JP2007047628A - プラズマディスプレイパネルの駆動回路 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動回路 Download PDF

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栄一 漆畑
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Abstract

【課題】 電力損失を低減可能なプラズマディスプレイパネルの駆動回路を提供する。
【解決手段】 プラズマディスプレイパネルの走査電極に駆動電圧を印加する走査電極駆動回路部110を備える。走査電極駆動回路部110は、維持放電パルスを印加する維持クランプ回路112と、リセットパルスを印加するリセット回路113を備える。維持クランプ回路112は、グランド電位よりも高電位の電源端子VSと、該電源端子VSを走査電極に接続可能とさせるスイッチS3と、グランド端子G1と、該グランド端子G1を走査電極に接続可能とさせるスイッチS4を備える。リセット回路113は、グランドよりも低電位の電源端子VWと、電源端子VWを走査電極に接続可能とさせるスイッチS8とを備える。維持クランプ回路112は、グランド端子G1から電源端子VWへの電流を防止する電流遮断素子S5を備える。電流遮断素子S5は、電源端子VSから走査電極への電圧の印加の際に電流i11の経路となる部位を避けて配設されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネルの駆動回路に関する。
図1は従来のプラズマディスプレイパネルの駆動回路1000を示す回路図である。
図1に示すように、従来の駆動回路1000は、プラズマディスプレイパネルCpのY電極(走査電極)の端子(以下、走査電極端子)に駆動電圧を印加するY電極駆動回路1100と、プラズマディスプレイパネルCpのX電極(共通電極)の端子(以下、共通電極端子)に駆動電圧を印加するX電極駆動回路1200と、を備えている。
このうちY電極駆動回路1100は、回収回路111と、維持クランプ回路1102と、リセット回路(プライミング回路)113と、走査IC114と、回収回路111と維持クランプ回路1102との間に接続されたコイルL1と、を備えている。
回収回路111は、コンデンサC1と、トランジスタスイッチS1、S2と、ダイオードD1、D2と、を備えている。
このうちコンデンサC1の一端はグランド接続され、このコンデンサC1の他端には、トランジスタスイッチS1のドレイン端子と、トランジスタスイッチS2のソース端子とが接続されている。
また、トランジスタスイッチS1のソース端子とトランジスタスイッチS2のドレイン端子との間には、ダイオードD1、D2が相互に直列に挿入されている。
すなわち、トランジスタスイッチS1のソース端子はダイオードD1のアノード端子に、ダイオードD1のカソード端子はダイオードD2のアノード端子に、ダイオードD2のカソード端子はトランジスタスイッチS2のドレイン端子に、それぞれ接続されている。
維持クランプ回路1102は、トランジスタスイッチS3、S4、S5、S6を備えて構成されている。
このうちトランジスタスイッチS3のドレイン端子は電源端子VSに接続され、ソース端子は、トランジスタスイッチS5のドレイン端子と、トランジスタスイッチS4のドレイン端子と、に接続されている。
また、トランジスタスイッチS4のソース端子はグランド端子G1に接続され、トランジスタスイッチS5のソース端子はトランジスタスイッチS6のソース端子に接続されている。
更に、トランジスタスイッチS3、S4、S5の相互の接続点J2には、コイルL1の一端が接続され、該コイルL1の他端は、ダイオードD1とダイオードD2との接続点J1に接続されている。
リセット回路113は、トランジスタスイッチS7、S8を備えて構成されている。
このうちトランジスタスイッチS7のドレイン端子は電源端子VPに接続され、ソース端子はトランジスタスイッチS8のドレイン端子に接続されている。また、トランジスタスイッチS8のソース端子は電源端子VWに接続されている。
更に、トランジスタスイッチS7とトランジスタスイッチS8との接続点J3は、トランジスタスイッチS6のドレイン端子に接続されている。
走査IC114は、トランジスタスイッチS21、S22と、ダイオードD10、D11と、インバータI21、I22と、を備えて構成されている。
このうちトランジスタスイッチS21のドレイン端子は、電源端子VHと、ダイオードD10のカソード端子と、に接続され、ソース端子は、トランジスタスイッチS22のドレイン端子に接続されている。
また、トランジスタスイッチS22のソース端子は、トランジスタスイッチS7とトランジスタスイッチS8との接続点J3と、ダイオードD11のアノード端子と、に接続されている。
ダイオードD11のカソード端子は、ダイオードD10のアノード端子と、トランジスタスイッチS21とトランジスタスイッチS22との接続点J6と、に接続されている。
また、インバータI21の出力端子は、トランジスタスイッチS21のゲート端子及びインバータI22の入力端子に接続され、インバータI22の出力端子は、トランジスタスイッチS22のゲート端子及びインバータI21の入力端子に接続されている。
そして、走査IC114のダイオードD10とダイオードD11との接続点J5が、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子に接続されている。
他方、X電極駆動回路1200は、回収回路121と、維持クランプ回路1202と、副走査電圧回路123と、リセット性向上回路124と、コイルL2と、を備えている。
副走査電圧回路123は、トランジスタスイッチS9を備えて構成され、該トランジスタスイッチS9のドレイン端子は電源端子VSWに接続されている。
リセット性向上回路124は、トランジスタスイッチS10を備えて構成され、該トランジスタスイッチS10のソース端子は電源端子VRSTに接続され、ドレイン端子はトランジスタスイッチS9のソース端子に接続されている。
そして、トランジスタスイッチS9のソース端子とトランジスタスイッチS10のドレイン端子との接続点J9は、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子に接続されている。
また、維持クランプ回路122は、トランジスタスイッチS11、S12、S13を備えて構成されている。
このうちトランジスタスイッチS11のソース端子は、接続点J9を介して、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子に接続されている。
トランジスタスイッチS11のドレイン端子は、トランジスタスイッチS12のソース端子と、トランジスタスイッチS13のドレイン端子と、に接続されている。
トランジスタスイッチS13のソース端子はグランド端子G2に接続され、トランジスタスイッチS12のドレイン端子は電源端子VSに接続されている。
回収回路121は、トランジスタスイッチと、ダイオードと、コンデンサC2と、を備えている。
コンデンサC2の一端はグランド接続され、他端はトランジスタスイッチS14のドレイン端子と、トランジスタスイッチS15のソース端子と、に接続されている。
また、トランジスタスイッチS14のソース端子とトランジスタスイッチS15のドレイン端子との間には、ダイオードD3、D4が相互に直列に挿入されている。
すなわち、トランジスタスイッチS14のソース端子はダイオードD3のアノード端子に、ダイオードD3のカソード端子はダイオードD4のアノード端子に、ダイオードD4のカソード端子はトランジスタスイッチS15のドレイン端子に、それぞれ接続されている。
そして、ダイオードD3とダイオードD4との接続点J7は、コイルL2の一端に接続され、該コイルL2の他端は、トランジスタスイッチS11、S12、S13の相互の接続点J8に接続されている。
ここで、電源端子VSに印加される電圧の電位よりも、電源端子VPに印加される電圧の電位の方が高い。
また、電源端子VSWに印加される電圧の電位は電源端子VSに印加される電圧の電位よりも高い。
また、電源端子VS、電源端子VP及び電源端子VSWに印加される電圧の電位は、それぞれグランド端子の電圧の電位よりも高い。
他方、電源端子VW及び電源端子VRSTに印加される電圧の電位は、それぞれグランド端子の電圧の電位よりも低い。
また、電源端子VHに印加される電圧は、走査期間を除いては、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子に印加される電圧よりもαだけ高い(図2参照)。
また、トランジスタスイッチS1〜S15の各ゲート端子と、走査IC114のインバータI21、I22の各入力端子には、それぞれ制御信号が入力され、各トランジスタスイッチS1〜S15、S21、S22は、これら制御信号により個別にオン/オフ制御される。
図2は駆動回路1000の動作を示すタイムチャートであり、トランジスタスイッチS1〜S15の各ゲート端子にそれぞれ入力される制御信号の波形と、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の波形(Y電極波形)と、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の波形(X電極波形)と、電源端子VHに入力される電圧の波形(VH波形)と、接続点J3の電圧の波形(J3部波形)と、をそれぞれ示す。
駆動回路1000は、トランジスタスイッチS1〜S15の各ゲート端子にそれぞれ入力される制御信号と、走査IC114の各入力端子に入力される制御信号(図示略)と、に従って、図2に示すように、第1リセット期間と、第2リセット期間と、走査期間と、維持期間と、からなる動作を繰り返し行う。
このうち第1及び第2リセット期間では、維持期間の後も残留する壁電荷を減少或いは消去させ、走査期間では、書き込み放電を起こすことによって発光させるセルを選択し、維持期間では、走査期間にて選択されたセルにおいて維持放電を起こし発光させる。
図2に示すように、第1リセット期間の最初の状態では、トランジスタスイッチS1、S2、S3、S7、S8、S9、S10、S12、S14、S15はオフである一方で、トランジスタスイッチS4、S5、S6、S11、S13はオンである。また、走査IC114のトランジスタスイッチS21がオフである一方でトランジスタスイッチS22はオンである。
従って、駆動回路100のY電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子に印加される電圧の電位はグランド端子の電位であり、駆動回路100のX電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位もグランド端子の電位である。
なお、電源端子VHの電圧波形は、Y電極波形よりもαだけ高い。また、接続点J3の電圧波形は、後述する走査期間を除いては、Y電極波形よりもαだけ高い。
次に、第1リセット期間におけるタイミングT1では、トランジスタスイッチS1、S10はオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS4、S11、S13はオンからオフに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、回収回路111のコンデンサC1から、トランジスタスイッチS1→ダイオードD1→接続点J1→コイルL1→接続点J2→トランジスタスイッチS5→トランジスタスイッチS6→接続点J3→接続点J4(トランジスタスイッチS22と接続点J3との接続点)→ダイオードD11→接続点J5を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子へと電流i1が流れる状態となる。
また、X電極駆動回路120においては、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子から、接続点J9→トランジスタスイッチS10を介して、電源端子VRTSへと電流i2が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、グランド端子の電位から次第に電源端子VSの電位へと上昇する一方で、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、グランド端子の電位から次第に電源端子VRSTの電位へと低下する。
次に、第1リセット期間におけるタイミングT2では、トランジスタスイッチS1、S5、S6がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS3、S7はオフからオンに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、維持クランプ回路112の電源端子VPから、トランジスタスイッチS7→接続点J3→接続点J4→ダイオードD11→接続点J5を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子へと電流i3が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、電源端子VSの電位から次第に電源端子VPの電位へと上昇する一方で、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、電源端子VRSTの電位に維持される。
次に、第1リセット期間におけるタイミングT3では、トランジスタスイッチS2、S5、S6がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS3、S7はオンからオフに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極から、接続点J5→接続点J6→トランジスタスイッチS22→接続点J4→接続点J3→トランジスタスイッチS6→トランジスタスイッチS5→接続点J2→コイルL1→接続点J1→トランジスタスイッチS2を介して、回収回路111のコンデンサC1へと電流i4が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、電源端子VPの電位から急峻に電源端子VSの電位に低下した後、該電源端子VSの電位から次第に低下する。
次に、第1リセット期間におけるタイミングT4では、トランジスタスイッチS11、S13がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS10はオンからオフに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、グランド端子G2から、トランジスタスイッチS13→接続点J8→トランジスタスイッチS11→接続点J9を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子へと電流i5が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、電源端子VRSTの電位から次第にグランドの電位へと上昇する。
次に、第1リセット期間におけるタイミングT5では、トランジスタスイッチS4がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS2はオンからオフに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極から、接続点J5→接続点J6→トランジスタスイッチS22→接続点J4→接続点J3→トランジスタスイッチS6→トランジスタスイッチS5→接続点J2→トランジスタスイッチS5→トランジスタスイッチS4を介して、グランド端子G1へと電流i6が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、急峻にグランドの電位へと低下する。
なお、第1リセット期間は、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位が、グランドの電位へと上昇するまでの期間である。
次に、第2リセット期間におけるタイミングT6では、トランジスタスイッチS13がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS14がオフからオンに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、コンデンサC2から、トランジスタスイッチS14→接続点J7→コイルL2→接続点J8→トランジスタスイッチS11→接続点J9を介して、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子へと電流i7が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、グランドの電位から次第に上昇する。
次に、第2リセット期間におけるタイミングT7では、トランジスタスイッチS12がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS14がオンからオフに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、電源端子VSから、トランジスタスイッチS12→接続点J8→トランジスタスイッチS11→接続点J9を介して、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子へと電流i8が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、急峻に電源端子VSの電位に上昇する。
次に、第2リセット期間におけるタイミングT8では、トランジスタスイッチS12がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS15がオフからオンに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子から、接続点J9→トランジスタスイッチS11→接続点J8→コイルL2→接続点J7→ダイオードD4→トランジスタスイッチS15を介して、コンデンサC2へと電流i9が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、電源端子VSの電位から次第に低下する。
次に、第2リセット期間におけるタイミングT9では、トランジスタスイッチS13がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS15がオンからオフに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子から、接続点J9→トランジスタスイッチS11→接続点J8→トランジスタスイッチS13を介して、グランド端子G2へと電流i10が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、急峻にグランド端子の電位に低下する。
次に、第2リセット期間におけるタイミングT10では、トランジスタスイッチS1がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS4がオンからオフに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、回収回路111のコンデンサC1から、トランジスタスイッチS1→ダイオードD1→接続点J1→コイルL1→接続点J2→トランジスタスイッチS5→トランジスタスイッチS6→接続点J3→接続点J4→ダイオードD11→接続点J5を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子へと電流i1が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、次第に上昇する。
次に、第2リセット期間におけるタイミングT11では、トランジスタスイッチS1がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS3がオフからオンに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、維持クランプ回路112の電源端子VSから、トランジスタスイッチS3→接続点J2→トランジスタスイッチS5→トランジスタスイッチS6→接続点J3→接続点J4→ダイオードD11→接続点J5を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子へと電流i11が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、急峻に電源端子VSの電位へと上昇する。
次に、第2リセット期間におけるタイミングT12では、トランジスタスイッチS2がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS3がオンからオフに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極から、接続点J5→接続点J6→トランジスタスイッチS22→接続点J4→接続点J3→トランジスタスイッチS6→トランジスタスイッチS5→接続点J2→コイルL1→接続点J1→トランジスタスイッチS2を介して、回収回路111のコンデンサC1へと電流i4が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、電源端子VSの電位から次第に低下する。
次に、走査期間の開始タイミングであるタイミングT13では、トランジスタスイッチS2、S13がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS4、S9がオフからオンに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極から、接続点J5→接続点J6→トランジスタスイッチS22→接続点J4→接続点J3→トランジスタスイッチS6→トランジスタスイッチS5→接続点J2→トランジスタスイッチS4を介して、グランド端子G1へと電流i6が流れる状態となる。
また、X電極駆動回路120においては、電源端子VSWから、トランジスタスイッチS9→接続点J9を介して、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子へと電流i12が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、急峻にグランドの電位へと低下する一方で、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、次第に電極端子VSWの電位へと上昇する。
次に、走査期間におけるタイミングT14では、トランジスタスイッチS4、S5、S6がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS8がオフからオンに切り替わる。また、走査IC114のトランジスタスイッチS21がオンとなる一方でトランジスタスイッチS22はオフとなる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、電源端子VHから、トランジスタスイッチS21→接続点J6→接続点J5を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極へと電流が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、グランド電位から次第に上昇する。
また、電源端子VHの電位は、(グランド電位+α)から次第に上昇する。
また、接続点J3の電圧は、(グランド電位+α)から(電源端子VWの電位+α)へと次第に低下する。
この走査期間において選択されたラインにおいては、トランジスタスイッチS21がオフとなる一方でトランジスタスイッチS22がオンとなった(タイミングTS1)後で、トランジスタスイッチS21がオンとなる一方でトランジスタスイッチS22がオフとなる(タイミングTS2)。
これにより、Y電極駆動回路110においては、タイミングTS1からタイミングTS2までの間では、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極から、接続点J5→接続点J6→トランジスタスイッチS22→接続点J4→接続点J3→トランジスタスイッチS8を介して、電源端子VWへと電流i13が流れる状態となり、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、急峻に電源端子VWの電位へと低下する。
続いて、タイミングTS2となると、電源端子VHから、トランジスタスイッチS21→接続点J6→接続点J5を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極へと電流が流れる状態となるので、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、電源端子VWの電位から急峻に上昇する。
なお、このような選択動作(書込動作)は、選択されるライン毎に順次行われる。
次に、走査期間におけるタイミングT15では、トランジスタスイッチS9がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS15がオフからオンに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極から、接続点J9→トランジスタスイッチS11→接続点J8→コイルL2→ダイオードD4→トランジスタスイッチS15を介して、コンデンサC2へと電流i9が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、次第に電源端子VSWの電位から低下する。
次に、走査期間におけるタイミングT16では、トランジスタスイッチS4、S5、S6がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS8がオンからオフに切り替わる。また、走査IC114のトランジスタスイッチS21がオフとなる一方でトランジスタスイッチS22がオンとなる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子から、接続点J5→接続点J6→トランジスタスイッチS22→接続点J4→接続点J3→トランジスタスイッチS6→トランジスタスイッチS5→トランジスタスイッチS4を介して、グランド端子G1へと電流i6が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、次第にグランド端子G1の電位へと低下する。
また、電源端子VHの電位は次第に(グランド電位+α)へと低下し、接続部J3の電位は次第に(グランド電位+α)へと上昇する。
次に、維持期間の開始タイミングであるタイミングT17では、トランジスタスイッチS13がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS15がオンからオフに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子から、接続点J9→トランジスタスイッチS11→接続点J8→トランジスタスイッチS13を介して、維持クランプ回路122のグランド端子G2へと電流i10が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、急峻にグランド端子の電位へと低下する。
次に、維持期間におけるタイミングT18では、トランジスタスイッチS1がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS4がオンからオフに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、回収回路111のコンデンサC1から、トランジスタスイッチS1→ダイオードD1→接続点J1→コイルL1→接続点J2→トランジスタスイッチS5→トランジスタスイッチS6→接続点J3→接続点J4→ダイオードD11→接続点J5を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子へと電流i1が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、次第にグランド端子の電位から上昇する。
次に、維持期間におけるタイミングT20では、トランジスタスイッチS1がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS3がオフからオンに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、維持クランプ回路112の電源端子VSから、トランジスタスイッチS3→接続点J2→トランジスタスイッチS5→トランジスタスイッチS6→接続点J3→接続点J4→ダイオードD11→接続点J5を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子へと電流i11が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、急峻に電源端子VSの電位へと上昇する。
次に、維持期間におけるタイミングT21では、トランジスタスイッチS2がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS3がオンからオフに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極から、接続点J5→接続点J6→トランジスタスイッチS5→トランジスタスイッチS22→接続点J4→接続点J3→トランジスタスイッチS6→接続点J2→コイルL1→接続点J1→トランジスタスイッチS2を介して、回収回路111のコンデンサC1へと電流i4が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、電源端子VSの電位から次第に低下する。
次に、維持期間において、タイミングT22では、トランジスタスイッチS2がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS4がオフからオンに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極から、接続点J5→接続点J6→トランジスタスイッチS22→接続点J4→接続点J3→トランジスタスイッチS6→トランジスタスイッチS5→接続点J2→トランジスタスイッチS4を介して、グランド端子G1へと電流i6が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、急峻にグランドの電位へと低下する。
次に、維持期間におけるタイミングT23では、トランジスタスイッチS13がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS14がオフからオンに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、コンデンサC2から、トランジスタスイッチS14→接続点J7→コイルL2→接続点J8→トランジスタスイッチS11→接続点J9を介して、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子へと電流i7が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、グランドの電位から次第に上昇する。
次に、維持期間におけるタイミングT24では、トランジスタスイッチS12がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS14がオンからオフに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、電源端子VSから、トランジスタスイッチS12→接続点J8→トランジスタスイッチS11→接続点J9を介して、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子へと電流i8が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、急峻に電源端子VSの電位に上昇する。
次に、維持期間におけるタイミングT25では、トランジスタスイッチS12がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS14がオフからオンに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子から、接続点J9→トランジスタスイッチS11→接続点J8→コイルL2→接続点J7→ダイオードD4→トランジスタスイッチS15を介して、コンデンサC2へと電流i9が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、電源端子VSの電位から次第に低下する。
次に、維持期間におけるタイミングT26では、トランジスタスイッチS13がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS15がオンからオフに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子から、接続点J9→トランジスタスイッチS11→接続点J8→トランジスタスイッチS13を介して、グランド端子G2へと電流i10が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、急峻にグランド端子の電位に低下する。
以後は、タイミングT18〜T26の動作を維持放電パルス数に応じた回数だけ繰り返し行った後、再び第1リセット期間の動作からの繰り返しとなる。
ここで、駆動回路1000の各構成要素のうち、トランジスタスイッチS6は、高電位の電源端子VPから低電位の電源端子VSへと電流が流れてしまうことを阻止するためのカットスイッチとして機能する。
同様に、トランジスタスイッチS5は、維持クランプ回路1102のグランド端子からリセット回路113の電源端子VW(負電位)へと電流が流れてしまうことを阻止するためのカットスイッチとして機能する。
同様に、トランジスタスイッチS11は、維持クランプ回路1202のグランド端子からリセット性向上回路124の電源端子VRST(負電位)へと電流が流れてしまうことを阻止するためのカットスイッチとして機能する。
また、本発明に関する先行技術文献としては、特許文献1がある。
図3は特許文献1に開示されたプラズマディスプレイパネルの駆動回路2000を示す回路図である。
図3に示すように、駆動回路2000は、Y電極駆動回路とX電極駆動回路を備え、このうちY電極駆動回路は、電力回収部10と、リセットパルス発生部20と、スキャンバッファーIC30と、スキャンパルス発生部40と、を備えている。
このうちリセットパルス発生部20は、高電位の電源VsetからプラズマディスプレイパネルCpの走査電極にリセットパルスを印加する構成となっており、この高電位の電流が電力回収部10に流れ込むのを遮断するためのダイオードDsを備えている。
また、高電位の電源Vsetからの電流は、スキャンバッファーIC30を介してスキャンパルス発生部40側にも及ぶようになっており、該スキャンパルス発生部40は、この電流が電力回収部10に流れ込むのを遮断するためのトランジスタスイッチYspを備えている。
特開2003−76323号公報
ところで、プラズマディスプレイパネルCpは、容量性負荷であるため、該プラズマディスプレイパネルCpを駆動する電圧としては、一般に数十〜数百ボルト程度の比較的高い電圧値が用いられる。
このため、駆動電圧を印加する際に流れる電流が駆動回路の素子を流れる際の電力損失も大きい。特に、維持放電パルスは印加回数も多いため、該維持放電パルスの印加の際の電力損失を低減することが求められる。
図1に示した駆動回路1000の場合、プラズマディスプレイパネルCpを発光させるための1つの維持放電パルスは、Y電極駆動回路1100においてはトランジスタスイッチS1、S2、S3、S4によるスイッチングによって生成され、X電極駆動回路1200においてはトランジスタスイッチS12、S13、S14、S15によるスイッチングによって生成される。
この際に、トランジスタスイッチS1、S2、S3、S4、トランジスタスイッチS12、S13、S14、S15のスイッチングによって、それぞれ電流i1、i4、i11、i6、i8、i10、i7、i9が流れる。
従って、図1に示した駆動回路1000の場合、1つの維持放電パルスを印加するに際して、カットスイッチとしてのトランジスタスイッチS5、S6には電流i1、i4、i11、i6が流れてしまい、同じくカットスイッチとしてのトランジスタスイッチS11には電流i8、i10、i7、i9が流れてしまうため、維持放電パルスの印加の際の電力損失が大きいという問題がある。
同様に、特許文献1に開示された技術でも、維持放電パルスを印加するに際して、ダイオードDs及びトランジスタスイッチYspが電力損失を生じさせるという問題がある。
本発明が解決しようとする課題には、上述したような問題が一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極に駆動電圧を印加する走査電極駆動回路部を備え、前記走査電極駆動回路部は、前記走査電極に維持放電パルスを印加する第1の維持クランプ回路と、前記走査電極にリセットパルスを印加するリセット回路と、を備え、前記第1の維持クランプ回路は、グランド電位よりも高電位の第1の電源端子と、該第1の電源端子を前記走査電極に接続可能とさせる第1のスイッチング素子と、グランド電位の第1のグランド端子と、該第1のグランド端子を前記走査電極に接続可能とさせる第2のスイッチング素子と、を備え、前記リセット回路は、グランド電位よりも低電位の第2の電源端子と、該第2の電源端子を前記走査電極に接続可能とさせる第3のスイッチング素子と、を備え、前記第1の維持クランプ回路は、前記第1のグランド端子から前記リセット回路の前記第2の電源端子に電流が流れてしまうことを防止するための第1の電流遮断素子を備え、前記第1の電流遮断素子は、前記第1の維持クランプ回路において、当該第1の維持クランプ回路の前記第1の電源端子から前記走査電極への電圧の印加の際に電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極に駆動電圧を印加する走査電極駆動回路部を備え、前記走査電極駆動回路部は、前記走査電極に維持放電パルスを印加する第1の維持クランプ回路と、前記走査電極にリセットパルスを印加するリセット回路と、を備え、前記第1の維持クランプ回路は、第1の電源端子と、該第1の電源端子を前記走査電極に接続可能とさせる第1のスイッチング素子と、を備え、前記リセット回路は、前記第1の維持クランプ回路の前記第1の電源端子よりも高電位の第3の電源端子と、該第3の電源端子を前記走査電極に接続可能とさせる第4のスイッチング素子と、を備え、前記第1の維持クランプ回路は、前記リセット回路の前記第3の電源端子から前記第1の電源端子に電流が流れてしまうことを防止するための第2の電流遮断素子を備え、前記第2の電流遮断素子は、前記第1の維持クランプ回路において、前記走査電極を当該第1の維持クランプ回路の前記第1のグランド端子に接続した際に電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴としている。
また、請求項11に記載の発明は、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極に駆動電圧を印加する共通電極駆動回路部を備え、前記共通電極駆動回路部は、前記共通電極に維持放電パルスを印加する第2の維持クランプ回路と、リセット性を向上させるためのパルスを前記共通電極に印加するリセット性向上回路と、を備え、前記第2の維持クランプ回路は、グランド電位よりも高電位の第4の電源端子と、該第4の電源端子を前記共通電極に接続可能とさせる第5のスイッチング素子と、グランド電位の第2のグランド端子と、該第2のグランド端子を前記共通電極に接続可能とさせる第6のスイッチング素子と、を備え、前記リセット性向上回路は、グランド電位よりも低電位の第5の電源端子と、該第5の電源端子を前記共通電極に接続可能とさせる第7のスイッチング素子と、を備え、前記第2の維持クランプ回路は、前記第2のグランド端子から前記リセット性向上回路の前記第5の電源端子に電流が流れてしまうことを防止するための第3の電流遮断素子を備え、前記第3の電流遮断素子は、前記第2の維持クランプ回路において、当該第2の維持クランプ回路の前記第4の電源端子から前記共通電極への電圧の印加の際に電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴としている。
また、請求項12に記載の発明は、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極に駆動電圧を印加する共通電極駆動回路部を備え、前記共通電極駆動回路部は、前記共通電極に維持放電パルスを印加する第2の維持クランプ回路と、前記共通電極に副走査電圧を印加する副走査電圧印加回路と、を備え、前記第2の維持クランプ回路は、グランド電位よりも高電位の第4の電源端子と、該第4の電源端子を前記共通電極に接続可能とさせる第5のスイッチング素子と、グランド電位の第2のグランド端子と、該第2のグランド端子を前記共通電極に接続可能とさせる第6のスイッチング素子と、を備え、前記副走査電圧印加回路は、前記第4の電源端子よりも高電位の第5の電源端子と、該第5の電源端子を前記共通電極に接続可能とさせる第6のスイッチング素子と、を備え、前記第2の維持クランプ回路は、前記副走査電圧印加回路の前記第5の電源端子から当該第2の維持クランプ回路の前記第4の電源端子に電流が流れてしまうことを防止するための第3の電流遮断素子を備え、前記第3の電流遮断素子は、前記第2の維持クランプ回路において、前記共通電極を当該第2の維持クランプ回路の前記第2のグランド端子に接続した際に電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴としている。
次に、実施形態を説明する。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路は、プラズマディスプレイパネルの走査電極に駆動電圧を印加する走査電極駆動回路部を備え、前記走査電極駆動回路部は、前記走査電極に維持放電パルスを印加する第1の維持クランプ回路と、前記走査電極にリセットパルスを印加するリセット回路と、を備え、前記第1の維持クランプ回路は、グランド電位よりも高電位の第1の電源端子と、該第1の電源端子を前記走査電極に接続可能とさせる第1のスイッチング素子と、グランド電位の第1のグランド端子と、該第1のグランド端子を前記走査電極に接続可能とさせる第2のスイッチング素子と、を備え、前記リセット回路は、グランド電位よりも低電位の第2の電源端子と、該第2の電源端子を前記走査電極に接続可能とさせる第3のスイッチング素子と、を備え、前記第1の維持クランプ回路は、前記第1のグランド端子から前記リセット回路の前記第2の電源端子に電流が流れてしまうことを防止するための第1の電流遮断素子を備え、前記第1の電流遮断素子は、前記第1の維持クランプ回路において、当該第1の維持クランプ回路の前記第1の電源端子から前記走査電極への電圧の印加の際に電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴としている。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルによれば、第1の電流遮断素子は、前記第1の維持クランプ回路において、当該第1の維持クランプ回路の前記第1の電源端子から前記走査電極への電圧の印加の際に電流の経路となる部位を避けて、配設されているので、第1の電流遮断素子に電流が流れることによる電力損失を低減させることが可能となる。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路においては、前記第1の電流遮断素子は、スイッチング素子或いはダイオードからなることが好ましい。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルにおいては、前記走査電極駆動回路部は、前記走査電極に対する電圧の印加及び該走査電極からの電圧の回収を行う第1の回収回路を更に備え、前記第1の電流遮断素子は、前記第1の維持クランプ回路において、前記第1の回収回路から前記走査電極への電圧の印加の際と、前記走査電極から前記第1の回収回路への電圧の回収の際に、それぞれ電流の経路となる部位を避けて、配設されていることが好ましく、これにより、第1の電流遮断素子に電流が流れることによる電力損失をより一層低減させることが可能となる。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルにおいては、前記リセット回路は、前記第1の維持クランプ回路の前記第1の電源端子よりも高電位の第3の電源端子と、該第3の電源端子を前記走査電極に接続可能とさせる第4のスイッチング素子と、を備え、前記第1の維持クランプ回路は、前記リセット回路の前記第3の電源端子から前記第1の電源端子に電流が流れてしまうことを防止するための第2の電流遮断素子を備え、前記第2の電流遮断素子は、前記第1の維持クランプ回路において、前記走査電極を当該第1の維持クランプ回路の前記第1のグランド端子に接続した際に電流の経路となる部位を避けて、配設されていることが好ましく、この場合、第2の電流遮断素子に電流が流れることによる電力損失を低減させることが可能となる。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路においては、前記リセット回路は、前記第1の維持クランプ回路の前記第1の電源端子よりも高電位の第3の電源端子と、該第3の電源端子を前記走査電極に接続可能とさせる第4のスイッチング素子と、を備え、前記第1の維持クランプ回路は、前記リセット回路の前記第3の電源端子から前記第1の電源端子に電流が流れてしまうことを防止するための第2の電流遮断素子を備え、前記第2の電流遮断素子は、前記第1の維持クランプ回路において、前記第1の回収回路から前記走査電極への電圧の印加の際と、前記走査電極から前記第1の回収回路への電圧の回収の際と、前記走査電極を当該第1の維持クランプ回路の前記第1のグランド端子に接続した際に、それぞれ電流の経路となる部位を避けて、配設されていることが好ましく、これにより、第1の電流遮断素子に電流が流れることによる電力損失をより一層低減させることが可能となるとともに、第2の電流遮断素子に電流が流れることによる電力損失を低減させることが可能となる。
また、本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路は、プラズマディスプレイパネルの走査電極に駆動電圧を印加する走査電極駆動回路部を備え、前記走査電極駆動回路部は、前記走査電極に維持放電パルスを印加する第1の維持クランプ回路と、前記走査電極にリセットパルスを印加するリセット回路と、を備え、前記第1の維持クランプ回路は、第1の電源端子と、該第1の電源端子を前記走査電極に接続可能とさせる第1のスイッチング素子と、を備え、前記リセット回路は、前記第1の維持クランプ回路の前記第1の電源端子よりも高電位の第3の電源端子と、該第3の電源端子を前記走査電極に接続可能とさせる第4のスイッチング素子と、を備え、前記第1の維持クランプ回路は、前記リセット回路の前記第3の電源端子から前記第1の電源端子に電流が流れてしまうことを防止するための第2の電流遮断素子を備え、前記第2の電流遮断素子は、前記第1の維持クランプ回路において、前記走査電極を当該第1の維持クランプ回路の前記第1のグランド端子に接続した際に電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴としている。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路によれば、前記第2の電流遮断素子は、前記第1の維持クランプ回路において、前記走査電極を当該第1の維持クランプ回路の前記第1のグランド端子に接続した際に電流の経路となる部位を避けて、配設されているので、第2の電流遮断素子に電流が流れることによる電力損失を低減させることが可能となる。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路においては、前記走査電極駆動回路部は、前記走査電極に対する電圧の印加及び該走査電極からの電圧の回収を行う第1の回収回路を更に備え、前記第2の電流遮断素子は、前記第1の維持クランプ回路において、前記第1の回収回路から前記走査電極への電圧の印加の際と、前記走査電極から前記第1の回収回路への電圧の回収の際に、それぞれ電流の経路となる部位を避けて、配設されていることが好ましく、これにより、第2の電流遮断素子に電流が流れることによる電力損失をより一層低減させることが可能となる。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路においては、前記第2の電流遮断素子は、スイッチング素子或いはダイオードからなることが好ましい。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路は、プラズマディスプレイパネルの共通電極に駆動電圧を印加する共通電極駆動回路部を備え、前記共通電極駆動回路部は、前記共通電極に維持放電パルスを印加する第2の維持クランプ回路と、リセット性を向上させるためのパルスを前記共通電極に印加するリセット性向上回路と、を備え、前記第2の維持クランプ回路は、グランド電位よりも高電位の第4の電源端子と、該第4の電源端子を前記共通電極に接続可能とさせる第5のスイッチング素子と、グランド電位の第2のグランド端子と、該第2のグランド端子を前記共通電極に接続可能とさせる第6のスイッチング素子と、を備え、前記リセット性向上回路は、グランド電位よりも低電位の第5の電源端子と、該第5の電源端子を前記共通電極に接続可能とさせる第7のスイッチング素子と、を備え、前記第2の維持クランプ回路は、前記第2のグランド端子から前記リセット性向上回路の前記第5の電源端子に電流が流れてしまうことを防止するための第3の電流遮断素子を備え、前記第3の電流遮断素子は、前記第2の維持クランプ回路において、当該第2の維持クランプ回路の前記第4の電源端子から前記共通電極への電圧の印加の際に電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴としている。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路によれば、前記第3の電流遮断素子は、前記第2の維持クランプ回路において、当該第2の維持クランプ回路の前記第4の電源端子から前記共通電極への電圧の印加の際に電流の経路となる部位を避けて、配設されているので、第3の電流遮断素子に電流が流れることによる電力損失を低減させることが可能となる。
また、本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路は、プラズマディスプレイパネルの共通電極に駆動電圧を印加する共通電極駆動回路部を備え、前記共通電極駆動回路部は、前記共通電極に維持放電パルスを印加する第2の維持クランプ回路と、前記共通電極に副走査電圧を印加する副走査電圧印加回路と、を備え、前記第2の維持クランプ回路は、グランド電位よりも高電位の第4の電源端子と、該第4の電源端子を前記共通電極に接続可能とさせる第5のスイッチング素子と、グランド電位の第2のグランド端子と、該第2のグランド端子を前記共通電極に接続可能とさせる第6のスイッチング素子と、を備え、前記副走査電圧印加回路は、前記第4の電源端子よりも高電位の第5の電源端子と、該第5の電源端子を前記共通電極に接続可能とさせる第6のスイッチング素子と、を備え、前記第2の維持クランプ回路は、前記副走査電圧印加回路の前記第5の電源端子から当該第2の維持クランプ回路の前記第4の電源端子に電流が流れてしまうことを防止するための第3の電流遮断素子を備え、前記第3の電流遮断素子は、前記第2の維持クランプ回路において、前記共通電極を当該第2の維持クランプ回路の前記第2のグランド端子に接続した際に電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴としている。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルによれば、前記第3の電流遮断素子は、前記第2の維持クランプ回路において、前記共通電極を当該第2の維持クランプ回路の前記第2のグランド端子に接続した際に電流の経路となる部位を避けて、配設されているので、第3の電流遮断素子に電流が流れることによる電力損失を低減させることが可能となる。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路においては、前記共通電極駆動回路部は、前記共通電極に対する電圧の印加及び該走査電極からの電圧の回収を行う第2の回収回路を更に備え、前記第3の電流遮断素子は、前記第2の維持クランプ回路において、前記第2の回収回路から前記共通電極への電圧の印加の際と、該共通電極から前記第2の回収回路への電圧の回収の際に、電流の経路となる部位を避けて、配設されていることが好ましく、この場合、第3の電流遮断素子に電流が流れることによる電力損失をより一層低減させることが可能となる。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路においては、前記第3の電流遮断素子は、スイッチング素子或いはダイオードからなることが好ましい。
また、本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路は、上記の何れかの走査電極駆動回路部と、上記の何れかの共通電極駆動回路部と、を備えることが好ましい。
図4は実施例1に係るプラズマディスプレイパネルCpの駆動回路100を示す回路図である。
図4に示すように、実施例1に係る駆動回路100は、プラズマディスプレイパネルCpのY電極(走査電極)の端子(以下、走査電極端子)に駆動電圧を印加するY電極駆動回路110と、プラズマディスプレイパネルCpのX電極(共通電極)の端子(以下、共通電極端子)に駆動電圧を印加するX電極駆動回路120と、を備えている。
このうちY電極駆動回路110は、回収回路111と、維持クランプ回路112と、リセット回路(プライミング回路)113と、走査IC114と、回収回路111と維持クランプ回路112との間に接続されたコイルL1と、を備えている。
回収回路111は、コンデンサC1と、トランジスタスイッチS1、S2と、ダイオードD1、D2と、を備えている。
このうちコンデンサC1の一端はグランド接続され、このコンデンサC1の他端には、トランジスタスイッチS1のドレイン端子と、トランジスタスイッチS2のソース端子とが接続されている。
また、トランジスタスイッチS1のソース端子とトランジスタスイッチS2のドレイン端子との間には、ダイオードD1、D2が相互に直列に挿入されている。
すなわち、トランジスタスイッチS1のソース端子はダイオードD1のアノード端子に、ダイオードD1のカソード端子はダイオードD2のアノード端子に、ダイオードD2のカソード端子はトランジスタスイッチS2のドレイン端子に、それぞれ接続されている。
維持クランプ回路112は、トランジスタスイッチS3、S4、S5、S6を備えて構成されている。
このうちトランジスタスイッチS3のドレイン端子は電源端子VSに接続され、ソース端子はトランジスタスイッチS5のソース端子に接続されている。
また、トランジスタスイッチS4のソース端子はグランドに接続され、ドレイン端子はトランジスタスイッチS5のドレイン端子に接続されている。
トランジスタスイッチS6のソース端子はトランジスタスイッチS3とトランジスタスイッチS5との接続点J2に接続されている。
更に、この接続点J2には、コイルL1の一端が接続され、該コイルL1の他端は、ダイオードD1とダイオードD2との接続点J1に接続されている。
リセット回路113は、トランジスタスイッチS7、S8を備えて構成されている。
このうちトランジスタスイッチS7のドレイン端子は電源端子VPに接続され、ソース端子はトランジスタスイッチS8のドレイン端子に接続されている。また、トランジスタスイッチS8のソース端子は電源端子VWに接続されている。
更に、トランジスタスイッチS7とトランジスタスイッチS8との接続点J3は、トランジスタスイッチS6のドレイン端子に接続されている。
走査IC114は、トランジスタスイッチS21、S22と、ダイオードD10、D11と、インバータI21、I22と、を備えて構成されている。
このうちトランジスタスイッチS21のドレイン端子は、電源端子VHと、ダイオードD10のカソード端子と、に接続され、ソース端子は、トランジスタスイッチS22のドレイン端子に接続されている。
また、トランジスタスイッチS22のソース端子は、トランジスタスイッチS7とトランジスタスイッチS8との接続点J3と、ダイオードD11のアノード端子と、に接続されている。
ダイオードD11のカソード端子は、ダイオードD10のアノード端子と、トランジスタスイッチS21とトランジスタスイッチS22との接続点J6と、に接続されている。
また、インバータI21の出力端子は、トランジスタスイッチS21のゲート端子及びインバータI22の入力端子に接続され、インバータI22の出力端子は、トランジスタスイッチS22のゲート端子及びインバータI21の入力端子に接続されている。
そして、走査IC114のダイオードD10とダイオードD11との接続点J5が、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子に接続されている。
他方、X電極駆動回路120は、回収回路121と、維持クランプ回路122と、副走査電圧回路123と、リセット性向上回路124と、コイルL2と、を備えている。
副走査電圧回路123は、トランジスタスイッチS9を備えて構成され、該トランジスタスイッチS9のドレイン端子は電源端子VSWに接続されている。
リセット性向上回路124は、トランジスタスイッチS10を備えて構成され、該トランジスタスイッチS10のソース端子は電源端子VRSTに接続され、ドレイン端子はトランジスタスイッチS9のソース端子に接続されている。
そして、トランジスタスイッチS9のソース端子とトランジスタスイッチS10のドレイン端子との接続点J9は、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子に接続されている。
また、維持クランプ回路122は、トランジスタスイッチS11、S12、S13を備えて構成されている。
このうちトランジスタスイッチS13のソース端子はグランド接続され、ドレイン端子はトランジスタスイッチS11のドレイン端子に接続され、トランジスタスイッチS11のソース端子はトランジスタスイッチS12のソース端子に接続されている。
そして、トランジスタスイッチS12のソース端子とトランジスタスイッチS10のソース端子との接続点J8は、接続点J9を介してプラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子に接続されている。
また、トランジスタスイッチS12のドレイン端子は電源端子Vsに接続されている。
回収回路121は、トランジスタスイッチS14、S15と、ダイオードD3、D4と、コンデンサC2と、を備えている。
コンデンサC2の一端はグランド接続され、他端はトランジスタスイッチS14のドレイン端子と、トランジスタスイッチS15のソース端子と、に接続されている。
また、トランジスタスイッチS14のソース端子とトランジスタスイッチS15のドレイン端子との間には、ダイオードD3、D4が相互に直列に挿入されている。
すなわち、トランジスタスイッチS14のソース端子はダイオードD3のアノード端子に、ダイオードD3のカソード端子はダイオードD4のアノード端子に、ダイオードD4のカソード端子はトランジスタスイッチS15のドレイン端子に、それぞれ接続されている。
そして、ダイオードD3とダイオードD4との接続点J7は、コイルL2の一端に接続され、該コイルL2の他端は、接続点J8及びJ9を介してプラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子に接続されている。
ここで、本実施例の場合、電源端子VSに印加される電圧の電位よりも、電源端子VPに印加される電圧の電位の方が高い。
また、電源端子VSWに印加される電圧の電位は電源端子VSに印加される電圧の電位よりも高い。
また、電源端子VS、電源端子VP及び電源端子VSWに印加される電圧の電位は、それぞれグランド端子の電圧の電位よりも高い。
他方、電源端子VW及び電源端子VRSTに印加される電圧の電位は、それぞれグランド端子の電圧の電位よりも低い。
また、電源端子VHに印加される電圧は、走査期間を除いては、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子に印加される電圧よりもαだけ高い(図2参照)。
また、トランジスタスイッチS1〜S15の各ゲート端子と、走査IC114のインバータI21、I22の各入力端子には、それぞれ制御信号が入力され、各トランジスタスイッチS1〜S15、S21、S22は、これら制御信号により個別にオン/オフ制御される。
次に、動作を説明する。
図2は駆動回路100の動作を示すタイムチャートであり、トランジスタスイッチS1〜S15の各ゲート端子にそれぞれ入力される制御信号の波形と、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の波形(Y電極波形)と、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の波形(X電極波形)と、電源端子VHに入力される電圧の波形(VH波形)と、接続点J3の電圧の波形(J3部波形)と、をそれぞれ示す。
駆動回路100は、トランジスタスイッチS1〜S15の各ゲート端子にそれぞれ入力される制御信号と、図示は省略するが走査IC114のインバータI21、I22の各入力端子に入力される制御信号と、に従って、図2に示すように、第1リセット期間と、第2リセット期間と、走査期間と、維持期間と、からなる動作を繰り返し行う。
このうち第1及び第2リセット期間では、維持期間の後も残留する壁電荷を減少或いは消去させ、走査期間では、書き込み放電を起こすことによって発光させるセルを選択し、維持期間では、走査期間にて選択されたセルにおいて維持放電を起こし発光させる。
図2に示すように、第1リセット期間の最初の状態では、トランジスタスイッチS1、S2、S3、S7、S8、S9、S10、S12、S14、S15はオフである一方で、トランジスタスイッチS4、S5、S6、S11、S13はオンである。また、走査IC114のトランジスタスイッチS21がオフである一方でトランジスタスイッチS22はオンである。
従って、駆動回路100のY電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子に印加される電圧の電位はグランド端子の電位であり、駆動回路100のX電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位もグランド端子の電位である。
なお、電源端子VHの電圧波形は、Y電極波形よりもαだけ高い。また、接続点J3の電圧波形は、後述する走査期間を除いては、Y電極波形よりもαだけ高い。
次に、第1リセット期間におけるタイミングT1では、トランジスタスイッチS1、S10はオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS4、S11、S13はオンからオフに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、回収回路111のコンデンサC1から、トランジスタスイッチS1→ダイオードD1→接続点J1→コイルL1→接続点J2→トランジスタスイッチS6→接続点J3→接続点J4(トランジスタスイッチS22と接続点J3との接続点)→ダイオードD11→接続点J5を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子へと電流i1が流れる状態となる。
また、X電極駆動回路120においては、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子から、接続点J9→トランジスタスイッチS10を介して、電源端子VRTSへと電流i2が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、グランド端子の電位から次第に電源端子VSの電位へと上昇する一方で、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、グランド端子の電位から次第に電源端子VRSTの電位へと低下する。
次に、第1リセット期間におけるタイミングT2では、トランジスタスイッチS1、S5、S6がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS3、S7はオフからオンに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、維持クランプ回路112の電源端子VPから、トランジスタスイッチS7→接続点J3→接続点J4→ダイオードD11→接続点J5を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子へと電流i3が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、電源端子VSの電位から次第に電源端子VPの電位へと上昇する一方で、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、電源端子VRSTの電位に維持される。
次に、第1リセット期間におけるタイミングT3では、トランジスタスイッチS2、S5、S6がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS3、S7はオンからオフに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極から、接続点J5→接続点J6→トランジスタスイッチS22→接続点J4→接続点J3→トランジスタスイッチS6→接続点J2→コイルL1→接続点J1→トランジスタスイッチS2を介して、回収回路111のコンデンサC1へと電流i4が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、電源端子VPの電位から急峻に電源端子VSの電位に低下した後、該電源端子VSの電位から次第に低下する。
次に、第1リセット期間におけるタイミングT4では、トランジスタスイッチS11、S13がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS10はオンからオフに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、グランド端子G2から、トランジスタスイッチS13→トランジスタスイッチS11→接続点J8→接続点J9を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子へと電流i5が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、電源端子VRSTの電位から次第にグランドの電位へと上昇する。
次に、第1リセット期間におけるタイミングT5では、トランジスタスイッチS4がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS2はオンからオフに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極から、接続点J5→接続点J6→トランジスタスイッチS22→接続点J4→接続点J3→トランジスタスイッチS6→接続点J2→トランジスタスイッチS5→トランジスタスイッチS4を介して、グランド端子G1へと電流i6が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、急峻にグランドの電位へと低下する。
なお、第1リセット期間は、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位が、グランドの電位へと上昇するまでの期間である。
次に、第2リセット期間におけるタイミングT6では、トランジスタスイッチS13がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS14がオフからオンに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、コンデンサC2から、トランジスタスイッチS14→接続点J7→コイルL2→接続点J8→接続点J9を介して、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子へと電流i7が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、グランドの電位から次第に上昇する。
次に、第2リセット期間におけるタイミングT7では、トランジスタスイッチS12がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS14がオンからオフに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、電源端子VSから、トランジスタスイッチS12→接続点J8→接続点J9を介して、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子へと電流i8が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、急峻に電源端子VSの電位に上昇する。
次に、第2リセット期間におけるタイミングT8では、トランジスタスイッチS12がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS15がオフからオンに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子から、接続点J9→接続点J8→コイルL2→接続点J7→ダイオードD4→トランジスタスイッチS15を介して、コンデンサC2へと電流i9が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、電源端子VSの電位から次第に低下する。
次に、第2リセット期間におけるタイミングT9では、トランジスタスイッチS13がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS15がオンからオフに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子から、接続点J9→接続点J8→トランジスタスイッチS11→トランジスタスイッチS13を介して、グランド端子G2へと電流i10が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、急峻にグランド端子の電位に低下する。
次に、第2リセット期間におけるタイミングT10では、トランジスタスイッチS1がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS4がオンからオフに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、回収回路111のコンデンサC1から、トランジスタスイッチS1→ダイオードD1→接続点J1→コイルL1→接続点J2→トランジスタスイッチS6→接続点J3→接続点J4→ダイオードD11→接続点J5を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子へと電流i1が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、次第に上昇する。
次に、第2リセット期間におけるタイミングT11では、トランジスタスイッチS1がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS3がオフからオンに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、維持クランプ回路112の電源端子VSから、トランジスタスイッチS3→接続点J2→トランジスタスイッチS6→接続点J3→接続点J4→ダイオードD11→接続点J5を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子へと電流i11が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、急峻に電源端子VSの電位へと上昇する。
次に、第2リセット期間におけるタイミングT12では、トランジスタスイッチS2がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS3がオンからオフに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極から、接続点J5→接続点J6→トランジスタスイッチS22→接続点J4→接続点J3→トランジスタスイッチS6→接続点J2→コイルL1→接続点J1→トランジスタスイッチS2を介して、回収回路111のコンデンサC1へと電流i4が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、電源端子VSの電位から次第に低下する。
次に、走査期間の開始タイミングであるタイミングT13では、トランジスタスイッチS2、S13がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS4、S9がオフからオンに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極から、接続点J5→接続点J6→トランジスタスイッチS22→接続点J4→接続点J3→トランジスタスイッチS6→接続点J2→トランジスタスイッチS5→トランジスタスイッチS4を介して、グランド端子G1へと電流i6が流れる状態となる。
また、X電極駆動回路120においては、電源端子VSWから、トランジスタスイッチS9→接続点J9を介して、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子へと電流i12が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、急峻にグランドの電位へと低下する一方で、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、次第に電極端子VSWの電位へと上昇する。
次に、走査期間におけるタイミングT14では、トランジスタスイッチS4、S5、S6がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS8がオフからオンに切り替わる。また、走査IC114のトランジスタスイッチS21がオンとなる一方でトランジスタスイッチS22はオフとなる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、電源端子VHから、トランジスタスイッチS21→接続点J6→接続点J5を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極へと電流が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、グランド電位から次第に上昇する。
また、電源端子VHの電位は、(グランド電位+α)から次第に上昇する。
また、接続点J3の電圧は、(グランド電位+α)から(電源端子VWの電位+α)へと次第に低下する。
この走査期間において選択されたラインにおいては、トランジスタスイッチS21がオフとなる一方でトランジスタスイッチS22がオンとなった(タイミングTS1)後で、トランジスタスイッチS21がオンとなる一方でトランジスタスイッチS22がオフとなる(タイミングTS2)。
これにより、Y電極駆動回路110においては、タイミングTS1からタイミングTS2までの間では、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極から、接続点J5→接続点J6→トランジスタスイッチS22→接続点J4→接続点J3→トランジスタスイッチS8を介して、電源端子VWへと電流i13が流れる状態となり、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、急峻に電源端子VWの電位へと低下する。
続いて、タイミングTS2となると、電源端子VHから、トランジスタスイッチS21→接続点J6→接続点J5を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極へと電流が流れる状態となるので、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、電源端子VWの電位から急峻に上昇する。
なお、このような選択動作(書込動作)は、選択されるライン毎に順次行われる。
次に、走査期間におけるタイミングT15では、トランジスタスイッチS9がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS15がオフからオンに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極から、接続点J9→接続点J8→コイルL2→ダイオードD4→トランジスタスイッチS15を介して、コンデンサC2へと電流i9が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、次第に電源端子VSWの電位から低下する。
次に、走査期間におけるタイミングT16では、トランジスタスイッチS4、S5、S6がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS8がオンからオフに切り替わる。また、走査IC114のトランジスタスイッチS21がオフとなる一方でトランジスタスイッチS22がオンとなる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子から、接続点J5→接続点J6→トランジスタスイッチS22→接続点J4→接続点J3→トランジスタスイッチS6→接続点J2→トランジスタスイッチS5を介して、グランド端子G1へと電流i6が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、次第にグランド端子G1の電位へと低下する。
また、電源端子VHの電位は次第に(グランド電位+α)へと低下し、接続部J3の電位は次第に(グランド電位+α)へと上昇する。
次に、維持期間の開始タイミングであるタイミングT17では、トランジスタスイッチS13がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS15がオンからオフに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子から、接続点J9→接続点J8→トランジスタスイッチS11→トランジスタスイッチS13を介して、維持クランプ回路122のグランド端子G2へと電流i10が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、急峻にグランド端子の電位へと低下する。
次に、維持期間におけるタイミングT18では、トランジスタスイッチS1がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS4がオンからオフに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、回収回路111のコンデンサC1から、トランジスタスイッチS1→ダイオードD1→接続点J1→コイルL1→接続点J2→トランジスタスイッチS6→接続点J3→接続点J4→ダイオードD11→接続点J5を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子へと電流i1が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、次第にグランド端子の電位から上昇する。
次に、維持期間におけるタイミングT20では、トランジスタスイッチS1がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS3がオフからオンに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、維持クランプ回路112の電源端子VSから、トランジスタスイッチS3→接続点J2→トランジスタスイッチS6→接続点J3→接続点J4→ダイオードD11→接続点J5を介して、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極端子へと電流i11が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、急峻に電源端子VSの電位へと上昇する。
次に、維持期間におけるタイミングT21では、トランジスタスイッチS2がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS3がオンからオフに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極から、接続点J5→接続点J6→トランジスタスイッチS22→接続点J4→接続点J3→トランジスタスイッチS6→接続点J2→コイルL1→接続点J1→トランジスタスイッチS2を介して、回収回路111のコンデンサC1へと電流i4が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、電源端子VSの電位から次第に低下する。
次に、維持期間において、タイミングT22では、トランジスタスイッチS2がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS4がオフからオンに切り替わる。
これにより、Y電極駆動回路110においては、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極から、接続点J5→接続点J6→トランジスタスイッチS22→接続点J4→接続点J3→トランジスタスイッチS6→接続点J2→トランジスタスイッチS5→トランジスタスイッチS4を介して、グランド端子G1へと電流i6が流れる状態となる。
このため、Y電極駆動回路110からプラズマディスプレイパネルCpの走査電極に印加される電圧の電位は、急峻にグランドの電位へと低下する。
次に、維持期間におけるタイミングT23では、トランジスタスイッチS13がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS14がオフからオンに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、コンデンサC2から、トランジスタスイッチS14→接続点J7→コイルL2→接続点J8→接続点J9を介して、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子へと電流i7が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、グランドの電位から次第に上昇する。
次に、維持期間におけるタイミングT24では、トランジスタスイッチS12がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS14がオンからオフに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、電源端子VSから、トランジスタスイッチS12→接続点J8→接続点J9を介して、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子へと電流i8が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、急峻に電源端子VSの電位に上昇する。
次に、維持期間におけるタイミングT25では、トランジスタスイッチS12がオンからオフに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS14がオフからオンに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子から、接続点J9→接続点J8→コイルL2→接続点J7→ダイオードD4→トランジスタスイッチS15を介して、コンデンサC2へと電流i9が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、電源端子VSの電位から次第に低下する。
次に、維持期間におけるタイミングT26では、トランジスタスイッチS13がオフからオンに切り替わる一方で、トランジスタスイッチS15がオンからオフに切り替わる。
これにより、X電極駆動回路120においては、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極端子から、接続点J9→接続点J8→トランジスタスイッチS11→トランジスタスイッチS13を介して、グランド端子G2へと電流i10が流れる状態となる。
このため、X電極駆動回路120からプラズマディスプレイパネルCpの共通電極に印加される電圧の電位は、急峻にグランド端子の電位に低下する。
以後は、タイミングT18〜T26の動作を維持放電パルス数に応じた回数だけ繰り返し行った後、再び第1リセット期間の動作からの繰り返しとなる。
ここで、駆動回路100の各構成要素のうち、トランジスタスイッチS5は、維持クランプ回路112のグランド端子G1からリセット回路113の電源端子VW(負電位)へと電流が流れてしまうことを阻止するためのカットスイッチとして機能する。
同様に、駆動回路100トランジスタスイッチS6は、高電位の電源端子VPから低電位の電源端子VSへと電流が流れてしまうことを阻止するためのカットスイッチとして機能する。
同様に、トランジスタスイッチS11は、維持クランプ回路122のグランド端子からリセット性向上回路124の電源端子VRST(負電位)へと電流が流れてしまうことを阻止するためのカットスイッチとして機能する。
このうち、トランジスタスイッチS5は、図1に示す従来技術では接続点J2と接続点J3との間に設けられていたが、実施例1では、図4に示すように、接続点J2とトランジスタスイッチS4との間に設けられている。
すなわち、実施例1の場合、トランジスタスイッチ(第1の電流遮断素子)S5は、維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)112において、当該維持クランプ回路112の電源端子(第1の電源端子)VSから走査電極への電圧の印加の際と、回収回路(第1の回収回路)111から走査電極への電圧の印加の際と、走査電極から回収回路111への電圧の回収の際に、それぞれ電流i11、i1、i4の経路となる部位(接続点J2と接続点J3との間)を避けて、配設されている。
このため、実施例1の場合、トランジスタスイッチS5には電流i11、i1、i4が流れることがなく、その分だけ、図1に示す従来技術と比べて電力損失を低減することができる。
また、トランジスタスイッチS11は、図1に示す従来技術では接続点J9と接続点J8との間に設けられていたが、実施例1では、図4に示すように、接続点J8とトランジスタスイッチS13との間に設けられている。
すなわち、実施例1の場合、トランジスタスイッチ(第3の電流遮断素子)S11は、維持クランプ回路(第2の維持クランプ回路)122において、当該維持クランプ回路112の電源端子(第4の電源端子)VSから共通電極への電圧の印加の際と、回収回路(第2の回収回路)121から共通電極への電圧の印加の際と、共通電極から回収回路121への電圧の回収の際に、それぞれ電流i8、i7、i9の経路となる部位(接続点J9と接続点J8との間)を避けて、配設されている。
このため、実施例1の場合、トランジスタスイッチS11には電流i8、i7、i9が流れることがなく、その分だけ、図1に示す従来技術と比べて電力損失を低減することができる。
以上のような実施例1によれば、駆動回路100は、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極に駆動電圧を印加するY電極駆動回路(走査電極駆動回路部)110を備え、Y電極駆動回路110は、走査電極に維持放電パルスを印加する維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)112と、走査電極にリセットパルスを印加するリセット回路113と、を備え、維持クランプ回路112は、グランド電位よりも高電位の電源端子(第1の電源端子)VSと、該電源端子VSを走査電極に接続可能とさせるトランジスタスイッチ(第1のスイッチング素子)S3と、グランド電位のグランド端子(第1のグランド端子)G1と、該グランド端子G1を走査電極に接続可能とさせるトランジスタスイッチ(第2のスイッチング素子)S4と、を備え、リセット回路113は、グランド電位よりも低電位の電源端子(第2の電源端子)VWと、該電源端子VWを走査電極に接続可能とさせるトランジスタスイッチ(第3のスイッチング素子)S8と、を備え、維持クランプ回路112は、グランド端子G1からリセット回路113の電源端子VWに電流が流れてしまうことを防止するためのトランジスタスイッチ(第1の電流遮断素子)S5を備え、トランジスタスイッチS5は、維持クランプ回路110において、当該維持クランプ回路110の電源端子VSから走査電極への電圧の印加の際の電流i11の経路となる部位を避けて、配設されているので、トランジスタスイッチS5に電流i11が流れることがない。よって、トランジスタスイッチS5に電流が流れることによる電力損失を低減させることが可能となる。
また、駆動回路100は、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極に駆動電圧を印加するX電極駆動回路(共通電極駆動回路部)120を備え、X電極駆動回路120は、共通電極に維持放電パルスを印加する維持クランプ回路(第2の維持クランプ回路)122と、リセット性を向上させるためのパルスを共通電極に印加するリセット性向上回路124と、を備え、維持クランプ回路122は、グランド電位よりも高電位の電源端子(第4の電源端子)VSと、該電源端子VSを共通電極に接続可能とさせるトランジスタスイッチ(第5のスイッチング素子)S12と、グランド電位のグランド端子(第2のグランド端子)G2と、該グランド端子G2を共通電極に接続可能とさせるトランジスタスイッチ(第6のスイッチング素子)S13と、を備え、リセット性向上回路124は、グランド電位よりも低電位の電源端子(第5の電源端子)VRSTと、該電源端子VRSTを共通電極に接続可能とさせるトランジスタスイッチ(第7のスイッチング素子)S10と、を備え、維持クランプ回路122は、グランド端子G2からリセット性向上回路124の電源端子VRSTに電流が流れてしまうことを防止するためのトランジスタスイッチ(第3の電流遮断素子)S11を備え、トランジスタスイッチS11は、維持クランプ回路122において、当該維持クランプ回路122の電源端子VSから共通電極への電圧の印加の際の電流i8の経路となる部位を避けて、配設されているので、トランジスタスイッチS11に電流i8が流れることがない。よって、トランジスタスイッチS11に電流が流れることによる電力損失を低減させることが可能となる。
図5は実施例2に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路200を示す回路図である。
実施例2に係る駆動回路200は、以下に説明する点でのみ、上記の実施例1に係る駆動回路100と相違し、その他の点では駆動回路100と同様に構成されているため、駆動回路200の各構成要素のうち、駆動回路100におけるのと同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5に示すように、駆動回路200は、駆動回路100(図4)における維持クランプ回路112に代えて、維持クランプ回路212を備えている点でのみ、駆動回路100と相違する。
すなわち、実施例2の場合、維持クランプ回路212のトランジスタスイッチS6は、そのソース端子が接続点J2を介さずにトランジスタスイッチS3のソース端子に接続され、そのドレイン端子が接続点J2に接続されている。
つまり、実施例2の場合、トランジスタスイッチ(第2の電流遮断素子)S6は、維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)112において、走査電極を当該維持クランプ回路112のグランド端子G1に接続した際と、回収回路(第1の回収回路)111から走査電極への電圧の印加の際と、走査電極から回収回路111への電圧の回収の際に、それぞれ電流i6、i1、i4の経路となる部位を避けて、配設されている。
このため、実施例2の場合、トランジスタスイッチS6には電流i6、i1、i4が流れることがなく、その分だけ、実施例1と比べて電力損失を低減することができる。
以上のような実施例2によれば、実施例1と同様の効果が得られるのに加えて、駆動回路200は、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極に駆動電圧を印加するY電極駆動回路(走査電極駆動回路部)110を備え、Y電極駆動回路110は、走査電極に維持放電パルスを印加する維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)112と、走査電極にリセットパルスを印加するリセット回路113と、を備え、維持クランプ回路112は、電源端子(第1の電源端子)VSと、該電源端子VSを走査電極に接続可能とさせるトランジスタスイッチ(第1のスイッチング素子)S3と、を備え、リセット回路113は、維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)112の電源端子VSよりも高電位の電源端子(第3の電源端子)VPと、該電源端子VPを走査電極に接続可能とさせるトランジスタスイッチ(第4のスイッチング素子)S7と、を備え、維持クランプ回路112は、リセット回路113の電源端子VPから電源端子VSに電流が流れてしまうことを防止するためのトランジスタスイッチ(第2の電流遮断素子)S6を備え、トランジスタスイッチS6は、維持クランプ回路112において、走査電極を当該維持クランプ回路112のグランド端子G1に接続した際に電流の経路となる部位を避けて、配設されているので、トランジスタスイッチS6に電流i6が流れることがない。よって、トランジスタスイッチS6に電流が流れることによる電力損失を低減させることが可能となる。
図6は実施例3に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路300を示す回路図である。
実施例3に係る駆動回路300は、以下に説明する点でのみ、上記の実施例2に係る駆動回路200と相違し、その他の点では駆動回路200と同様に構成されているため、駆動回路300の各構成要素のうち、駆動回路200におけるのと同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すように、駆動回路300は、駆動回路200(図5)における維持クランプ回路212に代えて、維持クランプ回路312を備えている点でのみ、駆動回路200と相違する。
実施例3の場合、維持クランプ回路312のトランジスタスイッチS3のソース端子と接続点J2との間には、トランジスタスイッチS6の代わりにダイオード(第2の電流遮断素子)D5が接続されている。
すなわち、維持クランプ回路312のトランジスタスイッチS3のソース端子は、ダイオードD5のアノード端子に接続され、該ダイオードD5のカソード端子は、接続点J2に接続されている。
ダイオードD5は、実施例2におけるトランジスタスイッチS6と同様に、電源端子VPから電源端子VSへと電流が流れてしまうのを防止する機能を有する。
以上のような実施例3によれば、実施例2と同様の効果が得られる。
図7は実施例4に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路400を示す回路図である。
実施例4に係る駆動回路400は、以下に説明する点でのみ、上記の実施例2に係る駆動回路200と相違し、その他の点では駆動回路200と同様に構成されているため、駆動回路400の各構成要素のうち、駆動回路200におけるのと同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7に示すように、駆動回路400は、駆動回路200(図5)における維持クランプ回路212に代えて、維持クランプ回路412を備えている点でのみ、駆動回路200と相違する。
実施例4の場合、維持クランプ回路412の接続点J2とトランジスタスイッチS4のドレイン端子との間には、トランジスタスイッチS5の代わりにダイオード(第1の電流遮断素子)D6が接続されている。
すなわち、維持クランプ回路412の接続点J2はダイオードD6のアノード端子に接続され、該ダイオードD6のカソード端子は、トランジスタスイッチS4のドレイン端子に接続されている。
ダイオードD6は、実施例2におけるトランジスタスイッチS5と同様に、維持クランプ回路412のグランド端子から電源端子VWへと電流が流れてしまうのを防止する機能を有する。
以上のような実施例4によれば、実施例2と同様の効果が得られる。
図8は実施例5に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路500を示す回路図である。
実施例5に係る駆動回路500は、以下に説明する点でのみ、上記の実施例1に係る駆動回路100と相違し、その他の点では駆動回路100と同様に構成されているため、駆動回路500の各構成要素のうち、駆動回路100におけるのと同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8に示すように、駆動回路500は、駆動回路100(図4)における維持クランプ回路112に代えて、維持クランプ回路512を備えている点でのみ、駆動回路100と相違する。
実施例5の場合、維持クランプ回路512は、トランジスタスイッチS6を備えておらず、トランジスタスイッチS3のソース端子は接続点J2に接続されている。
なお、実施例5の場合、電源端子VPが電源端子VSよりも高電位ではなく、このため、実施例5ではトランジスタスイッチS6が不要となっている。
以上のような実施例5によれば、トランジスタスイッチS6を備えていない点の他は、実施例1と同様であり、実施例1と同様の効果が得られる。
図9は実施例6に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路600を示す回路図である。
実施例6に係る駆動回路600は、以下に説明する点でのみ、上記の実施例1に係る駆動回路100と相違し、その他の点では駆動回路100と同様に構成されているため、駆動回路600の各構成要素のうち、駆動回路100におけるのと同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9に示すように、駆動回路600は、駆動回路100(図4)における維持クランプ回路112に代えて、維持クランプ回路612を備えている点でのみ、駆動回路100と相違する。
すなわち、実施例6の場合、維持クランプ回路612のトランジスタスイッチS6は、そのソース端子が接続点J2を介さずにトランジスタスイッチS3のソース端子に接続され、そのドレイン端子が接続点J2に接続されている。
また、維持クランプ回路612のトランジスタスイッチS4のドレイン端子は、トランジスタスイッチS5を介さずに接続点J2に接続されている。
更に、維持クランプ回路212のトランジスタスイッチS5は、そのドレイン端子が接続点J2に、ソース端子が接続点J3に、それぞれ接続されている。
つまり、実施例6の場合、トランジスタスイッチ(第2の電流遮断素子)S6は、維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)112において、走査電極を当該維持クランプ回路112のグランド端子G1に接続した際と、回収回路(第1の回収回路)111から走査電極への電圧の印加の際と、走査電極から回収回路111への電圧の回収の際に、それぞれ電流i6、i1、i4の経路となる部位を避けて、配設されている。
このため、実施例6の場合、トランジスタスイッチS6には電流i6、i1、i4が流れることがなく、その分だけ、実施例1と比べて電力損失を低減することができる。
ただし、実施例6の場合、トランジスタスイッチS5の配置は図1に示した従来技術と同様であるため、その点については実施例1よりも電力損失が多くなる。
以上のような実施例6によれば、駆動回路600は、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極に駆動電圧を印加するY電極駆動回路(走査電極駆動回路部)110を備え、Y電極駆動回路110は、走査電極に維持放電パルスを印加する維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)112と、走査電極にリセットパルスを印加するリセット回路113と、を備え、維持クランプ回路112は、電源端子(第1の電源端子)VSと、該電源端子VSを走査電極に接続可能とさせるトランジスタスイッチ(第1のスイッチング素子)S3と、を備え、リセット回路113は、維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)112の電源端子VSよりも高電位の電源端子(第3の電源端子)VPと、該電源端子VPを走査電極に接続可能とさせるトランジスタスイッチ(第4のスイッチング素子)S7と、を備え、維持クランプ回路112は、リセット回路113の電源端子VPから電源端子VSに電流が流れてしまうことを防止するためのトランジスタスイッチ(第2の電流遮断素子)S6を備え、トランジスタスイッチS6は、維持クランプ回路112において、走査電極を当該維持クランプ回路112のグランド端子G1に接続した際に電流の経路となる部位を避けて、配設されているので、トランジスタスイッチS6に電流i6が流れることがない。よって、トランジスタスイッチS6に電流が流れることによる電力損失を低減させることが可能となる。
図10は実施例7に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路700を示す回路図である。
実施例7に係る駆動回路700は、以下に説明する点でのみ、上記の実施例2に係る駆動回路200と相違し、その他の点では駆動回路200と同様に構成されているため、駆動回路700の各構成要素のうち、駆動回路200におけるのと同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10に示すように、駆動回路700は、駆動回路200(図5)における維持クランプ回路212に代えて、維持クランプ回路712を備えている点でのみ、駆動回路200と相違する。
実施例7の場合、維持クランプ回路712は、図5に示す維持クランプ回路212からトランジスタスイッチS5を削除した構成をなしている。
すなわち、図10に示すように、維持クランプ回路712のトランジスタスイッチS4のドレイン端子は、接続点J2に接続されている。
なお、本実施例の場合、電源端子VWの電位は、維持クランプ回路712のグランド端子G1の電位以上の値に設定されているため、トランジスタスイッチS5が不要となっている。
以上のような実施例7によれば、駆動回路700は、プラズマディスプレイパネルCpの走査電極に駆動電圧を印加するY電極駆動回路(走査電極駆動回路部)110を備え、Y電極駆動回路110は、走査電極に維持放電パルスを印加する維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)112と、走査電極にリセットパルスを印加するリセット回路113と、を備え、維持クランプ回路112は、電源端子(第1の電源端子)VSと、該電源端子VSを走査電極に接続可能とさせるトランジスタスイッチ(第1のスイッチング素子)S3と、を備え、リセット回路113は、維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)112の電源端子VSよりも高電位の電源端子(第3の電源端子)VPと、該電源端子VPを走査電極に接続可能とさせるトランジスタスイッチ(第4のスイッチング素子)S7と、を備え、維持クランプ回路112は、リセット回路113の電源端子VPから電源端子VSに電流が流れてしまうことを防止するためのトランジスタスイッチ(第2の電流遮断素子)S6を備え、トランジスタスイッチS6は、維持クランプ回路112において、走査電極を当該維持クランプ回路112のグランド端子G1に接続した際に電流の経路となる部位を避けて、配設されているので、トランジスタスイッチS6に電流i6が流れることがない。よって、トランジスタスイッチS6に電流が流れることによる電力損失を低減させることが可能となる。
図11は実施例8に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路800を示す回路図である。
実施例8に係る駆動回路800は、以下に説明する点でのみ、上記の実施例1に係る駆動回路100と相違し、その他の点では駆動回路100と同様に構成されているため、駆動回路800の各構成要素のうち、駆動回路100におけるのと同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図11に示すように、駆動回路800は、駆動回路100(図4)における維持クランプ回路122に代えて、維持クランプ回路822を備えている点でのみ、駆動回路100と相違する。
実施例8の場合、維持クランプ回路822のトランジスタスイッチS11は、接続点8とトランジスタスイッチS12との間に接続されている。
すなわち、トランジスタスイッチS12のソース端子は、トランジスタスイッチS11のソース端子に接続され、該トランジスタスイッチS11のドレイン端子は接続点J8に接続されている。
また、トランジスタスイッチS13のドレイン端子は接続点J8に接続されている。
実施例8の場合、トランジスタスイッチ(第3の電流遮断素子)S11は、副走査電圧印加回路123の電源端子(第5の電源端子)VSWから維持クランプ回路822の電源端子(第4の電源端子)VSに電流が流れてしまうことを防止する機能を有する。
また、実施例8の場合、このトランジスタスイッチ(第3の電流遮断素子)S11は、維持クランプ回路(第2の維持クランプ回路)822において、共通電極を当該維持クランプ回路822のグランド端子G2に接続した際に電流i10の経路となる部位を避けて、配設されている。
なお、上記の実施例8では、Y電極駆動回路110の構造が上記の実施例1と同様である例を示したが、Y電極駆動回路110の構造は、上記の実施例2乃至7の何れの構造であっても良い。
以上のような実施例8によれば、プラズマディスプレイパネルCpの共通電極に駆動電圧を印加するX電極駆動回路(共通電極駆動回路部)120を備え、X電極駆動回路120は、共通電極に維持放電パルスを印加する維持クランプ回路(第2の維持クランプ回路)822と、共通電極に副走査電圧を印加する副走査電圧印加回路123と、を備え、維持クランプ回路822は、グランド電位よりも高電位の電源端子(第4の電源端子)VSと、該電源端子VSを共通電極に接続可能とさせるトランジスタスイッチ(第5のスイッチング素子)S12と、グランド電位のグランド端子(第2のグランド端子)G2と、該グランド端子G2を共通電極に接続可能とさせるトランジスタスイッチ(第6のスイッチング素子)S13と、を備え、副走査電圧印加回路123は、電源端子VSよりも高電位の電源端子(第5の電源端子)VSWと、該電源端子VSWを共通電極に接続可能とさせるトランジスタスイッチ(第6のスイッチング素子)S9と、を備え、維持クランプ回路822は、副走査電圧印加回路123の電源端子VSWから当該維持クランプ回路822の電源端子VSに電流が流れてしまうことを防止するためのトランジスタスイッチ(第3の電流遮断素子)S11を備え、トランジスタスイッチS11は、維持クランプ回路822において、共通電極を維持クランプ回路822のグランド端子G2に接続した際に電流i10の経路となる部位を避けて、配設されているので、トランジスタスイッチS11に電流i10が流れることがない。よって、トランジスタスイッチS11に電流が流れることによる電力損失を低減させることが可能となる。
なお、上記の各実施例では、第3の電流遮断素子としてトランジスタスイッチS11(スイッチング素子)を例示したが、第3の電流遮断素子をダイオードにより構成しても良い。
また、実施例3を除いては第2の電流遮断素子としてトランジスタスイッチS6(スイッチング素子)を例示したが、実施例3以外でも第2の電流遮断素子をダイオードにより構成しても良い。
また、実施例4を除いては第1の電流遮断素子としてトランジスタスイッチS5(スイッチング素子)を例示したが、実施例4以外でも第1の電流遮断素子をダイオードにより構成しても良い。
なお、上記の各実施例では、各トランジスタスイッチS1〜S15、S21、S22が、それぞれn型のMOSFETである例を示したが、各トランジスタスイッチS1〜S15、S21、S22には、その他のトランジスタスイッチを用いても良いし、或いは、トランジスタスイッチ以外のスイッチを用いても良い。
従来のプラズマディスプレイパネルの駆動回路を示す回路図である。 プラズマディスプレイパネルの駆動波形を示すタイムチャートである。 従来のプラズマディスプレイパネルの駆動回路を示す回路図である。 実施例1に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路を示す回路図である。 実施例2に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路を示す回路図である。 実施例3に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路を示す回路図である。 実施例4に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路を示す回路図である。 実施例5に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路を示す回路図である。 実施例6に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路を示す回路図である。 実施例7に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路を示す回路図である。 実施例8に係るプラズマディスプレイパネルの駆動回路を示す回路図である。
符号の説明
100 プラズマディスプレイパネルの駆動回路
Cp プラズマディスプレイパネル
110 Y電極駆動回路(走査電極駆動回路部)
120 X電極駆動回路(共通電極駆動回路部)
111 回収回路(第1の回収回路)
112 維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)
VS 電源端子(第1の電源端子、第4の電源端子)
S3 トランジスタスイッチ(第1のスイッチング素子)
G1 グランド端子(第1のグランド端子)
S4 トランジスタスイッチ(第2のスイッチング素子)
113 リセット回路
VW 電源端子(第2の電源端子)
S8 トランジスタスイッチ(第3のスイッチング素子)
S5 トランジスタスイッチ((スイッチング素子からなる)第1の電流遮断素子)
124 リセット性向上回路
122 維持クランプ回路(第2の維持クランプ回路)
S12 トランジスタスイッチ(第5のスイッチング素子)
G2 グランド端子(第2のグランド端子)
S13 トランジスタスイッチ(第6のスイッチング素子)
VRST 電源端子(第5の電源端子)
S10 トランジスタスイッチ(第7のスイッチング素子)
S11 トランジスタスイッチ((スイッチング素子から成る)第3の電流遮断素子))
200 プラズマディスプレイパネルの駆動回路
212 維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)
VP 電源端子(第3の電源端子)
S7 トランジスタスイッチ(第4のスイッチング素子)
S6 トランジスタスイッチ((スイッチング素子からなる)第2の電流遮断素子)
300 プラズマディスプレイパネルの駆動回路
312 維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)
D5 ダイオード(第2の電流遮断素子)
400 プラズマディスプレイパネルの駆動回路
412 維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)
D6 ダイオード(第1の電流遮断素子)
500 プラズマディスプレイパネルの駆動回路
512 維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)
600 プラズマディスプレイパネルの駆動回路
612 維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)
700 プラズマディスプレイパネルの駆動回路
712 維持クランプ回路(第1の維持クランプ回路)
800 プラズマディスプレイパネルの駆動回路
822 維持クランプ回路(第2の維持クランプ回路)

Claims (16)

  1. プラズマディスプレイパネルの走査電極に駆動電圧を印加する走査電極駆動回路部を備え、
    前記走査電極駆動回路部は、前記走査電極に維持放電パルスを印加する第1の維持クランプ回路と、前記走査電極にリセットパルスを印加するリセット回路と、を備え、
    前記第1の維持クランプ回路は、グランド電位よりも高電位の第1の電源端子と、該第1の電源端子を前記走査電極に接続可能とさせる第1のスイッチング素子と、グランド電位の第1のグランド端子と、該第1のグランド端子を前記走査電極に接続可能とさせる第2のスイッチング素子と、を備え、
    前記リセット回路は、グランド電位よりも低電位の第2の電源端子と、該第2の電源端子を前記走査電極に接続可能とさせる第3のスイッチング素子と、を備え、
    前記第1の維持クランプ回路は、前記第1のグランド端子から前記リセット回路の前記第2の電源端子に電流が流れてしまうことを防止するための第1の電流遮断素子を備え、
    前記第1の電流遮断素子は、前記第1の維持クランプ回路において、当該第1の維持クランプ回路の前記第1の電源端子から前記走査電極への電圧の印加の際に電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  2. 前記第1の電流遮断素子は、スイッチング素子からなることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  3. 前記第1の電流遮断素子は、ダイオードからなることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  4. 前記走査電極駆動回路部は、前記走査電極に対する電圧の印加及び該走査電極からの電圧の回収を行う第1の回収回路を更に備え、
    前記第1の電流遮断素子は、前記第1の維持クランプ回路において、前記第1の回収回路から前記走査電極への電圧の印加の際と、前記走査電極から前記第1の回収回路への電圧の回収の際に、それぞれ電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  5. 前記リセット回路は、前記第1の維持クランプ回路の前記第1の電源端子よりも高電位の第3の電源端子と、該第3の電源端子を前記走査電極に接続可能とさせる第4のスイッチング素子と、を備え、
    前記第1の維持クランプ回路は、前記リセット回路の前記第3の電源端子から前記第1の電源端子に電流が流れてしまうことを防止するための第2の電流遮断素子を備え、
    前記第2の電流遮断素子は、前記第1の維持クランプ回路において、前記走査電極を当該第1の維持クランプ回路の前記第1のグランド端子に接続した際に電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  6. 前記リセット回路は、前記第1の維持クランプ回路の前記第1の電源端子よりも高電位の第3の電源端子と、該第3の電源端子を前記走査電極に接続可能とさせる第4のスイッチング素子と、を備え、
    前記第1の維持クランプ回路は、前記リセット回路の前記第3の電源端子から前記第1の電源端子に電流が流れてしまうことを防止するための第2の電流遮断素子を備え、
    前記第2の電流遮断素子は、前記第1の維持クランプ回路において、前記第1の回収回路から前記走査電極への電圧の印加の際と、前記走査電極から前記第1の回収回路への電圧の回収の際と、前記走査電極を当該第1の維持クランプ回路の前記第1のグランド端子に接続した際に、それぞれ電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴とする請求項4に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  7. プラズマディスプレイパネルの走査電極に駆動電圧を印加する走査電極駆動回路部を備え、
    前記走査電極駆動回路部は、前記走査電極に維持放電パルスを印加する第1の維持クランプ回路と、前記走査電極にリセットパルスを印加するリセット回路と、を備え、
    前記第1の維持クランプ回路は、第1の電源端子と、該第1の電源端子を前記走査電極に接続可能とさせる第1のスイッチング素子と、を備え、
    前記リセット回路は、前記第1の維持クランプ回路の前記第1の電源端子よりも高電位の第3の電源端子と、該第3の電源端子を前記走査電極に接続可能とさせる第4のスイッチング素子と、を備え、
    前記第1の維持クランプ回路は、前記リセット回路の前記第3の電源端子から前記第1の電源端子に電流が流れてしまうことを防止するための第2の電流遮断素子を備え、
    前記第2の電流遮断素子は、前記第1の維持クランプ回路において、前記走査電極を当該第1の維持クランプ回路の前記第1のグランド端子に接続した際に電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  8. 前記走査電極駆動回路部は、前記走査電極に対する電圧の印加及び該走査電極からの電圧の回収を行う第1の回収回路を更に備え、
    前記第2の電流遮断素子は、前記第1の維持クランプ回路において、前記第1の回収回路から前記走査電極への電圧の印加の際と、前記走査電極から前記第1の回収回路への電圧の回収の際に、それぞれ電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴とする請求項7に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  9. 前記第2の電流遮断素子は、スイッチング素子からなることを特徴とする請求項5乃至8の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  10. 前記第2の電流遮断素子は、ダイオードからなることを特徴とする請求項5乃至8の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  11. プラズマディスプレイパネルの共通電極に駆動電圧を印加する共通電極駆動回路部を備え、
    前記共通電極駆動回路部は、前記共通電極に維持放電パルスを印加する第2の維持クランプ回路と、リセット性を向上させるためのパルスを前記共通電極に印加するリセット性向上回路と、を備え、
    前記第2の維持クランプ回路は、グランド電位よりも高電位の第4の電源端子と、該第4の電源端子を前記共通電極に接続可能とさせる第5のスイッチング素子と、グランド電位の第2のグランド端子と、該第2のグランド端子を前記共通電極に接続可能とさせる第6のスイッチング素子と、を備え、
    前記リセット性向上回路は、グランド電位よりも低電位の第5の電源端子と、該第5の電源端子を前記共通電極に接続可能とさせる第7のスイッチング素子と、を備え、
    前記第2の維持クランプ回路は、前記第2のグランド端子から前記リセット性向上回路の前記第5の電源端子に電流が流れてしまうことを防止するための第3の電流遮断素子を備え、
    前記第3の電流遮断素子は、前記第2の維持クランプ回路において、当該第2の維持クランプ回路の前記第4の電源端子から前記共通電極への電圧の印加の際に電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  12. プラズマディスプレイパネルの共通電極に駆動電圧を印加する共通電極駆動回路部を備え、
    前記共通電極駆動回路部は、前記共通電極に維持放電パルスを印加する第2の維持クランプ回路と、前記共通電極に副走査電圧を印加する副走査電圧印加回路と、を備え、
    前記第2の維持クランプ回路は、グランド電位よりも高電位の第4の電源端子と、該第4の電源端子を前記共通電極に接続可能とさせる第5のスイッチング素子と、グランド電位の第2のグランド端子と、該第2のグランド端子を前記共通電極に接続可能とさせる第6のスイッチング素子と、を備え、
    前記副走査電圧印加回路は、前記第4の電源端子よりも高電位の第5の電源端子と、該第5の電源端子を前記共通電極に接続可能とさせる第6のスイッチング素子と、を備え、
    前記第2の維持クランプ回路は、前記副走査電圧印加回路の前記第5の電源端子から当該第2の維持クランプ回路の前記第4の電源端子に電流が流れてしまうことを防止するための第3の電流遮断素子を備え、
    前記第3の電流遮断素子は、前記第2の維持クランプ回路において、前記共通電極を当該第2の維持クランプ回路の前記第2のグランド端子に接続した際に電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  13. 前記共通電極駆動回路部は、前記共通電極に対する電圧の印加及び該走査電極からの電圧の回収を行う第2の回収回路を更に備え、
    前記第3の電流遮断素子は、前記第2の維持クランプ回路において、前記第2の回収回路から前記共通電極への電圧の印加の際と、該共通電極から前記第2の回収回路への電圧の回収の際に、電流の経路となる部位を避けて、配設されていることを特徴とする請求項11又は12に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  14. 前記第3の電流遮断素子は、スイッチング素子からなることを特徴とする請求項11乃至13の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  15. 前記第3の電流遮断素子は、ダイオードからなることを特徴とする請求項11乃至13の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  16. 請求項1乃至10の何れか一項に記載の駆動回路における前記走査電極駆動回路部と、請求項11乃至15の何れか一項に記載の駆動回路における前記共通電極駆動回路部と、を備えることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動回路。

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