JP2007127754A - 像振れ補正装置、光学装置、交換レンズ、及びカメラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】センサ異常に対処することの可能な像振れ補正装置を提供することにある。
【解決手段】本発明の像振れ補正装置は、撮影像を結像する撮影系に加わる振動を検出可能な2つのセンサ(5p,6p)と、前記2つのセンサ(5p,6p)の検出結果に応じて前記振動による前記撮影像の振れを制御する制御部(701,702,703,301Y,704)と、前記2つのセンサ(5p,6p)の検出結果を参照し、それらセンサの良否を判定する判定部(600)とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ビデオカメラやスチルカメラなどの撮影機材に搭載される像振れ補正装置に関する。
スチルカメラシステムに外部から振動が加わると、撮影像の乱れ(像振れ)が生じる。この像振れの主な原因は、手持ち撮影する際の手振れとされており、その振動の種類は、一般的な撮影倍率の場合、撮影系が傾斜する方向への振動(角度振れ)である。
この問題を回避するため、特許文献1に代表される像振れ補正の技術が提案された。この技術は、カメラシステムに角速度センサを搭載し、その角速度センサの出力を積分して撮影系の角度振れ量(傾斜角度)を算出し、その傾斜角度に応じて撮影系の一部を制御駆動し、像振れを打ち消すものである。
そのためのセンサは様々あるが、可搬機器であるカメラシステムには、小型化可能な角速度センサである振動ジャイロが好適である。振動ジャイロは、所定周波数で振動する振動子を有し、その振動子に加わるコリオリ力を検出するものである。この振動ジャイロの検出周波数帯域を手振れの周波数帯域(例えば、3Hz〜8Hz)に設定しておけば、手振れを抑制することができる。
特開2000−180911号公報
しかし、何らかの理由でセンサに異常が生じると、撮影系の傾斜角度が誤認識される可能性がある。仮に、傾斜角度が実際よりも小さく認識されたならば、撮影系の駆動量が不足するだけなので、像振れが残存するだけで済む。しかしその反対に傾斜角度が実際よりも大きく認識されると、撮影系の駆動量が過剰となるので、異常な像振れが生じる可能性がある。
本発明の目的はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、センサ異常に対処することの可能な像振れ補正装置を提供することにある。
本発明の像振れ補正装置は、撮影像を結像する撮影系に加わる振動を検出可能な2つのセンサと、前記2つのセンサの検出結果に応じて前記振動による前記撮影像の振れを制御する制御部と、前記2つのセンサの検出結果を参照し、それらセンサの良否を判定する判定部とを備えたことを特徴とする。
なお、前記判定部は、前記2つのセンサの検出結果を比較し、両者の差異が閾値以上であるときには前記2つのセンサの少なくとも一方に異常があると判定してもよい。
また、前記判定部は、前記2つのセンサの少なくとも一方に異常があると判定した場合、前記制御に対する前記2つのセンサの双方の検出結果の反映を停止させてもよい。
また、前記2つのセンサは、前記振動の同じ方向の互いに異なる周波数帯域に感度を有し、かつそれらの周波数帯域を一部重複させており、前記判定部は、前記2つのセンサの互いに重複する周波数帯域の検出結果に基づき、前記判定を行ってもよい。
また、前記判定部は、前記2つのセンサの良否を個別に判定し、異常があると判定されたセンサの前記制御に対する検出結果の反映を停止させてもよい。
また、前記判定部は、前記2つのセンサのうち、零電圧又は電源電圧に相当する検出結果を出力したものに異常があると判定してもよい。
また、前記2つのセンサのうち少なくとも1つのセンサは、振動子に単結晶を用いてもよい。
また、前記2つのセンサのうち少なくとも1つのセンサは、3Hz〜8Hzの振動を検出可能であってもよい。
また、本発明の光学装置は、上述した何れかの像振れ補正装置を備えたことを特徴とする。
また、本発明の交換レンズは、上述した何れかの像振れ補正装置を備えたことを特徴とする。
また、本発明のカメラシステムは、上述した何れかの像振れ補正装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、センサの異常に対処することの可能な像振れ補正装置を提供することにある。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態を説明する。本実施形態は、スチルカメラシステムの実施形態である。
先ず、図1に基づき本カメラシステムの全体構成を説明する。
図1は、本カメラシステムの全体構成図である。図1に示す座標系のZ方向は、像振れ補正の非動作時におけるカメラシステムの光軸100の方向に対応し、Y方向は横位置撮影時のカメラシステムの上下方向に対応し、X方向は横位置撮影時のカメラシステムの左右方向に対応する。以下、必要に応じてこの座標系を用いる。
図1に示すとおり、カメラシステムは、カメラ本体1と、カメラ本体1に対し着脱可能なレンズ鏡筒2とからなる。カメラ本体1は、例えば、クイックリターンミラーやシャッタ機構を備えた一眼レフタイプのスチルカメラであり、レンズ鏡筒2は、像振れ補正の機能を搭載した交換レンズである。
なお、本カメラシステムのバッテリは、カメラ本体1の側に装着されており、レンズ鏡筒2に対しては、カメラ本体1から必要に応じて電力が供給される。供給開始のタイミングは、例えば、カメラ本体1のレリーズ釦が半押しされた時点である。
レンズ鏡筒2内には、撮影光学系として、例えば、第1のレンズ群201,第2のレンズ群202,第3のレンズ群203,第4のレンズ群204からなる4群構成のズームレンズが配置される。その変倍や焦点調節は、レンズ群201,202,203,204のZ方向の位置関係を変化させることによって行われる。その際のレンズ群の移動は、レンズ鏡筒2内に備えられたカム機構(不図示)によって行われる。
このレンズ鏡筒2は、被写界からの被写体光束を、カメラ本体1内の撮像面101に結像する。その撮像面101上に形成された被写体像は、カメラ本体1内に配置された銀塩フィルムやCCD・CMOSといった増幅型固体撮像素子などの撮像部によって撮像される。
ここで、第3のレンズ群203は、レンズ群203a,203b,203cからなる3群構成となっており、それらは像振れ補正ユニット3内に収められている。このうちレンズ群203bが、像振れ補正のため駆動される補正レンズである。よって、以下では、レンズ群203bを補正レンズ203bと称す。
この補正レンズ203bは、像振れ補正ユニット3においてX方向及びY方向に移動可能に支持されている。像振れ補正ユニット3には、その補正レンズ203bをX方向に移動させるアクチュエータ301Xと、補正レンズ203bをY方向に移動させるアクチュエータ301Yとが備えられる。また、像振れ補正ユニット3内には、そのときの補正レンズ203bのX方向の位置及びY方向の位置を個別に検出する位置検出センサ302X及び位置検出センサ302Yも備えられる。
さらに、レンズ鏡筒2には、カメラシステムに加わる角度振れを検出するために、高周波センサ5p,5yと、低周波センサ6p,6yとが搭載される。それらセンサの固定箇所は、変倍時や焦点調節時にも回転しない部材(固定筒)である。
このうち、高周波センサ5p,低周波センサ6pは、カメラシステムに加わるX軸周り(ピッチ方向)の角度振れの速度(角速度)を検出する角速度センサである。ピッチ方向の角度振れはY方向の像振れを引き起こすので、これらの高周波センサ5p,低周波センサ6pは、アクチュエータ301Y,位置検出センサ302Yと共にY方向の像振れ補正に利用される。
一方、高周波センサ5y,低周波センサ6yは、カメラシステムに加わるY軸周り(ヨー方向)の角度振れの速度(角速度)を検出する角速度センサである。ヨー方向の角度振れはX方向の像振れを引き起こすので、これらの高周波センサ5y,低周波センサ6yは、上述したアクチュエータ301X,位置検出センサ302Xと共にX方向の像振れ補正に利用される。
また、低周波センサ6p,6yの各々の検出周波数帯域は、手振れの周波数帯域(例えば、3Hz〜8Hz)をカバーしている。このような低周波センサ6p,6yには、振動子に水晶を用いた水晶型の振動ジャイロが好適である。
一方、高周波センサ5p,5yの各々の検出周波数帯域は、手振れよりも高周波数である機械的振動の周波数帯域(例えば、30Hz〜50Hz)をカバーしている。このような高周波センサ5p,5yには、振動子にセラミックを用いたセラミック型の振動ジャイロが好適である。
次に、図2に基づき像振れ補正ユニット3の詳細を説明する。
図2は、像振れ補正ユニット3の断面図である。図2は、YZ平面における断面図であり、この断面図中には、Y方向の像振れ補正に用いられるアクチュエータ301Y及び位置検出センサ302Yが表れている。
図2に示すように、像振れ補正ユニット3において、補正レンズ203bは、保持枠303によって保持された状態で、レンズ群203aを保持した前側レンズ室304と、レンズ群203cを保持した後側レンズ室305との間の空間に配置されている。
前側レンズ室304と後側レンズ室305とは、ねじ306で固定されており、補正レンズ203bを保持した保持枠303は、前側レンズ室304と後側レンズ室305との間隙を不図示の補正レンズ駆動機構により移動可能である。但し、その移動方向はX方向及びY方向のみに制限されており、保持枠303がZ軸周りに回転することは無い。
アクチュエータ301Yは、例えば、VCM(Voice Coil Motor)からなり、前側レンズ室304に固定された下側ヨーク301aと、その下側ヨーク301a上に2極着磁された永久磁石301bと、保持枠303に固定されたループ状のコイル301cと、後側レンズ室305に固定された上側ヨーク301dとを備える。下側ヨーク301a,永久磁石301b,上側ヨーク301dによると、コイル301cの近傍に磁気回路が形成される。よって、アクチュエータ301は、コイル301cへ駆動電流を流すことにより、保持枠303(及び補正レンズ203b)をY方向へ移動させることができる。
位置検出センサ302Yは、例えば、前側レンズ室304に取り付けられたLED(Light Emitting Diode)302cと、保持枠303に形成されたスリット302bと、スリット302bを通過した光を受光するPSD(Position Sensitive Detector)302aと、検出部302aを支持して後側レンズ室305の側へ固定する基板307とを備える。LED302cから発せられた光は、スリット302bを介してPSD302aへ入射する。保持枠303(及び補正レンズ203b)がY方向へ移動すると、スリット302bも移動するので、PSD302aの出力信号が変化する。よって、位置検出センサ302Yは、LED302c及びPSD302aを駆動することにより、補正レンズ203bのY方向の位置を検出することができる。
なお、図2には表れていないが、X方向の像振れ補正に用いられるアクチュエータ301X及び位置検出センサ302Xは、図2に示したアクチュエータ301Y及び位置検出センサ302Yを光軸100の周りに90°回転させたものと同じである。アクチュエータ301Xは、アクチュエータ301Yが補正レンズ203bをY方向へ移動させるのと同様に、補正レンズ203bをX方向に移動させ、位置検出センサ302Xは、位置検出センサ302Yが補正レンズ203bのY方向の位置を検出するのと同様に、補正レンズ203bのX方向の位置を検出する。
次に、図3に基づき高周波センサ5p,5y,低周波センサ6p,6yの実装形態を説明する。
図3(a)は、高周波センサ5p,5y,低周波センサ6p,6yを固定した固定筒の周辺の斜視図である。図3(b)は、図3(a)中のA視図である。
固定筒403は、レンズ鏡筒がカメラ本体に装着されている限り、変倍や焦点調節に依らず、Z軸周りの回転位置が変化しない部材である。固定筒403に設けられたカム溝404は、レンズ鏡筒内の第1のレンズ群や第2のレンズ群を移動させるためのものである。
先ず、高周波センサ5pは、ガラスエポキシからなる実装基板401、ゴムなどの弾性部材からなる緩衝部材406、及び固定用のネジ407を介して、固定筒403に対し固定されている。また、高周波センサ5pは、遮音カバー405pによって覆われている。
具体的には、固定筒403の取り付け部403aに対し、緩衝部材406を介して実装基板401が取り付けネジ407で固定され、その実装基板401上に高周波センサ5pが実装される。その実装基板401には切り欠き部401aが形成されており、その切り欠き部401aと、遮音カバー405pの取り付け突起405aとが係合することにより、高周波センサ5pが遮音カバー405pによって覆われる。
また、高周波センサ5yも、高周波センサ5pと同じ実装基板401上に実装されており、かつ遮音カバー405yによって覆われている。
なお、この実装基板401には、高周波センサ5p,5yからの出力信号を処理するアナログ回路の一部も実装されている。また、遮音効果を増すため、遮音カバー405p,405yと高周波センサ5p,5yとの間に、例えば、発泡ウレタンなどからなる、振動を吸収する部材を介在させてもよい。
一方、低周波センサ6pは、フレキシブルプリント基板からなる実装基板402を介して固定筒403に固定される。
具体的には、固定筒403の表面に設けられた取り付け用平面部403bに対し、両面テープにより実装基板402が貼付され、その実装基板402の貼付面上に、低周波センサ6pが実装されている。
また、低周波センサ6yも、低周波センサ6pと同じ実装基板402上に実装され、その低周波センサ6pと同様に固定される。
なお、この実装基板402には、2つの低周波センサ6p,6yからの出力信号を処理するアナログ回路の一部も実装されている。
次に、図4に基づき本カメラシステムの像振れ補正回路を説明する。図4には、Y方向の像振れ補正回路のブロック図のみを示した。本カメラシステムの像振れ補正回路には、Y方向の像振れ補正回路と、X方向の像振れ補正回路との2系統があるが、両者の間では使用されるセンサやアクチュエータが異なるだけであって、その回路構成は同じである。よって、ここでは、前者のみ説明する。
図4に示すとおり、Y方向の像振れ補正回路は、高周波センサ5p,低周波センサ6p,増幅器501,601,加算器502,602,A/D変換器503,603,801,901,D/A変換器504,604,MPU500,モータドライバ703,アクチュエータ301Y,補正レンズ駆動機構704,位置検出センサ302Y,A/D変換器705からなる。なお、MPU500内の各ブロックは、MPU500による各処理の概念を示している。
このうち、高周波センサ5p,低周波センサ6p,増幅器501,601,アクチュエータ301Y,補正レンズ駆動機構704,位置検出センサ302Yは、レンズ鏡筒に搭載されており、それ以外の回路は、レンズ鏡筒又はカメラ本体に搭載されている。但し、この回路の特性は、レンズ鏡筒内の撮影光学系の仕様に適合させてあるので、カメラ本体側よりもレンズ鏡筒側に搭載されることが望ましい。
さて、カメラシステムにピッチ方向の角度振れが生じると、高周波センサ5pから角速度信号aが出力され、低周波センサ6pから角速度信号bが出力される。
高周波センサ5pからの角速度信号aは、増幅器501によって所定の利得で増幅される。この増幅器501にはバンドパスフィルタの機能も付与されている(その特性の詳細は後述)。
この増幅器501から出力される角速度信号Aには、加算器502において直流信号が加算される。この直流信号の値は、MPU500内の加算出力算出部505によって逐次算出されるものであり、角速度信号Aの振幅を、A/D変換器503のダイナミックレンジに適合させるための補正値である(この補正値は、正負双方の値を採り得る。)。加算出力算出部505が算出した補正値は、D/A変換器504を介して加算器502に入力される。
こうして適切な値の振幅となった角速度信号Aは、A/D変換器503においてディジタル信号に変換され、MPU500へと取り込まれる。
MPU500に取り込まれた角速度信号Aは分岐され、その一方は、遮断周波数が0.1Hz程度のローパスフィルタ(LPF;Low Pass Filter)506へ入力される、他方は、そのまま減算器507へと入力される。この減算器507から出力される角速度信号Aからは、ローパスフィルタ506の出力値が減算されている。この角速度信号Aは、信号切替部711へ入力される。
一方、低周波センサ6pからの角速度信号bは、増幅器601によって所定の利得で増幅される。この増幅器601にはローパスフィルタの機能も付与されている(その特性の詳細は後述)。
この増幅器601から出力される角速度信号Bには、加算器602において直流信号が加算される。この直流信号の値は、MPU500内の加算出力算出部605によって逐次算出されるものであり、角速度信号Bの振幅を、A/D変換器603のダイナミックレンジに適合させるための補正値である(この補正値は、正負双方の値を採り得る。)。加算出力算出部605が算出した補正値は、D/A変換器604を介して加算器602に入力される。
こうして適切な値の振幅となった角速度信号Bは、A/D変換器603においてディジタル信号に変換され、MPU500へと取り込まれる。
MPU500に取り込まれた角速度信号Bは分岐され、その一方は前述したローパスフィルタ506と同じ特性のローパスフィルタ(LPF)606を介して減算器607へと入力され、他方は、そのまま減算器607へと入力される。この減算器607から出力される角速度信号Bからは、ローパスフィルタ606の出力値が減算されている。この角速度信号Bは、信号切替部711へ入力される。
通常、信号切替部711は、角速度信号Aと角速度信号Bとを加算して加算信号(A+B)を生成し、その加算信号(A+B)をMPU500内の目標位置算出部701に入力する。
目標位置算出部701は、その加算信号(A+B)を積算(積分)し、カメラシステムのピッチ方向の傾斜角度を算出する。さらに、目標位置算出部701は、算出した傾斜角度と、撮影光学系の像面移動倍率(撮影光学系の焦点距離及び被写体距離から求まる。)とに基づき、補正レンズ203bのY方向の目標位置を算出する。このY方向の目標位置は、その傾斜角度の下でY方向に生じる像振れを打ち消すための位置である。
なお、撮影光学系の焦点距離及び被写体距離は、レンズ鏡筒内のレンズ群のZ方向の位置関係から求まるものであり、それらの情報は、レンズ鏡筒内のエンコーダを介してレンズCPUが常時把握し、MPU500へと送られるものとする。
算出されたY方向の目標位置は、MPU500内の制御部702へ入力される。制御部702は、例えば、PID(Proportional, Integral, Dfferential)制御器などからなり、目標位置に応じて制御信号を生成し、モータドライバ703へ与えるものである。モータドライバ703は、その制御信号に応じて、例えば、アクチュエータ301YをPWM(Pluse Width Modulation)駆動する。
アクチュエータ301Yは、与えられた駆動量に応じて補正レンズ駆動機構704を駆動し、補正レンズ203bをY方向の目標位置へ移動させる。これによって、撮像面上の被写体像はY方向へと移動する。その移動量は、補正レンズ203bの実際の移動量に撮影光学系の像面移動倍率を掛けた値となる。よって、図4では、補正レンズ203bを増幅器の記号で表現した。
また、その補正レンズ203bのY方向の位置は、位置検出センサ302Yによって検出される。その検出信号は、A/D変換器705によりディジタル信号に変換されてから、目標位置算出部701と制御部702との間に挿入された減算器706へと入力される。
減算器706は、目標位置算出部701が算出したY方向の目標位置と、位置検出センサ302Yが検出したY方向の位置との偏差を求めて制御部702へ与える。制御部702が生成する制御信号は、その偏差を小さくするための信号である。
すなわち、目標位置算出部701、減算器706、制御部702、モータドライバ703、アクチュエータ301Y、補正レンズ駆動機構704、位置検出センサ302Y、A/D変換器705からなる制御系は、加算信号(A+B)に応じて、補正レンズ203bのY方向の位置を目標位置に近づけるフィードバック制御(Y方向の像振れ補正)を行う。
ここで、本実施形態の像振れ補正回路には、図4に示すとおり、高周波センサ5p及び低周波センサ6pの異常を診断する異常診断回路600が搭載されている。異常診断回路600は、A/D変換器801,901、MPU500内の成分抽出部802,902、比較部712、及び信号切替部711からなる。この異常診断回路600の詳細は、後述する。
次に、図5に基づき高周波センサ5pと低周波センサ6pとの検出周波数帯域の関係を説明する。
高周波センサ5pの検出周波数帯域は、図5に実線で示すとおり、機械的振動の周波数帯域(例えば、30Hz〜50Hz)を十分にカバーする広い帯域(例えば、10Hz〜100Hz)である。
低周波センサ6pの検出周波数帯域は、図5に点線で示すとおり、手振れの周波数帯域(例えば、3Hz〜8Hz)を十分にカバーし、かつ、高周波センサ5pの検出周波数帯域と一部重複するような広い帯域(例えば、数Hz〜40Hz)である。
つまり、高周波センサ5p,低周波センサ6pは、互いの検出周波数帯域を一部の周波数帯域(ここでは、10Hz〜40Hz)において重複させている。
なお、この関係は、ヨー方向の振動を検出する高周波センサ5yと低周波センサ6yとの間にも成立する。
次に、図6に基づき増幅器501のバンドパスフィルタ特性と増幅器601のローパスフィルタ特性との関係を説明する。
図6に示すとおり、増幅器501のバンドパスフィルタ特性(実線)と、増幅器601のローパスフィルタ特性(点線)とは、両者の通過周波数帯域が適度に分離するように設定されている。
また、増幅器501の通過周波数帯域には、機械的振動の周波数帯域(例えば、30〜50Hz)が含まれ、増幅器601の通過周波数帯域には、手振れの周波数帯域(例えば、3〜8Hz)が含まれる。また、増幅器501には、高周波数(例えば110Hz以上)の電気ノイズをカットする特性も付与されている。
そして、以上の設定によると、図4の高周波センサ5p,低周波センサ6pからの角速度信号a,bには、共通の周波数成分(ここでは、10Hz〜40Hzの周波数成分)が含まれることになる。このような角速度信号a,bが、異常診断回路600に利用される。
一方、増幅器501,601からの角速度信号A,Bには、共通の周波数成分が含まれないことになる。このような角速度信号A,Bを加算してできる加算信号(A+B)が、Y方向の像振れ補正に利用される。
この加算信号(A+B)には、広い周波数帯域(ここでは、数Hz〜100Hz)内の各周波数成分が整合を保って含まれるので、Y方向の像振れ補正は、高周波センサ5p,低周波センサ6pに異常の無い限り、過不足無く適正に行われる。
次に、図4、図7に基づき異常診断回路600内の各部の動作を説明する。
図4に示すとおり、A/D変換器801は、角速度信号aをディジタル信号に変換し、MPU500内の成分抽出部802へ送る。成分抽出部802は、角速度信号aから所定の周波数f0で振動する成分a’のみを抽出して比較部712に与える。その周波数f0は、高周波センサ5pと低周波センサ6pとが重複して感度を有する周波数帯域(ここでは、10Hz〜40Hz)内の特定の周波数(例えば、20Hz)である。このときの角速度信号aの時間変化波形と、抽出された成分a’の時間変化波形との概念を図にすると、例えば、図7(a),(a’)のとおりになる(なお、波形の0次成分の値には、特に意味は無い。)。
また、図4に示すとおり、A/D変換器901は、角速度信号bをディジタル信号に変換し、MPU500内の成分抽出部902へ送る。成分抽出部902は、角速度信号bから、所定の周波数f0で振動する成分b’のみを抽出して比較部712に与える。このときの角速度信号bの時間変化波形と、抽出された成分b’の時間変化波形との概念を図にすると、例えば、図7(b),(b’)のとおりになる(なお、波形の0次成分の値には、特に意味は無い。)。
ここで、図7(a’),(b’)に示す成分a’,b’は、カメラシステムに実際に加わる振動に応じて変化する。しかし、それら成分a’,b’は、その振動の同じ周波数成分を示しているので、高周波センサ5p,低周波センサ6pに異常の無い限り、略同じ波形を描くはずである。その反対に、高周波センサ5p,低周波センサ6pの少なくとも一方に異常が生じると、成分a’,b’の少なくとも一方が異常値となるので、同じ波形を描かなくなると予想される。
そこで、図4の比較部712は、成分a’,b’の差分(差分信号Δ)を生成する。この差分信号Δの時間変化波形の概念を図にすると、例えば、図7(c)のとおりになる(但し、振幅は強調してある。)。図4の比較部712は、この差分信号Δの大きさ(時間変化波形の振幅)を、所定の閾値と比較する。
そして、比較部712は、差分信号Δの大きさが閾値よりも小さい期間T(図7(c)参照)には、高周波センサ5p,低周波センサ6pの双方が正常に作動していると判断し、通常通り、信号切替部711に対し加算信号(A+B)を出力させる。このときは、Y方向の適正な像振れ補正が行われる。
一方、比較部712は、差分信号Δの大きさがその閾値よりも大きくなった期間T’(図7(c)参照)には、高周波センサ5p,低周波センサ6pの何れか一方に異常が生じていると判断し、角速度信号A,Bに拘わらず、信号切替部711に対し信号0を出力させる。このときは、Y方向の像振れ補正は停止される。
なお、比較部712が用いる閾値(図7(c)の点線部に相当)は、高周波センサ5p,6pの感度のばらつきなどに応じて予め適切な値に設定される。因みに、ばらつきが大きい場合は、異常が無いときでも差分信号Δの値(振幅)が大きくなり易いので、閾値も大きめに設定される。一方、ばらつきが小さい場合、異常が無いときの差分信号Δの値(振幅)が小さくなるので、閾値も小さめに設定される。このように、閾値を予め適切な値に設定しておけば、異常/正常の判断に失敗する確率を減らすことができる。
また、成分抽出部802,902が抽出する成分の周波数f0は、高周波センサ5pと低周波センサ6pとが重複して感度を有する周波数帯域(ここでは、10Hz〜40Hz)のうち、発生頻度の高い振動の周波数に設定されることが望ましい。
以上、本実施形態の異常診断回路600は、ピッチ方向の振動を検出する2つのセンサ(高周波センサ5p,低周波センサ6p)の一方又は双方に異常があるか否かをモニタし、異常を検出した期間には、Y方向の像振れ補正を強制的に停止させる。
また、本カメラシステムでは、この異常診断回路600と同じものが、X方向の像振れ補正回路にも搭載される。よって、ヨー方向の振動を検出する2つのセンサ(高周波センサ5y,低周波センサ6y)の一方又は双方に異常があるか否かもモニタされ、異常が検出された期間には、X方向の像振れ補正が強制的に停止される。
したがって、本カメラシステムでは、4つのセンサ(高周波センサ5p,5y,低周波センサ6p,6y)の一部又は全部に異常が生じた場合に、像振れの残存する可能性はあるものの、異常な像振れの発生する可能性は無くなる。
なお、本カメラシステムは、センサの異常が検出された場合に、手振れ補正の内容を自動的に変更するものであったが、それに加えて、或いはその代わりに、異常が検出された旨をユーザへ通知してもよい。例えば、カメラ本体1に表示装置(LCDなど)が備えられているならば、そこへメッセージ(センサに異常が発生しました、何れかのセンサに異常が発生しました、など)を表示してもよい。因みに、本カメラシステムは、ピッチ方向のセンサ異常とヨー方向のセンサ異常とを独立して検出することができるので、方向を区別するための情報を一緒に表示してもよい(縦方向のセンサに異常が発生しました、縦方向の何れかのセンサに異常が発生しました、など)。
[第2実施形態]
以下、図面を参照して本発明の第2実施形態を説明する。本実施形態は、スチルカメラシステムの実施形態である。ここでは、第1実施形態との相違点のみ説明する。相違点は、像振れ補正回路内の異常診断回路にある。
図8は、本実施形態のY方向の像振れ補正回路のブロック図である。本カメラシステムの像振れ補正回路にも、Y方向の像振れ補正回路と、X方向の像振れ補正回路との2系統あるが、両者の間では使用されるセンサやアクチュエータが異なるだけであり、その回路構成は同じである。ここでは、前者のみ説明する。
図8に示すとおり、本実施形態の異常診断回路600’は、A/D変換器801,901,MPU500内の判定部804,904,信号切替部711からなる。
A/D変換器801は、角速度信号aをディジタル信号に変換し、MPU500内の判定部804へ送る。判定部804は、角速度信号aの値(時間変化波形の振幅)を参照し、その値が0V(GMD)より大きくVCC(電源電圧)より小さい値を採った期間には、高周波センサ5pが正常に作動していると判断し、その値が0V(GMD)又はVCC(電源電圧)に相当する値を採った期間には、高周波センサ5pに異常が生じたと判断する。その判断結果は、信号切替部711によって認識される。
A/D変換器901は、角速度信号bをディジタル信号に変換し、MPU500内の判定部904へ送る。判定部904は、角速度信号aの値(時間変化波形の振幅)を参照し、その値が0V(GMD)より大きくVCC(電源電圧)より小さい値を採った期間には、低周波センサ6pが正常に作動していると判断し、その値が0V(GMD)又はVCC(電源電圧)に相当する値を採った期間には、低周波センサ6pに異常が生じたと判断する。その判断結果は、信号切替部711によって認識される。
図9は、信号切替部711の動作フローチャートである。
図9に示すとおり、信号切替部711は、高周波センサ5p,低周波センサ6pの双方に異常が生じていない期間(ステップS1,S2共にNO)には、通常通り、加算信号(A+B)を出力する(ステップS3)。このときは、制御系による適正な像振れ補正が行われる。
また、低周波センサ6にのみ異常が生じていた期間(ステップS1NOかつステップS2YES)には、信号切替部711は、角速度信号Aのみを出力する(ステップS4)。このとき、Y方向の像振れのうち、角速度信号Aに反映されている振動(ここでは主に機械的振動)に起因した成分のみが抑制される。
また、高周波センサ5pにのみ異常が生じていた期間(ステップS1YESかつステップS2NO)には、信号切替部711は、角速度信号Bのみを出力する(ステップS5)。このとき、Y方向の像振れのうち、角速度信号Bに反映されている振動(ここでは主に手振れ)に起因した成分のみが抑制される。
また、高周波センサ5p,低周波センサ6pの双方に異常が生じていた期間(ステップS1YESかつステップS2YES)には、信号切替部711は、信号0を出力する(ステップS6)。このとき、Y方向の像振れ補正は停止される。
以上、本実施形態の異常診断回路600’は、ピッチ方向の振動を検出する2つのセンサ(高周波センサ5p,低周波センサ6p)の良否を個別に判定し、異常があると判定されたセンサからの角速度信号については、Y方向の像振れ補正に反映されないようにする。
また、本実施形態のカメラシステムでは、この異常診断回路600’と同じものが、X方向の像振れ補正回路にも搭載される。よって、ヨー方向の振動を検出する2つのセンサ(高周波センサ5y,低周波センサ6y)の良否が個別に判定され、異常があると判定されたセンサからの角速度信号については、X方向の像振れ補正に反映されないことになる。
したがって、本実施形態のカメラシステムでは、4つのセンサ(高周波センサ5p,5y,低周波センサ6p,6y)の一部又は全部に異常が生じた場合に、像振れの残存する可能性はあるものの、異常な像振れの発生する可能性は無くなる。しかも、異常なセンサが検出されたときにも、残りの正常なセンサによる像振れ補正は継続されるので、センサ異常の影響は最小限に食い止められる。
なお、本実施形態の異常診断回路600’は、第1実施形態の異常診断回路600とは異なり、角速度信号a,bから同じ周波数成分を抽出する必要が無いので、ピッチ方向の2つのセンサ(高周波センサ5p,低周波センサ6p)の検出周波数帯域は、重複していなくて構わない。同様に、ヨー方向の2つの高周波センサ(高周波センサ5y,低周波センサ6y)の検出周波数帯域も、重複していなくて構わない。
また、本実施形態のカメラシステムは、センサの異常が検出された場合に、手振れ補正の内容を自動的に変更するものであったが、それに加えて、或いはその代わりに、異常が検出された旨をユーザへ通知してもよい。例えば、カメラ本体1に表示装置(LCDなど)が備えられているならば、そこへメッセージ(センサに異常が発生しました、など)を表示してもよい。因みに、本実施形態のカメラシステムは、4つのセンサの異常を独立して検出することができるので、センサを区別するための情報を一緒に表示してもよい(縦方向の高周波センサに異常が発生しました、など)。
[その他]
なお、上述した各実施形態のMPU500は、高周波センサ5p,低周波センサ6pからの角速度信号の加算を、積分前の段階で行ったが、積分後の段階で行ってもよい。また、本実施形態では、その加算をディジタル領域(MPU500の内部)で行ったが、アナログ領域(MPU500の外部)で行ってもよい。
また、上述した各実施形態では、像振れ補正回路にディジタル回路(MPU)を使用したが、そのディジタル回路の動作の一部又は全部をアナログ回路によって実現してもよい。また、本実施形態のアナログ回路の動作の一部をディジタル回路によって実現してもよい。
また、上述した各実施形態では、高周波センサ5p,5y,低周波センサ6p,6yなどの搭載先をレンズ鏡筒側としたが、カメラ本体の側であってもよい。
また、上述した各実施形態では、像振れ補正のための駆動対象がレンズであるようなカメラシステムを説明したが、駆動対象が撮像部(CCD撮像素子やCOMSといった固体撮像素子や銀塩フィルム)であるようなカメラシステムにも本発明は適用可能である。
また、上述した各実施形態では、カメラ本体と、カメラ本体に対し着脱可能なレンズ鏡筒とからなるカメラシステムを説明したが、カメラ本体とレンズ鏡筒とが一体化されたカメラシステムにも本発明は適用可能である。また、本発明は、スチルカメラシステムの他、ビデオカメラシステムやフィールドスコープ・双眼鏡といった光学装置にも適用可能である。
実施形態のカメラシステムの全体構成図である。 像振れ補正ユニット3の断面図である。 高周波センサ5p,低周波センサ6p,6yを固定した固定筒の周辺の斜視図である。 第1実施形態のY方向の像振れ補正回路のブロック図である。 高周波センサ5pと低周波センサ6pとの検出周波数帯域の関係を示す図である。 増幅器501のバンドパスフィルタ特性と増幅器601のローパスフィルタ特性との関係を示す図である。 第1実施形態の異常診断回路600の動作を説明する図である。 第2実施形態のY方向の像振れ補正回路のブロック図である。 第2実施形態の異常診断回路600’の動作を説明する図である。
符号の説明
1…カメラ本体,2…レンズ鏡筒,5p,5y…高周波センサ,6p,6y…低周波センサ,203b…補正レンズ,301X,301Y…アクチュエータ

Claims (11)

  1. 撮影像を結像する撮影系に加わる振動を検出可能な2つのセンサと、
    前記2つのセンサの検出結果に応じて前記振動による前記撮影像の振れを制御する制御部と、
    前記2つのセンサの検出結果を参照し、それらセンサの良否を判定する判定部と
    を備えたことを特徴とする像振れ補正装置。
  2. 請求項1に記載の像振れ補正装置において、
    前記判定部は、
    前記2つのセンサの検出結果を比較し、両者の差異が閾値以上であるときには前記2つのセンサの少なくとも一方に異常があると判定する
    ことを特徴とする像振れ補正装置。
  3. 請求項2に記載の像振れ補正装置において、
    前記判定部は、
    前記2つのセンサの少なくとも一方に異常があると判定した場合、前記制御に対する前記2つのセンサの双方の検出結果の反映を停止させる
    ことを特徴とする像振れ補正装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の像振れ補正装置において、
    前記2つのセンサは、
    前記振動の同じ方向の互いに異なる周波数帯域に感度を有し、かつそれらの周波数帯域を一部重複させており、
    前記判定部は、
    前記2つのセンサの互いに重複する周波数帯域の検出結果に基づき、前記判定を行う
    ことを特徴とする像振れ補正装置。
  5. 請求項1に記載の像振れ補正装置において、
    前記判定部は、
    前記2つのセンサの良否を個別に判定し、異常があると判定されたセンサの前記制御に対する検出結果の反映を停止させる
    ことを特徴とする像振れ補正装置。
  6. 請求項5に記載の像振れ補正装置において、
    前記判定部は、
    前記2つのセンサのうち、零電圧又は電源電圧に相当する検出結果を出力したものに異常があると判定する
    ことを特徴とする像振れ補正装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の像振れ補正装置であって、
    前記2つのセンサのうち少なくとも1つのセンサは、振動子に単結晶を用いた
    ことを特徴とする像振れ補正装置。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか一項に記載の像振れ補正装置であって、
    前記2つのセンサのうち少なくとも1つのセンサは、3Hz〜8Hzの振動を検出可能である
    ことを特徴とする像振れ補正装置。
  9. 請求項1〜請求項8の何れか一項に記載の像振れ補正装置を備えた
    ことを特徴とする光学装置。
  10. 請求項1〜請求項8の何れか一項に記載の像振れ補正装置を備えた
    ことを特徴とする交換レンズ。
  11. 請求項1〜請求項8の何れか一項に記載の像振れ補正装置を備えた
    ことを特徴とするカメラシステム。
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