JP2006313208A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 低コスト、コンパクト、かつ、副走査方向の色ズレが最大でも(n−1)/n画素以下となる高画質のカラー画像形成装置が提供される。
【解決手段】 電子写真方式の画像形成装置であって、複数の光源からの光束を、1つの回転多面鏡によりn(n以上の自然数)個の感光体に対して偏向走査する際に、n個の感光体を用いて形成される各トナー像の色ズレ量を検知する。そして、回転多面鏡を構成する複数のミラー面のうち、トナー像ごとの色ズレ量が(n−1)/n画素以下となる回転多面鏡のミラー面によって光源からの光束が偏向走査されるよう、光源の発光タイミングを制御する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成技術に関する。
伝統的なタンデム型のカラー画像形成装置は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色ごとに設けられた感光体上にそれぞれトナー像を形成し、各トナー像を一旦中間転写ベルト上に重ね合わせた後で、記録媒体上に一括転写する。また、このような画像形成装置では、感光体ごとにレーザや回転多面鏡(ポリゴンミラー)が設けられる。例えば、それぞれ色の異なる4つのトナーを用いる場合、感光体および回転多面鏡もそれぞれ4つずつ用意されていた。
ところで、各感光体と走査式光学装置との機械的取り付け誤差や各光学部品の機械的取り付け誤差に起因する各色毎の照射位置ズレおよび感光体や中間転写ベルトの駆動ムラ等により、各トナー画像を重ね合わせた際に色ズレが生じてしまうことがある。
従来、複数の感光体に応じて設けられた複数の走査式光学装置において、各走査式光学装置のビーム検知信号の位相差に応じて各回転多面鏡の回転位相を精度良く調整することで、副走査方向の色ズレを低減する装置が提案されている(特許文献1)。
特開2000−141750号公報
ところで、複数の感光体と同数の走査式光学装置を設ける従来の画像形成装置は、いきおい、高価で大型な装置となってしまう。さらなる低コスト化、小型化を図るためには、複数の光源で1つの回転多面鏡を共用する走査式光学装置が有利である。この走査式光学装置では、1つの回転多面鏡によって複数の光源からのレーザ光を同時に偏向走査して、それぞれ複数の感光体に露光する。
しかしながら、この光学式走査装置では、色ズレ調整のために、特許文献1に記載の技術を適用することができない。なぜなら、1つの回転多面鏡を共用しているため、各色毎に回転多面鏡の回転位相を調整することは、原理的に、不可能だからである。したがって、各色の光束ごとに、回転多面鏡のミラー面を変更することで色ズレ調整を行わなければならない。しかし、この方法では、副走査方向に最大で1画素(1走査ライン間隔)の色ズレが発生してしまうという課題がある。
そこで、本発明は、このような課題および他の課題の少なくとも1つを解決することを目的とする。なお、他の課題については明細書の全体を通して理解できよう。
本発明によれば、電子写真方式の画像形成装置であって、複数の光源からの光束を、1つの回転多面鏡によりn(n以上の自然数)個の感光体に対して偏向走査する際に、n個の感光体を用いて形成される各トナー像の色ズレ量を検知する。そして、回転多面鏡を構成する複数のミラー面のうち、トナー像ごとの色ズレ量が(n−1)/n画素以下となる回転多面鏡のミラー面によって光源からの光束が偏向走査されるよう、光源の発光タイミングを制御する。
本発明によれば、低コスト、コンパクト、かつ、副走査方向の色ズレが最大でも(n−1)/n画素以下となる高画質のカラー画像形成装置が提供される。
[第1の実施形態]
以下に、本発明をタンデム型カラー画像形成装置(プリンタ)に適用した第1の実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係るタンデム型カラープリンタの概略断面図である。カラープリンタ100には、ブラック色の画像を形成する画像形成部101Bkと、シアン色の画像を形成する画像形成部101Cと、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部101Mと、イエロー色の画像を形成する画像形成部101Yの4つの画像形成部(画像形成ユニット)を備えている。これら4つの画像形成部101Bk,101C,101M,101Yは、一定の間隔で一列に配置される。走査式光学装置102は、画像形成部の感光体に対して露光するためのユニットである。中間転写ベルト103は、各色ごとのトナー像が重畳形成される転写体である。転写ローラ104は、中間転写ベルト103上に形成されたトナー像を記録材上に転写するローラである。なお、転写ローラ105Bk,105C,105M,105Yは、感光体上に形成されたトナー像を中間転写ベルト103上に転写するためのローラである。106は、色ズレ量を検知するためのレジストレーション検知センサ(以下、レジセンサという)で、中間転写ベルト103上に形成される各色のレジ補正用パターンを検知して、本実施形態における基準色であるイエローに対する色ズレ量を検知する。ここで、イエローを基準色としているのは、画像形成部101Yが定着器107から最も離れているため、定着器の熱により部品が熱膨張して寸法が変化することの影響が少ないためである。
図2は、実施形態に係る走査式光学装置と画像形成部を示す概略断面図である。各画像形成部101Bk,101C,101M,101Yには、それぞれドラム型の感光体(以下、感光ドラムという)201Bk,201C,201M,201Yが設置されている。各感光ドラム201Bk,201C,201M,201Yの周囲には、一次帯電器202Bk,202C,202M,202Y、現像装置203Bk,203C,203M,203Yなどがそれぞれ配置されている。
各現像装置203Bk,203C,203M,203Yには、それぞれブラックトナー、シアントナー、マゼンタトナー、イエロートナーが収納されている。各感光ドラム201Bk,201C,201M,201Yは、負帯電のOPC感光体でアルミニウム製のドラム基体上に光導電層を有しており、駆動装置(不図示)によって矢印方向(図1における時計回り方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。一次帯電手段としての一次帯電器202Bk,202C,202M,202Yは、帯電バイアス電源(不図示)から印加される帯電バイアスによって各感光ドラム201Bk,201C,201M,201Y表面を負極性の所定電位に均一に帯電する。
現像装置203Bk,203C,203M,203Yは、それぞれ各感光ドラム201Bk,201C,201M,201Y上に形成される各静電潜像に各色のトナーを付着させてトナー像として現像(可視像化)する。
なお、図1に示した転写ローラ105Bk,105C,105M,105Yは、中間転写ベルト103を介して各感光ドラム201Bk,201C,201M,201Yに当接している。
240は走査式光学装置の各光学部品を格納する光学ケースである。241は上フタで、光学ケース240に取り付けることで、走査式光学装置102を密封し、走査式光学装置102内に埃やトナー等の進入を防止している。上フタ241には、各感光ドラム201Bk,201C,201M,201Yに対応した位置にスリット状の開口部が設けられており、透明部材である防塵ガラス243Bk,243M,243M,243Yが取り付けられている。このため、防塵ガラス243Bk,243M,243M,243Yを通して各感光ドラム201Bk,201C,201M,201Yに走査光を露光することが可能であるが、走査式光学装置102内に埃やトナー等の進入を防止することができる。
光学ケース240内には、回転多面鏡としてのポリゴンミラー210である。ポリゴンミラー210は、不図示のモータを一定速度で回転させることで、半導体レーザ(図4のレーザ402、403)から射出された光束を偏向走査する。221は、第1の結像レンズで、第2の結像レンズ222,223と共に、レーザ光を等速走査させるとともに感光ドラム上でスポット結像させるためのfθレンズである。なお、第1の結像レンズ221は、複数の半導体レーザから射出された光束が互いに異なる角度で入射するため、シリンダーレンズで構成している。また、副走査方向には、第1の半導体レーザ(図4のレーザ402)の光束を第2の結像レンズ222で結像させ、また、第2の半導体レーザ(図4のレーザ403)の光束を第2の結像レンズ223で結像させる。
224〜226は、光束を所定の方向へ反射する折り返しミラーである。とりわけ、224は第1の半導体レーザの光束に対して配置された最終折り返しミラーである。225は、第2の半導体レーザの光束に対して配置された分離用折り返しミラーである。226は、第2の半導体レーザの光束に対して配置された最終折り返しミラーである。このように、分離用折り返しミラー225と最終折り返しミラー226により、第2の半導体レーザの光束を複数回反射させることで、少ないスペースを有効活用して、第1の半導体レーザの光束と実質的に同一の光路長にできる。
一方、ポリゴンミラー210の反対側には、第3、第4の半導体レーザ(図5のレーザ512、513)に対応した第1の結像レンズ231、第2の結像レンズ232,233、第4の半導体レーザの光束に対して配置された最終折り返しミラー234、第3の半導体レーザの光束に対して配置された分離用折り返しミラー235および最終折り返しミラー36が配置されている。このように、分離用折り返しミラー235と最終折り返しミラー236により、第3の半導体レーザの光束を複数回反射させることで、少ないスペースを有効活用して第4の半導体レーザの光束と実質的に同一の光路長にできる。このため、走査式光学装置102をコンパクト化することが可能である。
図3は、走査式光学装置の全体構成を示す斜視図である。図4,5は、レーザホルダ部の断面図である。図中、301は、レーザホルダで、光源である半導体レーザ(シングルビームレーザ)402,403を鏡筒保持部301a,301bに圧入して保持している。鏡筒保持部301a,301bは、半導体レーザ402,403の光路を互いに副走査方向に所定角度θを持って交差するように光軸を傾斜させて構成されている。また、これらの鏡筒における外形の一部が一体化されている。このため、半導体レーザ402,403の間隔を近接して保持することが可能である。鏡筒保持部301a,301bの先端側には、各半導体レーザ402,403に対応する絞り部401c,401dが設けられ、半導体レーザ402,403から射出された光束を所望の最適なビーム形状に成形している。鏡筒保持部301a,301bのさらに先端には、コリメータレンズ406,407の接着部401e,401fが主走査方向に各2箇所設けられている。ここで、コリメータレンズ406,407は、絞り部401c,401dを通過した各光束を略平行光束に変換するものである。コリメータレンズ406,407は、照射位置やピントをレーザ光の光学特性を検知しながら調整を行い、位置が決定すると紫外線硬化形の接着剤を紫外線照射することで接着部401e,401fに接着固定される。
光学ケース240の側壁には、レーザホルダ301を位置決めするための勘合穴部および長穴部が副走査方向に設けられており、レーザホルダ301の鏡筒保持部301a,301bの外形部に設けられた勘合部を勘合させて取り付けられるようにしている。このように、半導体レーザ402,403を保持して光路を形成する鏡筒保持部301a,301bの外形部に設けられた勘合部を勘合させて光学ケース240にレーザホルダ301を取り付けているので、半導体レーザ402,403と光学ケース240に格納された各光学部品との位置関係を精度良く保証することができる。
レーザホルダ311は、レーザホルダ301と同一部品であり、半導体レーザ512,513を鏡筒保持部511a,311bに圧入して保持している。電気回路基板314は、半導体レーザ402,403,512,513に電気的に接続されており、レーザ駆動回路含まれている。305,315は、電気回路基板314上に設けられたBD(Beam Detect)センサである。BDセンサ305、315は、ポリゴンミラー210により反射された光束を検知して主走査方向の同期信号を出力する。これにより、画像端部の走査開始位置のタイミングを調整することができる。ここで、鏡筒保持部511a,311bは、半導体レーザ512,513の光路を互いに副走査方向に所定角度θを持って交差するように光軸を傾斜させて設けられており、鏡筒の外形の一部が一体化されている。鏡筒保持部511a,311bの先端側には各半導体レーザ512,513に対応する絞り部511c,511dが設けられ、半導体レーザ512,513から射出された光束を所望の最適なビーム形状に成形している。鏡筒保持部511a,311bのさらに先端には、コリメータレンズ516,517の接着部511e,511fが主走査方向に各2箇所設けられている。ここで、コリメータレンズ516,517は、コリメータレンズ406,407と同様に、照射位置やピントの調整を行い、接着部511e,511fに接着固定される。
ここで、レーザホルダ311のBDスリット部315gをレーザホルダ301と逆側に配置し、また、レーザホルダ301のBDスリット部305gをレーザホルダ311と逆側に配置するため、レーザホルダ311は、レーザホルダ301を180度回転させた状態で、半導体レーザ512の位置が半導体レーザ403の隣に、半導体レーザ513の位置が半導体レーザ402の隣になるように、光学ケース240の同一面に配置されている。このため、半導体レーザ402,403と半導体レーザ512,513の主走査方向の間隔を、ポリゴンミラー210の対向する走査光学系への反射面に合わせて短く配置することが可能となる。
このように、半導体レーザ402,403,512,513を同一方向に配置した場合にもポリゴンミラー210により走査可能な角度を広くできるため、走査光学系の光路長を短くできる。また、ポリゴンミラー210をはさんだレーザホルダ301,311を配置した面の逆側は、入射系の部品がないため、ポリゴンミラー210に近づけることで走査式光学装置をコンパクトにすることが可能となる。
レーザホルダ311の光学ケース240に対する位置決めもレーザホルダ301と同様になされている。このため、半導体レーザ512,513と光学ケース240に格納された各光学部品との位置関係を精度良く保証することができる。
308は、副走査方向のみに所定の屈折力を有しているシリンドリカルレンズであり、半導体レーザ402,403から射出された光束に対応するレンズ部308a,308bが一体成形されている。309は、BDレンズであり、前述のBDセンサ305の受光面にポリゴンミラー210に反射された光束を結像している。ここで、BDセンサ305の直前にはレーザホルダ301に設けられたBDスリット部305gが配置されている。BDスリット部305gは、主走査方向に狭く副走査方向に長い開口であるため、BDセンサ305に受光される光束を主走査方向に規制することで主走査方向に精度良く光束を検知することができる。なお本実施形態では、半導体レーザ402に対応した位置にBDセンサ305およびBDスリット部305gが設けられているが、半導体レーザ403に対応したBDセンサは設けられていない。これは、半導体レーザ402,403が副走査方向に1つのレーザホルダ301に設けられているため、半導体レーザ403による画像端部の走査開始位置のタイミングは半導体レーザ402と同じタイミングとすることができるためである。
318は、副走査方向のみに所定の屈折力を有しているシリンドリカルレンズであり、半導体レーザ512,513から射出された光束に対応するレンズ部318a,318bが一体成形されている。319は、BDレンズで、前述のBDセンサ315の受光面にポリゴンミラー210に反射された後に反射ミラー230でもう一度反射された光束を結像している。ここで、BDセンサ315の直前には、レーザホルダ311に設けられたBDスリット部315gがある。BDスリット部315gは、主走査方向に狭く副走査方向に長い開口であるため、BDセンサ15に受光される光束を主走査方向に規制することで主走査方向に精度良く光束を検知することができる。なお本実施形態では、半導体レーザ512に対応した位置にBDセンサ315およびBDスリット部315gが設けられているが、半導体レーザ513に対応したBDセンサは設けられていない。これは、半導体レーザ512,513が副走査方向に1つのレーザホルダ311に設けられているため、半導体レーザ513による画像端部の走査開始位置のタイミングは半導体レーザ512と同じタイミングとすることができるためである、
次に、半導体レーザ402,3,12,13から射出された光束が各感光ドラム201Bk,201C,201M,201Yに走査光E1,E2,E3,E4として露光されるまでの流れを説明する。
半導体レーザ402,403から射出された光束は、レーザホルダ301の絞り部401c,401dによってその光束断面の大きさが制限され、コリメータレンズ406,407により略平行光束に変換され、シリンドリカルレンズ308のレンズ部308a,308bに入射する。シリンドリカルレンズ308に入射した光束は、主走査断面内においてはそのままの状態で透過され、一方、副走査断面内においては収束してポリゴンミラー210の同一面にほぼ線像として結像する。この際、副走査方向に角度θを持って斜入射される。そして、ポリゴンミラー210が回転することで偏向走査しながら、副走査方向に角度θを持って射出される。ポリゴンミラー210から射出された2本の光束のうち、半導体レーザ402から射出した光束は、レーザホルダ301に設けられたBDスリット部305gを通り、BDセンサ305に受光される。この際、光束を主走査方向に規制することで主走査方向に精度良く光束を検知することができる。BDセンサ305は、半導体レーザ402から射出した光束を検知して同期信号を出力し、半導体レーザ402,403による画像端部の走査開始位置のタイミングを調整する。
ここで、半導体レーザ402,403が副走査方向に1つのレーザホルダ1に設けられているため、半導体レーザ403による画像端部の走査開始位置のタイミングは、半導体レーザ402と実質的に同じタイミングとすることができる。タイミング調整されて半導体レーザ402,403から射出された光束は、第1の結像レンズ221を透過する。
その後、半導体レーザ402から射出した光束は第2の結像レンズ222を透過して最終折り返しミラー224によって反射され、防塵ガラス243Bkを透過して感光ドラム201Bkに走査光E1として露光される。一方、半導体レーザ403から射出した光束は分離用折り返しミラー225により下側に反射された後、第2の結像レンズ223を透過して最終折り返しミラー226によって反射され、防塵ガラス243Mを透過して感光ドラム201Cに走査光E2として露光される。
また、半導体レーザ512,513から射出された光束はレーザホルダ311の絞り部511c,511dによってその光束断面の大きさが制限され、コリメータレンズ516,517により略平行光束に変換され、シリンドリカルレンズ318のレンズ部318a,318bに入射する。シリンドリカルレンズ318に入射した光束は、主走査断面内においてはそのままの状態で透過され、副走査断面内においては収束してポリゴンミラー210の同一面にほぼ線像として結像する。この際、副走査方向に角度θを持って斜入射される。そして、ポリゴンミラー210が回転することで偏向走査しながら、副走査方向に角度θを持って射出される。ポリゴンミラー210から射出された2本の光束のうち、半導体レーザ512から射出してポリゴンミラー210に反射された光束は、反射ミラー230でもう一度反射した後レーザホルダ311に設けられたBDスリット部315gを通り、BDセンサ315に受光される。この際、光束を主走査方向に規制することで主走査方向に精度良く光束を検知することができる。BDセンサ315は、半導体レーザ512から射出した光束を検知して同期信号を出力し、半導体レーザ512,513による画像端部の走査開始位置のタイミングを調整する。
ここで、半導体レーザ512,513は、副走査方向に1つのレーザホルダ311に設けられているため、半導体レーザ513による画像端部の走査開始位置のタイミングは半導体レーザ512と実質的に同じタイミングとすることができる。タイミング調整されて半導体レーザ512,513から射出された光束は、第1の結像レンズ231を透過する。
その後、半導体レーザ512から射出した光束は、分離用折り返しミラー235により下側に反射された後、第2の結像レンズ233を透過して最終折り返しミラー236によって反射され、防塵ガラス243Mを透過して感光ドラム201Mに走査光E3として露光される。一方、半導体レーザ513から射出した光束は第2の結像レンズ232を透過して最終折り返しミラー234によって反射され、防塵ガラス243Yを透過して感光ドラム201Yに走査光E4として露光される。
図6は、実施形態に係るタンデム型カラープリンタのブロック図である。システム制御部601は、CPU,ROM、RAMまたはASICなどにより構成され、カラープリンタ100の画像形成処理(レジ補正用パターンの形成処理も含む)や、転写用紙の搬送処理などを制御する。例えば、レジ補正用パターンを形成する場合、システム制御部601が、電気回路基板314に含まれるレーザ駆動回路にレーザ発光の指示を行うことで、各色のレジ補正用パターンを各感光ドラム201Bk,201C,201M,201Yに露光し、一次帯電器202Bk,202C,202M,202Yにより帯電された各感光ドラム201Bk,201C,201M,201Y上に静電潜像を形成する。その後、現像装置203Bk,203C,203M,203Y内で摩擦帯電された各色のトナーを静電潜像に付着させることで各感光ドラム201Bk,201C,201M,201Y上に各色のレジ補正用パターンのトナー像が形成され、トナー像は各感光ドラム201Bk,201C,201M,201Y上から各一次転写ニップ部にて中間転写ベルト103上に転写される。システム制御部601内に設けられたメモリ602は、レジセンサ106により検知された基準色(イエロー)に対する色ズレ量を記憶する。画像形成時には、システム制御部601が各色に対応するポリゴンミラー210のミラー面を選択して露光制御することで、レジ補正を行えるようにしている。
次に、n個の感光ドラムに1つのポリゴンミラーで偏光走査するカラー画像形成装置において、レジ補正することで、色ズレ量を最大
(n−1)/n画素以下
にするための、レジストレーション補正量の決定方法(すなわち、ポリゴンミラー210のミラー面の選択方法)について説明する。
図7は、実施形態に係る色ズレ補正処理の例示的なフローチャートである。ポリゴンミラー210のミラー面の選択処理は、例えば、カラープリンタ100の電源投入時、所定枚数の転写用紙のプリント後、または、所定時間経過後に行われることが望ましいが、他のタイミングにおいて実行してもよい。
本実施形態では、感光ドラムは201Bk,201C,201M,201Yの4つであるため、色ズレ量を最大
(4−1)/4=0.75画素以下
となるように、レジストレーション補正量となるポリゴンミラー210のミラー面を選択する。
ステップS701において、システム制御部601は、中間転写ベルト103上に形成される各色のレジ補正用パターンをレジセンサ106にて検知させることで、基準色(イエロー)に対する各色の色ズレ量を検知する。色ズレ量は、トナー像の形成位置のずれとして
認識される。
ステップS702において、システム制御部601は、基準色(イエロー)に対する他の各色の色ズレ量が±0.5画素の範囲内に収まる場合において、各色の色ズレ量を大きい順にA,B,Cとしてメモリ602に記憶する。
図8は、実施形態に係る色ズレ量の記憶例を示す図である。図8の例では、ブラックトナーBkの色ズレ量は、「+0.45」であり、最も大きいので最大値Aとしてメモリ602に記憶される。マゼンタトナーMの色ズレ量は、「−0.35」であり、最も小さいので最小値Cとして記憶される。また、シアントナーCの色ズレ量は、「+0.40」であり、最大値でも最小値でもないので中間的な値Bとして記憶される。なお、イエロートナーYの色ズレ量については、その性質上0となることは明らかであるため、メモリ602に記憶する必要性は低いが、イエロートナーYを基準として他の色のトナーについて色ズレ量を算出していることをわかり易くするために図示している。
ステップS703において、システム制御部601は、検出された色ズレ量の最大値(A)と最小値(C)との差が0.75を超えるか否かを判定する。ここで、0.75を超えないと判定された場合は、既に色ズレ量が許容範囲(0.75画素)内にあるため、ポリゴンミラー210のミラー面と、各色に対応する光ビームとの組み合わせは修正不要である。よって、本フローチャートの処理を終了する。
一方、0.75を超えると判定された場合、現時点におけるポリゴンミラー210のミラー面の組み合わせは不適当である。ちなみに、この場合は、色ズレ量の最大値Aは、イエローよりプラス側にあり、かつ、
A≧0.25画素
を満たす(なぜなら、Cが取りうる最も小さい値は−0.5だからである。)。さらに、色ズレ量の最小値Cは、イエローよりマイナス側にあり、かつ、
C≦−0.25画素
である(なぜならAのとりうる最も大きい値は+0.5だからである。)。
ステップS704において、システム制御部601は、検知された色ズレ最大値Aでも最小値Cでもない、色ズレ量Bが正の値か否かを判定する(すなわち、B>0?)。正の値であれば、イエローよりプラス側にAとBがあるため、ステップS705に進む。そうでなければ、ステップS708に進む。
ステップS705において、システム制御部601は、BとCのどちらがイエローに対して色ズレ量が小さいかを判断する。例えば、BとCの絶対値との差が正か否かを判定する(すなわち、B−|C|>0?)。この差が正の値であれば、ステップS706に進み、そうでなければ、ステップS707に進む。
ステップS706において、システム制御部601は、色ズレ量を減少させるべく、AとBの値をそれぞれ1だけ減算してメモリ602に書き込む。これにより、レジセンサ106により検出された色ズレ量が最大(A)であったトナーと、色ズレ量が中間的な値(B)であったトナーについて、ポリゴンミラー210のミラー面を1つ後のマイナス側に変更させる。なお、1だけ減算するのは、ポリゴンミラーの1つのミラー面は、副走査方向の1ドット(ライン)に対応しているからである。例えば、あるミラー面により副走査方向のあるラインを形成したとすると、その隣のミラー面により隣のラインが形成されるのである。また、ポリゴンミラーを一定の速度で回転させる場合は、原理的に、1ドット単位でしか、副走査方向の色ずれを修正できないことも理由の一つである。
なぜなら、BとCの絶対値との差が正であれば、BよりもCの方がイエローに対する色ズレ量が小さいからである。すなわち、
B>0.25となり、その結果、
|C+1|>|B−1|となるためである。イエロー以外の色の色ズレ量は、いずれも負となり、そのうち補正後の最小値はB−1となる(Bのトナーが最もイエローからずれていることになる。)。
B−1>−0.75
であるため、
補正後の最大値(この値は、イエローの0となる。) − 補正後の最小値(B−1)<0.75画素
を満たす。よって、4色のトナー間の色ズレ量が0.75画素内に収まったことになるので、本フローチャートを終了する。
一方、ステップS705でNoであれば、Bのイエローに対する色ズレ量がCと同等以下であり、
|C+1|≦|B−1|
となる。よって、ステップS707において、システム制御部601は、色ズレ量が少なくなるようにCに1を加えてメモリ602に記憶する。これにより、レジセンサ106により検出された色ズレ量が最小(C)であったトナーについて、ポリゴンミラー210のミラー面を1つ前のプラス側に変更させることになる。これで色ズレ量の最大値は、C+1となり、しかも、
C+1≦0.75
であるため、
色ズレ量の最大値(C+1) − 最小値(これはイエローの0となる)≦0.75画素
となり、本フローチャートを終了する。
ところで、S704において、Noであれば、イエローよりマイナス側にBとCがあることになる。そこで、ステップS708において、システム制御部601は、AとBのどちらがイエローに対する色ズレ量がより小さいかを判断する。例えば、検出された色ズレ量の最大値Aと、中間的な値Bの絶対値との差が0以上であるかどうかを判定する(すなわち、A−|B|≧0?)。検出された色ズレ量の最大値Aと、中間的な値Bの絶対値との差が0以上であれば、ステップS709に進む。
ステップS709において、システム制御部601は、Aの値を1だけ減算し、メモリ602に記憶する。これにより、レジセンサ106により検出された色ズレ量が最大(A)であったトナーについて、ポリゴンミラー210のミラー面を1つ後のマイナス側に変更させる。
すなわち、A−|B|≧0であれば、Bのトナーのイエローに対する色ズレ量が、Aと同等以下であり、しかも、
|A−1|≦|B+1|
となる。そのため、Aのトナーについて、ポリゴンミラー210のミラー面を1つ後のマイナス側に変更させることになる。これで、4つのトナーの色ズレ量は、イエローの0が最大値となり、A−1が最小値となり、しかも、
A−1≧−0.75
である。よって、色ズレ量の
最大値(イエローの0)−最小値≦0.75画素
となるため、色ズレ量の補正を終了する。
もし、ステップS708において、Noであれば、Bのトナーよりも、Aのトナーの方がイエローに対する色ズレ量が小さいことになる。また、
B<−0.25となり、
|A−1|>|B+1|
となる。よって、ステップS710に進み、システム制御部601は、色ズレ量が少なくなるようにB+1,C+1としてメモリ602に記憶する。これにより、レジセンサ106により検出された色ズレ量が最小(C)であったトナーと、色ズレ量が中間的な値(B)であったトナーについて、ポリゴンミラー210のミラー面を1つ前のプラス側に変更させる。これで、補正後の最大値は、C+1で、補正後の最小値がイエローの0となり、また、
C+1<0.75
であるため、
補正後の最大値−補正後の最小値<0.75画素
となる。よって、色ズレ量の補正処理を終了する。
こうして、各トナー間の色ズレが最大でも0.75画素に収まるように、ポリゴンミラー210のミラー面が選択される。
図9は、補正後の色ズレ量についての記憶例を示す図である。この補正量は、図8に例示した色ズレ量が検知された場合のものである。すなわち、最大値(+0.45)−最小値(−0.35)=+0.80となり、ステップS703の条件を満たす。続いて、Bの値(+0.40)は正なので、ステップS704の条件を満たす。また、B−|C|は、+0.40−|−0.35|=+0.75なので、ステップS705の条件も満たす。よって、ステップS706において、Bkトナーについての色ズレ量Aと、Cトナーについての色ズレ量Bとがそれぞれ、1.00だけ減算される。
図10は、実施形態に係るレジ補正の一例を示すフローチャートである。なお、本フローチャートは、基準となった色(上述の例ではイエロー)を除く他の色について実行される。
プリントスタートの信号が入力されると、ステップS1001において、システム制御部601は、補正後の色ズレ量をメモリ602から読み出す。
ステップS1002において、ステップS1001において、システム制御部601は、読み出した色ズレ量が−0.5未満であるかどうかを判定する。以下であれば、ステップS1003に進む。
ステップS1003において、システム制御部601は、当該色についてのミラー面として、基準色(例:イエロー)のミラー面に対して1つ後のミラー面を選択する。すなわち、一つ後のミラー面に光ビームが当たるようにシステム制御部601は、レーザの発光タイミングを制御する。
一方、色ズレ量が−0.5以上であれば、ステップS1004において、システム制御部601は、色ズレ量が0.5を超えるかどうかを判定する。超えない場合は、ミラー面を新しく選択する必要はないので、本サブルーチンを終了する。一方、超える場合は、ステップS1005において、システム制御部601は、当該色についてのミラー面として、基準色(例:イエロー)のミラー面に対して1つ前のミラー面を選択する。すなわち、一つ前のミラー面に光ビームが当たるように、システム制御部601は、レーザの発光タイミングを制御する。
このように、本実施形態では、メモリ602に記憶された基準色であるイエローに対する色ズレ量から、各色について好適なポリゴンミラー210のミラー面を選択することができる。その後、システム制御部601は、選択したミラー面(発光タイミング)の情報を電気回路基板14に対して制御指示する。次に、電気回路基板14のレーザ駆動回路は、システム制御部601からの制御指示に従い、選択されたポリゴンミラー210のミラー面に合わせて半導体レーザ402,403,512,513からレーザ光束を射出させる。このように、ポリゴンミラー210のミラー面を選択して露光することで、レジ補正を行った画像形成が可能となる。その際の色ズレ量は
(4−1)/4=0.75画素以下
で、かつ、概ね最小の値にすることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るカラー画像形成装置は、1つのポリゴンミラー210で複数の半導体レーザ402,403,512,513から射出されたレーザ光を同時に偏向走査して、複数の感光ドラム201Bk,201C,201M,201Yにそれぞれ照射して露光を行う。これにより、部品点数が削減されるので、走査式光学装置102を、低コスト化および小型化することが可能となる。しかも、分離用折り返しミラー225と最終折り返しミラー226とにより、半導体レーザ403の光束を複数回反射させ、一方で、分離用折り返しミラー235と最終折り返しミラー236とにより、半導体レーザ512の光束を複数回反射させることで、少ないスペースを有効活用して他の光束と実質的に同一の光路長にできる。そのため、走査式光学装置をさらに小型コンパクト化することが可能となる。このため、カラープリンタ100もトータルとして、低コスト化、小型化することが可能である。
また、色ズレ量が小さくなるように、各トナーごとにポリゴンミラー210のミラー面を選択することにより、好適にレジ補正を実行できる。すなわち、レジセンサ106により検知された基準色(例:イエロー)に対する色ズレ量をメモリ602に記憶しておき、画像形成時には、システム制御部601が各色に対応するポリゴンミラー210のミラー面を選択して露光制御することで、副走査方向の色ズレ量を
(n−1)/n画素以下
とすることができる(nは2以上の自然数。)。このため、最大で1画素の色ズレが生じてしまう従来のカラー画像形成装置よりも、カラープリンタ100を高画質化することが可能となる。
また、基準色として、定着装置107からの熱の影響を最も受けにくい位置に配置された現像装置203Yに保持されているトナーの色であるイエローとすることで、定着装置の熱により部品が熱膨張の悪影響を抑制している。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、第1の実施形態におけるポリゴンミラー210のミラー面選択処理についての他の例に関するものである。なお、既に説明した個所には同一の参照符号を付すことにより説明を簡潔に行う。
図11は、実施形態に係る他の色ズレ補正処理の例示的なフローチャートである。上述したように、システム制御部601は、ステップS701ないしS703を実行する。その結果、ステップS703において、色ずれ量の最大値と最小値との差が0.75を超える場合には、以下のステップS1104に進む。
ステップS1104において、システム制御部601は、中間的な色ずれ量Cの値が正であるかどうかを判定する。正であれば、ステップS1105に進み、システム制御部601は、Cに1を加算し、メモリ602に記憶する。つまり、中間的な色ずれ量Cとなった色について、ポリゴンミラー210のミラー面を1つ前のプラス側に変更させることになる。これで補正後の最大値はC+1となり、補正後の最小値がイエローの0となる。また、
C+1≦0.75
であるため、色ズレ量の
最大値−最小値≦0.75画素
となるため、本処理を終了する。
一方、ステップS1104において、Bの値が正でない場合、ステップS1106に進み、システム制御部601は、Aの値から1つ減算してなる値をメモリ602に記憶する。つまり、色ずれ量Aに対応する色についてのミラー面を、1つ後のマイナス側に変更させることになる。これは、BとCに対応する色は、イエローよりマイナス側にずれているためである。これで補正後の最大値はイエローの0で、最小値はA−1となり、かつ、
A−1≧−0.75
であるため、色ズレ量の
最大値−最小値≦0.75画素
となる。よって本処理を終了する。
このように、第2の実施形態においても、色ズレ量が最大でも
(4−1)/4=0.75画素以下
となるように、ポリゴンミラー210のミラー面を選択できる。よって、カラープリンタ100を従来よりも高画質化することが可能である。
[他の実施形態]
第一の実施形態および第二の実施形態の走査式光学装置において、1枚のポリゴンミラーに対して両側にそれぞれ2本のレーザ光束が入射し、4つの感光ドラムを露光する方式について説明したが、1枚のポリゴンミラーの片側に4本のレーザ光束を入射し、4つの感光ドラムを露光するカラー画像形成装置であっても、本発明を適用できることはいうまでもない。
上述の実施形態では、4つの感光体にたいして、1つ回転多面鏡を適用するものであった。しかしながら、本発明は、これに限定されることはなく、n(nは2以上の自然数)の感光体に対して、m(mは、1以上かつn未満の自然数)個の回転多面鏡を用いる画像形成装置に適用可能である。
実施形態に係るタンデム型カラープリンタの概略断面図である。 実施形態に係る走査式光学装置と画像形成部を示す概略断面図である。 走査式光学装置の全体構成を示す斜視図である。 図4は、レーザホルダ部の断面図である。 図5は、レーザホルダ部の断面図である。 実施形態に係るタンデム型カラープリンタのブロック図である。 実施形態に係る色ズレ補正処理の例示的なフローチャートである。 実施形態に係る色ズレ量の記憶例を示す図である。 補正後の色ズレ量についての記憶例を示す図である。 実施形態に係るレジ補正の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る他の色ズレ補正処理の例示的なフローチャートである。

Claims (8)

  1. 電子写真方式の画像形成装置であって、
    それぞれ異なるトナー像を担持するためのn(n以上の自然数)個の感光体と、
    前記n個の感光体のそれぞれに潜像を形成するためのn個の光源と、
    前記n個の光源から射出される光束をそれぞれ対応する前記感光体に対して偏向走査する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡による偏向走査によって前記感光体上に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、
    前記感光体上に形成された前記各トナー像が転写される転写体と、
    前記転写体上に形成された前記各トナー像について色ズレ量を検知する検知手段と、
    前記トナー像ごとの前記色ズレ量が(n−1)/n画素以下となるように、前記感光体ごとの偏向走査に用いられる前記回転多面鏡のミラー面を選択する選択手段と、
    前記選択されたミラー面により前記光源からの光束が偏向走査されるよう該光源の発光タイミングを制御する制御手段と
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検知手段は、所定色のトナー像に対する他の色のトナー像についての色ズレ量を検知する手段であり、前記選択手段は、前記所定色に対応する前記回転多面鏡のミラー面を基準として、前記他の色に対応する前記回転多面鏡のミラー面を選択する手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定色は、前記複数の色のうち、前記画像形成装置における定着熱の影響を最も受けにくい位置に配置された現像装置に保持されているトナーの色であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記選択手段は、
    前記各色ごとの前記色ずれ量を大きい順から順にA、B、Cとしたときに、
    Bが正であって、かつ、B−|C|が正であれば、AおよびBに対応する色について、前記所定色に対応するミラー面の回転方向における1つ後のミラー面を選択し、
    Bが正であって、かつ、B−|C|が正でなければ、Cに対応する色について、前記所定色に対応するミラー面の回転方向における1つ前のミラー面を選択し、
    Bが正でなく、かつ、A−|B|が0以上であれば、Aに対応する色について、前記所定色に対応するミラー面の回転方向における1つ後のミラー面を選択し、
    Bが正でなく、かつ、A−|B|が0以上でなければ、BおよびCに対応する色について、前記所定色に対応するミラー面の回転方向における1つ前のミラー面を選択する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記選択手段は、
    前記各色ごとの前記色ずれ量を大きい順から順にA、B、Cとしたときに、
    Bが正であれば、Cに対応する色について、前記所定色に対応するミラー面の回転方向における1つ前のミラー面を選択し、
    Bが正でなければ、Aに対応する色について、前記所定色に対応するミラー面の回転方向における1つ前のミラー面を選択する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  6. 前記各光源から、対応する前記感光体までの光路長を実質的に等しくすべく、前記回転多面鏡により偏向走査された光束を反射させる複数の反射部材をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の画像形成装置。
  7. 電子写真方式の画像形成装置であって、
    複数の光源からの光束を、1つの回転多面鏡によりn(n以上の自然数)個の感光体に対して偏向走査する光学走査手段と、
    前記n個の感光体を用いて形成される各トナー像の色ズレ量を検知する検知手段と、
    前記回転多面鏡を構成する複数のミラー面のうち、前記トナー像ごとの前記色ズレ量が(n−1)/n画素以下となる前記回転多面鏡のミラー面によって前記光源からの光束が偏向走査されるよう、前記光源の発光タイミングを制御する制御手段と
    を含む画像形成装置。
  8. 複数の光源からの光束を、1つの回転多面鏡によりn(n以上の自然数)個の感光体に対して偏向走査する光学走査装置を有する電子写真方式の画像形成装置の制御方法であって、
    前記n個の感光体を用いて形成される各トナー像の色ズレ量を検知するステップと、
    前記回転多面鏡を構成する複数のミラー面のうち、前記トナー像ごとの前記色ズレ量が(n−1)/n画素以下となる前記回転多面鏡のミラー面によって前記光源からの光束が偏向走査されるよう、前記光源の発光タイミングを制御するステップと
    を含む画像形成装置の制御方法。
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