JP2007027066A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構造で、可動ビーム13および固定ビーム14の接続対象物に対する接触状態を良好に維持することを可能とする。
【解決手段】 可動ビーム13と固定ビーム14とを繋ぐ連結バネ部15を、コネクタ後端側に向かって湾曲状に延出する形状とし、当該連結バネ部15の接合部分を固定ビーム14の略中央部分に配置した場合であっても接続対象物の挿入スペースを十分に確保するとともに、可動ビーム13の揺動中心Wから可動ビーム13の前方側接触点13aまでの距離Xと、アクチュエータ操作点Qまでの距離Yとを略同一とし、可動ビーム13に対するアクチュエータ16の操作量と可動ビーム13の前方側接触点13aにおける作用量とをほぼ一致させることにより接続対象物に対する可動ビーム13の接触圧をほぼ一定に維持するように構成したもの。
【選択図】 図2

Description

本発明は、フレキシブル配線基板(FPC)やフレキシブル・フラット・ケーブル(FFC)等を接続する電気コネクタに関する。
この種の電気コネクタの一例として、下記の特許文献1および特許文献2に記載されたFPC用コネクタが知られている。例えば、図5に示されているFPC用コネクタでは、多数の偏平な略エ字形状をなす金属製のコンタクト(導電端子)1が、中空状の絶縁ハウジング2内に適宜の狭小ピッチで列状をなすように装着されているとともに、前記絶縁ハウジング2の後端側には、回動軸3を介してアクチュエータ4が回動可能に取り付けられている。
このとき、上述した各コンタクト1は、図示を省略した接続対象物としてのFPCの挿入方向に沿って延在する固定ビーム1aおよび可動ビーム1bを有しており、図示上方側に配置された可動ビーム1bが、前記固定ビーム1aに対して連結バネ部1cを介して揺動自在に接合されている。そして、アクチュエータ4に設けられたカム部4aが回動されることにより、前記可動ビーム1bの後端側に設けられた被操作部1dが持ち上げられるようにして弾性的に変位されると、その可動ビーム1bの前端側に設けられた接触部1eが接続対象物のFPC側に押し付けられ、固定ビーム1aの接触部1fとの間にFPCが挟持されるようになっている。
ところが、このような従来の電気コネクタにおいては、固定ビーム1aと可動ビーム1bとを互いに接合している連結バネ部1cが、それら両ビーム1a,1bどうしを略直線状に繋ぐストレート形状になされている。そのため、近年のように電気コネクタの薄型化または低背化が進められてくると、その分、ストレート形状を有する連結バネ部1cのスパン長が短縮化することとなってしまい、その結果として、FPC等の接続対象物と接続させるように可動ビーム1bを変位させる際の変形応力が連結バネ部1cに集中し、連結バネ部1cが塑性変形を起こして必要な弾性を喪失してしまうおそれがある。
このような事情から、例えば図6に示された電気コネクタでは、連結バネ部1gをクランク形状に湾曲させることによってスパン長を延長する構成を採用し、それによって上述したような変形応力の集中を回避するようにしている(下記特許文献3参照)。しかしながら、このような構成を採用した電気コネクタにおいては、固定ビーム1a側から延出する連結バネ部1gが、FPC等の接続対象物を挿入するコネクタ前端側(図6の右方側)に向かって延出する形状になされているため、連結バネ部1gの配置スペースが拡大してしまい、FPC等の接続対象物が挿入される部位の長さが短くなって、接続対象物の挿入ガイド長および有効嵌合長が不十分なってしまうという問題がある。
そのため上述した図6にかかる電気コネクタでは、連結バネ部1gの配置位置をコネクタ後端側(図6の左方側)に偏らせることによって接続対象物の挿入スペースを確保することとしている。しかしながら、このような構成では、可動ビーム1bの揺動中心Wから前端側のFPC接触点Pまでの距離Xが、同じく揺動中心Wからアクチュエータ3の回動中心であるアクチュエータ操作点Qまでの距離Yに対してかなり大きい寸法になってしまう(X>Y)。そのため、アクチュエータ3の操作量に対する可動ビーム1bのFPC接触点Pにおける作用量が大幅に拡大されたものとなり、その結果、可動ビーム1bのFPCに対する接触圧に大きなバラツキが発生して電気コネクタの信頼性を低下させる原因になるおそれが生じている。
なお、可動ビーム1bの揺動中心Wを固定ビーム1aの略中央位置に設定することによって、FPC接触点Pまでの距離Xと、アクチュエータ操作点Qまでの距離Yとを略等しくすることが考えられるが(X≒Y)、その場合には、前述したように接続対象物の挿入スペースを確保することができなくなる。もしくは、接続対象物の挿入スペースを確保しようとすると、接続対象物の挿入方向へコネクタを延ばさなければならずコネクタが大型化してしまう。
さらに、従来の電気コネクタにおいては、図5に示されているように固定ビーム1aが絶縁ハウジング2に対して完全に固定された状態に取り付けられているため、例えばFPC等の接続対象物が図示上方側に煽られるような変形力を受けた際に、可動ビーム1bもFPC等の接続対象物に追従して上方に弾性変形する。しかし、固定ビーム1aは、絶縁ハウジング2に固定されており弾性変形しない為にその先端部の接触部1fがFPC等の接続対象物から離間してしまうことがあり、接続対象物に対する接触圧が不安定になる。特に接続対象物が下接点の場合には、電気的導通が瞬間的に切断されてしまうおそれもある。
特許第3047862号公報
特許第3101951号公報
特開平11−307198号公報
そこで本発明は、簡易な構造で、可動ビームおよび固定ビームのFPC等の接続対象物に対する接触状態を良好に維持することができるようにした電気コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明にかかる電気コネクタでは、接続対象物の挿入方向に沿って延在する固定ビームおよび可動ビームを有するコンタクトと、そのコンタクトを内部に保持する絶縁ハウジングと、前記接続対象物を挿入する側と相対する側に位置し、前記コンタクトを前記接続対象物に接触させるように弾性変形させるアクチュエータとを備え、前記コンタクトの可動ビームが、当該可動ビームと前記固定ビームとを接合する連結バネ部を介して揺動自在に支持された電気コネクタにおいて、前記連結バネ部は、前記固定ビームとの接合部分から前記接続対象物が挿入される方向であるコネクタ後端側に向かって湾曲状に延出する形状を有している。
このような構成を有する電気コネクタによれば、固定ビームから延出する連結バネ部の接合部分を固定ビームの略中央部分に配置した場合であっても、その連結バネ部は、接続対象物の挿入方向であるコネクタ後端側に向かって延びていることから、連結バネ部よりも前方側の接続対象物の挿入スペースが十分に確保される。また、前記固定ビームに対する連結バネ部の接合部分である可動ビームの揺動中心から可動ビームの前方側接触点までの距離と、アクチュエータ操作点までの距離とがほぼ同じになるため、可動ビームに対するアクチュエータの操作量と、可動ビームの前方側接触点における作用量とがほぼ一致することとなり、接続対象物に対する可動ビームの接触圧がほぼ一定に維持されるようになっている。
また、本発明にかかる電気コネクタでは、固定ビームの接触部が接続対象物に対して弾性的に変位するように形成されているから、FPCが固定ビーム側から離間する方向に煽られるように変位した場合においても、固定ビームの接触部と接続対象物との電気導通性が良好に維持されるようになっている。
以上述べたように本発明にかかる電気コネクタは、可動ビームと固定ビームとを繋ぐ連結バネ部を、固定ビームとの接合部分からコネクタ後端側に向かって湾曲状に延出する形状とし、連結バネ部の接合部分を固定ビームの略中央部分に配置した場合であっても当該連結バネ部よりも前方側の接続対象物の挿入スペースを十分に確保するとともに、可動ビームの揺動中心から可動ビームの前方側接触点までの距離と、アクチュエータ操作点までの距離とを略同一とし、可動ビームに対するアクチュエータの操作量と可動ビームの前方側接触点における作用量とをほぼ一致させることにより接続対象物に対する可動ビームの接触圧をほぼ一定に維持するように構成したものであるから、小型かつ簡易な構造で、可動ビームおよび固定ビームのFPC等の接続対象物に対する接触状態を良好に維持することができ、電気コネクタの信頼性を低コストで大幅に向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1、図2および図3に示されている本発明の一実施形態にかかるFPC用電気コネクタ10は、細長状に延在する中空状の絶縁ハウジング11を備えているとともに、その絶縁ハウジング11の内部には、金属製部材から形成された多数のコンタクト(導電端子)12が幅方向(長手方向)に沿って適宜のピッチで列状をなすように収容されている。
さらに、絶縁ハウジング11は、図1に示すように奥側(図1の上方側)の長手方向両端に凸部11a,11aをそれぞれ備え、長手方向中央部に細長状に形成された抜き部にアクチュエータ16を配置する。
前記各コンタクト12は、後述する接続対象物としてのFPC(図3参照)が挿入されるコネクタ前端側(図3右方側)から後端側(図3左方側)に向かって延在する一対の可動ビーム13と固定ビーム14とを有している。これら可動ビーム13および固定ビーム14は、前記絶縁ハウジング11の内部空間内において図示上下に対面するように配置されており、それらの両ビーム13,14が連結バネ部15により連結されている。
上述した固定ビーム14は、前記絶縁ハウジング11の底部側に固定状態となるように取り付けられている。具体的には、固定ビーム14において、連結バネ部15と固定ビーム14の接合部分、若しくはそれよりコネクタの後端側(図3左方側)にコンタクト12の板厚方向にディンプル加工等を施し、部分的に変形するようにして固定している。また、固定ビーム14のコネクタ前端側(図3右方側)には前記接続対象物としてのFPCの導電路(図示省略)に接続される接触凸部14aが図示上向きの突状をなすように設けられている。この固定ビーム14側の接触凸部14aは、コネクタ前端方側(図2右方側)に向かってやや上向きに反るように配置されており、その上向き反り部分が、前記絶縁ハウジング11の底面部からやや離間した自由端として弾性的に変位可能に構成されている。また、この固定ビーム14のコネクタ後端側(図3左方側)には、図示を省略したプリント基板と半田接続される接続端子部14bが設けられている。
一方、上述した可動ビーム13は、前記固定ビーム14に対して相対的に揺動可能となるように前記連結バネ部15を介して固定ビーム14側に接合されている。連結バネ部15の構造については後述するが、この可動ビーム13のコネクタ前端側(図3右方側)には、前記FPC(図3参照)の導電路(図示省略)に接続される接触凸部13aが図示下向きの突状をなすように設けられていて、当該接触凸部13aは、上述した固定ビーム14側の接触凸部14aとともに前記FPCを上下から挟持する構成になされている。
さらに、上述した可動ビーム13のコネクタ後端側(図3左方側)には、アクチュエータ16に対する被作動部13bが設けられている。アクチュエータ16は、細長の板状部材から形成されたものであって、前記被作動部13bに沿うように配置された回動軸16aの軸方向両端部分が、前記絶縁ハウジング11のコネクタ後端側(図2の左方側)に回動自在に支持されていることにより、前記回動軸16aを中心としてアクチュエータ16の全体が回動自在に配置されている。具体的には、アクチュエータ16の長手方向の両端で、回動軸16aの位置に凸部(図示無し)を設け、絶縁ハウジング11の両端凸部11aの内側面に溝形状11bを設けてそれらを嵌合させて支持している。そして、このようなアクチュエータ16は、図2のように絶縁ハウジング11の上面に対してほぼ直立した解除位置と、図3のように絶縁ハウジング11の上面に対してほぼ水平に倒した作動位置との間で回動操作される構成になされている。
また、このアクチュエータ16の回動軸16aの図示上半部分には、上述した可動ビーム13の被作動部13bに略半円状をなすように凹設された軸受部13cが上方から覆うようにして摺動可能に当接されている。
ここで、上記アクチュエータ16は、前記回動軸16aからコネクタ外方に向かって延出する操作部16bと、前記回動軸16aから前記操作部16bとは反対側に延出するカム部16cとを有しており、そのカム部16cの外周側表面は、前記絶縁ハウジング11の内部底面に対して接触摺動する配置関係になされている。そして、作業者が上述した操作部16bを手で把持して図2の解除位置から図3の作動位置側に向かって回動させると、前記カム部16cの回転半径が増大するように変化し、その径変化に従って前記可動ビーム13の被作動部13bが図示上方側に持ち上げられるように変位することとなる。それにより、可動ビーム13の被作動部13bが上方に押し上げられ、反対側(コネクタ前端側)に設けられた接触凸部13aが下方に押し下げられていくことから、上述した固定ビーム14側の接触凸部14aとの間にFPCが挟持されるようになっている。
このように可動ビーム13は、前記固定ビーム14に対して相対的に揺動される構成になされているが、その可動ビーム13の揺動中心Wは、前記連結バネ部15と固定ビーム14との接合部分となっている。そして、特に図2に示されているように、上述した連結バネ部15と固定ビーム14との接合部分である揺動中心Wは、前記固定ビーム14の延在方向において略中央部分に位置するように配置されており、その可動ビーム13の揺動中心Wから当該可動ビーム13のコネクタ前端側に配置された接触凸部14aのFPC接触点Pまでの距離Xが、同じく前記揺動中心Wから上述したアクチュエータ16の回動軸16aの軸中心であるアクチュエータ操作点Qまでの距離Yとほぼ等しくなるように設定されている(X≒Y)。
さらに本実施形態では、前記揺動中心Wを含む前記固定ビーム14との接合部分から延出している連結バネ部15が略クランク形状をなすようにして可動ビーム13側に向かって延びる形状になされている。より具体的には、当該連結バネ部15は、前記固定ビーム14との接合部分から、接続対象物としてのFPCの挿入方向であるコネクタ後端側(図2の左方側)に向かって湾曲するように延出している。この連結バネ部15と前記固定ビーム14との接合部分は、比較的挟い幅の板幅となるように形成されている。そうする事により、接合部分及び接合部分より延出している部分が弾性を増し、スムーズに変位することが出来る。
さらに、固定ビーム14との接合部分からコネクタ後端側(図2の左方側)に湾曲して延出した連結バネ部15は、斜め上方に湾曲しながら前記可動ビーム13に向かって延びていき、比較的広い幅の板幅をなすように変化しながら前記可動ビーム13と接合する形状になされている。
このような本実施形態にかかる電気コネクタでは、固定ビーム14から可動ビーム13側に向かって延出する連結バネ部15と固定ビーム14との接合部分が、固定ビーム14の略中央部分に配置されているが、当該連結バネ部15はコネクタ後端側に向かって延びていることから、接続対象物としてのFPCの挿入スペースが十分に得られ、FPC挿入時のガイド長および有効嵌合長が十分に確保されるようになっている。
また、固定ビーム14に対する連結バネ部15の接合部分である揺動中心Wから可動ビーム13の前方側FPC接触点Pまでの距離Xと、同じく可動ビーム13のアクチュエータ操作点Qまでの距離Yとがほぼ同じ(X≒Y)になっていることから、可動ビーム13に対するアクチュエータ16の操作量と、可動ビーム13の前方側FPC接触点Pにおける作用量がほぼ一致することとなり、接続対象物としてのFPCに対する可動ビーム13の接触圧がほぼ一定に維持され、従来のような接触圧のバラツキが低減されるようになっている。
また、本実施形態における電気コネクタでは、固定ビーム14の接触凸部14aが接続対象物としてのFPCに対して弾性的に変位可能に形成されていることから、FPCが固定ビーム14側から離間する方向に煽られるように変位した場合においても、固定ビーム14の接触凸部14aとFPCとの電気導通性が良好に維持されるようになっている。この固定ビーム14の接触凸部14aは、連結バネ部15と前記固定ビーム14との接合部よりコネクタ前端側(図3右方側)については、比較的挟い幅の板幅となるように形成してもよい。
さらに、上述した実施形態と同一の構成物に対して同一の符号を付与した図4に示されている実施形態においては、可動ビーム13の揺動中心Wから可動ビーム13側に向かって延出する連結バネ部25が略V字形状をなすように形成されている。より具体的には、本実施形態における連結バネ部25は、前記固定ビーム14に対する接合部分が比較的挟幅に形成されているとともに、その固定ビーム14との接合部分からコネクタ後端側(図4の左方側)に向かって湾曲するようにして斜め上方に延出した後に、今度はコネクタ前端側(図4の右方側)に反転するように折れ曲がり、そのまま斜め上方に延出して可動ビーム13に対して比較的幅広の接合部分形成するように連結されている。このような略V字形状をなす連結バネ部25を備えた本実施形態においても、上述した実施形態と同様な作用・効果が得られると共に、アクチュエータ16を作動位置に回動させたときには、可動ビーム13の遥動中心Wに加え、略V字状の交点Vについても弾性が増し、好適である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態は、アクチュエータ16が回動する型式のFPC用電気コネクタに本発明を適用したものであるが、本発明はそれに限定されることはなく、FPC意外の多種多様な接続対象物を挿入する電気コネクタに対しても同様に適用することが可能であり、さらに解除位置と作用位置との間で直動するアクチュエータ(スライダー)を備えた電気コネクタに対しても本発明は同様に適用することが可能である。
また、本実施形態ではコンタクトの接点部を上下両接点部で説明しているが、どちらか一方に接点部を有する形態でも適応される事は言うまでもない。
本発明は、各種電気機器に使用する多種多様な電気コネクタに対して広く適用することが可能である。
本発明の一実施形態にかかるFPC用電気コネクタのアクチュエータ解除状態を表した外観斜視説明図である。 図1に示されたFPC用電気コネクタにおける横断面形状を拡大して表した横断面説明図である。 図2に示されたFPC用電気コネクタのアクチュエータ作動状態を表した横断面説明図である。 本発明の他の実施形態におけるFPC用電気コネクタのアクチュエータ解除状態を表した横断面説明図である。 従来例におけるFPC用電気コネクタの横断面説明図である。 他の従来例におけるFPC用電気コネクタの横断面説明図である。
符号の説明
10 FPC用電気コネクタ
11 絶縁ハウジング
12 コンタクト(導電端子)
13 可動ビーム
14 固定ビーム
15 連結バネ部
14a 接触凸部
14b 端子部
13a 接触凸部
16 アクチュエータ
16a 回動軸
13b 被作動部
13c 軸受部
16b 操作部
16c カム部
W 揺動中心
P FPC接触点
Q アクチュエータ操作点
25 連結バネ部

Claims (5)

  1. 接続対象物の挿入方向に沿って延在する固定ビームおよび可動ビームを有するコンタクトと、そのコンタクトを内部に保持する絶縁ハウジングと、前記接続対象物を挿入する側と相対する側に位置し、前記コンタクトを前記接続対象物に接触させるように弾性変形させるアクチュエータと、を備え、
    前記コンタクトの可動ビームが、当該可動ビームと前記固定ビームとを接合する連結バネ部を介して揺動自在に支持された電気コネクタにおいて、
    前記連結バネ部は、前記固定ビームとの接合部分から前記接続対象物が挿入される方向であるコネクタ後端側に向かって湾曲状に延出する形状を有していることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記連結バネ部の湾曲形状が、略クランク状または略V字状であることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 前記固定ビームの前記接続対象物に当接する接触部分は、前記絶縁ハウジングに対して弾性的に変位可能となるように取り付けられていることを特徴とする請求項1〜2記載の電気コネクタ。
  4. 前記可動ビームの遥動中心から前記接続対象物に当接する接触部分までの距離と、前記可動ビームの遥動中心からアクチュエータの操作点までの距離とは、ほぼ等しくなっていることを特徴とする請求項1〜3記載の電気コネクタ。
  5. 前記アクチュエータは、その中心に位置する回動軸と、その回動軸からコネクタ外方に向かって延出する操作部と、前記回動軸から前記操作部とは反対側に延出するカム部からなり、前記回動軸を軸心として前記操作部を操作する事により前記カム部を回動し、前記カム部によって前記コンタクトの可動ビームを遥動させて、前記コンタクトと前記接続対象物を接触させることを特徴とする請求項1〜4記載の電気コネクタ。
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