JP2007030690A - 駆動車輪用軸受装置およびこれを備えたアクスルモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】
車両への組立作業性を向上させると共に、分解・組立における部品の損傷を防止して品質を安定させた駆動車輪用軸受装置およびこれを備えたアクスルモジュールを提供する。
【解決手段】
外方部材7と、一端部に車輪取付フランジ5を有し、内周に硬化した凹凸部6が形成されたハブ輪1と中空の軸部20が形成された外側継手部材14からなる内方部材8を備え、ハブ輪1に内嵌された軸部20を拡径させて凹凸部6に食い込ませ塑性結合された駆動車輪用軸受装置において、ナックルNに内嵌される外方部材7の嵌合面7cの外径D3が、外側継手部材14の外径D1よりも大径に設定されると共に、外側継手部材14の開口部にブーツアダプタ23が嵌着され、このブーツアダプタ23が、外側継手部材14に外嵌される円筒部23aと小径部23cを備え、この小径部23cにブーツ21の大径側端部が結合されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車両の駆動車輪を懸架装置に対して回転自在に支承する駆動車輪用軸受装置、特に、車輪用軸受と等速自在継手とがユニット化され、車両への組立作業性を向上させると共に、分解・組立時における部品の損傷を防止して品質の信頼性を向上させた駆動車輪用軸受装置およびこの駆動車輪用軸受装置の等速自在継手に連結されたドライブシャフトと摺動型の等速自在継手とを備えた車輪用軸受アッセンブリー(以下、アクスルモジュールと言う)に関する。
自動車等の車両のエンジン動力を車輪に伝達する動力伝達装置は、エンジンから車輪へ動力を伝達すると共に、悪路走行時における車両のバウンドや車両の旋回時に生じる車輪からの径方向や軸方向変位、およびモーメント変位を許容する必要があるため、例えば、図4に示すように、エンジン側と駆動車輪側との間に介装されるドライブシャフト100の一端を、摺動型等速自在継手101を介してディファレンシャル102に連結し、他端を、固定型等速自在継手103を含む駆動車輪用軸受装置104を介して車輪105に連結している。
このような駆動車輪用軸受装置104には、懸架装置に複列の転がり軸受(図示せず)が装着された第1世代から、この複列の転がり軸受の外方部材に車体取付フランジを一体に有する第3世代と呼称される車輪用軸受まで種々な構造のものが開発されている。近年、この駆動車輪用軸受装置104は、さらに軽量・コンパクト化を狙って、車輪用軸受106と固定型等速自在継手103とがユニット化された、所謂第4世代の構造に移行する傾向にある。
図5は、このような第4世代の駆動車輪用軸受装置の代表的な一例である。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウトボード側(図面左側)、中央寄り側をインボード側(図面右側)という。
この駆動車輪用軸受装置は、ハブ輪51と複列の転がり軸受52と等速自在継手53とをユニット化して構成している。ハブ輪51は、アウトボード側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ54を一体に有し、その円周等配位置にハブボルト56が植設されている。外周面にはアウトボード側の内側転走面51aと、この内側転走面51aから軸方向に延びる小径段部63が形成され、内周面には凹凸部55が形成され、熱処理によって表面硬さを54〜64HRCの範囲に硬化処理が施されている。
複列の転がり軸受52は、外方部材57と内方部材58と複列のボール59、59とを備えている。外方部材57は、外周に懸架装置を構成するナックルNに取り付けるための車体取付フランジ57bを一体に有し、内周には複列の外側転走面57a、57aが形成されている。一方、内方部材58は、ハブ輪51と、このハブ輪51の小径段部63に突合せ状態に内嵌された外側継手部材64とを指し、この外側継手部材64の外周にインボード側の内側転走面64aが一体に形成されている。複列のボール59、59がこれら転走面57a、51aと57a、64a間にそれぞれ収容され、保持器60、60で転動自在に保持されている。また、複列の転がり軸受52の端部にはシール61、62が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部からの雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
等速自在継手53は、外側継手部材64と継手内輪65とケージ66およびトルク伝達ボール67を備えている。外側継手部材64は、カップ状のマウス部68と、このマウス部68の底部をなす肩部69と、この肩部69から軸方向に延びる中空の軸部70とを有している。この軸部70の外周には、前記小径段部63に内嵌される小径段部70aと、この小径段部70aから軸方向に延びる嵌合部70bが形成されている。そして、外側継手部材64の軸部70をハブ輪51に内嵌すると共に、軸部70にマンドレル等の拡径治具を押し込んで嵌合部70bを拡径し、嵌合部70bをハブ輪51の凹凸部55に食い込ませて加締め、ハブ輪51と外側継手部材64とが一体に塑性結合されている。
ここで、車両組立の際には、ナックルNの内径に外方部材57が嵌合されるが、その嵌合面57cの外径をDaとし、等速自在継手53の最大外径、ここでは、マウス部68の外周に装着されたブーツ71の最大外径をDbとした時、Da≧Dbに設定されている。これにより、図6に示すように、一対の等速自在継手53、72と、これら等速自在継手53、72に連結されたドライブシャフト73と、一対の等速自在継手53、72のうちアウトボード側の等速自在継手53と複列の転がり軸受52とがユニット化されたアクスルモジュールがナックルN内を通過することが可能となる。したがって、車両への組立の作業性が一段と改善され、また、点検・補修等の作業性も向上する。
特開2001−171308号公報
こうした従来の駆動車輪用軸受装置では、通常、等速自在継手53の最大外径は外方部材57の嵌合面57cの外径よりは大きくなるが、ここで、等速自在継手53のボールサイズ、個数等の内部仕様を見直してコンパクトタイプに変更することにより、嵌合面57cより小径にすることができる。然しながら、トルク伝達容量の大きい車両においては、等速自在継手のサイズがどうしても大きくなり、この場合は外方部材57のサイズを大きくせざるを得なかった。これでは外方部材57だけでなくナックルNの重量増加を招き、軽量・コンパクト化された装置としての効果を半減させるだけでなく、ナックルNのサイズアップに伴うブレーキ周りの設計仕様の見直しも必要となった。したがって、ナックルNをはじめ、足回り部品の設計仕様の見直しを不要にするか、あるいは仕様変更を最小限に抑えることができるよう、トルク伝達容量を低下させることなく、等速自在継手の最大外径を小さくすることが課題となっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、等速自在継手の最大外径を抑制して車両への組立作業性を向上させると共に、分解・組立における部品の損傷を防止して品質を安定させた駆動車輪用軸受装置およびこれを備えたアクスルモジュールを提供することを目的としている。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、外周にナックルに締結するための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面が直接形成されたハブ輪、およびこのハブ輪に内嵌され、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる中空の軸部が一体に形成された等速自在継手の外側継手部材からなる内方部材と、前記両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記ハブ輪と外側継手部材とが一体に塑性結合された駆動車輪用軸受装置において、前記ナックルに内嵌される前記外方部材の嵌合面が、前記外側継手部材の外径よりも大径に設定されると共に、前記外側継手部材の開口部に鋼板製のブーツアダプタが嵌着され、このブーツアダプタが、前記外側継手部材の外周に嵌合される円筒部と、この円筒部から軸方向に延びる小径部を備え、この小径部にブーツの大径側端部が結合されている構成を採用した。
このように、第4世代構造の駆動車輪用軸受装置において、ナックルに内嵌される外方部材の嵌合面が、外側継手部材の外径よりも大径に設定されると共に、外側継手部材の開口部に鋼板製のブーツアダプタが嵌着され、このブーツアダプタが、外側継手部材の外周に嵌合される円筒部と、この円筒部から軸方向に延びる小径部を備え、この小径部にブーツの大径側端部が結合されているので、等速自在継手の最大外径は外側継手部材の外径となり、等速自在継手と、この等速自在継手に連結されたドライブシャフトがナックル内を容易に通過することできる。したがって、車両へのアクスルモジュール組立の作業性が一段と改善され、分解・組立における部品の損傷を防止して品質を安定させた駆動車輪用軸受装置を提供することができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記ハブ輪の内周に硬化した凹凸部が形成され、前記外側継手部材の軸部を拡径させて前記凹凸部に食い込ませて加締め、前記ハブ輪と外側継手部材とが一体に塑性結合されていれば、ハブ輪の強度・耐久性を向上させると共に、軽量・コンパクト化を図り、車両への組込性を簡便にすることができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記等速自在継手が、外側継手部材と、この外側継手部材の内周に形成された軸方向に延びるトラック溝に収容され、外周部に径方向外方に延びる3本の脚軸が等配に突設されたトリポード部材と、これらの脚軸に回転自在に外挿されたローラとを備えたトリポード型の等速自在継手で構成されていれば、軽量・コンパクト化を図ることができると共に、ばね下重量を低減することができ、車両の操安性を向上させることができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記駆動車輪用軸受装置が後輪用であれば、等速自在継手が操舵側の作動角に対し小さくても良く、従来のように許容作動角が大きなゼッパー型等、固定型の等速自在継手を使用しなくても充分適用が可能となる。
また、本発明のうち請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4いずれかに記載の駆動車輪用軸受装置と、この駆動車輪用軸受装置の等速自在継手に一端が連結されたドライブシャフトと、このドライブシャフトの他端に連結された摺動型の等速自在継手とからなり、この等速自在継手における外側継手部材の開口部に鋼板製のブーツアダプタが嵌着され、このブーツアダプタが、当該外側継手部材の外周に嵌合される円筒部と、この円筒部から軸方向に延びる小径部を備え、この小径部にブーツの大径側端部が結合される共に、前記外方部材の嵌合面が、前記等速自在継手における外側継手部材の外径よりも大径に設定されている。
これにより、一対の等速自在継手の最大外径がそれぞれ外側継手部材の外径となり、アクスルモジュールがナックル内を容易に通過することできる。したがって、車両への組立の作業性が一段と改善され、分解・組立における部品の損傷を防止して品質を安定させたアクスルモジュールを提供することができる。
本発明に係る駆動車輪用軸受装置は、外周にナックルに締結するための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面が直接形成されたハブ輪、およびこのハブ輪に内嵌され、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる中空の軸部が一体に形成された等速自在継手の外側継手部材からなる内方部材と、前記両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記ハブ輪と外側継手部材とが一体に塑性結合された駆動車輪用軸受装置において、前記ナックルに内嵌される前記外方部材の嵌合面が、前記外側継手部材の外径よりも大径に設定されると共に、前記外側継手部材の開口部に鋼板製のブーツアダプタが嵌着され、このブーツアダプタが、前記外側継手部材の外周に嵌合される円筒部と、この円筒部から軸方向に延びる小径部を備え、この小径部にブーツの大径側端部が結合されているので、等速自在継手の最大外径は外側継手部材の外径となり、等速自在継手と、この等速自在継手に連結されたドライブシャフトがナックル内を容易に通過することでき、車両へのアクスルモジュール組立の作業性が一段と改善され、分解・組立における部品の損傷を防止して品質を安定させた駆動車輪用軸受装置を提供することができる。
また、本発明に係るアクスルモジュールは、請求項1乃至4いずれかに記載の駆動車輪用軸受装置と、この駆動車輪用軸受装置の等速自在継手に一端が連結されたドライブシャフトと、このドライブシャフトの他端に連結された摺動型の等速自在継手とからなり、この等速自在継手における外側継手部材の開口部に鋼板製のブーツアダプタが嵌着され、このブーツアダプタが、当該外側継手部材の外周に嵌合される円筒部と、この円筒部から軸方向に延びる小径部を備え、この小径部にブーツの大径側端部が結合される共に、前記外方部材の嵌合面が、前記等速自在継手における外側継手部材の外径よりも大径に設定されているので、一対の等速自在継手の最大外径がそれぞれ外側継手部材の外径となり、アクスルモジュールがナックル内を容易に通過することでき、車両への組立の作業性が一段と改善され、分解・組立における部品の損傷を防止して品質を安定させたアクスルモジュールを提供することができる。
外周にナックルに締結するための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面が直接形成され、内周に硬化した凹凸部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪に内嵌され、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる中空の軸部が一体に形成された等速自在継手の外側継手部材からなる内方部材と、前記両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記ハブ輪に内嵌された前記軸部を拡径させて前記凹凸部に食い込ませて加締め、前記ハブ輪と外側継手部材とが一体に塑性結合された駆動車輪用軸受装置において、前記ナックルに内嵌される前記外方部材の嵌合面が、前記外側継手部材の外径よりも大径に設定されると共に、前記外側継手部材の開口部に鋼板製のブーツアダプタが嵌着され、このブーツアダプタが、前記外側継手部材の外周に嵌合される円筒部と、この円筒部から軸方向に延びる小径部を備え、この小径部にブーツの大径側端部が結合されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るアクスルモジュールの第1の実施形態を示す縦断面図、図2は、図1の要部拡大図である。
このアクスルモジュールは、図示しないエンジンから車輪へ動力を伝達すると共に、車輪を懸架装置に対して回転自在に支承するもので、駆動車輪用軸受装置4と、この駆動車輪用軸受装置4の等速自在継手3に一端が連結されたドライブシャフトD/Sと、このドライブシャフトD/Sの他端に連結された摺動型の等速自在継手25とからなる。
駆動車輪用軸受装置4は、図2に拡大して示すように、ハブ輪1と複列の転がり軸受2および等速自在継手3がユニット化された第4世代と呼称される構成を備えている。ハブ輪1は、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼で形成され、アウトボード側の端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジ5を一体に有し、その円周等配位置にハブボルト5aが植設されている。ハブ輪1の内周面には凹凸部6が形成され、熱処理によって表面硬さを54〜64HRCの範囲に硬化層が形成されている。熱処理としては、局部加熱ができ、硬化層深さの設定が比較的容易にできる高周波誘導加熱による焼入れが好適である。
なお、凹凸部6はアヤメローレット状に形成され、旋削等により独立して形成された複数の環状溝と、ブローチ加工等により形成された複数の軸方向溝とを略直交させて構成した交叉溝、あるいは、互いに傾斜した螺旋溝で構成した交叉溝からなる。また、凹凸部6の凸部は良好な食い込み性を確保するために、その先端部が三角形状等の尖塔形状に形成されている。
複列の転がり軸受2は、外方部材7と内方部材8と複列の転動体(ボール)9、9とを備えている。外方部材7は、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼からなり、外周に懸架装置を構成するナックル(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ7bを一体に有し、内周に複列の外側転走面7a、7aが形成されている。
一方、内方部材8は、ハブ輪1と、このハブ輪1の小径段部13に突合せ状態に内嵌される後述する外側継手部材14とを指し、外周に複列の外側転走面7a、7aに対向する一方(アウトボード側)の内側転走面1aがハブ輪1の外周に、他方(インボード側)の内側転走面14aが外側継手部材14の外周にそれぞれ形成されている。そして、複列の転動体9、9がこれら転走面7a、1aと7a、14a間にそれぞれ収容され、保持器10、10によって転動自在に保持されている。また、外方部材7の端部にはシール11、12が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。なお、ここでは、複列の転がり軸受2として、転動体9にボールを用いた複列アンギュラ玉軸受を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、転動体9に円錐ころを用いた複列円錐ころ軸受であっても良い。
等速自在継手3は、外側継手部材14と継手内輪15とケージ16およびトルク伝達ボール17を備えている。外側継手部材14は、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼で形成され、カップ状のマウス部18と、このマウス部18の底部をなす肩部19と、この肩部19から軸方向に延びる中空の軸部20とを有している。この軸部20の外周には、ハブ輪1の小径段部13に内嵌される小径段部20aと、この小径段部20aから軸方向に延びる嵌合部20bとが形成されている。マウス部18の開口側の外周にはブーツアダプタ23が装着されると共に、このブーツアダプタ23の小径部23cにブーツ21が装着され、中空の軸部20に装着されたエンドキャップ22とで、マウス部18内に封入されたグリースの漏洩と、外部から雨水やダスト等が継手内部に侵入するのを防止している。
また、マウス部18の内周には軸方向に延びる曲線状の8本のトラック溝18aが形成されると共に、このトラック溝18aに対向する8本のトラック溝15aが継手内輪15の外周に形成されている。そして、これら両トラック溝18a、15a間にトルク伝達ボール17が収容され、ケージ16によって転動自在に保持されている。この外側継手部材14において、少なくともトラック溝18aと、肩部19から軸部20の小径段部20aに亙って高周波焼入れ等によって所定の硬化層が形成されている。なお、軸部20の嵌合部20bは鍛造後の硬さのままとされている。
なお、ここでは、8個ボールを有するコンパクトタイプの等速自在継手3を例示したが、これに限らず、一般的な6個ボールからなる等速自在継手であっても良い。さらに、等速自在継手3は固定型であれば良く、トラック溝15a、18aは、例示した曲線状のものに限らず、図示はしないが、一部直線部を有するトラック溝からなる、所謂アンダーカットフリータイプの等速自在継手であっても良い。
ハブ輪1と外側継手部材14との結合は塑性結合によって行われる。すなわち、外側継手部材14の軸部20をハブ輪1に内嵌すると共に、中空の軸部20にマンドレル等の拡径治具を押し込んで嵌合部20bを拡径し、この嵌合部20bをハブ輪1の凹凸部5に食い込ませて加締め、ハブ輪1と外側継手部材14とが一体に塑性結合されている。これにより、従来のようにナット等で強固に緊締して予圧量を管理する必要がないため、軽量・コンパクト化を図ることができると共に、ハブ輪1の強度・耐久性を向上させ、かつ長期間その予圧量を維持することができる。さらに、車両への組込性を簡便にすることができるという特徴を有している。
また、ハブ輪1は、アウトボード側のシール11のシールリップが摺接するシールランド部、内側転走面1a、および小径段部13の表面に高周波焼入れによって硬化処理が施されている。また、拡径される嵌合部20bは、鍛造後の素材表面硬さ24HRC以下の未焼入れ部とし、ハブ輪1の凹凸部6の表面硬さ54〜64HRCとの硬度差を30HRC以上に設定するのが好ましい。これにより、嵌合部20bが凹凸部6に容易にかつ深く食い込み、凹凸部6の先端が潰れることなく強固に両者を塑性結合することができる。
なお、ハブ輪1と外側継手部材14との結合はこうした拡径加締タイプの塑性結合に限らず、例えば、図示はしないが、ハブ輪に外側継手部材の軸部が内嵌され、この軸部の端部を径方向外方に塑性変形させてハブ輪の端部に加締める、所謂揺動加締タイプであっても良い。
ここで、ブーツ21は、外側継手部材14におけるマウス部18の開口部にブーツアダプタ23を介して装着されている。このブーツアダプタ23は、ステンレス鋼板等、耐食性の鋼板からプレス加工によってカップ状に形成され、マウス部18に外嵌される円筒部23aと、この円筒部23aから径方向内方に延びる鍔部23bと、ブーツ21の大径側端部を収容する小径部23cとからなる。ブーツアダプタ23は、鍔部23bをマウス部18の端面に当接させて位置決めした状態で、円筒部23aの先端をマウス部18に形成された環状溝に加締めて固定されている。なお、円筒部23aとマウス部18間には弾性リング24が介装され、円筒部23aから雨水等がブーツ21内に浸入するのを防止している。本実施形態では、マウス部18の開口部にブーツアダプタ23が嵌着され、このブーツアダプタ23の小径部23cにブーツ21の大径側端部が結合されているので、等速自在継手3の最大外径D1は外側継手部材14の外径となる。
一方、インボード側の等速自在継手25は、図1に示すように、外側継手部材26と、外周部に径方向外方に延びる3本の脚軸27aが等配に突設されたトリポード部材27と、これらの脚軸27aに針状ころ28を介して回転自在に外挿されたローラ29とを備え、トリポード型の等速自在継手25を構成している。外側継手部材26は、円筒状の外筒部30と、この外筒部30の底部をなす肩部31と、この肩部31から軸方向に延びる軸部32を有している。この軸部32の外周には、ディファレンシャル(図示せず)に嵌挿されるセレーション(またはスプライン)32aが形成されている。
外筒部30の内周には軸方向に延びる直線状の3本のトラック溝30aが形成され、このトラック溝30a上をローラ29が転動する。また、外筒部30の開口部には、前述したアウトボード側の等速自在継手3と同様、ブーツアダプタ23’が装着され、このブーツアダプタ23’を介して合成ゴム等からなるブーツ33が取り付けられ、外筒部30内に封入されたグリースの漏洩と、外部から雨水やダスト等が継手内に侵入するのを防止している。本実施形態では、ブーツ33がブーツアダプタ23’を介して外筒部30に装着されているので、等速自在継手25の最大外径D2は外側継手部材26の外径となる。なお、ここでは、等速自在継手25にトリポード型を例示したが、これに限らず、摺動型の等速自在継手なら良く、他の構造のトリポード型をはじめ、例えば、ボールを使用したダブルオフセット型の等速自在継手(DOJ)であっても良い。また、外筒部30は円筒状に限らず、例えば、外周がトラック溝30aに対応した花弁形状に形成されたものであっても良い。
車両組立時には、ナックルNに外方部材7が内嵌されるが、その嵌合面7cの外径をD3とし、等速自在継手3、25の最大外径、ここでは、アウトボード側の等速自在継手3における外側継手部材14の外径D1となり、D3≧D1≧D2に設定されている。これにより、一対の等速自在継手3、25と、これら等速自在継手3、25に連結されたドライブシャフトD/Sからなるアクスルモジュールがナックル内を容易に通過することできる。したがって、車両へのアクスルモジュール組立の作業性が一段と改善され、分解・組立における部品の損傷を防止して品質を安定させた駆動車輪用軸受装置を提供することができる。
本実施形態では、アクスルモジュールを構成する一対の等速自在継手3、25において、ブーツ21、33が、それぞれブーツアダプタ23、23’を介して装着されているので、従来構造の等速自在継手に比べ作動角が小さくなる。したがって、許容作動角が不足する場合は、例えば、FR(フロントエンジン、リアドライブ)車の後輪や4WD(全輪駆動)車の後輪のように、作動角が小さい部位に使用箇所を限定するのが好ましい。
図3は、本発明に係るアクスルモジュールの第2の実施形態を示す要部拡大図である。なお、この実施形態は、本発明に係るアクスルモジュールを後輪側に適用したもので、前述した第1の実施形態と同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部位には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
この後輪用アクスルモジュールは、図示しないエンジンから後輪へ動力を伝達すると共に、自動車の後輪を懸架装置に対して回転自在に支承するものである。なお、この後輪用アクスルモジュールの基本構成は、ハブ輪1と複列の転がり軸受2’および等速自在継手34がユニット化された駆動車輪用軸受装置35と、等速自在継手34に一端が連結されたドライブシャフトD/Sと、このドライブシャフトD/Sの他端に連結されたインボード側の等速自在継手(図示せず)とからなる。
複列の転がり軸受2’は、外方部材7と内方部材8’と複列の転動体9、9とを備えている。内方部材8’は、ハブ輪1と、このハブ輪1の小径段部13に突合せ状態に内嵌される後述する外側継手部材36とを指す。
等速自在継手34は、外側継手部材36と、外周部に径方向外方に延びる3本の脚軸37aが等配に突設されたトリポード部材37と、これらの脚軸37aに針状ころ38を介して回転自在に外挿されたローラ39とを備え、トリポード型の等速自在継手34を構成している。外側継手部材36は、円筒状の外筒部40と、この外筒部40の底部をなす肩部41と、この肩部41から軸方向に延びる中空の軸部42を有している。この軸部42の外周には、ハブ輪1の小径段部13に内嵌される小径段部42aと、この小径段部42aから軸方向に延びる嵌合部42bとが形成されている。
外筒部40の内周には軸方向に延びる直線状の3本のトラック溝40aが形成され、このトラック溝40a上をローラ39が転動する。また、外筒部40の開口部には、ブーツアダプタ43が装着され、このブーツアダプタ43を介して合成ゴム等からなるブーツ44が取り付けられ、外筒部40内に封入されたグリースの漏洩と、外部から雨水やダスト等が継手内に侵入するのを防止している。
ブーツアダプタ43は、ステンレス鋼板等、耐食性の鋼板からプレス加工によってカップ状に形成され、外筒部40に外嵌される円筒部43aと、この円筒部43aから径方向内方に延びる鍔部43bと、ブーツ44の大径側端部を収容する小径部43cとからなる。ブーツアダプタ43は、鍔部43bを外筒部40の端面に当接させて位置決めした状態で、円筒部43aの先端を外筒部40に形成された環状溝に加締めて固定されている。ここで、鍔部43bの一部をトラック溝40aに突出させることにより、トリポード部材37がトラック溝40aから脱落するのを防止している。なお、円筒部43aと外筒部40間には弾性リング24が介装され、円筒部43aから雨水等がブーツ44内に浸入するのを防止している。
本実施形態では、外筒部40にブーツアダプタ43が嵌着され、このブーツアダプタ43の小径部43cにブーツ44の大径側端部が結合されているので、等速自在継手34の最大外径D4は外側継手部材36の外径となる。なお、ここでは、等速自在継手34にトリポード型を例示したが、これに限らず、摺動型の等速自在継手なら良く、他の構造のトリポード型をはじめ、例えば、ボールを使用したダブルオフセット型の等速自在継手(DOJ)であっても良い。また、外筒部40は円筒状に限らず、例えば、外周がトラック溝40aに対応した花弁形状に形成されたものであっても良い。
車両組立時には、ナックル(図示せず)に外方部材7が内嵌されるが、その嵌合面7cの外径をD3とし、等速自在継手34の最大外径、ここでは、外側継手部材36の外径D4となり、D3≧D4に設定されている。これにより、等速自在継手34と、この等速自在継手34に連結されたドライブシャフトD/Sがナックル内を容易に通過することできる。したがって、車両への組立の作業性が一段と改善され、また、点検・補修等の作業性が向上する。
本実施形態では、アクスルモジュールを構成する等速自在継手34において、ブーツ44が、ブーツアダプタ43を介して外側継手部材36に装着されているので作動角が小さくなる。ところが、例えば、FR車の後輪側のように、操舵を伴わない後輪用アクスルモジュールにおいては、アウトボード側の等速自在継手34の作動角は、4WS(4輪操舵)車であっても、操舵側(前輪)の46〜50°に対し精々23°と小さくて良い。したがって、従来のように許容作動角が大きなゼッパー型等の固定型の等速自在継手を使用しなくても、この種のトリポード型等の摺動型等速自在継手34で充分適用が可能となり、軽量・コンパクト化を図ることができると共に、ばね下重量を低減することができ、車両の操安性を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係るアクスルモジュールは、自動車等の動力伝達装置を構成するドライブシャフト、およびこれに連結された一対の等速自在継手と、このアウトボード側の等速自在継手に連結される4世代構造の駆動車輪用軸受装置とを備えたアクスルモジュールに適用することができる。
本発明に係るアクスルモジュールの第1の実施形態を示す縦断面図である。 図1の駆動車輪用軸受装置を示す要部拡大図である。 本発明に係るアクスルモジュールの第2の実施形態を示す要部拡大図である。 駆動車輪用軸受装置を組込んだ動力伝達装置の一例を示す縦断面図である。 従来の駆動車輪用軸受装置を示す縦断面図である。 ナックルにアクスルモジュールを嵌挿する状態を示す説明図である。
符号の説明
1・・・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
1a、14a・・・・・・・・・・・内側転走面
2、2’・・・・・・・・・・・・・複列の転がり軸受
3、25、34・・・・・・・・・・等速自在継手
4、35・・・・・・・・・・・・・駆動車輪用軸受装置
5・・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
5a・・・・・・・・・・・・・・・ハブボルト
6・・・・・・・・・・・・・・・・凹凸部
7・・・・・・・・・・・・・・・・外方部材
7a・・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
7b・・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
8、8’・・・・・・・・・・・・・内方部材
9・・・・・・・・・・・・・・・・転動体
10・・・・・・・・・・・・・・・保持器
11、12・・・・・・・・・・・・シール
13、20a、42a・・・・・・・小径段部
14、26、36・・・・・・・・・外側継手部材
15・・・・・・・・・・・・・・・継手内輪
15a、18a、30a、40a・・トラック溝
16・・・・・・・・・・・・・・・ケージ
17・・・・・・・・・・・・・・・トルク伝達ボール
18・・・・・・・・・・・・・・・マウス部
19、31、41・・・・・・・・・肩部
20、32、42・・・・・・・・・軸部
20b、42b・・・・・・・・・・嵌合部
21、33、44・・・・・・・・・ブーツ
22・・・・・・・・・・・・・・・エンドキャップ
23、23’、43・・・・・・・・ブーツアダプタ
23a、43a・・・・・・・・・・円筒部
23b、43b・・・・・・・・・・鍔部
23c、43c・・・・・・・・・・小径部
24・・・・・・・・・・・・・・・弾性リング
27、37・・・・・・・・・・・・トリポード部材
27a、37a・・・・・・・・・・脚軸
28、38・・・・・・・・・・・・針状ころ
29、39・・・・・・・・・・・・ローラ
30、40・・・・・・・・・・・・外筒部
32a・・・・・・・・・・・・・・セレーション
51・・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
51a、64a・・・・・・・・・・内側転走面
52・・・・・・・・・・・・・・・複列の転がり軸受
53・・・・・・・・・・・・・・・等速自在継手
54・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
55・・・・・・・・・・・・・・・凹凸部
56・・・・・・・・・・・・・・・ハブボルト
57・・・・・・・・・・・・・・・外方部材
57a・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
57b・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
57c・・・・・・・・・・・・・・嵌合面
58・・・・・・・・・・・・・・・内方部材
59・・・・・・・・・・・・・・・ボール
60・・・・・・・・・・・・・・・保持器
61、62・・・・・・・・・・・・シール
63、70a・・・・・・・・・・・小径段部
64・・・・・・・・・・・・・・・外側継手部材
65・・・・・・・・・・・・・・・継手内輪
66・・・・・・・・・・・・・・・ケージ
67・・・・・・・・・・・・・・・トルク伝達ボール
68・・・・・・・・・・・・・・・マウス部
69・・・・・・・・・・・・・・・肩部
70・・・・・・・・・・・・・・・軸部
70b・・・・・・・・・・・・・・嵌合部
71・・・・・・・・・・・・・・・ブーツ
72・・・・・・・・・・・・・・・内径
100・・・・・・・・・・・・・・ドライブシャフト
101・・・・・・・・・・・・・・摺動型等速自在継手
102・・・・・・・・・・・・・・ディファレンシャル
103・・・・・・・・・・・・・・固定型等速自在継手
104・・・・・・・・・・・・・・駆動車輪用軸受装置
105・・・・・・・・・・・・・・車輪
106・・・・・・・・・・・・・・車輪用軸受
D1、D2、D4、Db・・・・・・等速自在継手の最大外径
D3、Da・・・・・・・・・・・・外方部材の嵌合面の外径寸法
D/S・・・・・・・・・・・・・・ドライブシャフト
N・・・・・・・・・・・・・・・・ナックル

Claims (5)

  1. 外周にナックルに締結するための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、
    一端部に車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面が直接形成されたハブ輪、およびこのハブ輪に内嵌され、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる中空の軸部が一体に形成された等速自在継手の外側継手部材からなる内方部材と、
    前記両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備え、
    前記ハブ輪と外側継手部材とが一体に塑性結合された駆動車輪用軸受装置において、
    前記ナックルに内嵌される前記外方部材の嵌合面が、前記外側継手部材の外径よりも大径に設定されると共に、
    前記外側継手部材の開口部に鋼板製のブーツアダプタが嵌着され、このブーツアダプタが、前記外側継手部材の外周に嵌合される円筒部と、この円筒部から軸方向に延びる小径部を備え、この小径部にブーツの大径側端部が結合されていることを特徴とする駆動車輪用軸受装置。
  2. 前記ハブ輪の内周に硬化した凹凸部が形成され、前記外側継手部材の軸部を拡径させて前記凹凸部に食い込ませて加締め、前記ハブ輪と外側継手部材とが一体に塑性結合されている請求項1に記載の駆動車輪用軸受装置。
  3. 前記等速自在継手が、外側継手部材と、この外側継手部材の内周に形成された軸方向に延びるトラック溝に収容され、外周部に径方向外方に延びる3本の脚軸が等配に突設されたトリポード部材と、これらの脚軸に回転自在に外挿されたローラとを備えたトリポード型の等速自在継手で構成されている請求項1または2に記載の駆動車輪用軸受装置。
  4. 前記駆動車輪用軸受装置が後輪用である請求項1乃至3いずれかに記載の駆動車輪用軸受装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の駆動車輪用軸受装置と、この駆動車輪用軸受装置の等速自在継手に一端が連結されたドライブシャフトと、このドライブシャフトの他端に連結された摺動型の等速自在継手とからなり、この等速自在継手における外側継手部材の開口部に鋼板製のブーツアダプタが嵌着され、このブーツアダプタが、当該外側継手部材の外周に嵌合される円筒部と、この円筒部から軸方向に延びる小径部を備え、この小径部にブーツの大径側端部が結合される共に、前記外方部材の嵌合面が、前記一対の等速自在継手における外側継手部材の外径よりも大径に設定されていることを特徴とするアクスルモジュール。
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