JP2007057644A - 定着装置 - Google Patents

定着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007057644A
JP2007057644A JP2005240742A JP2005240742A JP2007057644A JP 2007057644 A JP2007057644 A JP 2007057644A JP 2005240742 A JP2005240742 A JP 2005240742A JP 2005240742 A JP2005240742 A JP 2005240742A JP 2007057644 A JP2007057644 A JP 2007057644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing roller
fixing
retaining ring
type retaining
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005240742A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4717549B2 (ja
Inventor
Akinori Matsuno
昭典 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2005240742A priority Critical patent/JP4717549B2/ja
Priority to US11/504,177 priority patent/US7433643B2/en
Publication of JP2007057644A publication Critical patent/JP2007057644A/ja
Priority to US12/235,660 priority patent/US7756460B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4717549B2 publication Critical patent/JP4717549B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 止め輪を定着ローラに対しを安定した状態で装着し得るようにして定着ローラのガタツキを防止する。
【解決手段】 加熱源であるハロゲンランプ等の発熱体24が内装された、軸心回りに回転可能な定着ローラ30と、周面が定着ローラ30の周面に圧接された状態で定着ローラ30の軸心と同一方向に延びる軸心回りに回転可能な加圧ローラ80との間に形成されたニップ部Nに用紙Pを供給することにより当該用紙P上のトナー像に加熱による定着処理を施す定着装置20において、定着ローラ30には、少なくと同心で外嵌される環状断熱部材40と、この環状断熱部材40に外嵌されるベアリング60と、環状断熱部材40を抜け止めするC型止め輪70が設けられ、このC型止め輪70は、3点支持で定着ローラ30の外周面に装着されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機やファクシミリ装置等の画像形成装置に適用される、用紙等の記録媒体に転写されたトナー像に対して当該記録媒体への定着処理を施す定着装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載されているような、画像形成装置に適用される定着装置が知られている。この定着装置は、感光体ドラムの周面に形成されたトナー像の転写された用紙上の当該トナー像を当該用紙に定着させるためのものであり、内部にヒータの内蔵された定着ローラを備え、被加熱状態で回転している定着ローラの周面へ向けて用紙を供給することによる加熱処理で当該用紙上のトナー像に定着処理が施されるようになっている。
かかる定着装置における定着ローラには、両端に環状の断熱部材が外嵌されているとともに、各断熱部材にベアリングが外嵌され、これらのベアリングが所定のハウジングの互いに対向した側壁にそれぞれ支持されることにより、当該定着ローラが軸心回りに回転可能にハウジングに支持されるようになっている。
このような定着ローラは、当該定着ローラに外嵌された軸受けによって軸心回りに回転可能に支持されているとともに、軸受けから外部に突出している定着ローラの端部にはC字形状を呈する止め輪が固定部を端部に2点有する(すなわち2点支持による)外れ止め状態で外嵌され、この止め輪が軸受けの側面と干渉することで定着ローラが軸受けから外れるのを防止するようになされている。
特開平9−325634号公報
しかしながら、特許文献1の止め輪は、2点支持で定着ローラに装着され、これによって2点間を結ぶ直線回りに回動可能になっているため、定着ローラに対する装着状態が安定せず、定着ローラのガタツキの要因になっていた。そして、定着ローラがスラスト方向にガタツクと、用紙に対する安定した状態での定着処理が行い得なくなり、定着画像が画像不良になる等の不都合の生じることがある。
本発明は、かかる状況に鑑みなされたものであって、止め輪を定着ローラに対し安定した状態で装着することにより定着ローラのガタツキを有効に防止することができるようにした定着装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、加熱源が内装された、軸心回りに回転可能な薄肉円筒状の定着ローラの周面に記録媒体を供給することにより当該記録媒体上のトナー像に加熱による定着処理を施す定着装置であって、前記定着ローラには、同心で外嵌される環状断熱部材と、この環状断熱部材を抜け止めするC型止め輪とが装着され、前記C型止め輪は、少なくとも3つの係合部を備えて(すなわち少なくとも3点支持で)前記定着ローラの外周面に装着されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、記録媒体を軸心回りに回転している定着ローラの周面に供給することにより、当該記録媒体は、内部に熱源を備えた定着ローラからの熱を得てトナー像に対する定着処理が施される。
そして、定着ローラには、環状断熱部材を抜け止めするC型止め輪が設けられ、このC型止め輪は、3点支持で定着ローラの外周面に装着されているため、従来のように2点支持で定着ローラに装着されているC型止め輪に比較し、C型止め輪が支持点間を結ぶ直線回りに揺動するようなことはなく、定着ローラに対するC型止め輪の装着状態が極めて安定したものになり、従って、記録媒体に定着処理を施すべく回転している定着ローラがタつき、これによって記録媒体に対し安定した定着処理を施し得なくなるような不都合の発生が回避される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記C型止め輪は、両端部から互いに対向する方向に向けて突設された一対の端部係止片と、中央部から内方に向かって突設された中央係止片とを有している一方、前記定着ローラには、前記各端部係止片が嵌入される一対の第1係止孔と、前記中央係止片が嵌入される第2係止孔とが穿設されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、C型止め輪に所定の弾性変形を施しつつ一対の端部係止片を定着ローラの対応した第1係止孔にそれぞれ嵌入するとともに、中央係止片を定着ローラの第2係止孔に嵌入することにより、C型止め輪は、弾性変形の復元によって3点支持で定着ローラに確実に装着された状態になる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記第2係止孔は、前記定着ローラにおける第2係止孔と端縁との間が切り欠かれることにより形成された開放端を有していることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、C型止め輪の一対の端部係止片を定着ローラの各第1係止孔にそれぞれ嵌入した状態で、C型止め輪を端部係止片回りに第2係止孔に向けて回動操作することにより、中央係止片は、開放端を介して第2係止孔に嵌め込まれる。このように、第2係止孔に開放端を設けることにより、C型止め輪の定着ローラに対する装着作業の作業性が向上する。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記開放端は、第2係止孔の孔幅寸法より小さく設定され、前記中央係止片は、弾性変形することにより前記開放端を通過し得るように形状設定されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、C型止め輪の一対の端部係止片を定着ローラの各第1係止孔にそれぞれ嵌入した状態で、開放端を通過し得るように中央係止片を弾性変形させつつC型止め輪を端部係止片回りに第2係止孔に向けて回動操作することにより、中央係止片は、開放端を介して第2係止孔に嵌り込む。その後、中央係止片は、弾性変形が元の状態に復帰することで第2係止孔の対向した両縁部に係止されて抜け止めされる。
このように、開放端を第2係止孔の孔幅寸法より小さく設定する一方、中央係止片を弾性変形で開放端を通過し得るように形状設定することにより、C型止め輪は、定着ローラに対する装着作業の作業性を向上させた上で確実な装着状態が得られる。
請求項5記載の発明は、請求項2乃至4のいずれかに記載の発明において、前記中央係止片は、V形状または逆Ω形状に設定されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、中央係止片をV形状または逆Ω形状に設定することにより、当該中央係止片の弾性変形が容易になる。
請求項1記載の発明によれば、定着ローラには、環状断熱部材を抜け止めするC型止め輪が設けられ、このC型止め輪は、少なくとも3点支持で定着ローラの外周面に装着されているため、従来のように2点支持で定着ローラに装着されているC型止め輪に比較し、C型止め輪が支持点間を結ぶ直線回りに揺動するようなことはなく、定着ローラに対するC型止め輪の装着状態が極めて安定したものになり、従って、記録媒体に定着処理を施すべく回転している定着ローラがガタつき、これによって記録媒体に対し安定した定着処理を施し得なくなるような不都合の発生を確実に回避することができる。
請求項2記載の発明によれば、C型止め輪に所定の弾性変形を施しつつ一対の端部係止片を定着ローラの対応した第1係止孔にそれぞれ嵌入するとともに、中央係止片を定着ローラの第2係止孔に嵌入することにより、C型止め輪を弾性変形の復元によって3点支持で定着ローラに容易かつ確実に装着することができる。
請求項3記載の発明によれば、C型止め輪の一対の端部係止片を定着ローラの各第1係止孔にそれぞれ嵌入した状態で、C型止め輪を端部係止片回りに第2係止孔に向けて回動操作することにより、中央係止片を開放端を介して第2係止孔に嵌め込むことができ、C型止め輪の定着ローラに対する装着作業の作業性を向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、開放端を第2係止孔の孔幅寸法より小さく設定する一方、中央係止片を弾性変形で開放端を通過し得るように形状設定することにより、C型止め輪の定着ローラに対する装着作業の作業性を向上させた上で当該C型止め輪の第2係止孔に対する確実な装着状態を得ることができる。
請求項5記載の発明によれば、中央係止片をV形状または逆Ω形状に設定することにより、当該中央係止片を容易に弾性変形させることができる。
図1は、本発明に係る定着装置が適用された画像形成装置の一種であるプリンタ10の一実施形態の内部構造の概要を示す正面断面視の説明図である。図1に示すように、プリンタ(画像形成装置)10は、印刷処理に供する用紙(記録媒体)Pを貯留する用紙貯留部12と、この用紙貯留部12に貯留された用紙束P1から繰り出された1枚ずつの用紙Pに対して画像の転写処理を施す画像形成部13と、この画像形成部13で転写処理の施された用紙Pに対して定着処理を施す定着部14とが装置本体11に内装されると共に、定着部14で定着処理の施された用紙Pが排紙される排紙部15が装置本体11の頂部に設けられることによって構成されている。前記排紙部15は、装置本体11の頂部が凹没されることによって形成され、この凹没した凹部の底部に排紙された用紙Pを受ける排紙トレイ151が設けられている。
前記用紙貯留部12には、所定数(本実施形態では1つ)の用紙カセット121が装置本体11に対して挿脱自在に設けられている。用紙カセット121の上流端(図1の左方)には、用紙束P1から1枚ずつの用紙Pを繰り出させるピックアップローラ122が設けられている。このピックアップローラ122の駆動によって用紙カセット121から繰り出された用紙Pは、給紙搬送路123およびこの給紙搬送路123の下流端に設けられたレジストローラ対124を介して画像形成部13に給紙されるようになっている。
前記画像形成部13は、コンピュータ等から電送された画像情報に基づき用紙Pに転写処理を施すものであり、前後方向(図1の紙面と直交する方向)に延びる軸心回りに回転可能に設けられた感光体ドラム131の周面に沿うように、当該感光体ドラム131の図1における右上位置から時計方向に向けて帯電器132、露光装置133、現像装置134、転写ローラ135およびクリーニング装置136が配設されることによって形成されている。
そして、感光体ドラム131と、帯電器132と、クリーニング装置136とが所定のハウジングに内装され感光体ユニット130としてユニット化されている。
前記感光体ドラム131は、周面に静電潜像およびこの静電潜像に沿ったトナー像を形成させるためのものであり、周面にアモルファスシリコン層が積層され、これによってこれらの像を形成させるのに適したものになっている。
前記帯電器132は、軸心回りに時計方向に回転している感光体ドラム131の周面に一様な電荷を形成させるものであり、コロナ放電によって感光体ドラム131の周面に電荷を付与するようになっている。なお、かかる帯電器132に代えて帯電ローラを採用してもよい。
前記露光装置133は、コンピュータ等の外部の機器から電送されてきた画像データに基づき強弱の付与されたレーザー光を回転している感光体ドラム131の周面に照射し、これによる感光体ドラム131周面のレーザー光が照査された部分の電荷の消去によって当該感光体ドラム131の周面に静電潜像を形成させるものである。
前記現像装置134は、感光体ドラム131の周面にトナーを供給することによって周面の静電潜像が形成された部分にトナーを付着させ、これによって感光体ドラム131の周面にトナー像を形成させるものである。
前記転写ローラ135は、感光体ドラム131の直左方位置に送り込まれた用紙Pに対して当該感光体ドラム131の周面に形成されているプラスに帯電したトナー像を用紙Pに転写させるものであり、トナー像の電荷と逆極性であるマイナスの電荷を用紙Pに付与するようになっている。
従って、感光体ドラム131の左下位置に到達した用紙Pは、転写ローラ135と感光体ドラム131とによって押圧挟持されつつ、プラスに帯電した感光体ドラム131周面のトナー像がマイナスに帯電した用紙Pの表面に向けて引き剥がされ、これによって用紙Pに対し転写処理が施されることになる。
前記クリーニング装置136は、転写処理後の感光体ドラム131の周面に残留しているトナーや、前記帯電器132で帯電ワイヤに付着した粉塵等の異物を清掃処理したときに飛散して感光体ドラム131の周面に付着したものなどを取り除いて清浄化するためのものである。このクリーニング装置136には、感光体ドラム131の周面に摺擦する摺擦ローラ136aが設けられ、この摺擦ローラ136aの回転で感光体ドラム131の周面に付着した残留トナーや異物が擦り落とされる(すなわち感光体ドラム131の周面が研磨される)ようになっている。このクリーニング装置136によって清浄化された感光体ドラム131の周面は、次の画像形成処理のために再び帯電器132へ向かうことになる。
前記定着部14は、画像形成部13によって転写処理の施された用紙Pのトナー像に加熱による定着処理を施すものであり、定着装置20を備えて構成されている。この定着装置20は、用紙Pに熱を加える定着ローラ30と、この定着ローラ30の左側に対向配置された加圧ローラ80とを備えて構成されている。
そして、転写処理後の用紙Pは、定着ローラ30と加圧ローラ80との間に形成されたニップ部Nへ向けて送り込まれ、当該ニップ部Nを通過することによって、定着ローラ30からの熱を得て定着処理が施されるようになっている。定着処理の施された用紙Pは、排紙搬送路141を通って排紙部15へ排出されることになる。
そして、装置本体11内の図1における右方位置上部に外気を取り入れるためのフィルタ161を備えた送風機16と、この送風機16によってフィルタ161を介して取り入れられた外気を感光体ユニット130へ向けて案内する送風ダクト17とが設けられている。送風機16の駆動で送風ダクト17を介し感光体ユニット130へ向けて吹き付けられた外気は、感光体ユニット130内を貫通し、これによって感光体ドラム131内に設けられた図略のヒータによって感光体ユニット130内が過加熱されている場合に当該感光体ユニット130内を冷却するようになっている。
図2は、定着装置の一実施形態を示す背面側から見た斜視図である。従って、図2においては、図1に示す定着装置20と左右の位置関係が逆転している(すなわち、図1では定着ローラ30が右側に、加圧ローラ80が左側に位置しているが、図2では定着ローラ30が左側に、加圧ローラ80が右側に位置している)。
図2に示すように、定着装置20は、筐体21内に定着ローラ30と加圧ローラ80とが左右に並設されることによって構成されている。前記筐体21は、図2における手前側の背面板211と、同向こう側の前面板212と、これら背面板211および前面板212の各側縁部間に架設された一対の側板部材213とを備え、これら背面板211、前面板212および側板部材213に囲繞された空間に定着ローラ30および加圧ローラ80を装着するための装着空間Vが形成されている。
そして、この装着空間V内において、背面板211および前面板212間の図2における左方位置に定着ローラ30が装着されているとともに、同右方位置に周面を定着ローラ30の周面と当接させた状態で加圧ローラ80が装着されている。
前記定着ローラ30の各端部には、後述する環状断熱部材40を介してベアリング60がそれぞれ装着され、定着ローラ30は、これらのベアリング60が背面板211および前面板212にそれぞれ凹設された凹部に嵌め込まれることにより軸心回りに回転可能に筐体21の装着空間Vに装着されるようになっている。なお、加圧ローラ80は、装着空間V内の図2における定着ローラ30の右側位置で背面板211および前面板212間に架設されたローラ軸81に軸支され、定着ローラ30の回転に従動してローラ軸81回りに回転するようになっている。
また、定着ローラ30の図2におけるベアリング60より手前側の端部には後述する環状ギヤ50が一体回転可能に外嵌されている一方、背面板211には、図略の駆動モータの駆動でギヤ軸221回りに回転する駆動ギヤ22が設けられている。この駆動ギヤ22は、前記環状ギヤ50と噛合され、これによって駆動モータの駆動による駆動ギヤ22の回転がが環状ギヤ50を介して定着ローラ30に伝達されるようになっている。
また、前記背面板211には、定着ローラ30の端部開口と対向するように端子台23が設けられているとともに、この端子台23から定着ローラ30内の奥部に向けて延設されたハロゲンランプ等からなる発熱体(加熱源)24が設けられている。この発熱体24は、定着ローラ30の内周面と接触し合わないように寸法設定されている。かかる発熱体24に図略の電源からの電力がコネクタ25および端子台23を介して供給されることにより、当該発熱体24が発熱し、これによって定着ローラ30に加熱処理が施されるようになっている。
図3は、定着ローラ30の第1実施形態を説明するための図であり、(イ)は、環状断熱部材40、環状ギヤ50、ベアリング60および第1実施形態のC型止め輪70が定着ローラ30に装着される前の状態を示す斜視図、(ロ)は、環状断熱部材40、環状ギヤ50、ベアリング60およびC型止め輪70が定着ローラ30に装着された状態を示す定着ローラ30の背面側の拡大斜視図である。また、図4は、環状断熱部材40、環状ギヤ50、ベアリング60およびC型止め輪70が装着された定着ローラ30の全体斜視図であり、図5は、図4のA−A線断面図である。
これらの図に示すように、定着ローラ30には、背面側に環状断熱部材40、環状ギヤ50、ベアリング60およびC型止め輪70が装着される一方、前面側に環状断熱部材40、ベアリング60およびC型止め輪70が装着されるようになっている。
まず、図3の(イ)に示すように、定着ローラ30は、薄肉の金属製の筒体であり、本実施形態においては外径寸法が直径で31.4mmに設定されているとともに、厚み寸法が0.35mmに設定され、これによって発熱体24による定着ローラ30に対する加熱処理が迅速に行われ、プリンタ10の電源スイッチを投入したときの定着装置20の立ち上がりが迅速に行われるようになっている。
かかる定着ローラ30には、両端部には、一対の第1係止孔31と、1つの第2係止孔32とがそれぞれ穿設されている。第1係止孔31は、C型止め輪70の両端部を係止するためのものであり、第2係止孔32は、C型止め輪70の中央部を係止するためのものである。本実施形態においては、一対の第1係止孔31間の中心角は、略120°に設定されているとともに、各第1係止孔31と第2係止孔32との間の中心角も略120°に設定され、これによって第1および最2係止孔31,32は、定着ローラ30の周方向に略等ピッチで形成された状態になっている。
また、定着ローラ30の図3における手前側の端縁部分の適所(本実施形態においては第2係止孔32の点対称位置)には、端縁から筒心方向に向けて所定寸法切り込まれることによって形成した係止溝33が設けられ、この係止溝33に環状ギヤ50の一部が係止されることによって環状ギヤ50が回り止め状態で定着ローラ30に装着されるようになっている。因みに、図3における定着ローラ30の向こう側の端部には、環状ギヤ50を装着する必要がないため係止溝33は設けられない。
このような定着ローラ30の図2における手前側には、環状断熱部材40と、環状ギヤ50と、ベアリング60と、C型止め輪70とが外嵌される一方、同向こう側には、環状断熱部材40と、ベアリング60と、C型止め輪70とが外嵌されるようになっている(図5参照)。
そして、定着ローラ30の図3における手前側においては、まずベアリング60が定着ローラ30に遊嵌され、引き続き環状断熱部材40が定着ローラ30に外嵌された後にベアリング60がこの環状断熱部材40に外嵌され、この状態で環状ギヤ50が定着ローラ30に外嵌された後、C型止め輪70が定着ローラ30に装着されるようになっている。これに対し定着ローラ30の図3における向こう側においては、予めベアリング60が定着ローラ30に遊嵌された状態で環状断熱部材40が定着ローラ30に外嵌され、この環状断熱部材40にベアリング60のみが外嵌された状態でC型止め輪70が定着ローラ30に装着されるようになっている。
前記環状断熱部材40は、内径寸法が定着ローラ30の外形寸法より僅かに小さい円筒状を呈する断熱部材本体41と、この断熱部材本体41の一方の端部に同心で形成されたフランジ42とを備えた基本構成を有している。かかる環状断熱部材40は、断熱部材本体41側から定着ローラ30に外嵌される。そして、本実施形態においては、環状断熱部材40の一部に筒心方向の全長に亘って切り込まれることによって形成したスリット43が設けられている。従って、環状断熱部材40の定着ローラ30への外嵌操作は、スリット43の隙間寸法を広げるように環状断熱部材40を弾性変形させ拡径して行われる。従って、環状断熱部材40は、定着ローラ30に外嵌された状態で弾性力により定着ローラ30に巻き締まった状態になっているため、環状断熱部材40の定着ローラ30に対する装着状態が安定する。
また、フランジ42が設けられている側と反対側の断熱部材本体41の端縁には、外周面から外方へ軸心に向かって傾斜した環状テーパー部411が形成され、ベアリング60は、この環状テーパー部411に案内されることによって断熱部材本体41へ容易に外嵌操作され得るようになっている。
前記環状ギヤ50は、内径寸法が定着ローラ30の外径寸法より僅かに大きく寸法設定され、これによって摺接状態で定着ローラ30に外嵌し得るようになっている。かかる環状ギヤ50の内周面には、図3の(イ)に示すように、前記定着ローラ30の係止溝33に対応した係止突起51が中心方向に向け、かつ、定着ローラ30の筒心方向に延びた状態で突設されている。この係止突起51を定着ローラ30の係止溝33に対応させた状態で環状ギヤ50を定着ローラ30へ押し込んでいくことにより、環状ギヤ50が回り止め状態で定着ローラ30に装着されることになる。
前記ベアリング60は、環状断熱部材40を介して定着ローラ30を筒心回りに回転可能に軸支した状態で、前記筐体21(図2)の背面板211および前面板212に支持されるものである。かかるベアリング60は、内径寸法が断熱部材本体41の外形寸法と略同一に設定され、環状ギヤ50が環状断熱部材40を介して定着ローラ30に外嵌された状態で環状断熱部材40に圧入されるようになっている。
前記C型止め輪70は、ベアリング60が外嵌された状態の環状断熱部材40を抜止めするためのものであり、曲率中心角が略240°の円弧状に形成され、曲率内径寸法が定着ローラ30の外径寸法より若干小さめに寸法設定されている。
かかるC型止め輪70は、3つの係合部を備えて定着ローラ30に装着される。すなわち、両端部から互いに対向する方向に向けて突設された(本実施形態では両端部が曲率中心に向かってそれぞれ折り曲げられることによって形成した)一対の端部係止片(係合部)71と、中央部から内方に向かって突設された(本実施形態では中央部が曲率中心に向かってV字状に折り曲げられることによって形成した)中央係止片(係合部)72とを有している。
そして、一対の端部係止片71は、定着ローラ30の一対の第1係止孔31と対応するとともに、中央係止片72は、定着ローラ30の第2係止孔32と対応するように設定位置が設定されている。従って、環状断熱部材40およびベアリング60が定着ローラ30に外嵌され、さらに環状ギヤ50を定着ローラ30の第1および第2係止孔31,32より僅かに奥に外嵌された状態で、一対の端部係止片71を外側から定着ローラ30の一対の第1係止孔31にそれぞれ嵌入し、さらに中央係止片72を外側から定着ローラ30の第2係止孔32に嵌め込むことによって、C型止め輪70は、図3の(ロ)に示すように、3点支持で定着ローラ30に装着され、これによって環状ギヤ50、環状断熱部材40およびベアリング60が定着ローラ30から抜止めされるようになっている。
なお、前記環状断熱部材40、ベアリング60およびC型止め輪70は、定着ローラ30の図2における手前側および向こう側の双方の端部にそれぞれ装着されるのに対し、環状ギヤ50は、定着ローラ30の手前側の端部にのみ装着され、向こう側の端部には装着されない。
そして、環状断熱部材40、環状ギヤ50、ベアリング60およびC型止め輪70が装着された定着ローラ30が、図2に示すように、ベアリング60を介して筐体21に装着された状態で、図略の駆動モータの駆動で駆動ギヤ22が駆動回転すると、これに噛合している環状ギヤ50も回転し、これによって定着ローラ30も回転することになる。
第1実施形態の定着ローラ30ならびにこの定着ローラ30に装着されるC型止め輪70によれば、定着ローラ30に一対の第1係止孔31と1つの第2係止孔32とが設けられているとともに、C型止め輪70には、一対の第1係止孔31に対応した端部係止片71と、1つの第2係止孔32に対応した中央係止片72が設けられ、これら端部係止片71および中央係止片72をそれぞれ第1係止孔31および第2係止孔32に嵌め込むことによって、C型止め輪70は、定着ローラ30に3点支持で装着された状態になるため、C型止め輪70の定着ローラ30に対する装着状態が安定したものになる。
また、定着ローラ30には、C型止め輪70を装着するための3つの係止孔(一対の第1係止孔31および1つの第2係止孔32)と、環状ギヤ50を装着するための1つの係止溝33とが設けられるだけであるため、たとえ定着ローラ30が薄肉化されていても充分に対応することができる。
図6は、定着ローラ30aの第2実施形態を示す背面側端部の斜視図であり、(イ)は、C型止め輪70が定着ローラ30aに装着される直前の状態、(ロ)は、C型止め輪70が定着ローラ30aに装着された状態をそれぞれ示している。
図6に示すように、第2実施形態の定着ローラ30aにおいては、第2係止孔32から定着ローラ30aの端縁に向けて切り欠かれることによって形成した括れ溝321が設けられている。この括れ溝321は、第2係止孔32の周方向の中央部に設けられ、基端側が第2係止孔32と連通しているとともに、先端側が外部に開いた開放端になっている。かかる括れ溝321は、溝幅寸法が第2係止孔32の周方向の長さ寸法より幅狭に形成され、これによって第2係止孔32は、いわゆる蟻溝状態になっている。定着ローラ30aのその他の構成については、第1実施形態の定着ローラ30と同様である。
第2実施形態の定着ローラ30aによれば、C型止め輪70を定着ローラ30に装着するに際し、まず一対の端部係止片71を外側から定着ローラ30aの対応した一対の第1係止孔31にそれぞれ嵌入する。こうすることによりC型止め輪70は、図6の(イ)に示すように、一対の端部係止片71回りに回動可能になる。この状態でC型止め輪70を端部係止片71回りに時計方向に向けて回し、引き続きV字状を呈する中央係止片72が幅狭になるようにC型止め輪70を弾性変形させつつ、当該中央係止片72に括れ溝321を通過させる。こうすることによって、中央係止片72が第2係止孔32に嵌り込み、C型止め輪70は、図6の(ロ)に示すように、定着ローラ30aに装着された状態になる。
このように、第2係止孔32に括れ溝321を設けることによってC型止め輪70の定着ローラ30aに対する装着操作が容易になる。
図7は、C型止め輪70aの第2実施形態を示す斜視図であり、(イ)は、C型止め輪70aが定着ローラ30aに装着される直前の状態、(ロ)は、C型止め輪70aが定着ローラ30aに装着された状態をそれぞれ示している。
図7に示すように、第2実施形態のC型止め輪70aにおいては、先の実施形態のV形状を呈する中央係止片72に代えて逆Ω形状を呈する中央係止片72aが採用されている。C型止め輪70aのその他の構成については先の実施形態のものと同様である。また、第2実施形態のC型止め輪70aは、第2実施形態の定着ローラ30aに対してのみ適用される。
第2実施形態のC型止め輪70aによれば、当該C型止め輪70aを定着ローラ30aに装着するに際し、まず一対の端部係止片71を外側から定着ローラ30aの対応した一対の第1係止孔31にそれぞれ嵌入する。こうすることによりC型止め輪70aは、図7の(イ)に示すように、一対の端部係止片71回りに回動可能になる。この状態でC型止め輪70aを端部係止片71回りに時計方向に向けて回し、引き続き逆Ω形状を呈する中央係止片72aの括れ部分が幅狭になるようにC型止め輪70aを弾性変形させつつ、当該中央係止片72aに括れ溝321を通過させる。こうすることによって、中央係止片72aが第2係止孔32に嵌り込み、C型止め輪70aは、図7の(ロ)に示すように、定着ローラ30aに装着された状態になる。
以上詳述したように、本発明に係る定着装置20は、加熱源であるハロゲンランプ等の発熱体24が内装された、軸心回りに回転可能な定着ローラ30,30aと、周面が定着ローラ30,30aの周面に圧接された状態で定着ローラ30,30aの軸心と同一方向に延びる軸心回りに回転可能な加圧ローラ80との間に形成されたニップ部Nに用紙Pを供給することにより当該用紙P上のトナー像に加熱による定着処理を施すものである。従って、用紙Pを互いに逆方向に回転している定着ローラ30,30aと加圧ローラ80との間に形成されたニップ部Nに供給することにより、当該用紙Pは、内部に熱源を備えた定着ローラ30,30aからの熱を得てトナー像に対する定着処理が施されつつ搬送され、ニップ部Nから排出されることにより定着処理が完了する。
そして、定着ローラ30,30aには、少なくとも同心で外嵌される環状断熱部材40と、この環状断熱部材40に外嵌されるベアリング60とが装着されているため、ベアリング60を所定のフレームに支持させることにより、定着ローラ30,30aをベアリング60を介して円滑に回転させることができる。また、定着ローラ30,30aとベアリング60との間に介設された環状断熱部材40によって定着ローラ30からの熱のベアリング60への伝熱が断熱されるため、過加熱されることによるベアリング60の焼き付きが防止される。
そして、定着ローラ30,30aには、環状断熱部材40を抜け止めするC型止め輪70,70aが設けられ、このC型止め輪70,70aは、3点支持で定着ローラ30,30aの外周面に装着されているため、従来のように2点支持で定着ローラに装着されているC型止め輪に比較し、C型止め輪70,70aが支持点間を結ぶ直線回りに揺動するようなことはなく、定着ローラ30,30aに対するC型止め輪70,70aの装着状態が極めて安定したものになり、従って、用紙Pに定着処理を施すべく回転している定着ローラ30,30aがガタつき、これによって用紙Pに対し安定した定着処理を施し得なくなるような不都合の発生を確実に回避することができる。
また、C型止め輪70,70aは、両端部から互いに対向する方向に向けて突設された一対の端部係止片71と、中央部から内方に向かって突設された中央係止片72,72aとを有している一方、定着ローラ30,30aには、各端部係止片71が嵌入される一対の第1係止孔31と、中央係止片72,72aが嵌入される第2係止孔32とが穿設されているため、C型止め輪70,70aに所定の弾性変形を施しつつ一対の端部係止片71を定着ローラ30,30aの対応した第1係止孔31にそれぞれ嵌入するとともに、中央係止片72,72aを定着ローラ30,30aの第2係止孔32に嵌入することにより、C型止め輪70,70aを弾性変形の復元によって3点支持で定着ローラ30,30aに容易かつ確実に装着することができる。
また、第2実施形態の定着ローラ30aにおいては、第2係止孔32と端縁との間が切り欠かれることにより形成した括れ溝321が設けられ、この括れ溝321の先端側は外部に向かって開放した開放端になっているため、C型止め輪70,70aの一対の端部係止片71を定着ローラ30aの各第1係止孔31にそれぞれ嵌入した状態で、C型止め輪70,70aを端部係止片71回りに第2係止孔32に向けて回動操作することにより、中央係止片72,72aを開放端を介して第2係止孔32に嵌め込むことができ、C型止め輪70,70aの定着ローラ30aに対する装着作業の作業性を向上させることができる。
そして、括れ溝321の開放端は、第2係止孔32の孔幅寸法より小さく設定され、中央係止片72,72aは、弾性変形することにより開放端を通過し得るように形状設定されているため、C型止め輪70,70aの一対の端部係止片71を定着ローラ30aの各第1係止孔31にそれぞれ嵌入した状態で、開放端を通過し得るように中央係止片72,72aを弾性変形させつつC型止め輪70,70aを端部係止片71回りに第2係止孔32に向けて回動操作することにより、中央係止片72,72aは、開放端を介して第2係止孔32に嵌り込む。その後、中央係止片72,72aは、弾性変形が元の状態に復帰することで第2係止孔32の対向した両縁部に係止されて抜け止めされる。
このように、開放端を第2係止孔32の孔幅寸法より小さく設定する一方、中央係止片72,72aを弾性変形で開放端を通過し得るように形状設定することにより、C型止め輪70,70aの定着ローラ30aに対する装着作業の作業性を向上させた上で当該C型止め輪70,70aの第2係止孔32に対する確実な装着状態を得ることができる。
この場合、中央係止片72,72aをV形状(第1実施形態)または逆Ω形状(第2実施形態)に設定することにより、C型止め輪70,70aを定着ローラ30aに装着するに際し当該中央係止片72,72aを容易に弾性変形させることができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、定着装置20が適用される画像形成装置としてプリンタ10を例に挙げて説明したが、本発明は、画像形成装置がプリンタ10であることに限定されるものではなく、読み込んだ画像情報を用紙Pに転写する複写機や、電送されてきた画像情報をプリントアウトするファクシミリ装置であってもよい。
(2)上記の実施形態においては、環状ギヤ50を定着ローラ30,30aに直接外嵌させるようにしているが、こうする代わりに環状ギヤ50を、環状断熱部材40を介して定着ローラ30,30aに外嵌させるようにしてもよい。
(3)上記の実施形態においては、一対の第1係止孔31と1つの第2係止孔32とが定着ローラ30,30aの周方向に等ピッチの位置にそれぞれ穿設されているが、本発明は、第1係止孔31と第2係止孔32とを定着ローラ30,30aの周方向に等ピッチで設けることに限定されるものではなく、状況に応じて適宜の位置に設けてもよい。
(4)上記の実施形態においては、C型止め輪70,70aを弾性変形させつつ定着ローラ30,30aに装着するようになされているが、第2実施形態の定着ローラ30aを対象とする場合には、中央係止片72,72aを弾性変形しない単なる突起に代えてもよい。この場合、一対の第1係止孔31が周方向に延びる長孔とされていることを利用し、括れ溝321を介して前記突起を第2係止孔32に嵌め込んだ後、C型止め輪を筒心回りに回動させればよい。こうすることで、突起が第2係止孔32の縁部と干渉し、これによってC型止め輪を抜止め状態にすることができる。
(5)上記の実施形態においては、C型止め輪70,70aは、3点支持で定着ローラ30,30aに装着されているが、本発明は、C型止め輪70,70aが3点支持で定着ローラ30,30aに装着されることに限定されるものではなく、4点支持あるいはそれ以上の支持で定着ローラ30,30aに装着されてもよい。
本発明に係る定着装置が適用された画像形成装置の一種であるプリンタの一実施形態の内部構造の概要を示す正面断面視の説明図である。 定着装置の一実施形態を示す背面側から見た斜視図である。 定着ローラの第1実施形態を説明するための図であり、(イ)は、環状断熱部材、環状ギヤ、ベアリングおよび第1実施形態のC型止め輪が定着ローラに装着される前の状態を示す斜視図、(ロ)は、環状断熱部材、環状ギヤ、ベアリングおよびC型止め輪が定着ローラに装着された状態を示す定着ローラの背面側の拡大斜視図である。 環状断熱部材、環状ギヤ、ベアリングおよびC型止め輪が装着された定着ローラの全体斜視図である。 図4のA−A線断面図である。 定着ローラの第2実施形態を示す背面側端部の斜視図であり、(イ)は、C型止め輪が定着ローラに装着される直前の状態、(ロ)は、C型止め輪が定着ローラに装着された状態をそれぞれ示している。 C型止め輪の第2実施形態を示す斜視図であり、(イ)は、C型止め輪が定着ローラに装着される直前の状態、(ロ)は、C型止め輪が定着ローラに装着された状態をそれぞれ示している。
符号の説明
10 プリンタ(画像形成装置)
11 装置本体 12 用紙貯留部
121 用紙カセット 122 ピックアップローラ
123 給紙搬送路 124 レジストローラ対
13 画像形成部 130 感光体ユニット
131 感光体ドラム 132 帯電器
133 露光装置 134 現像装置
135 転写ローラ 135a 摺擦ローラ
136 クリーニング装置 14 定着部
141 排紙搬送路 15 排紙部
151 排紙トレイ 16 送風機
161 フィルタ 17 送風ダクト
20 定着装置 21 筐体
211 背面板 212 前面板
213 側板部材 22 駆動ギヤ
221 ギヤ軸 23 端子台
24 発熱体(加熱源) 25 コネクタ
30,30a 定着ローラ 31 第1係止孔
32 第2係止孔 321 括れ溝
33 係止溝 40 環状断熱部材
41 断熱部材本体 411 環状テーパー部
42 フランジ 43 スリット
50 環状ギヤ 51 係止突起
60 ベアリング 70,70a C型止め輪
71 端部係止片(係合部) 72,72a 中央係止片(係合部)
80 加圧ローラ 81 ローラ軸
N ニップ部 P 用紙(記録媒体)
P1 用紙束 V 装着空間

Claims (5)

  1. 加熱源が内装された、軸心回りに回転可能な薄肉円筒状の定着ローラの周面に記録媒体を供給することにより当該記録媒体上のトナー像に加熱による定着処理を施す定着装置であって、
    前記定着ローラには、同心で外嵌される環状断熱部材と、この環状断熱部材を抜け止めするC型止め輪とが装着され、
    前記C型止め輪は、少なくとも3つの係合部を備えて前記定着ローラの外周面に装着されていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記C型止め輪は、両端部から互いに対向する方向に向けて突設された一対の端部係止片と、中央部から内方に向かって突設された中央係止片とを有している一方、前記定着ローラには、前記各端部係止片が嵌入される一対の第1係止孔と、前記中央係止片が嵌入される第2係止孔とが穿設されていることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記第2係止孔は、前記定着ローラにおける第2係止孔と端縁との間が切り欠かれることにより形成された開放端を有していることを特徴とする請求項2記載の定着装置。
  4. 前記開放端は、第2係止孔の孔幅寸法より小さく設定され、前記中央係止片は、弾性変形することにより前記開放端を通過し得るように形状設定されていることを特徴とする請求項3記載の定着装置。
  5. 前記中央係止片は、V形状または逆Ω形状に設定されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の定着装置。
JP2005240742A 2005-08-23 2005-08-23 定着装置 Active JP4717549B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005240742A JP4717549B2 (ja) 2005-08-23 2005-08-23 定着装置
US11/504,177 US7433643B2 (en) 2005-08-23 2006-08-15 Fixing device and image forming apparatus
US12/235,660 US7756460B2 (en) 2005-08-23 2008-09-23 Fixing device and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005240742A JP4717549B2 (ja) 2005-08-23 2005-08-23 定着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007057644A true JP2007057644A (ja) 2007-03-08
JP4717549B2 JP4717549B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=37921240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005240742A Active JP4717549B2 (ja) 2005-08-23 2005-08-23 定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4717549B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013007888A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Canon Inc 像加熱装置、軸受取付構造、およびc形止め輪
US8843046B2 (en) 2011-10-14 2014-09-23 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus
US8918044B2 (en) 2011-06-24 2014-12-23 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus and recording material feeding apparatus
CN106200324A (zh) * 2014-08-11 2016-12-07 京瓷办公信息系统株式会社 定影装置以及图像形成装置
JP2018091894A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び画像形成装置
US10394172B2 (en) 2017-09-28 2019-08-27 Kyocera Document Solutions Inc. Coming-off stopping mechanism, fixing device and image forming apparatus

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540202A (en) * 1978-08-07 1980-03-21 Aisan Ind Co Ltd Air-fuel ratio controller
JPS6119265A (ja) * 1984-07-05 1986-01-28 Nec Corp リングトリツプ回路
JPS61173855A (ja) * 1985-01-23 1986-08-05 Sharp Corp Vtrヘツド研磨装置
JPH02238481A (ja) * 1989-03-13 1990-09-20 Fujitsu Ltd 熱ローラ定着装置
US5298957A (en) * 1992-11-25 1994-03-29 Xerox Corporation Fuser roll apparatus having a heat stabilizing collar
JPH1026897A (ja) * 1996-07-10 1998-01-27 Fuji Xerox Co Ltd 円筒ローラの抜け止め構造及び これを用いた加熱ローラ定着装置
JPH11235675A (ja) * 1998-02-20 1999-08-31 Toshiba Corp パイプ用e形止め輪の取り付け工具
JP2000347523A (ja) * 1999-06-02 2000-12-15 Ricoh Co Ltd 定着ローラ及び画像形成装置
JP2001075398A (ja) * 1999-09-07 2001-03-23 Fuji Xerox Co Ltd 熱定着装置
JP2002023543A (ja) * 2000-07-11 2002-01-23 Minolta Co Ltd 離型剤塗布ローラ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540202U (ja) * 1978-09-07 1980-03-14
JPS6119265U (ja) * 1984-07-10 1986-02-04 富士ゼロックス株式会社 加熱ロ−ラ型定着装置
JPH0444921Y2 (ja) * 1985-04-17 1992-10-22

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540202A (en) * 1978-08-07 1980-03-21 Aisan Ind Co Ltd Air-fuel ratio controller
JPS6119265A (ja) * 1984-07-05 1986-01-28 Nec Corp リングトリツプ回路
JPS61173855A (ja) * 1985-01-23 1986-08-05 Sharp Corp Vtrヘツド研磨装置
JPH02238481A (ja) * 1989-03-13 1990-09-20 Fujitsu Ltd 熱ローラ定着装置
US5298957A (en) * 1992-11-25 1994-03-29 Xerox Corporation Fuser roll apparatus having a heat stabilizing collar
JPH1026897A (ja) * 1996-07-10 1998-01-27 Fuji Xerox Co Ltd 円筒ローラの抜け止め構造及び これを用いた加熱ローラ定着装置
JPH11235675A (ja) * 1998-02-20 1999-08-31 Toshiba Corp パイプ用e形止め輪の取り付け工具
JP2000347523A (ja) * 1999-06-02 2000-12-15 Ricoh Co Ltd 定着ローラ及び画像形成装置
JP2001075398A (ja) * 1999-09-07 2001-03-23 Fuji Xerox Co Ltd 熱定着装置
JP2002023543A (ja) * 2000-07-11 2002-01-23 Minolta Co Ltd 離型剤塗布ローラ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013007888A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Canon Inc 像加熱装置、軸受取付構造、およびc形止め輪
US8843042B2 (en) 2011-06-24 2014-09-23 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus, bearing mounting structure and retaining ring
US8918044B2 (en) 2011-06-24 2014-12-23 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus and recording material feeding apparatus
US8843046B2 (en) 2011-10-14 2014-09-23 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus
CN106200324A (zh) * 2014-08-11 2016-12-07 京瓷办公信息系统株式会社 定影装置以及图像形成装置
CN106200324B (zh) * 2014-08-11 2019-05-07 京瓷办公信息系统株式会社 定影装置以及图像形成装置
JP2018091894A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び画像形成装置
US10394172B2 (en) 2017-09-28 2019-08-27 Kyocera Document Solutions Inc. Coming-off stopping mechanism, fixing device and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP4717549B2 (ja) 2011-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10303088B2 (en) Developing cartridge including developing roller and gear
US7756460B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP4321501B2 (ja) 画像形成装置
JP4717549B2 (ja) 定着装置
US7298989B2 (en) Image forming apparatus and cartridge with holding device
JP3684195B2 (ja) プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置
JP2007057643A (ja) 定着装置
US9360788B2 (en) Roller member, roller supporting mechanism, and image forming apparatus
CN106814575B (zh) 盒与成像设备
JP5193247B2 (ja) ホルダと感光体の冷却構造及びこれを備えた画像形成装置
JP4946268B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2007057645A (ja) 定着装置
JP2002162811A (ja) 画像形成装置
JP2010224331A (ja) 加熱装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2009139518A (ja) 画像形成装置
US6999706B2 (en) Developing device and process cartridge including the same for use in electro photographic image-forming apparatus
JP2002189384A (ja) 回転部材及び電子写真感光体ドラム及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
US9367007B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP2008275893A (ja) 画像形成装置
JP4321948B2 (ja) 画像形成装置
JP6672354B2 (ja) 現像装置、カートリッジおよび画像形成装置
JP4604667B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2006242990A (ja) 現像装置
JP3545320B2 (ja) 現像装置および印刷装置
JP4689251B2 (ja) 離型剤塗布装置、定着装置、及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080730

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20101026

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20101221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A521 Written amendment

Effective date: 20110225

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20110329

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110330

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350