JPS63203516A - 豆腐のパツク詰装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分骨〕 この発明は、所定大きさに切断された後の豆腐を自動的
にパック内に収納する豆腐のパック詰装置に係り、特に
豆腐を損傷することなくパック詰位置へ整列して移送で
きる豆腐のパック詰装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、豆腐のパック詰方法としては、所定の大きさに切
断した豆腐を水槽中に多数収容しておき、一方の手で把
持した空パックを水中に没入し、このパック内に他方の
手で支えた豆腐を挿入する。

手作業方式が主流である。

また、最近では、爪付きのベルトコンベアを利用して水
槽内の豆腐をパック詰位置へ移送し、移送されてくるベ
ルトコンベア上の豆腐に空パックを被せることにより、
豆腐のパック詰を自動化する方式が提案されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のような従来の手作業によるパック詰方式では、多
くの人手を要し、パック詰コストが上昇すると共に、作
業者への負担が大きく、かつ食品衛生上も問題があった
。

また、爪付きベルトコンベアにより水槽内の豆腐をすく
い上げてパック詰位置へ移送する方式では、水の浮力を
受けることにより姿勢の定まらない極めて不安定な豆腐
を爪により捕え、コンベアの走行に伴って水面外へすく
い上げられたとしても、コンベア上の豆腐の姿勢はコン
ベアの走行方向に対し斜めになった９、あるいは豆腐が
コンベアの幅方法にずれてパック詰位置から外れてしま
うなど、コンベア上への豆腐の整列性が極めて悪く作業
者による監視及びコンベアへの豆腐の補助的導入操作が
必要になり自動化は難しい。しかも、浮力を受けている
豆腐の後方角部にコンベアの爪が確実に係合するという
保証はなく、爪が豆腐の下面に係合した場合には、豆腐
を損傷してしまう問題点があり、自動パック詰用の移送
手段としては、はとんど実用化できないものであった。

この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、水槽から移送コンベア上への豆腐の整列を完
全自動化すると共に、移送コンベア上の豆腐を正しい姿
勢に整列できる豆腐のパック詰装置を提供することを目
的とする。

ＣＲｆｆｉＥ点を解決するための手段〕この発明に係る
豆腐のパック詰装置は水槽と、一端部側が上記水槽の水
中に浸漬され他端部がパック詰位置に達していると共に
上記水中に浸漬される一端部側の往路面がその端部から
水面に向け緩い上がり勾配で傾斜する豆腐移送コンベア
と、この移送コンベアの傾斜側に対向して水槽内の水中
に埋没状態に配置され、かつ水平案内部及びこれから上
記移送コンベアの傾斜部に達する長さを有すると共に上
記傾斜部と同一の傾斜に形成された傾斜案内部を有する
整列豆腐案内装置と、この案内装置の水平部にセットさ
れた整列豆腐を傾斜案内部へ送り込む押出手段と、上記
傾斜案内部の上方に配置され、傾斜案内部内の整列豆腐
を上記移送コンベアより遅い速度で移送コンベアの傾斜
部上に送り出すスクレーパコンベアと、上記パック詰位
置に設置されパックを１個ずつ分離して上記移送コンベ
ア上の豆腐に冠着するパック供給装置とからなるもので
ある。

〔作用〕

この発明においては、押出し手段により案内装置の水平
案内部から傾斜案内部へ送り込まれた型出し豆腐から切
り出したままの整列豆腐をスクレーパコンベアにより移
送コンベアの傾斜部上に順次送り出せば、その送り出し
速度より早く走行する移送コンベアによって間隔の離れ
た状態に分離されると共に、豆腐は同一の上がり傾斜を
有する傾斜案内部からコンベア側の往路傾斜部へ受は渡
されることになる。従って、豆腐を損傷することなくス
ムーズにかつ安定に移送コンベアへ移行させ得ると共に
、水槽から移送コンベア上への豆腐整列移送の完全自動
化を可能にする。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を第１図乃至第５図について
説明する。

第１図及び第２図において、１は横方向に長い水槽で、
その一端側部には、型出しされた豆ｌｉ２を所定の大き
さに切断する処理水槽３が直角に連結され、これら水槽
１，３内の水４のレベルは一定に保持されるようになっ
ている。

上記水槽１内には、その長子方向に沿って処理水槽３６
１端から中間部分まで延びる豆腐案内装置５が水中に埋
没した状態で配設されている。この豆腐案内装置５は型
出し豆腐２から所定大きさに切り出した連結する一列状
態の整列豆＠２ｇをそのまま後述の移送コンベア６側へ
案内するためのもので、第１図及び第３図に示すように
水平底板５ｍと、その先端から前方へ行くにしたがい水
面側へ緩い上が口勾配の傾斜角度（１０〜１５°程度）
で傾斜する傾斜底板５ｂと、水平底板５ａ及び傾斜底板
５ｂの両側に沿って形成した案内側板５ｃ。

５ｄとからなり、そして移送コンベア６の始端とオーバ
ラップする側の案内側板５ｃ１，５ｄｔは、傾斜底板端
より移送コンベア６側へ必要長さ突出され、この案内側
板５ｃｚ、５ｄｔは案内装置５から移送コンベア６上へ
移行される切断豆腐２ｂを移送コンベア６上に整列載置
できるように案内するものである。

また、上記処理水槽３と対向する案内側板５ｃには、処
理水槽３内で切断された整列豆腐２ａを案内装置５の水
平底板５ａ上へ導入するための開ロアが形成されており
、この開ロアの両側には整列豆腐２ａを開ロアへ案内す
るための案内板８ａ。

８ｂが連設されている。

第１図及び第２図において、９は上記豆腐案内装置５の
後端と対向する水槽１の外壁に設置したエアシリンダで
、このエアシリンダ９は水ｖａ板５ａ上にセットされた
整列豆％２ａを傾斜底板５ｂ上へ押出すためのもので、
その水槽１内に突出するピストンロッド９ａの先端には
豆腐押板１０が固着されている。また、１１は上記豆腐
案内装置５の傾斜底板５ｂの上方向に、その長手方向に
沿って平行に配設したスクレーパコンベアで、傾斜底板
５ｂ上の整列豆１ＩＸ２ａを移送コンベア６へ移送する
ためのものであり、このコンベア１１はモータ１２によ
り駆動される駆動スプロケット１１ａと従動スプロケッ
トｌｌｂ間に巻掛けたエンドレスチェーンｌｌｃと、こ
のチェーンｌｌｃに固定され整列豆腐２ａに係合するス
クレーバ１１ｄ、ｌｉｄとから構成され、そして該スク
レーパコンベア１１の走行速度は移送コンベア６の走行
速度の峠以下に設定されている。

上記移送コンベア６は、スクレーパコンベア１１により
傾斜底板５ｂから順次送り込まれる整列豆ｖ４２ａを分
離して豆腐パック詰位置へ移送するためのもので、水槽
１外の長手方向の延長上に配設されモータ１３により駆
動される駆動プーリ６ａと、水槽１内の案内装置５の傾
斜底板５ａ直下に近接して水中埋設状態に配設した従動
プーリ６ｂと、この両プーリ６ａ、６ｂ間に巻掛けたエ
ンドレス状のベルト６Ｃと、ベルト６Ｃを駆動プーリ６
ａに所望の巻付角に巻付けるための絞りプーリ６ｄとか
ら構成され、そして、ベルト６Ｃが水槽１外へ突出する
水槽１の近傍には、その往路側へベルト６ｃｓ及び帰路
側ベルト６ｃ２を傾斜部と水平部に区分するがイドロー
ラ１４．１５が配置されていると共に、従動プーリ６ｂ
とガイドローラ１４間の往路側ベルト６ｃｓは従動プー
リ６ｂから水面に向け緩い上がり勾配で傾斜するように
上記傾斜底板５ｂの傾斜角と同一になっており、これに
より傾斜底板５ｂから往路側傾斜ベルト６Ｃ１への豆腐
の受渡しを、豆腐に損傷を与えることなくスムーズに行
わせると共に、傾斜ベルト６Ｃ１上に載置された豆腐を
水槽１の水中から遊動することなく、水面上へ安定に引
き上げることができるようになっている。

また、上記往路側ベルｌ−６ｃ　ｓの水平部上力には、
ベルトコンベアにより移送されてくる分離豆腐２ｂにパ
ック１６を１個ずつ分離供給するためのパック供給装置
１７が設置されている。

上記パック供給装置１７は、第１図に示すようにマガジ
ン（図示せず）内に多数Ｍｊ５１収容されたパック１６
を下端から１個ずつ順次取り出す取出装置１８と、との
取出値Ｍ１８により取り出されたパック１６を一列に整
列して豆腐パック位置へ案内すると共にパック１６の開
口が下向きとなるよう反転するシュート１９と、乙のり
、　−＋−１９の最先端にあるパック１６を他から分離
してベルトコンベア上の分離豆［２ｂに被せる押出しビ
ンシリンダ２０と、シュート最先端のパック１６を保持
する開閉機構２１とから構成されている。

上記シュート１９は第１図及び第４図に示す如くパック
１６を両側から挟持するように半円形状に湾曲する１対
のがイドロッド１９ａと、このガイドロッド１９ａの外
側に沿って半円状に配置された保持板１９ｂとから構成
されている。また、上記開閉機構２１は、第４図及び第
５図に示すようにシュート最先端のパック１６の両側に
相対向して並行にかつ回転可能に設けた軸２１ａ、２１
ａと、乙の各軸２１ａ、２１ａに固着され回動先端がパ
ック１６の鍔部１６ａにその下面から係合する保持爪２
１ｂ、２１ｂと、この保持爪２１ｂ２２１ｂを閉方向、
即ちパック１６を保持する状態に付勢する１・−シロン
ばね（図示せず）、軸２１ａ、２１ａに固着されたリー
ル２１ｃ、２１ｃと、この各リール２１ｃ、２１ｃに巻
回されたワイヤ２１ｄ、２１ｄと、このワイヤ２１ｄ、
２１ｄの引出端が連結され、これを引っ張ることにより
上記リール及び軸を回転して保持爪２１ｂ、２１ｂを開
操作するビンシリンダ２１ｅとから構成されている。

また、上記押出しビンシリンダ２０のピストンロッドに
は、最先端のパック１６をベルトコンベア側へ押出す時
、シュート１９内の後続するパック１６の下降をストッ
プするストッパ２０ａが取９付けられている。また、２
２は取出装置１８によりマガジンから取り出されたパッ
クが静電気によってマガジン側へ吸引されるのを防止し
、シュート１９へ強制的に落下させるためのエアノズル
であり、２３はシュート１９内へ落下したパック１６を
シュート下端方向へ下降させるためのエアノズルである
。

第２図において、２４．２５はそれぞれシュート１９の
下端部に位置して移送コンベア６０両側に対向配置した
発光装置及び受光装置で、この発光装置２４及び受光装
置２５は、移送コンベア６上の分離豆＠２ｂを検出する
ものであり、これらがパック詰位置に分離豆１ｉ２ｂが
来たことを検出したとき、上記押出しビンシリンダ２０
及び開閉機構２１のビンシリンダ２１ｆを動作させるよ
うになっている。

次に、上記のように構成されに本実施例のパック詰装置
の動作について説明する。

まず、処理水槽３内にセットされた型出し後の豆腐２は
、図示しない縦方向の切断機によす１１６で示すように
複数に切断され、その後、図示しない横方向の切断機に
より線２７で示すように切断される。このようｉこ切断
された整列豆９３ｉ２ａは図示しない送り装置によって
案内板８ａ、８ｂに沿って開ロアから豆腐案内装置５の
水平底板５ａ上に送り込まれる。この送り込み動作が完
了すると、エアシリンダ９が前進動作して水平底板５ａ
上の整列豆腐２ａを比較的早い速度で傾斜底板５ｂ上に
第１図の２点ｗ４締の如く押し込む。この時、整列豆Ｉ
Ｒ２ａは水中にあり、その浮力作用を受けているが、案
内側板５ｃ、５ｄがあり、しかも傾斜底板５Ｃが水面方
向へ上がり勾配で傾斜しているため、整列豆腐２ａの整
列状態が崩れることがなく、−線上に整列された状態に
おかれる。また、エアシリンダ９が前進端に達した時点
では、整列豆ｌ１２ａの先頭上面は第１図に示す如く水
面上に現われるが、傾斜底板５ｂ及び案内側板５Ｃ１５
ｄはステンレス製で滑らかな面になっていると共に、整
列豆＠　２　ａとの接触面には水が介在して潤滑性が十
分に保たれているため、整列豆￥１ｉ２ａにこれが掻破
されるような力が作用することがない。

尚、エアシリンダ９が整列豆腐２ａを傾斜底板５ｂ上へ
押出す時、スクレーパコンベア１１は第１図の実線に示
す状態に、停止している。エアシリンダ９が後退端に達
すると、スクレーパコンベア１１が起動され、その走行
に伴いスクレーパｌｉｄが傾斜底板５ｂ上の整列豆腐２
ａは、スクレーパコンベア１１の速度の２信号乃至それ
以上の速度で走行する移送コンベア６上に案内側板５Ｃ
１゜５ｄ＋で案内されながら順次送り出される。移送コ
ンベア６上に送り出された切断豆１ｉ２ｂが、傾斜底板
５ｂの先端と往路側ベルト６Ｃ１との段差分下降すると
、上がり勾配に傾斜する往路側ベルト６Ｃ１上に載置さ
れ、ベルト６Ｃの走行に伴って第１図の矢印Ａ方向へ搬
送される。分離豆腐２ｂがベルト６ｃｓ上に水中で下降
載置される時の姿勢は案内側板５ｃ１，５ｄｔにより規
制され、しかも第１図の矢印Ａ方向への移動につれて水
面上へ現われる量が多くなり、水の浮力作力が減少する
から、分離豆＠２ｂは何等の損傷も受けることなくベル
ト６ｃ１の中央部に自動的に確実に載置されることにな
る。そして、移送コンベア６の速度はスクレーパコンベ
ア１１の豆腐送り出し速度よ秒２倍以上早いため、ベル
ト６ｃ１上の分離豆腐２ｂは、その大きさ寸法より予分
離れた間隔をおいて搬送されることになる。ベルト６Ｃ
により搬送される分離豆ｉ２ｂがパック詰位置に達して
、発光装Ｍ２４から受光値！！２５への光が遮断される
と、受光装置２５から押込みシリンダ２０及び開閉機構
２１のビンシリンダ２１ｆのエア制御回路に指令が与え
られ、これにより押出しピンシリンダ２０が前進動作す
ると共に、ピンシリンダ２１ｆが後退動作して保持爪２
１ｂ、２１ｂを第４図の２点鎖線の状態に回動させ、シ
ュート１９の最先端にあるパック１６を押出しピンシリ
ンダ２０によりベルト６ｃ側へ押し出して、パック詰位
置にある分離豆腐２ｂに被せる。これにより豆腐２ｂは
パック詰されたことになる。

パック詰の豆腐２ｃは駆動プーリ６ａの周囲に沿って配
設されたガイド板２６を通過する間にパック開口側が上
を向く状態に反転され、図示しないシール機構へと搬送
されることになる。

尚、この発明においては、ベルトコンベア上に豆１ｉ２
ｂに対しパック１６を１個ずつ分離供給するパック供給
装置１７は上記実施例の方式のものに限定されず、その
他の方式のものを用いても良いことは勿論である。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、水槽中の豆腐をパッ
ク詰位置へ搬送する移送コンベアの一端部側を水槽の水
中に浸漬し・、この浸漬コンベア部分の往路面を、その
始端から水面に向けて緩い上がり勾配に傾斜させ、型出
し豆腐から複数個で切り出された整列豆腐を、水平案内
部から上記コンベア部分と同一に傾斜する傾斜案内部上
へ一旦押し出し、そして上記傾斜案内部の上方に配設し
たスクレーパコンベアによって傾斜案内部上の整列豆腐
を移送コンベアより遅い速度で移送コンベアの傾斜部上
に送り出すようにしたものであるから、移送コンベア上
への豆腐の整列を完全自動化できると共に、移送コンベ
ア上に豆腐を正しい姿勢に整列させることができる。こ
れに伴いパック詰位置での豆腐に対するパックの自動冠
着が容易となり、パック冠着時に豆腐が破損されること
がないという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る豆腐パック詰装置の一例を示す
縦断側面図、第２図はその概略平面図、第３図はこの発
明の実施例における整列豆腐案内機構部の斜視図、第４
図はこの発明の実施例におけるパック供給装置の開閉機
構部の正面図、第５図はその側面図である。 １　水槽、２・・型出し豆腐、２ａ・・整列豆腐、２ｂ
・・・分離豆腐、５・・・豆腐案内装置、５ａ・・・水
平底板、５ｂ　傾斜底板、５ｃ、５ｄ・・・案内側板、
６・・・移送コンベア、９・・整列豆腐押出し用エアシ
リンダ、１１・・スクレーパコンベア、１６　°パック
、１７・・・パック供給装置、２４・−・発光装置、２
５　受光装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水槽と、一端部側が上記水槽の水中に浸漬され他端部が
   パック詰位置に達していると共に上記水中に浸漬される
   一端部側の往路面がその端部から水面に向け緩い上がり
   勾配で傾斜する豆腐移送コンベアと、この移送コンベア
   の傾斜側に対向して水槽内の水中に埋設状態に配置され
   、かつ水平案内部及びこれから上記移送コンベアの傾斜
   部に達する長さを有すると共に上記傾斜部と同一の傾斜
   に形成された傾斜案内部を有する整列豆腐案内装置と、
   この案内装置の水平部にセットされた整列豆腐を傾斜案
   内部へ送り込む押出手段と、上記傾斜案内部の上方に配
   置され、傾斜案内部内の整列豆腐を上記移送コンベアよ
   り遅い速度で移送コンベアの傾斜部上に送り出すスクレ
   ーパコンベアと、上記パック詰位置に設置されパックを
   １個ずつ分離して上記移送コンベア上の豆腐に冠着する
   パック供給装置とからなる豆腐のパック詰装置。