JP2020015412A - 車両用表示装置、及び、ルーバーフィルム - Google Patents

車両用表示装置、及び、ルーバーフィルム Download PDF

Info

Publication number
JP2020015412A
JP2020015412A JP2018139473A JP2018139473A JP2020015412A JP 2020015412 A JP2020015412 A JP 2020015412A JP 2018139473 A JP2018139473 A JP 2018139473A JP 2018139473 A JP2018139473 A JP 2018139473A JP 2020015412 A JP2020015412 A JP 2020015412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
vehicle
light
display device
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018139473A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020015412A5 (ja
Inventor
盛吾 種
Seigo Tane
盛吾 種
克己 藤田
Katsumi Fujita
克己 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2018139473A priority Critical patent/JP2020015412A/ja
Priority to PCT/JP2019/021026 priority patent/WO2020021841A1/ja
Publication of JP2020015412A publication Critical patent/JP2020015412A/ja
Publication of JP2020015412A5 publication Critical patent/JP2020015412A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K35/00Instruments specially adapted for vehicles; Arrangement of instruments in or on vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K37/00Dashboards
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D11/00Component parts of measuring arrangements not specially adapted for a specific variable
    • G01D11/24Housings ; Casings for instruments
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F9/00Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

【課題】湾曲した表示面を有する車両用表示装置であって、フロントガラスへの映り込みを抑制可能な車両用表示装置、及び、湾曲した表示面を有する車両用表示装置用のルーバーフィルムを提供する。【解決手段】車両用表示装置はディスプレイ10と、ルーバーフィルム20とを備える。ディスプレイ10は、インパネの上面部からステアリングコラムカバー付近まで連続的な表示面を提供するように湾曲形状に形成されている。ルーバーフィルム20は表示面上に貼り付けられるフィルムであって、透光部21と羽板状の吸光部22とフィルム縦方向に交互に配置された光学構造を有する。上端部12や下端部13付近などの上向き面部に配される吸光部22の倒れ角は、中央部付近に配される吸光部22の倒れ角よりも大きい値に設定される。【選択図】図5

Description

本開示は、車両で使用される車両用表示装置、及びルーバーフィルムに関する。
従来、液晶ディスプレイ等を用いた車両用表示装置が知られている。車両用表示装置では特許文献1に開示されているように、表示画像がフロントガラスに映り込むことを防止するために、表示光の透過方向を限定する射光方向制御フィルム(いわゆるルーバーフィルム)が、ディスプレイの表示面等に付与されている。
ルーバーフィルムは、特許文献2−3に開示の通り、光を透過する基材に対し、光を吸収する性質を有する吸光部を一定のパターンで形成することにより、フィルム表面に対して直交する方向に光を透過するように構成される。なお、フィルム表面は、ディスプレイに取り付けられた状態においてはディスプレイの表示面に重なる/平行な面となる。
一般的に車両用表示装置は運転席等の座席が存在する方向(以降、座席方向)に表示面が向くように配置される。故に、車両用表示装置としてのディスプレイ表面に上記の構成を有するルーバーフィルムを付加した構成によれば、フロントガラスが存在する方向にディスプレイの表示光が進行することが抑制される。その結果、夜間やトンネル走行時などの車室外が暗い環境下においても、フロントガラスへ表示画像が映り込むことを抑制できる。また、それに伴い、車室外が暗い環境下において運転者の車両前方に対する視認性を低下させる恐れを低減できる。
特許第5577162号公報 特許第6221213号公報 特許第6033997号公報
これまで車両用表示装置としてのディスプレイは、表示面が平坦に構成されてあって、且つ、当該平坦な表示面が座席方向に向く姿勢で車両のインストゥルメントパネル(以降、インパネ)に取り付けられて使用されてきた。
ところで、近年では、有機ELディスプレイやフルアクティブ・フレックス(登録商標)等、表示面を湾曲可能なディスプレイ(以降、フレキシブルディスプレイ)が種々登場してきている。このフレキシブルディスプレイ技術の発展に伴い、車両においても商品性向上の観点から、例えばインパネの上面部から正面部にかけて、湾曲しているインパネの表面に沿うようにフレキシブルディスプレイを配置した構成を採用したいという需要が生じている。なお、ここでのインパネ上面部とは、フロントガラスの下端と接続する平坦な面部を指す。またインパネの正面部とは、インパネにおいて座席方向に向く部分、換言すればインパネ上面部の座席側端部から車両下方に向かって延設されている面を指す。インパネ正面部には運転席等の前部座席の背もたれ部と対向する部分のほか、車幅方向中央部に相当する領域(例えばセンタークラスタ)も含まれる。
上記需要に対応する構成(以降、需要構成)においては、ディスプレイの表示面が向く方向は一定ではない。例えば表示面のうち、インパネ正面部にかかる部分などは、座席方向を向く一方、表示面の一部(例えばインパネ上面部にかかる部分)は、表示面がフロントガラス(つまり車両上方)に向いた態様となる。
故に、このような需要構成に対して、従来技術のようにフィルム表面に対して一定の方向に光を透過させるルーバーフィルムを付加した態様では、次の問題が生じうる。すなわち、インパネ正面部に位置する部分に関しては、従来と同様の効果が得られる一方、表示面が車両上方を向いている部分の表示光はそのまま車両上方に射出されるため、フロントガラスへの映り込みを低減することはできない。
本開示は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、湾曲した表示面を有する車両用表示装置であって、フロントガラスへの映り込みを抑制可能な車両用表示装置、及び、湾曲した表示面を有する車両用表示装置用のルーバーフィルムを提供することにある。
その目的を達成するための車両用表示装置は、車両のインストゥルメントパネルに取り付けられて使用される車両用表示装置であって、車両の座席に着座している乗員に向けた情報を発光により表示する情報表示部(10)を備え、情報表示部の表示面は、インストゥルメントパネルの外観形状に沿うように湾曲した曲面状に形成されており、表示面には、情報表示部が発する表示光の射出方向を規制する射光方向規制部(20)が設けられており、射光方向規制部は、表示面に対して傾斜又は直立する姿勢で設けられている、遮光性を有する吸光部(22)を複数備え、表示光の射出方向を座席方向に限定するように、複数の吸光部のそれぞれが表示面に対してなす傾斜角は、表示面において当該吸光部が設けられる部分が車両に対してなす角度に応じた値に設定されている。
以上の構成が備える情報表示部の表示面は湾曲しているため、車両に対して表示面がなす角度は部分毎に異なる。例えば表示面のなかには、車両上方を向いている部分もあれば、座席方向を向いている面も存在しうる。複数の吸光部のそれぞれは、上記の通り表示面が湾曲していることを前提として、表示光の射出方向を座席方向に限定するように、表示面においてその吸光部が設けられる部分が車両に対してなす角度に応じた角度姿勢で形成されている。
このような構成によれば、何れの領域においても表示光の出射方向は座席方向に限定されるため、フロントガラスへの映り込みを低減することができる。なお、上記の構成は、別の観点によれば、湾曲している表示面に対応するように、複数の吸光部のそれぞれを不均一な傾斜姿勢で設けた構成に相当する。
また、目的を達成するためのルーバーフィルムは、車両のインストゥルメントパネルに取り付けられる、曲面状の表示面を有する表示装置用のルーバーフィルムであって、遮光性を有する吸光部(22)と、透光性を有する透光部(21)とがそれぞれ、所定方向に交互に配置された光学構造を有し、吸光部は、フィルム表面に対して傾斜又は直立する姿勢で設けられてあって、複数の吸光部のそれぞれがフィルム表面に対してなす傾斜角は、表示装置が発する表示光の射出方向を座席方向に限定するように、当該吸光部が形成されている部分が重なる表示面の位置に応じた値に設定されている。
上記の構成を有するルーバーフィルムは、上述の車両用表示装置が備える射光方向規制部をフィルム状に構成したものである。当該ルーバーフィルムを、対象とする車両用表示装置の表示面に付加することにより、湾曲した表示面を有する表示装置の表示画像がフロントガラスに映り込むことを抑制することができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
車両用表示装置100の実施形態の一例を示す概念図である。 車両用表示装置100の断面形状及び取り付け位置を説明するための概念図である。 車両用表示装置100の構成を示す分解斜視図である。 ディスプレイ10の形状を説明するための図である。 ルーバーフィルム20の構成を説明するための図である。 図5のVI部を拡大して示した図である。 図5のVII部を拡大して示した図である。 図5のVIII部を拡大して示した図である。 吸光部22の倒れ角度の設定態様の一例を示す図である。 本実施形態のルーバーフィルム20の製造方法の一例を説明するための図である。 第1の比較構成で使用されるルーバーフィルム20Xの構成を示す図である。 第2の比較構成で使用されるルーバーフィルム20Xの構成を示す図である。 第1の比較構成の作動及びその課題について説明するための図である。 第2の比較構成の作動及びその課題について説明するための図である。 本実施形態の作動及びその効果について説明するための図である。 変形例1の構成を示す図である。 変形例2の構成を説明するための図である。 変形例4における車両用表示装置100の構成を示す概念図である。 変形例5における車両用表示装置100の構成を示す図である。
以下、本開示の実施形態について図を用いて説明する。図1、図2は、本開示に係る車両用表示装置100の概略的な構成の一例を示す図である。車両用表示装置100は、別途後述するディスプレイ10を主体として構成されている。車両用表示装置100は、車両のインストゥルメントパネル(以降、インパネ90)に設置されて、車両に関連する所定情報(例えば車速など)を乗員に表示する装置として構成されている。車両用表示装置100はインパネ90においてディスプレイ10の表示面11が、運転席に着座した乗員が位置することとなる視認側へ向くように配置されている。つまり、車両用表示装置100は、視認側に向けて情報を表示するように車両に搭載されて使用される。
本明細書では便宜上、車両の高さ方向に直交する平面のことを車両水平面と称する。また、インパネ90から座席へと向かう方向を座席方向と称する。座席方向には、車両前端から後端に向かう、車両水平面に平行な方向(以降、車両後部方向)が含まれる。また、座席方向には車両後部方向に対して所定角度(例えば30度程度)上向きとなる方向も含まれる。座席方向は視認側に相当する。
本実施形態では一例として、車両用表示装置100はインパネ90において運転席の正面に位置する領域(以降、運転席正面領域)に配置されている。より具体的には、運転席正面領域のうち、インパネ90の上面部(以降、インパネ上面部91)から、ステアリングコラムカバー81との接合部(以降、ステアリング接合部92)付近まで連続的な表示面11を提供するように構成されている。インパネ上面部91は、フロントガラス70の下端と接続する平坦な面部である。
インパネ90は、外観形状として、インパネ上面部91の座席側端部から車両下方に向かって延設されている傾斜部94と、当該傾斜部94の下端から車両後方に向かって形成されているテラス部93とを備えている。テラス部93は、インパネ90において上面部91よりも下方に形成された平坦な部分を指す。本実施形態のテラス部93はステアリング接合部92へと続く領域に相当する。テラス部93とインパネ上面部91とは傾斜部94を介して接続している。テラス部93が平坦部に相当する。インパネ90は、インパネ上面部91からステアリング接合部92に向けてなだらかな段差を有するように構成されている。なお、82はステアリングホイールを示しており、83はステアリングパッドを示している。以下、車両用表示装置100の具体的な構成について説明する。
車両用表示装置100は、情報表示部としてのディスプレイ10と、ディスプレイ10の表示面11上に付加されているルーバーフィルム20とを備える。ディスプレイ10は、表示面11が湾曲可能に構成されているディスプレイ(以降、フレキシブルディスプレイ)である。ディスプレイ10としては、有機ELディスプレイや、フルアクティブ・フレックス(登録商標)などを採用可能である。有機ELディスプレイは、有機発光ダイオード(OLED:Organic Light-Emitting Diode)を用いてなるディスプレイである。フルアクティブ・フレックスは液晶ディスプレイの一種である。
ディスプレイ10には予め上下方向と左右方向とが設定されている。ディスプレイ10にとっての上下方向はディスプレイ10にとって縦方向に相当する。ディスプレイ10にとっての左右方向はディスプレイ10にとっての横方向に相当する。ディスプレイ10の表示面11は、例えば縦方向の長さL=285mm、横方向の長さW=160mmの矩形状に形成されている。すなわち、本実施形態のディスプレイ10は、アスペクト比が16:9の縦長の矩形状に形成されているフレキシブルディスプレイである。
ディスプレイ10において短辺に相当する2つの縁部のうち、ディスプレイ10にとっての上側に位置する縁部を上端部12と称し、他方を下端部13と称する。ディスプレイ10はその上端部12が、相対的に車両前方に位置し、かつ、下端部13が座席側に位置するように、インパネ90の湾曲した表面に沿って取り付けられている。このような取り付け態様は、表示面11の上下方向がインパネ90の上下方向に沿うように取り付けられている状態に相当する。
当該ディスプレイ10は、インパネ90の湾曲面に沿うように取り付けられることにより、図1〜図5等に示すように、車両高さ方向(別の観点によれば車両前後方向)に湾曲した表示面11を提供する。具体的にはディスプレイ10はインパネ90に搭載された状態において、図3及び図4に示すように、車両後方に向かうにつれて車両下方へと湾曲している部分(以降、第1領域10A)と、第1領域10Aとは逆方向に湾曲している部分(以降、第2領域10B)とを備える。第1領域10Aと第2領域10Bとの境目となる線を変曲線Lcと称する。変曲線Lcは変曲点の集合である。
第1領域10Aは、変曲線Lcよりも上側の領域(つまり上半分)である。第1領域10Aは表示面が上端部12と変曲線Lcとを接続する平面に対して乗員側に隆起している領域に相当する。別の観点によれば、第1領域10Aは、車両上方に凸状に湾曲している領域に相当する。また、第2領域10Bは、変曲線Lcよりも下側の領域(つまり下半分)である。第2領域10Bは下端部13と変曲線Lcとを接続する平面に対して沈み込んでいる領域に相当する。別の観点によれば、第2領域10Bは、第1領域10Aよりも車両後方に位置し、且つ、車両下方に凹状に湾曲している領域に相当する。第1領域10Aが凸状湾曲部に相当し、第2領域10Bが凹状湾曲部に相当する。
第1領域10Aと第2領域10Bは、一体物であるディスプレイ10を仮想的に分割してなる構成であり、物理的には(換言すれば実体としては)これらは一体的に連続的につながっている。ここでは説明の簡易化のため、第1領域10A及び第2領域10Bは何れも所定の曲率半径で湾曲しているものとする。すなわち、第1領域10Aは所定の第1半径R1で湾曲しており、第2領域10Bは所定の第2半径R2で湾曲している。図中のO1は第1領域10Aの曲率円の中心(いわゆる曲率中心)を表しており、図中のO2は第2領域10Bの曲率円の中心を表している。第1半径R1と第2半径R2は同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。インパネ90の形状に応じた値に設定されていれば良い。ここでは一例として第1半径R1及び第2半径R2は200mmに設定されているものとする。
上端部12付近の表示面11及び下端部13付近の表示面11は、座席方向よりも車両上方を向く面(以降、上向き面部)に該当する。上向き面部は、例えば、表示面11において車両水平面に対してなす傾斜角が30度(より好ましくは15度)未満となる領域である。便宜上、上端部12付近の表示面11のことを上方上向き面部11Aと記載するとともに、下端部13付近の表示面11のことを下方上向き面部11Bと記載する。
ルーバーフィルム20は、ディスプレイ10が発する光(いわゆる表示光、画像光)の射出方向を座席方向に限定するための構成である。ルーバーフィルム20は、ディスプレイ10の画面がフロントガラス70に映り込むことを抑制する役割を担う。ルーバーフィルム20が射光方向規制部に相当する。ルーバーフィルム20は、フィルム状の部材であって、表示面11に貼り付けられている。ルーバーフィルム20と表示面11との間には別のフィルム(例えば反射防止フィルム)が介在していてもよい。なお、ここでのフィルム状には、或る程度の厚みを有する構成も含まれる。フィルム状には、シート状や、板状も含めることができる。ルーバーフィルム20の厚みは例えば数十μm程度に設定されている。なお、ルーバーフィルム20の厚みは適宜変更可能である。
ルーバーフィルム20は、光を透過する透光部21と、光を吸収する吸光部22とが、フィルム縦方向に交互に配置された光学構造を有する。フィルム縦方向は、ディスプレイ10にとっての縦方向に対応する方向である。また、フィルム横方向は、ディスプレイ10にとっての横方向に対応する方向である。複数の吸光部22はそれぞれ、細長い帯状(換言すれば羽板状)の構成であって、その長手方向がフィルム横方向に沿うように設けられている。吸光部22は、羽板に相当する構成である。複数の吸光部22はそれぞれ、フィルム表面20A(ひいては表示面11)に対して傾斜又は直立する姿勢で設けられている。ここでのフィルム表面20Aとは、ルーバーフィルム20が備える2つの面のうち、相対的に視認側に位置する面をさす。なお、以降では便宜上、フィルム表面20Aとは反対の面のことを貼付面と称する。貼付面は、例えば透光性を有する接着剤を用いてディスプレイ10の表示面11と接着されている面に相当する。吸光部22は遮光性を有する構成に相当する。
複数の吸光部22のそれぞれがフィルム表面20Aに対してなす倒れ角は、図5〜図8に示すように、均一ではなく、表示面11において当該吸光部22と対応する部分(以降、吸光部形成部)が、車両水平面に対してなす角度に応じた値に設定されている。なお、表示面11において或る吸光部22と対応する部分とは、当該吸光部22と重なる部分及びその近傍を指す。或る吸光部22がフィルム表面20Aに対してなす倒れ角とは、具体的には、その吸光部22と対応する表示面11の法線Nに対して吸光部22がなす角度を指す。吸光部22の座席方向への倒れ角が大きいほど、車両水平面に対する吸光部22の傾斜角が小さいことを意味する。法線Nは、吸光部形成部に垂直な方向を指す。なお、フィルム表面20Aと表示面11とは互いに対向する(換言すれば平行な)構成であるため、吸光部22がフィルム表面20Aに対してなす倒れ角は、吸光部22が表示面11に対してなす倒れ角に相当する。
具体的には、上端部12付近に配される吸光部22の倒れ角α1は、図6及び図7に示す通り、中央部付近に配される吸光部22の倒れ角α2よりも大きい値に設定される。下端部13付近に配される吸光部22の倒れ角α3もまた、図7及び図8に示す通り、中央部付近に配される吸光部22の倒れ角α2よりも大きい値に設定される。ここでの中央部とは、ディスプレイ10において上端部12と下端部13の中間付近の領域、換言すれば、変曲線Lc付近の領域を指す。α1、α2、α3の具体的な値は適宜設計されれば良い。例えばα1=60度、α2=30度、α3=60度に設定されている。その他の部分の傾斜角は、例えば図9に示すように、上端部12から中央部、下端部13にむけて段階的に変化させた値に設定されればよい。図9に示す上下方向における吸光部22の形成位置に応じた傾斜角の設定態様は一例である。形成位置に応じた吸光部22の傾斜角の設定態様は適宜変更可能である。また、上端部12付近や下端部13付近に配される吸光部22は、中央部付近に配される吸光部22よりも長く形成される。
ところで、ルーバーフィルム20が設けられていない場合には、車両上方を向いている部分ほど、当該部分からの表示光がフロントガラス70で反射されてドライバに知覚されやすい。故に、吸光部22として上記の構成を採用することにより、中央部付近よりも相対的に車両上方を向いている上方上向き面部11Aや下方上向き面部11Bからの表示光が、フロントガラス70が存在する方向に伝搬する恐れを低減することができる。つまり、曲面状の表示面11において、相対的に車両上方を向いている部分の画像がフロントガラス70に映り込むことを抑制することができる。
α1や、α2、α3といった各吸光部22の倒れ角は、運転席乗員が表示画像を視認可能なように、表示面11においてその吸光部22と対応する部分が車両水平面に対してなす角度に応じて適宜調整されればよい。各吸光部22の倒れ角は、表示面11からの表示光の射出方向が概ね均一となるように形成されている。換言すれば、各吸光部22は、表示面11からの表示光の射出方向が車両後部方向に対してなす角度が概ね所定角γとなるように形成されている。
上記のルーバーフィルム20は、例えば、図10に示すように複数のブレードが付与されている切削機を用いて、透光性を有する透明な基材20αに対して、吸光部22の元となる切り込み(換言すれば凹部22α)を形成する。そして、当該切り込み部分に吸光性を有する粒子(以降、光吸収粒子)を含む樹脂を充填することによって製造されれば良い。切削機に設けられたブレードの角度や長さは、所望の吸光部22を形成する値に設定されている。
基材20αにおいて吸光性を有する樹脂が充填された凹部22αが、吸光部22に相当する。また、吸光部22と吸光部22との間の領域が透光部21に相当する。透光性を有する基材20αの素材としては、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂、アクリレート系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂など、多様な透明樹脂を用いることができる。
吸光部22を提供する光吸収粒子としては、例えば、カーボンブラック、グラファイト、黒色酸化鉄等の金属塩、染料、顔料等で着色した有機微粒子や着色したガラスビーズ等を採用することができる。また、吸光部22を提供する、上記の光吸収粒子を保持するための樹脂(以降、バインダ樹脂)としては、例えば、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。ただし、形成時の固化が迅速などの点からバインダ樹脂としてはより好ましくは、紫外線や電子線で硬化する、アクリレート系、エポキシ系、ポリエステル系などの光硬化性樹脂を用いるのが好ましい。
なお、本実施形態では吸光部22の断面形状は略三角形に形成されているものとするが、これに限らない。吸光部22の断面形状は台形状であってもよいし、その他の形状であってもよい。多様な形状を採用可能である。また、吸光部22はフィルムを貫通するように形成されていてもよい。以上で開示したルーバーフィルム20の製造方法は一例であって、これに限定されない。本実施形態の効果を提供するルーバーフィルム20の製造方法としては多様な方法を採用可能である。
<本実施形態の効果について>
ここでは、比較構成として、フィルム表面に対して一定の方向に光を透過させるように構成されているルーバーフィルム20X、20Yをディスプレイ10に付加した構成を用いて、本実施形態の構成について説明する。第1の比較構成は、図11に示すように全ての吸光部がフィルム表面に対して直立する姿勢で設けられたルーバーフィルム20Xをディスプレイ10に付加した構成である。第2の比較構成は、図12に示すように全ての吸光部がフィルム表面に対して30度傾斜した姿勢で設けた(換言すれば、全吸光部の倒れ角を60度に設定した)ルーバーフィルム20Yをディスプレイ10に付加した構成である。
図13に示すように第1の比較構成では、上端部12や下端部13付近の表示画像がフロントガラス70に映り込み、ドライバの車両前方に対する視認性を低下させる恐れが生じてしまう。また、第1の比較構成では、ドライバの通常の視点位置からは、上端部12や下端部13付近の表示画像が見えづらいといった問題が生じる。また、第2の比較構成で使用されるルーバーフィルム20Yは、全ての吸光部がフィルム表面に対して30度傾斜した姿勢で設けられているため、当該ルーバーフィルム20Yがディスプレイ10に付加された状態においては、車両水平面に対して各吸光部がなす倒れ角(別の観点によれば傾斜角)がディスプレイ上下方向で異なる値となる。その結果、図14に示すように、フロントガラス70への映り込みは抑制できるが、表示面11の領域毎に表示画像の見え方にばらつきが生じ、ドライバに違和感を与えてしまう。特に第2比較構成では、ディスプレイ10の中央部付近の吸光部が車両水平面に対してなす倒れ角は90度以上となりうるため、中央部付近の表示画像が見えづらいといった問題が生じる。
これらの比較構成に対して、本実施形態の構成では、表示面11からの表示光の射出方向が概ね均一となるように、各吸光部22の形成角度を、表示面11の車両水平面の傾斜角に応じてそれぞれ異なる値に設定している。具体的には、表示面11の各領域からの表示光が何れも所定方向に進行するように、複数の吸光部22のそれぞれが表示面11に対してなす角度は吸光部22が重ね合わされる表示面の位置に応じて微調整されている。このような構成によれば、図15に示す通り、フロントガラス70への表示画像の映り込みを抑制しつつ、表示面11の視認性を良好に保つことができる。
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されるものではなく、以降で述べる種々の変形例も本開示の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。例えば下記の種々の変形例は、技術的な矛盾が生じない範囲において適宜組み合わせて実施することができる。なお、前述の実施形態で述べた部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、構成の一部のみに言及している場合、他の部分については先に説明した実施形態の構成を適用することができる。
[変形例1]
ルーバーフィルム20は、図16に示す車両に設定されたアイレンジErの中心(以降、想定視点中心Ep)に向けて表示光を射出するように形成されていても良い。当該構成によれば、表示面11の視認性を一層向上することができる。なお、アイレンジErは、運転席の乗員(つまりドライバ)のアイポイントの分布を統計的に表したアイレンジErに基づいて車両に対して予め設定される領域である(詳細は、JISD0021:1998参照)。つまり、アイレンジErは、運転席乗員の眼部が位置する想定領域を示す。アイレンジErはアイリプスとも称される。
本変形例ではフィルム表面20Aに対する各吸光部22の倒れ角は、表示面11においてその吸光部22と重なる部分(つまり吸光部形成部)の車両水平面に対する傾斜角と、当該表示面11に対するアイレンジの相対位置に基づいて一意に特定できる。すなわち、フィルム表面20Aに対する吸光部22の倒れ角は吸光部形成部の車両水平面に対する傾斜角、及び、吸光部形成部に対するアイレンジの相対位置に応じてそれぞれ異なる値に設定されている。
[変形例2]
車両用表示装置100は、ルーバーフィルム20に加えて、吸光部をフィルム縦方向に沿うように形成されているルーバーフィルムを別途備えていてもよい。そのような構成によれば、サイドガラスへの映り込みを抑制することができる。
また、上述した実施形態では、吸光部22がフィルム横方向に沿うように形成されている態様を開示したが、吸光部22の延設方向はこれに限らない。図17に示すように、フィルム斜め方向に延設されていても良い。当該構成によれば1つのルーバーフィルム20で、フロントガラス70への映り込みを抑制しつつ、さらに、サイドガラスへの映り込みも抑制可能となる。
なお、図17では吸光部22をフィルム横方向に対して45度傾斜する方向に延設している態様を開示しているが、吸光部22の延設方向とフィルム横方向とが成す角度は45に限らず30度や60度などであっても良い。フロントガラス70への映り込みを防止する観点から、吸光部22の延設方向とフィルム横方向とが成す角度は45度以下に設定されていることが好ましい。
[変形例3]
上述した実施形態等では、射光方向規制部としてフィルム状に形成されたルーバーをディスプレイ10の表面に直接的に又は他のフィルムを介在させて貼り付けた構成を開示したが、射光方向規制部の実現態様はこれに限らない。例えば射光制御部は、有機ELディスプレイとしてのディスプレイ10の視認側に、液晶パネルを配置するとともに、この液晶パネルが備える液晶分子の配向状態を制御することによって実現されても良い。具体的には、液晶パネルの電極に対する電圧を制御することにより、液相分子の配向状態を制御し、ディスプレイ10から発せられる光の進行方向を座席方向へと制限する。このような構成は、液晶パネルが備える液晶分子を射光方向規制部(より具体的には吸光部)として機能させる構成に相当する。
[変形例4]
車両用表示装置100は、図18に示すように、インパネ上面部91からステアリング接合部92まで続く、連続的な表示面11を提供するように構成されていても良い。また、車両用表示装置100は、その表示面11がステアリングコラムカバー81の上面部にかかるように形成されていても良い。
その他、車両用表示装置100の搭載位置は、運転席正面領域に限定されない。車両用表示装置100は、インパネ90において助手席の正面に位置する領域(以降、助手席正面領域)取り付けられていてもよい。車両用表示装置100は、インパネ90の車幅方向中央部(以降、インパネ90中央部)に取り付けられていてもよい。また、車幅方向中央部は、インパネ90において運転席正面領域と助手席正面領域に挟まれる領域に相当する。例えば車両用表示装置100は、インパネ90中央部の上面部からステアリングコラムカバー81の付け根と同程度の高さ位置まで連続的な表示面11を提供するように形成及び配置されていてもよい。
[変形例5]
上述した実施形態等では、車両用表示装置100が、情報表示部としてディスプレイ10のみを備える態様を開示したがこれに限らない。車両用表示装置100は、図19に示すようにディスプレイ10と、メカニカルメータ110とを組み合わせて実現されていても良い。その場合、ディスプレイ10と、メカニカルメータ110とを組み合わさった構成が情報表示部に相当する。本変形例の車両用表示装置100は、ディスプレイ10とメカニカルメータ110とを収容するリアケース120と、フロントパネル130とを備える。メカニカルメータ110は、指針を機械的に回動させることによって、車両の速度やエンジン回転速度などの所定の車両情報を示す構成である。指針の目盛りは、樹脂等を用いて実現されている板状部材に印字されていても良いし、ディスプレイ10に表示されても良い。
フロントパネル130は、車両用表示装置100の前面に配置されて、リアケース120に収容されているディスプレイ10及びメカニカルメータ110等を保護する部材である。フロントパネル130は、例えばアクリル樹脂又はポリカーボネート樹脂等により、透光性を有するように形成されている。フロントパネル130はインパネ90の外観形状に適合した曲面板状に形成されている。フロントパネル130は、その透光性により、ディスプレイ10やメカニカルメータ110の表示を乗員に提示する。
本変形例においては、前述のルーバーフィルム20は、フロントパネル130の表面または内側面に貼り付けられている。また、他の態様として、フロントパネル130に吸光部22を内蔵させることにより、フロントパネル130自体がルーバーフィルム20として機能するように構成されていても良い。なお、複数の吸光部22のそれぞれがフロントパネル130の表面(以降、パネル表面131)に対してなす倒れ角は、パネル表面131において当該吸光部22と対応する部分が車両水平面に対してなす傾斜角に応じた値に設定されている。このような構成によっても上述した実施形態と同様の効果を奏する。なお、本変形例におけるディスプレイ10はフレキシブルディスプレイである必要はなく、その表示面11は平坦に構成されていてもよい。また、本変形例では車両用表示装置100は情報表示部としてディスプレイ10を備える態様を開示したがこれに限らない。車両用表示装置100が備える情報表示部はメカニカルメータのみであってもよい。本変形例においてはフロントパネルの表面が情報表示部の表示面に相当する。
100 車両用表示装置、10 ディスプレイ、10A 第1領域(凸状湾曲部)、10B 第2領域(凹状湾曲部)、11 表示面、11A 上方上向き面部、11B 下方上向き面部、20 ルーバーフィルム(射光方向規制部)、21 透光部、22 吸光部、110 メカニカルメータ、120 リアケース、130 フロントパネル、90 インパネ(インストゥルメントパネル)、91 インパネ上面部、93 テラス部(平坦部)、94 傾斜部

Claims (9)

  1. 車両のインストゥルメントパネルに取り付けられて使用される車両用表示装置であって、
    前記車両の座席に着座している乗員に向けた情報を発光により表示する情報表示部(10)を備え、
    前記情報表示部の表示面は、前記インストゥルメントパネルの外観形状に沿うように湾曲した曲面状に形成されており、
    前記表示面には、前記情報表示部が発する表示光の射出方向を規制する射光方向規制部(20)が設けられており、
    前記射光方向規制部は、
    前記表示面に対して傾斜又は直立する姿勢で設けられている、遮光性を有する吸光部(22)を複数備え、
    前記表示光の射出方向を座席方向に限定するように、複数の前記吸光部のそれぞれが前記表示面に対してなす傾斜角は、前記表示面において当該吸光部が設けられる部分が前記車両に対してなす角度に応じた値に設定されている車両用表示装置。
  2. 請求項1に記載の車両用表示装置であって、
    前記表示面は、前記座席が存在する方向である座席方向よりも車両上方に向けられる上向き面部(11A、11B)を有しており、
    前記上向き面部に設けられる前記吸光部は、前記上向き面部以外の部分に設けられる前記吸光部よりも、前記表示面に垂直な方向に対して前記吸光部がなす角度である倒れ角が大きく設定されている車両用表示装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用表示装置であって、
    前記吸光部は、乗員の眼部が位置しうる領域として前記車両に対して予め設定されているアイレンジにむけて前記表示光を射出するように形成されている車両用表示装置。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の車両用表示装置であって、
    前記表示面は、車両上方に凸状に湾曲している凸状湾曲部(10A)を備えるとともに、前記凸状湾曲部よりも車両後方に位置する部分には、車両下方に向かって凹状に湾曲している凹状湾曲部(10B)が形成されている車両用表示装置。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の車両用表示装置であって、
    前記インストゥルメントパネルは、外観形状として、フロントガラスの下端と接続する平坦な面部である上面部(91)と、前記上面部の座席側端部から車両下方に向かって延設されている傾斜部(94)と、前記傾斜部の下端から車両後方に向かって平坦に形成されている平坦部(93)と、を備えており、
    前記情報表示部は、前記上面部の所定位置から前記平坦部の所定位置まで前記傾斜部に沿った連続的な前記表示面を備える車両用表示装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の車両用表示装置であって、
    前記表示面には予め縦方向、横方向が設定されており、
    前記表示面の縦方向が前記インストゥルメントパネルの上下方向に沿うように取り付けられて使用されるものであって、
    複数の前記吸光部はそれぞれ、前記表示面の横方向に延びる羽板状の構成であって、縦方向に所定の間隔をおいて並べられていることを特徴とする車両用表示装置。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載の車両用表示装置であって、
    前記情報表示部は有機ELディスプレイである車両用表示装置。
  8. 請求項7に記載の車両用表示装置であって、
    前記射光方向規制部は、複数の前記吸光部を有するフィルム状の部材であって、前記有機ELディスプレイの表面に付加されている車両用表示装置。
  9. 車両のインストゥルメントパネルに取り付けられる、曲面状の表示面を有する表示装置用のルーバーフィルムであって、
    遮光性を有する吸光部(22)と、透光性を有する透光部(21)とがそれぞれ、所定方向に交互に配置された光学構造を有し、
    複数の前記吸光部はそれぞれ、フィルム表面に対して傾斜又は直立する姿勢で設けられてあって、
    複数の前記吸光部のそれぞれが前記フィルム表面に対してなす傾斜角は、前記表示装置が発する表示光の射出方向を座席方向に限定するように、当該吸光部が形成されている部分が重なる表示面の位置に応じた値に設定されているルーバーフィルム。
JP2018139473A 2018-07-25 2018-07-25 車両用表示装置、及び、ルーバーフィルム Pending JP2020015412A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018139473A JP2020015412A (ja) 2018-07-25 2018-07-25 車両用表示装置、及び、ルーバーフィルム
PCT/JP2019/021026 WO2020021841A1 (ja) 2018-07-25 2019-05-28 車両用表示装置、及び、ルーバーフィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018139473A JP2020015412A (ja) 2018-07-25 2018-07-25 車両用表示装置、及び、ルーバーフィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020015412A true JP2020015412A (ja) 2020-01-30
JP2020015412A5 JP2020015412A5 (ja) 2020-06-18

Family

ID=69182201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018139473A Pending JP2020015412A (ja) 2018-07-25 2018-07-25 車両用表示装置、及び、ルーバーフィルム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2020015412A (ja)
WO (1) WO2020021841A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020111077A (ja) * 2019-01-08 2020-07-27 トヨタ自動車株式会社 車両用表示装置
JP2021160480A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 株式会社デンソー 車載用表示装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007003951A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Nec Corp 光学部材、光源装置、表示装置及び端末装置
JP2009280194A (ja) * 2008-04-22 2009-12-03 Mazda Motor Corp インストルメントパネル装置
WO2012085981A1 (ja) * 2010-12-24 2012-06-28 三菱電機株式会社 液晶表示装置および車載情報機器
WO2016039449A1 (ja) * 2014-09-12 2016-03-17 矢崎総業株式会社 表面パネル、表示ユニット、車載表示装置及びインストルメントパネル
WO2016147570A1 (ja) * 2015-03-19 2016-09-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 ヘッドアップディスプレイ
JP2017129861A (ja) * 2016-01-18 2017-07-27 東レ株式会社 ヘッドアップディスプレイ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007003951A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Nec Corp 光学部材、光源装置、表示装置及び端末装置
JP2009280194A (ja) * 2008-04-22 2009-12-03 Mazda Motor Corp インストルメントパネル装置
WO2012085981A1 (ja) * 2010-12-24 2012-06-28 三菱電機株式会社 液晶表示装置および車載情報機器
WO2016039449A1 (ja) * 2014-09-12 2016-03-17 矢崎総業株式会社 表面パネル、表示ユニット、車載表示装置及びインストルメントパネル
WO2016147570A1 (ja) * 2015-03-19 2016-09-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 ヘッドアップディスプレイ
JP2017129861A (ja) * 2016-01-18 2017-07-27 東レ株式会社 ヘッドアップディスプレイ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020111077A (ja) * 2019-01-08 2020-07-27 トヨタ自動車株式会社 車両用表示装置
JP2021160480A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 株式会社デンソー 車載用表示装置
JP7400594B2 (ja) 2020-03-31 2023-12-19 株式会社デンソー 車載用表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020021841A1 (ja) 2020-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5013962B2 (ja) 車両用合わせガラス
US8260536B2 (en) Road vehicle motoring aid method and system
JP2023090711A (ja) 合わせガラス
WO2020021841A1 (ja) 車両用表示装置、及び、ルーバーフィルム
JP2018146784A (ja) 表示像投影装置および表示像投影システム
JP5741251B2 (ja) 虚像表示装置
JP6597536B2 (ja) 空中表示装置
US11932107B2 (en) Display apparatus comprising a self-illuminated screen element, motor vehicle comprising a display apparatus, and associated operating method
JP5958410B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
US10391862B2 (en) Head-up display cover member and display device
JP2019182738A (ja) 合わせガラス
CN107315255A (zh) 抬头显示器的投影幕
JP6334273B2 (ja) 車両用投影表示装置
JP7451083B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
US11904689B2 (en) Display device for vehicle
JP2020067461A (ja) 表示装置
JP6171456B2 (ja) 光制御フィルタ、液晶ユニット、映像源ユニット、液晶表示装置
US20170153452A1 (en) Reflecting plate for display, optical system for projecting display light and method of producing windshield
US11841504B2 (en) Image display device with rotatably held image forming optical unit
JP7006266B2 (ja) 表示装置およびルーバーフィルム
JP6733151B2 (ja) 表示装置
KR102512462B1 (ko) 차량용 얼비침 방지 필름
JP6925888B2 (ja) 車両用表示装置
CN114667467B (zh) 光路控制构件及具有光路控制构件的显示器
JP7077937B2 (ja) 車両用表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210908

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211130