JP2006329342A - 粘性流体封入ダンパー及び振動減衰装置 - Google Patents

粘性流体封入ダンパー及び振動減衰装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 取付シャフトの抜けが発生せず、取付シャフトを収容する収容凹部の内周面や収容凹部の開口端側周辺の可撓部の破れが起こらず、そして十分な振動減衰効果が得られる粘性流体封入ダンパー及び振動減衰装置の提供。
【解決手段】 攪拌筒部12の底部12b側と軸部5bの先端5i側とに接合部を設ける。そして、収容凹部13の開口端13c側の内周面13bと軸部5bの外周面5gとを接離自在な非拘束部としている。このため、取付シャフト5が収容凹部13内で滑ることや抜けることがない。また、収容凹部13の開口端13c側が柔軟に変形し、可撓部3の破れが起こらないので、十分な振動減衰効果が得られる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車載用、民生用を含めた音響機器、映像機器、情報機器等に用いられるハードディスクドライブ(HDD)、コンパクトディスク(CD)等のディスク状記録媒体(以下、「ディスク」という。)に記録された情報を再生するディスク装置の振動減衰技術に関する。特に、ディスクの再生機構を実装したメカニカルシャーシの振動を減衰する粘性流体封入ダンパー及び振動減衰装置に関するものである。
ディスク装置は、モータによって高速回転するディスクに対して磁気ヘッドや光ピックアップを接近させ、ディスクに情報を記録し又は再生する精密装置である。そのため、偏芯ディスクの回転によって生じる内部振動や機器の外側から伝わってくる外部振動に弱く、それらにより発生する誤動作を防ぐ必要がある。そこで、ディスクの再生機構を実装したメカニカルシャーシと筐体との間に粘性流体封入ダンパーを介在させ、メカニカルシャーシの振動を減衰するのが通例である。
このような一従来例による粘性流体封入ダンパー1は、例えば図15で示すように、密閉容器2を構成するゴム状弾性体でなる可撓部3が、メカニカルシャーシ4に設けた樹脂又は金属でなる硬質の取付シャフト5に対して固定されるとともに、密閉容器2を構成する蓋部6が、取付ねじNによって筐体7に対して固定されて、メカニカルシャーシ4と筐体7の間に取付けられる。一方、メカニカルシャーシ4には、一端を筐体7に取付けた吊下げばね8の他端が取付けられて、筐体7の内部で浮動状態で支持されている。以上のように、従来のディスク装置9では、粘性流体封入ダンパー1と吊下げばね8を併用することでメカニカルシャーシ4を筐体7の内部で浮動状態で弾性支持している(特許文献1)。
上記粘性流体封入ダンパー1の具体的構成は、図16で示すように、密閉容器2の内部にシリコーンオイル等の粘性流体10を封入した構成となっている。密閉容器2は、硬質樹脂でなる円筒状の周壁部11の一端側を、ゴム状弾性体からなるドーム状の可撓部3で封止し、フランジ付きの他端側を、硬質樹脂でなる板状の蓋部6で封止して構成されている。可撓部3の頂部中央には、密閉容器2の内部に突出する底付き円筒状の攪拌筒部12が形成されている。攪拌筒部12の収容凹部13は、取付シャフト5の係合頭部5aを受け入れるため、底部13a側を取付シャフト5の係合頭部5aと相対形状とし、取付シャフト5を抜け難くしている。
こうした粘性流体封入ダンパー1の振動減衰効果は、ディスク装置9に振動が加わった際、収容凹部13に挿入した取付シャフト5と一体の攪拌筒部12が上下左右に連動し、密閉容器2の内部に封入した粘性流体10を攪拌して生じる粘性抵抗によって発揮される。
ところが、従来の粘性流体封入ダンパー1は、収容凹部13に取付シャフト5を挿入し難くいことに加え、取付シャフト5の係合頭部5aが収容凹部13の内部できちんと十分に挿入されているか否かの確認が難しい。さらに図17で示すように、取付シャフト5の内周面が矢示方向に大きく動いた場合、取付シャフト5が収容凹部13内で滑り、取付シャフト5と収容凹部13の内周面13bとの摩擦によって、攪拌筒部12が破断するおそれや、取付シャフト5が収容凹部3から抜け出るおそれがある。
そこで、上記問題点を回避するため、図18で第2の従来例として示す粘性流体封入ダンパー14のように、可撓部3中央の収容凹部13の内周面13b全体に、硬質樹脂でなる取付シャフト5を二色成形で一体に形成し、取付シャフト5を抜けなくする技術が、提案されている(特許文献2)。
特開2002−242977号公報 特開2003−139182号公報
上記第2の従来例による粘性流体封入ダンパー14は、図19で示すように取付シャフト5が矢示方向に大きく動いた場合であっても、図17で示す第1の従来例による粘性流体封入ダンパー1のように、取付シャフト5が収容凹部13内で滑ることや抜けることはない。ところが、受けた振動によって攪拌筒部12が引っ張られると、収容凹部13の開口端13c側周辺の可撓部3の厚みが、収容凹部13の開口端13c側の攪拌筒部12の厚みと比べて薄く伸ばされてしまい、その薄く伸ばされた部位において、特に破断するおそれがある。
以上のような従来技術を背景になされたのが本発明である。すなわち本発明は、取付シャフトの抜けが発生せず、収容凹部の内周面や収容凹部の開口端側周辺の可撓部の破れが起こらず、そして十分な振動減衰効果が得られる粘性流体封入ダンパー及び振動減衰装置の提供を目的としている。
そして、上記目的を達成する本発明は、以下のように構成される。
すなわち、本発明は、収容凹部を形成した攪拌筒部を有し、内部に粘性流体を封入した密閉容器と、該収容凹部に収容される軸部および収容凹部の開口端から外部に突出して支持体又は被支持体の何れか一方に取付ける取付部とを形成した取付シャフトと、を備えており、該支持体又は被支持体の振動を、攪拌筒部により攪拌される粘性流体の粘性抵抗によって減衰させる粘性流体封入ダンパーについて、該攪拌筒部の底部側と軸部の先端側とに接合部を設け、収容凹部の開口端側の内周面と軸部の外周面とを接離自在な非拘束部としたことを特徴とする粘性流体封入ダンパーを提供する。
本発明では、攪拌筒部の底部側と軸部の先端側とに接合部を設けている。このため、取付シャフトが収容凹部内で滑ることや抜けることがない。
また本発明では、収容凹部の開口端側の内周面と軸部の外周面とを接離自在な非拘束部としている。このため、軸心方向に大きな振幅の振動が加わった場合でも、非拘束部において収容凹部の開口端側の攪拌筒部が柔軟に変形し、収容凹部の開口端側周辺の可撓部の厚みが収容凹部の開口端側の攪拌筒部の厚みと比べて薄く伸ばされない。よって可撓部の破れが起こらない。
本発明は、前記粘性流体封入ダンパーについて、攪拌筒部の底部における取付シャフトの先端面との対向位置に硬質樹脂部を設け、前記接合部として、取付シャフトの先端面と該硬質樹脂部とを接合したものである。
本発明では、攪拌筒部の底部における取付シャフトの先端面との対向位置に硬質樹脂部を設け、前記接合部として、取付シャフトの先端面と該硬質樹脂部とを接合している。このため、接合部が硬質部材間どうしの接合となり、攪拌筒部の底部と取付シャフトの先端との接合強度を高くできる。このため接合部の面積が小さくとも十分な接合強度が得られる。
本発明は、前記粘性流体封入ダンパーについて、前記接合部として、攪拌筒部の底部を取付シャフトの先端側外周面に対し接合したものである。
本発明では、前記接合部として、攪拌筒部の底部を取付シャフトの先端側外周面に対し接合している。このため、攪拌筒部の収容凹部の深さ方向で収容凹部の開口端側の内周面と軸部の外周面との接離自在な非拘束部の領域が最大となり、収容凹部の開口端側の攪拌筒部を最も柔軟に変形させることができる。よって可撓部の破れが起こらない。
本発明は、前記粘性流体封入ダンパーについて、前記接合部として、取付シャフトの先端側を攪拌筒部の底部に対し埋没状態で接合したものである。
本発明では、前記接合部として、取付シャフトの先端側を攪拌筒部の底部に対し埋没状態で接合している。このため、接合部の面積が大きくなり、攪拌筒部の底部と取付シャフトの先端側との接合強度が高くなる。よって十分な接合強度が得られる。
また、本発明によれば、接合部が粘性流体と全く接触しない構造となる。このため粘性流体が攪拌筒部を通じて外部に漏れ出すことはない。
本発明は、前記粘性流体封入ダンパーについて、取付シャフトの軸部と取付部との間に、取付シャフトの軸交差方向で突出する隔壁部を形成したものである。
本発明では、取付シャフトの軸部と取付部との間に、取付シャフトの軸交差方向で突出する隔壁部を形成している。このため、取付部を固定した支持体又は被支持体の何れかと密閉容器とが、隔壁部によって仕切られる。よって、密閉容器が支持体又は被支持体に対して接触して擦れない。したがって、密閉容器の破損を防止できる。
本発明は、前記粘性流体封入ダンパーについて、密閉容器を、筒状の周壁部と、該周壁部の筒軸方向に沿って前記攪拌筒部を有するとともに該周壁部の一端側を閉塞するゴム状弾性体でなる可撓部と、該周壁部の他端側を閉塞する蓋部とで形成した。
本発明では、密閉容器を、筒状の周壁部と、該周壁部の筒軸方向に沿って前記攪拌筒部を有するとともに該周壁部の一端側を閉塞するゴム状弾性体でなる可撓部と、該周壁部の他端側を閉塞する蓋部とで形成している。このため、周壁部が所定の筒状形状を保ちつつ、攪拌筒部が粘性流体を攪拌することができる。よって、被支持体の振動を十分に減衰することができる。
また、本発明は、前記何れかの本発明による粘性流体封入ダンパーを備える振動減衰装置であって、前記粘性流体封入ダンパーの取付シャフトと密閉容器に、外向きに突出する突出部をそれぞれ設けるとともに、該突出部の間に、被支持体の荷重を支持する圧縮コイルばねを粘性流体封入ダンパーと同心状に設けた振動減衰装置を提供する。
本発明は、前記何れかの本発明による粘性流体封入ダンパーを備える振動減衰装置であって、前記粘性流体封入ダンパーの取付シャフトと密閉容器に、外向きに突出する突出部をそれぞれ設けるとともに、該突出部の間に、被支持体の荷重を支持する圧縮コイルばねを粘性流体封入ダンパーと同心状に設けたものである。このため、密閉容器や取付シャフトに加わる衝撃を緩和することができる。よって、取付シャフトの抜けや、可撓部の破れをより無くすことができる。
また、本発明では、粘性流体封入ダンパーと圧縮コイルばねとが一体化しており、一部品として取扱うことができる。このため、本発明であれば、筐体とメカニカルシャーシとの間に従来技術で説明した吊下げばねのような、別途のばねを組み付ける必要がない。よって、ディスク装置への組付けが容易であり、部品点数を削減できる。
さらに、本発明は、前記何れかの本発明による粘性流体封入ダンパーを備える振動減衰装置であって、一端側が前記粘性流体封入ダンパーの取付シャフトに対し固定され、他端側が密閉容器に対し固定されて、被支持体の荷重によって攪拌筒部が変位しないように被支持体の荷重が加わる取付シャフトを吊下げ支持する引張コイルばねを設けた振動減衰装置を提供する。
本発明は、前記何れかの本発明による粘性流体封入ダンパーを備える振動減衰装置であって、一端側が前記粘性流体封入ダンパーの取付シャフトに対し固定され、他端側が密閉容器に対し固定されて、被支持体の荷重によって攪拌筒部が変位しないように被支持体の荷重が加わる取付シャフトを吊下げ支持する引張コイルばねを設けたものである。このため、密閉容器や取付シャフトに加わる衝撃を緩和することができる。よって、取付シャフトの抜けや、可撓部の破れをより無くすことができる。
また、本発明では、粘性流体封入ダンパーと引張コイルばねとが一体化しており、一部品として取扱うことができる。このため、本発明であれば、筐体とメカニカルシャーシとの間に従来技術で説明した吊下げばねのような、別途のばねを組み付ける必要がない。よって、ディスク装置への組付けが容易であり、部品点数を削減できる。
本発明の粘性流体封入ダンパーによれば、取付シャフトが収容凹部内で滑ることや抜けることがなく、収容凹部の内周面も破断しない。また、軸心方向に大きな振幅の振動が加わった場合でも、収容凹部の開口端側の攪拌筒部が柔軟に変形し、収容凹部の開口端側周辺の可撓部の厚みが収容凹部の開口端側の攪拌筒部の厚みに比べて薄く伸ばされることがない。よって、可撓部の破れが起こらず、耐久性、信頼性が高く、十分な振動減衰効果が得られる高品質な粘性流体封入ダンパーを実現できる。
本発明の振動減衰装置によれば、圧縮コイルばねや引張コイルばねを一体に備えるため、密閉容器や取付シャフトに加わる衝撃を緩和することができる。このため取付シャフトの抜けや、可撓部の破れをより無くすことができ、耐久性、信頼性が高く、十分な振動減衰効果が得られる高品質な振動減衰装置を実現できる。また、別途のばねを組み付ける必要がない。よって、ディスク装置への組み付けが容易であり、部品点数を削減でき、生産し易く低コストのディスク装置を実現できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各実施形態において、同じ材料、構造などによる部分は重複説明を省略する。
A.粘性流体封入ダンパーの実施形態
第1実施形態〔図1〜図3〕
本実施形態の粘性流体封入ダンパー15は、密閉容器2に粘性流体10を封入した概略構成である。密閉容器2は、硬質樹脂でなる筒状の周壁部11、周壁部11の図中上端開口を閉塞するゴム状弾性体でなる可撓部3、周壁部11の図中下端開口を閉塞する蓋部6に加えて、取付シャフト5を一体に備える構成とされている。
このうち可撓部3には、密閉容器2の内部に突出する底付き円筒状の攪拌筒部12が形成されている。攪拌筒部12は、筒状部12aと底部12bとで構成され、それらの内面が取付シャフト5を収容する収容凹部13となっている。また、底部12bには硬質樹脂部12cが形成されている。本実施形態における硬質樹脂部12cは、可撓部3との二色成形によって形成されている。
取付シャフト5は、可撓部3の収容凹部13に収容される棒状の軸部5bと、平面視で円形状の隔壁部5cと、分割した一対の係止片の弾性力によりディスク装置9の筐体7(支持体)又はメカニカルシャーシ4(被支持体)に対して固定する取付部5dが形成されている。
このうち、軸部5bの先端は、前述の攪拌筒部12の底部12bにおける硬質樹脂部12cと固定されている。すなわち、軸部5bと硬質樹脂部12cとの固定部分が接合部16を形成している。このため本実施形態では、その接合部16においてのみ、取付シャフト5と攪拌筒部12とが固定(拘束)されており、それ以外の部分では固定(拘束)されない「非拘束部」となっている。
軸部5bと軸部5bを収容する収容凹部13はともに、軸心方向に沿って等径であり、軸部5bの断面積は硬質樹脂部12cよりも小さい。よって、軸部5bを収容凹部13と軸合わせして硬質樹脂部12cに接合すれば、軸部5bと収容凹部13との間には実質的に同心円状の隙間が形成される。このため、軸部5bと収容凹部13とが、出来るだけ擦れないようにして収容凹部13が破断する不都合がないようにされている。
軸部5bの長さは、その先端を硬質樹脂部12cに対し固定した状態で、その反対側の端部が、収容凹部13の上端開口から突出する程度の全長となっており、隔壁部5cはその突出する端部に形成されている。つまり、隔壁部5cと可撓部2との間には隙間が形成され、ほとんど相互に接触しないようになっている。
取付部5dは、前述のように、二分割した一対の矢尻形状の係止片5eにて構成されている。各係止片5eは、筐体7(支持体)又はメカニカルシャーシ4(被支持体)に形成された係止孔4a,7aを通じてそれらの板面に対し係止するようになっている。この係止に機能する段部5fと、段部5fと対向する前述の隔壁部5cとの間隔は、ちょうど筐体7又はメカニカルシャーシ4の板厚と略同じとされている。
ここで、本実施形態の粘性流体封入ダンパー15の各部の材質を説明する。
密閉容器2の周壁部11、蓋部6、攪拌筒部12の硬質樹脂部12cを構成する「硬質樹脂」の材質は、機械的強度、耐熱性、耐久性、寸法精度、信頼性等の要求性能、及び軽量化や加工性により、熱可塑性樹脂が好ましい。例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル・スチレン・アクリレート樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリウレタン樹脂、液晶ポリマー等の熱可塑性樹脂、あるいはこれらの複合樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂に粉末形状や繊維形状の金属、ガラス、フィラー等の充填剤を添加し、寸法精度や耐熱性の更なる向上もできる。
可撓部3を構成する「ゴム状弾性体」の材質は、減衰効果を有する合成ゴム、熱可塑性エラストマーが好ましい。例えば、合成ゴムは、ブチルゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム等が挙げられ、熱可塑性エラストマーは、スチレン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー、塩化ビニル系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。なお、硬質樹脂に熱可塑性樹脂を用いてゴム状弾性体に熱可塑性エラストマーを用いた場合、二色成形が可能となる。
粘性流体10の材質は、液体、あるいは液体に反応、溶解しない固体粒子を添加したものが好ましい。例えば、シリコーン系オイル、パラフィン系オイル、エステル系オイル、液状ゴム等の液体、あるいはこれら液体に反応、溶解しない固体粒子を添加したものが挙げられる。なかでも、液体として、温度依存性、耐熱性、信頼性等の要求性能により、シリコーン系オイルが好ましく、具体的には、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル等が挙げられ、これらシリコーン系オイルに反応、溶解しない固体粒子としては、シリコーンレジン粉末、ポリメチルシルセスキオキサン粉末、湿式シリカ、乾式シリカ、ガラスビーズ、ガラスバルーン等、又はこれらの表面処理品等が挙げられ、これらを単独もしくは複数組合せて用いる。
取付シャフト5の材質は、アルミニウム等の軽金属やステンレス等の合金といった金属、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂を使用できる。特に、機械的強度、耐熱性、耐久性、寸法精度、信頼性等の要求性能、及び加工性という観点からは、金属、熱可塑性樹脂が好ましい。
次に、本実施形態における粘性流体封入ダンパー15の製造方法の一例を説明する。
まず、周壁部11と可撓部3とを二色成形する。二色成形金型を用いて周壁部11と硬質樹脂部12cとを射出成形により得てから、可撓部3を射出成形することで、周壁部11と硬質樹脂部12cを含む可撓部3とが一体である容器本体の二色成形体を得ることができる。
次に、取付シャフト5を硬質樹脂部12cに対して接合する。この接合部16の接合形態としては、取付シャフト5と硬質樹脂部12cとが異材質である場合には、一般的には、例えば接着剤による接合が可能である。また、取付シャフト5と硬質樹脂部12cとして同材質の硬質樹脂を用いる場合には、例えば超音波融着による接合が可能である。取付シャフト5は、振動を受けて攪拌筒部12に攪拌作用を起こさせる部分であり、硬質樹脂部12cに対しその先端面だけで接合している。このため、接合面16aにおける接合力は、強ければ強いほど良い。この意味では、前述の接着接合よりも超音波融着による接合の方が、接合力がより強固であるだけでなく、接合時間も短時間で、接合作業も容易である。したがって、前述の2つの例のうちでは、接着接合よりも超音波融着による接合が好ましい。
なお、異材質であっても超音波融着可能であったり、同材質であっても超音波融着不能であることも、場合によっては想定され得る。したがって、超音波融着により接合面16aとして超音波融着面を形成する場合には、材質の異同に拘わらず、超音波融着可能な材質にて取付シャフト5と硬質樹脂部12cとを形成することになる。
以上のようにして、取付シャフト5を一体化させた後は、粘性流体10を内部に充填し、周壁部11と蓋部6とを超音波融着すれば、本実施形態の粘性流体封入ダンパー15が得れることになる。
次に、説明済みのものを除き、本実施形態による粘性流体封入ダンパー15の作用・効果を説明する。
粘性流体封入ダンパー15は、取付シャフト5の先端を、攪拌筒部12の硬質樹脂部12cに対してのみ接合し、残余の部分については攪拌筒部12(収容凹部13)に対して接合していない。つまり、収容凹部13の開口端13c側の内周面13bと、取付シャフト5の軸部5bの外周面5gとを接離自在な非拘束部17とした。このため、取付シャフト5の軸心方向に沿って大きな振幅の振動や衝撃が加わった場合でも、図2で示すように、収容凹部13の開口端13c側の攪拌筒部12が柔軟に変形する。収容凹部13の開口端13c側周辺の可撓部3の厚みが、収容凹部13の開口端13c側の攪拌筒部12の肉厚と比べて薄く引き伸ばされることがない。よって、前述した第2の従来技術のように、可撓部3が破断するおそれは解消される。この結果、耐久性、信頼性が高く、十分な振動減衰効果を得られる高品質な粘性流体封入ダンパー15を実現できる。
取付シャフト5の先端と硬質樹脂部12cとを接着接合したり超音波融着することで、取付シャフト5を強固に固定することができる。このため、取付シャフト5が収容凹部13の内部で滑ったりそこから抜けたりすることがない。よって、収容凹部13の内周面13bが破断することがない。
取付シャフト5の先端と硬質樹脂部12cとを超音波融着にて接合し、接合面16aとして超音波融着面を形成することで、非常に強固な接合力が得られる。このため、粘性流体封入ダンパー15が小さく接合面16aの面積が僅少であっても強固に接合し、接合が外れることを防ぐことができる。
ゴム状弾性体の可撓部3と硬質樹脂部12cとの界面を、二色成形により得られる成形面として形成することで、密着した強固な接合面が得られる。このため、界面を通じて粘性流体10が外部に漏出しない。
軸部5の長さが収容凹部13の上端開口から突出する程度の全長であることから、隔壁部5cと可撓部3との間には隙間が形成され、ほとんど相互に接触しないようになっている。このため、振動を受けている際に、軟質のゴム状弾性体でなる可撓部3が隔壁部5cと擦れて破断する不都合がないようにされている。
取付部5dの係止片5eの段部5fと、段部5fと対向する隔壁部5cとの間隔は、ちょうど筐体7又はメカニカルシャーシ4の板厚と略同じである。このため、係止片5eを筐体7又はメカニカルシャーシ4に対して係止させると、筐体7又はメカニカルシャーシ4が係止片5eと隔壁部5cとによって実質的に遊び無く狭持される。よって、粘性流体封入ダンパー15を確実に筐体7又はメカニカルシャーシ4に対して固定できる。
このように筐体7又はメカニカルシャーシ4が、係止片5eと隔壁部5cとによって略遊び無く狭持されると、隔壁部5cがそれらの板面に対して面接触する。つまり、この隔壁部5cの面接触によって、筐体7又はメカニカルシャーシ4に対する取付シャフト5の取付姿勢が、板面に対して斜めにならずに、板面に対して実質的に直交する姿勢に規制される。このため、筐体7又はメカニカルシャーシ4に対して粘性流体封入ダンパー15を取付けた状態で、攪拌筒部12を周壁部11の軸心方向にできるだけ沿わせて、全方向で攪拌可能な状態に維持することができる。
また、攪拌筒部12を出来るだけ周壁部11の軸心方向に沿わせることができることから、攪拌筒部12と連続する可撓部3も変形せず、自然な状態とされている。このため、全方向で理想的な弾性変形が可能となり、振動減衰効果を適切に発揮できる。
密閉容器2は、硬質樹脂でなる周壁部11、攪拌筒部12を有するドーム状の可撓部3、蓋部6とで形成したものである。このため、周壁部11が所定形状を保持しつつ、攪拌筒部12が粘性流体10を攪拌することができる。よって、被支持体(例えばディスク装置9のメカニカルシャーシ4)の振動を十分に減衰できる。
最後に、第1実施形態の変形例を説明する。
前記実施形態では、周壁部11と硬質樹脂部12cを含む可撓部3とを二色成形により製造する例を説明したが、二色成形法でなくてもよい。例えば、予め周壁部11と、硬質樹脂部12cとを射出成形により得て、それらを可撓部3の成形金型に移載し、それらに対して可撓部3を射出成形して、容器本体成形体を製造することもできる。ただし、生産性の面からは、二色成形の方がより好ましい。
前記実施形態では、取付シャフト5の軸部5bと収容凹部13との間に実質的に同心円状の隙間が形成されるようにしている。しかしながら、取付シャフト5の硬質樹脂部12cに対する接合位置によっては、取付シャフト5が収容凹部13と軸ずれした偏心状態で接合される場合もあり得る。こうした場合には、取付シャフト5が収容凹部13と擦れて破断するおそれを完全には払拭できないが、それでも非接触部分があるので、部分的に破断のおそれを回避することは可能である。
なお、この場合には次善の策として、滑材を塗布しておくことで、接触部分の破断のおそれを回避することも可能である。
また、例えば図3で示すように、取付シャフト5の先端に位置決め突起5hを形成し、硬質樹脂部12cにそれと係合する位置決め凹部12dを形成することで、軸合わせを容易に行える構成することもできる。もちろん、取付シャフト5に位置決め凹部を形成し、硬質樹脂部12cに位置決め突起を形成することもできる。
第2実施形態〔図4〕
第2実施形態の粘性流体封入ダンパー18が、第1実施形態の粘性流体封入ダンパー15と相違する点は、第1に取付シャフト5の構造であり、第2に取付シャフト5と攪拌筒部12との接合部16の接合構造である。残余の構成は第1実施形態と同様であるから、重複説明を省略する。
すなわち、本実施形態の粘性流体封入ダンパー18は、第1に、取付シャフト5を、軸部5bと、取付部5d及び隔壁部5cとを別部材として形成している。軸部5bにはその軸心と同軸上に円柱状の連結突起を設けてある。隔壁部5cには、軸部5bの連結突起を差し込ませる連結凹部が形成されている。そして、第2に、取付シャフト5の軸部5bに対し、攪拌筒部12における環状の底部12bが、取付シャフト5の径方向で突き当たるように接合している。
このような取付シャフト5の軸部5bと攪拌筒部12との接合を得る製造方法としては、取付シャフト5に対して攪拌筒部12を二色成形すればよい。すなわち、二色成形金型を用いて取付シャフト5の軸部5bを射出成形により得てから、可撓部3を射出成形することで、上記のように軸部5bと攪拌筒部12とを成形接合する。そして、軸部5bの連結突起を、別途成形して得た隔壁部5cの連結凹部に差し込み、両者を接着剤にて一体に連結する。
次に、粘性流体封入ダンパー18の作用・効果を説明する。接合部16は、攪拌筒部12における環状の底部12bが、取付シャフト5の軸部5bの外周面に対し、取付シャフト5の径方向で突き当たるように成形接合している。第1実施形態では、取付シャフト5の先端と対向する収容凹部13の全面が硬質樹脂部12cであり、互いに超音波融着しているが、取付シャフト5と硬質樹脂部12cとの軸合わせが難しい。しかしながら、本実施形態であれば、二色成形金型を使って攪拌筒部12の底部12bが取付シャフト5の外周面に対して成形接合されるため、常に軸合わせされた状態で取付シャフト5を攪拌筒部12に対して一体化できる。
また、攪拌筒部12には、筒状部12aと底部12bとが断面L字形状の屈曲部分が形成されている。前述の第1実施形態においては、図2で示すように、取付シャフト5が引っ張られると、攪拌筒部12の開口端側が、筒状部12aと硬質樹脂部12cとの接合面12eを支点として広がり展開する。つまり、該接合面12eに対して直接的に剥離する力が作用する。しかしながら、本実施形態であれば、図2と同様に取付シャフト5が引っ張られても、攪拌筒部12の開口端側は、筒状部12aと底部12bとの境界である断面L字形状の屈曲部分を支点として展開する。つまり、筒状部12aと底部12bとの接合面12eが、展開の支点にはならない。よって、接合面12eにおける耐久性を第1実施形態よりも高めることができる。
第3実施形態〔図5〕
第3実施形態の粘性流体封入ダンパー19は、前述の第2実施形態の粘性流体封入ダンパー18と比較すると、攪拌筒部12の底部12b側と軸部5の先端5i側との接合部16の構造が異なっている。残余の構成は第2実施形態と同様であるから重複説明を省略する。
本実施形態の粘性流体封入ダンパー19では、取付シャフト5の先端5i側を攪拌筒部12の底部12bに対し埋没状態で接合しており、具体的には接着剤にて接合した接合部16としてある。なお、取付シャフト5を第2実施形態と同様の構造とした場合には、二色成形金型を用いて取付シャフト5の軸部5bを射出成形により得てから、可撓部3を射出成形することで、取付シャフト5の先端5i側を攪拌筒部12の底部12bに対し埋没状態で接合した接合部16とすることもできる。
次に、作用・効果を説明する。接合部16が、取付シャフト5の先端5i側を攪拌筒部12の底部12bに対し埋没状態で接合したものである。このため、接合部16の面積が大きくなり、攪拌筒部12の底部12bと取付シャフト5の先端5i側との接合強度が高くなる。よって、十分な接合強度が得られる。
また、接合部16は粘性流体10と接触しない。このため接合部16に小さな未接着部分があってもその部分から粘性流体10が漏れ出すことを防げる。
なお、本実施形態の粘性流体封入ダンパー19においても、第2実施形態と同様に、攪拌筒部12の開口端側が、第2実施形態と同様に断面L字状の屈曲部分を支点として展開する。このため、接着剤による接合部16に対して直接的に剥離する力が作用せず、接合部16の耐久性を第1実施形態よりも高めることができる。
第4実施形態〔図6,図7〕
第4実施形態の粘性流体封入ダンパー20は、前述の第1実施形態の粘性流体封入ダンパー15の変形形態である。本実施形態の粘性流体封入ダンパー20は、第1実施形態と比較すると、第1に、取付シャフト5の軸直方向で突出する隔壁部5cを、被支持部材となるメカニカルシャーシ4のコーナー形状と合致するように屈曲部分を介して延長し、その上端部に引張コイルばね25を固定する取付部5kを設けた点で相違している。第2に、攪拌筒部12の底部12bの全体に硬質樹脂部12cを二色成形で設ける構造も相違している。
このような第4実施形態の粘性流体封入ダンパー20は、隔壁部5cをメカニカルシャーシ4のコーナー形状と合致するように屈曲部分を介して延長した取付部5kを設け、該取付部5kに形成した固定孔に引張コイルばね8を固定したものである。このため、メカニカルシャーシ4に引張コイルばね8の固定部分を設ける必要がない。
また、攪拌筒部12の底部12bの全体が硬質樹脂部12cであるため、大きな軸心方向の振幅によって攪拌筒部12の底部12bが蓋部6に接触したとしても、攪拌筒部12の底部12bが破れることがなく、耐久性、信頼性が高く、高品質な粘性流体封入ダンパー20とすることができる。
B.振動減衰装置の実施形態
次に、前述した実施形態の粘性流体封入ダンパーと、従来例で示したコイルばねとを一体化しモジュール構成とした振動減衰装置に関する実施形態の例を説明する。なお、振動減衰装置に備える粘性流体封入ダンパーについては、前述の第1実施形態を一部変更したものを代表例として説明するが、第1実施形態以外の粘性流体封入ダンパーに同様の変更を加えて後述の各振動減衰装置として構成することも、もちろん可能である。
第1実施形態〔図8,図9〕
第1実施形態の振動減衰装置21は、粘性流体封入ダンパー22と、圧縮コイルばね23とを備えて構成される。
粘性流体封入ダンパー22の基本的な構造は、第1実施形態の粘性流体封入ダンパー15と同様であるが、次の点で相違している。
第1に、第1実施形態における取付シャフト5の隔壁部5cを、さらに外向きに角板状に突出させた突出部5mとして構成している。よって、この突出部5mは、隔壁部として機能するほか、後述の圧縮コイルばね23の付勢を受ける部分としても機能する。
第2に、本実施形態の粘性流体封入ダンパー22では、密閉容器2の周壁部11に、外向きに大きく円環状に突出する突出部11aを設けた構成としている。
そして、以上のような突出部5mと突出部11aとの間には、被支持体となるメカニカルシャーシ4の荷重を支持する圧縮コイルばね23が同心状に取付けられる。よって、突出部5m,11aは、圧縮コイルばね23の付勢を受ける部分として機能する。
以上のように構成した第1実施形態の振動減衰装置21によれば、粘性流体封入ダンパー22を備えており、粘性流体封入ダンパー22の取付シャフト5と密閉容器2に、外向きに突出する突出部5m,11aをそれぞれ設けるとともに、これらの突出部5m,11aの間に、被支持体であるメカニカルシャーシ4の荷重を支持する圧縮コイルばね23が、密閉容器2を囲むように粘性流体封入ダンパー22と同心状に設けている。このため、密閉容器2や取付シャフト5に加わる衝撃を、圧縮コイルばね23によって緩和することができ、取付シャフト5の抜けや、可撓部3の破れをより無くすことができる。
また、振動減衰装置21は、粘性流体封入ダンパー22と圧縮コイルばね23とを合わせたモジュールとして構成している。このため、従来例のように別途ばねを組み付ける必要を無くすことができるため、ディスク装置24をアッセンブリし易くすることができる(図9)。
前記実施形態では、突出部5mを角板状としたが、周壁部11の突出部11aと同様に円板状としてもよい。また、前記実施形態では、周壁部11の突出部11aで圧縮コイルばね23を受けるようにしているが、蓋部6によって受けるように構成してもよい。
第2実施形態〔図10,図11〕
第2実施形態の振動減衰装置25は、粘性流体封入ダンパー26と、引張コイルばね27とを備えて構成される。
本実施形態の粘性流体封入ダンパー26の基本的な構造は、第1実施形態の粘性流体封入ダンパー15と同様であるが、次の点で相違している。
第1に、第1実施形態における取付シャフト5の隔壁部5cを、さらに外向きに円板状に突出させた突出部5nとして構成している。
第2に、蓋部6に、周壁部11の筒軸方向に突出する円筒状の突出部6bを設けた構成とした点である。
そして、以上のような突出部5nと突出部6bの間には、被支持体となるメカニカルシャーシ4の荷重が掛かる取付シャフト5を吊下げ支持する引張コイルばね27が懸架されている。
以上のように構成される第2実施形態の振動減衰装置25によれば、粘性流体封入ダンパー26を備えており、粘性流体封入ダンパー26の取付シャフト5の隔壁部5cをさらに突出させた突出部5nと、粘性流体封入ダンパー26の蓋部6に周壁部11の筒軸方向に突出した突出部6bとの間に、被支持体の荷重が加わる取付シャフト5を吊下げ支持する引張コイルばね27を設けたものである。このため、密閉容器2や取付シャフト5に加わる衝撃を緩和することができ、取付シャフト5の抜けや、可撓部3の破れをより無くすことができる。
また、振動減衰装置25は、粘性流体封入ダンパー26と引張コイルばね27とを一体に合わせたモジュールとして構成している。このため、ディスク装置28に第2実施形態の振動減衰装置25を組み付けると、従来例のように別途ばねを組み付ける必要を無くすことができるため、ディスク装置28をアッセンブリし易くすることができる(図11)。
第3実施形態〔図12,図13〕
第3実施形態の振動減衰装置29は、粘性流体封入ダンパー30と、引張コイルばね31とを備えて構成される。
本実施形態の粘性流体封入ダンパー30の基本的な構造は、第1実施形態の粘性流体封入ダンパー15と同様であるが、次の点で相違している。
第1に、取付シャフト5の隔壁部5cに、断面L字状の取付突起5pを突設するとともに、引張コイルばね31の一端を固定する取付部5rを設けた点である。
第2に、蓋部6に、断面L字状の取付突起6cを突設するとともに、引張コイルばね31の他端を固定する取付突起6dを設けた点である。
そして、振動減衰装置29の使用に際しては、例えば図13で示すように、取付シャフト5の取付突起5pを、メカニカルシャーシ4の側面に貫通形成した係合孔(図示略)に係入することで取付ける。また、蓋部6の取付突起6cを、筐体7の側面に形成した係合孔に係入することで取付ける。すると、メカニカルシャーシ4は、取付シャフト5を吊下げ支持する引張コイルばね31によって弾性的に支持されることになり、無振動状態で攪拌筒部12がメカニカルシャーシ4の荷重によって変位してしまわないよう維持される。
このような第3実施形態の振動減衰装置29によれば、粘性流体封入ダンパー30を備えており、一端側が粘性流体封入ダンパー30の取付シャフト5に対し固定され、他端側が密閉容器2に対し固定されて、被支持体の荷重によって攪拌筒部12が変位しないように被支持体の荷重を支持する引張コイルばね31を設けたものである。このため、密閉容器2や取付シャフト5に加わる衝撃を緩和することができる。よって、取付シャフト5の抜けや、可撓部3の破れをより無くすことができる。
また、振動減衰装置29は、粘性流体封入ダンパー30と引張コイルばね31とを合わせたモジュール構成としている。このため、ディスク装置32に振動減衰装置29を組み付けると、従来例のように別途ばねを組み付ける必要を無くすことができるため、ディスク装置32をアッセンブリし易くすることができる(図13)。
C.実施形態の変形例
次に、以上の実施形態の変形例について説明する。
粘性流体封入ダンパーの第2実施形態では、取付シャフト5を軸部5bと、取付部5d及び隔壁部5cとを別体として構成したが、第2実施形態以外の粘性流体封入ダンパーおよび各振動減衰装置の粘性流体封入ダンパーの取付シャフトについても、そのような構造で実施できる。
また、前述の粘性流体封入ダンパーの各実施形態では、取付シャフト5の一部として隔壁部5c及び取付部5dを形成し、その取付シャフト5の取付部5dをメカニカルシャーシ4又は筐体7に係止して、粘性流体封入ダンパーをメカニカルシャーシ4又は筐体7に固定する構成とした。しかし、一例として図14で示すように、取付具4bをメカニカルシャーシ4に付属する構成として設けておき、この取付具4bに取付シャフト5の端部を差し込み、粘性流体封入ダンパーをメカニカルシャーシ4に対して取付具4bを介して固定する構造としても実施できる。
すなわち、取付具4bには、メカニカルシャーシ4に形成した係止孔4aを通って孔縁に係止する一対の矢尻形状の係止片4cと、取付シャフト5の端部を固定する爪部4dを突設した係合部4eとを形成してある。そして、取付シャフト5の端部の外周面には、爪部4dと係合する係合凹部5sが形成されている。したがって、取付シャフト5を係合部4eに差し込ませると、爪部4dが係合凹部5sと係合して、粘性流体封入ダンパーがメカニカルシャーシ4に対して固定されることとなる。
なお、図14では、メカニカルシャーシ4に対して取付シャフト5を固定する例を示したが、筐体7に同様の取付具を設け、これに取付シャフト5を固定するようにしてもよい。
第1実施形態による粘性流体封入ダンパーの断面図。 図1の粘性流体封入ダンパーの動作説明図。 図1の取付シャフトの位置決め構造を拡大して示す要部説明図。 第2実施形態による粘性流体封入ダンパーの断面図。 第3実施形態による粘性流体封入ダンパーの断面図。 第4実施形態による粘性流体封入ダンパーの断面図。 図6の粘性流体封入ダンパーを備えるディスク装置の説明図。 第1実施形態による振動減衰装置の断面図。 図8の振動減衰装置を備えるディスク装置の説明図。 第2実施形態による振動減衰装置の断面図。 図10の振動減衰装置を備えるディスク装置の説明図。 第3実施形態による振動減衰装置の断面図。 図12の振動減衰装置を備えるディスク装置の説明図。 取付シャフトの各実施形態の変形例を示す要部拡大断面図。 第1の従来例による粘性流体封入ダンパーを備えるディスク装置の説明図。 図15の粘性流体封入ダンパーの断面図。 図16の粘性流体封入ダンパーの動作説明図。 第2の従来例による粘性流体封入ダンパーの断面図。 図18の粘性流体封入ダンパーの動作説明図。
符号の説明
1 粘性流体封入ダンパー(第1従来例)
2 密閉容器
3 可撓部
4 メカニカルシャーシ
4a 係止孔
4b 取付具
4c 係止片
4d 爪部
4e 係合部
5 取付シャフト
5a 係合頭部
5b 軸部
5c 隔壁部
5d 取付部
5e 係止片
5f 段部
5g 外周面
5h 位置決め突起
5i 先端
5k 取付部
5m 突出部
5n 突出部
5p 取付突起
5r 取付部
5s 係合凹部
6 蓋部
6a ねじ孔
6b 突出部
6c 取付突起
6d 取付突起
7 筐体
7a 係止孔
8 吊下げばね
9 ディスク装置
10 粘性流体
11 周壁部
11a 突出部
12 攪拌筒部
12a 筒状部
12b 底部
12c 硬質樹脂部
12d 位置決め凹部
12e 接合面
13 収容凹部
13a 底部
13b 内周面
13c 開口端
14 粘性流体封入ダンパー(第2従来例)
15 粘性流体封入ダンパー(第1実施形態)
16 接合部
16a 接合面
17 非拘束部
18 粘性流体封入ダンパー(第2実施形態)
19 粘性流体封入ダンパー(第3実施形態)
20 粘性流体封入ダンパー(第4実施形態)
21 振動減衰装置(第1実施形態)
22 粘性流体封入ダンパー
23 圧縮コイルばね
24 ディスク装置
25 振動減衰装置(第2実施形態)
26 粘性流体封入ダンパー
27 引張コイルばね
28 ディスク装置
29 振動減衰装置(第3実施形態)
30 粘性流体封入ダンパー
31 引張コイルばね
32 ディスク装置
N 取付けねじ

Claims (8)

  1. 収容凹部を形成した攪拌筒部を有し、内部に粘性流体を封入した密閉容器と、
    該収容凹部に収容される軸部および収容凹部の開口端から外部に突出して支持体又は被支持体の何れか一方に取付ける取付部とを形成した取付シャフトと、を備えており、該支持体又は被支持体の振動を、攪拌筒部により攪拌される粘性流体の粘性抵抗によって減衰させる粘性流体封入ダンパーにおいて、
    該攪拌筒部の底部側と軸部の先端側とに接合部を設け、収容凹部の開口端側の内周面と軸部の外周面とを接離自在な非拘束部としたことを特徴とする粘性流体封入ダンパー。
  2. 攪拌筒部の底部における取付シャフトの先端面との対向位置に硬質樹脂部を設け、
    前記接合部として、取付シャフトの先端面と該硬質樹脂部とを接合した請求項1記載の粘性流体封入ダンパー。
  3. 前記接合部として、攪拌筒部の底部を取付シャフトの先端側外周面に対し接合した請求項1記載の粘性流体封入ダンパー。
  4. 前記接合部として、取付シャフトの先端側を攪拌筒部の底部に対し埋没状態で接合した請求項1記載の粘性流体封入ダンパー。
  5. 取付シャフトの軸部と取付部との間に、取付シャフトの軸交差方向に突出する隔壁部を形成した請求項1〜請求項4何れか1項記載の粘性流体封入ダンパー。
  6. 密閉容器を、筒状の周壁部と、該周壁部の筒軸方向に沿って前記攪拌筒部を有するとともに該周壁部の一端側を閉塞するゴム状弾性体でなる可撓部と、該周壁部の他端側を閉塞する蓋部とで形成してなる請求項1〜請求項5何れか1項記載の粘性流体封入ダンパー。
  7. 請求項1〜請求項6何れか1項記載の粘性流体封入ダンパーを備える振動減衰装置であって、前記粘性流体封入ダンパーの取付シャフトと密閉容器に、外向きに突出する突出部をそれぞれ設けるとともに、該突出部の間に、被支持体の荷重を支持する圧縮コイルばねを粘性流体封入ダンパーと同心状に設けた振動減衰装置。
  8. 請求項1〜請求項6何れか1項記載の粘性流体封入ダンパーを備える振動減衰装置であって、一端側が前記粘性流体封入ダンパーの取付シャフトに対し固定され、他端側が密閉容器に対し固定されて、被支持体の荷重によって攪拌筒部が変位しないように被支持体の荷重が加わる取付シャフトを吊下げ支持する引張コイルばねを設けた振動減衰装置。
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