JP2006346350A - ステントの挿入装置およびステントの留置方法 - Google Patents

ステントの挿入装置およびステントの留置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ステントの留置予定の位置に簡単な機構で、ステントを精度よく拡張させて、留置させることができるステントの挿入装置及び留置方法を提供する。
【解決手段】本発明は、可撓性のチューブ状のシース2と、シース2内に縮径状態で収容されているステント5と、ステント5内を挿通されている可撓性シャフト3と、先端面が曲面状をなす頭部4を可撓性シャフト3の先端部に有し、一方の端部を可撓性シャフト3に固定された紐材6とを有するステントの挿入装置1であり、ステント先端部5a及びステント末端部5bより選ばれる少なくとも一端が、紐材6で引き解け結びにより係留され、紐材6の一方の端部は、シース2末端部より引き出されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば血管、尿管、胆管、気管などの人体の管状器官に挿入し、ステントを配置することができるステントの挿入装置と、これらステントの挿入装置を用いたステントの留置方法に関する。
近年、血管、尿管、胆管、気管などの人体の管状器官における治療のため、それらの患部にカテーテルを通してステントを挿入し配置することが行われている。例えば血管の狭窄部にカバー付きステントを配置して拡張したり、動脈瘤が形成された箇所にカバー付きステントを配置して動脈瘤の破裂を防止する治療方法が知られている。
特許文献1には、管腔を修復するためのシステムであって、このシステムが、管状の本体、上端および下端を持つ移植片;前記の移植片の前記の上端に固定された上取付けシステムおよび前記の移植片の前記の下端に固定された下取付けシステムから成り、前記の上および下取付けシステムが第一の構成および第二の構成を持ち、前記の第一の構成が前記の第二の構成から圧縮された構成を持ち、このシステムがさらに、前記の移植片を前記の管腔内に据付けるためのデリバリーカテーテルを持ち、前記のデリバリーカテーテルが解放システムを持ち、前記の解放システムが前記の上取付けシステムを前記の第一の構成に保持するための上 タイおよび前記の下取付けシステムを前記の第一の構成に保持するための下タイを含むことを特徴とするシステムが開示されている。
特表平14−503114号公報
本発明は、ステントの留置予定の位置に簡単な機構で、ステントを精度よく拡張させて、留置させることができるステントの挿入装置及びこれらの留置方法を提供することを目的とする。
本発明の第一のステントの挿入装置は、可撓性のチューブ状のシースと、
シース内に縮径状態で収容されているステントと、
ステント内を挿通されている可撓性シャフトと、
先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフトの先端部に設けられた頭部と、
可撓性シャフトに一方の端部を固定されている紐材とを有するステントの挿入装置であり、
ステント先端部及びステント末端部より選ばれる少なくとも一端が、紐材で引き解け結びにより係留し、
紐材の一方の端部(動端側)がシース末端部より引き出されていることを特徴とするステントの挿入装置である。
本発明の第一のステントの挿入装置は、さらに紐材の引き解け結びの最終輪と交差する制御用紐材を設けることができる。
本発明の第二のステントの挿入装置は、
可撓性のチューブ状のシースと、
シース内に縮径状態で収容されているステントと、
ステント内を挿通されている可撓性シャフトと、
先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフトの先端部に設けられた頭部と、
可撓性シャフトに一方の端部を固定されている紐材とを有するステントの挿入装置であり、
下記特徴(A)又は特徴(B)を有するステントの挿入装置である。
・特徴(A)
可撓性シャフトはステント先端部近傍に開口部を有して末端が開口し、
紐材(A)は、可撓性シャフトのステント先端部近傍に固定され、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトの先端部近傍の開口部の間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部より可撓性シャフトの中を挿通させてシャフト末端より引き出されており、
ステント先端部は、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部との間のシャフト外部に配置されている紐材(A)で引き解け結びにより係留されていることを特徴とするステントの挿入装置。
・特徴(B)
可撓性シャフトはステント末端部近傍に開口部を有して末端が開口し、
紐材(B)は、可撓性シャフトのステント末端部近傍に固定され、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトの末端部近傍の開口部の間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部より可撓性シャフトの中を挿通させてシャフト末端より引き出されており、
ステント末端部が、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部との間のシャフト外部に配置されている紐材(B)で引き解け結びにより係留されていることを特徴とするステントの挿入装置。
本発明の第二のステントの挿入装置は、紐材(A)の一方の端部はステント先端部近傍に固定され、紐材(B)の一方の端部はステント末端部近傍に固定されているステントの挿入装置を用いることができる。
本発明の第二のステントの挿入装置は、さらに紐材(A)の引き解け結びの最終輪と交差する制御用紐材A、又は紐材(B)の引き解け結びの最終輪と交差する制御用紐材Bを設けることができる。
本発明の第三のステントの挿入装置は、可撓性のチューブ状のシースと、
シース内に縮径状態で収容されているステントと、
ステント内を挿通されている可撓性シャフトと、
先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフトの先端部に設けられた頭部と、
可撓性シャフトに一方の端部を固定されている少なくとも2本の紐材とを有するステントの挿入装置であり、
ステント先端部は、紐材(A)で引き解け結びにより係留され、
紐材(A)の一方の端部(動端側)は、シース末端部より引き出され、
ステント末端部は、紐材(B)で引き解け結びにより係留され、
紐材(B)の一方の端部(動端側)は、シース末端部より引き出されていることを特徴とするステントの挿入装置である。
本発明の第四のステントの挿入装置は、
可撓性のチューブ状のシースと、
シース内に縮径状態で収容されているステントと、
ステント内を挿通されている可撓性シャフトと、
先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフトの先端部に設けられた頭部と、
可撓性シャフトに一方の端部を固定されている少なくとも2本の紐材とを有するステントの挿入装置であり、
下記特徴(C)、特徴(D)又は特徴(E)を有するステントの挿入装置である。
・特徴(C)
可撓性シャフトはステント先端部近傍に開口部を有して末端が開口し、
紐材(A)は、可撓性シャフトのステント先端部近傍に固定され、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトの先端部近傍の開口部の間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部より可撓性シャフトの中を挿通させてシャフト末端より引き出されており、
ステント先端部は、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部との間のシャフト外部に配置されている紐材(A)で引き解け結びにより係留され、
紐材(B)は、可撓性シャフトのステント末端部近傍に固定され、
ステント末端部は、紐材(B)で引き解け結びにより係留され、
紐材(B)の一方の端部(動端側)は、シース末端部より引き出されているステントの挿入装置。
・特徴(D)
可撓性シャフトはステント末端部近傍に開口部を有して末端が開口し、
紐材(A)は、可撓性シャフトのステント先端部近傍に固定され、
ステント先端部は、紐材(A)で引き解け結びにより係留され、
紐材(A)の一方の端部(動端側)は、シース末端部より引き出され、
紐材(B)は、可撓性シャフトのステント末端部近傍に固定され、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトの末端部近傍の開口部の間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部より可撓性シャフトの中を挿通させてシャフト末端より引き出されており、
ステント末端部が、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部との間のシャフト外部に配置されている紐材(B)で引き解け結びにより係留されているステントの挿入装置。
・特徴(E)
可撓性シャフトはステント先端部近傍に開口部を有して末端が開口し、
紐材(A)は、可撓性シャフトのステント先端部近傍に固定され、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトの先端部近傍の開口部の間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部より可撓性シャフトの中を挿通させてシャフト末端より引き出されており、
ステント先端部は、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部との間のシャフト外部に配置されている紐材(A)で引き解け結びにより係留され、
紐材(B)は、可撓性シャフトのステント末端部近傍に固定され、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトの末端部近傍の開口部の間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部より可撓性シャフトの中を挿通させてシャフト末端より引き出されており、
ステント末端部が、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部との間のシャフト外部に配置されている紐材(B)で引き解け結びにより係留されているステントの挿入装置。
本発明の第三或いは第四のステントの挿入装置は、さらに紐材(A)の引き解け結びの最終輪と交差する制御用紐材A、及び/又は紐材(B)の引き解け結びの最終輪と交差する制御用紐材Bを設けることができる。
本発明の第五のステントの挿入装置は、
可撓性のチューブ状のシースと、
シース内に縮径状態で収容されているステントと、
ステント内を挿通されている可撓性シャフトと、
先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフトの先端部に設けられた頭部と、
可撓性シャフトのステント先端部近傍に一方の端部を固定されている紐材(C)とを有するステントの挿入装置であり、
可撓性シャフトはステントの先端部近傍と末端部近傍に2つの開口部を有して末端が開口し、
紐材(C)は可撓性シャフトの先端部近傍の固定部と可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部の間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部より可撓性シャフトの中を挿通させ、ステント末端部近傍の開口部で紐材の一部が引き出され、その後シャフト内を挿通してシャフト末端より引き出されており、
ステント先端部は、可撓性シャフトの先端部近傍の固定部と可撓性シャフトのステント先端側の開口部との間でシャフトの外部に配置されている紐材で引き解け結びにより係留され、
ステント末端部は、可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部より引き出された紐材で引き解け結びにより係留されているステントの挿入装置である。
本発明の第五のステントの挿入装置は、さらに紐材(C)のステント先端部の引き解け結びの最終輪と交差する制御用紐材A、及び/又は紐材(C)のステント末端部の引き解け結びの最終輪と交差する制御用紐材Bを設けることができる。
本発明の第一及び第二のステントの挿入装置を用いるステントの留置方法であり、
ステントの挿入装置を管状器官の治療部に挿入し、
シースを末端側に引いてステントを拡張させ、
制御用紐材を有する場合は、制御用紐材を抜き取り、
紐材の動端側を引くことによりステントの端部を可撓性のシャフトより開放し、
ステントを管状器官内に留置させることを特徴とするステントの挿入装置を用いたステントの留置方法である。
本発明の第三及び第四のステントの挿入装置を用いるステントの留置方法であり、
ステントの挿入装置を管状器官の治療部に挿入し、
シースを末端側に引いてステントを拡張させ、
その後下記操作(X)から操作(Y)の順、又は下記操作(Y)から操作(X)の順に行い、ステントを管状器官内に留置させることを特徴とするステントの挿入装置を用いたステントの留置方法である。
・操作(X)
制御用紐材Aを有する場合は制御用紐材Aを取り去り、
紐材(A)の動端側端部を引いてステントの先端部を可撓性のシャフトより開放する。
・操作(Y)
制御用紐材Bを有する場合は制御用紐材Bを取り去り、
紐材(B)の動端側端部を引いてステントの末端部を可撓性のシャフトより開放する。
本発明の第五のステントの挿入装置を用いるステントの留置方法であり、
ステントの挿入装置を管状器官の治療部に挿入し、
シースを末端側に引いてステントを拡張させ、
制御用紐材Bを有する場合は制御用紐材Bを取り去り、
紐材Cの動端側を引いてステントの末端部を可撓性のシャフトより開放し、
さらに制御用紐材Aを有する場合は制御用紐材Aを取り去り、
紐材Cの動端側を引いてステントの先端部を可撓性のシャフトより開放し、
ステントを管状器官内に留置させることを特徴とするステントの挿入装置を用いたステントの留置方法である。
本発明のステントの挿入装置は、ステントの少なくとも片端部を紐材を用いて引き解け結びでシャフトに係留することにより、ステントの端部位置をシャフトの特定場所に固定でき、またシース内にてステントがスタックすることがなく、シャフトをシース内でスムーズに前進できる効果を有する。
本発明のステントの挿入装置は、ステントの末端部を紐材を用いて引き解け結びでシャフトに係留することにより、シースを取り除いた後でもシャフトを引くことによりステントをシース内に再収容できるため、ステントの留置位置の調節の自由度が高まる。
本発明のステントの挿入装置は、ステントの両端部を紐材を用いて引き解け結びでシャフトに係留することにより、ステントの端部位置をシャフトの特定場所に固定でき、またシース内にてステントがスタックすることがなく、さらにシャフトをシース内をスムーズに前後に移動することができ、またステントの両端部がシャフトに固定されているためシャフトのシース内移動する場合でもステントの位置が移動しないために、より正確な位置にステントを留置できる効果を有する。
本発明のステントの挿入装置において、紐材の引き解け結びの最終輪と交差する制御用紐材を設けることにより、シャフトをシース内で移動させても引き解け結びが自然に解けることを防ぐ効果を有する。
本発明のステントの挿入装置において、ステントが屈曲した状態や縮径している状態では、紐材の動端部を引くときの抵抗が極めて高くなる場合があるが、紐材を可撓性シャフトの内部を挿通させることにより、ステントがどのような状態でも紐剤の動端部を容易にひくことができる。
以下に、本発明の実施の形態を図面により詳細に説明する。ただし、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
本発明では、以下に説明する図は、本発明の一例であり、図面に記載の形状に限定されず、以下に記載の図と以下に記載の内容、以下に記載の内容を以下に記載の図に、及び以下に記載の図を以下に記載の内容とを組み合わせることができる。
図1は、本発明の少なくとも1本の紐材を用いるステントの挿入装置の一例の断面を模式的に示す。
ステントの挿入装置1は、
可撓性のチューブ状のシース2と、
シース内に縮径状態で収容されているステント5と、
ステント5内を挿通されている可撓性シャフト3と、
先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフト3の先端部3aに設けられた頭部4と、
一方の端部を可撓性シャフト3の先端部近傍3cに固定されている紐材6とを有するステントの挿入装置であり、
可撓性シャフト3はステントの先端部近傍5aと末端部近傍5bに2つの開口部(9a、9b)を有して、可撓性シャフト3の末端3bが開口し、
紐材6は可撓性シャフト3の先端部近傍の固定部3cと可撓性シャフトの開口部9aの間は可撓性シャフト3の外側に配置され、可撓性シャフト3のステント先端部近傍の開口部9aより可撓性シャフトの中を挿通させ、ステント末端部近傍の開口部9bで紐材の一部が引き出され、その後可撓性シャフト内を挿通して可撓性シャフト末端3cより引き出され、
ステント先端部5aは、可撓性シャフトの先端部近傍の固定部3cと可撓性シャフトのステント先端側の開口部9aとの間でシャフトの外部に配置されている紐材で引き解け結びにより係留され、引き解け結びの最終輪10aをもうけ、
ステント末端部5bは、可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部9bより引き出された紐材で引き解け結びにより係留され、引き解け結びの最終輪10bをもうけている。
さらに紐材の引き解け結びの最終輪10aと交差する制御用紐材A7と、紐材の引き解け結びの最終輪10bと交差する制御用紐材B8を設け、制御用紐材A7及び制御用紐材B8の末端は、シース2の末端部より外部に引き出されている。
紐材6、制御用紐材A7及び制御用紐材B8は、それぞれ紐材の色、材質、種類或いは長さを変えるか、又は紐材の端部或いは端部近傍に目印を設けることにより、識別できるようにすることが好ましい。
図2は、図1に示すステントの挿入装置1を用い、シース2を矢印100の方向で引き抜いて、縮径状態のステントが一部拡張している図である。
図3は、図1に示すステントの挿入装置1を管状器官の治療部に挿入し、ステントを拡張させて、ステントを管状器官内の治療部に留置させる留置方法の一例を示している。
図3(a)は、管状器官201の治療部202に、ステントの挿入装置1を挿入している模式図である。
図3(b)は、図3(a)のステントの挿入装置1よりシースが抜き取られ、ステントの一部が拡張している模式図(図2に示す)である。ステントは、シースを抜き取ることにより拡張するが、ステントの先端部及び末端部がシャフトに係留されているため、管状器官201の内面に接触しないか、又は一部接触している状態であり、シャフトを管状器官の中枢側又は末端側に押したり、又は引いたりすることにより移動させることにより、ステントも同様に移動が可能である。
図3(c)は、図3(b)で制御用紐材Bを抜き取られた模式図である。
図3(d)は、図3(c)で紐材の動端側を矢印100方向に引いて、ステント末端部を係留している引き解け結びを解いて、ステント末端部が拡張している模式図である。
図3(e)は、図3(d)で制御用紐材Aを抜き取られた模式図である。
図3(f)は、図3(e)で紐材の動端側を矢印100方向に引いて、ステント先端部を係留している引き解け結びを解いて、ステント全体が拡張している模式図である。
図3(g)は、図3(f)で可撓性シャフトが抜き取られ、ステントが管状器官内の治療部202に留置されている模式図である。
図3(b)及び図3(e)では、シャフトを管状器官内を前後に移動させることができ、ステントを正確に治療部に留置させることができる。
図3(b)及び図3(c)では、シャフトを管状器官内で移動させることにより、シャフトを引き抜いたシース内に収容することができる。
図4は、本発明の少なくとも1本の紐材を用いるステントの挿入装置の別の一例の断面を模式的に示す。
ステントの挿入装置51は、可撓性のチューブ状のシース2と、
シース内に縮径状態で収容されているステント5と、
ステント5内を挿通されている可撓性シャフト13と、
先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフト13の先端部13aに設けられた頭部4と、
一方の端部を可撓性シャフト13の先端部近傍(3c)に固定されている紐材61とを有する。
ステントの挿入装置11は、
可撓性シャフト3がステント先端部近傍5aに開口部9aを有して、可撓性シャフトの末端3bが開口し、
紐材61は可撓性シャフト3の先端部近傍の固定部3cと可撓性シャフト3の先端部近傍の開口部9aの間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部9aより可撓性シャフト3の中を挿通させてシャフト末端3bより引き出され、
ステント先端部5aが、可撓性シャフトの先端部近傍の固定部3cと可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部9aとの間のシャフト外部に配置されている紐材で引き解け結びにより係留され、最終輪10aを設けている。
さらに紐材の引き解け結びの最終輪10aと交差する制御用紐材A7を設け、制御用紐材A7の末端は、シース2の末端部より外部に引き出されている。制御用紐材A7は一方の端部を引くことにより、引き解け結びの最終輪10aと交差を解消することができ、さらに引くことによりシースより抜き去ることができる。
図4に示すステントの挿入装置51の管状器官内部へのステントの留置方法は、以下に示す1)から5)の順序で行うことができる。
1)ステントの挿入装置51を管状器官の治療部に挿入する。
2)シース2を抜き取る。
3)制御用紐材A7を抜き取る。
4)紐材61を矢印100方向に引いて、シャフト3に係留しているステント先端部5aの引き解き結びをほどき、ステントを治療部に留置させる。
5)先端部を有するシャフトを抜き去る。
上記2)のシースを抜き取る後及び3)では、シャフトを管状器官内を前後に移動させることができ、ステントを正確に治療部に留置させることができ、またシャフトを引き抜いたシース内に収容することができる。
図5は、本発明の少なくとも1本の紐材を用いるステントの挿入装置の別の一例の断面を模式的に示す。
ステントの挿入装置21は、可撓性のチューブ状のシース2と、
シース内に縮径状態で収容されているステント5と、
ステント5内を挿通されている可撓性シャフト3と、
先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフト3の先端部3aに設けられた頭部4と、
一方の端部をステントの末端部近傍の可撓性シャフトに固定されている紐材62とを有する。紐材の可撓性シュフトの固定部を記号3cとして示す。
ステントの挿入装置21は、
可撓性シャフト3がステント末端部近傍5bに開口部9bを有して、可撓性シャフト3の末端3bが開口し、
紐材62は可撓性シャフト3のステント末端部近傍の固定部3dとステント末端部近傍の開口部9bの間はシャフトの外側に配置され、開口部9bより可撓性シャフト3の中を挿通させて可撓性シャフトの末端3bより引き出され、
ステント末端部5bが、可撓性シャフトの末端部近傍の固定部3dと開口部9bとの間のシャフト外部に配置されている紐材で引き解け結びにより係留され、最終輪10bを設けている。
さらに紐材の引き解け結びの最終輪10bと交差する制御用紐材B8を設け、制御用紐材B8の末端は、シース2の末端部より外部に引き出されている。制御用紐材B8は一方の端部を引くことにより、引き解け結びの最終輪10bと交差を解消することができ、さらに引くことによりシースより抜き去ることができる。
図5に示すステントの挿入装置21の管状器官内部へのステントの留置方法は、以下に示す1)から5)の順序で行うことができる。
1)ステントの挿入装置21を管状器官の治療部に挿入する。
2)シース2を抜き取る。
3)制御用紐材B8を抜き取る。
4)紐材62を矢印100方向に引いて、シャフト3に係留しているステント末端部5bの引き解き結びをほどき、ステントを治療部に留置させる。
5)先端部を有するシャフトを抜き去る。
上記2)のシースを抜き取る後及び3)では、シャフトを管状器官内を前後に移動させることができ、ステントを正確に治療部に留置させることができる。
図6は、本発明の少なくとも1本の紐材を用いるステントの挿入装置の別の一例の断面を模式的に示す。
ステントの挿入装置31は、可撓性のチューブ状のシース2と、
シース2内に縮径状態で収容されているステント5と、
ステント2内を挿通されている可撓性シャフト3と、
先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフト3の先端部3aに設けられた頭部4と、
一方の端部を可撓性シャフト3に固定されている紐材61とを有する。
ステントの挿入装置31において、ステント先端部5aは、紐材61で引き解け結びにより係留され、最終輪10aを設け、紐材の一方の端部(動端側)は、シース末端部より引き出されている。
さらに紐材の引き解け結びの最終輪10aと交差する制御用紐材A7を設け、制御用紐材A7の末端は、シース2の末端部より外部に引き出されている。制御用紐材A7は一方の端部を引くことにより、引き解け結びの最終輪10aと交差を解消することができ、さらに引くことによりシースより抜き去ることができる。
図6に示すステントの挿入装置31の管状器官内部へのステントの留置方法は、以下に示す1)から5)の順序で行うことができる。
1)ステントの挿入装置31を管状器官の治療部に挿入する。
2)シース2を抜き取る。
3)制御用紐材A7を抜き取る。
4)紐材61を矢印100方向に引いて、シャフト3に係留しているステント先端部5aの引き解き結びをほどき、ステントを治療部に留置させる。
5)先端部を有するシャフトを抜き去る。
上記2)のシースを抜き取る後及び3)では、シャフトを管状器官内を前後に移動させることができ、ステントを正確に治療部に留置させることができる。
図7は、本発明の少なくとも1本の紐材を用いるステントの挿入装置の別の一例の断面を模式的に示す。
ステントの挿入装置41は、可撓性のチューブ状のシース2と、
シース2内に縮径状態で収容されているステント5と、
ステント2内を挿通されている可撓性シャフト3と、
先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフト3の先端部3aに設けられた頭部4と、
一方の端部を可撓性シャフト3に固定されている紐材62とを有する。
ステントの挿入装置41において、ステント末端部5bは、紐材62で引き解け結びにより係留され、最終輪10bを設け、紐材の一方の端部(動端側)は、シース末端部より引き出されている。
さらに紐材の引き解け結びの最終輪10bと交差する制御用紐材B8を設け、制御用紐材B8の末端は、シース2の末端部より外部に引き出されている。制御用紐材B8は一方の端部を引くことにより、引き解け結びの最終輪10bと交差を解消することができ、さらに引くことによりシースより抜き去ることができる。
図7に示すステントの挿入装置41の管状器官内部へのステントの留置方法は、以下に示す1)から5)の順序で行うことができる。
1)ステントの挿入装置41を管状器官の治療部に挿入する。
2)シース2を抜き取る。
3)制御用紐材B8を抜き取る。
4)紐材62を矢印100方向に引いて、シャフト3に係留しているステント先端部5aの引き解き結びをほどき、ステントを治療部に留置させる。
5)先端部を有するシャフトを抜き去る。
上記2)のシースを抜き取る後及び3)では、シャフトを管状器官内を前後に移動させることができ、ステントを正確に治療部に留置させることができ、またシャフトを引き抜いたシース内に収容することができる。
図13には、本発明の2本の紐材を用いるステントの挿入装置の一例の断面を模式的に示す。
ステントの挿入装置81は、可撓性のチューブ状のシース2と、
シース2内に縮径状態で収容されているステント5と、
ステント5内を挿通されている可撓性シャフト3と、
先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフト3の先端部3aに設けられた頭部4と、
可撓性シャフト3の配置予定のステント5の先端部近傍3c及びステントの末端部近傍3dに固定されている2本の紐材とを有するステントの挿入装置である。
可撓性シャフト3はステント先端部近傍及び末端部近傍に2つの開口部9a,9bを有して末端3bが開口している。
紐材(A)61は、可撓性シャフト3のステント先端部近傍3cに固定され、可撓性シャフトの固定部3cと可撓性シャフトの先端部近傍の開口部9aの間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部9aより可撓性シャフトの中を挿通させてシャフト末端3bより引き出されている。
ステント先端部5aは、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部との間のシャフト外部に配置されている紐材(A)6aで引き解け結びにより係留され、紐材(B)6aの最終輪10aを設けている。
紐材(B)62は、可撓性シャフト3のステント末端部近傍3dに固定され、可撓性シャフト3の固定部3dと可撓性シャフトの末端部近傍の開口部9bの間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部9bより可撓性シャフトの中を挿通させてシャフト末端3bより引き出されている。
ステント末端部5bは、可撓性シャフトの固定部3dと可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部9bとの間のシャフト外部に配置されている紐材(B)6bで引き解け結びにより係留され、紐材(B)6bの最終輪10bを設けている。
紐材61の引き解け結びの最終輪10aには、制御用紐材A7を設けることができる。
紐材62の引き解け結びの最終輪10bには、制御用紐材B8を設けることができる。
図14には、本発明の2本の紐材を用いるステントの挿入装置の別の一例の断面を模式的に示す。
ステントの挿入装置91は、可撓性のチューブ状のシース2と、
シース2内に縮径状態で収容されているステント5と、
ステント5内を挿通されている可撓性シャフト33と、
先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフト33の先端部33aに設けられた頭部4と、
可撓性シャフト33の配置予定のステント5の先端部近傍33c及びステントの末端部近傍33dに固定されている2本の紐材とを有するステントの挿入装置である。
可撓性シャフト33は棒状のシャフトを用いている。
紐材(A)61は、可撓性シャフト33のステント先端部近傍33cに固定され、ステント先端部5aを引き解け結びでシャフト33に係留させ、最終輪10aを設け、シースの端部より引き出されている。
紐材(B)62は、可撓性シャフト33のステント末端部近傍33dに固定され、ステント末端部5bを引き解け結びでシャフト33に係留させ、最終輪10bを設け、シースの端部より引き出されている。
紐材61の引き解け結びの最終輪10aには、制御用紐材A7を設けることができる。
紐材62の引き解け結びの最終輪10bには、制御用紐材B8を設けることができる。
図13及び図14に示すステントの挿入装置81、91の管状器官内部へのステントの留置方法は、以下に示す1)から5)の順序で行うことができる。
1)ステントの挿入装置81、91を管状器官の治療部に挿入する。
2)シース2を抜き取る。
3)制御用紐材B8を抜き取る。
4)紐材62を矢印100方向に引いて、シャフト3に係留しているステント末端部5bの引き解き結びをほどく。
5)制御用紐材A7を抜き取る。
6)紐材61を矢印100方向に引いて、シャフト3に係留しているステント先端部5aの引き解き結びをほどきく。
7)ステントを治療部に留置させる。
8)先端部を有するシャフトを抜き去る。
上記2)、上記3)或いは4)の時、又は上記5)或いは6)の時では、シャフトを管状器官内を前後に移動させることができ、ステントを正確に治療部に留置させることができ、またシャフトを引き抜いたシース内に収容することができる。
上記3)及び4)の操作は、上記5)及び6)の操作より後に行うことができる。
ステントの挿入装置81では、可撓性シャフト3は、図9(b)に示す形状を用いているが、図9(c)或いは図9(d)のシャフトを用いることができる。
図8(a)から図8(e)には、少なくとも1本の紐材をシャフトに固定している断面の模式図を示す。
図8(a)では、可撓性シャフト33は棒状のシャフトを用い、紐材61の一つの端部はシャフトのステントを配置予定の先端部近傍(33c)に固定されている。
図8(b)では、可撓性シャフト33は棒状のシャフトを用い、紐材62の一つの端部はシャフトのステントを配置予定の末端部近傍(33d)に固定されている。
図8(c)では、可撓性シャフト3は一方の端部3bが開口し、ステントを配置予定の先端部近傍に開口部9aを有する筒状のシャフトを用いている。紐材61の一つの端部はシャフトのステントを配置予定の先端部近傍(3c)に固定され、シャフトの開口部9aよりシャフト内部を挿通し、シャフト末端部の開口より引き出されている。シャフト固定部3cからシャフト開口部9aまでのシャフト外部の紐材6aを用いて、ステントの先端部を引き解け結びによりシャフトに係留させることができる。
図8(d)では、可撓性シャフト3は一方の端部3bが開口し、シャフトのステントを配置予定の末端近傍に開口部9bを有する筒状のシャフトを用いている。紐材62の一つの端部はシャフトのステントを配置予定の末端部近傍(3d)に固定され、シャフトの開口部9bよりシャフト内部を挿通し、シャフト末端部の開口より引き出されている。シャフト固定部3dからシャフト開口部9bまでのシャフト外部の紐材6bを用いて、ステントの末端部を引き解け結びによりシャフトに係留させることができる。
図8(e)では、可撓性シャフト3は一方の端部3bが開口し、シャフトのステントを配置予定の先端部近傍及びステントを配置予定の末端部近傍に開口部9a及び開口部9bの少なくとも2つの開口部を有する筒状のシャフトを用いている。紐材6の一つの端部はシャフトのステントを配置予定の先端部近傍(3c)に固定され、シャフトの開口部9aよりシャフト内部を挿通し、開口部9bで一部が外部に引き出され、シャフト末端部の開口より引き出されている。シャフト固定部3cからシャフト開口部9aまでのシャフト外部の紐材6aを用いて、ステントの先端部を引き解け結びによりシャフトに係留させることができ、さらにシャフト開口部9bより引き出されている紐材6bを用いて、ステントの末端部を引き解け結びによりシャフトに係留させることができる。
図9(a)から図9(d)には、少なくとも2本の紐材をシャフトに固定している断面の模式図を示す。
図9(a)では、可撓性シャフト33は棒状のシャフトを用い、紐材61の一つの端部はシャフトのステント先端部近傍(33c)に固定され、紐材62の一つの端部はシャフトのステント末端部近傍(33d)に固定されている。
図9(b)では、可撓性シャフト3は一方の端部3bが開口し、シャフトのステントを配置予定の先端部近傍及びステントを配置予定の末端部近傍に開口部9a及び開口部9bの少なくとも2つの開口部を有する筒状のシャフトを用いている。紐材61の一つの端部はシャフト3のステントを配置予定の先端部近傍(33c)に固定され、開口部9aよりシャフト内に挿通され、シャフト端部3bより外部に引き出されている。紐材62の一つの端部はシャフト3のステントを配置予定の末端部近傍(33d)に固定され、開口部9bよりシャフト内に挿通され、シャフト端部3bより外部に引き出されている。
図9(c)では、可撓性シャフト3は一方の端部3bが開口し、シャフトのステントを配置予定の先端部近傍に開口部9aを有する筒状のシャフトを用いている。紐材61の一つの端部はシャフト3のステントを配置予定の先端部近傍(33c)に固定され、開口部9aよりシャフト内に挿通され、シャフト端部3bより外部に引き出されている。紐材62の一つの端部はシャフト3のステントを配置予定の末端部近傍(33d)に固定されいる。
図9(b)では、可撓性シャフト3は一方の端部3bが開口し、シャフトのステントを配置予定の末端部近傍に開口部9bを有する筒状のシャフトを用いている。紐材61の一つの端部はシャフト3のステントを配置予定の先端部近傍(33c)に固定されている。紐材62の一つの端部はシャフト3のステントを配置予定の末端部近傍(33d)に固定され、開口部9bよりシャフト内に挿通され、シャフト端部3bより外部に引き出されている。
図1から図9、図13及び図14において、以下に好ましい態様を説明する。
1)紐材の固定部(3c)は、シャフトに配置するステントの先端部近傍に設けられ、シャフトが開口部9aを有する場合、シャフトの先端側に設けられていてもよいし、或いはシャフトの末端側に設けられていてもよく、紐材6aがステントの先端部をシャフトに引き解け結びで係留できるように配置されていればよい。
2)紐材の固定部(3d)は、シャフトに配置するステントの末端部近傍に設けられ、シャフトが開口部9dを有する場合、シャフトの先端側に設けられていてもよいし、或いはシャフトの末端側に設けられていてもよく、紐材6aがステントの先端部をシャフトに引き解け結びで係留できるように配置されていればよい。
3)シャフト3の開口部9aは、シャフトに配置するステントの先端部近傍に設けられ、ステントの先端より頭部側に設けられていてもよいし、或いは末端側に設けられていてもよく、紐材6aがステントの先端部をシャフトに引き解け結びで係留できるように配置されていればよい。
4)シャフト3の開口部9bは、シャフトに配置するステントの末端部近傍に設けられ、ステントの末端より頭部側に設けられていてもよいし、或いは末端側に設けられていてもよく、紐材6bがステントの末端部をシャフトに引き解け結びで係留できるように配置されていればよい。
5)制御用紐材A、或いは制御用紐材Bは、ステントの内部を挿通してもよいし、ステントの外部を通してもよいし、一部をステントの内部を通してもよいし、シャフトの内部を通しても良い。
6)シャフト先端部に設ける頭部4は、シース3の内径よりも小さくてもよいし、大きくても良い、好ましくはシース3の内径より小さいほうが好ましい。
7)シャフトが2つの開口部(9a、9b)を有する場合、それぞれの開口部の設ける位置は、開口部9aが、開口部9bに対して、シャフトの長さ方向に並ぶように設けてもよいし、シャフトの周方向に左右に1°〜180°ずれて設けても良い。
8)2つの引き解け結びの最終輪(10a,10b)を有する場合、それぞれの最終輪の設ける位置は、最終輪10aが、最終輪10bに対して、シャフトの長さ方向に並ぶように設けてもよいし、シャフトの周方向に左右に1°〜180°ずれて設けても良い。
9)2本の紐材を用いる場合、紐材のシャフトに対する固定部(3c,3d)(33c、33d)の設ける位置は、固定部(3c、33c)が、固定部(3d、33d)に対して、シャフトの周方向に並ぶように設けてもよいし、シャフトの周方向に左右に1°〜180°ずれて設けても良い。
10)2本の紐材、或いは2本の制御用紐材を用いる場合、紐材は各々区別できるようにマーカー、紐材の種類や材質、端部の長さや位置などを変えていることが好ましい。
11)紐材を用いて、先端部及び末端部の他のステントの部分をシャフトの係留させることができる。
本発明に用いるステントは、ステントの先端部及び末端部の少なくとも一方の端部が、紐材を用いてシャフトに引き解け結びで係留できる構造のものを用いる必要がある。
ステントは、縮径可能で、シースを除去した時に自己拡張できるものを用いることができる。
ステントとしては、ジグザグ状の線材からなる筒状構造体、1又は複数の線材の編物、織物又は組物、或いはこれらを複数組み合わせた筒状の構造体、金属製の筒状の構造体をレーザー加工などで加工した筒状構造体などを用いることが出来る。
ステントの外径や長さは、適用箇所、使用する可撓性シャフト及びシースなどにより適宜選択すればよい。
図10にステントの一例の模式図を示す。ステント301は、1本以上の線材を編み又は組み或いは編み組んで、筒状に形成してなるステントである。ステント301の先端部及び末端部は、紐材を通すことができる端部を複数有している。
図11に別のステントの一例の模式図を示す。ステント302は、ジグザグ状の輪303を複数、連結或いは交差させながら筒状に形成してなるステントである。ステント302の先端部及び末端部は、紐材を通すことができる端部を複数有している。
引き解け結びとは、紐材を用いてステントの端部を縮径させて、ステントの端部をシャフトに係留し、紐材の動端側の端部を引くことにより、シャフトに係留されていルステントの端部の結びを解いて、ステントの係留を解くことができる結び方であり、紐材の動端側の端部を引いて、シャフトに係留しているステント端部を解く結び方であればどのような結び方でもよい。
図12(a)から図12(d)には、ステントの端部を引き解け結びによりシャフトの係留させる、引き解け結びの結び方の一例を、図11(a)から図11(e)に示す。
1)図12(a)に示すように、ステント端部15aに動端側の紐材6を折り曲げ部16aを有するように通す。
2)図12(b)に示すように、さらにステント端部15bに動端側の紐材6を折り曲げ部16bを有するように通し、その後折り曲げ部16bを折り曲げ部16aに通す。
3)図12(c)に示すように、折り曲げ部16aに通している折り曲げ部16bを、矢印17方向に引き締める。
4)図12(d)に示すように、さらにステント端部15cに動端側の紐材6を折り曲げ部16cを有するように通し、その後折り曲げ部16cを、引き締めの先端部の折り曲げ部16bに通す。
4)図12(e)に示すように、引き締めの先端の折り曲げ部16bに通している折り曲げ部16cを、矢印17b方向に引き締める。
さらにさらにステント端部15dに動端側の紐材6を折り曲げ部16dを有するように通し、その後折り曲げ部16dを、引き締めの先端の折り曲げ部16cに通す。その後引き締めの先端の折り曲げ部16cに通している折り曲げ部16dを、矢印17c方向に引き締める。
さらにさらにステント端部15eに動端側の紐材6を折り曲げ部16eを有するように通し、その後折り曲げ部16eを、引き締めの先端の折り曲げ部16dに通す。その後引き締めの先端の折り曲げ部16dに通している折り曲げ部16eを、同様の方向に引き締め、折り曲げ部16eの折り曲げ部16dを通した部分が最終輪となり、ステント5をシャフトに係留させる。
図12(e)では、紐材6の動端側(16y)を引くことにより、引き解け結びが解ける。
ステント5では、紐材6を通せる端部を5箇所で説明しているが、紐材6を通せる端部が6箇所以上では、上記操作をさらに繰り返すことにより行うことができる。ステント5は、周方向に、端部15a,端部15b,端部15c,端部15d,端部15eの順に設けられている。
ステント端部(15a、15b,15c,15d,15e)は、一例として半楕円形状で示しているが、半円形状、円形状、ステントの一部に穴を有するなど、ステントの端部又は端部近傍が、紐材を通す形状であればよい。
紐材6は、シャフト固定側(16x)と表し、動端側(16y)と表している。
ステントに用いる線材及び金属製の筒状の構造体の材料としては、ステンレス、タンタル、チタン、白金、金、タングステンなど、Ni−Ti系、Cu−Al−Ni系、Cu−Zn−Al系などの形状記憶合金などの金属線材などを用いることが出来る。用いる金属の表面に金、白金などをメッキ等の手段で被覆したものも用いることが出来る。
ステントに用いる線材及び金属製の筒状の構造体の材料としては、熱処理による形状記憶効果や、超弾性が付与される形状記憶合金を好ましく用いることが出来る。
ステントに用いる線材の太さは、特に限定されないが、例えば血管用ステント等の場合には、0.08〜1mmが好ましい。
ステントに用いる金属製の筒状の構造体の厚さは、特に限定されないが、例えば血管用ステント等の場合には、0.08〜1mmが好ましい。
ステントは、ステントの外面、内面、又は外面と内面の両面に、筒状カバーを設けることができる。
筒状カバーは、ステントの外周、内周、又は外周と内周の両側、好ましくは外周、内周、又は外周と内周の両側の全面に設けることが出来る。
筒状カバーは、ステントの縮径形状及び拡張形状に追従可能なものであり、柔らかいチューブ、織物、編物などが好ましい。
筒状カバーは、熱可塑性樹脂を押出し成形、ブロー成形などの成形方法で円筒状に形成したもの、円筒状に形成した熱可塑性樹脂の繊維の編織物、円筒状に形成した熱可塑性樹脂の不織布、円筒状に形成した可擁性樹脂のシートや多孔質シートなどを用いることができる。さらに、編織物としては、平織、綾織などの公知の編物や織物を用いることができる。
また筒状カバーは、クリンプ加工などのヒダの付いたものを使用することもできる。
筒状カバーは、継ぎ目のない筒状の構造体であることが好ましい。
筒状カバーは、公知の人工血管などを用いることが出来る。
筒状カバーは、特に円筒状に形成した熱可塑性樹脂の樹脂繊維の編織物、さらに円筒状に形成した熱可塑性樹脂の樹脂繊維の平織の織物が、強度及び有孔度、生産性に優れるために好ましい。
筒状カバーは、ステントの一部又は全部に接続させることができる。筒状カバーをステントに連結させる方法としては、縫い付ける方法、接着剤を用いて付ける方法、熱可塑性樹脂などでは融着させる方法などを挙げることが出来る。
筒状カバーの材質は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・α−オレフイン共重合体などのポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンテレフタレート、ポリエテレン−2,6−ナフタレートなどのポリエステル、ポリ弗化エチレンやポリ弗化プロピレンなどのフッ素樹脂、シリコーン、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂及びこれらの樹脂繊維を用いることが出来る。
特に筒状カバーの材質は、化学的に安定で耐久性が大きく、組織反応の少ない、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリ弗化エチレンやポリ弗化プロピレンなどのフッ素樹脂及びこれらの樹脂繊維を好ましく用いることができる。
樹脂繊維としては、紡糸可能な円形、楕円、U型、中空状、リボン状、断面が円形や楕円形ではない異径などの形状で、紡糸可能な太さの糸を用いることができ、0.01〜5デニール、さらに0.1〜3デニール、特に0.8を超えて3デニール以下のモノフィラメント数〜数百本、さらに10〜700本、特に10〜100本を撚った糸や束ねた糸を用いることが出来る。
筒状カバーの有孔度は、ステントの使用を損なわないものであれば特に制限なく用いることが出来るが、0〜3000[ml/(cm・min・120mmHg)、37℃]であることが好ましい。
筒状カバーの壁厚は、ステントの使用を損なわないものであれば特に制限なく用いることが出来るが、30〜2000μmであることが好ましい。
筒状カバーは、ステントと、1又は複数の部分で固定されていてもよい。
筒状カバー、筒状カバーを構成する樹脂繊維など及びステントを構成する線材や金属製の筒状の構造体は、ヘパリン、コラーゲン、アセチルサリチル酸、ゼラチンなどの生体適合性のある材料で被覆処理されているものを用いることができる。
紐材は、本発明の特性を損なわないものであればよく、素材、形状及び太さなどは適宜選択して用いることが出来る。
紐材に用いる素材としては、上記の筒状カバー、筒状カバーを構成する樹脂繊維、ステントを構成する線材などの合成樹脂や金属などを用いることが出来る。
紐材の形状は、本発明の特性を損なわないものであればどのようなものでも用いることができ、形状としては線状、チューブ状、帯状、板状などをもちいることができる。
紐材は、モノフィラメント、マルチフィラメント及び/又は樹脂繊維など、さらにこれらの織物、編物、組み物、複数束ねたものなどを用いることができる。
紐材は、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、PTEFなどのフッソ系材料の組みひもあるいはモノフィラメント糸を好適に用いることができる。
紐材の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・α−オレフイン共重合体などのポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンテレフタレート、ポリエテレン−2,6−ナフタレートなどのポリエステル、ポリ弗化エチレンやポリ弗化プロピレンなどのフッ素樹脂、シリコーン、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂など及びこれらの樹脂繊維を用いることが出来る。
特に紐材の材質は、化学的に安定で耐久性が大きく、組織反応の少ない、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリ弗化エチレンやポリ弗化プロピレンなどのフッ素樹脂及びこれらの樹脂繊維を好ましく用いることができる。
可撓性シャフトは、シース内部に配置され、シース内にステントを縮径させて収納する際や、ステントを押出して拡径させる際や、ステントの挿入位置を変える際のガイドの役割を果たす、中実の線材、或いは片端部又は両端部が開口している中空の筒状形状でもよく、図面には記載されていないガイドワイヤを挿入することも可能である。
可撓性シャフトの材質としては、例えばポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミド、フッ素樹脂等から選ばれた生体適合性のある合成樹脂や、Ni−Ti合金からなる超弾性合金や、ステンレス、金、白金、タングステンなどのX線不透過性金属、ポリエチレン、ポリイミド、フッ素樹脂等から選ばれた生体適合性のある合成樹脂を被覆したNi−Ti合金からなる超弾性合金や、ステンレス、金、白金、タングステンなどのX線不透過性金属などが好ましく使用できる。
可撓性シャフトの外径は、適用箇所、使用するステント及びシースなどにより適宜選択すればよい。
可撓性シャフトは、棒状或いはチューブ状のポリエチレン、ポリアミド(例えばナイロン)などの樹脂、棒状或いはチューブ状のSUS304、SUS316Lなど金属及びこれら金属にポリエチレン、ポリアミドなどの樹脂を被覆したものを、好適に用いることができる。
可撓性シャフト先端部の頭部は、シャフト先端部に接合し、曲面状をなす部材である。 頭部は、本実施形態において、患部である管状器官内を漸進させるときに、管状器官内の内壁を損傷させない役割を果たす。
頭部の材質としては、可撓性シャフトと同様に材料を用いることができ、例えばポリアミド、ポリエチレン、ポリイミド、フッ素樹脂等から選ばれた生体適合性のある合成樹脂や、Ni−Ti合金からなる超弾性合金や、ステンレス、金、白金、タングステンなどのX線不透過性金属、ポリエチレン、ポリイミド、フッ素樹脂等から選ばれた生体適合性のある合成樹脂を被覆したNi−Ti合金からなる超弾性合金や、ステンレス、金、白金、タングステンなどのX線不透過性金属などから選ばれた生体適合性のある材料が好ましく使用できる。
頭部は、ポリエチレン、ポリアミドなどの樹脂、SUS304、SUS316Lなど金属及びこれら金属にポリエチレン、ポリアミドなどの樹脂を被覆したものを、好適に用いることができる。
シースは、中空の筒形状をしており、内部には縮径されたステント及び可撓性シャフトを収納する部材である。
シースの材質としては、例えばポリアミド、ポリエチレンなどのポリオレフィン、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリイミド、フッ素樹脂などから選ばれた生体適合性のある合成樹脂が好ましい。
シースの外径及び内径としては、適用箇所によって適宜選択すればよいが、通常2〜20mm位が好ましい。シースの壁厚は、使用する材料や、適用箇所によって適宜選択すればよいが、通常0.01〜1mm位が好ましい。
シースは、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂などの樹脂を好適に用いることができる。
ステント、可撓性シャフト、シース、頭部、紐材、制御用紐材などは、適当な場所、例えば両端部、線材の固定側、動端側又は曲げ部などには、X線不透過材料が回着されていてもよい。X線不透過材料としては、例えば金、白金、イリジウム、タンタル、タングステン、銀などや、それらを含有する合金などが好ましく使用される。X線不透過材料は、ステントに半田付け、ろう付け、溶着、接着、カシメなどの手段で固着することができる。
本発明のステントの挿入装置は、例えば血管、尿管、胆管、気管などの人体の管状器官に挿入して、管状器官の治療部にステントを留置させることができる。
ステントの挿入装置として、シースとして可撓性のポリエチレンチューブ(外径20フレンチ)を用い、ステントとして、ニチノール線材(外径:0.3mmφ)からなる図10に示すと形状と同様な形状の編み組したステントを用い、可撓性シャフトとして、SUS304(外径:1.67mmφ、内径:1.0mmφ)のチューブに開口部として0.8mmφの穴を1つあけたものを用い、頭部は、SUS304からなる外径7mmものを用い、紐材及び制御用紐材としてポリエチレンテレフタレート(PET)からなる組みひも(太さ:約0.5mm)を用い、図12に示す引き解け結びにより、ステント末端部を可撓性シャフトに係留させた、図5に示す形状と同様のステントの挿入装置を作成した。
作成したステントの挿入装置を用いて、
1)ステントの挿入装置をガラス管内に挿入し、
2)シースを抜き取り、
3)制御用紐材を抜き取り、
4)紐材を引いて、シャフトに係留しているステント末端部の引き解き結びをほどき、ステントをガラス管内の所定の位置に留置させ、
5)先端部を有するシャフトを抜き去ることにより、ステントを所定位置に正確に留置させることができた。
本発明の1本の紐材を用いるステントの挿入装置の一例の断面を模式的に示す。 図1のステントの挿入装置のシースを取り除いた模式的に示す。 図1のステントの挿入装置のステントの留置方法の一例を示している。 本発明のステントの挿入装置の別の一例の断面を模式的に示す。 本発明のステントの挿入装置の別の一例の断面を模式的に示す。 本発明のステントの挿入装置の別の一例の断面を模式的に示す。 本発明のステントの挿入装置の別の一例の断面を模式的に示す。 1本の紐材をシャフトに固定している断面の模式図を示す。 2本の紐材をシャフトに固定している断面の模式図を示す。 ステントの一例の模式図を示す。 ステントの別の一例の模式図を示す。 ステントの端部を引き解け結びによるシャフトへ係留方法の一例を示す。 本発明の2本の紐材を用いるステントの挿入装置の一例の断面を模式的に示す。 本発明の2本の紐材を用いるステントの挿入装置の別の一例の断面を模式的に示す。
符号の説明
1,11,21,31,41,51,81,91:ステントの挿入装置、2:シース、3:中空状の可撓性シャフト、33:棒状の可撓性シャフト、3a:可撓性シャフトの先端部、3b:可撓性シャフトの末端部、3c,3d,33c,33d:紐材のシャフト固定部、4:頭部、5:ステント、5a:ステント先端部、5b:ステント末端部、6,61,62:紐材、6a:固定部3cから開口部9aまでのシャフト外部に配置している紐材、6b:開口部9bより引き出されている部分或いは固定部3dから開口部9bまでのシャフト外部に配置している紐材、7:制御用紐材A、8:制御用紐材B、9a,9b:可撓性シャフトの開口部、10a,10b:紐材の引き解け結びの最終輪、201:管状器官、202:管状器官の治療部、301,302:ステント。

Claims (13)

  1. 可撓性のチューブ状のシースと、
    シース内に縮径状態で収容されているステントと、
    ステント内を挿通されている可撓性シャフトと、
    先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフトの先端部に設けられた頭部と、
    可撓性シャフトに一方の端部を固定されている紐材とを有するステントの挿入装置であり、
    ステント先端部及びステント末端部より選ばれる少なくとも一端が、紐材で引き解け結びにより係留し、
    紐材の一方の端部(動端側)がシース末端部より引き出されていることを特徴とするステントの挿入装置。
  2. ステントの挿入装置は、さらに紐材の引き解け結びの最終輪と交差する制御用紐材を設けることができることを特徴とする請求項1に記載のステントの挿入装置。
  3. 可撓性のチューブ状のシースと、
    シース内に縮径状態で収容されているステントと、
    ステント内を挿通されている可撓性シャフトと、
    先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフトの先端部に設けられた頭部と、
    可撓性シャフトに一方の端部を固定されている紐材とを有するステントの挿入装置であり、
    下記特徴(A)又は特徴(B)を有するステントの挿入装置。
    ・特徴(A)
    可撓性シャフトはステント先端部近傍に開口部を有して末端が開口し、
    紐材(A)は、可撓性シャフトのステント先端部近傍に固定され、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトの先端部近傍の開口部の間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部より可撓性シャフトの中を挿通させてシャフト末端より引き出されており、
    ステント先端部は、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部との間のシャフト外部に配置されている紐材(A)で引き解け結びにより係留されていることを特徴とするステントの挿入装置。
    ・特徴(B)
    可撓性シャフトはステント末端部近傍に開口部を有して末端が開口し、
    紐材(B)は、可撓性シャフトのステント末端部近傍に固定され、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトの末端部近傍の開口部の間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部より可撓性シャフトの中を挿通させてシャフト末端より引き出されており、
    ステント末端部が、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部との間のシャフト外部に配置されている紐材(B)で引き解け結びにより係留されていることを特徴とするステントの挿入装置。
  4. 紐材(A)の一方の端部はステント先端部近傍に固定され、紐材(B)の一方の端部はステント末端部近傍に固定されていることを特徴とする請求項3に記載のステントの挿入装置。
  5. ステントの挿入装置は、さらに紐材(A)の引き解け結びの最終輪と交差する制御用紐材A、又は紐材(B)の引き解け結びの最終輪と交差する制御用紐材Bを設けることができる請求項3又は請求項4に記載のステントの挿入装置
  6. 可撓性のチューブ状のシースと、
    シース内に縮径状態で収容されているステントと、
    ステント内を挿通されている可撓性シャフトと、
    先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフトの先端部に設けられた頭部と、
    可撓性シャフトに一方の端部を固定されている少なくとも2本の紐材とを有するステントの挿入装置であり、
    ステント先端部は、紐材(A)で引き解け結びにより係留され、
    紐材(A)の一方の端部(動端側)は、シース末端部より引き出され、
    ステント末端部は、紐材(B)で引き解け結びにより係留され、
    紐材(B)の一方の端部(動端側)は、シース末端部より引き出されていることを特徴とするステントの挿入装置。
  7. 可撓性のチューブ状のシースと、
    シース内に縮径状態で収容されているステントと、
    ステント内を挿通されている可撓性シャフトと、
    先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフトの先端部に設けられた頭部と、
    可撓性シャフトに一方の端部を固定されている少なくとも2本の紐材とを有するステントの挿入装置であり、
    下記特徴(C)、特徴(D)又は特徴(E)を有するステントの挿入装置。
    ・特徴(C)
    可撓性シャフトはステント先端部近傍に開口部を有して末端が開口し、
    紐材(A)は、可撓性シャフトのステント先端部近傍に固定され、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトの先端部近傍の開口部の間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部より可撓性シャフトの中を挿通させてシャフト末端より引き出されており、
    ステント先端部は、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部との間のシャフト外部に配置されている紐材(A)で引き解け結びにより係留され、
    紐材(B)は、可撓性シャフトのステント末端部近傍に固定され、
    ステント末端部は、紐材(B)で引き解け結びにより係留され、
    紐材(B)の一方の端部(動端側)は、シース末端部より引き出されているステントの挿入装置。
    ・特徴(D)
    可撓性シャフトはステント末端部近傍に開口部を有して末端が開口し、
    紐材(A)は、可撓性シャフトのステント先端部近傍に固定され、
    ステント先端部は、紐材(A)で引き解け結びにより係留され、
    紐材(A)の一方の端部(動端側)は、シース末端部より引き出され、
    紐材(B)は、可撓性シャフトのステント末端部近傍に固定され、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトの末端部近傍の開口部の間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部より可撓性シャフトの中を挿通させてシャフト末端より引き出されており、
    ステント末端部が、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部との間のシャフト外部に配置されている紐材(B)で引き解け結びにより係留されているステントの挿入装置。
    ・特徴(E)
    可撓性シャフトはステント先端部近傍に開口部を有して末端が開口し、
    紐材(A)は、可撓性シャフトのステント先端部近傍に固定され、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトの先端部近傍の開口部の間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部より可撓性シャフトの中を挿通させてシャフト末端より引き出されており、
    ステント先端部は、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部との間のシャフト外部に配置されている紐材(A)で引き解け結びにより係留され、
    紐材(B)は、可撓性シャフトのステント末端部近傍に固定され、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトの末端部近傍の開口部の間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部より可撓性シャフトの中を挿通させてシャフト末端より引き出されており、
    ステント末端部が、可撓性シャフトの固定部と可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部との間のシャフト外部に配置されている紐材(B)で引き解け結びにより係留されているステントの挿入装置。
  8. ステントの挿入装置は、さらに紐材(A)の引き解け結びの最終輪と交差する制御用紐材A、及び/又は紐材(B)の引き解け結びの最終輪と交差する制御用紐材Bを設けることができる請求項7に記載のステントの挿入装置。
  9. 可撓性のチューブ状のシースと、
    シース内に縮径状態で収容されているステントと、
    ステント内を挿通されている可撓性シャフトと、
    先端面が曲面状をなすとともに可撓性シャフトの先端部に設けられた頭部と、
    可撓性シャフトのステント先端部近傍に一方の端部を固定されている紐材(C)とを有するステントの挿入装置であり、
    可撓性シャフトはステントの先端部近傍と末端部近傍に2つの開口部を有して末端が開口し、
    紐材(C)は可撓性シャフトの先端部近傍の固定部と可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部の間はシャフトの外側に配置され、可撓性シャフトのステント先端部近傍の開口部より可撓性シャフトの中を挿通させ、ステント末端部近傍の開口部で紐材の一部が引き出され、その後シャフト内を挿通してシャフト末端より引き出されており、
    ステント先端部は、可撓性シャフトの先端部近傍の固定部と可撓性シャフトのステント先端側の開口部との間でシャフトの外部に配置されている紐材で引き解け結びにより係留され、
    ステント末端部は、可撓性シャフトのステント末端部近傍の開口部より引き出された紐材で引き解け結びにより係留されているステントの挿入装置。
  10. ステントの挿入装置は、さらに紐材(C)のステント先端部の引き解け結びの最終輪と交差する制御用紐材A、及び/又は紐材(C)のステント末端部の引き解け結びの最終輪と交差する制御用紐材Bを設けることができる請求項9に記載のステントの挿入装置。
  11. 請求項1及び請求項3に記載のステントの挿入装置を用いるステントの留置方法であり、
    ステントの挿入装置を管状器官の治療部に挿入し、
    シースを末端側に引いてステントを拡張させ、
    紐材の動端側を引くことによりステントの端部を可撓性のシャフトより開放し、
    ステントを管状器官内に留置させることを特徴とするステントの挿入装置を用いたステントの留置方法。
  12. 請求項6及び請求項7に記載のステントの挿入装置を用いるステントの留置方法であり、
    ステントの挿入装置を管状器官の治療部に挿入し、
    シースを末端側に引いてステントを拡張させ、
    その後下記操作(X)から操作(Y)の順、又は下記操作(Y)から操作(X)の順に行い、ステントを管状器官内に留置させることを特徴とするステントの挿入装置を用いたステントの留置方法。
    ・操作(X)
    紐材(A)の動端側端部を引いてステントの先端部を可撓性のシャフトより開放する。
    ・操作(Y)
    紐材(B)の動端側端部を引いてステントの末端部を可撓性のシャフトより開放する。
  13. 請求項9に記載のステントの挿入装置を用いるステントの留置方法であり、
    ステントの挿入装置を管状器官の治療部に挿入し、
    シースを末端側に引いてステントを拡張させ、
    紐材Cの動端側を引いてステントの末端部を可撓性のシャフトより開放し、
    紐材Cの動端側を引いてステントの先端部を可撓性のシャフトより開放し、
    ステントを管状器官内に留置させることを特徴とするステントの挿入装置を用いたステントの留置方法。

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