JP3545320B2 - 現像装置および印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現像ローラによって感光体ドラムにトナーを供給する現像装置と、この現像装置を有する印刷装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写装置やプリンター等の、電子写真方式の印刷装置(画像形成装置)には、感光体ドラム,帯電装置,露光装置,現像装置,転写装置,定着装置等が設けられている。
このような印刷装置では、感光体ドラムの感光面(静電潜像面)に対して帯電・露光を行って静電潜像を形成し、これをトナー(現像材)によって現像してトナー像(可視像)を生成する。そして、このトナー像を、シート(記録材;普通紙やOHPシート等の印刷媒体)に転写した後、熱定着するように設定されている。
【0003】
また、一般に、印刷装置の現像装置は、現像ローラと、トナーを貯蔵するためのトナー保持槽とを備えている。そして、現像ローラを回転させることで、感光体ドラムの表面に対して、トナーを順次的(連続的)に送り込むように設定されている。
【0004】
ところで、印刷装置では、現像装置における現像ローラ表面(現像スリーブ面)と、感光体ドラムの感光面との間隔(現像間隔)を、一定に保っておくことが好ましい。これは、この現像間隔が変動すると、トナーによる現像濃度が変化してしまい、良好な画像を印刷できないからである。
【0005】
そこで、従来、この現像間隔を保つための技術が開発されている。
例えば、図8および図9は、特開平10−48904号公報に記載の現像装置を示す説明図である。この公報に記載の技術では、現像ローラ130における支軸131の両端に、現像ローラ130の直径(スリーブ径)よりも若干大きい直径を有する、回転可能な円盤状(コロ状)の突当部材132を設けるように設定されている。
【0006】
そして、この突当部材132を、感光体ドラム133の両端における、金属面の露出したドラム部分(非感光部分)に当接させることで、現像間隔を、所定の微小間隔δに維持するようになっている。
【0007】
このような突当部材132は、通常、DSDカラー,スペーサローラあるいはトラッキングローラと称されるものである。また、この突当部材132は、現像ローラ130における金属製の支軸131に対して回転できるように(回転自在に)設けられており、感光体ドラム133の回転とともに回転する(感光体ドラム133の回転力を受けてつれ周りする)ようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような従来の現像装置では、金属製といえども比較的径の細い支軸131に、回転する突当部材132を嵌め込むように構成されている。従って、この現像装置では、感光体ドラム133から受ける圧接荷重と、感光体ドラム133および突当部材132の回転による影響(微小振動等)とを、1本の支軸131だけで同時に受け止めるようになっている。
【0009】
このため、この現像装置では、支軸131の変形や、突当部材132における軸受132a(支軸131の軸受)の損傷、支軸131と軸受132aとの当接部分131aにおける異常摩耗などの障害が招来されてしまう。
従って、このような障害の発生した場合、正規の現像間隔を維持できなくなり、感光体ドラム130の長手方向に沿って、現像濃度を不均一としてしまう等の不具合が発生する。
【0010】
本発明は、上記のような従来の問題点を解決するために成されたものである。そして、その目的は、現像間隔を一定に保つとともに、現像ローラの支軸に対する異常の発生を抑制できる現像装置と、この現像装置を備える印刷装置とを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明における第1の現像装置(第1現像装置)は、筐体内に設けられた現像ローラによって、感光体ドラムの感光部にトナーを供給する現像装置において、感光体ドラムに当接され、感光体ドラムの感光部と現像ローラとの間隔を一定距離に維持するための円盤部を有する突当部材を備えており、この突当部材の円盤部が、感光体ドラムにおける非回転部分に当接するように設定されていることを特徴としている。
【0012】
この第1現像装置は、感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するためのものであり、複写機やプリンター,ファクシミリ装置等の電子写真装置の現像装置として好適に適用されるものである。
【0013】
そして、この第1現像装置は、装置の筐体(ケーシング)内に、感光体ドラムにトナーを供給するための現像ローラを備えている。
この現像ローラは、筐体内において感光体ドラムに対向するように配置されており、感光体ドラムの回転に応じて回転することで、筐体内等にあるトナー(現像材)を感光体ドラムの感光部に供給するように設定されている。ここで、感光部とは、感光体ドラムにおける静電潜像の形成部位である。
【0014】
また、第1現像装置は、感光体ドラムの感光部と現像ローラとの間隔(現像間隔)を一定距離に維持するための、円盤部を有する突当部材を備えている。
この突当部材は、例えば、現像ローラにおける支軸の両端部や、筐体の外壁等に設けられている。そして、その一部を感光体ドラムに当接させることで、上記の現像間隔を、突当部材のサイズに応じた一定の距離に維持するように設定されている。
【0015】
また、特に、第1現像装置では、この突当部材の円盤部が、感光体ドラムにおける非回転部分に当接するように設定されている。ここで、感光体ドラムの非回転部分としては、例えば、感光部の外側(ドラムの回転軸方向での外側)に形成されている感光体ドラムのカバーやフレーム、あるいは、感光部の両端部に設けられたダミーフランジ等を挙げられる。
【0016】
このように、第1現像装置では、突当部材が感光体ドラムの非回転部分に当接するようになっているので、感光体ドラムの回転による影響(微小振動等)を、第1現像装置(特に、現像ローラの支軸)に伝えてしまうことを防止できるようになっている。
【0017】
これにより、第1現像装置では、現像ローラの支軸にかかるストレスを小さくできるので、この支軸の損傷・変形を抑制できる。さらに、支軸の損傷・変形による現像間隔の乱れを防止できるため、長期間に渡って、感光体ドラムの静電潜像に対する現像濃度の均一化を図れるようになっている。
【0018】
また、第1現像装置では、突当部材が、感光体ドラムの非回転部分に当接されているため、当然、突当部材自身も回転しない。従って、第1現像装置では、回転摩耗等の影響で、突当部材における外周部の形状が変化してしまうことを回避できる。
【0019】
さらに、第1現像装置では、突当部材の回転による振動が、感光体ドラムに伝達されることを回避できる。従って、このような振動による感光体ドラムの定常回転の変化(回転ムラ)を防止できるので、ピッチムラや画像伸縮等の画像欠陥を抑制できる。
【0020】
また、第1現像装置は、少なくとも2つの突当部材を備えていることが好ましい。そして、2つの突当部材が、現像ローラにおける支軸の両端部に応じた位置に、それぞれ固定されていることがさらに好ましい。
【0021】
ここで、支軸の両端部に応じた位置とは、支軸の両端部、あるいは、支軸の両端部の近傍における筐体部分等のことである。これにより、突当部材によって現像ローラの両端部の位置(感光体ドラムに対する位置)を精密に設定できるため、現像間隔を極めて正確に定めることが可能となる。
【0022】
また、この構成では、装置の筐体における、現像ローラの支軸の両端部に応じた位置に固定されていることがさらに好ましい。この構成では、感光体ドラムからの圧接荷重を、現像ローラの支軸ではなく、装置本体をなす堅固な筐体によって受け止められる。
【0023】
これにより、現像ローラの支軸だけで突当部材を支える構成に比して、非常に安定的に圧接荷重を受け止められる。さらに、現像ローラの支軸にかかるストレスを非常に小さくできるので、支軸の損傷・変形を極めて良好に抑制できる。従って、支軸の損傷・変形による現像間隔の乱れを防止できるため、非常に長期間に渡って、感光体ドラムの静電潜像に対する現像濃度の均一化を図ることが可能となる。
【0024】
また、この構成では、突当部材に、現像ローラにおける支軸の軸受を設けることが好ましい。これにより、軸受を別途に設ける必要がないので、第1現像装置の製造コストを低減できるとともに、サイズの小型化を図れる。
【0025】
また、この構成では、感光体ドラムの非回転部分が、感光部と電気的に絶縁されていることが好ましい。
この場合には、現像ローラの支軸における軸受となっている突当部材を、現像バイアス電圧の電極として用いることが可能となる。すなわち、現像バイアス電圧を、突当部材および支軸を介して、現像ローラに供給する構成となる。これにより、現像バイアス電圧の電極を別途に設ける必要がないので、第1現像装置の製造コストを低減できるとともに、サイズの小型化を図れる。
【0026】
また、この構成では、突当部材を、焼結合金あるいは導電性樹脂等の導電性軸受材料から形成することが好ましい。これらの材料は、軸受特性,導電性および機械的特性の点で優れているため、突当部材を電極として良好に利用することが可能となる。
【0027】
また、上記の目的を達成するために、本発明における第2の現像装置(第2現像装置)は、筐体内に設けられた現像ローラによって、感光体ドラムの感光部にトナーを供給する現像装置において、感光体ドラムに当接され、感光体ドラムの感光部と現像ローラとの間隔を一定距離に維持するための円盤部を有する突当部材を備えており、この突当部材が、上記の筐体に設けられていることを特徴としている。
【0028】
この第2現像装置は、上記した第1現像装置と同様に、感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するためのものであり、電子写真装置の現像装置として好適に適用されるものである。そして、この第2現像装置は、上記した第1現像装置に備えられているものと同様の現像ローラを備えている。
また、第2現像装置も、感光体ドラムの感光部と現像ローラとの間隔を一定距離に維持するための、円盤部を有する突当部材を備えている。この突当部材は、その一部を感光体ドラムに当接させることで、現像間隔を、突当部材のサイズに応じた一定の距離に維持するためのものである。
【0029】
そして、特に、第2現像装置では、この突当部材が、現像装置の筐体に設けられている。すなわち、この第2現像装置では、感光体ドラムからの圧接荷重を、現像ローラの支軸ではなく、装置本体をなす堅固な筐体によって受け止めるように設定されている。
【0030】
これにより、第2現像装置では、現像ローラの支軸だけを用いる構成に比して、非常に安定的に圧接荷重を受け止めることが可能となる。
さらに、この第2現像装置では、現像ローラの支軸にかかるストレスを小さくできるので、この支軸の損傷・変形を抑制できる。さらに、支軸の損傷・変形による現像間隔の乱れを防止できるため、長期間に渡って、感光体ドラムの静電潜像に対する現像濃度の均一化を図れるようになっている。
【0031】
また、第2現像装置は、少なくとも2つの突当部材を備えていることが好ましい。そして、2つの突当部材が、上記の筐体における、現像ローラの支軸の両端部に応じた位置に設けられていることがさらに好ましい。
【0032】
ここで、支軸の両端部に応じた位置とは、支軸の両端部、あるいは、支軸の両端部の近傍における筐体部分等のことである。これにより、突当部材によって現像ローラの両端部の位置を精密に設定できるため、現像間隔を極めて正確に定めることが可能となる。
【0033】
また、上記の目的を達成するために、本発明の印刷装置(本印刷装置)は、感光体ドラムの感光部に静電潜像を形成し、この潜像を現像してトナー像を形成し、このトナー像をシートに印刷する印刷装置において、感光部、および、この感光部の両端に設けられた非回転部分を有する感光体ドラムと、現像ローラ、および、感光体ドラムの感光部と現像ローラとの間隔を一定距離に維持するための円盤部を有する突当部材を備えた現像装置とを備えており、さらに、現像装置の突当部材の円盤部が、感光体ドラムにおける上記した非回転部分に当接するように設けられていることを特徴としている。
【0034】
本印刷装置は、複写機やプリンター,ファクシミリ装置等の電子写真装置内に好適に備えられる印刷装置であり、上記した第1現像装置を含んでいるものである。
【0035】
従って、本印刷装置では、感光体ドラムの回転による影響を、現像装置(特に、現像ローラの支軸)に伝えてしまうことを防止できるようになっている。これにより、現像ローラの支軸にかかるストレスを小さくできるので、この支軸の損傷・変形を抑制できる。さらに、支軸の損傷・変形による現像間隔の乱れを防止できるため、長期間に渡って、感光体ドラムの静電潜像に対する現像濃度の均一化を図れるようになっている。
【0036】
また、本印刷装置では、現像装置の突当部材が、感光体ドラムの非回転部分に当接されているため、回転摩耗等の影響で、突当部材における外周部の形状が変化してしまうことを回避できる。さらに、本印刷装置では、現像装置における突当部材の回転による振動が、感光体ドラムに伝達されない。従って、このような振動による感光体ドラムの定常回転の変化を防止でき、ピッチムラや画像伸縮等の画像欠陥を抑制できる。
【0037】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について説明する。
本実施の形態にかかる印刷装置(本印刷装置)は、帯電,露光,現像,転写,クリーニング,定着および除電の各工程を有する電子写真プロセスによって、感光体ドラムにトナー像を形成してシートに転写する機能を有しており、複写機やレーザープリンター,ファクシミリ装置等の電子写真装置に応用できるものである。
【0038】
まず、本印刷装置の構成について説明する。
図2は、本印刷装置の構成を示す説明図である。この図に示すように、本印刷装置は、感光体ドラム1,帯電器2,露光部3,現像部4,帯電部5,クリーニング部6および定着ローラ8を備えている。
【0039】
感光体ドラム1は、アルミ等の金属からなる円筒形状の導電性基体1bと、その表面に塗布形成される感光体層(静電潜像担持体)1aとを有しており、X方向に回転するように設けられている。この感光体層1aとしては、OPC(Organic Photo-Conductor )や、アモルファスシリコン等、感光特性を持つものを利用することができる。なお、この感光体ドラム1の詳細な構成については後述する。
【0040】
帯電器2は、電源(図示せず)から供給される電力により、感光体層1aの表面を均一にマイナス帯電させるためのものである。この帯電器2としては、コロナチャージャーや接触ローラ帯電器を利用できる。
【0041】
露光部3は、帯電された感光体層1aをレーザー光で露光することによって、感光体層1aの表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有するものである。
【0042】
すなわち、感光体層1aは、露光された部位で正電荷を発生し、帯電器2により与えられた負電荷を相殺するように設定されている。従って、本印刷装置では、画像データに従って感光体層1aを露光することによって、画像データに応じた静電潜像(静電潜像ポテンシャル)を、感光体層1aの表面に形成できるようになっている。
なお、この露光部3としては、半導体レーザーを光源として有するレーザスキャンユニット(LSU)を用いることができる。
【0043】
現像部4は、磁性一成分トナーを用いた非接触現像によって潜像を現像するものである。すなわち、現像部4は、負電荷を有するトナーによって感光体層1aの静電潜像を現像し、トナー像を生成するものである。
【0044】
そして、図2に示すように、現像部4は、トナーの収容されているケーシング11と、その内部に配置されている現像ローラ12および攪拌ローラ13とを有している。
【0045】
現像ローラ12は、表面に誘電体層を備えており、感光体ドラム1の回転に応じて回転することで、感光体ドラム1の感光体層1aにトナーを供給するためのものである。また、攪拌ローラ13は、ケーシング11内においてトナーとキャリアとを攪拌するためのものである。また、現像部4には、現像ローラ12に現像バイアス電圧を与える電極(後述)等も備えられている。
なお、現像部4の詳細な構成については後述する。
【0046】
帯電部5は、チャージャー方式や接触型の転写装置(図示せず)を備えており、図示しない給紙装置から供給されてY方向に搬送されるシートPに、感光体ドラム1上のトナー像を転写させ、定着ローラ8の位置する方向に排出するものである。
【0047】
定着ローラ8は、熱圧着(熱融解)によって、シートP上のトナー像を定着させるものである。また、定着ローラ8は、シートPを本印刷装置の外部に排出する機能も有している。
【0048】
クリーニング部6は、トナー像の転写後、感光体層1aに残留したトナーを掻き取って回収するものである。
また、本印刷装置には、残留トナーの回収(清掃)後、感光体ドラム1の電荷を除去し、これを電気的に初期化(0電位化)するための除電部(図示せず)も設けられている。この除電部としては、光除電ランプや接触除電器等を用いることができる。
【0049】
次に、本印刷装置の特徴的な構成である、現像部4および感光体ドラム1の構成について説明する。
まず、本印刷装置における現像部4の取付状態について説明する。図3は、現像部4の取付状態を示す説明図である。本印刷装置では、現像部4は着脱可能なユニットであり、この図に示すように、感光体ドラム1の近傍に、現像部4を取り付けるための案内部材21が設けられている。
【0050】
この案内部材21は、板厚2mm程度の板金プレス品であって、本印刷装置のフレーム(本体フレーム)に対してボルト止めされており、感光体ドラム1の近傍に強固に固定されているものである。
【0051】
また、図3に示すように、この案内部材21の形状は、現像部4のケーシング11における底面の断面形状に応じた形状となっている。
この図に示すように、ケーシング11の底面には、複数の突起部22が設けられている。また、案内部材21には、突起部22と係合するための、複数の凹所23が設けられている。そして、これら凹所23と突起部22とを係合させることで、現像部4を、一定のアソビを有する状態で案内部材21に取り付けるようになっている。
【0052】
また、図3に示すように、案内部材21には、現像部4を感光体ドラム1の方向(感光体ドラム1の設置部位に向かう方向)に押しつける(付勢する)ための付勢部材24が設けられている。
この図に示すように、付勢部材24は、押圧部材25とバネ26とから構成されている。押圧部材25は、案内部材21の底板を貫通して凹所23内に挿入されている。また、バネ26は、一方の端部を押圧部材25に、他方の端部を本印刷装置のフレームに固定されており、押圧部材25を感光体ドラム1の方向に付勢するように設定されている。
【0053】
そして、本印刷装置では、図示しないレバーを操作することによって、押圧部材25を凹所23内の突起部22に噛み合わせ、バネ26の付勢力を現像部4に伝達できるようになっている。これにより、現像部4は、案内部材21内において、感光体ドラム1の方向に移動(付勢)されるように設定されている。
【0054】
なお、この付勢部材24は、案内部材21の下部における異なる位置に2つ設けられている。そして、これら2つの付勢部材24は、リンク機構(図示せず)によって互いに接続されており、上記のレバー操作によって、互いに連動して現像部4を移動させるように設定されている。
【0055】
また、図3に示すように、案内部材21には、現像部4を感光体ドラム1に近づけ過ぎないように、現像部4の移動範囲を規制するための規制部27が設けられている。しかしながら、現像部4は、後述する突当部材によって、感光体ドラム1との距離を優先的に規制されるように設定されている。このため、通常の動作では、この規制部27に現像部4が当接することはない。
【0056】
次に、感光体ドラム1および現像部4の構成について説明する。
なお、本印刷装置の外壁には、ユーザーの指示を入力するとともに、本印刷装置の動作状況をユーザーに示すための操作パネル(図示せず)が設けられている。そこで、以下では、この操作パネルの設置されている側を本印刷装置の前面側とするとともに、その反対側を背面側と称する。
【0057】
図1は、本印刷装置に設置された状態における、感光体ドラム1および現像部4の構成を示す説明図である。
この図に示すように、感光体ドラム1は、その長手方向を、本印刷装置の背面側から前面側に向かう方向に沿わせるように、前面側プロセスフレーム31fと背面側プロセスフレーム31rとの間に設置されている。
【0058】
そして、この感光体ドラム1は、ダミーフランジ32f・32r,絶縁フランジ33f・33r,感光部34,ドラムアース35,固定軸36,駆動軸37および固定ボス38を備えている。
【0059】
感光部34は、図2に示した導電性基体1bと、その表面に塗布形成される感光体層1aとからなる円筒形の部材である。上記したように、本印刷装置では、感光部34の感光体層1aに、トナー像を形成するようになっている。
絶縁フランジ33f・33rは、感光部34の両端に嵌め込まれている絶縁体であり、感光部34の外径と同サイズの外径を有している。そして、感光部34を支持するとともに、感光部34における電荷流出・流入を防止するためのものである。
【0060】
固定軸36は、前面側プロセスフレーム31fに固定された、感光体ドラム1の回転軸(支持軸)である。
また、駆動軸37は、本印刷装置に設置されているモーターMの駆動力を感光体ドラム1に伝達するものであり、背面側プロセスフレーム31rを貫通して回転するように設けられている。
【0061】
また、この駆動軸37では、一方の端部がモーターMに、他方の端部が絶縁フランジ33rに固定されている。そして、感光体ドラム1では、絶縁フランジ33f・33r,ドラムアース35および感光部34が、駆動軸37の回転によって、固定軸36を中心に回転するように設定されている。
【0062】
ドラムアース35は、感光部34の電荷を、金属製の固定軸36や駆動軸37を介して本印刷装置の本体へと逃がすための、板バネ状のアースである。
【0063】
固定ボス38は、背面側プロセスフレーム31rに固定されたリング状の部材であり、駆動軸37を貫通させるように設けられている。
ダミーフランジ32rは、絶縁フランジ33rの背面側に、絶縁フランジ33rの一部を嵌め込むように設けられたフランジである。また、このダミーフランジ32rは、駆動軸37を貫通させるように設けられており、この駆動軸37の駆動力によって回転しないように、固定ボス38の外側に固定された状態となっている。
【0064】
すなわち、本印刷装置では、駆動軸37が、固定ボス38とダミーフランジ32rとに設けられている軸穴39・40を通して、感光体ドラム1を、その長手方向に沿った軸上で回転駆動するように設定されている。
【0065】
ダミーフランジ32fは、絶縁フランジ33fの前面側に形成された突起物を嵌め込むように設けられたフランジである。また、このダミーフランジ32fは、固定軸36を貫通させるように設けられており、ダミーフランジ32rと同様に、駆動軸37の駆動力等によって回転しないように、固定軸36に固定されている。
【0066】
また、感光体ドラム1では、これらダミーフランジ32f・32rは、感光部34の外径(直径)と同サイズの外径を有するように設定されている。また、これらダミーフランジ32f・32rは、樹脂等の絶縁性材料で形成されており、さらに、感光部34との間に絶縁フランジ33f・33rを介している。従って、感光部34とは電気的に絶縁された状態となっている。
【0067】
また、図1に示すように、現像部4は、図2に示したケーシング11,現像ローラ12,攪拌ローラ13(図2のみに図示)に加えて、保持部材14,突当部材15,支軸16およびバイアス電極17を備えている。
【0068】
上記したように、現像ローラ12は、感光体ドラム1の回転に応じて回転することで、感光体ドラム1における感光部34の表面(感光体層1a)にトナーを供給するためのものである。さらに、攪拌ローラ13は、トナーとキャリアとを攪拌するためのものである。
また、これらローラ12・13は、感光体ドラム1と同様に、その長手方向を本印刷装置の背面側から前面側に向かう方向に沿わせるように設置されている。すなわち、現像ローラ12は、現像部4内において、感光体ドラム1に対向するように配置されている。
【0069】
ケーシング(筐体)11は、現像に使用するトナーを収容するものであり、感光体ドラム1に対向する側面には、現像ローラ12によるトナー供給を可能とするためのスリットS(図2,図3参照)が設けられている。
【0070】
支軸16は、現像ローラ12を、その長手方向に沿った軸上で回転駆動するための駆動軸である。すなわち、支軸16は、背面側の端部を図示しないモーターに接続させ、モーターの駆動力によって現像ローラ12を回転させるように設定されている。
【0071】
バイアス電極17は、現像ローラ12に現像バイアス電圧を与える電極であり、図示しない電源に接続されているものである。このバイアス電極17に入力された電力は、支軸16を介して現像ローラ12に伝達されるように設定されている。また、このバイアス電極17の材料としては、例えば、銅の焼結合金を用いることが可能である。
【0072】
保持部材14は、後述する突当部材15を保持するものであり、ケーシング11の背面・前面の両側面に設けられた円形の窓部11a(図4参照)に、それぞれ1つずつ挿入・固定されるようになっている。
【0073】
図4は、保持部材14および突当部材15の構造を示す説明図である。この図に示すように、保持部材14は、一体に形成された小径部14aおよび大径部14bから構成されている。
【0074】
小径部14aは、支軸16を貫通させる貫通穴14c(図1参照)を中心に備えているとともに、ケーシング11の窓部11aに隙間なく挿入されるような外径を有する円筒形状となっている。一方、大径部14bは、小径部14aより大きめの外径・内径を有する円筒である。
そして、保持部材14は、小径部14aを窓部11aに固定させることによって、ケーシング11に堅固に固定されるように設定されている。
【0075】
突当部材15は、一体に形成された円筒部15aおよび円盤部15bから構成された、ハット形状の部材である。これら円筒部15a・円盤部15bは、支軸16を隙間なく貫通させる軸受穴15cを中心に備えている。すなわち、突当部材15は、支軸16の軸受としての機能を有している。
【0076】
また、円筒部15aは、保持部材14における大径部14bの内部に隙間なく挿入されるような外径を有している。一方、円盤部15bは、円筒部15aよりも大きい外径を有している。
【0077】
そして、突当部材15は、円筒部15aを保持部材14に固定させることによって、保持部材14を介して、ケーシング11に対して堅固に固定されるようになっている。
【0078】
また、突当部材15では、円盤部15bの外径が、図5に示すように、現像ローラ12の外径よりも、所定の現像間隔Dだけ大きいサイズに設定されている。この現像間隔Dは、本印刷装置における、感光体ドラム1(感光部34)と現像ローラ12との好ましい間隔(現像ローラ12によるトナー供給を適切に実現できる間隔)のことである。
【0079】
このような構成を有する感光体ドラム1および現像部4は、本印刷装置内では、図2および図3に示すように、ケーシング11に設けられたスリットSを介して、感光体ドラム1の感光部34と現像ローラ12とが対向するように配置される。
【0080】
特に、本印刷装置では、現像部4が、図3に示した付勢部材24によって、感光体ドラム1の方向に付勢されるようになっている。そして、この付勢部材24の付勢力によって、図1に示すように、現像部4における2つの突当部材15・15が、感光体ドラム1のダミーフランジ32f・32rに対して、確実に当接するように設定されている。
【0081】
また、上記したように、ダミーフランジ32f・32rと感光部34とは同サイズの外径を有しており、さらに、突当部材15(円盤部15b)の外径は、保持部材14より現像間隔Dだけ大きくなっている。
従って、この構成では、感光体ドラム1における感光部34と現像ローラ12との距離が、背面側から前面側にかけて(感光体ドラム1および現像ローラ12の長手方向において)、現像間隔Dに均一に維持されるようになっている。
【0082】
以上のように、本印刷装置では、現像部4が、現像間隔Dを一定距離に維持するための突当部材15を備えている。そして、この突当部材15が、感光体ドラム1における非回転部分であるダミーフランジ32f・32rに当接するように設定されている。
【0083】
従って、本印刷装置では、感光体ドラム1の回転による影響(微小振動等)を、現像部4(特に、現像ローラ12の支軸16)に伝えてしまうことを防止できるようになっている。
これにより、本印刷装置では、現像ローラ12の支軸16にかかるストレスを小さくできるので、この支軸16の損傷・変形(偏磨耗等)を抑制できる。さらに、支軸16の損傷・変形に起因する現像間隔Dの乱れを防止できるため、長期間に渡って、感光体ドラム1の静電潜像に対する現像濃度の均一化を図れるようになっている。
【0084】
また、現像部4では、突当部材15が、保持部材14を介してケーシング11に固定されている。従って、本印刷装置では、回転摩耗等の影響で、突当部材15における外周部の形状が変化してしまうことを回避できる。
【0085】
さらに、本印刷装置では、突当部材15をダミーフランジ32f・32rに当接させているため、突当部材15を停止させておくことが可能となっている。従って、突当部材15の回転による振動が、感光体ドラム1に伝達されることを回避できる。これにより、このような振動による感光体ドラム1の定常回転の変化(回転ムラ)を防止できるので、ピッチムラや画像伸縮等の画像欠陥を抑制できるようになっている。
【0086】
また、本印刷装置では、現像部4が、2つの突当部材15を備えている。そして、これら2つの突当部材15が、ケーシング11における、現像ローラ12の支軸16の両端部に応じた位置(保持部材14の設置部位)に固定されるように設定されている。
【0087】
これにより、突当部材15によって、現像ローラ12における両端部の位置(感光体ドラム1に対する位置)を精密に設定できる。このため、現像間隔Dを極めて正確に定めることが可能となる。
また、突当部材15がケーシング11に固定されているため、感光体ドラム1からの圧接荷重を、現像ローラ12の支軸16ではなく、装置本体をなす堅固なケーシング11によって受け止められる。
【0088】
これにより、現像ローラ12の支軸16だけで突当部材15を支える構成に比して、非常に安定的に圧接荷重を受け止められる。さらに、現像ローラ12の支軸16にかかるストレスを非常に小さくできるので、支軸16の損傷・変形を極めて良好に抑制できる。従って、支軸16の損傷・変形による現像間隔Dの乱れを防止できるため、非常に長期間に渡って、感光体ドラム1の静電潜像に対する現像濃度の均一化を図ることが可能となる。
【0089】
また、本印刷装置では、突当部材15に、現像ローラ12における支軸16の軸受穴15cを備えている。これにより、支軸16の軸受を別途に設ける必要がないので、現像部4の製造コストを低減できるとともに、サイズの小型化を図れるようになっている。
【0090】
なお、本実施の形態では、現像部4に、現像ローラ12に現像バイアスを与えるために、支軸16の端部にバイアス電極17を設けるとしている。
しかしながら、バイアス電極17を設けなくても、焼結合金あるいは導電性樹脂等の導電性軸受材料から突当部材15を形成することで、この突当部材15を現像バイアス電極として利用することが可能となる(この構成では、現像バイアス電圧を、突当部材15および支軸16を介して、現像ローラ12に供給するようになる)。
【0091】
これにより、バイアス電極17を別途に設ける必要がないので、現像部4の製造コストを低減できるとともに、サイズの小型化を図れる。
なお、焼結合金あるいは導電性樹脂等の導電性軸受材料は、軸受特性,導電性および機械的特性の点で優れているため、現像バイアスの電極として良好に利用できる材料である。さらに、焼結合金は、樹脂材料と比較して、機械的特性、温度特性が良好である。従って、突当部材15に用いた場合には、現像間隔Dを非常に良好(正確に)に維持できる。
【0092】
また、図1および図4に示した保持部材14における小径部14aには、支軸16を貫通させるための貫通穴14cが設けられているが、この貫通穴14cから、ケーシング11内に収容されているトナーを飛散させてしまう可能性がある。このため、保持部材14では、円筒部15aの端面(現像ローラ12と対向する面)に、VシールあるいはGシール等の一般的なシール材料を設けることが好ましい。これにより、貫通穴14cからのトナー漏れを回避できる。
【0093】
また、本実施の形態では、現像ローラ12における支軸16の両端部に突当部材15を設置し、突当部材15を軸受として機能させるようになっている。
しかしながら、本印刷装置における突当部材15の取付位置は、現像間隔Dを維持できるような位置であれば、支軸16の両端部でなくてもよい。例えば、突当部材15を、ケーシング11における、感光体ドラム1に対向する面の端部等に固定させるようにしてもよい。なお、このように構成する場合には、支軸16の軸受を保持部材14に設けることが好ましい。
【0094】
また、本実施の形態では、本印刷装置に設ける突当部材15の数を2つとしている。しかしながら、突当部材15を1つだけ設けるようにしても、また、2つ以上設けるようにしてもよい。
【0095】
また、本実施の形態では、突当部材15を、保持部材14を介してケーシング11に固定するとしている。しかしながら、これに限らず、ケーシング11に対して直接に突当部材15を固定するようにしてもよい。
【0096】
また、本実施の形態では、突当部材15を、感光体ドラム1におけるダミーフランジ32f・32rに当接させるとしている。しかしながら、突当部材15の当接部位は、感光体ドラム1における回転しない部位であれば、いずれの部位であってもよい。例えば、突当部材15を、感光体ドラム1におけるカバーやフレーム(ともに図示せず)等に当接させるようにしてもよい。
【0097】
また、本実施の形態では、突当部材15が、感光体ドラム1におけるダミーフランジ32f・32rに当接されるとともに、保持部材14を介してケーシング11に固定されているとしている。しかしながら、必ずしもこのような構造とする必要はない。
【0098】
突当部材15を、感光体ドラム1の非回転部分であるダミーフランジ32f・32rに当接させる場合には、感光体ドラム1の回転による影響が現像ローラ12に伝達されることはない。従って、この場合には、現像ローラ12における支軸16だけで突当部材15を支える構成であっても、また、ケーシング11に対して突当部材15を回転可能に設ける構成であってもよい。
【0099】
さらに、突当部材15を、現像ローラ12の支軸16ではなく、ケーシング11に設ける(ケーシング11によって支える)場合には、感光体ドラム1からの圧接荷重を非常に安定的に受け止めることが可能となる。従って、この場合には、突当部材15をケーシング11に対して回転可能に設けるとともに、感光体ドラム1の回転部分(感光部等)に当接させるようにしてもよい。
【0100】
また、本実施の形態では、図3に示した付勢部材24によって、現像部4を感光体ドラム1の方向に付勢するとしている。しかしながら、現像部4を付勢する構成はこれに限らない。例えば、図6および図7に示すような構造によって、現像部4を付勢するようにしてもよい。
【0101】
この図に示す構造では、現像部4を取り付けるための、案内部材51が設けられている。この案内部材51は、案内部材21(図3参照)と同様に、板厚2mm程度の板金プレス品であって、本印刷装置のフレーム(本体フレーム)に対してボルト止めされており、感光体ドラム1の近傍に強固に固定されているものである。
【0102】
また、図6に示すように、この案内部材51の形状は、現像部4のケーシング11における底面の断面形状に応じた形状となっている。すなわち、ケーシング11の底面には、突起部52が設けられている。また、案内部材51には、突起部52と係合するための、凹所53が設けられている。そして、これら凹所53と突起部52とを係合させることで、現像部4を、一定のアソビを有する状態で案内部材51に取り付けるようになっている。
【0103】
また、図6および図7に示すように、案内部材51の上方には、現像部4を感光体ドラム1の方向(感光体ドラム1の設置部位に向かう方向)に押しつける(付勢する)ための付勢部材54が設けられている。
図7に示すように、付勢部材54は、押圧部材55,回転軸56,支持部57,圧接バネ58,レバー(圧接・離間レバー)59を備えている。
【0104】
押圧部材55は、ケーシング11の側面(スリットSの形成面と反対側の側面)に対向して、背面側および前面側の2カ所に設けられている。そして、回転軸56の回転とともにケーシング11側に回動されることによって、ケーシング11の上記した側面を圧接し、現像部4を感光体ドラム1の方向に移動させる(付勢する)ものである。
【0105】
支持部57は、回転軸56を支持するためのものであり、本印刷装置のフレームに固定されている。また、レバー59は、支持部57の回転を制御するものである。さらに、圧接バネ58は、回転軸56における回転のがたつきを抑制するための捩じりバネ(捻りバネ)である。
【0106】
また、図6に示すように、案内部材51には、現像部4を感光体ドラム1に近づけ過ぎないように、現像部4の移動範囲を規制するための規制部57が設けられている。しかしながら、現像部4は、図7に示した突当部材15によって、感光体ドラム1との距離を優先的に規制されるように設定されている。このため、通常の動作では、この規制部27に現像部4が当接することはない。
【0107】
また、本発明の現像装置を、筐体内に設けられた現像ローラによって、感光体ドラムの感光部にトナーを供給するものであって、感光体ドラムの感光部と現像ローラとの間隔を一定距離に維持するための突当部材を備えた現像装置において、上記の突当部材が、感光体ドラムにおける非回転部分に当接するように設定されている構成である、と表現することもできる。
【0108】
さらに、本発明の現像装置を、筐体内に設けられた現像ローラによって、感光体ドラムの感光部にトナーを供給するものであって、感光体ドラムに当接され、感光体ドラムの感光部と現像ローラとの間隔を一定距離に維持するための突当部材を備えた現像装置において、上記の突当部材が、上記の筐体に設けられている構成である、と表現することもできる。
【0109】
また、従来の現像装置では、金属製といえども比較的径の細い現像ローラ支軸部へ突当部材が嵌合され、この軸回りに回転しながら圧接荷重を受け、更に装置全体の微小振動が繰り返して作用するので、突当部材に組込まれている軸受が損傷したり、現像ローラ軸が異常摩耗して正規の間隔を維持できなくなり、現像濃度が長手方向の両端で比べると、不均一となる等の不具合を発生する。さらに、突当部材はポリアセタール樹脂等の比較的強度もあり、摩耗特性に優れた樹脂材料で形成される場合が多いが、金属製ドラムへ圧接されているため、長期間に及ぶ使用では突当部材の外周部摩耗による形状変化、装置内部の温度変化に伴う形状変化等の影響も切り離すことができない。
【0110】
また、従来の装置では、現像ローラが回転によって発生する振動が、突当部材を介して感光体ドラムまで伝わるため、この振動が感光体ドラムの定常回転を妨げる負荷として作用し、感光体ドラムの回転ムラを発生させ、結果としてピッチムラや画像伸縮等の画像欠陥を発生する。
【0111】
また、本発明の目的は、現像装置の圧接荷重を極めて安定的に受け、現像ローラ軸の損摩耗、感光体との摩擦に伴う突当部材の外周部削れによる形状変化、装置内部の温度変化による形状変化による画像への影響を排除するとともに、現像ローラの回転振動が画像に影響し難く、長期間にわたって現像装置のローラ面と、感光体ドラム面との間の間隔を微小間隔に高精度に維持する突当部材を備える現像装置を提供することであるともいえる。
【0112】
また、感光体ドラム1のダミーフランジ32f・32rは、感光面を形成する感光部34の両側にそれぞれ1個ずつ設けられ、このうち、一側(前面側)のダミーフランジ32fは、前面側プロセスフレーム31f上に固設された固定軸(固定ボス)36に挿嵌され、他側(背面側)の絶縁フランジ33rは、背面側プロセスフレーム31rに固定された固定ボス38に嵌合されているともいえる。また、固定ボス38とダミーフランジ32f・32rに穿設されている軸穴39・40を通して、感光体ドラム1を回転駆動する駆動軸37が挿入されているといえる。
【0113】
また、感光体ドラム1は、前面側プロセスフレーム31f上の固定ボス38と、背面側プロセスフレーム31rを貫通して挿入された駆動軸37とで支持され、回転駆動されるとも表現できる。
【0114】
また、現像部4では、現像ローラ12の両端の支軸16に、感光体ドラム1と現像ローラ12との各表面間の距離を予め定める距離に一定に保つための突当部材15を嵌挿するように設定されているといえる。
【0115】
また、現像部4の各突当部材15は、中央部に支軸16が挿通される軸受穴15cを備えた段付のハット形状を成し、感光体ドラム1と当接する側が、現像ローラ12のスリーブ径よりも若干大きい大径部とされ、小径部は保持部材14へ収容されるように設定されていてもよい。
【0116】
また、突当部材15を収容する保持部材14は、中央部に支軸16を挿通するための貫通穴(軸穴)14cが設けられているので、この軸穴を通してケーシング11(現像ケース)内の現像剤(トナー)が飛散する恐れがある。そのため、現像部4では、各保持部材14における突当部材15を収容する側の反対側面をVシールあるいはGシール等の周知のシール手段を用いて適宜シールするようにしてもよい。これにより、軸穴を通して外部への現像ケース内の現像剤漏出の防止を図れる。
【0117】
また、現像部4では、突当部材15を非回転状態で使用する構成となっているので、感光体ドラム1と接触しても外周部の削れによる形状変化が発生せず、また、突当部材15をケーシング11へ固定することによって、現像部4のケーシング11全体で感光体ドラム1への圧接荷重を受けるようになっているので、現像ローラ12の両端支軸部のみで集中的に圧接荷重を受ける場合に比べると、極めて安定的に荷重を受けることができる。加えて、径の細い支軸16で直接的に圧接荷重を受ける必要がないので、支軸16の偏摩耗も生じ難い。
【0118】
また、従来構成では、突当部材の中央部に軸受が一体的に組込まれており、現像ローラ両端の支軸に挿嵌され、これが感光体ドラムヘ圧接され、ドラムに連れ回りしながら使用されるので、寸法的に小さい中央部の軸受へ集中荷重が作用し、軸受内径が変化し易いといった問題があった。
【0119】
これに対し、現像部4では、現像ローラ12を軸支する軸受部材として突当部材15を使用しても、非回転状態で使用されるので、圧接荷重を受けても上記の保持部材14を通じて現像部4のケーシング11全体に荷重を伝え、分散させて受けられるといえる。その結果、軸受内径部の寸法変化による画像欠陥が発生し難い。
【0120】
また、突当部材15は、感光体ドラム1(感光部34)に対して絶縁されているので、焼結合金または導電性樹脂等の材料で軸受を兼ねて形成し、現像バイアス電圧の給電端子として使用することもできる。特に、突当部材15を焼結合金で形成した場合は、樹脂材料と比較して機械的特性・温度特性が良好であり、現像ローラ12と感光体ドラム1との隙間間隔が変化し難く正確に維持される。また、現像部4では、突当部材15は、前面側(フロント側)および背面側(リア側)のいずれも非回転状態であるので、何れの側からも給電でき、設計の自由度が高い。
【0121】
また、本発明を、以下の第3〜第の現像装置として表現することもできる。すなわち、第3の現像装置は、現像ローラ両端の支軸に感光体ドラムと現像ローラ周面との距離を一定に規制するための突当部材を嵌挿し、該突当部材と感光体ドラムとを当接させることで、回転する感光体ドラムの外周面と現像ローラ周面との問の距離を一定に維持して現像を行う現像装置において、現像ローラ両端の支軸に嵌挿された各突当部材は、前記現像装置の装置本体をなす現像ケースヘ固定され、非回転状態に設けられている構成である。
【0122】
この構成では、突当部材を現像ケースヘ固定したことによって、現像装置全体で圧接荷重を受けることができるため、現像ローラの両端支軸部のみで集中的に全ての圧接荷重を受ける場合に比べて、極めて安定的に受けることができる。また、現像ローラ軸で直接的に荷重を受ける必要がないので、現像ローラ軸の偏摩耗が発生し難い。その結果、感光体ドラムの外周面と現像ローラ周面との間の距離を長期に及んで安定して一定に維持できる。
【0123】
また、第4の現像装置は、第3の現像装置において、前記突当部材が、現像ローラを支持する軸受部材を兼ねる構成である。突当部材が現像ローラの軸受部材を兼ね、複数機能を備えるので、現像装置を構成する部品の点数削減を図ることができる。軸受部材を兼ねる突当部材は、機械的な強度が良好であり、現像装置へ直接固定されているので、現像装置全体で安定的に圧接荷重を受けることができる。現像ローラ軸で直接的に荷重を受ける必要がないので、現像ローラ軸の偏摩耗が発生し難い。
【0124】
また、第5の現像装置は、第3あるいは第4の現像装置において、前記突当部材は、感光体ドラムの両端に設けられた非回転部に当接される構成である。突当部材が感光体ドラムの回転部分に当接される構成に比べて、突当部材の当接面の磨耗が生じない。その結果、感光体ドラムの外周面と現像ローラ周面との間の距離をより長期に及んで安定して一定に維持できる。
【0125】
また、第6の現像装置は、第4の現像装置において、前記突当部材は感光体ドラムにおける感光体とは絶縁された部位に当接されており、前記突当部材を介して現像ローラに現像バイアス電圧が印加される構成である。
【0126】
突当部材が、感光体ドラムにおける感光体とは絶縁された部位に当接されている場合、突当部材を導電性としても、現像ローラと感光体との絶縁は維持できるので、上記固定の突当部材を導電性として、現像バイアス電圧の給電端子として利用することが可能となる。この場合、突当部材は現像ケースヘ固定され、常に現像ローラ軸と接触しているので、接触不良等のトラブルも発生し難く、かつ、フロント側,リア側のいずれをも利用できるので、設計の自由度も高を高められる。突当部材が現像ローラの軸受部材として、またバイアス電圧給電端子として複数機能を備えるので、現像装置を構成する部品の点数削減を図ることができる。
【0127】
また、第7の現像装置は、第6の現像装置において、前記突当部材を導電性軸受材料で形成する構成である。この構成は、現像ローラの軸受部材、現像バイアス給電端子として機能する突当部材を形成するための材料を提案するものである。軸受部材を形成する材料として、焼結合金または導電性樹脂を選択することができ、軸受特性、導電性及び機械的特性がともに良好である。
【0128】
また、第8の現像装置は、回転する感光体ドラムの外周面と、現像ローラ周面との距離を一定に維持して現像を行う現像装置において、現像ローラ両端の支軸に突当部材を嵌合し、前期現像装置をなす現像ケースへ突当部材を固設して非回転状態に設ける構成である。突当部材を現像ケースに固定したことで、現像装置全体で圧接荷重を受けられる。このため、現像ローラの支軸のみで荷重を受けることを防止でき、支軸の偏磨耗を抑制できる。従って、感光体ドラム表面と現像ローラ周面との間隔を、長期間に渡って安定して一定距離に維持できる。
【0129】
【発明の効果】
以上のように、本発明における第1の現像装置(第1現像装置)は、筐体内に設けられた現像ローラによって、感光体ドラムの感光部にトナーを供給する現像装置において、感光体ドラムに当接され、感光体ドラムの感光部と現像ローラとの間隔を一定距離に維持するための円盤部を有する突当部材を備えており、この突当部材の円盤部が、感光体ドラムにおける非回転部分に当接するように設定されている構成である。
【0130】
この第1現像装置では、突当部材の円盤部が感光体ドラムの非回転部分に当接するようになっているので、感光体ドラムの回転による影響(微小振動等)を、第1現像装置(特に、現像ローラの支軸)に伝えてしまうことを防止できるようになっている。
【0131】
これにより、第1現像装置では、現像ローラの支軸にかかるストレスを小さくできるので、この支軸の損傷・変形を抑制できる。さらに、支軸の損傷・変形による現像間隔の乱れを防止できるため、長期間に渡って、感光体ドラムの静電潜像に対する現像濃度の均一化を図れるようになっている。
【0132】
また、第1現像装置では、突当部材が、感光体ドラムの非回転部分に当接されているため、突当部材自身も回転しない。従って、第1現像装置では、回転摩耗等の影響で、突当部材における外周部の形状が変化してしまうことを回避できる。さらに、第1現像装置では、突当部材の回転による振動が、感光体ドラムに伝達されることを回避できる。従って、このような振動による感光体ドラムの定常回転の変化(回転ムラ)を防止できるので、ピッチムラや画像伸縮等の画像欠陥を抑制できる。
【0133】
また、第1現像装置は、少なくとも2つの突当部材を備えていることが好ましい。そして、2つの突当部材が、現像ローラにおける支軸の両端部に応じた位置に、それぞれ固定されていることがさらに好ましい。これにより、突当部材によって現像ローラの両端部の位置を精密に設定できるため、現像間隔を極めて正確に定めることが可能となる。
【0134】
また、この構成では、装置の筐体における、現像ローラの支軸の両端部に応じた位置に固定されていることがさらに好ましい。
この構成では、感光体ドラムからの圧接荷重を、現像ローラの支軸ではなく、装置本体をなす堅固な筐体によって受け止められる。これにより、現像ローラの支軸だけで突当部材を支える構成に比して、非常に安定的に圧接荷重を受け止められる。
【0135】
さらに、現像ローラの支軸にかかるストレスを非常に小さくできるので、支軸の損傷・変形を極めて良好に抑制できる。従って、支軸の損傷・変形による現像間隔の乱れを防止できるため、非常に長期間に渡って、感光体ドラムの静電潜像に対する現像濃度の均一化を図ることが可能となる。
【0136】
また、この構成では、突当部材に、現像ローラにおける支軸の軸受を設けることが好ましい。これにより、軸受を別途に設ける必要がないので、第1現像装置の製造コストを低減できるとともに、サイズの小型化を図れる。
【0137】
また、この構成では、感光体ドラムの非回転部分が感光部と電気的に絶縁されていることが好ましい。
この場合には、現像ローラの支軸における軸受となっている突当部材を、現像バイアス電圧の電極として用いることが可能となる。すなわち、現像バイアス電圧を、突当部材および支軸を介して、現像ローラに供給する構成となる。これにより、現像バイアス電圧の電極を別途に設ける必要がないので、第1現像装置の製造コストを低減できるとともに、サイズの小型化を図れる。
【0138】
また、この構成では、突当部材を、焼結合金あるいは導電性樹脂等の導電性軸受材料から形成することが好ましい。これらの材料は、軸受特性,導電性および機械的特性の点で優れているため、突当部材を電極として良好に利用することが可能となる。
【0139】
また、本発明における第2の現像装置(第2現像装置)は、筐体内に設けられた現像ローラによって、感光体ドラムの感光部にトナーを供給する現像装置において、感光体ドラムに当接され、感光体ドラムの感光部と現像ローラとの間隔を一定距離に維持するための円盤部を有する突当部材を備えており、この突当部材が、上記の筐体に設けられている構成である。
【0140】
この第2現像装置では、円盤部を有する突当部材が、現像装置の筐体に設けられている。すなわち、この第2現像装置では、感光体ドラムからの圧接荷重を、現像ローラの支軸ではなく、装置本体をなす堅固な筐体によって受け止めるように設定されている。これにより、第2現像装置では、現像ローラの支軸だけを用いる構成に比して、非常に安定的に圧接荷重を受け止めることが可能となる。
【0141】
さらに、この第2現像装置では、現像ローラの支軸にかかるストレスを小さくできるので、この支軸の損傷・変形を抑制できる。さらに、支軸の損傷・変形による現像間隔の乱れを防止できるため、長期間に渡って、感光体ドラムの静電潜像に対する現像濃度の均一化を図れるようになっている。
【0142】
また、第2現像装置は、少なくとも2つの突当部材を備えていることが好ましい。そして、2つの突当部材が、上記の筐体における、現像ローラの支軸の両端部に応じた位置に設けられていることがさらに好ましい。これにより、突当部材によって現像ローラの両端部の位置を精密に設定できるため、現像間隔を極めて正確に定めることが可能となる。
【0143】
また、本発明の印刷装置(本印刷装置)は、感光体ドラムの感光部に静電潜像を形成し、この潜像を現像してトナー像を形成し、このトナー像をシートに印刷する印刷装置において、感光部、および、この感光部の両端に設けられた非回転部分を有する感光体ドラムと、現像ローラ、および、感光体ドラムの感光部と現像ローラとの間隔を一定距離に維持するための円盤部を有する突当部材を備えた現像装置とを備えており、さらに、現像装置の突当部材の円盤部が、感光体ドラムにおける上記した非回転部分に当接するように設けられている構成である。
【0144】
本印刷装置は、上記した第1現像装置を含んでいるものである。従って、本印刷装置では、感光体ドラムの回転による影響を、現像装置(特に、現像ローラの支軸)に伝えてしまうことを防止できる。
これにより、現像ローラの支軸にかかるストレスを小さくできるので、この支軸の損傷・変形を抑制できる。さらに、支軸の損傷・変形による現像間隔の乱れを防止できるため、長期間に渡って、感光体ドラムの静電潜像に対する現像濃度の均一化を図れるようになっている。
【0145】
また、本印刷装置では、現像装置の突当部材の円盤部が、感光体ドラムの非回転部分に当接されているため、回転摩耗等の影響で、突当部材における外周部の形状が変化してしまうことを回避できる。さらに、本印刷装置では、現像装置における突当部材の回転による振動が、感光体ドラムに伝達されない。従って、このような振動による感光体ドラムの定常回転の変化を防止でき、ピッチムラや画像伸縮等の画像欠陥を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる印刷装置に備えられた感光体ドラムおよび現像部を示す説明図である。
【図2】上記の印刷装置を示す説明図である。
【図3】図1に示した現像部の取付状態を示す説明図である。
【図4】図1に示した現像部に備えられている保持部材および突当部材の構造を示す説明図である。
【図5】図4に示した突当部材における円盤部の外径と、図1に示した現像部における現像ローラの外径との関係を示す説明図である。
【図6】図1に示した現像部における他の取付状態を示す説明図である。
【図7】図6に示した現像部における取付状態を別角度から示す説明図である。
【図8】従来の現像装置の構成を示す説明図である。
【図9】従来の現像装置における他の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
4 現像部(第1・第2現像装置)
11 ケーシング(筐体)
12 現像ローラ
14 保持部材
15 突当部材
15c 軸受穴
16 支軸
17 バイアス電極
32f・32r ダミーフランジ
33f・33r 絶縁フランジ
34 感光部

Claims (7)

  1. トナーを収納する筐体内に設けられた現像ローラによって、感光体ドラムの感光部にトナーを供給する現像装置において、
    感光体ドラムに当接され、感光体ドラムの感光部と現像ローラとの間隔を一定距離に維持するための円盤部を有する突当部材を備えており、
    この突当部材の円盤部が、感光体ドラムにおける非回転部分に当接するように設定され
    上記突当部材が、上記の筐体における、現像ローラの支軸の両端部に応じた位置に固定されていることを特徴とする現像装置。
  2. 上記突当部材は、現像ローラにおける支軸の軸受を有していることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 上記感光体ドラムの非回転部分が感光部と電気的に絶縁されており、
    上記突当部材が、現像バイアス電圧の電極として機能するように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 上記突当部材が、導電性軸受材料から形成されていることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. トナーを収納する筐体内に設けられた現像ローラによって、感光体ドラムの感光部にトナーを供給する現像装置において、
    感光体ドラムに当接され、感光体ドラムの感光部と現像ローラとの間隔を一定距離に維持するための円盤部を有する突当部材を備えており、
    この突当部材が、上記の筐体に固定して設けられていることを特徴とする現像装置。
  6. 上記突当部材が、上記の筐体における、現像ローラの支軸の両端部に応じた位置に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
  7. 感光体ドラムの感光部に静電潜像を形成し、この潜像を現像してトナー像を形成し、このトナー像をシートに印刷する印刷装置において、
    感光部、および、この感光部の両端に設けられた非回転部分を有する感光体ドラムと、
    トナーを収納する筐体内に設けられた現像ローラ、および、感光体ドラムの感光部と現像ローラとの間隔を一定距離に維持するための円盤部を有する突当部材を備えた現像装置とを備えており、
    さらに、現像装置の突当部材の円盤部が、上記の筐体に固定して設けられ、かつ、感光体ドラムにおける上記した非回転部分に当接するように設けられていることを特徴とする印刷装置。
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