JP2010212454A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造工程においてメモリセル領域へのUV光の入射が抑えられ、メモリセル特性の局所的なバラツキが抑えられた不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置は、複数のビット線4、複数のビット線4と交差する複数のワード線62、及び半導体基板と各ワード線62との間に挟まれ、隣接する二本のビット線4の間の領域に形成され、電荷保持機能を有する第1の絶縁膜5が配置されたメモリセル領域80、90と、複数のビット線4にそれぞれ接続されるコンタクト30が配置されたビット線コンタクト領域63と、少なくともビット線コンタクト領域63内の半導体基板の一部を覆う第1のUV遮光膜25と、層間絶縁膜20と、層間絶縁膜20上に形成され、メモリセル領域80、90を覆う第2のUV遮光膜21とを備えている。第1のUV遮光膜25は、製造工程で発生するUV光を効果的に遮る。
【選択図】図1

Description

本発明は、電荷を蓄積可能なトラップ準位を有するゲート絶縁膜を備えた不揮発性半導体記憶装置に関し、特に、UV(Ultra Violet)遮光膜を設けた不揮発性半導体記憶装置に関するものである。
電荷をトラップ可能な絶縁膜を利用して情報の記憶を行う不揮発性半導体装置が知られている。この一例として、トラップ準位を有するシリコン窒化膜を含むゲート絶縁膜、ソース領域及びドレイン領域を備えた不揮発性半導体装置がある。当該不揮発性半導体装置では、ドレイン側で発生したホットエレクトロンをドレイン近傍のONO(Oxide Nitride Oxide)膜へ注入することにより電子をシリコン窒化膜中に蓄積し、情報の記憶を行う。
不揮発性半導体記憶装置の製造工程においては、メモリセルアレイを形成した後、層間絶縁膜を形成し、メモリセルを動作させるための電極となるメタル配線を形成する。ここで、メモリセルアレイの形成後には、UVを発生させるプラズマプロセスが用いられる。
例えば、コンタクトホールを開口する際にはプラズマエッチングが用いられるが、当該プラズマエッチング工程においてUV光が発生する。発生したUV光が半導体基板に侵入すると電子が励起され、この励起電子がONO膜にトラップされ、メモリセルの閾値(Vt)を上昇させてしまう場合がある。
上述したように、MONOS型メモリセルへのデータ書き込みはONO膜に電子を注入することによって行われるが、もしUV光によって発生した励起電子がONO膜に注入されると、過剰な電子が注入されたことになるので、予め書き込みに必要なレベルとして設定された値よりも閾値Vt がさらに上昇してしまうことになる。特にメモリセルに保持されたデータの消去は、BTBT(Band To Band Tunneling Current:バンド−バンド間トンネル電流)電流により生成したホールをONO膜に注入することにより、ONO膜にトラップされた電子を中和することで行われるため、Vtが上昇するとONO膜にトラップされた励起電子を完全に中和することができなくなる。その結果、予め消去レベルで設定されたVtまで降下することができなくなってしまうという不具合が起きる。
上記の理由により、UV光によって発生した励起電子がONO膜にトラップされると、メモリセルの書き込み及び消去によるVtの調整が著しく困難になり、その結果メモリセルの信頼性低下を招くことになる。
この不具合に対処するために、少なくともメモリセル領域をカバーするようにUV遮光膜を配置し、配線の製造工程において発生するUV光の侵入を防ぐ手段が知られている。
図23は、従来の不揮発性半導体記憶装置のレイアウトを示す平面図であり、図24は、図23に示す不揮発性半導体記憶装置のXXIV-XXIV線における断面図である。
図23、24に示すように、従来の不揮発性半導体記憶装置は、複数のビット線101と、ビット線101に直交する複数のワード線102とが設けられたメモリセルアレイ(メモリセル領域)を備えている。ビット線101は半導体基板141上のp型のウェル領域143の上部にn型不純物を導入することにより形成されている。ビット線101とワード線102とは、ビット線酸化膜110によって電気的に分離されている。
ONO膜(図示せず)は、ウェル領域143とワード線102とに挟まれた領域のうち、平面視において隣接するビット線101の間に位置する領域に設けられている。従って、1つのメモリセルは、ゲート絶縁膜をONO膜で置き換えたMOSトランジスタと同様の構成を有している。この不揮発性半導体記憶装置では、複数のビット線101及び複数のワード線102のうちから適切なビット線101及びワード線102を選択することにより、データの書き込みまたは消去が行われる。
また、ワード線102は絶縁膜150で覆われており、絶縁膜150及びウェル領域143の上には第1の層間絶縁膜120が設けられている。第1の層間絶縁膜120上にはUV遮光膜121が設けられており、UV遮光膜121及び第1の層間絶縁膜の上には第2の層間絶縁膜122が設けられている。
図23に示すように、UV遮光膜121はメモリセル領域の全体を覆っている。これにより、配線200の形成工程で発生するUV光がメモリセル領域内の半導体基板及びONO膜等に侵入しにくくなっている。なお、図23においてUV遮光膜121の内側の線は半導体基板の一部である活性領域170を示している。活性領域170は平面視においてビット線コンタクト130を囲む領域にも形成され、素子分離領域により各々が電気的に分離されている。
米国特許第6828625号
しかしながら、UV遮光膜121はアモルファスシリコンやタングステンなどの導電性物質で構成されているので、ビット線コンタクト130がUV遮光膜121と接触すると、当該UV遮光膜121を介してビット線同士が電気的にショートするおそれがある。そのため、UV遮光膜121とビット線コンタクト130との間には一定の重ね合わせマージンを確保しておく必要がある。従って、ビット線コンタクト領域103周辺をUV遮光膜121で覆うことができず、UV遮光膜121にはビット線コンタクト領域103上で大きく開口する領域ができることとなる。
このUV遮光膜121の開口部から、例えばビット線コンタクト130用のコンタクトホールを形成する際のプラズマエッチング工程においてメモリセル領域にUV光が侵入し、これによって励起された電子がメモリセル内のONO膜にトラップされる。その結果、メモリセルの閾値電圧(Vt)が上昇することになる。
図25は、ビット線コンタクト130から見たワード線の位置とビット線方向(ビット線が延びる方向)におけるメモリセルの閾値電圧(Vt)との関係を示す図である。横軸(X軸)がメモリセルのワード線番号を示す。X軸の左端がメモリセルアレイの最外側(DWLを除く)を示し、ワード線番号が大きくなるほどメモリセルアレイの中央部に近づく。また、縦軸(Y軸)は、ビット線方向に並ぶメモリセルにおいて各ワード線番号におけるΔVt(Vtの差分値)を対数スケールで示している。ここでのΔVtは、メモリセルアレイの一番中央に位置するメモリセルの閾値と各位置でのメモリセルの閾値との差分である。
本データから分かるように、メモリセルアレイの中央部(ワード線番号2〜15)では、Vtの差分は1mV以下と小さく測定誤差範囲内と考えられた。一方、ビット線コンタクト領域103に近いダミーワード線(DWL)からメモリセルの内側に入ったワード線2本分(ワード線番号0〜1)では、Vtの上昇が顕著に見られた。これは、製造工程中におけるプラズマプロセスにより発生したUV光がUV遮光膜121の開口部から侵入し、励起された電子がビット線コンタクト領域103からメモリセルアレイの内側2本分のワード線に位置するメモリセルのONO膜5にトラップされ、Vtの上昇を引き起こしたためと考えられる。これがメモリセルアレイ内でのVtバラツキを生じさせ、不揮発性半導体記憶装置の書き込み・消去特性を悪化させるという不具合を引き起こしているものと推定される。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、製造工程においてメモリセル領域へのUV光の入射が抑えられ、メモリセル特性の局所的なバラツキが抑えられた不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板の上部に形成された拡散層で構成され、互いに間隔を空けて列方向に延びる複数のビット線と、前記半導体基板上に形成され、互いに間隔を空けて行方向に延び、前記複数のビット線と交差する複数のワード線と、前記半導体基板と前記複数のワード線の各々との間に挟まれ、前記複数のビット線のうち隣接する二本のビット線の間の領域に形成され、電荷保持機能を有する第1の絶縁膜とが配置されたメモリセル領域と、前記メモリセル領域から延伸された前記複数のビット線にそれぞれ接続されるコンタクトと、前記複数のビット線間を電気的に分離するビット線分離部とが配置されたビット線コンタクト領域と、前記半導体基板上に形成され、少なくとも前記ビット線分離部または前記ビット線コンタクト領域内の前記半導体基板の一部を覆う第1のUV遮光膜と、前記ワード線及び前記第1のUV遮光膜上に設けられた層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜上に形成され、前記メモリセル領域内の前記半導体基板を覆うように設けられた第2のUV遮光膜とを備えている。前記メモリセル領域上には、前記二本のビット線のうち前記ワード線と重なる領域をソース領域及びドレイン領域とし、前記ソース領域と前記ドレイン領域とに挟まれた前記第1の絶縁膜をゲート絶縁膜とし、前記ワード線のうち前記ゲート絶縁膜上に位置する領域に形成された部分をゲート電極として有するメモリセルが複数個設けられている。
この構成によれば、ビット線コンタクト領域上にある第2のUV遮光膜の開口部からUV光が入射したとしても、ビット線コンタクト領域上に形成された第1の遮光膜により当該UV光が遮られるので、メモリセル領域にUV光が侵入するのを効果的に阻止することができる。このため、UV光による励起電子がメモリセル領域内で発生するのを抑制することができ、メモリセル領域上でメモリセルの局所的な閾値のバラツキが生じるのを抑えることができる。この結果、閾値のバラツキが少なく、信頼性の高い不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。
また、前記ビット線分離部が前記半導体基板における前記複数のビット線間に形成されたSTI領域である場合、前記第1のUV遮光膜は、少なくとも前記STI領域上に形成されていてもよい。
前記第1のUV遮光膜は、前記ゲート電極と同一の構成を有していてもよい。
前記ビット線コンタクト領域には前記第1の絶縁膜と同一構成を有する第2の絶縁膜がさらに配置されており、前記ビット線コンタクト領域上において、前記第1のUV遮光膜は、前記第2の絶縁膜を挟んで前記STI領域上に形成されていてもよい。
あるいは、前記第1のUV遮光膜は、前記ゲート電極と同一の構成を有していてもよい。
また、前記第1のUV遮光膜は、前記ゲート電極と同一の構成を有しており、前記ビット線コンタクト領域には、前記第1の絶縁膜と同一構成を有し、前記第1のUV遮光膜の下に設けられた第2の絶縁膜がさらに配置されており、前記ビット線分離部は、前記第1のUV遮光膜と前記第2の絶縁膜とを含むゲート分離構造を有していてもよい。
前記メモリセル領域のうち、前記ビット線コンタクト領域に近接する領域には、行方向に延び、前記複数のビット線と交差し、前記ワード線と同一構成を有するダミーワード線がさらに配置されており、前記第1のUV遮光膜は、前記ダミーワード線と電気的に接続されていてもよい。
前記第1のUV遮光膜と前記ダミーワード線とが接地電位に接続されていてもよい。
前記第1のUV遮光膜は、前記ビット線コンタクト領域内で、前記複数のビット線の間の領域の少なくとも一部と、前記ビット線の少なくとも一部とを覆っていてもよい。
前記複数のビット線上に形成され、前記各ビット線と前記各ワード線とを電気的に分離するビット線酸化膜をさらに備え、前記第1のUV遮光膜は前記ビット線酸化膜の終端部を少なくとも覆っていてもよい。
前記第1のUV遮光膜は多結晶シリコン膜であってもよい。
前記第1のUV遮光膜は、多結晶シリコン膜と、前記多結晶シリコン膜上に形成されたシリサイド膜との積層膜であってもよい。
前記第1のUV遮光膜は、多結晶シリコン膜と、前記多結晶シリコン膜上に形成された金属膜との積層膜であってもよい。
前記第1のUV遮光膜の少なくとも一部を覆い、前記層間絶縁膜の下に形成され、前記層間絶縁膜との間にエッチング選択性を有するライナー膜をさらに備えていてもよい。
前記ビット線コンタクトは、前記ライナー膜を貫通して前記ビット線に接続されており、前記ビット線コンタクトは、前記ライナー膜により自己整合的に形成されていてもよい。
前記ライナー膜はシリコン窒化膜であってもよい。
以上のように、本発明の不揮発性半導体記憶装置によれば、ビット線コンタクト領域上にある第2のUV遮光膜の開口部からUV光が入射したとしても、ビット線コンタクト領域上に形成された第1の遮光膜により当該UV光が遮られるので、メモリセル領域内のゲート絶縁膜や半導体基板等にUV光が侵入するのを効果的に阻止することができる。このため、UV光による励起電子がメモリセル領域内で発生するのを抑制することができ、メモリセル領域上でメモリセルの局所的な閾値のバラツキが生じるのを抑えることができる。この結果、閾値のバラツキが少なく、信頼性の高い不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。
以下、本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について図面を用いて説明する。なお、後述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるが、その範囲を限定するものではなく 本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
(第1の実施形態)
−不揮発性半導体記憶装置の構成−
図1は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のレイアウトを示す平面図であり、図2(a)、(b)、及び(c)は、それぞれ、図1に示す不揮発性半導体記憶装置のIIa-IIa線、IIb-IIb線、及びIIc-IIc線における断面図である。
図1に示すように、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、一定のピッチで配置された複数のビット線(ビット線拡散層)4と、ビット線4に交差(あるいは直交)するように一定のピッチで配置された複数のワード線62とが設けられたメモリセル領域(メモリセルアレイが設けられた領域)を備えている。図1では、ビット線方向(列方向)に隣接して設けられた第1のメモリセル領域80及び第2のメモリセル領域90と、第1のメモリセル領域80と第2のメモリセル領域90との間に設けられたビット線コンタクト領域63とを示している。第1のメモリセル領域80と第2のメモリセル領域90のそれぞれにおいて、図1に示すワード線62は、ビット線コンタクト領域63に近い方から順にワード線WL0、WL1…とも表されている。
ビット線4は、例えば第1導電型(例えばp型)の半導体基板の上部に形成され、第2導電型(例えばn型)を示す拡散層で構成されている。ここで、「半導体基板」とは、シリコン等からなる基板1と、基板1上に設けられた第1導電型のウェル3とを合わせたものである(図2(b)参照)。また、ビット線4はビット線コンタクト領域63にまで延伸され、ビット線コンタクト領域63内でビット線4はそれぞれに対応するビット線コンタクト30に電気的に接続される。
ビット線4はダミーワード線DWLの下方を跨いでビット線コンタクト30の近傍まで延在している。ビット線コンタクト領域63内の活性領域70は、メモリセル領域から延伸されたビット線4とは別の注入マスクを用いて、ビット線4と同じ導電型の不純物が注入されることで形成される。このビット線コンタクト領域63内の活性領域70によってビット線4とビット線コンタクト30との電気的接続がとられている。ただし、ビット線コンタクト領域63内の活性領域70はビット線4と同じ導電型を含んでおり、ビット線の一部として機能するので、図2(b)、(c)等ではビット線4として表している。
各ワード線62の終端部にはワード線コンタクト31が配置されている。各メモリセル領域において、ビット線コンタクト領域63に近接する領域上には、ワード線方向に沿ってダミーワード線(DWL)が配置されている。ここで、ダミーワード線DWLとは、ワード線62と構成が同じであるが、メモリセルの記憶動作に影響しない線のことである。本実施形態の不揮発性半導体記憶装置では、メモリセル領域上の全てのダミーワード線DWLは同電位であり、且つビット線コンタクト領域63上には、ビット線方向に互いに隣接するダミーワード線DWL同士を接続する接続部が設けられている。この接続部は、後述のように、第1のUV遮光膜25として機能する。
図2(a)〜(c)に示すように、第1のメモリセル領域80、第2のメモリセル領域90、及びビット線コンタクト領域63は第1導電型の基板1上に設けられたウェル3上に形成されている。
ビット線コンタクト領域63において、互いに隣接するビット線4間は、ウェル3上に設けられたSTI(Shallow Trench Isolation)などの素子分離用絶縁膜(ビット線分離部)40により電気的に分離されている。
第1のメモリセル領域80内及び第2のメモリセル領域90内において、半導体基板(ウェル3)とワード線62とに挟まれた領域のうち、2本のビット線4の間に位置する領域に、ONO膜(ゲート絶縁膜)5が設けられている。ONO膜5は、ビット線コンタクト領域63内の素子分離用絶縁膜40上にも設けられている。ONO膜5を構成するシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜の膜厚は、下から順に例えば5nm、5nm、及び10nm程度である。
ワード線62及びダミーワード線DWLは、ONO膜5上に設けられた第1の多結晶シリコン膜11aと、第1の多結晶シリコン膜11a及びビット線酸化膜10上に設けられた第2の多結晶シリコン膜12aとで構成されている。ワード線62及びダミーワード線DWL(第2の多結晶シリコン膜12a)は、ビット線酸化膜10によってビット線4と電気的に分離されている。
また、ビット線コンタクト領域63内の素子分離用絶縁膜40を覆うように、第1のUV遮光膜25が設けられている。第1のUV遮光膜25は、ビット線コンタクト領域63に配置されたONO膜5(第2の絶縁膜)上の第1の多結晶シリコン膜11bと、第2の多結晶シリコン膜12bとで構成されている。第1の多結晶シリコン膜11bと第1の多結晶シリコン膜11aとは膜厚が同一であり、例えば50nm程度である。第2の多結晶シリコン膜12bと第2の多結晶シリコン膜12aとは膜厚が同一であり、例えば150nm程度である。第2の多結晶シリコン膜12a同士の隙間、及び第2の多結晶シリコン膜12b同士の隙間は、TEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)膜17によって埋め込まれている。
ワード線62の上には低抵抗化のためシリサイド層8aが設けられている。第1のUV遮光膜25とワード線62とを同一工程で形成する場合、第1のUV遮光膜25はワード線25と同一の構成を有することになるので、第1のUV遮光膜25の上にもシリサイド層8bが形成される。さらに、シリサイド層8a及びシリコン酸化膜(例えばTEOS膜)17の上からシリサイド層8bの上に亘って例えばシリコン窒化物からなるライナー膜36が設けられている。ライナー膜36上(ワード線62及び第1のUV遮光膜25の上方)には基板の上面全体を覆う第1の層間絶縁膜20が設けられ、第1の層間絶縁膜20の上には、少なくともメモリセル領域(第1のメモリセル領域80及び第2のメモリセル領域90)内の半導体基板及びONO膜5を覆うように第2のUV遮光膜21が設けられている。第2のUV遮光膜21は多結晶シリコンや金属等、UVを透過しにくい材料で構成されている。第2のUV遮光膜21上及び第1の層間絶縁膜20上には第2の層間絶縁膜22が設けられている。
ビット線コンタクト領域63では、ビット線4の一部上にシリサイド層8cが設けられるとともに、第1の層間絶縁膜20及び第2の層間絶縁膜22を貫通し、一端がシリサイド層8cに接続されたビット線コンタクト30が設けられている。ビット線コンタクト30の他端は第2の層間絶縁膜22上の金属配線92に接続されている。
上記のように、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、第2のUV遮光膜21が第1のメモリセル領域80及び第2のメモリセル領域90を含むメモリセル領域内の半導体基板及びONO膜5等を覆っている。このため、金属配線92を形成する工程やビット線コンタクトを形成する工程等で発生するUV光の大半が第2のUV遮光膜21によって遮られ、メモリセル領域内部のONO膜の特性変動は抑えられている。
さらに、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置では、ビット線コンタクト領域63において、ビット線コンタクト30と第1のUV遮光膜25との間に一定の重ね合わせマージンを確保してビット線コンタクト30と第1のUV遮光膜25とが接触するのを防いでいる。その上で、第1のUV遮光膜25がビット線コンタクト領域63の少なくとも一部を覆っている。図1に示す例では、第1のUV遮光膜25は素子分離用絶縁膜40の少なくとも一部を覆っており、互いに隣接するビット線コンタクト30の間に設けられている。この構成により、UV光がビット線コンタクト領域63にある第2のUV遮光膜21の開口部から入射した場合でも、ビット線コンタクト30の周囲の素子分離用絶縁膜40上に第1のUV遮光膜25が配置されているため、ビット線コンタクト領域63からのメモリセル領域内部へのUV光の侵入が阻止される。その結果、UV光による励起電子がメモリセル領域内で発生するのを抑制することができ、メモリセルのONO膜に励起電子がトラップされるのを防止することができる。これにより、メモリセルごとの閾値のばらつきが抑えられるので、信頼性が向上した不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。
−不揮発性半導体記憶装置の動作−
本実施形態の不揮発性半導体記憶装置はいわゆるMONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Silicon)型フラッシュメモリである。以下、その動作を簡単に説明する。
本実施形態の不揮発性半導体記憶装置では、各々のメモリセルは、2本の隣接するビット線のうち1本のワード線と交差する部分をソース領域及びドレイン領域とし、このソース領域とドレイン領域に挟まれたONO膜5をゲート絶縁膜とし、ワード線62のうちこのONO膜5上に位置する部分をゲート電極として有している。言い換えれば、ONO膜5は、半導体基板とワード線62との間に挟まれ、隣接する二本のビット線4の間の領域に形成され、電荷保持機能を有するゲート絶縁膜として機能する。ここで、MONOS型フラッシュメモリにおいて、ONO膜はメモリセルのゲート絶縁膜となるが、このONO膜のシリコン窒化膜中に、電子が蓄えられた状態を“0”、電子が蓄えられていない状態を“1”と定義する。
メモリセルにデータを書き込む際には、選択したメモリセルの基板とソース領域とをそれぞれ0Vに固定し、ゲート電極を構成するワード線62に所定の書き込み電圧、例えば9Vの高電圧を印加する。ドレイン領域にはパルス電位を与えて所望の書き込みレベルに達するまで書き込む。この動作により、ドレイン領域近傍で発生するチャネルホットエレクトロン(CHE)がONO膜5内のシリコン窒化膜にトラップされ、メモリセルの閾値電圧(Vt)が上昇して“0”書き込みが実現される。
次に、メモリの消去の際には、選択したメモリセルの基板を0Vに固定し、ソース領域をOPEN(オープン状態)にしてゲート電極を構成するワード線に所定の消去電圧、例えば−7Vの負の高電圧を印加する。この状態でドレイン領域にパルス電位を与えて所望の消去レベルに達するまでONO膜5にホールを注入する。これによって、書き込み時にONO膜5に捕獲された電子が中和され、一定の消去レベルまで閾値電圧(Vt)が降下することによって“1”状態が実現される。ここでONO膜5に注入されるホールは、選択されたビット線4の近傍で発生するBTBT電流により生成される。
なお、以上ではCHEを利用した書き込み方法を説明したが、FN(Fowler Nordheim)トンネル電流を利用してデータの書き込みを行ってもよい。
−不揮発性半導体記憶装置の製造方法−
次に、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図3は、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置の一部を示す平面図であり、図4〜図18は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。各図の(a)は、図3に示すA-A線における断面図であり、(b)は、図3に示すB-B線における断面図である。
まず、図4(a)、(b)に示すように、基板1上に第1導電型(例えばp型)のウェル3を形成した後、公知のSTI技術によりウェル3上部の所定の領域に素子分離用絶縁膜40を形成する。次いで、基板上にONO膜5を形成する。具体的には、ウェル3の上面部を酸化し、例えば膜厚が5nmのシリコン酸化膜を形成する。続いて、減圧CVD(Chemical Vapor Deposition)法により膜厚が25nmのシリコン窒化膜を形成した後、当該シリコン窒化膜の上面部を酸化することでシリコン窒化膜上にシリコン酸化膜を形成する。
次に、減圧CVD法等により、ONO膜5上に、膜厚が50nm程度の第1の多結晶シリコン膜11、膜厚が10nm程度のシリコン酸化膜13、膜厚が100nm程度のシリコン窒化膜14を順次形成する。
次に、図5(a)、(b)に示すように、ビット線を形成するための所望のパターンを有するレジスト51を基板の上面上に形成した後、このレジスト51をマスクとしてシリコン窒化膜14及びシリコン酸化膜13の例えばプラズマエッチングを行い、シリコン窒化膜14及びシリコン酸化膜13の一部を除去する。
次に、図6(a)、(b)に示すように、レジスト51を除去した後、シリコン窒化膜14をマスクとして第1の多結晶シリコン膜11及びONO膜5のエッチングを行い、第1の多結晶シリコン膜11及びONO膜5の一部を除去する。その後、基板の上面上に膜厚が例えば5nmのシリコン酸化膜15を減圧CVD法等により形成する。続いて、このシリコン酸化膜15越しに、加速エネルギー20KeV、ドーズ量5×1015cm−2の条件でウェル3の所定の領域に例えば砒素イオンを注入することで、ビット線4を形成する。ここで形成されるビット線4は、メモリセル領域からビット線コンタクト領域の一部まで延在しているが、後にビット線コンタクトが形成される領域までは達しない。
次に、図7(a)、(b)に示すように、基板の上面上に膜厚が例えば500nmのHDP−NSG(High Density Plasma - Nondoped Silicate Glass)膜10aを形成する。次いで、図8(a)、(b)に示すように、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法によりHDP−NSG膜10aをシリコン酸化膜15が露出するまで研磨することで基板上面を平坦化する。これにより、シリコン酸化膜15を挟んでビット線4上にHDP−NSG膜10aを形成する。このHDP−NSG膜10aは、第1の多結晶シリコン膜11aの間に位置する領域に埋め込まれる。ここで、図2(a)、(b)に示すビット線酸化膜10は図8(a)に示すHDP−NSG膜10aとシリコン酸化膜15とで構成される。その後、シリコン酸化膜15およびシリコン窒化膜14を除去する。
次いで、図9(a)、(b)に示すように、第1の多結晶シリコン膜11上のシリコン酸化膜13を除去した後、例えばCVD法により、膜厚が150nm程度の第2の多結晶シリコン膜12を基板の上面上に形成する。これにより、第1の多結晶シリコン膜11と第2の多結晶シリコン膜12とは直接接する構造となる。
次に、図10(a)、(b)に示すように、リソグラフィーにより第2の多結晶シリコン膜12上に、ワード線を形成するための所望のパターンを有するレジスト52を形成する。
次に、図11(a)、(b)に示すように、レジスト52をマスクとして第1の多結晶シリコン膜11をプラズマエッチングする。ここで、第1の多結晶シリコン膜11のうち第1のメモリセル領域80内に残された部分を第1の多結晶シリコン膜11a(図示せず)と表記し、ビット線コンタクト領域内に残された部分を第1の多結晶シリコン膜11bと表記する。また、第2の多結晶シリコン膜12のうち第1のメモリセル領域80内に残された部分を第2の多結晶シリコン膜12a(図示せず)と表記し、ビット線コンタクト領域63内に残された部分を第2の多結晶シリコン膜12bと表記する。本工程により、第1の多結晶シリコン膜11a(図10(a)には表れない)とその直上の第2の多結晶シリコン膜12aとで構成されたワード線62と、第1の多結晶シリコン膜11bとその直上の第2の多結晶シリコン膜12bとで構成された第1のUV遮光膜25とが形成される。第2の多結晶シリコン膜12aはビット線4とオーバーラップする位置ではビット線酸化膜10上に設けられている。
次に、図12(a)、(b)に示すように、例えば減圧CVD法により、膜厚が120nm程度のTEOS膜を形成した後、このTEOS膜をエッチバックすることにより、第2の多結晶シリコン膜12a間の隙間を埋めるとともにビット線酸化膜10の側面を覆うシリコン酸化膜(例えばTEOS膜)17と、第1のUV遮光膜25の側面上に設けられたサイドウォール17aとを形成する。
次に、図13(a)、(b)に示すように、ウエル3の上部に、図6(a)、(b)に示す工程で形成したビット線4と同じ導電型の不純物をイオン注入により導入して、ビット線コンタクト領域63内にビット線コンタクトと接続を取るためのコンタクト領域を形成する。本工程で形成されたコンタクト領域は、図13(a)、(b)ではビット線4の一部として表している。
次に、図14(a)、(b)に示すように、ワード線62、ビット線4およびビット線コンタクト領域63と、後に形成する各コンタクトとの接触抵抗を低減するため、第2の多結晶シリコン膜12a、12b及びウェル3の露出部分を含む基板上に例えばニッケル膜などの金属膜を堆積し、基板の上面部に急速熱処理を加えることで自己整合的に第2の多結晶シリコン膜12a上にニッケルシリサイドからなるシリサイド層8aを、第2の多結晶シリコン膜12b上にニッケルシリサイドからなるシリサイド層8bを、ビット線コンタクト領域63内のウェル3上にニッケルシリサイドからなるシリサイド層8cを形成する。
次いで、図15(a)、(b)に示すように、基板の上面全体に膜厚が20nm程度でシリコン窒化物からなるライナー膜36を形成した後、このライナー膜36上に膜厚が300nm程度の第1の層間絶縁膜20を形成する。続いて、CMP法によって第1の層間絶縁膜20を研磨し、第1の層間絶縁膜20の上面を平坦化する。
次に、図16(a)、(b)に示すように、減圧CVD法により膜厚が例えば100nm程度のアモルファスシリコン膜を基板の全面上に形成後、少なくともメモリセル領域を覆い、所望のパターンを有するレジスト膜(図示せず)を形成する。続いて、このレジスト膜をマスクとしてアモルファスシリコン膜をエッチングする。これにより、メモリセル領域を覆う第2のUV遮光膜21を形成する。
次に、図17(a)、(b)に示すように、第2のUV遮光膜21及び第1の層間絶縁膜20の上にシリコン酸化物からなる第2の層間絶縁膜22を形成する。その後、第1の層間絶縁膜20及び第2の層間絶縁膜22を貫通してシリサイド層8cを露出させ、ビット線4のうちビット線コンタクト領域63内に形成された部分上にコンタクトホール30aを形成する。
次に、図18(a)、(b)に示すように、コンタクトホール30a内にタングステンなどの金属を埋め込むこと等によって、シリサイド層8cを介してビット線4に接続されたビット線コンタクト30を形成する。その後、公知の方法によって第3の層間絶縁膜32、金属配線42、92を順次形成する。この際に、第1層目の金属配線42はシングルダマシン法で形成し、金属配線92は例えばデュアルダマシン法で形成する。以上の方法により、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置を製造することができる。
本実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、上述のように、少なくともメモリセル領域(メモリセル領域内の半導体基板及びONO膜5等)を覆う第2のUV遮光膜21と、第2のUV遮光膜21が設けられないビット線コンタクト領域63内の素子分離用絶縁膜40を覆う第1のUV遮光膜25とを併せて備えている。そのため、第2のUV遮光膜21の開口部を通過したUV光を第1のUV遮光膜25によって効果的に遮ることができ、第2のUV遮光膜21の遮光効果と併せてメモリセル領域へのUV光の入射をより確実に抑えることが可能となっている。その結果、UV光により励起された電子の発生を抑制することができ、ONO膜5に電子がトラップされるのを防止することができる。
さらに、少なくともビット線コンタクト領域63内の素子分離用絶縁膜40を覆う第1のUV遮光膜25が設けられ、第1のUV遮光膜25の側面及び上面上に第1の層間絶縁膜20に対して高いエッチング選択比を有するライナー膜36が設けられているので、自己整合的にビット線コンタクト30用のコンタクトホール30aを形成することができる。このため、シリコン基板(ウェル3)において、ビット線コンタクト30の形成時に重ね合わせずれが起こっても、安定してビット線コンタクト30とビット線4との電気的接続をとることができる。従って、ビット線コンタクトと素子分離用絶縁膜40のエッジ(STIエッジ)との間の重ね合わせマージンを削減することができ、ビット線ピッチを縮小できるため、メモリセルサイズの微細化がより進められた不揮発性半導体記憶装置を信頼性を落とすことなく安定して実現することができる。ここで、第1のUV遮光膜25とビット線コンタクト30との距離は、第2のUV遮光膜21とビット線コンタクト30との距離よりも小さくすることができる。これは、第1のUV遮光膜25とビット線コンタクト30とは両方ともファインレイヤに形成されており、第2のUV遮光膜25はラフレイヤに形成されているので、ステッパのマッチングによって、第1のUV遮光膜25とビット線コンタクト30との間のマージンを詰めることが可能であるためである。すなわち、第2のUV遮光膜21はメモリセル領域をカバーするためにパターンサイズが大きく、パターン精度がラフになる。これに対して、第1のUV遮光膜25はワード線と同一レイヤであるので、パターン精度が高いため、ビット線コンタクト30とのマージンをより小さくできる。
なお、第1のUV遮光膜25はワード線62と同一工程で形成できるので、製造工程数が増えることもない。
図19(a)は、自己整合的にコンタクトを形成する場合に、ビット線コンタクト30とSTIエッジとの重ね合わせマージンと、メモリセルの面積との関係を示す図である。同図の横軸はビット線コンタクト30とSTIエッジとの間の重ね合わせマージンを表し、縦軸は従来構成のメモリセルの面積を1とした場合のセル面積比を表す。ただし、図19(a)ではワード線ピッチが一定であると仮定している。
また、図19(b)は、不揮発性半導体記憶装置を示す平面図であり、図19(a)における変数である「ビット線コンタクトとシリコンSTIエッジとの間の重ね合わせマージンa」、「ビット線分離部幅(ビット線コンタクト領域63におけるビット線4の間隔)b」及び「ビット線ピッチ(メモリセル領域におけるビット線4のピッチ)c」を示している。
図19(a)から、例えば、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置においてビット線分離部の幅を120nmとする場合、従来の不揮発性半導体記憶装置においてビット線コンタクトとSTIエッジとの間の重ね合わせマージンを25nm確保したときに比べ、ビット線コンタクトとSTIエッジとの間の重ね合わせマージンaをゼロまで縮小したとすると面積比は0.8になり、ビット線方向の縮小効果だけでセル面積を20%縮小できることが分かる。ビット線コンタクトとSTIエッジとの間の重ね合わせマージンは、ライナー膜36がストッパ膜として機能するので事実上ゼロにすることも可能である。
また、ビット線コンタクト領域63内の素子分離用絶縁膜40を覆うように第1のUV遮光膜25が設けられているので、当該素子分離用絶縁膜40上には少なくともONO膜5設けられることになり、STIエッジが保護される。従って、ウエットエッチングなどによって素子分離用絶縁膜40がエッチングされるのを防ぐことができ、STIエッジ部等で接合リークが発生するのを抑制することができる。
(第2の実施形態)
図20は、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のレイアウトを示す平面図であり、図21(a)、(b)、及び(c)は、それぞれ、図20に示す不揮発性半導体記憶装置のXXIa-XXIa線、XXIb-XXIb線、及びXXIc-XXIc線における断面図である。
図20に示すように、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、一定のピッチで配置された複数のビット線4と、ビット線4に交差するように一定のピッチで配置された複数のワード線62とが設けられたメモリセル領域を備えている。図20では、第1のメモリセル領域80及び第2のメモリセル領域90と、第1のメモリセル領域80と第2のメモリセル領域90との間に設けられたビット線コンタクト領域63とを示している。第1のメモリセル領域80と第2のメモリセル領域90のそれぞれにおいて、図1に示すワード線62は、ビット線コンタクト領域63に近い方から順にワード線WL0、WL1…とも表されている。
ビット線4は、例えば第1導電型(例えばp型)の半導体基板の上部に形成され、第2導電型(例えばn型)を示す拡散層で構成されている。「半導体基板」とは、シリコン等からなる基板1と、基板1上に設けられた第1導電型のウェル3とを合わせたものである。また、ビット線4はビット線コンタクト領域63にまで延伸され、ビット線コンタクト領域63内でビット線4はそれぞれに対応するビット線コンタクト30に接続される。
各ワード線62の終端部にはワード線コンタクト31が配置されている。各メモリセル領域において、ビット線コンタクト30の直近の領域にはワード線方向に沿ってダミーワード線(DWL)が配置されている。
また、ビット線コンタクト30はワード線方向、ビット線方向共に少なくともコンタクトとの重ね合わせマージンを確保した状態で第1のUV遮光膜25によって囲まれている。よって、第1のUV遮光膜25は、ビット線コンタクト30の周辺を除きビット線コンタクト領域63覆っている。さらに、第1のUV遮光膜25はダミーワード線(DWL)と一体となるように接続されている。
図21(a)〜(c)に示すように、第1のメモリセル領域80、第2のメモリセル領域90、及びビット線コンタクト領域63は第1導電型の基板1上に設けられたウェル3上に形成されている。
ビット線コンタクト領域63において、互いに隣接するビット線4間は、ウェル3上に設けられたSTIなどの素子分離用絶縁膜(ビット線分離部)40により電気的に分離されている。
第1のメモリセル領域80内及び第2のメモリセル領域90内において、ウェル3上で且つワード線62の下の領域のうち、2本のビット線4の間に位置する領域に、ONO膜5が設けられている(図21(a)、(c)参照)。ONO膜5は、ビット線コンタクト領域63内の素子分離用絶縁膜40上にも設けられている。
ワード線62は、ONO膜5上に設けられた第1の多結晶シリコン膜11aと、第1の多結晶シリコン膜11a及びビット線酸化膜10上に設けられた第2の多結晶シリコン膜12aとで構成されている。ワード線62(第2の多結晶シリコン膜12a)は、ビット線酸化膜10によってビット線4と電気的に分離されている。
また、図20、図21(a)に示すように、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置では第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置と異なり、上述の通り、ダミーワード線DWLと第1のUV遮光膜25とが一体的に形成されている。ダミーワード線DWL及び第1のUV遮光膜25は、第1の多結晶シリコン膜11bと第2の多結晶シリコン膜12bとが積層されている。第1の多結晶シリコン膜11bと第1の多結晶シリコン膜11aとは膜厚が同一であり、例えば50nm程度である。第2の多結晶シリコン膜12bと第2の多結晶シリコン膜12aとは膜厚が同一であり、例えば150nm程度である。なお、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置と同様に、第1のUV遮光膜25は、少なくともビット線コンタクト領域63内の素子分離用絶縁膜40を覆うように形成されている。また、第1のUV遮光膜25は、ビット線酸化膜10の終端部を少なくとも覆うように配置されている。
ワード線62の上には低抵抗化のためシリサイド層8aが設けられている。第1のUV遮光膜25とワード線62とを同一工程で形成する場合、第1のUV遮光膜25の上にもシリサイド層8bが形成される。シリコン酸化膜17は、第2の多結晶シリコン膜12a同士の隙間を埋めるとともに、シリサイド層8a上及びシリサイド層8bの一部上に設けられている。
シリコン酸化膜17及びシリサイド層8bの上には第1の層間絶縁膜20が形成され、第1の層間絶縁膜20の上には少なくともメモリセル領域内の半導体基板及びONO膜5等を覆うように第2のUV遮光膜21が形成されている。第2のUV遮光膜21及び第1の層間絶縁膜20の上には第2の層間絶縁膜22が形成されている。
ビット線コンタクト領域63では、第1の層間絶縁膜20及び第2の層間絶縁膜22を貫通し、一端がビット線4に接続されたビット線コンタクト30が設けられている。ビット線コンタクト30の他端は第2の層間絶縁膜22上の金属配線92に電気的に接続されている。なお、ビット線4とビット線コンタクト30との間にはシリサイド層は設けられていなくてもよい。
本実施形態の不揮発性半導体記憶装置において、ビット線コンタクト領域63内のビット線分離部である素子分離用絶縁膜40を少なくとも覆い、ビット線酸化膜10の終端部を覆っている第1のUV遮光膜25が配置されている。そのため、製造工程中のプラズマプロセスによって生じたUV光の大半は、メモリセル領域上を少なくともカバーする第2のUV遮光膜21によってメモリセル領域に侵入せず、メモリセル領域には影響しない。
また、UV光がビット線コンタクト領域63にある第2のUV遮光膜21の開口部から入射しても、第1のUV遮光膜25がUV光を遮るので、従来の装置に比べて製造時に発生するUV光の影響を小さくすることができる。さらに、第1のUV遮光膜25がビット線コンタクト領域63内のビット線4の上方にも設けられているので、メモリセル領域へのUV光の侵入を第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置よりもより確実に抑えることが可能となる。従って、UV光によって励起された電子がONO膜5にトラップされるのをより効果的に防ぐことができ、メモリセルの閾値電圧をメモリセル領域全体でより均一に揃えることができる。
なお、第1のUV遮光膜25とビット線コンタクト領域63内のビット線4との間にはONO膜5が介在しているので、第1のUV遮光膜25がビット線4と導通することはない。
また、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置において、シリコン酸化膜17と第1の層間絶縁膜20との間にシリコン窒化物からなるライナー膜が設けられていてもよい。
(第3の実施形態)
図22(a)〜(c)は、本発明の第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の断面図である。本実施形態の不揮発性半導体記憶装置の平面図は図20に示す第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置とほぼ同様である。図22(a)、(b)、及び(c)は、それぞれ、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の図20に示すXXIa-XXIa線、XXIb-XXIb線、及びXXIc-XXIc線に相当する線における断面図である。
図22(a)〜(c)に示すように、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、第1導電型(例えばp型)の半導体基板と、半導体基板の上部に形成された第1導電型のウェル3とを備えている。
ここで、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置では、ビット線コンタクト領域63において互いに隣接するビット線4間を分離するためのビット線分離部が素子分離用絶縁膜40で構成されているのではなく、ダミーワード線DWLに接続された第1のUV遮光膜25と、第1のUV遮光膜25下に設けられたONO膜5を含むゲート分離構造により構成されている。本実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、この点が第1及び第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置と異なっている。より具体的には、ビット線コンタクト領域63内で互いに隣接するビット線4同士(図22(c)参照)は、例えば0V程度の低電位に固定されたダミーワード線DWL及び第1のUV遮光膜25によって電気的に分離されている。
ビット線コンタクト30は第2の実施形態の不揮発性半導体記憶装置と同様に、ワード線方向、ビット線方向共に少なくともコンタクトとの重ね合わせマージンを確保した状態で第1のUV遮光膜25によって囲まれている。また、第1のUV遮光膜25は、ダミーワード線(DWL)と一体となるように接続されている。
ワード線62は、ONO膜5上に設けられた第1の多結晶シリコン膜11aと、第1の多結晶シリコン膜11a及びビット線酸化膜10上に設けられた第2の多結晶シリコン膜12aとで構成されている。ワード線62(第2の多結晶シリコン膜12a)は、ビット線酸化膜10によってビット線4と電気的に分離されている。
ダミーワード線DWL及び第1のUV遮光膜25は、第1の多結晶シリコン膜11bと第2の多結晶シリコン膜12bとが積層されている。第1の多結晶シリコン膜11bと第1の多結晶シリコン膜11aとは膜厚が同一であり、例えば50nm程度である。第2の多結晶シリコン膜12bと第2の多結晶シリコン膜12aとは膜厚が同一であり、例えば150nm程度である。なお、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置と同様に、第1のUV遮光膜25は、少なくともビット線コンタクト領域63内の素子分離用絶縁膜40を覆うように形成されている。また、第1のUV遮光膜25は、ビット線酸化膜10の終端部を少なくとも覆うように配置されている。
ワード線62の上には低抵抗化のためシリサイド層8aが設けられている。第1のUV遮光膜25とワード線62とを同一工程で形成する場合、第1のUV遮光膜25の上にもシリサイド層8bが形成される。シリコン酸化膜17は、第2の多結晶シリコン膜12a同士の隙間を埋めるとともに、シリサイド層8a上及びシリサイド層8bの一部上に設けられている。
シリコン酸化膜17及びシリサイド層8bの上には第1の層間絶縁膜20が形成され、第1の層間絶縁膜20の上には少なくともメモリセル領域内の半導体基板及びONO膜5等を覆うように第2のUV遮光膜21が形成されている。第2のUV遮光膜21及び第1の層間絶縁膜20の上には第2の層間絶縁膜22が形成されている。
以上の構成によれば、製造工程中のプラズマプロセスによって生じたUV光の大半は、メモリセル領域内の部材を少なくとも覆う第2のUV遮光膜21によってメモリセル領域に侵入せず、メモリセル領域には影響しない。
また、UV光がビット線コンタクト領域63にある第2のUV遮光膜21の開口部から入射しても、第1のUV遮光膜25がUV光を遮るので、従来の装置に比べて製造時に発生するUV光の影響を小さくすることができる。さらに、第1のUV遮光膜25がビット線コンタクト領域63内のビット線4の上方にも設けられているので、メモリセル領域へのUV光の侵入を第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置よりもより確実に抑えることが可能となる。従って、UV光によって励起された電子がONO膜5にトラップされるのをより効果的に防ぐことができ、メモリセルの閾値電圧をメモリセル領域全体でより均一に揃えることができる。
本実施形態のように、ビット線コンタクト領域63内で互いに隣接するビット線4同士の電気的な分離は、STI等の素子分離用絶縁膜によって達成されるだけでなく、第1のUV遮光膜25とこれに接続されたダミーワード線DWLに例えば0Vの低い固定電位を印加することでも達成できる。
本実施形態の不揮発性半導体記憶装置では、ビット線分離部をゲート分離により実現することができる。このため、ビット線ピッチの縮小の際にSTIの埋め込み特性による制限を受けることがなくなり、よりサイズの小さい不揮発性半導体記憶装置を得ることが可能となる。
なお、上述の第1〜第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、第2の多結晶シリコン膜12a、12b上またはウェル3上の所望の領域にシリサイド層を形成しているが、これに限定されるものではなく、例えばシリサイド層に代えて金属層を形成しても構わない。
以上で説明した本発明の不揮発性半導体記憶装置は、記憶動作を必要とする種々の電子機器において有用である。
本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のレイアウトを示す平面図である。 (a)、(b)、及び(c)は、それぞれ、図1に示す不揮発性半導体記憶装置のIIa-IIa線、IIb-IIb線、及びIIc-IIc線における断面図である。 第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の一部を示す平面図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 (a)は、自己整合的にコンタクトを形成する場合に、ビット線コンタクトとSTIエッジとの重ね合わせマージンと、メモリセルの面積との関係を示す図であり、(b)は、(a)に示す結果に用いられる変数を記した不揮発性半導体記憶装置の平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のレイアウトを示す平面図である。 (a)、(b)、及び(c)は、それぞれ、図20に示す不揮発性半導体記憶装置のXXIa-XXIa線、XXIb-XXIb線、及びXXIc-XXIc線における断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の断面図である。 従来の不揮発性半導体記憶装置のレイアウトを示す平面図である。 図23に示す不揮発性半導体記憶装置の、XXIV-XXIV線における断面図である。 ビット線コンタクトから見たワード線の位置とビット線方向におけるメモリセルの閾値電圧(Vt)との関係を示す図である。
1 基板
3 ウェル
4 ビット線
5 ONO膜
8a、8b、8c シリサイド層
10 ビット線酸化膜
10a HDP−NSG膜
11、11a、11b 第1の多結晶シリコン膜
12、12a、12b 第2の多結晶シリコン膜
13、15 シリコン酸化膜
14 シリコン窒化膜
17 シリコン酸化膜
17a サイドウォール
20 第1の層間絶縁膜
21 第2のUV遮光膜
22 第2の層間絶縁膜
25 第1のUV遮光膜
30 ビット線コンタクト
30a コンタクトホール
31 ワード線コンタクト
32 第3の層間絶縁膜
36 ライナー膜
40 素子分離用絶縁膜
42、92 金属配線
51、52 レジスト
62 ワード線
63 ビット線コンタクト領域
80 第1のメモリセルアレイ
90 第2のメモリセルアレイ
WL0、WL1 ワード線

Claims (15)

  1. 半導体基板の上部に形成された拡散層で構成され、互いに間隔を空けて列方向に延びる複数のビット線と、前記半導体基板上に形成され、互いに間隔を空けて行方向に延び、前記複数のビット線と交差する複数のワード線と、前記半導体基板と前記複数のワード線の各々との間に挟まれ、前記複数のビット線のうち隣接する二本のビット線の間の領域に形成され、電荷保持機能を有する第1の絶縁膜とが配置されたメモリセル領域と、
    前記メモリセル領域から延伸された前記複数のビット線にそれぞれ接続されるコンタクトと、前記複数のビット線間を電気的に分離するビット線分離部とが配置されたビット線コンタクト領域と、
    前記半導体基板上に形成され、少なくとも前記ビット線分離部または前記ビット線コンタクト領域内の前記半導体基板の一部を覆う第1のUV遮光膜と、
    前記ワード線及び前記第1のUV遮光膜上に設けられた層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜上に形成され、前記メモリセル領域内の前記半導体基板を覆うように設けられた第2のUV遮光膜とを備え、
    前記メモリセル領域内には、前記二本のビット線のうち前記ワード線と重なる領域をソース領域及びドレイン領域とし、前記ソース領域と前記ドレイン領域とに挟まれた前記第1の絶縁膜をゲート絶縁膜とし、前記ワード線のうち前記ゲート絶縁膜上に位置する領域に形成された部分をゲート電極として有するメモリセルが複数個設けられている不揮発性半導体記憶装置。
  2. 請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記ビット線分離部は前記半導体基板における前記複数のビット線間に形成されたSTI領域であり、
    前記第1のUV遮光膜は、少なくとも前記STI領域上に形成されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第1のUV遮光膜は、前記ゲート電極と同一の構成を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記ビット線コンタクト領域には前記第1の絶縁膜と同一構成を有する第2の絶縁膜がさらに配置されており、
    前記ビット線コンタクト領域内において、前記第1のUV遮光膜は、前記第2の絶縁膜を挟んで前記STI領域上に形成されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第1のUV遮光膜は、前記ゲート電極と同一の構成を有しており、
    前記ビット線コンタクト領域には、前記第1の絶縁膜と同一構成を有し、前記第1のUV遮光膜の下に設けられた第2の絶縁膜がさらに配置されており、
    前記ビット線分離部は、前記第1のUV遮光膜と前記第2の絶縁膜とを含むゲート分離構造を有していることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  6. 請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記メモリセル領域のうち、前記ビット線コンタクト領域に近接する領域には、行方向に延び、前記複数のビット線と交差し、前記ワード線と同一構成を有するダミーワード線がさらに配置されており、
    前記第1のUV遮光膜は、前記ダミーワード線と電気的に接続されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  7. 請求項6に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第1のUV遮光膜と前記ダミーワード線とが接地電位に接続されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  8. 請求項4〜7のうちいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第1のUV遮光膜は、前記ビット線コンタクト領域内で、前記複数のビット線の間の領域の少なくとも一部と、前記ビット線の少なくとも一部とを覆うことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  9. 請求項1〜8のうちいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記複数のビット線上に形成され、前記各ビット線と前記各ワード線とを電気的に分離するビット線酸化膜をさらに備え、
    前記第1のUV遮光膜は前記ビット線酸化膜の終端部を少なくとも覆っていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  10. 請求項1〜9のうちいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第1のUV遮光膜は多結晶シリコン膜であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  11. 請求項1〜9のうちいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第1のUV遮光膜は、多結晶シリコン膜と、前記多結晶シリコン膜上に形成されたシリサイド膜との積層膜であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  12. 請求項1〜9のうちいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第1のUV遮光膜は、多結晶シリコン膜と、前記多結晶シリコン膜上に形成された金属膜との積層膜であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  13. 請求項1〜12のうちいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第1のUV遮光膜の少なくとも一部を覆い、前記層間絶縁膜の下に形成され、前記層間絶縁膜との間にエッチング選択性を有するライナー膜をさらに備えていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  14. 請求項13に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記ビット線コンタクトは、前記ライナー膜を貫通して前記ビット線に接続されており、
    前記ビット線コンタクトは、前記ライナー膜により自己整合的に形成されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  15. 請求項13または14に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記ライナー膜はシリコン窒化膜であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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