JP2004049585A - ステント型治療具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】このステント型治療具10は、管状器官の治療箇所に配置されるステント本体部20と、ステント本体部20の一端に連結されて分岐部に挿入されるストッパー部30とを備えている。ストッパー部30は、ステント本体部20の軸心に対して50度以上の角度で曲げることができるように連結されていることが好ましい。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば血管等の人体の管状器官に挿入、配置されるステント型治療具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、血管の治療のため、カテーテルを通してステントと呼ばれる拡張具を挿入し配置することが行われている。例えば血管の狭窄部にステントを配置して拡張したり、動脈瘤が形成された箇所にステントを配置して動脈瘤の破裂を防止する治療方法が知られている。特に動脈瘤の治療においては、ステントの外周に織布などの筒状カバーを被覆してなるステントグラフトが使用されている。
【0003】
また、これらのステント型治療具のうち、特に管状器官の分岐部近傍に配置されるものとして、例えば、特表2000−511444号には、拡径状態において、副管の一方の断面積よりも実質的に大きな断面積を有した、少なくとも1つの拡径可能なセグメントと、拡径状態において、主管から副管が分岐している拡径移行領域における二股状部形状に対応した円錐台形状を有した1つのセグメントと、これら2種類のセグメントどうしの間のフレキシブルリンクとを具備しているステントグラフトが開示されている。
【0004】
このステントグラフトは、主管と副管からなる二股状をなす分岐領域の双方の治療を可能とするためのものである。
【0005】
また、特開2000−167063号には、線状部材からなる閉じられたループ部を含むステントであって、該ループ部は、平面上に投影した投影図形において楕円形状を有するものが開示されている。
【0006】
このステントは、ループ部の楕円形状に基づき、分岐部の側枝を利用して挿入、固定した際に、本管内に筒状部を吹き流し状に留置させ、これにより、簡便、正確、かつ安全に該ステントを管腔内に挿入し、固定させることを可能とするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、動脈瘤等の治療部位が血管の分岐部近傍にある場合には、ステント型治療具が治療部位以外の分岐部分を閉塞してしまうのを防止するために、特に治療部位に正確にステント型治療具を留置する必要がある。
【0008】
しかし、従来の通常のステント型治療具では、血管内への挿入時ないしは挿入後に、血流によってステント型治療具が流され、留置位置がずれてしまうことが考えられ、これによってステント型治療具の正確な位置決めが困難となり、分岐部分を閉塞してしまうおそれが考えられる。
【0009】
したがって、本発明の目的は、管状器官の分岐部近傍に配置されるステント類において、血流によってステント型治療具が流されて位置ずれすることを防止でき、正確な位置決めが可能な、ステント型治療具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた本発明の第1は、管状器官の分岐部近傍に配置されるステント類において、前記管状器官の治療箇所に配置されるステント本体部と、前記ステント本体部の一端に連結されて前記分岐部に挿入されるストッパー部とを備えていることを特徴とするステント型治療具を提供するものである。
【0011】
上記発明によれば、ステント本体部の一端に連結されるストッパー部が分岐部に挿入されて流れ止めの役割を果たす。これによって、血流によってステント本体部が流されて位置ずれすることを防止でき、ステントの正確な位置決めが可能となる。また、ステント本体部が治療部位以外の分岐部分を閉塞してしまうのを防止することができる。
【0012】
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記ストッパー部は、前記ステント本体部の軸心に対して50度以上の角度で曲げることができるように連結されているステント型治療具を提供するものである。
【0013】
上記発明によれば、ストッパー部がステント本体部の軸心に対して50度以上の角度をなすので、ストッパー部を分岐部に挿入したとき、ストッパー部が抜けにくく、ステント本体部を確実に固定できる。
【0014】
本発明の第3は、前記第1又は第2の発明において、前記ステント本体部には、周壁の一部を切除してなる切り欠きが設けられているステント型治療具を提供するものである。
【0015】
上記発明によれば、例えば、血管の分岐部が隣接していて、分岐した血管の流入口にまたがってステントグラフトを配置しなければならない場合にも、ステント本体部に設けられた周壁の一部を切除してなる切り欠きによって、分岐管の血流が閉塞することを防止できる。
【0016】
本発明の第4は、前記第1〜3の発明のいずれかにおいて、前記ストッパー部はループ状の線材からなり、該線材の一部が前記ステント本体部の一端に連結されているステント型治療具を提供するものである。
【0017】
上記発明によれば、ストッパー部がループ状の線材であるので、分岐部の径や角度に応じて自由にストッパー部を挿入することができる。また、ループ状の線材は構成が単純であるので、製造が容易で低コストである。
【0018】
本発明の第5は、前記第1〜4の発明のいずれかにおいて、前記ステント本体部の少なくとも一部が、グラフトによって覆われているステント型治療具を提供するものである。
【0019】
上記発明によれば、グラフトによって覆われているステント型治療具を、特に血管の動脈瘤の内側に配置して、血液が動脈瘤内に流入することを防止し、動脈瘤の破裂を防止する治療に好適である。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1〜3には、本発明によるステント型治療具の一実施形態が示されている。図1は同治療具の斜視図であって、(A)はストッパー部がステント本体部の軸心に対して約90度の状態、(B)はストッパー部がステント本体部の軸心に対して約150度の状態、(C)はストッパー部がステント本体部の軸心に対して約30度の状態、図2は同治療具のステント本体部とストッパー部との連結部分を示す拡大図、図3は同治療具を血管内に留置した状態を示す説明図である。
【0021】
図1に示すように、このステント型治療具10は、ステント本体部20と、ストッパー部30とが連結部40で連結されている。
【0022】
まず、ステント本体部20について説明する。本発明で用いるステント本体部20は、金属線材をメッシュ状かつ筒状に編んで形成した、自己拡張型のステント21と、その外側に配置された筒状カバーからなるグラフト22とで構成されている。
【0023】
ステント21を形成する金属線材の材料としては、熱処理による形状記憶効果や、超弾性が付与される形状記憶合金が好ましく採用されるが、用途によってはステンレス、タンタル、チタン、白金、金、タングステンなどを用いてもよい。形状記憶合金としては、Ni−Ti系、Cu−Al−Ni系、Cu−Zn−Al系などが好ましく使用される。また、形状記憶合金の表面に金、白金などをメッキ等の手段で被覆したものであってもよい。金属線材の太さは、特に限定されないが、0.08〜1mmが好ましい。
【0024】
ステント21の交差点は、固着されていない方が好ましく、それによって、線材どうしのずれの自由度が高まり、カテーテル挿入時の縮径や、カテーテルから押出したときの拡径をしやすくすることができる。金属線材の端部どうしが重なる部分は、例えば半田、金属ろう、接着剤等で固着してもよい。
【0025】
更に、ステント21の適当な箇所、例えば両端部等には、X線不透過性材料が固着されていてもよい。X線不透過性材料としては、例えば金、白金、イリジウム、タンタル、タングステン、銀等や、それらを含有する合金などが好ましく使用される。X線不透過性材料は、ステント本体部20に、半田付け、ろう付け、溶着、接着、カシメ等の手段で固着することができる。
【0026】
グラフト22としては、熱可塑性樹脂を押出し成形、ブロー成形などの成形方法で加工された円筒状に形成したもの、円筒状に形成した熱可塑性樹脂の繊維の編織物、円筒状に形成した熱可塑性樹脂の不織布、円筒状に形成した可撓性樹脂のシートや多孔質シートなどを用いることができる。編織物としては、平織、綾織などの公知の編物や織物を用いることができる。また、クリンプ加工などのヒダの付いたものを使用することもできる。
【0027】
これらの中でも、グラフト22としては、特に円筒状に形成した熱可塑性樹脂の繊維の編織物、更には円筒状に形成した熱可塑性樹脂の繊維の平織りの織物が、強度及び有孔度、生産性が優れるため好ましい。
【0028】
熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−α−オレフィン共重合体などのポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレートなどのポリエステル、ポリ弗化エチレンやポリ弗化プロピレンなどのフッ素樹脂などの耐久性と組織反応の少ない樹脂などを用いることができる。
【0029】
特に、化学的に安定で耐久性が大きく、組織反応の少ない、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリ弗化エチレンやポリ弗化プロピレンなどのフッ素樹脂を好ましく用いることができる。
【0030】
また、グラフト22は透水量が1000ml/(cm2・min)以下であることが好ましく、特に1〜1000ml/(cm2・min)が好ましい。グラフト22の透水量が1000ml/(cm2・min)を超えると、血管の動脈瘤などの内側に波落ちした場合に、血液が動脈瘤内に流れる場合があり好ましくない。透水量は37℃で120mmHgの水を流し、流出した水の容量である。
【0031】
グラフト22の厚みは、特に制限されることはないが、好ましくは10〜300μmの範囲、更に好ましくは10〜200μmの範囲、もっと更に好ましくは10〜160μmの範囲のものが好ましい。
【0032】
上記グラフト22は、縫着、接着、溶着等の手段によって、ステント21に被覆される。この場合、ステント21の縮径や拡径を妨げないように、ステント21への固着箇所を選定する必要がある。なお、グラフト22を上記ステント21の外周及び/又は内周に覆う又は被せることができる。
【0033】
この場合、グラフト22によって覆われる部分は、ステント本体部20の長さより短くしてもよく、また長くしてもよい。
【0034】
上記のグラフト22や、ステント21を構成する金属線材は、ヘパリン、コラーゲン、アセチルサリチル酸、ゼラチン等の抗血栓性材料で被覆処理されているものを用いることもできる。
【0035】
また、本発明においては、ステント本体部20の大きさは、配置される管状器官の分岐部近傍の治療部位の位置や、血管等の管状器官の太さによって適宜選択される。
【0036】
次に、ストッパー部30について説明する。
図1に示すように、この実施形態においては、ストッパー部30は、金属線材をメッシュ状かつ筒状に編んで形成したステント31によって構成されている。
【0037】
ここで、ステント31を形成する金属線材の材料としては、上記のステント本体部20に用いる金属線材と同様のものが使用可能である。
【0038】
また、ストッパー部30の大きさは、配置される管状器官の分岐部の位置や太さによって適宜選択され、ステント本体部20とは異なる径や長さとすることができる。特に、図3に示すように、ストッパー部30は一般に細い分岐部へ挿入されることから、ストッパー部30の外径はステント本体部20より細い外径であることが好ましい。
【0039】
次に、連結部40について説明する。
図1に示すように、このステント型治療具10では、筒状のストッパー部30がステント本体部20の端部外周の一ヶ所において連結部40によって連結されており、これによって、ストッパー部30がステント本体部20の軸心に対して所定の角度をなしている。ただし、カテーテル等を通して挿入するときには、ストッパー部30とステント本体部20とが直線的に伸びることを妨げない。なお、角度可変に折曲可能とされていてもよい。図1(A)は、ストッパー部30のステント本体部20の軸心に対する角度α1が約90度の状態、図1(B)は、角度α2が約120度の状態、図1(C)は、角度α3が約30度の状態を示している。
【0040】
図2には連結部40の具体的構造の一例が示されている。
連結部40は、例えば、図2(A)に示すように、ストッパー部30を構成する線材35と、ステント本体部20を構成する線材25とが交差する点において一体に連結されていてもよい。
【0041】
また、図2(B)に示すように、連続した線材で線材25と線材35とが編まれており、ストッパー部30とステント本体部20とが一体に形成されていてもよい。
【0042】
更に、図2(C)、(D)、(E)に示すように、線材35と線材25とが絡み合って交差する構造としてもよい。
【0043】
また、図2(F)に示すように、線材35と線材25とが金属や合成繊維等の他の線材41で縛り付けられていてもよく、図2(G)に示すように、線材25に線材35が縛り付けられていてもよい。
【0044】
その他、例えば縫着、接着、溶着等の手段で連結されていてもよく、また、特開平10−155915号公報、特開平10−165513号公報、特開平10−201856号公報に開示されているような、筒状の金属チューブをレーザ加工やエッチング等で所定のパターンにカットする方法によって形成されていてもよい。
【0045】
本発明においては、図1(A)、(B)に示すように、ストッパー部30をステント本体部20の軸心に対して50度以上の角度に曲げることができるように連結されていることが好ましい。図1(C)に示すようにαが50度より小さい場合には、ステント本体部20に血液等が流れたとき、血流でストッパー部30が分岐部分から容易に抜けてしまうので好ましくない。
【0046】
次に、上記のステント型治療具10の作用について説明する。このステント型治療具10は、血管、尿管、胆管、気管支などの人体管状器官の分岐部近傍のあらゆる箇所に適用可能であるが、特に血管の動脈瘤の内側に配置して、血液が動脈瘤内に流入することを阻止し、動脈瘤の破裂を防止する治療に好適である。
【0047】
動脈瘤の治療のために血管に挿入する場合の一例を、図3を用いて説明すると、まず、常法によりガイドワイヤを血管内に挿入し、その先端を血管の主管51から治療部位である動脈瘤53を通過させ、分岐点54を経由してその先端を分岐管52に位置させた後、ガイドワイヤ外周に沿って親カテーテルを挿入し、その先端が分岐管52の所定箇所に到達したら、ガイドワイヤを引き抜く。
【0048】
そして、ステント型治療具10を縮径させて、子カテーテルの先端部に挿入する。このとき、ステント型治療具10は、ストッパー部30がステント本体部20の軸心と一直線上となるような状態で、ストッパー部30を先頭にして挿入する。
【0049】
そして、子カテーテルを親カテーテル内に挿入し、子カテーテルの先端が分岐管52に到達したら、子カテーテル内にプッシャを挿入して、ステント型治療具10を血管の内側に押し出す。すると、まず、ストッパー部30が押し出され、ステント31が自己拡張して分岐管52内に密接して配置される。
【0050】
次に、子カテーテルの先端を分岐管52から抜き出して分岐点54に配置し、その状態でステント本体部20を押し出す。これによって、分岐管52と主管51との角度に適合するように、ストッパー部30とステント本体部20との角度が設定される。このときの角度が50度以上であることが好ましい。
【0051】
このようにして、ステント型治療具10の全体を子カテーテルから押出すと、最終的に図3に示すように、血管の動脈瘤53の内周にステント本体部20が留置され、グラフト22によって動脈瘤53の内周が覆われるので、血流はグラフト22の内側を通り、動脈瘤53には流れ込まなくなるので、動脈瘤53の破裂を防止することができる。
【0052】
また、このときストッパー部30は、分岐管52に固定されるので、血流によってステント本体部20が押し流されて留置位置がずれることがなく、ステント本体部20が分岐管52を閉塞することも防止できる。また、分岐管52内のストッパー部30は、メッシュ状のステント31であるので血液が通過して流れることができ、分岐管73の血流が妨げられることはない。
【0053】
図4、5には、本発明で使用するステント型治療具の他の実施形態が示されている。図4(A)〜(C)に示すように、このステント型治療具60a、60b、60cにおいては、ステント本体部20の周壁の一部を切除してなる切り欠き部20a、20b、20cが設けられている点が図1の実施形態と異なっている。
【0054】
図5には、このステント型治療具60aを動脈瘤73の治療に適用した例が示されている。この実施形態では、動脈瘤73が分岐管76の直下まで入り込んでいる。また、血管の分岐管72、75、76が隣接していているため、分岐した血管の流入口にまたがってステント型治療具を配置しなければならない。したがって、図1の実施形態のステント型治療具10では、分岐管75、76の流入口がステント本体部20によって閉塞されてしまうおそれがある。
【0055】
しかし、図5に示すように、この実施形態においては、ストッパー部30を分岐管72に配置して、分岐点74に連結部40が密着するようにしてストッパー部30を折曲可能とし、更に、ステント本体部20の切り欠き部20aが、分岐管75、76側に対向するように配置されている。これによって、分岐管75、76の流入口が閉塞されてしまうことを回避しつつ、動脈瘤73にステント本体部20を配置して治療を行うことができる。
【0056】
図6には、本発明で使用するステント型治療具の更に他の実施形態が示されている。このステント型治療具90においては、ストッパー部80がループ状の線材81からなり、線材81の一部がステント本体部20の一端の連結部45で連結されている。また、ストッパー部80のステント本体部20の軸心に対する角度α4が約90度の状態となっている。
【0057】
ここで、ループ状の線材81は、ステント本体部20のステント21の線材から直接延出して形成されていてもよく、また、別のループ状の線材であって、ステント本体20の一端で連結されていてもよい。ループ状の線材62の大きさとしては、管状器官の分岐部の位置や太さによって適宜選択可能である。
【0058】
この実施形態では、ストッパー部がループ状の線材であるので、分岐部の径や角度に応じて自由に挿入することができる。また、ループ状の線材は構成が単純であるので、製造が容易で低コストである。
【0059】
図7には、本発明のステント型治療具の更に他の実施形態が示されている。このステント型治療具95においては、ステント本体部28が、線状のリング部材26とグラフト27とからなり、グラフト27をリング部材26から吹き流し状に留置できるように構成されている。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ステント型治療具を管状器官の分岐部近傍に配置する際に、血流によってステント本体部が流されて位置ずれすることを防止でき、ステントの正確な位置決めが可能となる。また、ステント本体部が治療部位以外の分岐部分を閉塞してしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステント型治療具の斜視図であって、ストッパー部がステント本体部の軸心に対して、(A)は約90度の状態、(B)は約150度の状態、(C)は約30度の状態を示す図である。
【図2】同治療具のステント本体部とストッパー部との連結部分を示す拡大図である。
【図3】同治療具を血管内に留置した状態を示す説明図である。
【図4】本発明のステント型治療具の他の実施形態を示す斜視図であって、(A)はステント本体部の軸方向に沿った周壁の中央部付近の一部が切除されている状態、(B)はステント本体部の軸方向の全範囲に渡って周壁の一部が切除されている状態、(C)はステント本体部の軸方向に沿った周壁の一端部付近が切除されている状態を示す図である。
【図5】図5(A)の治療具を血管内に留置した状態を示す説明図である。
【図6】本発明のステント型治療具の更に他の実施形態を示す斜視図である。
【図7】本発明のステント型治療具の更に他の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10、60a、60b、60c、90、95 ステント型治療具
20、28 ステント本体部
20a、20b、20c 切り欠き部
21、31 ステント
22、27 グラフト
25、35、41、81 線材
30、80 ストッパー部
26 リング部材
40、45 連結部
51、71 主管
52、72、75、76 分岐管
53、73 動脈瘤
54、74 分岐点
Claims (5)
- 管状器官の分岐部近傍に配置されるステント類において、前記管状器官の治療箇所に配置されるステント本体部と、前記ステント本体部の一端に連結されて前記分岐部に挿入されるストッパー部とを備えていることを特徴とするステント型治療具。
- 前記ストッパー部は、前記ステント本体部の軸心に対して50度以上の角度で曲げることができるように連結されている請求項1記載のステント型治療具。
- 前記ステント本体部には、周壁の一部を切除してなる切り欠きが設けられている請求項1又は2に記載のステント型治療具。
- 前記ストッパー部はループ状の線材からなり、該線材の一部が前記ステント本体部の一端に連結されている請求項1〜3のいずれか一つに記載のステント型治療具。
- 前記ステント本体部の少なくとも一部が、グラフトによって覆われている請求項1〜4に記載のステント型治療具。
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