JP2006521193A - 分散剤 - Google Patents

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Abstract

本発明の対象は、その都度コポリマーの全質量に対して、a)それぞれ4〜8個のC原子を有するエチレン性不飽和モノカルボン酸、エチレン性不飽和カルボン酸アミド、エチレン性不飽和ジカルボン酸およびこれらの無水物ならびに2〜8個のC原子を有するジアルコールの(メタ)アクリル酸モノエステルを含む群からの1もしくは複数のモノマー5〜70質量%、b)エチレン性不飽和のスルホナートもしくはスルフェート官能性の化合物を含む群からの1もしくは複数のモノマー1〜40質量%、c)エチレンオキシド単位を1〜300有し、かつ末端のOH基またはエーテル基−OR′[式中、R′は1〜40個のC原子を有するアルキル基、アリール基、アルカリール基、アラルキル基であってよい]を有するポリエチレングリコールのエチレン性不飽和化合物を含む群からの1もしくは複数のモノマー10〜80質量%、d)3〜4個のC原子を有するアルキレン基のアルキレンオキシド単位を1〜300有し、かつ末端のOH基またはエーテル基−OR′[式中、R′は1〜40個のC原子を有するアルキル基、アリール基、アルカリール基、アラルキル基であってよい]を有するポリアルキレングリコールのエチレン性不飽和化合物を含む群からの1もしくは複数のモノマー5〜80質量%の重合により得られ、その際、質量%での記載は合計して100質量%であるコポリマーをベースとする分散剤である。

Description

本発明は、ポリオキシアルケニル官能性コポリマーをベースとする分散剤、その製造方法ならびにその使用に関する。
無機結合剤、たとえばセメント、石灰およびセッコウをベースとするモルタル材料は、そのワーカビリティー、たとえばその流動性を改善するために分散剤が添加される。このような加工可能なコンシステンシーのモルタル材料を提供するために、一般には実質的に、モルタルを凝固させるための硬化もしくは水和工程のために必要とされるよりも多くの練り水が必要である。この過剰の、硬化の際に蒸発する水分の割合は、建築材料ペーストの機械的強度の劣化につながる。モルタルのコンシステンシー、つまり流動性を、与えられた水/結合剤の比で改善するためには、分散剤、いわゆる流動化剤(減水剤)が添加される。
流動性の水硬結合性モルタル系のための流動化剤として、WO−A97/13732から、リグニンスルホン酸塩をベースとする物質が公知である。DE−A19538821は、少なくとも2つのアミノ基を有するアミノ−S−トリアジンおよびホルムアルデヒドをベースとし、スルホン酸塩を含有する縮合生成物を記載している。WO−A00/75208には、スルホン化された芳香族化合物およびホルムアルデヒドの縮合物が記載されている。しかしこのような流動化剤は部分的に、ホルムアルデヒドを放出するので、少なくとも屋内の適用に関して、生態学的に問題がある。
さらに、たとえばDE−A19539460から、2−メチル−2−アクリルアミドプロパンスルホン酸またはその他の強い高分子電解質をベースとするセメント状の系のための流動化剤が公知である。これらの分散剤は通常、乳化剤安定化されたポリマー分散液と組み合わせて使用されるのみである。建築分野で主として使用されるポリビニルアルコール安定化された分散液との関係では、該分散剤は、ポリマー分散液(凝固まで)または該分散液から製造される再分散粉末の著しい不安定化につながるという欠点を有する。ポリビニルアルコール安定化された分散液との混合物が直ちに凝固すべきでない場合、これは主として、適用においてセメント状の混合物がすでに攪拌開始の際に著しく硬化し始め、硬化が早すぎるか、または水硬結合性フィラーの、要求されるコンシステンシーがもはや達成されないという点に現れる。さらに多くの場合、セメントマトリックスの著しい収縮が生じ、これは亀裂を形成する場合がある。
これまでに挙げた流動化剤のもう1つの欠点は、液化作用が十分に長い期間にわたり維持されてないという事実である。このことにより加工時間は短縮し、このことは次いで建築材料ペーストの攪拌および加工の間に長い時間が存在する場合には問題となる。
いわゆる高性能流動化剤はより長い時間持続する液化作用を示す。EP−A792850から、流動化剤として、短鎖のポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート、長鎖のポリアルキレングリコール(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和カルボン酸からなるコポリマーを含有するセメント状の組成物が公知である。EP−A590983は、(メタ)アクリル酸、エチレン性不飽和スルホネート、ポリエチレングリコール(メタ)アリルエーテル、(メタ)アクリル酸とポリエチレングリコールモノエーテルのエステル、ならびに場合により(メタ)アクリル酸エステルからなるコポリマーをベースとするセメント流動化剤に関する。DE−A10063291には、ポリカルボキシレートベースのセメント流動化剤が記載されており、この場合、コポリマー中にさらにポリオキシアルキレン基を有するコモノマー単位およびOH基、CO基もしくはスルホネート基を有するコモノマー単位が含有されている。EP−A816298は、ポリオキシエチレン官能性モノマー、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン含有モノマーおよびエチレン性不飽和スルホネート官能性コモノマーの共重合により得られる流動化剤を記載している。
これらの流動化剤は、長時間持続する液化作用により優れているが、しかし水が分離する傾向がある(ブリード)。これに伴い、加工が困難となり(平滑にすべき下地上での分布)、かつ自己回復はわずかになる。
さらにカゼインが流動性の水硬結合性モルタル系中で流動化剤として使用される。カゼインは流動性の水硬結合性モルタル系のために独特のレベリング特性、加工特性および自己回復性を提供し、かつさらに結合剤特性を有する。カゼインは、酸を用いた沈殿により得られる乳タンパクである。これは、その都度の季節および飼料の質に依存して、著しい品質の変動により特徴付けられる。このことにより流動性の水硬結合性モルタル系における使用は困難になる。さらにカゼインを含有する流動性の水硬結合性モルタル系は、加工後にカビの培地を形成する傾向があり、このことは居住範囲では望ましくない。
従って、乳化剤により、ならびに保護コロイドにより安定化された系の両方と相容性であるセメント系において、長時間持続する液化作用を示し、かつカゼインの有利なレオロジー特性を示す分散剤を提供するという課題が生じた。
本発明の対象は、その都度コポリマーの全質量に対して、
a)それぞれ4〜8個のC原子を有するエチレン性不飽和モノカルボン酸、エチレン性不飽和カルボン酸アミド、エチレン性不飽和ジカルボン酸およびこれらの無水物ならびに2〜8個のC原子を有するジアルコールの(メタ)アクリル酸モノエステルを含む群からの1もしくは複数のモノマー5〜70質量%、
b)エチレン性不飽和のスルホナートもしくはスルフェート官能性の化合物を含む群からの1もしくは複数のモノマー1〜40質量%、
c)エチレンオキシド単位を1〜300有し、かつ末端のOH基またはエーテル基−OR′(式中、R′は1〜40個のC原子を有するアルキル基、アリール基、アルカリール基、アラルキル基であってよい)を有するポリエチレングリコールのエチレン性不飽和化合物を含む群からの1もしくは複数のモノマー10〜80質量%、
d)3〜4個のC原子を有するアルキレン基のアルキレンオキシド単位を1〜300有し、かつ末端のOH基またはエーテル基−OR′(式中、R′は1〜40個のC原子を有するアルキル基、アリール基、アルカリール基、アラルキル基であってよい)を有するポリアルキレングリコールのエチレン性不飽和化合物を含む群からの1もしくは複数のモノマー5〜80質量%
の重合により得られ、その際、質量%での記載は合計して100質量%であるコポリマーをベースとする分散剤である。
適切なモノマーa)は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、ならびに前記のカルボン酸の塩、無水マレイン酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートである。アクリル酸およびメタクリル酸ならびにこれらの塩は有利である。モノマー単位a)は有利には5〜40質量%、特に有利には10〜25質量%の量で共重合されている。
適切なモノマーb)は、ビニルスルホン酸およびこれらのアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、スチレンスルホン酸およびこれらのアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、メタリルスルホン酸およびこれらのアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、p−メタリルオキシフェニルスルホン酸およびこれらのアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、および一般式CH=CR−CO−X−CR−R−SOH(式中、X=OまたはNH、およびR、R、Rは同じか、または異なっており、かつHおよびC−〜C−アルキルの意味を有し、かつRはC−〜C−アルキレンである)のスルホン酸ならびにこれらのアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩である。2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸およびメタリルスルホン酸ならびにその都度これらのアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩が有利である。2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)およびメタリルスルホン酸(塩)からなる混合物が特に有利である。モノマー単位b)は、有利には1〜20質量%、特に有利には5〜15質量%の量で共重合されている。
有利なモノマーc)は、その都度1〜150のエチレンオキシド単位を有するポリエチレングリコールのアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルおよび1〜6個のC原子を有するこれらのアルキルエーテルである。その都度20〜150のエチレンオキシド単位を有し、かつその都度末端のヒドロキシ基もしくはメトキシ基を有するポリエチレングリコールのアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルは特に有利である。モノマー単位c)は有利には30〜70質量%の量で共重合されている。
有利なモノマーd)はその都度3〜100のアルキレンオキシド単位を有するポリプロピレングリコールおよびポリブチレングリコールのアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルならびに1〜6個のC原子を有するこれらのアルキルエーテルである。3〜50のプロピレンオキシド単位を有し、かつ末端のヒドロキシ基もしくはメトキシ基を有するアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルが特に有利である。有利にはポリプロピレングリコールもしくはポリブチレングリコールの、いわゆるアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルは5〜35質量%の量で共重合されている。
もう1つの有利な実施態様では、モノマー単位d)は、ポリプロピレングリコールおよびポリブチレングリコールの、特に有利には3〜35のプロピレンオキシド単位またはブチレンオキシド単位を有し、該単位に5〜80のエチレンオキシド単位が結合しているポリプロピレングリコールおよびポリブチレングリコールのアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルから誘導される。これらのモノマー単位は30〜70質量%の量で共重合されている。
場合によりさらに、1〜15個のC原子を有するアルコールまたはビニル芳香族化合物の(メタ)アクリル酸エステルから誘導される疎水性コモノマー単位e)が含有されていてもよい。このための例はメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ノルボルニルアクリレート、スチレンおよびビニルトルエンである。コモノマー単位e)が含有されている場合には、0.5〜10質量%の量である。
コポリマーの製造は、ラジカル開始重合により、有利には水性媒体中、40℃〜95℃の温度で、あるいは40℃〜150℃の温度での塊状重合、溶液重合またはゲル重合により行う。適切な開始剤は水溶性開始剤、たとえばペルオキソ二硫酸のナトリウム塩、カリウム塩およびアンモニウム塩、過酸化水素、t−ブチルペルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシド、カリウムペルオキソジホスフェート、t−ブチルペルオキソピバレート、クメンヒドロペルオキシド、イソプロピルベンゼンモノヒドロペルオキシド、アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジヒドロクロリド、2,2′−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロリドである。前記の開始剤は一般にモノマーの全質量に対して0.01〜0.5質量%の量で使用される。前記の開始剤と還元剤との組み合わせもまた使用することができる。適切な還元剤はアルカリ金属およびアンモニウムの亜硫酸塩および亜硫酸水素塩、たとえば亜硫酸ナトリウム、スルホキシル酸の誘導体、たとえばホルムアルデヒドスルホキシル酸亜鉛またはホルムアルデヒドスルホキシル酸アルカリ金属塩、たとえばヒドロキシメタンスルフィン酸ナトリウム、およびアスコルビン酸である。還元剤の量は有利にはモノマーの全質量に対して0.01〜2.5質量%である。
分子量を調節するために、重合の間に調節物質を使用することができる。調節剤を使用する場合、これは通常、重合すべきモノマーに対して0.01〜5.0質量%の量で使用され、かつ反応成分とは別々に、またはあらかじめ混合して供給される。このような物質の例は、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、メルカプトプロピオン酸、メルカプトプロピオン酸メチルエステル、イソプロパノールおよびアセトアルデヒドである。
モノマーは一緒にして装入するか、一緒にして計量供給するか、または少量ずつ装入し、かつ残りを重合の開始後に計量供給することができる。供給は別々に(空間的および時間的)実施するか、または供給すべき成分をすべて、もしくは部分的にあらかじめ乳化して供給することができる。
こうして得られたコポリマーの水溶液または水性分散液はそのままで分散剤として使用することができる。溶液または分散液は、たとえばローラもしくは噴霧乾燥を用いて乾燥することもでき、かつコポリマーを粉末として使用することもできる。提供される形とは無関係に、コポリマーは分散剤として使用するために適切である。有利には水性分散液の噴霧乾燥の際の噴霧助剤としてである。
もう1つの有利な使用はセメント流動化剤としての使用である。ポリマーを使用しないで乾燥もしくは溶解した分散剤を使用する場合、セメントの乾燥混合物の全質量に対して0.1〜0.7質量%で使用する。
特に有利な実施態様では、1〜18個のC原子を有する非分枝鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルカルボン酸、1〜15個のC原子を有する分枝鎖状もしくは非分枝鎖状のアルコールのアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステル、ジエン、オレフィン、ビニル芳香族化合物およびビニルハロゲン化物を含む群からの1もしくは複数のモノマーからなるホモポリマーまたはコポリマーの水性分散液を噴霧乾燥する際の噴霧助剤として該分散剤を使用し、かつこれにより得られる、水中で再分散性の再分散粉末を建築材料ペーストの変性のために使用する。分散剤を含有する再分散粉末を、液状化(分散)作用のある添加剤として、特に鉱物質の結合剤系または顔料を含有する組成物のために使用することが最も有利である。
有利なホモポリマーおよびコポリマーのための例は、ビニルアセテート−ホモポリマー、ビニルアセテートとエチレンとのコポリマー、ビニルアセテートとエチレンおよび1もしくは複数の別のビニルエステルとのコポリマー、ビニルアセテートとエチレンおよびアクリル酸エステルとのコポリマー、ビニルアセテートとエチレンおよび塩化ビニルとのコポリマー、スチレン−アクリル酸エステル−コポリマー、スチレン−1,3−ブタジエン−コポリマーである。
水中で再分散性のポリマー粉末を製造するために、ポリマーの水性分散液を、噴霧助剤としての本発明による分散剤の添加の後で、たとえば流動床乾燥、凍結乾燥または噴霧乾燥により乾燥させる。有利には分散液を噴霧乾燥させる。この場合、噴霧乾燥は、通常の噴霧乾燥装置中で行い、その際、噴霧は1成分、2成分もしくは多成分ノズルを用いて、または回転盤を用いて行うことができる。出口温度は装置、樹脂のTgおよび所望の乾燥度に応じて一般に45℃〜120℃、有利には60℃〜90℃の範囲で選択する。
通常、分散剤は分散液のポリマー成分に対して3〜30質量%の全量で使用される。つまり乾燥工程の前の分散剤の全量は、ポリマー割合に対して少なくとも3〜30質量%であり、有利にはポリマー割合に対して5〜20質量%が使用される。
これにより得られる、水中で再分散性のポリマー粉末組成物は、このために典型的な適用分野で使用することができる。たとえば建築化学製品中で、場合により水硬結合性結合剤、たとえばセメント(ポルトランドセメント、アルミネートセメント、トラッスセメント、スラグセメント、マグネシアセメント、リン酸セメント)またはセッコウ、石灰および水ガラスと関連させて、建築用接着剤、特に床用接着剤および完全断熱用接着剤、プラスター、フィラー、床用フィラー、レベリング材料、シーラント、接合モルタルおよび塗料を製造するために使用することができる。セルフレベリング性の床用フィラーおよびフローコート中で特に有利である。
セルフレベリング性の水硬結合性材料の一般的な組成物は、
ポルトランドセメントおよび/またはアルミナセメント100〜500質量部、
充填剤、たとえば砂および/または石灰粉末および/またはシリカ粉末および/またはフライアッシュ300〜800質量部、
硬石膏、半水和物および/またはセッコウ0〜200質量部、
水酸化カルシウム0〜50質量部、
消泡剤0〜5質量%、
分散剤0.5〜10質量%、
再分散粉末1〜100質量部、
遅延剤、たとえば酒石酸、クエン酸または多糖類0.5〜5質量%、
促進剤、たとえばアルカリ金属炭酸塩0.5〜5質量%
増粘剤、たとえばセルロースエーテル0.2〜3質量%
を含有し、その際、これらの割合は合計して1000質量部となり、かつ乾燥混合物を所望のコンシステンシーに応じて相応する量の水と共に攪拌する。
本発明による方法により、セルフレベリングフィラー(SVM)のための適用において、カゼイン含有材料に匹敵する加工コンシステンシー(レオロジー)および自己回復を有する分散剤が得られる。さらにこれらの製品は微生物による攻撃に対してそれほど敏感ではなく、かつ一定した品質で製造することができる。本発明による分散剤は完全に乳化剤もしくはポリビニルアルコールにより安定化された分散液と相容性であり、ひいてはきわめて容易に、たとえば噴霧乾燥によって再分散性噴散粉末にすることができる。
セルフレベリング性の、水硬結合性材料のレオロジーは次の特性値により特徴付けることができる:
貯蔵弾性率G′[Pa]:
剪断工程中に物質中に貯蔵されるひずみエネルギーのための基準。このエネルギーは負荷を除去した後で完全に利用される。G′は、測定試料の弾性挙動を表す。
損失弾性率G″[Pa]:
剪断工程中に物質中で消費され、かつその後、物質に関して失われるひずみエネルギーのための基準。このエネルギーは試料の構造を変更するために利用されるか、かつ/または環境中に放出される。G″は測定試料の粘性挙動を表す。
損失係数tanδ=G″/G′:
損失および貯蔵されたひずみエネルギーの商。損失係数は、ひずみ挙動の粘性割合と弾性割合との比を示す。
従来公知の高性能流動化剤はセメントペースト混合物中で線形の粘弾性範囲(LVE)において、図1に見られるようなレオロジーを示す。貯蔵弾性率および損失弾性率は測定の開始時点で低い剪断負荷の場合には同一のレベルである(図1/I)。カゼインを含有する試料の場合、貯蔵弾性率は損失弾性率を上回る。線形の粘弾性範囲以外の負荷の場合(セクションx/II)、貯蔵弾性率は合成流動化剤を含有する混合物の場合には、カゼインにより変性された混合物(図2/II)に対して、著しくおよび直ちに低下する(図1/II)。LVE範囲以外のひずみはこの場合、貯蔵弾性率および損失弾性率の低下ももたらすが、しかし貯蔵弾性率はなお良好に測定可能である(図2/II)。これは負荷段階での損失係数の上昇においても明らかである。一般に80未満の損失角のタンジェントが生じる。
その間の時間に高められるひずみが出発レベルに戻ると、通常の(高性能)流動化剤の場合にはセメントの系のきわめて迅速な緩和が観察され(図1/III)、その一方でカゼイン含有のセメントペーストでは緩和は比較的ゆっくり進行する(図2/III)。その際、数分以内に、一般に15分以内に、貯蔵弾性率は再び損失弾性率を上回り、再び出発レベルに達する。これはカゼイン含有セルフレベリング材料のきわめて良好な自己回復性に関する可能な説明である。
合成により製造される新規の生成物は、流動性の水硬結合モルタル系において、カゼインに匹敵するレオロジー特性により優れている:ここでもまた領域I(図3/I)で、損失弾性率に対して高められた貯蔵弾性率が見られる。領域II(図3/II)では、カゼイン含有SVMの場合でも、測定可能な値までの貯蔵弾性率の低下がより遅いことが明らかであり、かつ緩和の際に同様に、貯蔵弾性率および損失弾性率の測定曲線の交差が観察される。貯蔵弾性率はこれに引き続き再び損失弾性率よりも高いレベルに存在する。
以下の実施例は本発明をさらに詳細に説明するためのものである:
実施例:
例1:
16lの反応器に、脱塩水11.74l、アクリル酸234g、メタクリレート−ポリエチレングリコール−メチルエーテル(EO単位45)(Bisomer(R)S20W、HO中60%)1.50kg、カリウム−2−アクリルアミド−2−メチル−プロパンスルホネート(HO中50%)336.3gおよびメタクリレート−ポリプロピレングリコール(PO単位9)(Blemmer(R)PP500)234.0gを装入した。装入物を80℃に加熱し、かつその後、開始剤2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジヒドロクロリド(WAKO(R)V50、HO中3%)210gを一度に添加した。開始剤供給を5分後に400g/hで導入し、かつ2.5時間の時間にわたり行った。
その後、開始剤溶液75gを一度に添加し、温度を80℃で30分間維持し、かつ引き続きバッチを25℃に冷却した。3.1のpH値を有する8.9%のアルカリ可溶性の分散液が得られた。
例2:
16lの反応器に、脱塩水11.85l、アクリル酸234.4g、メタクリレート−ポリエチレングリコール−メチルエーテル(EO単位45)(Bisomer(R)S20W、HO中60%)1.40kg、カリウム−2−アクリルアミド−2−メチル−プロパンスルホネート(HO中50%)468.7gおよびメタクリレート−ポリプロピレングリコール(PO単位9)(Blemmer(R)PP500)468.3gを装入した。装入物を80℃に加熱し、かつその後、開始剤2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジヒドロクロリド(WAKO(R)V50、HO中3%)210gを一度に添加した。開始剤供給を5分後に400g/hで導入し、かつ2.5時間の時間にわたり行った。
その後、開始剤溶液75gを一度に添加し、温度を80℃で30分間維持し、かつ引き続きバッチを25℃に冷却した。3.2のpH値を有する8.4%のアルカリ可溶性の分散液が得られた。
例3:
16lの反応器に、脱塩水11.83l、アクリル酸234.2g、メタクリレート−ポリエチレングリコール−メチルエーテル(EO単位45)(Bisomer(R)S20W、HO中60%)1.42kg、カリウム−2−アクリルアミド−2−メチル−プロパンスルホネート(HO中50%)468.4gおよびメタクリレート−ポリプロピレングリコール(PO単位9)(Blemmer(R)PP500)468.9gを装入した。装入物を80℃に加熱し、かつその後、過硫酸カリウム水溶液(HO中3%)210gを一度に添加した。開始剤供給を5分後に400g/hで導入し、かつ2.5時間の時間にわたり行った。
その後、開始剤溶液75gを一度に添加し、温度を80℃で30分間維持し、かつ引き続きバッチを25℃に冷却した。3.1のpH値を有する8.7%のアルカリ可溶性の分散液が得られた。
例4:
16lの反応器に、脱塩水11.79l、アクリル酸234.5g、メタクリレート−ポリエチレングリコール−メチルエーテル(EO単位45)(Bisomer(R)S20W、HO中60%)1.51kg、カリウム−2−アクリルアミド−2−メチル−プロパンスルホネート(HO中50%)335.2gおよびメタクリレート−ポリプロピレングリコール(PO単位9)(Blemmer(R)PP500)235.0gを装入した。装入物を80℃に加熱し、かつその後、開始剤2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジヒドロクロリド(WAKO(R)V50、HO中3%)210gを一度に添加した。開始剤供給を5分後に400g/hで導入し、かつ2.5時間の時間にわたり行った。
その後、開始剤溶液75gを一度に添加し、温度を80℃で30分間維持し、かつ引き続きバッチを25℃に冷却した。3.3のpH値を有する9.2%のアルカリ可溶性の分散液が得られた。
例5および6:
例3および4を開始剤として過硫酸ナトリウムを使用して繰り返した。3.2のpH値を有し、9.1もしくは9.0%の固体含有率を有するアルカリ可溶性の分散液が得られた。
例7:
16lの反応器に、脱塩水4.1l、3%の水酸化カリウム溶液1.6l、アクリル酸181.6g、メタクリレート−ポリエチレングリコール−メチルエーテル(EO−単位45)(Bisomer(R)S20W、HO中60%)1.2kgを装入した。その後、脱塩水193.7g中の2−アクリルアミド−2−メチル−プロパンスルホネート127.8g、メタリルスルホネート(Geropon MLSA(R))24.2gからなる溶液ならびにメタクリレート−ポリプロピレングリコールエーテル(PO単位9)(Blemmer PP500)181.6gを添加し、かつ73℃に加熱した。開始剤2,2′−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロリド(Wako VA−044、HO中10%)433.4gを3時間にわたって計量供給した。供給が完了した後で温度を73℃に維持し、かつバッチを引き続き25℃に冷却した。3.3のpH値を有する14.5%のアルカリ可溶性の分散液が得られた。
例8:
16lの反応器に、脱塩水3.9l、3%の水酸化カリウム溶液1.6l、アクリル酸181.6g、メタクリレート−ポリエチレングリコール−メチルエーテル(EO単位45)(Plex−6934(R)、HO中50%)1.4kgを装入した。その後、脱塩水193.7g中の2−アクリルアミド−2−メチル−プロパンスルホネート127.8g、メタリルスルホネート(Geropon MLSA(R))24.2gからなる溶液ならびにメタクリレート−ポリプロピレングリコールエーテル(PO単位9)(Blemmer PP500)181.6gを添加し、かつ73℃に加熱した。開始剤2,2′−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロリド(Wako VA−044、HO中10%)433.4gを3時間にわたって計量供給した。供給が完了した後で温度を73℃に維持し、かつバッチを引き続き25℃に冷却した。3.3のpH値を有する14.8%のアルカリ可溶性の分散液が得られた。
例1〜6からの分散液を、ポリビニルアルコール安定化ビニルアセテート−エチレン分散液(固体含有率58%、ガラス転移温度Tg=17℃)ならびに5質量%の部分けん化ポリビニルアルコール(加水分解度約90モル%)と共に、ブロッキング防止剤16質量%を使用して圧力ノズルにより並流乾燥塔中で噴霧乾燥工程を行った。流動性の再分散性でブロックフリーであり、400〜550g/lのかさ密度を有する分散粉末(粉末1〜6)が得られた。
噴霧乾燥により製造した再分散粉末を市販品と比較して第1表に記載したセルフレベリング材料の組成物中で試験した。個々の成分を乾燥混合し、かつ引き続き乾燥混合物100gあたり水24gを用いて攪拌した。
Figure 2006521193
適用技術的試験:
コンシステンシー(Ausb.)の測定:
流動性の測定は、DIN EN 12706により1分、15分および30分の時間後に行った。
曲げ引張強さ(BZ)の測定:
曲げ引張強さの測定は、1日後(1d)および7日後(7d)に行い、かつprEN13851に依拠して40×40×160mmの角柱を用いて実施した。
圧縮強さ(DF)の測定:
圧縮強さの測定は、1日後(1d)および7日後(7d)に行い、かつprEN13851に依拠して40×40×160mmの標準角柱を用いて実施した。
比較混合物V1として、Tg=17℃を有するポリビニルアルコール安定化ビニルアセテート−エチレン−コポリマーをベースとする再分散粉末(RE5011L、Wacker Chemie社)および分散剤としてカゼイン90mesh 4.6‰(Wengenroth社)を含有するモルタルを使用した。
比較混合物V2として、Tg=21℃を有し、かつ固体で混合された、メタクリル酸/メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(エチレンオキシド約17モル)をベースとするポリビニルアルコール安定化ビニルアセテート−エチレン−コポリマーをベースとする再分散粉末を使用した。これはElotex社の市販品である粉末Elotex FL51である。
比較混合物V3として、Tg=16℃を有し、かつ水溶性コポリマーであるメタクリル酸/メチルメタクリレート/ヒドロキシエチルアクリレート(約30/10/60)からなる分散性噴霧保護コロイドを含有するスチレン−ブチルアクリレート−コポリマーをベースとする再分散粉末を使用した。これはBASF社の市販品である粉末Acronal DS3504である。
Figure 2006521193
結果の考察:
試験製品を用いて製造した粉末1〜6により変性したモルタルは、カゼイン含有の比較混合物V1に対して、これに匹敵する新鮮なモルタルの加工特性を有する。コンシステンシーは時間の経過においてもほぼ一定している。1d後の初期強度はV1を約4〜10%上回っていた。
V2およびV3の添加により使用される組成物中で、部分的に時間の経過においてコンシステンシーの低下ならびに強度の低下が生じた。
レオロジー測定:
測定のために第3表に記載されている、参照系および試験系のための組成物を使用した。両方の混合物を乾燥混合物100gあたり水35gと共に攪拌した。
成分を乾燥状態であらかじめ混合し、引き続き混合物に水を添加し、かつ溶解機(攪拌プレートの直径5cm)を用いて1000回転/分で1分間攪拌した。カゼイン含有混合物もしくは試験系ではその後の熟成時間は5分、合成流動化剤を含有するセメントペーストでは2分であった。最後に統一的に1000回転/分で10秒間攪拌した。
Figure 2006521193
Melflux1641はDegussaの粉末状の流動化剤である(SKWポリマー)。
レオロジー試験を開始する前に、参照系および試験系を含水率および/または分散剤含有率を変えることにより1分後のコンシステンシー15±0.5cmに調節した。測定はDIN EN12706に依拠して行う(1999年12月刊行)。
レオロジー試験は、シリンダー測定システム(MS−Z40P)が組み込まれたエアクッション式のレオメーター(MC200、Paar−Physika社)を用いて行った。セメントペーストの初期粘度は1000〜6000mPasであった。それぞれの試料を低いひずみ(γ:0.01〜1%)および角振動数(ω:1〜10/s)で用いた、振動させて実施した時間試験では、後の負荷試験および負荷除去試験の結果が最初の結合工程または硬化工程に起因するものではないことが明らかとなった。
負荷試験および負荷除去試験のための測定プログラムは、3つのセクションに区分けされている。セクション1および3では振動測定を線形の粘弾性範囲内でγ=0.1%のひずみおよび角振動数ω=10/sで行う。負荷(セクション2)は、線形の粘弾性範囲外で行う(ひずみγ=100%、角振動数ω=10/s)。
次の測定曲線が得られた:
公知の流動化剤を用いたセメント結合混合物のレオロジーを示すグラフの図 カゼインを用いたセメント結合混合物のレオロジーを示すグラフの図 本願発明による分散剤を用いたセメント結合混合物のレオロジーを示すグラフの図

Claims (15)

  1. その都度コポリマーの全質量に対して、
    a)それぞれ4〜8個のC原子を有するエチレン性不飽和モノカルボン酸、エチレン性不飽和カルボン酸アミド、エチレン性不飽和ジカルボン酸およびこれらの無水物ならびに2〜8個のC原子を有するジアルコールの(メタ)アクリル酸モノエステルを含む群からの1もしくは複数のモノマー5〜70質量%、
    b)エチレン性不飽和のスルホナートもしくはスルフェート官能性の化合物を含む群からの1もしくは複数のモノマー1〜40質量%、
    c)エチレンオキシド単位を1〜300有し、かつ末端のOH基またはエーテル基−OR′(式中、R′は1〜40個のC原子を有するアルキル基、アリール基、アルカリール基、アラルキル基であってよい)を有するポリエチレングリコールのエチレン性不飽和化合物を含む群からの1もしくは複数のモノマー10〜80質量%、
    d)3〜4個のC原子を有するアルキレン基のアルキレンオキシド単位を1〜300有し、かつ末端のOH基またはエーテル基−OR′(式中、R′は1〜40個のC原子を有するアルキル基、アリール基、アルカリール基、アラルキル基であってよい)を有するポリアルキレングリコールのエチレン性不飽和化合物を含む群からの1もしくは複数のモノマー5〜80質量%
    の重合により得られ、
    その際、質量%での記載は合計して100質量%である
    コポリマーをベースとする分散剤。
  2. モノマー単位a)が、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、ならびに前記のカルボン酸の塩、無水マレイン酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートを含む群からの1もしくは複数のモノマーから誘導されることを特徴とする、請求項1記載の分散剤。
  3. モノマー単位b)が、ビニルスルホン酸およびこれらのアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、スチレンスルホン酸およびこれらのアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、メタリルスルホン酸およびこれらのアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、p−メタリルオキシフェニルスルホン酸およびこれらのアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、および一般式CH=CR−CO−X−CR−R−SOH[式中、X=OもしくはNH、およびR、R、Rは、同じか、または異なっており、かつHおよびC−〜C−アルキルの意味を有し、かつRはC−〜C−アルキレンである]のスルホン酸ならびにこれらのアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩を含む群からの1もしくは複数のモノマーから誘導されることを特徴とする、請求項1または2記載の分散剤。
  4. モノマー単位c)が、その都度1〜150のエチレンオキシド単位を有するポリエチレングリコールのアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルおよび1〜6個のC原子を有するこれらのアルキルエーテルを含む群からの1もしくは複数のモノマーから誘導されることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の分散剤。
  5. モノマー単位d)が、その都度3〜100のアルキレンオキシド単位を有するポリプロピレングリコールおよびポリブチレングリコールのアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルならびに1〜6個のC原子を有するこれらのアルキルエーテルを含む群からの1もしくは複数のモノマーから誘導されることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の分散剤。
  6. モノマー単位d)が、3〜35のプロピレンオキシド単位またはブチレンオキシド単位を有し、該単位に5〜80のエチレンオキシド単位が結合しているポリプロピレングリコールおよびポリブチレングリコールのアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルを含む群からの1もしくは複数のモノマーから誘導されることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の分散剤。
  7. さらに、1〜15個のC原子を有するアルコールの(メタ)アクリル酸エステルまたはビニル芳香族化合物から誘導される疎水性コモノマー単位e)が含有されていることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の分散剤。
  8. セルフレベリング性の水硬結合性材料の組成物中で、線形の粘弾性範囲での負荷の際に貯蔵弾性率G′が損失弾性率G″を上回り、線形の粘弾性範囲以外の負荷の際に80未満の損失角のタンジェントが得られ、かつその後の緩和の際に15分以内で貯蔵弾性率G′が再び損失弾性率G″を上回ることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の分散剤。
  9. ラジカル開始される重合による請求項1から8までのいずれか1項記載の分散剤の製造方法。
  10. 1〜18個のC原子を有する非分枝鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルカルボン酸のビニルエステル、1〜15個のC原子を有する分枝鎖状もしくは非分枝鎖状のアルコールのアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステル、ジエン、オレフィン、ビニル芳香族化合物およびビニルハロゲン化物を含む群からの1もしくは複数のモノマーからなるホモポリマーまたはコポリマーの水性ポリマー分散液の噴霧乾燥における、請求項1から8までのいずれか1項記載の分散剤の使用。
  11. セメント流動化剤としての請求項1から8までのいずれか1項記載の分散剤の使用。
  12. ビニルアセテートホモポリマー、ビニルアセテートとエチレンとのコポリマー、ビニルアセテートとエチレンおよび1もしくは複数の別のビニルエステルとのコポリマー、ビニルアセテートとエチレンおよびアクリル酸エステルとのコポリマー、ビニルアセテートとエチレンおよび塩化ビニルとのコポリマー、スチレン−アクリル酸エステル−コポリマー、スチレン−1,3−ブタジエン−コポリマーの水性分散液を噴霧乾燥する際の噴霧助剤として分散剤を使用することを特徴とする、請求項10記載の使用。
  13. 建築用接着剤、プラスター、フィラー、床用フィラー、レベリング材料、シーラント、接合モルタルおよび塗料を製造するための、建築化学製品における、場合により水硬結合性結合剤、たとえばセメント(ポルトランドセメント、アルミネートセメント、トラッスセメント、スラグセメント、マグネシアセメント、リン酸セメント)またはセッコウ、石灰および水ガラスと関連した、請求項12により得られる再分散粉末の使用。
  14. セルフレベリング性の床用フィラーおよびフローコートにおける請求項13記載の使用。
  15. 液化作用を有する添加剤としての、請求項1から8までのいずれか1項記載の分散剤を含有する再分散粉末の使用。
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