JP2004340378A - 粘性流体封入ダンパー - Google Patents

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Abstract

【課題】 粘性流体封入ダンパーについて、振動減衰性能を損なうことなく、取付シャフトを攪拌筒部から抜け難くし、攪拌筒部を破れ難くする。
【解決手段】 粘性流体封入ダンパーの攪拌筒部12に硬質壁部15を設けて、硬質壁部15を設けた部分における攪拌筒部12を構成するゴム状弾性体の厚みを薄くする。これによって取付シャフト9が抜け方向へ移動しようとしても係合頭部9aが引っ掛かって抜止めされるので強い保持力が発揮される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車載用、民生用を含めた音響機器、映像機器、情報機器、各種精密機器などに用いられるCD、CD−ROM、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、光磁気ディスクなどのディスク状記録媒体(以下、ディスクという。)を再生する装置についての振動減衰技術に関し、特にディスクの再生機構を実装したメカニカルシャーシの振動を減衰する粘性流体封入ダンパーに関する。
ディスクの再生機構は、ディスクを高速回転させながら、光学ピックアップや磁気ヘッドなどの非接触読取り装置を接近させつつ移動させ、ディスクから記録データを再生する。したがって、ディスクや非接触読取り装置の駆動系機械要素の作動により生じる振動や、いわゆる偏心ディスクの高速回転により生じる振動によって、内乱振動が発生することがある。このほかにも、例えばカーオーディオ装置、カーナビゲーション装置のような車載用のディスク装置であれば走行振動や衝撃が、また携行可能なディスク装置であれば携行時に振動や衝撃が、それぞれ外乱振動や衝撃としてメカシャーシに作用する。そして、これらの内乱振動・外乱振動や衝撃がメカシャーシに作用すると、ソフトウェア手段では訂正不能な再生エラーが生じることがある。そこで、メカシャーシとそれを内蔵する筐体との間には、コイルスプリングと粘性流体封入ダンパーを介在させるのが通例である。
従来の粘性流体封入ダンパー1は、例えば図17で示すように、密閉容器2にシリコーンオイルのような高粘度の粘性流体3を封入した構造となっている。密閉容器2は、ポリプロピレンなどの硬質樹脂でなる円筒形状の周壁部4と、その一端に固着して閉塞する熱可塑性エラストマーなどのゴム状弾性体でなるドーム形状の可撓膜部5と、周壁部4の他端に固着して閉塞するポリプロピレンなどの硬質樹脂でなる蓋体6とで構成される。
その取付構造は、可撓膜部5と一体形成した攪拌筒部7の差込凹部7aに、メカシャーシ8に設けた取付シャフト9を差込ませるとともに、蓋体6の孔6aに取付ネジNを挿通し、これをディスク装置の筐体10の側壁10aに螺合させて固定する。しかしながら、この取付構造では、メカシャーシ8の静荷重が、直接可撓膜部5に加わって歪み変形を起こしてしまい、減衰効果が著しく劣ってしまう。そこで、メカシャーシ8の静荷重は、例えば側壁10aに取付けた複数のコイルスプリング10bで支持するようにし、粘性流体封入ダンパー1の可撓膜部5に静荷重が殆ど加わらないようにするのが通常である。なお、この他の取付構造としては、図17で二点鎖線で示すように、粘性流体封入ダンパー1を筐体10の底壁10cに対して固定する場合があり、この場合も複数のコイルスプリング10bによって、メカシャーシ8の静荷重が粘性流体封入ダンパー1に掛からないようにしている。そして、何れの取付構造においても、メカシャーシ8と筐体10との間を伝達する振動は、コイルスプリング10bの伸縮によって絶縁され、粘性流体封入ダンパー1は、かかるコイルスプリング10bの自由振動を減衰させるように機能する。
このような従来技術を開示する先行技術文献として本出願人は以下のものを知得している。
特開2000−220681号公報(図3) 特開2001−271867号公報(図9)
ところで、このような粘性流体封入ダンパー1では、可撓膜部5の弾性変形と攪拌筒部7により攪拌される粘性流体3の粘性によって、通常はメカシャーシ8の振動を効果的に減衰できる。しかしながら、防振系の固有周波数付近、特に10〜30Hzの低周波領域の振動が加わると、共振現象によってメカシャーシ8の振幅が大きくなる。また特に、車載用や携行可能なディスク装置には衝撃が加わりやすく、衝撃が加わるとメカシャーシ8が瞬間的に大きく変位する。これらの場合に、従来の粘性流体封入ダンパー1では、差込凹部7aの正規の差込状態から取付シャフト9が外れることがあるという問題があった。
すなわち、通常は、取付シャフト9の係合頭部9aが、該係合頭部9aと相対形状の差込凹部7aの係合凹部7bに対して抜け方向で当接し、係合することで、正規の差込状態が維持される。
ところが、前述のような共振や衝撃によりメカシャーシ8が大きく変位すると、図18で示すように、係合頭部9aが、抜け方向へ生じる付勢によって、ゴム状弾性体でなる係合凹部7cを押し広げるように変形させ、係合が外れてしまうことがある。このように取付シャフト9の差込状態が不完全になると、粘性流体3の攪拌作用が減殺されて本来の減衰性能が損なわれてしまう。また、差込状態が不完全のまま継続的に振動を受けると、差込凹部7aの内部で取付シャフト9が上下動し、その摩擦によって攪拌筒部7が破損して、粘性流体3が外部に流出するおそれがある。そして、不完全な状態から完全に抜けてしまうと、最早、減衰性能はまったく発揮できなくなる。
また、前述の共振振動や衝撃を受けてメカシャーシ8が大きく変位した場合には、攪拌筒部7が、硬質樹脂でなる周壁部4や蓋部6と衝突して破断するおそれがあり、この場合にも粘性流体3が外部に流出して減衰性能が損なわれるだけでなく、流出した粘性流体3によってメカシャーシ8等を汚損することにもなる。
以上のような従来の問題については、攪拌筒部7の材質として取付シャフト9を確実に保持できる硬度の高いものや、破損し難く、摩耗し難い耐久性の高いものに変更することで対処する方法がある。ところがこれでは、攪拌筒部7と一連一体の可撓膜部5の材質も同時に変更することになって、逆に振動減衰性能が低下してしまうという問題がある。
また、攪拌筒部7の差込凹部7aの内径を取付シャフト9の外径よりも小さくすることで、取付シャフト7の保持力を向上させる、という対処方法もある。しかしながら、これでは、差込凹部7aへの取付シャフト7の挿入作業の難度が高くなり、攪拌筒部7を周壁部4や蓋体6と接触させずに正規の位置まで差込ませるには、熟練した技術が必要となる。
以上のような従来技術を背景になされたのが本発明である。本発明の目的は、粘性流体封入ダンパーについて、振動減衰性能を損なうことなく、取付シャフトを攪拌筒部から抜け難くすること、攪拌筒部を破れ難くすることにある。
上記目的を達成すべく本発明は、密閉容器と、該密閉容器に封入する粘性流体と、を備えており、該密閉容器に、ディスク状記録媒体の再生装置を備えるメカシャーシ又は該メカシャーシを収容する筐体の何れかに突設される軸部を有し、該軸部に径方向外向きに膨出する抜止め部を形成してなる取付シャフト、を差込ませて保持する攪拌筒部と、該攪拌筒部を浮動状態で支持するゴム状弾性体でなる可撓膜部と、を設けた粘性流体封入ダンパーについて、攪拌筒部における少なくとも取付シャフトの軸部と抜止め部との境界よりも軸部側の対応部分に、該抜止め部の抜け方向への移動を規制する硬質壁部を設け、該硬質壁部を除く攪拌筒部の残余の部分を可撓膜部と連続するゴム状弾性体にて形成したことを特徴とする。
共振振動や衝撃を受けて取付シャフトが正規の差込状態から抜け方向へ大きく変位しようとする際には、取付シャフトの抜止め部が攪拌筒部を外向きに押し広げるように変形させるが、本発明では、硬質壁部によって、攪拌筒部の変形が取付シャフトの軸部と抜止め部との境界よりも軸部側の位置で、抑制される。このため、共振振動や衝撃を受けても、取付シャフトが抜け難く、強い保持力を発揮できる。そして、硬質壁部を除く攪拌筒部の残余の部分は、可撓膜部と連続するゴム状弾性体であるため、可撓膜部の弾性変形と攪拌筒部による粘性流体の攪拌とによって、優れた振動減衰効果が得られる。
前記本発明の粘性流体封入ダンパーは、硬質壁部を攪拌筒部の先端側外面についても形成したものとして構成される。
本発明では、硬質壁部が攪拌筒部の先端側外面にも形成するため、共振振動や衝撃を受けて大きく変位することで密封容器の内面に衝突しても攪拌筒部が破断し難く、高い振動耐久性を発揮することができる。
前記本発明の粘性流体封入ダンパーの硬質壁部は、取付シャフトの抜止め部による攪拌筒部を押し広げるような変形を抑えることができる硬度を持つ材質のもの、例えば合成樹脂や金属等として構成できる。
前記本発明の粘性流体封入ダンパーにおける硬質壁部の一具体例としては、型成形により攪拌筒部を構成するゴム状弾性体と固着した成形体として構成できる。これによれば、硬質壁部と攪拌筒部との固着強度を高めることができる。その製造方法としては、硬質壁部と攪拌筒部とを二色成形する方法、硬質壁部を攪拌筒部の成形時にインサートする方法がある。
また、かかる硬質壁部は、具体的には、攪拌筒部の全周にわたる無端環状に形成したものとして構成することで、攪拌筒部を全周にわたって変形させ難くすることができる。また、前記本発明の硬質壁部は、攪拌筒部の周方向で断続的に形成したものとして構成することもでき、これによっても攪拌筒部を変形させ難くできる。そして、この場合、更に具体的には、硬質壁部を、筒状基部と、該筒状基部からその軸心と平行に片持ち梁状に形成した複数の突片部と、を有する樹脂成形体として、また硬質壁部を、周方向で離間して軸方向に沿うスリットを有する環状の樹脂成形体として、構成できる。
前記本発明の粘性流体封入ダンパーの硬質壁部についての他の具体例としては、攪拌筒部の外周面に形成した環状凹部に嵌め込む筒状成形体として構成することができ、これによっても攪拌筒部を変形させ難くすることができる。この場合の筒状成形体としては、攪拌筒部の変形を抑制できる硬度を持つ材質のものであればよく、合成樹脂や金属などの材質のものを使用できる。
なお、以上のような本発明の粘性流体封入ダンパーにおける攪拌筒部の内周面の形状は、必ずしも取付シャフトの外周面の形状と相対形状である必要はなく、例えば、抜止め部(前述した従来例の係合頭部)との対応部分(前述した従来例の係合凹部)が無く、長手方向にわたって凹凸のない形状であってもよい。つまり、本発明の粘性流体封入ダンパーは、取付シャフトの抜止め部が抜け方向で攪拌筒部を押し広げることによる変形を、硬質壁部によって抑えることができればよいものである。よって、そのような硬質壁部の作用は、取付シャフトに抜止め部が形成されていれば、攪拌筒部の内周面に必ずしもそれとの対応部分が無くても発揮することができる。
また、以上の本発明による粘性流体封入ダンパーで可撓膜部と攪拌筒部として用いるゴム状弾性体は、それ自体が、極めて破損し難かったり、極めて摩耗し難い高い耐久性のあるものではなく、弾性変形による振動減衰効果に優れる軟質ゴム状弾性体が用いられる。このようなゴム状弾性体は、JIS K 6253タイプAで硬度0〜60程度のものである。
本発明の粘性流体封入ダンパーによれば、硬質壁部によって取付シャフトに対する強い保持力を発揮することができるので、共振や衝撃により取付シャフトが大きく変位しても、取付シャフトが抜け難い。
本発明の粘性流体封入ダンパーによれば、硬質壁部が攪拌筒部の先端側外面についても形成することによって攪拌筒部の高い振動耐久性を発揮できるので、共振や衝撃により取付シャフトが大きく変位して攪拌筒部が密閉容器の内面に対して衝突しても破断し難い。
したがって、以上の本発明の粘性流体封入ダンパーによれば、カーオーディオ装置、カーナビゲーション装置のように、強く振動や衝撃が作用する環境下で使用しても、優れた振動減衰性能を継続的に発揮することが可能である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、従来技術と共通する部材、実施形態どうしで共通する構成については、同一の符号を付して重複説明を省略する。
第1実施形態〔図1〜図3〕: 本形態の粘性流体封入ダンパー11は、図1で示すように、密閉容器2に粘性流体3を封入した構成である。密閉容器2は、ポリプロピレンなどの硬質樹脂でなる周壁部4と蓋体6、ゴム状弾性体としての熱可塑性エラストマーでなる可撓膜部5で構成される。
本形態の可撓膜部5は、周壁部4と固着する厚肉の開口側端部5aが形成されており、周壁部4に対する大きな固着面積を確保するとともに、開口側端部5aを座屈し難くして、可撓膜部5全体の形状維持性を得るようにしている。開口側端部5aからは下部立壁部5bが伸長しており、その上端からは下部横壁部5cが径方向内向きに伸長している。下部横壁部5cの内周端からは再び上部立壁部5dが伸長しており、その上端からは上部横壁部5eが伸長している。このように可撓膜部5を階段形状とすることで、弾性変形する可撓膜部5の有効長さが増長されて、減衰性能が高められている。そして、上部横壁部5eの内周端には、攪拌筒部12が一体形成される。
本形態の攪拌筒部12は、有底円筒形状となっている。その外周面13は、長手方向にわたって等径で凹凸の無い形状とされている。一方、差込凹部14は、その開口端側から順に、取付シャフト9における円柱形状の軸部9bと相対形状の内周面14aと、取付シャフト9の“抜止め部”としての係合頭部9aと相対形状の係合凹部14bと、が形成されている。係合凹部14bの上端には、取付シャフト9の係合頭部9aにおける段差面9cが、抜け方向で当接して係止する係止受け面14cが形成されている。
そして、本形態の攪拌筒部12には、ポリプロピレンなどの硬質樹脂でなる硬質壁部15が、型成形により一体に埋め込まれている。この硬質壁部15は、図3で示すように、無端環状に形成されており、その軸方向に沿う長さは、略係止凹部14bの深さ、つまり係合頭部9aの軸方向に沿う長さと同程度とされている。硬質壁部15の下端は、前述の係止受け面14cの径方向の延長線上に位置している。
次に、本形態の硬質壁部15の作用・効果を説明する。共振振動や衝撃によりメカニカルシャーシ8が大きく変位して、取付シャフト9が図13と同様に抜け方向に移動しようとする際には、係合頭部9aが、熱可塑性エラストマーでなる柔らかい係止受け面14cを抜け方向で押圧し、内周面14aを径方向外向きに押し広げようとする。
ところが、攪拌筒部12には硬質壁部15が形成されており、その下端は略取付シャフト9の係止受け面14cの延長上位置に位置している。また、硬質壁部15の径方向内側部分において攪拌筒部12をなす熱可塑性エラストマーの肉厚は薄肉である。したがって、硬質壁部15が存在する部分では、径方向外向きへの弾性変形が抑制され、取付シャフト9の係合頭部9aは、攪拌筒部12の内周面14aを押し広げることが困難となる。本形態ではこのようにして、係合頭部9aの正規の差込位置である係合凹部14bからの脱離を抑制することができる。
第2実施形態〔図4〕: 本形態が第1実施形態と異なるのは、攪拌筒部21における硬質壁部22の構成である。即ち、本形態の硬質壁部22は、攪拌筒部21の上端側まで形成されている。したがって、差込筒部14の内周面14aの略全長にわたって変形させ難くすることができるようになり、取付シャフト9に対するより強い保持力を発揮することができる。また、硬質壁部22の上端には、攪拌筒部21よりも小径の周壁23が形成されている。したがって、硬質壁部22の攪拌筒部21に対する接触面積を大きく確保することができ、強い固着力を発揮することができる。
第3実施形態〔図5〕: 本形態が第1実施形態と異なるのは、攪拌筒部31における硬質壁部32の構成である。即ち、本形態の硬質壁部32は、攪拌筒部31の外面全体を覆う薄層状に形成したものである。これによって、攪拌筒部31を全体的に変形させ難くすることができるようになり、図外の取付シャフトに対する強い保持力を発揮することができる。また、攪拌筒部31が共振や衝撃を受けて、硬質樹脂でなる蓋体6や周壁部4と衝突しても、攪拌筒部31は、その先端側外面が硬質壁部32で被覆されているため、攪拌筒部31の破損を抑制できる。なお、本形態の差込凹部14では、係合凹部14dが略矢じり形状とされており、これと相対形状の取付シャフトが差込まれることになる。
第4実施形態〔図6〕: 本形態は、第3実施形態の変形例である。即ち、第3実施形態では硬質壁部32を含めて、攪拌筒部31の下端を角付きの形状としているが、本形態では攪拌筒部41を、硬質壁部42を含めて角丸形状としたものである。また、本形態の差込凹部14の係合凹部14eは、略球面形状とされており、これと相対形状の係合頭部を有する図外の取付シャフトが差し込まれる。
ところで、本形態の攪拌筒部41では、第1〜第3実施形態で示すような、面方向が攪拌筒部12,21,31の径方向に沿う係止受け面14cを欠如している。しかしながら、係合凹部14eに差込んだ取付シャフトの係合頭部が抜け方向で内周面14aを押し広げるように押圧して攪拌筒部41を変形させること、そしてこの攪拌筒部41の変形を硬質壁部42によって抑制できることは、前述の実施形態と共通である。したがって、差込凹部14に、略球面形状の係合凹所14eが形成され、係止受け面14cを欠如する本形態においても、取付シャフトを抜け難くすることが可能である。また、攪拌筒部41が共振や衝撃を受けて、硬質樹脂でなる蓋体6や周壁部4と衝突しても、攪拌筒部41は、その先端側外面が硬質壁部42で被覆されているため破損を抑えることができる。
第5実施形態〔図7,図8〕: 本形態が第1実施形態と異なるのは、攪拌筒部51の硬質壁部52の構成である。この硬質壁部52は、図8で示すように、筒状基部52aと、筒状基部52aからその軸心方向にそって片持ち梁状に形成した4つの突片部52bを有するものとして形成されている。突片部52bは厚肉に形成されており、その径方向内側部分における熱可塑性エラストマーは、薄肉となっている。したがって、本形態では、取付シャフト9による抜け方向の押圧を受けても、厚肉の突片部52bによって、攪拌筒部51が径方向外向きに弾性変形しないように、強く抑制されることとなる。なお、本形態のように突片部52bを厚肉に形成すると、取付シャフト9の差込みが非常に固くなり、取付作業性にやや劣る不具合がある。この不具合を解消すべく本形態では、図8で示すように、隣接する突片部52bどうしを絶縁する割り溝52cが設けてあり、そこに攪拌筒部51を成す熱可塑性エラストマーが充填されるようにしている。このため、割り溝52cに充填された熱可塑性エラストマーについては比較的変形し易いため、取付シャフト9の差込みに必要な押圧力を若干小さくすることができ、取付作業性が損なわれないようにしている。
第6実施形態〔図9〕: 本形態が第1実施形態と異なるのは、図9(A)で示すように、攪拌筒部61の差込凹部62が、深さ方向にわたって面差や凹凸の無い面一形状としてある点である。この差込凹部62に対して取付シャフト9を差込むと、図9(B)で示すように、差込凹部62よりも大径の係合頭部9aによって攪拌筒部61の底部側が径方向外向きに押し広げられた状態で取付けられることになる。そして、取付シャフト9による抜け方向への押圧が作用した場合には、硬質壁部15によってその内側にある熱可塑性エラストマーの径方向外向きへの圧縮変形が抑制されるために、前述の各実施形態と同様に、攪拌筒部61の径方向外向きへの弾性変形が抑制されて、取付シャフト9が抜け難くなる。このように、取付シャフト9に係合頭部9aが形成されていれば、本発明の粘性流体封入ダンパー11については、攪拌筒部の差込凹部に、必ずしもそれと相対形状の係合凹部が形成されていなければならない訳ではなく、このような場合でも取付シャフト9を抜け難くすることが可能である。
第7実施形態〔図10〕: 本形態が第1実施形態と異なるのは、攪拌筒部71の硬質壁部72が上端側に形成されていること、また差込凹部14の深さ方向における中間位置に係合凹部14fが形成されており、その下側に上部側の内周面14aと同様の下部内周面14gが形成されていることである。攪拌筒部71をこのような構成としても、前述の各実施形態と同様に、図外の取付シャフトを抜け難くすることができる。
第8実施形態〔図11〕: 本形態が第1実施形態と異なるのは、攪拌筒部81の硬質壁部82が、攪拌筒部81の先端側にまで形成されている点である。本形態の硬質壁部82は、第1実施形態と同様に、無端環状で、ゴム状弾性体でなる可撓膜部83と型成形により一体形成されるものである。こうした構成によって、第1実施形態と同様に、共振振動や衝撃が加わっても、取付シャフト9が抜け難く、また攪拌筒部81が大きく変位して硬質樹脂でなる周壁部84や蓋体85と衝突しても、攪拌筒部81は、その先端側外面が硬質壁部82で被覆されているため破損による粘性流体3の外部への流出を抑制できる。
なお、攪拌筒部81の振動耐久性が高いことは、第3実施形態の攪拌筒部31や第4実施形態の攪拌筒部41と同様であるが、それらの硬質壁部32,42は、攪拌筒部31,41を構成するゴム状弾性体の肉厚よりも薄い薄層として形成されている。これに対して本形態の硬質壁部82は、攪拌筒部81を構成するゴム状弾性体の肉厚よりも厚肉で、上端側から下端側にかけて厚肉の凹形状として形成したものである。したがって、第3実施形態や第4実施形態と比べて、より優れた高い振動耐久性が発揮される。
第9実施形態〔図12〕: 本形態は、第8実施形態における攪拌筒部81の変形例である。第8実施形態の攪拌筒部81との相違点は、攪拌筒部91の硬質壁部92の上端側が、攪拌筒部91の基端と近接する位置まで伸長している点と、硬質壁部92の下端に、成形時にゴム状弾性体の注入口となる孔93が形成されている点である。そして、本形態においては、第8実施形態と同様の作用・効果に加えて、硬質壁部92の上端側が攪拌筒部91の基端との近接位置まで伸長するため、攪拌筒部91の長手方向にわたって取付シャフト9を抜け難くできる利点がある。
第10実施形態〔図13〜図15〕: 本形態は、第8実施形態における攪拌筒部81の変形例である。本形態の攪拌筒部101に設けた硬質壁部102は、有底円筒形状であり、攪拌筒部101の全長にわたる長さとして形成されている。硬質壁部102には、小径部103と、攪拌筒部101の長手方向に沿う2つのスリット104が形成されている。各スリット104は、攪拌筒部101の軸心を中心とする対称位置に各々形成されている。また、各スリット104は、硬質壁部102の上端から攪拌筒部101の差込凹部105の内底に臨む位置まで形成されている。そして、各スリット104を充填しつつ小径部103を全周にわたって覆うように、可撓膜部83のゴム状弾性体と一体の円筒状の軟質被覆部106が形成される。本形態の攪拌筒部101は、硬質壁部102と軟質被覆部106とで構成されるものである。
以上のような本形態の攪拌筒部101では、取付シャフト9が硬質壁部102の内周面と接触するため、攪拌筒部101を構成するゴム状弾性体、すなわち軟質被覆部106と擦れて破断するのを皆無にできる。この点につき、スリット104を塞ぐ軟質被覆部106の部分が取付シャフト9と接触することはある。しかしながら、硬質壁部102がすり減らない限り、当該部分が取付シャフト9と擦れて摩耗することは無いから破断することも無い。したがって、前述の各実施形態と比較すると、攪拌筒部101を構成するゴム状弾性体の摩耗が殆ど生じることがない分、攪拌筒部101の振動耐久性を格段に向上することができる利点がある。
そして、硬質壁部102の内周面が取付シャフト9の外周面と対向する構成としても、スリット104の幅を広げるように取付シャフト9を押込めば、取付シャフト9を攪拌筒部101に固定することができる。また、スリット104は幅が細帯状で狭く、大きな力が掛からなければ抜止めされるため、前述の各実施形態と同様に高い保持力も発揮できる。
なお、図13,図14では、スリット104を差込凹部105の内底に臨む位置まで形成する例を示したが、さらに取付シャフト9の保持力を高めるために、例えば図15のように、小径部103の下端位置付近までの底浅のスリット107としてもよい。
第11実施形態〔図16〕: 本形態は、以上の各実施形態とは異なり、攪拌筒部111の外周面に形成した環状凹部111aに、“硬質壁部”としての円環状の硬質リング112を嵌め込むように構成したものである。具体的には、粘性流体3を充填する前に、攪拌筒部111を潰すようにして硬質リング112を環状凹部111aに嵌め込むようにする。そして、この後に粘性流体3を充填し、第1実施形態と同様に、蓋体6を周壁部4に固着する。攪拌筒部111をこのような構成としても、前述の各実施形態と同様に、図外の取付シャフトを抜け難くすることができる。
以下、実施例に基づいて本発明による粘性流体封入ダンパーの作用・効果をより具体的に説明する。
実施例として用いた粘性流体封入ダンパーは、前述の第8実施形態と同一構造のものである。この粘性流体封入ダンパーは、攪拌筒部(81)と可撓膜部(83)とを構成するゴム状弾性体として硬度20(JIS K6253 タイプA)の熱可塑性スチレン系エラストマーを用い、また硬質壁部(82)、周壁部(84)、蓋体(85)を構成する硬質樹脂として、ポリプロピレン樹脂を用いた。なお、攪拌筒部(81)を構成するゴム状弾性体の部分と可撓膜部(83)は、射出成形金型のキャビティに、予め成形して得た周壁部(84)と硬質壁部(82)を移載した後に、熱可塑性スチレン系エラストマーを射出して一体成形したものである。こうして得た3つの容器体に、粘性流体(3)として回転粘度1.3m/s、1.7m/s、1.9m/sの3種類のシリコーングリスを各々充填し、最後に蓋部(85)を超音波融着により周壁部(84)に接合して、実施例1〜3の粘性流体封入ダンパーを得た。
一方、比較例として、図17や図18で示すように攪拌筒部(81)をすべてスチレン系熱可塑性エラストマーにて形成した以外は、実施例1〜3と同一とした比較例1〜3の粘性流体封入ダンパーを得た。
以上のようにして得た実施例1〜3及び比較例1〜3の各粘性流体封入ダンパーについて、振動減衰性能、振動耐久性、取付シャフト保持力の性能試験を行った。
振動減衰性能の試験方法は、次のとおりである。すなわち、筐体の内部に4本のコイルスプリングでディスク状記録媒体のメカシャーシに見立てた質量300gの被支持体を吊り下げて支持するとともに、被支持体に4本の取付シャフトを下向きに突出するように固定し、該取付シャフトを、それぞれ粘性流体封入ダンパーの攪拌筒部に差込んで保持させた。粘性流体封入ダンパーは支持体となる筐体の底板に対して固定し、筐体の底板は加振テーブルの上に固定した。そして、加振テーブルに固定した筐体を、上下方向に一定加速度9.8m/sで、周波数8〜200Hzの範囲で振動させ、筐体と被支持体との振動伝達率を測定することにより振動減衰性能を評価した。共振倍率は共振周波数において筐体の加速度aに対し被支持体の加速度aを測定し、20Log(a/a)の関係式で換算して求めた。
振動耐久性の試験方法は、前述の振動減衰性能の試験と加振条件を変えることで行った。すなわち、加振テーブルの上に固定した筐体を、上下方向に一定加速度29.4m/sで、周波数10〜50Hzの範囲で振動させて、粘性流体封入ダンパーから粘性流体が外部に漏出するまでの時間を測定した。
取付シャフトの保持力の試験方法は、粘性流体封入ダンパーを筐体の底板に固定した状態で、取付シャフトを上方へ500mm/minの速度で引っ張ったときの最大応力を測定した。
以上の各試験を実施例用および比較例用の粘性流体封入ダンパーについて行った結果は、表1に示すとおりである。この結果から実施例1〜3は、従来型の比較例1〜3よりも高い振動減衰性能を発揮しながらも、攪拌筒部が破損し難く粘性流体の流出を抑えることができ、また取付シャフトも抜け難いという優れた性能を発揮できることが分かる。
Figure 2004340378
第1実施形態による粘性流体封入ダンパーの図2SA−SA線に沿う断面図。 図1の粘性流体封入ダンパーの平面図。 図1の粘性流体封入ダンパーの攪拌筒部の拡大斜視図。 第2実施形態による粘性流体封入ダンパーの攪拌筒部の拡大断面図。 第3実施形態による粘性流体封入ダンパーの攪拌筒部の拡大断面図。 第4実施形態による粘性流体封入ダンパーの攪拌筒部の拡大断面図。 第5実施形態による粘性流体封入ダンパーの攪拌筒部の拡大断面図。 図7で示す硬質壁部の拡大斜視図。 第6実施形態による粘性流体封入ダンパーの攪拌筒部の拡大断面図。 第7実施形態による粘性流体封入ダンパーの攪拌筒部の拡大断面図。 第8実施形態による粘性流体封入ダンパーを示す図で、分図(A)は分図(B)SB−SB線断面図、分図(B)は平面図。 第9実施形態による粘性流体封入ダンパーを示す図で、図11分図(B)SB−SB線相当の断面図。 第10実施形態による粘性流体封入ダンパーを示す図で、図11分図(B)SB−SB線相当の断面図。 図13のSC−SC線に沿う拡大断面図。 図14で示す攪拌筒部の変形例を示す拡大断面図。 第11実施形態による粘性流体封入ダンパーの攪拌筒部の分解斜視図。 一従来例による粘性流体封入ダンパーの使用状態を説明する模式図。 図17の粘性流体封入ダンパーの攪拌筒部の拡大断面図。
符号の説明
2 密閉容器
3 粘性流体
9 取付シャフト
11 粘性流体封入ダンパー(第1実施形態)
12 攪拌筒部
14 差込凹部
14a 内周面
14b 係合凹部
14c 係止受け面
21 攪拌筒部(第2実施形態)
22 硬質壁部
23 周壁
31 攪拌筒部(第3実施形態)
32 硬質壁部
14d 係止受け面
41 攪拌筒部(第4実施形態)
42 硬質壁部
14e 係止受け面
51 攪拌筒部(第5実施形態)
52 硬質壁部
52a 基部
52b 突片部
61 攪拌筒部(第6実施形態)
62 差込凹部
71 攪拌筒部(第7実施形態)
72 硬質壁部
14f 係合凹部
14g 下部内周面
81 攪拌筒部(第8実施形態)
82 硬質壁部
83 可撓膜部
84 周壁部
85 蓋体
91 攪拌筒部(第9実施形態)
92 硬質壁部
93 孔
101 攪拌筒部(第10実施形態)
102 硬質壁部
103 小径部
104 スリット
105 差込凹部
106 軟質被覆部
107 スリット
111 攪拌筒部(第11実施形態)
111a 環状凹部
112 硬質リング(硬質壁部)

Claims (5)

  1. 密閉容器と、該密閉容器に封入する粘性流体と、を備えており、
    該密閉容器に、
    ディスク状記録媒体の再生装置を備えるメカシャーシ又は該メカシャーシを収容する筐体の何れかに突設される軸部を有し、該軸部に径方向外向きに膨出する抜止め部を形成してなる取付シャフト、を差込ませて保持する攪拌筒部と、
    該攪拌筒部を浮動状態で支持するゴム状弾性体でなる可撓膜部と、を設けた粘性流体封入ダンパーにおいて、
    攪拌筒部における少なくとも取付シャフトの軸部と抜止め部との境界よりも軸部側の対応部分に、該抜止め部の抜け方向への移動を規制する硬質壁部を設け、該硬質壁部を除く攪拌筒部の残余の部分を可撓膜部と連続するゴム状弾性体にて形成したことを特徴とする粘性流体封入ダンパー。
  2. 硬質壁部を、攪拌筒部の先端側外面についても形成した請求項1記載の粘性流体封入ダンパー。
  3. 硬質壁部が、型成形により攪拌筒部を構成するゴム状弾性体と固着した成形体である請求項1又は請求項2記載の粘性流体封入ダンパー。
  4. 硬質壁部を、攪拌筒部の全周にわたる無端環状に形成した請求項3記載の粘性流体封入ダンパー。
  5. 硬質壁部を、攪拌筒部の周方向で断続的に形成した請求項3記載の粘性流体封入ダンパー。
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