JP2007057998A - 撮影装置 - Google Patents

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浩幸 大高
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Abstract

【課題】屈曲光学系を用いることにより消費電力の低減が図られた撮影装置を提供する。
【解決手段】屈曲光学系を備えた撮影装置において、CPU100によってこの撮影装置が正立姿勢にあるときには第1の駆動ゲインで駆動回路1004aが制御されその駆動回路1004aにより手ぶれ補正レンズが駆動されることにより手ぶれが補正される。この撮影装置が正立姿勢以外の姿勢にあるときには、撮影時のみCPU100によって第1の駆動ゲインよりも大きな第2の駆動ゲインで駆動回路1004aが制御され駆動回路1004aにより大きな駆動力が手ぶれ補正レンズに与えられ手ぶれ補正レンズが敏感に反応するように駆動される。それ以外のときには駆動ゲインが下げられて消費電力の低減が図られる。
【選択図】図6

Description

本発明は、前方から向かう第1の光軸に沿って入射してきた被写体光を、正立姿勢にあるときに上下方向に延びる第2の光軸に沿う方向に反射して撮像素子上に結像させる屈曲光学系を備え、その撮像素子上に結像した被写体光を捉えて画像信号を生成する撮影装置に関する。
撮影装置には、ぶれ補正用の手ぶれ補正レンズを撮影光学系の中に備え、角速度センサの検出結果に応じてその手ぶれ補正レンズを動かしながら撮影装置のぶれを打ち消すように補正を行なうものがある(例えば特許文献1〜特許文献3参照)。このようにしてぶれの補正を行なう場合には、角速度センサの検出結果に応じてその手ぶれ補正レンズをレンズ面内の直交する2つの方向それぞれにぶれを打ち消すように動かすことによってぶれの補正が行なわれる。
このようなぶれの補正を行なうための補正部を構成するにあたって上記特許文献1〜3のものでは、手ぶれ補正レンズを保持する第1のホルダとその第1のホルダを手ぶれ補正レンズとともに保持する第2のホルダとをそれぞれ電磁コイルを用いて駆動するようにして双方のホルダを角速度センサの姿勢検出結果に応じて俊敏に動かすことができるようにしている。また、これらの特許文献では、手ぶれ補正レンズのみを動かす第1のホルダを動かす方向が重力方向になるようにしておいて、その第1のホルダに流れる電流をなるべく下げて消費電力の低減を図ろうともしている。
さらにこれらの特許文献のうちの特許文献1のものでは、第1のホルダを駆動する電流値と第2のホルダを駆動する電流値とを比較することにより撮影装置の姿勢を検知するとともに、その姿勢検知に応じて手ぶれ補正レンズ駆動部の駆動ゲインの変更を行なうようにもしている。またこの特許文献1と同じ出願人が発案している特許文献2の技術においては、通常撮影モードよりもぶれの程度が大きいことが予想される流し撮りモードが選択された状態にあるときに上記と同じ様に姿勢を検知するとともに時々刻々と変化する姿勢に応じて駆動ゲインの変更を行なって流し撮りモードにおける撮影時のぶれ補正を的確に行なうことができるようにもしている。さらに同じ出願人が発案している特許文献3のものにおいては、予め撮影装置の姿勢に応じたデータを取得しておいて、それらのデータに基づいて駆動ゲインを変更してぶれの補正を的確に行なう技術を提案している。
しかしながら、これらの特許文献に記載されている技術はいずれもパンニングやチルティングというカメラ操作を伴う撮影技術に関するものであって、撮影時の手ぶれに対して手ぶれ補正レンズを素早く動かしながら手ぶれ補正を行なうというものではない。また上記特許文献1〜3の撮影装置においては主に重力に抗する方向に動かすときには駆動ゲインを上げて手ぶれ補正レンズを駆動するようにしているが、撮影光学系に屈曲光学系を用いた場合には撮影装置の姿勢によって手ぶれ補正レンズを重力方向に抗する方向に動かす必要がなくなる場合もある。
特開2002−207232号公報 特開2004−157357号公報 特開2004−252486号公報
本発明は、上記事情に鑑み、屈曲光学系を備えた撮影装置において、屈曲光学系であることを利用して消費電力の低減が図られた撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の第1の撮影装置は、前方から向かう第1の光軸に沿って入射してきた被写体光を、正立姿勢にあるときに上下方向に延びる第2の光軸に沿う方向に反射して撮像素子上に結像させる屈曲光学系を備え、その撮像素子上に結像した被写体光を捉えて画像信号を生成する撮影装置において、
この撮影装置の姿勢を検知する姿勢検知手段と、
撮影時の手ぶれを検出する手ぶれ検出手段と、
上記屈曲光学系の被写体光が上記第2の光軸に沿って進む部分に組み込まれた、手ぶれを補正する手ぶれ補正レンズと、
上記手ぶれ補正レンズを、上記第2の光軸に垂直な方向に移動させる駆動手段と、
上記手ぶれ検出手段により検出された手ぶれに応じて、上記駆動手段に上記手ぶれ補正レンズを移動させることにより、手ぶれを補正させる駆動制御手段とを備え、
上記駆動制御手段は、上記姿勢検知手段により検知された、この撮影装置の姿勢に応じてこの撮影装置が正立姿勢にあるときには上記駆動手段を所定の第1の駆動ゲインで制御し、この撮影装置が正立姿勢以外の姿勢にあるときには、上記駆動手段を、前記第1の駆動ゲインよりも大きな第2の駆動ゲインで制御するものであることを特徴とする。
上記本発明の第1の撮影装置によれば、上記姿勢検知手段に検知されたこの第1の撮影装置の姿勢に応じて上記駆動制御手段によって駆動ゲインの大きさが第1の駆動ゲインまたは第2の駆動ゲインのいずれかに調節されて上記手ぶれ補正レンズ駆動部が制御される。
ここでいう上記駆動ゲインは、上記手ぶれ補正レンズを駆動するときの駆動能力を表わし、この駆動ゲインが大きくなると、手ぶれ補正レンズを駆動する駆動力をさらに大きくすることができる。
例えばこの第1の撮影装置の姿勢が上記正立姿勢にあった場合には手ぶれ補正レンズの移動方向には重力が働かないことから重力に抗する方向に駆動するときに用いられる上記第2の駆動ゲインよりも小さな第1の駆動ゲインで上記制御手段により上記駆動手段が制御されその駆動手段によって撮影時の手ぶれが打ち消されるように上記手ぶれ補正レンズが駆動される。また、上記正立姿勢以外の姿勢にあったときには、重力に抗する方向に駆動する必要が出てくるため、上記制御手段により上記駆動手段が第2の駆動ゲインで制御されその駆動手段によって上記手ぶれ補正レンズが駆動される。
そうすると、この第1の撮影装置が正立姿勢にあるときにおいては重力に抗する方向に動かさなくても良くなるため、より小さな駆動ゲインで手ぶれ補正レンズが駆動されるようになって消費電力の低減が図られる。また、重力に抗する方向に動かす必要が出てきたときには第1の駆動ゲインよりも大きな第2の駆動ゲインで上記駆動回路が制御され、より大きな力が上記手ぶれ補正レンズに与えられるようになって重力に抗する方向に対しても俊敏に手ぶれ補正レンズが駆動されるようになる。
以上説明したように屈曲光学系を備えた撮影装置において、屈曲光学系であることを利用して消費電力の低減が図られた撮影装置が実現する。
ここで上記手ぶれ補正レンズの代わりに上記撮像素子を上記駆動手段により駆動する様にしても同様の効果が得られる。
上記目的を達成する本発明の第2の撮影装置は、前方から向かう第1の光軸に沿って入射してきた被写体光を、正立姿勢にあるときに上下方向に延びる第2の光軸に沿う方向に反射して撮像素子上に結像させる屈曲光学系を備え、その撮像素子上に結像した被写体光を捉えて画像信号を生成する撮影装置において、
この撮影装置の姿勢を検知する姿勢検知手段と、
撮影時の手ぶれを検出する手ぶれ検出手段と、
上記撮像素子を、上記第2の光軸に垂直な方向に移動させる駆動手段と、
上記手ぶれ検出手段により検出された手ぶれに応じて、上記駆動手段に上記撮像素子を移動させることにより、手ぶれを補正させる駆動制御手段とを備え、
上記駆動制御手段は、上記姿勢検知手段により検知された、この撮影装置の姿勢に応じてこの撮影装置が正立姿勢にあるときに上記駆動手段を所定の第1の駆動ゲインで制御し、この撮影装置が正立姿勢以外の姿勢にあるときには、上記駆動手段を、前記第1の駆動ゲインよりも大きな第2の駆動ゲインで制御するものであることを特徴とする。
上記本発明の第2の撮影装置のように、上記駆動制御手段が上記駆動手段に、上記手ぶれ補正レンズの代わりに上記撮像素子を移動させるようにしても上記本発明の第1の撮影装置と同様の効果が得られる。
ここで、上記本発明の第1又は第2の撮影装置において、半押しと全押しの2段階の操作態様を持つシャッタボタンを備え、
上記駆動制御手段は、上記駆動手段を、シャッタボタン半押し以前は上記第1の駆動ゲインで駆動するとともに、シャッタボタン半押し後は、上記姿勢検知手段により検知された、この撮影装置の姿勢に応じて、この撮影装置が正立姿勢にあるときには上記第1の駆動ゲインで駆動し、この撮影装置が正立姿勢以外の姿勢にあるときには上記第2の駆動ゲインで駆動するものであることが好ましい。
この好ましい態様のように、上記シャッタボタン半押し以前においては、上記第2の駆動ゲインよりも小さな第1の駆動ゲインで手ぶれ補正レンズ又は撮像素子を駆動するようにしておいて半押しされたときに上記姿勢検知手段で検知された姿勢が正立姿勢以外の姿勢にあった場合のみ、重力に抗する力にも対抗することができるように駆動ゲインを上げて上記第2の駆動ゲインに変更して手ぶれ補正を行なうようにしておくと、撮影前の状況においてはさらなる消費電力の低減が図られるとともに撮影時においては好適な手ぶれ補正が行なわれる撮影装置が実現する。
また、上記屈曲光学系が、撮影倍率可変のズーム光学系であって、上記駆動制御手段は、上記ズーム光学系のズーム倍率を上げるに従って上記第1の駆動ゲインを上げて上記第2の駆動ゲインに近づける態様のものであることが好ましい。
このような好ましい態様であると、例えば上記第1の撮影装置又は上記第2の撮影装置が上記正立姿勢に維持された状態にあるときに操作により上記ズーム光学系のズーム倍率を上げていったとしても、上記第1の駆動ゲインから上記第2の駆動ゲインに向けて駆動ゲインを上げていくことによりズーム倍率に応じて上記手ぶれ補正レンズ又は上記撮像素子をより大きな力で俊敏に動かすことができるようになる。
また、上記本発明の第1又は第2の撮影装置が、被写体輝度を検出する検出手段を備え、上記駆動制御手段は、上記輝度検出手段で検出された被写体輝度に応じて、被写体輝度が高いほど上記第1の駆動ゲインを下げる態様のものであることが好ましい。
上記検出手段により検出された被写体輝度が高いとシャッタ秒時が短くなるため、上記手ぶれ補正レンズ又は上記撮像素子を動かして手ぶれ補正を行なう必要がなくなってくる。このような場合には上記駆動ゲインをより下げることができるようになるのでさらなる消費電力の低減が図られる。
また第1の撮影装置にあっては、上記駆動手段が、上記手ぶれ補正レンズを、光軸に垂直であって互いに直角な2つの方向それぞれに移動させる2つの電磁コイルを有し、上記姿勢検知手段が、上記手ぶれ補正レンズを所定の中立位置に保持するのに必要な、2つの電磁コイルの駆動電流を比較することにより、この第1の撮影装置の姿勢を検出する態様のものであることが好ましく、上記第2の撮影装置にあっては、上記駆動手段が、上記撮像素子を、光軸に垂直であって互いに直角な2つの方向それぞれに移動させる2つの電磁コイルを有し、
上記姿勢検知手段が、上記撮像素子を所定の中立位置に保持するのに必要な、2つの電磁コイルの駆動電流を比較することにより、この第2の撮影装置の姿勢を検出するものであることが好ましい。
そうすると、上記第1の撮影装置又は第2の撮影装置いずれの撮影装置においても、わざわざ加速度センサ等の姿勢検出センサを設ける必要がなくなり、部品点数の低減からコストダウンを図ることができるというメリットが引き出される。
以上、説明したように、屈曲光学系を備えた撮影装置において屈曲光学系であることを利用して消費電力の低減が図られた撮影装置が実現する。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態であるデジタルカメラ1の外観を示す図である。
図1に示すデジタルカメラ1は、前方から向かう第1の光軸に沿って入射してきた被写体光を上下方向に延びる第2の光軸に沿う方向に反射してCCD固体撮像素子(後述する)上に結像させる屈曲光学系1000を備えたものである。図1には、屈曲光学系1000を構成する第1の光軸を持つ対物レンズ1001のみが示されている。その対物レンズ1001の横には発光窓11が配備されていてその発光窓11から撮影補助光が照射されるようになっている。またカメラボディ上面にはシャッタボタン12が配備されている。
さらに本実施形態のデジタルカメラ1は、手ぶれを検出する角速度センサ13(二軸構成)を備えたものであって、その角速度センサ13により検出された手ぶれ状態に応じて後述する手ぶれ補正駆動手段によって手ぶれ補正レンズが駆動され手ぶれが精度良く補正されるようにもなっている。なお、この例においては不図示の手ぶれ補正スイッチにより手ぶれ補正を禁止することができるようにもなっている。
図2は、屈曲光学系1000の構成を示す図であり、図3は、屈曲光学系1000に組み込まれている手ぶれ補正レンズ1004を駆動する駆動部の概略の構成を示す図である。なお、図3には、手ぶれ補正レンズ1004の配置をより明確に示すためにプリズム1002も図示されている。
図2に示すように前方から向かう第1の光軸に沿って入射してきた被写体光を、図1に示す対物レンズ1001を経由させプリズム1002により上下方向に延びる第2の光軸に沿う方向に反射してCCD固体撮像素子110上に結像させる屈曲光学系1000が備えられている。この例においては、プリズム1002により反射した被写体光がズームレンズ1003、さらに手ぶれ補正レンズ1004、さらにはフォーカスレンズ1005を経由してCCD固体撮像素子110にまで達するような屈曲光学系1000が示されている。
その屈曲光学系1000に組み込まれた手ぶれ補正レンズ1004が、図3に示すように水平面上であって第1の光軸と平行な第1の方向に移動自在に保持する第1のホルダ10041と、その第1のホルダ10041を、水平面上であって上記第1の光軸に垂直な第2の方向に移動自在に保持する第2のホルダ10042との双方に保持されている。
図3に示すように第1のホルダ10041と第2のホルダ10042は、それぞれ一端側が折り曲げられて折曲部が構成されていてそれらの折曲部に第1の電磁コイル100411,第2の電磁コイル100421がそれぞれ設けられている。これらの折曲部の第1の電磁コイル100411,第2の電磁コイル100421各々を両側から挟みこむようにして磁気回路を構成するコの字型の第1のヨーク10041a、第2のヨーク10042aがそれぞれ配設されている。これらのコの字型のヨーク10041a,10042aの一方の端部側の内壁面には電磁コイル100411,100421との間に引力および斥力を発生させるためのマグネット100411a,100421aがそれぞれ貼付されている。したがって、第1の電磁コイル100411に電流が流されると、第1の電磁コイル100411と第1のヨーク10041aに設けられているマグネット100411aとの間に引力あるいは斥力が発生し、同じく第2の電磁コイル100421に電流が流されると、第2の電磁コイル100421と第2のヨーク10042aに設けられているマグネット100421aとの間に引力あるいは斥力が発生する。ここでそれらの電磁コイル100411,100421それぞれに流す電流を適宜変化させると、マグネット100411a,100421aとの間の引力あるいは斥力によって手ぶれ補正レンズ1004の位置が的確に調整される。
図4は、第1の電磁コイル100411,第2の電磁コイル100421を備えた駆動手段のそれらの電磁コイル周辺の構成の詳細を示す図である。図4(a)は、上面図であり、図4(b)は側面図であり、図4(c)は電磁コイルとヨークの係合部の構成を説明する図である。
図4(a)に示すように、手ぶれ補正レンズ1004を駆動する本発明にいう手ぶれ補正駆動手段は、上記第1のホルダ10041に備えられた第1の電磁コイル100411と、上記手ぶれ補正レンズ1004と一体的に備えられた、その第1の電磁コイル100411への通電により引力もしくは斥力を発生する第1のヨーク10041aと、第2のホルダ10042に備えられた第2の電磁コイル100421と、その第2のホルダ10042に備えられた、その第2の電磁コイル100421への通電によりその第2の電磁コイル100421との間に引力もしくは斥力を発生させる第2のヨーク10042aとを備えている。
前述したように第1および第2のヨーク10041a,10042aそれぞれのコの字型の一端側の内壁面(図4(c)参照)にはマグネット100411a,100421aがそれぞれ貼付されているため、電磁コイル100411,100421それぞれに流す電流の大きさが変化すると各電磁コイル100411or100421と各マグネット100411aor100421aとの間の引力あるいは斥力の大きさが変化して手ぶれ補正レンズ1004の位置が精度良く調節される。
図5は、本発明にいう駆動制御手段であるCPU100と、図4に示す電磁コイルと手ぶれ補正レンズ周辺部と、図4に示した部分とともに上記駆動手段を構成する駆動回路1004aとの間の位置関係を示す図である。
このようにメイン基板10上にCPU100や角速度センサ13が実装されていると、角速度センサ13により検出された手ぶれの状態を受けてCPU100は駆動回路1004aに対して素早く指示を行なうことができるようになる。また、屈曲光学系1000の周縁部に配設されている駆動手段内の第1の電磁コイルおよび第2の電磁コイルそれぞれにメイン基板10からの短い配線を通して通電を行なうことができるようになるので、第1のホルダ10041および第2のホルダ10042をを角速度センサ13の検出に応じて応答良く駆動することができるようになる。
また、図4、図5に示すように電磁コイルとマグネット付きのヨークとを備える駆動手段は非常に小型であってさほど場所を取らないので、屈曲光学系1000の脇の狭い空きスペースに収容することが可能となるとともに、その屈曲光学系の横に並べて上記2つの電磁コイルそれぞれに通電するための駆動回路1004aと駆動制御手段であるCPU100とが実装されているメイン基板10を配設することができるようになるため、この撮影装置の薄型化を図ることが可能になる。
図6は、駆動制御手段であるCPU100と駆動手段内の駆動回路1004aおよび各電磁コイルの電気的な繋がりを説明するブロック図を示す図である。
図6(a)には、CPUと駆動回路1004aおよび電磁コイルの電気的な繋がりが示されており、図6(b)には、駆動回路の構成の詳細が示されている。前述の如く手ぶれ補正レンズ1004を第1の方向および第1の方向と直交する方向それぞれに個別に駆動することができるように実際には2つの駆動回路1004a1,1004a2が駆動回路内に設けられている。第2の駆動ゲインで駆動されるときには、少なくとも一方のゲインが第2の駆動ゲインに切り替えられてから手ぶれ補正レンズが駆動されるようになっている。
図6を参照して構成および動作を説明する。
図6に示すように本発明にいう手ぶれ検出手段である角速度センサ13により手ぶれが検出されるようになっていて、角速度センサ13で手ぶれが検出されたことを受けて駆動制御回路であるCPU100は、本発明にいう駆動手段(駆動回路1004aと第1の電磁コイル100411,第2の電磁コイル100421とを具備する)のうちの駆動回路1004aを制御してその駆動回路1004aに手ぶれ補正レンズ1004を駆動させるようにしている。
また、この例においてはCPU100が手ぶれ補正レンズ1004の位置制御を行なう上にあたって手ぶれ補正レンズ1004の位置を常に把握することができるように手ぶれ補正レンズ1004を動かす方向に沿ってセンサ(ラインセンサ等)S1,S2をそれぞれ設けて手ぶれ補正レンズ1004の位置を上記第1の方向およびその第1の方向と直交する方向それぞれについて各検出することができるようにもしている。また図6(b)に示すように駆動回路1004a内にも各センサの方向に対応するように駆動回路A 1004a1と駆動回路B 1004a2を設けてそれぞれの方向に手ぶれ補正レンズ1004aを別々に駆動することができるようにもしてある。このようにしておくと、上記センサS1またはS2によってCPU100が手ぶれ補正レンズ1004の位置を検出したときに手ぶれ補正レンズ1004が双方の方向における中立位置にないような場合には、それぞれの駆動回路に手ぶれ補正レンズを中立位置に位置させるように指示して駆動させるようなことが行なえる。
また、この例ではCPU100が、センサS1,S2からのポジション信号により手ぶれ補正レンズ1004がそれぞれの方向において中立位置にあるということを検知したら、CPUは、offset信号を駆動回路1004aに供給して駆動回路1004aに所定の電流を流し続けさせることにより中立位置に保持させる処理も行なっている。このようにして手ぶれ補正レンズを中立位置に保持させている状態にあるときに駆動回路1004aからの電流モニタ信号を受けてCPU100が双方の電流値(駆動回路A 1004a1が電磁コイル100411に流している電流と駆動回路B 1004a2が電磁コイル100421に流している電流との間)に差がないことを検知した場合には、正立姿勢にあると判定し、さらに撮影時に手ぶれを補正するときには重力に抗する方向に動かす必要がないので駆動ゲインを下げて小さな駆動力で手ぶれ補正レンズを駆動するようにしておいても充分に手ぶれを補正することができる状況にあると判定する。
このように判定したら、CPU100は第1の駆動ゲインで駆動回路1004aを制御して手ぶれ補正レンズ1004を駆動する様にしている。なお、この例では、元々第1の駆動ゲインを駆動回路(駆動回路Aおよび駆動回路B)に設定しておいて消費電力を低減するようにしてあるので、正立姿勢にあるときには第1のゲインのまま駆動回路に手ぶれ補正レンズを駆動させるようにしている。なお図6にはゲイン端子に第1の駆動ゲインまたは第2の駆動ゲインを設定するような例を掲げてあるが、回路内に実装されているいくつかの抵抗のいずれかを選択することによりゲインを切り替えるような構成であっても良い。
この正立姿勢の状態にあるときにこの撮影装置により撮影が行なわれて角速度センサ13により手ぶれが検出されたら、CPU100はその角速度センサ13で検出された手ぶれに応じてその手ぶれを打ち消すためのcont信号を駆動回路1004aに供給して第1の駆動ゲインを持つ駆動回路1004aに手ぶれ補正レンズ1004aを駆動させて手ぶれを補正させる。
このように正立姿勢にあるときに撮影が行なわれたときには重力に抗する力が手ぶれ補正レンズに働かないことを利用して駆動ゲインを下げることにより消費電力の低減を図るようにしている。
すなわちこの撮影装置が備えている光学系が屈曲光学系であることを利用してより消費電力の低減が図られた撮影装置が実現したということになる。
また、この状態から進んで電磁コイル100411と電磁コイル100421に電流を流し続けさせているにも拘わらず、手ぶれ補正レンズ1004を中立位置に保つことができなくなってきてセンサS1またはS2から中立位置との偏差を示すポジション信号が供給されてきたことを受けてCPU100は、少なくとも一方の電磁コイルに流す電流を大きくするようにという指示をoffset信号により駆動回路に指示して手ぶれ補正レンズ1004aを中立位置に保持しようとする。ここで、CPU100が各センサS1,S2からのポジション信号により中立位置に保つことができるようになったと判定した場合には、その判定したときの電流を駆動回路1004aに電流を流し続けさせる。
このように中立位置に保持しているときにCPU100が、電流モニタ信号により双方の電流の値に差があるということを検知したときには、CPU100は正立姿勢以外の姿勢にあると判定して、今度は駆動回路1004aのゲインを上げないと手ぶれ補正レンズ1004を重力に抗する方向に駆動することができないということを認識する。
そこでこの姿勢にあるときに撮影が行なわれたときには、角速度センサ13からの手ぶれ検出信号を受けてCPU100は第2の駆動ゲインで駆動回路1004aを制御して駆動回路1004aに手ぶれ補正レンズ1004を駆動させるようにしている。
このようにしておくと正立姿勢以外の姿勢にあることを検知したときには、重力に抗する方向に手ぶれ補正レンズ1004を動かす必要があると判定して駆動回路1004aのゲインを上げて第2の駆動ゲインで駆動回路1004aを制御することにより手ぶれ補正レンズ1004をより大きな力で動かすことによりより手ぶれに応じてより敏感に手ぶれ補正レンズを動かすことができるようになる。
また、上記のような構成であると、手ぶれ補正レンズ1004aを中立位置に保持するために第1の電磁コイル100411と第2の電磁コイル100421それぞれを通電しているときの電流値をCPUが検知することにより正立姿勢にあるか、正立姿勢以外の姿勢にあるかを判別することもできるようになる。
図7は、撮影装置が正立姿勢に構えられた場合と、正立姿勢以外の姿勢に構えられた場合とでコイルに流れる電流値がどのように変化するかを説明する図である。図中電流I1は、手ぶれ補正レンズ1004を中立位置に保持するために第1の電磁コイル100411に流す必要のある電流値であり、電流I2は、手ぶれ補正レンズ1004を中立位置に保持するために第2の電磁コイル100421に流す必要のある電流値であり、双方とも電流モニタ信号に基づいてCPU100が検知した値である。
図7に示すように双方のセンサS1,S2により手ぶれ補正レンズ1004が中立位置に在ることを検出したときの双方の電流値I1,I2にさほど差がないことを電流モニタ信号によりCPU100が検知した場合には、CPU100は、この撮影装置が正立姿勢に構えられていると判定することができる。これに対し、撮影装置が正立姿勢以外の姿勢に構えられて手ぶれ補正レンズを重力に抗する方向に駆動することが必要になったときに電流値I1と電流値I2との間に明らかな差が現われたことを電流モニタ信号によりCPU100が検知した場合には、CPU100はこの撮影装置が正立姿勢以外の姿勢に構えられていると判定することができる。
このように電流値を検知することにより姿勢を検知することができるようになると、姿勢検知用のセンサをわざわざ設ける必要がなくなるというメリットが得られる。
ここで、本発明にいう駆動制御手段であるCPUが行なう手ぶれ補正処理を含む撮影処理の手順を、図8を参照して説明する。
図8は、駆動制御手段であるCPU100が行う撮影処理を説明するフローチャートである。
電源スイッチが投入され電源がオンしたらCPU100は、このフローの処理を開始する。
まずステップS801で撮影モードであるかどうかを判定し、撮影モードであると判定したらYes側に進んでステップS802で姿勢検出を行なう。ここで前述したように駆動回路が電磁コイルに通電している電流値の値に差があるかないかを電流モニタ値により検知して正立姿勢にあるか、それ以外の姿勢にあるかを判定する。このステップS802で電流値がほぼ同じ値であって現在の姿勢が正立姿勢であると判定した場合には正立側に進んでステップS803で手ぶれ補正スイッチがオンになっているかどうかを判定する。このステップS803で手ぶれ補正スイッチがオンになっていると判定したら、YES側に進んでステップS804で直交する2つの方向それぞれのぶれを角速度センサにより検出しておく。このときには撮影前にどの程度のふれが発生しているかを検出する。そして次のステップS805で駆動回路1004aに手ぶれ補正レンズ1004を駆動させることにより中立位置に手ぶれ補正レンズ1003を保持させるようにする。次のステップS806へ進んでシャッタボタン12が半押しされたかどうかを判定する。このステップS806で半押しされていないと判定したら、ステップS802に戻ってステップS802からの処理を繰り返し行なう。ステップS806でシャッタボタン12が半押しされたと判定したら、ステップS807へ進んで今度はシャッタボタン12が全押しされたかどうかを判定する。このステップS807で半押し状態から元の位置にシャッタボタン12が戻されてしまったらステップS802に戻ってステップS802からの処理を繰り返し行なう。ステップS807でシャッタボタン12が全押しされたと判定したら次のステップS808に進んで角速度センサによる手ぶれ検出に応じて第1の駆動ゲインで駆動回路を制御して手ぶれに応じて駆動回路に手ぶれ補正レンズを駆動させながら撮影処理を行なってこのフローの処理を終了する。
また、ステップS803でNo側に進んだ場合には、ステップS806で手ぶれ補正レンズ1004を行なわないということを認識する。ステップS809までは同じ処理を行なって全押しされたときにはステップS809をジャンプして手ぶれ補正を行なわないようにして撮影処理を行なってこのフローの処理を終了する。
ステップS802で電流値に差があって現在の姿勢が正立姿勢以外の姿勢であると判定した場合には正立以外側に進んでステップS811で手ぶれ補正スイッチがオンになっているかどうかを判定する。このステップS811で手ぶれ補正スイッチがオンになっていると判定したら、YES側に進んでステップS812で直交する2つの方向それぞれのぶれを角速度センサにより検出する。このときには撮影前にどの程度のふれが発生しているかを検出する。そして次のステップS813で駆動回路1004aに手ぶれ補正レンズ1004を駆動させることにより中立位置に手ぶれ補正レンズを保持させるようにする。次のステップS814へ進んでシャッタボタン12が半押しされたかどうかを判定する。このステップS814で半押しされていないと判定したら、ステップS802に戻ってステップS802からの処理を繰り返し行なう。ステップS815でシャッタボタンが半押しされたと判定したら、ステップS816へ進んで今度はシャッタボタン12が全押しされたかどうかを判定する。ここで半押し状態から元の位置にシャッタボタン12が戻されてしまったらステップS802に戻ってステップS802からの処理を繰り返し行なう。ステップS816でシャッタボタン12が全押しされたと判定したら次のステップS817に進んで角速度センサの手ぶれ検出に応じて第2の駆動ゲインで駆動回路を制御して駆動回路に手ぶれ補正レンズを駆動させながら撮影処理を行なってこのフローの処理を終了する。
また、ステップS811でNo側に進んだ場合には、ステップS814で手ぶれ補正レンズ1004を行なわないということを認識する。ステップS816までは同じ処理を行なって全押しされたときにはステップS817をジャンプして手ぶれ補正を行なわないようにして撮影処理を行なってこのフローの処理を終了する。
このようにすると、正立姿勢にあるときに第2の駆動ゲインよりも小さい駆動ゲインで駆動回路が制御される分、また、正立姿勢以外にあっても手ぶれ補正が行なわれるまではその第1の駆動ゲインで駆動回路が制御される分、消費電力が低減される。
上記例においては正立姿勢にあるときにはCPU100が第1の駆動ゲインで駆動回路1004aを制御し、正立姿勢以外の姿勢にあるときにはCPU100が第2の駆動ゲインで駆動回路1004aを制御する例を説明したが、撮影装置の姿勢(傾きの角度)に応じて除々に駆動ゲインを上げるような構成にしても良い。
以上説明したように、屈曲光学系を用いることにより消費電力の低減が図られた撮影装置が実現する。
また、正立姿勢にあっても、ズームスイッチが操作されてズーム倍率を上げていくと、手ぶれの影響が除々に強く現われるようになってくる。
例えば、駆動回路1004aにゲインが連続的に変化するようなもの用いるようにすると、第1の駆動ゲインや第2の駆動ゲインを連続的に変化させながら動作させることができる。このように駆動回路にゲインが連続的に変化するようなものを用いると、次のような応用が利く。
図9は、ズーム倍率と駆動ゲインとの関係を説明する図である。
この撮影装置がたとえ正立姿勢にあっても、ズームスイッチが操作されてズーム倍率を上げていく操作が行なわれた場合には、望遠側に近づくに応じて手ぶれの影響が強く現われるようになる。そこで本実施形態の撮影装置においては、ズーム倍率に応じて駆動回路1004aのゲインを第1の駆動ゲインから第2の駆動ゲインに近づけていくようにしておいて、高ズーム倍率における撮影時に手ぶれが発生したときにはより大きな駆動力で手ぶれ補正レンズを駆動することができるようにしている。
このようにしておくと、ズーム倍率が上がるにつれて手ぶれの影響が強く現われてきたとしても手ぶれ補正レンズを敏感に反応させることにより好適な手ぶれ補正が行なわれるようになる。
また、被写体輝度の輝度値によってはシャッタ秒時が短くなるにつれて手ぶれの影響はあまり現われなくなってくる。
図10は、被写体輝度と駆動ゲインの関係を説明する図である。
周知の通り、被写体輝度が明るくなるにつれてシャッタ秒時を短くしていくことができる。このようにシャッタ秒時を短くすることができるということは手ぶれの影響がほとんど現われなくなるということである。そこで、シャッタ秒時が短くなるにつれて上記第1の駆動ゲインを下げるようにしてさらなる消費電力の低減を図るようにするとなお良い。
図11は、第2実施形態を示す図である。
上記第1実施形態では手ぶれ補正レンズ1004を二次元的に駆動するようにしたが、第二実施形態では手ぶれ補正レンズ1004に代えてCCD固体撮像素子110を二次元的に駆動するようにしている。
図11には、そのCCD固体撮像素子110を2次元的に駆動する駆動手段の構成が示されている。図4に示す手ぶれ補正レンズ1004をCCD固体撮像素子110に置き換えた以外は図4の構成と全く同じ構成である。
図11に示すようにCCD固体撮像素子110をそのCCD固体撮像素子110が実装されている基板1101aごと、水平面上であって上記第1の光軸と平行な第1の方向に移動自在に保持する第1のホルダ1101と、第1のホルダ1101を、水平面上であって第1の光軸に垂直な第2の方向に移動自在に保持する第2のホルダ1102とがそれぞれ備えられている。上記手ぶれ検出手段である角速度センサ13による検出結果に応じて、上記第1のホルダ1x101に保持された上記CCD固体撮像素子110、上記第2のホルダ1102に保持された上記第1のホルダ1101それぞれが駆動され手ぶれが補正される。
このように図4に示す手ぶれ補正レンズ1004の代わりにCCD固体撮像素子110を2次元的に駆動するようにしても第1実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の一実施形態であるデジタルカメラ1の外観を示す図である。 屈曲光学系1000の構成を示す図である。 屈曲光学系1000に組み込まれている手ぶれ補正レンズ1004を駆動する駆動手段の概略の構成を示す図である。 電磁コイル100411を備えた駆動手段の構成の詳細を示す図である。 CPU100が実装されているメイン基板10と屈曲光学系1000との位置関係を説明する図である。 メイン基板10内の回路構成および駆動手段との関係を示す図である。 CPU100が、上記正立姿勢とその正立姿勢以外の姿勢とを判別するときの状態を説明するための図である。 CPU100が行う撮影処理を説明するフローチャートである。 ズーム倍率と駆動ゲインとの関係を説明する図である。 被写体輝度と駆動ゲインとの関係を説明する図である。 第2実施形態を示す図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
1000 屈曲光学系
1001 対物レンズ
1002 プリズム
1003 ズームレンズ
1004 手ぶれ補正レンズ
10041 第1のホルダ
10042 第2のホルダ
10041a 第1のヨーク
10042a 第2のヨーク
100411 第1の電磁コイル
100421 第2の電磁コイル
100411a マグネット
100421a マグネット
1005 フォーカスレンズ
110 CCD固体撮像素子
1101 第1のホルダ
1101a 第1の電磁コイル
11011 第1のヨーク
11011a 第1のマグネット
1102 第2のホルダ
1102a 第2の電磁コイル
11021a 第2のマグネット
11021 第2のヨーク
1103 ベース

Claims (7)

  1. 前方から向かう第1の光軸に沿って入射してきた被写体光を、正立姿勢にあるときに上下方向に延びる第2の光軸に沿う方向に反射して撮像素子上に結像させる屈曲光学系を備え、該撮像素子上に結像した被写体光を捉えて画像信号を生成する撮影装置において、
    この撮影装置の姿勢を検知する姿勢検知手段と、
    撮影時の手ぶれを検出する手ぶれ検出手段と、
    前記屈曲光学系の被写体光が前記第2の光軸に沿って進む部分に組み込まれた、手ぶれを補正する手ぶれ補正レンズと、
    前記手ぶれ補正レンズを、前記第2の光軸に垂直な方向に移動させる駆動手段と、
    前記手ぶれ検出手段により検出された手ぶれに応じて、前記駆動手段に前記手ぶれ補正レンズを移動させることにより、手ぶれを補正させる駆動制御手段とを備え、
    前記駆動制御手段は、前記姿勢検知手段により検知された、この撮影装置の姿勢に応じてこの撮影装置が正立姿勢にあるときに前記駆動手段を所定の第1の駆動ゲインで制御し、この撮影装置が正立姿勢以外の姿勢にあるときには、前記駆動手段を、前記第1の駆動ゲインよりも大きな第2の駆動ゲインで制御するものであることを特徴とする撮影装置。
  2. 前方から向かう第1の光軸に沿って入射してきた被写体光を、正立姿勢にあるときに上下方向に延びる第2の光軸に沿う方向に反射して撮像素子上に結像させる屈曲光学系を備え、該撮像素子上に結像した被写体光を捉えて画像信号を生成する撮影装置において、
    この撮影装置の姿勢を検知する姿勢検知手段と、
    撮影時の手ぶれを検出する手ぶれ検出手段と、
    前記撮像素子を、前記第2の光軸に垂直な方向に移動させる駆動手段と、
    前記手ぶれ検出手段により検出された手ぶれに応じて、前記駆動手段に前記撮像素子を移動させることにより、手ぶれを補正させる駆動制御手段とを備え、
    前記駆動制御手段は、前記姿勢検知手段により検知された、この撮影装置の姿勢に応じてこの撮影装置が正立姿勢にあるときに前記駆動手段を所定の第1の駆動ゲインで制御し、この撮影装置が正立姿勢以外の姿勢にあるときには、前記駆動手段を、前記第1の駆動ゲインよりも大きな第2の駆動ゲインで制御するものであることを特徴とする撮影装置。
  3. 半押しと全押しの2段階の操作態様を持つシャッタボタンを備え、
    前記駆動制御手段は、前記駆動手段を、シャッタボタン半押し以前は前記第1の駆動ゲインで駆動するとともに、シャッタボタン半押し後は、前記姿勢検知手段により検知された、この撮影装置の姿勢に応じて、この撮影装置が正立姿勢にあるときには前記第1の駆動ゲインで駆動し、この撮影装置が正立姿勢以外の姿勢にあるときには前記第2の駆動ゲインで駆動するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の撮影装置。
  4. 前記屈曲光学系が、撮影倍率可変のズーム光学系であって、
    前記駆動制御手段は、前記ズーム光学系のズーム倍率を上げるに従って前記第1の駆動ゲインを上げて前記第2の駆動ゲインに近づけるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の撮影装置。
  5. 被写体輝度を検出する検出手段を備え、
    前記駆動制御手段は、前記輝度検出手段で検出された被写体輝度に応じて、被写体輝度が高いほど前記第1の駆動ゲインを下げるものであることを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか1項記載の撮影装置。
  6. 前記駆動手段が、前記手ぶれ補正レンズを、光軸に垂直であって互いに直角な2つの方向それぞれに移動させる2つの電磁コイルを有し、
    前記姿勢検知手段が、前記手ぶれ補正レンズを所定の中立位置に保持するのに必要な、2つの電磁コイルの駆動電流を比較することにより、この撮影装置の姿勢を検出するものであることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  7. 前記駆動手段が、前記撮像素子を、光軸に垂直であって互いに直角な2つの方向それぞれに移動させる2つの電磁コイルを有し、
    前記姿勢検知手段が、前記撮像素子を所定の中立位置に保持するのに必要な、2つの電磁コイルの駆動電流を比較することにより、この撮影装置の姿勢を検出するものであることを特徴とする請求項2記載の撮影装置。
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