JP6618289B2 - 面光源装置及びプリズムシート - Google Patents

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Description

本発明は、面光源装置及びプリズムシートに関する。
近年、ノートパソコン、タブレット型端末等の携帯可能な液晶表示装置の需要が増加している。また、液晶表示装置のバックライトである面光源装置として、使用者の用途、例えば、使用者が液晶表示装置を業務で使用する等の用途に応じて、液晶表示装置からの面状照明光の配光分布を切り替えられる面光源装置が要求されている。
使用者の用途に応じて、配光分布を2段階に切り替える面光源装置として、例えば、導光板の互いに対向する側面に対向して配置される第1光源及び第2光源と、第1光源及び第2光源からの光の方向に互いに平行に延在する複数条のプリズムを光放出面に有し、光放出面と反対側の光反射面に複数条の凹条を有する導光板と、導光板の光放出面側に設けられ、導光板からの光が入射するプリズムシートとから構成された面光源装置が提案されている(特許文献1参照)。
特許第5254658号公報
特許文献1の面光源装置は、第1光源を点灯させた場合、導光板からの光が、プリズムシートのプリズムにより、プリズムシート出射面の法線方向に指向性の強い光としてプリズムシートから出射される。従って、第1光源を点灯させた場合、プリズムシートから出射した光の出射角度に対する輝度の配光分布は、出射角度0°付近に1つのピークを有する分布に形成されるので、面光源装置の法線方向の使用者のみが面光源装置が組み込まれた装置の画面を視認できる。
また、第1光源及び第2光源を同時に点灯させた場合、プリズムシートを通過して出射される合成配光は広い出射角度を有する配光分布になる。従って、特許文献1の面光源装置は、使用者の用途に応じて、光源の点灯態様を変更することにより、プリズムシートから出射される光の配光分布を2段階に切り替えることが可能である。
しかしながら、特許文献1の面光源装置は、広い出射角度を有する配光分布を得るために第1光源及び第2光源を同時に点灯させた場合、3つの極大点であるピークと隣り合うピーク間の極小点であるボトムとを有する配光分布に形成される。そのため、面光源装置を搭載した液晶表示装置を見た使用者には、当該ボトムに対応する部分が表示画面上で暗線部分として認識され、面光源としての品質の低下を生じさせる場合がある。
本発明は、面状照明光の出射角度に対する輝度の配光分布を2段階に切り替え可能で、出射角度が広い配光分布の場合であっても面状照明光で知覚し得る明暗差の発生を抑制可能な面光源装置及びそのような面光源装置に用いられるプリズムシートを提供することを目的とする。
本発明者等は、面光源装置が、特定の形状のプリズムを有するプリズムシートを備えることにより、面光源装置から出射される面状照明光の配光分布において、輝度のピークとピーク間に存在するボトムの輝度との差異を抑制できることを見出し、上記目的を達成したものである。
すなわち、本発明は、互いに平行な一対の側面にそれぞれ光が入射され、少なくとも1つの平面から光が出射されるように形成された導光板と、前記導光板の光が入射される各側面に対向して配置される一対の光源と、前記導光板の光が出射される平面に対向して配置されるプリズムシートとを備える面光源装置であって、前記プリズムシートは、前記導光板から出射された光が入射される入射面と、前記入射面と反対側の前記プリズムシートから光が出射される出射面とを有し、前記導光板の前記側面と平行に延在し且つ前記側面と直交する方向に並んで形成された複数の凸条を前記入射面に有し、前記凸条は、各凸条の頂部から隣り合う凸条側に延在して前記凸条との間に溝を形成する傾斜面を有し、各凸条の頂部から隣り合う凸条側に延びた傾斜面の一方は、前記溝の底部に向って傾斜角が異なる頂部側の第1傾斜面と底部側の第2傾斜面とからなり、前記凸条は、前記凸条が延在する方向に垂直な断面において、前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面からなる第1凸条傾斜面と、前記出射面の法線に対して前記第1凸条傾斜面と反対側の第2凸条傾斜面とを有し、前記一対の光源は、前記導光板の第2凸条傾斜面の側の側面に配置された第1光源と、前記導光板の前記第1凸条傾斜面の側の側面に配置された第2光源とからなり、前記第1光源及び前記第2光源はそれぞれ独立して点灯可能に設けられており、前記第1傾斜面は、前記第1光源から出射された光を前記出射面の法線に対して第1方向に傾斜した方向に反射し、前記第2傾斜面は、前記第1光源から出射された光を前記出射面の法線に対して前記第1方向と反対側の第2方向に傾斜した方向に反射し、前記プリズムシートの前記出射面の法線に対して、前記第1傾斜面の傾斜角度A1は35.5°≦A1≦39°の範囲の角度、前記第2傾斜面の傾斜角度A2は23°≦A2≦30°の範囲の角度であり、前記出射面からの出射光の出射角度に対する輝度の配光分布において、前記第2光源の出射光のピーク輝度は、前記第1光源の出射光のピーク輝度より高く、前記第2光源の出射光の半値角度幅に相当する出射角度範囲は、前記第1光源の出射光の半値角度幅に相当する出射角度範囲の内側に、設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1傾斜面及び第2傾斜面側に配置された光源を点灯した場合、プリズムシートの出射面の法線方向(面光源装置から目視する人間に向かう方向)に指向性を有する、出射角度の範囲が狭い配光分布の面状照明光が、出射される。そのため、面光源装置を液晶表示装置に搭載した場合、凸条が延在する方向と垂直な面におけるプリズムシート出射面の水平方向に侠角な視認性が得られるので、例えば、ノートパソコン、タブレット型端末等の携帯可能な液晶表示装置に表示された内容が、近くの、例えば隣席する第三者等に読み取られ難くすることができる。
一方、2つの光源を点灯した場合、プリズムシートの出射面の法線方向、当該法線方向から第1傾斜面及び第2傾斜面側に傾斜した方向、及び、当該法線方向から凸条を挟んで第1傾斜面及び第2傾斜面側と反対側に傾斜した方向に指向性を有する、出射角度の範囲が広い配光分布の面状照明光が出射される。そのため、面光源装置を液晶表示装置に搭載した場合、凸条が延在する方向と垂直な面におけるプリズムシート出射面水平方向に広角な視認性が得られる。
従って、光源の点灯状態を切り替えるだけで、面光源装置からの面状照明光の配光分布の指向性を異ならせ、面光源装置を搭載した液晶表示装置における視認性を侠角又は広角とすることが選択可能となる。
さらに、プリズムシートの出射面の法線に対して第1傾斜面の傾斜角度A1が35.5°≦A1≦39°の範囲の角度であり、プリズムシートの出射面の法線に対して第2傾斜面の傾斜角度A2が23°≦A2≦30°の範囲の角度であるので、面光源装置から出射される面状照明光の配光分布において、ピークの輝度と隣り合うピーク間に存在するボトムの輝度との差異を抑制できる。
尚、A1>39°又はA2<23°の場合、面状照明光は、第1傾斜面と第2傾斜面との傾斜角度の差が大きくなるに従って広角な出射角度になるが、配光分布において、ピークの輝度に対して隣り合うピークの間のボトムの輝度の差異が顕著に大きくなる。従って、面光源装置からの面状照明光で、ボトムに対応する部分が暗線部分として知覚され得る。
A1<35.5°又はA2>30°の場合、第1傾斜面と第2傾斜面と傾斜角度の差が小さくなり、2つの半値幅のいずれか一方の半値幅が10°以下になり、2つの光源を点灯した場合でも、均質で広角な出射角度を有する面状照明光を形成し難くなる。尚、「半値幅」とは、配光分布において、プリズムシートの出射面の法線方向、すなわち出射角度0°から、配光分布のピークの輝度に対して1/2以上の輝度である出射角度の最小値(負値)までの角度幅と、前記出射角度の最大値(正値)までの角度幅とをいう。
従って、本発明の面光源装置は、面状照明光の出射角度に対する輝度の配光分布を2段階に切り替え可能であり、出射角度が広い配光分布の場合であっても面光源装置からの面状照明光で知覚し得る明暗差の発生を抑制することができる。
本発明において、前記凸条は、前記凸条が延在する方向に垂直な断面において、前記第1傾斜面の長さL1と前記第2傾斜面の長さL2との比率L2/L1が、0.3≦L2/L1≦4の範囲の比率であることが好ましい。
これによれば、2つの光源を同時点灯した場合、広角な出射角度を有する面状照明光を形成することができる。尚、L2/L1<0.3又はL2/L1>4の場合、すなわち、第1傾斜面の長さL1と第2傾斜面の長さL2のいずれかの比率が大きくなる場合、2つの半値幅のいずれか一方の半値幅が10°以下になり、凸条が延在する方向と垂直な面におけるプリズムシート出射面水平方向に広角な視認性を得ることが困難になる場合がある。
また、本発明において、前記凸条は、前記凸条が延在する方向に垂直な断面において、前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面からなる第1凸条傾斜面と、前記出射面の法線に対して前記第1凸条傾斜面と反対側の第2凸条傾斜面を有し、前記出射面の法線と前記第2凸条傾斜面との交点で、前記出射面の法線に対して前記第2凸条傾斜面の傾斜角度A3が30°≦A3≦34.5°の範囲の角度であることが好ましい。
これによれば、第2凸条傾斜面の傾斜角度A3が30°≦A3≦34.5°の範囲の角度であるので、第1凸条傾斜面側に配置された光源を点灯した場合、プリズムシートの出射面から出射される面状照明光の配光分布の出射光の輝度のピークが出射角度0°付近に形成される。
尚、A3<30°又はA3>34.5°の場合、面状照明光の配光分布における輝度のピークに対する出射角度の絶対値が5°を超えるので、プリズムシート出射面に対して垂直方向の面状照明光の指向性が低下する。従って、本発明は、プリズムシートの出射面に対して垂直方向に指向性を有する、出射角度の範囲が狭い配光分布の面状照明光を確実に出射することができる。
また、本発明の面光源装置の導光板は一枚の導光板に限定されず、複数枚の導光板に形成されてもよい。具体的には、前記一対の光源は、前記凸条が延在する方向に垂直な断面において、前記出射面の法線に対して前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面とからなる第1凸条傾斜面と反対側の第2凸条傾斜面の側に配置された第1光源と、前記第1凸条傾斜面の側に配置された第2光源とからなり、前記導光板は、第1導光板と、前記第1導光板と平行に隣接して配置された第2導光板とからなり、前記第1光源は前記第1導光板の光が入射される側面に対向配置され、前記第2光源は前記第2導光板の光が入射される側面に対向配置され、前記第1光源及び前記第2光源は前記第1導光板及び前記第2導光板を挟んで対向するように形成してもよい。
その際、出射角度が広い面状照明光の配光分布の場合であっても、面光源装置からの面状照明光で知覚し得る明暗差の発生を抑制する観点から、前記第1導光板の光が出射される平面及び前記第2導光板の光が出射される平面の法線方向と、前記第1導光板及び第2導光板の側面の法線方向とからなる平面において、前記第1導光板からの出射光の半値角度幅θ1は前記第2導光板からの出射光の半値角度幅θ2より大きい(θ1>θ2)ことが好ましい。尚、「半値角度幅」とは、配光分布のピークの輝度に対して1/2以上の輝度である出射角度の範囲をいう。
また、本発明は、光が入射される入射面と入射された光を出射する出射面とを有するプリズムシートにおいて、前記入射面に一方向に並んで形成された複数の凸条を有し、前記凸条は、各凸条の頂部から隣り合う凸条側に延在して前記凸条との間に溝を形成する傾斜面を有し、各凸条の頂部から隣り合う凸条側に延びた傾斜面の一方は、前記溝の底部に向って傾斜角が異なる頂部側の第1傾斜面と底部側の第2傾斜面とからなり、前記出射面の法線に対して、前記第1傾斜面の傾斜角度A1は35.5°≦A1≦39°の範囲の角度、前記第2傾斜面の傾斜角度A2は23°≦A2≦30°の範囲の角度であることを特徴とする。
本発明のプリズムシートを、例えば、互いに平行な一対の側面にそれぞれ光が入射され、少なくとも1つの平面から光が出射されるように形成された導光板と、前記導光板の光が入射される各側面に対向して配置される一対の光源とを有する面光源装置に備えた場合、光源の点灯状態を変えることにより、面状照明光の出射角度に対する出射光強度の配光分布を2段階に切り替えることができる。また、本発明のプリズムシートを備えることにより、出射角度が広い配光分布を形成する場合でも面光源装置からの面状照明光で知覚し得る明暗差の発生を抑制することができる。
また、上記面光源装置の2つの光源を同時点灯した場合、広角な出射角度を有する面状照明光を形成するために、前記プリズムシートの凸条は、凸条が延在する方向に垂直な断面において、前記第1傾斜面の長さL1と前記第2傾斜面の長さL2との比率L2/L1が、0.3≦L2/L1≦4の範囲の比率であることが好ましい。
さらに、前記凸条は、前記凸条が延在する方向に垂直な断面において、前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面からなる第1凸条傾斜面と、前記出射面の法線に対して前記第1凸条傾斜面と反対側の第2凸条傾斜面を有し、前記出射面の法線と前記第2凸条傾斜面との交点で、前記出射面の法線に対して前記第2凸条傾斜面の傾斜角度A3が30°≦A3≦34.5°の範囲の角度であることが好ましい。
例えば、上記プリズムシートの第1傾斜面及び第2傾斜面側に配置された光源を点灯した場合、プリズムシートの出射面から出射される面状照明光の配光分布の輝度のピークが出射角度0°付近に形成し、プリズムシートの出射面に対して垂直方向に指向性を有した、出射角度の範囲が狭い配光分布の面状照明光を確実に出射することができる。
本実施形態の面光源装置の概要図。 本実施形態のプリズムシート40の正面図。 本実施形態のプリズムシート40の凸条41の説明図。 図4Aは第1光源を点灯した場合の光進路の説明図。図4Bは第2光源を点灯した場合の光進路の説明図。 面状照明光の出射角度に対する出射光の輝度の配光分布を示す図。 図6Aは、第1傾斜面の長さL1と第2傾斜面の長さL2との比率L2/L1が0.3,1.5,4である場合の配光分布を示す図。図6Bは、比率L2/L1が0.2,5である場合の配光分布を示す図。 図7Aは、プリズムシートの出射面の法線に対して第1傾斜面の傾斜角度A1を変化させた場合の配光分布を示す図。図7Bは、プリズムシートの出射面の法線に対して第2傾斜面の傾斜角度A2を変化させた場合の配光分布を示す図。 図8Aは、プリズムシートの出射面の法線に対して第1傾斜面の傾斜角度A1を変化させた場合の他の配光分布を示す図。図8Bは、プリズムシートの出射面の法線に対して第2傾斜面の傾斜角度A2を変化させた場合の他の配光分布を示す図。 プリズムシート出射面の法線に対して第2凸条傾斜面の傾斜角度A3を変化させた場合の他の面状照明光の配光分布を示す図。 他の実施形態の面光源装置の概要図。 図10の他の実施形態の各導光板から出射される光の説明図。
図1〜図3を参照して、本実施形態の面光源装置100の全体構成を説明する。本実施形態の面光源装置100は、液晶表示装置のバックライトとして用いられる装置であり、図1に示されるように、本実施形態の面光源装置100は、第1光源10、第2光源20、導光板30、及びプリズムシート40を備えている。
第1光源10及び第2光源20はともに、複数のLED(Light Emitting Diode)を1列にアレイ状に配列したLEDアレイである。尚、第1光源10及び第2光源20はLEDに限定されず、冷陰極蛍光管、熱陰極蛍光管等の線状光源を使用してもよい。
第1光源10及び第2光源20はそれぞれ、独立した点灯回路(図示省略)によって点灯される。尚、面光源装置100をバックライトとして使用する液晶表示装置が搭載された機器、例えば、ノートパソコン、タブレット型端末、携帯電話、ポータブルTV・DVD等の携帯電子機器、銀行のATM端末等には、第1光源10及び第2光源20のいずれを点灯するかを選択するための光源選択手段(図示省略)が設けられる。光源選択手段は、例えば、切換スイッチ、切換ボタン、又はタッチパネルやキーボード等に所定の状態で割り当てられたキー等から構成されている。尚、光源選択手段は、液晶表示装置が搭載された機器の使用状態に応じて使用する光源を自動的に選択するプログラムにより制御される機器であってもよい。
導光板30は、矩形板状の導光板であり、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透光性材質から形成されている。導光板30は、互いに導光板30の長手方向で対向する一対の側面31,32と、厚さ方向の一面である導光板出射面33とを備えるように構成されている。側面31と側面31に対向する側面32とは、互いに平行な平坦面である。
側面31は、第1光源10から導光板30の内部へ光が入射される第1導光板入射面31として構成される。第1光源10は、第1光源10の長手方向を第1導光板入射面31の長手方向に一致させて、第1導光板入射面31に対向するように配置され、第1光源10からの光が第1導光板入射面31を介して導光板30の内部に導入される。
側面32は、第2光源20から導光板30の内部へ光が入射される第2導光板入射面32として構成される。第2光源20は、第2光源20の長手方向を第2導光板入射面32の長手方向に一致させて、第2導光板入射面32に対向するように配置され、第2光源20からの光が第2導光板入射面32を介して導光板30の内部に導入される。
以下の説明では、図1〜図3に示されるように、第1導光板入射面31及び第2導光板入射面32に垂直な方向をX軸方向、X軸方向と直交する平面上で互いに直交する2軸方向をY軸方向、Z軸方向とする。X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、互いに直交する3軸方向であり、Y軸方向を第1導光板入射面31及び第2導光板入射面32の長手方向(第1光源10及び第2光源20の長手方向)、Z軸方向を導光板30の厚み方向(図1では上下方向)とする。
X軸方向に関して、第1導光板入射面31から第2導光板入射面32に向かう方向、換言すれば、第1光源10から導光板30への光の導入方向をX軸正方向とする。Z軸方向に関して、導光板30の裏面34から表面33に向かう方向をZ軸正方向とする。
導光板30の厚み方向の表面(図1では上面)33は、内部に導入された光をプリズムシート40に出射する導光板出射面33を構成する。また、導光板30の厚み方向の裏面(図1では下面)34は、内部に導入された光を反射し導光板出射面33に向ける光反射面を構成する。導光板出射面である導光板表面33と導光板裏面34とは、それぞれの基準平面が互いに平行な平坦面である。
導光板出射面33は、X軸方向に互いに平行に延在する複数条のプリズム33aが基準平面からZ軸正方向に突出し連続して形成されている。各プリズム33aは、X軸方向垂直断面がほぼ二等辺三角形状のもの、換言すれば、X軸方向に延在する概略三角柱状のプリズムである。プリズム33aは、射出成形等により、導光板30と一体に形成されている。プリズム33aのY軸方向の幅及び頂角は、面光源装置に要求される指向特性等により適宜調整される。
尚、プリズム33aのX軸方向垂直断面形状は、二等辺三角形状が連続した形状に限定されず、頂部が平坦な台形型、蒲鉾型、波型等の形状であってもよく、さらに、これらの形状の間に平坦な面を有するものであってもよい。また、プリズム33aのX軸方向垂直断面形状がZ軸方向に連続して相似的に変わるものや、プリズム33a間のY軸方向の間隔が一定でないものであってもよい。
導光板裏面34には、第1光源10及び第2光源20からの光を導光板出射面33に向けるために、Y軸方向に互いに平行に直線的に延在する(図示しない)複数条の凹条部がZ軸正方向に窪んで連続して形成されている。導光板裏面34には、第1光源10及び第2光源20からの光を導光板出射面33に向けることができれば、例えば凹状ドット等を形成してもよい。
導光板裏面34側には、導光板裏面34と対向して導光板裏面34を覆うように、図示しない光吸収シートが配置されている。光吸収シートは、黒色や灰色の樹脂シートであり、導光板裏面34から導光板30の外部に漏れ出た光を吸収する。光吸収シートにより反射・散乱された光が再び導光板30の内部に入射して、導光板30の導光板出射面33からプリズムシート40側に放出される光の方向が意図しない方向になることを防止する。また、光吸収シートの代わりに高反射率のシートを用いてもよい。高反射率のシートを用いた場合、外部に漏れ出た後に導光板に再入射する光の影響により指向性の機能が低下するが、ピークに出射される光の強度が増すため、周囲が明るい環境下、例えば主に屋外で使用されるような製品において特性を充分に満たすものになる。
プリズムシート40は、導光板出射面33と対向して、導光板出射面33を覆うように導光板出射面33に対して平行に積層される透明部材である。プリズムシート40の材料は、ガラス、例えばポリカーボネート(PC)、アクリル、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリマーフィルム又はシート等が挙げられる。
プリズムシート40は、プリズムシート40の厚さ方向(Z軸方向)に、面状照明光を出射する平坦面の出射面45と、出射面45と反対側の裏面とを備える。プリズムシートの出射面45と反対側の裏面には、Y軸方向(出射面45と平行で、且つ、導光板入射面31,32の法線と垂直な方向)に並列して延在し、Z軸負方向に突出する複数条の凸条41を有する。
凸条41は、凸条41のY軸方向垂直断面である図3に示されるように、Y軸方向に沿って、凸条41の頂部42から隣り合う凸条41間に存在する溝の底部43に向かって順に平坦面の第1傾斜面41aと平坦面の第2傾斜面41bとからなる第1凸条傾斜面41cと、出射面45の法線45aに対して第1凸条傾斜面41cと反対側に平坦面の第2凸条傾斜面41dとを有する。尚、第2凸条傾斜面41dは平坦面に限られず、湾曲面であってもよい。
凸条41を有するプリズムシート40は、導光板出射面33からの光の向きを変え、出射面45から出射される面状照明光の方向を調整する。
面光源装置100は、導光板30の導光板裏面34側に光吸収シートを重ね合わせた状態で、導光板入射面31,32側端部にそれぞれ第1及び第2光源10,20を組み付け、且つ、導光板30の導光板出射面33側にプリズムシート40を重ね合わせた状態で枠体の内側に組み付けることにより構成される。
そして、面光源装置100は、面光源装置100からの面状照明光を制御することにより画像表示を行う液晶パネルがプリズムシート40に対向配置され、液晶表示装置のバックライトとして使用される。
次に、本実施形態の面光源装置100の作動について説明する。
[第1光源点灯状態]
第1光源10を点灯した第1光源点灯状態の場合、まず、第1光源10から導光板入射面31を介して導光板30に導入された光は、導光板裏面34の図示しない複数条の凹条部により反射され、同じような角度で導光板出射面33に入射される。
次に、導光板出射面33に入射された光の一部は、導光板出射面33からプリズムシート40に導入され、第1凸条傾斜面41cで反射され、出射面45から出射する。図4Aは、第1光源10を点灯した場合において、第1光源10から導光板30に導入された光の一部のプリズムシート40での光進路を実線で示した図である。
図4Aに示されるように、第1光源点灯状態の場合、導光板30からプリズムシート40に導入される光の一部は、凸条41の第1傾斜面41aで反射し、また、当該光の他の一部は凸条41の第2傾斜面41bで反射し、さらに、出射面45で屈折し、X軸正負方向に傾斜した方向に向きを変える。従って、出射面45から出射される光は、出射面45の法線45aからX軸正負方向に傾斜した方向に出射される。
[第2光源点灯状態]
第2光源20を点灯した第2光源点灯状態の場合、まず、第2光源20から導光板入射面32を介して導光板30に導入された光は、第1光源点灯状態と同様、導光板裏面34の図示しない複数条の凹条部により反射され、同じような角度で導光板出射面33に入射される。
次に、導光板出射面33に入射された光の一部は、導光板出射面33からプリズムシート40に導入され、第2凸条傾斜面41dで反射され、出射面45から出射する。図4Bは、第2光源20を点灯した場合において、第2光源20から導光板30に導入された光の一部のプリズムシート40での光進路を実線で示した図である。
図4Bに示されるように、第2光源点灯状態の場合、導光板30からプリズムシート40に導入される光の一部は、凸条41の第2凸条傾斜面41dで反射し、さらに、出射面45で屈折し、Z軸正方向に向きを変える。従って、出射面45から出射される光に関して、出射面45の法線方向、すなわち、Z軸正方向に狭く限定された指向性を有する配光分布が得られる。
[同時点灯状態]
第1光源10及び第2光源20を点灯した同時灯状態の場合、出射面45から出射される光は、第1光源点灯状態での出射面45から出射される光と、第2光源点灯状態での出射面45から出射される光との合成光である。従って、出射面45から出射される光に関して、出射面45の法線45aからX軸正負方向に傾斜した方向に出射される、すなわち、広い出射角度範囲を有する配光分布が得られる。
図5に、凸条41の延在方向(Y軸方向)垂直断面において、第1傾斜面41aの長さL1と第2傾斜面41bの長さL2との比率L2/L1が1.5である場合のシミュレーション結果を示す。図5において、第1光源点灯状態、第2光源点灯状態及び同時点灯状態における出射角度に対する出射光の輝度の配光分布を、破線、実線、一点鎖線で示す。
尚、出射角度は、出射面45から出射する光の、Z軸正方向からの傾斜角度を意味する。出射角度が正であるとはZ軸正方向から第2光源20側に傾斜して光が出射することを意味し、出射角度が負であるとはZ軸正方向から第1光源10側に傾斜して光が出射することを意味する。
図5から、第1光源点灯状態の場合(破線)、出射角度−10°付近及び15°付近にピークを有する分布が形成され、第2光源点灯状態の場合(実線)、出射角度0°付近にピークを有する分布、すなわち、Z軸正方向に狭く限定された指向性を有する分布が形成されることがわかる。また、同時点灯状態の場合(一点鎖線)、−30°〜30°という広い出射角度範囲の分布が形成されることがわかる。
従って、第2光源20のみを点灯させることにより非常に指向性の強い配光分布を、第1光源10及び第2光源20を同時点灯することにより出射角度の広い配光分布を形成できる。
また、第1光源10及び第2光源20を同時点灯した場合、配光分布の3つの極大点であるピークP1,P2,P3のうち外側のピークP1,P3それぞれと隣り合う極小値であるボトムB1,B2に関して、P1とB1並びにP3とB2の輝度の差が小さくなる。従って、面光源装置100によれば、出射角度の広い配光分布の場合であっても、面光源装置100を搭載した液晶表示装置の表示画面上に暗線部分が認識され難い自然な配光が得られる。
凸条41の延在方向(Y軸方向)垂直断面における、第1傾斜面41aの長さL1と第2傾斜面41bの長さL2との比率L2/L1は、0.3≦L2/L1≦4の範囲の比率であることが好ましい。図6Aに、比率L2/L1の値が0.3、1.5、4である配光分布をそれぞれ、破線、一点鎖線、実線で示す。図6Aに示されるように、第1光源10及び第2光源20を同時点灯した場合、広角な出射角度を有する面状照明光が形成される。
また、図6Bに、比率L2/L1の値が0.2、5である配光分布をそれぞれ、破線、二点鎖線で示す。図6Bに示されるように、L2/L1<0.3又はL2/L1>4の場合、すなわち、第1傾斜面の長さL1と第2傾斜面の長さL2のいずれかの比率が大きくなる場合、例えば、L2/L1=0.2の場合、半値幅が17.3°(負値側),8.0°(正値側)、L2/L1=5の場合、半値幅が7.3°(負値側),20.6°(正値側)になり、2つの半値幅のいずれか一方の半値幅が10°以下になるので、X軸正負方向(凸条41の延在方向(Y軸方向)と垂直な面における左右方向)に均質で広角な視認性を得ることが困難になる可能性がある。
また、凸条41の延在方向(Y軸方向)垂直断面における、出射面45の法線45aに対して第1傾斜面41aの傾斜角度A1が35.5°≦A1≦39°の範囲の角度であり、出射面45の法線45aに対して第2傾斜面41bの傾斜する角度A2が23°≦A2≦30°の範囲の角度であることが好ましい。
図7Aに、(A1,A2,L2/L1)が(35.5°,26.5°,1.5)、(37.5°,26.5°,1.5)、(39.0°,26.5°,1.5)である配光分布をそれぞれ、破線、一点鎖線、実線で示す。また、図7Bに、(A1,A2,L2/L1)が(37.5°,23.0°,1.5)、(37.5°,26.5°,1.5)、(37.5°,30°,1.5)である配光分布をそれぞれ、破線、一点鎖線、実線で示す。
図7A及び図7Bに示されるように、傾斜角度A1が35.5°≦A1≦39°の範囲で、かつ、傾斜角度A2が23°≦A2≦30°の範囲の場合、極小点が存在しない又は極小点が存在しても隣り合う極大点との輝度との差異を抑制できるので、出射角度の広い配光分布の場合であっても、面光源装置100を搭載した液晶表示装置の表示画面上に暗線部分が認識され難い自然な配光が得られる。
図8Aに、(A1,A2,L2/L1)が(35.0°,26.5°,1.5)、(39.5°,26.5°,1.5)である配光分布をそれぞれ、破線、一点鎖線で示す。また、図8Bに、(A1,A2,L2/L1)が(37.5°,22.5°,1.5)、(37.5°,31°,1.5)である配光分布をそれぞれ、破線、一点鎖線で示す。
図8A及び図8Bに示されるように、A1>39°又はA2<23°の場合、配光分布は第1傾斜面41aと第2傾斜面41bと傾斜角度の差が大きくなるに従って広角な出射角度になるが、極小点と極小点に隣り合う極大点との輝度の差異が顕著に大きくなる。従って、面光源装置100からの面状照明光で、輝度の極小点に対応する部分が暗線部分として知覚され得る。
また、A1<35.5°又はA2>30°の場合、第1傾斜面41aと第2傾斜面41bと傾斜角度の差が小さくなる。そのため、例えば、A1=35.0°の場合、半値幅が10°(負値側),18.7°(正値側)、A2=31°の場合、半値幅が20°(負値側),8.0°(正値側)になり、2つの半値幅のいずれか一方の半値幅が10°以下になるので、第1光源10及び第2光源20を同時点灯した場合でも、均質で広角な出射角度を有する面状照明光を形成し難くなる。
また、凸条41の延在方向(Y軸方向)垂直断面における、出射面45の法線45aと第2凸条傾斜面41dとの交点で、出射面45の法線45aに対して第2凸条傾斜面41dの傾斜角度A3が30°≦A3≦34.5°の範囲の角度であることが好ましい。
図9に、角度A3が30°、32.5°、34.5°である配光分布をそれぞれ、破線、一点鎖線、実線で示す。図9に示されるように、角度A3が30°≦A3≦34.5°の範囲の角度である場合、第2光源20(第1凸条傾斜面41c側に配置された光源)を点灯すると、出射面45から出射される面状照明光の配光分布の輝度のピークが出射角度0°付近に形成される。従って、出射面45の法線方向(Z軸正方向)に狭く限定された指向性を有する配光分布の光が出射面45から出射される。
また、図9から把握されるように、A3<30°又はA3>34.5°の場合、配光分布の輝度のピークが出射角度±5°を超えるので、出射面45の法線方向(Z軸正方向)の指向性が低下した配光分布の光が出射面45から出射される。
尚、導光板は一枚の導光板に限定されず、複数枚の導光板に形成されてもよい。図10に他の実施形態の面光源装置100’を示す。尚、導光板30a,30bの厚さ方向の面上に設けられるプリズム及び凹条部は図10から省略した。以下、面光源装置100と異なる点についてのみ説明する。
面光源装置100’は、第1光源10、第2光源20、導光板30a,30b、及びプリズムシート40を備えている。導光板30aの側面31a,32aのうちの側面31aは、第1光源10から導光板30aの内部へ光が入射される導光板30aの入射面31aとして構成される。第1光源10は、第1光源10の長手方向を導光板30aの入射面31aの長手方向に一致させて、入射面31aに対向するように配置され、第1光源10からの光が入射面31aを介して導光板30aの内部に導入される。
導光板30bの側面31b,32bのうちの側面32bは、第2光源20から導光板30bの内部へ光が入射される導光板30bの入射面32bとして構成される。第2光源20は、第2光源20の長手方向を導光板30bの入射面32bの長手方向に一致させて、入射面32bに対向するように配置され、第2光源20からの光が入射面32bを介して導光板30bの内部に導入される。
また、面光源装置100’は、出射角度が広い面状照明光の配光分布の場合であっても、面状照明光で知覚し得る明暗差の発生を抑制する観点から、導光板30aの光が出射される平面33a及び導光板30bの光が出射される平面33bの法線方向と、導光板30a及び導光板30bの側面31a,32a,31b,32bの法線方向とからなる平面(Y軸方向垂直平面)において、導光板30aからの出射光の半値角度幅θ1は導光板30bからの出射光の半値角度幅θ2より大きくなるように、すなわちθ1>θ2になるように構成されている。
導光板30bの平面33bから出射される光は、図11に示されるように半値角度幅θ2で出射した後、図4Bの経路を通り、図5において実線で示された出射特性で出射面45から出射される。このとき、半値角度幅θ2が広くなると、図5において実線で示された出射角度の半値角度幅も広くなるので、強い指向性(狭い視認性)を得るためにはθ2は狭い半値角幅であることが望ましい。
また、導光板30aの平面33aから出射される光は、図11に示されるように半値角度幅θ1で出射した後、図4Aの経路を通り、図5において破線で示された出射面の法線方向に対して互いに逆方向に分離した配光分布を形成する。
このとき、θ2>θ1、すなわち、θ1がθ2より半値角幅が狭い出射特性である場合、2つのピークを有する当該分離した配光分布は、2つのピークそれぞれに対して狭い半値角度幅を有する分布になる。このため、同時点灯状態において、3つのピークを有する配光分布は、3つのピークそれぞれに対して狭い半値角度幅を有することになり、配光分布におけるピークとボトムの差が大きくなる。
従って、強い指向性を維持するために、図11に示される半値角度幅θ2を狭い半値角度幅に維持し、さらに、θ1>θ2、すなわち半値角度幅θ2よりθ1を広くすることにより、狭い視認特性と明暗差の発生の抑制とを実現する。
図11に示されるように、第1光源10を点灯したときの導光板30aの平面33aから出射した光の半値角度幅θ1は30.0°で、第2光源20を点灯したときの導光板30bの平面33bから出射した光の半値角度幅θ2は15.9°である場合、θ1>θ2であるので、出射角度が広い面状照明光の配光分布の場合であっても、面状照明光で知覚し得る明暗差の発生が抑制される。
100,100’…面光源装置、10…第1光源(光源)、20…第2光源(光源)、3030a,30b…導光板、31…側面(第1導光板入射面)、32…側面(第2導光板入射面)、33…導光板出射面(導光板表面)、33a…プリズム、34…導光板裏面、40…プリズムシート、41…凸条、41a…第1傾斜面、41b…第2傾斜面、41c…第1凸条傾斜面、41d…第2凸条傾斜面、42…凸条の頂部、43…凸条間の溝の底部、45…プリズムシート40の出射面、45a…プリズムシート出射面の法線。

Claims (5)

  1. 互いに平行な一対の側面にそれぞれ光が入射され、少なくとも1つの平面から光が出射されるように形成された導光板と、前記導光板の光が入射される各側面に対向して配置される一対の光源と、前記導光板の光が出射される平面に対向して配置されるプリズムシートとを備える面光源装置であって、
    前記プリズムシートは、前記導光板から出射された光が入射される入射面と、前記入射面と反対側の前記プリズムシートから光が出射される出射面とを有し、前記導光板の前記側面と平行に延在し且つ前記側面と直交する方向に並んで形成された複数の凸条を前記入射面に有し、
    前記凸条は、各凸条の頂部から隣り合う凸条側に延在して前記凸条との間に溝を形成する傾斜面を有し、各凸条の頂部から隣り合う凸条側に延びた傾斜面の一方は、前記溝の底部に向って傾斜角が異なる頂部側の第1傾斜面と底部側の第2傾斜面とからなり、
    前記凸条は、前記凸条が延在する方向に垂直な断面において、前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面からなる第1凸条傾斜面と、前記出射面の法線に対して前記第1凸条傾斜面と反対側の第2凸条傾斜面とを有し、
    前記一対の光源は、前記導光板の第2凸条傾斜面の側の側面に配置された第1光源と、前記導光板の前記第1凸条傾斜面の側の側面に配置された第2光源とからなり、
    前記第1光源及び前記第2光源はそれぞれ独立して点灯可能に設けられており、
    前記第1傾斜面は、前記第1光源から出射された光を前記出射面の法線に対して第1方向に傾斜した方向に反射し、
    前記第2傾斜面は、前記第1光源から出射された光を前記出射面の法線に対して前記第1方向と反対側の第2方向に傾斜した方向に反射し、
    前記プリズムシートの前記出射面の法線に対して、前記第1傾斜面の傾斜角度A1は35.5°≦A1≦39°の範囲の角度、前記第2傾斜面の傾斜角度A2は23°≦A2≦30°の範囲の角度であり、
    前記出射面からの出射光の出射角度に対する輝度の配光分布において、前記第2光源の出射光のピーク輝度は、前記第1光源の出射光のピーク輝度より高く、前記第2光源の出射光の半値角度幅に相当する出射角度範囲は、前記第1光源の出射光の半値角度幅に相当する出射角度範囲の内側に、設定されていることを特徴とする面光源装置。
  2. 請求項1記載の面光源装置であって、
    前記凸条は、前記凸条が延在する方向に垂直な断面において、前記第1傾斜面の長さL1と前記第2傾斜面の長さL2との比率L2/L1が、0.3≦L2/L1≦4の範囲の比率であることを特徴とする面光源装置。
  3. 請求項1又は2記載の面光源装置であって
    記出射面の法線と前記第2凸条傾斜面との交点で、前記出射面の法線に対して前記第2凸条傾斜面の傾斜角度A3が30°≦A3≦34.5°の範囲の角度であることを特徴とする面光源装置
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の面光源装置であって
    記導光板は、第1導光板と、前記第1導光板と平行に隣接して配置された第2導光板とからなり、
    前記第1光源は前記第1導光板の光が入射される側面に対向配置され、前記第2光源は前記第2導光板の光が入射される側面に対向配置され、前記第1光源及び前記第2光源は前記第1導光板及び前記第2導光板を挟んで対向することを特徴とする面光源装置。
  5. 請求項4記載の面光源装置であって、
    前記第1導光板の光が出射される平面及び前記第2導光板の光が出射される平面の法線方向と、前記第1導光板及び第2導光板の側面の法線方向とからなる平面において、前記第1導光板からの出射光の半値角度幅θ1は前記第2導光板からの出射光の半値角度幅θ2より大きい(θ1>θ2)ことを特徴とする面光源装置。
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