JP2000259115A - プラズマディスプレイ駆動回路 - Google Patents

プラズマディスプレイ駆動回路

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JP2000259115A
JP2000259115A JP5820799A JP5820799A JP2000259115A JP 2000259115 A JP2000259115 A JP 2000259115A JP 5820799 A JP5820799 A JP 5820799A JP 5820799 A JP5820799 A JP 5820799A JP 2000259115 A JP2000259115 A JP 2000259115A
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Japan
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voltage
capacitor
inductor
row electrode
field effect
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JP5820799A
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English (en)
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Kunihiro Mima
邦啓 美馬
Kazuhiro Yamada
和弘 山田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャン側駆動部から出力されるパルス波形
とサステイン側駆動部から出力されるパルス波形との間
の時間を短縮するとパネルの列電極をローサイド側にク
ランプするための電界効果トランジスタに過大電流が流
れ破壊する可能性があり、かつ、パネル駆動時の消費電
力が増加する。 【解決手段】 ローサイド側電界効果トランジスタ6,
16に流れる逆ドレイン電流を前記電界効果トランジス
タにダイオード51,52を並列に接続することによっ
て抑えることにより、逆回復時間の間に前記電界効果ト
ランジスタに過大電流が流れること防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力回収回路の高
速駆動を可能としたプラズマディスプレイ駆動回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラズマディスプレイでは、高精
細プラズマディスプレイへの期待が高まり、研究開発が
進められている。高精細パネルの課題の一つとして消費
電力の削減がある。
【0003】図2にプラズマディスプレイパネル25と
駆動部の関係図を示す。プラズマディスプレイパネル2
5には複数本のデータ側電極26及びデータ側電極26
に直交して配置されたスキャン側電極27及びスキャン
側電極27と平行に配置されたサステイン側電極28を
持つ。
【0004】データ側電極26にはデータ側駆動部29
を接続し、スキャン側電極27にスキャン側駆動部33
を接続し、サステイン側電極28にはサステイン側駆動
部43を接続する。
【0005】プラズマディスプレイでは、1フレームの
映像を複数のサブフィールドに分割することによって階
調表現をする。点灯放電の制御を行うために前記サブフ
ィールドをパネル内の全セルに壁電荷を蓄積させるため
のセットアップ期間、点灯させるセルの書き込みを行う
アドレス期間、セルを点灯させその点灯を維持させるた
めのサステイン期間、壁電荷を消去させることによって
セルの点灯を停止させるイレース期間の4つの期間に分
割する。
【0006】サステイン期間中、パネルを駆動する回路
では、消費電力を抑えるために、文献「特開昭63−1
01897号公報」の図5に示されている電力回収回路
が用いられている。この電力回収回路は電力回収回路と
しては理想的な回路である。
【0007】パネルに蓄積された電力を駆動回路中のコ
ンデンサに一時的に蓄積し、再びパネル電極に電圧を印
加させる時にコンデンサに蓄積された電力を使用する事
によって消費電力を抑えている。
【0008】図3は図2中のパネルをパネルの容量と同
等のコンデンサ20とおき電極27及び電極28をコン
デンサ20に接続された各々一本の電極として等価的に
おいたものである。
【0009】また図3はスイッチング素子として電界効
果トランジスタを用いて従来の電力回収回路を示した例
であり、以後もスイッチング素子として電界効果トラン
ジスタを使用して説明する。
【0010】図3において、1,11はエネルギー回収
用コンデンサ、2,12はパネルと共振させるための誘
導子、3,4,5,6,13,14,15,16は電界
効果トランジスタ、7,8,17,18はダイオード、
20はパネルの持つ容量と等価なコンデンサである。こ
のコンデンサ20はパネルの持つ容量と等価であり、両
端の端子を端子34,44とする。
【0011】コンデンサ1は一方を第2の電源に接続
し、他方を単方向性スイッチ31及び32を並列接続し
たものを接続し、単方向性スイッチ31及び32を並列
接続したものの他方を誘導子2に接続し、誘導子2は他
方を端子34,電界効果トランジスタ5のソース端子及
び電界効果トランジスタ6のドレイン端子に接続する。
【0012】電界効果トランジスタ5のドレイン端子は
第1の電圧に接続され、電界効果トランジスタ5のソー
ス端子は端子34,誘導子2及び電界効果トランジスタ
6のドレイン端子に接続する。電界効果トランジスタ6
のドレイン端子は端子34,誘導子2及び電界効果トラ
ンジスタ5のソース端子に接続され、電界効果トランジ
スタ6のソース端子は第2の電圧及びダイオード51の
アノード端子に接続する。
【0013】単方向スイッチ31はコンデンサ1から誘
導子2への方向を順方向とするダイオード7とコンデン
サ1から誘導子2に流れる電流を切断するための電界効
果トランジスタ3を直列接続したものである。
【0014】単方向スイッチ32は誘導子2からコンデ
ンサ1への方向を順方向とするダイオード7と誘導子2
からコンデンサ1に流れる電流を切断するための電界効
果トランジスタ3を直列接続したものである。
【0015】コンデンサ11は一方を第2の電源に接続
し他方を単方向性スイッチ41及び42を並列接続した
ものを接続し、単方向性スイッチ41及び42を並列接
続したものの他方を誘導子12に接続し、誘導子12は
他方を端子44,電界効果トランジスタ15のソース端
子及び電界効果トランジスタ16のドレイン端子に接続
する。
【0016】電界効果トランジスタ15のドレイン端子
は第1の電圧に接続され、電界効果トランジスタ15の
ソース端子は端子44,誘導子12及び電界効果トラン
ジスタ16のドレイン端子に接続する。電界効果トラン
ジスタ16のドレイン端子は端子44,誘導子12及び
電界効果トランジスタ15のソース端子に接続され、電
界効果トランジスタ16のソース端子は第2の電圧及び
ダイオード52のアノード端子に接続する。
【0017】単方向スイッチ41はコンデンサ11から
誘導子12への方向を順方向とするダイオード17とコ
ンデンサ11から誘導子12に流れる電流を切断するた
めの電界効果トランジスタ13を直列接続したものであ
る。
【0018】単方向スイッチ42は誘導子12からコン
デンサ11への方向を順方向とするダイオード17と誘
導子12からコンデンサ11に流れる電流を切断するた
めの電界効果トランジスタ13を直列接続したものであ
る。
【0019】図3の回路動作は図4とともに説明をす
る。図4は前記電力回収回路動作時のスキャン側駆動部
33出力電圧波形,サステイン側駆動回路43出力電圧
波形及びサステイン側駆動部43中の電界効果トランジ
スタ16のドレイン端子からソース端子に流れる電流波
形及び駆動回路中電界効果トランジスタのON/OFF
の状態を示す。
【0020】図4において、スキャン側駆動部33から
出力されるパルス電圧の立ち上がりから次のスキャン側
駆動部33から出力されるパルス電圧の立ち上がりまで
の1周期間を〜の8つの期間に分けて説明する。
【0021】「期間」まず、期間では、電界効果ト
ランジスタ3,14及び16がONとなり、電界効果ト
ランジスタ4,5,6,13及び15がOFFの状態と
なる。これによりコンデンサ1に蓄積された電力が電界
効果トランジスタ3,ダイオード7及び誘導子2を通っ
てパネル20に与えられる。コンデンサ1はパネル20
の持つ容量に比べると十分に大きな容量を持つため回路
動作時の過渡状態においてはコンデンサ1の両端電圧は
Vsus/2のほぼ一定値となる。そのためスキャン側
駆動部33が等価的にパネル20と誘導子2の共振回路
となりサステイン側駆動部43中の電界効果トランジス
タ16のドレイン電流波形は図4に示すように正弦波形
となる。
【0022】「期間」期間では、電界効果トランジ
スタ3,5,14及び16がONとなり、電界効果トラ
ンジスタ4,6,13及び15がOFFの状態となる。
これによりスキャン側電極27をVsus電位にし、前
記サステイン側電極28をGND電位にする。
【0023】「期間」期間では、電界効果トランジ
スタ4,14及び16がONとなり、電界効果トランジ
スタ3,5,6,13及び15がOFFの状態となる。
これによりパネル20に蓄積された電力が電界効果トラ
ンジスタ4,ダイオード8及び誘導子2を通ってコンデ
ンサ1に与えられる。コンデンサ1はパネル20の持つ
容量に比べると十分に大きな容量を持っているので回路
動作時の過渡状態においてはコンデンサ1の両端電圧は
Vsus/2のほぼ一定値となる。そのためスキャン側
駆動部33が等価的にパネル20と誘導子2の共振回路
となりサステイン側駆動部43中の電界効果トランジス
タ16のドレイン電流波形は図4に示すように正弦波形
となる。
【0024】「期間」期間では、電界効果トランジ
スタ4,6,14及び16がONとなり、電界効果トラ
ンジスタ3,5,13及び15がOFFの状態となる。
これにより、スキャン側電極27及びサステイン側電極
28をGND電位にする。
【0025】「期間」期間では、電界効果トランジ
スタ4,6及び13がONとなり、電界効果トランジス
タ3,5,14,15及び16がOFFの状態となる。
これにより、コンデンサ11に蓄積された電力が電界効
果トランジスタ13,ダイオード17及び誘導子12を
通ってパネル20に与えられる。
【0026】「期間」期間では、電界効果トランジ
スタ4,6,13,15がONとなり、電界効果トラン
ジスタ3,5,14,16がOFFの状態となる。これ
により、スキャン側電極27をGND電位にし、サステ
イン側電極28をVsus電位にする。
【0027】「期間」期間では、電界効果トランジ
スタ4,6及び14がONとなり、電界効果トランジス
タ3,5,13,15及び16がOFFの状態となる。
これにより、パネル20に蓄積された電力が電界効果ト
ランジスタ14,ダイオード18及び誘導子12を通っ
てコンデンサ11に与えられる。
【0028】「期間」期間では、電界効果トランジ
スタ4,6,14及び16がONとなり、電界効果トラ
ンジスタ3,5,13及び15がOFFの状態となって
いる。これにより、スキャン側電極27及びサステイン
側電極28をGND電位にする。
【0029】〜期間を繰り返すことによって、スキ
ャン側駆動部33とサステイン側駆動部43から交互に
パルス電圧を出力することができる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】ここで高精細パネルを
駆動する場合を考えると、電極が近接することによりパ
ネルの容量成分が増加し、電力回収時間が増大する。
【0031】この駆動回路では、パネルの容量成分20
と回路の誘導子2及び12との共振を利用して電力を回
収しているため、電力を回収に要する時間、つまり図4
中の,,及び期間の時間(以降電力回収時間と
略す)はこの共振周期に依存する。
【0032】電力回収時間は電力回収回路中の誘導子2
及び12のインダクタンスを変化させることによって調
節できるが、パネルには誘導成分があるため電力回収時
間を短縮するには限界がある。
【0033】一方、プラズマディスプレイ駆動では点灯
セルの書き込みを垂直ライン毎に行っているのでアドレ
ス期間は垂直ライン数に比例して長くなり、全駆動時間
が増大する。しかし、1フレームの映像を一定時間内に
表示させなければならないため、全駆動時間には制限が
あり、アドレス期間が増大したことによって不足した時
間を補わなければならない。
【0034】アドレス期間が増大したことによって不足
した時間を補う一つの方法として、図4中の及び期
間、つまりセルを点灯表示させ放電を維持するためにサ
ステイン側駆動部43から印加させるパルス電圧とスキ
ャン側駆動部33から印加させるパルス電圧の間の時間
(以降パルス間時間と略す)を短縮させて前記サステイ
ン期間を短縮する方法がある。
【0035】この方法を使用すれば、前記電力回収時間
を必要以上に短縮することなく垂直ライン数の増加に伴
うアドレス期間の増大分をサステイン期間の短縮するこ
とで補うことができる。
【0036】従来の電力回収回路を使用してパルス間時
間を短縮させた場合のスキャン側駆動部33出力電圧波
形,サステイン側駆動回路43出力電圧波形及びサステ
イン側駆動部43中の電界効果トランジスタ16のドレ
イン端子からソース端子に流れる電流波形を図5に示
し、図5の期間に駆動回路中を流れる電流A及び期
間に駆動回路中を流れる電流Bを図6に示す。
【0037】図5において、図4と同等の駆動をする期
間は同一番号をつけ説明を略す。ここで、パルス間時間
短縮時に課題となるのが、パルス間時間短縮時の期間
から期間に移行する時に電界効果トランジスタ16に
パルス間時間を短縮しないときには流れない電流が流れ
ることである。
【0038】図5中の期間では、電界効果トランジス
タ4,14及び16がONとなり、電界効果トランジス
タ3,5,6,13及び15がOFFの状態となるた
め、図6中の電流Aが流れ、サステイン側駆動部43中
の電界効果トランジスタ16には逆ドレイン電流が流れ
ることになる。
【0039】そのため、期間から期間への移行後、
逆回復時間中は電界効果トランジスタ16のゲート端子
によって電界効果トランジスタ16の動作を制御でき
ず、電界効果トランジスタ16は導通状態となる。この
状態で電界効果トランジスタ16のドレイン端子に電圧
が印加されるので図6中の電流Bが流れ、電界効果トラ
ンジスタ16には図7中斜線部の電流Cが流れる。
【0040】電流Cはパルス間時間を短縮しないときに
は流れない電流であり、この電流によって電界効果トラ
ンジスタ16が破壊される可能性があり、かつ、コンデ
ンサ11に蓄積されていた電荷が電界効果トランジスタ
16を介してパネル駆動に寄与しない電流として消費さ
れるため、消費電力が増大する。
【0041】前記スキャン側駆動部は、サステイン側駆
動部43とパネルを挟んで対称な回路を使用しており、
サステイン期間において前記スキャン側駆動部はサステ
イン側駆動部43では同様な駆動をしているため、電界
効果トランジスタ16で生じる現象は電界効果トランジ
スタ6においても生じる。
【0042】従って、従来の電力回収回路では電界効果
トランジスタ6、16(以後電界効果トランジスタ6、
16を総じてローサイド側電界効果トランジスタと略
す)は駆動時に破壊する可能性があり、ローサイド側電
界効果トランジスタを介してパネル駆動に寄与しない電
流として消費されるため、消費電力が増大することが分
かった。
【0043】本発明は上記の課題を鑑み、高精細パネル
駆動に必要となるパルス間時間短縮を行った場合、回路
素子破壊を防ぎ、消費電力の増大を抑える回路を提供す
ることを目的とする。
【0044】
【課題を解決するための手段】本発明は、電力回収回路
を持つプラズマディスプレイ駆動回路において上記の課
題を解決するために、ローサイド側電界効果トランジス
タにダイオードを並列に接続し、前記ローサイド側電界
効果トランジスタのソース端子からドレイン端子に流れ
る電流を前記ダイオードに流すことで前記ローサイド側
電界効果トランジスタのスイッチング速度を速めるもの
である。
【0045】より詳細には、複数本の列電極と、前記行
電極に交差して配列された第1の複数本の行電極と、前
記第1の行電極と平行に配置された第2の複数本の行電
極を持つプラズマディスプレイを駆動する回路におい
て、エネルギー回収用の第1コンデンサを第1の電圧に
接続し、エネルギー回収用の第1誘導子を前記第1の行
電極に接続し、前記第1コンデンサから前記第1誘導子
に流れる電流を順方向とする第1単方向性スイッチを前
記第1コンデンサと前記第1誘導子の間に接続し、前記
第1誘導子から第1コンデンサに流れる電流を順方向と
する第2単方向性スイッチを前記第1単方向スイッチに
並列接続し、前記第1の行電極を前記第1の電圧より電
位の高い第2の電圧にクランプする第1トランジスタを
前記第1の行電極に接続し、前記第1の行電極を前記第
1の電圧にクランプする第2トランジスタを前記第1の
行電極に接続し、前記第1の電圧から前記第1の行電極
の方向を順方向とする第1ダイオードを前記第1の電圧
と前記第1の行電極の間に接続し、エネルギー回収用の
第2コンデンサを前記第1の電圧に接続し、エネルギー
回収用の第2誘導子を前記第2の行電極に接続し、前記
第2コンデンサから前記第2誘導子に流れる電流を順方
向とする第3単方向性スイッチを前記第2コンデンサと
前記第2誘導子の間に接続し、前記第2誘導子から第2
コンデンサに流れる電流を順方向とする第4単方向性ス
イッチを前記第3単方向スイッチに並列接続し、前記第
2の行電極を前記第2の電圧にクランプする第3トラン
ジスタを前記第2の行電極に接続し、前記第2の行電極
を前記第1の電圧にクランプする第4トランジスタを前
記第2の行電極に接続し、前記第1の電圧から前記第2
の行電極の方向を順方向とする第2ダイオードを前記第
1の電圧と前記第2の行電極の間に接続したものであ
る。
【0046】
【発明の実施の形態】本発明は、ローサイド側電界効果
トランジスタに流れる逆ドレイン電流を別の回路を通し
て流すことにより、前記ローサイド側電界効果トランジ
スタが逆ドレイン電流によって逆回復時間の間導通状態
になることを防ぐ。
【0047】その結果、ドレイン端子に電圧が印加され
るたとしても過大電流が流れることによる素子破壊を防
ぐことができ、かつ、電力回収部中のコンデンサに蓄積
されていたエネルギーを効率的に使用して消費電力の増
大を抑えることができる。
【0048】(実施形態1)図1において、図3と同等
の機能を持つものは同一番号をつけている。
【0049】本実施例は、図1に示すように、複数本の
列電極と、前記行電極に交差して配列された第1の複数
本の行電極と、前記第1の行電極と平行に配置された第
2の複数本の行電極を持つプラズマディスプレイを駆動
する回路であって、エネルギー回収用のコンデンサ1を
第1の電圧に接続し、エネルギー回収用の誘導子2を前
記第1の行電極に接続し、コンデンサ1から誘導子2に
流れる電流を順方向とするダイオード7とコンデンサ1
から誘導子2に流れる電流を切断するためのトランジス
タ3を直列に接続したものからなる単方向性スイッチ3
1をコンデンサ1と誘導子2の間に接続し、誘導子2か
らコンデンサ1に流れる電流を順方向とするダイオード
8と誘導子2からコンデンサ1に流れる電流を切断する
ための電界効果トランジスタ4を直列に接続したものか
らなる単方向性スイッチ32を単方向性スイッチ31に
並列接続し、前記第1の行電極を前記第1の電圧より電
位の高い第2の電圧にクランプするトランジスタ5を前
記第1の行電極に接続し、前記第1の行電極を前記第1
の電圧にクランプするトランジスタ6を前記第1の行電
極に接続し、前記第1の電圧から前記第1の行電極の方
向を順方向とするダイオード51を前記第1の電圧と前
記第1の行電極の間に接続している。
【0050】さらに、エネルギー回収用コンデンサ11
を前記第1の電圧に接続し、エネルギー回収用誘導子1
2を前記第2の行電極に接続し、コンデンサ11から誘
導子12に流れる電流を順方向とするダイオード17と
コンデンサ11から誘導子12に流れる電流を切断する
ためのトランジスタ13を直列に接続したものからなる
単方向性スイッチ41をコンデンサ11と誘導子12の
間に接続し、誘導子12からコンデンサ11に流れる電
流を順方向とするダイオード18と誘導子12からコン
デンサ11に流れる電流を切断するための電界効果トラ
ンジスタ14を直列に接続したものからなる単方向性ス
イッチ42を単方向性スイッチ41に並列接続し、前記
第2の行電極を前記第2の電圧にクランプするトランジ
スタ15を前記第2の行電極に接続し、前記第2の行電
極を前記第1の電圧にクランプするトランジスタ16を
前記第2の行電極に接続し、前記第1の電圧から前記第
2の行電極の方向を順方向とするダイオード52を前記
第1の電圧と前記第2の行電極の間に接続した構成であ
る。
【0051】以上のように構成された本実施例の基本動
作は、文献「特開平63−101897号公報」の図5
に書かれている電力回収回路とほぼ同じである。
【0052】しかしパルス間時間短縮を行った場合、ス
キャン側駆動部から出力されるパルスの立ち上がり時に
コンデンサ1から電界効果トランジスタ3,ダイオード
7及び誘導子2を通ってコンデンサ20に与えられるべ
き電流の一部が電界効果トランジスタ6に流れる。
【0053】また、サステイン側駆動部から出力される
パルスの立ち上がり時には、コンデンサ11から電界効
果トランジスタ13,ダイオード17及び誘導子12を
通って流れる電流の一部が電界効果トランジスタ16に
流れる。
【0054】この現象は、前記ローサイド側電界効果ト
ランジスタに逆ドレイン電流が流れ、逆回復時間中は前
記ローサイド側電界効果トランジスタが導通状態になる
ことに原因がある。
【0055】そのため、電界効果トランジスタ6のソー
ス端子からドレイン端子に流れる電流をダイオード51
に流し、かつ、電界効果トランジスタ16のソース端子
からドレイン端子に流れる電流をダイオード52に流す
ことで電界効果トランジスタ6及び16のスイッチング
が速め、電界効果トランジスタ6及び16に流れる異常
電流をのように抑えることができる。
【0056】図7は本発明の駆動回路を使用してパルス
間時間を短縮させた場合のスキャン側駆動部33出力電
圧波形,サステイン側駆動回路43出力電圧波形及びサ
ステイン側駆動部43中の電界効果トランジスタ16の
ドレイン端子からソース端子に流れる電流波形を示す。
図7において、図4と同等の駆動をする期間は同一番号
をつけ説明を略す。
【0057】従来の電力回収回路では逆ドレイン電流が
電界効果トランジスタ16を流れるので図5中の電流C
が流れたが、本発明の駆動回路では電界効果トランジス
タ16を流れていた逆ドレイン電流がダイオード52に
流れることにより、電界効果トランジスタ16のスイッ
チングが早まり前記電流Cを抑えることができた。
【0058】よって本発明の駆動回路を使用する事によ
って、前記電流Cを低減することができ、回路素子の破
壊を防ぎ、消費電力の増大抑えることができる。
【0059】なお、本発明では電界効果トランジスタを
バイポーラトランジスタ代用しても変わらないので、バ
イポーラトランジスタで電界効果トランジスタを代用す
ることができることは言うまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明は、例えば電界効果
トランジスタを用いた場合、ローサイド側電界効果トラ
ンジスタに流れる逆ドレイン電流を別の回路を通して流
すことにより、逆回復時間の間、導通状態になることを
防ぐ。これにより、前記ローサイド側電界効果トランジ
スタを介してパネル駆動に寄与しない電流として流出す
る事を抑えてローサイド側電界効果トランジスタが破壊
されることを防ぎ、かつ、消費電力の増大を抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の構成を示す回路図
【図2】パネル電極とパネル駆動部の接続関係図
【図3】従来の電力回収回路の構成を示す回路図
【図4】従来の電力回収回路動作時のスキャン側駆動部
からの出力波形及びサステイン側駆動部からの出力波形
及び電界効果トランジスタ16のドレイン端子からソー
ス端子に流れる電流波形を示した図
【図5】従来の電力回収回路を使ってパルス間時間を短
縮させた場合のスキャン側駆動部からの出力波形及びサ
ステイン側駆動部からの出力波形及び電界効果トランジ
スタ16のドレイン端子からソース端子に流れる電流波
形を示した図
【図6】パルス間時間を短縮した場合の課題を示す図
【図7】本発明の電力回収回路を使ってパルス間時間を
短縮させた場合のスキャン側駆動部からの出力波形及び
サステイン側駆動部からの出力波形及び電界効果トラン
ジスタ16のドレイン端子からソース端子に流れる電流
波形を示した図
【符号の説明】
1,11 コンデンサ 2,12 誘導子 3,4,5,6,13,14,15,16 電界効果ト
ランジスタ 7,8,17,18 ダイオード 20 コンデンサ 25 パネル 26 データ側電極 27 スキャン側電極(行電極1) 28 サステイン側電極(行電極2) 29 データ側駆動部 31,41 単方向性スイッチ 32,42 単方向性スイッチ 33 サステイン側駆動部 43 スキャン側駆動部 34,44 パネル容量20の両端端子 51,52 ダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の列電極と、前記行電極に交差して
    配列された第1の複数本の行電極と、前記第1の行電極
    と平行に配置された第2の複数本の行電極を持つプラズ
    マディスプレイを駆動する回路において、 エネルギー回収用の第1コンデンサを第1の電圧に接続
    し、エネルギー回収用の第1誘導子を前記第1の行電極
    に接続し、前記第1コンデンサから前記第1誘導子に流
    れる電流を順方向とする第1単方向性スイッチを前記第
    1コンデンサと前記第1誘導子の間に接続し、前記第1
    誘導子から第1コンデンサに流れる電流を順方向とする
    第2単方向性スイッチを前記第1単方向スイッチに並列
    接続し、 前記第1の行電極を前記第1の電圧より電位の高い第2
    の電圧にクランプする第1トランジスタを前記第1の行
    電極に接続し、前記第1の行電極を前記第1の電圧にク
    ランプする第2トランジスタを前記第1の行電極に接続
    し、前記第1の電圧から前記第1の電極の方向を順方向
    とする第1ダイオードを前記第1の電圧と前記第1の行
    電極の間に接続し、 エネルギー回収用の第2コンデンサを前記第1の電圧に
    接続し、エネルギー回収用の第2誘導子を前記第2の行
    電極に接続し、前記第2コンデンサから前記第2誘導子
    に流れる電流を順方向とする第3単方向性スイッチを前
    記第2コンデンサと前記第2誘導子の間に接続し、前記
    第2誘導子から第2コンデンサに流れる電流を順方向と
    する第4単方向性スイッチを前記第3単方向スイッチに
    並列接続し、 前記第2の行電極を前記第2の電圧にクランプする第3
    トランジスタを前記第2の行電極に接続し、前記第2の
    行電極を前記第1の電圧にクランプする第4トランジス
    タを前記第2の行電極に接続し、前記第1の電圧から前
    記第2の電極の方向を順方向とする第2ダイオードを前
    記第1の電圧と前記第2の行電極の間に接続したプラズ
    マディスプレイパネル駆動回路。
  2. 【請求項2】第1単方向性スイッチは、第1コンデンサ
    から第1誘導子に流れる電流を順方向とするダイオード
    と前記第1コンデンサから第1誘導子に流れる電流を切
    断するためのトランジスタを直列に接続したものからな
    り、 第2単方向性スイッチは、前記第1誘導子から第1コン
    デンサに流れる電流を順方向とするダイオードと前記第
    1誘導子から第1コンデンサに流れる電流を切断するた
    めのトランジスタを直列に接続したものからなることを
    特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイパネル
    駆動回路。
  3. 【請求項3】複数本の列電極と、前記行電極に交差して
    配列された複数本の行電極を少なくとも有するプラズマ
    ディスプレイを駆動する回路であって、 前記エネルギー回収用のコンデンサを第1の電圧に接続
    し、エネルギー回収用の誘導子を前記行電極に接続し、
    前記コンデンサから前記誘導子に流れる電流を順方向と
    する第1の単方向性スイッチを前記コンデンサと前記誘
    導子の間に接続し、前記誘導子からコンデンサに流れる
    電流を順方向とする第2の単方向性スイッチを前記第1
    の単方向スイッチに並列接続し、前記行電極を前記第1
    の電圧より電位の高い第2の電圧にクランプする第1の
    トランジスタを前記行電極に接続し、前記行電極を前記
    第1の電圧にクランプする第2のトランジスタを前記行
    電極に接続し、前記第1の電圧から前記行電極の方向を
    順方向とするダイオードを前記第1の電圧と前記行電極
    の間に接続した構成を少なくとも有することを特徴とす
    るプラズマディスプレイパネル駆動回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100425481B1 (ko) * 2001-09-21 2004-03-30 엘지전자 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널의 주사/유지전극 구동회로
JP2005514664A (ja) * 2002-01-11 2005-05-19 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ プラズマ表示パネルのac電源用回路装置の制御方法
JP2011035292A (ja) * 2009-08-05 2011-02-17 Toshiba Corp 半導体装置及び電源回路

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