JPH08314406A - 気体放電型表示装置の駆動装置 - Google Patents

気体放電型表示装置の駆動装置

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Publication number
JPH08314406A
JPH08314406A JP7118660A JP11866095A JPH08314406A JP H08314406 A JPH08314406 A JP H08314406A JP 7118660 A JP7118660 A JP 7118660A JP 11866095 A JP11866095 A JP 11866095A JP H08314406 A JPH08314406 A JP H08314406A
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JP
Japan
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period
field effect
pulse voltage
semiconductor switch
type field
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Pending
Application number
JP7118660A
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English (en)
Inventor
Koji Ito
幸治 伊藤
Hajime Mae
肇 前
Yasushi Matsui
靖 松井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 気体放電型表示装置の駆動装置のコストダウ
ンと省電力化を図る。 【構成】 各陰極K1 〜KN と共通ラインX0 との間に
半導体スイッチ61 〜6 N を接続し、共通ラインX0
半導体スイッチFP ,FN からなるプッシュプル回路1
で駆動し、共通ラインX0 に電力回収回路4を接続す
る。各陰極K1 〜K N に対して駆動周期TP の最後の短
い期間のみ半導体スイッチFP をオンにし、駆動周期T
P 内の半導体スイッチFP のオフ期間に半導体スイッチ
N を2回オンにする。走査パルス電圧を印加するとき
は、半導体スイッチFN の先のオン期間に半導体スイッ
チ61 〜6N をオンにし、維持パルス電圧を印加すると
きは、半導体スイッチFN の後のオン期間およびその前
後のオフ期間に半導体スイッチ61 〜6N をオンにし、
半導体スイッチFP がオフでかつ半導体スイッチFN
オフの期間に電力回収回路4に電力回収動作を行わせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はテレビジョン受像機お
よび広告表示盤等の画像表示に用いる気体放電型表示装
置(直流パルスメモリ型プラズマディスプレイパネル)
の陰極を駆動するための気体放電型表示装置の駆動装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例として、この種の気体放電型表示
装置の電極配置構成図を図4に示す。この気体放電型表
示装置、いわゆる直流パルスメモリ型プラズマディスプ
レイパネルは、図4に示すように、列方向には、L列の
補助陽極H1 〜HL が配置されるとともに、これらの補
助陽極H1 〜HL をそれぞれ両側からはさむようにM列
の陽極A1 〜AM が配置され、これらに直交対向して行
方向には、1本の予放電陰極RおよびN行の陰極K1
N が配置されている。
【0003】この図4の構成においては、補助陽極H1
〜HL および陽極A1 〜AM と予放電陰極Rおよび陰極
1 〜KN との間の交点部で放電が起きるようになされ
ており、補助陽極H1 〜HL と予放電陰極R間の放電
は、補助陽極H1 〜HL と陰極K1 ,K2 ,…,KN
の間に次々と続く放電が起こりやすくするように働き、
また補助陽極H1 〜HL と陰極K1 ,K2 ,…,KN
の間の放電は、陽極A1〜AM と陰極K1 ,K2 ,…,
N との間の放電を起動しやすくするための補助放電と
して働く。
【0004】つぎに、この気体放電型表示装置の駆動装
置の駆動パルス電圧のタイミングを図5に示す。この図
を用いて、以下に気体放電型表示装置に一画面の表示を
行うための動作について説明する。まず、予放電陰極R
については、予放電期間t0 において、−VL (V)電
位の補助陽極H1 〜HL に正の補助パルス電圧V
H (V)が印加され、同時に−V E (V)電位の予放電
陰極Rに負の予放電パルス電圧−VE −VR (V)が印
加されると、補助陽極H1 〜HL と予放電陰極R間に予
放電が起きる。ただし、一度のパルス電圧印加ではこの
予放電が起きにくいので、図5に示すように、複数回の
補助パルス電圧VH (V)および予放電パルス電圧−V
E −VR (V)が印加される。
【0005】つぎに、陰極K1 については、書き込み期
間t1 において、補助陽極H1 〜H L に正の補助パルス
電圧VH (V)が印加され、0(V)電位の陽極A1
Mの内の書き込みセル$1 (図示せず)に対応する陽
極A$1(図示せず)に正の書き込みパルス電圧V
A (V)が印加され、−VE (V)電位の陰極K1 に負
の走査パルス電圧−VE −VK (V)が印加されると、
補助陽極H1 〜HL と予放電陰極R間の予放電の残留電
荷のために、まず補助陽極H1 〜HL と陰極K1 との間
の補助放電が先行し、この補助放電に励起されて書き込
みセル$1 (図示せず)に対応する陽極A$1(図示せ
ず)と陰極K1 との間で書き込み放電が起きる。
【0006】つぎに、陽極A$1が0(V)電位の陰極K
1 についての維持期間t4 に、陰極K1 に負の維持パル
ス電圧−VE −VK (V)が印加されると、陽極A
$1(図示せず)と陰極K1 との間には、0−(−VE
−(−VK )=VE +VK (V)の電圧が加わり、この
電圧が放電維持電圧を超えるように設定されているの
で、書き込み放電の残留電荷のために、陽極A$1(図示
せず)と陰極K1 との間に、維持放電が起きる。この維
持放電は、同様にして維持期間t6 ,t8 ,…,tK
繰り返され、断続的ではあるが持続される。
【0007】そして、陰極K1 への負の維持パルス電圧
−VE −VK (V)の印加を停止すると、この維持放電
は消去される。補助陽極H1 〜HL の電位を−V
L (V)としているのは、維持期間t4 ,t6 ,t8
…,tK において、補助陽極H1 〜HL と陰極K1 との
間に誤放電を起こさないようにするためであり、この
時、補助陽極H1 〜HL と陰極K1 間の電圧−VL
(−VE )−(−VK )=VE +VK −VL (V)が放
電維持電圧を超えないように−VL (V)の値を設定し
ている。
【0008】また、陰極K2 については同様に、書き込
み期間t3 において、補助陽極H1〜HL に正の補助パ
ルス電圧VH (V)が印加され、陽極A1 〜AM の内の
書き込みセル$2 (図示せず)に対応する陽極A$2(図
示せず)に正の書き込みパルス電圧VA (V)、−VE
(V)電位の陰極K2 に負の走査パルス電圧−VE −V
K (V)が印加されると、補助陽極H1 〜HL と陰極K
1 間の補助放電の残留電荷のために、まず補助陽極H1
〜HL と陰極K2 との間の補助放電が先行し、この補助
放電に励起されて書き込みセル$2 (図示せず)に対応
する陽極A$2(図示せず)と陰極K2 との間で書き込み
放電が起きる。
【0009】つぎに、陽極A$2が0(V)電位の陰極K
2 についての維持期間t6 に、陰極K2 に負の維持パル
ス電圧−VE −VK (V)が印加されると、陽極A$2
陰極K2 との間には0−(−VE )−(−VK )=VE
+VK (V)の電圧が加わり、この電圧が放電維持電圧
を超えるように設定されているので、書き込み放電の残
留電荷のために陽極A$2(図示せず)と陰極K2 との間
に維持放電が起きる。この維持放電は、同様にして期間
8 ,t10(いずれも図示せず),…,tK+2で繰り返
され、断続的ではあるが持続される。
【0010】そして、陰極K2 への負の維持パルス電圧
−VE −VK (V)の印加を停止すると、この維持放電
は消去される。この時、前述のように、補助陽極H1
Lの電位が−VL (V)に設定されているので、維持
期間t6 ,t8 (図示せず),…,tK において、補助
陽極H1 〜HL と陰極K2 との間には誤放電を起こさな
い。
【0011】さらに、同様の動作が陰極K3 〜KN につ
いて繰り返され、一画面の表示の動作が完了する。ここ
で、この気体放電型表示装置を用いて256階調のテレ
ビジョン画像の表示の仕方を簡単に説明する。テレビジ
ョンのフィールド周期は約1/60秒であるので、前述
の一画面表示の動作において、各一画面毎に陰極K1
N に印加する維持パルス電圧の数を変え、輝度に重み
をつけて、1/60秒の時間の中に一画面の表示を8回
繰り返す動作を連続して行うことにより、28 =256
階調のテレビジョン画像表示ができる。
【0012】このときに陰極K1 〜KN に印加する走査
パルス電圧および維持パルス電圧のタイミングについて
詳しく検討する。図5の中から、例えば陰極K1 ,K2
に印加する走査パルス電圧および維持パルス電圧のタイ
ミングを拡大して図6に示す。気体放電型表示装置にお
いて、有効走査線数512本のテレビジョン画像を表示
しようとすると、図4に示す陰極の数Nは512本必要
になる。したがって図6に示すように、走査パルス電圧
を印加する走査パルス電圧サイクルの駆動周期TP (維
持パルス電圧サイクルも同じ駆動周期TP )は、1/6
0/8/512=約4μ秒となる。
【0013】また、図6に示すように、駆動周期TP
期間内に走査パルス電圧印加期間と維持パルス電圧印加
期間を設けなければならないので、書き込み放電のため
に陰極K1 ,K2 に走査パルス電圧が印加されている時
間TW と維持放電のために陰極K1 ,K2 に維持パルス
電圧が印加されている時間TS とパルス駆動回路(図示
せず)の応答時間との和の時間は4μ秒以下でなければ
ならない。試作した気体放電型表示装置では、書き込み
放電および維持放電が安定して起きる条件として、時間
W は1.6μ秒以上、時間TS は1.0μ秒以上必要
であった。したがって、この気体放電型表示装置を駆動
する気体放電型表示装置の駆動装置の応答時間はTP
W −TS =4−1.6−1.0=1.4μ秒以内であ
れば上述の条件を満たすことが分かる。
【0014】なお、従来例として気体放電型表示装置の
電極配置構成は、図4に示したものに限られることはな
く、陽極に抵抗器を付設した電極配置構成やその他各種
の気体放電型表示装置の電極配置構成においても上述の
説明が成り立つ。つぎに、上記図4の気体放電型表示装
置の陰極を駆動するための気体放電型表示装置の駆動装
置の第1の従来例を図7に示す。この気体放電型表示装
置の駆動装置は、図7に示すように、プッシュプル回路
1とN個の半導体スイッチ21 〜2N とN個のプッシュ
プル回路31 〜3N と電力回収回路4Bで構成されてい
る。
【0015】プッシュプル回路1は、ソース(一端)を
−VE (V)の高電位電源に接続したP型電界効果トラ
ンジスタFP と、ソース(一端)を−VE −VK (V)
の低電位電源に接続したN型電界効果トランジスタFN
とからなり、P型電界効果トランジスタFP のドレイン
(他端)は共通ラインXH に接続され、N型電界効果ト
ランジスタFN のドレイン(他端)は共通ラインXL
接続され、共通ラインXH ,XL を駆動するようになっ
ている。
【0016】半導体スイッチ21 〜2N はそれぞれ、ア
ノードを共通ラインXH に接続したダイオードDP1〜D
PNと、カソードを共通ラインXL に接続したダイオード
Q1〜DQNと、ダイオードDP1〜DPNのカソードにドレ
インを接続したN型電界効果トランジスタP1 〜P
N と、ダイオードDQ1〜DQNのアノードにソースを接続
するとともにN型電界効果トランジスタP1 〜PN のソ
ースにドレインを接続したN型電界効果トランジスタQ
1 〜QN と、N型電界効果トランジスタP1 〜PNのゲ
ート(制御入力)に接続したレベルシフタL1 〜L
N と、N型電界効果トランジスタQ1 〜QN のゲート
(制御入力)に接続したレベルシフタM1 〜MN とで構
成されている。
【0017】プッシュプル回路31 〜3N はそれぞれ、
ソースを−VE (V)の高電位電源に接続しドレインを
N型電界効果トランジスタP1 〜PN およびN型電界効
果トランジスタQ1 〜QN の接続点に接続したP型電界
効果トランジスタR1 〜RNと、ソースを−VE −VK
(V)の低電位電源に接続しドレインをP型電界効果ト
ランジスタR1 〜RN のドレインに接続したN型電界効
果トランジスタS1 〜SN からなり、P型電界効果トラ
ンジスタR1 〜RN およびN型電界効果トランジスタS
1 〜SN の接続点に陰極K1 〜KN を接続している。半
導体スイッチ2 1 〜2N の出力端およびプッシュプル回
路31 〜3N の出力端に陰極K1 〜KNが共通に接続さ
れている。
【0018】電力回収回路4Bは、共通ラインXH ,X
L にそれぞれ接続され、共通ラインXH ,XL から電力
を回収する。この電力回収回路4Bは、例えば図8に示
すような回路構成であり、インダクタンスLH ,LL
ダイオードDU1,DU2,N型電界効果トランジスタ
1 ,U2 ,コンデンサCからなる。ここで、インダク
タンスLH ,LL は電力回収回路の動作時間から設定
し、コンデンサCは全陰極の静電容量値に比べ十分大き
い値に設定する。
【0019】この電力回収回路4Bの動作はつぎのよう
である。定常状態において、コンデンサCには、(1/
2)VK (V)の電圧が蓄えられているので、N型電界
効果トランジスタU1 のドレインおよびN型電界効果ト
ランジスタU2 のソースは、−VE −(1/2)V
K (V)の電位になっている。また、図7のP型電界効
果トランジスタFP ,N型電界効果トランジスタFN
どちらかがオンしているときは、N型電界効果トランジ
スタU1 ,U2 はオフしている。
【0020】そして、陰極の電位を引き上げるときの動
作は、P型電界効果トランジスタF P ,N型電界効果ト
ランジスタFN の両方がオフし、陰極と共通ラインXH
が導通状態で、−VE −VK (V)にあるときに、N型
電界効果トランジスタU1 をオンにすると、コンデンサ
C,N型電界効果トランジスタU1 ,ダイオードDU1
インダクタンスLH の経路で電流が流れ、陰極の静電容
量とインダクタンスL H が共振を起こす。そして、共通
ラインXH と導通状態にある陰極の電位が、陰極の静電
容量値とインダクタンスLH の値で決まる動作時間をか
けて−VE −V K (V)から−VE (V)まで引き上げ
られる。このとき、インダクタンスLHは、共通ライン
H の電位が−VE −VK (V)から−VE −(1/
2)VK (V)まで引き上げられる間に陰極の静電容量
が持つ電力を一旦取り込み、共通ラインXH の電位が−
E −(1/2)VK (V)から−VE (V)まで引き
上げられる間にその取り込んだ電力を陰極の静電容量へ
電圧極性を反転して放出する。そして、本来はスイッチ
ング損失となる無効電力の回収動作を行う。
【0021】つぎに、陰極の電位を引き下げるときの動
作は、P型電界効果トランジスタF P ,N型電界効果ト
ランジスタFN の両方がオフし、陰極と共通ラインXL
が導通状態で−VE (V)にあるときに、N型電界効果
トランジスタU2 をオンにすると、インダクタンス
L ,ダイオードDU2,N型電界効果トランジスタ
2 ,コンデンサCの経路で電流が流れ、陰極の静電容
量とインダクタンスLL が共振を起こす。そして、共通
ラインXL と導通状態にある陰極の電位が、陰極の静電
容量値とインダクタンスLL の値で決まる動作時間をか
けて−VE (V)から−VE −VK (V)まで引き下げ
られる。このとき、インダクタンスLL は、共通ライン
L の電位が−VE (V)から−VE −(1/2)VK
(V)まで引き下げられる間に陰極の静電容量が持つ電
力を一旦取り込み、共通ラインXL の電位が−VE
(1/2)VK (V)から−VE −VK (V)まで引き
下げられる間にその取り込んだ電力を陰極の静電容量へ
電圧極性を反転して放出する。そして、本来はスイッチ
ング損失となる無効電力の回収動作を行う。
【0022】このように、陰極の静電容量成分と電力回
収回路のインダクタンスLH ,LLとを共振させること
により、気体放電型表示装置の容量性負荷に起因する無
効電力の回収を行うことができる。この回路において、
プッシュプル回路1は維持パルス電圧の発生器としての
役割を果たし、半導体スイッチ21 〜2N は維持パルス
電圧を発生するときおよび電力回収回路4Bが働く時の
スイッチとしての役割を果たし、プッシュプル回路31
〜3N は走査パルス電圧の発生器としての役割を果た
す。
【0023】また、ダイオードDP1〜DPNは、各トラン
ジスタのオン/オフの反転期間に、半導体スイッチ21
〜2N から共通ラインXH を通じて干渉し陰極K1 〜K
N の電位を変動させないようにするために必要なもので
あり、またダイオードDQ1〜DQNは、共通ラインXL
らレベルシフタL1 〜LN ,M1 〜MN を通じて逆電圧
が加わって、N型電界効果トランジスタP1 〜PN ,Q
1 〜QN が破壊しないために必要なものである。
【0024】また図中一点鎖線で囲まれた半導体スイッ
チ21 〜2N およびプッシュプル回路31 〜3N は全部
または複数個の部分に分割してIC化することができ
る。図7に示した気体放電型表示装置の駆動装置におい
て、陰極K1 に印加する走査パルス電圧および維持パル
ス電圧のタイミングを例にとって図9に示す。なお、陰
極K2 ,…,KN に印加する走査パルス電圧および維持
パルス電圧のタイミングは、図5から分かるように、陰
極K1 に印加する走査パルス電圧および維持パルス電圧
のタイミングとその位相が異なるだけである。
【0025】ここで、図7および図9を用いて、この気
体放電型表示装置の駆動装置の動作を説明する。プッシ
ュプル回路1のP型電界効果トランジスタFP およびN
型電界効果トランジスタFN は、図9に示すように、維
持パルス電圧発生のために、駆動周期TP でそれぞれ交
互にオン/オフを繰り返しプッシュプル動作を行ってい
る。また、電力回収回路4Bは、P型電界効果トランジ
スタFP およびN型電界効果トランジスタFN の両方が
オフしている期間に動作する。
【0026】まず、陰極K1 に走査パルス電圧を印加す
る走査パルス電圧サイクルの動作を説明する。プッシュ
プル回路1のP型電界効果トランジスタFP がオンする
タイミングの直前、例えば書き込み期間t1 の直前にプ
ッシュプル回路31 のP型電界効果トランジスタR1
オフし、その直後の書き込み期間t1 の初めにN型電界
効果トランジスタS1 がオンすることにより、陰極K1
の電位が−VE (V)から−VE −VK (V)に引き下
げられる。
【0027】つぎに、書き込み期間t1 の終わりにN型
電界効果トランジスタS1 がオフし、その直後に、プッ
シュプル動作によりP型電界効果トランジスタR1 がオ
ンすることにより、陰極K1 の電位が−VE −V
K (V)から−VE (V)に引き上げられる。これによ
り、陰極K1 に走査パルス電圧が時間TW 印加される。
この後、P型電界効果トランジスタR1 がオンし続け、
期間t2 終了時にオフする。しかし、その前に期間t2
の途中でN型電界効果トランジスタFN がオフした後
に、半導体スイッチ21 のN型電界効果トランジスタP
1 およびN型電界効果トランジスタQ1 がオンし、直後
にP型電界効果トランジスタFP がオンする。このP型
電界効果トランジスタFP は期間t3 に亘ってオンし続
け、期間t3 終了時にオフする。したがって、陰極K1
の電位は、前述の−VE (V)のままに固定されてい
る。また、N型電界効果トランジスタP1 およびN型電
界効果トランジスタQ1 は以降そのままオンし続け、維
持期間終了時、すなわち最終の維持期間tK の終了時に
オフする。
【0028】つぎに、陰極K1 に維持パルス電圧を印加
する維持パルス電圧サイクルの動作を説明する。維持期
間t4 の前縁部の期間t4'において、電力回収回路4B
が動作し、陰極K1 の電位を−VE (V)から−VE
K (V)に引き下げる。陰極K1 の電位が−VE −V
K (V)に引き下がる直前、すなわちt4'の終了時にN
型電界効果トランジスタFN がオンすることによって、
電力回収回路4Bの動作に継続し陰極K1 の電位は−V
E −VK (V)に固定され、期間t4 の後縁部の期間t
4"の直前にN型電界効果トランジスタFN がオフするま
で持続する。
【0029】つぎに、t4"において、再び電力回収回路
4Bが動作し、陰極K1 の電位を−VE −VK (V)か
ら−VE (V)に引き上げる。陰極K1 の電位が−VE
(V)に引き上がる直前、すなわちt4"の終了直前にP
型電界効果トランジスタFPがオンすることによって、
電力回収回路4Bの動作に継続し陰極K1 の電位は−V
E (V)に固定される。これにより、陰極K1 に維持パ
ルス電圧が時間TS 印加される。同様にして、期間
3 ,t4 の動作が以降t5 ,t6 ,…で繰り返され維
持パルス電圧の印加が断続的に繰り返される。
【0030】このような駆動タイミングにおいて、駆動
周期TP の期間における時間配分を計算する。電力回収
回路4Bの動作時間t4',t4",t6',t6",…は実用
上0.4μ秒以上必要であるので、0.4μ秒とする。
また、P型電界効果トランジスタFP ,N型電界効果ト
ランジスタFN ,P型電界効果トランジスタR1 ,N型
電界効果トランジスタS1 の応答時間を0.1μ秒とす
ると、TP =4μ秒の期間にこれらの電界効果トランジ
スタがオン/オフに反転する回数が、書き込み期間t1
において書き込みパルス電圧を発生させるために、N型
電界効果トランジスタS1 が2回、維持期間t4 におい
てN型電界効果トランジスタFN が1回あり、電力回収
回路4Bの反転する回数が2回あるので、TW +TS
取れる時間は4−0.1×3−0.4×2=2.9μ秒
となり、TW =1.7μ秒、TS=1.2μ秒が可能と
なる。ただし、N型電界効果トランジスタP1 ,Q1
応答時間は0.05μ秒であるが、電力回収回路4Bが
動作する時間と重なるのでこの計算から無関係である。
【0031】以上の説明から分かるように、図7の気体
放電型表示装置の駆動装置は陰極K 1 〜KN の電位が常
に−VE −VK (V)または−VE (V)に固定されて
いるローインピーダンス駆動であり、また電力回収回路
4Bにより気体放電型表示装置の容量性負荷に起因する
無効電力の回収ができるという特徴がある。つぎに、上
記図4の気体放電型表示装置の陰極を駆動するための気
体放電型表示装置の駆動装置の第2の従来例を図10に
示す。この気体放電型表示装置の駆動装置は、図10に
示すように、プッシュプル回路1と半導体スイッチ51
〜5 N とダイオードDR1〜DRNで構成されている。
【0032】プッシュプル回路1は、ソース(一端)を
−VE (V)の高電位電源に接続したP型電界効果トラ
ンジスタFP と、ソース(一端)を−VE −VK (V)
の低電位電源に接続したN型電界効果トランジスタFN
とからなり、P型電界効果トランジスタFP のドレイン
(他端)は共通ラインXH に接続され、N型電界効果ト
ランジスタFN のドレイン(他端)は共通ラインXL
接続され、共通ラインXH ,XL を駆動するようになっ
ている。
【0033】半導体スイッチ51 〜5N は、アノードを
共通ラインXH に接続したダイオードDP1〜DPNと、カ
ソードを共通ラインXL に接続したダイオードDQ1〜D
QNと、ダイオードDP1〜DPNのカソードにドレインを接
続するとともにダイオードD Q1〜DQNのアノードにソー
スを接続したN型電界効果トランジスタQ1 〜QN と、
N型電界効果トランジスタQ1 〜QN のゲート(制御入
力)に接続したレベルシフタL1 〜LN とで構成され、
ダイオードDP1〜DPNとN型電界効果トランジスタQ1
〜QN の接続点に陰極K1 〜KN を接続している。
【0034】ダイオードDR1〜DRNは、カソードを−V
E (V)の高電位電源に接続し、アノードをダイオード
P1〜DPNとN型電界効果トランジスタQ1 〜QN の接
続点に接続している。図10中のダイオードDP1〜DPN
は、各N型電界効果トランジスタQ1 〜QNのオン/オ
フの反転期間に、半導体スイッチ51 〜5N から共通ラ
インXH を通じて干渉し陰極K1 〜KN の電位を変動さ
せないようにするために必要なものであり、またダイオ
ードDQ1〜DQNは、共通ラインXL からレベルシフタL
1 〜L N を通じて各N型電界効果トランジスタQ1 〜Q
N に逆電圧が加わって破壊しないために必要なものであ
る。また、ダイオードDR1〜DRNは陰極K1 〜KN の電
位が−VE (V)より高い電位になることを防止するた
めのものであり、駆動動作とは無関係である。
【0035】この気体放電型表示装置の駆動装置におい
て、半導体スイッチ51 〜5N は、維持パルス電圧およ
び走査パルス電圧の両方を発生する時のスイッチの役割
を果たす。また図中一点鎖線で囲まれた半導体スイッチ
1 〜5N は全部または複数個の部分に分割してIC化
することができる。図10に示した気体放電型表示装置
の駆動装置において、陰極K1 に印加する走査パルス電
圧および維持パルス電圧のタイミングを例にとって図1
1に示す。なお、陰極K2 ,…,KN に印加する走査パ
ルス電圧および維持パルス電圧のタイミングは、図5か
ら分かるように、陰極K1 に印加する走査パルス電圧お
よび維持パルス電圧のタイミングとその位相が異なるだ
けである。
【0036】ここで、図10および図11を用いて、こ
の気体放電型表示装置の駆動装置の動作を説明する。プ
ッシュプル回路1のP型電界効果トランジスタFP およ
びN型電界効果トランジスタFN は、図11に示すよう
に、維持パルス電圧を発生させるために、それぞれ交互
にオン/オフを繰り返しプッシュプル動作を行ってい
る。ただしこの場合、プッシュプル動作の周期は、P型
電界効果トランジスタF P およびN型電界効果トランジ
スタFN の波形から明らかなように、第1の従来例とし
て図9に示した気体放電型表示装置の駆動装置のプッシ
ュプル動作の周期の1/2倍になっている。
【0037】まず、陰極K1 に走査パルス電圧を印加す
る走査パルス電圧サイクルの動作について説明する。こ
のプッシュプル回路1のP型電界効果トランジスタFP
がオフするタイミング、例えば書き込み期間t1 の直前
に半導体スイッチ51 のN型電界効果トランジスタQ1
がオンし、その直後、すなわち書き込み期間t1 の最初
にプッシュプル回路1のN型電界効果トランジスタFN
がオンすることにより、陰極K1 の電位が−VE (V)
から−VE −VK (V)に引き下げられ、陰極電位が固
定される。
【0038】つぎに、N型電界効果トランジスタFN
オフし、プッシュプル動作によりその直後にP型電界効
果トランジスタFP がオンすることにより陰極K1 の電
位が−VE −VK (V)から−VE (V)に引き上げら
れる。これにより、陰極K1に走査パルス電圧が時間T
W 印加される。さらに、書き込み期間t1 の終わりにN
型電界効果トランジスタQ1 およびP型電界効果トラン
ジスタFP がオフするまで、陰極K1 の電位は−V
E (V)に固定される。
【0039】この後、期間t2 ,t3 の間はN型電界効
果トランジスタQ1 がオフのままであるので、P型電界
効果トランジスタFP がオンの期間には陰極K1 の電位
が−VE (V)に固定されるが、それ以外の期間TH
は陰極の電位はハイインピーダンスで−VE (V)の状
態になる。つぎに、陰極K1 に維持パルス電圧を印加す
る維持パルス電圧サイクルの動作について説明する。ま
ず、維持期間t4 の直前にN型電界効果トランジスタQ
1がオンし、その直後、すなわち維持期間t4 の最初に
N型電界効果トランジスタFN がオンすることにより、
陰極K1 の電位が−VE (V)から−VE −VK (V)
に引き下げられる。
【0040】つぎに、N型電界効果トランジスタFN
オフし、プッシュプル動作によりその直後にP型電界効
果トランジスタFP がオンすることにより陰極K1 の電
位が−VE −VK (V)から−VE (V)に引き上げら
れる。これにより、陰極K1に維持パルス電圧が時間T
S 印加される。さらに、期間t4 の終わりにN型電界効
果トランジスタQ1 およびP型電界効果トランジスタF
P がオフするまで、陰極K1 の電位は−VE (V)に固
定される。同様にして、期間t3 ,t4 の動作が以降t
5 ,t6 ,…で繰り返され、維持パルス電圧の印加が断
続的に繰り返される。
【0041】このような駆動タイミングにおいて、駆動
周期TP の期間における時間配分を計算する。P型電界
効果トランジスタFP ,N型電界効果トランジスタFN
の応答時間を0.1μ秒、またP型電界効果トランジス
タFP を確実にオンにするためにそのオン期間が0.1
5μ秒必要とすると、TP =4μ秒の期間にこれらの電
界効果トランジスタがオン/オフに反転する回数が、書
き込み期間t1 において書き込みパルス電圧を発生させ
るために、N型電界効果トランジスタFN が2回、P型
電界効果トランジスタFP が2回、さらにP型電界効果
トランジスタF P のオン期間0.15μ秒が1回あり、
維持期間t4 において維持パルス電圧を発生させるため
に、N型電界効果トランジスタFN が2回、P型電界効
果トランジスタFP が2回、さらにP型電界効果トラン
ジスタFP のオン期間0.15μ秒が1回あるので、T
W +TS の取れる時間は4−0.1×8−0.15×2
=2.9μ秒となり、TW =1.7μ秒、TS =1.2
μ秒が可能となる。ただし、N型電界効果トランジスタ
1 の応答時間は0.05μ秒であるが、P型電界効果
トランジスタFP およびN型電界効果トランジスタFN
が動作する時間と重なるのでこの計算から無関係であ
る。したがって、図10の気体放電型表示装置の駆動装
置では、第1の従来例のように、電力回収に必要な時間
の余裕がないので、電力回収回路を付設できない。
【0042】しかし、図10の気体放電型表示装置の駆
動装置は、陰極K1 〜KN の電位が一部の期間−V
E (V)に固定されないハイインピーダンス駆動となる
が、走査パルス電圧および維持パルス電圧の両方をN型
電界効果トランジスタQ1 のスイッチ作用を利用して発
生させているため、半導体スイッチ51 〜5N の回路が
かなり簡単になり、したがって気体放電型表示装置の駆
動装置のコストダウンが図れるという特徴がある。
【0043】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例の気体放
電型表示装置の駆動装置では、走査パルス電圧と維持パ
ルス電圧を発生するのに半導体スイッチ21 〜2N とプ
ッシュプル回路31 〜3 N の二つの半導体回路が必要と
なり、さらに、半導体スイッチ21 〜2N のN型電界効
果トランジスタP1 〜PN およびN型電界効果トランジ
スタQ1 〜QN は、これらのソース電位が別々に絶えず
変化するので、これを駆動するためにレベルシフタL1
〜LN およびレベルシフタM1 〜MN が独立して必要と
なり、回路が複雑で部品数が多くなるのでコストアップ
になる。また、図7の一点鎖線部をIC化する場合も、
上述の課題に加えて、プッシュプル回路31 〜3N のN
型電界トランジスタS1 〜SN は大電流の電界効果トラ
ンジスタが必要となるため、ICのチップが大きくなり
極めてコストアップになる。
【0044】また、第2の従来例の気体放電型表示装置
の駆動装置では、プッシュプル回路1と半導体スイッチ
1 〜5N のみで構成できるが、この半導体スイッチ5
1 〜5N のN型電界トランジスタQ1 〜QN は、これら
のソース電位が別々に絶えず変化するので、これを駆動
するためにレベルシフタL1 〜LN がやはり必要である
ため、第1の従来例の陰極駆動回路装置に比べて多少回
路が簡単にはなるが、部品数がまだ多いのでやはりコス
トアップになる。したがって、図10の一点鎖線部をI
C化する場合、実用的なコストの実現がむずかしい。さ
らに、この気体放電型表示装置の駆動装置のプッシュプ
ル回路1の動作周期は、第1の従来例として図9に示し
た回路装置のプッシュプル回路1の動作周期の1/2倍
になっていることにより、電力回収のための期間が取れ
ず、したがって電力回収回路を付設できず、パネルの容
量性負荷に起因する無効電力の回収ができないため、気
体放電型表示装置の駆動装置の消費電力が非常に大きく
なる。
【0045】したがって、この発明の目的は、部品数が
少なく回路構成が簡単で、しかも電力回収が可能で消費
電力を少なくできる気体放電型表示装置の駆動装置を提
供することである。
【0046】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、この発明の気体放電型表示装置の駆動装置は、気体
放電型表示装置の各陰極に一端をそれぞれ接続するとと
もに他端を共通ラインにまとめて接続した複数の半導体
スイッチと、一端を高電位電源に接続したハイサイド半
導体スイッチおよび一端を低電位電源に接続したローサ
イド半導体スイッチからなりハイサイド半導体スイッチ
の他端とローサイド半導体スイッチの他端を共通接続し
て共通ラインに接続することにより共通ラインを駆動す
るプッシュプル回路と、共通ラインに接続されて共通ラ
インから電力を回収する電力回収回路とを備えている。
【0047】この場合、気体放電型表示装置の各陰極に
対して走査パルス電圧および維持パルス電圧を加える走
査パルス電圧サイクルおよび維持パルス電圧サイクルの
各駆動周期の最後の短い期間のみハイサイド半導体スイ
ッチをオンにし、走査パルス電圧サイクルおよび維持パ
ルス電圧サイクルの各駆動周期内のハイサイド半導体ス
イッチのオフ期間にローサイド半導体スイッチを2回オ
ンにし、走査パルス電圧サイクルの駆動周期ではハイサ
イド半導体スイッチのオフ期間におけるローサイド半導
体スイッチの先のオン期間に半導体スイッチをオンに
し、維持パルス電圧サイクルの駆動周期ではハイサイド
半導体スイッチのオフ期間におけるローサイド半導体ス
イッチの後のオン期間およびその前後のオフ期間に半導
体スイッチをオンにし、維持パルス電圧サイクルの駆動
周期においてハイサイド半導体スイッチがオフでかつロ
ーサイド半導体スイッチがオフの期間に電力回収回路が
電力回収動作を行うように駆動タイミングを設定してい
る。
【0048】
【作用】この発明の構成によれば、駆動周期の最後の短
い期間のみハイサイド半導体スイッチをオンにし、各駆
動周期内のハイサイド半導体スイッチのオフ期間にロー
サイド半導体スイッチを2回オンにし、気体放電型表示
装置の各陰極に対して走査パルス電圧を加える走査パル
ス電圧サイクルでは、ハイサイド半導体スイッチのオフ
期間におけるローサイド半導体スイッチの先のオン期間
に半導体スイッチをオンにする。
【0049】また、気体放電型表示装置の各陰極に対し
て維持パルス電圧を加える維持パルス電圧サイクルで
は、各駆動周期内のハイサイド半導体スイッチのオフ期
間にローサイド半導体スイッチを2回オンにし、ハイサ
イド半導体スイッチのオフ期間におけるローサイド半導
体スイッチの後のオン期間およびその前後のオフ期間に
半導体スイッチをオンにし、ハイサイド半導体スイッチ
がオフでかつローサイド半導体スイッチがオフの期間に
電力回収回路が電力回収動作を行う。
【0050】この結果、部品数が少なく回路構成が簡単
で、しかも電力回収回路を付設できて消費電力回収が可
能で消費電力を少なくできる。
【0051】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1にこの発明の一実施例の気体放電型表
示装置の駆動装置を示し、図3に気体放電型表示装置の
駆動装置の駆動パルス電圧のタイミングチャートを示
す。なお、この気体放電型表示装置の駆動装置が適用で
きる気体放電型表示装置としては、従来例として図4に
示した気体放電型表示装置の電極配置構成のものの他
に、上記気体放電型表示装置の陽極に抵抗器を付設した
ものや、その他各種の気体放電型表示装置の電極配置構
成のものも含まれる。
【0052】この発明の一実施例の気体放電型表示装置
の駆動装置は、図1に示すように、プッシュプル回路1
と電力回収回路4Aと半導体スイッチ61 〜6N とダイ
オードDR1〜DRNと共通のレベルシフタLcとからな
る。プッシュプル回路1は、ソース(一端)を−V
E (V)の高電位電源に接続したP型電界効果トランジ
スタ(ハイサイド半導体スイッチ)FP と、ソース(一
端)を−VE −VK (V)の低電位電源に接続したN型
電界効果トランジスタ(ローサイド半導体スイッチ)F
N とからなり、P型電界効果トランジスタFP のドレイ
ン(他端)とN型電界効果トランジスタFN のドレイン
(他端)は共通接続され、さらに共通ラインX0 に接続
され、共通ラインX0 を駆動するようになっている。
【0053】半導体スイッチ61 〜6N は、陰極K1
N にドレイン(一端a1 〜aN ))をそれぞれ接続し
共通ラインX0 にソース(他端b1 〜bN )をまとめて
接続したN型電界効果トランジスタQ1 〜QN と、N型
電界効果トランジスタQ1 〜QN に逆並列接続したダイ
オードDS1〜DSNと、N型電界効果トランジスタQ1
N のゲート(制御入力)に接続した制御回路C1 〜C
N とで構成されている。
【0054】電力回収回路4Aは、P型電界効果トラン
ジスタFP のドレインとN型電界効果トランジスタFN
のドレインの接続点、つまり共通ラインX0 に接続して
いる。この電力回収回路4Aについては、構成は図2の
ようになっており、インダクタンスLH ,LL の動作を
インダクタンスL0 が兼用しているところ以外は上記の
電力回収回路4Bと同様である。
【0055】ダイオードDR1〜DRNは、カソードを−V
E (V)の高電位電源に接続し、アノードをN型電界効
果トランジスタQ1 〜QN のドレインに接続している。
これらのダイオードDR1〜DRNは陰極の電位が−V
E (V)より高い電位になることを防止するためのもの
であり、駆動動作とは無関係である。この気体放電型表
示装置の駆動装置において、プッシュプル回路1は、維
持パルス電圧および走査パルス電圧の両方を発生する発
生器としての役割を果たし、また半導体スイッチ61
N は、維持パルス電圧および走査パルス電圧の両方を
発生する時のスイッチの役割を果たす。また図中一点鎖
線で囲まれた半導体スイッチ61 〜6N は全部または複
数個の部分に分割してIC化することができる。
【0056】図1に示した気体放電型表示装置の駆動装
置において、陰極K1 に印加する走査パルス電圧および
維持パルス電圧のタイミングを例にとって図3に示す。
なお、陰極K2 ,…,KN に印加する走査パルス電圧お
よび維持パルス電圧のタイミングは、図5から分かるよ
うに、陰極K1 に印加する走査パルス電圧および維持パ
ルス電圧のタイミングとその位相が異なるだけである。
【0057】ここで、図1および図3を用いてこの気体
放電型表示装置の駆動装置の動作を説明する。プッシュ
プル回路1のP型電界効果トランジスタFP およびN型
電界効果トランジスタFN は、図3に示すように、走査
パルス電圧および維持パルス電圧発生のために、P型電
界効果トランジスタFP がオン/オフを繰り返す駆動周
期TP の1周期の期間内にN型電界効果トランジスタF
N のオン/オフが2回繰り返して行われるようなプッシ
ュプル動作を行っている。
【0058】つまり、気体放電型表示装置の各陰極K1
〜KN に対して走査パルス電圧および維持パルス電圧を
加える走査パルス電圧サイクルおよび維持パルス電圧サ
イクルの各駆動周期TP の最後の短い期間のみP型電界
効果トランジスタFP をオンにし、走査パルス電圧サイ
クルおよび維持パルス電圧サイクルの各駆動周期TP
のP型電界効果トランジスタFP のオフ期間にN型電界
効果トランジスタFNを2回オンにし、走査パルス電圧
サイクルの駆動周期TP ではP型電界効果トランジスタ
P のオフ期間におけるN型電界効果トランジスタFN
の先のオン期間に半導体スイッチ61 〜6N をオンに
し、維持パルス電圧サイクルの駆動周期T P ではP型電
界効果トランジスタFP のオフ期間におけるN型電界効
果トランジスタFN の後のオン期間およびその前後のオ
フ期間に半導体スイッチ61 〜6Nをオンにするような
動作を行う。
【0059】また、電力回収回路4Aは、維持パルス電
圧サイクルの駆動周期TP において維持パルス電圧発生
のタイミングの前後のP型電界効果トランジスタFP
オフでかつN型電界効果トランジスタFN がオフの期間
に電力回収回路4Aが電力回収動作を行う。上記のプッ
シュプル回路1のプッシュプル動作周期は、P型電界効
果トランジスタFP およびN型電界効果トランジスタF
N の波形から明らかなように、第1の従来例として図9
に示したプッシュプル回路1のプッシュプル動作の周期
と同じになっている。
【0060】ここで、各電圧サイクルの動作を詳しく説
明する。まず、陰極K1 に走査パルス電圧を印加する走
査パルス電圧サイクルの動作について説明する。このプ
ッシュプル回路1のP型電界効果トランジスタFP がオ
フした直後、例えば書き込み期間t1 の最初に半導体ス
イッチ61 のN型電界効果トランジスタQ1 がオンし、
同時にプッシュプル回路1のN型電界効果トランジスタ
N がプッシュプル動作によりオンすることにより、陰
極K1 の電位が−VE (V)から−VE −VK (V)に
引き下げられる。その後、書き込み期間t 1 の終了ま
で、すなわちN型電界効果トランジスタFN がオフし、
同時にQ1 がオフされるまでの間は、陰極K1 の電位は
−VE −VK (V)に固定される。これにより、陰極K
1 に走査パルス電圧が時間TW 印加される。
【0061】つぎに、期間t2 の初期に再びN型電界効
果トランジスタFN がオンし、そのまましばらくオン状
態を持続するが、N型電界効果トランジスタQ1 がオフ
のままであるので、陰極K1 の電位はハイインピーダン
スで−VE −VK (V)の状態になる。この状態は期間
2 の後部の期間t2"の直前にN型電界効果トランジス
タFN がオフするまで続く。
【0062】つぎに、期間t2"において、電力回収回路
4Aが動作し、陰極K1 の電位を−VE −VK (V)か
ら−VE (V)に引き上げる。陰極K1 の電位が−VE
(V)に引き上がる直前、すなわちt2"の終了時に、P
型電界効果トランジスタFPがオンすることによって、
電力回収回路4Aの動作に継続し陰極K1 の電位は−V
E (V)に固定され、期間t2 の終了時にP型電界効果
トランジスタFP がオフするまで持続する。このよう
に、陰極K1 の電位が−VE (V)に固定されるのは、
P型電界効果トランジスタFP がオンしている時だけで
あり、以降についても同様である。
【0063】つぎに、P型電界効果トランジスタFP
オフした直後、すなわち期間t3 の最初に、プッシュプ
ル動作によりN型電界効果トランジスタFN がオンし、
そのまましばらくオン状態を持続するが、N型電界効果
トランジスタQ1 がオフのままなので、陰極K1 の電位
はハイインピーダンスで−VE (V)の状態になる。つ
ぎに、陰極K1 に維持パルス電圧を印加する維持パルス
電圧サイクルの動作について説明する。維持期間t4
前縁部の期間t4'において、N型電界効果トランジスタ
1 がオンし、直後に電力回収回路4Aが動作し、陰極
1 の電位を−VE (V)から−VE −VK (V)に引
き下げる。陰極K1 の電位が−VE −VK (V)に引き
下がる直前、すなわち期間t4'の終了直前に、N型電界
効果トランジスタFN がオンすることによって、電力回
収回路4Aの動作に継続し陰極K1 の電位は−VE −V
K (V)に固定され、維持期間t4 の後部の期間t4"の
直前にN型電界効果トランジスタFN がオフするまで持
続される。これにより、陰極K1 に維持パルス電圧が時
間TS 印加される。
【0064】つぎに、維持期間t4 の後部の期間t4"の
最初において、再び電力回収回路4Aが動作し、同時に
陰極K1 の電位を−VE −VK (V)から−VE (V)
に引き上げる。この時、N型電界効果トランジスタQ1
はオンであるが逆電圧の方向であり、代わりにダイオー
ドDS1が導通方向となる。陰極K1 の電位が−V
E (V)に引き上がる直前、すなわち期間t4"の終了直
前にP型電界効果トランジスタFP がオンすることによ
って、電力回収回路4Aの動作に継続し陰極K1 の電位
を−VE (V)に固定する。この状態は、維持期間t4
の終了直前に、P型電界効果トランジスタFP がオフ
し、続いてN型電界効果トランジスタQ1 がオフするま
で続く。
【0065】同様にして、期間t3 ,t4 の動作が以降
5 ,t6 ,…で繰り返され、維持パルス電圧の印加が
断続的に繰り返される。このような駆動タイミングにお
いて、駆動周期TP の期間における時間配分を計算す
る。電力回収回路4Aの動作時間t2",t4',t4",t
6',t6",…は実用上0.4μ秒以上必要であるので、
0.4μ秒とする。また、P型電界効果トランジスタF
P ,N型電界効果トランジスタFN の応答時間を0.1
μ秒、N型電界効果トランジスタQ1 の応答時間を0.
05μ秒、またP型電界効果トランジスタFP を確実に
オンにするためにそのオン期間が0.15μ秒必要とす
ると、TP =4μ秒の期間にこれらの電界効果トランジ
スタがオン/オフに反転する回数が、書き込み期間t1
において書き込みパルス電圧を発生させるために、N型
電界効果トランジスタFN が2回、維持期間t4 におい
て維持パルス電圧を発生させるために、N型電界効果ト
ランジスタQ1 が1回、N型電界効果トランジスタFN
が1回、P型電界効果トランジスタFP が1回、P型電
界効果トランジスタFP のオン期間0.15μ秒が1回
あり、さらに電力回収回路4Aの反転する回数が2回あ
るので、TW +TS の取れる時間は4−0.05×1−
0.1×4−0.15×1−0.4×2=2.6μ秒と
なり、TW =1.6μ秒、TS =1.0μ秒が可能とな
る。この値は、試作した気体放電型表示装置について前
述したように、書き込み放電および維持放電が安定して
起きる条件を満たしている。
【0066】また、図1の気体放電型表示装置の駆動装
置では、図3に見られるように、期間t2 における陰極
1 の電位が図5、図9、図11に示した電位と異なっ
ているが、実際に試作した気体放電型表示装置で検証し
たところ、陰極K1 〜KN の電位がそれぞれの期間t2
に−VE −VK (V)に固定されないハイインピーダン
ス駆動となるが、期間t2 において書き込み放電が停止
するので、表示動作に全く問題はなかった。
【0067】さらに、この発明の一実施例である図1の
気体放電型表示装置では、半導体スイッチ61 〜6N
N型電界効果トランジスタQ1 〜QN は、ソース側にお
いて共通ラインX0 に直接接続されているので、N型電
界効果トランジスタQ1 〜Q N を駆動するためのレベル
シフタはそれぞれの半導体スイッチ61 ,…,6N に独
立して持つ必要がなく、外部に共通してレベルシフタL
C を設け、それぞれの半導体スイッチ61 ,…,6N
は、レベルシフタLC からの制御信号を順次半導体スイ
ッチ61 ,…,6N に伝えて行くために、例えばシフト
レジスタ等の制御回路C1 〜CN を持てば良い。さら
に、レベルシフタLC は個数が減ったため、共通ライン
0 の電位を基準とするフローティング出力信号が得ら
れるパルストランスやフォトカプラ等が使用できるの
で、N型電界効果トランジスタQ1 〜QN のソース側に
ダイオードを設けなくてもN型電界効果トランジスタQ
1 〜Q N および制御回路C1 〜CN は破壊しない。ま
た、制御回路C1 〜CN の回路規模は通常極めて小さい
ものであるので、気体放電型表示装置の駆動装置のコス
トアップにほとんど影響ない。なお、レベルシフタLC
の出力回路および制御回路C1 〜CN の駆動電源は、例
えばチャージポンプ方式を用いることにより、共通ライ
ンX0 の電位上にフローティングして設けることができ
る。
【0068】この発明の一実施例では、プッシュプル回
路1のハイサイド半導体スイッチおよびローサイド半導
体スイッチとして電界効果トランジスタを例に取って説
明したが、前述のように、応答時間が0.1μ秒以内を
実現する半導体スイッチであれば適用可能である。ま
た、上記実施例では、プッシュプル回路1として、P型
電界効果トランジスタFP ,N型電界効果トランジスタ
N を用いたものを例に取って説明したが、P型電界効
果トランジスタFP に代えてN型電界効果トランジスタ
を、またN型電界効果トランジスタFN に代えてP型電
界効果トランジスタを用いた構成でもよい。
【0069】したがって、この発明の一実施例である気
体放電型表示装置の駆動装置は、回路構成が簡単であ
り、部品数も極めて少なくなるので、気体放電型表示装
置の駆動装置の大幅なコストダウンが可能である。さら
に、半導体スイッチ61 〜6Nを全部または複数個の部
分に分割してIC化した場合、上述の効果が顕著にな
る。
【0070】さらに、プッシュプル回路1においてP型
電界効果トランジスタFP がオン/オフを繰り返す周期
の1周期TP の期間内にN型電界効果トランジスタFN
のオン/オフが2回繰り返して行われるように駆動のタ
イミングを設定しているため、電力回収回路4Aの電力
回収時間が取れるので、電力回収回路4Aの付設が可能
となり、パネルの容量性負荷に起因する無効電力の回収
ができるという特徴がある。
【0071】
【発明の効果】この発明の気体放電型表示装置の駆動装
置によれば、気体放電型表示装置の各陰極に各一端が接
続された半導体スイッチの他端を一つの共通ラインに纏
めて接続し、この共通ラインをハイサイド半導体スイッ
チおよびローサイド半導体スイッチで構成するプッシュ
プル回路を用いて駆動するようになし、さらに、共通ラ
インに通じる電力回収回路を付設し、気体放電型表示装
置の各陰極に対して走査パルス電圧および維持パルス電
圧を加える走査パルス電圧サイクルおよび維持パルス電
圧サイクルの各駆動周期の最後の短い期間のみハイサイ
ド半導体スイッチをオンにし、走査パルス電圧サイクル
および維持パルス電圧サイクルの各駆動周期内のハイサ
イド半導体スイッチのオフ期間にローサイド半導体スイ
ッチを2回オンにし、走査パルス電圧サイクルの駆動周
期ではハイサイド半導体スイッチのオフ期間におけるロ
ーサイド半導体スイッチの先のオン期間に半導体スイッ
チをオンにし、維持パルス電圧サイクルの駆動周期では
ハイサイド半導体スイッチのオフ期間におけるローサイ
ド半導体スイッチの後のオン期間およびその前後のオフ
期間に半導体スイッチをオンにし、維持パルス電圧サイ
クルの駆動周期においてハイサイド半導体スイッチがオ
フでかつローサイド半導体スイッチがオフの期間に電力
回収回路が電力回収動作を行うように駆動タイミングを
設定したので、部品数が少なく回路構成が簡単で大幅な
コストダウンを図ることができ、しかも電力回収回路を
付設できて消費電力回収が可能で消費電力を少なくでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の気体放電型表示装置の駆
動装置の構成を示す回路図である。
【図2】図1における電力回収回路の具体構成を示す回
路図である。
【図3】同じく気体放電型表示装置の駆動装置により陰
極に印加される走査パルス電圧および維持パルス電圧の
タイミング図である。
【図4】従来の気体放電型表示装置の電極配置構成を示
す概略図である。
【図5】従来の気体放電型表示装置の駆動装置の駆動パ
ルス電圧のタイミング図である。
【図6】同じく気体放電型表示装置の駆動装置により陰
極に印加される走査パルス電圧および維持パルス電圧の
タイミング拡大図である。
【図7】気体放電型表示装置の駆動装置の第1の従来例
の構成を示す回路図である。
【図8】図7における電力回収回路の具体構成を示す回
路図である。
【図9】気体放電型表示装置の駆動装置の第1の従来例
により陰極に印加される走査パルス電圧および維持パル
ス電圧のタイミング図である。
【図10】気体放電型表示装置の駆動装置の第2の従来
例の回路図である。
【図11】気体放電型表示装置の駆動装置の第2の従来
例により陰極に印加される走査パルス電圧および維持パ
ルス電圧のタイミング図である。
【符号の説明】
1 プッシュプル回路 21 〜2N 半導体スイッチ 31 〜3N プッシュプル回路 4A 電力回収回路 51 〜5N 半導体スイッチ 61 〜6N 半導体スイッチ H1 〜HL 補助陽極 A1 〜AM 陽極 K1 〜KN 陰極 R 予放電陰極 FP P型電界効果トランジスタ FN N型電界効果トランジスタ P1 〜PN N型電界効果トランジスタ Q1 〜QN N型電界効果トランジスタ R1 〜RN P型電界効果トランジスタ S1 〜SN N型電界効果トランジスタ DP1〜DPN ダイオード DQ1〜DQN ダイオード DR1〜DRN ダイオード DS1〜DSN ダイオード L1 〜LN レベルシフタ M1 〜MN レベルシフタ LC レベルシフタ C1 〜CN 制御回路 XH 共通ライン XL 共通ライン X0 共通ライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体放電型表示装置の各陰極に一端をそ
    れぞれ接続するとともに他端を共通ラインにまとめて接
    続した複数の半導体スイッチと、一端を高電位電源に接
    続したハイサイド半導体スイッチおよび一端を低電位電
    源に接続したローサイド半導体スイッチからなり前記ハ
    イサイド半導体スイッチの他端と前記ローサイド半導体
    スイッチの他端を共通接続して前記共通ラインに接続す
    ることにより前記共通ラインを駆動するプッシュプル回
    路と、前記共通ラインに接続されて前記共通ラインから
    電力を回収する電力回収回路とを備え、 前記気体放電型表示装置の各陰極に対して走査パルス電
    圧および維持パルス電圧を加える走査パルス電圧サイク
    ルおよび維持パルス電圧サイクルの各駆動周期の最後の
    短い期間のみ前記ハイサイド半導体スイッチをオンに
    し、前記走査パルス電圧サイクルおよび前記維持パルス
    電圧サイクルの各駆動周期内の前記ハイサイド半導体ス
    イッチのオフ期間に前記ローサイド半導体スイッチを2
    回オンにし、前記走査パルス電圧サイクルの駆動周期で
    は前記ハイサイド半導体スイッチのオフ期間における前
    記ローサイド半導体スイッチの先のオン期間に前記半導
    体スイッチをオンにし、前記維持パルス電圧サイクルの
    駆動周期では前記ハイサイド半導体スイッチのオフ期間
    における前記ローサイド半導体スイッチの後のオン期間
    およびその前後のオフ期間に前記半導体スイッチをオン
    にし、前記維持パルス電圧サイクルの駆動周期において
    前記ハイサイド半導体スイッチがオフでかつ前記ローサ
    イド半導体スイッチがオフの期間に前記電力回収回路が
    電力回収動作を行うように駆動タイミングを設定したこ
    とを特徴とする気体放電型表示装置の駆動装置。
  2. 【請求項2】 複数の半導体スイッチの各々がN型電界
    効果トランジスタとこのN型電界効果トランジスタに逆
    方向に並列接続されたダイオードで構成されたことを特
    徴とする請求項1の気体放電型表示装置の駆動装置。
  3. 【請求項3】 N型電界トランジスタの制御入力部に共
    通ラインを基準として前記N型電界効果トランジスタの
    オンオフを制御する制御回路を設けたことを特徴とする
    請求項2の気体放電型表示装置の駆動装置。
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