JP2006295185A - メモリアレイに適した接触機構およびその製造方法 - Google Patents

メモリアレイに適した接触機構およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】NAND型フラッシュメモリアレイにおいて、選択トランジスタ線及びソース線の低抵抗化をはかることのできる接触機構及びその製造方法を提供する。
【解決手段】基板主表面1にトンネル誘電体層6が堆積され、かつ該トンネル誘電体層6上に、第1導電線が第1方向に延びて配置された、基板1を提供する工程と、第1導電線に誘電体材料の層を堆積する工程と、制御ゲート層10を堆積する工程と、第1導電線をパターン形成し、ゲート積層20を形成する工程と、ゲート積層20間に誘電体材料を堆積する工程と、ゲート積層20を部分的に除去して、選択トランジスタ線24が形成される領域に浮遊ゲート電極9を露出させることで、第2方向に延びる選択トランジスタ線溝23を形成する工程と、選択トランジスタ線溝23に導電性材料を充填し、選択トランジスタ線24を形成する工程とを含んでいる。
【選択図】図3C

Description

発明の詳細な説明
〔発明の属する技術分野〕
本発明は、不揮発性半導体メモリデバイスに関するものであり、特に、浮遊ゲート電極を有するフラッシュメモリセルのNANDアレイを備えた、フラッシュメモリデバイス、および、その製造方法に関するものである。
〔背景〕
不揮発性フラッシュメモリセルは、ソースとドレインとの間に位置して制御ゲート電極によって制御されるチャネルと、記憶手段としての浮遊ゲート電極とを備えたトランジスタ構造によって形成されることが知られている。浮遊ゲートを有するメモリセルを備えたフラッシュメモリのNANDアレイについては、例えば、Y.-S. Yim他「70 nm NAND Flash Technology with 0.025 μm2Cell Size for 4 Gb Flash Memory」(IEDM 2003, Session 34.1.)に記載されている。
特に、各フラッシュメモリセルは、トレンチ分離部(STI部)の電気的に絶縁性の材料によって対向する2つの側面に限定された、半導体材料のトランジスタ本体(transistor body)を含んでいる。このトランジスタ本体の上面は平坦であり、トンネル酸化物としての誘電体材料によって覆われている。このトンネル酸化物の上に、導電性材料からなる浮遊ゲート電極が配置されており、該浮遊ゲート電極は、誘電体材料によって取り囲まれ、電気的に完全に絶縁されている。制御ゲート電極は、浮遊ゲート電極の上に配置されており、浮遊ゲートと制御ゲート電極との間の結合誘電体層によって浮遊ゲート電極と静電結合している。ゲート間を連結しているこの誘電体層は、通常、酸化物‐窒化物‐酸化物(ONO)構造からなり、酸化珪素の第1層と、窒化珪素の第2層と、酸化珪素の第3層を含んでいる。フラッシュメモリセルの書き込みおよび消去は、例えば、浮遊ゲート電極と半導体基板との間のトンネル酸化膜を介するFowler-Nordheimトンネリングに基づいていてもよい。
典型的なフラッシュメモリセルのNANDアレイでは、フラッシュメモリセルの制御ゲート電極を形成する、またはそれらと接触する複数の制御ゲート線(または、ワード線)が、STI部上で交差している。さらに、ビット線は、制御ゲート線の上に、かつ該制御ゲート線から離れるように配置されており、半導体基板の活性領域に電気的に接触している(制御ゲート線と交差している)STI部に対して平行に配置されている。
図1に、典型的なNAND型フラッシュメモリセルアレイの概略的な平面図を示す。ここで、メモリセルは、行と列とが交差する部分に配置されている。複数のメモリセル(通常32個)が直列接続している各NAND列、および、2つの選択トランジスタは、ビット線接触部BCとx方向に延びる共通のアース(ソース)線SLとの間に配線されている。y方向に延びて列を規定しているビット線と交差しているのは、x方向に延びて行を規定している、複数のワード線WLと、2つの選択トランジスタ線(つまり、ソース線側の選択トランジスタ線SSLおよびビット線側の選択トランジスタ線BSLとである。ここで、メモリセルの制御ゲート電極はワード線に接続されており、選択トランジスタ制御ゲート電極は選択トランジスタ線に接続されている。互いに隣接しているビット線間の行ピッチはFである。
図2は、図1の線I−I(x方向)に沿って切断した、図1の従来のNANDメモリセルアレイを示す部分的かつ概略的な断面図である。NANDメモリセルアレイの典型的な製造方法では、トレンチ分離部2によって隔てられた活性構造を備えた半導体基板1(または本体)の上面にトンネル酸化膜6を堆積し、次に、このトンネル酸化膜6に浮遊ゲート層を堆積する。次に、浮遊ゲート層を、従来のリソグラフィー工程によってパターン形成およびエッチングすることにより、形成されるビット線に対して平行に配置された浮遊ゲート線を形成する。通常は、形成されるメモリセルの領域において浮遊ゲート線をパターン形成するだけなので、選択トランジスタ線およびソース線の領域においてパターン形成されない浮遊ゲート層が残る。なお、これらの選択トランジスタ線およびソース線は、従来のプロセスでは、浮遊ゲート線と交差する方向に延びることが意図される選択トランジスタ線を妨害しないような浮遊ゲート電極レベルを、選択トランジスタ制御ゲート電極の製造に用いることにより、形成される。浮遊ゲート線およびそのパターン形成されていない残余物に結合誘電体層7を堆積した後、ワード線層を堆積し、パターン形成することで、浮遊ゲート線と交差する方向に延びているワード線を形成する。これらのワード線をパターン形成し、エッチングすることにより、絶縁された浮遊ゲート電極を形成する。さらに、浮遊ゲート層のまだパターン形成されていない領域をパターン形成し選択トランジスタ線を形成する。これにより、後に、ソース線を形成できる。ソース線は、通常、上記パターン形成とは別の工程において、平坦化された層間絶縁膜の溝にポリシリコンを充填することにより形成される。ここでは、図2に、従来のプロセスにおいて、ソース線側の選択トランジスタ線SSLが、トンネル酸化膜6の上に形成されており、上記ワード線層以外の(どのような機能も有していない)「ワード線」が、結合誘電体層7の上に形成されている。次に、金属線5を形成する。この金属線5は、電気接触部3を形成することにより、SSLと電気接続する。静電結合に起因する望ましくない効果を防止するために、通常は、金属線5を導電線「WL」に電気接続する。
それゆえに、浮遊ゲート線レベルにおいて製造された選択トランジスタ線は、通常、望ましくない高い抵抗率を有するポリシリコンからなる。明らかに、従来のプロセス工程によって、例えばWSiといった金属層がポリシリコンの上に堆積されているワード線の場合に通常なされるように、ポリシリコンの高い抵抗率を下げることはできない。
〔概要〕
本発明の実施形態では、メモリデバイスおよびその形成方法を提示する。1つの実施形態では、本発明は、メモリデバイスの製造方法を提示する。この方法は、主表面にトンネル層が堆積され、かつ該トンネル層上に、第1導電線が第1方向に延びて配置された、基板を提供する工程を含んでいる。これらの第1導電線に誘電体材料の層を堆積する。制御ゲート層を堆積する。第1導電線をパターン形成し、ゲート積層を形成する。これらのゲート積層間に誘電体材料を堆積する。ゲート積層を部分的に除去して、選択トランジスタ線が形成される領域において浮遊ゲート電極を露出させることで、第2方向に延びる選択トランジスタ線溝を形成する。これらの選択トランジスタ線溝に導電性材料を充填し、選択トランジスタ線を形成する。
〔図面の簡単な説明〕
添付の図面は、本発明をさらに理解するためのものであり、本明細書の一部に含まれているか、または、該一部を構成している。図面は本発明の実施形態を示しており、この説明とともに、本発明の原理を説明するために用いられる。本発明の他の実施形態および本発明が意図する複数の利点については、以下の詳細な説明を参照することにより、より理解されるだろう。図面の部材の寸法は互いに相対的であるわけではない。類似の部材には、同じ参照符号を付した。
図1は、NAND型フラッシュメモリセルアレイの概略的な平面図である。
図2は、図1の線I‐Iで切断した図1のメモリセルアレイの概略的な部分断面図である。
図3A‐図3Dは、本発明の第1実施形態にかかるNANDメモリセルアレイの製造に続く中間製造物を図1のII‐IIに沿って切断した、概略的な断面図である。
図4A‐図4Fは、本発明の第2実施形態にかかるNANDメモリセルアレイの製造に続く中間製造物を図1のII‐IIに沿って切断した、概略的な断面図である。
〔詳細な説明〕
以下の詳細な説明では、本発明の一部を構成し、かつ、本発明を実行可能な特定の実施形態を示す、添付図面を参照する。これについて、図示した方向に基づいて、「上端」、「下端」、「前方」、「後方」、「先端の」、「背向」などの方向を示す用語を使用する。本発明の実施形態の構成部材が様々な方向に配置されているので、方向を示す用語は図示するために使用され、限定を加えるものではない。また、他の実施形態を用いてもよく、本発明の範囲から離れずに構造的または論理的に変更を加えてもよいことが、理解されるべきである。したがって、以下の詳細な説明は限定的に捉えられるものではなく、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって規定されている。
上記に鑑みて、本発明は、選択トランジスタ線とソース線との抵抗率が従来の選択トランジスタ線とソース線との抵抗率よりも低い、NANDフラッシュメモリセルアレイの製造方法を提示する。
本発明の一実施形態では、浮遊ゲート電極を備えたメモリセルのNANDアレイを有するフラッシュメモリデバイスの製造方法が示され、この方法では、上面にトンネル酸化膜としての誘電体の層が堆積され、該トンネル酸化膜上に導電性材料からなる第1導電線が第1方向に延びて配置された、半導体材料からなる基板(または本体)が提供される。この第1導電線は、自己整合的に形成されていることが好ましい。このような方法では、第1導電線に、結合誘電体層としての誘電体材料の層を堆積する。さらに、制御ゲート層としての導電性材料を堆積し、該制御ゲート層を第1方向と交差する第2方向にパターン形成し、形成されるメモリトランジスタおよび形成される選択トランジスタの領域にのみ第2導電線を形成する。この制御ゲート層のパターン形成により、第1導電線がパターン形成され、これによりゲート積層が形成される。次に、ゲート積層間に、誘電体材料を堆積する。その後、ゲート積層を部分的に除去して、形成される選択トランジスタ線の領域において浮遊ゲート電極を露出させることで、第2方向に延びる選択トランジスタ線溝を形成する。次に、該選択トランジスタ線溝に、導電性の、特に金属材料を充填し、選択トランジスタ線を形成する。
本発明の第1実施形態にかかるこの方法では、ソース線を形成するために、上記基板におけるソース線が形成される領域を選択的に露出させ、第2方向に延びるソース線溝を形成してもよい。続いて、ソース線溝に導電性の、特に金属材料を充填することにより、ソース線が形成される。
本発明の第1実施形態にかかるこの方法でも、ビット線接触部を形成するために、上記基板におけるビット線接触部が形成される領域を選択的に露出させ、ビット線溝を形成してもよい。続いて、ビット線溝に導電性の、特に金属材料を充填し、ビット線接触部を形成する。
本発明の第1実施形態にかかるこの方法では、選択トランジスタ線溝及びソース線溝に、同一工程で導電性材料を充填してもよいし、異なる工程で導電性材料を充填してもよい。
本発明の第2実施形態では、浮遊ゲート電極を備えたメモリセルのNANDアレイを有するフラッシュメモリデバイスの製造方法が示され、この方法では、上面にトンネル酸化膜としての誘電体の層が堆積され、該トンネル酸化膜上に導電性材料からなる第1導電線が第1方向に延びて配置された、半導体材料からなる基板(または本体)が提供される。この第1導電線は、自己整合的に形成されていることが好ましい。このような方法では、第1導電線に、結合誘電体層としての誘電体材料の層を堆積する。さらに、制御ゲート層としての導電性材料を堆積し、該制御ゲート層を第1方向と交差する第2方向にパターン形成し、メモリトランジスタ、選択トランジスタ、およびソース線が形成される領域にのみ第2導電線を形成する。この制御ゲート層のパターン形成により第1導電線がパターン形成され、これによりゲート積層が形成される。次に、これらのゲート積層間に、誘電体材料を堆積する。その後、ゲート積層を部分的に除去し、選択トランジスタ線およびソース線それぞれが形成される領域において浮遊ゲート電極を露出させることで、第2方向にそれぞれ延びる、選択トランジスタ線溝および第1ソース線溝を形成する。その後、ゲート積層を完全に除去し、基板におけるソース線が形成される領域のみを露出させる。これにより、第2方向に延びる第2ソース線溝が形成される。該選択トランジスタ線溝および第2ソース線溝に、それぞれ、導電性の、特に金属材料を充填し、選択トランジスタ線およびソース線を形成する。
本発明の第2実施形態にかかるこの方法では、ビット線接触部を形成するために、ビット線接触部を形成するために、上記基板におけるビット線接触部が形成される領域を選択的に露出させ、ビット線溝を形成してもよい。続いて、ビット線溝に導電性の、特に金属材料を充填し、ビット線接触部を形成する。
本発明の第3実施形態では、浮遊ゲート電極を備えたメモリセルのNANDアレイを有するフラッシュメモリデバイスの製造方法が示され、この方法では、上面にトンネル酸化膜としての誘電体の層が堆積され、該トンネル酸化膜上に導電性材料からなる第1導電線が第1方向に延びて配置された、半導体材料からなる基板(または本体)が提供される。この第1導電線は、自己整合的に形成されていることが好ましい。このような方法では、第1導電線に、結合誘電体層としての誘電体材料の層を堆積する。さらに、制御ゲート層としての導電性材料を堆積し、該制御ゲート層を第1方向と交差している第2方向にパターン形成し、メモリトランジスタ、選択トランジスタ、ソース線、および、ビット線接触部が形成される領域に第2導電線を形成する。この制御ゲート層のパターン形成により第1導電線がパターン形成され、ゲート積層が形成される。次に、ゲート積層間に、誘電体材料を形成する。その後、ゲート積層を部分的に除去し、選択トランジスタ線、ソース線、および、ビット線接触部が形成される領域において浮遊ゲート電極を露出させることで、第2方向にそれぞれ延びる、選択トランジスタ線溝、第1ソース線溝、および、第1ビット線接触部溝を形成する。その後、ゲート積層を完全に除去し、基板におけるソース線およびビット線接触部が形成される領域のみを露出させる。これにより、第2方向に延びる第2ソース線溝および第2ビット線接触部溝が形成される。該選択トランジスタ線溝、第2ソース線溝、および、第2ビット線接触部溝に、それぞれ、導電性の、特に金属材料を充填し、選択トランジスタ線、ソース線、および、ビット線接触部を形成する。
上記方法では、ソース/ドレイン接合部を適宜形成するか、または、互いに隣接するトランジスタを接続するか、または、メモリトランジスタの閾値電圧を互いに調整するために、ゲート積層間に誘電体材料を堆積する前に、ゲート積層間の基板に、1つまたは複数のドーパントを注入することが好ましい。
上記方法では、浮遊ゲート材料に低いオーミックコンタクトを生成して選択トランジスタの閾値電圧を適切に調整するために、選択トランジスタ線溝に導電性の、特に金属材料を充填し、選択トランジスタ線を形成する前に、浮遊ゲートに1つまたは複数のドーパントを注入することが好ましい。
上記方法では、ソース線接触部の抵抗率を適切に調整するために、ソース線溝に導電性の、特に金属材料を充填し、ソース線を形成する前に、基板に1つまたは複数のドーパントを注入することが好ましい。
本発明は、さらに、メモリセルがNAND列に配置された浮遊ゲートメモリセルのNANDアレイを備え、各NAND列では、浮遊ゲートメモリトランジスタと、該浮遊ゲートメモリトランジスタを選択する少なくとも1つの選択トランジスタとが直列接続しているフラッシュメモリデバイスに関するものである。各NAND列は、第1方向に延びたビット線と、第1方向と交差する第2方向に延びたソース線との間で相互接続されている。各浮遊ゲートメモリトランジスタは、第2方向に延びたワード線と電気的に接続した制御ゲート電極を備えている。各選択トランジスタは、上記ワード線に沿って平行に配された選択トランジスタ線と電気的に接続した制御ゲート電極を備えている。本発明のフラッシュメモリデバイスでは、各選択トランジスタ線は、金属材料からなっている。本発明のフラッシュメモリデバイスの1つの実施形態では、ソース線も金属材料からなっている。本発明のフラッシュメモリデバイスのもう1つの実施形態では、ビット線接触部も金属材料からなっている。
さて、図3A〜3Dを参照して、NANDメモリセルアレイの製造プロセス(第1実施形態)を説明する。なお、図3A〜3Dは、本発明のNANDメモリセルアレイの製造における中間製造物の概略を順次示した断面図である。中間製造物の断面図は、図1のII‐IIに沿って(つまり、ビット線に対して平行に)切断したものである。具体的には、図3A〜3Dは、ただ1列のNAND列の製造プロセスを示している。
図3Aから分かるように、本発明のNANDメモリアレイにおけるNAND列を製造する第1中間製造物では、半導体材料からなる基板1にソース/ドレイン領域8が形成されている。そして、この基板1の主表面に、トンネル誘電体層6としての誘電体材料を(通常は、二酸化珪素のような酸化物)を堆積する。このトンネル誘電体層6の上に複数のゲート積層13を配置する。各ゲート積層13は、x方向に配置された通常はポリシリコンからなる複数の浮遊ゲート電極9と、該浮遊ゲート電極9の上および該浮遊ゲート電極同士の間に配置された連結誘電体7と、x方向に延びる該連結誘電体の上に位置する、通常は2つの材料からなる制御ゲート電極線21(つまり、通常はポリシリコンからなる第1副線10、および、通常は金属(例えばWまたはWN)からなる第2副線11)と、その上に位置するx方向に延びるハードマスク線12とを含んでいる。図3Aでは、ゲート積層13同士は積層間溝17によって隔てられている。
図3A〜図3Dの概略的な断面図では、参照符号20のゲート積層は、1列NAND列に複数のメモリトランジスタを製造するためのものである。図3A〜図3Dでは簡略化するために2つのゲート積層20のみを示しているが、当業者には、2つ以上のメモリセル(例えば参照符号32)が単一のNAND列に位置していてもよいことが分かるだろう。参照符号18のゲート積層は、ソース線側の選択トランジスタを製造するための他の構造であってもよく、参照符号19のゲート積層は、ビット線側の選択トランジスタを製造するための他の構造であってもよい。これら2つのゲート積層18、19は、メモリトランジスタを製造するためのゲート積層20を間に挟むように配置されている。
図3Aの中間製造物を製造するために、形成されるビット線に対して平行に配置されているか、または、形成されるワード線に対して直交して配置されている、y方向に延びる各浮遊ゲート線を、トンネル誘電体層6の上に形成する。
これらの浮遊ゲート線を自己整合的に形成することが好ましい。例えば、浮遊ゲート線を自己整合的に形成するとは、活性領域を備えた半導体材料からなる基板にパッド酸化物層を堆積し、続いて、該パッド酸化物層にパッド窒化物層を堆積するということである。リソグラフィー工程を行った後、基板において、形成されるビット線に沿って平行な配置された活性構造同士の間に、トレンチをエッチングする。続いて、該トレンチに誘電体材料(例えば、二酸化珪素)を充填し、該誘電体材料に化学的機械研磨を施す。次に、該トレンチ同士の間でパッド窒化物層およびパッド酸化物層をエッチングすることにより、浮遊ゲート線用の溝(トレンチ)を形成する。その後、トンネル酸化膜が成長し、続いて、ポリシリコンといった導電性の材料からなる層を堆積し、充填されたトレンチの外側に位置する該導電性の材料に化学的機械研磨を施す。次に、例えばウェットエッチングによってこの絶縁トレンチ充填部を除去することにより浮遊ゲート線の縦側を露出することにより、該浮遊ゲート線を形成する。
上記したように浮遊ゲート線を形成した後、これらの浮遊ゲート線に、ゲート間を連結する結合誘電体層としての誘電体材料を堆積する。続いて、ポリシリコンからなる第1副層と金属材料からなる第2副層とを含んだ制御ゲート積層を堆積する。次に、制御ゲート積層にハードマスク層を堆積する。通常のリソグラフィー工程を行った後、溝17をエッチングすることによって積層13が形成される。溝17をエッチングすることにより、y方向に延びているすでに形成されている浮遊ゲート線から、浮遊ゲート電極9が形成される。
図3Aでは、適宜、開口された溝17を用いて、1つまたは複数のドーパントを基板1に注入し、ソース/ドレイン接合を形成してもよい。
さて、図3Bでは、ゲート積層13に誘電体材料からなる層を堆積/成長させ、続いて第1ハードマスク12で止まる化学的機械研磨を用いて平坦化することにより、積層13同士の間に積層間誘電体14を形成する。通常、従来と同様に、積層間誘電体14は、酸化物、スピンオングラス、または、low‐k誘電体を含んでいてもよい。次に、他のハードマスク層(炭素を含んでいてもよい)を堆積し、従来のリソグラフィー工程によってパターン形成することにより、第2ハードマスク15を形成する。これにより、選択トランジスタ制御ゲート線を形成するためのゲート積層18・19上にのみ開口部16が形成される。
次に、第2ハードマスク15を用いて、ゲート積層18・19における、第1ハードマスク12、障壁層(図示せず)を含んだ金属層11、及び制御ゲート層10を、例えば反応性イオンエッチング(RIE)を用いて自己整合的に除去する。続いて、薄い連結誘電体7を例えばRIEおよび/またはウェットエッチングを用いて自己整合的に除去して、図3Cのように溝23(x方向に延びるトレンチ)を形成し、浮遊ゲート電極9の上面を露出する。
また、図3Cでは、この段階にて、浮遊ゲート電極9および/または基板1に1つまたは複数のドーパントを注入し、適宜注入部22を形成してもよい。これにより、形成される選択トランジスタの閾値電圧を適切に調整できる。特に、選択トランジスタゲート電極の導電率が調整することで、閾値電圧を適切に調整するようにしてもよい。例えば、通常OFF状態である正の閾値電圧を有する選択トランジスタを形成してもよい。さらに、高濃度のドーパントを浅く注入することにより、浮遊ゲート電極と続いて堆積される金属との間の良好なオーム接触を確実にしてもよい。
次に、例えばTi/TiN、WN/W、または、Ta/TaN Cuからなる金属層を、少なくとも溝23に、従来の堆積技術(例えば化学気相成長および/またはスパッタリングまたはメッキ)を用いて堆積する。続いて、第1ハードマスク12で停止する平坦化工程を行うことにより、選択トランジスタ制御ゲート線24を形成する。選択トランジスタ制御ゲート線24は、浮遊ゲート電極9であった部分と直接電気的に接触し、かつx方向に伸びている。図から明らかなように、浮遊ゲート電極9であった部分は、選択トランジスタの(非浮遊)制御ゲート電極25になっている。そして、この制御ゲート電極25は、金属線24により直接電気的に接触しており、抵抗率が比較的低くなっている。選択トランジスタ線24の構造上の高さまたは積層の高さは、線24・20の積層技術の結果、ゲート積層20(図3C紙面の上部分を参照)に含まれるワード線の構造上の高さまたは積層の高さよりも高くなっている。したがって、線24の抵抗は低減される。
さて、図3Dでは、従来のリソグラフィー工程およびエッチング工程を用いて、誘電体材料14に溝26を形成し、基板1の上面を露出させる。次に、基板1と直接電気的に接触するように、金属材料を溝に堆積し、該金属材料を平坦化することにで、上記溝26を充填し、ソース線27を形成する。溝26を充填する前に、基板1に1つまたは複数のドーパントを注入することにより注入領域28が形成され、これにより、ソース線27の電気的接触抵抗が適切に調整される。
通常、選択トランジスタ制御ゲート線24用の溝23のエッチングは、ソース線27用の溝26のエッチングとは別の工程によって行われるが、金属材料を用いた溝23・26の充填は、同一(単一)の工程において行われる。
他の誘電体層31を堆積した後、ビット線接触ホール30を形成することにより、基板1の上面が露出される。この際、露出された基板1に対し適切に注入を行い、注入領域29を形成することで、形成されるビット線接触部の導電率を調整してもよい。その後、この製造プロセスでは、ビット線接触ホール30にビット線接触部を形成してビット線を形成する従来の工程が続く。
さて、図4A〜4Fを参照して、他のNANDメモリセルアレイの製造プロセス(第2実施形態)を説明する。なお、図4A〜4Fは、NANDメモリセルアレイの製造における中間製造物の概略を順次示した断面図である。中間製造物の断面図は、本発明の第1実施形態と同様に図1の線II‐IIに沿って切断したものである。
本発明のこの第2実施形態では、不必要に繰り返しを避けるために、図3A〜図3Dに示した本発明の第1実施形態とは異なる箇所のみを記載し、同じ箇所については第一実施形態を参照されたい。
図4Aに、本発明の第2実施形態のNANDメモリセルアレイのNAND列を形成する第1中間製造物を示す。図4Aでは、ゲート積層20は、単一のNAND列に位置する複数のメモリトランジスタを形成するためのものである(2つを越えるメモリトランジスタを通常は形成する)。参照符号18のゲート積層は、ソース線側の選択トランジスタを形成するための他の構造であり、参照符号19のゲート積層は、ビット線側の選択トランジスタを製造するためのものである。ここで、2つのゲート積層18・19は、メモリトランジスタを形成するために上記各積層間にゲート積層20を挟むようにして配置されている。参照符号32のゲート積層は、ソース線を形成するためのものであり、参照符号33のゲート積層は、ビット線接触部を形成するためのものである。図4Aの中間製造物を、図3Aに記載したように形成してもよい。ここで、浮遊ゲート線を自己整合的に形成することが好ましい。適宜、溝17を用いて、1つまたは複数のドーパントを基板1に注入してもよい。
さて、図4Bを参照すると、ゲート積層間に位置する積層間誘電体14を形成した後、ハードマスク層を堆積し、それを従来のリソグラフィー工程を用いてパターン形成する。これにより、開口部を有する第2ハードマスク34が生じ、これにより、選択トランジスタ制御ゲート線と、ソース線と、ビット線接触部とを形成するために用いられる他の構造であるゲート積層18、19、32、33が露出する。
次に、図4Cでは、第2ハードマスク34を用いて、ゲート積層18、19、32、33の、第1ハードマスク12と、障壁層(図示せず)を含んだ金属層11と、制御ゲート層10とを、例えば反応性イオンエッチング(RIE)を用いて自己整合的に除去する。続いて、薄い連結誘電体7を例えばRIEおよび/またはウェットエッチングを用いてここでも自己整合的に除去し、溝23(x方向に延びるトレンチ)を形成することで、浮遊ゲート電極9の上面が露出する。適宜、1つまたは複数のドーパントを浮遊ゲート電極9および/または基板1に注入し、注入部22、28、29を形成することが好ましい。これにより、各注入部において、閾値電圧および金属が、形成される選択トランジスタの浮遊ゲート層接触抵抗に適切に調整される。
次に、図4Dでは、溝35に他のハードマスク層を堆積し、それを従来のリソグラフィー工程を用いてパターン形成することにより、(ソース線およびビット線を形成するために備えられた溝35が露出している)開口部を有する第3ハードマスク36が形成される。その後、溝37を例えばRIEを用いてエッチングすることにより、浮遊ゲート電極9材料(例えばポリシリコン)と薄いトンネル誘電体層6材料(例えば、二酸化珪素)が除去される。これにより、基板1の上面が露出する。この段階において、接触注入部38は、閾値電圧よりもはるかに高いドーズ量になっており、注入部を調整し、ソース線及びビット線それぞれの導電性を選択的に適応させるようになっている。この接触注入部38は、必要に応じて、注入されていてもよい。
次に、図4Eでは、第3ハードマスク36を除去した後、例えばTi/TiN、WN/W、または、Ta/TaN Cuからなる金属層を、例えば化学気相成長またはスパッタリングといった従来の堆積技術を用いて溝に堆積する。続いて、第1ハードマスク12で停止する平坦化工程を行う。この結果、浮遊ゲート電極9であった部分に直接電気的に接触する選択トランジスタ線24、(注入部28を補填している間に)注入部38といった基板1の上面に直接電気的に接触するソース線27、及び(注入部29を補填している間に)注入部38といった基板1の上面に直接電気的に接触するビット線接触部39が形成される。本発明の第1実施形態と同様に、浮遊ゲート電極9であった部分は、選択トランジスタの(非浮遊)制御ゲート電極25になっている。そして、この制御ゲート電極25は、金属線24により直接電気的に接触しており、抵抗率が比較的低くなっている。同様に、ソース線27およびビット線接触部39は、それぞれ、抵抗率が比較的低い金属材料からなっている。
さて、図4Eを参照して、ビット線接触部39の上に溝43を形成するために、アレイの製造では、従来のリソグラフィー工程を用いてパターン形成された絶縁性材料からなる誘電体層40の堆積工程へと進む。次に、y軸に延びている(つまり、選択トランジスタ制御ゲート線24に対して直交するように配置されている)ビット線41を、従来のリソグラフィー工程およびエッチング工程を用いて誘電体層40の上に形成する。ここで、ビット線接触部39を電気的に接触させるために、溝43に突出部42を形成する。ビット線接触部39を指定するために、デュアルダマシンプロセス構想を適用してもよい。
本発明により、幅の狭い選択トランジスタ制御ゲート線、ソース線、および、NANDアレイの自己整合的な浮遊ゲートと連動しているビット線接触部が有する問題が解決される。第1の実施形態では、選択トランジスタ制御ゲート線を、自己整合的な浮遊ゲート層の上のワード線層を用いて形成する。絶縁部を堆積し平坦化した後、制御ゲート層を除去し、導電性の(金属)選択線材料と置き換える。したがって、選択線は、自己整合的な浮遊ゲートに適合しており、高い導電性を有しており、メモリセルアレイ、特にワード線に対して自己整合的である。第2実施形態では、選択ゲートだけでなく、ビット線接触部およびソース線も適宜処理する。浮遊ゲート層を、オーミックコンタクトを用いた選択線の場合に処理する間、ソース線およびビット線接触の場合に基板を直接接触する必要がある。したがって、全ての機能がビット線方向に自己整合的であることが、有効である。したがって、本発明の利点は、アドレス線抵抗が低いことと、ビット線とソース線とのアクセスにかかる抵抗が低いことと、自己整合によって製造力が改善されたことと、自己整合的な浮遊ゲートを提案することにより上記浮遊ゲートとの適合性が改善されたことと、50nm以下の拡張可能性とにある。本発明では、基本的な原理は、浮遊ゲートNANDアレイにおいてワード線レベルを使用し、それを部分的に除去することにより、残りのアドレス線の自己整合的な高導電性の特性が得られることである。
しかしながら、特定の実施形態を示し、ここに記載してきたが、当業者は、本発明の範囲から離れずに図示し記載してきた上記特定の実施形態を、多種多様な代替案および/または同等物の実施形態に置き換えてもよいということを理解するだろう。この出願は、ここで述べた特定の実施形態のあらゆる適応例または変形例を対象としたものである。したがって、本発明は特許請求の範囲およびその同等物によってのみ限定されるものである。
NAND型フラッシュメモリセルアレイの概略的な平面図である。 図1の線I‐Iで切断した図1のメモリセルアレイの概略的な部分断面図である。 本発明の第1実施形態にかかるNANDメモリセルアレイの製造に続く中間製造物を図1のII‐IIに沿って切断した、概略的な断面図である。 本発明の第1実施形態にかかるNANDメモリセルアレイの製造に続く中間製造物を図1のII‐IIに沿って切断した、概略的な断面図である。 本発明の第1実施形態にかかるNANDメモリセルアレイの製造に続く中間製造物を図1のII‐IIに沿って切断した、概略的な断面図である。 本発明の第1実施形態にかかるNANDメモリセルアレイの製造に続く中間製造物を図1のII‐IIに沿って切断した、概略的な断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるNANDメモリセルアレイの製造に続く中間製造物を図1のII‐IIに沿って切断した、概略的な断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるNANDメモリセルアレイの製造に続く中間製造物を図1のII‐IIに沿って切断した、概略的な断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるNANDメモリセルアレイの製造に続く中間製造物を図1のII‐IIに沿って切断した、概略的な断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるNANDメモリセルアレイの製造に続く中間製造物を図1のII‐IIに沿って切断した、概略的な断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるNANDメモリセルアレイの製造に続く中間製造物を図1のII‐IIに沿って切断した、概略的な断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるNANDメモリセルアレイの製造に続く中間製造物を図1のII‐IIに沿って切断した、概略的な断面図である。

Claims (21)

  1. メモリデバイスの製造方法であって、
    主表面にトンネル層が堆積され、かつ該トンネル層上に、第1導電線が第1方向に延びて配置された、基板を提供する工程と、
    上記第1導電線に誘電体材料の層を堆積する工程と、
    制御ゲート層を堆積する工程と、
    上記第1導電線をパターン形成し、ゲート積層を形成する工程と、
    上記ゲート積層間に誘電体材料を堆積する工程と、
    上記ゲート積層を部分的に除去して、選択トランジスタ線が形成される領域において浮遊ゲート電極を露出させることで、第2方向に延びる選択トランジスタ線溝を形成する工程と、
    上記選択トランジスタ線溝に導電性材料を充填し、選択トランジスタ線を形成する工程とを含む方法。
  2. 上記基板における、ソース線が形成される領域を選択的に露出させ、第2方向に延びるソース線溝を形成する工程と、
    上記ソース線溝に導電性金属性材料を充填し、ソース線を形成する工程とをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 上記基板における、ビット線接触部が形成される領域を選択的に露出させ、ビット線溝を形成する工程と、
    ビット線溝に導電性金属性材料を充填し、ビット線接触部を形成する工程とをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 浮遊ゲートメモリセルのNANDアレイを備えた、フラッシュメモリデバイスの製造方法であって、
    主表面にトンネル酸化膜としての誘電体材料層が堆積され、かつ該トンネル酸化膜上に、導電性材料からなる第1導電線が第1方向に延びて配置された、半導体材料からなる基板を提供する工程と、
    上記第1導電線に、結合誘電体層としての誘電体材料の層を堆積する工程と、
    制御ゲート層としての導電性材料を堆積する工程と、
    上記制御ゲート層を、第1方向と交差する第2方向にパターン形成し、メモリトランジスタおよび選択トランジスタが形成される領域に第2導電線を形成することで、第1導電線をパターン形成し、ゲート積層を形成する工程と、
    上記ゲート積層間に、誘電体材料を堆積する工程と、
    上記ゲート積層を部分的に除去して、選択トランジスタ線が形成される領域において浮遊ゲート電極を露出させることで、第2方向に延びる選択トランジスタ線溝を形成する工程と、
    上記選択トランジスタ線溝に、導電性金属材料を充填し、選択トランジスタ線を形成する工程とを含む方法。
  5. 上記基板における、ソース線が形成される領域を選択的に露出させ、第2方向に延びるソース線溝を形成する工程と、
    上記ソース線溝に導電性金属性材料を充填し、ソース線を形成する工程とをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 上記基板における、ビット線接触部が形成される領域を選択的に露出させ、ビット線溝を形成する工程と、
    ビット線溝に導電性金属性材料を充填し、ビット線接触部を形成する工程とをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  7. 上記選択トランジスタ線溝およびソース線溝に、導電性材料を同時に充填する、請求項4に記載の方法。
  8. 上記基板に設けられた第1導電線が自己整合的に形成されている、請求項4に記載の方法。
  9. 選択トランジスタ線とソース線とを形成するための、浮遊ゲートメモリセルのNANDアレイを備えたフラッシュメモリデバイスの製造方法であって、
    その主表面にトンネル酸化膜としての誘電体材料層が堆積され、かつ該トンネル酸化膜上に、導電性材料からなる第1導電線が第1方向に延びて配置された、半導体材料からなる基板を提供する工程と、
    上記第1導電線に、結合誘電体層としての誘電体材料の層を堆積する工程と、
    制御ゲート層としての導電性材料を堆積する工程と、
    上記制御ゲート層を、第1方向と交差する第2方向にパターン形成し、メモリトランジスタ、選択トランジスタ、及びソース線が形成される領域に第2導電線を形成することで、第1導電線をパターン形成し、ゲート積層を形成する工程と、
    上記ゲート積層間に誘電体材料を堆積する工程と、
    上記ゲート積層を部分的に除去し、選択トランジスタ線およびソース線それぞれが形成される領域において浮遊ゲート電極を露出させることで、第2方向にそれぞれ延びる、選択トランジスタ線溝および第1ソース線溝を形成する工程と、
    上記ゲート積層を完全に除去し、基板におけるソース線が形成される領域を露出することで、第2方向に延びる第2ソース線溝を形成する工程と、
    上記選択トランジスタ線溝および上記第2ソース線溝に、導電性金属性材料を充填し、選択トランジスタ線およびソース線を形成する工程とを含む方法。
  10. ビット線接触部を形成するために、上記基板におけるビット線接触部が形成される領域を選択的に露出し、ビット線溝を形成する工程と、
    上記ビット線溝に導電性金属性材料を充填し、ビット線接触部を形成する工程とをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 上記基板に設けられた第1導電線が自己整合的に形成されている、請求項9に記載の方法。
  12. 選択トランジスタ線、ソース線、及びビット接触部を形成する工程を含む、浮遊ゲートメモリセルのNANDアレイを備えたフラッシュメモリデバイスの製造方法であって、
    その主表面にトンネル酸化膜としての誘電体材料層が堆積され、かつ該トンネル酸化膜上に、導電性材料からなる第1導電線が第1方向に延びて配置された、半導体材料からなる基板を提供する工程と、
    上記第1導電線に、結合誘電体層としての誘電体材料の層を堆積する工程と、
    制御ゲート層としての導電性材料を堆積する工程と、
    上記制御ゲート層を、第1方向と交差する第2方向にパターン形成し、メモリトランジスタ、選択トランジスタ、ソース線、及びビット線接触部が形成される領域に第2導電線を形成することで、第1導電線をパターン形成し、ゲート積層を形成する工程と、 上記ゲート積層間に誘電体材料を堆積する工程と、
    上記ゲート積層を部分的に除去し、選択トランジスタ線、ソース線、及びビット線接触部それぞれが形成される領域において浮遊ゲート電極を露出させることで、第2方向にそれぞれ延びる、選択トランジスタ線溝、第1ソース線溝、第1ビット線接触部溝を形成する工程と、
    上記ゲート積層を完全に除去し、基板におけるソース線およびビット線接触部が形成される領域を露出させ、第2方向に延びる、第2ソース線溝および第2ビット線接触部溝を形成する工程と、
    上記選択トランジスタ線溝、第2ソース線溝、および、第2ビット線接触部溝に、それぞれ、導電性金属性材料を充填し、選択トランジスタ線、ソース線、および、ビット線接触部を形成する工程とを含む方法。
  13. 上記基板に設けられた第1導電線が自己整合的に形成されている、請求項12に記載の方法。
  14. 上記ゲート積層間に誘電体材料を堆積する前に、ゲート積層間の基板に、1つまたは複数のドーパントを注入する、請求項4に記載の方法。
  15. 上記選択トランジスタ線溝に、導電性金属材料を充填し、選択トランジスタ線を形成する工程の前に、浮遊ゲートに1つまたは複数のドーパントを注入する、請求項4に記載の方法。
  16. 上記ソース線溝に導電性金属性材料を充填し、ソース線を形成する工程の前に、基板に1つまたは複数のドーパントを注入する、請求項5に記載の方法。
  17. 上記ビット線接触溝を導電性の金属材料を充填することによりビット線接触部を形成する前に、基板に1つまたは複数のドーパントを注入する、請求項6に記載の方法。
  18. フラッシュメモリデバイスであって、
    メモリセルがNAND列に配置された浮遊ゲートメモリセルのNANDアレイを備え、
    各NAND列では、浮遊ゲートメモリトランジスタと、該浮遊ゲートメモリトランジスタを選択する少なくとも1つの選択トランジスタとが直列接続しているとともに、上記NAND列は、第1方向に延びたビット線と、第1方向と交差する第2方向に延びたソース線との間で電気的に相互接続されており、
    上記浮遊ゲートメモリトランジスタは、第2方向に延びたワード線と電気的に接続した制御ゲート電極を備えており、
    上記選択トランジスタは、上記ワード線に沿って平行に配された選択トランジスタ線と電気的に接続した制御ゲート電極を備えており、
    上記選択トランジスタ線が金属材料からなり、
    上記選択トランジスタ線の構造上の高さがワード線の構造上の高さよりも高くなっている、フラッシュメモリデバイス。
  19. 上記ソース線が金属材料からなっている、請求項18に記載のフラッシュメモリ。
  20. 上記ビット線接触部が金属材料からなっている、請求項18に記載のフラッシュメモリ。
  21. メモリセルがNAND列に配置された浮遊ゲートメモリセルのNANDアレイであって、各NAND列では、浮遊ゲートメモリトランジスタと、該浮遊ゲートメモリトランジスタを選択する少なくとも1つの選択トランジスタとが直列接続しているとともに、上記NAND列は、第1方向に延びたビット線と、第1方向と交差する第2方向に延びたソース線との間で電気的に相互接続されており、
    上記浮遊ゲートメモリトランジスタは、第2方向に延びたワード線と電気的に接続した制御ゲート電極を備えており、
    上記選択トランジスタは、上記ワード線に沿って平行に配された選択トランジスタ線と電気的に接続した制御ゲート電極を備えた、フラッシュメモリデバイスを有するフラッシュメモリデバイスの製造方法であって、
    その主表面にトンネル酸化膜としての誘電体材料層が堆積され、かつ該トンネル酸化膜上に、浮遊ゲート線としての導電性材料からなる導電線が第1方向に延びて配置された、半導体材料からなる基板を提供する工程と、
    上記浮遊ゲート線に、結合誘電体層としての誘電体材料の層を堆積する工程と、
    制御ゲート層としての導電性材料を少なくとも1層堆積する工程と、
    上記制御ゲート層を第2方向にパターン形成し、制御ゲート電極を備えたワード線を形成する工程と、
    上記浮遊ゲート線をパターン形成し、ゲート積層を形成する工程と、
    上記浮遊ゲート積層に誘電体材料からなる層を堆積し、浮遊ゲート積層を電気的に絶縁する工程と、
    選択トランジスタ線が形成される領域において浮遊ゲート電極を選択的に露出させ、第2方向に延びる選択トランジスタ線トレンチを形成する工程と、
    ソース線が形成される領域において基板を選択的に露出させ、第2方向に延びるソース線トレンチを形成する工程と、
    選択トランジスタ線トレンチに、導電性の、特に金属材料を充填し、上記選択トランジスタ線を形成する工程と、
    上記ソース線トレンチに金属材料を充填し、ソース線を形成する工程と、
    少なくとも選択トランジスタおよびソース線の上に、誘電体材料からなる層を堆積する工程と、
    ビット線を形成し、各ビット線が少なくとも1つの上記NAND列と電気的に接続するようにする工程と、を含む方法。
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