JP2007003951A - 光学部材、光源装置、表示装置及び端末装置 - Google Patents

光学部材、光源装置、表示装置及び端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 光の利用効率が高く、面状に出射された光の指向性を高め、視点に対して輝度を均一にすることができる光学部材、面状で指向性が高い光を効率よく且つ視点に対して均一に出射する光源装置、光の利用効率が高く画面内で輝度が均一な表示装置、及び端末装置を提供する。
【解決手段】 光源装置1において、面状光源2、リニア型のフレネルレンズシート3、ルーバー4をこの順に設ける。フレネルレンズシート3は、面状光源2から入射された光を偏向させて1次元的に集光するものである。ルーバー4は、フレネルレンズシート3から出射された光の光路に介在しており、この光の進行方向をフレネルレンズシート3の集光方向に規制することにより、この光の指向性を高めるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、面状に出射される光の指向性を高める光学部材、指向性が高い光を出射可能な光源装置、この光源装置を備えた表示装置、及びこの表示装置を搭載した端末装置に関する。
従来より、平面型の表示装置として液晶表示装置(Liquid Crystal Display:以下、LCDともいう)が使用されている。LCDは、携帯端末の表示装置としても多用されている。このような携帯端末においては、表示される情報を他人に覗かれたくない場合が多く、そのような場合にはLCDの視野角は狭いことが望ましい。一方、携帯端末においては、表示される情報を他人と共有して見る場合もあり、このような場合にはLCDの視野角は広いことが望ましい。このため、使用状況に応じて視野角を切り替える技術が要望されている。
このような要求を満たす液晶表示装置が、例えば特許文献1に開示されている。図30は、特許文献1に記載されている従来の視野角制御型液晶表示装置を示す断面図であり、図31は、この視野角制御型液晶表示装置に設けられた照明装置を示す斜視図である。図30に示すように、従来の視野角制御型液晶表示装置101においては、液晶表示パネル102、散乱性制御手段103、及び照明装置104がこの順に配置されている。
図31に示すように、照明装置104においては、遮光スリット付シート120及び照射部121が設けられている。照射部121には、蛍光管等の光源122と、光源122から出射された光を反射させる反射シート124とが設けられており、光源122から見て反射シート124の反対側の面が光出射面123となっている。そして、この光出射面123から出射した光が、遮光スリット付シート120に入射するようになっている。遮光スリット付シート120においては、透明シートの一方の面に、厚さを持った帯状の遮光材が互いに平行に多数配列されている。遮光材が延設される方向は、表示部の垂直方向に一致している。また、遮光材の側面は、表示装置701の画面に垂直な方向に平行である。
また、散乱性制御手段103は、電圧が印加されることにより、入射した光を散乱させる程度が変化するものである。例えば、電圧が印加されていないときは透明状態となって、入射した光を散乱させずにそのまま透過させ、電圧が印加されているときには白濁状態となって、入射した光を散乱させて通過させるものである。
この従来の視野角制御型液晶表示装置においては、図31に示すように、光源122から出力された光は、直接又は反射シート124により反射して光出射面123から出射して、遮光スリット付シート120に入射する。そして、遮光スリット付シート120を通過するときに、遮光スリット付シート120の表面に垂直な方向(法線方向)から遮光材の配列方向に一定角度以上傾斜した方向から入射した光は、遮光材によって遮断される。このため、法線方向からの傾斜角が一定角度未満である光のみが遮光スリット付シート120を通過することができる。この結果、照射部121から出射された光は、遮光スリット付シート120を通過することにより、指向性が高められる。
そして、遮光スリット付シート120から出射した光が、散乱性制御手段103に入力する。このとき、散乱性制御手段103が散乱状態にある場合には、入射した光は散乱性制御手段103により散乱され、指向性が低下した状態で出射する。一方、散乱制御素子103が透明状態にある場合には、入射した光は散乱性制御手段103をそのまま透過し、指向性が高い状態のまま出射する。
散乱性制御手段103から出射した光は、液晶表示パネル102に入射し、液晶表示パネル102を透過することによって画像が付加される。このとき、散乱性制御手段103が散乱状態にあると、指向性が低い光が液晶表示パネル102に入射し、液晶表示パネル102を透過して全視角方向に抜けていく。これにより、照明装置104の表示面に垂直な方向に相当する位置(以下、正面位置という)だけでなく、正面位置から画面の水平方向に外れた位置(以下、斜め位置という)からも画像を視認することができる。これに対して、散乱性制御手段103が透明状態にあると、指向性が高い光が液晶表示パネル102に入射し、液晶表示パネル102を透過して正面方向のみに抜けていく。この結果、正面位置からは画像を視認することができるものの、斜め位置には液晶表示パネル102を透過した光が到達しないため、斜め位置から見ると画面が真っ暗になり、画像を視認することができない。
このように、視野角制御型液晶表示装置701においては、散乱性制御手段103によって光の散乱性を制御できるため、表示の視野角を制御できる。そして、照明装置104は、遮光スリット付シート120を備えることにより、指向性が高い光を液晶表示パネル102に向けて出射することができるため、散乱性制御手段103が透過状態にあるときには、正面位置の観察者だけが表示内容を認識できる。従って、照明装置104においては、視野角依存性が少なく全視角方向について表示特性が均一に保たれる広視野角表示と、表示部に正対する位置(正面位置)からのみ表示画像を視認できる狭視野角表示とを、任意に切り替えることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の表示装置には、以下に示すような問題点がある。この表示装置を大きな表示画面に適用する場合、表示装置の正面位置に位置する視聴者から見ると、画面端部の見込み角が大きくなってしまう。即ち、画面中央部では視線方向と画面法線方向が一致するものの、画面端部では一致しない。このため、狭視野角表示を行なう場合、画面端部から出射した光は正面位置に位置する視聴者に届きにくい。この結果、観察者は、画面端部で輝度低下を感じ、この領域の視認性が低下する。特に、比較的大きな表示画面を持つ表示装置においては、画面端部における見込み角が大きくなるため、この影響が顕著に現れる。
例えば、特許文献2には、遮光スリット付シートのスリット間隔に分布を持たせた液晶表示装置が開示されている。特許文献2に記載の液晶表示装置は、表示パネルとして高分子分散型液晶パネルを使用したものである。図32は、特許文献2に記載された高分子分散型液晶表示装置を示す断面図である。図32に示すように、この液晶表示装置201においては、バックライト部202と、異方性光吸収フィルム203と、高分子分散型液晶パネル204とがこの順に配列されている。そして、バックライト部202においては、導光板205が設けられており、この導光板205の側方に、光源206が配置されている。導光板205は、その側面から入射された光をその主面、即ち、異方性光吸収フィルム203に対向する側の面から出射するものである。また、導光板205から見て、異方性光吸収フィルム203の反対側には、光吸収層207が配置されている。
異方性光吸収フィルム203は、透明部208及び不透明部209からなり、その界面はフィルム203の表面に対して垂直になっている。フィルム203の表面に垂直な方向から見て、透明部208は複数の部分に区画されており、この各部分の形状は円形又は多角形となっており、この各部分を不透明部209が囲んでいる。そして、透明部208の各部分の最大内径をAとし、異方性光吸収フィルム203の厚さをtとするとき、比(t/A)の値を、表示領域内で相互に異ならせている。
また、高分子分散型液晶パネル204においては、1対の透明基板210が相互に平行に且つ離隔して設けられており、透明基板210間には調光層211が配置されている。調光層211は高分子材料212と、この高分子材料212中に封止された液晶材料213とから構成されている。
この液晶表示装置201においては、上述の如く、異方性光吸収フィルム203の面内で比(t/A)の値に分布を持たせている。この技術を応用すれば、画面端部における比(t/A)の値を中央部における比(t/A)の値よりも小さくすることにより、画面端部の輝度を中央部の輝度よりも高くし、画面を正面位置から見た場合の輝度を画面内で均一にすることも考えられる。
しかしながら、この場合は、画面の端部を通過する光の指向性が、画面の中央部を通過する光の指向性よりも低くなってしまうという問題点がある。また、画面端部の輝度を相対的に高くするために、画面中央部の輝度を必要以上に低くする必要があり、光の利用効率が低くなる。
そこで、光の指向性を高める光線方向規制素子として、図31に示す遮光スリット付シート120及び図32に示す異方性光吸収フィルム203の替わりに、特許文献3に記載された集光ルーバーを使用することが考えられる。図33は、特許文献3に記載された集光ルーバーを示す斜視図である。図33に示すように、この従来の集光ルーバー301はシート状になっており、集光ルーバー301の表面に平行な一方向に沿って、透過層302と遮光層303とが周期的に配列されている。そして、透過層302と遮光層303との界面は、集光ルーバー301の表面に垂直な方向に対して傾斜しており、この傾斜角は、集光ルーバー301の中央部では小さく、透過層302と遮光層303との配列方向に沿って端部に向かうほど大きくなっている。
この集光ルーバー301を表示装置に組み込むことにより、画面の各位置における光線規制方向を、正面位置に向けることができる。これにより、画面端部から正面位置に向かう方向の光が遮断されなくなる。この結果、この表示装置は、特許文献1に記載の表示装置と比較して、正面位置から見た画面端部の輝度が向上する。また、正面位置からは、遮光層303はその側面しか見えないため、遮光層303が画像に及ぼす影響を低減することができ、視認性を向上させることができる。
特開平9−244018号公報(図3) 特開平11−295705号公報(図8) 米国特許第3919559号(fig.7)
しかしながら、上述の従来の技術には、以下に示すような問題点がある。上述の如く、表示装置の光線方向規制素子として特許文献3に記載されている集光ルーバー(図33参照)を使用すると、画面端部から正面位置に向かう方向の光が遮断されなくなる。しかし、その場合においても、画面端部の輝度を十分に向上させることはできない。以下、その理由について説明する。
図34は、光線方向規制素子として特許文献3に記載の集光ルーバーを備えた光源装置の動作を模式的に示す斜視図である。図34に示すように、この光源装置は、面状光源421及び集光ルーバー422を備えている。面状光源421から出射される光の配光特性は面内で均一であるため、光束401が光出射面に規則的に配列していると考えることができる。光束401においては、面状光源421の光出射面に垂直な方向の輝度が最も高く、この方向が主たる光線方向となっている。光束401のうち、この主たる光線方向の成分を主方向成分402とする。また、光束401のうち、主方向成分402以外の成分を側方向成分403とする。側方向成分403は主方向成分402よりも小さい。
一方、集光ルーバー422においては、図33に示す集光ルーバーと同様に、透過層410と遮光層411とが交互に配列されており、この配列方向において、透過層410と遮光層411との界面の傾斜角度が変化している。
次に、この表示装置の動作について説明する。面状光源421から出射し、主方向成分402及び側方向成分403からなる光束401が、集光ルーバー422に入射する。このとき、集光ルーバー422において、透過層410と遮光層411との配列方向中央部に入射した光束401は、側方向成分403が遮光層411によって遮断されて、主方向成分402のみが集光ルーバー422を通過する。これに対して、集光ルーバー422における前記配列方向の両端部に入射した光束401は、主方向成分402は遮光層411によって遮光されてしまい、側方向成分403のうち、透過層410と遮光層411との界面に略平行な成分のみが集光ルーバー422を通過する。これにより、集光ルーバー422の配列方向中央部からは光束401の主方向成分402が出射し、配列方向両端部からは側方向成分403の一部が出射する。
ところが、この側方向成分403の一部の強度は、主方向成分402の強度よりも低いため、正面方向に位置する視聴者から見ると、やはり画面の両端部が暗く見えてしまう。換言すれば、遮光層411の傾き具合により光の吸収率は変化するため、遮光層の傾きが大きい端部では透過率が小さく、遮光層が垂直に配列する中央付近では透過率が大きくなる。これにより、面状光源から出射した光出射面に垂直な方向の光は、傾斜角がより大きい遮光層411でより多く吸収されるため非効率的であると共に、配列方向において集光ルーバー422の光吸収率に分布があるため、面内で明るさのむらが発生する。
なお、面状光源421として、光を等方的に出射する光源を使用して、集光ルーバー422における光の透過率を均一にすることも考えられる。しかしながら、その場合、集光ルーバー422の遮光層411により遮光される光量の割合が大きくなり、光の透過効率が極めて低くなる。この結果、光の利用効率が著しく低下してしまい、消費電力が増大するか、画質が低下してしまう。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、光の利用効率が高く、面状に出射された光の指向性を高め、視点に対して輝度を均一にすることができる光学部材、面状で指向性が高い光を効率よく且つ視点に対して均一に出射する光源装置、光の利用効率が高く画面内で輝度が均一な表示装置、及び端末装置を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の光学部材は、入射した光を偏向させて出射する偏向素子と、前記光の光路に介在し前記光の進行方向を前記光路に平行な方向に規制して前記光の指向性を高める光線方向規制素子と、を有することを特徴とする。
本発明においては、偏向素子が光を偏向させることにより、面状の光を視点に向けることができる。そして、光線方向規制素子が光の光路に介在して、この光の進行方向を光路に平行な方向に規制することにより、光が光線方向規制素子を透過する透過率を均一に且つ高くしたまま、光の指向性を向上させることができる。これにより、光の利用効率を高く維持したまま輝度を均一化することができる。
本発明に係る第2の光学部材は、入射した光を偏向させて出射する偏向素子と、この偏向素子から入射した光の進行方向をこの光の光路に平行な方向に規制することにより前記光の指向性を高めて出射する光線方向規制素子と、を有することを特徴とする。
本発明においては、偏向素子が光を偏向させることにより、光を視点に向けることができる。そして、偏向後の光の進行方向と光線方向規制素子による光線規制方向とを一致させることにより、光が光線方向規制素子を透過する透過率を均一に且つ高くすることができる。これにより、光の利用効率を高く維持したまま輝度を均一化することができる。
本発明に係る第3の光学部材は、入射した光の進行方向をこの光の光路に平行な方向に規制して出射する光線方向規制素子と、この光線方向規制素子から入射した光を偏向させて出射する偏向素子と、を有することを特徴とする。
本発明においては、光線方向規制素子が光の指向性を高めた後、偏向素子が光を偏向させることにより、光を視点に向けることができる。このとき、偏向前の光に対して光線方向の規制を行っているため、光が光線方向規制素子を透過する透過率を均一に且つ高くすることができる。これにより、光の利用効率を高く維持したまま輝度を均一化ことができる。
また、前記偏向素子は、光が入射する位置によってこの光を偏向させる方向が異なるものであり、前記光を外部に位置する仮想的な1本の直線に向かって集光するものであってもよい。これにより、光を1次元的に集光することができる。
又は、前記偏向素子は、光が入射する位置によってこの光を偏向させる方向が異なるものであり、前記光を外部に位置する仮想的な1個の点に向かって集光するものであってもよい。これにより、光を2次元的に集光することができる。
更に、前記偏向素子がフレネルレンズであることが好ましい。これにより、光学部材を薄型化することができる。
本発明に係る第1の光源装置は、光を面状に出射する面状光源と、この面状光源から出射された光が入射する前記光学部材と、を有することを特徴とする。
本発明においては、面状光源から出射した面状に光を、前記光学部材に入射させることより、この光を効率よく且つ視点に対して均一に出射することができる。
本発明に係る第2の光源装置は、光源と、この光源から出射した光がその側面に入射されこの入射された光をその主面から面状に出射する導光板と、この導光板から入射した光の進行方向をこの光の主方向に規制することにより前記光の指向性を高めて出射する光線方向規制素子と、を有し、前記導光板は、光が出射する位置によってその出射方向が異なるものであることを特徴とする。
本発明においては、導光板が、光が出射する位置によってその出射方向が異なるものであるため、光を視点に向けることができる。そして、光線方向規制素子が光の光路に介在して、この光の進行方向を光路に平行な方向に規制することにより、光が光線方向規制素子を透過する透過率を均一に且つ高くしたまま、光の指向性を向上させることができる。これにより、この光を効率よく且つ視点に対して均一に出射することができる。
本発明に係る第3の光源装置は、光源と、この光源から出射した光がその側面に入射されこの入射された光をその主面から面状に出射する導光板と、この導光板から見て前記主面の反対側に配置され前記導光板から入射した光を前記導光板に向けて反射する反射板と、導光板から入射した光の進行方向をこの光の主方向に規制することにより前記光の指向性を高めて出射する光線方向規制素子と、を有し、前記反射板は、光が入射する位置によってその反射方向が異なるものであることを特徴とする。
本発明においては、反射板が、光が入射する位置によってその反射方向が異なるものであるため、光を視点に向けることができる。そして、光線方向規制素子が光の光路に介在して、この光の進行方向を光路に平行な方向に規制することにより、光が光線方向規制素子を透過する透過率を均一に且つ高くしたまま、光の指向性を向上させることができる。これにより、この光を効率よく且つ視点に対して均一に出射することができる。
また、前記光源装置は、前記光線方向規制素子から出射した光を透過させる透明状態と散乱させる散乱状態とに切替可能な透明・散乱切替素子を有することが好ましい。これにより、光の出射角度範囲を切り替えることができる。
本発明に係る表示装置は、前記光源装置と、この光源装置から出射した光を透過させることによりこの光に画像を付加する表示パネルと、を有することを特徴とする。
本発明に係る端末装置は、前記表示装置を有することを特徴とする。また、この端末装置は、テレビ受像機、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ(ノートPC)、ATM(Automated Teller Machine:自動窓口機)、自動販売機、車載用テレビ受像機、PDA(Personal Digital Assistance:個人用情報端末)、ゲーム機、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、ビデオプレーヤ又は携帯電話であってもよい。
本発明によれば、偏向素子が光を偏向させることにより、面状の光を視点に向け、光線方向規制素子が光の光路に介在して、この光の進行方向を光路に平行な方向に規制することにより、光が光線方向規制素子を透過する透過率を均一に且つ高くしたまま、光の指向性を向上させることができる。これにより、光の利用効率を高く維持したまま、視点に対して輝度を均一にすることができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は本実施形態に係る光源装置を示す斜視図であり、図2(a)はこの光源装置の動作を模式的に示す斜視図及び平面図であり、(b)はフレネルレンズシートから出射される光束において、横軸に位置をとり、縦軸に輝度が最大となる角度をとって、フレネルレンズシートの偏向特性を示すグラフ図であり、(c)は、ルーバーから出射される光束において、横軸に位置をとり、縦軸に輝度が最大となる角度をとって、光線方向規制素子としてのルーバーの光線方向規制特性を示すグラフ図である。
図1に示すように、本実施形態に係る光源装置1においては、面状光源2、リニア型のフレネルレンズシート3、ルーバー4がこの順に設けられている。面状光源2は、光を面状に出射するものである。そして、面状光源2から出射された光が、フレネルレンズシート3を通過して、ルーバー4に入射するようになっている。フレネルレンズシート3は、面状光源2から入射された光を偏向させて、この光を光源装置1の外部にある仮想的な直線(焦線、図示せず)に向かって1次元的に集光する偏向素子である。ルーバー4は、フレネルレンズシート3から出射された光の光路に介在しており、この光の進行方向をこの光の光路に平行な方向に規制することにより、この光の指向性を高める光線方向規制素子である。
ルーバー4の形状はシート状であり、透過領域4aと吸収領域4bとが交互に配列されている。透過領域4aは光を透過させる領域であり、吸収領域4bは光を吸収する領域である。透過領域4aと吸収領域4bとの配列方向は、フレネルレンズシート3の集光方向と一致している。また、透過領域4aと吸収領域4bとの界面(以下、透過吸収界面ともいう)とルーバー4の表面とがなす角度は、ルーバー4における前記配列方向の位置によって異なり、配列方向中央部では前記角度は直角となっており、両端部に行くほど角度が小さくなっている。そして、この透過吸収界面の方向は、フレネルレンズシート3により集光された光の光路に平行になっている。フレネルレンズシート3及びルーバー4により、本実施形態に係る光学部材が構成されている。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る光源装置の動作について説明する。図2(a)に示すように、面状光源2から出射される光束Lは、面状光源2の光出射面に垂直な方向の成分が最も強くなっている。即ち、光束Lの主たる光線方向は面状光源2の光出射面に垂直な方向となっている。そこで、光束Lにおけるこの方向の成分を主方向成分L1とし、光束Lにおける主方向成分L1以外の成分を側方向成分L2とする。
この光束Lが、フレネルレンズシート3に入射する。すると、フレネルレンズシート3の各位置において、光束Lが偏向されてその進行方向が変化する。即ち、図2(b)に示すように、フレネルレンズシート3の集光方向両端部においては、屈折角θが大きく、光束Lの主方向成分L1が集光方向中央部に向かって偏向する。このとき、光束Lの側方向成分L2も、主方向成分L1と同じ方向に偏向する。また、フレネルレンズシート3の集光方向中央部においては、屈折角θが小さく、主方向成分L1が偏向されずにそのままフレネルレンズシート3を透過する。この結果、光束Lはフレネルレンズシート3を通過することにより、1次元的に集光される。
そして、フレネルレンズシート3から出射した光が、ルーバー4に入射する。図2(c)に示すように、ルーバー4における透過領域4aと吸収領域4bとの界面(透過吸収界面)は、フレネルレンズシート3により集光された光の光路、即ち、光束Lの主方向成分L1の進行方向に平行になっている。このため、光線方向規制角θは、X軸方向の位置に関して、屈折角θと同様な依存性を持っており、光束Lのうち、主方向成分L1は吸収領域4bにほとんど吸収されることなく、ルーバー4を通過するが、側方向成分L2は吸収領域4bにより吸収されてしまい、遮断される。これにより、光束Lの指向性が高められる。
より厳密に言えば、光束Lのうち主方向成分L1は吸収領域4bにほとんど吸収されないが、主方向成分L1以外の成分は、その進行方向が主方向成分L1の進行方向から傾斜するに従って吸収領域4bに吸収される割合が増え、主方向成分L1の進行方向から一定角度以上傾斜した方向に進行する成分(この成分を側方向成分L2という)は全て吸収領域4bに吸収される。この結果、光束Lの進行方向が、その主方向成分L1の進行方向を中心とした一定角度範囲の方向に規制される。以下、本明細書においては、このような現象を「光束Lの進行方向が、その主方向成分L1の進行方向に規制される」と表現する。
なお、フレネルレンズシート3を構成する材料の屈折率と、ルーバー4を構成する材料の屈折率とが相互に等しい場合は、図2(b)に示すフレネルレンズの偏向特性を示す曲線と、図2(c)に示すルーバーの光線規制特性を示す曲線とは、相互に一致させることが好ましい。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態に係る光源装置1によれば、所定の方向に偏向させた光を、高い指向性で出射することができる。このため、この光源装置1を透過型液晶表示装置のバックライトとして使用すれば、フレネルレンズシート3が光を偏向させることにより、光を透過型液晶表示装置の正面位置に向けることができる。また、ルーバー4により光の進行方向を規制することにより、光の指向性を高めることができる。これにより、透過型液晶表示装置に表示される画像を正面位置からは視認できるが、この正面位置から前記配列方向に外れた斜め位置からは視認できない。また、このとき、偏向後の光の進行方向とルーバー4による光線規制方向とが一致しているため、光がルーバー4を透過する透過率を均一に且つ高くすることができる。これにより、光の利用効率を高く維持したまま、正面位置から見て画面の輝度を均一にすることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図3は、本実施形態に係る表示装置を示す断面図であり、図4は、この表示装置におけるフレネルレンズを示す斜視図であり、図5は、この表示装置におけるフレネルレンズとルーバーとの位置関係を示す側面図であり、図6は、本実施形態に係る端末装置を示す斜視図である。
図3に示すように、本実施形態に係る表示装置7においては、光源装置1と、透明・散乱切替素子5と、透過型の液晶表示パネル6とがこの順に設けられており、光源装置1から出射した光が、透明・散乱切替素子5を介して、液晶表示パネル6に入射するようになっている。液晶表示パネル6は例えば対角が15インチのパネルであり、表示領域の大きさは、縦が228mm、横が304mmである。
光源装置1の構成は、フレネルレンズシート3のレンズ加工面が面状光源2側を向いていることを除いて、前述の第1の実施形態と同様である。即ち、面状光源2が設けられており、面状光源2の上には、フレネルレンズシート3が設けられており、フレネルレンズシート3の上には、ルーバー4が設けられている。以下、各構成要素について詳細に説明する。
面状光源2においては、光源11と、この光源11から入射された光を伝搬して面状に出射する導光板12と、導光板12の光出射面上に配置されたプリズムシート13と、導光板12から見てプリズムシート13の反対側に配置された反射シート14とが設けられている。光源11は冷陰極管からなる線光源であり、導光板12の光入射面となる側面に対向するように配置されている。導光板12は、プリズムシート13側の面(光出射面)にマット形状(図示せず)が形成され、その反対側の面である反射シート14側の面(光拡散面)にプリズム列(図示せず)が形成されたマットプリズム導光板である。このプリズム列は、光源11が延びる方向と平行な方向に延び、光源11が延びる方向と直交する方向に配列されている。また、プリズムシート13は、プリズム面を導光板12側に向けて配置されており、プリズムシート13のプリズム列の配列方向は、光源11が延びる方向に垂直な方向となっている。反射シート14は、導光板12の光拡散面から漏洩した光を導光板12に向けて反射するものである。
なお、本明細書においては、便宜上、以下のようにXYZ直交座標系を設定する。光源11から導光板12に向かう方向を+X方向とし、その反対方向を−X方向とする。+X方向及び−X方向を総称してX軸方向という。また、導光板12の光出射面に平行な方向のうち、X軸方向に直交する方向をY軸方向とする。更に、X軸方向及びY軸方向の双方に直交する方向をZ軸方向とし、このZ軸方向のうち、光拡散面から光出射面に向かう方向を+Z方向とし、その反対方向を−Z方向とする。+Z方向は前方、即ち、視聴者に向かう方向である。そして、+Y方向は、右手座標系が成立する方向とする。即ち、人の右手の親指を+X方向、人差指を+Y方向に向けたとき、中指は+Z方向を向くようにする。
上述の如く、XYZ直交座標系を設定すると、導光板12の光出射面はXY平面となり、光源11は導光板12から見て−X方向に配置され、フレネルレンズシート3は+Z方向に配置されていることになる。また、光源11、導光板12の光拡散面に形成されたプリズム列、プリズムシート13に形成されたプリズム列が延びる方向はY軸方向であり、前記各プリズム列の配列方向はX軸方向である。更に、光源11は拡散性の光源であり、光源11から出射した光は導光板12の内部において、少なくともXY方向に拡散する。
図4及び図5に示すように、フレネルレンズシート3においては、透明材料からなる平板部が形成されており、この平板部の片側の表面にリニア型のフレネルレンズが形成されている。平坦面はXY平面に平行に配置されており、レンズの凹凸面は−Z方向、即ち、面状光源2側を向いている。また、レンズの凹凸が配列する方向は、X軸方向である。そして、フレネルレンズシート3の平坦面は、ルーバー4に密着している。
フレネルレンズシート3は、溝の深さを一定として、レンズピッチを変調させたタイプのフレネルレンズである。溝深さdが一定であるため、全体の厚さは一定である。また、X軸方向中央部においては屈折角θが小さく、X軸方向両端部では屈折角θが大きくなっている。これにより、入射した光をX軸方向に集光することができる。即ち、Z軸方向に通過する光が、X軸方向においてのみ集光され、Y軸方向には集光されないようになっている。これにより、フレネルレンズシート3は、表示装置7の外部にあってY軸方向に延びる仮想的な直線(焦線)に向かって光を集光する。フレネルレンズシート3の焦点距離は、表示装置7の観測者が通常位置する視点位置までの距離に設定されており、例えば、600mmに設定されている。導光板12とフレネルレンズシート3の材料には、加工の容易さから透明樹脂が好適に使用されるが、本実施形態においては、屈折率が1.5であるポリメチルメタクリレート(PMMA:polymethyl-methacrylate)が使用されている。
前述の第1の実施形態において説明したように、ルーバー4は、光を透過する透明領域4aと、光を吸収する吸収領域4bとが、ルーバー4の表面に平行な方向に交互に配置されて形成されている。透明領域4aと吸収領域14bとの配列方向は、X軸方向である。また、ルーバー4において、透明領域4aと吸収領域4bとの重心配列ピッチは一定であり、例えば90μmである。即ち、ルーバー4のZX断面において、ルーバー4の上端縁及び下端縁から等距離にある仮想的な直線と、吸収領域4bの中心線との交点を吸収領域4bの重心位置とすると、この重心位置はX軸方向に沿って等間隔で配列されており、その間隔は90μmである。透過吸収界面が+Z方向から傾斜する角度は、ルーバー4内の位置によって異なっており、この透過吸収界面は正面位置に位置する観察者の視線と平行になるように傾斜している。
X軸方向において、透過吸収界面と+Z方向とがなす角度は、スネルの法則に基づき計算されている。即ち、フレネルレンズシート3を形成する材料の屈折率をnとし、フレネルレンズシート3からルーバー4に光が入射する際の入射角度をθとし、ルーバー4を形成する材料の屈折率をnとし、フレネルレンズシート3からルーバー4への光の出射角度をθとするとき、以下の数式が成立するように、出射角度θが設定されている。
×sinθ=n×sinθ
本実施形態においては、傾斜角度が最も大きい画面端部において、角度θは±9.4度程度であり、画面中央部においては、角度θは0度である。遮光層の高さは例えば300μmである。本実施形態において、ルーバー4の透明領域4aは、屈折率が1.5であるポリメチルメタクリレート(PMMA)により形成されている。
図3に示すように、透明・散乱切替素子5においては、相互に平行に配置された1対の透明基板21が設けられており、各透明基板21における他方の透明基板21に対向する面に、透明基板21の表面を覆うように電極22が設けられている。そして、1対の透明基板21間、即ち、電極22間には、PDLC(Polymer Dispersed Liquid-Crystal:高分子分散型液晶)層23が設けられている。PDLC層23においては、高分子マトリクス23a中に液晶分子23bが分散している。PDLC層23は、例えば光硬化性樹脂と液晶材料の混合物を露光して硬化させることにより形成されたものである。このように、透明・散乱切替素子5は、高分子・液晶複合膜が一対の電極で挟持されたものであり、高分子・液晶複合膜は、高分子層中に液晶液滴が含有されたものである。
そして、透明・散乱切替素子5においては、1対の電極22によりPDLC層23に電圧を印加することにより、PDLC層23中の液晶分子23bの配向状態が変化する。例えば、PDLC層に電界が印加されていないときは、高分子マトリクスと液晶分子の見かけの屈折率が異なるために、入射した光が散乱して出射される散乱状態となる。一方、PDLC層に電界が印加されているときは、高分子マトリクスと液晶分子の見かけの屈折率がほぼ一致して、入射した光がほとんど散乱されずに透過される透明状態となる。このようにして、透明・散乱切替素子5は、ルーバー4から入射された光を散乱又は透過して透過型液晶パネル6に対して出射する。
液晶表示パネル6においては、1対の透明基板31が設けられており、その間に液晶層32が設けられている。一方の透明基板31の内面上、即ち、液晶層32側の表面上には、画素領域を画定する画素電極33がマトリクス状に設けられている。また、他方の透明基板31の内面上には、液晶層32に電圧を印加するための共通電極34及びブラックマトリクス35が設けられている。更に、透明基板31の外面上には、夫々偏光板36が設けられている。
図6に示すように、本実施形態に係る端末装置は、ノート型パーソナルコンピュータ51である。このノート型パーソナルコンピュータ51の表示部には、本実施形態に係る表示装置7が搭載されている。表示装置7は、ノート型パーソナルコンピュータ51の表示画面の横方向及び縦方向が、表示装置7のX軸方向及びY軸方向と一致するように配置されている。即ち、ノート型パーソナルコンピュータ51において、光源11(図1参照)は、表示画面の側方に配置されている。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る表示装置の動作について説明する。図3に示すように、先ず、光源11が光を出射する。この光は、導光板12にその−X方向側の側面から入射し、+Z方向側の面(光出射面)と−Z方向側の面(光拡散面)とで全反射しながら、+X方向に伝搬する。この際に、導光板12の光出射面に形成されたマット形状により、一部の光が全反射条件から外れ、導光板12から出射する。この導光板12から出射する光は、+X方向に伝搬する途中で導光板12の全反射条件を僅かに外れた光であるため、X軸方向に関する指向性はある程度高くなっており、この光の主方向は、+Z方向から+X方向に65度傾斜した方向となっている。
この光がプリズムシート13に入射し、入射側のプリズム斜面で屈折した後に、反対側のプリズム斜面で全反射して正面方向に出射する。これにより、光の主方向は、略+Z方向となる。なお、導光板12の反射シート14側にプリズム列を形成することにより、導光板12から出射する光におけるY軸方向の指向性もある程度高めている。この結果、図2(a)に示すように、面状光源2から出射される光束Lは、主方向成分L1が+Z方向に向いたものとなる。
面状光源2から出射された光は、フレネルレンズシート3に入射する。フレネルレンズシート3における動作は、前述の第1の実施形態と同様である。即ち、フレネルレンズシート3に入射した光は、入射した位置に応じて夫々の方向に屈折して偏向され、+Z方向側に出射する。フレネルレンズシート3はリニア型であるため、フレネルレンズシート3から出射した光は、シート下面の凹凸が配列されている方向、即ち、X軸方向に一次元的に集光される。
フレネルレンズシート3から出射した光は、ルーバー4に入射する。このとき、フレネルレンズシート3を形成する材料の屈折率及びルーバー4の透過領域4aを形成する材料の屈折率に応じて、入射光が屈折する。ルーバー4における動作は、前述の第1の実施形態と同様である。即ち、ルーバー4に入射した光は、吸収領域4bによってその方向が規制され、指向性が高められる。このとき、ルーバー4によって規制される方向は、フレネルレンズシート3によって集光された光束Lの主方向成分L1の方向と一致しているため、ルーバー4からは光束Lの主方向成分L1のみが出射する。ルーバー4から出射した指向性が高い光は、透明・散乱切替素子5に入射する。
広視野角表示を行う場合は、PDLC層23には電圧は印加されない。そのため、PDLC層23は、高分子マトリクス23a中に液晶分子23bがランダムに分散した状態となっている。従って、透明・散乱切替素子5に入射した光は、PDLC層23によって均一に散乱されて、広い角度範囲に分散される。即ち、ルーバー4によって指向性が高められた光は、透明・散乱切替素子5によって散乱されて指向性が低下し、広角の光となる。この広範囲に広がった分布の光は、液晶表示パネル6に入射し、液晶表示パネル6を透過することによって画像が付加された後、広角の光のまま出射する。このようにして、広視野角で画像が表示される。
狭視野角表示を行う場合は、PDLC層23に所定の電圧が印加される。これにより、高分子マトリクス23a中に分散された液晶分子23bが配向して、PDLC層23は透明状態になる。従って、透明・散乱切替素子5に入射した光は、そのまま透過する。即ち、ルーバー4によってX軸方向の指向性が高められた光は、高指向性を保った状態で透明・散乱切替素子5から出射される。この指向性が高い光は、液晶表示パネル6に入射し、液晶表示パネル6を透過することによって画像が付加された後、指向性が高い状態のまま出射する。このようにして、狭視野角で画像が表示される。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態においては、透明・散乱切替素子5が設けられているため、広視野角表示と狭視野角表示とを切り替えることができる。図6に示すノート型パーソナルコンピュータ51においては、光源装置1のX軸方向が画面の水平方向となっている。従って、画面の水平方向に沿って、広視野角表示と狭視野角表示とに切り替えることができる。このため、広視野角表示にすれば、水平方向に並んだ複数の視聴者が同一の画像を見ることができる。また、狭視野角表示にすれば、正面位置に位置する視聴者のみが画像を視認でき、この視聴者の左右からの覗き見を防止できる。
そして、狭視野角表示を行う場合において、面状光源2から出射した光を、フレネルレンズシート3により正面位置に向けて集光しているため、光を画面の全領域から正面位置に到達させることができる。また、このとき、ルーバー4が光の進行方向を規制することにより、光の指向性を高めることができる。これにより、視野角をより効果的に狭めることができる。更に、集光された光の進行方向とルーバー4による光線規制方向とが一致しているため、光がルーバー4を透過する透過率を均一に且つ高くすることができる。これにより、光の利用効率を高く維持したまま、正面位置から見て画面の輝度を均一にすることができる。通常、パーソナルコンピュータ等のモニタにおいては、表示領域の形状は、垂直方向よりも水平方向の長さが長い矩形となっているため、この効果は特に大きい。更にまた、本実施形態においては、ルーバー4の吸収領域4bによる光の吸収損失が低いため、消費電力が小さい表示装置を得ることができる。
なお、本実施形態においては、面状光源2の出射光がある程度指向性を持つことを前提としている。面状光源として、完全に等方的な光を出射する光源を使用すれば、光束Lの主方向成分L1と側方向成分L2との大きさが等しくなるため、偏向素子を設けずにルーバーだけを設けても、表示面の端部において輝度が低下することはない。しかしながら、このような等方的な光源を使用すると、ルーバーにより遮光される光の割合が大きくなるため、光の利用効率が極めて低くなる。このため、面状光源はある程度の指向性を持つことが好ましい。
一方、面状光源として、出射光の指向性が極めて高い光源を使用することにより、ルーバーを省略することも考えられる。しかしながら、面状光源の指向性をいくら高めても、導光板内部での散乱等により、出射光の主方向から大きく傾斜した方向にも、僅かながら光が出射される。即ち、面状光源の輝度分布はなだらかに広がっており、輝度分布のピークの裾部においても僅かに輝度をもっている。このため、いかに指向性が高い面状光源を使用しても、面状光源と偏向素子だけでは、正面輝度を上げることにより正面位置からの視認性を高めることはできても、光線方向を効果的に規制することができず、視角制御の性能が低い。このため、覗き見を効果的に防止することができない。従って、ルーバーが必要である。
また、本実施形態においては、偏向素子としてフレネルレンズシートを使用しているため、光源装置1を薄型化することができる。この結果、この光源装置1を搭載する表示装置7及びノート型パーソナルコンピュータ51も薄型化することができる。
更に、本実施形態においては、フレネルレンズシート3の平坦面をルーバー4の表面に密着させている。このため、光源装置1をより一層薄型化することができ、光源装置1の機械的強度を向上させることができ、光がフレネルレンズシート3からルーバー4に伝搬する際の損失を低減することができる。
更にまた、本実施形態においては、光源を点光源配置する必要がなく、導光板の光入射面に多数配置できるため、光源の光量を増やすことが可能である。これによって画面の輝度をより一層向上させることができる。
なお、本実施形態においては、面状光源として冷陰極管を備えたサイド型の光源を使用する例を示したが、本発明はこれに限定されず、光源として冷陰極管を備えた直下型の光源を使用してもよい。また、冷陰極管の替わりにLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)等の点光源を使用してもよい。LEDを使用する場合は、導光板の光入射面に沿ってLEDを複数個配置してもよい。
また、透過型液晶パネルの正面輝度が、狭視野角表示と広視野角表示とで同程度となるように光源の光量を調整してもよい。これにより、透過型液晶パネルの正面輝度を一定に保つことができ、狭視野角表示と広視野角表示の切替時の違和感を低減できる。なお、光源が白色LEDから構成され、白色LEDが、青色LEDと黄色蛍光体とから構成される場合には、電流のパルス幅変調により、白色LEDの光量を調整してもよい。青色LEDと黄色蛍光体とから構成される白色LEDでは、青色LEDの発する青色光の一部により黄色蛍光体が励起されて黄色光を発し、青色光及び黄色光が混合されて白色光が発生する。狭視野角表示の場合における透過型液晶パネルの正面輝度が、広視野角表示の場合と同等の値となるように電流量を調整した場合には、青色光及び黄色光の発光比率が変動するため、画像の色度が変化する。これに対して、パルス変調により光量を調整した場合には、発光する時間の割合を調整することにより光量を調整できるため、画像の色度変化を抑制できる。
更に、表示パネルは液晶表示パネルに限定されず、光源装置を使用する表示パネルであれば使用可能である。また、液晶表示パネルは透過型に限定されず、各画素に透過領域を有するパネルであれば使用可能であり、各画素の一部に反射領域を有する半透過型液晶パネル、微透過型液晶パネル、微反射型液晶パネルでも使用可能である。また、液晶パネルとしては、視野角依存性が少ないものが好適である。これにより、広視野角表示時の階調反転を抑制できる。このような液晶パネルのモードの例としては、横電界モードではIPS(インプレインスイッチング)方式、FFS(フリンジ・フィールド・スイッチング)方式、AFFS(アドヴァンスト・フリンジ・フィールド・スイッチング)方式等が挙げられる。また、垂直配向モードではマルチドメイン化され視野角依存性が低減されたMVA(マルチドメイン・ヴァーティカル・アライメント)方式、PVA(パターンド・ヴァーティカル・アライメント)方式、ASV(アドヴァンスト・スーパー・ヴイ)方式等が挙げられる。更に、フィルム補償TNモードの液晶表示パネルも好適に使用することができる。
更にまた、透明・散乱切替素子は、PDLC層を備えるものに限定されず、透明状態と散乱状態とをスイッチングできる素子であれば好適に使用できる。一例として、ポリマーネットワーク液晶(PNLC)を使用した素子、及びダイナミック・スキャッタリング(DS)を使用した素子を挙げることができる。また、前述のPDLC層においては、電圧を印加していないときは散乱状態であり、電圧印加時には透明状態であるものを使用している。これにより、透明・散乱切替素子は、散乱状態のときに電力を消費しないため、バックライト光源にその分の電力を割り当てることができ、散乱状態時の光源装置の明るさを向上できる。この結果、広視野角表示時に輝度が不足することを抑制できる。しかし、本発明はこれに限定されず、電圧を印加していないときに透明状態であり、電圧印加時には散乱状態であるPDLC層を使用してもよい。このようなPDLC層は、電圧を印加しながら露光して硬化させることにより得られる。これにより、携帯情報端末において使用頻度が高い狭視野角表示時に、PDLC層に電圧を印加する必要がなくなり、電力消費を抑制することができる。更に、PDLC層に使用する液晶分子としてコレステリック液晶又は強誘電性液晶等を用いてもよい。これらの液晶は、印加電圧をオフにしても電圧を印加していたときの配向状態のままであり、メモリー性がある。このようなPDLC層を使用することにより、消費電力を低減することが可能となる。更にまた、透明・散乱切替素子は、液晶中に高分子繊維又はビーズ等を添加したものでもよく、カプセル化された液晶滴が高分子層中に埋め込まれたものでもよく、高分子マトリクス中に液晶が含滲されたものでもよい。
更にまた、本実施形態においては、面状光源2の光源11が導光板12から見て−X方向に配置され、且つノート型パーソナルコンピュータの表示画面の横方向がX軸方向である例について説明したが、本発明はこれに限定されず、面状光源が図3に示すXY平面内で90度回転した状態で配置され、光源11が導光板12から見てY軸方向に配置されていてもよい。これにより、この光源装置を端末装置に搭載する場合に、光源11を画面の上方又は下方に配置することができ、端末装置の筐体を細くすることができる。この効果は、携帯電話等の小型の端末装置において特に有用である。また、前記配列方向は、XY平面内で回転配置されていてもよい。これにより、ルーバーと表示パネルとの間で発生するモアレを目立ちにくくすることができ、表示品質を向上させることができる。
更にまた、本実施形態においては、集光部材として、フレネルレンズシートの替わりに、通常のレンズ等を用いることもできる。但し、薄型化を考えれば、フレネルレンズを用いる方が好適である。フレネルレンズは、上向き、下向きどちらに取り付けてもよい。特に、下向きに取り付ける場合は、ルーバー表面と密着させることにより、良好な光透過効率を得ることができる。
更にまた、フレネルレンズの形状を非球面形状とすることにより、球面収差を低減し、効率的に集光することができる。また、フレネルレンズを露光により作製すれば、極めて高いピッチ精度を実現することが可能である。
次に、本第2の実施形態の第1の変形例について説明する。図7は、本変形例におけるフレネルレンズとルーバーとの位置関係を示す側面図である。図7に示すように、本変形例においては、フレネルレンズシート3が、そのレンズ加工面がルーバー4側に向くように配置されている。本変形例によれば、ルーバー4とフレネルレンズシート3との間で発生する干渉縞の影響を低減でき、高画質化が可能となる。本変形例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第2の実施形態と同様である。
次に、本第2の実施形態の第2の変形例について説明する。図8は、本変形例におけるフレネルレンズとルーバーとの位置関係を示す側面図である。前述の第2の実施形態及びその第1の変形例においては、集光素子として、溝深さを等しくして溝ピッチを変調させたフレネルレンズシートが設けられている。これに対して、本変形例においては、図8に示すように、溝の深さを変調させたフレネルレンズシート3aが設けられている。一例では、フレネルレンズシート3aの中央部より端部の方が溝の深さが大きくなっている。本変形例によれば、フレネルレンズシート3aはその中心部よりも端部の方が溝が深いため、ルーバー4とフレネルレンズシート3aとが両端部以外で近接することがない。これにより、画面中央部を中心とした主要部において、ルーバー4とフレネルレンズシート3aの間に十分なスペースを設けることができ、ニュートンリング等の干渉縞の発生を抑制できる。この結果、高画質化が可能となる。本変形例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第2の実施形態と同様である。
次に、本第2の実施形態の第3の変形例について説明する。図9は、本変形例におけるフレネルレンズとルーバーとの位置関係を示す側面図である。図9に示すように、本変形例においては、集光素子として、溝の深さを変調させたフレネルレンズシート3aが設けられている。また、光線方向規制素子として、透過吸収界面がシート表面に垂直であるルーバー8が、フレネルレンズシート3aのレンズ面に沿って湾曲した状態で設けられている。本変形例における上記以外の構成及び動作は、前述の第2の実施形態と同様である。
本変形例によれば、透過吸収界面がシート表面に垂直であるルーバー8を湾曲させることにより、前述の第2の実施形態におけるルーバー4と等価な光学特性を実現することができる。透過吸収界面がシート表面に垂直であるルーバー8は、透過吸収界面がシート表面の法線方向から傾斜したルーバーに比べ、市販品として容易に入手できるため、光源装置の製造が容易であり、コストを低減することができる。
次に、本第2の実施形態の第4の変形例について説明する。図10は、本変形例におけるフレネルレンズとルーバーとの位置関係を示す側面図である。図10に示すように、本変形例は、前述の第2の実施形態の第3の変形例と比較して、集光素子として非加工面が湾曲したフレネルレンズシート3bを設け、このフレネルレンズシート3bの非加工面にルーバー8を密着させている点が異なっている。これにより、フレネルレンズシート3bとルーバー8との間の光の損失を抑制することができる。本変形例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第2の実施形態の第3の変形例と同様である。
次に、本第2の実施形態の第5の変形例について説明する。図11は、本変形例におけるルーバーを示す側面図である。図11に示すように、本変形例においては、ルーバーとして、複数種類、例えば3種類の部分を組み合わせたルーバー9が設けられている。ルーバー9の各部分9a、9b、9cにおいては、透過吸収界面とルーバーの表面とのなす角度θが相互に異なっており、各部分内においては角度θが夫々一定である。即ち、ルーバー9の−X方向側の端部に位置する部分9aにおいては、前記角度θは90度未満であり、中央部に位置する部分9bにおいては、角度θは90度であり、+X方向側の端部に位置する部分9cにおいては、角度θは90度より大きい。なお、部分9aと部分9cとの間で、絶対値|θ−90|の値は相互に等しくなっている。ルーバー9を構成する各部分9a、9b、9cは夫々市販されているものが適用可能である。本変形例における上記以外の構成は、前述の第2の実施形態と同様である。
本変形例においては、ルーバー9における光線規制方向、即ち、透過吸収界面の方向が、フレネルレンズシート3により集光された光の主方向と略一致するため、前述の第2の実施形態と略同等な効果を得ることができる。但し、本変形例においては、第2の実施形態と比較すると、ルーバー9の光線規制方向とフレネルレンズシート3により集光された光の主方向との間のずれがやや大きくなり、その分、光の利用効率及び画面端部の輝度はやや低下する。しかしながら、本変形例のルーバー9で使用する各部分9a、9b、9cには、夫々市販のルーバーを使用できるため、ルーバーのコストを抑えることができる。なお、4種類以上の部分を組み合わせてルーバーを作製してもよい。
次に、本第2の実施形態の第6の変形例について説明する。図12は、本変形例に係る端末装置を示す斜視図である。前述の第2の実施形態においては、端末装置がノート型パーソナルコンピュータである例を示したが、本変形例においては、図12に示すように、端末装置が携帯電話52である。そして、この携帯電話52の表示部に、前述の第2の実施形態に係る表示装置7が搭載されている。本変形例における動作及び効果は、前述の第2の実施形態と同様である。
なお、本発明に係る端末装置は、ノート型パーソナルコンピュータ及び携帯電話に限定されず、表示部を備えた端末装置であればどのような端末装置であってもよい。例えば、テレビ受像機、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、ATM、自動販売機、車載用テレビ受像機、PDA、ゲーム機、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ又はビデオプレーヤであってもよい。本発明に係る表示装置は、パーソナルコンピュータのモニタのように、横幅が大きい表示装置に適用する方が効果的であるが、小型の表示装置にも搭載可能である。
但し、端末装置の種類によって、搭載する表示装置のパネルサイズが異なり、表示装置のパネルサイズが異なると、光路の傾斜角度が異なる。表1に、代表的な端末装置について、その画面サイズ及び視点と画面との間の距離を示し、その場合の光路の最大傾斜角度を示す。また、図13は、横軸にX軸方向における位置をとり、縦軸に光路及びルーバーの透過吸収界面の最大傾斜角度をとって、透過吸収界面の最大傾斜角度の位置依存性を示すグラフ図である。更に、図14は、表1及び図13の計算条件を示す図である。
図14に示すように、視点、即ち、フレネルレンズシートの焦点とルーバーとの間の距離をx(cm)とし、ルーバーにおける透過吸収界面とルーバー表面とのなす角度をθとし、ルーバーから出射される光の出射角度をθとする。角度θは、ルーバー内における光の進行方向とルーバー表面とのなす角度に等しい。また、フレネルレンズシートとルーバーとは完全に密着しているものとする。更に、ルーバーの透過領域の屈折率を1.5とし、空気の屈折率を1.0とする。更にまた、表示領域の縦横比を(4:3)とし、表示領域の長手方向を画面の水平方向とする。
Figure 2007003951
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図15は本実施形態に係る表示装置を示す断面図であり、図16は、この表示装置におけるフレネルレンズシートとルーバーとの位置関係を示す側面図であり、図17(a)はこの表示装置の動作を模式的に示す斜視図であり、(b)はルーバーから出射される光束において、横軸にX軸座標をとり縦軸に輝度が最大となる角度をとって、ルーバーの光線方向規制特性を示すグラフ図であり、(c)ははフレネルレンズシートから出射される光束において、横軸にX軸座標をとり縦軸に輝度が最大となる角度をとって、フレネルレンズの偏向特性を示すグラフ図である。
図15及び図16に示すように、本実施形態に係る光源装置は、前述の第2の実施形態に係る光源装置と比較して、フレネルレンズシートとルーバーとの積層順序が入れ替わっている。即ち、面状光源2側にルーバー8が配置されており、透明・散乱切替素子5側にフレネルレンズシート3が配置されている。ルーバー8は、前述の第2の実施形態の第3の変形例におけるルーバー8と同様に、透過領域8aと吸収領域8bとの界面(透過吸収界面)が、ルーバー8の表面に対して直交している。即ち、吸収領域はルーバー8の表面に対して正立している。但し、前述の第2の実施形態の第3の変形例とは異なり、ルーバー8は湾曲されておらず、平坦である。また、フレネルレンズシート3のレンズ加工面が+Z方向を向いており、非加工面が−Z方向を向いておりルーバー8に密着している。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第2の実施形態と同様である。
次に、本実施形態に係る表示装置の動作について説明する。図17(a)に示すように、面状光源2から出射される光束Lは、その光出射面に垂直な方向の成分が最も強くなっている。即ち、光束Lにおける+Z方向の成分が、主方向成分L1となっている。この光束Lがルーバー8に入射すると、ルーバー8の透過吸収界面はZ軸方向に平行になっているため、図17(b)に示すように、光束Lの進行方向は+Z方向を中心とした一定角度範囲の方向に規制される。これにより、ルーバー8からは、+Z方向を中心とした一定角度範囲の方向の成分、即ち、主方向成分L1のみが出射される。
この光束Lがフレネルレンズシート3に入射すると、フレネルレンズシート3の各位置において、光束Lが偏向されてその進行方向が変化する。即ち、図17(c)に示すように、フレネルレンズシート3のX軸方向両端部においては、光束LがX軸方向中央部に向かって偏向し、フレネルレンズシート3のX軸方向中央部においては、光束Lが偏向されずにそのままフレネルレンズシート3を透過する。この結果、光束Lはフレネルレンズシート3を通過することにより、X軸方向において1次元的に集光される。その後、この光束が透明・散乱切替素子5に入射する。本実施形態における上記以外の動作は、前述の第2の実施形態と同様である。
本実施形態においては、面状光源2から出射される光束Lの主たる進行方向(+Z方向)と、ルーバー8による光線規制方向(+Z方向)とが一致するため、光束Lの主方向成分L1がルーバー8を通過することができる。このため、ルーバー8による光の損失が少なく、特に、光出射面の端部において輝度が低下することがない。そして、フレネルレンズシート3が、ルーバー8を通過した後の指向性が高い光束を集光することにより、光束を正面位置に集めることができる。
本実施形態においては、ルーバー8として、透過吸収界面の方向が揃った通常のルーバーを使用することができ、特に、透過吸収界面が正立したルーバーを使用することができる。このようなルーバーは市販品として調達可能であるため、本実施形態においては、光源装置の製造が容易であり、コストを低減することができる。本実施形態における上記以外の効果は、前述の第2の実施形態と同様である。
次に、本第3の実施形態の第1の変形例について説明する。図18は、本変形例におけるルーバーとフレネルレンズシートとの位置関係を示す側面図である。図18に示すように、本変形例においては、フレネルレンズシートとして、溝の深さを変調させたフレネルレンズシート3aが設けられている。本変形例によれば、フレネルレンズシート3aと、その上に配置される透明・散乱切替素子5(図15参照)とが近接する部分が少なくて済み、その間に十分なスペースを確保することができる。これにより、フレネルレンズシートと透明・散乱切替素子とに起因するニュートンリング等の干渉縞を低減でき、高画質化が可能である。本変形例に係る上記以外の構成は、前述の第3の実施形態と同様である。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図19は本実施形態に係る表示装置の動作を模式的に示す斜視図及び平面図である。図19に示すように、本実施形態においては、光源装置において、面状光源2上に、光を二次元的に集光するフレネルレンズシート15が設けられており、このフレネルレンズシート15上に、光の進行方向を二次元的に規制するルーバー16が設けられている。フレネルレンズシート15は、その表面に同心円状のレンズ形状が加工されたシートであり、表示装置の外部にある仮想的な1点(焦点)に向かって光を集光するものである。フレネルレンズシート15の光軸は、フレネルレンズシート15の中心を通りZ軸方向に延びる直線となっている。また、ルーバー16においては、透過領域16aと吸収領域16bが同心円状に交互に配列されている。そして、前述の第2の実施形態と同様に、ルーバー16の透過吸収界面の方向はルーバー16の位置によって異なっており、ルーバー16の中心においては、透過吸収界面はZ軸方向に平行であり、中心から離れるにつれて、透過吸収界面はZ軸方向から傾斜していく。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第2の実施形態と同様である。
次に、本実施形態に係る表示装置の動作について説明する。図19に示すように、本実施形態においては、フレネルレンズシート15が、面状光源2から入射した光を、フレネルレンズシート15の光軸に向かう方向に偏向する。このとき、その偏向量はフレネルレンズシート15の中心から離れるほど大きくなっている。この結果、フレネルレンズシート15は、面状光源2から入射した光をフレネルレンズシート15の光軸を中心として同心円状に集光する。即ち、フレネルレンズシート15に入射された光は、フレネルレンズシート15の焦点に向けてXY平面において二次元的に集光される。そして、この光がルーバー16に入射される。
ルーバー16を微視的に見ると、透過領域と吸収領域とは一次元的に配列されている。即ち、透過領域及び吸収領域がなす同心円の半径方向に配列されている。このため、ルーバー16に入射した光は、前記同心円の半径方向においては、この光の主方向を中心とした一定角度範囲に規制され、指向性が高められる。これに対して、前記同心円の周方向においては、入射光の進行方向ほとんど規制されず、指向性は低いままである。この結果、図19においてルーバー16から出射される光束の配向特性を示す図形は、ルーバー16に入射する前の楕円体から、潰れたラグビーボールのような形状に変化する。
これにより、表示装置の正面位置、即ち、フレネルレンズシート15の焦点位置には、表示面全体から光束Lの主方向成分L1が到達するため、この正面位置に位置する観察者から見ると、画面全体が均一に明るく見える。即ち、正面位置からの視認性が高い。これに対して、表示装置の正面位置からX軸方向及び/又はY軸方向に外れた位置(斜め位置)には、光束Lの主方向成分L1は到達しない。但し、前述の如く、ルーバー16を通過した光は、同心円の周方向にはほとんど規制されないため、斜め位置にも光束Lの側方向成分L2の一部が到達することがある。このため、斜め位置に位置する観察者から見ると、表示面のうち部分的に視認できる領域はあるものの、全体を視認することはできず、表示された画像を読み取ることはほとんど不可能である。即ち、斜め位置からの視認性は極めて低い。これにより、正面位置以外の斜め位置からの覗き見を防止することができる。
このように、本実施形態によれば、狭視野角表示時に、表示画面の水平方向だけでなく垂直方向にも指向性が高い表示を行うことができる。この結果、正面位置から左右方向に外れた位置のみでなく、上下方向及び斜め方向に外れた位置からの覗き見も防止できる。本実施形態における上記以外の動作及び効果は、前述の第2の実施形態と同様である。
次に、本第4の実施形態の第1の変形例について説明する。図20は、本変形例におけるルーバーを示す斜視図である。図20に示すように、本変形例においては、前述の第4の実施形態において、ルーバー16(図19参照)の替わりに、ルーバー17が設けられている。ルーバー17は、前述の第2の実施形態において示したルーバー4が2枚積層されて構成されている。この2枚のルーバー4は、その透過領域と吸収領域との配列方向が相互に直交するように積層されている。例えば、下層側のルーバー4は前記配列方向がY軸方向となっており、上層側のルーバー4は前記配列方向がX軸方向となっている。本変形例においては、表示装置の正面位置から左右方向にずれた位置からの覗き見と、上下方向にずれた位置からの覗き見とを同時に防止することができる。本変形例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第4の実施形態と同様である。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図21は、本実施形態に係る表示装置におけるプリズムシートを示す側面図であり、プリズム非加工面が面状光源側を向いている場合を示す。図21に示すように、本実施形態に係る表示装置においては、偏向素子として、プリズムシート41が設けられている。即ち、前述の第2の実施形態に係る表示装置において、フレネルレンズシート3(図3参照)の替わりに、プリズムシート41が設けられている。プリズムシート41の片面には、複数個のプリズム42が形成されている。プリズム42は三角柱形状であり、その稜線はY軸方向に延びている。また、複数個のプリズム42は、X軸方向に沿って配列されている。プリズムシート41におけるプリズム42が形成された面の反対側の面は非加工面(平坦面)となっており、この非加工面が面状光源側を向いている。プリズムシート41の形状は、YZ平面(X=0)に関して面対称である。また、本実施形態においては、出射される光の指向性が高い面状光源2(図3参照)の替わりに、拡散性の面状光源2aが設けられている。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第2の実施形態と同様である。
図21に示すプリズムシート41は屈折方式のプリズムシートである。プリズムシート41から出射される光の方向とZ軸方向とのなす角度を出射角度θとし、プリズムシート41の中央から見て、プリズム42における遠い側の側面42aとXY平面とのなす角度をプリズム傾斜角度θ5aとし、近い側の側面42bとXY平面とのなす角度をプリズム傾斜角度θ5bとすると、プリズム傾斜角度θ5aは、X軸方向両端部で大きく、中央部に近づくほど小さくなり、プリズム傾斜角度θ5bは、X軸方向両端部で小さく、中央部に近づくほど大きくなる。例えば、X軸方向中央部(X=0)に位置するプリズム42においては、プリズム傾斜角度θ5a及びθ5bは45度である。これに対して、X軸方向両端部に位置するプリズム42においては、傾斜角度θ5aは54度であり、傾斜角度θ5bは31度である。また、プリズム42の頂角の二等分線は、X軸方向中央部を向いている。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る光源装置の動作について説明する。拡散性面状光源2aは、その出射面内において均一で、且つ等方的に広がる光を発する。そして、この光が、プリズムシート41の非加工面に入射する。
先ず、X軸方向中央部、即ち、X=0の位置にあるプリズム42の動作について説明する。拡散性面状光源2aから+Z方向に出射した光は、プリズムシート41の非加工面に到達した後、進行方向を変えずにプリズム42内に入射する。X軸方向中央部のプリズム42の側面42aの傾斜角度θ5aは45度であり、臨界角である41.8度より大きいため、側面42aに到達した光は全反射し、拡散性面状光源2aに戻される。
一方、拡散性面状光源2aから斜め方向に出射した光、一例では+Z方向に対して+X方向側に26度傾斜した方向に出射した光は、プリズム内に入射する際に屈折し、+Z方向に対して17度の方向に進行し、このプリズム42の側面42aに到達する。この側面42aは+Z方向に対して45度傾斜しているため、光は側面42aの法線方向に対して28度の角度で側面42aに入射することになる。この場合、入射角度は臨界角41.8度より小さいため、側面42aの法線方向に対して45度傾斜した方向、即ち、+Z方向に出射される。このようにして、X軸方向中央部(X=0)に位置するプリズム42では、正面方向に指向性の高い光が出射される。
次に、プリズムシート41における+X方向側の端部(即ち、図21における図示の右側の端部)に位置するプリズム42の動作について説明する。拡散性面状光源2aから+X方向側に傾斜して出射した光、一例では+Z方向に対して+X方向側に26度傾斜した方向に出射した光は、プリズム42内に入射する際に屈折し、+Z方向に対して+X方向側に17度傾斜した方向に進行する。この光は、このプリズム42の側面42aに到達すると、側面42aが+Z方向に対して36度傾斜しているため、光はこの側面42aの法線方向に対して37度の角度で側面42aに入射することになる。このとき、側面42aに対する入射角度は臨界角41.8度より小さいため、側面42aの法線方向に対して64度傾斜した方向、即ち、+Z方向に対して−X方向側に10度傾斜した方向に出射し、X軸方向中央側へ出射される。なお、側面42aに臨界角41.8度以上の角度で入射した光は、側面42aで全反射されて、拡散性面状光源2aに戻されるか、散乱されて迷光となる。
一方、拡散性面状光源2aから−X方向側に傾斜して出射した光、一例では+Z方向に対して−X方向に26度傾斜した方向に出射した光は、プリズム42内に入射する際に屈折し、+Z方向に対して−X方向に17度傾斜した方向に進行する。この光は、このプリズム42の側面42bに到達すると、側面42bが+Z方向に対して70度傾斜しているため、光は側面42bの法線方向に対して13度の角度で側面42bに入射することになる。このとき、側面42bに対する入射角度は臨界角41.8度より小さいため、側面42bの法線方向に対して20度傾斜した方向、即ち、+Z方向に対して−X方向に10度傾斜した方向に出射し、X軸方向中央側へ出射される。なお、側面42bに臨界角41.8度以上の角度で入射した光は、側面42bで全反射されて、拡散性面状光源2aに戻されるか、散乱されて迷光となる。
プリズムシート41における−X方向側の端部に位置するプリズム42の動作は、上述の+X方向側の端部に位置するプリズム42の動作をYZ平面に関して対称にした動作となる。このように、プリズムシート41の両端部に位置するプリズム42では、+Z方向からX軸方向中央部に向かって10度傾斜した方向に指向性の高い光が出射される。この光は表示装置の正面位置に到達する。また、プリズムシート41のX軸方向中央部と両端部との間に位置するプリズムでも、斜面の傾斜角がプリズムのX座標に依存して変化するため、各々のプリズムから出射される指向性の高い光は、正面位置に向けて出射されることになる。このようにして、プリズムシート41から出射された光は、正面位置に向けて集光される。本実施形態における上記以外の動作は、前述の第2の実施形態と同様である。
本実施形態においては、拡散性面状光源を使用した上で、プリズムシートから出射した光を表示装置の正面位置に集光させることができる。拡散性面状光源は、構成部材が一般的に拡散機能を有するため、この拡散機能により面内の輝度ムラを低減して均一性を向上させることができる。本実施形態における上記以外の効果は、前述の第2の実施形態と同様である。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。図22は、本実施形態の動作を示す側面図であり、図23はプリズムレンズシートの各プリズムの動作を示す拡大側面図であり、図24は、横軸に図23に示すプリズム頂角の二等分線と+Z方向がなす角度θ12をとり、縦軸にプリズムシートの非加工面から出射される光の出射角度θをとって、両角度間の関係を示すグラフ図である。
図22に示すように、本実施形態においては、前述の第5の実施形態におけるプリズムシート41(図21参照)の替わりに、全反射方式のプリズムシート43が設けられている。プリズムシート43の−Z方向側の面には、Y軸方向に延びる三角柱形状のプリズム44が複数個形成されており、X軸方向に沿って配列されている。また、このプリズムシート43は、面状光源2を構成するプリズムシート13(図3参照)を兼ねるものである。更に、前述の第5の実施形態における面状光源2aの替わりに、光源11と導光板12とからなる面状光源が設けられている。導光板12は、その下面、即ち、反射シート側の面が、+X方向に対し+Z方向に4度傾斜した平坦面となっている。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第5の実施形態と同様である。
図22及び図23に示すように、導光板12から出射する光の主方向と+X方向とのなす角度をバックライト出射角度θ11とし、導光板12から出射されプリズム44における−X方向側の側面44bに入射する光の進行方向とこの側面44bの法線とのなす角度をプリズム入射角度θ10とし、この光が側面44bからプリズム44内に進入した後、光の進行方向と側面44bの法線とのなす角度を屈折角度θとし、この光がプリズム44内を進行してプリズム44における+X方向側の側面44aにおいて反射されたときに、この光の進行方向と側面44aとのなす角度を反射角度θとし、この側面44aにおいて反射された光の進行方向と+Z方向とのなす角度を透過角度θとし、プリズムシート43から出射される光の方向と+Z方向とのなす角度をプリズム出射角度θとし、プリズム44の頂角をθ13とし、このプリズム頂角の二等分線44cと+Z方向とのなす角度をプリズム傾斜角度θ12とする。
プリズム頂角の二等分線44cは、−Z方向に対してX軸方向両端部に向けて傾斜している。即ち、X軸方向中央部(X=0の位置)から見て+X方向側に位置するプリズム44の頂角は−Z方向よりも+X方向側を向いており、−X方向側に位置するプリズム44の頂角は−X方向側を向いている。
また、プリズム傾斜角度θ12は、−X方向側の端部に位置するプリズム44から+X方向側の端部に位置するプリズム44まで連続的に変化しており、両端部に位置するプリズムの二等分線44cのプリズム傾斜角度θ12は例えば4度であり、X軸方向中央部に位置するプリズムのプリズム傾斜角度θ12は0度である。即ち、X軸方向中央部に位置するプリズムの二等分線44cはZ軸方向を向いている。一例では、プリズム頂角θ13は65.7度であり、プリズム44の屈折率は1.5である。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る光源装置の動作について説明する。図22及び図23に示すように、光源11が光を出射すると、この光は導光板12に入射し、導光板12のプリズムシート側の光出射面(上面)に到達するが、この光の進行方向が+Z方向に対してなす角度が臨界角である41.8度よりも大きい場合は、この光は導光板12から出射せずに全反射する。例えば、その進行方向が+Z方向に対してなす角度が46.8度である光は、光出射面において全反射し、導光板12の−Z方向側の面(下面)に到達する。下面は+X方向に対して+Z方向側に4度傾斜しているため、下面に到達した光は、下面の法線から43度傾斜した方向に全反射し、導光板12の光出射面に到達する。このとき、この光の進行方向は光出射面の法線方向である+Z方向に対して39度傾斜しており、この入射角度は臨界角である41.8度よりも小さいため、この光は導光板12の外部に出射する。このとき、光は+Z方向に対して+X方向側に傾斜する方向に出射し、その出射角度(バックライト出射角度θ11)は20度である。
このように、導光板12中を伝播する光のうち、光出射面に入射する角度が臨界角よりも大きな光は、導光板12中を伝搬する過程で、+X方向に対して4度傾斜している下面で全反射する度に、+Z方向に対する光の進行方向の角度が臨界角に近づくことになる。そして、この角度が臨界角より小さくなった時点で、光出射面から出射する。この結果、導光板12から出射される光は、ZX面内において、+Z方向から70度傾斜した方向に強い指向性を持つことになる。
このようにして、導光板12から70度の傾斜角で出射した光は、プリズムシート43のプリズム44の側面44bにプリズム入射角度θ10で入射する。このとき、プリズムシート43を形成する材料の屈折率に応じて入射光が屈折し、側面44bに対して所定の屈折角度θをなす方向に向けてプリズム44内を進行する。この光は、側面44aにおいて反射し、プリズムシート43の非加工面からプリズムシート43の外部に出射する。
以下、各プリズム44における動作を具体的な数値を例に挙げて説明する。先ず、プリズムシート43におけるX軸方向中央部(X=0)に配置されたプリズム44の動作について説明する。上述の如く、プリズム44の頂角θ13は65.7度であり、プリズム44を形成する材料の屈折率は1.5であり、バックライト出射角度θ11は20度である。また、X軸方向中央部に配置されたプリズムについては、プリズム傾斜角度θ12は0度である。
このため、このX軸方向中央部に位置するプリズム44については、プリズム入射角度θ10は12.9度となり、屈折角度θは8.5度となり、側面44aにおける反射角度θは32.8度となり全反射される。この結果、プリズム出射角度θは0度となり、光は、プリズムシート43の非加工面(+Z方向側の面)から垂直に出射する。このようにして、X=0の位置にあるプリズムに入射した光は、正面方向に高い指向性をもって出射する。
また、プリズムシート43の+X方向側の端部に位置するプリズム44については、このプリズム44のプリズム傾斜角度θ12は4度であるため、プリズム出射角度θは10度となる。即ち、プリズムシート43から出射した光は、+Z方向から−X方向側に10度傾斜した方向に進行し、観察者に到達する。
図24は、プリズム頂角θ13を65.7度に固定した場合におけるプリズム傾斜角度θ12とプリズム出射角度θとの関係を示すものである。また、図24においては、プリズムの頂角が+X方向側を向いている場合、即ち、プリズム頂角の二等分線44cが−Z方向に対して+X方向側に傾斜している場合のプリズム傾斜角度θ12の値を正とし、プリズムシート43から出射される光の進行方向が+Z方向に対して−X方向側に傾斜している場合のプリズム出射角度θの値を正としている。
プリズムシート43における−X方向側に配置されたプリズムにおいては、プリズム傾斜角度θ12が負の値をとり、従って、図24に示すように、プリズム出射角度θも負の値をとり、プリズムシート43から出射される光の進行方向は+Z方向に対して+X方向側に傾斜する。一方、+X方向側に配置されたプリズムにおいては、プリズム傾斜角度θ12が正の値をとり、プリズム出射角度θも正の値をとり、プリズムシート43から出射される光の進行方向は+Z方向に対して−X方向側に傾斜する。また、図24に示すように、プリズム傾斜角度θ12の絶対値は、X軸方向両端部に位置するプリズムほど大きくなるため、プリズム出射角度θの絶対値も、X軸方向両端部に位置するプリズムほど大きくなる。この結果、プリズムシート43から出射した光は、表示装置の正面位置に集光されることになる。
本実施形態においては、偏向素子として指向性が高い全反射方式の下向きプリズムシートを使用しているため、光がルーバーを透過する効率を向上できる。本実施形態における上記以外の動作及び効果は、前述の第5の実施形態と同様である。
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。図25(a)は、本実施形態に係る表示装置の動作を模式的に示す斜視図及び平面図であり、(b)はプリズムシートから出射される光束において、横軸に位置をとり、縦軸に輝度が最大となる角度をとって、プリズムシートの偏向特性を示すグラフ図であり、(c)は、ルーバーから出射される光束において、横軸に位置をとり、縦軸に輝度が最大となる角度をとって、ルーバーの光線方向規制特性を示すグラフ図である。
図25(a)に示すように、本実施形態においては、面状光源2上に、プリズムシート45及びルーバー10がこの順に設けられている。そして、図25(a)及び(b)に示すように、プリズムシート45は、+Z方向に入射された光束を、全体的に+Z方向から+X方向側に傾斜させ、更に集光させるものである。また、図25(c)に示すように、ルーバー10は、プリズムシート45から出射された光束Lをその主方向に規制して、光束Lの主方向成分L1のみを通過させるものである。これにより、面状光源2から出射された光は、プリズムシート45により+X方向側に偏向され、ルーバー10により指向性が高められて出射する。このように、本実施形態においては、画面全体の光線方向を正面方向とは異なる方向に偏向させることができる。本実施形態における上記以外の構成及び動作は、前述の第5の実施形態と同様である。
本実施形態に係る表示装置は、例えば車載用テレビ受像機に搭載することができる。この車載用テレビ受像機を運転席と助手席との間に設置して、上述の+X方向を助手席側に設定すれば、狭視野角表示にしたときに、助手席からは画像が視認できるが、運転席からは画像が視認できないようにすることができる。これにより、運転中の運転者が画像を視認することを防止して、運転の安全性を高めることができる。また、広視野角表示にすれば、助手席と運転席の双方から画像を視認することができる。
次に、本発明の第8の実施形態について説明する。図26は、本実施形態に係る表示装置におけるプリズムシートを示す斜視図である。図26に示すように、本実施形態に係る表示装置おいては、偏向素子としてプリズムシート46が設けられている。プリズムシート46においては、その片面に、複数の三角錐形状のプリズム47がX軸方向及びY軸方向に沿ってマトリクス状に配列されている。そして、プリズムシート46のプリズム加工面は、+Z方向、即ち、ルーバー側を向いている。プリズム47の側面は、ZX平面及びYZ平面による断面において前述の第5の実施形態で使用されたプリズム42(図21参照)の側面と同様な傾斜分布となっている。また、光源としては、前述の第5の実施形態と同様に、拡散性面状光源2aが設けられている。拡散性面状光源2aは、その出射面内において均一で且つ等方的に広がる光を発する。そして、この光が、プリズムシート41の非加工面に入射する。非加工面に入射した光は、上述のような傾斜分布を持つX軸方向及びY軸方向のプリズム側面により、二次元的に集光される。プリズム47の動作は、前述の第5の実施形態と同様である。
なお、本実施形態においては、プリズム47の配列方向を、ルーバーの透過領域と吸収領域との配列方向と異なる方向に設定してもよい。これにより、プリズムシートとルーバーとの間で発生するモアレを目立たなくすることができ、表示品質を向上させることができる。また、偏向素子として指向性が高い全反射方式の下向きプリズムシートを使用しているため、光がルーバーを透過する効率を向上できる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第4の実施形態と同様である。
次に、本第8の実施形態の第1の変形例について説明する。図27は、本変形例におけるプリズムシートを示す斜視図である。図27に示すように、本変形例に係る表示装置おいては、偏向素子としてプリズムシート48が設けられている。プリズムシート48においては、その片面に、複数の円錐形状のプリズム49がX軸方向及びY軸方向に沿ってマトリクス状に配列されている。プリズムシート48のプリズム加工面は、−Z方向、即ち、面状光源側を向いている。本変形例における面状光源は、前述の第6の実施形態と同様に、光源11及び導光板12(図22参照)から構成されている。
円錐形状のプリズム49の中心線はZ軸方向から傾斜しており、その傾斜角度はプリズム加工面内において以下のように分布している。即ち、ZX平面による断面においては、前述の第6の実施形態で使用されたプリズムシートの頂角二等分線の傾斜分布と同様に分布している。また、YZ平面による断面においても、第6の実施形態で使用されたプリズムシートの頂角二等分線の傾斜分布と同様に分布している。
導光板12から出射される光のうち、+X方向に進行する光は、前述の第5の実施形態と同様にZX平面で集光される。光源11から出射される光は、少なくともXY平面内に拡散するため、YZ平面による断面でも、ZX平面による断面の場合と同様の理論が成立する。この結果、プリズムシート48から出射される光は2次元状に集光される。本変形例に係る光源装置は、その厚み方向、即ちZ軸方向には、導光板、プリズムシート及びルーバーが配置されるだけであるため、薄型化が可能である。本変形例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第8の実施形態と同様である。
なお、本変形例においては、円錐形状のプリズム49の配列方向を、ルーバーの透過領域と吸収領域との配列方向と異なる方向に設定することにより、プリズムシートとルーバーとの間で発生するモアレを目立たなくすることができ、表示品質を向上させることができる。
次に、本第8の実施形態の第2の変形例について説明する。図28は、本変形例におけるプリズムシートを示す斜視図である。図28に示すように、本変形例に係る表示装置おいては、偏向素子として2枚のプリズムシート41が設けられている。このプリズムシート41は、前述の第5の実施形態におけるプリズムシート41と同じものである。そして、下層側に配置されたプリズムシート41は、プリズム42の稜線がX軸方向に延びるように配置されており、上層側に配置されたプリズムシート41は、プリズム42の稜線がY軸方向に延びるように配置されている。本変形例においては、一次元配列構造のプリズムシート41を2枚組み合わせることにより、二次元配列構造のプリズム構造体を実現している。一次元配列構造のプリズムシートは二次元配列構造のプリズム構造体よりも製造が容易であるため、これにより、光源装置を低コスト化できる。本変形例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第8の実施形態と同様である。
次に、本発明の第9の実施形態について説明する。図29は、本実施形態に係る表示装置の動作を模式的に示す側面図である。図29に示すように、本実施形態に係る表示装置においては、前述の第2の実施形態と比較して、反射シートの形状及び面状光源の形状が異なっている。即ち、本実施形態においては、前述の第2の実施形態の反射シート14の替わりに、反射シート20が設けられている。そして、この反射シート20の+Z方向側の表面には複数の凸部20aが設けられている。凸部20aは、反射シート20と同じ材料により形成されており、その表面で光を反射するようになっている。
各凸部20aは、−X方向に向いた斜面20bと、+X方向に向きX軸方向に垂直な垂直面20cとにより三角柱形状に形成されており、斜面20bと垂直面20cとの間の稜線はY軸方向に延びている。また、複数の凸部20aがX軸方向に配列されており、これにより、反射シート20のZX断面における+Z方向側の端縁は鋸状になっている。斜面20bと+X方向とのなす傾斜角度θ14はX軸方向に対して分布を持っており、光源11に近いほど小さく、光源11から離れるにつれて、即ち、+X方向に向かうにつれて単調増加している。例えば、最も光源側、即ち、−X方向側に位置する凸部20aの斜面20bの傾斜角度θ14は30度であり、X軸方向中央部の凸部20aの傾斜角度θ14は35度であり、最も+X方向側の凸部20aの傾斜角度θ14は40度である。また、導光板12の下面(−Z方向側の面)は、+X方向に対して例えば4度、+Z方向側に傾斜している。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第2の実施形態と同様である。
次に、本実施形態の動作について説明する。本実施形態においては、光源11から出射した光が導光板12内を伝搬する際に、導光板12から−Z方向に漏洩した光が、反射シート20によって導光板12に向けて反射される。このとき、この反射光はX軸方向に集光される。これにより、導光板12から+Z方向側に出射される光の一部が、X軸方向において一次元的に集光される。以下、この動作を詳細に説明する。
図29に示すように、光源11から出射され、導光板12に入射した光線は、導光板12中を伝搬する。この伝搬する光のうち、導光板の光出射面(+Z方向側の面)に臨界角よりも大きな角度で入射した光は、導光板12から出射せずに全反射する。例えば、臨界角が41.8度であるとき、42度の入射角度で光出射面に入射した光はこの光出射面で全反射し、導光板12の下面に到達する。この下面は、+X方向に対して+Z方向側に4度傾斜しているため、この光の下面に対する入射角度は38度となる。この入射角度は臨界角である41.8度よりも小さいため、光拡散面に入射した光は、下面の法線に対して66度傾斜した方向に向けて、導光板12の下面から出射する。即ち、導光板12の下面から−Z方向に対して+X方向側に70度傾斜した方向に、強い指向性を持つ光が出射される。
このようにして導光板12の下面から出射した光は、反射シート20に到達する。反射シート20における最も−X方向側に位置する凸部20aの斜面20bの傾斜角度θ14は30度であるため、この最も−X方向側の凸部20aの斜面20bに入射した光は、+Z方向から+X方向側に10度傾斜した方向に反射される。また、X軸方向中央部の凸部20aの斜面20bに入射した光は、この斜面20bの傾斜角度θ14が35度であるため、+Z方向に反射される。更に、最も+X方向側の凸部20aの斜面20bに入射した光は、この斜面20bの傾斜角度θ14が40度であるため、+Z方向から−X方向側に10度傾斜した方向に反射される。このように、+X軸方向に多数配列する凸部20aの傾斜角度θ14に分布をもたせることで、導光板から漏洩した光を正面位置に向けて集光することができる。
そして、反射シート20により反射され集光された光は、導光板12を透過し、ルーバー4に入射する。ルーバー4においては、その透過吸収界面がこの光の進行方向と平行になっているため、この光の主方向成分のみを透過させ、その指向性を高める。なお、前述の第5の実施形態において説明したように、導光板からルーバー側へ+Z方向に対し+X方向側に70度傾斜した方向に出射される指向性の高い光があるが、この光はルーバーの遮光層により遮断される。このため、ルーバーからは、反射シート20によって反射され正面位置に向かって集光する光のみが出射され、正面位置から見た画面輝度を均一化することができる。
本実施形態においては、反射シート20によって光をX軸方向に集光しているため、フレネルレンズシート等の偏向素子を設ける必要がない。このため、光源装置のコストを低減することができる。本実施形態における上記以外の動作及び効果は、前述の第2の実施形態と同様である。
本発明の第1の実施形態に係る光源装置を示す斜視図である。 (a)はこの光源装置の動作を模式的に示す斜視図及び平面図であり、(b)はフレネルレンズシートから出射される光束において、横軸に位置をとり、縦軸に輝度が最大となる角度をとって、フレネルレンズシートの偏向特性を示すグラフ図であり、(c)は、ルーバーから出射される光束において、横軸に位置をとり、縦軸に輝度が最大となる角度をとって、光線方向規制素子としてのルーバーの光線方向規制特性を示すグラフ図である。 本発明の第2の実施形態に係る表示装置を示す断面図である。 この表示装置におけるフレネルレンズを示す斜視図である。 この表示装置におけるフレネルレンズとルーバーとの位置関係を示す側面図である。 本実施形態に係る端末装置を示す斜視図である。 第2の実施形態の第1の変形例におけるフレネルレンズとルーバーとの位置関係を示す側面図である。 第2の実施形態の第2の変形例におけるフレネルレンズとルーバーとの位置関係を示す側面図である。 第2の実施形態の第3の変形例におけるフレネルレンズとルーバーとの位置関係を示す側面図である。 第2の実施形態の第4の変形例におけるフレネルレンズとルーバーとの位置関係を示す側面図である。 第2の実施形態の第5の変形例におけるルーバーを示す側面図である。 第2の実施形態の第6の変形例に係る端末装置を示す斜視図である。 横軸にX軸方向における位置をとり、縦軸に光路及びルーバーの透過吸収界面の最大傾斜角度をとって、透過吸収界面の最大傾斜角度の位置依存性を示すグラフ図である。 表1及び図13の計算条件を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る表示装置を示す断面図である。 この表示装置におけるフレネルレンズシートとルーバーとの位置関係を示す側面図である。 (a)はこの表示装置の動作を模式的に示す斜視図であり、(b)はルーバーから出射される光束において、横軸にX軸座標をとり縦軸に輝度が最大となる角度をとって、ルーバーの光線方向規制特性を示すグラフ図であり、(c)ははフレネルレンズシートから出射される光束において、横軸にX軸座標をとり縦軸に輝度が最大となる角度をとって、フレネルレンズの偏向特性を示すグラフ図である。 第3の実施形態の第1の変形例におけるルーバーとフレネルレンズシートとの位置関係を示す側面図である。 本発明の第4の実施形態に係る表示装置の動作を模式的に示す斜視図及び平面図である。 第4の実施形態の第1の変形例におけるルーバーを示す斜視図である。 (a)及び(b)は、本発明の第5の実施形態に係る表示装置におけるプリズムシートを示す側面図であり、(a)はプリズム加工面が面状光源側を向いている場合を示し、(b)は非加工面が面状光源側を向いている場合を示す。 第6の実施形態の動作を示す側面図である。 プリズムレンズシートの各プリズムの動作を示す拡大側面図である。 横軸に図23に示すプリズム頂角の二等分線と+Z方向がなす角度θ12をとり、縦軸にプリズムシートの非加工面から出射される光の出射角度θをとって、両角度間の関係を示すグラフ図である。 (a)は、第7の実施形態に係る表示装置の動作を模式的に示す斜視図及び平面図であり、(b)はプリズムシートから出射される光束において、横軸に位置をとり、縦軸に輝度が最大となる角度をとって、プリズムシートの偏向特性を示すグラフ図であり、(c)は、ルーバーから出射される光束において、横軸に位置をとり、縦軸に輝度が最大となる角度をとって、ルーバーの光線方向規制特性を示すグラフ図である。 本発明の第8の実施形態に係る表示装置におけるプリズムシートを示す斜視図である。 第8の実施形態の第1の変形例におけるプリズムシートを示す斜視図である。 第8の実施形態の第2の変形例におけるプリズムシートを示す斜視図である。 本発明の第9の実施形態に係る表示装置の動作を模式的に示す側面図である。 特許文献1に記載されている従来の視野角制御型液晶表示装置を示す断面図である。 この視野角制御型液晶表示装置に設けられた照明装置を示す斜視図である。 特許文献2に記載された高分子分散型液晶表示装置を示す断面図である。 特許文献3に記載された集光ルーバーを示す斜視図である。 光線方向規制素子として特許文献3に記載の集光ルーバーを備えた光源装置の動作を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
1;光源装置
2;面状光源
2a;拡散性面状光源
3、3a、3b、15;フレネルレンズシート
4、8、9、10、16、17;ルーバー
4a、8a、16a;透過領域
4b、8b、16b;吸収領域
5;透明・散乱切替素子
6;液晶表示パネル
7;表示装置
9a、9b、9c;部分
11;光源
12;導光板
13;プリズムシート
14、20;反射シート
18;導光板
20a;凸部
20b;斜面
20c;垂直面
21;透明基板
22;電極
23;PDLC層
23a;高分子マトリクス
23b;液晶分子
31;透明基板
32;液晶層
33;画素電極
34;共通電極
35;ブラックマトリクス
36;偏光板
41、43、45、46、48;プリズムシート
42、44、47、49;プリズム
42a、44a、44b;側面
44c;プリズム頂角の二等分線
51;ノート型パーソナルコンピュータ
52;携帯電話
101;視野角制御型液晶表示装置
102;液晶表示パネル
103;散乱性制御手段
104;照明装置
120;遮光スリット付シート
121;照射部
122;光源
123;光出射面
124;反射シート
201;液晶表示装置
202;バックライト部
203;異方性光吸収フィルム
204;高分子分散型液晶パネル
205;導光板
206;光源
207;光吸収層
208;透明部
209;不透明部
210;透明基板
211;調光層
212;高分子材料
213;液晶材料
301;集光ルーバー
302;透過層
303;遮光層
401;光束
402;主方向成分
403;側方向成分
410;透過層
411;遮光層
421;面状光源
422;集光ルーバー
L;光束
L1;主方向成分
L2;側方向成分

Claims (15)

  1. 入射した光を偏向させて出射する偏向素子と、前記光の光路に介在し前記光の進行方向を前記光路に平行な方向に規制して前記光の指向性を高める光線方向規制素子と、を有することを特徴とする光学部材。
  2. 入射した光を偏向させて出射する偏向素子と、この偏向素子から入射した光の進行方向をこの光の光路に平行な方向に規制することにより前記光の指向性を高めて出射する光線方向規制素子と、を有することを特徴とする光学部材。
  3. 入射した光の進行方向をこの光の光路に平行な方向に規制して出射する光線方向規制素子と、この光線方向規制素子から入射した光を偏向させて出射する偏向素子と、を有することを特徴とする光学部材。
  4. 前記偏向素子は、光が入射する位置によってこの光を偏向させる方向が異なるものであり、前記光を外部に位置する仮想的な1本の直線に向かって集光するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光学部材。
  5. 前記偏向素子は、光が入射する位置によってこの光を偏向させる方向が異なるものであり、前記光を外部に位置する仮想的な1個の点に向かって集光するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光学部材。
  6. 前記偏向素子は、前記直線に直交する方向に配列されその稜線が延びる方向が前記直線と平行である三角柱形状のプリズムを複数個有し、前記プリズムにおける前記直線から遠い側の側面と前記光路に直交する平面とのなす角度は、前記直線から遠いほど大きくなっていることを特徴とする請求項4に記載の光学部材。
  7. 前記偏向素子は、前記光路に交差する2つの方向に二次元的に配列された複数個のプリズムを有し、前記プリズムにおける前記点から遠い側の側面と前記光路に直交する平面とのなす角度は、前記点から遠いほど大きくなっていることを特徴とする請求項5に記載の光学部材。
  8. 前記偏向素子がフレネルレンズであることを特徴とする請求項4又は5に記載の光学部材。
  9. 光を面状に出射する面状光源と、この面状光源から出射された光が入射する請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光学部材と、を有することを特徴とする光源装置。
  10. 光源と、この光源から出射した光がその側面に入射されこの入射された光をその主面から面状に出射する導光板と、この導光板から入射した光の進行方向をこの光の主方向に規制することにより前記光の指向性を高めて出射する光線方向規制素子と、を有し、前記導光板は、光が出射する位置によってその出射方向が異なるものであることを特徴とする光源装置。
  11. 光源と、この光源から出射した光がその側面に入射されこの入射された光をその主面から面状に出射する導光板と、この導光板から見て前記主面の反対側に配置され前記導光板から入射した光を前記導光板に向けて反射する反射板と、導光板から入射した光の進行方向をこの光の主方向に規制することにより前記光の指向性を高めて出射する光線方向規制素子と、を有し、前記反射板は、光が入射する位置によってその反射方向が異なるものであることを特徴とする光源装置。
  12. 前記光線方向規制素子から出射した光を透過させる透明状態と散乱させる散乱状態とに切替可能な透明・散乱切替素子を有することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の光源装置。
  13. 請求項9乃至12のいずれか1項に記載の光源装置と、この光源装置から出射した光を透過させることによりこの光に画像を付加する表示パネルと、を有することを特徴とする表示装置。
  14. 請求項13に記載の表示装置を有することを特徴とする端末装置。
  15. テレビ受像機、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ、ATM、自動販売機、車載用テレビ受像機、PDA、ゲーム機、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、ビデオプレーヤ又は携帯電話であることを特徴とする請求項14に記載の端末装置。
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