JPH0854517A - 導光板及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

導光板及びこれを用いた液晶表示装置

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JPH0854517A
JPH0854517A JP7130336A JP13033695A JPH0854517A JP H0854517 A JPH0854517 A JP H0854517A JP 7130336 A JP7130336 A JP 7130336A JP 13033695 A JP13033695 A JP 13033695A JP H0854517 A JPH0854517 A JP H0854517A
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JP
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light
guide plate
light guide
light source
liquid crystal
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JP7130336A
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English (en)
Inventor
Hiroo Shono
裕夫 庄野
Yasoji Suzuki
八十二 鈴木
Yoshinori Higuchi
義則 樋口
Naoto Ide
直人 居出
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光利用効率が高い面光源装置を実現できる。
そしてその面光源装置を用いた本発明に係る表示装置
は、光利用効率の向上に加えて、その表示パネルとして
の狭額縁化をも達成する。 【構成】 導光板1の一方の主面である光出射主面3に
は、複数の突起4が所定の配列で形成されている。この
突起4は、光出射主面3と連続した複数の斜面を有して
おり、導光板1の基体と屈折率が一致した光学的に同一
な材料から形成されている。また光入射端面3に最も遠
い斜面は出射面42、即ち入射光を全反射する条件を破
るような面として形成されている。一方、光入射端面3
に最も近い斜面即ち全反射面41は、入射光を全反射す
るように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置などの背面
光源として用いられる導光板及びこれを用いた液晶表示
装置に係り、特にいわゆるサイドライト(エッジライ
ト)方式の導光板及びこれを用いた液晶表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置などの受光型の表示装置に
用いられる背面光源手段としては、液晶パネルの背面に
直管状の蛍光灯を複数本並べて配置した照明あるいはE
L(エレクトロルミネッセンス)発光素子のような面状
発光素子の照明手段を配する、いわゆる直下型方式と、
液晶パネルに重ねて配置された導光板の側面に1本又は
2本程度配置された直管状の小型蛍光灯あるいはアレイ
状のLED(発光ダイオード)のような照明手段を配す
る、いわゆるサイドライト(エッジライト)方式が用い
られている。
【0003】サイドライト方式では、前記の如く、液晶
パネル背面に導光板を配置し、この導光板の端面に光源
を配置する構造が一般的である。この導光板の内向主面
には拡散ドットや乱反射面が設けられ、光源からの照明
光を液晶パネルに向かって拡散出射あるいは乱反射させ
ることによって、液晶パネルの光透過制御作用による表
示を行うための光源光を、液晶パネルに供給していた。
【0004】しかしながら、従来の導光板を用いた液晶
表示装置では、拡散光を液晶パネルに入射させるため、
液晶パネル内部を斜めに横切る光成分の制御は行なわれ
ていなかった。このため、液晶パネルに入射する光成分
の方向に依存してリタデーション値Δnd(n:液晶層
の光屈折率、d:光路長)が異なったものとなり、その
結果としてコントラストが低下するという悪影響があっ
た。
【0005】また、従来の導光板を用いた液晶表示装置
では、導光板内部での光損失が大きいので、液晶表示装
置の輝度を向上するためには光源の出力を大きくする必
要があり、これは消費電力の増大につながる。従って、
液晶表示装置全体としての消費電力を低減することが困
難であるという問題があった。
【0006】また、従来の液晶表示装置においては、導
光板内部での光損失等により光源からの到達距離に応じ
て光出力が小さくなって、表示パネルの位置に依存した
輝度むらが生じると言う問題があった。
【0007】また、液晶パネルを用いた従来の液晶表示
装置においては、液晶パネル自体に固有の視野角特性を
有しており、一般には、例えばCRTのような他の液晶
表示装置と比べて視野角が狭くしかも偏りがあるという
問題があり、その用途に応じて視野角を制御することが
必要であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題を解決して、入射光に対する出射光の利用効率が
高くかつ出射光の出射角度を好適な角度に制御して揃え
ることを可能とした導光板と、この導光板を用いて、画
面の輝度が高くかつ画面内輝度均一性が良好で、さらに
は視野角が広く視野角特性の良い液晶表示装置を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の導光板は、平板
状の基体の少なくとも一つの側面を光入射面とし、これ
に交わる前記基体の一主面を光出射主面として備えた導
光板であって、前記光出射主面内には、前記基体と光学
的に同一の材料から形成される複数の突起が配設され、
前記突起は、該突起を構成する複数の斜面のうち光入射
面から最遠の主斜面が入射光を透過する光出射面からな
り、かつ該主斜面以外の斜面が入射光を全反射する条件
を満たす面からなることを特徴としている。
【0010】また、上記の導光板において、前記光出射
主面のうち前記突起の光出射面以外の全ての面が入射光
を全反射する条件を満たす面である導光板である。
【0011】また、上記の導光板において、前記光出射
主面以外の全ての面が、入射光を全反射する条件を満た
す面である導光板である。
【0012】また、上記の導光板において、前記複数の
突起が、前記光入射面から遠くなるにしたがって大きな
体積を有するように配設されている導光板である。
【0013】また、上記の導光板において、前記複数の
突起が互いに同一体積であり、かつ該突起の前記光出射
主面上に占める密度が前記光入射面から遠くなるにした
がって大きくなるように前記突起が形成されている導光
板である。
【0014】また、本発明の液晶表示装置は、 2枚の平
行基板間に液晶層が挟持された液晶パネル及び前記パネ
ルの背面に設けられた導光板を有する液晶表示装置であ
って、前記導光板に請求項1記載の導光板を用い、かつ
前記液晶パネルと前記導光板の光出射面との間に前記導
光板からの出射光の光路を制御する光学素子が介挿され
ていることを特徴としている。
【0015】また、上記の液晶表示装置において、前記
導光板の突起のピッチは、前記液晶パネルを構成する画
素のピッチよりも小さいことを特徴としている。
【0016】また、上記の液晶表示装置において、前記
光学素子はプリズムシ−トであることを特徴としてい
る。
【0017】また、上記の液晶表示装置において、前記
プリズムシ−トを構成するプリズムのピッチは前記液晶
パネルを構成する画素のピッチよりも小さいことを特徴
としている。
【0018】また、上記の液晶表示装置において、前記
プリズムシ−トを構成するプリズムのピッチは前記液晶
パネルを構成する画素のピッチよりも大きいことを特徴
としている。
【0019】また、上記の液晶表示装置において、前記
光学素子は、導光板からの出射光を透過するモードと該
出射光を拡散するモードを切り換えられることを特徴と
している。
【0020】また、上記の液晶表示装置において、前記
光学素子は、高分子分散型液晶セルであることを特徴と
している。
【0021】また、上記の液晶表示装置において、前記
高分子分散型液晶セルの一方の基板は偏光能を有するこ
とを特徴としている。
【0022】また、上記第6番目に記載の液晶表示装置
において、前記 2枚の平行基板のうち前記液晶パネルの
観測側から見て前面側に位置する基板の前面に、前記液
晶パネルの出射光の光路を制御する光学素子が配設され
たことを特徴とする液晶表示装置である。
【0023】また、上記第6番目に記載の液晶表示装置
において、前記導光板の光入射主面と光源との間に光源
光を偏光させる素子が介挿されたことを特徴とする液晶
表示装置である。
【0024】また、本発明に係る面光源装置は、管状光
源と、該管状光源からの光を伝播する導光板とを備えた
面光源装置において、前記導光板は、前記導光板内を伝
播する前記光源光を前記導光板の一主表面側から選択的
に出射するよう前記導光板の前記一主表面側に配置され
る前記導光板と一体の複数の突起と、前記導光板内を伝
播する前記光源光を前記導光板の前記一主表面側から選
択的に出射するよう前記導光板の前記一主表面と相対す
る他の主表面側に配置される前記導光板と一体の光路変
更手段とを含むことを特徴としている。
【0025】また、上記の突起は、前記導光板内を伝播
する前記管状光源からの前記光源光を前記導光板外に射
出する第1出射面と、前記導光板内を伝播する前記管状
光源からの前記光源光を前記第1出射面に導くまたは前
記導光板内に反射する第1反射面とを含む断面三角形状
であることを特徴としている。
【0026】また、上記の光路変更手段は前記他の主表
面に形成され前記光源光を前記導光板の前記一主表面に
反射する複数の第2反射面であることを特徴としてい
る。
【0027】また、上記の第1反射面は、平面的に前記
第2反射面間に配置されることを特徴としている。
【0028】また、本発明の表示装置は、複数の表示画
素から成る有効表示領域を含む表示パネルと、管状光源
および前記管状光源からの光源光を伝播する導光板とを
備えた面光源装置とを含む表示装置において、前記導光
板は、該導光板内を伝播する前記光源光を前記導光板の
一主表面側から選択的に出射するよう前記導光板の前記
一主表面側に配置される前記導光板と一体の複数の突起
と、前記導光板内を伝播する前記光源光を前記導光板の
前記一主表面側から選択的に出射するよう前記導光板の
前記一主表面と相対する他の主表面側に配置される前記
導光板と一体の光路変更手段とを含むことを特徴として
いる。
【0029】また、管状光源と、該管状光源からの光を
選択的に出射する複数の突起を一主表面に含む導光板と
を備えた面光源装置において、前記導光板は、前記管状
光源を前記導光板の厚さ方向に収納し、且つ前記管状光
源からの前記光源光を前記導光板に導くよう前記厚さ方
向に形成された光導入平面を含む収納部を備えたことを
特徴としている。
【0030】また、第16番目に記載の表示装置の突起
は、前記導光板内を伝播する前記管状光源からの前記光
源光を前記導光板に導くまたは前記導光板内に反射する
反射面とを含む断面三角形状であることを特徴としてい
る。
【0031】また、本発明の表示装置は、複数の表示画
素からなる有効表示領域を含む表示パネルと、前記表示
パネルに面光源光を照射する管状光源及び該管状光源か
らの光源光を選択的に出射する複数の突起を一主表面に
含む導光板とを備えた面光源装置とを含む表示装置にお
いて、前記導光板は、前記管状光源を前記導光板の厚さ
方向に収納し、かつ前記管状光源からの前記光源光を前
記導光板に導くよう前記厚さ方向に形成される光導入平
面を含む収納部を備えたことを特徴とする表示装置であ
る。
【0032】また、上記第18番目に記載の表示装置に
おいて、前記管状光源が、前記表示パネルの前記有効表
示領域内に対応して配置されることを特徴としている。
【0033】また、本発明の表示装置は、複数の表示画
素からなる表示領域を含む表示パネルと、前記表示パネ
ルを駆動する駆動回路部と、管状光源と、該管状光源か
らの光源光を導入する、前記管状光源に近接配置される
光導入面を含む導光板と、前記導光板内を伝播する前記
光源光を前記導光板の一主表面側から選択的に出射する
前記導光板の前記一主表面上に配置された複数の突起と
を有する面光源装置と、を備えた表示装置であって、前
記導光板は、前記光導入面の導光板厚よりも肉薄の肉薄
の領域を含み、前記駆動回路部は前記肉薄部に近接して
配置されることを特徴としている。
【0034】また、第25番目に記載の表示装置の突起
が、前記導光板内を伝播する前記管状光源からの前記光
源光を前記導光板外に出射する第1出射面と、前記導光
板内を伝播する前記管状光源からの前記光源光を前記第
1出射面に導く又は前記導光板内に反射する第1反射面
とを含む断面三角形であることを特徴としている。
【0035】また、第25番目に記載の表示装置におい
て、前記表示パネルと前記駆動回路部とは、フレキシブ
ル配線基板で電気的に接続されたことを特徴としてい
る。
【0036】また、第27番目に記載の表示装置におい
て、前記フレキシブル配線基板が、駆動用ICを具備し
ていることを特徴としている。
【0037】また、第27番目に記載の表示装置におい
て、前記表示パネルに、駆動用ICが搭載されたことを
特徴としている。
【0038】
【実施例】以下に、本発明の導光板およびそれを用いた
液晶表示装置の実施例を、図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0039】(実施例1)図1は本実施例の導光板の斜
視図を示す図である。図2は、図1における線W−W´
に沿った断面を示す図である。
【0040】この第1の実施例の導光板1は、その一方
の端面を光入射端面2とする。またこの光入射端面2に
隣接して、この面に略平行となるように図示しない蛍光
管等を用いた光源が配置される。そして導光板1の一方
の主面である光出射主面3には、複数の突起4が所定配
列で形成されている。ここで、「略平行」とは、「理論
的には全く平行であることが望ましいが、実際には製造
上の誤差は許容できる」という意味である。以下、
「略」(ほぼ)とは、このような意味の言葉として用い
る。
【0041】この突起4は、光出射主面3と連続した複
数の斜面41、42を有しており、導光板1の基体と屈
折率が一致した光学的に同一な材料から形成されてい
る。また光入射端面2に最も遠い斜面は出射面42即ち
入射光を全反射する条件を破るように形成され、一方、
光入射端面2に最も近い斜面即ち全反射面41は、入射
光を全反射する条件で形成されている。この突起4の上
記の面41、42以外の面C及びDは、導光板1の側面
に対してほぼ平行(つまり本実施例では、光出射光主面
3に対して垂直に崖状に切り立った状態)となるように
形成されている。さらに光出射主面3の突起4形成部以
外の全ての面は、後述するように入射光を全反射する条
件となるように形成されている。
【0042】さて、導光板1の基体は通常、アクリル樹
脂などを成型して形成され、その光屈折率nは概ね 1.5
程度である。導光体内部に入射した光はその光軸に対し
て、 θ1 ≦±sin-1( 1/n) の角度分布を有する成分となる。従って、この導光体1
の内部に入射した光は、図2に示す通り概ね±42°の広
がりをもったコーンとなる。
【0043】このコーン状の光成分の中で突起4部分に
入った光のうち直接に出射面42に到達した光は、図2
中の実線矢印で示すように、導光板1外部に取り出され
る。一方、それ以上の仰角を有する光成分は、図2中の
点線矢印で示すように、出射面42に到達する前に突起
部分の全反射面41に到達しその面で反射することによ
って進路を曲げられて出射面42に到達し、角度を変え
て導光体から出射される。突起4部分に入らなかった光
は、図2中の一点鎖線で示すように、導光板1内部で反
射を繰り返しつつ進行して行き、複数の突起4のうちの
いずれかの出射面42から導光板1外部に取り出され
る。
【0044】その結果、出射面42から取り出される光
は、所定の仰角以下の成分のみとなり、その角度は導光
板1に入射された際の光源光の方向分布のコーンよりも
小さくなって、導光板1出射光の指向性が高められる。
【0045】次に、上記実施例における導光板1の構造
について、さらに詳細に説明する。光入射端面2の長辺
と短辺との2辺をそれぞれy軸、z軸とし、z軸に直交
する光出射主面の1辺をx軸としたとき、y軸成分を持
つ光のz軸成分は、y軸成分を持たない光のz軸成分に
比べて小さくなる。即ち、y軸成分を持つ光は、y軸成
分を持たない光に比べて全反射面41に対し大きな入射
角(ここで、入射角とは全反射面41の法線と入射光と
のなす角のことである)で入射することとなる。従っ
て、少なくともy軸成分を持たない光が全反射面41で
全反射されるように設定すれば、この成分よりも大きな
入射角で全反射面41に到達する光、即ちy軸成分を持
った光は全て全反射される条件となる。
【0046】本実施例の導光板においては、光源光の導
光板1入射時つまり光入射端面2における入射光の角度
分布のコーンは±42°の範囲内にあるから、y軸成分を
持たない光はz軸方向に最大42°の角度で広がって伝播
する。従って、この光を全反射するように、全反射面4
1の角度を設定すれば良い。
【0047】そこで、突起の全反射面41と基体の光出
射主面3との成す角θと、導光板1の材質の屈折率nと
の関係を求めたところ、 0≦θ≦sin-1(1/n)=42° の関係を持つとき、この面で入射光は全反射される条件
となるが、導光板からの出射光量は出射面42の面積に
依存するので、要求される光量に応じて角度θを設定す
ればよい。
【0048】また、導光板1からの出射光のコーンは、
sin-1( 1/n)/ 2のときに理論上最適であるの
で、このときに出射光の指向性を最も高めることができ
る。なお本実施例の導光板では角度θ=25°に設定して
おり、従って全反射面41で入射光は全反射される。
【0049】また同時に、導光板1の側面(つまり光出
射主面3とこれに対向するもう一方の主面と光出射端面
とこれに対向するもう一方の端面とを除いた、残りの互
いに対向する2つの側面)及び光出射主面3は、光入射
端面2と直交するので、やはりこの条件を満たし、これ
らの面では入射光は全反射される。
【0050】なお、図2中の一点鎖線矢印で示すよう
な、全反射面41で反射された光は、光反射主面3に対
向する対向主面5で反射されて再び光反射主面3側に向
かうが、そのときの仰角が導光板1入射時に比べて小さ
くなっているため、全反射面41の全反射条件を破るこ
とはなく、従って導光板からの出射光の指向性が乱され
ることは無い。また本実施例の導光板においては、光の
屈折、反射現象を利用しているので、従来のような散乱
ドットを形成した場合と比べて、光のエネルギロスを極
めて少なくでき、光源光の利用効率を高めることができ
る。
【0051】なお、本実施例の導光板は、アクリル樹脂
などの平板を加工することによって製作することができ
る。ただし、入射光を全反射させるためには、この面の
表面粗さを、(入射光の波長/導光板の屈折率)で得ら
れる値以下とするとことが好ましい。入射光の波長は一
般に 400nm〜 700nmに分布しているので、表面粗さ
を約 470nm以下、さらに好ましくは 270nm以下とす
ればよい。
【0052】(実施例2)図3は、第2の実施例の導光
板1を示す図である。即ち同図に示すように、突起4の
形状を導光板1のy軸に長手方向が沿った土手状とする
ことも可能である。つまり、上記の第1の実施例の導光
板1は突起4が個々に島状に分離形成されていたが、第
2の実施例の導光板1は、y軸に沿って一繋がりの形状
に形成することによって、導光板の加工が容易になると
いう利点がある。しかもこのような形状の突起4は、上
記の第1の実施例の場合と同様に出射光の角度分布を整
える効果を有することは言うまでもない。
【0053】(実施例3)図4は、上記第1または第2
の実施例の導光板1を用いた液晶表示装置の一例を示す
概略断面図である。
【0054】即ち、液晶パネル20の観測対象となる面
とは反対側である背面には、液晶パネル20と略平行に
本実施例の導光板21が配置され、この導光板21の一
方の端面には、蛍光管のような線状の光源22が端面と
平行に配置されている。なお、図示は省略したが、この
線状光源22の後部を覆うように断面がパラボラ状のリ
フレクタなどを設けて、光源光の前方利用効率を高めて
もよいことは言うまでもない。
【0055】そして、液晶パネル20と導光板21との
間には、プリズムレンズシ−トからなる光学素子23が
介挿されている。この光学素子23は、光の屈折効果に
よって、導光板21から出射された光を、液晶パネル2
0に対してほぼ垂直になるようにその光路を曲げる機能
を備えている。
【0056】このような構造の本発明に係る液晶表示装
置においては、光源22からの光が導光板21によって
指向性を持つように変換されて出射された後、プリズム
レンズシ−ト23に導かれて角度分布の揃えられた光
(バックライト)として液晶パネル20へと出力される
ので、液晶パネル20内部を斜めに横切る光成分を減少
させることができる。その結果、導光板1から出射され
る光は、液晶パネル20の画面前面に亙ってその内部で
はほぼ均一な光路長dを有することとなり、そのΔnd
(リタデーション値)が均一化される。また、液晶パネ
ル20の正面方向から見た場合の輝度、コントラストを
大幅に向上することができた。
【0057】なお、上記導光板21の突起間のピッチ
は、液晶パネル20を構成する単位画素間のピッチ(例
えば 100μm)よりも小さいことが好ましく、例えば10
〜30μm程度が好ましい。これにより、観察者が均一な
光を感じることができ、ムラの無い良好な表示画像が得
られる。
【0058】さらに、プリズムレンズシート23のプリ
ズム間のピッチは、導光板21の突起のピッチよりも大
きく、液晶パネル20を構成する単位画素間のピッチよ
りも小さいことが好ましい。これにより、突起およびプ
リズムの周期を目で感じなくなり、ムラのない良好な表
示画像を得ることができる。
【0059】また、図23に示すように、導光板21と
液晶パネル20との間に、導光板からの出射功を透過す
るモードと拡散するモードとを切り換えるための素子2
301を配置してもよい。このような素子としては、例
えば高分子分散型液晶素子を用いることができる。高分
子分散型液晶素子に対して、その素子の光学的状態を透
過状態とする電圧を印加することによって、導光板から
出射された光は一定角度内に集束されたまま液晶パネル
20に入射される。一方、高分子分散型液晶素子を散乱
状態とする電圧を印加すると、導光板から出力された光
はこの素子内で散乱されて出力され、液晶パネル20に
入射される。
【0060】これを利用して、例えば正面方向の輝度、
コントラストが要求される場合、あるいはリタデーショ
ン値を均一化したい場合には、高分子分散型液晶素子を
散乱状態にして、用途に応じて切り換えることができ
る。
【0061】また、高分子分散型液晶を構成する基板の
うち、一方を偏光能を有するプラスチック基板とし、液
晶パネル20の偏光板と兼用させることにより、表示装
置の軽量化が可能となる。
【0062】また、図22に示すように、導光板21と
光源22との間に、ビームスプリッタ2201などの偏
光素子を配置してもよい。即ち、導光板21は、光の屈
折、反射現象を利用しているので、入射光の偏光状態を
保存したままで出射することが可能である。
【0063】従って、ビームスプリッタ2201によっ
て予め偏光された光は、導光板からその偏光状態を保っ
たまま出力されて液晶パネル20に入射する。これによ
り、液晶パネル20の外面に装着された偏光板における
光のロスを低減することが可能となる。
【0064】(実施例4)この第4の実施例の液晶表示
装置は、第3の実施例で示した液晶表示装置に加えて、
液晶表示装置の視野角の制御を行なう光学要素としてマ
イクロレンズユニットを用いたことを特徴としている。
即ち図5に示すように、液晶パネル20の前面に図4の
構造に加えてマイクロレンズユニット24を配してい
る。こうすることによって、液晶パネル20を通過した
光の出射方向を拡散させて、観測される画面の視野角を
広げることが可能となる。しかもこのとき、液晶パネル
20に入射する光は上記各実施例と同じく一定の指向性
を有するので、表示のコントラストは大幅に向上されて
いる。
【0065】なお、図5に示す構造は、マイクロレンズ
ユニット24を配することによって広視野角を実現する
ものであるが、液晶表示装置の用途によっては特定方向
に限った視野角が要求される場合もある(例えば、光軸
が一定に設定された頭部搭載型液晶表示装置の場合な
ど)。この場合には、光学素子24として液晶パネルの
出射光を所定方向に屈折させる機能をもったプリズムレ
ンズユニットを配しても良い。
【0066】(実施例5)上記各実施例においては、突
起4を導光板1の前面に亙って同一形状、均一密度で配
置したが、以下の実施例は突起の形状を異ならしめるこ
とにより導光板出射光出力の均一化を図ったものであ
る。
【0067】即ち、この第5の実施例の導光板51にお
いては、図6に示すように、突起54の体積を光入射端
面53からの距離に応じて異なる値としたものである。
即ち、光入射端面53に近い側の突起54の出射面52
の面積は小さくし、光入射端面53から離れるに従って
この面積を大きくする。
【0068】こうすることによって、光源から入射した
光が導光板53内部で光入射端面53からの距離に応じ
て多少の損失が生じた場合であっても、これを補償すべ
く出射面52の面積を加減すればよい。
【0069】(実施例6)上記実施例においては、出射
面52の面積を変更したが、本実施例においては、同一
形状の突起を配置しつつその配置密度を変えたものであ
る。
【0070】即ち、図7に示すように、本実施例の導光
板61においては光入射端面側62の突起63の配置密
度を小さくし、光入射端面62から離れるにしたがって
この密度を大きくする。その結果、光出射主面の単位面
積あたりの出射面64の面積は光入射端面62から離れ
るにしたがって大きくなり、光源から入射した光が光入
射端面62からの距離に応じて多少の損失が生じた場合
であっても、これを補償すべく突起の配置密度を加減す
ればよい。そして、本実施例では、図6に示した第5の
実施例の導光板51の場合と比べて突起の高さが同じで
あるため、液晶パネルとともに液晶表示装置内における
実装がより容易になるという利点も得られる。
【0071】このように、上記各実施例においては、拡
散光源からの光に指向性を持たせることができ、また光
の損失も極めて少ないという利点を備えている。なお、
本発明は、上記各実施例の構造に限定されることなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内での種々の変形が可能
であることは言うまでもない。
【0072】上記各実施例の構造に加えて、例えば導光
板の光入射主面と光源との間に、光源光の出射方向を制
御するプリズムレンズアレイなどの光学系を導入しても
良い。すなわち、この光学系を用いて、光源光の導光板
入射時の光成分のコーンの広がりを制限したり、あるい
はそのコーンを上下方向に2分割し、入射されてきた光
源からの入射光の導光板内部での進行方向を最適化し
て、光源光の利用効率をさらに向上することができる。
【0073】また、上記の各実施例の導光板は、光の屈
折効果を利用しているので、従来の光散乱方式の導光板
とは異なり、入射光の偏光特性を保存しつつ出射すると
いう特長を備えている。従って、例えば偏光を利用する
TN型液晶表示装置に本発明の導光板を組み込む場合な
どには、導光板の光入射端面と光源との間に、変更機能
を備えた光学系を導入することにより、光源光の入射時
点で偏光を持たせることができる。従って、偏光板を光
入射端面程度の小面積のものとすることができ、従来の
液晶パネルに貼設されていた大きな偏光板の少なくとも
1枚を省略することが可能となる。
【0074】(実施例7)以下に、本発明の第7実施例
の液晶表示装置について図面を参照して説明する。 こ
の実施例の液晶表示装置1は、図8、図9に示すよう
に、ノーマリ・ホワイト・モードで動作する光透過型の
液晶パネル101、液晶パネル101の一端辺に配置さ
れる4個ののX−TAB801,802,803,80
4、液晶パネル101の他の一端辺に配置される2個の
Y−TAB821,822、4個のX−TAB801,
…804に接続されるX駆動回路基板811、2個のY
−TAB821,823に接続されるY駆動回路基板8
31、液晶パネル101の裏面側に配置される面光源装
置901とを含む。
【0075】X−TAB801,…804のそれぞれ
は、液晶表示装置1の外形寸法を小さくするよう、面光
源装置901の裏面側に折り曲げられ、面光源装置90
1の裏面側に配置されるX駆動回路基板811に接続さ
れている。
【0076】液晶パネル101は、対角14インチの表示
領域103を備えており、図11に示すように、アレイ
基板200と対向基板300とがシール材(図示せず)
を介して 5ミクロンの間隙を保持して配置され、この間
隙に、互いに直交する方向にラビング処理が施されて配
向性が付与されて成る配向膜291,391を介して正
の誘電率異方性を有するネマチック液晶材料を主体とし
た液晶層401が保持されている。
【0077】アレイ基板200は、図10、図11に示
すように、ガラス基板201の一主表面側に複数本の走
査線Yj(j=1,2,…n)と複数本の信号線Xi
(i=1,2,…m)とがマトリクス状に配置され、走
査線Yjと信号線Xiとによって囲まれる領域にITO
(Indium-Tin-Oxide)から成る透明な画素電極251が
配置されている。走査線Yjと信号線Xiとの各交点近
傍には、薄膜トランジスタ(以下、TFTと略称す
る。)231が配置されている。このTFT231は、
走査線Yj自体をゲート電極211とし、ゲート電極2
11上に配置される絶縁膜213、絶縁膜を介して配置
される島状の非晶質シリコン(a−Si:H)薄膜21
5、a−Si:H薄膜215上に配置されるチャネル保
護膜217、a−Si:H薄膜215に信号線Xiから
延在されて電気的に接続されるドレイン電極221、画
素電極251とa−Si:H薄膜215とを電気的に接
続するソース電極223とを備えている。また、ドレイ
ン電極221及びソース電極223とa−Si:H薄膜
217との間には、良好なオーミック接合が得られるよ
う低抵抗半導体膜として不純物としてリンを含有するn
+ 型a−Si:H薄膜222,224がそれぞれ配置さ
れている。
【0078】また、走査線Yjと同一材料からなり、走
査線Yjと略平行に配線される補助容量線Cjガラス基
板201上に配置され、画素電極251と補助容量線C
jとによって補助容量(Cs)が形成されている。
【0079】対向基板300は、アレイ基板200と対
向するガラス基板301上に、アレイ基板200のTF
T231、信号線Xiと画素電極251との隙間および
走査線Yjと画素電極251との隙間を遮光するよう配
置される遮光膜311、遮光膜311間に配置される赤
(R)、緑(G)、青(B)の色部から成るカラーフィ
ルタ層321、カラーフィルタ層321上に配置される
ITOから成る対向電極331とを含む。
【0080】そして、アレイ基板200および対向基板
300の外表面には、それぞれ偏光板411,421が
貼付され、このようにして複数の表示画素を備えた液晶
パネル101は構成される。
【0081】次に、面光源装置901について説明す
る。この面光源装置901は、図9に示すように、アク
リル樹脂から成る成形体であって、液晶パネル101の
有効表示領域103よりも若干大きい略長方形状の導光
板911、導光板911の一端面を光導入面921とし
て近傍配置される管状光源951、管状光源951から
の光源光を効率良く導光板911に導く反射フィルム9
61、導光板911と液晶パネル101との間に配置さ
れるプリズムシ−ト991とを含む。
【0082】導光板911の主表面には、光導入面92
1から導入される光源光を選択的に、且つ導光板911
から出射される光源光の広がりを抑えるよう、断面三角
形状の第1突起列913が光導入面921と略平行に複
数列配列されている。また、導光板911の他主表面上
にも、光導入面921から導入される光源光を選択的に
一主面側から出射するよう、断面三角形状の第2突起列
915が光導入面921と略平行に複数列配列される。
尚、これら第1突起列913および第2突起列915
は、平面的に交互に配列され、また管状光源951から
遠ざかるにつれてその配列ピッチが密になるように配列
されている。
【0083】第1突起列913のそれぞれは、図11に
示すように、光導入面921側に反射面913a、導光
板911の端辺側に出射面913hを含む。また、第2
突起列915のそれぞれは、導光板911の端辺側に反
射面915aを含む。
【0084】管状光源951の光導入平面921から入
射される光源光は、導光板911がアクリル樹脂製であ
ることから、光導入面921の垂線に対して略42°の集
光角(Ω1)をもって導光板911内に入射される。
【0085】このようなことから、光導入面921の垂
線に対する第1突起列913の反射面913aの成す角
度(θ1)は40°に設定され、また突起列913の出射
面913b、915bの成す角度(θ2)は略90°に設
定されている。ここでは、角度(θ1)を40°に設定し
たが、角度(θ1)はこれに限定されるものではなく、
光導入面921から入射される光源光を概ね突起列91
3の出射面913bに導くよう設定されるものであれば
良い。しかしながら、角度(θ1)が小さすぎると、突
起列913を多数配列させることができなくなり、輝度
むらを招く恐れがあることから、20〜40°の範囲内に設
定することが望ましい。
【0086】また、ここでは角度(θ2)をほぼ90°に
設定したが、出射光の広がりを小さくする上で80°以上
であることが望ましく、90°を越える鈍角であっても良
い。このような構成により、第1突起列913の出射面
913bからは導光板911の一端辺に向かって略90°
の広がり角(Ω2)に集光された光源光が出射されるこ
ととなる。
【0087】また、導光板911の光導入面921から
入射される光源光が、光導入面921の垂線に対して略
42°の集光角(Ω1)をもって導光板911内に入射さ
れることから、光導入面921の垂線に対する第2突起
列915の反射面915aの成す角度(θ3)は20°に
設定されている。ここでは、角度(θ3)を20°に設定
したが、角度(θ3)はこれに限定されるものではな
く、光導入面921から入射される光源光を概ね一主表
面側に導くよう設定されるものであれば良い。しかしな
がら、角度(θ3)が小さすぎると、突起列915を多
数配列させることができなくなり、輝度むらを招く恐れ
があることから、10〜25°の範囲内に設定することが望
ましい。
【0088】また、第2突起列915の他の面915b
は、導光板911内を伝播する光源光が反射されないよ
うに形成されていれば良く、従ってここでは角度(θ
4)を略90°に設定したが、 132°を越えないように設
定されていれば良い。
【0089】このような構成により、第2突起列915
の反射面915aにより反射された光源光は導光板91
1の一主表面から出射されることとなる。
【0090】液晶パネル101と導光板911との間に
配置されるプリズムシ−ト991は、導光板911側に
向かって突出し、導光板911の突起列913と略平行
に配列された複数の突起列993を含む。これら突起列
993は、導光板991からの出射光を液晶パネル10
1側に導く屈折面993aを含み、プリズムシ−ト99
1の主表面と屈折面993aとの成す角度(θ5)はほ
ぼ40°に設定されている。 これにより、導光板911
上あるいは端辺に向かって出射される光源光は、液晶パ
ネル101側に向かう光源光に制御される。
【0091】以上の構成により、この液晶表示装置は、
次のように動作する。
【0092】管状光源951から導光板911の光導入
面921に入射される光源光は、導光板911内を伝播
し、その一部が第1突起列913の出射面913bから
出射される。同様に、導光板911内を伝播する光源光
は、その一部が第2突起列915の反射面913aによ
って反射され、そして導光板911の一主表面側から出
射される。
【0093】このようにして導光板911から出射され
る出射光は、プリズムシ−ト991により液晶パネル1
01に向かって集光された均一な画光源光に制御され
る。
【0094】以上のように、この実施例の液晶表示装置
によれば、導光板から液晶パネルに向かって出射される
光源光は、導光板の一主表面上に、導光板と一体成形さ
れた第1突起列のみならず、導光板の他の主表面に導光
板と一体に成形された第2突起列によっても液晶パネル
側に向かう面光源光に変換されるので、各突起の成形ピ
ッチに制約を受けても、均一な面光源光が得られ、よっ
て輝度むらのない良好な表示画像が得られる。
【0095】この実施例では、液晶パネルの他主表面側
に突起列を設け、これにより光源光を一主表面側に導い
たが、断面三角形状であって、管状光源側に反射面を備
えた溝であっても良いことは言うまでもない。また、導
光板の他主表面側には反射フィルムを配する。あるいは
金属材料を被着させる等して反射性を向上させても良
い。
【0096】また、この実施例では、導光板としてアク
リル樹脂製のものを用いたが、他の材料であっても良
い。この場合、光導入面から入射される光源光の立体角
は若干異なるため、各突起もしくは溝の成す角度は上述
した事情を考慮して適宜変更すれば良い。
【0097】更に、この実施例では、導光板の一端面を
光導入面とし、この一端面に管状光源を近接して配置し
たが、管状光源は表示領域に相当する導光板に溝等を形
成して配置しても良い。このようにすれば、表示領域に
対する面光源装置の外形寸法を十分に小型に構成でき、
よって表示装置の狭額縁化が達成される。
【0098】この発明の面光源装置によれば、生産性を
損なうことなく、光利用効率が高く、しかも表示輝度の
面内ばらつきを十分に軽減することができる。また、こ
の面光源装置を用いた表示装置によれば、表示むらのな
い良好な表示画像を得ることが可能となる。
【0099】(実施例8)以下に、本願発明の第8実施
例のアクティブマトリックス型の液晶表示装置について
図面を参照して説明する。なお、上記各実施例と同様の
部位には、図1〜図11と同じ符号を付して、以下に説
明する。
【0100】この実施例の液晶表示装置は、図12、図
13に示すように、ノーマリ・ホワイト・モードで動作
する光透過型の液晶パネル101、液晶パネル101の
一端辺に沿って搭載されシリアル画像データをパラレル
画像データに直並列変換しアナログ画像データと成して
出力する4個の信号線駆動用IC801,802,18
03,804、液晶パネル101の他の一端辺に沿って
搭載され順次走査パルスを出力する2個の走査線駆動用
IC821,822、4個の信号線駆動用IC801,
802,803,804にシリアル画像データ並びに制
御信号を出力すると共に2個の走査線駆動用IC82
1,822にスタート信号並びに制御信号を出力する液
晶パネル101の裏面側に配置される駆動回路基板84
1(図13参照)、駆動回路基板841と信号線駆動用
IC801,802,803,804とを接続するため
のフレキシブル配線基板(FPC)811、駆動回路基
板841と2個の走査線駆動用IC821,822とを
接続するためのフレキシブル配線基板(FPC)83
1、更に液晶パネル101の裏面側に配置される面光源
装置901とを含む。
【0101】また、図13に示すように、画光源装置9
01は樹脂製のフレーム115に保持され、また駆動回
路基板841も面光源装置901の裏面側にフレーム1
15によって保持される。更に、このフレーム115と
表示領域103を露出する開口を備えた金属製のベゼル
111とによって液晶パネル101は挟持されている。
液晶パネル101は、図12に示すように対角14イン
チの表示領域103を備えて構成される。詳しくは、図
15に示すように、アレイ基板200と対向基板300
とがシール材(図示せず)を介して 5ミクロンの間隙を
保持して配置され、この間隙に、互いに直交する方向に
ラビング処理が施されて配向性が付与された配向膜29
1,391を介して正の誘電率異方性を有するネマチッ
ク液晶材料を主体とした液晶層401が保持されてい
る。
【0102】アレイ基板200は、図14、15に示す
ように、ガラス基板201の一主表面側に複数本の走査
線Yj(j=1,2,…n)と複数本の信号線Xi(i
=1,2,…m)とがマトリクス状に配置され、走査線
Yjと信号線Xiとによって囲まれる領域にITO(In
dium Tin-Oxide)から成る透明な画素電極251が配置
されている。走査線Yjと信号線Xiとの各交点近傍に
は、薄膜トランジスタ(以下、TFTと略称する。)2
31が配置されている。このTFT231は、走査線Y
j自体をゲート電極211とし、ゲート電極211上に
配置される絶縁膜213、絶縁膜を介して配置される島
状の非晶質シリコン(a−Si:H)薄膜215、a−
Si:H薄膜215上に配置されるチャネル保護膜21
7、a−Si:H薄膜215に信号線Xiから延在され
て電気的に接続されるドレイン電極221、画素電極2
51とa−Si:H薄膜215とを電気的に接続するソ
ース電極223とを備えている。また、ドレイン電極2
21及びソース電極223とa−Si:H薄膜217と
の間には、良好なオーミック接合が得られるよう低抵抗
半導体膜として不純物としてリンを含有するn+ 型a−
Si:H薄膜222,224がそれぞれ配置されてい
る。
【0103】また、走査線Yjと同一材料からなり、走
査線Yjと略平行に配線される補助容量線Cjがガラス
基板201上に配置され、画素電極251と補助容量線
Cjとによって補助容量(Cs)が形成されている。
【0104】対向基板300は、アレイ基板200と対
向するガラス基板301上に、アレイ基板200のTF
T231、信号線Xiと画素電極251との隙間および
走査線Yjと画素電極251との隙間を遮光するよう配
置される遮光膜311、遮光膜311間に配置される赤
(R)、緑(G)、青(B)の色部から成るカラーフィ
ルタ層321、カラーフィルタ層321上に配置される
ITOから成る対向電極331とを含む。
【0105】そして、アレイ基板200および対向基板
300の外表面には、それぞれ偏光板411,421が
貼付され、このようにして複数の表示画素を備えた液晶
パネル101は構成される。
【0106】次に、面光源装置901について説明す
る。この面光源装置901は、図2に示すように、アク
リル樹脂から成る成形体であって、液晶パネル101の
有効表示領域103よりも若干大きい略長方形状の導光
板911、導光板911の一端面を光導入面921とし
て近傍配置される管状光源951、管状光源951から
の光源光を効率良く導光板911に導く反射フィルム9
61、導光板911と液晶パネル101との間に配置さ
れるプリズムシ−ト991とを含む。
【0107】導光板911は、光導入面921から遠ざ
かるにつれて肉厚が連続的に減少するよう構成されてい
る。更に詳しくは、光導入面921の垂線に対して、導
光板911の裏面側主表面の成す角度(θ)がほぼ 0.5
°に設定されている。
【0108】そして、導光板911の一主表面上には、
光導入面921から導入される光源光を選択的に、且つ
導光板911から出射される光源光の広がりを抑えるよ
う、断面三角形状の突起列913が光導入面921と略
平行に複数列配列されている。尚、この突起列913
は、平面的に交互に配列され、また管状光源951から
遠ざかるにつれてその配列ピッチが密になるように配列
されている。また、突起列913のそれぞれは、図15
に示すように、光導入面921側に反射面913a、導
光板911の端辺側に出射面913bを含む。
【0109】ところで、光導入平面921から入射され
る管状光源951の光源光は、導光板911がアクリル
樹脂製であることから、光導入面921の垂線に対して
略42°の集光角(Ω1)をもって導光板911内に入射
される。
【0110】このようなことから、光導入面921の垂
線に対する突起列913の反射面913aの成す角度
(θ1)は40°に設定され、また突起列913の出射面
913b、915bの成す角度(θ2)は略90°に設定
されている。ここでは角度(θ1)を40°に設定した
が、角度(θ1)はこれに限定されるものではなく、光
導入面921から入射される光源光を概ね突起列913
の出射面913bに導くよう設定されるものであれば良
い。しかしながら、角度(θ1)が小さすぎると、突起
列913を多数配列させることができなくなり、輝度む
らを招く恐れがあることから、20〜40°の範囲内に設定
することが望ましい。
【0111】特にこの実施例の如く、導光板911の裏
面側の主表面は、光導入面921と所定の角度(θ)を
持って形成されているので、角度(θ1)を大きく設定
することが可能となり、これにより突起列913の配列
ピッチを小さく設定でき、よって輝度の面内ばらつきを
軽減することができる。
【0112】また、ここでは角度(θ2)をほぼ略90°
に設定したが、出射光の広がりを小さくする上で80°以
上であることが望ましく、90°を越える鈍角であっても
良い。 このような構成により、突起列913の出射面
913bからは導光板911の一端辺に向かって略90°
の広がり角(Ω2)に集光された光源光が出射されるこ
ととなる。
【0113】液晶パネル101と導光板911との間に
配置されるプリズムシ−ト991は、導光板911側に
向かって突出し、導光板911の突起列913と略平行
に配列された複数の突起列993を含む。これら突起列
993は、導光板991からの出射光を液晶パネル10
1側に導く屈折面993aを含み、プリズムシ−ト99
1の主表面と屈折面993aとの成す角度(θ3)は略
30°に設定されている。 これにより、導光板911の
端辺に向かって出射される光源光は、液晶パネル101
側に向かう面光源光に制御される。
【0114】以上の構成により、この液晶表示装置は、
次のように動作する。
【0115】管状光源951から導光板911の光導入
面921に入射される光源光は、導光板911内を伝播
し、その一部が突起列913の出射面913bから出射
される。そして、導光板911から出射される出射光
は、プリズムシ−ト991によって液晶パネル101に
向かって集光された均一な面光源光に制御される。
【0116】以上のように、この実施例の液晶表示装置
によれば、導光板から液晶パネルに向かって出射される
光源光は、導光板の一主表面上に、導光板と一体形成さ
れた突起列によって液晶パネル側に向かう面光源光に交
換されるので、光源光の光利用効率が高く、これにより
高コントラストを達成することができる。コントラスト
が従来程度でよいのであれば、管状光源の消費電力が低
減できる。また、このような導光板は一体形成できるの
で、装置の低廉化が達成される。
【0117】更に、この実施例では、導光板の裏面側主
表面が導光板の光導入面と所定の角度を持って連続的に
肉薄に形成されているので、突起列ピッチを小さく設定
することができ、これにより面内輝度ばらつきを十分に
抑えることができる。
【0118】また、この実施例では、導光板の裏面側、
特に導光板の肉薄部分に駆動回路基板が収納されるの
で、液晶表示装置の厚さ寸法を損なうことなく、狭額縁
化を達成することができた。
【0119】この実施例では、導光板の裏面側に何等処
理を施していないが、例えば突起や溝等を配列させて導
光板内を伝播する光源光の一部を一主表面側から出射さ
せるよう制御することで、より面内輝度ばらつきが軽減
される。
【0120】ところで、この実施例では、導光板として
アクリル樹脂製のものを用いたが、他の材料であっても
良い。この場合、光導入面から入射される光源光の立体
角は若干異なるため、各突起列の成す角度は上述した事
情を考慮して適宜変更すれば良い。
【0121】また、この実施例では、面光源装置から出
射される光源光は、その集光角が小さく制御されるの
で、液晶パネルの観察者側に散乱フィルム等を配すれ
ば、表示装置の視角を改善することができ、種々の角度
の観察者に対して表示を行う場合等には好適である。
【0122】更に、この実施例では、アレイ基板の一端
側にのみ信号線を、また他の一端側にのみ走査線をそれ
ぞれ引き出し、しかもアレイ基板上に駆動用ICを搭載
し、更にアレイ基板と駆動回路基板とをFPCにより電
気的に接続して狭額縁化を達成したが、駆動回路基板と
アレイ基板とをフレキシブル配線基板上に駆動ICが搭
載されたTAB−IC等によってアレイ基板と駆動回路
基板とを電気的に接続したものであっても良い。
【0123】また、この実施例では、導光板の一端面を
光導入面としたが、導光板に光導入面を含む溝あるいは
貫通孔等を設けて管状光源を配するようにしても良い。
【0124】この発明の表示装置によれば、光源光の光
利用効率が高く、しかも生産性に優れた面光源装置を備
えているので、表示装置の低廉化、更には高コントラス
ト化または低消費電力化が達成できる。
【0125】更にこの発明によれば、厚さ寸法を大幅に
変更することなく狭額縁化を達成することができる。
【0126】(実施例9)以下に、本願発明の第9実施
例の液晶表示装置について図面を参照して説明する。
【0127】この実施例の液晶表示装置は、図16、図
17に示すように、ノーマリ・ホワイト・モードで動作
する光透過型の液晶パネル101、液晶パネル101の
一端辺に配置される4個のX−TAB801,802,
803,804、対向する一端辺に配置される4個のY
−TAB806、液晶パネル101の他の一端辺に配置
される2個のY−TAB821,822、4個のX−T
AB801、…804に接続されるX駆動回路基板81
1、他の4個のX−TAB806に接続されるX駆動回
路基板813、2個のY−TAB821,823に接続
されるY駆動回路基板831、液晶パネル101の裏面
側に配置される面光源装置901とを含む。
【0128】X−TAB801、…804,806のそ
れぞれは、液晶表示装置1の外形寸法を小さくするよ
う、面光源装置901の裏面側に折り曲げられ、面光源
装置901の裏面側に配置されるX駆動回路基板81
1,806に接続されている。
【0129】液晶パネル101は、対角14インチの表示
領域103を備えており、図19に示すようにアレイ基
板200と対向基板300とがシール材(図示せず)を
介して 5ミクロンの間隙を保持して配置され、この間隙
に、互いに直交する方向にラビング処理が施されて配向
性が付与されて成る配向膜291,391を介して正の
誘電率異方性を有するネマチック液晶材料を主体とした
液晶層401が保持されて成る。
【0130】アレイ基板200は、図18、図19に示
すように、ガラス基板201の一主表面に複数本の走査
線Yj(j=1,2,…n)と複数本の信号線Xi(i
=1,2,…m)とがマトリクス状に配置され、走査線
Yjと信号線Xiとによって囲まれる領域にITO(In
dium Tin-Oxide)から成る透明な画素電極251が配置
されている。走査線Yjと信号線Xiとの各交点近傍に
は、薄膜トランジスタ(以下、TFTと略称する。)2
31が配置されている。このTFT231は、走査線Y
j自体をゲート電極211とし、ゲート電極211上に
配置される絶縁膜213、絶縁膜を介して配置される島
状の非晶質シリコン(a−Si:H)薄膜215、a−
Si:H薄膜215上に配置されるチャネル保護膜21
7、a−Si:H薄膜215に信号線Xiから延在され
て電気的に接続されるドレイン電極221、画素電極2
51とa−Si:H薄膜215とを電気的に接続するソ
ース電極223とを備えている。また、ドレイン電極2
21及びソース電極223とa−Si:H薄膜217と
の間には、良好なオーミック接合が得られるよう低抵抗
半導体膜として不純物としてリンを含有するn+ 型a−
Si:H薄膜222,224がそれぞれ配置されてい
る。
【0131】また、走査線Yjと同一材料からなり、走
査線Yjと略平行に配線される補助容量線Cjがガラス
基板201上に配置され、画素電極251と補助容量線
Cjとによって補助容量(Cs)が形成されている。
【0132】対向基板300は、アレイ基板200と対
向するガラス基板301上に、アレイ基板200のTF
T231、信号線Xiと画素電極251との隙間および
走査線Yjと画素電極251との隙間を遮光するよう配
置される遮光膜311、遮光膜311間に配置される赤
(R)、緑(G)、青(B)の色部から成るカラーフィ
ルタ層321、カラーフィルタ層321上に配置される
ITOから成る対向電極331とを含む。
【0133】そして、アレイ基板200および対向基板
300の外表面には、それぞれ偏光板411,421が
貼付され、このようにして複数の表示画素を備えた液晶
パネル101は構成される。
【0134】次に、面光源装置901について説明す
る。この面光源装置901は、図2に示すように、アク
リル樹脂から成り、液晶パネル101の有効表示領域1
03よりも若干大きい略長方形状の導光板911、導光
板911のランプ収納溝921内に配置される管状光源
951、ランプ収納溝921を覆う反射フィルム96
1、導光板911と液晶パネル101との間に配置され
るプリズムシ−ト991とを含む。
【0135】導光板911は、液晶パネル101の有効
表示領域103に対応する領域内、更に詳しくは裏面中
央部分に導光板911の長辺と略平行に形成されたラン
プ収納溝921を備え、このランプ収納溝921に管状
光源951は格納される。そして、ランプ収納溝921
から導光板911端に向かって板厚が薄くなるようテー
パー状に整形されている。
【0136】そして、導光板911は、図20に示すよ
うに、ランプ収納溝921に対応する領域を第3領域、
この第3領域を挟む第1及び第2領域とに機能的に区分
される。
【0137】このランプ収納溝921は、導光板911
の第1領域に管状光源951からの光源光を導くよう導
光板911の厚さ方向に形成される第1光導入平面92
1a、導光板911の第2領域に光源光を導くよう導光
板911の厚さ方向に形成される第2の光導入平面92
1b、導光板911の第3領域に光源光を導くよう導光
板911の主表面に略平行に形成される第3光導入平面
921cとを含む。
【0138】導光板911の主表面上の第1領域には、
第1光導入平面921aから導入される光源光を選択的
に、且つ導光板911から出射される光源光の広がりを
抑えるよう、断面三角形状の第1突起列913が第1光
導入平面921aと略平行に複数列配列されている。ま
た、導光板911の主表面上の第2領域にも、第2光導
入平面921bから導入される光源光を選択的に、且つ
導光板から出射される光源光の広がりを抑えるよう、断
面三角形状の第2突起列915が第2光導入平面921
bと略平行に複数列配列される。これら第1、第2突起
列913,915は、管状光源951から遠ざかるにつ
れてその間隙が密になっており、これによって表示輝度
の均一性を確保している。
【0139】第1突起列913のそれぞれは、図19に
示すように、第1光導入平面921a側に反射面913
a、導光板911の端辺側に出射面913bを含む。ま
た、第2突起列915のそれぞれも、第2光導入平面9
21b側に反射面915a、導光板911の端辺側に出
射面915bを含む。即ち、導光板911は、第3領域
を介して第1領域と第2領域とは対称である。
【0140】管状光源951から第1光導入平面側92
1a及び第2光導入平面側921bを介して入射される
光源光のそれぞれは、導光板911がアクリル樹脂製で
あることから、第1光導入平面921aの垂線に対して
略42°の集光角(Ω1)を、また第2光導入平面921
bの垂線に対して略42°の集光角(Ω1)をもってそれ
ぞれ入射される。
【0141】このようなことから、第1光導入平面92
1a及び第2光導入平面921bの垂線に対して各突起
列913,915の反射面913a,915aとの成す
角度(θ1)は40°に設定され、また各突起列913,
915の出射面913b、915bの成す角度(θ2)
は略90°に設定されている。ここでは、角度(θ1)を
40°に設定したが、角度(θ1)はこれに限定されるも
のではなく、第1、第2光導入平面921a,921b
から入射される光源光を概ね各突起列913,915の
出射面913b,915bに導くよう設定されるもので
あれば良い。しかしながら、角度(θ1)が小さすぎる
と、各突起列913,915を多数配列させることがで
きなくなり、輝度むらを招く恐れがあることから、20〜
40°の範囲内に設定することが望ましい。特にこの実施
例では、導光板911の板厚が管状光源951から導光
板911端に向かって薄くなるようにテーパー状に整形
されているため、各突起列913,915の反射面91
3a,915aとの成す角度(θ1)、例えば42°を越
えて大きく設定することができ、これにより多数の突起
列913,915を配列させることが可能となり、これ
により輝度むらをより一層抑えることが可能となる。
【0142】また、ここでは角度(θ2)をほぼ90°に
設定したが、出射光の広がりを小さくする上で80°以上
であることが望ましく、90°を越える鈍角であっても良
い。このような構成により、第1突起列913の出射面
913bからは導光板911の一端辺に向かって略90°
の広がり角(Ω2)に集光された光源光が出射され、ま
た第2突起列915の出射面915bからは導光板91
1の他端辺に向かってやはり略90°の広がり角(Ω2)
に集光された光源光が出射される。
【0143】液晶パネル101と導光板911との間に
配置されるプリズムシ−ト991は、導光板911側に
向かって突出し、導光板911の突起列913,915
と略平行に配列された複数の突起列993,995を含
む。これら突起列993,995は、導光板991から
の出射光を液晶パネル101側に導く屈折面993a,
995aを含み、プリズムシ−ト991の主表面と屈折
面993a,995aとの成す角度(θ3)は略35°に
設定されている。
【0144】これにより、導光板911の端辺に向かっ
て出射される光源光は、液晶パネル101側に向かう集
光角(Ω3)22°の光源光に制御される。
【0145】また、導光板911の第3光入射平面92
1cから入射される光源光は、導光板911から光拡散
シ−ト981を介して出射される。導光板911の第3
領域に光拡散シ−ト981を配したのは、第3領域が第
1及び第2領域に比べて光源輝度が極端に大きくなるこ
とを防止するためであって、光拡散シ−ト981は第3
光導入平面921cと管状光源951との間に配置して
も良く、また第3領域の導光板911主表面あるいは第
3光導入平面921cを梨地状に荒らす等してもかまわ
ない。
【0146】以上の構成により、この液晶表示装置1
は、次のように動作する。
【0147】管状光源951から導光板911の第3光
導入平面921cに入射される光源光は、第3光導入平
面921cから導光板911内に入射され、光拡散シ−
ト981を介し、更にプリズムシ−ト991を介して、
液晶パネル101に入射される。
【0148】導光板911の第1光導入平面921aに
入射される光源光は、導光板911内を伝播し、その一
部が第1突起列913の出射面913bから出射され
る。同様に、導光板911の第2光導入平面921bに
入射される光源光も、導光板911内を伝播し、その一
部が第2突起列915の出射面915bから出射され
る。 このようにして導光板911から出射される出射
光は、略90°の拡散光に制御される。そして、導光板9
11から出射される出射光はプリズムシ−ト991によ
って液晶パネル101に向かう集光角(Ω3)22°の光
源光に制御される。
【0149】以上説明したように、この実施例の液晶表
示装置1によれば、管状光源951が、有効表示領域1
03に対応する導光板911の厚さ方向に収納されるの
で、液晶表示装置1の外形寸法が管状光源951に制約
を受けることがなく、よって装置の小型化を達成するこ
とができる。しかも、導光板911はテーパー状であっ
て、その板厚の薄い領域にX駆動回路基板811,80
6が配置されているので、液晶表示装置1の一層の狭額
縁化を達成することができた。
【0150】また、管状光源951は、液晶表示装置1
の裏面もしくは側面から容易に着脱できるので、メンテ
ナンスが容易である。例えば、管状光源951と反射フ
ィルム961とをユニット化して導光板911に着脱可
能にすれば、光源の交換がより簡易なものとなる。
【0151】また、この面光源装置901からの光源光
は、その集光角が小さく制御されているので、光利用効
率が高く、よって装置の低消費電力化を達成することが
できる。
【0152】例えば、導光板裏面に散乱パターンが配さ
れた従来の面光源装置に比べて、この実施例によれば、
液晶表示装置における表示輝度を十分に向上させること
ができた。
【0153】上述した実施例では、管状光源951を導
光板911の中央部分に配置した場合を例にとり説明し
たが、この発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば図21に示すように、導光板911の端辺近傍に配置
されるものであっても良い。また、上述した実施例で
は、導光板911の中央部分にランプ収納溝921を配
置した場合を例にとり説明したが、これは導光板911
を貫通するものであってもかまわない。
【0154】
【発明の効果】以上、詳細な説明で明示したように、本
発明によれば、光利用効率が高い面光源装置を実現でき
る。そしてその面光源装置を用いた本発明に係る表示装
置は、光利用効率の向上に加えて、その表示パネルとし
ての狭額縁化をも達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の導光板を示す図である。
【図2】第1の実施例の導光板の断面を示す図である。
【図3】第2の実施例の導光板を示す図である。
【図4】第3の実施例の液晶表示装置の断面を示す図で
ある。
【図5】第4の実施例の液晶表示装置の断面を示す図で
ある。
【図6】第5の実施例の導光板を示す図である。
【図7】第6の実施例の導光板を示す図である。
【図8】第7の実施例の液晶表示装置を示す図である。
【図9】第7の実施例の液晶表示装置の断面を示す図で
ある。
【図10】第7の実施例の液晶表示装置の画素部を拡大
して示す図である。
【図11】第7の実施例の液晶表示装置の断面を示す図
である。
【図12】第8の実施例の液晶表示装置を示す図であ
る。
【図13】第8の実施例の液晶表示装置の断面を示す図
である。
【図14】第8の実施例の液晶表示装置の画素部を拡大
して示す図である。
【図15】第8の実施例の液晶表示装置の断面を示す図
である。
【図16】第9の実施例の液晶表示装置を示す図であ
る。
【図17】第9の実施例の液晶表示装置の断面を示す図
である。
【図18】第9の実施例の液晶表示装置の画素部を拡大
して示す図である。
【図19】第9の実施例の液晶表示装置の断面を示す図
である。
【図20】第9の実施例の導光板と光源との平面的な位
置関係を示す図である。
【図21】導光板と光源との平面的な位置関係の、第9
の実施例とは別の一例を示す図である。
【図22】ビームスプリッタ2201を用いた場合を示
す図である。
【図23】モード切り換え用の素子2301を用いた場
合を示す図である。
【符号の説明】
1…導光板、2…光入射端面、3…光出射主面、4…突
起、41…全反射面、42…出射面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 居出 直人 兵庫県姫路市余部区上余部50番地 株式会 社東芝姫路工場内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の基体の少なくとも一つの側面を
    光入射面とし、これに交わる前記基体の一主面を光出射
    主面として備えた導光板であって、 前記光出射主面内には、前記基体と光学的に同一の材料
    から形成される複数の突起が配設され、前記突起は、該
    突起を構成する複数の斜面のうち光入射面から最遠の主
    斜面が入射光を透過する光出射面からなり、かつ該主斜
    面以外の斜面が入射光を全反射する条件を満たす面から
    なることを特徴とする導光板。
  2. 【請求項2】 請求項1の導光板において、前記光出射
    主面のうち前記突起の光出射面以外の全ての面が入射光
    を全反射する条件を満たす面であることを特徴とする導
    光板。
  3. 【請求項3】 請求項1の導光板において、前記光出射
    主面以外の全ての面が、入射光を全反射する条件を満た
    す面であることを特徴とする導光板。
  4. 【請求項4】 請求項1の導光板において、前記複数の
    突起が、前記光入射面から遠くなるにしたがって大きな
    体積を有するように配設されていることを特徴とする導
    光板。
  5. 【請求項5】 請求項1の導光板において、前記複数の
    突起が互いに同一体積であり、かつ該突起の前記光出射
    主面上に占める密度が前記光入射面から遠くなるにした
    がって大きくなるように前記突起が形成されていること
    を特徴とする導光板。
  6. 【請求項6】 2枚の平行基板間に液晶層が挟持された
    液晶パネル及び前記パネルの背面に設けられた導光板を
    有する液晶表示装置であって、 前記導光板に請求項1記載の導光板を用い、かつ前記液
    晶パネルと前記導光板の光出射面との間に前記導光板か
    らの出射光の光路を制御する光学素子が介挿されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項6の液晶表示装置において、前記
    導光板の突起のピッチは、前記液晶パネルを構成する画
    素のピッチよりも小さいことを特徴とする液晶表示装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6の液晶表示装置において、前記
    光学素子はプリズムシ−トである液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項8の液晶表示装置において、前記
    プリズムシ−トを構成するプリズムのピッチは前記液晶
    パネルを構成する画素のピッチよりも小さいことを特徴
    とする液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項8の液晶表示装置において、前
    記プリズムシ−トを構成するプリズムのピッチは前記液
    晶パネルを構成する画素のピッチよりも大きいことを特
    徴とする液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項6の液晶表示装置において、前
    記光学素子は、導光板からの出射光を透過するモードと
    該出射光を拡散するモードを切り換えられることを特徴
    とする液晶表示装置。
  12. 【請求項12】 請求項11の液晶表示装置において、
    前記光学素子は、高分子分散型液晶セルである液晶表示
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項11の液晶表示装置において、
    前記高分子分散型液晶セルの一方の基板は偏光能を有す
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  14. 【請求項14】 請求項6の液晶表示装置において、前
    記2枚の平行基板のうち前記液晶パネルの観測側から見
    て前面側に位置する基板の前面に、前記液晶パネルの出
    射光の光路を制御する光学素子が配設されたことを特徴
    とする液晶表示装置。
  15. 【請求項15】 請求項6の液晶表示装置において、前
    記導光板の光入射主面と光源との間に光源光を偏光させ
    る素子が介挿されたことを特徴とする液晶表示装置。
  16. 【請求項16】 管状光源と、該管状光源からの光を伝
    播する導光板とを備えた面光源装置において、 前記導光板は、前記導光板内を伝播する前記光源光を前
    記導光板の一主表面側から選択的に出射するよう前記導
    光板の前記一主表面側に配置される前記導光板と一体の
    複数の突起と、前記導光板内を伝播する前記光源光を前
    記導光板の前記一主表面側から選択的に出射するよう前
    記導光板の前記一主表面と相対する他の主表面側に配置
    される前記導光板と一体の光路変更手段とを含むことを
    特徴とする面光源装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の突起は、前記導光板
    内を伝播する前記管状光源からの前記光源光を前記導光
    板外に射出する第1出射面と、前記導光板内を伝播する
    前記管状光源からの前記光源光を前記第1出射面に導く
    または前記導光板内に反射する第1反射面とを含む断面
    三角形状であることを特徴とする面光源装置。
  18. 【請求項18】 請求項16記載の光路変更手段は、前
    記他の主表面に形成され前記光源光を前記導光板の前記
    一主表面に反射する複数の第2反射面であることを特徴
    とする面光源装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の前記第1反射面は、
    平面的に前記第2反射面間に配置されることを特徴とす
    る面光源装置。
  20. 【請求項20】 複数の表示画素から成る有効表示領域
    を含む表示パネルと、管状光源および前記管状光源から
    の光源光を伝播する導光板とを備えた面光源装置とを含
    む表示装置において、 前記導光板は、該導光板内を伝播する前記光源光を前記
    導光板の一主表面側から選択的に出射するよう前記導光
    板の前記一主表面側に配置される前記導光板と一体の複
    数の突起と、前記導光板内を伝播する前記光源光を前記
    導光板の前記一主表面側から選択的に出射するよう前記
    導光板の前記一主表面と相対する他の主表面側に配置さ
    れる前記導光板と一体の光路変更手段とを含むことを特
    徴とする表示装置。
  21. 【請求項21】 管状光源と、該管状光源からの光を選
    択的に出射する複数の突起を一主表面に含む導光板とを
    備えた面光源装置において、 前記導光板は、前記管状光源を前記導光板の厚さ方向に
    収納し、且つ前記管状光源からの前記光源光を前記導光
    板に導くよう前記厚さ方向に形成された光導入平面を含
    む収納部を備えたことを特徴とする面光源装置。
  22. 【請求項22】 請求項16記載の突起は、前記導光板
    内を伝播する前記管状光源からの前記光源光を前記導光
    板に導くまたは前記導光板内に反射する反射面とを含む
    断面三角形状であることを特徴とする面光源装置。
  23. 【請求項23】 複数の表示画素からなる有効表示領域
    を含む表示パネルと、前記表示パネルに面光源光を照射
    する管状光源及び該管状光源からの光源光を選択的に出
    射する複数の突起を一主表面に含む導光板とを備えた面
    光源装置とを含む表示装置において、 前記導光板は、前記管状光源を前記導光板の厚さ方向に
    収納し、かつ前記管状光源からの前記光源光を前記導光
    板に導くよう前記厚さ方向に形成される光導入平面を含
    む収納部を備えたことを特徴とする表示装置。
  24. 【請求項24】 請求項18記載の管状光源は、前記表
    示パネルの前記有効表示領域内に対応して配置されるこ
    とを特徴とする表示装置。
  25. 【請求項25】 複数の表示画素からなる表示領域を含
    む表示パネルと、前記表示パネルを駆動する駆動回路部
    と、管状光源と、該管状光源からの光源光を導入する、
    前記管状光源に近接配置される光導入面を含む導光板
    と、前記導光板内を伝播する前記光源光を前記導光板の
    一主表面側から選択的に出射する前記導光板の前記一主
    表面上に配置された複数の突起とを有する面光源装置
    と、を備えた表示装置であって、 前記導光板は、前記光導入面の導光板厚よりも肉薄の肉
    薄の領域を含み、前記駆動回路部は前記肉薄部に近接し
    て配置されることを特徴とする表示装置。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の突起は、前記導光板
    内を伝播する前記管状光源からの前記光源光を前記導光
    板外に出射する第1出射面と、前記導光板内を伝播する
    前記管状光源からの前記光源光を前記第1出射面に導く
    または前記導光板内に反射する第1反射面とを含む断面
    三角形であることを特徴とする表示装置。
  27. 【請求項27】 請求項25記載の前記表示パネルと前
    記駆動回路部とは、フレキシブル配線基板で電気的に接
    続されたことを特徴とする表示装置。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の前記フレキシブル配
    線基板が、駆動用ICを具備していることを特徴とする
    表示装置。
  29. 【請求項29】 請求項27記載の前記表示パネルに、
    駆動用ICが搭載されたことを特徴とする表示装置。
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