JP2007012583A - 固体高分子電解質形燃料電池 - Google Patents

固体高分子電解質形燃料電池 Download PDF

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Abstract

【課題】固体高分子電解質膜の周縁側の劣化を抑えて燃料極膜側と酸化極膜側との間のガスリークを抑制できる固体高分子電解質形燃料電池を提供する。
【解決手段】固体高分子電解質膜11の一方面及び他方面に電極膜12,13を配設したセルと、セルの一方面側の電極膜12上を覆うように配設された第一のガス拡散層14と、セルの他方面側の電極膜13上を覆うように配設された第二のガス拡散層15と、前記ガス拡散層14,15を介してセルの一方面側及び他方面側にそれぞれ配設されるセパレータ16とを備えている固体高分子電解質形燃料電池10において、セルの固体高分子電解質膜11と前記ガス拡散層14,15の間に設けられて電気的な絶縁性を有する第一の絶縁層18と、前記ガス拡散層14,15の周縁に設けられて電気的な絶縁性を有する第二の絶縁層19とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体高分子電解質形燃料電池に関する。
従来の固体高分子形燃料電池の要部の概略構成を図10に示す。
図10に示すように、プロトン(H+)伝導性を有する固体高分子電解質膜111の一方面側には、Pt−Ru系等の触媒金属を含有して導電性及びガス透過性を有する燃料極膜112が接着している。固体高分子電解質膜111の他方面側には、Pt系等の触媒金属を含有して導電性及びガス透過性を有する酸化極膜113が接着している。
上記固体高分子電解質膜111,燃料極膜112,酸化極膜113等からなる固体高分子電解質膜電極接合体(セル)の一方面側の電極膜である燃料極膜112側には、導電性及びガス拡散性を有する第一のガス拡散層114が当該燃料極膜112を覆うように包囲して接着、すなわち、燃料極膜112よりも大きい第一のガス拡散層114が当該燃料極膜112と共に固体高分子電解質膜111にも直接的に接触するようにして接着している。セルの他方面側の電極膜である酸化極膜113側には、導電性及びガス拡散性を有する第二のガス拡散層115が当該酸化極膜113を覆うように包囲して接着、すなわち、酸化極膜113よりも大きい第二のガス拡散層115が当該酸化極膜113と共に固体高分子電解質膜111にも直接的に接触するようにして接着している。
上記ガス拡散層114,115を接着された上記セルの一方面側及び他方面側には、水素ガス等の燃料ガス流通路を一方面に形成されて、空気や酸素等の酸化ガス流通路を他方面に形成されると共に導電性を有するセパレータ116がそれぞれ配設されている。
前記電極膜112,113及び前記ガス拡散層114,115の周縁から露出する前記固体高分子電解質膜111の周縁は、シール材117を介して上記セパレータ116に挟持されている。
なお、前記ガス拡散層114,115は、図9において、前記電極膜112,113の端面との間に隙間を有することなく当該電極膜112,113の端面に密着するように記載されているが、実際には、前記電極膜112,113の端面との間に隙間を有しながら前記固体高分子電解質膜111に直接的に接触するようにして接着している場合もある。
このような従来の固体高分子電解質形燃料電池110においては、上記セパレータ116の前記燃料ガス流通路へ燃料ガスを供給すると共に、上記セパレータ116の前記酸化ガス流通路へ酸化ガスを供給すると、燃料ガスが第一のガス拡散層114で拡散されながら燃料極膜112に供給されると共に、酸化ガスが第二のガス拡散層115で拡散されながら酸化極膜113に供給されることにより、燃料ガス及び酸化ガスが上記セルで電気化学的に反応して、燃料極膜112側で水素ガスから生成したプロトン(H+)が固体高分子電解質膜111内を酸化極膜113側へ移動すると共に、燃料極膜112側で水素ガスから生成した電子(e-)が第一のガス拡散層114及び前記セパレータ116から外部の電気回路を経由して酸化極膜113側へ前記セパレータ116及び第二のガス拡散層115を介して流れる。これにより、酸化極膜113側で酸素を上記プロトン及び上記電子と反応させて水を発生させながら発電することができる。
特許第3271410号公報 特許第3345240号公報 特開2003−123777号公報
ところで、前述したような従来の固体高分子電解質形燃料電池においては、燃料ガス及び酸化ガスをセル内に供給した際や上述した反応の際等に、過酸化水素(H22)等の副反応生成物質が生成し、当該過酸化水素からヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルが生成してしまうと、当該ラジカルが固体高分子電解質膜111を劣化させて燃料極膜112側と酸化極膜113側との間にガスリークを生じてしまうおそれがあった。
このようなラジカルによる固体高分子電解質膜111の劣化を本発明者らが確認したところ、そのほとんどが固体高分子電解質膜111の周縁側で生じていることがわかった。
このようなことから、本発明は、固体高分子電解質膜の劣化機構を解明し、それに基づいて、固体高分子電解質膜の劣化対策を施すことにより、固体高分子電解質膜の周縁側の劣化を抑えて燃料極膜側と酸化極膜側との間のガスリークを抑制することができる固体高分子電解質形燃料電池を提供することを目的とした。
前述した課題を解決するための、第一番目の発明に係る固体高分子電解質形燃料電池は、固体高分子電解質膜の一方面及び他方面に電極膜を配設した固体高分子電解質膜電極接合体と、前記固体高分子電解質膜電極接合体の一方面側の前記電極膜上を覆うように配設された第一のガス拡散層と、前記固体高分子電解質膜電極接合体の他方面側の前記電極膜上を覆うように配設された第二のガス拡散層と、前記ガス拡散層を介して前記固体高分子電解質膜電極接合体の一方面側及び他方面側にそれぞれ配設されるセパレータとを備えている固体高分子電解質形燃料電池において、前記固体高分子電解質膜電極接合体の前記固体高分子電解質膜と前記第一のガス拡散層及び前記第二のガス拡散層のうちの少なくとも一方との直接的な接触を防止するように当該固体高分子電解質膜と当該第一のガス拡散層及び当該第二のガス拡散層のうちの少なくとも一方との間に設けられて当該固体高分子電解質膜と当該第一のガス拡散層及び当該第二のガス拡散層のうちの少なくとも一方との間でのラジカルの発生を抑制する第一の劣化抑制材を備えていることを特徴とする。
第二番目の発明に係る固体高分子電解質形燃料電池は、固体高分子電解質膜の一方面及び他方面に電極膜を配設した固体高分子電解質膜電極接合体と、前記固体高分子電解質膜電極接合体の一方面側の前記電極膜上を覆うように配設された第一のガス拡散層と、前記固体高分子電解質膜電極接合体の他方面側の前記電極膜上を覆うように配設された第二のガス拡散層と、前記ガス拡散層を介して前記固体高分子電解質膜電極接合体の一方面側及び他方面側にそれぞれ配設されるセパレータとを備えている固体高分子電解質形燃料電池において、前記第一のガス拡散層及び前記第二のガス拡散層のうちの少なくとも一方が、前記固体高分子電解質膜電極接合体の前記固体高分子電解質膜と接触することなく前記電極膜上のみに設けられていることを特徴とする。
第三番目の発明に係る固体高分子電解質形燃料電池は、固体高分子電解質膜の一方面及び他方面に電極膜を配設した固体高分子電解質膜電極接合体と、前記固体高分子電解質膜電極接合体の一方面側の前記電極膜上を覆うように配設された第一のガス拡散層と、前記固体高分子電解質膜電極接合体の他方面側の前記電極膜上を覆うように配設された第二のガス拡散層と、前記ガス拡散層を介して前記固体高分子電解質膜電極接合体の一方面側及び他方面側にそれぞれ配設されるセパレータとを備えている固体高分子電解質形燃料電池において、前記固体高分子電解質膜電極接合体の前記電極膜から露出する前記固体高分子電解質膜の周縁側が、過酸化水素を水及び酸素に分解してラジカルの発生を抑制する劣化抑制材を含有していることを特徴とする。
第四番目の発明に係る固体高分子電解質形燃料電池は、第一番目又は第二番目の発明において、前記固体高分子電解質膜電極接合体の前記固体高分子電解質膜と前記第一のガス拡散層及び前記第二のガス拡散層のうちの少なくとも一方との直接的な接触を防止するように当該固体高分子電解質膜と当該第一のガス拡散層及び当該第二のガス拡散層のうちの少なくとも一方の周縁端に設けられて当該固体高分子電解質膜と当該第一のガス拡散層及び当該第二のガス拡散層のうちの少なくとも一方との間でのラジカルの発生を抑制する第二の劣化抑制材を備えていることを特徴とする。
第五番目の発明に係る固体高分子電解質形燃料電池は、第一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記固体高分子電解質膜電極接合体の前記固体高分子電解質膜と前記セパレータとの間に空間が設けられていることを特徴とする。
第六番目の発明に係る固体高分子電解質形燃料電池は、第五番目の発明において、前記固体高分子電解質膜電極接合体の前記固体高分子電解質膜と前記セパレータとの直接的な接触を防止するように前記空間に設けられて当該固体高分子電解質膜と当該セパレータとの間でのラジカルの発生を抑制する第三の劣化抑制材を備えていることを特徴とする。
第七番目の発明に係る固体高分子電解質形燃料電池は、第一番目、第四番目、第六番目の発明のいずれかにおいて、前記劣化抑制材が、電気的な絶縁性を有するものであることを特徴とする。
第八番目の発明に係る固体高分子電解質形燃料電池は、第一番目、第四番目、第六番目の発明のいずれかにおいて、前記劣化抑制材が、過酸化水素を水及び酸素に分解するものであることを特徴とする。
第九番目の発明に係る固体高分子電解質形燃料電池は、第一番目、第四番目、第六番目の発明のいずれかにおいて、前記劣化抑制材が、前記第一のガス拡散層及び前記第二のガス拡散層のうちの少なくとも一方の周縁よりも延設された前記電極膜の周縁であることを特徴とする。
第十番目の発明に係る固体高分子電解質形燃料電池は、第六番目の発明において、前記第三の劣化抑制材が、隣り合う前記セパレータの周縁の間をシールするシール材であることを特徴とする。
前述したように、固体高分子電解質形燃料電池において、燃料ガス及び酸化ガスをセル内に供給した際や前述した反応の際等に、過酸化水素(H22)等の副反応生成物質が生成すると、従来は、当該過酸化水素等の副反応生成物質からからヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルが生成して、当該ラジカルが固体高分子電解質膜を劣化させて燃料極膜側と酸化極膜側との間にガスリークを生じてしまうおそれがあった。
このため、このようなラジカルによる固体高分子電解質膜の劣化試験を本発明者らが行った結果、固体高分子電解質膜の中央側(前記電極膜との接触箇所)よりも、固体高分子電解質膜の周縁側(前記ガス拡散層との接触箇所)の方が非常に多くなることが判明した。
この原因を本発明者らがさらに調査研究を行った結果、上述した固体高分子電解質膜の劣化は、以下のような現象に基づいて発生していると推察された。
すなわち、燃料ガス及び酸化ガスをセル内に供給した際や上記反応の際等に生成した過酸化水素(H22)等の副反応生成物質は、固体高分子電解質膜と酸化極膜との間では、当該酸化極膜内の前記触媒金属により、ヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生よりも先に水及び酸素に分解されるため、固体高分子電解質膜の劣化が抑制される(下記式(1)参照)。しかしながら、上記過酸化水素(H22)等の副反応生成物質は、固体高分子電解質膜と前記ガス拡散層との間では、プロトン(H+)及び電子(e-)と即時に反応して、ヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルを生じてしまい、固体高分子電解質膜を劣化させてしまうのである(下記式(2)参照)。
22→H2O+1/2O2 (1)
22+H++e-→・OH+H2O (2)
そこで、本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池においては、前述した構成とすることにより、固体高分子電解質膜の周縁側において、固体高分子電解質膜と前記ガス拡散層との界面の当該ガス拡散層側からの電子の供給を防止して、当該ガス拡散層上での上記式(2)の反応を抑制し、固体高分子電解質膜と当該ガス拡散層との間において過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生を防止することや、固体高分子電解質膜と当該ガス拡散層との間に生成した過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生よりも先に当該過酸化水素(H22)等の副反応生成物質を水及び酸素に分解して、固体高分子電解質膜と当該ガス拡散層との間での前記式(1)の反応を促進、すなわち、前記式(2)の反応を抑制し、固体高分子電解質膜と当該ガス拡散層との間における過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生を防止することを図るようにしたのである。
したがって、本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池によれば、燃料ガス及び酸化ガスを供給した際や上述した反応の際等に生成した過酸化水素(H22)等の副反応生成物質から生じるヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生を大幅に抑制することができるので、当該ラジカルによる固体高分子電解質膜の周縁側の劣化を大幅に低減して燃料極膜側と酸化極膜側との間のガスリークを防止することができる。
本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池の実施形態を図面に基づいて以下に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
[第一番目の実施形態]
本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池の第一番目の実施形態を図1に基づいて説明する。図1は、固体高分子電解質形燃料電池の要部の概略構成図である。
図1に示すように、プロトン(H+)伝導性を有する固体高分子電解質膜11の一方面側には、Pt−Ru系等の触媒金属を含有して導電性及びガス透過性を有する燃料極膜12が接着している。固体高分子電解質膜11の他方面側には、Pt系等の触媒金属を含有して導電性及びガス透過性を有する酸化極膜13が接着している。
上記固体高分子電解質膜11,燃料極膜12,酸化極膜13等からなる固体高分子電解質膜電極接合体(セル)の一方面側の電極膜である燃料極膜12側には、導電性及びガス拡散性を有する第一のガス拡散層14が当該燃料極膜12を覆うように包囲して接着、すなわち、燃料極膜12よりも大きい第一のガス拡散層14が当該燃料極膜12上及び固体高分子電解質膜11上に位置するようにして当該燃料極膜12に接着している。前記固体高分子電解質膜11にも直接的に接触するように接着している。セルの他方面側の電極膜である酸化極膜13側には、導電性及びガス拡散性を有する第二のガス拡散層15が当該酸化極膜13を覆うように包囲して接着、すなわち、酸化極膜12よりも大きい第二のガス拡散層15が当該酸化極膜13上及び固体高分子電解質膜11上に位置するようにして当該酸化極膜13に接着している。
上記ガス拡散層14,15を接着された上記セルの一方面側及び他方面側には、水素ガス等の燃料ガス流通路を一方面に形成されて、空気や酸素等の酸化ガス流通路を他方面に形成されると共に導電性を有するセパレータ16がそれぞれ配設されている。
前記電極膜12,13及び前記ガス拡散層14,15の周縁端から露出する前記固体高分子電解質膜11の周縁は、対をなすシール材17を介して上記セパレータ16間に挟持されている。
前記固体高分子電解質膜11と当該固体高分子電解質膜11上に位置する前記ガス拡散層14,15との間には、電気的な絶縁性を有する第一の劣化抑制材である第一の絶縁層18が設けられている。また、前記ガス拡散層14,15の周縁端には、電気的な絶縁性を有する第二の劣化抑制材である第二の絶縁層19が設けられている。前記シール材17と前記第二の絶縁層19との間の前記固体高分子電解質膜11と前記セパレータ16との間には、緩衝空間10aが設けられている。
なお、前記ガス拡散層14,15は、図1において、前記電極膜12,13の端面との間に隙間を有することなく当該電極膜12,13の端面に密着するように記載されているが、実際には、前記電極膜12,13の端面との間に隙間を有しながら前記固体高分子電解質膜11上に位置するようにして前記絶縁層18,19を介して当該固体高分子電解質膜11に接着している場合もある。
また、前記絶縁層18,19の材料としては、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、フッ化ビニル樹脂(PVF)、フッ化ビニリデン樹脂(PVDF)、四フッ化エチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂(PFA)、エチレン−四フッ化エチレン共重合体(FTFE)、四フッ化エチレン−六フッ化エチレン共重合体(FEP)、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合樹脂(PFEP)、三フッ化塩化エチレン樹脂(PCTFE)、三フッ化塩化エチレン−エチレン共重合体(ECTFE)、四フッ化エチレン−パーフルオロジオキソール共重合体(TFE/PDD)等のようなフッ素樹脂系や、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルニトリル(PEN)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリイミド(PI)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、セルローストリアセテート(CTA)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリアクリルニトリル(PAN)系、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルペンテン(PMP)、ポリフェニレンエーテル(PPE)系、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリスルホン(PS)等のような樹脂やシリコーン系材料等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
このような本実施形態に係る固体高分子電解質形燃料電池10においては、前記セパレータ16の前記燃料ガス流通路へ燃料ガスを供給すると共に、前記セパレータ16の前記酸化ガス流通路へ酸化ガスを供給すると、燃料ガスが第一のガス拡散層14で拡散されながら燃料極膜12に供給されると共に、酸化ガスが第二のガス拡散層15で拡散されながら酸化極膜13に供給されることにより、燃料ガス及び酸化ガスが上記セルで電気化学的に反応して、燃料極膜12側で水素ガスから生成したプロトン(H+)が固体高分子電解質膜11内を酸化極膜13側へ移動すると共に、燃料極膜12側で水素ガスから生成した電子(e-)が第一のガス拡散層14及び前記セパレータ16から外部の電気回路を経由して酸化極膜13側へ前記セパレータ16及び第二のガス拡散層15を介して流れる。これにより、酸化極膜13側で酸素と上記プロトン及び上記電子とが反応して、水を生成しながら発電することができる。
ここで、燃料ガス及び酸化ガスをセル内に供給した際や上述した反応の際等に、過酸化水素(H22)等の副反応生成物質が生成したとしても、前記固体高分子電解質膜11と当該固体高分子電解質膜11上に位置する前記ガス拡散層14,15との間に前記絶縁層18を設けたことから、当該過酸化水素等の副反応生成物質からヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生を大幅に抑制することができ、当該ラジカルによる固体高分子電解質膜11の周縁側の劣化を大幅に低減して燃料極膜12側と酸化極膜13側との間のガスリークを防止することができる。この理由を以下に説明する。
上述したように、燃料ガス及び酸化ガスをセル内に供給した際や上記反応の際等に、過酸化水素(H22)等の副反応生成物質が生成すると、従来の固体高分子電解質形燃料電池110においては、当該過酸化水素等の副反応生成物質からからヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルが生成して、当該ラジカルが固体高分子電解質膜111を劣化させて燃料極膜112側と酸化極膜113側との間にガスリークを生じてしまうおそれがあった。
このため、このようなラジカルによる固体高分子電解質膜111の劣化試験を本発明者らが行った結果、固体高分子電解質膜111の中央側(前記電極膜112,113との接触箇所)よりも、固体高分子電解質膜111の周縁側(前記ガス拡散層114,115との接触箇所)の方が非常に多くなることが判明した。
この原因を本発明者らがさらに調査研究を行った結果、上述した固体高分子電解質膜111の劣化は、以下のような現象に基づいて発生していると推察された。
すなわち、燃料ガス及び酸化ガスをセル内に供給した際や上記反応の際等に生成した過酸化水素(H22)等の副反応生成物質は、固体高分子電解質膜111と酸化極膜113との間では、当該酸化極膜113内の前記触媒金属により、ヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生よりも先に水及び酸素に分解されるため、固体高分子電解質膜111の劣化が抑制される(下記式(1)参照)。しかしながら、上記過酸化水素(H22)等の副反応生成物質は、固体高分子電解質膜111と前記ガス拡散層114,115との間では、プロトン(H+)及び電子(e-)と即時に反応して、ヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルを生じてしまい、固体高分子電解質膜111を劣化させてしまうのである(下記式(2)参照)。
22→H2O+1/2O2 (1)
22+H++e-→・OH+H2O (2)
そこで、本実施形態では、固体高分子電解質膜11と前記ガス拡散層14,15との直接的な接触を防止するように固体高分子電解質膜11と当該固体高分子電解質膜11上に位置する前記ガス拡散層14,15との間に前記絶縁層18を設けることにより、固体高分子電解質膜11と当該ガス拡散層14,15との間の接触面(界面)での当該ガス拡散層14,15側からの電子の供給を防止して、当該ガス拡散層14,15上での上記式(2)の反応を抑制し、固体高分子電解質膜11と当該ガス拡散層14,15との間において過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生を防止するようにしたのである。
したがって、本実施形態によれば、固体高分子電解質膜11の周縁側の劣化を抑えて燃料極膜12側と酸化極膜13側との間のガスリークを抑制することができる。
また、前記シール材17と前記第二の絶縁層19との間の前記固体高分子電解質膜11と前記セパレータ16との間に緩衝空間10aを設けたので、固体高分子電解質膜11が水分により膨潤しても、固体高分子電解質膜11の周縁側を弛ませることができ、固体高分子電解質膜11と前記電極膜12,13との間における当該固体高分子電解質膜11のシワの発生を抑制することができ、発電効率の低下を抑制することができる。
そして、固体高分子電解質膜11が水分により膨潤して、固体高分子電解質膜11の周縁側が弛むことにより、前記ガス拡散層14,15の周縁端と固体高分子電解質膜11の周縁側とが接触してしまうような状態となっても、当該ガス拡散層14,15の周縁端にも前記絶縁層19を設けているので、固体高分子電解質膜11の周縁側と当該ガス拡散層14,15の周縁端との間(界面)の当該ガス拡散層14,15側からの電子の供給を防止して、当該ガス拡散層14,15の周縁端上での上記式(2)の反応を抑制し、固体高分子電解質膜11の周縁側と当該ガス拡散層14,15の周縁端との間において過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生も防止することができる。
[第二番目の実施形態]
本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池の第二番目の実施形態を図2に基づいて説明する。図2は、固体高分子電解質形燃料電池の要部の概略構成図である。なお、前述した第一番目の実施形態の場合と同様な部分については、前述した第一番目の実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した第一番目の実施形態で説明した事項と重複する説明を省略する。
図2に示すように、固体高分子電解質膜11と当該固体高分子電解質膜11上に位置する第一のガス拡散層14との間には、Pt−Ru系等の触媒金属を含有する第一の劣化抑制材である第一の過酸化水素分解層28aが設けられている。第一のガス拡散層14の周縁端には、Pt−Ru系等の触媒金属を含有する第二の劣化抑制材である第二の過酸化水素分解層29aが設けられている。
また、固体高分子電解質膜11と当該固体高分子電解質膜11上に位置する第二のガス拡散層15との間には、Pt系等の触媒金属を含有する第一の劣化抑制材である第一の過酸化水素分解層28bが設けられている。第二のガス拡散層15の周縁端には、Pt系等の触媒金属を含有する第二の劣化抑制材である第二の過酸化水素分解層29bが設けられている。
つまり、前述した第一番目の実施形態は、固体高分子電解質膜11と前記ガス拡散層14,15との直接的な接触を防止するように前記固体高分子電解質膜11と当該固体高分子電解質膜11上に位置する前記ガス拡散層14,15との間及び当該ガス拡散層14,15の周縁端に電気的な絶縁性を有する前記絶縁層18,19を設けるようにしたが、本実施形態は、固体高分子電解質膜11と前記ガス拡散層14,15との直接的な接触を防止するように固体高分子電解質膜11と当該固体高分子電解質膜11上に位置する前記ガス拡散層14,15との間及び当該ガス拡散層14,15の周縁端に過酸化水素を水及び酸素に分解する前記過酸化水素分解層28a,28b,29a,29bを設けるようにしたのである。
このような本実施形態に係る固体高分子電解質形燃料電池20においては、前述した第一番目の実施形態の場合と同様に運転することにより、電力を得ることができる。
ここで、燃料ガス及び酸化ガスをセル内に供給した際や上述した反応の際等に、過酸化水素(H22)等の副反応生成物質が生成したとしても、固体高分子電解質膜11と当該固体高分子電解質膜11上に位置する前記ガス拡散層14,15との間に前記過酸化水素分解層28a,28bを設けたことから、当該過酸化水素等の副反応生成物質からヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生を大幅に抑制することができ、当該ラジカルによる固体高分子電解質膜11の周縁側の劣化を大幅に低減して燃料極膜12側と酸化極膜13側との間のガスリークを防止することができる。この理由を以下に説明する。
前述した第一番目の実施形態でも説明したように、ラジカルによる固体高分子電解質膜の劣化は、固体高分子電解質膜の周縁側(前記ガス拡散層との接触箇所)よりも、固体高分子電解質膜の中央側(前記電極膜との接触箇所)の方が非常に少なかった。これは、前述した第一番目の実施形態で説明したように、過酸化水素(H22)等の副反応生成物質は、固体高分子電解質膜と電極膜との間では、当該電極膜内の前記触媒金属により、ヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生よりも先に水及び酸素に分解されるためである(前記式(1)参照)。
そこで、本実施形態では、固体高分子電解質膜11と当該固体高分子電解質膜11上に位置する前記ガス拡散層14,15との間に前記過酸化水素分解層28a,28bを設けることにより、固体高分子電解質膜11と当該ガス拡散層14,15との間に生成した過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生よりも先に当該過酸化水素(H22)等の副反応生成物質を水及び酸素に分解して、固体高分子電解質膜11と当該ガス拡散層14,15との間での前記式(1)の反応を促進、すなわち、前記式(2)の反応を抑制し、固体高分子電解質膜11と当該ガス拡散層14,15との間における過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生を防止するようにしたのである。
したがって、本実施形態によれば、前述した第一番目の実施形態の場合と同様に、固体高分子電解質膜11の周縁側の劣化を抑えて燃料極膜12側と酸化極膜13側との間のガスリークを抑制することができる。
また、固体高分子電解質膜11が水分により膨潤して、固体高分子電解質膜11の周縁側が弛むことにより、前記ガス拡散層14,15の周縁端と固体高分子電解質膜11の周縁側とが接触してしまうような状態となっても、当該ガス拡散層14,15の周縁端にも前記過酸化水素分解層29a,29bを設けているので、固体高分子電解質膜11の周縁側と当該ガス拡散層14,15の周縁端との間に生成した過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生よりも先に当該過酸化水素(H22)等の副反応生成物質を水及び酸素に分解して、固体高分子電解質膜11の周縁側と当該ガス拡散層14,15の周縁端との間での前記式(2)の反応を抑制し、固体高分子電解質膜11の周縁側と当該ガス拡散層14,15の周縁端との間における過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生も防止することができる。
なお、過酸化水素分解層28a,28b,29a,29bとしては、過酸化水素の水及び酸素への分解を促進させる触媒金属や活性炭等を始めとして、例えば、Ce,Tl,Mn,Ag,Yb,Wのうちの少なくとも一種の酸化物、炭酸塩、若しくは、リン酸塩、又は、Ce,Tl,Mn,Ag,Ybのうちの少なくとも一種のタングステン酸塩等を含有しているものであればよく、導電性やガス透過性等を特に必要とするものではない。しかしながら、例えば、前記電極膜12,13と同様な材料からなる過酸化水素分解層28a,28b,29a,29bであれば、製造の簡素化を図ることができるようになるので好ましい。
[第三番目の実施形態]
本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池の第三番目の実施形態を図3に基づいて説明する。図3は、固体高分子電解質形燃料電池の要部の概略構成図である。なお、前述した第一,二番目の実施形態の場合と同様な部分については、前述した第一,二番目の実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した第一,二番目の実施形態で説明した事項と重複する説明を省略する。
図3に示すように、セルの燃料極膜12側には、導電性及びガス拡散性を有する第一のガス拡散層34が当該燃料極膜12の固体高分子電解質膜11との接触面と反対側の面のみを覆うようにして接着している。セルの酸化極膜13側には、導電性及びガス拡散性を有する第二のガス拡散層35が当該酸化極膜13の固体高分子電解質膜11との接触面と反対側の面のみを覆うようにして接着している。
前記ガス拡散層34,35の周縁端には、電気的な絶縁性を有する第二の劣化抑制材であるスペーサ39が前記電極膜12,13と前記シール材17との間に位置する前記固体高分子電解質膜11を挟持するようにして配設されている。
上記スペーサ39の材料としては、前記絶縁層18,19の場合と同様なフッ素樹脂やその他の樹脂やシリコーン系材料等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
つまり、前述した第一番目の実施形態は、前記電極膜12,13上及び固体高分子電解質膜11上にも位置する前記ガス拡散層14,15、すなわち、前記電極膜12,13よりも大きいサイズの前記ガス拡散層14,15において、固体高分子電解質膜11と当該固体高分子電解質膜11上に位置するガス拡散層14,15との間及び当該ガス拡散層14,15の周縁に前記絶縁層18,19を設けるようにしたが、本実施形態は、固体高分子電解質膜11上に位置することなく前記電極膜12,13上のみに存在、すなわち、前記電極膜12,13と同一サイズの前記ガス拡散層34,35を適用すると共に、固体高分子電解質膜11の周縁側と前記ガス拡散層34,35の周縁端との間に介在させるように前記スペーサ39を配設したのである。
このような本実施形態に係る固体高分子電解質形燃料電池30においては、前述した第一,二番目の実施形態の場合と同様に運転することにより、電力を得ることができる。
ここで、燃料ガス及び酸化ガスをセル内に供給した際や上述した反応の際等に、過酸化水素(H22)等の副反応生成物質が生成したとしても、前記ガス拡散層34,35が前記電極膜12,13と同一サイズである、すなわち、固体高分子電解質膜11と直接的に接触しないことから、前述した第一番目の実施形態の場合と同様に、固体高分子電解質膜11へ電子の供給が生じ得ないので、前記ガス拡散層34,35上で過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生を大幅に抑制することができる。
したがって、本実施形態によれば、前述した第一,二番目の実施形態の場合と同様に、固体高分子電解質膜11の周縁側の劣化を抑えて燃料極膜12側と酸化極膜13側との間のガスリークを抑制することができる。
また、固体高分子電解質膜11が水分により膨潤して、固体高分子電解質膜11の周縁側が弛むことにより、前記ガス拡散層34,35の周縁端と固体高分子電解質膜11の周縁側とが接触してしまうような状態となっても、固体高分子電解質膜11の周縁側と前記ガス拡散層34,35の周縁端との間に前記スペーサ39を介在させているので、固体高分子電解質膜11の周縁側と当該ガス拡散層34,35の周縁端との間(界面)の当該ガス拡散層34,35端からの電子の供給を防止して、当該ガス拡散層34,35の周縁端上での前記式(2)の反応を抑制し、固体高分子電解質膜11の周縁側と当該ガス拡散層34,35の周縁端との間において過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生も防止することができる。
[第四番目の実施形態]
本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池の第四番目の実施形態を図4に基づいて説明する。図4は、固体高分子電解質形燃料電池の要部の概略構成図である。なお、前述した第一〜三番目の実施形態の場合と同様な部分については、前述した第一〜三番目の実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した第一〜三番目の実施形態で説明した事項と重複する説明を省略する。
図4に示すように、セルの燃料極膜42は、積層方向と直行する平面方向のサイズが第一のガス拡散層44の当該サイズよりも大きくなっている。セルの酸化極膜43は、積層方向と直行する平面方向のサイズが第二のガス拡散層45の当該サイズよりも大きくなっている。
つまり、前述した第三番目の実施形態は、前記電極膜12,13と前記ガス拡散層34,35とが同一サイズであったが、本実施形態は、前記ガス拡散層44,45が前記電極膜42,43よりも小さいサイズ、言い換えれば、前記電極膜42,43の周縁が前記ガス拡散層44,45の周縁よりも延設されているのである。
このような本実施形態に係る固体高分子電解質形燃料電池40においては、前述した第一〜三番目の実施形態の場合と同様に運転することにより、電力を得ることができる。
ここで、燃料ガス及び酸化ガスをセル内に供給した際や上述した反応の際等に、過酸化水素(H22)等の副反応生成物質が生成したとしても、前記電極膜42,43の周縁が前記ガス拡散層44,45の周縁よりも延設されていることから、前述した第三番目の実施形態の場合と同様に、前記ガス拡散層44,45の周縁端に固体高分子電解質膜11が直接的に接触しなくなるだけでなく、前述した第二番目の実施形態の場合と同様に、当該過酸化水素等の副反応生成物質からヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生を大幅に抑制することができ、当該ラジカルによる固体高分子電解質膜11の周縁側の劣化を大幅に低減して燃料極膜42側と酸化極膜43側との間のガスリークを防止することができる。この理由を以下に説明する。
前述した第一番目の実施形態でも説明したように、ラジカルによる固体高分子電解質膜の劣化は、固体高分子電解質膜の周縁側(前記ガス拡散層との接触箇所)よりも、固体高分子電解質膜の中央側(前記電極膜との接触箇所)の方が非常に少なかった。これは、前述した第一番目の実施形態で説明したように、過酸化水素(H22)等の副反応生成物質は、固体高分子電解質膜と電極膜との間では、当該電極膜内の前記触媒金属により、ヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生よりも先に水及び酸素に分解されるためである(前記式(1)参照)。
そこで、本実施形態では、前記電極膜42,43の周縁を前記ガス拡散層44,45の周縁よりも延設する、すなわち、前述した第二番目の実施形態における第一の過酸化水素分解層28a,28bに代えて、上記電極膜42,43の周縁を第一の劣化抑制材とすることにより、前述した第二番目の実施形態の場合と同様にして、過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生よりも先に当該過酸化水素(H22)等の副反応生成物質を水及び酸素に分解して、過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生を防止すると共に、前記ガス拡散層44,45が固体高分子電解質膜11と直接的に接触しないことから、前述した第三番目の実施形態の場合と同様に、固体高分子電解質膜11へ電子の供給を生じ得ないようにして、前記ガス拡散層44,45上で過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生を防止するようにしたのである。
したがって、本実施形態によれば、前述した第一〜三番目の実施形態の場合と同様に、固体高分子電解質膜11の周縁側の劣化を抑えて燃料極膜42側と酸化極膜43側との間のガスリークを抑制することができる。
また、固体高分子電解質膜11が水分により膨潤して、固体高分子電解質膜11の周縁側が弛むことにより、前記ガス拡散層44,45の周縁端と固体高分子電解質膜11の周縁側とが接触してしまうような状態となっても、前記電極膜42,43の周縁が前記ガス拡散層44,45の周縁よりも延設されているので、前記ガス拡散層44,45の周縁端と固体高分子電解質膜11の周縁側との接触を抑制することができる。
[第五番目の実施形態]
本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池の第五番目の実施形態を図5に基づいて説明する。図5は、固体高分子電解質形燃料電池の要部の概略構成図である。なお、前述した第一〜四番目の実施形態の場合と同様な部分については、前述した第一〜四番目の実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した第一〜四番目の実施形態で説明した事項と重複する説明を省略する。
図5に示すように、前記ガス拡散層44,45の周縁端には、電気的な絶縁性を有する第二の劣化抑制材であるスペーサ59が、延設された前記電極膜42,43上とセパレータ16との間に位置するようにして配設されている。
上記スペーサ59の材料としては、前記絶縁層18,19の場合と同様なフッ素樹脂やその他の樹脂やシリコーン系材料等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
つまり、本実施形態に係る固体高分子電解質形燃料電池50は、前述した第四番目の実施形態に係る固体高分子電解質形燃料電池40において、前述した第三番目の実施形態の場合と同様に、前記ガス拡散層44,45の周縁端にスペーサ59を配設したものなである。
したがって、本実施形態によれば、前述した第一〜四番目の実施形態の場合と同様に、固体高分子電解質膜11の周縁側の劣化を抑えて燃料極膜42側と酸化極膜43側との間のガスリークを抑制することができるのはもちろんのこと、固体高分子電解質膜11が水分により膨潤して、固体高分子電解質膜11の周縁側が弛むことにより、前記ガス拡散層44,45の周縁端と固体高分子電解質膜11の周縁側とが接触してしまうような状態となっても、前述した第四番目の実施形態の場合よりも、前記ガス拡散層44,45の周縁端と固体高分子電解質膜11の周縁側との接触をより確実に防止することができる。
[第六番目の実施形態]
本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池の第六番目の実施形態を図6に基づいて説明する。図6は、固体高分子電解質形燃料電池の要部の概略構成図である。なお、前述した第一〜五番目の実施形態の場合と同様な部分については、前述した第一〜五番目の実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した第一〜五番目の実施形態で説明した事項と重複する説明を省略する。
図6に示すように、前記緩衝空間10aには、電気的な絶縁性を有する第三の劣化抑制材である第三の絶縁層69が前記セパレータ16に隣接するようにして設けられている。
上記第三の絶縁層69の材料としては、前記絶縁層18,19の場合と同様なフッ素樹脂やその他の樹脂やシリコーン系材料等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
つまり、本実施形態に係る固体高分子電解質形燃料電池60は、前述した第一番目の実施形態に係る固体高分子電解質形燃料電池10において、固体高分子電解質膜11とセパレータ16との間を仕切るように前記緩衝空間10aの当該セパレータ16部分に第三の絶縁層69を隣接して設けたものなのである。
このような本実施形態に係る固体高分子電解質形燃料電池60において、燃料ガス及び酸化ガスをセル内に供給した際や上述した反応の際等に、過酸化水素(H22)等の副反応生成物質が生成して、万が一にも前記セパレータ16にまで拡散してしまうと同時に、固体高分子電解質膜11が水分により膨潤して、固体高分子電解質膜11の周縁側が弛むことにより、前記セパレータ16に固体高分子電解質膜11の周縁側が接触してしまうような状態となっても、固体高分子電解質膜11とセパレータ16との間を仕切るように前記緩衝空間10aの当該セパレータ16部分に第三の絶縁層69が設けられているので、固体高分子電解質膜11とセパレータ16との間の当該セパレータ16からの電子の供給を防止して、当該固体高分子電解質膜11上での上記式(2)の反応を抑制し、固体高分子電解質膜11とセパレータ16との間において過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生を防止することができる。
したがって、本実施形態によれば、前述した第一〜五番目の実施形態の場合と同様に、固体高分子電解質膜11の周縁側の劣化を抑えて燃料極膜12側と酸化極膜13側との間のガスリークを抑制することができるのはもちろんのこと、固体高分子電解質膜11が水分により膨潤して、固体高分子電解質膜11の周縁側が弛むことにより、固体高分子電解質膜11の周縁側が前記セパレータ16に接触してしまうような状態となっても、前述した第一〜五番目の実施形態の場合よりも、固体高分子電解質膜11の周縁側の劣化をさらに確実に防止することができる。
なお、前記第三の絶縁層69と隣接する前記セパレータ16との間に隙間が形成されていても特に問題を生じることはない。
[第七番目の実施形態]
本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池の第七番目の実施形態を図7に基づいて説明する。図7は、固体高分子電解質形燃料電池の要部の概略構成図である。なお、前述した第一〜六番目の実施形態の場合と同様な部分については、前述した第一〜六番目の実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した第一〜六番目の実施形態で説明した事項と重複する説明を省略する。
図7に示すように、前記緩衝空間10aには、電気的な絶縁性を有する第三の劣化抑制材である第三の絶縁層79が前記固体高分子電解質膜11に隣接するようにして設けられている。
つまり、前述した第六番目の実施形態に係る固体高分子電解質形燃料電池60が、固体高分子電解質膜11とセパレータ16との間を仕切るように前記緩衝空間10aの当該セパレータ16部分に第三の絶縁層69を隣接して設けたものであるのに対し、本実施形態に係る固体高分子電解質形燃料電池70は、固体高分子電解質膜11とセパレータ16との間を仕切るように前記緩衝空間10aの当該固体高分子電解質膜11部分に第三の絶縁層79を隣接して設けたものなのである。
したがって、本実施形態によれば、前述した第六番目の実施形態の場合と同様な効果を得ることができる。
なお、前記第三の絶縁層79と隣接する前記固体高分子電解質膜11との間に隙間が形成されていても特に問題を生じることはない。
[他の実施形態]
前述した第三,五番目の実施形態では、電気的な絶縁性を有する前記スペーサ39,59を用いるようにしたが、当該スペーサ39,59に代えて、例えば、過酸化水素の水及び酸素への分解を促進させる触媒金属や活性炭等を含有する第二の劣化抑制材であるスペーサを用いることにより、固体高分子電解質膜11が水分により膨潤して、固体高分子電解質膜11の周縁側に弛みを生じ、前記ガス拡散層34,35,44,45の周縁端と固体高分子電解質膜11の周縁側とが接触してしまうような状態となっても、固体高分子電解質膜11の周縁側と当該ガス拡散層34,35,44,45の周縁端との間に生成する過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生よりも先に当該過酸化水素(H22)等の副反応生成物質を水及び酸素に分解して、固体高分子電解質膜11の周縁側と当該ガス拡散層34,35,44,45の周縁端との間での前記式(2)の反応を抑制し、固体高分子電解質膜11の周縁側と当該ガス拡散層34,35,44,45の周縁端との間における過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生を防止することも可能である。
また、前述した第六,七番目の実施形態では、電気的な絶縁性を有する第三の絶縁層69,79を用いるようにしたが、当該第三の絶縁層69,79に代えて、例えば、過酸化水素の水及び酸素への分解を促進させる触媒金属や活性炭等を始めとして、例えば、Ce,Tl,Mn,Ag,Yb,Wのうちの少なくとも一種の酸化物、炭酸塩、若しくは、リン酸塩、又は、Ce,Tl,Mn,Ag,Ybのうちの少なくとも一種のタングステン酸塩等を含有する第三の劣化抑制材である第三の過酸化水素分解層を用いることにより、上述の場合と同様に過酸化水素(H22)等の副反応生成物質からのヒドロキシラジカル(・OH)等のラジカルの発生を防止することも可能である。
また、前述した第六,七番目の実施形態では、固体高分子電解質膜11とセパレータ16との間を仕切るように前記緩衝空間10aの当該セパレータ16部分又は当該固体高分子電解質膜11部分に第三の劣化抑制材として第三の絶縁層69、79を隣接して設けた固体高分子電解質形燃料電池60,70の場合について説明したが、例えば、一方の上記第三の絶縁層69,79に代えて、図8に示すように、固体高分子電解質膜11とセパレータ16との間を仕切るように前記緩衝空間10aの当該セパレータ16部分にまで延設されたシール材87bを一方の第三の劣化抑制材として適用した固体高分子電解質形燃料電池80とすることも可能である。ここで、上記緩衝空間10aを確実に形成できるようにするため、一方の上記シール材87bよりも大きな厚さを有するシール材87aを他方に適用するようにすると好ましい。なお、上記シール材87a,87bとしては、電気絶縁性とシール性とを兼ね備えたシリコーン系ゴムやフッ素系ゴム(例えば、デュポン ダウ エラストマー ジャパン株式会社製「バイトン(登録商標)」等)等を挙げることができる。
また、前述した第一〜三番目の実施形態では、前記ガス拡散層14,15,34,35の周縁端に前記絶縁層19や前記過酸化水素分解層29a,29bや前記スペーサ39を配設するようにしたが、前記ガス拡散層14,15,34,35の周縁端と固体高分子電解質膜11の周縁側とが接触する状態を生じ得ない場合には、前記絶縁層19や前記過酸化水素分解層29a,29bや前記スペーサ39を省略することも可能である。しかしながら、このような場合であっても、安全性を高めるために、前述した第一〜三番目の実施形態のように、前記絶縁層19や前記過酸化水素分解層29a,29bや前記スペーサ39を設けた方が好ましい。
また、前述した第一〜七番目の実施形態では、燃料極膜12,42及び酸化極膜13,43の両方側において、前記絶縁層18,19,69,79や前記過酸化水素分解層28a,28b,29a,29bや前記スペーサ39,59を設けることや、当該電極膜12,13と同一サイズ又は当該電極膜42,43よりも小さいサイズの前記ガス拡散層34,35,44,45を適用することを行うようにしたが、前記式(2)の反応が電位的に起こりやすい燃料極膜12側のみにおいて、前記絶縁層18,19,69,79や前記過酸化水素分解層28a,29aや前記スペーサ39,59を設けることや、燃料極膜12と同一サイズ又は燃料極膜42よりも小さいサイズの第一のガス拡散層34,44を適用するだけでも十分な効果を得られる場合もある。なお、各種の条件によっては、酸化極膜13のみにおいて、前記絶縁層18,19,69,79や前記過酸化水素分解層28b,29bや前記スペーサ39,59を設けることや、酸化極膜13と同一サイズ又は酸化極膜43よりも小さいサイズの第二のガス拡散層35,45を適用するだけでも十分な効果を得られる場合もある。しかしながら、このような場合であっても、安全性を高めるために、前述した第一〜七番目の実施形態のように、燃料極膜12,42及び酸化極膜13,の両方側において、前記絶縁層18,19,69,79や前記過酸化水素分解層28a,28b,29a,29bや前記スペーサ39,59を設けることや、当該電極膜12,13と同一サイズ又は当該電極膜42,43よりも小さいサイズの前記ガス拡散層34,35,44,45を適用することを行った方が好ましい。
また、例えば、図9に示すように、セルの前記電極膜12,13から露出する固体高分子電解質膜91の周縁部91aに、過酸化水素を水及び酸素に分解してラジカルの発生を抑制する劣化抑制材(例えば、Ce,Tl,Mn,Ag,Yb,Wのうちの少なくとも一種の金属のイオン)を含有する固体高分子電解質形燃料電池90を適用することにより、固体高分子電解質膜91の周縁部91aの劣化を抑えて燃料極膜12側と酸化極膜13側との間のガスリークを抑制するようにすることも可能である。
本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池は、各種産業において、極めて有効に利用することができる。
本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池の第一番目の実施形態の要部の概略構成図である。 本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池の第二番目の実施形態の要部の概略構成図である。 本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池の第三番目の実施形態の要部の概略構成図である。 本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池の第四番目の実施形態の要部の概略構成図である。 本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池の第五番目の実施形態の要部の概略構成図である。 本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池の第六番目の実施形態の要部の概略構成図である。 本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池の第七番目の実施形態の要部の概略構成図である。 本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池の他の実施形態の要部の概略構成図である。 本発明に係る固体高分子電解質形燃料電池のさらに他の実施形態の要部の概略構成図である。 従来の固体高分子電解質形燃料電池の一例の要部の概略構成図である。
符号の説明
10 固体高分子電解質形燃料電池
10a 緩衝空間
11 固体高分子電解質膜
12 燃料極膜
13 酸化極膜
14 第一のガス拡散層
15 第二のガス拡散層
16 セパレータ
17 シール材
18 第一の絶縁層
19 第二の絶縁層
20 固体高分子電解質形燃料電池
28a,28b 第一の過酸化水素分解層
29a,29b 第二の過酸化水素分解層
30 固体高分子電解質形燃料電池
34 第一のガス拡散層
35 第二のガス拡散層
39 スペーサ
40 固体高分子電解質形燃料電池
42 燃料極膜
43 酸化極膜
44 第一のガス拡散層
45 第二のガス拡散層
50 固体高分子電解質形燃料電池
59 スペーサ
60 固体高分子電解質形燃料電池
69 第三の絶縁層
70 固体高分子電解質形燃料電池
79 第三の絶縁層
80 固体高分子電解質形燃料電池
87a,87b シール材
90 固体高分子電解質形燃料電池
91 固体高分子電解質膜
91a 周縁部

Claims (10)

  1. 固体高分子電解質膜の一方面及び他方面に電極膜を配設した固体高分子電解質膜電極接合体と、
    前記固体高分子電解質膜電極接合体の一方面側の前記電極膜上を覆うように配設された第一のガス拡散層と、
    前記固体高分子電解質膜電極接合体の他方面側の前記電極膜上を覆うように配設された第二のガス拡散層と、
    前記ガス拡散層を介して前記固体高分子電解質膜電極接合体の一方面側及び他方面側にそれぞれ配設されるセパレータと
    を備えている固体高分子電解質形燃料電池において、
    前記固体高分子電解質膜電極接合体の前記固体高分子電解質膜と前記第一のガス拡散層及び前記第二のガス拡散層のうちの少なくとも一方との直接的な接触を防止するように当該固体高分子電解質膜と当該第一のガス拡散層及び当該第二のガス拡散層のうちの少なくとも一方との間に設けられて当該固体高分子電解質膜と当該第一のガス拡散層及び当該第二のガス拡散層のうちの少なくとも一方との間でのラジカルの発生を抑制する第一の劣化抑制材を備えている
    ことを特徴とする固体高分子電解質形燃料電池。
  2. 固体高分子電解質膜の一方面及び他方面に電極膜を配設した固体高分子電解質膜電極接合体と、
    前記固体高分子電解質膜電極接合体の一方面側の前記電極膜上を覆うように配設された第一のガス拡散層と、
    前記固体高分子電解質膜電極接合体の他方面側の前記電極膜上を覆うように配設された第二のガス拡散層と、
    前記ガス拡散層を介して前記固体高分子電解質膜電極接合体の一方面側及び他方面側にそれぞれ配設されるセパレータと
    を備えている固体高分子電解質形燃料電池において、
    前記第一のガス拡散層及び前記第二のガス拡散層のうちの少なくとも一方が、前記固体高分子電解質膜電極接合体の前記固体高分子電解質膜と接触することなく前記電極膜上のみに設けられている
    ことを特徴とする固体高分子電解質形燃料電池。
  3. 固体高分子電解質膜の一方面及び他方面に電極膜を配設した固体高分子電解質膜電極接合体と、
    前記固体高分子電解質膜電極接合体の一方面側の前記電極膜上を覆うように配設された第一のガス拡散層と、
    前記固体高分子電解質膜電極接合体の他方面側の前記電極膜上を覆うように配設された第二のガス拡散層と、
    前記ガス拡散層を介して前記固体高分子電解質膜電極接合体の一方面側及び他方面側にそれぞれ配設されるセパレータと
    を備えている固体高分子電解質形燃料電池において、
    前記固体高分子電解質膜電極接合体の前記電極膜から露出する前記固体高分子電解質膜の周縁側が、過酸化水素を水及び酸素に分解してラジカルの発生を抑制する劣化抑制材を含有している
    ことを特徴とする固体高分子電解質形燃料電池。
  4. 請求項1又は請求項2において、
    前記固体高分子電解質膜電極接合体の前記固体高分子電解質膜と前記第一のガス拡散層及び前記第二のガス拡散層のうちの少なくとも一方との直接的な接触を防止するように当該固体高分子電解質膜と当該第一のガス拡散層及び当該第二のガス拡散層のうちの少なくとも一方の周縁端に設けられて当該固体高分子電解質膜と当該第一のガス拡散層及び当該第二のガス拡散層のうちの少なくとも一方との間でのラジカルの発生を抑制する第二の劣化抑制材を備えている
    ことを特徴とする固体高分子電解質形燃料電池。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかにおいて、
    前記固体高分子電解質膜電極接合体の前記固体高分子電解質膜と前記セパレータとの間に空間が設けられている
    ことを特徴とする固体高分子電解質形燃料電池。
  6. 請求項5において、
    前記固体高分子電解質膜電極接合体の前記固体高分子電解質膜と前記セパレータとの直接的な接触を防止するように前記空間に設けられて当該固体高分子電解質膜と当該セパレータとの間でのラジカルの発生を抑制する第三の劣化抑制材を備えている
    ことを特徴とする固体高分子電解質形燃料電池。
  7. 請求項1、請求項4、請求項6のいずれかにおいて、
    前記劣化抑制材が、
    電気的な絶縁性を有するものである
    ことを特徴とする固体高分子電解質形燃料電池。
  8. 請求項1、請求項4、請求項6のいずれかにおいて、
    前記劣化抑制材が、
    過酸化水素を水及び酸素に分解するものである
    ことを特徴とする固体高分子電解質形燃料電池。
  9. 請求項1、請求項4、請求項6のいずれかにおいて、
    前記劣化抑制材が、
    前記第一のガス拡散層及び前記第二のガス拡散層のうちの少なくとも一方の周縁よりも延設された前記電極膜の周縁である
    ことを特徴とする固体高分子電解質形燃料電池。
  10. 請求項6において、
    前記第三の劣化抑制材が、
    隣り合う前記セパレータの周縁の間をシールするシール材である
    ことを特徴とする固体高分子電解質形燃料電池。
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