JP3076422B2 - 熱定着装置 - Google Patents

熱定着装置

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JP3076422B2
JP3076422B2 JP03262171A JP26217191A JP3076422B2 JP 3076422 B2 JP3076422 B2 JP 3076422B2 JP 03262171 A JP03262171 A JP 03262171A JP 26217191 A JP26217191 A JP 26217191A JP 3076422 B2 JP3076422 B2 JP 3076422B2
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健一 長谷川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱手段により加熱さ
れる定着ローラと、該定着ローラに圧接される加圧ロー
ラと、前記定着ローラの温度過昇を防止する温度ヒュー
ズとを有し、前記定着ローラと加圧ローラにより、未定
着トナー像を担持した転写材を挟持搬送し、その際未定
着トナー像を転写材に定着するようにした熱定着装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記形式の熱定着装置は周知であり、複
写機、プリンタ、ファクシミリ等の用いられている。こ
の種の従来の熱定着装置は、図10に示すように、加熱
手段としてのハロゲンランプ52によって加熱される定
着ローラ51と、これに圧接して回転する加圧ローラ5
3とで未定着トナー像を担持した転写材が挟持搬送さ
れ、その際未定着トナー像を溶融加圧して転写材に定着
させる。定着ローラ51の表面温度は、温度検知素子5
4によって検知され、その表面温度が所定の設定温度、
例えば摂氏180度に保持するように制御回路(図示せ
ず)によって制御される。
【0003】仮に、制御回路に異常が発生し、ハロゲン
ランプ52が常時点燈した場合、定着ユニット内の温度
が過昇され、部品が発煙、発火して焼損されてしまう。
このため、定着ユニット内にハロゲンランプ52と直列
に温度ヒューズ55が接続され、定着ユニット内の温度
が過昇されて危険温度に達すると、温度ヒューズ55が
作動、すなわち溶断される。これにより、ハロゲンラン
プ52への通電がOFFされ、上記焼損が防止される。
【0004】上記従来の熱定着装置は、温度ヒューズ5
5が定着ローラ51の表面から離間して配置されてお
り、定着ローラ表面からの対流熱と輻射熱とによって熱
が伝わる。このため、応答が遅れがちになり、定着ロー
ラ51の表面温度が危険温度に達しても温度ヒューズ5
5が作動しないことが起こり得る。また、温度ヒューズ
55に与える熱は対流熱と輻射熱による加熱であるので
バラツキが大きい。このため、定着ローラ51の表面温
度と温度ヒューズ55の作動温度が比例しないという問
題があった。
【0005】かかる問題を軽減するものとして、特開昭
63−169680号公報には温度ヒューズをアルミブ
ロックで囲み、定着ローラに当接させるようにした定着
装置が記載されている。定着装置は、温度ヒューズを囲
んだアルミブロックを定着ローラの外周面に沿うように
形成して定着ローラに当接させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の定着装置
は、温度ヒューズの熱応答性が良好になり、しかも温度
ヒューズに与える熱にバラツキが小さくなるなどの利点
が得られる。しかしながら、アルミブロックを定着ロー
ラの外周面に沿わすには、アルミブロックを精度よく曲
面加工しなければならず、加工コストが嵩む。さらに、
定着ローラとの接触面積が大きいため、摩耗傷が付きや
すいという問題があった。
【0007】本発明は、上記した従来の問題を解消し、
温度ヒューズの熱応答性に優れ、その作動精度が良好で
あり、しかも安価で定着ローラに摩耗傷が生じにくい熱
定着装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、加熱手段により加熱される定着ローラ
と、該定着ローラに圧接される加圧ローラと、前記定着
ローラの温度過昇を防止する温度ヒューズとを有し、前
記定着ローラと加圧ローラにより、未定着トナー像を担
持した転写材を挟持搬送し、その際未定着トナー像を転
写材に定着するようにした熱定着装置において、前記温
度ヒューズが、耐熱性部材で被覆されて略円筒状に形成
されているとともに、該温度ヒューズの軸線方向が前記
定着ローラの軸線方向と交差するように前記定着ローラ
表面に接触配置され、交差した前記温度ヒューズの軸線
と前記定着ローラの軸線とでなす角度が、30度乃至1
50度の範囲であることを特徴としている。
【0009】
【0010】なお、本発明は、前記温度ヒューズを被覆
する耐熱性部材が、フッ素樹脂であると、効果的であ
る。
【0011】さらに、本発明は、前記温度ヒューズを被
覆する耐熱性部材が、シリコーンゴムであると、効果的
である。
【0012】さらにまた、本発明は、前記温度ヒューズ
の前記定着ローラ表面に接触配置する位置が、前記定着
ローラの非通紙部であると、効果的である。
【0013】
【0014】
【作用】上記の構成によれば、温度ヒューズが定着ロー
ラ表面に接触するので、温度ヒューズの熱応答性、作動
精度が良く、しかも温度ヒューズの軸線方向と定着ロー
ラの軸線方向とが交わるように配置したので、温度ヒュ
ーズが定着ローラと点接触に近い状態で接するため、定
着ローラに摩耗傷が付きにくくすることができる。
【0015】
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は、本発明に係る熱定着装置の定着ローラ
を示す断面説明図である。図1において、定着ローラ1
には図示していない加圧ローラが圧接され、そして加熱
手段としてのハロゲンランプ2が内蔵されている。ハロ
ゲンランプ2は、電源3、ハロゲンランプ2の通電をO
N・OFFするソリッドステイトリレー4(以下、SS
Rと称す。)および定着ローラ1の温度過昇を防止する
温度ヒューズ5を有する制御回路が接続されている。定
着ローラ1の表面1aには、温度検知手段としての温度
検知素子6が接するようにして設けられており、この温
度検知素子6の信号により、温度制御回路7を介してS
SR4がON・OFF制御される。
【0017】上記温度ヒューズ5は、図2および図3に
示すように、円筒状に形成されており、そしてチューブ
状に形成された耐熱性部材8で被覆されている。この耐
熱性部材8は、フッ素樹脂、シリコーンゴム等の耐熱性
材料からなり、耐熱性部材8に被覆された温度ヒューズ
5は耐熱性部材8がチューブ状であるため、その外形形
状も略円筒状になっている。この温度ヒューズ5は、図
示していないフレームに支持され、定着ローラ1の表面
1aに押圧するように配置されている。なお、耐熱性部
材8がフッ素樹脂チューブであれば、耐熱性、耐摩耗
性、絶縁性に優れており、シリコーンゴムチューブであ
れば、耐熱性、絶縁性に優れている。
【0018】また、温度ヒューズ5はその軸線方向と定
着ローラ1の軸線方向とが交わるように定着ローラ1の
表面1aに接触配置されている。すなわち、図2に示す
方向から見て交差している温度ヒューズ5の軸線L1と
定着ローラ1の軸線L2がなす角度θは、本例の場合ほ
ぼ90度となっている。交差角度θは、30度乃至15
0度の範囲内に設定することが好都合である。この交差
角度θが範囲外であると、定着ローラ1と温度ヒューズ
5が線接触に近い状態になり、図4に示すように、温度
ヒューズ5の一端が浮いて取付けられる恐れがある。
【0019】かく構成された熱定着装置は、温度ヒュー
ズ5のフレームに対する取付位置に多少の誤差があって
も、常に温度ヒューズ5と定着ローラ1とはほぼ点に近
い状態で接触するため、均一な接触面積が得られる。従
って、温度ヒューズ5が耐熱性部材8を介して定着ロー
ラ1に接触するので、熱応答性が良く、均一な接触面積
になるので、作動精度が良好である。さらに、温度ヒュ
ーズ5と定着ローラ1とはほぼ点接触と接触面積が小さ
いので、定着ローラ1の表面1aに摩耗傷が付きにく
い。また、温度ヒューズ5の接触で定着ローラ1に傷が
付いたとしても定着画像への影響が出ないように、温度
ヒューズ5の接触位置を定着ローラ1の通紙領域外に設
定しても良い。
【0020】図5は、ハロゲンランプを常点燈させ定着
ローラを室温から上昇させたときの温度と、本発明の熱
定着装置と図10に示す従来の熱定着装置との温度ヒュ
ーズ5,55との関係および温度ヒューズ5,55の作
動時を示すグラフである。このグラフにおいて、aは定
着ローラの表面温度、bは本発明の温度ヒューズ5の温
度、cは従来の温度ヒューズ55の温度であり、b´は
本発明の温度ヒューズ5の作動時、c´は従来の温度ヒ
ューズ55の作動時を示す。なお、温度ヒューズ5,5
5は、同じメーカーの同定格のものを使用した。
【0021】図5のグラフから明らかなように、従来の
温度ヒューズ55の作動時c´は定着ローラの表面温度
が373℃のときであり、本発明の温度ヒューズ5の作
動時b´は定着ローラの表面温度が298℃のときであ
った。よって、本発明の温度ヒューズ5の熱応答性は、
従来と比べて優れていることが明らかである。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【発明の効果】上記の構成によれば、本発明は温度ヒュ
ーズが定着ローラ表面に接触配置したので、温度ヒュー
ズの熱応答性、作動精度が良好となり、しかも温度ヒュ
ーズの軸線方向と定着ローラの軸線方向とが交わるよう
に配置して温度ヒューズが定着ローラと点接触に近い状
態で接するため、定着ローラに摩耗傷が付きにくくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱定着装置の定着ローラの断面説
明図である。
【図2】図1の平面断面図である。
【図3】図1の側断面図である。
【図4】交差角度θが範囲外のときの問題が生じた状態
を示す説明図である。
【図5】ハロゲンランプを常点燈させ定着ローラを上昇
させたときの温度と、本発明と従来との温度ヒューズと
の関係およびその作動時を示すグラフである。
【図6】従来の熱定着装置の断面説明図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 ハロゲンランプ 5 温度ヒューズ 6 温度検知素子 8 耐熱性部材 L1 温度ヒューズの軸線 L2 定着ローラの軸線 θ 交差角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−23640(JP,A) 特開 昭58−132772(JP,A) 実開 昭59−35961(JP,U) 実開 昭61−201066(JP,U) 実開 昭62−151560(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段により加熱される定着ローラ
    と、該定着ローラに圧接される加圧ローラと、前記定着
    ローラの温度過昇を防止する温度ヒューズとを有し、前
    記定着ローラと加圧ローラにより、未定着トナー像を担
    持した転写材を挟持搬送し、その際未定着トナー像を転
    写材に定着するようにした熱定着装置において、 前記温度ヒューズが、耐熱性部材で被覆されて略円筒状
    に形成されているとともに、該温度ヒューズの軸線方向
    が前記定着ローラの軸線方向と交差するように前記定着
    ローラ表面に接触配置され、交差した前記温度ヒューズ
    の軸線と前記定着ローラの軸線とでなす角度が、30度
    乃至150度の範囲であることを特徴とする熱定着装
    置。
  2. 【請求項2】 前記温度ヒューズを被覆する耐熱性部材
    が、フッ素樹脂であることを特徴とする請求項1に記載
    の熱定着装置。
  3. 【請求項3】 前記温度ヒューズを被覆する耐熱性部材
    が、シリコーンゴムであることを特徴とする請求項1に
    記載の熱定着装置。
  4. 【請求項4】 前記温度ヒューズの前記定着ローラ表面
    に接触配置する位置が、前記定着ローラの非通紙部であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の熱定着装置。
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