JP2000347523A - 定着ローラ及び画像形成装置 - Google Patents
定着ローラ及び画像形成装置Info
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Abstract
側に発熱層が設けられ、軸方向の両端部で発熱層にそれ
ぞれ電極が接続されていて、これら2つの電極にそれぞ
れ給電ブラシが接触する接触部が設けられている定着ロ
ーラにおいて、定着ローラの大きさを小さくすること。 【解決手段】前記2つの電極25、28のうち、一方の
電極28について、給電ブラシと接触する接触部Q1が
発熱層24の領域の内側に位置するようにした。
Description
発熱体を使用した定着ローラ、この定着ローラを用いて
いる定着装置、この定着ローラを用いている画像形成装
置に関する。
転写し、転写画像を定着装置により定着する工程を有す
る画像形成装置がある。定着装置には、加圧ローラと対
向圧接して定着ローラが設けられ、定着ローラには加熱
手段が設けられている。
性のよい樹脂層で覆われたパイプ状のローラの内側に絶
縁層、該絶縁層の内側に発熱層がそれぞれパイプ状に設
けられ、前記発熱層の軸方向両端部にはそれぞれ電極が
接続されていて、これら2つの電極にはそれぞれ前記発
熱層を発熱させるための給電を行なう給電ブラシが接触
する接触部が設けられている。
り説明する。図13において、表面を離型性のよい樹脂
層22で覆われたパイプ状のローラからなる芯金21が
あり、この芯金21の内側に絶縁層23、該絶縁層の内
側に発熱層24がそれぞれパイプ状に設けられている。
これらの部材の長さは、絶縁層23と芯金21とは略同
じ長さL1で最も長く、樹脂層22の長さL2、発熱層
の長さL3の順に短くなっている。樹脂層22は芯金2
1の軸方向中央部に形成されていて、該樹脂層22の各
両端部の外側は芯金21が露出している。発熱層24に
ついても絶縁層23の軸方向中央部に形成されていて、
該発熱層24の各両端部の外側は絶縁層が露出してい
る。
触部Qを具備した電極25R'、25L'の外径部が嵌合
し、この嵌合接触部は接着剤等により電気的に接続され
ている。発熱層24は電気エネルギーにより発熱される
ものであり、これら2つの電極25R'、25L'の一部
として形成栄されている接触部Q、Qにはそれぞれ給電
用の給電ブラシ26、26(図5(a)参照)が弾性的
に接触するようになっている。 ..軸方向で定着ローラ100の左端部に設けられた
電極25L'に着目すると、図5(a)にも示すよう
に、接触部Qが定着ローラ100の左端100aより外
側に突出して設けられている。仮に接触部Qを発熱層2
4の内側に位置させた構成にしたとすると、給電ブラシ
26と摺動接触する接触部Qから落下する磨耗粉が発熱
層24上に溜まり、スパーク、燃焼、等を生じて好まし
くない。その点、図5(a)、図13等に示した従来例
では、接触部Qが定着ローラ100の左端部100aよ
り外側に突出して設けられているので、定着ローラ10
0の回転に応じて給電ブラシ26と摺動接触する接触部
Qの部位から落下する磨耗粉は下方に自然落下するだけ
で、定着ローラ100の内側に設けられた発熱層24の
領域内に入り込むことはない。
ように定着ローラ100の軸方向の左側で、接触部Qが
定着ローラ100の外側に突出しているため、この突出
している寸法分Δに相当する分、定着装置及び該定着装
置を使用した画像形成装置が大型となる。なお、ここ
で、電極25L'、25R'からローラ部への電気のリー
クに対しては、給電ブラシ26とパイプ状ローラ21と
を空間距離で4mm以上、沿面距離で4mm以上の寸法
だけ間をあければ、使用電圧が230Vの地域において
もリークが発生しないことが公知であり、給電ブラシと
の接触部Qをローラ端面よりさらに外側に位置させる必
要はない。 .図13に示した従来の定着ローラ100において
は、定着ローラ100の軸方向右側に定着ローラ100
を駆動するための駆動手段が設けられるので、右側を駆
動手段設置側と称し、左側を駆動手段非設置側と称す
る。
いては定着装置のフレーム150と当該定着ローラ10
0間に設けた軸受120、駆動手段非設置側については
フレーム150と当該定着ローラ100間に設けた軸受
122の2箇所で支持されている。
から、温度上昇による熱膨張の影響を考慮してこれらの
軸受120、122にはスラスト方向(軸方向)の移動
を抑える機能をもたされていない。このため、これらの
軸受120、122とは別に定着ローラ100のスラス
ト方向での移動を阻止するスラスト方向移動阻止手段を
設けている。
20、122及び止め輪60、61により構成されてい
る。図15に示したギヤG1は定着ローラ100に装着
されるギヤであり、このギヤの内径部には突起G1aが
形成されている。この突起G1aは図13、図14に示
すU溝40に嵌合できる大きさに形成されている。
いて駆動手段設置側の端部近傍における芯金21及び絶
縁層23を貫通するようにして、該定着ローラ120の
周方向に長い長穴41がU溝41から周方向に90°ず
れた位置にそれぞれ対向して2つ形成されている。長穴
41の大きさは、幅1.2mm×長さ6mmである。図
16における長穴41のJ―J矢視断面を示したのが図
19であり、図19に示すように長穴41は芯金21と
絶縁層23を貫通している。
の突起G1aを嵌合させギヤG1の外側から止め輪60
で抜け止めしている。止め輪60は図17、図18に示
すように針金状をした弾性材からなり、両端部に形成さ
れた折曲部60a、60bを長穴41に嵌入し、これに
よりU溝40に突起G1aを当接させた状態が保持され
るようにギヤG1を定着ローラ100に固定的に取り付
けている。定着ローラ100について、駆動手段非設置
側についても2つの長穴41が形成されており、これら
の長穴41を用いて止め輪61が取り付けられている。
への移動は、止め輪61が軸受122に当接することに
より阻止される。定着ローラ100の右側への移動は、
止め輪60により抜け止めされたギヤG1が軸受120
に当接することにより阻止される。このように軸受12
0、122及び止め輪60、61により定着ローラ10
0のスラスト方向の移動は阻止されるようになってい
る。
ヤG2が噛み合っている。図示しないが、アイドラギヤ
G2はそのスラスト方向について、Eリング等で固定さ
れているものとする。アイドラギヤG2には図示しない
駆動源を連結されたギヤが噛み合っている。これによ
り、駆動源の動力はアイドラギヤG2を介してギヤG1
に伝達され定着ローラ100が回転する。
当する軸直角の端面部に絶縁層23を被覆させることが
できないために露出しており、電気的な被覆がない状態
に露出している。ここで、端面部とは、例えば、図19
に示すように長穴41については符号Fで示す部位であ
る。図13において、U溝40の軸直角の端面部から発
熱層24の端部(図の例では電極25R'の端部と一
致)までの距離d1を絶縁性確保の観点から4mm以上
取るようにしている。
長穴41の軸直角の端面部は絶縁層が無いため該端面部
から発熱層24の端部(図の例では電極25L'の端部
と一致)までd5=4mm必要で、これに長穴幅d6=
1.2mmと長穴の加工上必要な寸法d7=4mmの寸
法を加えた合計寸法分の長さを、発熱層24の端部から
定着ローラ100の左側端部までの長さとして確保する
必要がある。つまり、止め輪61を止めるための長穴4
1が設けられているために、絶縁性を確保する要求か
ら、長穴幅d6+寸法d7の寸法相当分の距離が余計に
必要となり、定着ローラ100の長さが長くなってい
る。
み、電極と給電ブラシとの接触部が、軸方向の外側に突
出することを極力回避して小型化した定着ローラ、この
ように小型化した定着ローラを具備することで小型化し
た定着装置ひいては画像形成装置を提供することを目的
とする。また、の点に鑑み、本発明は、スラスト方向
のずれ防止手段を設けることに伴ない軸方向の長さが長
くなることを回避して小型化した定着ローラ、このよう
な定着ローラを具備することで小型化した定着装置ひい
ては画像形成装置を提供することを目的とする。
成するため、以下の構成とした。 (1).表面を離型性のよい樹脂層で覆われたパイプ状
のローラの内側に絶縁層、該絶縁層の内側に発熱層がそ
れぞれパイプ状に設けられ、前記発熱層の軸方向両端部
にはそれぞれ電極が接続されていて、これら2つの電極
にはそれぞれ前記発熱層を発熱させるための給電を行な
う給電ブラシが接触する接触部が設けられている定着ロ
ーラにおいて、前記2つの電極のうち、少なくとも一方
の電極について、前記給電ブラシと接触する前記接触部
が前記発熱層の領域の内側に位置するようにした(請求
項1)。 (2).(1)記載の定着ローラにおいて、前記発熱層
の領域の内側に前記接触部を位置させている前記電極は
一端側が底部で塞がれ、他端側が開放された筒状体から
なり、その外周部が前記ローラの開放端部で前記発熱層
の内側に嵌合して電気的に接続され、前記底部の中心部
が前記ローラの開放端側に突出して突出部を構成し、こ
の突出部の先端面に前記接触部が設けられ、かつ、前記
底部の一部であって前記突出部に対して凹部を構成する
前記突出部のまわりの部位に穴を形成した(請求項
2)。 (3).(2)記載の定着ローラにおいて、前記穴を、
前記先端面を通る軸直角の仮想平面の高さに達しない大
きさの穴埋め部材で塞いだ(請求項3)。 (4).(2)記載の定着ローラにおいて、前記穴が形
成されている前記底部と境界をなす前記電極の内周部近
傍部を第1内周部、前記先端面を通る軸直角の仮想平面
と交差する前記電極の内周部近傍部を第2内周部とする
とき、これら第1内周部と第2内周部との境界部に、前
記第1内周部の直径を前記第2内周部の直径よりも小さ
くすることにより形成される段差を設けた(請求項
4)。 (5).(1)、(2)、(3)又は(4)記載の定着
ローラにおいて、前記発熱層の軸方向の、前記接触部が
前記発熱層の領域の内側に位置している電極が設られた
側の反対側に、当該定着ローラを駆動する駆動手段を設
け、この駆動手段を利用して当該定着ローラについてス
ラスト方向のずれ防止手段を構成した(請求項5)。 (6).静電転写法により転写紙に転写されたトナー画
像を該転写紙に加熱定着する1対のローラを備えた定着
装置において、前記ローラの1つを(1)、(2)、
(3)、(4)又は(5)記載の定着ローラとした(請
求項6)。 (7).潜像担持体上に静電潜像を形成しこの静電潜像
をトナーにより可視像化したのち静電転写法により転写
紙に転写してトナー画像を得、このトナー画像を1対の
ローラにより転写紙に加熱定着して排紙する画像形成装
置において、前記ローラの1つを(1)、(2)、
(3)、(4)又は(5)記載の定着ローラとした(請
求項7)。
する。 [1]請求項1、6、7に対応する例 本発明の定着ローラが使用される定着装置を具備した画
像形成装置としては、ファクシミリ、プリンタ、複写機
等が該当する。これらの装置に共通するのは、潜像担持
体上に静電潜像を形成しこの静電潜像をトナーにより可
視像化したのち静電転写法により転写紙に転写してトナ
ー画像を得、このトナー画像を1対のローラにより転写
紙に加熱定着して排紙する画像形成装置であることであ
り、また、静電転写法により転写紙に転写されたトナー
画像を該転写紙に加熱定着する1対のローラを備えたて
いることである。
着装置が設けられた画像形成装置の構成及び画像プロセ
スの概要を複写機を例にとり説明する。図12におい
て、給紙装置5から1枚分離されて送り出された転写紙
Pは、レジストローラ6の部位で待機し、タイミング調
整されて潜像担持体としての感光体4へ搬送されるよう
になっている。
は反時計まわりの向きに回転駆動され、この回転中に帯
電チャージャー2により表面が帯電される。次いで、感
光体4はレーザー光学系1からレーザー光Lの照射を受
けこれにより感光体4上に静電潜像が形成される。
謂静電現像法によりトナーで可視像化され、この可視像
化されたトナー像は感光体4とともに回動させられる。
この感光体とともに回動されるトナー像が転写ローラ7
部で転写紙Pと同時に会合するようにタイミングを合わ
せてレジストローラ6から転写紙Pが送り出される。
のトナー像は転写紙Pに転写される。トナー像が転写さ
れ感光体4に密着している転写紙Pは、所謂曲率分離の
原理により感光体4の曲率を利用して感光体4より分離
される。感光体4から分離された転写紙Pは定着装置8
に搬送されて通紙される過程で転写画像が定着され、排
紙ローラ9aより排紙トレイ9bに排出される。
ーに熱と圧力を加えて転写画像を転写紙P上に定着させ
る機能を有するものである。定着装置は転写紙Pを通紙
する1対のローラを有する。この1対のローラは発熱体を
備えていてトナー像及び転写紙Pを加熱する定着ローラ
10と、定着ローラ10に圧接されつつ従動回転して転
写紙Pを加圧する加圧ローラ11とからなり、対向圧接
状態に設けられている。
ラ10や加圧ローラ11を支持する軸受、定着ローラ1
0を駆動する駆動ギヤ、定着ローラの発熱体に給電を行
なうための電極、該電極に圧接される給電ブラシ、定着
ローラの温度を検出するサーミスタ等が設けられてい
る。
0、加圧ローラ11、軸受、駆動ギヤ、電極、給電ブラ
シ、サーミスタ等により構成されている。定着ローラの
10の温度はサーミスタにより検知され、この検知情報
が定着制御部に送られる。定着制御部では、この検知情
報に基づいて制御部へ信号を送り、定着ローラ10の発
熱体への給電を指示し、定着ローラの温度制御を行な
う。
ラ10は図2(a)、図2(b)に示した中空体10'
に、電極25、28を一体的に取付けた構成からなる。
図2(a)、図2(b)において、中空体10'は、パ
イプ状のローラにより構成された芯金21の表面を離型
性のよいフッ素樹脂等による樹脂層22で覆い、芯金2
1の内側に絶縁層23、発熱層24を形成した構造から
なる。
3と芯金21とは略同じ長さL1で最も長く、樹脂層2
2の長さL2、発熱層の長さL3の順に短くなってい
る。芯金21は直径φ15〜φ40mmで基材が鉄(S
TKM11,STKM12 )からなり肉厚を0.25〜
0.5mmとしている。或は、基材として肉厚0.6〜
2 mmのアルミニウム(a5052、a6063)を用い
ることもできる。長さL1の具体例を示すと、A3サイ
ズの転写紙を通紙する定着装置に使用される定着ローラ
では、長さL1を350〜410mmとする。
物質、例えばポリイミドを主成分とした樹脂又はセラミ
ック材料又はマイカ又は酸化アルミで構成し、厚さは2
5μm〜100μmとする。発熱層24は、10〜10
0μmのニッケルクロム合金膜又はチタン酸バリウム膜
又は、パラジウム合金膜とする。なお、このほかの材
料、例えば、SUS、その他、電流を流して発熱するも
のであれば、特に材質を問わず使用することができる。
樹脂層22は、パ―フルオロアルコキシ樹脂(PFA)
や四弗化エチレン樹脂(PTFE)を用い、膜厚を10
〜30μmとする。
実施例においては、定着装置をコンパクトに作るため、
図2(a)、図2(b)において中空体10'を次のよ
うに構成した。芯金21は長さL1=370mm、外径
φ30mm、内径φ29.2mm(肉厚を0.4m
m)、材質をSTKM11の鉄とした。絶縁層23は、
耐熱性が450℃以上のポリイミドを主成分としたもの
とし、厚さ25μm、長さL1=370mmとした。但
し、絶縁層23は、中空体10'の軸方向右端側に駆動
用ギヤG1(図10参照)の係合用として芯金21に形
成されたU溝40や止め輪係合用の長穴41の切り口に
相当する軸直角方向の面には形成されない。
ム合金膜とし、長さL3=335mmとした。樹脂層2
2はパ―フルオロアルコキシ樹脂(PFA)を用い、膜
厚の狙い値を20μmとして構成し、長さL2=350
mmとした。
(a)、図1(b)において、定着ローラ10の軸方向
左端部には電極28が設けられている。この電極28は
軸方向右端側が底部28aによって塞がれ軸方向左端側
が開放されている筒状体からなる。電極28の主要な構
成部分であるこの筒状体の外周部は、定着ローラ10の
軸方向左側の開放端部において発熱層24の内側に嵌合
されていて、接着剤を介して固定されるとともに電気的
に接続されている。
ローラ10の軸方向左側の開放端側に突出して円柱状の
突出部28bを構成しこの突出部28bの先端面に給電
ブラシ26と接触する円形の接触部Q1を構成してい
る。
電極25が設けられている。この電極25は、軸方向右
端側が底部25aで塞がれ左端側が開放された筒状体か
らなる。電極25の主要な構成部分であるこの筒状体の
外周部は、定着ローラ10の軸方向右側の開放端部にお
いて発熱層24の内側に嵌合されていて、接着剤を介し
て固定されるとともに電気的に接続されている。電極2
8はその底部25aの中心部が定着ローラ10の軸方向
右側の開放端側に突出して円柱状の突出部25bを構成
し、この突出部25aの先端面に給電ブラシ26と接触
する円形の接触部Q2を構成している。
ブラシ26との接触部Q1、Q2の径はφ8〜φ14m
mとするのがよく、本実施例ではφ12mmとした。
電極25、28の給電ブラシ26との接触部Q1、Q2
は定着ローラ10のローラ端面より内側に位置してい
る。
ように、定着ローラ100の軸方向右端部に設けた電極
25R'、左端部に設けた電極25L'と、定着ローラ1
0の軸方向右端部に設けた電極25とは共通の同じ形状
をしているが、定着ローラ10の軸方向左端部に設けた
電極28はこれらの電極25R'、25L'、25等とは
異なる形状をしている。
形状を、凹凸のある形状とすることにより、給電ブラシ
26との接触部Q1を発熱体24の領域の内側に位置さ
せている。このように構成することにより、従来の定着
ローラ100を示した図5(a)と本発明の実施例に係
る定着ローラ10を示した図5(b)との比較から明ら
かなように、同じ給電ブラシ26を使用したときに、定
着ローラ10の軸方向での長さを本発明の実施例に係る
定着ローラ10の方が定着ローラ100よりも寸法Δだ
け小さく構成でき、ひいては定着装置をコンパクトに構
成することができる。
着ローラ10の軸方向右側、つまり、定着ローラ10を
駆動するための駆動手段が設けられる側(以下、駆動手
段設置側という)、についても、電極25に代えて電極
28の形状の電極を設けても構わないが次の理由により
そのようにしていない。
に示した駆動用のギヤG1の突起G1aと嵌合して該ギ
ヤG1を定着ローラ10に固定するためのU溝40が形
成されている。このU溝40の部位は、その切り口に相
当する軸直角の端面部に絶縁層23を被覆させることが
できないために電気的に露出している。このため、上記
軸直角の端面部から発熱層24の端部までの距離d1を
絶縁性確保の観点から4mm以上取らなければならな
い。
接続されるべき電極接続位置を、定着ローラ10の軸方
向左端側(以下、駆動手段非設置側)に比べて該定着ロ
ーラ10の端部よりも内側に入れなければならない。よ
って、駆動手段設置側については、従来タイプの電極2
5をそのまま使用する方が、駆動手段設置側の端面から
接触部Q2までの距離d3と、駆動手段非設置側の端面
から接触部Q1までの距離d2とを略同じにできること
から、同じサイズの給電ブラシ26を共用できるという
メリットがある。
動手段設置側の電極25については、駆動手段非設置側
におけるような電極28の構成とはしない。なお、駆動
手段設置側について、芯金21の端面から電極28の端
面までの距離d4についても、絶縁性の観点から4mm
以上取るようにしている。
説明する。これらの図において、給電ブラシ26は、取
り付け手段としての固定板26dと、固定板26dに対
して可動な接触子26aと、固定板26dと接触子26
aとを電気的に接続するリード線26bと、接触子26
aを接触部Q1や接触部Q2に押し当てる弾性部材の1
つである伸張性のスプリング26c等からなる。
銅板からなる。リード線26bはφ0.05mm〜φ
0.15の銅線を数十本集めて1束とし、さらに、数束
を撚り合わせたものからなる。スプリング26cによる
接触部Q1や接触部Q2への加圧力は1N〜5Nであ
る。ブラシ接触子26aの材質は銅を主成分としカーボ
ンを10重量%から35重量%混ぜたものである。
して接触子26aから円柱状に突出した接触部26a1
が構成されている。接触部26a1はφ6〜φ15の大
きさでつくられていて、この円柱状の部位の先端面が接
触部Q1や接触部Q2と直接接触して給電する面とな
る。本実施例では接触部26a1の径を接触部Q1や接
触部Q2の径に合わせてφ12mmとした。
成された接触子26aの案内部は断面形状が矩形をした
筒状をしていて、この筒状部に直方体状をした接触子2
6aが摺動可能に嵌合している。接触子26aは、ホル
ダ27に形成された上記案内部内を可動である。接触子
26aのホルダ27内における移動動作の安定及び円滑
を図るため、接触子26aの移動方向と平行な稜線部は
0.5〜1mmほどの大きさで面取りしてある。
り安価なPETのグラファイトを混ぜた樹脂を使用す
る。なお、更に耐熱性が必要な場合は、PPSやPA
(ナイロン)を使用する。固定板26dとホルダ27と
は、図7に示すようにスプリングワッシャー付きのねじ
30を用いて、電源または温度過昇防止装置(サーモス
タット、温度ヒューズ等)と接続されるリード板50ま
たはリード線と共に一体的に固定接続される。固定板2
6dは定着装置のフレームに取り付けられる。
る部位に該接触部26a1により貫通される穴が形成さ
れたストッパ27aが接触子26aの案内部を塞ぐ態様
で設けられている。固定板26dを定着装置のフレーム
に取り付ける前の状態では、スプリング26cの弾性に
より接触子26aはストッパ27aに当接している。
付けた状態では、接触子26aはストッパ27aより後
退した位置でスプリング27aの弾性により接触部Q
1、Q2に弾性的に押圧される。つまり、ストッパ27
aに当接するまでのストローク範囲内で接触子26aは
接触部Q1、Q2等に弾性的に当接することになる。
26等を取り付けたとき、定着ローラ10の内径がφ2
9.2mm、給電ブラシ26の接触部26a及びこれが
接触する電極の接触部Q1、Q2等の外径はφ12mm
で、空間距離は約8.6mmであり、定着ローラ10の
回転時における振れ等を考慮しても絶縁性確保に必要な
空間距離4mm以上を確保することができ、リークなど
の心配はない。
(a)や図2で示したように芯金21の全域としたが、
そのようにしなくても、電極25、28の設置位置から
空間距離4mm、沿面距離4mm以上の範囲に絶縁層が
ある構成とすれば、リークの発生がない。 [2]請求項2〜4に対応する例 定着ローラ10の製作過程で、発熱体24の内径部に電
極25、28を導電性のある接着剤で接着するが、その
接着に際して接着部が加熱される。一方、ローラ状の発
熱体層24の内部は、両端部が電極25,28により密
封されるため、内圧が高まりローラの精度に影響するた
め、空気抜きの穴があけられている。
所以上必要である。この穴は、電極を接着後は不要とな
る。本実施例では、図8(a)に示すように電極28に
ついて底部28aの一部であって突出部28bに対して
相対的に凹状となり凹部を構成する突出部28bのまわ
りの部位28fにk=φ2mm〜φ6mmの大きさの定
着ローラ製作用の穴33を2個形成した。
2等からの摩耗粉がパイプ状の発熱層24の内側に入る
と燃焼したり、スパークしたりする等の不具合を生ず
る。そこで、図8(a)において、穴33が形成されて
いる底部28aと境界をなす当該電極28の内周部近傍
部を第1内周部28h、先端面である接触部Q1を通る
軸直角の仮想平面H―Hと交差する当該電極28の内周
部近傍部を第2内周部28iとするとき、これら第1内
周部28hと第2内周部28iとの境界部28kに、第
1内周部28hの直径を第2内周部28iの直径よりも
小さくすることにより形成される高さh2の段差30を
設けた。
粉は第2内周部28iに落下し、段差30があるために
第1内周部28hに移動することができない。よって、
摩耗粉が穴33を介して発熱層24の内側に入ることが
ない。実施例では、段差h2=2〜5mmとし、効果を
得た。
のまわりの部位28fに穴33が開いて給電ブラシ26
の接触部26a1が接触する接触部Q1と距離があるこ
と、また、穴33のある壁面に対してその側面部と穴の
端面とに図8(b)に示すように高さh1の寸法差を設
けていること等により、給電ブラシ26の摩耗粉が下に
落ちても、穴33よりも内側に摩耗粉が入りにくく、発
熱層24に磨耗粉が進入することによるスパークや燃焼
等の不具合発生を防ぐことができる。実施例では、穴3
3の径φ2mmに対しh1=3mmとした。
着ローラの加工が済めば不要となるので、穴33を塞ぐ
こととした。例えば、図9に示すように突出部28bの
先端面つまり、接触部Qを通る軸直角の仮想平面H―H
の高さ位置に達しない大きさの穴埋め部材70で穴33
を塞ぐこととした。この穴33を塞ぐための穴埋め部材
70としては例えば接着剤を使用する。接着剤で穴33
を塞げば、絶対に電極摺動部からの摩耗粉が穴33より
電極28の内側、つまり、穴33よりも内側の発熱層2
4の部位に入ることはない。さらに、穴33が突出部2
8bのまわりの凹部を形成する部位28fに設けられて
いるので、接着剤がはみ出して、ブラシ接触面に付着す
ることがない。よって、給電ブラシ部における電気的な
接触不良が生ずる事態となることもない。 [3]請求項5に対応する例 定着ローラ10を回転させる駆動手段及びスラスト方向
のずれ防止手段について説明する。本発明では、定着ロ
ーラ10を2つの軸受120、122で支持し、た、駆
動手段設置側についてギヤG1を止め輪60で抜け止め
している点は、図14で説明した従来技術と変わらな
い。
従来設けられていた止め輪61及びこれを止めていた長
穴41をなくした。長穴41をなくしたので、図13に
示した長穴幅d6+寸法d7相当の寸法分を短くするこ
とができる。つまり、図1に示すように、芯金21の端
面から電極28の端面までの距離d4を絶縁性確保に必
要な沿面距離として最低4mmまでに縮小することがで
きる。
た長穴41をなくと、定着ローラ10の左行を阻止する
ストッパがなくなるため定着ローラ10の左行を阻止す
る手段が必要となる。そこで、ギヤG1と噛み合ってい
るギヤG2の左側面部に、図11にも示すようにつば6
5を形成したものを使用することとした。かつ、図示し
ないが、アイドラギヤ65はそのスラスト方向につい
て、Eリング等で固定することとした。
G1、つば65付きのアイドラギヤG2等を設け、ギヤ
G1の突起G1aをU溝40に突き当てた状態で止め輪
60によりギヤG1の抜け止めをし、スラスト方向の移
動が阻止されているアイドラギヤG2と定着フレームに
設けた軸受150とによりギヤG1を挟むことにより、
定着ローラ10の駆動手段非設置側について従来のよう
に止め輪を設けることなく、スラスト方向のずれをなく
している。なお、このアイドラギヤ65を、アイドラギ
ヤでなく駆動ギヤと置き換えることもできる。
ドラギヤG2等を利用して定着ローラ10の右方へのず
れはつば65で阻止されるし、左へのスラストによるず
れは、軸受51,52により阻止される。従って、駆動
手段非設置側について従来設けられていた止め輪61及
びこれを止めていた長穴41が無くても、定着ローラ1
0のスラスト方向のずれを阻止することができ、止め輪
61や長穴41を不要とする分だsけ、定着ローラ10
の長さを短くすることができ、小型化した定着装置、ひ
いては小型化した画像形成装置を提供することができ
る。
ブラシと接触する電極の接触部を発熱層の領域の内側に
入れた構成としたので、定着ローラの長さを短くでき、
定着装置、ひいては画像形成装置をコンパクトにするこ
とができる。請求項2記載の発明では、突出部に対して
凹部を構成する突出部のまわりの部位に穴を形成したの
で、ブラシの摩耗粉がこの穴から内側に入りにくくな
り、信頼性の高い定着ローラを提供することができる。
も高さの低い穴埋め部材で塞ぎ埋めたので、穴をふさい
だ接着剤が電極とブラシ接触面にまわり込んで接触不良
を発生することがないようにでき、磨耗粉が発熱層の領
域の内側へ漏れ出ることがなくなり、信頼性の高い定着
ローラを提供することができる。請求項4記載の発明で
は、電極に所定の段差を設けたので、段差を境界として
低い領域に摩耗粉をためることができ、かつ、高い領域
には摩耗粉が移動しにくいので、結局磨耗粉が発熱層の
領域の内側へ漏れ出ることがなく、信頼性の高い定着ロ
ーラを提供することができる請求項5記載の発明では、
駆動手段を使用して定着ロ―ラのすラスト方向のずれ防
止手段を構成したので、駆動手段が設けられた側と反対
側にはスラスト方向のずれ防止手段が必要なくなり、そ
の分、定着ローラの軸方向の長さを短くすることができ
るので、定着装置の小型化、ひいては画像形成装置の小
型化を図ることができる。
ローラの断面図である。
(b)は中空体の断面図である。
とを長さ方向で比較した図である。
電極の一部を拡大して示した断面図である。
ある。
る。
図、(b)は従来技術に係る定着ローラの断面図であ
る。
示した断面図である。
視図である。
断面及び止め輪を示した斜視図である。
断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】表面を離型性のよい樹脂層で覆われたパイ
プ状のローラの内側に絶縁層、該絶縁層の内側に発熱層
がそれぞれパイプ状に設けられ、前記発熱層の軸方向両
端部にはそれぞれ電極が接続されていて、これら2つの
電極にはそれぞれ前記発熱層を発熱させるための給電を
行なう給電ブラシが接触する接触部が設けられている定
着ローラにおいて、 前記2つの電極のうち、少なくとも一方の電極につい
て、前記給電ブラシと接触する前記接触部が前記発熱層
の領域の内側に位置していることを特徴とする定着ロー
ラ。 - 【請求項2】請求項1記載の定着ローラにおいて、前記
発熱層の領域の内側に前記接触部を位置させている前記
電極は一端側が底部で塞がれ、他端側が開放された筒状
体からなり、その外周部が前記ローラの開放端部で前記
発熱層の内側に嵌合して電気的に接続され、前記底部の
中心部が前記ローラの開放端側に突出して突出部を構成
し、この突出部の先端面に前記接触部が設けられ、か
つ、前記底部の一部であって前記突出部に対して凹部を
構成する前記突出部のまわりの部位に穴を形成したこと
を特徴とする定着ローラ。 - 【請求項3】請求項2記載の定着ローラにおいて、前記
穴が、前記先端面を通る軸直角の仮想平面の高さに達し
ない大きさの穴埋め部材で塞がれていることを特徴とす
る定着ローラ。 - 【請求項4】請求項2記載の定着ローラにおいて、前記
穴が形成されている前記底部と境界をなす前記電極の内
周部近傍部を第1内周部、前記先端面を通る軸直角の仮
想平面と交差する前記電極の内周部近傍部を第2内周部
とするとき、これら第1内周部と第2内周部との境界部
に、前記第1内周部の直径を前記第2内周部の直径より
も小さくすることにより形成される段差を設けているこ
とを特徴とする定着ローラ。 - 【請求項5】請求項1、2、3又は4記載の定着ローラ
において、前記発熱層の軸方向の、前記接触部が前記発
熱層の領域の内側に位置している電極が設られた側の反
対側に、当該定着ローラを駆動する駆動手段を設け、こ
の駆動手段を利用して当該定着ローラについてスラスト
方向のずれ防止手段を構成したことを特徴とする定着ロ
ーラ。 - 【請求項6】静電転写法により転写紙に転写されたトナ
ー画像を該転写紙に加熱定着する1対のローラを備えた
定着装置において、前記ローラの1つが請求項1、2、
3、4又は5記載の定着ローラであることを特徴とする
定着装置。 - 【請求項7】潜像担持体上に静電潜像を形成しこの静電
潜像をトナーにより可視像化したのち静電転写法により
転写紙に転写してトナー画像を得、このトナー画像を1
対のローラにより転写紙に加熱定着して排紙する画像形
成装置において、前記ローラの1つが請求項1、2、
3、4又は5記載の定着ローラであることを特徴とする
画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11154839A JP2000347523A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 定着ローラ及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11154839A JP2000347523A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 定着ローラ及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000347523A true JP2000347523A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15593023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11154839A Pending JP2000347523A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 定着ローラ及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000347523A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007057644A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Kyocera Mita Corp | 定着装置 |
JP2013087810A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | Canon Inc | 輪止め具 |
JP2020161284A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 日本碍子株式会社 | セラミックヒータ |
-
1999
- 1999-06-02 JP JP11154839A patent/JP2000347523A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007057644A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Kyocera Mita Corp | 定着装置 |
JP4717549B2 (ja) * | 2005-08-23 | 2011-07-06 | 京セラミタ株式会社 | 定着装置 |
JP2013087810A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | Canon Inc | 輪止め具 |
JP2020161284A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 日本碍子株式会社 | セラミックヒータ |
JP7257211B2 (ja) | 2019-03-26 | 2023-04-13 | 日本碍子株式会社 | セラミックヒータ |
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