JP2000141750A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

Info

Publication number
JP2000141750A
JP2000141750A JP10318732A JP31873298A JP2000141750A JP 2000141750 A JP2000141750 A JP 2000141750A JP 10318732 A JP10318732 A JP 10318732A JP 31873298 A JP31873298 A JP 31873298A JP 2000141750 A JP2000141750 A JP 2000141750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beam detection
detection signal
circuit
phase difference
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10318732A
Other languages
English (en)
Inventor
Takami Maeda
隆己 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10318732A priority Critical patent/JP2000141750A/ja
Publication of JP2000141750A publication Critical patent/JP2000141750A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 副走査方向のレジストレーションずれを高精
度に補正することができるカラー画像形成装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 複数のレーザ走査ユニット11〜14を
備えるカラー画像形成装置であって、各レーザ走査ユニ
ットに備えた回転多面鏡で偏向されたレーザビームを受
光して発生する各ビーム検出信号の位相差を測定する位
相差測定回路10と、回転多面鏡を回転させる回転多面
鏡駆動モータの回転制御を行うPLL制御回路51〜5
4と、画素データ処理を行う際の基本クロックとなるド
ットクロックを分周してPLL制御回路への基準クロッ
クを生成する分周回路71〜74と、分周回路の動作を
一時的に停止させるパルスを発生するパルス発生回路8
1〜84と、PLL制御回路への基準クロックの位相を
位相差測定回路により測定したビーム検出信号の位相差
に応じて独立に制御する制御部9とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のレーザ走査
ユニットを備え、複数の感光体を各々走査して各感光体
に形成する画像の副走査方向レジストレーションを制御
するカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、4色分の露光ユニットと現像ユニ
ットを設け、搬送される中間転写ベルト上に各色トナー
像を順次転写後、搬送される用紙に一括転写するタンデ
ム方式のカラー画像形成装置においては、露光ユニット
と現像ユニットを有する各色毎の画像形成部で別々に形
成したトナー像を中間転写ベルト(画像搬送部)上に重
ね合わせるが、各露光ユニットや現像ユニットの機械的
取付け誤差および各レーザビームの光路長誤差、感光体
や中間転写ベルトの駆動むら等により、各色画像のレジ
ストレーションが合わなくなる。このため、従来より、
各現像ユニットから中間転写ベルト上に形成されたレジ
ストレーション補正用パターン画像をCCDセンサ等で
読み取り、各色に対応するレジストレーションずれを検
出し、画像書込みタイミング信号等の調整を行ったりし
てレジストレーションずれの補正を行っていた。このレ
ジストレーションずれを解消して高精度のカラー画像を
形成するカラー画像形成装置を得るためには、副走査方
向のレジストレーションずれを1画素以下の精度で補正
することが要求される。
【0003】副走査方向のレジストレーションずれを補
正する方法として、回転多面鏡駆動モータの回転位相を
制御する方法等が提案されている。回転多面鏡駆動モー
タは、回転数検出信号FGとモータ用基準クロックとに
基づいてPLL制御を行うことで、回転数が一定になる
ように制御される。しかしながら、回転数を検出するホ
ール素子の取付け誤差や、回転多面鏡(ポリゴンミラ
ー)の取付け誤差等により、PLL制御のみでは、各回
転多面鏡駆動モータの回転数を一致させることはできて
も、回転多面鏡(ポリゴンミラー)の反射面方向の同期
をとることはできない。従って、回転多面鏡(ポリゴン
ミラー)により走査されるレーザビームを受光して得ら
れるビーム検出信号は、位相がずれた状態であり、その
結果、感光体に対する露光位置がずれ、副走査方向の色
ずれとなって発生する。従って、これを防ぐためにはビ
ーム検出信号の位相を一致させる必要がある。
【0004】一方、副走査方向のレジストレーションず
れを補正する技術が、例えば特開平7―160084号
公報に開示されており、この公報には、独立に動作する
各走査ユニットにおいて、各回転多面鏡駆動モータの位
相制御の状態に応じて、各走査ユニット間の同期回路を
構成し、副走査方向の書き込みタイミング信号を1画素
以下の精度で生成することが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されている従来のカラー画像形成装置における
レジストレーション調整方法においては、各走査ユニッ
トから走査されるレーザビームを受光して得られる、主
走査方向の画像信号の書き込みタイミングをとるための
ビーム検出信号を初期状態で一致させる方法が明示され
ておらず、また、1画素以下の精度で調整できるが、4
分の1画素の単位といったように1画素を整数分の1で
分割した単位すなわち不連続的な単位でしか調整できな
かった。
【0006】このカラー画像形成装置では、レーザ走査
ユニットの回転多面鏡駆動モータの回転を高精度で制御
して各ビーム検出信号の位相を調整することにより、副
走査方向のレジストレーションずれを高精度に補正する
ことが要求されている。
【0007】本発明は、副走査方向のレジストレーショ
ンずれを高精度に補正することができるカラー画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のカラー画像形成装置は、複数のレーザ走査ユ
ニットを備えるカラー画像形成装置であって、複数のレ
ーザ走査ユニットに備えた回転多面鏡で偏向されたレー
ザビームを受光して発生する各々のビーム検出信号の位
相差を測定する位相差測定回路と、回転多面鏡を回転さ
せる回転多面鏡駆動モータの回転制御を行うPLL制御
回路と、画素データ処理を行う際の基本クロックとなる
ドットクロックを分周してPLL制御回路への基準クロ
ックを生成する分周回路と、分周回路の動作を一時的に
停止させるパルスを発生するパルス発生回路と、PLL
制御回路への基準クロックの位相を位相差測定回路によ
り測定したビーム検出信号の位相差に応じて独立に制御
する制御部とを有する構成を備えている。
【0009】これにより、副走査方向のレジストレーシ
ョンずれを高精度に補正することができるカラー画像形
成装置が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のカラー
画像形成装置は、複数のレーザ走査ユニットを備えるカ
ラー画像形成装置であって、複数のレーザ走査ユニット
に備えた回転多面鏡で偏向されたレーザビームを受光し
て発生する各々のビーム検出信号の位相差を測定する位
相差測定回路と、回転多面鏡を回転させる回転多面鏡駆
動モータの回転制御を行うPLL制御回路と、画素デー
タ処理を行う際の基本クロックとなるドットクロックを
分周してPLL制御回路への基準クロックを生成する分
周回路と、分周回路の動作を一時的に停止させるパルス
を発生するパルス発生回路と、PLL制御回路への基準
クロックの位相を位相差測定回路により測定したビーム
検出信号の位相差に応じて独立に制御する制御部とを有
することとしたものであり、PLL制御回路への基準ク
ロックのデューティをドットクロックを基準として一時
的に変化させ、結果的に上記基準クロックの位相をドッ
トクロックの精度で高精度に変化させ、回転多面鏡駆動
モータの回転位相を高精度に変化させ、ビーム検出信号
の位相を高精度に変化させるという作用を有する。
【0011】請求項2に記載のカラー画像形成装置は、
請求項1に記載のカラー画像形成装置において、制御部
は、複数のビーム検出信号のうちの特定の1つを基準ビ
ーム検出信号とし、基準ビーム検出信号に対する各ビー
ム検出信号の位相を遅らせる方向に制御することで、各
ビーム検出信号の位相を基準ビーム検出信号に一致させ
ることとしたものであり、各ビーム検出信号の位相は基
準ビーム検出信号に高精度に一致するという作用を有す
る。
【0012】請求項3に記載のカラー画像形成装置は、
請求項1又は2に記載のカラー画像形成装置において、
位相差測定回路は、ドットクロックを位相差測定のため
のクロックとして使用することとしたものであり、ドッ
トクロックの精度で基準ビーム検出信号と各ビーム検出
信号との位相差が測定され、その結果、その位相差に対
応するワンショットパルスをPLL制御回路への基準ク
ロックを生成するドットクロック分周回路に入力し、回
転多面鏡駆動モータの回転位相を制御することで、ドッ
トクロックの精度でビーム検出信号の位相差が制御され
るという作用を有する。
【0013】請求項4に記載のカラー画像形成装置は、
請求項1乃至3のいずれか1に記載のカラー画像形成装
置において、パルス発生回路は、ドットクロックをもと
にしてパルスを発生させることとしたものであり、ドッ
トクロックの精度で分周回路の動作が停止され、PLL
制御回路に入力する基準クロックの位相がドットクロッ
クの精度で制御され、その結果、制御対象とするビーム
検出信号の位相差がドットクロックの精度で制御される
という作用を有する。
【0014】請求項5に記載のカラー画像形成装置は、
請求項1乃至4のいずれか1に記載のカラー画像形成装
置において、複数の画像形成部で形成され、画像搬送部
に順次転写される各色のレジストレーション補正用パタ
ーンを検出する色ずれ検出回路を備え、制御部は、レジ
ストレーション補正用パターンにより求められたレジス
トレーション補正用データを不揮発性メモリに記憶させ
ることとしたものであり、レジストレーション補正を不
揮発性メモリに記憶されたデータに基づいて行うこと
で、色ずれ検出の処理回数が削減されるという作用を有
する。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図13を用いて説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1によるカラー画
像形成装置について、図1〜図9を用いて説明する。
【0016】図1は、本発明の実施の形態1によるカラ
ー画像形成装置のレーザ走査ユニット駆動回路を示すブ
ロック図である。
【0017】図1において、9はCPU(制御部)、1
0は位相差測定回路、11、12、13、14はそれぞ
れブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各画像形成
ステーションの露光装置(図示せず)に対応するレーザ
走査ユニット、31、32、33、34はレーザビーム
21、22、23、24を受光してビーム検出信号4
1、42、43、44を出力する光センサ、51、5
2、53、54は回転多面鏡駆動モータ(図示せず)を
回転制御するPLL制御回路、61はドットクロックD
CLKを発生するクロック発生回路、71、72、7
3、74はドットクロックDCLKを分周する分周回
路、81、82、83、84は分周回路71、72、7
3、74の動作を一時的に停止させるパルスを発生する
パルス発生回路、DBはデータバスである。
【0018】このように構成されたレーザ走査ユニット
駆動回路について、その機能等を説明する。
【0019】ビーム検出信号41〜44は、各々のレー
ザ走査ユニット11〜14に備わる回転多面鏡(図示せ
ず)で偏向されたレーザビーム21〜24を光センサ3
1〜34で受光して発生する信号である。レーザ走査ユ
ニット11〜14内には、回転多面鏡駆動モータの回転
速度を検出するホール素子(図示せず)が備えられ、そ
のホール素子からの周波数信号FG1〜FG4がPLL
(フェーズ・ロックト・ループ、Phase−Lock
ed Loop)制御回路51〜54に入力されてい
る。また、PLL制御回路51〜54には、クロック発
生器61からのドットクロックDCLKを分周回路71
〜74で分周した基準クロックPCK1〜PCK4が入
力されている。PLL制御回路51〜54は、それぞれ
入力される基準クロックPCK1〜PCK4と周波数信
号FG1〜FG4とに基づいて、レーザ走査ユニット1
1〜14内に備えられた回転多面鏡駆動モータの駆動回
路(図示せず)をPLL制御し、回転多面鏡駆動モータ
を一定速度で回転させるようになっている。パルス発生
回路81〜84は、CPU9からそれぞれ独立に設定さ
れた期間分のワンショットパルスを発生させる。ワンシ
ョットパルスの長さ(有効期間)は、ドットクロックD
CLKの周期の整数倍で設定できる。ワンショットパル
スは、分周回路71〜74の分周動作を禁止するディセ
ーブル(Disable)信号として分周回路71〜7
4に入力される。位相差測定回路10は、CPU9から
設定された基準とするビーム検出信号(基準ビーム検出
信号)に対する各ビーム検出信号の位相差をドットクロ
ックDCLKをサンプリングクロックとして測定する。
位相差測定回路10で測定された基準ビーム検出信号に
対する各ビーム検出信号の位相差は、データバスDBを
介してCPU9に入力され、さらに、位相の制御対象と
なるビーム検出信号の基準ビーム検出信号に対する位相
差に対応する期間分だけ分周回路71〜74の分周動作
が停止するように、所定の値がデータバスDBを介して
CPU9からパルス発生回路81〜84に対して設定さ
れる。
【0020】次に、図1のレーザ走査ユニット駆動回路
について、その動作を図2〜図8を用いて説明する。図
2(a)、(b)、(c)、(d)は基準クロックPC
K1、PCK2、PCK3、PCK4を示すタイミング
図であり、図3(a)、(b)、(c)、(d)はビー
ム検出信号41、42、43、44を示すタイミング
図、図4(a)、(b)、(c)、(d)は位相差測定
回路10における信号を示すタイミング図、図5
(a)、(b)、(c)は位相補正動作を示すタイミン
グ図、図6(a)、(b)、(c)は同じく位相補正動
作を示すタイミング図、図7(a)、(b)、(c)、
(d)は補正後の基準クロックPCK1、PCK2、P
CK3、PCK4を示すタイミング図、図8(a)、
(b)、(c)、(d)は補正後のビーム検出信号を示
すタイミング図、図9(a)、(b)、(c)、(d)
は画像書込みタイミング信号を示すタイミング図であ
る。
【0021】ビーム検出信号の位相差を補正する前の状
態では、回転多面鏡駆動モータは、回転数検出信号FG
1〜FG4と回転多面鏡駆動モータ用基準クロックPC
K1〜PCK4とに基づいてPLL制御を行うことで、
回転数が一定になるように制御される。しかしながら、
回転数を検出するホール素子の取付け誤差や、回転多面
鏡の取付け誤差等により、PLL制御のみでは、各回転
多面鏡駆動モータの回転数を一致させることはできて
も、回転多面鏡の反射面方向の同期をとることはできな
い。従って、回転多面鏡駆動モータ用基準クロックPC
K1〜PCK4を図2に示すように同一の位相でPLL
制御回路51〜54に供給しても、回転多面鏡により走
査されるレーザビームを受光して得られるビーム検出信
号41〜44は、位相が一致せず、図3に示すように位
相がずれた状態となっている。
【0022】このような状態で、最初に、CPU9は、
位相差測定回路10に対し、ブラックに対応する画像形
成ステーションの露光装置(図示せず)に対応するレー
ザ走査ユニット11から出力されるビーム検出信号41
を基準ビーム検出信号に設定し、位相差測定回路10
は、基準ビーム検出信号41とシアン、マゼンタ、イエ
ローにそれぞれ対応するビーム検出信号42、43、4
4との位相差T1、T2、T3を測定する。
【0023】図4は位相差測定回路10の動作を示す。
ここで、説明を簡単にするために、イエローに対応する
ビーム検出信号44と基準ビーム検出信号41との位相
差を測定する場合について説明する。図4において、ビ
ーム検出信号41を基準にしてビーム検出信号44の位
相差を測定する場合、ドットクロックDCLKを基にし
て、位相差がカウントされる。その場合、図4(b)の
ビーム検出信号44がアクティブ(Low)になったと
きの最初のドットクロックDCLKの立ち上がりエッジ
(点A)にて、位相差測定回路10のカウント動作を開
始し、図4(c)のビーム検出信号41がアクティブ
(Low)になったときの最初のドットクロックDCL
Kの立ち上がりエッジ(点B)にて位相差測定回路10
のカウント動作を終了し、その位相差カウント値“5”
を保持する。このようにして、位相差測定回路10は、
基準とするビーム検出信号41に対するビーム検出信号
44の時間的ずれ量(位相差)を測定できる。この位相
差を測定するときのサンプリングクロックは、画素デー
タ処理を行う際の基本クロックとなるドットクロックD
CLKを用いているので、各測定値はドットクロックD
CLKのカウント数分により決定される。
【0024】ここで、ビーム検出信号44の位相を基準
ビーム検出信号41の位相に一致させるためには、ビー
ム検出信号44の位相を測定した位相差カウント値
“5”に対応する期間だけ遅れさせればよい。従って、
パルス発生回路84は、測定した位相差カウント値
“5”に相当する期間だけワンショットパルスを発生
し、分周回路74の動作を一時的に停止することによ
り、PLL制御回路54への基準クロックPCK4の位
相をドットクロックDCLKの“5”カウント分だけ遅
らせることが出来る。
【0025】ここで、シアン、マゼンタ、イエローに対
応するビーム検出信号42、43、44と基準ビーム検
出信号41との位相差の測定結果が、ドットクロックD
CLKをサンプリングクロックとして、それぞれ10カ
ウント、20カウント、5カウントであった場合につい
て、シアン、マゼンタ、イエローに対応するビーム検出
信号の位相補正動作をさらに詳しく説明する。
【0026】シアンに対応するパルス発生回路82が、
ドットクロックの周期Tに相当するワンショットパルス
を所定の間隔で10回出力するように、CPU9は、パ
ルス発生回路82に設定する。このとき、分周回路72
は、ワンショットパルス(ドットクロックの周期T)が
出力されている期間は分周動作が禁止されるので、1回
目のワンショットパルス出力後においては、図5(b)
に示すようにPLL制御回路52に入力される基準クロ
ックPCK2は位相がTだけずれた状態になる。この動
作を10回繰返すことにより、図6(b)に示すように
トータルで10Tに相当する期間分(図7(b)のT1
の期間)、基準クロックPCK2の位相がずれる。
【0027】PLL制御回路52は、基準クロックPC
K2に周波数信号FG2を同期させるため、回転多面鏡
駆動モータの回転速度を一時的に低下させ、周波数信号
FG2の周波数が一時的に低下するが、PLL制御の結
果、図8(b)に示すようにビーム検出信号42の位相
がずれる。従って、基準クロックPCK2が10Tに相
当する期間分(図7(b)のT1の期間)だけ位相がず
れるので、ビーム検出信号42の位相も10Tに相当す
る期間分(図8(b)のT1の期間)だけ位相がずれ、
結果として図8(a)の基準ビーム検出信号41に位相
が一致する。
【0028】マゼンタに対応するパルス発生回路83
が、ドットクロックの周期Tに相当するワンショットパ
ルスを所定の間隔で20回出力するように、CPU9
は、パルス発生回路83に設定する。このとき、分周回
路73は、ワンショットパルス(ドットクロックの周期
T)が出力されている期間は分周動作が禁止されるの
で、1回目のワンショットパルス出力後においては、上
記の動作と同様にPLL制御回路53に入力される基準
クロックPCK3は、位相がTだけずれた状態になる。
この動作を20回繰返すことにより、トータルで20T
に相当する期間分(図7(c)のT2の期間)、基準ク
ロックPCK3の位相がずれる。
【0029】PLL制御回路53は、基準クロックPC
K3に周波数信号FG3を同期させるため、回転多面鏡
駆動モータの回転速度を一時的に低下させ、周波数信号
FG3の周波数が一時的に低下するが、PLL制御の結
果、ビーム検出信号43の位相が図8(c)に示すよう
にずれる。従って、基準クロックPCK3が20Tに相
当する期間分(図7(c)のT2の期間)だけ位相がず
れるので、ビーム検出信号43の位相も20Tに相当す
る期間分(図8(c)のT2の期間)だけ位相がずれ、
結果として基準ビーム検出信号41に位相が一致する。
【0030】イエローに対応するパルス発生回路84
が、ドットクロックの周期Tに相当するワンショットパ
ルスを所定の間隔で5回出力するように、CPU9は、
パルス発生回路84に設定する。このとき、分周回路7
4は、ワンショットパルス(ドットクロックの周期T)
が出力されている期間は分周動作が禁止されるので、1
回目のワンショットパルス出力後においては、上記の動
作と同様にPLL制御回路54に入力される基準クロッ
クPCK4は位相がTだけずれた状態になる。この動作
を5回繰返すことにより、トータルで5Tに相当する期
間分(図7(d)のT3の期間)、基準クロックPCK
4の位相がずれる。
【0031】PLL制御回路54は、基準クロックPC
K4に周波数信号FG4を同期させるため、回転多面鏡
駆動モータの回転速度を一時的に低下させ、周波数信号
FG4の周波数が一時的に低下するが、PLL制御の結
果、ビーム検出信号44の位相が図8(d)に示すよう
にずれる。従って、基準クロックPCK4が5Tに相当
する期間分(図7(d)のT3の期間)だけ位相がずれ
るので、ビーム検出信号44の位相も5Tに相当する期
間分(図8(d)のT3の期間)だけ位相がずれ、結果
として基準ビーム検出信号41に位相が一致する。
【0032】以上のように、PLL制御回路52〜54
に入力する基準クロックPCK2〜PCK4の位相を図
7のようにずらすことで、シアン、マゼンタ、イエロー
に対応するビーム検出信号42〜44の位相を図8に示
すように基準としたブラックに対応するビーム検出信号
41に一致させることができる。
【0033】上記の場合、何らかの理由で、基準とした
ビーム検出信号に位相が一致しない場合であっても、位
相差測定回路10で再度、位相差を測定し、上記と同様
の動作を繰返すことで、基準ビーム検出信号に位相を一
致させることができる。また、上記の例では、ブラック
に対応するビーム検出信号を基準にしたが、いずれのビ
ーム検出信号が基準に設定されても、前述したような動
作により各ビーム検出信号の位相を一致させることがで
きる。
【0034】ところで、ビーム検出信号の位相差を測定
するときのサンプリングクロックは、画素データ処理を
行う際の基本クロックとなるドットクロックDCLKを
用いているので、各測定値は、ドットクロックDCLK
のカウント数分により決定され、さらに、各測定値に応
じて出力されるワンショットパルスの長さは、ドットク
ロックを基にして、生成される。これは、図9に示すよ
うに、ビーム検出信号を基にして、主走査方向の画像書
込みタイミング信号が生成されるため、ビーム検出信号
の位相をずらす場合には、主走査方向の画像書込みタイ
ミング信号の出力タイミングもずれるので、その時間的
ずれ量を画素データ処理の基本クロックとなるドットク
ロックの整数倍にすることにより、データ処理が行いや
すいからである。
【0035】また、上記においては、ワンショットパル
スの長さをドットクロックの周期Tにして、位相差の測
定値に相当するカウント回数分だけワンショットパルス
を出力する場合を示したが、これに限定するものでもな
く、ワンショットパルスの長さをドットクロックの周期
Tのn倍(nは1以上の整数)に設定し、(位相差の測
定値に相当するカウント回数)/n回(だたし少数点以
下切り捨て)だけワンショットパルスを出力してもよ
い。例えば、位相差の測定値が7カウントの場合、ワン
ショットパルスの長さを3T(T:位相差を測定すると
きのサンプリングクロックの周期、ここではドットクロ
ック周期)として、2回だけワンショットパルスを出力
してもよい。この場合、少数点以下を切り捨てたために
多少の位相差の誤差が発生するが、無視しても差し支え
ない。
【0036】以上のように本実施の形態によれば、各々
のビーム検出信号の位相差を測定する位相差測定回路1
0と、画素データ処理を行う際の基本クロックとなるド
ットクロックを分周してPLL制御回路51〜54への
基準クロックを生成する分周回路71〜74と、分周回
路71〜74の動作を一時的に停止させるパルスを発生
するパルス発生回路81〜84と、PLL制御回路51
〜54への基準クロックの位相を位相差測定回路により
測定したビーム検出信号の位相差に応じて独立に制御す
る制御部9とを設けたことにより、PLL制御回路51
〜54への基準クロックPCK1〜PCK4のデューテ
ィをドットクロックDCLKを基準として一時的に変化
させることができるので、結果的に基準クロックPCK
1〜PCK4の位相をドットクロックDCLKの精度で
高精度に変化させることができ、回転多面鏡駆動モータ
の回転位相を高精度に変化させることができ、ビーム検
出信号の位相を高精度に変化させることができる。
【0037】(実施の形態2)図10は、本発明の実施
の形態2によるカラー画像形成装置のレーザ走査ユニッ
ト駆動回路を示すブロック図である。
【0038】図10において、101は色ずれ検出回
路、102は不揮発性メモリ、103は画像書込みタイ
ミング信号生成回路であり、これらを有するところが図
1のレーザ走査ユニット駆動回路と異なる点である。色
ずれ検出回路101、不揮発性メモリ102、画像書込
みタイミング信号生成回路103以外の構成は図1と同
じであるので、説明は省略する。
【0039】このように構成されたレーザ走査ユニット
駆動回路について、その機能等を説明する。
【0040】色ずれ検出回路101は、露光ユニット、
現像ユニット等を有する各色の画像形成部(図示せず)
で形成され、画像搬送部(中間転写体)に順次転写され
る各色のレジストレーション補正用パターンを検出する
もので、検出したレジストレーション補正用パターンの
画像データを入力したCPU(制御部)9は、各色毎の
色ずれ(位置ずれ)量を演算して求める。不揮発性メモ
リ102としては、好ましくはEEPROM(電気的書
込み、消去可能なROM)あるいはフラッシュメモリ等
が使用されるが、電源をOFFしてもデータが消失しな
いメモリであればどのようなメモリを使用してもよく、
また、バックアップ電池により電源をOFFしてもデー
タが消失しないようにしてあれば、SRAM等のメモリ
を使用しても良い。不揮発性メモリ102には、色ずれ
検出回路101により検出された色ずれ(位置ずれ)量
を記憶しておき、色ずれ処理動作を行う場合に不揮発性
メモリ102に記憶しておいた色ずれ(位置ずれ)量を
CPU9が読み出し、色ずれ補正値として使用する。
【0041】次に、図10のレーザ走査ユニット駆動回
路について、その動作を図11〜図13を用いて説明す
る。図11はビーム検出信号の位相制御の処理を示すフ
ローチャートであり、図12は色ずれ検出・補正の処理
を示すフローチャート、図13は全体処理を示すフロー
チャートである。
【0042】まず、図11フローチャートを用いて、各
ビーム検出信号の位相を一致させる処理を説明する。各
ビーム検出信号の位相を一致させるのは、画像書込みタ
イミング信号がビーム検出信号をもとに生成されるの
で、ビーム検出信号の時間的ずれに起因して感光体に対
する露光位置がずれ、副走査方向の色ずれとなる要因の
一つを、次の処理で行う色ずれ検出の処理において除い
ておくためである。ただし、画像形成部や画像搬送部の
機械的取付け誤差によって生じる副走査方向の色ずれ要
因は残存する。
【0043】各ビーム検出信号の位相を一致させる処理
を行うため、まず各PLL制御回路51〜54の基準ク
ロックPCK1〜PCK4をONし、各回転多面体駆動
モータを回転させる(S1)。各回転多面体駆動モータ
の回転が安定した後、各レーザ走査ユニット内のレーザ
を点灯させる(S2)と、各レーザ走査ユニット内の光
センサがレーザビームを受光して主走査方向の画像書込
みタイミング信号のもとになるビーム検出信号を出力す
る。各分周回路71〜74から出力される基準クロック
PCK1〜PCK4は、PLL制御回路51〜54へ同
一位相で供給され、PLL制御を行うことで、各回転多
面体駆動モータの回転数が一定になるように制御される
が、この段階では、ビーム検出信号41〜44の位相は
一致していない。
【0044】このような状態で、位相差測定回路10
は、ブラックに対応するレーザ走査ユニット11から出
力されるビーム検出信号41を基準に設定し(S3)、
各ビーム検出信号42〜44との位相差を測定し(S
4)、その測定値をCPU9内の一時的記憶回路(図示
せず)に記憶する。CPU9は、測定した各位相差デー
タに基づいて所定の回数分だけワンショットパルスを発
生するようにパルス発生回路82〜84に設定し、分周
回路72〜74から出力されるPLL制御回路52〜5
4への基準クロックPCK2〜PCK4の位相をずら
し、各ビーム検出信号42〜44の位相を、ブラックに
対応するビーム検出信号41に一致させる(S5)。次
に、CPU9内の一時的記憶回路に記憶されていた位相
差の測定値を不揮発性メモリ102に書き込む(S
6)。
【0045】次に、副走査方向の色ずれ補正処理につい
て図12のフローチャートを用いて説明する。ここで、
まず、前述した各ビーム検出信号の位相を一致させる処
理(図11のステップ1からステップ5までの処理)を
行うため、不揮発性メモリ102からビーム検出信号の
位相差データを読み込み(S11)、前述と同様の動作
にて、基準ビーム検出信号41に対して、各ビーム検出
信号42〜44を一致させる(S12)。次に、色ずれ
検出回路101は、各色の画像形成部で形成され、画像
搬送部に順次転写される各色のレジストレーション補正
用パターンを検出し(S13)、各色毎の色ずれ(位置
ずれ)量をCPU9により演算して求め、副走査方向の
色ずれ(位置ずれ)量を、副走査方向1ラインに換算し
て、何ライン分に相当するかを算出する(S14)。例
えば、ブラックを基準にしてシアンが2.5ライン分、
マゼンタが1.2ライン分、イエローが0.3ライン
分、副走査方向に時間的に遅れる方向にずれていたとす
る。この場合、1ライン以上の副走査方向位置ずれ(色
ずれ)については、画像書込みタイミング信号生成回路
103により副走査方向の画像書込みタイミング信号と
なる垂直方向サイズ信号(以下、「Vサイズ信号」と称
す)v1〜v4の出力タイミングで補正を行い、1ライ
ン未満の副走査方向位置ずれ(色ずれ)については、主
走査方向の画像書込みタイミング信号となる水平方向サ
イズ信号(以下、「Hサイズ信号」と称す)h1〜h4
の出力タイミングで補正を行う。Hサイズ信号h1〜h
4は、ビーム検出信号をもとに生成されるので、1ライ
ン未満の副走査方向位置ずれ(色ずれ)は、ビーム検出
信号の位相を制御することで行うことが出来る。
【0046】そこで、上記の例の場合では、シアンに対
して2ライン分、マゼンタに対して1ライン分、イエロ
ーに対して0ライン分、Vサイズ信号v2〜v4の出力
タイミングを時間的に遅らせる方向にずらすことで、副
走査方向1ライン以上の色ずれ補正を行い(S15)、
その後、シアンに対して0.5ライン分、マゼンタに対
して0.2ライン分、イエローに対して0.3ライン分
に相当する時間分だけビーム検出信号42〜44の位相
をずらすことで、Hサイズ信号h2〜h4の出力タイミ
ングをずらし、副走査方向1ライン未満の色ずれ補正を
行う(S16)。つまり、ポリゴンミラーの1走査(1
ライン)あたりの周期を400μsecとすれば、シア
ンに対しては200μsec、マゼンタに対して80μ
sec、イエローに対して120μsecだけ、ビーム
検出信号の位相をずらすことになる。また、前述のステ
ップ12の処理において、ビーム検出信号の位相を一致
させるために、シアンに対して0.1ライン分、マゼン
タに対して0.2ライン分、イエローに対して0.3ラ
イン分に相当する時間分だけビーム検出信号の位相を遅
らせたとすると、ビーム検出信号の位相に関しては、ス
テップ16の処理とあわせ、シアンに対して0.6ライ
ン分、マゼンタに対して0.4ライン分、イエローに対
して0.6ライン分に相当する時間分だけ位相をずらし
たことになる。つまり、ステップ12で処理した位相差
とステップ16で処理した位相差の和及び副走査方向1
ライン以上の色ずれ補正値をCPU9により求め、最終
的なビーム検出信号の位相補正量として、不揮発性メモ
リ102に書き込む(S17)。
【0047】次に、副走査方向の色ずれ検出・補正処理
について、全体の処理フローを図13のフローチャート
を用いて説明する。まず、色ずれ検出・補正処理をすで
に終了しているかどうかを判断し(S21)、まだ、色
ずれ検出・補正処理を行っていないならば、前述のステ
ップ1〜ステップ6及びステップ11〜ステップ17ま
での処理を行う(S24)。すでに色ずれ検出・補正処
理を行った後であれば、不揮発性メモリ102から位相
補正データを読み込み(S22)、CPU9が、対応す
るパルス発生回路81〜84のいずれかに位相補正デー
タを設定することにより、ビーム検出信号の位相を所定
の位相関係に制御し、また画像書込みタイミング信号生
成回路103に対し、Vサイズ信号の出力タイミングを
制御することで、副走査方向の色ずれ補正動作を行う
(S23)。以上のように、一度、色ずれ検出・補正の
処理(ステップ1〜ステップ6及びステップ11〜ステ
ップ17までの処理)を行えば、次回からは不揮発性メ
モリ102から補正データを読み込むだけで、補正処理
23を行えばよく、処理の短縮化が図れる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載のカラー画像形成装置によれば、複数のレーザ走査
ユニットを備えるカラー画像形成装置であって、複数の
レーザ走査ユニットに備えた回転多面鏡で偏向されたレ
ーザビームを受光して発生する各々のビーム検出信号の
位相差を測定する位相差測定回路と、回転多面鏡を回転
させる回転多面鏡駆動モータの回転制御を行うPLL制
御回路と、画素データ処理を行う際の基本クロックとな
るドットクロックを分周してPLL制御回路への基準ク
ロックを生成する分周回路と、分周回路の動作を一時的
に停止させるパルスを発生するパルス発生回路と、PL
L制御回路への基準クロックの位相を位相差測定回路に
より測定したビーム検出信号の位相差に応じて独立に制
御する制御部とを有することにより、PLL制御回路へ
の基準クロックのデューティをドットクロックを基準と
して一時的に変化させることができ、結果的に上記基準
クロックの位相をドットクロックの精度で高精度かつ独
立に変化させることができるので、回転多面鏡駆動モー
タの回転位相を高精度に変化させることができ、ビーム
検出信号の位相を高精度に変化させることができ、これ
により副走査方向のレジストレーションずれを高精度に
補正することができるという有利な効果が得られる。
【0049】請求項2に記載のカラー画像形成装置によ
れば、請求項1に記載のカラー画像形成装置において、
制御部は、複数のビーム検出信号のうちの特定の1つを
基準ビーム検出信号とし、基準ビーム検出信号に対する
各ビーム検出信号の位相を遅らせる方向に制御すること
で、各ビーム検出信号の位相を基準ビーム検出信号に一
致させることにより、各ビーム検出信号の位相を基準ビ
ーム検出信号に高精度に一致させることができるので、
画像書込み体信号の位相を高精度に一致させて副走査方
向のレジストレーションずれを高精度に補正することが
できるという有利な効果が得られる。
【0050】請求項3に記載のカラー画像形成装置によ
れば、請求項1又は2に記載のカラー画像形成装置にお
いて、位相差測定回路は、ドットクロックを位相差測定
のためのクロックとして使用することにより、位相差測
定のためのクロックを別途設ける必要がなく、ハードウ
ェア資源の削減を図ることができるという有利な効果が
得られる。また、ドットクロックの精度で基準ビーム検
出信号と各ビーム検出信号との位相差が測定され、その
結果、その位相差に対応するワンショットパルスをPL
L制御回路への基準クロックを生成するドットクロック
分周回路に入力し、回転多面鏡駆動モータの回転位相を
ドットクロックの精度で制御することができるで、ドッ
トクロックの精度でビーム検出信号の位相差を制御する
ことができるという有利な効果が得られる。さらに、基
準クロックの位相遅れはドットクロックの正数倍となる
ので、画像データ処理を同期化により容易化することが
できるという有利な効果が得られる。
【0051】請求項4に記載のカラー画像形成装置によ
れば、請求項1乃至3のいずれか1に記載のカラー画像
形成装置において、パルス発生回路は、ドットクロック
をもとにしてパルスを発生させることにより、位相差測
定のためのクロックを別途設ける必要がなく、ハードウ
ェア資源の削減を図ることができるという有利な効果が
得られる。また、ドットクロックの精度で基準ビーム検
出信号と各ビーム検出信号との位相差が測定され、その
結果、その位相差に対応するワンショットパルスをPL
L制御回路への基準クロックを生成するドットクロック
分周回路に入力し、回転多面鏡駆動モータの回転位相を
ドットクロックの精度で制御することができるで、ドッ
トクロックの精度でビーム検出信号の位相差を制御する
ことができるという有利な効果が得られる。さらに、基
準クロックの位相遅れはドットクロックの正数倍となる
ので、画像データ処理を同期化により容易化することが
できるという有利な効果が得られる。
【0052】請求項5に記載のカラー画像形成装置は、
請求項1乃至4のいずれか1に記載のカラー画像形成装
置において、複数の画像形成部で形成され、画像搬送部
に順次転写される各色のレジストレーション補正用パタ
ーンを検出する色ずれ検出回路を備え、制御部は、レジ
ストレーション補正用パターンにより求められたレジス
トレーション補正用データを不揮発性メモリに記憶させ
ることにより、レジストレーション補正を不揮発性メモ
リに記憶されたデータに基づいて行うことができるで、
色ずれ検出の処理回数が削減され、処理の高速化を図る
ことができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるカラー画像形成装
置のレーザ走査ユニット駆動回路を示すブロック図
【図2】(a)基準クロックPCK1を示すタイミング
図 (b)基準クロックPCK2を示すタイミング図 (c)基準クロックPCK3を示すタイミング図 (d)基準クロックPCK4を示すタイミング図
【図3】(a)ビーム検出信号を示すタイミング図 (b)ビーム検出信号を示すタイミング図 (c)ビーム検出信号を示すタイミング図 (d)ビーム検出信号を示すタイミング図
【図4】(a)位相差測定回路における信号を示すタイ
ミング図 (b)位相差測定回路における信号を示すタイミング図 (c)位相差測定回路における信号を示すタイミング図 (d)位相差測定回路における信号を示すタイミング図
【図5】(a)位相補正動作を示すタイミング図 (b)位相補正動作を示すタイミング図 (c)位相補正動作を示すタイミング図
【図6】(a)位相補正動作を示すタイミング図 (b)位相補正動作を示すタイミング図 (c)位相補正動作を示すタイミング図
【図7】(a)補正後の基準クロックPCK1を示すタ
イミング図 (b)補正後の基準クロックPCK2を示すタイミング
図 (c)補正後の基準クロックPCK3を示すタイミング
図 (d)補正後の基準クロックPCK4を示すタイミング
【図8】(a)補正後のビーム検出信号を示すタイミン
グ図 (b)補正後のビーム検出信号を示すタイミング図 (c)補正後のビーム検出信号を示すタイミング図 (d)補正後のビーム検出信号を示すタイミング図
【図9】(a)画像書込みタイミング信号を示すタイミ
ング図 (b)画像書込みタイミング信号を示すタイミング図 (c)画像書込みタイミング信号を示すタイミング図 (d)画像書込みタイミング信号を示すタイミング図
【図10】本発明の実施の形態2によるカラー画像形成
装置のレーザ走査ユニット駆動回路を示すブロック図
【図11】ビーム検出信号の位相制御の処理を示すフロ
ーチャート
【図12】色ずれ検出・補正の処理を示すフローチャー
【図13】全体処理を示すフローチャート
【符号の説明】
11、12、13、14 レーザ走査ユニット 31、32、33、34 光センサ 51、52、53、54 PLL制御回路 61 クロック発生器 71、72、73、74 分周回路 81、82、83、84 パルス発生回路 9 CPU(制御部) 10 位相差測定回路 101 色ずれ検出回路 102 不揮発性メモリ 103 画像書込みタイミング信号生成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/14 G03G 21/00 372 5C072 H04N 1/113 H04N 1/04 104A Fターム(参考) 2C262 AA05 AA17 AB15 FA03 FA06 FA10 GA04 GA36 GA40 GA46 2C362 BA08 BA34 BA39 BA50 BA52 BA70 BA71 BB34 BB37 BB46 CA18 CA23 CA39 2H027 DA23 DA32 DE02 EB04 EB06 EC03 EC06 ED06 EE01 EE04 2H030 AA01 AB02 AD17 BB02 BB16 BB42 2H045 AA52 CB33 DA14 DA31 5C072 AA03 BA19 HA02 HA13 HB01 HB13 QA14 QA17 XA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のレーザ走査ユニットを備えるカラー
    画像形成装置であって、複数のレーザ走査ユニットに備
    えた回転多面鏡で偏向されたレーザビームを受光して発
    生する各々のビーム検出信号の位相差を測定する位相差
    測定回路と、前記回転多面鏡を回転させる回転多面鏡駆
    動モータの回転制御を行うPLL制御回路と、画素デー
    タ処理を行う際の基本クロックとなるドットクロックを
    分周して前記PLL制御回路への基準クロックを生成す
    る分周回路と、前記分周回路の動作を一時的に停止させ
    るパルスを発生するパルス発生回路と、前記PLL制御
    回路への基準クロックの位相を前記位相差測定回路によ
    り測定したビーム検出信号の位相差に応じて独立に制御
    する制御部とを有することを特徴とするカラー画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】前記制御部は、複数のビーム検出信号のう
    ちの特定の1つを基準ビーム検出信号とし、前記基準ビ
    ーム検出信号に対する各ビーム検出信号の位相を遅らせ
    る方向に制御することで、各ビーム検出信号の位相を前
    記基準ビーム検出信号に一致させることを特徴とする請
    求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記位相差測定回路は、ドットクロックを
    位相差測定のためのクロックとして使用することを特徴
    とする請求項1又は2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記パルス発生回路は、ドットクロックを
    もとにしてパルスを発生させること特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか1に記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】複数の画像形成部で形成され、画像搬送部
    に順次転写される各色のレジストレーション補正用パタ
    ーンを検出する色ずれ検出回路を備え、前記制御部は、
    前記レジストレーション補正用パターンにより求められ
    たレジストレーション補正用データを不揮発性メモリに
    記憶させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    1に記載のカラー画像形成装置。
JP10318732A 1998-11-10 1998-11-10 カラー画像形成装置 Pending JP2000141750A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10318732A JP2000141750A (ja) 1998-11-10 1998-11-10 カラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10318732A JP2000141750A (ja) 1998-11-10 1998-11-10 カラー画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000141750A true JP2000141750A (ja) 2000-05-23

Family

ID=18102336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10318732A Pending JP2000141750A (ja) 1998-11-10 1998-11-10 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000141750A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1318212C (zh) * 2004-07-30 2007-05-30 深圳市东方宇之光电子科技有限公司 用于激光照排机中校正图像几何误差的方法及装置
US7471307B2 (en) 2005-05-06 2008-12-30 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and method of controlling same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1318212C (zh) * 2004-07-30 2007-05-30 深圳市东方宇之光电子科技有限公司 用于激光照排机中校正图像几何误差的方法及装置
US7471307B2 (en) 2005-05-06 2008-12-30 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and method of controlling same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4777410B2 (ja) 画像形成装置
JP2007249187A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US20060238850A1 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP2000141750A (ja) カラー画像形成装置
JP3067495B2 (ja) 画像形成装置
JP2006198999A (ja) 光ビーム走査装置、画像形成装置及び倍率誤差補正方法
JPH11238113A (ja) 画像入力装置
JPH07253553A (ja) 光走査制御装置
JP2002202648A (ja) 画像形成装置およびコントローラおよび画像形成エンジンおよび画像形成装置の制御方法およびコントローラの制御方法および画像形成エンジンの制御方法および記憶媒体
JP3454160B2 (ja) レーザビームプリンタレジストレーション調整装置
JP3458878B2 (ja) レーザビーム走査装置
US20100322646A1 (en) Information processing apparatus, image forming apparatus, and image processing method
JP4417697B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2001255478A (ja) カラー画像形成装置
JP2000241740A (ja) レーザ光式記録方法および装置
JP2001318503A (ja) 画像形成装置並びに画像形成装置の制御方法および記憶媒体
JP2004354626A (ja) 画像形成装置及び該装置における水平同期信号発生方法
JP3516154B2 (ja) レーザビーム走査光学系の走査速度補正方法
JP3689602B2 (ja) 画像形成装置
JP2000181178A (ja) 画像形成装置
JP2005033927A (ja) モータ駆動装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4630675B2 (ja) 画像形成装置及び画像倍率補正方法
JP2003154703A (ja) 画像形成装置
JP3452166B2 (ja) 光ビーム走査装置
JP2001162857A (ja) 画像形成装置