JP2020067461A - 表示装置 - Google Patents

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Tadashi Higashiyama
匡史 東山
卓也 木村
Takuya Kimura
卓也 木村
慎司 川上
Shinji Kawakami
慎司 川上
達也 岩佐
Tatsuya Iwasa
達也 岩佐
悠司 桑島
Yuji Kuwajima
悠司 桑島
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Abstract

【課題】画像の視認性を向上させることができる表示装置を提供すること。【解決手段】画像を含む光を投射する投光装置120と、前記光の経路上に設けられた光学部材122と、前記光学部材122を通過した光を、光透過性を有する反射体20に向けて反射する凹面鏡126と、を備え、前記光学部材122、前記凹面鏡126、および前記反射体20を含む光学系において、縦方向の焦点距離が横方向の焦点距離よりも短い、表示装置100。【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置に関する。
従来、フロントウインドシールドに運転者向けの基本的な情報に関する画像を表示するヘッドアップディスプレイ装置(以下、HUD(Head Up Display)装置と称する)が知られている(例えば、特許文献1参照)。このHUD装置を用いて、障害物や注意喚起、進行方向を示す各種マークを車両前方の風景と重ねて表示させることで、運転者は、運転時の視線の方向を前方に維持しながら、表示される各種情報を把握することができる。
特開2017−91115号公報
しかしながら、従来の技術では、画像を風景と重ねて表示させるために、フロントウインドシールドのような光の透過性を有する物体に光を投射しており、輝度の異なる2つの画像が重なり合う二重像と呼ばれる現象が生じ、画像の視認性が低下する場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、画像の視認性を向上させることができる表示装置を提供することを目的の一つとする。
本発明に係る表示装置は、以下の構成を採用した。
(1):本発明の一態様は、画像を含む光を投射する投光装置と、前記光の経路上に設けられた光学部材と、前記光学部材を通過した光を、光透過性を有する反射体に向けて反射する凹面鏡と、を備え、前記光学部材、前記凹面鏡、および前記反射体を含む光学系において、縦方向の焦点距離が横方向の焦点距離よりも短い、表示装置である。
(2):上記(1)の態様において、前記縦方向の焦点距離は5メートル以下であるもの。
(3):上記(1)または(2)の態様において、前記横方向の焦点距離は、前記縦方向の焦点距離の1.4倍以上であるもの。
(4):上記(1)から(3)のうちいずれかの態様において、前記横方向の焦点距離は7メートル以上であるもの。
(5):本発明の他の態様は、画像を含む光を投射する投光装置と、前記光の経路上に設けられ、所定の位置から前記光が虚像として形成される位置までの距離を調節可能な光学機構と、前記光学機構における前記距離を調節する第1アクチュエータと、前記光学機構を通過した光を、光透過性を有する反射体に向けて反射する凹面鏡と、を備え、前記光学機構、前記凹面鏡、および前記反射体を含む光学系において、縦方向の焦点距離が横方向の焦点距離よりも短い関係が、少なくとも、前記光学機構により調節される距離が最短距離である場合に成立する、表示装置である。
(6):上記(5)の態様において、前記光学機構により調節される距離が最短距離である場合、前記縦方向の焦点距離は5メートル以下であるもの。
(7):上記(5)または(6)の態様において、前記光学機構により調節される距離が最短距離である場合、前記横方向の焦点距離は、前記縦方向の焦点距離の1.4倍以上であるもの。
(8):上記(5)から(7)のうちいずれかの態様において、前記光学機構により調節される距離が最短距離である場合、前記横方向の焦点距離は7メートル以上であるもの。
(1)〜(8)の態様によれば、画像の視認性を向上させることができる。
実施形態に係る表示装置100が搭載された車両Mの車室内の構成を例示した図である。 実施形態の操作スイッチ130について説明するための図である。 表示装置100の部分構成図である。 二重像が生じた虚像VIの一例を示す図である。 表示制御装置150を中心とした表示装置100の構成例を示す図である。 表示装置100における光学系の特性を模式的に示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の表示装置の実施形態について説明する。表示装置は、車両(以下、車両Mと称する)に搭載され、風景に重畳させて画像を視認させる装置である。表示装置は、例えば、HUD装置である。一例として、表示装置は、車両Mのフロントウインドシールドに画像を含む光を投光することで、観者に虚像を視認させる装置である。観者は、例えば車両Mの運転者である。これに限らず、表示装置は、運転者以外の乗員(例えば、助手席に着座する乗員)に虚像を視認させてもよい。
以下の説明において、適宜、XYZ座標系を用いて位置関係等を説明する。Z方向は、鉛直方向を表しており、X方向は、Z方向に直交する水平面の一方向を表しており、Y方向は、水平面の他方向を表している。Z方向は、車両Mの高さ方向を表し、X方向は、車両Mの奥行方向(進行方向)を表し、Y方向は、車両Mの幅方向を表している。
[全体構成]
図1は、実施形態に係る表示装置100が搭載された車両Mの車室内の構成を例示した図である。車両Mには、例えば、車両Mの操舵を制御するステアリングホイール10と、車外と車室内とを区分するフロントウインドシールド20と、インストルメントパネル30とが設けられる。フロントウインドシールド20は、光透過性を有する部材である。表示装置100は、例えば、運転席40の前方のフロントウインドシールド20の一部に設けられる表示可能領域A1に画像を含む光を投光(投影)することで、運転席に着座した運転者に虚像VIを視認させる。
表示装置100は、例えば、運転者の運転を支援するための情報を画像化した像を、虚像VIとして運転者に視認させる。運転者の運転を支援するための情報には、例えば、車両Mの速度、駆動力配分比率、エンジン回転数、運転支援機能の動作状態シフト位置、標識認識結果、交差点位置等の情報が含まれる。運転支援機能とは、例えば、ACC(Adaptive Cruise Control)、LKAS(Lane Keep Assist System)、CMBS(Collision Mitigation Brake System)、トラフィックジャムアシスト機能等である。
また、車両Mには、表示装置100の他に、第2表示装置50−1や第3表示装置50−2が設けられてよい。第2表示装置50−1は、例えば、インストルメントパネル30における運転席40の正面付近に設けられ、運転者がステアリングホイール10の間隙から、或いはステアリングホイール10越しに視認可能な表示装置である。また、第3表示装置50−2は、例えば、インストルメントパネル30の中央部に取り付けられる。第3表示装置50−2は、例えば、車両Mに搭載されるナビゲーション装置(不図示)により実行されるナビゲーション処理に対応する画像を表示したり、テレビ電話における相手の映像等を表示したりする。また、第3表示装置50−2は、テレビ番組を表示したり、DVDを再生したり、ダウンロードされた映画等のコンテンツを表示してもよい。
また、車両Mには、表示装置100による表示のオン/オフの切り替え指示や、虚像VIの位置を調節する指示を受け付ける操作スイッチ130が設けられる。操作スイッチ130は、例えば、運転席40に着座した運転者が大きく体勢を変えることなく操作可能な位置に取り付けられている。例えば、操作スイッチ130は、第2表示装置50−1の前方に設けられていてもよいし、ステアリングホイール10が設けられたインストルメントパネル30の突起(突出)部分に設けられていてもよいし、ステアリングホイール10とインストルメントパネル30とを連結するスポークに設けられていてもよい。
図2は、実施形態の操作スイッチ130について説明するための図である。操作スイッチ130は、例えば、メインスイッチ132と、第1調節スイッチ134と、第2調節スイッチ136とを含む。メインスイッチ132は、表示装置100のオン・オフを切り替えるスイッチである。
第1調節スイッチ134は、虚像VIの位置を、鉛直方向Zに関して上側(以下、上方向と称する)に移動させる操作を受け付けるスイッチである。虚像VIは、例えば、運転者が運転席40に着座した状態で、画像が投影されたフロントウインドシールド20越しに視認可能な仮想的な画像である。虚像VIは、後述する運転者の視線位置P1から運転者が表示可能領域A1を見た場合、フロントウインドシールド20を透過した車外の空間に存在するかのように表示可能領域A1に表示される。運転者は、例えば、第1調節スイッチ134を押し続けることで、表示可能領域A1内で虚像VIの視認位置を上方向に継続して移動させることができる。
第2調節スイッチ136は、虚像VIの位置を、鉛直方向Zに関して下側(以下、下方向と称する)に移動させる操作を受け付けるスイッチである。運転者は、第2調節スイッチ136を押し続けることで、表示可能領域A1内で虚像VIの視認位置を下方向に継続して移動させることができる。
また、第1調節スイッチ134は、虚像VIの位置を上方向に移動させるのに代えて(または加えて)、虚像VIの輝度を大きくするための操作を受け付けるスイッチであってもよい。また、第2調節スイッチ136は、虚像VIの位置を下方向に移動するのに代えて(または加えて)、視認される虚像VIの輝度を小さくするための操作を受け付けるスイッチであってもよい。第1調節スイッチ134および第2調節スイッチ136が受け付ける指示の内容は、何らかの操作に基づいて切り替えられてもよい。何らかの操作とは、例えば、メインスイッチ132の長押し操作である。また、操作スイッチ130は、図2に示す各スイッチに加えて、例えば、表示内容を選択するための操作を受け付けるスイッチや、虚像VIの輝度を調節するための操作を受け付けるスイッチを含んでいてもよい。
図3は、表示装置100の部分構成図である。表示装置100は、例えば、表示器110と、表示制御装置150とを備える。表示器110は、例えば、筐体115内に、投光装置120と、光学機構122と、平面鏡124と、凹面鏡126と、透光カバー128とを収納する。これらの他、表示装置100は、各種センサやアクチュエータを備えるが、これらについては後述する。
投光装置120は、例えば、光源120Aと、表示素子120Bとを備える。光源120Aは、例えば、冷陰極管や発光ダイオードであり、運転者に視認させる虚像VIに対応する可視光を出力する。表示素子120Bは、光源120Aからの可視光の透過を制御する。表示素子120Bは、例えば、薄膜トランジスタ(TFT)型の液晶表示装置(LCD)である。また、表示素子120Bは、複数の画素のそれぞれを制御して、光源120Aからの可視光の色要素ごとの透過度合を制御することで、虚像IVに画像要素を含ませ、虚像IVの表示態様(見え方)を決定する。以下では、表示素子120Bを透過し画像が含まれた可視光を画像光ILという。なお、表示素子120Bは、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイであってもよく、この場合、光源120Aは省略されてよい。
光学機構122は、例えば、一以上のレンズを含む。各レンズの位置は、例えば光軸方向に調節可能となっている。光学機構122は、例えば、投光装置120が出力する画像光ILの経路上に設けられ、投光装置120から入射した画像光ILを通過させて、フロントウインドシールド20に向けて出射する。光学機構122は、例えば、レンズの位置を変更することで、運転者の視線位置P1から、画像光ILが虚像VIとして形成される形成位置(画像光ILが虚像VIとして結像する結像位置)P2までの距離(以下、虚像視認距離Dと称する)を調節することができる。運転者の視線位置P1は、凹面鏡126およびフロントウインドシールド20によって反射され画像光ILが集光する位置であり、この位置に運転者の目が存在することが想定される位置である。虚像視認距離Dは、厳密には上下方向の傾きを持つ線分の距離であるが、以下の説明において「虚像視認距離Dが7[m]」などと表現する場合、その距離は水平方向の距離を意味してもよい。
平面鏡124は、光源120Aから出射され表示素子120Bを通過した可視光(すなわち、画像光IL)を凹面鏡126に向かって反射させる。
凹面鏡126は、平面鏡124から入射した画像光ILをフロントウインドシールド20に向けて反射する。凹面鏡126は、車両Mの幅方向であるY軸回りに回転(回動)可能に支持される。
透光カバー128は、光透過性を有する部材であり、例えば、プラスチックのような合成樹脂によって形成される。透光カバー128は、筐体115の上面に形成された開口部を覆うように設けられる。また、インストルメントパネル30にも開口部あるいは光透過性を有する部材が設けられる。これによって、凹面鏡126により反射された画像光ILが、透光カバー128を透過し、フロントウインドシールド20に入射することができると共に、埃や塵、水滴などの異物が筐体115内に入り込むことが抑制される。
フロントウインドシールド20に入射した画像光ILは、フロントウインドシールド20によって反射され、運転者の視線位置P1に集光する。このとき、運転者の視線位置P1に運転者の眼が位置していた場合、運転者は、画像光ILによって写し出される画像が車両Mの前方に表示されているように感じる。
ここで、一般的な二重像の仕組みについて説明する。便宜上、実施形態の各部の名称および符号をそのまま使用して説明する。凹面鏡126により反射された画像光ILが、フロントウインドシールド20に入射する際、ある厚みをもったフロントウインドシールド20が光透過性を有していることから、その画像光ILは、フロントウインドシールド20の表面(車内側の面)20−1と、裏面(車外側の面)20−2との其々で反射される。この場合、フロントウインドシールド20の表面20−1で反射された画像光ILの虚像VI(以下、第1虚像VI)の一部と、フロントウインドシールド20の裏面20−2で反射された画像光ILの虚像VI(以下、第2虚像VI)の一部とが互いに位置ずれを伴って重なり合い、その重なり合った第1虚像VIおよび第2虚像VIが二重像として運転者によって視認され得る。
図4は、二重像が生じた虚像VIの一例を示す図である。図示のように、例えば、文字などを含む画像が画像光ILとして投光装置120によって出力された場合、フロントウインドシールド20の表面20−1によって反射された画像光ILが運転者の視線位置P1で集光することで、第1虚像VIが形成され、更に、フロントウインドシールド20の裏面20−2によって反射された画像光ILが運転者の視線位置P1で集光することで、第2虚像VIが形成される。図3に例示するように、凹面鏡126が反射した画像光ILは、水平方向(X方向)に傾けられたフロントウインドシールド20に対して下方から入射するため、フロントウインドシールド20の裏面20−2における画像光ILの反射点は、表面20−1における画像光ILの反射点よりも上側に位置することになる。この結果、第2虚像VIは、第1虚像VIに対して上側にシフトして形成される。車室内の空気とフロントウインドシールド20の屈折率の違いから、第2虚像VIは、第1虚像VIに比して輝度が小さくなる。すなわち、第2虚像VIは、第1虚像VIに比して、より背景が透過した状態で表示される。
これに対し、実施形態の表示装置100では、光学機構122、凹面鏡126、およびフロントウインドシールド20を含む光学系において、縦方向の焦点距離が横方向の焦点距離よりも短い関係が、少なくとも、虚像視認距離Dが最短距離Dminである場合に成立するように構成されていることにより、二重像が観者により認識される程度を緩和する。詳細については、表示制御装置150の後に説明する。
表示制御装置150は、運転者に視認させる虚像VIの表示を制御する。図5は、表示制御装置150を中心とした表示装置100の構成例を示す図である。図5の例では、表示制御装置150に加えて、投光装置120と、操作スイッチ130と、レンズ位置センサ162と、凹面鏡角度センサ164と、光学系コントローラ170と、ディスプレイコントローラ172と、レンズアクチュエータ(第1アクチュエータの一例)180と、凹面鏡アクチュエータ182とを示している。先に表示制御装置150以外の各構成について説明する。
レンズ位置センサ162は、光学機構122に含まれる一以上のレンズの位置を検出する。凹面鏡角度センサ164は、凹面鏡126のY軸回りの回転角度を検出する。
光学系コントローラ170は、表示制御装置150により出力された制御信号に基づいて、レンズアクチュエータ180を駆動して、虚像視認距離Dを調節する。虚像視認距離Dは、例えば、数[m]から十数[m](或いは数十[m])の範囲内で調節可能となっている。以下調節可能な範囲の下限を最短距離Dmin、上限を最長距離Dmaxと表記する。また、光学系コントローラ170は、表示制御装置150により出力された制御信号に基づいて凹面鏡アクチュエータ182を駆動して、凹面鏡の反射角度φを調節する。
ディスプレイコントローラ172は、画像生成部151から供給される制御信号に基づく画像を含む光を、投光装置120に投射させる。
レンズアクチュエータ180は、光学系コントローラ170からの駆動信号を取得し、取得した駆動信号に基づいて、モータ等を駆動させて光学機構122に含まれる一以上のレンズの位置を移動する。これにより、虚像視認距離Dが調節される。
凹面鏡アクチュエータ182は、光学系コントローラ170からの駆動信号を取得し、取得した駆動信号に基づいて、モータ等を駆動させて凹面鏡アクチュエータ182をY軸回りに回転させて、凹面鏡126の反射角度φを調節する。これにより、俯角θが調節される。
表示制御装置150は、例えば、画像生成部151と、距離制御部154と、俯角制御部155とを備える。これらの構成要素は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。表示制御装置150の構成要素の区分は、あくまで便宜的なものであり、ソフトウェアやハードウェアが図示するように明確に分かれていることを意味するものではない。
画像生成部151は、画像を生成する。なお、「生成する」とは便宜的な表現であり、単に記憶部から画像データを読み出してディスプレイコントローラ172に出力する動作を指してもよい。画像生成部151は、例えば、車両Mの速度、駆動力配分比率、エンジン回転数、運転支援機能の動作状態、シフト位置などを運転者に認識させるための画像を生成する。また、画像生成部151は、車両Mにおいて生じるイベント(例えば、ナビゲーション装置による車線変更案内の出力)に応じた画像を生成してもよい。
距離制御部154は、虚像視認距離Dを調節するための制御信号を光学系コントローラ170に出力する。例えば、距離制御部154は、車両Mの速度が大きくなるほど虚像視認距離Dを大きくし、車両Mの速度が小さくなるほど虚像視認距離Dを小さくする。これは、速度が大きいほど運転者は遠方を視認する傾向があることに合わせたものである。車両Mが停止している場合は速度がゼロであるから、距離制御部154は、虚像視認距離Dを最短距離Dminに調節する。
俯角制御部155は、凹面鏡126の反射角度φを調節するための制御信号を光学系コントローラ170に出力する。例えば、俯角制御部155は、操作スイッチ130に対する操作に基づいて、反射角度φを調節する。また、俯角制御部155は、虚像視認距離Dが大きくなるほど、反射角度φを小さくし、俯角θを小さくする。
虚像VIは、表示素子120B上に表示された画像が虚像視認距離Dに応じて拡大あるいは縮小されたものである。虚像視認距離Dを可変とした場合、表示素子120B上に表示された画像(表示領域)の大きさが同一であっても、運転者は、大きさの違う虚像VIを視認し得る。そのため、画像生成部151は、虚像視認距離Dを変更した場合であっても、運転者に視認させる虚像VIの大きさを一定に保つために、虚像視認距離Dに応じた大きさの画像を、表示素子120B上に表示させるための制御信号を、ディスプレイコントローラ172に出力する。
以下、再び、表示装置100における光学機構122、凹面鏡126、およびフロントウインドシールド20を含む光学系の特性について説明する。前述したように、この光学系において、縦方向の焦点距離が横方向の焦点距離よりも短い関係が、少なくとも、虚像視認距離Dが最短距離Dminである場合に成立する。このように構成されているのは、観者にとって二重像が最も気になるのは、虚像視認距離Dが最短距離Dminである場合だからである。
図6は、表示装置100における光学系の特性を模式的に示す図である。図示するように、表示素子120Bにおいてマトリクス状、ハニカム状などで配列された画素により表示される線のうち、縦線LVがはっきり見える距離D1は、横線VHがはっきり見える距離D2よりも短い。ここで、横線とは、横方向、すなわち図1、3におけるY方向に沿って描画される線であり、縦線とは、縦方向、すなわちY方向に直交する任意の方向に沿って描画される線である(例えばX方向成分とZ方向成分を持つ)。また、距離D1および距離D2は、それぞれ表示素子120B全体の中心点を起点とした距離である。
虚像視認距離Dが最短距離Dminに調節されている場合、距離D1は例えば5メートル以下であり、距離D2は例えば7メートル以上となるように光学系が構成されている。この結果、距離D2は距離D1の1.4倍以上となる。これによって、このように構成されていない場合に比して、二重像がより遠くに認識されるため、二重像が気になる程度が抑制され、画像の視認性を向上させることができる。
本出願の発明者らが実験により得た知見によれば、本来認識させたい第1虚像VIは縦方向の焦点距離に応じた位置で認識され、認識させたくない第2虚像VIは横方向の焦点距離に応じた位置で認識される。このため、第2虚像VIの位置を観者から遠ざけることで、二重像の影響を緩和することができる。但し、余り遠いと虚像VIの鮮明さが失われるため、距離D2は距離D1の1.4倍以上であり且つ1.4倍を大きく上回らない程度(例えば1.7倍以下)に設定されると好適である。
なお、距離D1と距離D2の差は、例えば、虚像視認距離Dが長くなるのに応じて大きくなるが、虚像視認距離Dに比例して大きくなる訳ではなく、その結果、距離D2と距離D1の倍率は、虚像視認距離Dが長くなるのに応じて小さくなるように構成されてよい。
以上、説明した実施形態によれば、光学機構122、凹面鏡126、およびフロントウインドシールド20を含む光学系において、縦方向の焦点距離が横方向の焦点距離よりも短い関係が成立することで、画像の視認性を向上させることができる。
表示装置100は、距離可変機構を備えない表示装置、すなわち、光学機構122が固定的な光学部材であり、レンズアクチュエータ180を備えないものであってもよい。この場合、虚像視認距離Dは一定であり、前述した距離D1とD2の関係が定常的に成立する。
また、表示装置100は、フロントウインドシールド20に直接画像を投影するのに代えて、運転者から見てフロントウインドシールド20の手前側に設けられたコンバイナに画像を投影してもよい。コンバイナは、光透過性を有する部材であり、例えば、透明なプラスチックディスクである。コンバイナは、「反射体」の他の例である。
また、表示装置100は、フロントウインドシールド20に光を投射する代わりに、フロントウインドシールド20の手前や表面、内部に取り付けられた光の透過性を有する表示装置に光を投射してもよい。光の透過性を有する表示装置は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどを含む。また、表示装置は、人が身体に装着するデバイスが有する透明な部材(例えばバイザーや眼鏡のレンズなど)に光を投射してもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10…ステアリングホイール、20…フロントウインドシールド、30…インストルメントパネル、40…運転席、50−1…第2表示装置、50−2…第3表示装置、100…表示装置、110…表示器、115…筐体、120…投光装置、122…光学機構、124…平面鏡、126…凹面鏡、128…透光カバー、130…操作スイッチ、150…表示制御装置、151…画像生成部、154…距離制御部、155俯角制御部、162…レンズ位置センサ、164…凹面鏡角度センサ、170…光学系コントローラ、172…ディスプレイコントローラ、180…レンズアクチュエータ、182…凹面鏡アクチュエータ、M…車両

Claims (8)

  1. 画像を含む光を投射する投光装置と、
    前記光の経路上に設けられた光学部材と、
    前記光学部材を通過した光を、光透過性を有する反射体に向けて反射する凹面鏡と、
    を備え、
    前記光学部材、前記凹面鏡、および前記反射体を含む光学系において、縦方向の焦点距離が横方向の焦点距離よりも短い、
    表示装置。
  2. 前記縦方向の焦点距離は5メートル以下である、
    請求項1記載の表示装置。
  3. 前記横方向の焦点距離は、前記縦方向の焦点距離の1.4倍以上である、
    請求項1または2記載の表示装置。
  4. 前記横方向の焦点距離は7メートル以上である、
    請求項1から3のうちいずれか1項記載の表示装置。
  5. 画像を含む光を投射する投光装置と、
    前記光の経路上に設けられ、所定の位置から前記光が虚像として形成される位置までの距離を調節可能な光学機構と、
    前記光学機構における前記距離を調節する第1アクチュエータと、
    前記光学機構を通過した光を、光透過性を有する反射体に向けて反射する凹面鏡と、
    を備え、
    前記光学機構、前記凹面鏡、および前記反射体を含む光学系において、縦方向の焦点距離が横方向の焦点距離よりも短い関係が、少なくとも、前記光学機構により調節される距離が最短距離である場合に成立する、
    表示装置。
  6. 前記光学機構により調節される距離が最短距離である場合、前記縦方向の焦点距離は5メートル以下である、
    請求項5記載の表示装置。
  7. 前記光学機構により調節される距離が最短距離である場合、前記横方向の焦点距離は、前記縦方向の焦点距離の1.4倍以上である、
    請求項5または6記載の表示装置。
  8. 前記光学機構により調節される距離が最短距離である場合、前記横方向の焦点距離は7メートル以上である、
    請求項5から7のうちいずれか1項記載の表示装置。
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