ
ルからなる正規メモリセル領域と、上記正規メモリセル
の不良メモリセルを置換するために設けられた複数の冗
長メモリセルからなる冗長メモリセル領域と、供給され
たアドレス信号基づいて上記冗長メモリセルを選択すべ
きか否かを判定し判定結果に基づいて上記冗長メモリセ
ルを選択する第1の選択手段と、上記冗長メモリセルが
置換済みか否かを記憶する記憶手段と、供給された上記
アドレス信号に対応する上記冗長メモリセルをテスト信
号及び上記記憶手段の記憶内容に応じて強制的に選択す
る第2の選択手段とを備えてなることを特徴としてい
る。
【0029】また、請求項7記載の発明は、所定の記憶
容量に対応した複数のメモリセルがマトリックス状に配
置された正規メモリセル領域と、少なくとも複数の冗長
メモリセル列及び複数の冗長メモリセル行のいずれか一
方により構成される冗長メモリセル領域とを備えてなる
メモリセル・アレイを有する半導体装置の上記正規メモ
リセル領域及び上記冗長メモリセル領域に関して欠陥の
有無をテストし、上記正規メモリセル領域の欠陥を有す
るメモリセル列又はメモリセル行を上記冗長メモリセル
列又は上記冗長メモリセル行に置換するメモリセルの救
済方法に係り、上記正規メモリセル領域及び上記冗長メ
モリセル領域に関する上記テストの結果に基づいて、上
記正規メモリセル領域の欠陥を有するメモリセル列又は
メモリセル行を上記冗長メモリセル列又は上記冗長メモ
リセル行に置換するとともに、置換済みの上記冗長メモ
リセル列又は上記冗長メモリセル行が上記冗長メモリセ
ル領域に関する上記テストにおいて欠陥を有する上記冗
長メモリセル列又は上記冗長メモリセル行と判断される
ように設定することを特徴としている。
【0030】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載のメモリセルの救済方法に係り、上記設定は、上記冗
長メモリセル領域に関する上記テストにおいて、置換済
みの上記冗長メモリセル列又は上記冗長メモリセル行の
対応するワード線又は対応するビット線が非選択状態と
なるように行うことを特徴としている。
【0031】また、請求項9記載の発明は、請求項7又
は8記載のメモリセルの救済方法に係り、上記設定は、
上記冗長メモリセル領域に関する上記テストにおいて、
上記メモリセル・アレイに書き込み又は読み出しをされ
るデータが入出力される入出力回路の出力端子をハイイ
ンピーダンス状態とさせるように行うことを特徴として
いる。
【0032】また、請求項10記載の発明は、所定の記
憶容量に対応した複数のメモリセルがマトリックス状に
配置された正規メモリセル領域と、少なくとも複数の冗
長メモリセル列及び複数の冗長メモリセル行のいずれか
一方により構成される冗長メモリセル領域とを備えてな
るメモリセル・アレイを有する半導体装置の上記正規メ
モリセル領域及び上記冗長メモリセル領域に関して欠陥
の有無をテストし、上記正規メモリセル領域の欠陥を有
するメモリセル列又はメモリセル行を上記冗長メモリセ
ル列又は上記冗長メモリセル行に置換するメモリセルの
救済方法に係り、上記正規メモリセル領域及び上記冗長
メモリセル領域に関する上記テストの結果に基づいて、
上記正規メモリセル領域の欠陥を有するメモリセル列又
はメモリセル行を上記冗長メモリセル列又は上記冗長メ
モリセル行に置換するとともに、少なくとも上記複数の
冗長メモリセル列及び複数の冗長メモリセル行のいずれ
か一方ごとに、置換済みであるか否かに対応したデータ
を上記半導体記憶装置内部に設けられた記憶手段に記憶
し、上記冗長メモリセル領域に関する上記テストにおい
ては、上記記憶手段に記憶されたデータに基づいて、上
記冗長メモリセル領域を構成する複数の冗長メモリセル
列又は複数の冗長メモリセル行のうち、置換済みの上記
冗長メモリセル列又は上記冗長メモリセル行以外につい
て上記テストを行うことを特徴としている。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 A.第1の実施例 まず、この発明の第1の実施例について説明する。図1
は、この発明の第1の実施例である半導体記憶装置の構
成を示すブロック図である。この図において、図11の
各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を
省略する。この図に示す半導体記憶装置においては、図
11に示すカラム・冗長デコーダ群3及びロウ・冗長デ
コーダ群5に換えて、カラム・冗長デコーダ群31及び
ロウ・冗長デコーダ群32が新たに設けられている。
【0034】カラム・冗長デコーダ群31は、冗長メモ
リセル領域1bを構成するm個の冗長メモリセル列に対
応して設けられたm個のカラム・冗長デコーダ33
33 を有する。各カラム・冗長デコーダ33〜33
は、コントローラ6から供給される、テスト信号TE
ST、プリチャージ信号/PRE及びリセット信号/
RESET、並びに内部アドレスA〜Aに基づい
て、対応する冗長メモリセル列に対して配線されたビッ
ト線を選択状態とするためのm個のカラム冗長選択信号
CRS〜CRSを各々出力する。ロウ・冗長デコー
ダ群32は、冗長メモリセル領域1cを構成するn個の
冗長メモリセル行に対応して設けられたn個のロウ・冗
長デコーダ34〜34を有する。各ロウ・冗長デコ
ーダ34 〜34は、コントローラ6から供給され
る、テスト信号TEST、プリチャージ信号/PRE
及びリセット信号/RESET、並びにkビット(k
は自然数)の内部アドレスA〜Aに基づいて、対応
する冗長メモリセル行に対して配線されたワード線を選
択状態とするためのm個のロウ冗長選択信号RRS
RRSを各々出力する。
【0035】次に、カラム・冗長デコーダ群31を構成
するカラム冗長デコーダ33の構成について図2を参
照して説明する。この図において、図12の各部に対応
する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
この図に示すカラム冗長デコーダ33においては、図
12に示すアドレスデコーダ11に換えて、アドレスデ
コーダ35が新たに設けられている。また、MOSトラ
ンジスタ15のゲートとDFF19の出力端Qとの接
続点とアドレスデコーダ35の第1の入力端とが接続さ
れている。DFF19は、イネーブルフューズ21が切
断されており、"L"レベルのリセット信号/RESET
が供給された場合には、対応する冗長メモリセル列が
既に置換済みであることを示す"L"レベルの置換済信号
/REP を出力する。置換済信号/REPは、ロー
アクティブである。
【0036】アドレスデコーダ35は、半導体記憶装置
の電気的特性等を検査するプローブテスト工程の際に、
第1の入力端に"H"レベルの置換済信号/REPが、
第2の入力端に"H"レベルのテスト信号TESTが各々
供給されるとともに、その他の入力端にメモリセルアレ
イ1の冗長メモリセル領域1における対応する冗長メ
モリセル列にそれ自体のアドレスとして設定されている
アドレスA、A…、Aが供給されると、"H"レベ
ルのプローブテスト工程時のカラム冗長選択信号TCR
を出力する。一方、アドレスデコーダ35は、上記
プローブテスト工程の際に、第1の入力端に"L"レベル
の置換済信号/REPが、第2の入力端に"H"レベル
のテスト信号TESTが各々供給されるとともに、その
他の入力端にメモリセルアレイ1の冗長メモリセル領域
における対応する冗長メモリセル列にそれ自体のア
ドレスとして設定されているアドレスA、A…、A
が供給されると、"L"レベルのプローブテスト工程時
のカラム冗長選択信号TCRSを出力する。なお、カ
ラム冗長デコーダ33〜33の構成及びロウ・冗長
デコーダ群32を構成するロウ冗長デコーダ34〜3
の構成については、入出力される信号や各構成要素
の個数が異なる以外はカラム冗長デコーダ33の構成
と略同一であるので、その説明を省略する。
【0037】次に、上記構成の半導体記憶装置の動作に
ついて説明する。まず、前提として、m=n=10、す
なわち、冗長メモリセル列が10列であり、冗長メモリ
セル行が10行であるとする。そして、10列の冗長メ
モリセル列及び10行の冗長メモリセル行は、高温時の
テストにて欠陥と判定されたメモリセル又は低温時のテ
ストにて欠陥と判定されたメモリセルを各々救済するた
めとして特に割り当てることなく、すべてをまず高温時
のテストにて欠陥と判定されたメモリセルを救済するた
めに用いた後、残ったものを低温時のテストにて欠陥と
判定されたメモリセルを救済するために用いるものとす
る。また、初期状態として、カラム・冗長デコーダ群3
1を構成するカラム冗長デコーダ33〜33及びロ
ウ・冗長デコーダ群32を構成するロウ冗長デコーダ3
〜34においては、イネーブルフューズ及びアド
レスフューズは、いずれも未切断の状態であるとする。
【0038】次に、上記構成の半導体記憶装置のプロー
ブテスト工程及び動作について説明する。なお、プロー
ブテスト工程のフローの概略については、従来と同様で
あるので、図13を流用して説明する。まず、半導体記
憶装置が多数形成された半導体ウェハをデータ保持時間
が規格よりも短い欠陥メモリセルが発生しやすい高温下
において、メモリセル・アレイ1の正規メモリセル領域
1aに所定のテスト情報を供給して電気的特性テストを
行う(ステップSA1)。
【0039】次に、上記半導体ウェハを上記高温下にお
いたままで、メモリセル・アレイ1の冗長メモリセル領
域1b及び1cに所定のテスト情報を供給してステップ
SA1と同様の電気的特性テストを行う(ステップSA
2)。ここで、電気的特性テスト時におけるカラム・冗
長デコーダ33の動作について、図2に示す回路図及
び図3に示すタイミング・チャートを参照して説明す
る。まず、図3(1)に示すように、テスト信号TES
Tを"H"レベルに設定した後、図3(2)に示すよう
に、リセット信号/RESETを所定期間"L"レベル
とする。これにより、インバータ23がリセット信号/
RESETを反転してMOSトランジスタ15、1
〜17の各ゲートに供給するので、MOSトラン
ジスタ15、17〜17は、各々オンする。今の
場合、イネーブルフューズ21及びアドレスフューズ2
〜22は、いずれも未切断のままである。したが
って、DFF19及び20〜20の入力端Dには、
いずれも電源電圧VDD、すなわち、"H"レベルの電圧
が印加される。これにより、"L"レベルのリセット信号
/RESETによりイネーブル状態となったDFF1
9及び20〜20は、イネーブルフューズ21及び
アドレスフューズ22〜22の未切断の状態、すな
わち、"H"レベルを取り込み保持する。つまり、DFF
19は、図3(3)に示すように、"H"レベルの置換済
信号/REPを出力し、MOSトランジスタ15
ゲート及びアドレスデコーダ35の第1の入力端に供給
する。一方、DFF20〜20は、いずれも"H"レ
ベルの信号を出力し、対応するイクスクルーシブオアゲ
ート18〜18の第2の入力端に供給する。
【0040】次に、図3(4)に示すように、プリチャ
ージ信号/PREは"H"レベルのままで、図3(5)
に示すように、このカラム・冗長デコーダ33に対応
する冗長メモリセル列にそれ自体のアドレスとして設定
されているアドレスA、A …、Aを供給する。こ
れにより、アドレスデコーダ35は、第1の入力端に"
H"レベルの置換済信号/REPが、第2の入力端に"
H"レベルのテスト信号TESTが各々供給されている
ので、図3(6)に示すように、"H"レベルのカラム冗
長選択信号TCRSを出力する。一方、カラム冗長選
択信号出力回路12は、第1の入力端に"H"レベルのテ
スト信号TESTが供給されているので、図3(7)に
示すように、"L"レベルのカラム冗長選択信号NCRS
を出力している。したがって、オアゲート13は、図
3(8)に示すように、"H"レベルのカラム冗長選択信
号CRSを出力する。これにより、対応する冗長メモ
リセル列に対して配線されたビット線に接続された図示
せぬセンスアンプが選択状態となるので、当該冗長メモ
リセル列を構成する複数個の冗長メモリセルの電気的特
性テストが可能となる。なお、図3(5)において、斜
線部分は、"H"レベル又は"L"レベルのいずれでも良い
ことを示している。
【0041】次に、ステップSA1における正規メモリ
セルのテスト結果及びステップSA2における冗長メモ
リセルのテスト結果に基づいて、レーザを用いてカラム
・冗長デコーダ33〜33及びロウ・冗長デコーダ
34〜34のイネーブルヒューズ及びアドレスフュ
ーズをトリミングするためのトリミングデータを作成す
る(ステップSA3)。すなわち、高温時における正規
メモリセルのテストの結果、正規メモリセル領域1aを
構成する正規メモリセル列のうち、欠陥であると判定さ
れたメモリセルを含む正規メモリセル列を、冗長メモリ
セル領域1bを構成する10列の冗長メモリセル列であ
って、冗長メモリセルのテストの結果欠陥メモリセルを
含まずに使用可能(パス(pass))と判断されたものの
いずれかと置換するためのトリミングデータを作成す
る。同様にして、冗長メモリセル領域1cを構成する1
0行の冗長メモリセル行に対するトリミングデータも作
成する。
【0042】この例では、ステップSA2におけるテス
トの結果、冗長メモリセル領域1bを構成する10列の
冗長メモリセル列のすべてが使用可能(パス(pass))
と判断されたものとし、そのうち、4列をステップSA
1におけるテストの結果、欠陥であると判定されたメモ
リセルを含む4列の正規メモリセル列と置換するものと
する。同様に、ステップSA2におけるテストの結果、
冗長メモリセル領域1cを構成する10行の冗長メモリ
セル行のすべてが使用可能(パス(pass))と判断され
たものとし、そのうち、5行をステップSA1における
テストの結果、欠陥であると判定されたメモリセルを含
む5行の正規メモリセル行と置換するものとする。次
に、ステップSA3の処理で作成したトリミングデータ
に基づいて、レーザを用いてカラム・冗長デコーダ33
〜33及びロウ・冗長デコーダ34〜34のイ
ネーブルフューズ及びアドレスフューズのいずれかを切
断するトリミングを行う(ステップSA4)。ここで、
図4にトリミングした結果の一例を示す。図4の例で
は、イネーブルフューズ21と、アドレスフューズ22
〜22 のうち、アドレスフューズ22及び22
が切断されている。
【0043】次に、上記半導体ウェハをコンタクトが不
良な欠陥メモリセルが発生しやすい低温下において、メ
モリセル・アレイ1の正規メモリセル領域1aに所定の
テスト情報を供給して電気的特性テストを行う(ステッ
プSA5)。次に、上記半導体ウェハを上記低温下にお
いたままで、メモリセル・アレイ1の冗長メモリセル領
域1b及び1cに所定のテスト情報を供給してステップ
SA5と同様の電気的特性テストを行う(ステップSA
6)。ここで、電気的特性テスト時におけるカラム・冗
長デコーダ33の動作について、図4に示す回路図及
び図5に示すタイミング・チャートを参照して説明す
る。まず、図5(1)に示すように、テスト信号TES
Tを"H"レベルに設定した後、図5(2)に示すよう
に、リセット信号/RESETを所定期間"L"レベル
とする。これにより、インバータ23がリセット信号/
RESETを反転してMOSトランジスタ15、1
〜17の各ゲートに供給するので、MOSトラン
ジスタ15、17〜17は、各々オンする。今の
場合、イネーブルフューズ21と、アドレスフューズ2
〜22のうち、アドレスフューズ22及び22
が切断されている。したがって、DFF19、20
及び20の入力端Dには、いずれも"L"レベルの電圧
が印加され、DFF20、20〜20の入力端D
には、いずれも電源電圧VDD、すなわち、"H"レベル
の電圧が印加される。
【0044】これにより、"L"レベルのリセット信号/
RESETによりイネーブル状態となったDFF1
9、20及び20は、イネーブルフューズ21、ア
ドレスフューズ22及び22の切断の状態、すなわ
ち、"L"レベルを取り込み保持する。一方、"L"レベル
のリセット信号/RESETによりイネーブル状態と
なったDFF20、20〜20は、アドレスフュ
ーズ22、22〜22の未切断の状態、すなわ
ち、"H"レベルを取り込み保持する。つまり、DFF1
9は、図5(3)に示すように、"L"レベルの置換済信
号/REPを出力し、MOSトランジスタ15のゲ
ート及びアドレスデコーダ35の第1の入力端に供給す
る。一方、DFF20及び20は、いずれも"L"レ
ベルの信号を出力し、対応するイクスクルーシブオアゲ
ート18及び18の第2の入力端に供給する。ま
た、DFF20、20〜20は、いずれも"H"レ
ベルの信号を出力し、対応するイクスクルーシブオアゲ
ート18、18〜18の第2の入力端に供給す
る。
【0045】次に、図5(4)に示すように、プリチャ
ージ信号/PREは"H"レベルのままで、図5(5)
に示すように、このカラム・冗長デコーダ33に対応
する冗長メモリセル列にそれ自体のアドレスとして設定
されているアドレスA、A …、Aを供給する。こ
れにより、アドレスデコーダ35は、第1の入力端に"
L"レベルの置換済信号/REPが、第2の入力端に"
H"レベルのテスト信号TESTが各々供給されている
ので、図5(6)に示すように、カラム冗長選択信号T
CRSを"L"レベルのまま出力する。一方、カラム冗
長選択信号出力回路12は、第1の入力端に"H"レベル
のテスト信号TESTが供給されているので、図5
(7)に示すように、"L"レベルのカラム冗長選択信号
NCRSを出力している。したがって、オアゲート1
3は、いずれも"L"レベルのカラム冗長選択信号TCR
及びNCRSが供給されるので、図5(8)に示
すように、カラム冗長選択信号CRSを"L"レベルの
まま出力する。これにより、対応する冗長メモリセル列
に対して配線されたビット線に接続された図示せぬセン
スアンプが選択状態とはならない。したがって、当該冗
長メモリセル列を構成する複数個の冗長メモリセルの電
気的特性テストのテスト結果は、実際には、上記したス
テップSA2のテストにおいて使用可能(パス(pas
s))と判断されているが、ステップSA6のテストで
は使用不能(フェイル(fail))と判断されることにな
る。なお、図5(5)において、斜線部分は、"H"レベ
ル又は"L"レベルのいずれでも良いことを示している。
【0046】次に、ステップSA5における正規メモリ
セルのテスト結果及びステップSA6における冗長メモ
リセルのテスト結果に基づいて、レーザを用いてカラム
・冗長デコーダ33〜33及びロウ・冗長デコーダ
34〜34のイネーブルヒューズ及びアドレスフュ
ーズをトリミングするためのトリミングデータを作成す
る(ステップSA7)。すなわち、低温時における正規
メモリセルのテストの結果、正規メモリセル領域1aを
構成する正規メモリセル列のうち、欠陥であると判定さ
れたメモリセルを含む正規メモリセル列を、冗長メモリ
セル領域1bを構成する10列の冗長メモリセル列であ
って、低温時における冗長メモリセルのテストの結果欠
陥メモリセルを含まずに使用可能(パス(pass))と判
断されたもののいずれかと置換するためのトリミングデ
ータを作成する。同様にして、冗長メモリセル領域1c
を構成する10行の冗長メモリセル行に対するトリミン
グデータも作成する。次に、ステップSA7の処理で作
成したトリミングデータに基づいて、レーザを用いてカ
ラム・冗長デコーダ33〜33及びロウ・冗長デコ
ーダ34〜34のイネーブルヒューズ及びアドレス
フューズのいずれかを切断するトリミングを行った後
(ステップSA8)、一連の処理を終了する。
【0047】今、ステップSA6におけるテストの結
果、冗長メモリセル領域1bを構成する10列の冗長メ
モリセル列のうち、6列の冗長メモリセル列が使用可能
(パス(pass))と判断され、残り4列の冗長メモリセ
ル列が使用不能(フェイル(fail))と判断されたとす
る。この例では、この使用不能(フェイル(fail))と
判断された4列の冗長メモリセル列は、実際には、ステ
ップSA2におけるテストの結果使用可能(パス(pas
s))と判断されているが、既にステップSA4の処理
において、高温時における正規メモリセルのテストの結
果欠陥であると判定されたメモリセルを含む4列の正規
メモリセル列と置換されているので、使用不能(フェイ
ル(fail))と判断されるに過ぎない。同様に、今、ス
テップSA6におけるテストの結果、冗長メモリセル領
域1cを構成する10行の冗長メモリセル行のうち、5
行の冗長メモリセル行が使用可能(パス(pass))と判
断され、残り5行の冗長メモリセル行が使用不能(フェ
イル(fail))と判断されたとする。この例では、この
使用不能(フェイル(fail))と判断された5行の冗長
メモリセル行は、実際には、ステップSA2におけるテ
ストの結果使用可能(パス(pass))と判断されている
が、既にステップSA4の処理において、高温時におけ
る正規メモリセルのテストの結果欠陥であると判定され
たメモリセルを含む5行の正規メモリセル行と置換され
ているので、使用不能(フェイル(fail))と判断され
るに過ぎない。
【0048】このように、この例の構成によれば、実際
には、2回目の冗長メモリセルのテストの結果、使用可
能(パス(pass))と判断されるような冗長メモリセル
列や冗長メモリセル行であっても、既に欠陥と判定され
たメモリセルを含む、正規メモリセル列や正規メモリセ
ル行と置換されたものについては、そのテストの際
に、"L"レベルの置換済信号/REPを出力すること
により、"L"レベルのカラム冗長選択信号TCRS
出力させ、結果的に当該冗長メモリセル列や冗長メモリ
セル行のテスト結果が使用不能(フェイル(fail))と
判断されるようにしている。これにより、冗長メモリセ
ル列及び冗長メモリセル行は、すべてをまず高温時にお
ける正規メモリセルのテストにて欠陥と判定されたメモ
リセルを救済するために用いた後、残ったものを低温時
における正規メモリセルのテストにて欠陥と判定された
メモリセルを救済するために用いることができる。この
場合、欠陥のある冗長メモリセルを含む冗長メモリセル
列及び冗長メモリセル行は、テスト結果が使用不能(フ
ェイル(fail))と判断されるのはもちろんである。
【0049】したがって、従来のように、半導体ウェハ
の製造条件や統計的な要素の他、経験的な要素を含め
て、複数の冗長メモリセル列及び冗長メモリセル行を2
回のトリミングに割り当てる必要がないので、欠陥メモ
リセルの発生状況が半導体記憶装置の仕様、半導体ウェ
ハのロットや当該半導体ウェハを構成する半導体チップ
ごとに異なった場合であっても、予想外の欠陥メモリセ
ルの発生に対処することができ、最適なメモリセルの救
済ができる。また、従来のように、正常に動作するにも
かかわらず未使用のままとされる冗長メモリセル列や冗
長メモリセル行の数を減少させることができ、冗長メモ
リセルの使用効率を向上させることができる。これによ
り、不良品として廃棄しなければならない半導体チップ
の数を減少させることができ、半導体記憶装置の製品と
しての歩留まりを向上させることができる。この結果、
パターンの微細化とともに欠陥メモリセルが増加する傾
向にある現状にも充分に対処することができる。
【0050】この点、上記プローブテスト工程に用いら
れるテスト装置を構成する記憶装置に各半導体記憶装置
の1回目のテスト結果を記憶しておき、2回目のトリミ
ングデータの作成時に1回目のテスト結果を読み出し、
1回目及び2回目両方のテスト結果に基づいて2回目の
トリミングデータを作成することが考えられる。しか
し、何万個もの半導体記憶装置のテスト結果を記憶する
ための大規模な記憶容量が必要であるとともに、そのテ
スト結果を読み出して当該半導体記憶装置と照合するの
にも時間がかかったり、その照合を実現するためのプロ
グラムを作成するのにも時間がかかってしまう。さら
に、この手法によれば、個々の半導体記憶装置ごとにシ
リアルに2回目のトリミングデータを作成しなければな
らず、時間がかかってしまう。これに対し、以上説明し
たこの例の構成によれば、2回目の冗長メモリセルのテ
ストにおいて結果的に1回目のテスト結果が反映される
ことになるので、複数個の半導体記憶装置をパラレルに
処理することができ、時間を短縮することができる。こ
れにより、上記プローブテスト工程全体の処理時間を上
記手法よりも短縮することができ、コストをダウンさせ
ることができる。
【0051】B.第2の実施例 次に、この発明の第2の実施例について説明する。図6
は、この発明の第2の実施例である半導体記憶装置の構
成を示すブロック図である。この図において、図1の各
部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省
略する。この図に示す半導体記憶装置においては、図1
に示すカラム・冗長デコーダ群31及びロウ・冗長デコ
ーダ群32に換えて、カラム・冗長デコーダ群41及び
ロウ・冗長デコーダ群42が新たに設けられている。ま
た、図6においては、3ステートバッファ43が新たに
設けられている。
【0052】カラム・冗長デコーダ群41は、冗長メモ
リセル領域1bを構成するm個の冗長メモリセル列に対
応して設けられたm個のカラム・冗長デコーダ44
44 を有する。各カラム・冗長デコーダ44〜44
は、コントローラ6から供給される、テスト信号TE
ST、プリチャージ信号/PRE及びリセット信号/
RESET、並びに内部アドレスA〜Aに基づい
て、対応する冗長メモリセル列に対して配線されたビッ
ト線を選択状態とするためのm個のカラム冗長選択信号
CRS〜CRSを各々出力する。また、各カラム・
冗長デコーダ44〜44は、上記プローブテスト工
程の際に、対応する冗長メモリセル列が既に欠陥と判定
されたメモリセルを含む正規メモリセル列と置換されて
いる場合には、その旨を示す"H"レベルのカラム冗長置
換済信号CREP〜CREPを3ステートバッファ
43に供給する。
【0053】ロウ・冗長デコーダ群42は、冗長メモリ
セル領域1cを構成するn個の冗長メモリセル行に対応
して設けられたn個のロウ・冗長デコーダ45〜45
を有する。各ロウ・冗長デコーダ45〜45は、
コントローラ6から供給される、テスト信号TEST、
プリチャージ信号/PRE及びリセット信号/RES
ET、並びに上記内部アドレスA〜Aに基づい
て、対応する冗長メモリセル行に対して配線されたワー
ド線を選択状態とするためのm個のロウ冗長選択信号R
RS〜RRSを各々出力する。また、各ロウ・冗長
デコーダ45〜45は、上記プローブテスト工程の
際に、対応する冗長メモリセル行が既に欠陥と判定され
たメモリセルを含む正規メモリセル行と置換されている
場合には、その旨を示す"H"レベルのロウ冗長置換済信
号RREP〜RREPを3ステートバッファ43に
供給する。
【0054】3ステートバッファ43は、カラム・冗長
デコーダ44〜44から供給されるカラム冗長置換
済信号CREP〜CREP及びロウ・冗長デコーダ
45 〜45から供給されるロウ冗長置換済信号RR
EP〜RREPに基づいて、入出力回路8を構成す
るデータアンプから供給されるデータを、3ステート、
すなわち、"H"レベルの状態、"L"レベルの状態及びハ
イインピーダンス状態で出力する。すなわち、3ステー
トバッファ43は、カラム冗長置換済信号CREP
CREP及びロウ冗長置換済信号RREP〜RRE
のいずれもが"L"レベルである場合には、入出力回
路8を構成するデータアンプから供給されるデータをそ
の値に応じて"H"レベルの状態又は"L"レベルの状態で
出力する。一方、カラム冗長置換済信号CREP〜C
REP又はロウ冗長置換済信号RREP〜RREP
のいずれかが"H"レベルである場合には、3ステート
バッファ43は、入出力回路8を構成するデータアンプ
から供給されるデータをハイインピーダンス状態で出力
する。なお、3ステートバッファ43は、外部から供給
されるデータについてはそのまま入出力回路8に供給す
る。
【0055】次に、カラム・冗長デコーダ群41を構成
するカラム冗長デコーダ44の構成について図7を参
照して説明する。この図において、図2の各部に対応す
る部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。こ
の図に示すカラム冗長デコーダ44においては、カラ
ム冗長置換済信号出力回路46が新たに設けられてい
る。カラム冗長置換済信号出力回路46は、この例の半
導体記憶装置の電気的特性等を検査するプローブテスト
工程の際に、第1の入力端に"H"レベルのテスト信号T
ESTが供給されるとともに、第2の入力端に"L"レベ
ルの置換済信号/REPが供給されると、"H"レベル
のカラム冗長置換済信号CREPを出力する。なお、
カラム冗長デコーダ44〜44の構成及びロウ・冗
長デコーダ群42を構成するロウ冗長デコーダ45
45の構成については、入出力される信号や各構成要
素の個数が異なる以外はカラム冗長デコーダ44の構
成と略同一であるので、その説明を省略する。
【0056】次に、上記構成の半導体記憶装置の動作に
ついて説明する。まず、前提として、m=n=10、す
なわち、冗長メモリセル列が10列であり、冗長メモリ
セル行が10行であるとする。そして、10列の冗長メ
モリセル列及び10行の冗長メモリセル行は、高温時の
テストにて欠陥と判定されたメモリセル又は低温時のテ
ストにて欠陥と判定されたメモリセルを各々救済するた
めとして特に割り当てることなく、すべてをまず高温時
のテストにて欠陥と判定されたメモリセルを救済するた
めに用いた後、残ったものを低温時のテストにて欠陥と
判定されたメモリセルを救済するために用いるものとす
る。また、初期状態として、カラム・冗長デコーダ群4
1を構成するカラム冗長デコーダ44〜44及びロ
ウ・冗長デコーダ群42を構成するロウ冗長デコーダ4
〜45においては、イネーブルフューズ及びアド
レスフューズは、いずれも未切断の状態であるとする。
さらに、初期状態では、カラム冗長デコーダ44〜4
及びロウ冗長デコーダ45〜45は、いずれ
も"L"レベルのカラム冗長置換済信号CREP〜CR
EP及びロウ冗長置換済信号RREP〜RREP
を出力するものとする。
【0057】次に、上記構成の半導体記憶装置のプロー
ブテスト工程及び動作について説明する。なお、プロー
ブテスト工程のフローの概略については、従来と同様で
あるので、図13を流用して説明する。まず、半導体記
憶装置が多数形成された半導体ウェハをデータ保持時間
が規格よりも短い欠陥メモリセルが発生しやすい高温下
において、メモリセル・アレイ1の正規メモリセル領域
1aに所定のテスト情報を供給して電気的特性テストを
行う(ステップSA1)。
【0058】次に、上記半導体ウェハを上記高温下にお
いたままで、メモリセル・アレイ1の冗長メモリセル領
域1b及び1cに所定のテスト情報を供給してステップ
SA1と同様の電気的特性テストを行う(ステップSA
2)。ここで、電気的特性テスト時におけるカラム・冗
長デコーダ44の動作について、図7に示す回路図及
び図8に示すタイミング・チャートを参照して説明す
る。まず、図8(1)に示すように、テスト信号TES
Tを"H"レベルに設定した後、図8(2)に示すよう
に、リセット信号/RESETを所定期間"L"レベル
とする。これにより、インバータ23がリセット信号/
RESETを反転してMOSトランジスタ15、1
〜17の各ゲートに供給するので、MOSトラン
ジスタ15、17〜17は、各々オンする。今の
場合、イネーブルフューズ21及びアドレスフューズ2
〜22は、いずれも未切断のままである。したが
って、DFF19及び20〜20の入力端Dには、
いずれも電源電圧VDD、すなわち、"H"レベルの電圧
が印加される。これにより、"L"レベルのリセット信号
/RESETによりイネーブル状態となったDFF1
9及び20〜20は、イネーブルフューズ21及び
アドレスフューズ22〜22の未切断の状態、すな
わち、"H"レベルを取り込み保持する。つまり、DFF
19は、図8(3)に示すように、"H"レベルの置換済
信号/REPを出力し、MOSトランジスタ15
ゲート、アドレスデコーダ35の第1の入力端及びカラ
ム冗長置換済信号出力回路46の第2の入力端に供給す
る。一方、DFF20〜20は、いずれも"H"レベ
ルの信号を出力し、対応するイクスクルーシブオアゲー
ト18〜18の第2の入力端に供給する。
【0059】次に、図8(4)に示すように、プリチャ
ージ信号/PREは"H"レベルのままで、図8(5)
に示すように、このカラム・冗長デコーダ44に対応
する冗長メモリセル列にそれ自体のアドレスとして設定
されているアドレスA、A …、Aを供給する。こ
れにより、アドレスデコーダ35は、第1の入力端に"
H"レベルの置換済信号/REPが、第2の入力端に"
H"レベルのテスト信号TESTが各々供給されている
ので、図8(6)に示すように、"H"レベルのカラム冗
長選択信号TCRSを出力する。一方、カラム冗長選
択信号出力回路12は、第1の入力端に"H"レベルのテ
スト信号TESTが供給されているので、図8(7)に
示すように、"L"レベルのカラム冗長選択信号NCRS
を出力している。したがって、オアゲート13は、図
8(8)に示すように、"H"レベルのカラム冗長選択信
号CRSを出力する。また、カラム冗長置換済信号出
力回路46は、第1の入力端に"H"レベルのテスト信号
TESTが、第2の入力端に"H"レベルの置換済信号/
REPが供給されるので、図8(9)に示すように、
カラム冗長置換済信号CREPを"L"レベルのまま出
力する。
【0060】これにより、対応する冗長メモリセル列に
対して配線されたビット線に接続された図示せぬセンス
アンプが選択状態となるので、当該冗長メモリセル列を
構成する複数個の冗長メモリセルの電気的特性テストが
可能となる。また、3ステートバッファ43は、カラム
冗長置換済信号/CREPが"L"レベルのまま供給さ
れるので、入出力回路8を構成するデータアンプから供
給されるデータをその値に応じて"H"レベルの状態又
は"L"レベルの状態で出力する。なお、図8(5)にお
いて、斜線部分は、"H"レベル又は"L"レベルのいずれ
でも良いことを示している。
【0061】次に、ステップSA1における正規メモリ
セルのテスト結果及びステップSA2における冗長メモ
リセルのテスト結果に基づいて、レーザを用いてカラム
・冗長デコーダ44〜44及びロウ・冗長デコーダ
45〜45のイネーブルヒューズ及びアドレスフュ
ーズをトリミングするためのトリミングデータを作成す
る(ステップSA3)。すなわち、高温時における正規
メモリセルのテストの結果、正規メモリセル領域1aを
構成する正規メモリセル列のうち、欠陥であると判定さ
れたメモリセルを含む正規メモリセル列を、冗長メモリ
セル領域1bを構成する10列の冗長メモリセル列であ
って、冗長メモリセルのテストの結果欠陥メモリセルを
含まずに使用可能(パス(pass))と判断されたものの
いずれかと置換するためのトリミングデータを作成す
る。同様にして、冗長メモリセル領域1cを構成する1
0行の冗長メモリセル行に対するトリミングデータも作
成する。
【0062】この例では、ステップSA2におけるテス
トの結果、冗長メモリセル領域1bを構成する10列の
冗長メモリセル列のすべてが使用可能(パス(pass))
と判断されたものとし、そのうち、4列をステップSA
1におけるテストの結果、欠陥であると判定されたメモ
リセルを含む4列の正規メモリセル列と置換するものと
する。同様に、ステップSA2におけるテストの結果、
冗長メモリセル領域1cを構成する10行の冗長メモリ
セル行のすべてが使用可能(パス(pass))と判断され
たものとし、そのうち、5行をステップSA1における
テストの結果、欠陥であると判定されたメモリセルを含
む5行の正規メモリセル行と置換するものとする。
【0063】次に、ステップSA3の処理で作成したト
リミングデータに基づいて、レーザを用いてカラム・冗
長デコーダ44〜44及びロウ・冗長デコーダ45
〜45のイネーブルフューズ及びアドレスフューズ
のいずれかを切断するトリミングを行う(ステップSA
4)。ここで、図9にトリミングした結果の一例を示
す。図9の例では、イネーブルフューズ21と、アドレ
スフューズ22〜22 のうち、アドレスフューズ2
及び22が切断されている。
【0064】次に、上記半導体ウェハをコンタクトが不
良な欠陥メモリセルが発生しやすい低温下において、メ
モリセル・アレイ1の正規メモリセル領域1aに所定の
テスト情報を供給して電気的特性テストを行う(ステッ
プSA5)。次に、上記半導体ウェハを上記低温下にお
いたままで、メモリセル・アレイ1の冗長メモリセル領
域1b及び1cに所定のテスト情報を供給してステップ
SA5と同様の電気的特性テストを行う(ステップSA
6)。ここで、電気的特性テスト時におけるカラム・冗
長デコーダ44の動作について、図9に示す回路図及
び図10に示すタイミング・チャートを参照して説明す
る。まず、図10(1)に示すように、テスト信号TE
STを"H"レベルに設定した後、図10(2)に示すよ
うに、リセット信号/RESETを所定期間"L"レベ
ルとする。これにより、インバータ23がリセット信号
/RESETを反転してMOSトランジスタ15
17〜17の各ゲートに供給するので、MOSトラ
ンジスタ15、17〜17は、各々オンする。今
の場合、イネーブルフューズ21と、アドレスフューズ
22〜22のうち、アドレスフューズ22及び2
が切断されている。したがって、DFF19、20
及び20の入力端Dには、いずれも"L"レベルの電
圧が印加され、DFF20、20〜20の入力端
Dには、いずれも電源電圧VDD、すなわち、"H"レベ
ルの電圧が印加される。
【0065】これにより、"L"レベルのリセット信号/
RESETによりイネーブル状態となったDFF1
9、20及び20は、イネーブルフューズ21、ア
ドレスフューズ22及び22の切断の状態、すなわ
ち、"L"レベルを取り込み保持する。一方、"L"レベル
のリセット信号/RESETによりイネーブル状態と
なったDFF20、20〜20は、アドレスフュ
ーズ22、22〜22の未切断の状態、すなわ
ち、"H"レベルを取り込み保持する。つまり、DFF1
9は、図10(3)に示すように、"L"レベルの置換済
信号/REPを出力し、MOSトランジスタ15
ゲート及びアドレスデコーダ35の第1の入力端に供給
する。一方、DFF20及び20は、いずれも"L"
レベルの信号を出力し、対応するイクスクルーシブオア
ゲート18及び18の第2の入力端に供給する。ま
た、DFF20、20〜20は、いずれも"H"レ
ベルの信号を出力し、対応するイクスクルーシブオアゲ
ート18、18〜18の第2の入力端に供給す
る。
【0066】次に、図10(4)に示すように、プリチ
ャージ信号/PREは"H"レベルのままで、図10
(5)に示すように、このカラム・冗長デコーダ44
に対応する冗長メモリセル列にそれ自体のアドレスとし
て設定されているアドレスA、A…、Aを供給す
る。これにより、アドレスデコーダ35は、第1の入力
端に"L"レベルの置換済信号/REPが、第2の入力
端に"H"レベルのテスト信号TESTが各々供給されて
いるので、図10(6)に示すように、カラム冗長選択
信号TCRSを"L"レベルのまま出力する。一方、カ
ラム冗長選択信号出力回路12は、第1の入力端に"H"
レベルのテスト信号TESTが供給されているので、図
10(7)に示すように、"L"レベルのカラム冗長選択
信号NCRSを出力している。したがって、オアゲー
ト13は、いずれも"L"レベルのカラム冗長選択信号T
CRS及びNCRSが供給されるので、図10
(8)に示すように、カラム冗長選択信号CRSを"
L"レベルのまま出力する。また、カラム冗長置換済信
号出力回路46は、第1の入力端に"H"レベルのテスト
信号TESTが、第2の入力端に"L"レベルの置換済信
号/REPが供給されるので、図10(9)に示すよ
うに、"H"レベルのカラム冗長置換済信号CREP
出力する。なお、図10(5)において、斜線部分
は、"H"レベル又は"L"レベルのいずれでも良いことを
示している。
【0067】これにより、対応する冗長メモリセル列に
対して配線されたビット線に接続された図示せぬセンス
アンプが選択状態とはならない。また、3ステートバッ
ファ43は、"H"レベルのカラム冗長置換済信号/CR
EPが供給されるので、入出力回路8を構成するデー
タアンプから供給されるデータをハイインピーダンス状
態で出力する。したがって、当該冗長メモリセル列を構
成する複数個の冗長メモリセルの電気的特性テストのテ
スト結果は、実際には、上記したステップSA2のテス
トにおいて使用可能(パス(pass))と判断されている
が、3ステートバッファ43の出力がハイインピーダン
ス状態となることにより、ステップSA6のテストでは
使用不能(フェイル(fail))であると、上記した第1
の実施例の場合と比べて明確に判断されることになる。
【0068】次に、ステップSA5における正規メモリ
セルのテスト結果及びステップSA6における冗長メモ
リセルのテスト結果に基づいて、レーザを用いてカラム
・冗長デコーダ44〜44及びロウ・冗長デコーダ
45〜45のイネーブルヒューズ及びアドレスフュ
ーズをトリミングするためのトリミングデータを作成す
る(ステップSA7)。すなわち、低温時における正規
メモリセルのテストの結果、正規メモリセル領域1aを
構成する正規メモリセル列のうち、欠陥であると判定さ
れたメモリセルを含む正規メモリセル列を、冗長メモリ
セル領域1bを構成する10列の冗長メモリセル列であ
って、低温時における冗長メモリセルのテストの結果欠
陥メモリセルを含まずに使用可能(パス(pass))と判
断されたもののいずれかと置換するためのトリミングデ
ータを作成する。同様にして、冗長メモリセル領域1c
を構成する10行の冗長メモリセル行に対するトリミン
グデータも作成する。次に、ステップSA7の処理で作
成したトリミングデータに基づいて、レーザを用いてカ
ラム・冗長デコーダ44〜44及びロウ・冗長デコ
ーダ45〜45のイネーブルヒューズ及びアドレス
フューズのいずれかを切断するトリミングを行った後
(ステップSA8)、一連の処理を終了する。
【0069】今、ステップSA6におけるテストの結
果、冗長メモリセル領域1bを構成する10列の冗長メ
モリセル列のうち、6列の冗長メモリセル列が使用可能
(パス(pass))と判断され、残り4列の冗長メモリセ
ル列が使用不能(フェイル(fail))と判断されたとす
る。この例では、この使用不能(フェイル(fail))と
判断された4列の冗長メモリセル列は、実際には、ステ
ップSA2におけるテストの結果使用可能(パス(pas
s))と判断されているが、既にステップSA4の処理
において、高温時における正規メモリセルのテストの結
果欠陥であると判定されたメモリセルを含む4列の正規
メモリセル列と置換されているので、使用不能(フェイ
ル(fail))と判断されるに過ぎない。同様に、今、ス
テップSA6におけるテストの結果、冗長メモリセル領
域1cを構成する10行の冗長メモリセル行のうち、5
行の冗長メモリセル行が使用可能(パス(pass))と判
断され、残り5行の冗長メモリセル行が使用不能(フェ
イル(fail))と判断されたとする。この例では、この
使用不能(フェイル(fail))と判断された5行の冗長
メモリセル行は、実際には、ステップSA2におけるテ
ストの結果使用可能(パス(pass))と判断されている
が、既にステップSA4の処理において、高温時におけ
る正規メモリセルのテストの結果欠陥であると判定され
たメモリセルを含む5行の正規メモリセル行と置換され
ているので、使用不能(フェイル(fail))と判断され
るに過ぎない。
【0070】このように、この例の構成によれば、プロ
ーブテスト工程の際に、"L"レベルの置換済信号/RE
が供給されると、"H"レベルのカラム冗長置換済信
号CREPを出力するカラム冗長置換済信号出力回路
46と、"H"レベルのカラム冗長置換済信号CREP
が供給されると、入出力回路8を構成するデータアンプ
から供給されるデータをハイインピーダンス状態で出力
する3ステートバッファ43とを設けている。したがっ
て、この例の構成によれば、上記した第1の実施例によ
り得られる効果の他、既に欠陥メモリセルを含む正規メ
モリセル列又は正規メモリセル行と置換された冗長メモ
リセル列や冗長メモリセル行について、2回目の冗長メ
モリセルのテストにおいて使用不能(フェイル(fai
l))であると、上記した第1の実施例の場合と比べて
明確に判断されるという効果が得られる。
【0071】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
の各実施例においては、1回目のテストをデータ保持時
間が規格よりも短い欠陥メモリセルが発生しやすい高温
下で行った後、2回目のテストをコンタクトが不良な欠
陥メモリセルが発生しやすい低温下で行う例を示した
が、これに限定されない。例えば、1回目のテストをコ
ンタクトが不良な欠陥メモリセルが発生しやすい低温下
で行った後、2回目のテストをデータ保持時間が規格よ
りも短い欠陥メモリセルが発生しやすい高温下で行うよ
うにしても良い。さらに、テストの回数は2回に限ら
ず、1回のみ、又は、3回、4回、5回以上でも良い。
例えば、1回目のテストでは、上記高温下において主要
なテストを行い、2回目のテストでは、上記低温下にお
いて主要なテストを行い、3回目のテストでは、上記高
温下において補充的なテストを行い、4回目のテストで
は上記低温下において補充的なテストを行うようにして
も良い。また、1回目のテストでは、上記高温下におい
て主要なテストを行い、2回目のテストでは、上記低温
下において主要なテスト及び補充的なテストを行い、3
回目のテストでは、上記高温下において補充的なテスト
を行うようにしても良い。テスト時の温度も、高温、低
温だけでなく、常温、あるいは高温や低温でも2段階、
3段階に分けても良い。
【0072】また、上述の各実施例では、冗長メモリセ
ル列又は冗長メモリセル行が既に置換済みであるか否か
について、2回目の冗長メモリセルのテストにおいて使
用不能(フェイル(fail))であると判断されることに
より間接的に把握される例を示したが、これに限定され
ない。例えば、コントローラ6の内部にレジスタ等の記
憶手段を設けるとともに、カラム冗長選択信号CRS
〜CRS及びロウ冗長選択信号RRS〜RRS
コントローラ6に供給するように構成し、1回目のトリ
ミングの際にいずれの冗長メモリセル列又は冗長メモリ
セル行が既に置換済みであるかを記憶手段に記憶し、2
回目の冗長メモリセルのテスト時にコントローラ6が記
憶手段を参照して置換済みの冗長メモリセル列又は冗長
メモリセル行に対応するカラム・冗長デコーダやロウ・
冗長デコーダには当初よりテスト信号TEST、リセッ
ト信号/RESET又は/RESET、プリチャー
ジ信号/PRE又は/PREを供給しないようにし
ても良い。このように構成すれば、テスト時間を短縮す
ることができる。あるいは、コントローラ6は、上記記
憶手段の記憶内容を外部からの要求に応じて出力するよ
うに構成しても良い。なお、上記記憶手段には、第1回
目のトリミング時にテスト者がいずれの冗長メモリセル
列又は冗長メモリセル行を置換に使用したかを記憶する
ように構成しても良い。
【0073】また、上述の第2の実施例においては、カ
ラム・冗長デコーダ44〜44及びロウ・冗長デコ
ーダ45〜45は、対応する冗長メモリセル列又は
冗長メモリセル行が置換済みである場合には、"L"レベ
ルのカラム冗長選択信号CRS〜CRS及びロウ冗
長選択信号RRS〜RRSを各々出力するととも
に、"H"レベルのカラム冗長置換済信号CREP〜C
REP及びロウ冗長置換済信号RREP〜RREP
を各々出力する例を示したが、これに限定されず、"
H"レベルのカラム冗長置換済信号CREP〜CRE
及びロウ冗長置換済信号RREP〜RREP
けを各々出力するように構成しても良い。また、上述の
各実施例においては、欠陥メモリセルとして、データ保
持時間が規格よりも短いものや、コンタクトが不良なも
のである例を示したが、これに限定されない。例えば、
メモリセル自体ではなく、メモリセルを選択するための
ワード線やビット線のコンタクトが不良な場合や、列方
向に配置されたセンスアンプ、リード/ライトバッファ
などが不良な場合もある。また、上述の各実施例におい
ては、半導体記憶装置は、冗長メモリセル列及び冗長メ
モリセル行の両方が設けられている例を示したが、これ
に限定されず、いずれか一方だけが設けられていても良
い。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、正規メモリセル領域と冗長メモリセル領域とを
備えてなるメモリセル・アレイを有し、正規メモリセル
領域及び冗長メモリセル領域に関して欠陥の有無がテス
トされ、正規メモリセル領域の欠陥を有するメモリセル
列又はメモリセル行が冗長メモリセル列又は冗長メモリ
セル行に置換される半導体記憶装置であって、冗長メモ
リセル領域に関するテストにおいて、冗長メモリセル列
又は冗長メモリセル行が置換済みである場合には、当該
冗長メモリセル列又は当該冗長メモリセル行を置換の対
象から除外すべきと判断されるように構成している。し
たがって、欠陥メモリセルの発生状況の変化に影響を受
けずに最適なメモリセルの救済ができ、冗長メモリセル
の使用効率や製品としての歩留まりを向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である半導体記憶装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】同装置を構成するカラム・冗長デコーダ33
の構成を示す回路図である。
【図3】同装置におけるプローブテスト工程時のカラム
・冗長デコーダ33の動作を説明するためのタイミン
グ・チャートである。
【図4】イネーブルフューズ21、アドレスフューズ2
及び22が切断された後のカラム・冗長デコーダ
33の構成を示す回路図である。
【図5】同装置におけるプローブテスト工程時のカラム
・冗長デコーダ33の動作を説明するためのタイミン
グ・チャートである。
【図6】この発明の第2の実施例である半導体記憶装置
の構成を示すブロック図である。
【図7】同装置を構成するカラム・冗長デコーダ44
の構成を示す回路図である。
【図8】同装置におけるプローブテスト工程時のカラム
・冗長デコーダ44の動作を説明するためのタイミン
グ・チャートである。
【図9】イネーブルフューズ21、アドレスフューズ2
及び22が切断された後のカラム・冗長デコーダ
44の構成を示す回路図である。
【図10】同装置におけるプローブテスト工程時のカラ
ム・冗長デコーダ44の動作を説明するためのタイミ
ング・チャートである。
【図11】従来の半導体記憶装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図12】同装置を構成するカラム・冗長デコーダ9
の構成例を示す回路図である。
【図13】同装置のプローブテスト工程を説明するため
のフローチャートである。
【図14】同装置におけるプローブテスト工程時のカラ
ム・冗長デコーダ9の動作を説明するためのタイミン
グ・チャートである。
【図15】イネーブルフューズ21、アドレスフューズ
22及び22が切断された後のカラム・冗長デコー
ダ9の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 メモリセル・アレイ 1a 正規メモリセル領域 1b,1c 冗長メモリセル領域 31,41 カラム・冗長デコーダ群 32,42 ロウ・冗長デコーダ群 33〜33,44〜44 カラム・冗長デコー
ダ 34〜34,45〜45 ロウ・冗長デコーダ 35 アドレスデコーダ 43 3ステートバッファ 46 カラム冗長置換済信号出力回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11C 17/00 G11C 17/00 639A 5M024 11/34 371A 371D Fターム(参考) 2G132 AA08 AB01 AB14 AD01 AD15 AE08 AE22 AE27 AF01 AF14 AK08 AK12 AK20 AL12 5B003 AA05 AB05 AD08 AE01 AE04 5B015 KA28 KB09 KB36 KB44 NN09 5B025 AD02 AD13 AD16 AE09 5L106 AA01 AA02 AA08 AA09 AA10 CC04 CC17 CC24 DD00 EE07 5M024 AA91 BB07 BB30 BB40 CC50 CC70 DD60 DD62 DD63 DD80 HH10 MM10 MM12 MM13 MM15 PP01 PP02 PP03 PP07 PP10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の記憶容量に対応した複数のメモリ
    セルがマトリックス状に配置された正規メモリセル領域
    と、少なくとも複数の冗長メモリセル列及び複数の冗長
    メモリセル行のいずれか一方により構成される冗長メモ
    リセル領域とを備えてなるメモリセル・アレイを有し、
    前記正規メモリセル領域及び前記冗長メモリセル領域に
    関して欠陥の有無がテストされ、前記正規メモリセル領
    域の欠陥を有するメモリセル列又はメモリセル行が前記
    冗長メモリセル列又は前記冗長メモリセル行に置換され
    る半導体記憶装置であって、 前記冗長メモリセル領域に関する前記テストにおいて、
    前記冗長メモリセル列又は前記冗長メモリセル行が置換
    済みである場合には、当該冗長メモリセル列又は当該冗
    長メモリセル行を置換の対象から除外すべきと判断され
    るように構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 所定の記憶容量に対応した複数のメモリ
    セルがマトリックス状に配置された正規メモリセル領域
    と、少なくとも複数の冗長メモリセル列及び複数の冗長
    メモリセル行のいずれか一方により構成される冗長メモ
    リセル領域とを備えてなるメモリセル・アレイと、少な
    くとも、前記複数の冗長メモリセル列に対応して設けら
    れ、対応する前記冗長メモリセル列に対して配線された
    ビット線を選択状態とするための複数のカラム冗長選択
    信号を各々出力する複数のカラム・冗長デコーダ及び前
    記複数の冗長メモリセル行に対応して設けられ、対応す
    る冗長メモリセル行に対して配線されたワード線を選択
    状態とするためのロウ冗長選択信号を各々出力する複数
    のロウ・冗長デコーダのいずれか一方を有し、前記正規
    メモリセル領域及び前記冗長メモリセル領域に関して欠
    陥の有無がテストされ、前記正規メモリセル領域の欠陥
    を有するメモリセル列又はメモリセル行が前記冗長メモ
    リセル列又は前記冗長メモリセル行に置換される半導体
    記憶装置であって、 少なくとも前記複数のカラム・冗長デコーダ及び前記複
    数のロウ・冗長デコーダのいずれか一方は、前記冗長メ
    モリセル列又は前記冗長メモリセル行に関する前記テス
    トにおいて、前記冗長メモリセル列又は前記冗長メモリ
    セル行が置換済みである場合には、対応する前記ワード
    線又は対応する前記ビット線を非選択状態とするための
    前記ロウ冗長選択信号又は前記カラム冗長選択信号を各
    々出力することを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記複数の冗長メモリセル列
    及び複数の冗長メモリセル行のいずれか一方ごとに、対
    応する前記ワード線又は対応する前記ビット線を非選択
    状態とするための前記ロウ冗長選択信号又は前記カラム
    冗長選択信号を記憶する記憶手段を備えてなることを特
    徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 所定の記憶容量に対応した複数のメモリ
    セルがマトリックス状に配置された正規メモリセル領域
    と、少なくとも複数の冗長メモリセル列及び複数の冗長
    メモリセル行のいずれか一方により構成される冗長メモ
    リセル領域とを備えてなるメモリセル・アレイと、少な
    くとも、前記複数の冗長メモリセル列に対応して設けら
    れ、対応する前記冗長メモリセル列に対して配線された
    ビット線を選択状態とするための複数のカラム冗長選択
    信号を各々出力する複数のカラム・冗長デコーダ及び前
    記複数の冗長メモリセル行に対応して設けられ、対応す
    る冗長メモリセル行に対して配線されたワード線を選択
    状態とするためのロウ冗長選択信号を各々出力する複数
    のロウ・冗長デコーダのいずれか一方を有し、前記正規
    メモリセル領域及び前記冗長メモリセル領域に関して欠
    陥の有無がテストされ、前記正規メモリセル領域の欠陥
    を有するメモリセル列又はメモリセル行が前記冗長メモ
    リセル列又は前記冗長メモリセル行に置換される半導体
    記憶装置であって、 少なくとも前記複数のカラム・冗長デコーダ及び前記複
    数のロウ・冗長デコーダのいずれか一方は、前記冗長メ
    モリセル列又は前記冗長メモリセル行に関する前記テス
    トにおいて、前記冗長メモリセル列又は前記冗長メモリ
    セル行が置換済みである場合には、対応する前記ワード
    線又は対応する前記ビット線を非選択状態とするための
    前記ロウ冗長選択信号又は前記カラム冗長選択信号を各
    々出力するとともに、又は、対応する前記ワード線又は
    対応する前記ビット線を非選択状態とするための前記ロ
    ウ冗長選択信号又は前記カラム冗長選択信号に換えて、
    前記メモリセル・アレイに書き込み又は読み出しをされ
    るデータが入出力される入出力回路の出力端子をハイイ
    ンピーダンス状態とするための冗長置換済信号を各々出
    力することを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記複数の冗長メモリセル列
    及び複数の冗長メモリセル行のいずれか一方ごとに、前
    記対応する前記ワード線又は対応する前記ビット線を非
    選択状態とするための前記ロウ冗長選択信号又は前記カ
    ラム冗長選択信号、又は前記冗長置換済信号のいずれか
    一方又は両方を記憶する記憶手段を備えてなることを特
    徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 マトリックス状に配置された複数のメモ
    リセルからなる正規メモリセル領域と、前記正規メモリ
    セルの不良メモリセルを置換するために設けられた複数
    の冗長メモリセルからなる冗長メモリセル領域と、供給
    されたアドレス信号基づいて前記冗長メモリセルを選択
    すべきか否かを判定し判定結果に基づいて前記冗長メモ
    リセルを選択する第1の選択手段と、前記冗長メモリセ
    ルが置換済みか否かを記憶する記憶手段と、供給された
    前記アドレス信号に対応する前記冗長メモリセルをテス
    ト信号及び前記記憶手段の記憶内容に応じて強制的に選
    択する第2の選択手段とを備えてなることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 所定の記憶容量に対応した複数のメモリ
    セルがマトリックス状に配置された正規メモリセル領域
    と、少なくとも複数の冗長メモリセル列及び複数の冗長
    メモリセル行のいずれか一方により構成される冗長メモ
    リセル領域とを備えてなるメモリセル・アレイを有する
    半導体装置の前記正規メモリセル領域及び前記冗長メモ
    リセル領域に関して欠陥の有無をテストし、前記正規メ
    モリセル領域の欠陥を有するメモリセル列又はメモリセ
    ル行を前記冗長メモリセル列又は前記冗長メモリセル行
    に置換するメモリセルの救済方法であって、 前記正規メモリセル領域及び前記冗長メモリセル領域に
    関する前記テストの結果に基づいて、前記正規メモリセ
    ル領域の欠陥を有するメモリセル列又はメモリセル行を
    前記冗長メモリセル列又は前記冗長メモリセル行に置換
    するとともに、置換済みの前記冗長メモリセル列又は前
    記冗長メモリセル行が前記冗長メモリセル領域に関する
    前記テストにおいて欠陥を有する前記冗長メモリセル列
    又は前記冗長メモリセル行と判断されるように設定する
    ことを特徴とするメモリセルの救済方法。
  8. 【請求項8】 前記設定は、前記冗長メモリセル領域に
    関する前記テストにおいて、置換済みの前記冗長メモリ
    セル列又は前記冗長メモリセル行の対応するワード線又
    は対応するビット線が非選択状態となるように行うこと
    を特徴とする請求項7記載のメモリセルの救済方法。
  9. 【請求項9】 前記設定は、前記冗長メモリセル領域に
    関する前記テストにおいて、前記メモリセル・アレイに
    書き込み又は読み出しをされるデータが入出力される入
    出力回路の出力端子をハイインピーダンス状態とさせる
    ように行うことを特徴とする請求項7又は8記載のメモ
    リセルの救済方法。
  10. 【請求項10】 所定の記憶容量に対応した複数のメモ
    リセルがマトリックス状に配置された正規メモリセル領
    域と、少なくとも複数の冗長メモリセル列及び複数の冗
    長メモリセル行のいずれか一方により構成される冗長メ
    モリセル領域とを備えてなるメモリセル・アレイを有す
    る半導体装置の前記正規メモリセル領域及び前記冗長メ
    モリセル領域に関して欠陥の有無をテストし、前記正規
    メモリセル領域の欠陥を有するメモリセル列又はメモリ
    セル行を前記冗長メモリセル列又は前記冗長メモリセル
    行に置換するメモリセルの救済方法であって、 前記正規メモリセル領域及び前記冗長メモリセル領域に
    関する前記テストの結果に基づいて、前記正規メモリセ
    ル領域の欠陥を有するメモリセル列又はメモリセル行を
    前記冗長メモリセル列又は前記冗長メモリセル行に置換
    するとともに、少なくとも前記複数の冗長メモリセル列
    及び複数の冗長メモリセル行のいずれか一方ごとに、置
    換済みであるか否かに対応したデータを前記半導体記憶
    装置内部に設けられた記憶手段に記憶し、 前記冗長メモリセル領域に関する前記テストにおいて
    は、前記記憶手段に記憶されたデータに基づいて、前記
    冗長メモリセル領域を構成する複数の冗長メモリセル列
    又は複数の冗長メモリセル行のうち、置換済みの前記冗
    長メモリセル列又は前記冗長メモリセル行以外について
    前記テストを行うことを特徴とするメモリセルの救済方
    法。
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