JP2001075398A - 熱定着装置 - Google Patents

熱定着装置

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JP2001075398A
JP2001075398A JP25322099A JP25322099A JP2001075398A JP 2001075398 A JP2001075398 A JP 2001075398A JP 25322099 A JP25322099 A JP 25322099A JP 25322099 A JP25322099 A JP 25322099A JP 2001075398 A JP2001075398 A JP 2001075398A
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JP
Japan
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sleeve
roll
heat fixing
stopper ring
heat
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Pending
Application number
JP25322099A
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English (en)
Inventor
Toshinori Sasaki
俊徳 佐々木
Hideki Sato
秀樹 佐藤
Akihiro Koeda
昭広 小枝
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加熱定着ロールの軸方向の移動を防止している
ストッパリングが不意に脱落する事故が生じた場合であ
っても、短絡に伴う部品の焼損や発火を防止することが
可能な熱定着装置を提供する。 【解決手段】加熱定着ロール1及びこれに圧接する加圧
ロール2とから構成される熱定着装置において、上記加
熱定着ロール1は、中空円筒状に形成された金属製スリ
ーブ10と、このスリーブ10の中空部内に挿入される
と共にスリーブ10から突出した両端に給電部13が形
成されたヒータ11と、上記スリーブ10に嵌合して該
スリーブ10の回転を支承する一対のベアリング14
と、これらベアリング14に対する上記スリーブ10の
抜けを防止する一対のストッパリング16とから構成さ
れ、更に、上記ストッパリング16は絶縁性を有する耐
熱性樹脂により形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録シート上に転
写されたトナー像を加熱溶融させて該記録シートに定着
させる熱定着装置に係り、詳細には、所定の温度に加熱
された状態で記録シートに接して回動する加熱定着ロー
ルの支持構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の熱定着装置としては、ハ
ロゲンランプ等のヒータが内蔵された加熱定着ロール
と、この加熱定着ロールに圧接する加圧ロールと、上記
ヒータの駆動を制御して上記加熱定着ロールの表面温度
を所定の設定温度に制御する加熱制御手段とを備え、未
定着トナー像を担持した記録シートをこれら加熱定着ロ
ールと加圧ロールとの間に挿通させることによって、上
記加熱定着ロールの表面温度によって軟化したトナーを
記録シートの繊維間に浸透させ、かかる未定着トナー像
を記録シートに対して強固に定着させるように構成した
ものが知られている。
【0003】近年では上記ヒータのオン/オフに対する
加熱定着ロールの表面温度の応答性を高めるため、厚さ
約1mm程度の薄肉に形成された中空円筒状の金属スリ
ーブが該加熱定着ロールとして用いられている。また、
このような加熱定着ロールを複写機やプリンタのフレー
ムに対して回転自在に支承するに当たっては、かかる複
写機等の小型化の観点から、上記薄肉スリーブの外径に
直接ベアリングを嵌合させ、スリーブの両端に回転軸を
設けることなく加熱定着ロールを回転自在に支承してい
る。このとき、回転中のスリーブがベアリングから抜け
出すのを防止するため、スリーブの外径には所謂Cリン
グ等の金属性ストッパリングが取り付けられており、こ
のストッパリングによってフレームに対するスリーブの
軸方向の移動が規制されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ヒータが上記
スリーブを貫通するようにして配設されている場合、ヒ
ータに対する給電部はスリーブの軸方向の両側に位置す
ることから、仮に上記ストッパリングが取付不良等の原
因によってスリーブから脱落すると、金属性ストッパリ
ングがヒータの給電部に接触してしまう可能性がある。
このため、接地されているスリーブと給電部との間で短
絡が発生し、定着装置を構成する部品が焼損したり、発
火を生じる懸念があった。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、加熱定着ロール
の軸方向の移動を防止しているストッパリングが不意に
脱落する事故が生じた場合であっても、短絡に伴う部品
の焼損や発火を防止することが可能な熱定着装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱定着装置は、内部にヒータを備えた加熱
定着ロールと、この加熱定着ロールに圧接する加圧ロー
ルとから構成され、これら加熱定着ロール及び加圧ロー
ルの間に挿通される記録シートに対してトナー像を定着
させる熱定着を前提とし、上記加熱定着ロールは、中空
円筒状に形成された金属製スリーブと、このスリーブの
中空部内に挿入されると共にスリーブから突出した両端
に給電部が形成されたヒータと、上記スリーブに嵌合し
て該スリーブの回転を支承する一対のベアリングと、こ
れらベアリングに対する上記スリーブの抜けを防止する
一対のストッパリングとから構成され、上記ストッパリ
ングは絶縁性を有する耐熱性樹脂により形成されている
ことを特徴とするものである。
【0007】このような技術的手段によれば、スリーブ
の回転軸方向の移動を規制するストッパリングが絶縁性
を有する耐熱性樹脂により形成されているので、仮に取
付不良等によってストッパリングがスリーブから脱落
し、かかるストッパリングがヒータの給電部に接触して
しまった場合であっても、上記スリーブと給電部との間
で短絡するのを防止することができ、発火等の事故を未
然に防止することができるものである。
【0008】ここで、上記ストッパリングを形成する樹
脂材料としては、前述のようなヒータの給電部とスリー
ブとの短絡を防止するために絶縁性(例えば、1012Ω
・cm以上)を有していることが必要であり、また、高
温に加熱されるスリーブに接してその移動を規制すると
いう本来の機能からすれば、耐熱性を有していることが
必要である。後者の耐熱性はスリーブの加熱温度との兼
ね合いで決定され、その温度に応じてストッパリングを
形成する樹脂材料を選定することができる。具体的に
は、PI(ポリイミド)、PPS(ポリフェニレンサル
ファイド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)
等を主成分とした耐熱性樹脂を用いることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の熱定着装置を詳細に説明する。図1及び図2はプリン
タの定着装置に本発明を適用した実施例を示すものであ
る。同図において、符号1は加熱定着ロール、符号2は
加熱定着ロール1に対して所定の荷重で圧接する加圧ロ
ールであり、これら加熱定着ロール1と加圧ロール2と
の間に未定着トナー像3を担持した記録シート4が挿通
され、トナー像3が定着された状態でこれらロール1,
2の間から排出されるようになっている。
【0010】上記加熱定着ロール1は中空円筒状に形成
されたアルミニウム製スリーブ10の内部にヒータ11
を内蔵したものであり、ヒータ11の発熱に対する加熱
定着ロール1の表面温度の応答性を高めるため、かかる
スリーブ10は厚さ約1mmと極めて薄肉に形成されて
いる。また、トナー像3が加熱定着ロール1の表面にオ
フセットするのを防止するため、スリーブ10の表面に
はテフロンによるコーティングが施されている。尚、上
記スリーブ10は接地されている。
【0011】一方、上記加圧ロール2は金属製スリーブ
20の表面に弾性体層21を被覆して構成されており、
加熱定着ロール1に圧接させることで上記弾性体層21
が押し潰され、両ロール1, 2の間に記録シート4を挟
み込むためのニップ幅が生じるようになっいる。
【0012】上記加熱定着ロール1のヒータ11は棒状
に形成されると共に、上記スリーブ10の中空部に挿入
されており、かかるヒータ11の両端部には電源12か
らの通電がなされる給電部13, 13が形成されてい
る。このヒータ11はスリーブ10の軸方向長さよりも
長尺に形成されており、ヒータ11をスリーブ10に挿
入した状態において、両給電部13がスリーブ10の両
端から突出するように配置されている。
【0013】また、上記スリーブ10の外径には一対の
ベアリング14, 14が嵌合しており、スリーブ10は
これらベアリング14, 14を介して定着装置のフレー
ム5に回転自在に支承されている。更に、上記ベアリン
グ14に隣接したスリーブ10の一端にはギヤ15が装
着されており、ブリンタのメインモータ(図示せず)か
らの回転動力がこのギヤ15を介してスリーブ10に伝
達されるようになっている。尚、上記スリーブ10の一
端にはキー溝が切り欠かれており、ギヤの内周面に形成
されたキーがこのキー溝に入り混んで両者の周方向の結
合がなされるようになっている。
【0014】上記ベアリング14及びギヤ15をスリー
ブ10の軸方向に固定するため、この実施例では断面略
C字型のストッパリング16(図3参照)をスリーブ1
0の外径に嵌合させている。このストッパリング16は
弾性を有しており、拡開させるようにしてスリーブ10
の外径に装着することが可能となっている。また、図4
に示すように、スリーブ10の外周面にはベアリング1
4の装着位置あるいはギヤ15の装着位置に隣接して環
状溝17が形成されており、上記ストッパリング16は
その弾性によって環状溝17に落ち込み、かかる環状溝
17から突出した部分によってベアリング14やギヤ1
5に対するスリーブ10の軸方向の移動を規制するよう
になっている。従って、ベアリング14及びギヤ15を
スリーブ10に対して組み付けた後に、フレーム5の外
側からスリーブ10の両端に対して一対のストッパリン
グ16を夫々嵌合させると、スリーブに対するベアリン
グ及びギヤの抜けが防止され、フレーム5に対するスリ
ーブ10の装着が完了する。
【0015】上記ストッパリング16が嵌合するスリー
ブ10はヒータ11によって加熱され、記録シート4の
搬送速度によっても異なるが、約230℃程度にまで昇
温することから、かかるストッパリング16は溶融する
ことがないよう耐熱性樹脂によって形成されている。
【0016】また、かかるストッパリング16には絶縁
性が与えられている。すなわち、定着装置の組立不良等
に起因して上記ストッパリング16が環状溝17から抜
け出す不具合が発生した場合、抜け出したストッパリン
グ16がスリーブ10の両端に配置されたヒータ給電部
13に接触すると、接地されたスリーブ10と給電部1
3とが短絡を起こし、かかる短絡によって発火や部品の
焼損等の事故を引き起こす可能性が大きいからである。
【0017】この点、ストッパリング16に絶縁性を付
与していれば、譬え定着装置の稼働中にストッパリング
16がスリーブ10から脱落して給電部13に接触して
も、接地されたスリーブ10と給電部13との間で短絡
が発生することはなく、定着装置の発火や焼損といった
最悪の事故は避けることが可能となる。
【0018】尚、上記ストッパリング16としては、略
C字型のもの以外に、図5や図6に示すように、スリー
ブに開設した貫通穴に嵌まり込む突起を有しているもの
であつても差し支えない。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の熱定
着装置によれば、組立不良等の原因から、加熱定着ロー
ルの回転中にスリーブの軸方向の移動を規制するストッ
パリングが該スリーブから脱落してヒータ給電部に接触
するような事態が発生しても、かかるストッパリングが
絶縁性を有する耐熱性樹脂により形成されているので、
スリーブと給電部との間で短絡するのを防止することが
でき、発火や部品の焼損等の重大な事故の発生を未然に
防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した熱定着装置の概略構成を示
す正面図である。
【図2】 本発明を適用した熱定着装置の概略構成を示
す側面図である。
【図3】 ストッパリングの一例を示す正面図である。
【図4】 スリーブに対するストッパリングの装着状態
を示す側面拡大図である。
【図5】 ストッパリングの第2実施例を示す正面図で
ある。
【図6】 ストッパリングの第3実施例を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1…加熱定着ロール、2…加圧ロール、3…トナー像、
4…記録シート、10…スリーブ、11…ヒータ、13
…給電部、14…ベアリング、16…ストッパリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小枝 昭広 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号、富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 Fターム(参考) 2H027 ZA03 2H033 AA42 BB36

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にヒータを備えた加熱定着ロール
    と、この加熱定着ロールに圧接する加圧ロールとから構
    成され、これら加熱定着ロール及び加圧ロールの間に挿
    通される記録シートに対してトナー像を定着させる熱定
    着装置において、 上記加熱定着ロールは、中空円筒状に形成された金属製
    スリーブと、このスリーブの中空部内に挿入されると共
    にスリーブから突出した両端に給電部が形成されたヒー
    タと、上記スリーブに嵌合して該スリーブの回転を支承
    する一対のベアリングと、これらベアリングに対する上
    記スリーブの抜けを防止する一対のストッパリングとか
    ら構成され、上記ストッパリングは絶縁性を有する耐熱
    性樹脂により形成されていることを特徴とする熱定着装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007057644A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Kyocera Mita Corp 定着装置
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KR101234077B1 (ko) * 2006-01-17 2013-02-15 삼성전자주식회사 화상형성장치의 정착장치
JP2019028216A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 富士ゼロックス株式会社 定着装置及び画像形成装置

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