JP2007006759A - 豆腐の自動連続パック詰め装置及びその方法 - Google Patents

豆腐の自動連続パック詰め装置及びその方法 Download PDF

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東一郎 高井
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正秀 武田
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Kenji Honda
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Abstract

【課題】 稼動効率が良好で、所定時間内でパック詰めできる豆腐の個数を飛躍的に増大させることができ、更に衛生面にも考慮した豆腐の自動連続パック詰め装置を提供する。
【解決手段】 型枠豆腐Aを水槽2内に移送する第1の移送コンベヤ3と、水槽2内に移送された型枠豆腐Aを縦・横方向に順次カットするカット手段4と、カットされた豆腐A1・・を順次水槽2外へ移送する第2の移送コンベヤ5と、第2の移送コンベヤ5の下流以降に設置され、移送された豆腐A1・・を順次または複数同時にパック詰めするパック詰め手段6を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、製造された豆腐のカット及びパック詰めを連続して行う豆腐の自動連続パック詰め装置及びその方法に関する。
一般に絹ごし豆腐は、型枠内でその原料となる豆乳に凝固剤を加えた状態で凝固熟成した後に、木綿豆腐は適当な容器(ex.寄桶、バケットや型枠等)で同様に凝固熟成して、これを型枠に流しこんで圧密・成形した後に、各々型枠から取り出して所定のサイズにカットし、パック詰めすることにより製造される。また、近年、この1個毎の型枠(型箱)を用いずに、金属ベルト等からなる連続的型枠を使用した絹豆腐・木綿豆腐類の連続自動凝固成型機が開発されている(特許登録番号第3568193号公報、特許出願番号第2004−81707号等)。このように、型枠によって成型された豆腐、特に、上記連続的型枠からベルト状に成型された豆腐(絹ごし豆腐、木綿豆腐、生揚げ生地、揚げ生地等;以下型枠豆腐)については、所定のサイズにカットした後、これを自動で連続的にパック詰めできる豆腐の自動連続パック詰め装置を用いてパック詰めし、作業の迅速化及び製品の均一化を図っている。しかし従来の豆腐の自動連続パック詰め装置では、以下で説明するように、水中での作業時間が多いことや、装置自体の構造上の問題等により、その処理能力は3,000丁/時間が限界であった。現在は、一連の工程を更に高速で行うことができる自動連続パック詰め装置が求められている。
上記従来の豆腐の自動連続パック詰め装置の例としては、例えば、特許文献1や特許文献2が挙げられる。特許文献1に係る豆腐の自動連続パック詰め装置は、あらかじめ水槽1外で所定サイズにカットした豆腐を順次、水槽1内に設置されたネットコンベヤ2に供給し、ネットコンベヤ2先端部に設置された整列板4により、各豆腐を水槽1内で整列させてから、水槽1内に設置されたパック昇降装置7にこれらの豆腐を供給して、水槽1内でパック詰めを行うものである。この装置を使用すれば、カットした豆腐を順次、ネットコンベヤ2に供給すれば、自動的に豆腐のパック詰めを行うことが可能となる。
また、特許文献2に係る豆腐の自動連続パック詰め装置は、水槽1内で型枠豆腐を縦方向・横方向にカットする切断手段(表記されず)と、カットされた型枠豆腐のうち、最前の横一列分の各豆腐(整列豆腐2a)を、水槽1外に設置されたパック供給装置17方向へと誘導する豆腐案内装置5と、豆腐案内装置5の延長線上に位置し、豆腐案内装置5から供給された横一列分の各豆腐(整列豆腐2a)をパック供給装置17へと誘導する移送コンベヤ6と、移送された横一列分の各豆腐(整列豆腐2a)を順次パック詰めする上記パック供給装置17とで構成される。この装置を使用すれば、水槽1内での型枠豆腐のカット及びその後のパック詰めを自動的に連続して行うことが可能となる。
特開昭61−217318号公報 特開昭63−203516号公報
しかしながら、特許文献1では、水槽1内で、豆腐の整列作業及びパック詰めを連続して行うため、水槽内での作業時間がどうしても長くなる。また、特許文献2では、水槽1内で、型枠豆腐のカットを行うとともに、水槽1外に設置されたパック詰め供給装置17に豆腐を供給する前段階として、カットされた豆腐の進行方向を変更する作業を行うため、こちらの装置についても、水槽内での作業時間が長くなる。
一般に、型枠豆腐の縦・横方向のカットについては、豆腐が型崩れを起こさないよう、特許文献2のように、水中で行われるのが通常である。しかしながら、特許文献1及び2のようにパック詰め前の豆腐を長時間水槽内に留めることは、食品としての衛生面上好ましくない。水が汚れたり、場合によっては菌が発生するからである。また、水槽内での作業時間は、同一の作業を水槽外で行うときと比べ、水の抵抗等を受けるため、どうしても長時間に及んでしまう。これらの問題を解消するには、型枠豆腐のカットは水槽内で行いつつも、できるだけ型枠豆腐が水槽内に留まる時間を短縮できるような豆腐の自動連続パック詰め装置を開発することが望まれる。また、これに関連して、水槽内でカットされた型枠豆腐を、パック詰めするラインへとスムーズに供給することができれば、水槽内に留まる時間の短縮を実現できるだけでなく、型枠豆腐を連続して水槽内に進行させることが可能となり、この結果、装置全体の稼動効率を上昇させることができる。このように、カットされた型枠豆腐を、スムーズに次のラインに供給できる機構を有する豆腐の自動連続パック詰め装置を開発することも望まれる。
また、上記特許文献2では、その構造上の問題から、いくら装置を高速で稼動させても、所定時間にパック詰めできる豆腐の個数を飛躍的に増大させることはできなかった。すなわち、上記特許文献2では、水槽1内でカットされた型枠豆腐の最前の横一列分の各豆腐(整列豆腐2a)を、豆腐案内装置5内で押出手段9により型枠豆腐の進行方向と直行する向きに新たに押し出すことで、これら横一列分の各豆腐が1個ずつ縦長に並んだ状態で、移送コンベヤ6及びパック供給装置17へと送られる(図4)。このため、パック供給装置17は常に一個ずつ豆腐をパック詰めするだけであり、所定時間内にパック詰めできる豆腐の個数には限界があった。これに対し、図3に示すように、型枠豆腐を縦・横方向にカットした後も、その最前の横一列分の各豆腐を型枠豆腐と同一の進行方向にそのまま並走させ、これら並走する各豆腐を同時にパック詰めすることが可能となれば、上記特許文献1のような豆腐の自動連続パック詰め装置と比較して、所定時間における豆腐のパック詰め個数を飛躍的に増大させることが可能となり、このような高速の自動連続パック詰め装置を開発することが望まれる。
上記装置の開発の際、問題となるのは、横一列分の各豆腐が並走した状態でパック詰め地点に搬送される場合に、少なくともパックの綴じ代分(フランジ部)だけ、上記並走する各豆腐の左右の間隔を空ける必要がある点である。豆腐のパックは、豆腐を内包する容器の上縁部に密閉シートを被せるための綴じ代が設けてあるため、上記横一列分の各豆腐が並走した状態で搬送される場合は、パック詰め地点に到達する前に各豆腐の左右の間隔をある程度確保しなければならない。ここで、上記特許文献1に係るパック詰め装置では、上記のように横一列分の各豆腐が1個ずつ縦長の状態で搬送されるため(図4)、左右の間隔を考慮する必要はなかった。仮に、横一列分の各豆腐を並走させた状態で搬送する装置を開発する場合、左右の豆腐間の間隔を空けることができる機構を設ける必要がある。
そこで、本発明の目的は、稼動効率が良好で、所定時間内でパック詰めできる豆腐の個数を飛躍的に増大させることができ、更に衛生面にも考慮した豆腐の自動連続パック詰め装置及びそれを用いた豆腐の自動連続パック詰め方法を提供することにある。
本発明の請求項1記載の豆腐の自動連続パック詰め装置は、型枠豆腐を水槽内に移送する第1の移送コンベヤと、水槽内に移送された型枠豆腐を縦・横方向に順次カットするカット手段と、カットされた豆腐を順次水槽外へ移送する第2の移送コンベヤと、第2の移送コンベヤの下流以降に設置され、移送された豆腐を順次または複数同時にパック詰めするパック詰め手段を有することを特徴とする。
この発明によれば、型枠豆腐を水槽内に移送する第1の移送コンベヤと、水槽内に移送された型枠豆腐を縦・横方向に順次カットするカット手段と、カットされた豆腐を順次水槽外へ移送する第2の移送コンベヤとを有するため、型枠豆腐を第1の移送コンベヤにより水槽内に移送し、これをカット手段によりカットした後、第2の移送コンベヤがカットされた型枠豆腐をすぐに水槽外へと移送することができ、型枠豆腐のカットは水槽内で行いつつも、型枠豆腐が水槽内に留まる時間を短縮できる。これにより、パック詰めされる豆腐を衛生面上良好な状態に維持できる。ここで、型枠豆腐のカットは第1のコンベア側で、水中または部分的に水に浸かった「半水中」でもよいが、完全に水中に没した状態の方が、柔らかい豆腐の変形による切断寸法精度を出しやすく、好ましい。なお水槽中の水は、例えば水道水や井戸水など飲用可能な清水を換水するか、60℃以上99℃以下の高温状態か、食品添加物規格の次亜塩素酸(商品名:ハセッパー水)または次亜塩素酸ナトリウムを、有効濃度0.1〜200ppmに調製しておくか、衛生的な手段を併用すると効果的である。
本発明の請求項2記載の豆腐の自動連続パック詰め装置は、請求項1記載の発明を前提として、上記カット手段によりカットされた型枠豆腐のうち、最前の横一列分の各豆腐を第1の移送コンベヤ側から第2の移送コンベヤ側へと櫛状の歯と櫛状の歯とで受け渡す受け渡し手段を有することを特徴とする。
この発明によれば、上記カットされた型枠豆腐の最前の横一列分の各豆腐を第1の移送コンベヤから第2の移送コンベヤへと櫛状の歯と櫛状の歯とで受け渡す受け渡し手段を有するため、型枠豆腐を第1の移送コンベヤにより連続して進行させていけば、カットされた型枠豆腐を順次第2の移送コンベヤへと受け渡すことができ、装置全体の稼動効率を高い水準で維持することができる。
本発明の請求項3記載の豆腐の自動連続パック詰め装置は、請求項2記載の発明を前提として、上記受け渡し手段は、第1の移送コンベヤ側から上記最前の横一列分の各豆腐を受け取る櫛歯状の羽を有する回転板と、第2の移送コンベヤの上方に設けられ、回転板が受け取った豆腐を受け継ぎ第2の移送コンベヤまで誘導する櫛歯状の各スクレーバを有するスクレーバコンベヤと、回転板と第2の移送コンベヤ間に掛け渡され、スクレーバコンベヤの第2の移送コンベヤへの豆腐の誘導を補助する櫛歯状の誘導補助台から構成されることを特徴とする。
この発明によれば、上記受け渡し手段が、第1の移送コンベヤと第2の移送コンベヤ間に設置され、第1の移送コンベヤ側から上記最前の横一列分の各豆腐を受け取る櫛歯状の羽を有する回転板と、第2の移送コンベヤの上方に設けられ、回転板が受け取った豆腐を引継ぎ第2の移送コンベヤまで誘導する櫛歯状の各スクレーバを有するスクレーバコンベヤと、回転板と第2の移送コンベヤ間に掛け渡され、スクレーバコンベヤの第2の移送コンベヤへの豆腐の誘導を補助する櫛歯状の誘導補助台から構成されるため、カットされた型枠豆腐を横一列分ずつ連続して第1の移送コンベヤ側から第2の移送コンベヤ側に受け渡すことが可能となる。回転板の羽の枚数は、1〜6枚程度の枚数とすることが可能である。第一の移送コンベアによって連続的に移送され、カットされた型枠豆腐は、当該回転板の櫛歯状の羽によって少し上方に持ち上げられて一旦静止し、回転してきたスクレーバコンベアの櫛歯状の各スクレーバによって、第2の移送コンベアに受け渡される。なお、豆腐が少し持ち上がった状態でも、第1の移送コンベアから豆腐が進んでくるので、その回転板は逆方向には回転させられず、移送方向に回転動作するものである。
本発明の請求項4記載の豆腐の自動連続パック詰め装置は、請求項1乃至3のいづれか一項に記載の発明を前提として、上記第2の移送コンベヤには、上記パック詰め手段の上流側に、並走した状態で移送されてきた横一列分の各豆腐を一つおきにせき止めて千鳥配列にする千鳥配列手段が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、上記千鳥配列手段により、並走した状態で移送されてきた横一列分の各豆腐を千鳥配列とすることができるので、下流側のパック詰め手段が例えばパックを各豆腐に被せる方式である場合、パックの綴じ代分のスペースを確保できるため、パック詰めをスムーズに行うことができる。またパック詰め手段が第2のコンベアの下流下端に配置される、各豆腐をパックに落とし込む方式である場合であってもよい。
請求項5記載の豆腐の自動連続パック詰め装置は、請求項1乃至4のいづれか一項に記載の発明を前提として、上記パック詰め手段が、第2の移送コンベヤ上を流れる各豆腐を撮像する撮像手段と、豆腐パックを掴む吸着手段を有し、撮像手段により撮像された各豆腐の位置に合わせ各豆腐のパック詰めを行う産業用ロボットから構成されることを特徴とする。
この発明によれば、上記パック詰め手段が、第2の移送コンベヤ上を流れる各豆腐を撮像する撮像手段と、豆腐パックを掴む吸着手段を有し、撮像手段により撮像された各豆腐の位置に合わせ各豆腐のパック詰めを行う産業用ロボットから構成されるため、第2の移送コンベヤ上を流れる各豆腐に対して正確に豆腐パックを被せることができる。ロボットは汎用の産業ロボットが応用できる。先端には豆腐パックを掴む吸着手段などを1〜複数備える。映像撮影手段(CCDカメラ等)と、必要な場合には照明手段とを備えて、第2の移送コンベヤ上の各豆腐の直前の画像信号を画像解析することによって、多少位置ズレした豆腐に対して、豆腐パックの位置を修正して、豆腐を破損させることなく正確にパックを被せることが可能になる。従って前工程の移送手段、千鳥配列手段などにおいて、多少の位置がずれても、問題なく、高速の自動パック詰めを行える自動連続パック詰め装置を実現できる。また豆腐が柔らかく、側面が膨らむ場合、豆腐を水中または半水中で移送する必要がある。その場合にも多少位置ズレしやすくなるが、同様な手法で正確にパックを豆腐に被せることが可能となる。
本発明の請求項6記載の豆腐の自動連続パック詰め方法は、型枠豆腐を水槽内に移送する第1の移送コンベヤと、水槽内に移送された型枠豆腐を縦・横方向に順次カットするカット手段と、カットされた豆腐を順次水槽外へ移送する第2の移送コンベヤと、第2の移送コンベヤの下流に設置され、移送された豆腐を順次パック詰めするパック詰め手段を有する自動連続パック詰め装置を用いた豆腐の自動連続パック詰め方法であって、型枠豆腐の進行方向をカット前からパック詰めまで同一方向に保ち、カットされた型枠豆腐の横一列分の各豆腐をパック詰めまで並走させ、これら並走する各豆腐を同時にパック詰めすることを特徴とする。
この発明によれば、型枠豆腐の進行方向をカット前からパック詰めまで同一方向に保ち、カットされた型枠豆腐の横一列分の各豆腐をパック詰めまで並走させ、これら並走する各豆腐を同時にパック詰めするため、無駄な動作が少なく、所定時間における豆腐のパック詰め個数を飛躍的に増大させることが可能となる。またパックを被せることによって、豆腐の下面(下布面)がフィルム面になり、見栄えがよくなる。
本発明の豆腐の自動連続パック詰め装置によれば、型枠豆腐のカットは水槽内で行いつつも、型枠豆腐が水槽内に留まる時間を短縮できるため、衛生面上の問題が生じ難く、また、水槽内での作業時間が短いため、作業自体の高速化にも寄与する。これに関連して、型枠豆腐を水槽内に連続して進行させても、カットされた型枠豆腐を、スムーズにパック詰めのラインへと受け渡せるため、装置全体の稼動効率を高い水準で維持することができる。更に、型枠豆腐を縦・横方向にカットした後、横一列分の各豆腐を並走させ、これら並走する各豆腐を同時にパック詰めすることが可能となる。そして、この自動連続パック詰め装置を用いた豆腐の自動連続パック詰め方法によれば、無駄な機構を省くことができ、所定時間における豆腐のパック詰め個数を飛躍的に増大させることが可能となる。
以下、本発明を適用した豆腐の自動連続パック詰め装置及びそれを用いた豆腐の自動連続パック詰め方法について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の第1の実施の形態に係る豆腐の自動連続パック詰め装置1は、図1に示すように、型枠豆腐Aを水槽2内に移送する第1の移送コンベヤ3と、水槽2内に移送された型枠豆腐Aを縦・横方向に順次カットするカット手段4と、カットされた各豆腐A1・・を順次水槽2外へ移送する第2の移送コンベヤ5と、第2の移送コンベヤ5の下流に設置され、移送された各豆腐A1・・を順次パック詰めするパック詰め手段6とを有することを特徴とする。また、上記自動連続パック詰め装置1は、上記カット手段4によりカットされた型枠豆腐A(最前の横一列分の各豆腐A1・・)を第1の移送コンベヤ3側から第2の移送コンベヤ5側へとスムーズに受け渡すことができる受け渡し手段7を有する。
第1の移送コンベヤ3は、型枠から出された型枠豆腐Aを水槽2内に移送するためのものであり、水槽2の後ろ側の周縁部付近から所定勾配で折れ曲がり、水槽2内に潜入している(この潜入部を2aとする。)。第2の移送コンベヤ5は、第1の移送コンベヤ3により水槽2内に移送された型枠豆腐Aがカット手段4によりカットされた後、これらカットされた各豆腐A1・・を順次水槽2外に移送するためのものである。第2の移送コンベヤ5は、カットされた各豆腐A1・・を受け取るために、水槽2の前側の周縁部付近から所定勾配で折れ曲がり、水槽2内に潜入している(この潜入部を5aとする。)。更に、第2の移送コンベヤ5の下流には、移送された豆腐を順次パック詰めするパック詰め手段6が設置されており、一連のパック詰め作業工程を、できるだけ第2の移送コンベヤ5上で行えるよう工夫されている。水槽2には、水とスチームとハセッパー水(次亜塩素酸水)が供給される。
このように、型枠豆腐Aを水槽2内に移送する第1の移送コンベヤ3と、水槽2内に移送された型枠豆腐Aを縦・横方向に順次カットするカット手段4(以下で詳しく説明する)と、カットされた豆腐A1・・を順次水槽2外へ移送する第2の移送コンベヤ5とを設けることで、水槽2内でカットされた型枠豆腐A1・・をすぐに水槽2外へと移送することができ、型枠豆腐Aのカットは水槽2内で行いつつも、型枠豆腐Aが水槽内に留まる時間を短縮できる。
上記第1の移送コンベヤ3により移送されてきた型枠豆腐Aは、第1の移送コンベヤ3に連続して設置されたカット手段4によって、縦・横方向にカットされる。このカット手段4は、第1の移送コンベヤ3の移送面3aの延長線上に設けられた補助台4a・4aと、この補助台4a・4a上方に設けられた回転刃4b・・及び押切刃4cから構成される。型枠豆腐Aを縦方向にカットする複数の回転刃4b・・は、補助台4a・4aのうち第1の移送コンベヤ3に近い側の補助台4aの上方に、型枠豆腐Aの進行方向と直行する回転軸L1に所定の間隔で取り付けられている。型枠豆腐Aが第1の移送コンベヤ3から移送され、補助台4aを通過する際、複数の回転刃4b・・が回転し、型枠豆腐Aを縦方向にカットする。次に、上記補助台4a・4a間には、わずかに隙間が設けられており、この隙間の上方に、縦方向にカットされた型枠豆腐Aを更に横方向にカットするための押切刃4cが昇降可能に取り付けられている。この押切刃4cは、上下方向に稼動するロッドの先端部に取り付けられており、複数の回転刃4b・・により縦方向にカットされた型枠豆腐Aが補助台4a・4a間を通過する際に昇降し、所定の長さごとに型枠豆腐Aを横方向にカットする。回転刃4b・・及び押切刃4cにより、型枠豆腐Aは賽の目状にカットされる(図3参照)。
ここで、型枠豆腐Aのカットは第1のコンベア3側で、水中または部分的に水に浸かった「半水中」で行ってもよいが、完全に水中に没した状態の方が、柔らかい型枠豆腐Aの変形による切断寸法精度を出しやすく、好ましい。なお、切断精度を確保できる手段(切断時、豆腐両端面を保持板などで固定する等の手段)を併用すれば、水のない、空中での切断は可能である。この場合は、第1の移送コンベア3の上流側に型枠豆腐Aをカットするなんらかのカット手段を設け、型枠豆腐Aをカットした状態で水槽2内に移送することになる。なお水槽2内の水は、例えば水道水や井戸水など飲用可能な清水を換水するか、60℃以上99℃以下の高温状態か、食品添加物規格の次亜塩素酸(商品名:ハセッパー水)または次亜塩素酸ナトリウムを、有効濃度0.1〜200ppmに調製しておくか、衛生的な手段を併用すると効果的である。
上記カット手段4によりカットされた型枠豆腐Aは、その最前の横一列分の各豆腐A1・・ごとに、受け渡し手段7により第1の移送コンベヤ3側から第2の移送コンベヤ5側へと受け渡される。この受け渡し手段7は、第1の移送コンベヤ3と第2の移送コンベヤ5間に設置され、第1の移送コンベヤ3側から最前の横一列分の各豆腐A1・・を受け取る回転板8を有する。また、この受け渡し手段7は、第2の移送コンベヤ5の上方に設けられ、回転板8が受け取った各豆腐A1・・を受け継いで第2の移送コンベヤ5まで誘導するスクレーバコンベヤ9を有する。そして、この受け渡し手段7は、回転板8と第2の移送コンベヤ5間に掛け渡され、スクレーバコンベヤ9が第2の移送コンベヤ5へ各豆腐A1・・を誘導するのを補助する誘導補助台10を有する(図2)。
第1の移送コンベヤ3側から最前の横一列分の各豆腐A1・・を受け取る回転板8は、その回転軸L2の中心が、上記第1の移送コンベヤ3(の潜入部3a)の延長線と、上記第2の移送コンベヤ5(の潜入部5a)の延長線との交差点付近にくるように設置される。回転板8は、等間隔で設置された複数枚の羽8a・・を有している。この羽8a・・は、櫛歯構造になっており、以下で説明するスクレーバコンベヤ9及び誘導補助台10から影響を受けることなく回転軸L2を中心に回転可能となっている。回転板8の羽8a・・の枚数については、図2では2枚となっているが、1〜6枚程度の枚数とすることが可能である。
回転板8が受け取った各豆腐A1・・を受け継いで第2の移送コンベヤ5まで誘導するスクレーバコンベヤ9は、第2の移送コンベヤ5(の潜入部5a)と平行となるように、その上方に設置される。このスクレーバコンベヤ9は、所定間隔を置いて複数のスクレーバ9aを有しており、回転板8の羽8a・・が第1の移送コンベヤ3側から受け取る各豆腐A1・・を、この各スクレーバ9aで受け継いで、これら各豆腐A1・・を第2の移送コンベヤ5まで誘導する。ここで、回転板8の羽8a・・は、上記のように櫛歯構造となっているが、各スクレーバ9aも、この羽8a・・の櫛歯の位置に対応した櫛歯を有する櫛歯構造となっているため、羽8a・・と各スクレーバ9aとが互いに接触してしまうことがない。
スクレーバコンベヤ9が第2の移送コンベヤ5へ各豆腐A1・・を誘導するのを補助する誘導補助台10は、回転板8と第2の移送コンベヤ5間に掛け渡されるように設置される。この誘導補助台10は、上記スクレーバコンベヤ9のスクレーバ9aが、回転板8の羽8aから各豆腐A1・・を受け継いだ後、このスクレーバ9aが第2の移送コンベヤ5上に達するまで、各豆腐A1・・の誘導路としての役割を果たす。ここで、誘導補助台10は、回転板8の羽8aの櫛歯の位置に対応した櫛歯を有する櫛歯構造となっているため、回転板8の羽8aが回転しても、羽8a・・と誘導補助台10とが接触する恐れはない。
上記受け渡し手段7(回転板8、スクレーバコンベヤ9及び誘導補助台10)により、第1の移送コンベヤ3側から第2の移送コンベヤ5側への各豆腐A1・・の受け渡しがスムーズに行える。すなわち、上記カット手段4により縦・横方向にカットされた型枠豆腐Aのうち、押し出された最前の横一列分の各豆腐A1・・を、回転板8が羽8a・・を回転させながら受け取る。そして、この受け取った横一列分の各豆腐A1・・を、スクレーバコンベヤ9の各スクレーバ9aに受け渡す。そして、このスクレーバコンベヤ9の各スクレーバ9aは、誘導補助台10に沿って各豆腐A1・・を第2の移送コンベヤ5側に誘導する。そして、回転板8が所定角度回転すると、その羽8a・・が再び、第1の移送コンベヤ3側から、最前の横一列分の各豆腐A1・・を受け取り、スクレーバコンベヤ9のスクレーバ9aへと受け渡す。このように、型枠豆腐Aを水槽2内に連続して進行させても、カットされた型枠豆腐Aを、スムーズにパック詰めのライン、すなわち、第2の移送コンベヤ5へと受け渡せるため、装置1全体の稼動効率を高い水準で維持することができる。
上記第2の移送コンベヤ5には、並走した状態で移送されてきた横一列分の各豆腐A1・・を、一つおきにせき止めて千鳥配列にする千鳥配列手段11が設けられている。この千鳥配列手段11は、第2の移送コンベヤ5の下流に設置されるパック詰め手段6の前に、少なくとも1つは配されもので、各豆腐A1・・の進行方向に直行する回転軸L3に回転自在に取り付けられる千鳥配列板11aを有する。この千鳥配列板11aは、各豆腐A1の左右の幅に合わせた櫛歯を有する櫛歯構造となっている。更に、この千鳥配列板1の上端部は、伸縮自在の(駆動シリンダの)ロッド11bに回転自在に連結されている。
第2の移送コンベヤ5により並走した状態で横一列分の各豆腐A1・・が通過しようとすると、まず、ロッド11aが上方に収縮し、このロッド11aに連結された千鳥配列板1の上端部も上方に移動する。これにより、回転軸L3を中心に千鳥配列板1が直立する方向に回転し、横一列分の各豆腐A1・・を一つおきにせき止める。千鳥配列板1によって一部の豆腐A1・・はその位置でせき止められ、これに対し、せき止められなかった他の豆腐A1・・は進行する。これにより、それまで横一列に並走した状態であった各豆腐A1・・が、千鳥配列となる。その後、千鳥配列板11aが上記とは逆に回転し、千鳥配列となった各豆腐A1・・が、その配置を保ったままパック詰め手段6に移送されることとなる。
上記千鳥配列手段11により、横一列に並走した状態で移送されてきた各豆腐A1・・を千鳥配列とすることができるので、パック詰め手段6がパックPを各豆腐A1・・に被せる際、パックPの綴じ代分のスペースを確保できるため、パック詰めをスムーズに行うことができる。
ここで、第2の移送コンベア3上では多少各豆腐A1・・をベルト上でずらすことになり、摩擦力を抑えるために、そこに例えば水道水や井戸水など飲用可能な清水を散水するか、60℃以上99℃以下の高温状態のお湯を散布するか、食品添加物規格の次亜塩素酸(商品名:ハセッパー水)または次亜塩素酸ナトリウムを、有効濃度0.1〜200ppmに調製した水を散布するなど、衛生的な手段を併用すると効果的である。衛生的手段はこれらに限ったものではない。場合によっては、ベルト上に水面を保つような、薄い水槽を設けてもよい。
上記千鳥配列となって搬送される各豆腐A1・・は、パック詰め手段6によってパック詰めされる。このパック詰め手段6は、第2の移送コンベヤ5上に設置され、第2の移送コンベヤ5上を流れる各豆腐A1・・を撮像する撮像手段Y(図示せず)と、パックPを掴む吸着手段Zを有し、撮像手段Yにより撮像された各豆腐A1・・の位置に合わせ各豆腐A1・・のパック詰めを行う産業用ロボット6aから構成される。例えば、千鳥配列となって搬送される各豆腐A1・・の個数がN個で会った場合、このパック詰め手段6により、各豆腐A1・・のN個のパック詰めを同時に行うことが可能となる。具体的には以下の通りである。
上記パック詰め手段6が、第2の移送コンベヤ5上を流れる各豆腐A1・・を撮像する撮像手段Yと、パックPを掴む吸着手段Zを有し、撮像手段Yにより撮像された各豆腐A1・・の位置に合わせ各豆腐A1・・のパック詰めを行う産業用ロボット6aから構成されるため、第2の移送コンベヤ5上を流れる各豆腐A1・・に対して正確にパックPを被せることができる。産業用ロボット6aは汎用の産業ロボットが応用できる。その先端には豆腐パックを掴む吸着手段Zなどを1〜複数備える。映像撮影手段(CCDカメラ等)Yと、必要な場合には照明手段Xとを備えて、第2の移送コンベヤ上の各豆腐A1・・の直前の画像信号を画像解析することによって、多少位置ズレした各豆腐A1・・に対して、パックPの位置を修正して、各豆腐A1・・を破損させることなく正確にパック詰めすることが可能になる。従って前工程の移送手段(第1の移送コンベア3及び第2の移送コンベヤ5による移送)、千鳥配列手段11などにおいて、多少の位置がずれても、問題なく、高速の自動パック詰めを行える自動連続パック詰め装置1を実現できる。また豆腐が柔らかく、側面が膨らむ場合、豆腐を水中または半水中で移送する必要がある。その場合にも多少位置ズレしやすくなるが、同様な手法で正確にパックPを豆腐に被せることが可能となる。
パック詰め手段6により、パック詰めされた各豆腐A1・・については、第2の移送コンベア5下端の折り返しに配設されたガイド板5bに沿って、第2の移送コンベア5のベルト下方に回り込み、上方に開口部を向けて、包装機に搬送され、フィルムによってシールされる。またパックPを被せることによって、豆腐の下面(下布面)がフィルム面になり、見栄えがよくなる。またロボットの性能や各豆腐A1・・の硬さにもよるが、ロボットで各豆腐A1・・を直接つかみ、定位置にあるパックPに落とし込む方法等もとることができる。この場合、上記受け渡し手段7により、第1の移送コンベア3から第2コンベアの移送コンベア5に各豆腐A1・・を受け渡す段階で各豆腐A1・・を反転させることにより、同様に各豆腐A1・・の下面(下布面)がフィルム面になり、見栄えがよくなる。
本実施の形態の豆腐の自動連続パック詰め装置1によれば、型枠豆腐Aのカットは水槽2内で行いつつも、型枠豆腐Aが水槽2内に留まる時間を短縮できるため、衛生面上の問題が生じ難く、また、水槽2内での作業時間が短くなるため、作業自体の高速化にも寄与する。これに関連して、型枠豆腐Aを水槽2内に連続して進行させても、カットされた型枠豆腐Aを、スムーズにパック詰めのライン(第2の移送コンベヤ5)へと受け渡せるため、装置1全体の稼動効率を高い水準で維持することができる。更に、型枠豆腐Aを縦・横方向にカットした後、横一列分の各豆腐A1・・を並走させ、これら並走する各豆腐A1・・を同時にパック詰めすることが可能となる。
次に、上記自動連続パック詰め装置1を使用した豆腐の自動連続パック詰め方法について以下に説明する。ここでは、木綿豆腐の製造として、まず説明し、次に絹ごし豆腐の場合について説明する。
本発明の豆腐の自動連続パック詰め方法は、上記自動連続パック詰め装置1を使用したものであり、型枠豆腐Aの進行方向をカット前からパック詰めまで同一方向に保ち、カットされた型枠豆腐Aの横一列分の各豆腐A1・・をパック詰めまで並走させ、これら並走する各豆腐A1・・を同時にパック詰めすることを特徴とする。
まず、型枠豆腐Aを第1の移送コンベヤ3により水槽2内に移送する。ここで、第1の移送コンベヤ3の移送速度V1が、他のすべての機構の稼動速度の基準となる。第1の移送コンベヤ3から上記カット手段4の補助台4a・4aまで到達した型枠豆腐Aは、まず、複数の回転刃4b・・により、縦方向にカットされる。ここで、回転刃4bの個数をN−1個とすると、回転刃4b・・を通過した後、型枠豆腐Aは縦方向にN股に分かれた状態となる。縦方向にカットされた型枠豆腐Aは、今度は押切刃4cにより横方向にカットされる。ここで、押切刃4cの昇降時間は、第1の移送コンベヤ3の移送速度V1によって決定される。カット手段4により、縦・横方向にカットされた型枠豆腐Aのうち、上記補助台4aから押し出された最前の横一列分の各豆腐A1・・は、回転板8の櫛歯状の羽8aによって少し上方に持ち上げられて一旦静止し、回転してきたスクレーバコンベア9の櫛歯状の各スクレーバ9aによって、第2の移送コンベア5に受け渡される。なお、羽8a上の各豆腐A1・・が少し持ち上がった状態でも、第1の移送コンベア3からカットされた型枠豆腐Aが進んでくるので、回転板8aは逆方向には回転させず、移送方向に回転動作させる。また、第1の移送コンベヤ3をカット手段4と同期させ寸動(断続移送)させる場合、豆腐を少し持ち上げる動作は、回転板8の羽8aに限らず、別の手段(往復板等)を用いることでも可能である。ここで、回転板8の回転速度及びスクレーバコンベヤ9の移送速度も、上記第1の移送コンベヤ3の移送速度V1により決定される。スクレーバコンベヤ9の各スクレーバ9aにより順次第2の移送コンベヤ5に移送された横一列分の各豆腐A1・・は、第2のスクレーバコンベヤ5の潜入部5aを通過する間は、上記スクレーバコンベヤ9の各スクレーバ9aに支えられる。ここで、スクレーバコンベヤ9の移送速度と、第2の移送コンベアの移送速度は同一速度とすることが望ましい。
上記第2の移送コンベヤ5により移送されてきた横一列分の各豆腐A1・・は、千鳥配列手段11により、千鳥配列に配置される。これにより、その下流側に設置されたパック詰め手段6の各ロボット6aが、各豆腐A1・・にパックPを被せる際、パックPの綴じ代分のスペースが確保されているため、パック詰め作業をスムーズに行うことができる。これにより、順次供給される横一列分の各豆腐A1・・を確実にパック詰めすることが可能となる。
本発明の豆腐の自動連続パック詰め装置1を用いた豆腐の自動連続パック詰め方法によれば、型枠豆腐Aを縦・横方向にカットした後も、横一列分の各豆腐A1・・を並走させた状態でパック詰め手段6まで運び、これらの各豆腐A1・・を同時にパック詰めできるため、所定時間における豆腐のパック詰め個数を飛躍的に増大させることが可能となる。
本発明の豆腐の自動連続パック詰め装置1を用いた豆腐の自動連続パック詰め方法によれば、型枠豆腐Aを縦・横方向にカットした後も、横一列分の各豆腐A1・・を並走させた状態でパック詰め手段6まで運び、これらの各豆腐A1・・を同時にパック詰めできるため、従来3,000丁/時間が限界であったところ、5,000〜10,000丁/時間まで、所定時間における豆腐のパック詰め個数を飛躍的に増大させることが可能となる。
次に、絹ごし豆腐の製造の場合には、第2の移送コンベヤ5の上方に補助コンベヤ12を配置し、滑りやすい絹ごし豆腐に対して搬送の補助を行うことが望ましい。この補助コンベヤ12にも、水とスチームとハセッパー水(次亜塩素酸水)が供給され、衛生面の工夫もなされている。
本発明を適用した豆腐の自動連続パック詰め装置を示す図である。 本実施の形態に係る受け渡し手段の構成を、分かりやすく示した斜視図である。 本発明も含めた自動連続パック詰め装置の型枠豆腐がパック詰めされる際の各豆腐の並びを示す簡略図である。 従来の豆腐の自動連続パック詰め装置の型枠豆腐がパック詰めされる際の各豆腐の並びを示す簡略図である。
符号の説明
1 豆腐の自動連続パック詰め装置、
2 水槽、
3 第1の移送コンベヤ、
4 カット手段、4a 補助台、4b 回転刃、4c 押切刃、
5 第2の移送コンベヤ、
6 パック詰め手段、6a 産業用ロボット、
7 受け渡し手段、
8 回転板、8a 羽、
9 スクレーバコンベヤ、9a スクレーバ、
10 誘導補助台、
11 千鳥配列手段、11a 千鳥配列板、
X 照明手段、
Y 撮像手段、

Claims (6)

  1. 型枠豆腐を水槽内に移送する第1の移送コンベヤと、水槽内に移送された型枠豆腐を縦・横方向に順次カットするカット手段と、カットされた豆腐を順次水槽外へ移送する第2の移送コンベヤと、第2の移送コンベヤの下流以降に設置され、移送された豆腐を順次または複数同時にパック詰めするパック詰め手段を有することを特徴とする豆腐の自動連続パック詰め装置。
  2. 上記カット手段によりカットされた型枠豆腐のうち、最前の横一列分の各豆腐を、その並走状態を維持しつつ第1の移送コンベヤ側から第2の移送コンベヤ側へと櫛状の歯と櫛状の歯とで受け渡す受け渡し手段を有することを特徴とする請求項1記載の豆腐の自動連続パック詰め装置。
  3. 上記受け渡し手段は、第1の移送コンベヤ側から上記最前の横一列分の各豆腐を受け取る櫛歯状の羽を有する回転板と、第2の移送コンベヤの上方に設けられ、回転板が受け取った豆腐を受け継ぎ第2の移送コンベヤまで誘導する櫛歯状の各スクレーバを有するスクレーバコンベヤと、回転板と第2の移送コンベヤ間に掛け渡され、スクレーバコンベヤの第2の移送コンベヤへの豆腐の誘導を補助する櫛歯状の誘導補助台から構成されることを特徴とする請求項2記載の豆腐の自動連続パック詰め装置。
  4. 上記第2の移送コンベヤには、上記パック詰め手段の上流側に、並走した状態で移送されてきた横一列分の各豆腐を、一つおきにせき止めて千鳥配列にする千鳥配列手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の豆腐の自動連続パック詰め装置。
  5. 上記パック詰め手段が、第2の移送コンベヤ上を流れる各豆腐を撮像する撮像手段と、豆腐パックを掴む吸着手段を有し、撮像手段により撮像された各豆腐の位置に合わせ各豆腐のパック詰めを行う産業用ロボットから構成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の豆腐の自動連続パック詰め装置。
  6. 型枠豆腐を水槽内に移送する第1の移送コンベヤと、水槽内に移送された型枠豆腐を縦・横方向に順次カットするカット手段と、カットされた豆腐を順次水槽外へ移送する第2の移送コンベヤと、第2の移送コンベヤの下流に設置され、移送された豆腐を順次パック詰めするパック詰め手段を有する自動連続パック詰め装置を用いた豆腐の自動連続パック詰め方法であって、型枠豆腐の進行方向をカット前からパック詰めまで同一方向に保ち、カットされた型枠豆腐の横一列分の各豆腐をパック詰めまで並走させ、これら並走する各豆腐を同時にパック詰めすることを特徴とする豆腐の自動連続パック詰め方法。
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