JP2007055392A - 車両の横転対応保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、車両の横転対応保護装置において、シートバックの上方にバックウィンドを配設した車両における、横転時等のバックウィンドからの乗員の身体の一部が車外移動するという現象を防止して、乗員保護性能をさらに向上することができる車両の横転対応保護装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 バックウィンドカーテンエアバッグ装置は、バックウィンド4の左右縁部近傍に設置するエアバッグ本体20と、エアバッグ本体20に供給するガスを噴出するインフレータ21と、インフレータ21で噴出したガスをエアバッグ本体20に供給する連通管22とを有する。 【選択図】 図3

Description

この発明は、車両における横転対応保護装置に関し、特に、スポーツカー等のバックウィンドをシートバックの上方に配設した車両の横転対応保護装置に関する。
従来、乗員保護のため、車両の横転時等にサイドウィンドの周縁部に設けたエアバッグ本体をカーテン状に展開膨張させて、乗員の身体の一部がサイドウィンドから車外方向へ移動するのを抑制する横転対応のエアバッグ装置が知られている。
例えば、下記特許文献1には、サイドウィンドの周縁部のピラーとサイドレールに収納状態のカーテン状のエアバッグ本体を設置して、横転等を検出した場合に、このエアバッグ本体をカーテン状に展開膨張させることで、サイドウィンドの車室内方側にエアバッグ本体を位置させて、乗員保護を行う横転対応用のカーテンエアバッグ装置が開示されている。
特開2001−328503号公報
ところで、例えば、スポーツカー等の車両においては、車高を低くして、走行中の空気抵抗を少なくするために、車両後部のバックウィンドを緩やかに水平方向に傾斜するように配設することが多い。
このようにバックウィンドを緩やかに傾斜させた場合には、シートバックの上方までバックウィンドが位置して、乗員の頭部がバックウィンドの下方に位置することがある。
しかし、このように乗員の頭部がバックウィンドの下方に位置した場合には、車両が横転した際に、このバックウィンドから乗員の身体の一部が車外方向へ移動する可能性が生じる。
この現象に対して、前述の特許文献1のカーテンエアバッグ装置では、エアバッグ本体をサイドウィンドの周縁部に設けているだけなので、充分に対応することができなかった。
そこで、この発明は、車両の横転対応保護装置において、シートバックの上方にバックウィンドを配設した車両の横転時等における、バックウィンドからの乗員の身体の一部の車外移動を抑制して、乗員保護性能をさらに向上することができる車両の横転対応保護装置を提供することを目的とする。
車室内に配置したシートの少なくとも立設状態にあるシートバックの上方に、バックウィンドが位置する車両の横転対応保護装置であって、車両の横転を検出し又は予知して横転を判定する横転判定手段と、収納状態でバックウィンドの左右縁部近傍に夫々設置された複数のエアバッグ本体とを備え、上記夫々のエアバッグ本体は、上記横転判定手段で横転を判定した時に、上記バックウィンドの車幅方向内方側に向けてカーテン状に展開膨張するように構成されたものである。
上記構成によれば、シートバックの上方にバックウィンドが位置する車両において、横転判定手段で横転を判定すると、バックウィンドの左右側縁部近傍に夫々設置した複数のエアバッグ本体が、バックウィンドの車幅方向内方に向けてカーテン状に展開膨張することになる。
このため、シートバックの上方にバックウィンドが位置した車両においても、車両の横転時又は横転予知時に、カーテン状に展開膨張するエアバッグ本体が、バックウィンドの車室内方側に位置して乗員の身体の一部の車外移動を抑制することができる。
ここで、バックウィンドの左右側縁部近傍とは、バックウィンドの左側及び右側おいて夫々位置するバックウィンドの縁部や車室内後部の左右部分を含むものであり、バックウィンドの左右に位置するものであれば、特に限定されるものではない。
また、横転判定手段は、車両のロール角や車両に生じる重力加速度等を検出して横転判定を行うものや、車速やハンドル舵角によって横転予測を行って横転予知を行うものなど、あらゆるものを含むものである。
この発明の一実施態様においては、上記複数のエアバッグ本体は、上記バックウィンドの上縁部近傍に設定された上縁取付部に固定され、供給されたガスにより膨張される膨張部を有し、該膨張部は、上記左右縁部と上記上縁取付部とから上記バックウィンドの車幅方向内方側に向けて展開膨張を行うように構成されたものである。
上記構成によれば、左右のエアバッグ本体は、夫々膨張部が、エアバッグ本体が配置された左縁部又は右縁部と上縁取付部とから、上記バックウィンドの車幅方向内方側に向けてカーテン状に展開膨張されることになる。
このため、乗員の頭部に近いバックウィンド上縁部をエアバッグ本体で確実に塞ぐことができるとともに、バックウィンド上縁部において、エアバッグ本体の膨張部を早期に展開膨張することができる。
よって、乗員の身体の一部の車外移動をより確実に抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記バックウィンドは、該バックウィンドの上縁部において、車幅方向中央部分が車幅方向外方部分よりも車両後方側に位置するよう湾曲形成され、上記エアバッグ本体は、上記バックウィンドの車幅方向内方側に向けて展開膨張を行うように構成されたものである。
上記構成によれば、エアバッグ本体は、バックウィンドの乗員の頭部から後方側に比較的離間した部分で展開膨張させることになる。
このため、エアバッグ本体が展開膨張する際に、該エアバッグ本体が乗員の頭部に干渉することを可及的に防ぐことができる。
よって、エアバッグ本体が展開膨張する際に、エアバッグ本体が乗員の頭部に干渉することを抑制することができ、乗員の身体の一部の車外移動をより確実に抑制することができる。しかも、バックウィンド形状の見映えも向上し、また、空力特性も良好となる。
この発明の一実施態様においては、上記複数のエアバッグ本体は、展開膨張された状態で上記バックウィンドの上縁部近傍において車両前後方向に互いに重畳するように構成されたものである。
上記構成によれば、エアバッグ本体は、左右夫々が展開膨張された際に、バックウィンドの上縁部近傍において車両前後方向に重畳するようになる。
このため、エアバッグ本体の展開膨張時に、車幅方向中心部を上下方向により広く覆うことができる。
よって、乗員の身体の一部の車外移動をより確実に抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記複数のエアバッグ本体は、夫々の展開膨張開始タイミングが異なるように設定されたものである。
上記構成によれば、複数のエアバッグ本体は、左右夫々の展開膨張の際に、一方が膨張展開している時、又は、一方が膨張展開した後に、他方が展開膨張することになる。
このため、これらのエアバッグ本体は、左右夫々の展開膨張の際に、互いの展開膨張に影響を与えることを可及的に防ぐことができ、左右夫々のエアバッグ本体をより確実に早期に展開膨張させることができる。
よって、乗員の身体の一部の車外移動をより確実に抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記バックウィンドは、該バックウィンドの上縁部において、車幅方向中央部分が車幅方向外方部分よりも車両後方側に位置するよう湾曲形成され、上記横転判定手段は、車両の横転時に車両の左右の内の下方側となる一方を判定するとともに、上記複数のエアバッグ本体の上記下方側となる一方を先に展開膨張させるように構成されたものである。
上記構成によれば、上記バックウィンドは、該バックウィンドの上縁部において、車幅方向中央部分が車幅方向外方部分よりも車両後方側に位置するよう湾曲形成され、左右のエアバッグ本体の内下方側に位置するエアバッグ本体は、バックウィンドの湾曲により、横転時の水平方向に対する車幅方向の角度が大きくなるにしたがいバックウィンドと乗員の頭部との離間距離が短くなるが、この下方側のエアバッグ本体が先に展開膨張することになる。
このため、乗員の頭部とバックウィンドとの離間距離が小さい側において、早期に乗員の頭部とバックウィンドの間にエアバッグ本体を確実に展開膨張させることができる。
よって、乗員の身体の一部の車外移動をより確実に抑制することができる。
この発明によれば、シートバックの上方にバックウィンドが配設された車両においても、車両の横転時又は横転予知時に、カーテン状に展開膨張するエアバッグ本体が、バックウィンドの車室内方側に位置して乗員の身体の一部の車外移動を抑制することができる。
したがって、車両の横転対応保護装置において、シートバックの上方にバックウィンドを配設した車両における、横転時等のバックウィンドからの乗員の身体の一部の車外移動を抑制して、乗員保護性能をさらに向上することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。 図1は、本実施形態の車両の横転対応保護装置を採用した車両の全体平面図である。 本実施形態の車両Vは、車室内に前席1と後席2とを備えた4人乗りのスポーツカーである。この車両の車室前方にはフロントウィンド3を設置し、車室後方には車幅方向で湾曲するバックウィンド4を設置し、左右のドア5,6の上部にはサイドウィンド5a,6aをそれぞれ設置している。尚、ウィンドは、いずれもガラスで覆われている。
このうち、サイドウィンド5a,6aとバックウィンド4の上側周縁部には、それぞれ車両の横転又は横転予知を検出した際にカーテン状に展開膨張するエアバッグ本体10、20を収納状態で設置している。
サイドウィンド5a,6aの上側周縁部に設置したエアバッグ本体10,10は、サイドカーテンエアバッグ装置のエアバッグ本体10,10であり、横転時や側面衝突等には、サイドウィンド5a,6aの車室内方側でカーテン状に展開膨張して、乗員の身体の一部の車外方向への移動を抑制する。
このエアバッグ本体10は、図示しない取付け部材によって、サイドウィンド5a,6aの上縁部を取り囲むように、車両前方のAピラー7,7からサイドレール8,8を経由してBピラー9,9に亘って設置しており、車室内のトリム部材(図示せず)によって覆われるように設置している。
また、このエアバッグ本体10は、展開膨張時にサイドウィンド5a,6aの開口下縁(ベルトライン)の近傍で、車両前後方向にテンションが得られるように、その前端と後端を、それぞれAピラー7,7の下端部とBピラー9、9の下端部に設置している。
Bピラー9,9内には、横転時等にこのエアバッグ本体10,10に対してガスを供給する筒状のインフレータ11,11を、長手方向が上下方向に向くように設置している。 このサイドカーテンエアバッグ装置は、後述の制御フローに従って制御される。
バックウィンド4の上側周縁部のエアバッグ本体20は、バックウィンドカーテンエアバッグ装置のエアバッグ本体20(特許請求の範囲におけるエアバッグ本体)であり、横転時等には、バックウィンド4の車室内方側でカーテン状に展開膨張して、乗員の身体の一部の車外移動を抑制する。
すなわち、本実施形態のようなスポーツカーでは、車高を低くして、走行中の空気抵抗を少なくするために、バックウィンド4を水平方向に緩やかに傾斜配置することが多いが、このように傾斜配置したことにより、バックウィンド4が後席2の立設状態のシートバック2aの上方に位置することになる。
このようにバックウィンド4がシートバック2aの上方に位置すると、車両の横転時に破損したバックウィンド4から乗員の身体の一部が車外方向へ移動する可能性が生じ、乗員保護性能を向上できないおそれがあった。
そこで、本実施形態では、バックウィンド4の上側周縁部にエア
バッグ本体20を設置して、車両の横転時の乗員保護性能を向上しているのである。なお、具体的な構造については、後述する。
車室の前部中央には、車両の横転を検出する横転検出センサ12を設置している。この横転検出センサ12は、車両のロール角(車両の前後軸周りの角度)及びロール角速度を検出するロール角センサで構成しており、例えば、回転に応じて所定の質量に生じる力を検出する角速度センサや、振動ジャイロ、ガスレートジャイロ等を用いている。なお、この横転検出センサ12は、横転の予知を行う横転予知センサであってもよい。
また、RSC(ロールスタビリティーコントロール)に利用されるロール角センサを利用してもよい。この場合、別途ロール角センサを必要とせず、部品コスト削減となる。
後席2には、乗員を拘束するシートベルト装置13を設置している。このシートベルト装置13は、乗員の上体を直接拘束するベルト部材に対して張力を付与するプリテンショナ機構を備えた三点式のシートベルト装置である。
シートベルト装置13は、車体パネルに固定したプリテンショナ付きのリトラクター装置14と、乗員の上体を拘束するベルト部材15と、バックル部材16とを備えている。(図5参照)
なお、このシートベルト装置は、ショルダーアンカー(ベルト部材の上端部を支持する部材)をBピラーに設置するタイプであるが、これに限定されず、シートバック2aにリトラクター装置を内蔵するタイプであってもよい。
プリテンショナは、一般的な構造のものであり、詳細には説明しないが、所定の作動信号を受けた場合に、ベルト部材15を強制的にリトラクター装置14内に引き込み、乗員の上体を強制的にシートバック2aに拘束するものである。
なお、さらに乗員の拘束力を高めるために、バックル部材16を車両下方側に引き込むラッププリテンショナを設け、プリテンショナと同時に作動させるように構成してもよい。
次に図2〜図6に基づいて、バックウィンドカーテンエアバッグ装置等の詳細構造について説明する。図2は、バックウィンドカーテンエアバッグの非展開膨張の状態を示す車両後部の詳細平面図、図3は、バックウィンドカーテンエアバッグの展開膨張した状態を示す車両後部の詳細平面図、図4は横転予知時における車両後部の背面図、図5は図3のA−A線矢視の側面図、図6は図3のB−B線矢視の側面図、図7は図6のC−C線矢視の平面図、図8は図5の詳細構造を示す拡大側面図である。
本実施形態のバックウィンドカーテンエアバッグ装置は、バックウィンド4の左右縁部近傍に夫々設定されたエアバッグ本体20を備えており、この左右のエアバッグ本体20は、夫々が左右対象の関係で設けられており、同一の構成となっていることから、右側のエアバッグ本体20のみを詳述し、左側のエアバッグ本体20の説明を省略する。
右側のエアバッグ本体20は、車両後方から見てバックウィンド4の車幅方向右側に設けられた第1エアバッグ部20aと、この第1エアバッグ部20aに供給するガスを噴出する第1インフレータ21aと、この第1インフレータ21aで噴出したガスを第1エアバッグ部20aに供給する第1連通管22aとを備えている。 なお、Cピラー24とBピラー9との間には、嵌め込み式のウィンドガラス25を設置している。
図2、3、4に示すように、この第1エアバッグ部20aは、車両後方から見てバックウィンド4の車幅方向右側の縁部近傍のCピラー24の左端部の右側取付部28aで、少なくとも車両前方側の部分に沿うように上下方向に延び、かつ、バックウィンド4の上方側縁部近傍の車幅方向に延びるリアヘッダー23の後部の上縁取付部28b(特許請求の範囲における上縁取付部)で、少なくとも右側の部分に沿って車幅方向に延びるように設けられている。つまり、第1エアバッグ部20aは、バックウィンド4の右側取付部28aと上縁取付部28bの両方に沿って設けられている。また、この第1エアバッグ部20aは、布製のバッグ部材が折り畳んだ収納状態で設置されている。(図8参照)
この第1エアバッグ部20aが展開膨張した場合には、第1エアバッグ部20aは、袋状の膨張部26及び布状の非膨張部27を備えるバッグ部材で構成されており、バッグ部材は、Cピラー24の左側の右側取付部28aと、リアヘッダー後部の上縁取付部28bとに取付られ、平面視略三角形の形状をしている。なお、上縁取付部28bはリアヘッダーの後部の最も左側の一点のみであってもよい。
右側取付部28a及び上縁取付部28bは、第1エアバッグ部20aの外周端が取付られており、バックウィンド4の右縁部近傍のCピラー24内方側に、第1エアバッグ部20aが強固に取付けられている。
また、第1エアバッグ部20aは、バックウィンド4の上方側縁部近傍のリアヘッダー23の後部に設定された上縁取付部28bに取付けているため、第1エアバッグ部20aのバッグ部材が展開膨張した際に、このバッグ部材の下端部(下辺部)でテンションを生じさせることができる。
図3に示すように、袋状の膨張部26は、右側取付部28aから上縁取付部28bにかけて複数並んで設けられ(本実施例では3つ)、右側取付部28a及び上縁取付部28b側から、車両後方で、かつ、車幅方向の内方側に向けて車両前後方向に対して斜めに展開膨張するように構成されている。なお、図6に示すように、膨張部26の内、右側取付部28aと上縁取付部28bとから展開膨張される比較的容量が大きな中央部26aは、右に着座した乗員の頭部の上方側近傍に位置している。第1連通口22aは、中央部26a近傍に連結されており、この中央部26aの展開膨張を優先的に行うようにしている。
このため、乗員の頭部近傍の上方側縁部から第1エアバッグ部20aが展開膨張されることになり、早期に乗員の頭部を保護することができる。
第1インフレータ21aは、Cピラー24の右側取付部28aの右側に、この右側取付部28aに沿って長手方向が上下方向となるように設けられている。
この第1インフレータ21aは、アジ化ナトリウム等のガス発生剤を点火装置で発火して高温ガスを発生する一般的なインフレータではなく、所定の圧縮ガスを封入して閉鎖弁を作動時に解放することで、低温ガス(大気温よりもやや高い温度のガス)を第1エアバッグ部20aに供給する低温ガスタイプのインフレータである。
この低温ガスタイプの第1インフレータ21aは、第1エアバッグ部20aの展開膨張時に、高温タイプのように、車室内の定温の空気によって急速に冷却されてガス容積が瞬時に収縮するといった現象が生じないため、一般に、第1エアバッグ部20aを長時間に亘って展開膨張させておく場合に使用する。
つまり、第1インフレータ21aを低温タイプの第1インフレータ21aで構成しているため、長時間確保することが可能であり、第1インフレータ21aのガス噴射終了後、所定時間はその展開膨張状態を維持する。よって、高い頻度で、車両の横転が終了するまで第1エアバッグ部20aのバッグ部材をカーテン状に展開膨張させておくことが可能となる。
第1連通管22aは、第1インフレータ21aの上部の噴出口に連結され、右側取付部28aの上部に位置した第1エアバッグ部20aのガス供給口に連結されるように、車幅方向に延びるように設けられている。
車両の後方側から見てバックウィンド4の左側縁部近傍に設けられた左側のエアバッグ本体20は、上述の右側のエアバッグ本体と左右対称の関係で、同様に、第2エアバッグ部20bと、第2インフレータ21bと、第2連通管22bとを備えている。
図3、4は、第1及び第2エアバッグ部20a、20bがカーテン状に展開膨張した状態を示しているが、この図に示すように、第1及び第2エアバッグ部20a、20bは、車両後方側で、車両内方に傾斜した斜め方向に向かって展開膨張すると、バックウィンド4のほぼ前半部分の全てを覆うように展開膨張する。
このため、後席2の乗員とバックウィンド4との間には、カーテン状に展開膨張した第1及び第2エアバッグ部20a、20bが位置することになり、車両Vの横転時には、バックウィンド4から乗員の身体の一部が車外方向へ移動するのを抑制できる。
また、バックウィンド4を全て覆うように展開膨張させるのではなく、後半部分を覆わないように展開することで、乗員の保護に関係ない部分を展開させないため、第1及び第2インフレータ21a、21bのガス供給量を少なくすることができ、また、第1及び第2エアバッグ部20a、20bの容量(膨張部26)も少なくできるため、即座に第1及び第2エアバッグ部20a、20bを展開膨張状態にすることができる。
図7に示すように、バックウィンド4が、デザインや空力特性上、水平断面で車幅方向に沿って車両後方側に凸状となるように湾曲する湾曲面で全体的に形成され、この車両の場合(バックウィンド4の上方側縁部において、車幅方向中央部分が車幅方向外方部分よりも車両後方側に位置するよう湾曲形成された車両の場合)には、第1及び第2エアバッグ部20a、20bは、湾曲形成されたバックウィンド4の車幅方向の内方側に向けて展開膨張するように構成するのが好ましい。なぜなら、バックウィンド4が、このように湾曲すると、バックウィンド4の乗員の頭部から後方側に比較的離間した部分に第1及び第2エアバッグ部20a、20bを展開膨張させることができ、第1及び第2エアバッグ部20a、20bの展開膨張時に、この第1及び第2エアバッグ部20a、20bが乗員に干渉することを可及的に防ぐことができるからである。
また、図3及び5に示すように、布状の非膨張部27は、左右夫々の第1及び第2エアバッグ部20a、20bが展開膨張された状態でバックウィンド4の上方側縁部においては前後方向に重畳するように構成される。つまり、この非膨張部27を重畳するように構成することで、第1及び第2エアバッグ部20a、20bの膨張展開時に、バックウィンド4の車幅方向中心部を広く塞ぐようになっている。
第1及び第2エアバッグ部20a、20bが収納時バックウィンド4の上方側縁部の中央部分において前後方向にオーバーラップするように設けられており、第1及び第2エアバッグ部20a、20bの展開膨張時には、非膨張部27が重畳するようになっている。また、図8に示すように、第2エアバッグ部20bは、第1エアバッグ部20aに対し、リアヘッダー23での取付において、上方にオフセットして配置されており、第1及び第2エアバッグ部20a、20bの非膨張部27がお互いに干渉しないようになっている。
また、図8に示すように、第1エアバッグ部20aは、ルーフトリム29の後端に、第2エアバッグ部20bに比べて上方側に位置して設けられている。これにより、第1及び第2エアバッグ部20a、20bの展開膨張時には、その膨張する圧力により、ルーフトリム29後端を上方側から下方側に大きく変形させることができる。
なお、第1及び第2エアバッグ部20a、20bは、非膨張部27が実質的に形成されず、全体が複数の膨張部26で覆われるよう形成されてもよい。
以上の構成を制御する制御ブロックについて、図9に基づいて説明する。 本実施形態の車両の横転対応保護装置は、演算処理手段である中央処理装置(CPU)30に対して、入力手段である車速センサ31と、横転検出センサ12を接続し、出力手段であるシートベルト装置のプリテンショナ32と、サイドカーテンエアバッグ装置のインフレータ11と、バックウィンドカーテンエアバッグ装置の第1及び第2インフレータ21a、21bを接続することで、制御ブロックを構成している。
なお、入力手段として、さらに側突センサ等を接続することで、車両の側面衝突から横転する際にも、これら出力手段が作動するように構成してもよい。
この制御ブロックは、図10に示す制御フローによって、制御される。
まず、S1で、車速センサ31及び横転検出センサ12で得られたデータを入力する。このとき、車速、ロール角、ロール角速度を中央処理装置に入力する。
次に、S2で、横転判定の演算を行う。例えば、車速100km/h以上の場合に、ロール角が5°以上で、ロール角速度が所定値以上であれば、横転の可能性が大きいと判定する。
そして、S3で、横転可能性が大きいと判定されたかを判断し、横転可能性が大きいと判断されなかった場合(NO)には、再度S1に移行して、前述の制御を行う。
一方、S3で横転可能性が大きいと判断した場合(YES)には、S4に移行して、シートベルト装置のプリテンショナを作動する。
このように、プリテンショナを最初に作動させるのは、横転判定時に即座に乗員の上体を拘束することで、乗員の頭部Hを動きにくくして、確実に第1及び第2エアバッグ部20a、20bを、バックウィンド4と乗員の頭部Hとの間に展開膨張させるためである。
そして、次にS5に移行して、サイドカーテンエアバッグ装置のインフレータ11を作動させて、エアバッグ本体10或いは左側に横転している側をサイドウィンド5a,6aの車室内方側でカーテン状に展開膨張させる。
次に、S6に移行して、入力された車速、ロール角、ロール角速度から車両進行方向右側に横転しているか否かの判定を行い、右側に横転していると判定された場合(Yes)には、S7に移行して、バックウィンドカーテンエアバッグ装置用の第1インフレータ21aの点火を行い、第1エアバッグ部20aをバックウィンド4の車室内方側でカーテン状に展開膨張させる。
更に、S8に移行して、第1インフレータ21aの点火後2から100msまでのいずれかの所定時間後にバックウィンドカーテンエアバッグ装置用の第2インフレータ21bの点火を行い、第2エアバッグ部20bをバックウィンド4の車室内方側でカーテン状に展開膨張させる。尚、右に横転しているかを判定するのにその他のセンサ例えば、横Gセンサーからの信号を用いてもよい。また、2から100msという値は、車両の特性に合わせて適宜変更してもよい。
一方、S6において、右側に横転していないと判定された場合(NO)には、左側に横転しているため、S9に移行して、バックウィンドカーテンエアバッグ装置用の第2インフレータ21bの点火を行い、第2エアバッグ部20bをバックウィンド4の車室内方側でカーテン状に展開膨張させる。
更に、S10に移行して、第2インフレータ21b点火後2から100msまでのいずれかの所定時間後にバックウィンドカーテンエアバッグ装置用の第1インフレータ21aの点火を行い、第1エアバッグ部20aをバックウィンド4の車室内方側でカーテン状に展開膨張させる。 尚、この2から100msという値は、車両の特性に合わせて適宜変更してもよい。
以上の制御フローによって、本実施形態の車両の横転対応保護装置の制御が行われる。
第1及び第2エアバッグ部20a、20bが左右夫々の展開膨張の際に、一方が膨張展開している時、又は、一方が膨張展開した後に、他方が展開膨張することになるため、第1及び第2エアバッグ部20a、20bは、左右夫々の展開膨張の際に、互いの展開膨張に影響を与えることを可及的に防ぐことができ、第1及び第2エアバッグ部20a、20bを夫々より確実に早期に展開膨張することができる。つまり、第1及び第2エアバッグ部20a、20bの夫々を同時に展開膨張した場合に、上下方向に重なっている非膨張部27が互いに干渉しあって早期に展開膨張するのを妨げる。
また、上述のようにバックウィンド4が湾曲していることにより、図4に示すような横転時には、バックウィンド4の車幅方向(左側)を車両後方から見た場合、左右の内の下方側に位置する一方において、バックウィンド4と乗員頭部との距離が短くなる。これに対し、本実施形態では、この下方側となる一方側(図4において左)を他方側(同図において右)よりも先に展開するようにしている。
このため、乗員の頭部とバックウィンドの離間距離が小さい方において、早期に乗員の頭部とバックウィンドの間にエアバッグ本体を展開膨張させることができ、乗員の身体の一部の車外移動をより確実に抑制することができる。
この発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、あらゆる車両の横転対応保護装置に適用する実施形態を含むものである。
例えば、4人乗りの車両に限定されず、後席に3人座ることができる5人乗りの車両であってもよい。また、後席を設けない2人乗りの車両で実施してもよく、この場合の「シート」は、運転席や助手席に該当する。
また、インフレータについても、高温ガスタイプのインフレータであってもよく。さらに、バッグ部材の形状も平面視略三角形形状に限定されず、バックウィンドの形状に応じて、矩形形状や曲率を持った円形形状等であってもよい。 また、第1及び第2エアバッグ20a、20bは、同時に展開膨張を開始してもよい。
本実施形態を採用した車両の全体平面図。 バックウィンドカーテンエアバッグの非展開膨張の状態を示す車両後部の詳細平面図。 バックウィンドカーテンエアバッグの展開膨張した状態を示す車両後部の詳細平面図。 車両後部の詳細平面図横転予知時における車両後部の背面図。 図3のA−A線矢視側面図。 図3のB−B線矢視側面図。 図6のC−C線矢視平面概略図。 図5の詳細構造を示す拡大側面図。 本実施形態の制御ブロック図。 本実施形態の制御フローチャート。
符号の説明
2…後席(シート)2a…シートバック4,104…バックウィンド10,20,120…エアバッグ本体12…横転検出センサ13…シートベルト装置20a…第1エアバッグ部20b…第2エアバッグ部21…インフレータ26…膨張部27…非膨張部28a…右側取付部28b…上縁取付部30…中央処理装置(横転判定手段)

Claims (6)

  1. 車室内に配置したシートの少なくとも立設状態にあるシートバックの上方に、バックウィンドが位置する車両の横転対応保護装置であって、車両の横転を検出し又は予知して横転を判定する横転判定手段と、収納状態でバックウィンドの左右縁部近傍に夫々設置された複数のエアバッグ本体とを備え、上記夫々のエアバッグ本体は、上記横転判定手段で横転を判定した時に、上記バックウィンドの車幅方向内方側に向けてカーテン状に展開膨張するように構成されたことを特徴とする車両の横転対応保護装置。
  2. 上記複数のエアバッグ本体は、上記バックウィンドの上縁部近傍に設定された上縁取付部に固定され、供給されたガスにより膨張される膨張部を有し、該膨張部は、上記左右縁部と上記上縁取付部とから上記バックウィンドの車幅方向内方側に向けて展開膨張を行うように構成された請求項1記載の車両の横転対応保護装置。
  3. 上記バックウィンドは、該バックウィンドの上縁部において、車幅方向中央部分が車幅方向外方部分よりも車両後方側に位置するよう湾曲形成され、上記エアバッグ本体は、上記バックウィンドの車幅方向内方側に向けて展開膨張を行うように構成された請求項2記載の車両の横転対応保護装置。
  4. 上記複数のエアバッグ本体は、展開膨張された状態で上記バックウィンドの上縁部近傍において車両前後方向に互いに重畳するように構成された請求項1に記載の車両の横転対応保護装置。
  5. 上記複数のエアバッグ本体は、夫々の展開膨張開始タイミングが異なるように設定された請求項4記載の車両の横転対応保護装置。
  6. 上記バックウィンドは、該バックウィンドの上縁部において、車幅方向中央部分が車幅方向外方部分よりも車両後方側に位置するよう湾曲形成され、上記横転判定手段は、車両の横転時に車両の左右の内の下方側となる一方を判定するとともに、上記複数のエアバッグ本体の上記下方側となる一方を先に展開膨張させるように構成された請求項5記載の車両の横転対応保護装置。
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