JP2006526284A - ビット線構造およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ビット線構造およびその製造方法に関する。この方法では、分離トレンチ(T)は、導電性レンチ充填層(5)によって、第2コンタクト部(KS)と第2コンタクト部(KS)に隣接する第1コンタクト部(KD)との少なくとも付近が充填されている。上記導電性レンチ充填層(5)は、埋め込み接触バイパス線を得るために、第2コンタクト部(KS)に隣接する第1不純物領域(D)を相互連結している。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、ビット線構造およびその製造方法に関する。特に、本発明は、ソースおよびドレイン線をそれぞれ選択的に駆動するための不揮発性SNORメモリー回路において使用できるような、サブ100nmのビット線構造およびその製造方法に関する。
メモリー回路の実現においては、大体、メモリーアーキテクチャの観点から、いわゆるNANDアーキテクチャとNORアーキテクチャとの区別がなされることが最も一般的である。双方のアーキテクチャでは、例えばいわゆる1トランジスタメモリーセルが、マトリックス型に配置されており、いわゆるワード線およびビット線を介して駆動される。
NANDアーキテクチャでは、複数の、スイッチング素子からなるメモリー素子が、相互に直列に接続されており、共通の選択ゲートとしての選択トランジスタを介して駆動される。一方、NORアーキテクチャの各スイッチング素子は、並列またはマトリックス型に編成されている。それゆえ、各スイッチング素子を個別に選択できる。
図1Aに、いわゆるSNORアーキテクチャ(選択的NOR)を簡易化した図を示す。SNORアーキテクチャでは、「共通ソース(common source)」構成を有するNORアーキテクチャとは対照的に、個々のスイッチング素子SE1,SE2,...は、各ソース線SL1,SL2,...および各ドレイン線DL1,DL2,...を介して選択的に駆動される。この選択的な駆動は、例えば、いわゆる共通のビット線BL1,BL2,...を形成している各ビット線制御器BLCによって行なわれる。SNORアーキテクチャは予め定めた最小セルトランジスタ長またはチャネル長に依らないので、このようにして、半導体回路構造のさらなる小型化、または、より高密度の集積が可能となる。
図1Bに、図1Aに示すSNORアーキテクチャの従来のレイアウトを簡易化した図を示す。図1Bでは、スイッチング素子からなるメモリー素子SE1,SE2,...は、半導体基板の活性エリアAAに形成されている。これらの活性エリアAAは、ほぼ真っ直ぐな帯型の構造である。複数の帯型の活性エリアAAは縦方向に延びる列として配置されており、その上に、同じく帯型に形成されている積層であるワード線スタックWL1,WL2,...が横方向に延びる列として形成されている。したがって、このような帯型の活性エリアAAと帯型に形成されたワード線スタックWLとの間の各交差点すなわち重なり合う領域は、複数の、半導体素子であるメモリー素子SEを構成する。
各ドレイン領域Dとソース領域Sとにコンタクトを形成するために、コンタクト部が必要である。コンタクト部は、通常、活性エリアAAの上側に形成されているが、これらは、多くの場合、隣接する絶縁領域STI(Shallow Trench Isolation;浅溝分離)に達してもよい。したがって、さらに重なり合っている層(好ましくは第1メタライジング層)には、各ビット線BL用のソース線SL1,SL2,...およびドレイン線DL1,DL2,...も配置されている。この場合、ドレイン線は、対応するドレインコンタクト部KDを介して、活性エリアAAの関連するドレイン領域Dと接続されており、ソース線SLは、対応するソースコンタクト部KSを介して、関連するソース領域Sと接続されている。
しかしながら、このような従来のビット線構造の欠点は、付加的なソース線のせいで、「共通ソース(common source)」アーキテクチャの2倍を上回る密度でメタライゼーションが存在している点である。このことは、より高密度の集積、または、さらなる小型化を制限する要因である。
したがって、集積密度を改善するために、DE10062245A1に、ソース線およびドレイン線を、スペーサーとして絶縁フィンに形成し、関連するソース領域およびドレイン領域と、ソース領域およびドレイン領域に対応する開口部を有する付加的な絶縁層を介してコンタクトを行えるようにすることが提案されている。しかしながら、ソース領域およびドレイン領域は、基板表面に形成されており、並列に配置されているので、所要空間が依然としてかなり大きく、より高密度の集積を妨げている。
図2A・2Bに、例えば文献US6,438,030B1に記載されているような他のビット線構造の簡易化された等化回路図と、簡易化された断面図とを示す。
図2A・2Bでは、この場合、ドレイン線DL1,DL2,...は、同じく、基板100の表面にある表面ビット線として形成されている。基板100には、半導体基板に埋め込みソース線BSL(BSL1,BSL2,...)を形成するための相互に絶縁されているp型ウェル101,102,...が形成されている。
各ソース領域Sを、埋め込みソース線BSL1としてのp型ウェル101,102,...と接触接続するために、いわゆる埋め込みストラップとしての埋め込み接続層BSが、p型不純物領域として形成されている。このp型不純物領域は、ソース領域Sと接触しており、p型ウェル101にまで達している。この場合は、表面に形成されているシリサイド層8を介して、ソース領域Sを、埋め込み接続層BSおよび埋め込みソース線BSLと電気的に接続することができる。このようにして、半導体素子SEの各ソース領域Sは、p型ウェル101,102,...からなる埋め込みソース線BSLと電気的に接続されている。
一方、図2Bのドレイン領域Dは、ドレインコンタクト部KDを介して、表面ビット線DL1と電気的に接続されている。さらに、各p型ウェルからなる埋め込みソース線BSLは、ウェル接続不純物領域WAとそれに繋がるソースコンタクト部KSとを介して、表面に引き回しされた表面ソース線SL1と電気的に接続されている。接触抵抗を充分に低くするため、この種のソースコンタクト部KSは、通常、半導体基板における32個または64個のセル毎に形成されている。
こうして、集積密度は非常に改善される。なぜなら、ソース線は、基本的に、半導体基板に埋め込みソース線BSLとして形成されており、この分だけ、基板表面におけるメタライゼーションの必要性を減少させるからである。しかしながら、表面ドレイン線DL1と表面ソース線SL1との間で配線の重なりがあるので、とりわけソースコンタクト部KSの場所において、領域の損失が依然として生じていることが欠点である。
上述のことに鑑み、本発明は、領域をさらに有効活用する領域最適化を図ることのできるビット線構造とその製造方法とを提供することを目的とする。
本発明では、この目的は、ビット線構造に関する特許請求項1に記載の特徴、および、方法に関する特許請求項9に記載の措置によって達成される。
特に、分離トレンチに備えた導電性のトレンチ充填層を、少なくとも、第2コンタクト部と第2コンタクト部に隣接する第1コンタクト部との領域において、第1コンタクト部の領域に電気的に接続されるように使用することにより、メタライゼーションの必要性は減少する。その結果、領域最適化が行われたビット線構造が実現できる。なお、上記トレンチ充填層は、第1不純物領域を、第2コンタクト部を越えた隣にある第1不純物領域と相互に電気的に接続する埋め込み接触バイパス線を形成している。
好ましくは、分離トレンチは、分離トレンチのトレンチ表面に形成された第1トレンチ絶縁層と、第1トレンチ絶縁層の表面に形成された導電性または非導電性の遮蔽層と、遮蔽層の表面に形成された第2トレンチ絶縁層とを備え、上記トレンチ充填層は、分離トレンチの上側部分に配置されている。その結果、優れた電気的特性と、特に、絶縁特性とを有する半導体素子を、特にサブ100nm領域の構造においても実現することができる。
第2コンタクト部は、基本的に、埋め込み接続層の上方に配置されていることが好ましい。その結果、付加的なウェル接触接続を省き、領域最適化をさらに改善できる。
特に、自己整合性のある伝導性の高い接続層を使用することにより、第1または第2コンタクト部と、関連する不純物領域およびトレンチ充填層とを、特に簡単かつ効果的に、電気的に接続することができる。
基板は、ウェル不純物領域をさらに備えていることが好ましい。このウェル不純物領域に、ビット線不純物領域が配置されている。分離トレンチは、ウェル不純物領域よりも下方に突出している。こうして、隣接するセルの間の絶縁特性は、本質的にさらに改善できる。
さらに、本発明のさらに有利な改良は、他の請求項において特徴付けられている。
図面を参照しながら例示的な実施形態に基づいて本発明を以下に詳しく説明する。
図1Aおよび図1Bは、SNORメモリー回路の従来のビット線構造のレイアウトを簡易化した等化回路図および簡易化した平面図である。
図2Aおよび図2Bは、他の従来のビット線構造の簡易化した等化回路図およびその断面図である。
図3Aおよび図3Bは、本発明のビット線構造を有する半導体回路のレイアウトを簡易化した平面図、および、断面I−Iに沿ったその断面図である。
図4A〜図9Cは、本発明のビット線構造の製造方法における主要な工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。
図3A・3Bに、本発明のビット線構造を説明するための、半導体回路のレイアウトを簡易化した平面図、および、そのI−I線に沿った断面図を示す。同じ参照符号は、図1A〜1Bの素子または層と同じまたは対応する素子または層を示している。それゆえ、以下では繰り返して説明しない。
ここでは、図3Aに、一例として、SNOR半導体メモリー回路において使用できるような本発明のビット線構造のレイアウトの簡易化した平面図を示す。
図3A・3Bでは、基板(例えば、半導体基板、好ましくは結晶シリコンを含む)中に、複数の帯型の分離トレンチTによって、複数の帯型の活性エリアAAが、それぞれが縦方向(第1の方向)に延びているとともに全体が横方向に並ぶ列となるように形成されている。すなわち、活性エリアAAとその下方領域とは、分離トレンチTによって分離トレンチT側から分離絶縁されることによって残された、第1の方向に沿った分離領域となっている。図1Bに記載の従来技術と同様に、ワード線スタックWLは、基板の表面に、それぞれが上記帯型の活性エリアAAに対して垂直な方向である横方向に延びているとともに全体が縦方向に並ぶ列となるように形成されている。上記ワード線スタックは、例えば不揮発性メモリー素子SEを半導体素子として形成するため、第1絶縁層7A(例えば、ゲート酸化物層すなわちトンネル層など)と、電荷蓄積層7B(例えば浮遊ゲート層)と、第2絶縁層7C(例えば、ONO(酸化物/窒化物/酸化物)層配列)と、実際の駆動ワード線となる制御層7Dとを備えている。
ワード線スタックWLの側壁には、絶縁を目的として、側壁絶縁層であるスペーサーSPが形成されている。スペーサーSPのうち、第2コンタクト部であるソースコンタクト部KSと対向しているスペーサーTSPは、整形処理により、他のスペーサ−よりも厚みが低減されている。これらのスペーサーSPまたは整形されたスペーサーTSPは、通常、複数のスペーサー層を含んでいる。これにより、充分な絶縁と、関連する接続不純物領域の形成、従って、第1不純物領域であるドレイン不純物領域Dおよび第2不純物領域であるソース不純物領域Sの形成とを実現することができる。これらの層および関連するスペーサーおよび不純物領域については、当業者に充分知られているので、本実施形態では詳しく説明しない。
したがって、半導体素子としての不揮発性メモリーセルSEは、活性エリアAAとワード線スタックWLとの間の各交差点すなわち重なり合う点に形成されている。上記素子は、電界効果トランジスタ構造を形成するために、第1伝導型(例えば、n)の、第1不純物領域としてのドレイン領域Dおよび第2不純物領域としてのソース領域Sを、ワード線スタックの横側に有している。
この場合、本発明の領域最適化が行われたビット線構造を形成するために、分離トレンチTは、少なくとも、第2コンタクト部であるソースコンタクト部KSのコンタクト領域、第2コンタクト部の隣にある第1コンタクト部であるドレインコンタクト部KDのコンタクト領域とにおいて後者(KDのコンタクト領域)に接続された、導電性のトレンチ充填層5を有している。このトレンチ充填層は、埋め込み接触バイパス線を形成するために、第1不純物領域Dを第2コンタクト部KSを越えた隣の第1不純物領域Dと、従って、第1コンタクト部KD同士を、相互に電気的に接続する。
図9A〜図9Cに、図3Aの半導体回路構造について他の、簡易化した、A−A線断面図、B−B線断面図、およびC−C線断面図を示す。同様の参照符号は、同じく、図1〜図3Bに示す層または素子と同じまたは対応する層または素子を示しており、以下では繰り返し説明しない。
これらの断面図および関連する平面図から分るように、分離トレンチTは、分離トレンチTの表面に形成された第1トレンチ絶縁層2と、第1トレンチ絶縁層2の表面に形成された遮蔽層3と、遮蔽層3の表面に形成された第2トレンチ絶縁層4と、埋め込み接触バイパス線を形成するトレンチ充填層5とを備えている。このトレンチ充填層5は、分離トレンチTの上部領域に形成されており、第1コンタクト部KDの付近の被覆されていない接続領域とは別に設けられた第3トレンチ絶縁層6によって被覆されている。高ドープされた多結晶半導体材料を、遮蔽層3のために使用することが好ましい。原理的には、他の導電性材料(例えば、金属など)あるいは他の非導電性材料(例えば、アンドープの半導体材料または絶縁材料(SiO)など)を使用することもできる。特に半導体材料は、この場合、望ましくない隙間または空隙を形成することなく、特に簡単に深いトレンチに堆積することができる。従って、上記遮蔽層3は、本質的に、隣接するセルの間の絶縁すなわち遮蔽を改善し、特に、寄生トランジスタがトレンチに沿って基板面と平行な方向に生じないように、すなわち、寄生トランジスタがトレンチに沿って1つのセルアレイから隣接するセルアレイに生じないようにする。この結果、同様に、パンチスルーまたはラッチアップ現象も確実に防止される。
半導体基板に、第2伝導型であるp型の、少なくとも1つのビット線不純物領域101が、図2Bの従来技術のような少なくとも1つの埋め込みビット線BSLを形成するために形成されており、第2伝導型の埋め込み接続層BSによって、第2不純物領域Sと電気的に接続されている。
より正確には、図2Bの従来技術のように、このような埋め込み接続層である埋め込みストラップBSは、好ましくは第2不純物領域Sの領域へイオンを注入することにより、ビット線不純物領域またはp型ウェル101に形成される。その結果、例えば埋め込み接続層BSおよび第2不純物領域Sの表面に自己整合して形成される高導電性接続層8を使用して、ソース領域Sと埋め込みソース線BSLであるp型ウェル101との間のコンタクトが得られる。
しかしながら、図2Bの従来技術とは対照的に、本実施形態では好ましくも、ソースコンタクト部すなわち第2コンタクト部KSは、埋め込み接続層BSのすぐ上に、そして、付加的なウェル接続不純物領域WAを使用することなく、表面に形成された第1表面絶縁層I1および第2表面絶縁層I2中に形成されている。この結果、領域最適化すなわち領域の増加が達成される。原理的には、付加的なウェル接続不純物領域WAは、図2Bに示す従来技術のように、ビット線不純物領域101を接続するためのビット線接続不純物領域として残っていてもよい。
具体的には、第2表面ビット線として形成されていたソース線SLが、本実施形態では、第1表面ビット線として形成されたドレイン線DLの直ぐ上に配置されており、その結果、最小ビット線構造幅および最小ビット線間隔の最小寸法BLP(Bit Line Pitch)を形成できるので、埋め込み接触バイパス線により、領域が実質的に増加する。
この場合、第1表面ビット線DLは、いずれも、第2コンタクト部KSの領域で途切れているが、これらの途切れた箇所は、所要面積を増やすことなく、分離トレンチTに組み込まれた埋め込み接触バイパス線によって互いに電気的に接続される。
特にサブ100nm領域の半導体回路を形成する場合に電気的な特性を改善するために、第3トレンチ絶縁層6は、いわゆるSTI法(Shallow Trench Isolation;浅溝分離)によって、浅いトレンチ絶縁層として形成されていることが好ましい。このようにして、半導体基板に形成された半導体素子の電気的な特性が改善される、基板の最適な表面パッシベーションが得られる。
さらに、基板は、第1伝導型であるn型のウェル不純物領域100を備えていてもよい。ビット線不純物領域101は、このウェル不純物領域100中に形成されてできたものであり、分離トレンチTは、ウェル不純物領域100よりも下方に突出して半導体基板1に入り込んでいる。このようにして、特に高電圧回路に適した、特に寄生トランジスタ構造と、ラッチアップおよびパンチスルー現象とを確実に防止する絶縁効果の高い構造が得られる。従って、この種のビット線構造は、特にサブ100nm領域の構造を有する半導体回路には重要である。
各不純物領域と関連するコンタクト部およびトレンチ充填層5との間の電気的な接続は、特に、自己整合性のある高導電性接続層8(シリサイドを含んでいることが好ましい)によって特に簡単に実現できる。しかしながら、他の例示的な実施形態(図示せず)として、この種の高導電性接続層8を、それに対応して構成されたコンタクト部KS・KDによって直接形成することもできる。
それに応じて、第1不純物領域Dとトレンチ充填層5の被覆されていない接続領域とを電気的に接続するために、第1コンタクト部KDの底部領域は、上記高導電性接続層8の領域に応じて、第1不純物領域Dから、トレンチ充填層5の被覆されていない領域に達するまで延びていてもよい。同じく、第2コンタクト部KSも、上記自己整合した高導電性接続層8の底部領域を有していてよく、これによって、第2コンタクト部KSは、第2不純物領域Sを、埋め込み接続層BSと電気的に接続する。その結果、各第1表面ビット線は関連する第1不純物領域Dと、各第2表面ビット線SLは関連する第2不純物領域Sと、および、各第1表面ビット線は埋め込み接続層すなわち埋め込み接触バイパス線と、それぞれ利用可能な標準的な方法に従ってコンタクト接続される。
図4A〜図9Cに、本発明のビット線構造の製造の主要方法工程を説明するための、A−A線、B−B線およびC−C線に沿った簡易化された各断面図を示す。同じく、同様の参照符号は、図1A〜図3Bの素子または層と同様のまたは対応する素子または層を示し、以下では繰り返し説明はしない。
図4A〜図4Cに示すように、第1伝導型であるn型のウェル不純物領域100と、第2伝導型であるp型のビット線不純物領域101とを、好ましくはイオン注入によって半導体基板1(100および101を含む)に形成した後、まず、深い分離トレンチTを、活性エリアAAの延びる方向である第1の方向(図3A)に沿って、半導体基板の表面から所定の深さで、パターン化された第1ハードマスク層HM1と、その下側のパッド酸化物POとを用いて形成する。この場合、分離トレンチTは、ウェル不純物領域100よりも下方に突出して半導体基板1に入り込んでいることが好ましい。その結果、特に高電圧回路に適した、特に寄生トランジスタ構造およびラッチアップおよびパンチスルー現象を防止する絶縁効果の高い構造が得られる。分離トレンチTはビット線不純物領域101従って埋め込みビット線BSLを、分離トレンチT側から分離絶縁するように、分離トレンチ(T)に隣接する活性エリアAAと活性エリアAAの下方領域とを分離領域として残す。
深い分離トレンチを形成するためにDRAM製造で使用される方法が実行されることが好ましいが、形成するトレンチは、局所的な範囲のトレンチではなく、基板面に沿ってかなり長い分離トレンチである。
その後、いわゆるライナー酸化物(下地酸化膜)の形状であることが好ましい第1トレンチ絶縁層2を、熱によって、例えば分離トレンチTのトレンチ表面に形成する。第1ハードマスクHM1は、Siを有しているが、例えばSiOを、第1トレンチ絶縁層2およびパッド酸化物POのために使用することが好ましい。
図5A〜図5Cでは、続いて、導電性または非導電性の遮蔽層3を、分離トレンチTの下部領域の第1トレンチ絶縁層2の表面に形成し、高ドープされたまたはアンドープの半導体材料(例えばポリシリコン)、または、何らかの他の導電性または非導電性の材料などによってトレンチを完全に充填することが好ましい。そして、エッチバック工程を行う。
続いて、第2トレンチ絶縁層4を、遮蔽層3の表面に形成する。この場合、半導体材料を遮蔽層3のために使用することによって、酸化物層を熱処理によって成長させることが好ましい。導電性のあるトレンチ充填層5を埋め込み接触バイパス線として第2トレンチ絶縁層4の表面に形成するためには、たとえば、好ましくは高ドープされた半導体材料(ポリシリコン)を堆積するプロセスを、トレンチ充填層5を上部領域に充填するためにさらに行う。その後、基板表面までエッチバックすることにより、Siで構成されている第1ハードマスク層HM1を最終的に除去または剥離する。同じく、代替の導電性材料をトレンチ充填層5のために使用することもできる。
その後、図6A〜図6Cでは、第2ハードマスク層HM2を用いて、例えば標準的なSTI方法によって、トレンチ充填層5の不要部分を上部トレンチ領域から除去する。第2ハードマスク層は、同じく、Siを有しており、特に、トレンチ充填層5の接続領域を少なくとも部分的に被覆している。上記接続領域は、埋め込み接触バイパス線のために設けられている。あるいは、この時点で、被覆されていない領域に酸化物層をさらに形成することができる。その結果、被覆されていない浅いトレンチに更なるライナー酸化物(下地酸化膜)が生じる。
次に、図7A〜図7Cでは、第2ハードマスク層HM2に、いわゆる「プルバック(pull-back)」エッチングを行う。その結果、この層は、部分的にエッチバックされ、角が丸くなる。その後、例えばHDP(高密度プラズマ;High Density Plasma)法により、第3トレンチ絶縁層6を好ましくは浅溝分離(STI)として堆積する。その結果、トレンチTの被覆されていない上部領域は、本実施形態では、同じく、残留している第2ハードマスク層HM2によって被覆されているトレンチ充填層5の接続領域とは別に充填される。残留しているパッド酸化物層POと残留している第2ハードマスク層HM2とを除去するために、例えば化学機械研磨(CMP)を後続のHFディッピング法とともに行ってもよい。
さらに、この時点で、図示されていない半導体基板のある表面領域に、例えば高耐圧誘電体を形成する、さらに好ましくは図に示したセルエリアにある当該高耐圧誘電体の第1部分を除去することができる。
その後、図8A〜図8Cでは、同じく従来の方法で、例えば半導体素子を基板の表面に形成する。半導体素子は、この実施形態では、例えば、不揮発性半導体メモリー素子SEである。この不揮発性半導体メモリー素子SEは、例えば、第1絶縁層すなわちトンネル絶縁層7Aと、その上に重なっている電荷蓄積層7Bと、その上に重なっている第2絶縁層であるONO層配列7Cと、さらに最終的な制御層7Dとを有するワード線スタックWLを形成しパターン化することによって形成される。
さらに、この場合、スペーサーSPおよび整形されたスペーサーTSPを、帯型に形成されたワード線スタックの側壁に形成する。これらのスペーサーを用いて、通常、第1不純物領域S、第2不純物領域D、および埋め込み接続層BSを、イオン注入によって形成することが好ましい。同じく、この場合は、いわゆる接続不純物領域を実現するためのスペーサー構造(図示せず)を形成することもできる。適宜、さらに、ビット線不純物領域101の接続のための従来のビット線接続不純物領域を実現するために、例えば、図2Bの従来技術のような従来のウェル接続不純物領域WAを形成することもできる。
特に、特に埋め込み接続層BSを形成するために、第2コンタクト部KSと対向しているスペーサーを整形処理する。その結果、整形された厚みの小さいスペーサーTSPが得られる。従って、これらの整形されたスペーサーTSPを使用して、第2伝導型の埋め込み接続層BSを、自己整合的に、好ましくはイオン注入によって形成することができる。
図9A〜図9Cでは、特に、トレンチ充填層5の接続領域に残留している第2ハードマスク層HM2を除去した後、第1不純物領域Dをトレンチ充填層5と接続し、第2不純物領域Sを埋め込み接続層BSと電気的に接続するための高導電性接続層8を形成する。
高導電性接続層8を自己整合的に形成するために、例えば、まずシリサイド化が可能な材料としてシリサイド化が可能な金属層(例えば、コバルト、ニッケルまたはプラチナ)を領域全体に堆積する。これに続いて、高導電性接続層8およびワード線スタックWLの高導電性制御層7Fを任意に形成するためのシリサイド化が可能な材料を使用して、被覆されていない半導体材料の表面層の改質を行う。半導体材料(シリコン)と接触していない表面には、シリサイドは形成されずに、堆積された材料(金属)が残留する。それゆえ、堆積はされたがシリサイド化はされていない金属層を、好ましくは湿式化学エッチング法によって、選択的にエッチバックできる。このように、高導電性接続層8および高導電性制御層7Fを、自己整合的に形成できる。
その後、第1表面絶縁層I1を、基板表面に中間誘電体として形成する。また、第1コンタクト部であるドレインコンタクト部KDを、第1表面絶縁層I1の中であって、第1不純物領域Dの上側に形成する。第1コンタクト部KDは、第1不純物領域Dの上側の高導電性接続層8に繋がるコンタクトホール(ヴィア)を有していることが好ましい。このコンタクトホールに、TiN層を、バリヤ層として形成することが好ましい。なお、バリヤ層は、充填層としてタングステン層を有している。その後、第1表面ビット線BLを、第1表面絶縁層I1の表面に、すなわち第1メタライゼーション面上に形成する。この表面ビット線BLは、第1コンタクト部KDを介して、第1不純物領域Dと接触している。
次に、第2表面絶縁層I2を、第1表面絶縁層I1および第1表面ビット線BLの表面に形成する。同じく、第2コンタクト部であるソースコンタクト部KSを、第1コンタクト部KDと同様に、第2表面絶縁層I1・I2の中であって、埋め込み接続層BSの上側に、関連する高導電性接続層8から第2表面絶縁層I2の表面に達するように形成する。最終的に、第2表面絶縁層I2の表面すなわち第2メタライゼーション面に、領域全体に導電層を堆積し、第2表面ビット線SLが形成されるようにパターン化する。なお、第2表面ビット線SLは、第2コンタクト部KSを介して、ソース不純物領域Sとコンタクトしている。しかも、この第2表面ビット線SLは、分離領域ごとにすなわち活性エリアごとに設けられ、1つの第2表面ビット線SLは1つの分離領域の全てのソース不純物領域Sに、第2コンタクト部KSを介して電気的に接続されている。
こうして、ビット線構造のビット線間隔BLP(Bit Line Pitch)は最小となる。従って、領域最適化が行われ、集積密度が改善される。さらに、この特別な絶縁構造により、たとえサブ100nm領域であっても、電気的な特性の優れた半導体回路を形成できる。
本発明は、上記では不揮発性SNOR半導体メモリー回路に基づいて説明されてきた。しかしながら、本発明はこれに制限されず、同様のビット線構造を有する他の半導体回路も同様に含む。さらに、本発明は、上記シリコン半導体基板およびそれに関連する材料に制限されず、対応する不純物または絶縁性能を有する代替の半導体材料も同様に含む。同じく、ソース領域とドレイン領域とを入れ替え、かつ、それらに関連するソース線とドレイン線とを入れ替えて、本発明を適用することもできる。
SNORメモリー回路の従来のビット線構造のレイアウトを簡易化した等化回路図である。 SNORメモリー回路の従来のビット線構造のレイアウトを簡易化した平面図である。 他の従来のビット線構造の簡易化した等化回路図である。 他の従来のビット線構造の簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造を有する半導体回路のレイアウトを簡易化した平面図である。 本発明のビット線構造を有する半導体回路のレイアウトの断面I−Iに沿った断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。 本発明のビット線構造の製造の主要な方法工程を説明するための、図3Aの半導体回路構造を簡易化した断面図である。

Claims (17)

  1. 第1伝導型(n)である第1不純物領域(D)および上記第1伝導型(n)である第2不純物領域(S)をそれぞれ有している複数の半導体素子(SE)を形成するための半導体基板(1,100,101)であって、表面に上記第1不純物領域(D)と上記第2不純物領域(S)とが第1の方向に沿って並ぶ活性エリアを有している半導体基板(1,100,101)と、
    少なくとも1つの埋め込みビット線(BSL)を上記第1の方向に沿って形成するためのものであり、上記第1伝導型(n)とは反対の第2伝導型(p)であり、上記半導体基板中に、上記第1不純物領域(D)および上記第2不純物領域(S)と隣接して形成されており、上記第2不純物領域(S)と電気的に接続されているビット線不純物領域(101)と、
    上記第1の方向に沿って、上記半導体基板中に上記半導体基板の表面から所定の深さで形成されている、少なくとも1つの分離トレンチ(T)であって、各上記埋め込みビット線(BSL)を上記分離トレンチ(T)側から分離絶縁するように、上記分離トレンチ(T)に隣接する上記活性エリアと上記活性エリアの下方領域とを分離領域として残す分離トレンチ(T)と、
    上記半導体基板の表面に形成されている第1表面絶縁層(I1)と、
    上記第1表面絶縁層(I1)の表面に形成されており、第1コンタクト部(KD)を介して上記第1不純物領域(D)と電気的に接続されている第1表面ビット線(DL)と、
    上記第1絶縁層(I1)の表面および上記第1表面ビット線(DL)の表面に形成されている第2表面絶縁層(I2)と、
    上記第2表面絶縁層(I2)の表面に形成されており、上記分離領域ごとに設けられ、上記分離領域の全ての上記第2不純物領域(S)に、第2コンタクト部(KS)を介して電気的に接続されている第2表面ビット線(SL)と、
    を含むビット線構造であって、
    上記第1表面ビット線(DL)は、上記第2コンタクト部(KS)の領域で途切れており、
    上記分離トレンチ(T)は、上記分離トレンチ(T)に隣接する上記分離領域の、少なくとも上記第1コンタクト部(KD)とのコンタクト領域に接続された、導電性のトレンチ充填層(5)を有しており、上記トレンチ充填層(5)は、上記第1不純物領域(D)を上記第2コンタクト部(KS)を越えて隣の上記第1不純物領域(D)に電気的に接続する埋め込み接触バイパス線を形成することを特徴とするビット線構造。
  2. 上記分離トレンチ(T)は、
    上記分離トレンチ(T)の表面に形成された第1トレンチ絶縁層(2)と、
    上記第1トレンチ絶縁層(2)の表面に形成された導電性または非導電性の遮蔽層(3)と、
    上記遮蔽層(3)の表面に形成された第2トレンチ絶縁層(4)とを有し、
    上記第2トレンチ絶縁層(4)上であって、分離トレンチ(T)の上部領域に、上記トレンチ充填層(5)が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のビット線構造。
  3. 各上記分離領域において、
    上記第2不純物領域(S)は、上記第2伝導型(p)である埋め込み接続層(BS)によって、上記埋め込みビット線(BSL)と電気的に接続されており、
    上記第2コンタクト部(KS)は、上記埋め込み接続層(BS)の上方、または、上記埋め込みビット線(BSL)を接続するためのウェル接続不純物領域(WA)の上方に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のビット線構造。
  4. 各上記分離領域において、
    上記第2コンタクト部(KS)は、直接に、あるいは、自己整合して形成された高導電性接続層(8)を介して、上記第2不純物領域(S)および上記埋め込み接続層(BS)と電気的に接続されていることを特徴とする請求項3に記載のビット線構造。
  5. 上記トレンチ充填層(5)の表面に、浅溝分離層(6)が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のビット線構造。
  6. 各上記分離領域において、
    上記第2コンタクト部(KS)に隣接する上記第1コンタクト部(KD)は、直接に、あるいは、自己整合して形成された高導電性接続層(8)を介して、上記第1不純物領域(D)と、トレンチ充填層(5)とに、電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のビット線構造。
  7. 上記半導体基板は、上記ビット線不純物領域(101)が配置されたウェル不純物領域(100)を有し、
    上記分離トレンチ(T)は、上記ウェル不純物領域(100)よりも下方に突出していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のビット線構造。
  8. 上記半導体素子として、マトリックス型に配置された複数の不揮発性メモリー素子(SE)を有し、上記不揮発性メモリー素子(SE)は、ワード線スタックを構成する、第1絶縁層(7A)と、電荷蓄積層(7B)と、第2絶縁層(7C)と、制御層(7D)とを有していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のビット線構造。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のビット線構造を製造する方法であって、
    上記半導体基板(1,100)にビット線不純物領域(101)を形成するステップ(a)と、
    上記半導体基板に上記分離トレンチ(T)を形成するステップ(b)と、
    上記分離トレンチ(T)のトレンチ表面に第1トレンチ絶縁層(2)を形成するステップ(c)と、
    上記分離トレンチ(T)の下部領域であって、上記第1トレンチ絶縁層(2)の表面に、遮蔽層(3)を形成するステップ(d)と、
    上記遮蔽層(3)の表面に、第2トレンチ絶縁層(4)を形成するステップ(e)と、
    上記第2トレンチ絶縁層(4)の表面に、上記埋め込み接触バイパス線として、上記トレンチ充填層(5)を形成するステップ(f)と、
    上記トレンチ充填層(5)の表面であって、少なくとも上記第2コンタクト部(KS)の領域に、第3トレンチ絶縁層(6)を形成するステップ(g)と、
    上記半導体基板の表面に、複数の上記半導体素子(SE)を形成するステップ(h)と、
    上記ビット線不純物領域(101)を上記第2不純物領域(S)に接続するための少なくとも1つのビット線接続不純物領域(BS,WA)を形成するステップ(i)と、
    上記半導体基板の表面に、上記第1表面絶縁層(I1)を形成するステップ(j)と、
    上記第1表面絶縁層(I1)に、上記第1コンタクト部(KD)を形成するステップ(k)と、
    上記第1表面絶縁層(I1)の表面に、上記第1表面ビット線(DL)を、形成されることとなっている上記第2コンタクト部(KS)の領域が途切れるように形成するステップ(l)と、
    上記第1表面絶縁層(I1)の表面および上記第1表面ビット線(DL)の表面に上記第2表面絶縁層(I2)を形成するステップ(m)と、
    上記第1表面層(I1)および第2表面絶縁層(I2)に、上記第2コンタクト部(KS)を形成するステップ(n)と、
    上記第2表面絶縁層(I2)の表面に、上記第2表面ビット線(SL)を形成するステップ(o)と、を含む方法。
  10. 上記ステップ(d)において、非導電性または導電性材料を、上記分離トレンチ(T)に上記遮蔽層(3)として堆積し、エッチバックすることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 上記ステップ(g)において、上記第3トレンチ絶縁層(6)を、STI方法によって形成することを特徴とする請求項9または10に記載の方法。
  12. 上記ステップ(k)において、各上記分離領域において、上記第1コンタクト部(KD)は、上記トレンチ充填層(5)の被覆されていない接続領域を、直接に、あるいは、自己整合して形成された高導電性接続層(8)を介して、上記第1不純物領域(D)と接続することを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 上記ステップ(i)は、各上記分離領域において、上記ビット線接続不純物領域として、埋め込み接続層(BS)と上記埋め込みビット線(BSL)との少なくとも一方の接続のためのウェル接続不純物領域(WA)を形成するステップを含み、
    上記ステップ(n)において、各上記分離領域において、直接に、あるいは、自己整合して形成された高導電性接続層(8)を介して、上記ビット線接続不純物領域(BS,WA)の上方に、上記第2コンタクト部(KS)を形成することを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 上記ステップ(a)において、結晶シリコンを上記半導体基板として使用し、
    上記ステップ(f)において、高ドープポリシリコンを、上記トレンチ充填層(5)として堆積し、
    上記工導電性接続層(8)を、シリサイド化が可能な材料を用いて堆積表面をシリサイドとなるように改質することにより形成することを特徴とする請求項12または13に記載の方法。
  15. SiOを、上記第1〜第3トレンチ絶縁層(2,4,6)として形成することを特徴とする請求項9〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 上記ステップ(a)において、上記第1伝導型(n)であるウェル不純物領域(100)を、上記半導体基板にさらに形成し、当該ウェル不純物領域(100)には、上記第2伝導型(p)である上記ビット線不純物領域(101)が配置されており、
    上記ステップ(b)において、上記分離トレンチ(T)は、当該ウェル不純物領域(100)よりも下方に突出することを特徴とする請求項9〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 上記半導体素子として、マトリックス型に形成された複数の不揮発性メモリー素子(SE)を備え、上記不揮発性メモリー素子(SE)は、ワード線スタックを構成する、第1絶縁層(7A)と、電荷蓄積層(7B)と、第2絶縁層(7C)と、制御層(7D)とを含んでいることを特徴とする請求項9〜16のいずれか1項に記載の方法。
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