JP2007063527A - インクジェット用インク組成物 - Google Patents

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    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/36Inkjet printing inks based on non-aqueous solvents

Abstract

【課題】 高い吐出信頼性を有し、高品質な画像を普通紙に印刷でき、しかも、オフィスや家庭で使用されている透明ファイルの膨潤や破損を引き起こさないインクジェット用インク組成物を提供する。
【解決手段】 顔料と分散剤とポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒とを含有するインクジェット用インク組成物である。前記ポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒は、この溶媒全体の50〜90wt%を占めるテトラエチレングリコールモノブチルエーテルと、残部を占めるトリエチレングリコールモノブチルエーテルとからなることを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、インクジェット用インク組成物に関する。
近年、インクジェット方式を用いた記録装置は、家庭からオフィス、産業用途まで幅広く利用されている。インクジェット方式の記録装置においては、用途に応じて、水性、非水系、あるいはUVなどのインクが使用されている。水性インクは、安価で安全であるため広い用途に用いられているが、高速印刷のアプリケーションではインクの乾燥が遅い。しかも、水性インクを普通紙(PPC用紙)に印刷した場合には、インクが乾燥した後に用紙が波打ってしまう、いわゆるコックリングが発生する。UVインクは、紫外線を照射すると速やかに硬化するので、非吸収メディアに対する印刷や高速印刷のアプリケーションに適する。しかしながら、大型で消費電力の大きい紫外線照射装置が必要とされる。
これに対して、油性インクは普通紙に印刷する場合、インクジェットヘッドから吐出したインク滴が記録用紙に着弾すると、短時間で記録用紙内部に浸透する。その結果、特別な機構の必要なしに高速印刷が可能であり、コックリングも生じることがなく良好な印刷画像が得られる。
しかしながら、油性インクはインク中に含まれる溶剤が揮発しにくいため、普通紙に印刷した場合、普通紙内部に残留した溶剤成分によって記録用紙の裏側から印字部分が透けて見える(裏抜け)という問題があった。
印刷された画像は、オフィスや家庭では、多くの場合は透明ファイルに挟んで保存される。オフィスや家庭で使用される透明ファイルはPP(ポリプロピレン)製フィルムがほとんどであり、油性インクで印刷した画像を挟んでおくとフィルムが膨潤して波打ってしまう場合が多い。インクの溶媒を選択することによって、PP製フィルムの膨潤を回避したインクを調製することも可能であるが、この場合にはインクの粘度が高くなってしまう。特に、オフィスや家庭で最も使用されている普通紙(PPC用紙)に高画質な画像を印刷するようなインク組成とすると、粘度が高くなり吐出が不安定になる。
本発明は、高い吐出信頼性を有し、高品質な画像を普通紙に印刷でき、しかも、オフィスや家庭で使用されている透明ファイルの膨潤や破損を引き起こさないインクジェット用インク組成物を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、顔料と分散剤とポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒とを含有し、前記ポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒は、この溶媒全体の50〜90wt%を占めるテトラエチレングリコールモノブチルエーテルと、残部を占めるトリエチレングリコールモノブチルエーテルとからなることを特徴とするインクジェット用インク組成物が提供される。
本発明の他の態様によれば、顔料と分散剤とポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒とを含有し、前記ポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒は、この溶媒全体の80〜90wt%を占めるテトラエチレングリコールモノブチルエーテルと残部を占めるジエチレングリコールモノブチルエーテルとを含有することを特徴とするインクジェット用インク組成物が提供される。
本発明の他の態様によれば、顔料と分散剤とポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒とを含有し、前記ポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒は、この溶媒全体の50〜90wt%を占めるテトラエチレングリコールモノブチルエーテルと、溶媒全体の20wt%以下のジエチレングリコールモノブチルエーテルと、残部を占めるトリエチレングリコールモノブチルエーテルとを含むことを特徴とするインクジェット用インク組成物が提供される。
本発明の一態様によれば、高い吐出信頼性を有し、高品質な画像を普通紙に印刷でき、しかも、オフィスや家庭で使用されている透明ファイルの膨潤や破損を引き起こさないインクジェット用インク組成物が提供される。
以下、本発明の実施形態を説明する。
本発明の一実施形態にかかるインクジェット用インク組成物においては、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルと、トリエチレングリコールモノブチルエーテルとが所定の割合で混合された混合物からなるポリアルキレングリコールモノエーテルが溶媒として用いられる。具体的には、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルの割合は、溶媒全体の50〜90wt%であり、トリエチレングリコールモノブチルエーテルは溶媒の残部を占める。テトラエチレングリコールモノブチルエーテルの割合は、溶媒全体の60〜90wt%であることが好ましい。
本発明の他の実施形態にかかるインクジェット用インク組成物においては、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルと、ジエチレングリコールモノブチルエーテルとが所定の割合で混合された混合物からなるポリアルキレングリコールモノエーテルが溶媒として用いられる。具体的には、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルの割合は、溶媒全体の80〜90wt%であり、トリエチレングリコールモノブチルエーテルは溶媒の残部を占める。
本発明のさらに他の実施形態にかかるインクジェット用インク組成物においては、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルと、ジエチレングリコールモノブチルエーテルと、トリエチレングリコールモノブチルエーテルとが所定の割合で混合された混合物からなるポリアルキレングリコールモノエーテルが溶媒として用いられる。具体的には、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルの割合は、溶媒全体の50〜90wt%であり、ジエチレングリコールモノブチルエーテルの割合は、溶媒全体の20wt%以下であり、トリエチレングリコールモノブチルエーテルは溶媒の残部を占める。テトラエチレングリコールモノブチルエーテルの割合は、溶媒全体の60〜90wt%であることが好ましい。
いずれの場合も、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルの割合が少ない場合には、放置後の吐出信頼性が低下し、一方、多い場合には、インクの粘度が増加して得られる画像の品質が低下する。なお、3種類のエーテルが用いられる場合には、ジエチレングリコールモノブチルエーテルの割合が20wt%を越えると、放置後の吐出信頼性が低下する。
テトラエチレングリコールモノブチルエーテルとしては、例えばブチセノール40(協和発酵ケミカル製)が挙げられ、トリエチレングリコールモノブチルエ−テルとしては、例えばブチセノール30(協和発酵ケミカル製)が挙げられ、ジエチレングリコールモノブチルエーテルとしては、例えばブチセノール20(協和発酵ケミカル製)が挙げられる。こうしたエチレングリコールモノブチルエーテルは、分子量が大きいほど高粘度である。すなわち、上述の3種類のなかでは、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルが最も粘度が高い。
本発明者らは、高粘度のテトラエチレングリコールモノブチルエーテルを最適な割合で含有したポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒を用いることによって、25℃における粘度、得られる画像の品質、放置後の吐出信頼性、およびフィルムダメージといった全ての条件を満足するインクジェット用インク組成物が得られることを見出し、本発明を成すに至ったものである。
本発明の実施形態において使用可能な顔料としては、例えば、光吸収性の顔料を挙げることができる。そのような顔料としては、例えば、カーボンブラック、カーボンリファインド、およびカーボンナノチューブ等の炭素系顔料、鉄黒、コバルトブルー、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化クロム、および酸化鉄等の金属酸化物顔料、硫化亜鉛等の硫化物顔料、フタロシアニン系顔料、金属の硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩、およびリン酸塩等の塩からなる顔料、並びにアルミ粉末、ブロンズ粉末、および亜鉛粉末等の金属粉末からなる顔料が挙げられる。
また、例えば、染料キレート(塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、アニリンブラック、ナフトールグリーンB等のニトロソ顔料、ボルドー10B、レーキレッド4Rおよびクロモフタールレッド等のアゾ顔料(アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料などを含む。)、ピーコックブルーレーキおよびローダミンレーキ等のレーキ顔料、フタロシアニンブルー等のフタロシアニン顔料、多環式顔料(ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフラノン顔料など)、チオインジゴレッドおよびインダトロンブルー等のスレン顔料、キナクリドン顔料、キナクリジン顔料、並びにイソインドリノン顔料等の有機系顔料を使用することもできる。
黒インクで使用可能な顔料としては、例えば、以下のものを用いることができる。コロンビア社製のRaven 5750、Raven 5250、Raven 5000、Raven 3500、Raven 1255、Raven 700、キャボット社製のRegal 400R、Regal 330R、Regal 660R、Mogul L、Monarch 700、Monarch 800、Monarch 880、Monarch 900、Monarch 1000、Monarch 1100、Monarch 1300、Monarch 1400、三菱化学社製のNo.2300、No.900、MCF88、No.33、No.40、No.45、No.52、MA7、MA8、MA100、No2200B、デグッサ社製のColor Black FW1、Color Black FW2、Color Black FW2V、Color Black FW18、Color Black FW200、Color Black S150、Color Black S160、Color Black S170、Printex 35、Printex 45、Printex U、Printex V、Printex 140U、Special Black 6、Special Black 5、Special Black 4A、およびSpecial Black 4などである。
イエローインクで使用可能な顔料としては、例えば、以下のものを用いることができる。C.I.Pigment Yellow 128、C.I.Pigment Yellow 129、C.I.Pigment Yellow 151、C.I.Pigment Yellow 154、C.I.Pigment Yellow 1、C.I.Pigment Yellow 2、C.I.Pigment Yellow 3、C.I.Pigment Yellow 12、C.I.Pigment Yellow 13、C.I.Pigment Yellow 14C、C.I.Pigment Yellow 16、C.I.Pigment Yellow 17、C.I.Pigment Yellow 73、C.I.Pigment Yellow 74、C.I.Pigment Yellow 75、C.I.Pigment Yellow 83、C.I.Pigment Yellow 93、C.I.Pigment Yellow95、C.I.Pigment Yellow97、C.I.Pigment Yellow 98、C.I.Pigment Yellow 114、およびC.I.Pigment等である。
マゼンタインクで使用可能な顔料としては、例えば、C.I.Pigment Red 122、C.I.Pigment Red 123、C.I.Pigment Red 168、C.I.Pigment Red 184、C.I.Pigment Red 202、C.I.Pigment Red 5、C.I.Pigment Red 7、C.I.Pigment Red 12、C.I.Pigment Red 48(Ca)、C.I.Pigment Red 48(Mn)、C.I.Pigment Red 57(Ca)、C.I.Pigment Red 57:1、およびC.I.Pigment Red 112等が挙げられる。
また、シアンインクで使用可能な顔料としては、例えば、C.I.Pigment Blue 15:3、C.I.Pigment Blue 15:34、C.I.Pigment Blue 16、C.I.Pigment Blue 22、C.I.Pigment Blue 60、C.I.Pigment Blue 1、C.I.Pigment Blue 2、C.I.Pigment Blue 3、C.I.Vat Blue 4、およびC.I.Vat Blue 60等が挙げられる。
顔料を溶媒に分散するための分散剤としては、エーテル等の油性分散媒中で一般に使用される顔料用分散剤を使用することができる。油性の有機溶媒に相溶し、顔料を安定して微粒子分散できるものであれば、任意の顔料用分散剤を用いることができる。具体的には、以下のものが挙げられる。例えば、ソルビタン脂肪酸エステル(ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタンオレエート等)、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート等)、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル(ポリオキシエチレンモノステアレート、ポリエチレングリコールジイソシアネート等)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等)、および脂肪族ジエタノールアミド系などのノニオン系界面活性剤が挙げられる。
また、高分子系分散剤を用いることもでき、この場合には、分子量1000以上の高分子化合物が好適に用いられる。例えば、スチレン−マレイン酸樹脂、スチレン−アクリル樹脂、ロジン、BYK−160、162、164、182(ビックケミー社製のウレタン系高分子化合物)、EFKA−47、LP−4050(EFKA社製のウレタン系高分子分散剤)、EFKA−4300(EFKA社製ポリアクリレート系高分子分散剤)、ソルスパース24000(ゼネカ社製のポリエステル系高分子化合物)、およびソルスパース17000(ゼネカ社製の脂肪族ジエタノールアミド系)等が挙げられる。
本発明の実施形態にかかるインクジェット用インク組成物を調製するに当たっては、まず、粘度の高いエーテル(テトラエチレングリコールモノブチルエーテル)を分散媒として用い、顔料および分散剤を配合し、ビーズミル等の分散装置により分散処理を施す。次いで、フィルター等により顔料凝集物等を除去して、ベースインクを得る。このベースインクを、希釈溶媒を用いて希釈することによって、本発明の実施形態にかかるインクジェット用インク組成物が得られる。希釈に当たっては、最終的に得られるインク組成物中の溶媒において、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルの割合が所定の範囲内となるように、希釈溶媒の添加量を調整する。希釈溶媒としては、ベースインクの分散媒として用いたエーテルよりも粘度の低いエーテルが用いられるが、分散媒と同様の高粘度のエーテルが希釈溶媒に含まれていてもよい。
一般的に、顔料の含有量は、インク組成物全体の30〜50wt%であり、分散剤の含有量は、インク組成物全体の2.5〜50wt%である。希釈溶媒での希釈後のインク組成物中でこうした範囲になるよう、ベースインクの組成は適宜決定すればよい。
以下、具体例を示して本発明をさらに詳細に説明する。なお、本発明の技術思想を逸脱しない限り、本発明は以下に示す実施例に限定されるものではない。
まず、以下のような手法によりベースインクを調製した。
分散媒としてテトラエチレングリコールモノブチルエーテル(協和発酵ケミカル製ブチセノール40)50gに、顔料としてのチャンネルカーボンブラック(C.I.No77266:デグサ社製スペシャルブラック4A)30g、および顔料分散剤としてのエチレンオキサイド−プロピレンオキサイドブロックコポリマ20gを加えて混合物を調製した。得られた混合物をディスパーにより攪拌混合した後、ビーズミルにより分散した。最後にフィルターで濾過して顔料凝集物等を除去し、ベースインク1を得た。
顔料をHostaperm Yellow H4G(Pig.Y.151,クラリアント)に変更した以外は、前述と同様にしてベースインク2を得た。
顔料をHostaperm Pink E−WD(Pig.P.122,クラリアント)に変更した以外は、前述と同様にしてベースインク3を得た。
顔料をPV Fast Blue 2GLSP(Pig.Blue.15:3,クラリアント)に変更した以外は、前述と同様にしてベースインク4を得た。
分散剤をソルスパース13940(アビシア社)に変更し、分散媒を流動パラフィン(松村石油製モレスコホワイトP−40)に変更した以外は前述と同様にして、ベースインク5を得た。
ベースインク1に希釈溶媒として所定のエーテルを所定の割合で加えて、実施例1〜10のインクジェット用油性インク組成物を調製した。希釈溶媒としては、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル(協和発酵ケミカル製ブチセノール40)、トリエチレングリコールモノブチルエーテル(協和発酵ケミカル製ブチセノール30)、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(協和発酵ケミカル製ブチセノール20)を用意した。これらを用い、全溶媒における割合(wt%)が下記表1に示す数値となるように、ベースインク1に配合した。なお、全溶媒とは、ベースインク中の分散媒と希釈に用いた希釈溶媒との合計である。希釈溶媒が加えられた各ベースインク1を攪拌混合して、実施例1〜10のインク組成物を調製した。
Figure 2007063527
また、全溶媒における割合(wt%)が下記表2に示す数値となるように、希釈溶媒としてのエーテルをベースインク1に配合して、比較例1〜4のインク組成物を調製した。さらに、全溶媒における割合(wt%)が下記表2に示す数値となるように、流動パラフィン(松村石油製モレスコホワイトP−40)をベースインク1に加えて、比較例5のインク組成物の調製を試みた。用いた流動パラフィンの25℃における粘度は、5.3mPa・sであるが、相溶せずに顔料が凝集してしまい、インク組成物が得られなかった。さらに、同様の流動パラフィンをベースインク5に加えて、比較例6のインク組成物を調製した。下記表2に示されるように、比較例1においては、インク組成物の溶媒の100wt%がテトラエチレングリコールモノブチルエーテルであり、比較例6においては、インク組成物の溶媒の100wt%が流動パラフィンである。
Figure 2007063527
いずれのインク組成物においても、ベースインクの重量、および希釈に用いる希釈溶媒の重量は一定とした。したがって、実施例1〜10および比較例1〜6の全てのインク組成物において、顔料の含有量はインク組成物全体の13.8wt%であり、顔料分散剤の含有量はインク組成物全体の9.2wt%である。
得られた各インクジェット用インク組成物について、粘度計(東機産業製TV−33型粘度計)を用いて25℃における粘度を調べた。インクジェットヘッドのインクの供給のし易さ等を考慮すると、25℃の粘度は、60mPa・sec程度以下であることが望まれる。得られた結果を、下記表3および4にまとめる。なお、比較例5のインク組成物は、上述したように顔料が凝集したため、評価をすることができなかった。
以下、実施例1〜10、比較例1〜4、6のインク組成物について、記録された画像の品質、放置後の吐出信頼性、および樹脂ファイルの透明フィルムに及ぼすダメージを調べた。
記録された画像の品質の評価に当たっては、東芝テック製ピエゾタイプインクジェットヘッド(型式CB1、318ノズル)を搭載した吐出試験装置を用い、普通紙(東芝コピー紙・P−50S)に画像を形成した。
ピエゾタイプインクジェットヘッドにおいては、安定して吐出可能なインク粘度は、5〜25mPa・sである。これより高粘度のインクを吐出する際には、ヘッドを加熱してヘッド内のインク粘度を下げて吐出が行なわれる。しかしながら、ヘッドの加熱温度が高すぎる場合には、ヘッドに実装されている駆動ICが破損するので、ヘッドの加熱温度の上限は約70℃に設定されている。
このようにヘッドの加熱温度に制限があるため、25℃における粘度が高すぎるインク組成物を吐出する場合には、粘度を十分に低減することができない。その結果、吐出しないノズルが発生して、画像には抜けが生じることとなる。ここでは、画像として300dpiのベタ画像を印刷し、抜けによる白線の有無を目視により判断し、以下の基準で評価した。
○:白線のない正常な画像
×:吐出しないノズルがあり白線が発生した画像
得られた結果を、下記表3および4の3行目にまとめる。
放置後の吐出信頼性の評価に当たっては、まず、前述のインクジェットヘッドの318個全ノズルを用いて、普通紙にベタ画像を印刷した。その後、そのままの状態で吐出試験装置を放置し、15分経過後、再度全ノズルを用いてベタ画像を印刷した。得られた画像における抜けの発生によって、放置後の吐出信頼性を評価した。
通常、インクジェットヘッドのメンテナンス動作を行なえば、吐出抜けは回復する。メンテナンス動作は、インクジェットヘッドに強制的にインクを流し込んでノズルから流出させた後、ノズルから溢れたインクを吸引することによって行なわれる。放置可能時間が短いインクが用いられる場合には、こうしたメンテナンス動作を頻繁に行なう必要が生じ、インク消費量の増加や印刷の効率低下を招いてしまう。これを避けるためには、吐出試験装置を放置後も正常な画像が得られることが望ましい。
吐出試験装置を放置後に得られた画像を以下の基準で評価し、その結果を下記表3および4の4行目にまとめる。
○:白線(抜け)のない正常な画像
△:最初の横ラインが上下方向に歪んだ画像
×:吐出しないノズルがあり白線が発生した画像
なお、“△”は許容範囲内である。
樹脂フィルムに及ぼすダメージを調べるには、まず、各インクジェット用インク組成物を用いて、用紙サイズA4の1/3の面積にベタ画像を印刷した。得られた印刷画像を、コクヨ製A4REFILE(ラーA21N)およびキングジム製透明ポケットファイル(No.103)に収容し、室温(25℃)で10日間保存した。その後、フィルムの変形による樹脂ファイルの破損を以下の基準で評価し、得られた結果を、下記表3および4の5行目にまとめる。
○:変形がない
×:フィルムが膨潤して変形する
Figure 2007063527
Figure 2007063527
上記表3に示されるように、実施例1〜10のインク組成物は、いずれも25℃における粘度が60mPa・s以下であり、インクジェットヘッドから良好に吐出される。こうした実施例のインクを用いて記録された画像の品質は、いずれも白線がなく良好であり、放置後の吐出信頼性も許容範囲内に収まっている。さらに、樹脂ファイルのフィルムダメージは、実質的に回避することができた。特に、実施例3に示されるように、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルの割合が溶媒全体の60wt%の場合には、25℃における粘度は十分に低減されるともに、放置後の吐出信頼性も良好である。また、実施例7,8,9,10の結果に示されるように、3種類のエーテルが用いられる場合には、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルの割合が溶媒全体の50〜90wt%が好ましい。
このように、実施例のインク組成物は、25℃における粘度、画像品質、放置後の吐出信頼性、およびフィルムダメージといった特性を全て満足することができた。
比較例のインク組成物では、こうした特性を全て備えたものは得られない。表4に示されるように、比較例1のインク組成物は、25℃における粘度が64mP・sと高粘度であるため、画像に白線が生じ、比較例2〜3のインク組成物では、放置後の吐出信頼性が劣っている。これについては、次のように考察される。
トリエチレングリコールモノブチルエーテルおよび/またはジエチレングリコールモノブチルエーテルの割合が多く、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルの割合が少ない場合には、インク滴の飛翔方向が不安定になる。その結果、最初の横ラインが歪んだ画像になる。トリエチレングリコールモノブチルエーテルおよび/またはジエチレングリコールモノブチルエーテルの割合がさらに割合が高くなると、吐出抜けによる白線が発生する。
テトラエチレングリコールモノブチルエーテルとトリエチレングリコールモノブチルエーテルとの2種のエーテルが用いられる場合には、比較例2に示されるように、トリエチレングリコールモノブチルエーテルの割合が溶媒全体の60wt%になると、放置後の画像に白線が発生した。
テトラエチレングリコールモノブチルエーテルとジエチレングリコールモノブチルエーテルとの2種のエーテルが用いられる場合には、比較例3に示されるように、ジエチレングリコールモノブチルエーテルの割合が溶媒全体の30wt%になると、放置後の画像に白線が発生した。
テトラエチレングリコールモノブチルエーテルとトリエチレングリコールモノブチルエーテルとジエチレングリコールモノブチルエーテルとの3種のエーテルが用いられる場合には、比較例4に示されるように、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルの割合が溶媒全体の50wt%で、ジエチレングリコールモノブチルエーテルの割合が溶媒全体の30wt%になると、放置後の画像に白線が発生した。
3種のエーテルを用いる場合には、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルの割合が溶媒全体の50wt%であって、ジエチレングリコールモノブチルエーテルの割合が溶媒全体の20wt%であれば、最初の横ラインが上下方向に歪んだ画像になるが、白線は生じないことが、実施例10として表3に示されている。
なお、インク組成物における溶媒の全量が流動パラフィンの場合には、比較例6の結果に示されているように、25℃における粘度および画像品質は良好であるものの、樹脂ファイルの透明フィルムの変形が生じる。
ベースインク2,3,および4を希釈溶媒で希釈して調製されたシアン、マゼンタ、およびイエローのインクの場合でも、上述と同様の結果が得られた。所望の特性を備えたインク組成物を得るには、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルとトリエチレングリコールモノブチルエーテルとの混合物からなるポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒を用いる場合には、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルの含有量は溶媒全体の50〜90wt%に規定され、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルとジエチレングリコールモノブチルエーテルとの混合物からなるポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒を用いる場合には、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルの含有量は溶媒全体の80〜90wt%に規定された。
また、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルとジエチレングリコールモノブチルエーテルとトリエチレングリコールモノブチルエーテルとの混合物からなるポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒を用いる場合には、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルの含有量は溶媒全体の50〜90wt%に規定され、ジエチレングリコールモノブチルエーテルの含有量は20wt%以下に規定された。
特定の割合でテトラエチレングリコールモノブチルエーテルが含有され、残部がトリエチレングリコールモノブチルエーテルおよび/またはジエチレングリコールモノブチルエーテルからなるポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒を用いることによって、25℃における粘度、画像品質、放置後の吐出信頼性、およびフィルムダメージといった特性を全て満足したインクジェット用インク組成物が得られた。

Claims (5)

  1. 顔料と分散剤とポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒とを含有し、前記ポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒は、この溶媒全体の50〜90wt%を占めるテトラエチレングリコールモノブチルエーテルと、残部を占めるトリエチレングリコールモノブチルエーテルとからなることを特徴とするインクジェット用インク組成物。
  2. 前記ポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒は、この溶媒全体の60〜90wt%テトラエチレングリコールモノブチルエーテルを含むことを特徴とする請求項1のインクジェット用インク組成物。
  3. 顔料と分散剤とポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒とを含有し、前記ポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒は、この溶媒全体の80〜90wt%を占めるテトラエチレングリコールモノブチルエーテルと残部を占めるジエチレングリコールモノブチルエーテルとを含有することを特徴とするインクジェット用インク組成物。
  4. 顔料と分散剤とポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒とを含有し、前記ポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒は、この溶媒全体の50〜90wt%を占めるテトラエチレングリコールモノブチルエーテルと、溶媒全体の20wt%以下のジエチレングリコールモノブチルエーテルと、残部を占めるトリエチレングリコールモノブチルエーテルとを含むことを特徴とするインクジェット用インク組成物。
  5. 前記ポリアルキレングリコールモノエーテル溶媒は、この溶媒全体の80〜90wt%のテトラエチレングリコールモノブチルエーテルを含むこと特徴とする請求項4に記載のインクジェット用インク組成物。
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