JP2006326301A - マルチピースソリッドゴルフボール - Google Patents

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Abstract

【解決手段】本発明は、ソリッドコアと、これを被覆する包囲層と、これを被覆する該中間層と、これを被覆し、表面に多数ディンプルが形成されたカバーとを備えたマルチピースソリッドゴルフボールであり、ソリッドコアの直径、その中心硬度、その表面硬度、中心と表面硬度差、包囲層の厚さ、その表面硬度、中間層の厚さ、その表面硬度をそれぞれ所定範囲内に適正化し、かつ中間層を包囲層及びカバーより硬く形成すると共に、カバーの厚さ、その表面硬度、かつ中間層、包囲層及びカバーの合計厚さを所定範囲内に適正化したことを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボールを提供する。
【効果】本発明のゴルフボールは、ドライバーによるフルショット時におけるボールのスピン量を低減させてボールの飛距離を増大させ、かつアプローチ性能が良好なものであり、従来のゴルフボールに比べて有利なものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ソリッドコアと、該コアを被覆する包囲層、更には中間層及びカバーとを有するマルチピースソリッドゴルフボールに関し、更に詳述すると、ドライバーでのフルショット時に高反発性を付与して飛距離の増大を図ると共に、アプローチショット性能及び打感が良好なマルチピースソリッドゴルフボールに関する。
従来より、飛距離増大を目的として、コアとカバーを構成要素とした多層構造のゴルフボールが種々提案されており、これらのゴルフボールは、ゴム組成物にて形成された1層又は2層のソリッドコアを、熱可塑性樹脂にて形成された1層又は2層以上のカバーを被覆したものが多い。これらのゴルフボールについては、特開平7−24085号公報、特開平10−127819号公報、特開平10−151226号公報、特開平11−4916号公報、特開2002−315848号公報、特開2003−190330号公報、米国特許第5779562号明細書(対応する日本出願、特開平10−314342号公報)、米国特許第6213895号明細書、米国特許第6585608号明細書、米国特許第6638185号明細書、米国特許第6561928号明細書、米国特許第5688595号明細書(対応する日本出願、特開平8−336617号公報)、米国特許第5816937号明細書(対応する日本出願、特開平9−248351号公報)、米国特許第5772531号明細書(対応する日本出願、特開平10−127818号公報)、米国特許第6231461号明細書(対応する日本出願、特開平10−295852号公報)、米国特許第6123630号明細書(対応する日本出願、特開平10−328325号公報)、米国特許第6468169号明細書(対応する日本出願、特開平10−328326号公報)、米国特許第6045460号明細書(対応する日本出願、特開平10−328327号公報)、米国特許第6248027号明細書(対応する日本出願、特開平10−328328号公報)、米国特許第6117026号明細書(対応する日本出願、特開平11−151321号公報)、米国特許第6361454号明細書(対応する日本出願、特開2000−140160号公報)、米国特許第6406383号明細書(対応する日本出願、特開2000−153007号公報)、米国特許第6705956号明細書(対応する日本出願、特開2000−245873号公報)などの米国特許明細書及び日本公開公報に掲載されている。
ゴルフボールの主目的である飛距離増大を図るためには、ボールの反発性を高める必要がある。このため、所望の反発性を得るために、ゴルフボールを構成する各層の硬さや厚さを適宜調整しながら、打撃した時に発生する衝突エネルギーによって最終的にどの位の運動エネルギーや反発性能が得られるのか試行錯誤により研究されている。また、ゴルフボールは、飛距離のほかにアプローチ性能(アプローチショット時のコントロール性)や打感も良好であることが求められており、飛距離増大のみの追及だけでは、かえって打感やコントロール性が悪くなることが多い。上記の提案されたマルチピースソリッドゴルフボールにおいては、未だ飛距離を改良する余地のあるものやアプローチ性や打感が未だ良好でない等の不具合があり、更に、総合的に優れたボール性能を有するゴルフボールが求められている。
特開平7−24085号公報 特開平10−127819号公報 特開平10−151226号公報 特開平11−4916号公報 特開2002−315848号公報 特開2003−190330号公報 米国特許第5779562号明細書 特開平10−314342号公報 米国特許第6213895号明細書 米国特許第6585608号明細書 米国特許第6638185号明細書 米国特許第6561928号明細書 米国特許第5688595号明細書 特開平8−336617号公報 米国特許第5816937号明細書 特開平9−248351号公報 米国特許第5772531号明細書 特開平10−127818号公報 米国特許第6231461号明細書 特開平10−295852号公報 米国特許第6123630号明細書 特開平10−328325号公報 米国特許第6468169号明細書 特開平10−328326号公報 米国特許第6045460号明細書 特開平10−328327号公報 米国特許第6248027号明細書 特開平10−328328号公報 米国特許第6117026号明細書 特開平11−151321号公報 米国特許第6361454号明細書 特開2000−140160号公報 米国特許第6406383号明細書 特開2000−153007号公報 米国特許第6705956号明細書 特開2000−245873号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、ドライバーでのフルショット時に高反発性を付与して飛距離の増大を図ると共に、アプローチ性能及び打感が良好なマルチピースソリッドゴルフボールを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため、鋭意検討を行った結果、ソリッドコアと、これを被覆する包囲層と、これを被覆する該中間層と、これを被覆し、表面に多数ディンプルが形成されたカバーとを備えた多層構造のボールについて、ソリッドコアの直径、その中心硬度、その表面硬度、中心と表面硬度差、包囲層の厚さ、その材料硬度、中間層の厚さ、その材料硬度をそれぞれ所定範囲内に適正化し、かつ中間層を包囲層及びカバーより硬く形成すると共に、カバーの厚さ、その材料硬度、かつ中間層、包囲層及びカバーの合計厚さを所定範囲内に適正化することによって、ドライバーによるフルショットではボールの飛距離が増大し、プレイヤーに好印象を与える打感が得られると共に、アプローチショットで適正なスピン性能を有し、良好なコントロール性を有することを知見し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は、下記のマルチピースソリッドゴルフボールを提供する。
〔1〕ソリッドコアと、これを被覆する包囲層と、これを被覆する該中間層と、これを被覆し、表面に多数のディンプルが形成されたカバーとを備えたマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、上記ソリッドコアの直径が34.0〜41.0mmであり、その中心硬度がショアD硬度で15〜45であり、その表面硬度がショアD硬度で40〜63であり、中心と表面との硬度差がショアD硬度で10〜40であり、上記包囲層の厚さが0.2〜1.2mmであり、その材料硬度がショアD硬度で45〜65であり、上記中間層の厚さが0.5〜1.5mmであり、その材料硬度がショアD硬度で55〜75であり、かつ上記中間層が上記包囲層及び上記カバーより硬く形成されると共に、上記カバーの厚さが0.6〜1.5mmであり、その材料硬度がショアD硬度で30〜60であり、かつ上記中間層、上記包囲層及び上記カバーの合計厚さが1.5〜3.5mmであることを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。
〔2〕上記ソリッドコアが、シス−1,4−結合を60質量%以上含有し、かつ希土類元素系触媒を用いて合成されたポリブタジエンを主材として形成された〔1〕記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
〔3〕上記包囲層及び上記中間層が、アイオノマー樹脂、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリウレタン又はその混合物から選択される熱可塑性樹脂を主材として形成された〔1〕又は〔2〕記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
〔4〕上記カバーが、熱可塑性又は熱硬化性のポリウレタンを主材として形成された〔1〕〜〔3〕のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
〔5〕上記包囲層、上記中間層及び上記カバーのうち、上記中間層が最も厚く形成された〔1〕〜〔4〕のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
〔6〕上記カバーの材料硬度と上記中間層の材料硬度との差がショアD硬度で2〜30である〔1〕〜〔5〕のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
〔7〕上記中間層の材料にトリメチロールプロパン又はポリヒドロキシポリオレフィンオリゴマーを混合するか、又は中間層表面にプライマー処理を施した〔1〕〜〔6〕のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
〔8〕上記多数ディンプルが、250〜420個であり、かつ、全ディンプルの平均深さ0.125〜0.150mm、その平均直径3.7〜5.0mmを満たし、4種類以上のディンプルを組み合わせて構成された〔1〕〜〔7〕のいずれか1記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールは、包囲層、中間層、カバーの各層の厚さ、硬度を適正化することにより、これらの選択的な各層の組み合わせにより、反発性が向上し、ドライバーによるフルショット時におけるボールのスピン量を低減させてボールの飛距離を増大させ、かつアプローチ性能が良好なものであり、従来のゴルフボールに比べて有利なボールである。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。本発明のマルチピースソリッドゴルフボールは、図1に示されているように、ソリッドコア1と、該ソリッドコアを被覆する包囲層2と、該包囲層を被覆する中間層3と、該中間層を被覆するカバー層4とを有する4層又はそれ以上の多層を有するゴルフボールGである。なお、上記カバー層4の表面には、通常、ディンプルDが多数形成されるものである。ソリッドコア1又は中間層3は単層には限られず2層以上の複数層に形成することができる。
ソリッドコアは、(I)ゴム基材、(II)共架橋剤、(III)有機過酸化物、(IV)無機充填剤、(V)有機硫黄化合物等を含有するゴム組成物を用いて形成することができる。
このゴム組成物の(I)ゴム基材としては、特に制限はなく、通常、汎用されているコア配合用の合成ゴムが挙げられるが、特にはポリブタジエンを主材とするものを用いることが好ましい。なお、ここでいう「主材」とは、ゴム基材に占めるポリブタジエンの割合が50質量%以上、好ましくは70質量%以上、最も好ましくは100質量%であることを意味する。
ポリブタジエンとしては、シス1,4結合が60%以上、好ましくは80%以上、更に好ましくは90%以上、最も好ましくは95%以上有し、かつ1,2ビニル結合が2%以下、好ましくは1.7%以下、更に好ましくは1.5%以下有するものを採用することが好ましい。上記範囲を逸脱すると反発性が低下するおそれがある。
ポリブタジエンのムーニー粘度(ML1+4(100℃))は30以上、好ましくは35以上、より好ましくは40以上、最も好ましくは50以上であり、好ましくは52以上、上限として、好ましくは100以下、より好ましくは80以下、更に好ましくは70以下、最も好ましくは60以下であることが推奨される。
なお、上述したムーニー粘度とは、いずれも回転可塑度計の1種であるムーニー粘度計で測定される工業的な粘度の指標(JIS−K6300)であり、単位記号としてML1+4(100℃)を用いる。また、Mはムーニー粘度、Lは大ロータ(L型)、1+4は予備加熱時間1分間、ロータの回転時間4分間を示し、100℃の条件下にて測定したことを示す。
ポリブタジエンとしては、分子量分布Mw/Mn(Mw:重量平均分子量、Mn:数平均分子量)が、2.0以上、好ましくは2.2以上、更に好ましくは2.4以上、最も好ましくは2.6以上であり、上限としては6.0以下、好ましくは5.0以下、更に好ましくは4.0以下、最も好ましくは3.4以下であることが好ましく、Mw/Mnが小さすぎると作業性が低下し、大きすぎると反発性が低下する場合がある。
ポリブタジエンは、希土類元素系触媒やVIII族触媒で合成されるものであり、好ましく用いられる合成触媒は希土類元素系触媒である。このような希土類元素系触媒としては、公知のものを使用することができ、例えば、ランタン系列希土類元素化合物、有機アルミニウム化合物、アルモキサン、ハロゲン含有化合物、更に、必要に応じルイス塩基の組み合せ、又はメタロセン型錯体よりなる触媒を挙げることができる。
上記ランタン系列希土類元素化合物としては、原子番号57〜71の金属ハロゲン化物、カルボン酸塩、アルコラート、チオアルコラート、アミド等を挙げることができる。
上記有機アルミニウム化合物としては、例えば、AlR123(ここで、R1、R2及びR3は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素又は炭素数1〜8の炭化水素残基を表す)で示されるものを用いることができる。
上記アルモキサンは、下記式(I)又は下記式(II)で示される構造を有する化合物を好適に挙げることができる。この場合、ファインケミカル,23,(9),5(1994)、J.Am.Chem.Soc.,115,4971(1993)、J.Am.Chem.Soc.,117,6465(1995)で示されるアルモキサンの会合体でもよい。
Figure 2006326301
(式中、R4は、炭素数1〜20の炭素原子を含む炭化水素基、nは2以上の整数である。)
ハロゲン含有化合物としては、AlXn3-n(ここで、Xはハロゲンを示し、Rは、炭素数が1〜20の炭化水素残基であり、例えば、アルキル基、アリール基、アラルキル基であり、nは、1、1.5、2又は3を示す)で示されるアルミニウムハライド、Me3SrCl、Me2SrCl2、MeSrHCl2、MeSrCl3などのストロンチウムハライド、その他、四塩化ケイ素、四塩化スズ、四塩化チタンなどの金属ハライド等が用いられる。
ルイス塩基は、ランタン系列希土類元素化合物を錯化するのに用いることができ、例えば、アセチルアセトン、ケトンアルコールなどを挙げることができる。
本発明においては、特に、ランタン系列希土類元素化合物としてネオジウム化合物を用いたネオジウム系触媒の使用が、1,4−シス結合が高含量、1,2−ビニル結合が低含量のポリブタジエンゴムを優れた重合活性で得られるので好ましく、これらの希土類元素系触媒の具体例は、特開平11−35633号公報に記載されているものを好適に挙げることができる。
希土類元素系触媒の存在下でブタジエンを重合させる場合、溶媒を使用しても、溶媒を使用せずにバルク重合あるいは気相重合してもよく、重合温度は通常−30℃〜150℃、好ましくは10〜100℃とすることができる。
ポリブタジエンは、上記の希土類元素系触媒による重合に引き続き、ポリマーの活性末端に末端変性剤を反応させることにより得られるものであってもよい。
ここで、末端変性剤は、公知のものを使用でき、例えば下記a)〜g)に記載した化合物を挙げることができる。
a) ポリマーの活性末端にアルコキシシリル基を持つ化合物を反応させることにより得られる。アルコキシシリル基を持つ化合物としては、エポキシ基又はイソシアナート基を分子内に少なくとも1個有するアルコキシシラン化合物が好適に使用される。具体例としては、3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシジルオキシプロピルトリエトキシシラン、(3−グリシジルオキシプロピル)メチルジメトキシシラン、(3−グリシジルオキシプロピル)メチルジエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)トリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)トリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルジメトキシシラン、3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシランの縮合物、(3−グリシジルオキシプロピル)メチルジメトキシシランの縮合物などのエポキシ基含有アルコキシシラン;3−イソシアナートプロピルトリメトキシシラン、3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン、(3−イソシアナートプロピル)メチルジメトキシシラン、(3−イソシアナートプロピル)メチルジエトキシシラン、3−イソシアナートプロピルトリメトキシシランの縮合物、(3−イソシアナートプロピル)メチルジメトキシシランの縮合物などのイソシアナート基含有アルコキシシラン化合物が挙げられる。
また、上記アルコキシシリル基を持つ化合物を活性末端に反応させる際、反応を促進させるためにルイス酸を添加することもできる。ルイス酸が触媒としてカップリング反応を促進させ、変性ポリマーのコールドフローが改良され貯蔵安定性がよくなる。ルイス酸の具体例としては、ジアルキルスズジアルキルマレート、ジアルキルスズジカルボキシレート、アルミニウムトリアルコキシドなどが挙げられる。
b) R5 nM’X4-n、M’X4、M’X3、R5 nM’(−R6−COOR74-n又はR5 nM’(−R6−COR74-n(式中、R5及びR6は、同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜20の炭素原子を含む炭化水素基、R7は炭素数1〜20の炭素原子を含む炭化水素基であり、側鎖にカルボニル基又はエステル基を含んでいてもよく、M’はスズ原子、ケイ素原子、ゲルマニウム原子又はリン原子、Xはハロゲン原子、nは0〜3の整数を示す)に対応するハロゲン化有機金属化合物、ハロゲン化金属化合物又は有機金属化合物、
c) 分子中に、Y=C=Z結合(式中、Yは炭素原子、酸素原子、チッ素原子又はイオウ原子、Zは酸素原子、チッ素原子又はイオウ原子を示す)を含有するヘテロクムレン化合物、
d) 分子中に下記結合を含有するヘテロ3員環化合物
Figure 2006326301
(式中、Yは、酸素原子、チッ素原子又はイオウ原子を示す)、
e) ハロゲン化イソシアノ化合物、
f) R8−(COOH)m、R9(COX)m、R10−(COO−R11)、R12−OCOO−R13、R14−(COOCO−R15m、又は下記式で示されるカルボン酸、酸ハロゲン化物、エステル化合物、炭酸エステル化合物又は酸無水物
Figure 2006326301
(式中、R8〜R16は、同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜50の炭素原子を含む炭化水素基、Xはハロゲン原子、mは1〜5の整数を示す)、
g) R17 lM’’(OCOR184-l、R19 lM’’(OCO−R20−COOR214-l、又は下記式で示されるカルボン酸の金属塩
Figure 2006326301
(式中、R17〜R23は、同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜20の炭素原子を含む炭化水素基、M’’はスズ原子、ケイ素原子又はゲルマニウム原子、lは0〜3の整数を示す。)等を挙げることができる。
以上のa)〜g)に示される末端変性剤の具体例及び反応させる方法は、例えば、特開平11−35633号公報、特開平7−268132号公報等に記載されているもの及び方法を挙げることができる。
また、コアの硬度分布を大きくするために硫黄をポリブタジエンに添加することができる。この硫黄としては粉末硫黄を挙げることができ、具体的には、商品名「硫黄Z(ゼット)」(分散性硫黄)「鶴見化学工業社製」が例示される。
硫黄の配合量は、上記ポリブタジエン100質量部に対して、通常0.01質量部以上、好ましくは0.02質量部以上、更に好ましくは0.05質量部以上、上限値として、通常0.5質量部以下、好ましくは0.3質量部以下、より好ましくは0.2質量部以下、最も好ましくは0.1質量部以下である。硫黄の配合量が少なすぎるとコアの硬度分布を一定以上に大きくすることができず反発弾性が低くなり、飛距離が小さくなるおそれがある。また、硫黄の配合量が多すぎると、加熱成形の際、ゴム組成物が爆発するなどの不具合な現象が発生するおそれがある。
上記(II)共架橋剤としては、不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩を採用することができる。
ここで、不飽和カルボン酸として、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸等を挙げることができ、特にアクリル酸、メタクリル酸であることが好ましい。
また、不飽和カルボン酸の金属塩としては、メタクリル酸亜鉛、アクリル酸亜鉛等の不飽和脂肪酸の亜鉛塩、マグネシウム塩等を配合し得るが、特にアクリル酸亜鉛を好適に使用し得る。
上記不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩は、上記ゴム基材100質量部に対し、10質量部以上、好ましくは15質量部以上、更に好ましくは20質量部以上、上限として60質量部以下、好ましくは50質量部以下、更に好ましくは45質量部以下、最も好ましくは40質量部以下配合する。配合量が多すぎると硬くなりすぎてしまい、耐え難い打感となり、少なすぎると、反発性が低下してしまう。
上記(III)有機過酸化物としては、市販品を挙げることができ、例えば、「パークミルD」(日本油脂社製)、「パーヘキサ3M」(日本油脂社製)、「パーヘキサC−40」「パーヘキサHC」「パーヘキサTMH」(日本油脂社製)、「Luperco 231XL」(アトケム社製)等が挙げられ、特に、「パーヘキサC−40」即ち、1,1−ビス(tert−ブチルパーオキシ)シクロヘキサンを用いることが好ましい。なお、必要に応じて2種以上の異なる有機過酸化物を混合して用いてもよい。
有機過酸化物については、上記ゴム基材100質量部に対して通常0.1質量部以上、好ましくは0.2質量部以上、更に好ましくは0.3質量部以上、最も好ましくは0.4質量部以上であり、上限として、通常3.0質量部以下、好ましくは2.0質量部以下、更に好ましくは1.0質量部以下、より更に好ましくは0.8質量部以下、最も好ましくは0.6質量部以下にて配合する。配合量が多すぎたり、少なすぎたりすると好適な硬度分布すなわち打感、耐久性及び反発性を得ることができない。
また、必要に応じて老化防止剤を配合することができ、例えば、市販品としてノクラックNS−6、同NS−30(大内新興化学工業社製)、ヨシノックス425(吉富製薬(株)製)等が挙げられる。この配合量は、ゴム基材100質量部に対して、通常0質量部以上、好ましくは0.05質量部以上、更に好ましくは0.1質量部以上、最も好ましくは0.2質量部以上であり、上限として、通常3質量部以下、好ましくは2質量部以下、更に好ましくは1質量部以下、最も好ましくは0.5質量部以下とすることが反発性、耐久性の改善の点から推奨される。
上記(IV)無機充填剤としては、例えば、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等を挙げることができ、その配合量は、ゴム基材100質量部に対し、通常5質量部以上、好ましくは7質量部以上、更に好ましくは10質量部以上、最も好ましくは13質量部以上であり、上限として、通常80質量部以下、好ましくは50質量部以下、更に好ましくは45質量部以下、最も好ましくは40質量部以下である。配合量が多すぎたり、少なすぎたりすると、適正な質量や良好な反発性を得ることができなくなる。
上記(V)有機硫黄化合物は、優れた反発性を付与するために採用されるものである。有機硫黄化合物としては、ゴルフボールの反発性を向上させ得るものであれば特に制限されないが、例えばチオフェノール類、チオナフトール類、ハロゲン化チオフェノール類又はそれらの金属塩及び硫黄数が2〜4のポリスルフィド類等が挙げられる。より具体的には、ペンタクロロチオフェノール、ペンタフルオロチオフェノール、ペンタブロモチオフェノール、パラクロロチオフェノール、ペンタクロロチオフェノールの亜鉛塩、ペンタフルオロチオフェノールの亜鉛塩、ペンタブロモチオフェノールの亜鉛塩、パラクロロチオフェノールの亜鉛塩、硫黄数が2〜4のジフェニルポリスルフィド、ジベンジルポリスルフィド、ジベンゾイルポリスルフィド、ジベンゾチアゾイルポリスルフィド、ジチオベンゾイルポリスルフィド等が挙げられ、特に、ペンタクロロチオフェノールの亜鉛塩、ジフェニルジスルフィドが好適に用いられる。
有機硫黄化合物は、ゴム基材100質量部に対し、通常0.1質量部以上、好ましくは0.2質量部以上、更に好ましくは0.4質量部以上、最も好ましくは0.7質量部以上にて配合されるものであり、上限としては、通常5質量部以下、好ましくは4質量部以下、更に好ましくは3質量部以下、より更に好ましくは2質量部以下、最も好ましくは1.5質量部以下にて配合される。配合量が多すぎると硬さが軟らかくなりすぎてしまい、少なすぎると、反発性の向上が見込めない。
本発明において、ソリッドコアを形成する方法としては、上述したゴム基材を主体としたゴム組成物を、公知の方法で加硫・硬化させることにより球状の加硫成形であるソリッドコアを得ることができる。加硫条件は、通常、加硫温度100〜200℃、加硫時間10〜40分にて実施することができる。
次に、本発明におけるソリッドコアの物性について下記に説明する。
ソリッドコアの直径については、通常34.0mm以上、好ましくは35.0mm以上、更に好ましくは35.5mm以上、最も好ましくは36.3mm以上であり、上限としては、通常41.0mm以下、好ましくは39.0mm以下、更に好ましくは38.5mm以下、最も好ましくは38.2mm以下とすることが推奨される。
ソリッドコアの中心硬度については、ショアD硬度で通常15以上、好ましくは20以上、更に好ましくは25以上、最も好ましくは30以上であり、上限値としては、通常45以下、好ましくは43以下、更に好ましくは41以下、最も好ましくは38以下に調整される。硬度が上記範囲よりも硬くなりすぎると打感が悪くなり、逆に、軟らかすぎると耐久性が低下するおそれがある。
一方、ソリッドコアの表面硬度については、ショアD硬度で通常40以上、好ましくは42以上、更に好ましくは43以上、最も好ましくは44以上であり、上限値としては、通常63以下、好ましくは62以下、更に好ましくは61以下、最も好ましくは60以下に調整される。硬度が上記範囲よりも硬くなりすぎると打感が悪くなり、逆に、軟らかすぎるとスピンが増加し飛距離が低下するおそれがある。
また、ソリッドコアの表面におけるショアD硬度から該ソリッドコアの中心におけるショアD硬度を引いた硬度差については、通常10以上、好ましくは12以上、更に好ましくは13以上であり、最も好ましくは14以上であり、上限として40以下、特に36以下、好ましくは31以下、最も好ましくは25以下に調整される。この硬度差の適正により、ドライバーによるフルショット時のスピン量を低減させて飛距離の増大を図ることができる。
なお、上記硬度の測定については、コア表面を直接ショアD硬度計で測定した場合の値をコアの表面硬度とし、一方、コアを半分に切断し、その中央部をショアD硬度計で測定した値をコアの中心硬度とするものである。なお、硬度値はいずれもコア10個を用いて2点で測定した場合の平均値である(以下、同様)。
次に、ソリッドコアを被覆する包囲層について説明する。包囲層の材料としては、特に制限はないが、熱可塑性樹脂を主材として形成することが好ましい。この熱可塑性樹脂としては、具体的には、アイオノマー樹脂、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ウレタン樹脂又はこれらの混合物等を挙げることができる。例えば「ハイトレル」シリーズ(東レ・デュポン社製)等のポリエステル系熱可塑性エラストマー、「ハイミラン」シリーズ(三井・デュポンポリケミカル社製)や「サーリン」シリーズ(米国デュポン社製)等のアイオノマー樹脂、「パンデックス」シリーズ(DIC・バイエルポリマー社製)等のジイソシアネートが脂肪族又は芳香族を採用し得、これらの1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができる。なお、上記熱可塑性樹脂に対して質量調整剤として酸化亜鉛、硫酸バリウム等の無機充填剤や着色のために二酸化チタン等の添加剤を添加することができる。
更に、上記包囲層の主材である熱可塑性樹脂に対しては、任意成分として、各種の熱可塑性エラストマー等のポリマーを混合することができる。具体的には、ポリアミド系エラストマー、スチレン系ブロックエラストマー、水添ポリブタジエン、エチレン−酢酸ビニル(EVA)共重合体等を配合し得る。
包囲層の厚さは、通常0.2mm以上、好ましくは0.4mm以上、更に好ましくは0.5mm以上、最も好ましくは0.6mm以上である。また、上限としては、通常1.2mm以下、好ましくは1.1mm以下、更に好ましくは1.0mm以下、最も好ましくは0.9mm以下である。包囲層の厚さが上記範囲よりも厚すぎると、ドライバーによるスピンが増加し、反発性も低下するため飛び性能が悪くなるおそれがある。
包囲層をソリッドコアに被覆する方法は、特に制限はないが、包囲層が熱可塑性樹脂の場合には、包囲層用の組成物を射出成形によりソリッドコアの周囲に被覆する方法などの公知の方法を採用することができる。
また、包囲層を上記のように薄く形成する場合には、成形不良となるおそれがあることから、まず射出成型機により1.0mm以上の厚さに成形し、その後、余分な厚み部分を研磨することにより、所望の薄さを有する包囲層を得ることができる。このような研磨方法は、公知の研磨装置により行なうことができるが、特には、研磨すべき球状対象物の曲面形状に相応した複数の溝を回転軸の軸方向に沿って周上に形成した円柱状の研磨砥石と、この研磨砥石と平行に配置された円柱状の押え砥石とを具備し、研磨砥石と円柱状の押え砥石との間に球状対象物を配置し、上記研磨砥石と上記押え砥石とを同一方向に回転させ、且つ両砥石の回転に周速比を持たせ、上記押え砥石は回転軸の軸に沿って往復運動させながら、上記球状対象物の表面を研磨する研磨装置を採用することが好適である。この研磨装置を使用することにより、球状対象物を満遍なく均一に研磨することができ、高品質な薄層の包囲層を形成することができる。
包囲層の材料硬度については、ショアD硬度で通常45以上、好ましくは47以上、更に好ましくは50以上、最も好ましくは52以上であり、上限値としては、通常65以下、好ましくは63以下、更に好ましくは60以下、最も好ましくは58以下である。包囲層の材料が軟らかすぎるとスピンが増加して飛び性能が低下するおそれがあり、逆に、硬すぎると打感が悪化するおそれがある。
次に、中間層について説明する。中間層の材料については、熱可塑性樹脂を採用することが好ましく、具体的には、アイオノマー樹脂、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ウレタン樹脂又はこれらの混合物等を挙げることができる。更に、上記中間層には、必要に応じてUV吸収剤、酸化防止剤、金属石鹸等の各種添加剤や分散助剤などを添加することもできる。
中間層の厚さは、通常0.5mm以上、好ましくは0.7mm以上、更に好ましくは0.8mm以上、最も好ましくは0.9mm以上である。また、上限としては、通常1.5mm以下、好ましくは1.4mm以下、更に好ましくは1.3mm以下、最も好ましくは1.2mm以下である。中間層の厚さが上記範囲より小さすぎると耐久性が低下し、逆に大きすぎると打感が悪化するおそれがある。
中間層を上記のように薄く形成する場合には、成形不良となるおそれがあることから、まず射出成型機により1.0mm以上の厚さに成形し、その後、余分な厚み部分を研磨することにより、所望の薄さを有する中間層を得ることができる。
中間層は、包囲層や後述するカバーよりも硬く形成されるものであり、中間層の材料硬度は、ショアD硬度で通常55以上、好ましくは56以上、更に好ましくは57以上、最も好ましくは58以上であり、上限値としては、通常75以下、好ましくは70以下、更に好ましくは67以下、最も好ましくは65以下である。中間層材料が軟らかすぎるとスピンが増加して飛び性能が低下するおそれがあり、逆に、硬すぎると打感が悪化するおそれがある。
また、中間層は、上記包囲層及び後述するカバーよりも厚く形成されること、即ち、中間層、包囲層及びカバーよりのうち、中間層が最も厚く形成されることが耐久性を確保する点から好適である。
更に、中間層とカバー層との界面には、打撃耐久性向上の観点から、必要に応じて接着剤を用いてもよい。使用する接着剤は、本発明の目的を損なわない範囲で適宜選定されるが、例えば塩素化ポリオレフィン系接着剤(例えばRB182プライマー、日本ビーケミカル(株)製等)、ウレタン樹脂系接着剤(例えばレザミンD6208、大日精化工業(株)製等)、エポキシ樹脂系接着剤、ビニル樹脂系接着剤、ゴム系接着剤等が好適に用いられる。接着剤層の厚みにも特に制限はないが、0.1〜30μmの厚みであることが好ましい。中間層表面の一部に使用するだけでもよい。
なお、中間層には、2個以上の反応性官能基を有する分子量20,000以下の化合物を適量添加することで、かかる接着剤の使用を省略することができる。この場合、2個以上の反応性官能基を有する化合物としては、1種又は2種以上の反応性官能基を1分子中に合計2個以上、好ましくは3個以上有する分子量20,000以下、好ましくは5,000以下のモノマー、オリゴマー、マクロモノマー等が用いられる。なお、上記反応性官能基の数の上限は、特に制限されないが、通常5個以下、特に4個以下である。
ここで、モノマーとは単量体のことである。オリゴマーとは一般的に高分子合成に用いる単量体から得られる低分子量生成物で、通常2量体以上、分子量数千までを含めている。マクロモノマーとは末端に重合性官能基を有するオリゴマーで、各種機能性コモノマーとの共重合によりグラフトポリマーの合成に利用される材料である。分子量は通常数千〜数万である、これらは一般的にプラスチック、エラストマー合成の中間材料であったり、グラフトポリマーの原料として使用されるものである。近年は各種機能を持ったオリゴマー、マクロモノマーが注目されている。
反応性官能基としては部材同士の接着性を改良できるものであれば特に制限はないが、例えば反応性官能基がヒドロキシル基、カルボニル基、カルボキシル基、アミノ基等であることが特に好ましい。アイオノマー樹脂とのブレンドの場合、MFRへの影響の少ないヒドロキシル基が特に好ましい。
モノマーの例としては、1,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン等が挙げられ、オリゴマー又はマクロモノマーとしては、例えばポリエチレングリコール、ポリヒドロキシポリオレフィンオリゴマー、変性低分子量ポリエチレン、変性低分子量ポリプロピレン、変性低分子量ポリスチレン、変性液状ポリブタジエン、変性液状ゴム等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。特にポリヒドロキシポリオレフィンオリゴマーやトリメチロールプロパン等が好適に用いられる。これらは所望により一種を単独で用いても良いし、二種以上を併用しても良い。
上記モノマー、オリゴマー又はマクロモノマーとしては市販品を用いても良く、三菱ガス化学社製トリメチロールプロパンや、三菱化学社製ポリヒドロキシポリオレフィンオリゴマー(主鎖の炭素数が150〜200、末端に水酸基を有する。商品名ポリテールH)等を挙げることができる。
次に、カバーについて説明する。カバーは公知のカバー材を使用して製造することができ、いずれのカバーとする場合も、主材として、具体的には、熱可塑性又は熱硬化性のポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、アイオノマー樹脂、比較的中和度を高くしたアイオノマー樹脂、ポリオレフィン系エラストマー又はこれらの混合物等を挙げることができる。これらは、1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができ、特に、熱可塑性ポリウレタン系エラストマー、アイオノマー樹脂、比較的中和度を高くしたアイオノマー樹脂を好適に挙げることができる。
上記熱可塑性ポリウレタン系エラストマーとしては、市販品を用いることができ、例えばパンデックスT7298,同T7295,同T7890、同TR3080、同T8290、同T8295、同T1188(DIC・バイエルポリマー社製)などのジイソシアネートが脂肪族又は芳香族であるもの等が挙げられる。また、アイオノマー樹脂の市販品としては、サーリン6320、同8945、同9945、同8120(米国デュポン社製)、ハイミラン1706、同1605、同1855、同1557、同1601、同AM7316(三井・デュポンポリケミカル社製)等を例示できる。
更に、上記カバーの主材に対しては、任意成分として、上記以外の熱可塑性エラストマー等のポリマーを配合することができる。任意成分のポリマーとして、具体的には、ポリアミド系エラストマー、スチレン系ブロックエラストマー、水添ポリブタジエン、エチレン−酢酸ビニル(EVA)共重合体等を配合し得る。
カバーの厚さは、0.6mm以上、好ましくは0.65mm以上、より好ましくは0.7mm以上、最も好ましくは0.75mm以上である。上限として3.0mm以下、好ましくは2.5mm以下、更に好ましくは2.0mm以下、最も好ましくは1.6mm以下であることが推奨される。
カバーの材料硬度については、ショアDで通常30以上、好ましくは35以上、更に好ましくは40以上、最も好ましくは45以上であり、上限値としては、通常60以下、好ましくは58以下、更に好ましくは56以下、最も好ましくは54以下である。カバー材料が軟らかすぎるとドライバーによるスピンが増加して飛び性能が低下するおそれがあり、逆に、硬すぎるとアプローチスピンが減少してしまい打感も悪化するおそれがある。
上記カバーの材料硬度と上記中間層の材料硬度との差は、特に制限はないが、ショアD硬度で2以上、好ましくは4以上、より好ましくは6以上であり、下限値として30以下、好ましくは25以下、より好ましくは20以下であることが、ドライバーによる飛びとアプローチスピンとのバランスの点から望ましい。
また、本発明においては、包囲層、中間層、カバーの合計厚さを適正化することにより、本発明の目的を達成することができる。この合計厚さは、通常1.5mm以上、好ましくは1.8mm以上、好ましくは2.0mm以上、最も好ましくは2.2mm以上であり、上限として3.5mm以下、好ましくは3.4mm以下、更に好ましくは3.3mm以下、最も好ましくは3.2mm以下であることが推奨される。
上記カバーの表面には、多数のディンプルが形成されるが、この場合、ディンプル数は、通常250個以上、好ましくは270個以上、更に好ましくは290個以上、より更に好ましくは310個以上であり、下限値としては、通常420個以下、好ましくは415個以下、更に好ましくは410個以下、より更に好ましくは405個以下である。この範囲において揚力を受けやすく、特にドライバーでの飛距離を増大させることができる。ディンプルは、直径及び/又は深さが互いに異なる4種以上、好ましくは5種類以上、更に好ましくは6種類以上とし、上限値として、通常20種類以下、好ましくは15種類以下、更に好ましくは12種類以下として形成することが表面占有率を上げやすい点から推奨される。また、ディンプルは、平面円形状に形成することが好ましく、その平均直径は、通常3.7mm以上、より好ましくは3.75mm以上であり、上限値としては、通常5.0mm以下、好ましくは4.7mm以下、より好ましくは4.4mm以下、最も好ましくは4.2mmである。また、ディンプルの平均深さは、適正な弾道を得る点から、通常0.125mm以上、好ましくは0.130mm以上、より好ましくは0.133mm以上、最も好ましくは0.135mmであり、上限値としては、通常0.150mm以下、好ましくは0.148mm以下、より好ましくは0.146mm以下、最も好ましくは0.144mmである。なお、なお、平均直径とは、全ディンプルの直径の平均値であり、平均深さとは、全ディンプルの深さの平均値である。ディンプルの直径の測定は、ディンプル部分が陸部(ディンプル非形成部分)と接する位置、即ち、ディンプル部分最高点間の直径(差渡し)である。多くの場合、ゴルフボールは、塗装が施されているが、このようなボールにおいては塗料被覆状態でのディンプル直径である。また、ディンプル深さの測定は、上記ディンプルの陸部接合位置を結んで仮想平面を描いた時、その中心位置とディンプルの底(最も深い位置)までの垂直距離である。
また、ゴルフボールの表面には必要に応じてマーキング、塗装、表面処理を施すことができる。
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールは、競技用としてゴルフ規則に従うものとすることができ、直径42.67mm以上、質量45.93g以下に形成することができる。直径の上限としては通常44.0mm以下、好ましくは43.5mm以下、より好ましくは43.0mm以下である。また、質量の下限としては通常44.5g以上、好ましくは45.0g以上、より好ましくは45.1g以上、更に好ましくは45.2g以上である。
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールの製造方法については、公知の射出成形法等の常法により行なうことができる。例えば、ゴム基材を主体とした加硫成形物をソリッドコアとして所定の射出成形用金型内に配備し、順に、包囲層材料、中間層材料を射出して中間球状体を得、次いで、該球状体を別の射出成形用金型内に配備してカバー材を射出成形することによりマルチピースのゴルフボールを得ることができる。カバーを中間球状体に被覆する方法は、特に制限はなく、予め半殻球状に成形した2枚のハーフカップで該中間球状体を包み加熱加圧成形することができる。
以下、実施例と比較例とを示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
[実施例1〜9、比較例1〜9]
表1に示すNo.1〜No.8のいずれかの配合によりコア組成物を調整した後、表1中の加硫条件により加硫成形することによりソリッドコアを作成した。このコアに対して、表2に示すA〜Kタイプのいずれかの配合により、包囲層、中間層及びカバーを射出成形法により成形して、ソリッドコアの周囲に包囲層、中間層、カバーを順次被覆・形成した。そして、表3に示す多種類のディンプルを組み合わせて用い、カバーの表面に330〜432個のディンプルを形成したマルチピースソリッドゴルフボールを作成した。なお、包囲層については、それぞれ射出成型機により、1.1mm厚の積層体を形成した後、研磨により表3,4に記載された各例の厚さに調整した。
Figure 2006326301
なお、表中に記載した主な材料の商品名は以下の通りである。
・ポリブタジエンゴム:「BR01」
Ni系触媒、シス−1,4結合含有量96%、1,2ビニル含有量2.5%、ムーニー粘度46、Mw/Mn=4.2 JSR社製
・ポリブタジエンゴム:「BR730」
Nd系触媒、シス−1,4結合含有量96%、1,2ビニル含有量1.3%、ムーニー粘度55、Mw/Mn=3 JSR社製
・ポリイソプレンゴム:「IR2200」
シス−1,4結合含有量98%、ムーニー粘度82 JSR社製
・「パーヘキサC−40」
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン40%希釈:
日本油脂(株)製
・「パークミルD」:ジクミルパーオキサイド 日本油脂(株)製
・硫黄:粉末状硫黄「Z(ゼット)」 鶴見化学工業社(株)製
・酸化亜鉛:堺化学社製
・老化防止剤:2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)「ノ
クラックNS−6」 大内新興化学(株)製
・アクリル酸亜鉛:日本蒸留工業(株)社製
・ステアリン酸亜鉛:日本油脂(株)製
・ジクミルパーオキサイド:「パークミルD」 日本油脂(株)製
Figure 2006326301
なお、表中に記載した主な材料の商品名は以下の通りである。
ハイミラン:三井・デュポンポリケミカル社製 アイオノマー樹脂
サーリン:デュポン社製 アイオノマー樹脂
ハイトレル:東レ・デュポン社製 ポリエステルエラストマー
プリマロイ:三菱化学社製 ポリエステルエラストマー
ダイナロン:日本合成ゴム(株)製 ブロックコポリマー、ブタジエン−スチレン共重
合体水素添加物
パンデックス:大日本インキ化学工業(株)製 熱可塑性ポリウレタンエラストマー
ポリテールH:三菱化学社製 低分子量ポリオレフィン系ポリオール
クロスネートEM30:大日精化工業(株)製 イソシアネート化合物マスターバッチ4
,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを30%含有
また、得られた本実施例1〜9及び比較例1〜9の各ゴルフボールにつき、ボールの硬度及びボール物性、飛び性能、アプローチスピン及び打感を評価した。結果を表3,4に示す。なお、全て23℃の環境下で測定した。
コア表面硬度及び中心硬度
ショアD硬度(ASTM−2240規格 デュロメータ タイプD)により両方の硬度を測定した。
・表面硬度は、コアの表面の2点をランダムに測定した値の平均値
・中心硬度は、コアを半分にカットして、その2個の半球体の断面の中心部分の硬
度の平均値を示す。
包囲層の材料硬度
包囲層の樹脂材料をシート状に作成し、ASTM−2240規格のデュロメータ「タイプD」により測定した。
中間層の材料硬度
上記と同じ測定方法である。
カバーの材料硬度
上記と同じ測定方法である。
ボール硬度
得られたボールに対し、100kg(980N)荷重負荷時の変形量(mm)を計測した。
反発性
公認機関USGAと同タイプの初速度計で初速度を測定した。
飛距離
ドライバー(ブリヂストンスポーツ社製,Tour Stage X−DRIVE TYPE 300 PROSPEC,ロフト角8°)をスウィングロボット(ミヤマエ社製)に装着し、ヘッドスピード(HS)52m/sで打撃した時のトータル飛距離を測定した。スピン量及び初速度は打撃直後のボールを高速カメラにより測定した値である。
アプローチスピン
サンドウェッジ(SW)(ブリヂストンスポーツ社製,Tour Stage X−wedge,ロフト角58°)を用い、HS20m/sにて打撃したときのスピン量を測定した。なお、スピン量は上記の飛距離測定と同じ方法により測定した。
打感
10人のアマチュアゴルファーがティーアップしてドライバーで打撃し、また、パターで打撃し、その際の打感について「軟らかい」と答えた人数によって下記のように評価した。なお、ドライバーは、ブリヂストンスポーツ社製,X−DRIVE TYPE 300 PROSPEC,ロフト角10°を使用し、パターは、同社製,Tour Stage ViQ Model−IIIを使用した。
・1〜3人が軟らかいと判断した場合を「悪い」(×)と評価した。
・4〜6人が軟らかいと判断した場合を「普通」(△)と評価した。
・7〜10人が軟らかいと判断した場合を「良好」(○)と評価した。
Figure 2006326301
Figure 2006326301
表3,4の結果から、比較例1は、コアの中心硬度が硬く形成されており、その結果、ドライバーによるスピン量が多くなりすぎ、飛距離が低下し、打感が硬くなり耐え難かった。比較例2は、コアの表面硬度が軟らかく形成されており、その結果、反発性が低くなり、飛距離が低下し、アプローチのスピン性能が悪かった。比較例3は、コア分布が小さく設計されており、その結果、ドライバーによるスピン量が多くなりすぎ、飛距離が低下し、打感が硬くなり耐え難かった。比較例4は、包囲層が厚く形成されてなり、その結果、ドライバーによるスピン量が増加し、反発性が低くなり、飛距離が低下した。比較例5は、カバーが厚く形成されてなり、その結果、ドライバーによるスピン量が増加し、反発性が低くなり、飛距離が低下した。比較例6は、包囲層、中間層が軟らかく形成されてなり、その結果、ドライバーによるスピン量が多くなりすぎ、反発性が低くなり、飛距離が低下した。比較例7は、中間層が軟らかくてカバーが硬く形成されており、その結果、アプローチのスピン性能が低く、パターによる打感が悪かった。比較例8は、包囲層がないスリーピースのゴルフボールであり、その結果、ドライバーによるスピン量が増加し、反発性が低くなり、飛距離が低下した。比較例9は、ディンプルが適正化されておらず、その結果、飛距離が低下した。
本発明のマルチピースソリッドゴルフボール(4層構造)の概略断面図である。
符号の説明
1 ソリッドコア
2 包囲層
3 中間層
4 カバー層
G ゴルフボール
D ディンプル

Claims (8)

  1. ソリッドコアと、これを被覆する包囲層と、これを被覆する該中間層と、これを被覆し、表面に多数のディンプルが形成されたカバーとを備えたマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、上記ソリッドコアの直径が34.0〜41.0mmであり、その中心硬度がショアD硬度で15〜45であり、その表面硬度がショアD硬度で40〜63であり、中心と表面との硬度差がショアD硬度で10〜40であり、上記包囲層の厚さが0.2〜1.2mmであり、その材料硬度がショアD硬度で45〜65であり、上記中間層の厚さが0.5〜1.5mmであり、その材料硬度がショアD硬度で55〜75であり、かつ上記中間層が上記包囲層及び上記カバーより硬く形成されると共に、上記カバーの厚さが0.6〜1.5mmであり、その材料硬度がショアD硬度で30〜60であり、かつ上記中間層、上記包囲層及び上記カバーの合計厚さが1.5〜3.5mmであることを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。
  2. 上記ソリッドコアが、シス−1,4−結合を60質量%以上含有し、かつ希土類元素系触媒を用いて合成されたポリブタジエンを主材として形成された請求項1記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
  3. 上記包囲層及び上記中間層が、アイオノマー樹脂、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリウレタン又はその混合物から選択される熱可塑性樹脂を主材として形成された請求項1又は2記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
  4. 上記カバーが、熱可塑性又は熱硬化性のポリウレタンを主材として形成された請求項1〜3のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
  5. 上記包囲層、上記中間層及び上記カバーのうち、上記中間層が最も厚く形成された請求項1〜4のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
  6. 上記カバーの材料硬度と上記中間層の材料硬度との差がショアD硬度で2〜30である請求項1〜5のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
  7. 上記中間層の材料にトリメチロールプロパン又はポリヒドロキシポリオレフィンオリゴマーを混合するか、又は中間層表面にプライマー処理を施した請求項1〜6のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
  8. 上記多数ディンプルが、250〜420個であり、かつ、全ディンプルの平均深さ0.125〜0.150mm、その平均直径3.7〜5.0mmを満たし、4種類以上のディンプルを組み合わせて構成された請求項1〜7のいずれか1記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
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