JP2006339208A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲート電極の空乏化を抑制しながら、電子移動度の劣化を低減することが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】この半導体装置では、nチャネルMOSトランジスタ50aのゲート電極8aは、ゲート絶縁膜7aを部分的に覆うようにドット状に形成された金属含有層9aと、金属含有層9a上に形成され、ゲート絶縁膜7aの金属含有層9aにより覆われていない部分に接触する下部ポリシリコン層10aとを含み、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート電極8bは、ゲート絶縁膜27aを部分的に覆うように形成された金属含有層29aと、金属含有層29a上に形成され、ゲート絶縁膜27aの金属含有層29aにより覆われていない部分に接触する下部ポリシリコン層30aとを含み、ゲート電極8aおよびゲート電極8bは、互いに異なる金属(HfおよびPt)を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、第1導電型のソース/ドレイン領域と、第2導電型のソース/ドレイン領域とを備えた半導体装置に関する。
従来、n型のソース/ドレイン領域とn型のポリシリコン層からなるゲート電極とを有するnチャネルMOSトランジスタと、p型のソース/ドレイン領域とp型のポリシリコン層からなるゲート電極とを有するpチャネルMOSトランジスタとによって構成されたデュアルゲートCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)が知られている。この従来のデュアルゲートCMOSでは、nチャネルMOSトランジスタおよびpチャネルMOSトランジスタのゲート電極をポリシリコン層によって形成しているので、ゲート電極の空乏化が生じるという不都合がある。そこで、このゲート電極の空乏化の問題点を解消することが可能なデュアルゲートCMOSが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に提案されたデュアルゲートCMOSでは、nチャネルMOSトランジスタおよびpチャネルMOSトランジスタのゲート電極を金属層により形成することによって、半導体(ポリシリコン)からなるゲート電極の空乏化の問題点を解消している。
特開2004−165346号公報
しかしながら、上記特許文献1において提案されたデュアルゲートCMOSでは、nチャネルMOSトランジスタおよびpチャネルMOSトランジスタのゲート電極を、それぞれ、対応するゲート絶縁膜の上面全体を覆うように形成した金属層のみによって構成しているので、ゲート電極と、ゲート絶縁膜およびソース/ドレイン領域が形成された基板との熱膨張係数の差が大きくなるという不都合がある。これにより、1000℃程度の熱処理後には、ゲート電極と、ゲート絶縁膜および基板との間に働く応力が増大するので、この応力に起因して基板における電子移動度が劣化するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ゲート電極の空乏化を抑制しながら、電子移動度の劣化を低減することが可能な半導体装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、本発明の一の局面における半導体装置は、半導体領域の主表面に第1チャネル領域を挟むように所定の間隔を隔てて形成された一対の第1導電型の第1ソース/ドレイン領域と、第1チャネル領域上に第1ゲート絶縁膜を介して形成された第1ゲート電極と、半導体領域の主表面に第2チャネル領域を挟むように所定の間隔を隔てて形成された一対の第2導電型の第2ソース/ドレイン領域と、第2チャネル領域上に第2ゲート絶縁膜を介して形成された第2ゲート電極とを備えている。また、第1ゲート電極および第2ゲート電極の少なくとも一方は、対応する第1ゲート絶縁膜および第2ゲート絶縁膜を部分的に覆うように形成された金属含有層と、金属含有層上に形成され、対応する第1ゲート絶縁膜および第2ゲート絶縁膜の金属含有層により覆われていない部分に接触する半導体層とを含み、第1ゲート電極および第2ゲート電極は、互いに異なる金属を含む。
この一の局面による半導体装置では、上記のように、第1ゲート電極および第2ゲート電極の少なくとも一方が、対応する第1ゲート絶縁膜および第2ゲート絶縁膜を部分的に覆うように形成された金属含有層を含むように構成することによって、ゲート電極をゲート絶縁膜上に形成された半導体層のみによって構成する場合と異なり、第1および第2ゲート電極の少なくとも一方の空乏化を抑制することができる。また、第1ゲート電極および第2ゲート電極の少なくとも一方が、対応する第1ゲート絶縁膜および第2ゲート絶縁膜を部分的に覆うように形成された金属含有層と、金属含有層上に形成され、対応する第1ゲート絶縁膜および第2ゲート絶縁膜の金属含有層により覆われていない部分に接触する半導体層とを含むように構成することによって、金属層がゲート絶縁膜の全面を覆うように構成する場合に比べて、金属含有層と、対応する第1(第2)ゲート絶縁膜および半導体領域との間に働く応力を低減することができる。これにより、金属含有層と、ゲート絶縁膜および半導体領域との間に働く応力に起因する電子移動度の劣化を低減することができる。また、第1ゲート電極および第2ゲート電極が互いに異なる金属を含むように構成することによって、たとえば、第1ソース/ドレイン領域、第1ゲート絶縁膜および第1ゲート電極によりnチャネルトランジスタを構成するとともに、第2ソース/ドレイン領域、第2ゲート絶縁膜および第2ゲート電極によりpチャネルトランジスタを構成する場合には、第1ゲート電極および第2ゲート電極に含まれる互いに異なる金属により、nチャネルトランジスタの第1ゲート電極の仕事関数と、pチャネルトランジスタの第2ゲート電極の仕事関数とを個別に調節することができる。これにより、nチャネルトランジスタおよびpチャネルトランジスタを含む半導体装置において、nチャネルトランジスタおよびpチャネルトランジスタのしきい値電圧を個別に適切な値に調節することができる。
上記一の局面による半導体装置において、好ましくは、第1ゲート絶縁膜および第2ゲート絶縁膜は、互いに異なる材料からなる。この場合に、第1ソース/ドレイン領域、第1ゲート絶縁膜および第1ゲート電極によりnチャネルトランジスタを構成するとともに、第2ソース/ドレイン領域、第2ゲート絶縁膜および第2ゲート電極によりpチャネルトランジスタを構成すれば、互いに異なる材料からなる第1ゲート絶縁膜および第2ゲート絶縁膜により、nチャネルトランジスタの第1ゲート絶縁膜と第1ゲート電極との界面において第1ゲート電極のフェルミレベルがピニングされる中心である電荷中性点と、pチャネルトランジスタの第2ゲート絶縁膜と第2ゲート電極との界面において第2ゲート電極のフェルミレベルがピニングされる中心である電荷中性点とが位置するエネルギレベルを個別に設定することができる。これにより、nチャネルトランジスタおよびpチャネルトランジスタを含む半導体装置において、nチャネルトランジスタおよびpチャネルトランジスタのゲート電極のフェルミレベルがピニングされる中心である電荷中性点を個別に適切なエネルギレベルに設定することができる。
上記一の局面による半導体装置において、好ましくは、半導体層は、金属含有層上に形成される下部半導体層と、下部半導体層上に形成され、下部半導体層の厚みよりも大きい厚みを有する上部半導体層とを含む。このように構成すれば、たとえば、金属含有層上に下部半導体層を形成した状態で酸を用いたウェットエッチング工程や基板のクリーニング工程を行う場合にも、下部半導体層により、上記の工程において金属含有層が除去されるのを抑制することができる。また、第1ゲート電極および第2ゲート電極の少なくとも一方の半導体層が、金属含有層上に形成される下部半導体層と、下部半導体層上に形成され、下部半導体層の厚みよりも大きい厚みを有する上部半導体層とを含むように構成することによって、下部半導体層の厚みは、上部半導体層と下部半導体層とを加えた半導体層の厚みよりも小さくなるので、金属含有層上の厚みの小さい下部半導体層の所定の領域をRIE(Reactive Ion Etching)により除去する場合に、容易に、その所定の領域を除去することができる。
上記一の局面による半導体装置において、好ましくは、第1ゲート電極は、第1ゲート絶縁膜を部分的に覆うように形成された第1金属含有層と、第1金属含有層上に第1ゲート絶縁膜の第1金属含有層により覆われていない部分に接触するように形成された第1半導体層とを含み、第2ゲート電極は、第2ゲート絶縁膜を部分的に覆うように形成された第2金属含有層と、第2金属含有層上に第2ゲート絶縁膜の第2金属含有層により覆われていない部分に接触するように形成された第2半導体層とを含み、第1金属含有層および第2金属含有層は、互いに異なる金属を含む。このように構成すれば、第1ゲート電極の第1金属含有層および第2ゲート電極の第2金属含有層により、第1ゲート電極および第2ゲート電極の両方の空乏化を抑制することができる。また、第1ゲート電極が第1ゲート絶縁膜を部分的に覆うように形成された第1金属含有層と、第1金属含有層上に第1ゲート絶縁膜の第1金属含有層により覆われていない部分に接触するように形成された第1半導体層とを含むとともに、第2ゲート電極が第2ゲート絶縁膜を部分的に覆うように形成された第2金属含有層と、第2金属含有層上に第2ゲート絶縁膜の第2金属含有層により覆われていない部分に接触するように形成された第2半導体層とを含むことによって、第1および第2金属含有層の両方と、ゲート絶縁膜および半導体領域との間に働く応力に起因する電子移動度の劣化を低減することができる。
この場合において、好ましくは、第1ソース/ドレイン領域は、n型であるとともに、
第2ソース/ドレイン領域は、p型であり、第1金属含有層は、第1半導体層の伝導帯と価電子帯との中間のエネルギレベルよりも伝導帯側に準位を形成する金属を含み、第2金属含有層は、第2半導体層の伝導帯と価電子帯との中間のエネルギレベルよりも価電子帯側に準位を形成する金属を含む。このように構成すれば、第1金属含有層に含まれる第1半導体層の伝導帯と価電子帯との中間のエネルギレベル(ミッドギャップ)よりも伝導帯側に準位を形成する金属により、n型の第1ソース/ドレイン領域を含むnチャネルトランジスタの第1ゲート電極のフェルミレベルを第1半導体層の伝導帯側の準位に固定しやすくすることができる。これにより、nチャネルトランジスタの第1ゲート電極の仕事関数を小さくする方向に調節することができるので、nチャネルトランジスタのしきい値電圧を低下する方向に調節することができる。また、第2金属含有層に含まれる第2半導体層の伝導帯と価電子帯との中間のエネルギレベル(ミッドギャップ)よりも価電子帯側に準位を形成する金属により、p型の第2ソース/ドレイン領域を含むpチャネルトランジスタの第2ゲート電極のフェルミレベルを第2半導体層の価電子帯側の準位に固定しやすくすることができる。これにより、pチャネルトランジスタの第2ゲート電極の仕事関数を大きくする方向に調節することができるので、pチャネルトランジスタのしきい値電圧を低下する方向に調節することができる。上記のようにして、nチャネルトランジスタおよびpチャネルトランジスタによって構成される半導体装置において、nチャネルトランジスタおよびpチャネルトランジスタの両方のしきい値電圧を低下する方向に調節することができる。
上記一の局面による半導体装置において、好ましくは、第1ゲート電極は、第1ゲート絶縁膜を部分的に覆うように形成された金属含有層と、金属含有層上に、第1ゲート絶縁膜の金属含有層により覆われていない部分に接触するように形成された半導体層とを含み、第2ゲート電極は、第2ゲート絶縁膜上に形成された金属シリサイド層からなり、金属含有層および金属シリサイド層は、互いに異なる金属を含む。このように構成すれば、第1ゲート電極の金属含有層および第2ゲート電極の金属シリサイド層により、第1ゲート電極および第2ゲート電極の両方の空乏化を抑制することができる。また、第1ゲート電極が第1ゲート絶縁膜を部分的に覆うように形成された金属含有層と、金属含有層上に第1ゲート絶縁膜の金属含有層により覆われていない部分に接触するように形成された半導体層とを含むことによって、金属含有層と、第1ゲート絶縁膜および半導体領域との間に働く応力に起因する電子移動度の劣化を低減することができる。
この場合において、好ましくは、第1ソース/ドレイン領域は、n型であるとともに、第2ソース/ドレイン領域は、p型であり、金属含有層は、半導体層の伝導帯と価電子帯との中間のエネルギレベルよりも伝導帯側に準位を形成する金属を含み、金属シリサイド層は、シリコンの伝導帯と価電子帯との中間のエネルギレベルよりも価電子帯側に準位を形成する金属を含む。このように構成すれば、金属含有層に含まれる半導体層(たとえば、シリコン層)の伝導帯と価電子帯との中間のエネルギレベル(ミッドギャップ)よりも伝導帯側に準位を形成する金属により、n型の第1ソース/ドレイン領域を含むnチャネルトランジスタの第1ゲート電極のフェルミレベルを半導体層(シリコン層)の伝導帯側の準位に固定しやすくすることができる。これにより、nチャネルトランジスタの第1ゲート電極の仕事関数を小さくする方向に調節することができるので、nチャネルトランジスタのしきい値電圧を低下する方向に調節することができる。また、金属シリサイド層に含まれるシリコンの伝導帯と価電子帯との中間のエネルギレベル(ミッドギャップ)よりも価電子帯側に準位を形成する金属により、p型の第2ソース/ドレイン領域を含むpチャネルトランジスタの第2ゲート電極のフェルミレベルをシリコンの価電子帯側の準位に固定しやすくすることができる。これにより、pチャネルトランジスタの第2ゲート電極の仕事関数をゲート電極がシリコン層からなる場合に比べて大きくする方向に調節することができるので、pチャネルトランジスタのしきい値電圧を低下する方向に調節することができる。上記のようにして、nチャネルトランジスタおよびpチャネルトランジスタによって構成される半導体装置において、nチャネルトランジスタおよびpチャネルトランジスタの両方のしきい値電圧を低下する方向に調節することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、本発明による半導体装置の一例としてのCMOSを例にとって説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるCMOSの構造を示した断面図である。まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態によるCMOSの構造について説明する。
第1実施形態によるCMOSでは、図1に示すように、p型のシリコン基板1の所定領域にSiOからなる素子分離絶縁膜2が形成されている。なお、シリコン基板1は、本発明の「半導体領域」の一例である。また、第1実施形態によるCMOSを構成するnチャネルMOSトランジスタ50aの形成領域では、p型のチャネル領域3aを挟むように所定の間隔を隔てて、一対のn型のソース/ドレイン領域4aがシリコン基板1に形成されている。なお、p型のチャネル領域3aは、本発明の「第1チャネル領域」の一例であり、n型のソース/ドレイン領域4aは、本発明の「第1ソース/ドレイン領域」の一例である。また、n型のソース/ドレイン領域4aは、n型高濃度不純物領域5aと、n型高濃度不純物領域5aよりも低い不純物濃度を有するn型低濃度不純物領域6aとによって構成されている。n型低濃度不純物領域6aは、n型高濃度不純物領域5aの後述するゲート電極8a側で、かつ、n型高濃度不純物領域5aよりも浅い領域に形成されている。
また、p型のチャネル領域3a上には、ゲート絶縁膜7aが形成されている。なお、このゲート絶縁膜7aは、本発明の「第1ゲート絶縁膜」の一例である。また、ゲート絶縁膜7aは、高誘電率(High−k)絶縁膜であるHfO膜によって形成されている。ゲート絶縁膜7aがHfO膜からなることによって、HfO膜中のHfの作用により、ゲート絶縁膜7aと、後述するゲート電極8aとの界面において、nチャネルMOSトランジスタ50aを構成するゲート電極8aのフェルミレベルがピニングされる中心である電荷中性点は、シリコンの伝導帯側に位置する。また、ゲート絶縁膜7aを構成するHfO膜は、3.9よりも高い比誘電率を有するとともに、酸化膜(SiO膜)換算膜厚で約6nm以下の厚みを有する。また、ゲート絶縁膜7a上には、ゲート電極8aが形成されている。なお、このゲート電極8aは、本発明の「第1ゲート電極」の一例である。ゲート電極8aは、ゲート絶縁膜7a上に形成された金属含有層9aと、金属含有層9a上に形成されたn型の下部ポリシリコン層10aと、下部ポリシリコン層10a上に形成されたn型の上部ポリシリコン層11aとによって構成されている。なお、金属含有層9aは、本発明の「第1金属含有層」の一例である。また、下部ポリシリコン層10aは、本発明の「下部半導体層」および「第1半導体層」の一例であり、上部ポリシリコン層11aは、本発明の「上部半導体層」の一例である。
また、金属含有層9aは、約3nm未満の小さい平均膜厚(成膜時)を有している。このように、金属含有層9aを小さい膜厚で形成することにより、金属含有層9aは、ゲート絶縁膜7aを部分的に覆うようにドット状に形成されている。また、金属含有層9aは、TaNと、Hfシリサイド(HfSi)とを含有している。この金属含有層9aに含まれるTaNは、シリコンの伝導帯と価電子帯との中間のエネルギレベル(ミッドギャップ)近傍に準位を形成するとともに、Hfシリサイド(HfSi)は、シリコンの伝導帯近傍に準位を形成する。また、n型の下部ポリシリコン層10aは、金属含有層9aの隣接するドット間の領域を介して、ゲート絶縁膜7aの金属含有層9aによって覆われていない部分に接触している。この下部ポリシリコン層10aは、約10nmの膜厚を有している。また、n型の下部ポリシリコン層10aは、シリコンの伝導帯近傍に位置するフェルミレベルを有する。また、n型の上部ポリシリコン層11aは、下部ポリシリコン層10aの膜厚(約10nm)よりも大きい約100nmの膜厚を有している。また、ゲート電極8aおよびゲート絶縁膜7aの両側の側面には、それぞれ、SiOからなるサイドウォール絶縁膜12aが形成されている。上記したp型のチャネル領域3a、一対のn型のソース/ドレイン領域4a、ゲート絶縁膜7aおよびゲート電極8aによって、nチャネルMOSトランジスタ50aが構成されている。
一方、第1実施形態によるCMOSを構成するpチャネルMOSトランジスタ50bの形成領域では、図1に示すように、シリコン基板1にn型ウェル領域13が形成されている。そして、n型ウェル領域13内には、n型のチャネル領域3bを挟むように所定の間隔を隔てて一対のp型のソース/ドレイン領域4bが形成されている。なお、n型のチャネル領域3bは、本発明の「第2チャネル領域」の一例であり、p型のソース/ドレイン領域4bは、本発明の「第2ソース/ドレイン領域」の一例である。また、p型のソース/ドレイン領域4bは、p型高濃度不純物領域5bと、p型高濃度不純物領域5bよりも低い不純物濃度を有するp型低濃度不純物領域6bとによって構成されている。p型低濃度不純物領域6bは、p型高濃度不純物領域5bの後述するゲート電極8b側で、かつ、p型高濃度不純物領域5bよりも浅い領域に形成されている。
また、n型のチャネル領域3b上には、ゲート絶縁膜27aが形成されている。なお、ゲート絶縁膜27aは、本発明の「第2ゲート絶縁膜」の一例である。第1実施形態では、このpチャネルMOSトランジスタ50bのゲート絶縁膜27aは、nチャネルMOSトランジスタ50aのゲート絶縁膜7aを構成するHfO膜と異なる高誘電率(High−k)絶縁膜であるAl膜からなる。ゲート絶縁膜27aがAl膜からなることによって、Al膜中のAlの作用により、ゲート絶縁膜27aと、後述するゲート電極8bとの界面において、ゲート電極8bのフェルミレベルがピニングされる中心である電荷中性点は、シリコンの価電子帯側に位置する。また、Al膜からなるゲート絶縁膜27aは、酸化膜(SiO)換算膜厚で約6nm以下の厚みを有している。また、ゲート絶縁膜27a上には、ゲート電極8bが形成されている。なお、このゲート電極8bは、本発明の「第2ゲート電極」の一例である。ゲート電極8bは、ゲート絶縁膜27a上に形成された金属含有層29aと、金属含有層29a上に形成されたp型の下部ポリシリコン層30aと、下部ポリシリコン層30a上に形成されたp型の上部ポリシリコン層11bとによって構成されている。なお、金属含有層29aは、本発明の「第2金属含有層」の一例である。また、下部ポリシリコン層30aは、本発明の「下部半導体層」および「第2半導体層」の一例であり、上部ポリシリコン層11bは、本発明の「上部半導体層」の一例である。
また、金属含有層29aは、約3nm未満の小さい平均膜厚(成膜時)を有している。また、金属含有層29aは、上記したnチャネルMOSトランジスタ50aの金属含有層9aと同様に、ゲート絶縁膜27aを部分的に覆うようにドット状に形成されている。また、金属含有層29aは、TaNと、Ptシリサイド(Pt−Si)とを含有している。このように、第1実施形態では、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート電極8bの金属含有層29aが、nチャネルMOSトランジスタ50aのゲート電極8aの金属含有層9aに含まれるHfシリサイドと異なる金属(Pt)を含有するPtシリサイドを含んでいる。また、金属含有層29aに含まれるTaNは、900℃程度の熱処理後には、シリコンのミッドギャップ近傍に対応する実効仕事関数を有する。また、金属含有層29aに含まれるPtシリサイド(PtSi)は、シリコンの価電子帯近傍に準位を形成する。金属含有層29aに含まれるPtシリサイド(PtSi)は、バルクとしてはシリコンの価電子帯近傍に対応する仕事関数を有する材料であり、界面反応や界面電荷などの影響を受けなければ実効仕事関数もシリコンの価電子帯近傍の値を取る。また、p型の下部ポリシリコン層30aは、金属含有層29aのドット間の領域を介して、ゲート絶縁膜27aの金属含有層29aによって覆われていない部分に接触している。この下部ポリシリコン層30aは、約10nmの膜厚を有している。また、p型の下部ポリシリコン層30aは、シリコンの価電子帯近傍に位置するフェルミレベルを有する。また、p型の上部ポリシリコン層11bは、下部ポリシリコン層30aの膜厚(約10nm)よりも大きい約100nmの膜厚を有している。また、ゲート電極8bおよびゲート絶縁膜27aの両側の側面には、それぞれ、SiOからなるサイドウォール絶縁膜12bが形成されている。上記したn型のチャネル領域3b、一対のp型のソース/ドレイン領域4b、ゲート絶縁膜27aおよびゲート電極8bによって、pチャネルMOSトランジスタ50bが構成されている。
また、素子分離絶縁膜2、n型のソース/ドレイン領域4aのn型高濃度不純物領域5a、p型のソース/ドレイン領域4bのp型高濃度不純物領域5b、ゲート電極8a(8b)およびサイドウォール絶縁膜12a(12b)上を覆うように、約200nmの厚みを有するSiO膜からなる層間絶縁膜14が形成されている。この層間絶縁膜14には、それぞれ、一対のn型のソース/ドレイン領域4a、一対のp型のソース/ドレイン領域4b、n型の上部ポリシリコン層11aおよびp型の上部ポリシリコン層11bに達するコンタクトホール15a、15b、15c、15d、15eおよび15fが形成されている。このコンタクトホール15a、15b、15c、15d、15eおよび15f内には、それぞれ、タングステンからなるプラグ16a、16b、16c、16d、17aおよび17bが埋め込まれている。
また、層間絶縁膜14上には、プラグ16aに接続するように、配線18が形成されているとともに、プラグ16bとプラグ16cとを接続するように、配線19が形成されている。これにより、nチャネルMOSトランジスタ50aの一方のソース/ドレイン領域4aと、pチャネルMOSトランジスタ50bの一方のソース/ドレイン領域4bとは、プラグ16b、16cおよび配線19を介して接続されている。また、層間絶縁膜14上には、プラグ16dに接続するように、配線20が形成されている。また、層間絶縁膜14上には、プラグ17aおよび17bに接続するように、配線21aおよび21bがそれぞれ形成されている。また、nチャネルMOSトランジスタ50aのゲート電極8aと、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート電極8bとは、プラグ17aおよび17bと、配線21aおよび21bとを介して接続されている。
図2〜図15は、本発明の第1実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。次に、図1〜図15を参照して、本発明の第1実施形態によるCMOSの製造プロセスについて説明する。
まず、図2に示すように、p型のシリコン基板1のpチャネルMOSトランジスタ50b(図1参照)の形成領域にn型ウェル領域13を形成する。そして、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて、シリコン基板1の素子分離絶縁膜2に対応する部分を除去した後、SiO膜(図示せず)を形成する。そして、そのSiO膜の余分な堆積部分をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法またはエッチバック法により除去することによって、SiO膜からなる素子分離絶縁膜2(図2参照)を形成する。その後、CVD(Chemical Vapor Deposition)法またはスパッタ法を用いて、全面を覆うようにHfO膜からなるゲート絶縁膜7を形成する。このHfO膜からなるゲート絶縁膜7は、酸化膜(SiO膜)換算膜厚で約6nm以下の厚みを有するように形成する。
その後、第1実施形態では、ゲート絶縁膜7上に、CVD法を用いて約1nmの平均膜厚(成膜時)を有するTaN膜を堆積するとともに、スパッタ法を用いて約1nm未満の平均膜厚(成膜時)を有するHf膜を堆積する。この際、TaN膜およびHf膜は、ゲート絶縁膜7上に層状には堆積されない。すなわち、TaN膜およびHf膜は、それぞれ、ゲート絶縁膜7上に部分的に混在した状態で形成されると考えられる。このようにして、ゲート絶縁膜7上に約3nm未満の平均膜厚(成膜時)を有するとともに、HfおよびTaNを含有する金属含有層9が形成される。この後、CVD法を用いて、金属含有層9上に約10nmの厚みを有するアモルファスシリコン層10を堆積する。このCVD法によるアモルファスシリコン層10の堆積や、後述する不純物を電気的に活性化させるための熱処理や、その他の工程において与えられる熱によって、金属含有層9は、平均膜厚が小さいことに起因してドット状に凝集すると考えられる。これにより、金属含有層9は、ゲート絶縁膜7を部分的に覆うようにドット状に形成されるとともに、アモルファスシリコン層10は、金属含有層9の隣接するドット間の領域を介して、ゲート絶縁膜7の金属含有層9によって覆われていない部分に接触するように形成される。また、これらの工程において与えられる熱によって、金属含有層9およびゲート絶縁膜7に含まれるHfとアモルファスシリコン層10のシリコンとが反応することによりHfシリサイド(HfSi)が生成される。その後、フォトリソグラフィ技術を用いて、アモルファスシリコン層10のnチャネルMOSトランジスタ50a(図1参照)の形成領域上にレジスト層41を形成する。
次に、レジスト層41をマスクとして、RIE(Reactive Ion Etching)法により、アモルファスシリコン層10および金属含有層9をエッチングすることによって、図3に示すように、アモルファスシリコン層10および金属含有層9のpチャネルMOSトランジスタ50b(図1参照)の形成領域に対応する部分を除去する。なお、この際、第1実施形態では、アモルファスシリコン層10を上部ポリシリコン層11aおよび11b(図1参照)の厚み(約100nm)よりもかなり小さい厚み(約10nm)で形成しているので、RIEにより容易に除去することが可能である。この後、レジスト層41を除去する。そして、図4に示すように、DHF(Dilute Hydrofluoric Acid:希フッ酸)を用いたウェットエッチングにより、ゲート絶縁膜7のpチャネルMOSトランジスタ50b(図1参照)の形成領域に対応する部分を除去する。なお、第1実施形態では、nチャネルMOSトランジスタ50a(図1参照)の形成領域に対応する金属含有層9は、アモルファスシリコン層10により覆われているので、ウェットエッチングの際、nチャネルMOSトランジスタ50a(図1参照)の形成領域に対応する金属含有層9が除去されることはない。
次に、図5に示すように、CVD法またはスパッタ法を用いて、全面を覆うようにAl膜からなるゲート絶縁膜27を形成する。このAl膜からなるゲート絶縁膜27は、酸化膜(SiO膜)換算膜厚で約6nm以下の厚みを有するように形成する。
その後、第1実施形態では、ゲート絶縁膜27上に、CVD法を用いて約1nmの平均膜厚(成膜時)を有するTaN膜を堆積するとともに、スパッタ法を用いて約1nm未満の平均膜厚(成膜時)を有するPt膜を堆積する。この際、TaN膜およびPt膜は、ゲート絶縁膜27上に層状には堆積されない。すなわち、TaN膜およびPt膜は、それぞれ、ゲート絶縁膜27上に部分的に混在した状態で形成されると考えられる。このようにして、ゲート絶縁膜27上に約3nm未満の平均膜厚(成膜時)を有するとともに、PtおよびTaNを含有する金属含有層29が形成される。この後、CVD法を用いて、金属含有層29上に約10nmの厚みを有するアモルファスシリコン層30を堆積する。このCVD法によるアモルファスシリコン層30の堆積や、後述する不純物を電気的に活性化するための熱処理や、その他の工程において与えられる熱によって、金属含有層29は、平均膜厚が小さいことに起因してドット状に凝集すると考えられる。これにより、金属含有層29は、ゲート絶縁膜27を部分的に覆うようにドット状に形成されるとともに、アモルファスシリコン層30は、金属含有層29の隣接するドット間の領域を介して、ゲート絶縁膜27の金属含有層29によって覆われていない部分に接触するように形成される。また、これらの工程において与えられる熱によって、金属含有層29に含まれるPtとアモルファスシリコン層30のシリコンとが反応することによりPtシリサイド(PtSi)が生成される。
次に、図6に示すように、フォトリソグラフィ技術を用いて、pチャネルMOSトランジスタ50b(図1参照)の形成領域のアモルファスシリコン層30上にレジスト層42を形成する。その後、図7に示すように、RIE法により、レジスト層42をマスクとしてアモルファスシリコン層30および金属含有層29をエッチングすることによって、アモルファスシリコン層30および金属含有層29のpチャネルMOSトランジスタ50bの形成領域に対応する部分以外の部分を除去する。
なお、図6に示すように、アモルファスシリコン層30のnチャネルMOSトランジスタ50a(図1参照)の形成領域とpチャネルMOSトランジスタ50b(図1参照)の形成領域との間(段差部)に位置する部分は、他の部分と比べて、10nm程度厚みが大きい。このため、図7に示したエッチングの際には、アモルファスシリコン層30を10nm程度の厚みの分だけオーバーエッチングすることにより、アモルファスシリコン層30のnチャネルMOSトランジスタ50a(図1参照)の形成領域とpチャネルMOSトランジスタ50b(図1参照)の形成領域との間に位置する段差部の厚みの大きい部分を完全に除去する。なお、このオーバーエッチングの期間には、nチャネルMOSトランジスタ50a(図1参照)の形成領域のアモルファスシリコン層10を覆っているAl膜からなるゲート絶縁膜27がエッチングガスにさらされる。この際、Al膜は、アモルファスシリコン層30よりもエッチングガスに対する耐性が高いとともに、オーバーエッチングの期間がアモルファスシリコン層30の10nm程度の厚み分を除去する短い期間であることに起因して、オーバーエッチングによりゲート絶縁膜27が完全に除去されることはない。これにより、上記のオーバーエッチングが行われたとしても、Al膜の下方に位置するnチャネルMOSトランジスタ50a(図1参照)の形成領域のアモルファスシリコン層10がエッチングされることはない。そして、上記のエッチングの後、レジスト層42を除去する。
次に、図8に示すように、DHF(希フッ酸)を用いてウェットエッチングを行うことにより、ゲート絶縁膜27のpチャネルMOSトランジスタ50b(図1参照)の形成領域に対応する部分以外の部分を除去する。なお、第1実施形態では、nチャネルMOSトランジスタ50a(図1参照)の形成領域に対応する金属含有層9は、アモルファスシリコン層10により覆われているとともに、pチャネルMOSトランジスタ50b(図1参照)の形成領域に対応する金属含有層29は、アモルファスシリコン層30により覆われているので、ウェットエッチングの際、それらのnチャネルMOSトランジスタ50a(図1参照)の形成領域に対応する金属含有層9、および、pチャネルMOSトランジスタ50b(図1参照)の形成領域に対応する金属含有層29が除去されることはない。そして、図9に示すように、CVD法を用いて、全面を覆うように約100nmの厚みを有するアモルファスシリコン層11を形成する。なお、このアモルファスシリコン層11と、アモルファスシリコン層10および30との間には、TEM(透過型電子顕微鏡)により観察することが可能な界面が形成される。その後、図10に示すように、フォトリソグラフィ技術を用いて、アモルファスシリコン層11のゲート電極8aおよび8b(図1参照)の形成領域上にレジスト層43を形成する。そして、レジスト層43をマスクとして、アモルファスシリコン層11、10および30と、金属含有層9および29と、ゲート絶縁膜7および27とをエッチングすることにより、図11に示すように、ゲート電極8a(図1参照)に対応するアモルファスシリコン層11、10および金属含有層9aと、ゲート電極8b(図1参照)に対応するアモルファスシリコン層11、30および金属含有層29aと、ゲート絶縁膜7aおよび27aとが形成される。この後、レジスト層43を除去する。
次に、図12に示すように、イオン注入によるゲート絶縁膜7aおよび27aのエッジ部近傍のダメージを抑制するため、CVD法を用いて、約10nmの厚みを有するSiO膜からなる犠牲酸化膜44を全面を覆うように形成する。そして、フォトリソグラフィ技術を用いて、犠牲酸化膜44のpチャネルMOSトランジスタ50b(図1参照)の形成領域上を覆うようにレジスト層45を形成する。その後、n型の不純物であるリン(P)を低濃度でイオン注入する。これにより、犠牲酸化膜44を介して、nチャネルMOSトランジスタ50a(図1参照)の形成領域のアモルファスシリコン層11および10と、シリコン基板1のソース/ドレイン領域4aのn型低濃度不純物領域6aとに、n型の不純物であるリン(P)が導入される。この後、レジスト層45を除去する。
次に、図13に示すように、フォトリソグラフィ技術を用いて、犠牲酸化膜44のnチャネルMOSトランジスタ50a(図1参照)の形成領域上を覆うようにレジスト層46を形成する。その後、p型の不純物であるBFを低濃度でイオン注入する。これにより、犠牲酸化膜46を介して、pチャネルMOSトランジスタ50b(図1参照)の形成領域のアモルファスシリコン層11および30と、シリコン基板1のソース/ドレイン領域4bのp型低濃度不純物領域6bに、p型の不純物であるBFが導入される。この後、レジスト層46を除去する。
次に、全面にSiO層(図示せず)を形成した後、エッチバックを行うことによって、図14に示すように、nチャネルMOSトランジスタ50a(図1参照)の形成領域のアモルファスシリコン層11、10、金属含有層9aおよびゲート絶縁膜7aの両側の側面を覆うようにSiOからなるサイドウォール絶縁膜12aを形成するとともに、pチャネルMOSトランジスタ50b(図1参照)の形成領域のアモルファスシリコン層11、30、金属含有層29aおよびゲート絶縁膜27aの両側の側面を覆うようにSiOからなるサイドウォール絶縁膜12bを形成する。そして、フォトリソグラフィ技術を用いて、pチャネルMOSトランジスタ50b(図1参照)の形成領域上を覆うように、レジスト層47を形成する。その後、n型の不純物であるリン(P)をイオン注入する。これにより、nチャネルMOSトランジスタ50a(図1参照)の形成領域のアモルファスシリコン層11および10と、シリコン基板1のソース/ドレイン領域4aのn型高濃度不純物領域5aの形成される領域とに、n型の不純物であるリン(P)が高濃度で導入される。この際、n型高濃度不純物領域5aの形成される領域には、n型低濃度不純物領域6aよりも多くの量の不純物(リン)を導入する。また、n型高濃度不純物領域5aは、n型低濃度不純物領域6aよりも深い領域まで形成する。このようにして、nチャネルMOSトランジスタ50a(図1参照)の形成領域において、p型のチャネル領域3aを挟むように所定の間隔を隔てて、n型高濃度不純物領域5aおよびn型低濃度不純物領域6aからなる一対のn型のソース/ドレイン領域4aが形成される。この後、レジスト層47を除去する。
次に、図15に示すように、フォトリソグラフィ技術を用いて、nチャネルMOSトランジスタ50a(図1参照)の形成領域上を覆うように、レジスト層48を形成する。その後、p型の不純物であるBFをイオン注入する。これにより、pチャネルMOSトランジスタ50b(図1参照)の形成領域のアモルファスシリコン層11および30と、シリコン基板1のソース/ドレイン領域4bのp型高濃度不純物領域5bの形成される領域とに、p型の不純物であるBFが高濃度で導入される。この際、p型高濃度不純物領域5bの形成される領域には、p型低濃度不純物領域6bよりも多くの量の不純物(BF)を導入する。また、p型高濃度不純物領域5bは、p型低濃度不純物領域6bよりも深い領域まで形成する。このようにして、pチャネルMOSトランジスタ50b(図1参照)の形成領域において、n型のチャネル領域3bを挟むように所定の間隔を隔てて、p型高濃度不純物領域5bおよびp型低濃度不純物領域6bからなる一対のp型のソース/ドレイン領域4bが形成される。この後、レジスト層48を除去する。
次に、図1に示したように、CVD法を用いて、全面を覆うようにSiO膜を堆積することにより、約200nmの厚みを有する層間絶縁膜14を形成する。この後、RTA(Rapid Thermal Annealing)法による熱処理(約950℃、約20秒間)を行うことによって、ソース/ドレイン領域4aおよび4bと、アモルファスシリコン層10、11および30(図15参照)とに注入した不純物を電気的に活性化させる。また、この熱処理により、アモルファスシリコン層10、11および30(図15参照)を結晶化させる。これにより、図1に示したように、nチャネルMOSトランジスタ50aの形成領域において、n型の上部ポリシリコン層11aおよび下部ポリシリコン層10aが形成されるとともに、pチャネルMOSトランジスタ50bの形成領域において、p型の上部ポリシリコン層11bおよび下部ポリシリコン層30aが形成される。そして、nチャネルMOSトランジスタ50aの形成領域では、金属含有層9a、n型の下部ポリシリコン層10aおよび上部ポリシリコン層11aによって、ゲート電極8aが形成される。また、pチャネルMOSトランジスタ50bの形成領域では、金属含有層29a、p型の下部ポリシリコン層30aおよび上部ポリシリコン層11bによって、ゲート電極8bが形成される。
そして、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて、層間絶縁膜14のソース/ドレイン領域4aおよび4bと、上部ポリシリコン層11aおよび11bとに対応する領域にコンタクトホール15a、15b、15c、15d、15eおよび15fを形成する。その後、CVD法を用いて、コンタクトホール15a、15b、15c、15d、15eおよび15f内にタングステン層を埋め込むように形成した後、CMP法を用いて、タングステン層の余分な堆積部分を除去することによって、プラグ16a、16b、16c、16d、17aおよび17bを形成する。最後に、層間絶縁膜14の上面上の所定領域に、配線18、19、20、21aおよび21bを形成する。上記のようにして、図1に示した第1実施形態によるCMOSが形成される。
第1実施形態では、上記のように、ゲート電極8a(8b)を下部ポリシリコン層10a(30a)と、ゲート絶縁膜7a(27a)を部分的に覆うように形成された金属含有層9a(29a)とにより構成することによって、ゲート電極8a(8b)をゲート絶縁膜7a(27a)上に形成されたポリシリコン層のみによって構成する場合と異なり、ゲート電極8a(8b)の空乏化を抑制することができる。
また、第1実施形態では、金属含有層9a(29a)をゲート絶縁膜7a(27a)を部分的に覆うようにドット状に形成するとともに、金属含有層9a(29a)上の下部ポリシリコン層10a(30a)をゲート絶縁膜7a(27a)の金属含有層9a(29a)により覆われていない部分に接触するように形成することによって、金属含有層9a(29a)と、ゲート絶縁膜7a(27a)およびシリコン基板1との熱膨張係数の差に起因する応力を低減することができる。これにより、金属含有層9a(29a)と、ゲート絶縁膜7a(27a)およびシリコン基板1との間に働く応力に起因する電子移動度の劣化を低減することができる。
また、第1実施形態では、nチャネルMOSトランジスタ50aのゲート電極8aの金属含有層9aがHfシリサイドを含むように構成することによって、nチャネルMOSトランジスタ50aのゲート電極8aのフェルミレベルをシリコンの伝導帯側の準位に固定しやすくすることができる。これにより、nチャネルMOSトランジスタ50aのゲート電極8aの仕事関数を小さくする方向に調節することができるので、nチャネルMOSトランジスタ50aのしきい値電圧を低下する方向に調節することができる。また、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート電極8bの金属含有層29aがPtシリサイドを含むように構成することによって、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート電極8bのフェルミレベルをシリコンの価電子帯側の準位に固定しやすくすることができる。これにより、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート電極8bの仕事関数を大きくする方向に調節することができるので、pチャネルMOSトランジスタ50bのしきい値電圧を低下する方向に調節することができる。上記のようにして、nチャネルMOSトランジスタ50aおよびpチャネルMOSトランジスタ50bによって構成されるCMOSにおいて、nチャネルMOSトランジスタ50aおよびpチャネルMOSトランジスタ50bのしきい値電圧を個別に低下する方向に調節することができる。
また、第1実施形態では、nチャネルMOSトランジスタ50aのゲート絶縁膜7aをHfO膜により形成するとともに、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート絶縁膜27aをAl膜により形成することによって、nチャネルMOSトランジスタ50aのゲート絶縁膜7aとゲート電極8aとの界面においてゲート電極8aのフェルミレベルがピニングされる中心である電荷中性点をシリコンの伝導帯側に設定することができるとともに、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート絶縁膜27aとゲート電極8bとの界面において電荷中性点をシリコンの価電子帯側に設定することができる。このように、CMOSを構成するnチャネルMOSトランジスタ50aおよびpチャネルMOSトランジスタ50bにおいて、個別に、ゲート電極8aおよび8bのフェルミレベルがピニングされる中心である電荷中性点をシリコンの伝導帯側および価電子帯側に設定することができる。
(第2実施形態)
図16は、本発明の第2実施形態によるCMOSの構造を示した断面図である。次に、図2を参照して、本発明の第2実施形態によるCMOSの構造について説明する。
第2実施形態によるCMOSでは、上記第1実施形態によるCMOSと異なり、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート電極58bが下部Ptシリサイド層30bおよび上部Ptシリサイド層11cによって構成されている。これにより、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート電極58bは、下部Ptシリサイド層30bおよび上部Ptシリサイド層11c中のPtの作用により、シリコンの価電子帯近傍に位置するフェルミレベルを有している。なお、ゲート電極58bは、本発明の「第2ゲート電極」の一例であり、下部Ptシリサイド層30bおよび上部Ptシリサイド層11cは、本発明の「金属シリサイド層」の一例である。第2実施形態によるCMOSの上記以外の構造は、上記第1実施形態によるCMOSの構造と同様である。
図17〜図22は、本発明の第2実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。次に、図16〜図22を参照して、本発明の第2実施形態によるCMOSの製造プロセスについて説明する。
第2実施形態では、まず、図2〜図4に示した上記第1実施形態による製造プロセスと同様の製造プロセスを用いて、p型のシリコン基板1に素子分離絶縁膜2およびn型ウェル領域13を形成するとともに、シリコン基板1のnチャネルMOSトランジスタ50a(図16参照)の形成領域上にゲート絶縁膜7、金属含有層9およびアモルファスシリコン層10を形成する。そして、図17に示すように、上記第1実施形態と同様にして、全面を覆うようにAl膜からなるゲート絶縁膜27を形成する。その後、CVD法を用いて、ゲート絶縁膜27上に約10nmの厚みを有するアモルファスシリコン層30を形成する。
この後、図6〜図15に示した上記第1実施形態による製造プロセスと同様の製造プロセスを用いて、図18に示すように、ゲート電極8a(図16参照)に対応するアモルファスシリコン層11、10および金属含有層9aと、ゲート電極8b(図16参照)に対応するアモルファスシリコン層11および30と、ゲート絶縁膜7aおよび27aと、サイドウォール絶縁膜12aおよび12bとを形成する。また、図12〜図15に示した上記第1実施形態による製造プロセスと同様の製造プロセスを用いて、シリコン基板1のnチャネルMOSトランジスタ50a(図16参照)の形成領域に、p型のチャネル領域3aを挟むように、n型高濃度不純物領域5aおよびn型低濃度不純物領域6aからなる一対のn型のソース/ドレイン領域4aを形成する。また、シリコン基板1のpチャネルMOSトランジスタ50b(図16参照)の形成領域に、n型のチャネル領域3bを挟むように、p型高濃度不純物領域5bおよびp型低濃度不純物領域6bからなる一対のp型のソース/ドレイン領域4bを形成する。
次に、図19に示すように、CVD法を用いて、全面を覆うように約200nmの厚みを有するSiO膜からなる層間絶縁膜14を形成する。この後、上記第1実施形態と同様の熱処理(RTA法)を行うことにより、ソース/ドレイン領域4aおよび4bと、アモルファスシリコン層10、11および30(図18参照)とに導入した不純物を電気的に活性化させる。また、この熱処理により、アモルファスシリコン層10、11および30(図18参照)を結晶化させる。このようにして、nチャネルMOSトランジスタ50a(図16参照)の形成領域において、金属含有層9a、n型の下部ポリシリコン層10aおよび上部ポリシリコン層11aからなるゲート電極8aを形成する。また、pチャネルMOSトランジスタ50b(図16参照)の形成領域において、ゲート電極58b(図16参照)に対応するp型の下部ポリシリコン層30aおよび上部ポリシリコン層11bを形成する。その後、図20に示すように、フォトリソグラフィ技術を用いて、層間絶縁膜14のpチャネルMOSトランジスタ50bの形成領域以外の領域上を覆うようにレジスト層60を形成する。そして、RIEにより、レジスト層60をマスクとして、層間絶縁膜14のpチャネルMOSトランジスタ50b(図16参照)の形成領域に対応する領域を上部ポリシリコン層11bの上面に達するまでエッチングする。この後、レジスト層60を除去する。
次に、図21に示すように、CVD法を用いて、層間絶縁膜14およびpチャネルMOSトランジスタ50b(図16参照)の形成領域の上部ポリシリコン層11b上を覆うように、Ptからなる金属層61を形成する。なお、この金属層61は、後の熱処理において、上部ポリシリコン層11bおよび下部ポリシリコン層30aを金属(Pt)リッチなPtシリサイド(PtSi)にするのに十分な量のPtを供給可能な厚みに形成する。この後、500℃程度で熱処理をすることにより、pチャネルMOSトランジスタ50b(図16参照)の形成領域において、上部ポリシリコン層11bおよび下部ポリシリコン層30aのシリコンと金属層61のPtとが反応することによりPtシリサイド(PtSi)が生成される。これにより、図22に示すように、pチャネルMOSトランジスタ50b(図16参照)の形成領域にPtシリサイド(PtSi)からなる上部Ptシリサイド層11cおよび下部Ptシリサイド層30bが形成される。そして、この上部Ptシリサイド層11cおよび下部Ptシリサイド層30bによって、pチャネルMOSトランジスタ50b(図16参照)のゲート電極58bが形成される。この後、層間絶縁膜14および上部Ptシリサイド層11c上に残った未反応の金属層61をウェットエッチングにより除去する。そして、CVD法により、全面を覆うようにSiO膜を形成した後、CMP法により上面を平坦化する。その後、上記第1実施形態と同様のプロセスにより、コンタクトホール15a〜15fと、プラグ16a〜16d、17aおよび17bと、配線18〜20、21aおよび21bとを形成することによって、図16に示した第2実施形態によるCMOSが形成される。
第2実施形態では、上記のように、nチャネルMOSトランジスタ50aのゲート電極8aの金属含有層9aがHfシリサイドを含むように構成することによって、nチャネルMOSトランジスタ50aのゲート電極8aのフェルミレベルをシリコンの伝導帯側の準位に固定しやすくすることができる。これにより、nチャネルMOSトランジスタ50aのゲート電極8aの仕事関数を小さくする方向に調節することができるので、nチャネルMOSトランジスタ50aのしきい値電圧を低下する方向に調節することができる。また、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート電極58bを下部Ptシリサイド層30bおよび上部Ptシリサイド層11cにより構成することによって、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート電極8bのフェルミレベルをシリコンの価電子帯側の準位に固定しやすくすることができる。これにより、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート電極58bの仕事関数を大きくする方向に調節することができるので、pチャネルMOSトランジスタ50bのしきい値電圧を低下する方向に調節することができる。上記のようにして、nチャネルMOSトランジスタ50aおよびpチャネルMOSトランジスタ50bによって構成されるCMOSにおいて、nチャネルMOSトランジスタ50aおよびpチャネルMOSトランジスタ50bのしきい値電圧を個別に低下する方向に調節することができる。
第2実施形態では、上記の効果に加えて、nチャネルMOSトランジスタ50aにおいて、ゲート電極8aの空乏化を抑制しながら、電子移動度の劣化を低減することができるなどの上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、本発明による半導体装置の一例としてのCMOSを例にとって説明したが、本発明はこれに限らず、CMOS以外の半導体装置にも本発明を適用することができる。
また、上記第1実施形態では、CMOSを構成するnチャネルMOSトランジスタのゲート電極のポリシリコン層をn型にするとともに、pチャネルMOSトランジスタのゲート電極のポリシリコン層をp型にした例について説明したが、本発明はこれに限らず、CMOSを構成するnチャネルMOSトランジスタおよびpチャネルMOSトランジスタのそれぞれのゲート電極のポリシリコン層が同一の導電型であってもよい。
また、上記第2実施形態では、nチャネルMOSトランジスタのゲート電極のポリシリコン層をn型にした例について説明したが、本発明はこれに限らず、nチャネルMOSトランジスタのゲート電極のポリシリコン層がp型であってもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ゲート電極の金属含有層をドット状に形成したが、本発明はこれに限らず、ゲート電極の金属含有層を、ドット状以外の形状で、ゲート絶縁膜上を部分的に覆うように形成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ゲート絶縁膜上に金属含有層を形成した後、熱処理により金属含有層を凝集させることによって、金属含有層をドット状に形成したが、本発明はこれに限らず、上記以外の種々の方法を用いて金属含有層をドット状に形成してもよい。たとえば、CVD法を用いて、ゲート絶縁膜上に金属含有層を形成する際、金属含有層を形成した状態で既にドット状に形成されるようにCVD法による形成条件を制御することにより、熱処理を行うことなく、金属含有層をドット状に形成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ゲート電極の金属含有層を形成した後、CVD法によりアモルファスシリコン層を堆積する工程や、ソース/ドレイン領域およびアモルファスシリコン層に導入した不純物を活性化するための熱処理工程や、その他の工程において与えられる熱を利用して、金属含有層をドット状に凝集させたが、本発明はこれに限らず、ゲート絶縁膜上に金属含有層を形成した後、引き続いて熱処理を行うことにより、金属含有層をドット状に凝集させてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ゲート電極の金属含有層がTaNを含むように構成したが、本発明はこれに限らず、ゲート電極の金属層のTaNの代わりに他の材料を用いてもよい。たとえば、TiSiおよびTaSiなどの金属シリサイド、金属窒化物および金属単体などをTaNの代わりに用いてもよい。また、金属含有層がTaNを含まないように構成してもよい。
また、上記第1実施形態では、pチャネルMOSトランジスタのゲート電極の金属含有層がPtシリサイドを含むように構成したが、本発明はこれに限らず、シリコンのミッドギャップよりも価電子帯側に準位を形成することが可能な材料であれば、Pt以外の他の金属を含有する材料をpチャネルMOSトランジスタゲート電極の金属含有層が含むように構成してもよい。たとえば、Ptの代わりにRuや、Irなどの金属を含有する材料を用いてもよい。
また、上記第2実施形態では、pチャネルMOSトランジスタのゲート電極をPtシリサイド層によって形成したが、本発明はこれに限らず、シリコンのミッドギャップよりも価電子帯側に準位を形成することが可能な材料であれば、Pt以外の他の金属を含有する材料によってpチャネルMOSトランジスタのゲート電極を形成してもよい。たとえば、Ptの代わりにRuや、Irなどの金属を含有する材料を用いてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、nチャネルMOSトランジスタのゲート絶縁膜と、pチャネルMOSトランジスタのゲート絶縁膜とをそれぞれ異なる材料(HfOおよびAl)によって形成したが、本発明はこれに限らず、nチャネルMOSトランジスタのゲート絶縁膜と、pチャネルMOSトランジスタのゲート絶縁膜とを同じ材料によって形成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、nチャネルMOSトランジスタのゲート絶縁膜をHfO膜によって形成するとともに、pチャネルMOSトランジスタのゲート絶縁膜をAl膜によって形成したが、本発明はこれに限らず、nチャネルMOSトランジスタのゲート絶縁膜およびpチャネルMOSトランジスタのゲート絶縁膜を、それぞれ、HfO膜およびAl膜以外の材料からなる膜によって形成してもよい。この場合、nチャネルMOSトランジスタのゲート絶縁膜を、ゲート絶縁膜とゲート電極との界面においてゲート電極のフェルミレベルのピニングの中心である電荷中性点をシリコンの価電子帯側に位置させる材料からなる膜を用いて形成してもよい。また、pチャネルMOSトランジスタのゲート絶縁膜を、ゲート絶縁膜とゲート電極との界面においてゲート電極のフェルミレベルのピニングの中心である電荷中性点をシリコンの伝導帯側に位置させる材料からなる膜を用いて形成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、シリコン基板を用いてCMOSを形成したが、本発明はこれに限らず、シリコン基板以外の半導体基板を用いてCMOSを形成してもよい。たとえば、SOI(Silicon on Insulator)基板などを用いてCMOSを形成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、nチャネルMOSトランジスタ50aのゲート電極8aと、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート電極8b(58b)とを、プラグ17aおよび17bと、配線21aおよび21bとを介して接続するように構成したが、本発明はこれに限らず、上記以外の種々の構成により、nチャネルMOSトランジスタ50aのゲート電極8aと、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート電極8b(58b)とを接続するようにしてもよい。たとえば、サリサイド技術を用いて、nチャネルMOSトランジスタ50aのゲート電極8aと、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート電極8b(58b)とを接続するTiやCoなどからなる1つの金属層を形成して熱処理することにより、ゲート電極8aおよび8b上にシリサイド層を形成するとともに、そのシリサイド層を介して、nチャネルMOSトランジスタ50aのゲート電極8aと、pチャネルMOSトランジスタ50bのゲート電極8b(58b)とを接続するようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、nチャネルMOSトランジスタのゲート電極の金属含有層に含まれるHfSiを、ゲート絶縁膜上に堆積したHf膜中のHfとポリシリコン層中のSiとの結合反応により生成したが、本発明はこれに限らず、nチャネルMOSトランジスタのゲート電極に含まれるHfSiを、ゲート絶縁膜(HfO膜)中のHfとゲート電極のポリシリコン層中のSiとの結合反応により生成してもよい。この場合には、nチャネルMOSトランジスタのゲート電極の金属含有層に含まれるHfSiを生成するために、ゲート絶縁膜(HfO膜)上に別途Hf膜を堆積しなくてもよい。
また、上記第1実施形態では、nチャネルMOSトランジスタのゲート電極およびpチャネルMOSトランジスタのゲート電極がそれぞれ互いに異なる金属を含有する金属含有層を含むように構成したが、本発明はこれに限らず、nチャネルMOSトランジスタのゲート電極およびpチャネルMOSトランジスタのゲート電極のいずれか一方のみが金属含有層を含むように構成してもよい。この場合には、nチャネルMOSトランジスタおよびpチャネルMOSトランジスタのゲート電極の内、金属含有層を含むゲート電極の仕事関数は、金属含有層に含有される金属を用いて調節するとともに、金属含有層を含まないゲート電極の仕事関数は、ゲート電極を構成するポリシリコン層に導入する不純物によって調節してもよい。
本発明の第1実施形態によるCMOSの構造を示した断面図である。 本発明の第1実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態によるCMOSの構造を示した断面図である。 本発明の第2実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態によるCMOSの製造プロセスを説明するための断面図である。
符号の説明
1 シリコン基板(半導体領域)
3a チャネル領域(第1チャネル領域)
3b チャネル領域(第2チャネル領域)
4a ソース/ドレイン領域(第1ソース/ドレイン領域)
4b ソース/ドレイン領域(第2ソース/ドレイン領域)
7a ゲート絶縁膜(第1ゲート絶縁膜)
8a ゲート電極(第1ゲート電極)
8b ゲート電極(第2ゲート電極)
9a 金属含有層(第1金属含有層)
10a、30a 下部ポリシリコン層(下部半導体層)
11a、11b 上部ポリシリコン層(上部半導体層)
11c 上部Ptシリサイド層(金属シリサイド層)
27a ゲート絶縁膜(第2ゲート絶縁膜)
29a 金属含有層(第2金属含有層)
30b 下部Ptシリサイド層(金属シリサイド層)
58b ゲート電極(第2ゲート電極)

Claims (7)

  1. 半導体領域の主表面に第1チャネル領域を挟むように所定の間隔を隔てて形成された一対の第1導電型の第1ソース/ドレイン領域と、
    前記第1チャネル領域上に第1ゲート絶縁膜を介して形成された第1ゲート電極と、
    前記半導体領域の主表面に第2チャネル領域を挟むように所定の間隔を隔てて形成された一対の第2導電型の第2ソース/ドレイン領域と、
    前記第2チャネル領域上に第2ゲート絶縁膜を介して形成された第2ゲート電極とを備え、
    前記第1ゲート電極および前記第2ゲート電極の少なくとも一方は、対応する前記第1ゲート絶縁膜および前記第2ゲート絶縁膜を部分的に覆うように形成された金属含有層と、前記金属含有層上に形成され、対応する前記第1ゲート絶縁膜および前記第2ゲート絶縁膜の前記金属含有層により覆われていない部分に接触する半導体層とを含み、
    前記第1ゲート電極および前記第2ゲート電極は、互いに異なる金属を含む、半導体装置。
  2. 前記第1ゲート絶縁膜および前記第2ゲート絶縁膜は、互いに異なる材料からなる、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記半導体層は、前記金属含有層上に形成される下部半導体層と、前記下部半導体層上に形成され、前記下部半導体層の厚みよりも大きい厚みを有する上部半導体層とを含む、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1ゲート電極は、前記第1ゲート絶縁膜を部分的に覆うように形成された第1金属含有層と、前記第1金属含有層上に前記第1ゲート絶縁膜の前記第1金属含有層により覆われていない部分に接触するように形成された第1半導体層とを含み、
    前記第2ゲート電極は、前記第2ゲート絶縁膜を部分的に覆うように形成された第2金属含有層と、前記第2金属含有層上に前記第2ゲート絶縁膜の前記第2金属含有層により覆われていない部分に接触するように形成された第2半導体層とを含み、
    前記第1金属含有層および前記第2金属含有層は、互いに異なる金属を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記第1ソース/ドレイン領域は、n型であるとともに、前記第2ソース/ドレイン領域は、p型であり、
    前記第1金属含有層は、前記第1半導体層の伝導帯と価電子帯との中間のエネルギレベルよりも前記伝導帯側に準位を形成する金属を含み、
    前記第2金属含有層は、前記第2半導体層の伝導帯と価電子帯との中間のエネルギレベルよりも前記価電子帯側に準位を形成する金属を含む、請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記第1ゲート電極は、前記第1ゲート絶縁膜を部分的に覆うように形成された前記金属含有層と、前記金属含有層上に、前記第1ゲート絶縁膜の前記金属含有層により覆われていない部分に接触するように形成された前記半導体層とを含み、
    前記第2ゲート電極は、前記第2ゲート絶縁膜上に形成された金属シリサイド層からなり、
    前記金属含有層および前記金属シリサイド層は、互いに異なる金属を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記第1ソース/ドレイン領域は、n型であるとともに、前記第2ソース/ドレイン領域は、p型であり、
    前記金属含有層は、前記半導体層の伝導帯と価電子帯との中間のエネルギレベルよりも前記伝導帯側に準位を形成する金属を含み、
    前記金属シリサイド層は、シリコンの伝導帯と価電子帯との中間のエネルギレベルよりも前記価電子帯側に準位を形成する金属を含む、請求項6に記載の半導体装置。
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