JP2007154149A - インクジェット用非水系インク組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 オフィスや家庭で使用されている透明ファイルを膨潤させたり、大きく変形させることなく、かつ高い吐出安定性を有するインクジェット用非水系インク組成物を提供する。
【解決手段】 顔料と分散剤と非水系溶媒とを含有するインクジェット用非水系インク組成物である。前記非水系溶媒の全重量の50%以上は、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒であることを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、インクジェット用非水系インク組成物に関する。
近年、インクジェット方式を用いた記録装置は、家庭からオフィス、産業用途まで幅広く利用されている。インクジェット方式の記録装置においては、用途に応じて、水性、非水系、あるいはUVなどのインクが使用されている。これらのなかで水性インクは、安価で安全であるため広い用途に用いられているが、高速印刷のアプリケーションではインクの乾燥が遅い。しかも、水性インクを普通紙(PPC用紙)に印刷した場合には、インクが乾燥した後に用紙が波打ってしまう、いわゆるコックリングが発生する。UVインクは、紫外線を照射すると速やかに硬化するので、非吸収メディアに対する印刷や高速印刷のアプリケーションに適する。しかしながら、大型で消費電力の大きい紫外線照射装置が必要とされる。
これに対して、非水系インクは普通紙に印刷する場合、インクジェットヘッドから吐出したインク滴が記録用紙に着弾すると、短時間で記録用紙内部に浸透する。その結果、特別な機構の必要なしに高速印刷が可能であり、コックリングも生じることがなく良好な印刷画像が得られる。
印刷された画像は、オフィスや家庭では、多くの場合は透明ファイルに挟んで保存される。オフィスや家庭で使用される透明ファイルは、PP(ポリプロピレン)製フィルムがほとんどであり、非水系インクで印刷した画像を挟んでおくとフィルムが膨潤して波打ってしまう場合が多い。場合によっては、フィルムは1mm以上も大きく変形して破損することがある。
本発明は、オフィスや家庭で使用されている透明ファイルを膨潤させたり、大きく変形させることなく、かつ高い吐出安定性を有するインクジェット用非水系インク組成物を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、顔料と分散剤と非水系溶媒とを含有し、前記非水系溶媒の全重量の50%以上は、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒であることを特徴とするインクジェット用非水系インク組成物が提供される。
本発明の他の態様によれば、顔料と分散剤と非水系溶媒とを含有し、前記非水系溶媒の全重量の25%以上は、炭素数25以上36以下のエステル系溶媒であり、前記非水系溶媒の残部は炭素数24以上36以下のエステル系溶媒であることを特徴とするインクジェット用非水系インク組成物が提供される。
本発明のさらに他の態様によれば、顔料と分散剤と非水系溶媒とを含有し、前記非水系溶媒の全重量の25%以上75%以下は、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒であり、前記非水系溶媒の残部は植物油であることを特徴とするインクジェット用非水系インク組成物が提供される。
本発明の一態様によれば、オフィスや家庭で一般的に使用される透明ファイルを破損させることなく、かつ高い吐出安定性を有するインクジェット用非水系インク組成物が提供できる。
以下、本発明の実施形態を説明する。
本発明の一実施形態にかかるインクジェット用非水系インク組成物は、分散剤を用いて顔料を非水系溶媒に分散してなるものである。非水系溶媒とは、水以外の溶媒全般をさし、こうした非水系溶媒の全重量の50%以上は、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒で占められる。なお、特にことわらない限り、本明細書における%は重量%である。
炭素数24以上36以下のエステル系溶媒としては、例えば、2−エチルヘキサン酸イソセチル、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸オクチル、ピバリン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソセチル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、イソステアリン酸2−ヘキシルデシル、ステアリン酸イソセチル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、およびイソステアリン酸イソステアリルなどが挙げられる。本発明者らは、こうしたエステル系溶媒は、PPフィルムを膨潤させたり、大きく変形させることない点で極めて好ましい特性を有することを見出した。その効果を得るために、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒の含有量は、非水系溶媒の全重量の50%以上に規定される。炭素数24以上36以下のエステル系溶媒の含有量は、非水系溶媒の全重量の75%以上であることがより好ましく、100%であることが最も好ましい。
上述したような炭素数24以上36以下のエステル系溶媒は、単独でも2種以上を組み合わせて用いてもよい。
非水系溶媒の全重量の50%以下であれば、次のような溶媒が含有されていてもよい。例えば、炭素数が23以下のエステル系溶媒、アルコール系溶媒、高級脂肪酸系溶媒、エーテル系溶媒、脂肪族炭化水素系溶媒、および芳香族炭化水素系溶媒などである。
具体的には、炭素数が23以下のエステル系溶媒としては、イソノナン酸2−エチルヘキシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、ラウリン酸メチル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸イソプロピル、ミリスチン酸メチル、ミリスチン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸メチル、パルミチン酸エチル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸メチル、オレイン酸エチル、オレイン酸イソプロピル、リノール酸メチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、イソステアリン酸メチル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、大豆油メチル、大豆油エチル、大豆油イソプロピル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチル、およびセバシン酸ジイソプロピルなどが挙げられる。
アルコール系溶媒としては、例えば、イソミリスチルアルコール、イソパルミチルアルコール、イソステアリルアルコール、およびオレイルアルコールなどが挙げられ、高級脂肪酸系溶媒としては、例えば、イソノナン酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、オレイン酸、リノレン酸、およびイソステアリン酸などが挙げられる。顔料の分散安定性やインクの保存性を考慮すると、非水系溶媒の残部は、炭素数23以下のエステル系溶媒により構成することが望ましい。
また、エーテル系溶媒としては、例えば、ジエチルグリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、およびプロピレングリコールジブチルエーテルなどが挙げられる。脂肪族炭化水素系溶媒としては、例えば、日本石油社製「テクリーンN−16、テクリーンN−20、テクリーンN−22、日石ナフテゾールL、日石ナフテゾールM、日石ナフテゾールH、0号ソルベントL、0号ソルベントM、0号ソルベントH、日石アイソゾール300、日石アイソゾール400、AF−4、AF−5、AF−6、AF−7」、Exxon社製「IsoparG、IsoparH、IsoparL、IsoparM、ExxolD40、ExxolD80、ExxolD100、ExxolD130、ExxolD140」、松村石油研究所製「モレスコホワイトP−55、P−60、P−70、P−80、P−85、P−100,P−120、P−150、P−200、モスコバイオレスU−6、U−7、U−8」などが挙げられる。さらに、芳香族炭化水素系溶剤としては、例えば日本石油社製「日石リーンソルG」などが挙げられる。
本発明の他の実施形態にかかるインクジェット用非水系インク組成物においては、非水系溶媒の全重量の25%以上は、炭素数25以上36以下のエステル系溶媒からなり、残りは炭素数24以上36以下のエステル系溶媒から構成される。炭素数25以上36以下のエステル系溶媒が溶媒全重量の25%以上の割合で含有されることによって、PPフィルムに対して、変形以外の微小な斑点状のくぼみなどを発生させることがなくなる。炭素数25以上36以下のエステル系溶媒としては、例えば、ピバリン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソセチル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、イソステアリン酸2-ヘキシルデシル、ステアリン酸イソセチル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、およびイソステアリン酸イソステアリル等が挙げられる。こうした溶媒は、単独でも2種以上を組み合わせて用いてもよい。
炭素数25以上36以下のエステル系溶媒は、非水系溶媒の全重量の50%以上であることがより好ましく、75%以上であることが最も好ましい。
この場合、非水系溶媒の残部は、上述したような炭素数24以上36以下のエステル系溶媒である。
本発明のさらに他の実施形態にかかるインクジェット用非水系インク組成物においては、非水系溶媒の全重量の25%以上75%以下は、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒からなり、残りは植物油から構成される。炭素数24以上36以下のエステル系溶媒としては、上述した化合物が挙げられる。こうしたエステル系溶媒が溶媒全重量の25%以上75%以下の割合で含有されることによって、インクの分散安定性と吐出安定性とを確保することができる。一方、非水系溶媒の残部が植物油であることによって、PPフィルムに対して変形以外の微小な斑点状のくぼみなどを発生させることもなくなる。植物油としては、例えば、ナタネ油、コーン油、アマニ油、サフラワー油、およびヤシ油等が挙げられる。こうした植物油は、単独でも2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上述したような非水系溶媒に、分散剤を用いて顔料を分散させることによって、本発明の実施形態かかるインクジェット用非水系インク組成物が調製される。
使用可能な顔料としては、例えば、光吸収性の顔料を挙げることができる。そのような顔料としては、例えば、カーボンブラック、カーボンリファインド、およびカーボンナノチューブ等の炭素系顔料、鉄黒、コバルトブルー、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化クロム、および酸化鉄等の金属酸化物顔料、硫化亜鉛等の硫化物顔料、フタロシアニン系顔料、金属の硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩、およびリン酸塩等の塩からなる顔料、並びにアルミ粉末、ブロンズ粉末、および亜鉛粉末等の金属粉末からなる顔料が挙げられる。
また、例えば、染料キレート(塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、アニリンブラック、ナフトールグリーンB等のニトロソ顔料、ボルドー10B、レーキレッド4Rおよびクロモフタールレッド等のアゾ顔料(アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料などを含む。)、ピーコックブルーレーキおよびローダミンレーキ等のレーキ顔料、フタロシアニンブルー等のフタロシアニン顔料、多環式顔料(ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフラノン顔料など)、チオインジゴレッドおよびインダトロンブルー等のスレン顔料、キナクリドン顔料、キナクリジン顔料、並びにイソインドリノン顔料等の有機系顔料を使用することもできる。
黒インクで使用可能な顔料としては、例えば、以下のものを用いることができる。コロンビア社製のRaven 5750、Raven 5250、Raven 5000、Raven 3500、Raven 1255、Raven 700、キャボット社製のRegal 400R、Regal 330R、Regal 660R、Mogul L、Monarch 700、Monarch 800、Monarch 880、Monarch 900、Monarch 1000、Monarch 1100、Monarch 1300、Monarch 1400、三菱化学社製のNo.2300、No.900、MCF88、No.33、No.40、No.45、No.52、MA7、MA8、MA100、No2200B、デグッサ社製のColor Black FW1、Color Black FW2、Color Black FW2V、Color Black FW18、Color Black FW200、Color Black S150、Color Black S160、Color Black S170、Printex 35、Printex 45、Printex U、Printex V、Printex 140U、Special Black 6、Special Black 5、Special Black 4A、およびSpecial Black 4などである。
イエローインクで使用可能な顔料としては、例えば、以下のものを用いることができる。Yellow 128、C.I.Pigment Yellow 129、C.I.Pigment Yellow 151、C.I.Pigment Yellow 154、C.I.Pigment Yellow 1、C.I.Pigment Yellow 2、C.I.Pigment Yellow 3、C.I.Pigment Yellow 12、C.I.Pigment Yellow 13、C.I.Pigment Yellow 14C、C.I.Pigment Yellow 16、C.I.Pigment Yellow 17、C.I.Pigment Yellow 73、C.I.Pigment Yellow 74、C.I.Pigment Yellow 75、C.I.Pigment Yellow 83、C.I.Pigment Yellow 93、C.I.Pigment Yellow95、C.I.Pigment Yellow97、C.I.Pigment Yellow 98、C.I.Pigment Yellow 114、およびC.I.Pigment等である。
マゼンタインクで使用可能な顔料としては、例えば、C.I.Pigment Red 122、C.I.Pigment Red 123、C.I.Pigment Red 168、C.I.Pigment Red 184、C.I.Pigment Red 202、C.I.Pigment Red 5、C.I.Pigment Red 7、C.I.Pigment Red 12、C.I.Pigment Red 48(Ca)、C.I.Pigment Red 48(Mn)、C.I.Pigment Red 57(Ca)、C.I.Pigment Red 57:1、およびC.I.Pigment Red 112等が挙げられる。
また、シアンインクで使用可能な顔料としては、例えば、C.I.Pigment Blue 15:3、C.I.Pigment Blue 15:34、C.I.Pigment Blue 16、C.I.Pigment Blue 22、C.I.Pigment Blue 60、C.I.Pigment Blue 1、C.I.Pigment Blue 2、C.I.Pigment Blue 3、C.I.Vat Blue 4、およびC.I.Vat Blue 60等が挙げられる。
上述したような顔料は、通常、組成物全体の重量の1〜25%程度の量で非水系溶媒に分散される。
顔料を溶媒に分散するための分散剤としては、非水分散媒中で一般に使用される顔料用分散剤を使用することができる。非水溶性の有機溶媒に相溶し、顔料を安定して微粒子分散できるものであれば、任意の顔料用分散剤を用いることができる。具体的には、以下のものが挙げられる。例えば、ソルビタン脂肪酸エステル(ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタンオレエート等)、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート等)、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル(ポリオキシエチレンモノステアレート、ポリエチレングリコールジイソシアネート等)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等)、脂肪族ジエタノールアミド系などのノニオン系界面活性剤が挙げられる。
また、高分子系分散剤を用いることもでき、この場合には、分子量1000以上の高分子化合物が好適に用いられる。例えば、スチレン−マレイン酸樹脂、スチレン−アクリル樹脂、ロジン、BYK−160、162、164、182(ビックケミー社製のウレタン系高分子化合物)、EFKA−47、LP−4050(EFKA社製のウレタン系高分子分散剤)、EFKA−4300(EFKA社製ポリアクリレート系高分子分散剤)、ソルスパース24000(日本ルーブリゾール社製のポリエステル系高分子化合物)、ソルスパース17000(日本ルーブリゾール社製の脂肪族ジエタノールアミド系)等が挙げられる。
こうした分散剤は、顔料の重量に対して25%〜200%程度の量で存在していれば、その効果を十分に発揮することができる。
本発明の実施形態にかかるインクジェット用非水系インク組成物を調製するに当たっては、まず、特定の非水系溶媒に顔料および分散剤を配合し、ビーズミル等の分散装置により分散処理を施す。次いで、フィルター等により顔料凝集物等を除去することによって、所望のインク組成物が得られる。
以下、具体例を示して本発明をさらに詳細に説明する。なお、本発明の技術思想を逸脱しない限り、本発明は以下に示す実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
非水系溶媒として2−エチルヘキサン酸イソセチル91重量部、顔料としてチャンネルカーボンブラック(C.I.No77266:デグサ社製スペシャルブラック4A)5重量部、分散剤としてDisperbyk116(ビックケミー社製)4重量部を混合し、ビーズミルにより分散した。最後に、3μmのフィルターでろ過して顔料凝集物等を除去し、実施例1のインクジェット用非水系インク組成物を得た。
(実施例2〜11、比較例1〜10)
下記表1に示す溶媒をそれぞれ用いた以外は、前述の実施例1と同様の処方により、各実施例および比較例のインクジェット用非水系インク組成物を調製した。
実施例1〜11、および比較例1〜10で用いた溶媒の炭素数および分子量を下記表1にまとめる。下記表1に示されるように、実施例1〜11で用いた溶媒は、いずれも炭素数24以上36以下である。比較例1〜7では、炭素数23以下の溶媒を用い、比較例8〜10では、炭素数37以上の溶媒を用いた。
Figure 2007154149
得られた各インクジェット用非水系インク組成物について、25℃における粘度、記録の際の吐出安定性、および樹脂フィルムに及ぼすダメージを調べた。
25℃における粘度の測定に当たっては、粘度計(東機産業製TV−33型粘度計)を用いた。インクジェットヘッドのインクの供給のし易さ等を考慮すると、25℃の粘度は、100mPa・sec程度以下であることが望まれる。
吐出安定性を評価するには、東芝テック製ピエゾタイプインクジェットヘッド(型式CB1、318ノズル)を搭載した画像評価装置を用いて、普通紙(東芝コピー紙・P−50S)に画像を形成した。吐出時には、インクの粘度に応じてヘッド内のインクを加熱してインクの粘度を低減させた。なお、ヘッド内のインクを加熱するためのエネルギーを低減できることから、吐出の際のインク温度は、40℃以下が好ましい。インクジェットヘッドの318個全ノズルを用いて画像を形成して、印刷画像を得た。こうして形成された印刷画像について、抜けの有無を目視により判断し、抜けのない画像が形成されているかどうかを以下の基準で評価した。
○:抜けが認められない
×:抜けが認められる
樹脂フィルムに及ぼすダメージを調べるには、まず、各インクジェット用非水系インク組成物を用いて、用紙サイズA4の1/3の面積にベタ画像を印刷した。得られた印刷画像を、コクヨ製A4REFILE(ラーA21N)およびキングジム製透明ポケットファイル(No.103)に収容し、室温(25℃)で10日間保存した。その後、フィルムの変形による樹脂ファイルの破損を以下の基準で評価した。
◎:変形が観察されない
○:変形はないが斑点状の微小なくぼみがみえる
△:1mm以下のフィルムの変形がある
×:1mm以上のフィルムの変形があり樹脂ファイルが破損した
フィルムダメージは、“◎”、“○”および“△”が許容範囲である。
得られた結果を、下記表2にまとめる。
Figure 2007154149
上記表2に示されるように、実施例1〜11のインクは、用いたエステル系溶媒の炭素数が24以上36以下であるのでいずれも吐出抜けがなく、フィルムダメージも許容範囲である。特に、実施例4〜11のインクは、フィルムダメージが著しく抑制された。これは、用いたエステル系溶媒の炭素数が25以上であることに起因するものと推測される。
これに対して、エステル系溶媒の炭素数が23以下である比較例1〜7のインクは、フィルムダメージが大きく、樹脂ファイルの透明フィルムが著しく変形した。一方、エステル系溶媒の炭素数が37以上である比較例8〜10のインクは、粘度が高すぎるためにインクジェットヘッドから吐出することができず、画像を形成することができなかった。
以上の結果から、非水系溶媒として炭素数24以上36以下のエステル系溶媒を用いることによって、25℃における粘度、記録時の吐出安定性およびフィルムダメージの全ての条件を満足したインクが得られることが確認された。
(実施例12〜43、比較例11〜18)
2種以上のエステル系溶媒の混合物を非水系溶媒として用いてインクを調製し、その特性を調べた。
用いたエステル系溶媒の炭素数および分子量を、下記表3にまとめる。
Figure 2007154149
上記表3に示した溶媒を、下記表4に示す割合(wt%)で混合して用いた以外は、前述の実施例1と同様にして、実施例12〜43のインクを調製した。さらに、下記表5に示す割合で混合して用いた以外は前述の実施例1と同様にして、比較例11〜18のインクを調製した。
なお、上記表3に示されるように、溶媒eおよびfは、炭素数が24未満と少ない。本発明の実施形態にかかるインクにおいては、このような炭素数が24未満のエステル系溶媒の含有量は、非水系溶媒の全重量の50%以下に規定される。
Figure 2007154149
Figure 2007154149
上記表5に示されるように、比較例11〜18においては、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒の含有量を溶媒全重量の40%とし、炭素数24未満のエステル系溶媒の含有量を溶媒全重量の60%とした。
得られたインクについて、前述と同様にして25℃における粘度、記録時の吐出安定性およびフィルムダメージを調べ、その結果を下記表6および7にまとめる。
Figure 2007154149
Figure 2007154149
上記表に示されるように、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒が溶媒全重量の50%以上含有される実施例12〜43のインクは、いずれも吐出抜けが認められず、フィルムダメージも小さい。特に、実施例12〜27のインクは、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒のみを用いているので、フィルムダメージが著しく低減されている。これらのなかでも、炭素数25以上36以下のエステル系溶媒を溶媒全重量の25%以上含み、残部が炭素数24以上36以下のエステル系溶媒からなる実施例12〜14、16〜18、20〜22、および24〜26では、樹脂フィルムの変形は全く発生しない。炭素数25以上36以下のエステル系溶媒の効果が、ここでも確認された。
これに対して、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒が全溶媒重量の50%未満である比較例11〜18のインクでは、全てにおいて樹脂ファイルの透明フィルムが変形している。
非水系溶媒の全重量の25%以上を炭素数25以上36以下のエステル系溶媒とすることによって、樹脂ファイルのフィルムダメージをよりいっそう低減したインクが得られることが確認された。
(実施例44〜55、比較例19〜24)
以下の実施例および比較例においては、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒と、脂肪族炭化水素系溶媒またはアルコール系溶媒との混合物を非水系溶媒として用いる。所定の割合で各溶媒を混合して得られた非水系溶媒を用いてインクを調製し、その特性を調べた。
用いたエステル系溶媒、脂肪族炭化水素系溶媒、およびアルコール系溶媒の分子量を、下記表8にまとめる。
Figure 2007154149
上記表8に示したエステル系溶媒を、下記表9に示す割合で混合して非水系溶媒を調製し、分散剤をソルスパース13940(日本ルーブリゾール社製)に変更した以外は実施例1と同様にして、実施例44〜55のインクを得た。また、下記表9に示す割合でエステル系溶媒を混合して調製された非水系溶媒を用い、分散剤をエチレンオキサイド−プロピレンオキサイドブロック共重合体に変更した以外は実施例1と同様にして、実施例56〜67のインクを得た。
さらに、下記表10に示す割合(wt%)でエステル系溶媒を混合してなる非水系溶媒を用い、分散剤をソルスパース13940(日本ルーブリゾール社製)に変更した以外は実施例1と同様にして、比較例19〜24のインクを得た。
なお、上記表8に示されるように、溶媒g,hおよびiは、脂肪族炭化水素系溶媒であり、溶媒j,kおよびlはアルコール系溶媒である。本発明の実施形態にかかるインクにおいては、脂肪族炭化水素系溶媒およびアルコール系溶媒の含有量は、溶媒全重量の50%以下に規定される。
Figure 2007154149
Figure 2007154149
上記表10に示されるように、比較例19〜24においては、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒の含有量を溶媒全重量の40%とし、脂肪族炭化水素系溶媒の含有量を溶媒全重量の60%とした。
得られたインクについて、前述と同様にして25℃における粘度、記録時の吐出安定性およびフィルムダメージを調べ、その結果を下記表11および12にまとめる。
Figure 2007154149
Figure 2007154149
上記表に示されるように、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒を全溶媒全重量の50%以上含むので、実施例44〜67のインクは、いずれも吐出抜けが認められない。しかも、実施例44〜67のインクは、フィルムダメージも少ない。なお、25℃における粘度が28.5mPa・sec以下のインクは、40℃以下の温度で吐出して画像を形成することができる。これは、実施例52の結果からわかる。
これに対し、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒が全溶媒重量の50%未満である比較例19〜24のインクでは、いずれにおいても樹脂ファイルの透明フィルムの変形が生じている。
以上の結果から、非水系溶媒の全重量の50%以上が炭素数24以上36以下のエステル系溶媒であるインクは、良好な吐出安定性を有し、樹脂ファイルのフィルムのダメージを抑制できることが確認された。
(実施例68〜94)
炭素数24以上34以下のエステル系溶媒と植物油との混合物を非水系溶媒として用いてインクを調製し、その特性を調べた。
用いたエステル系溶媒の炭素数を下記表13に示し、用いた植物油を下記表14に示す。
Figure 2007154149
Figure 2007154149
上記表13に示したエステル系溶媒と上記表14に示した植物油とを、下記表15に示す割合(重量%)で混合した以外は、前述の実施例1と同様にして、実施例68〜94のインクを調製した。
Figure 2007154149
得られたインクについて、前述と同様にして25℃における粘度、インク温度およびフィルムダメージを調べ、その結果を下記表16にまとめる。
Figure 2007154149
炭素数24以上36以下のエステル系溶媒を非水系溶媒の全重量の25%以上含み、非水系溶媒の残部は植物油からなるので、実施例68〜94のインクは、いずれも吐出抜けがなく、樹脂フィルムの変形はまったく発生しないことが、上記表16の結果から明らかである。
顔料の種類を変更して調製されたインクの場合も、同様の効果が得られた。具体的には、顔料としてHostaperm Yellow H4G(Pig.Y.151,クラリアント)を用いたイエローのインク、Hostaperm Pink E−WD(Pig.P.122,クラリアント)を用いたマゼンタのインク、およびPV Fast Blue 2GLSP(Pig.Blue.15:3,クラリアント)用いたシアンのインクの場合も、非水系溶媒の全重量の50%以上を炭素数24以上36以下のエステル系溶媒とすることによって、樹脂ファイルのフィルムのダメージを抑制したインクが得られた。しかも、良好な吐出安定性も確保された。こうしたインクにおいても、炭素数25以上36以下のエステル系溶媒の含有量を溶媒全重量の25%以上とすることによって、樹脂ファイルのフィルムダメージをよりいっそう低減することができた。

Claims (13)

  1. 顔料と分散剤と非水系溶媒とを含有し、前記非水系溶媒の全重量の50%以上は、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒であることを特徴とするインクジェット用非水系インク組成物。
  2. 前記非水系溶媒の全重量の75%以上は、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒である請求項1に記載のインクジェット用非水系インク組成物。
  3. 前記非水系溶媒の全重量の100%は、炭素数24以上36以下のエステル系溶媒である請求項1に記載のインクジェット用非水系インク組成物。
  4. 25℃における粘度が28.5mPa・s以下である請求項1に記載のインクジェット用非水系インク組成物。
  5. 前記炭素数24以上36以下のエステル系溶媒は、2−エチルヘキサン酸イソセチル、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸オクチル、ピバリン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソセチル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、イソステアリン酸2−ヘキシルデシル、ステアリン酸イソセチル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、イソステアリン酸イソステアリルからなる群から選択される少なくとも1種である請求項1に記載のインクジェット用非水系インク組成物。
  6. 顔料と分散剤と非水系溶媒とを含有し、前記非水系溶媒の全重量の25%以上は、炭素数25以上36以下のエステル系溶媒であり、前記非水系溶媒の残部は炭素数24以上36以下のエステル系溶媒であることを特徴とするインクジェット用非水系インク組成物。
  7. 25℃における粘度が28.5mPa・s以下である請求項6に記載のインクジェット用非水系インク組成物。
  8. 前記炭素数25以上36以下のエステル系溶媒は、ピバリン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソセチル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、イソステアリン酸2−ヘキシルデシル、ステアリン酸イソセチル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、イソステアリン酸イソステアリルからなる群から選択される少なくとも1種である請求項6に記載のインクジェット用非水系インク組成物。
  9. 前記炭素数24以上36以下のエステル系溶媒は、2−エチルヘキサン酸イソセチル、2−エチルヘキサン酸セチル、およびパルミチン酸オクチルからなる群から選択される少なくとも1種である請求項6に記載のインクジェット用非水系インク組成物。
  10. 顔料と分散剤と非水系溶媒とを含有し、前記非水系溶媒の全重量の25%以上75%以下の炭素数24以上36以下のエステル系溶媒であり、前記非水系溶媒の残部は植物油であることを特徴とするインクジェット用非水系インク組成物。
  11. 25℃における粘度が28.5mPa・s以下である請求項10に記載のインクジェット用非水系インク組成物。
  12. 前記炭素数24以上36以下のエステル系溶媒は、2−エチルヘキサン酸イソセチル、2−エチルヘキサン酸セチル、およびパルミチン酸オクチルからなる群から選択される少なくとも1種である請求項10に記載のインクジェット用非水系インク組成物。
  13. 前記植物油は、ナタネ油、コーン油、アマニ油、サフラワー油、およびヤシ油からなる群から選択される少なくとも1種である請求項10に記載のインクジェット用非水系インク組成物。
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